JP3710016B2 - データ転送装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ転送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
オーディオ機器、ビデオ機器、コンピュータ等の電気機器間でオーディオ信号やビデオ信号等の時系列のディジタルデータをデータパケットにて高速転送するためのインターフェース規格としてIEEE1394−1995規格が提案されている。IEEE1394−1995規格においては、それらの電気機器間がデイジチェーン(daisy chain)方式と分岐方式とでケーブル及びコネクタを用いて着脱自在に接続される。また、転送レートとして100Mbps,200Mbps及び400Mbpsのように複数の異なる転送レートが設定されている。
【0003】
個々の電気機器ではそれに備えられたデータ転送装置のインターフェース回路による転送能力レートによって実際に転送し得る最大転送レートが決定される。互いに接続される電気機器間で転送能力レートが異なる場合には、転送能力レートが低い電気機器の転送レートに転送能力レートの高い電気機器は合わせることになる。
【0004】
例えば、図1に示すように電気機器A〜Dがその順にデイジチェーン方式で接続され、電気機器A,B各々の転送能力レートSPDは200Mbps、電気機器Cの転送能力レートSPDは100Mbps、電気機器Dの転送能力レートSPDは400Mbpsであるならば、電気機器間の最大転送レートは電気機器A,B間では200Mbps、電気機器B,C間では100Mbps、電気機器C,D間では100Mbpsとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、電気機器、すなわちデータ転送装置間の接続はユーザによって行われるので、図1の接続例から分かるように、ユーザが各データ転送装置の転送能力レートを考慮して接続しなければ、高い転送能力レートを有効に利用した接続形態にならないことが考えられる。
【0006】
そこで、本発明の目的は、データ転送装置間を接続した場合にはその間の最大転送レートを決定することができるデータ転送装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のデータ転送装置は、予め定められた自己データ転送能力レートを有し、他のデータ転送装置との間でデータ転送を可能にするために他のデータ転送装置と着脱自在に接続可能にされたデータ転送装置であって、他のデータ転送装置が本転送装置に接続されたとき他のデータ転送装置のデータ転送能力レートを接続先転送能力レートとして検出する検出手段と、自己データ転送能力レートと接続先転送能力レートとを比較して小なる方の転送能力レートを接続装置間の最大転送レートとする比較手段と、前記自己データ転送能力レートを示す表示と前記最大転送レートを示す表示とを個別に行う複数の表示手段と、前記比較手段の比較結果に基づいて前記複数の表示手段における表示を制御する制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図2は本発明によるデータ転送装置を適用した電気機器の一部を示している。この電気機器のデータ転送装置は、他の2つの電気機器との接続を可能にするように2ポートにされており、そのために2つのコネクタジャック1,2を備えている。コネクタジャック1,2はIEEE1394−1995規格等のインターフェース規格のバス(図示せず)への接続を可能にするためものである。2つのコネクタジャック1,2にはインターフェース回路3を介してマイクロコンピュータ4が接続され、更に、マイクロコンピュータ4にはディジタルビデオディスクプレーヤ等の電気機器本体5が接続されている。マイクロコンピュータ4は電気機器本体5から出力された送信すべきデータをインターフェース回路3に中継供給し、インターフェース回路3はマイクロコンピュータ4から供給されるデータをコネクタジャック1又は2を介して外部に送信する。またインターフェース回路3はコネクタジャック1又は2を介して外部から転送されてきたデータを受信してマイクロコンピュータ4に供給し、マイクロコンピュータ4は電気機器本体5に受信データを供給する。マイクロコンピュータ4はデータ転送のためにインターフェース回路3及び電気機器本体5に対する制御動作を行なう。
【0009】
また、マイクロコンピュータ4には表示器6,7が接続されている。第1ポート用の表示器6はLED6a,6b,6cからなり、第2ポート用の表示器7はLED7a,7b,7cからなる。LED6a,7aは緑色に発光する緑LEDであり、LED6b,7bは黄色に発光する黄LED、LED6c,7cは赤色に発光する赤LEDである。また、表示器6,7はコネクタジャック毎に設けられ、コネクタジャック1,2にコネクタプラグが接続された状態で外部から視認できる表面位置に設けられている。図3はコネクタジャック1の前面縁部に設けられた3つのLED6a〜6cからなる表示器6を示している。なお、このコネクタジャック1の前面挿入部8にコネクタプラグが挿入される。
【0010】
インターフェース回路3の内部には図示しないレジスタが設けられている。そのレジスタにはデータ転送のための様々なデータが書き込まれる。図4はそのレジスタの記憶領域を示しており、その記憶領域には、少なくとも自己転送能力レートSPD、ポート毎の接続機器の有無、ポート毎の接続先の電気機器の転送能力レートSPD1,SPD2が書き込まれる。
【0011】
ここで、IEEE1394−1995規格のデータ転送プロトコルについて若干説明する。このプロトコルでは電気機器はノードと称され、各ノードには電気機器を互いに識別するためにノードIDが付けられる。また、各ノードはブランチノード及びリーフノードのいずれかとなる。すなわち、ブランチノードとは2つのノードに接続されたノードであり、リーフノードは1つのノードにだけ接続された末端のノードである。複数のノードが接続された状態においては電源投入時、1394バスにノードが追加接続された時、又はいずれかのノードがバスから外された時にバスリセット信号が発生する。このバスリセット信号は、1394バス上にあるいずれかのノードが接続又は非接続により生ずるバスの電圧レベル変化をハード的に検出するか、又はプロトコルからのホスト制御によるPHY制御により発生される。
【0012】
バスリセット信号発生後において、複数のノード間においてルートノードが新たに決定される。先ず、各ノードは自分がブランチノード及びリーフノードのいずれであるかを判断して、複数のノードの接続形態(トポロジ)が情報として検出される。
リーフノードと判断したノードはブランチノードに対して子ノードから親ノードへの通知を示す信号parent_notifyを送出する。信号parent_notifyを受けたノードはそのリーフノードに対して親ノードから子ノードへの通知を示す信号child_notifyを送出する。これによりリーフノードを含むノード間の親子関係が決定される。この時点で、ブランチノード間においては、信号parent_notify及びchild_notifyのいずれも受け取っていないので、親子関係が決まっていないことを認識して、信号parent_notifyを互いに送出する。互いに信号送出した2つのブランチノード各々は信号parent_notifyを受け取ったことを判断すると、互いに独立した時間を設定する。その設定時間が先に経過した一方のブランチノードは信号parent_notifyを他方のブランチノードに送出する。他方のブランチノードはその設定時間が経過しないうちに一方のブランチノードからの信号parent_notifyを受け取ったので、その2つのブランチノード間の親子関係は決定される。このようにして最後に親子関係が決定した2つのブランチノード間の親ノードがルートノードとなる。
【0013】
例えば、図5に示すようにノードA〜Fが接続されたトポロジの場合には、先ず、リーフノードA,E,Fが子ノードであることが決定される。リーフノードA,E,F各々のポートはpで示すように親ポートに相当し、それらリーフノードが接続されたブランチノードBの一方のポート及びブランチノードDの2つのポートはcで示すように子ポートに相当する。リーフノードE,Fの親ポートが決定された時点ではノードCは2つのポートのいずれも決定されていない場合、ブランチノードC,D間ではブランチノードDが先に信号parent_notifyをブランチノードCに送出することになる。よって、ブランチノードDの残りの1つのポートが親ポートpに相当し、ブランチノードCの一方のポートが子ポートcに相当する。図5の場合、ブランチノードB,C間ではブランチノードCが先に信号parent_notifyをブランチノードBに送出しており、ブランチノードCの他方のポートが親ポートpに相当し、ブランチノードBのポートが子ポートcに相当する。よって、ブランチノードBがルートノードとなる。
【0014】
このように各ノードの接続形態が認識されると、端末のノードから順に自己IDを示す自己IDパケットが他のノードに送出される。この送出処理においては、子ノードを接続したポート番号順に端末のリーフノードから若い番号(ノード番号0から)のノードIDが設定される。ルートノードが最も大きなノード番号のノードIDとなる。図5のトポロジの場合には、例えば、図6に示すようにノードID(0〜4)が設定され、若いノードIDのノードから自己IDパケットが各ノードに送出される。自己IDパケットには例えば、2ビットからなる自己転送能力レートが含まれる。
【0015】
この各ノードからの自己IDパケットの内容は上記したインターフェース回路3の内部レジスタに書き込まれる。IEEE1394−1995規格の場合、内部レジスタの記憶構造(レジスタマップ)は図7に示す通りである。すなわち、Phisical_IDは自己のIDを示し、Rは自分がルートであるか否かを示し、PSはIEEE1394用のケーブルのパワー状態を示し、RHBは次のバスリセット時にルートノードになろうとするかどうかを示す。またIBRはバスリセットを強制的に起こすか否かを示し、Gap_countはアービトレーションタイマの設定を示し、SPDは自己データ転送能力レート、EはENV以下の拡張レジスタを使用するか否かを示し、#Portは搭載しているポート数、Astat<n>はn番目のポートのTPA信号の状態、Bstat<n>はn番目のポートのTPB信号の状態、Ch<n>はn番目のポートが子ノードか否かを示し、Con<n>はn番目のポートにケーブルが接続されているか否かを示し、ENVはバックプレーンと接続されているか、ケーブルと接続されているかを示し、Reg_countはレジスタマップを更に拡張する場合の拡張分のレジスタ数である。更に、Reservedは予約となっている。このReservedの部分にポート毎の接続先の電気機器の転送能力レートが書き込まれる。しかしながら、このIEEE1394−1995規格の内部レジスタの記憶構造は複雑であるので、本発明の実施例の説明を簡単にするために内部レジスタは上記の図4に示した記憶構造であるとする。
【0016】
インターフェース回路3の内部レジスタには自己転送能力レートSPDは予め書き込まれているので、電源が投入されると、マイクロコンピュータ4は、図8に示すように、その内部レジスタから自己転送能力レートSPDを読み出し(ステップS1)、その自己転送能力レートSPDが100Mbps,200Mbps及び400Mbpのいずれであるかを判別する(ステップS2,S3)。SPD=100Mbpsの場合には緑LED6a,7aを緑色発光させ(ステップS4)、SPD=200Mbpsの場合には黄LED6b,7bを黄色発光させ(ステップS5)、SPD=400Mbpsの場合には赤LED6c,7cを赤色発光させる(ステップS6)。これにより、その電気機器自身が持っている転送能力レートが各コネクタジャックの表示器6,7によって表示される。
【0017】
例えば、コネクタジャック1にコネクタプラグが機械的に接続され、電気機器がケーブルによって他の電気機器と電気的に接続されると、いずれか一方の電気機器から他方の電気機器に対してバスリセット信号が生成される。このバスリセット信号が生じた後、上記した各ノード、すなわち電気機器毎の自己IDパケットの送出動作を経てインターフェース回路3の内部レジスタには自己転送能力レート、ポート毎の接続機器の有無及びポート毎の接続先電気機器の転送能力レートが書き込まれる。
【0018】
マイクロコンピュータ4は、送出された自己IDパケットに応じてインターフェース回路3の内部レジスタにデータが書き込まれると、図9に示すように、その内部レジスタの内容を読み出す(ステップS11)。そして、変数Nを1とし(ステップS12)、第Nポートは他の電気機器が接続されているか否かを判別する(ステップS13)。すなわち、第Nポートのコネクタジャックに対して、ケーブルの末端に接続されたコネクタプラグが接続され、それにより他の電気機器との接続が確立された状態であるか否かを判別するのである。
【0019】
内部レジスタのデータから第Nポートは他の電気機器が接続されていないと判別した場合には後述のステップS22に移行する。一方、内部レジスタのデータから第Nポートは他の電気機器が接続されていると判別した場合には、自己転送能力レートと第Nポートの接続先電気機器の転送能力レートとを比較する(ステップS14)。ここで、自己転送能力レートをSPDとし、第Nポートの接続先電気機器の転送能力レートSPDNとする。ステップS14の比較結果がSPD≧SPDNならば、第Nポートの最大転送レートMAXSPDNを小なるレート又は同一レートのSPDNとする(ステップS15)。一方、比較結果がSPD<SPDNならば、第Nポートの最大転送レートMAXSPDNを小なるレートのSPDとする(ステップS16)。最大転送レートMAXSPDNの決定後、その最大転送レートMAXSPDNが100Mbps,200Mbps及び400Mbpのいずれであるかを判別する(ステップS17,S18)。MAXSPDN=100Mbpsの場合には第Nポート用の緑LEDを緑色発光させ(ステップS19)、MAXSPDN=200Mbpsの場合には第Nポート用の黄LEDを黄色発光させ(ステップS20)、MAXSPDN=400Mbpsの場合には第Nポート用の赤LEDを赤色発光させる(ステップS21)。なお、ステップS17,S18において最大転送レートMAXSPDNが100Mbps,200Mbps及び400Mbpのいずれであるかを判別するために、更に最大転送レートMAXSPDNと400Mbpとを直接比較しても良いことは勿論である。
【0020】
ステップS19,S20又はS21の実行後、マイクロコンピュータ4は全てのポートについて最大転送レートMAXSPDを決定したか否かを判別する(ステップS22)。全てのポートについて最大転送レートMAXSPDを決定していないならば、変数Nに1を加算して(ステップS23)、ステップS13に移行する。全てのポートについて最大転送レートを決定したならば、本ルーチンを終了する。
【0021】
よって、図1に示した如く電気機器A〜Dが接続された場合に、各電気機器A〜Dに上記した実施例のデータ転送装置が適用されると、電気機器A,B間の接続のための電気機器A,Bの各コネクタジャックには黄色のLEDが発光し、電気機器B,C間の接続のための電気機器B,Cの各コネクタジャックには緑色のLEDが発光し、電気機器C,D間の接続のための電気機器C,Dの各コネクタジャックには緑色のLEDが発光する。
【0022】
ユーザは図1の電気機器A〜Dの接続形態、特に電気機器Dの転送能力レートは400Mbpsであるにも拘らず電気機器Cに接続したことにより電気機器Dの表示器の発光は赤色から転送レート100Mbpsを示す緑色に変化したことを視認し得るので、他の電気機器間の表示器の発光色を参考にして、例えば、図10に示すように電気機器Dを電気機器Aに対して接続することになる。このように接続すれば、電気機器Dの表示器の発光は黄色となり、図1の接続形態より効率良いデータ転送が可能となる。なお、図10の電気機器間の接続ラインに示した色が表示器の発光色である。
【0023】
なお、上記した実施例においては、インターフェース回路3とは別にマイクロコンピュータ4が備えられているが、上記した動作を行なう構成をインターフェース回路3内にハード的に設けても良い。
また、上記した実施例においては、IEEE1394−1995規格でデータ転送される場合について説明したが、本発明はIEEE1394−1995規格以外のインターフェース規格を用いてデータ転送を行なう装置にも適用することができる。
【0024】
更に、上記した実施例においては、複数のポートが同一の自己データ転送能力レートを備えているが、ポート毎に異なる自己データ転送能力レートを有する場合にも本発明は適用することができる。
また、上記した実施例においては、転送能力レートと最大転送レートとが同一の表示器に表示されるが、転送能力レートと最大転送レートとを同時に表示するためにそれらレートを個別の表示器で表示しても良い。
【0025】
また、コネクタジャックにおける表示器の形態は、図3に示したものに限らない。例えば、図11に示すようにコネクタジャック11の表面(斜線部分)全体を表示面として転送能力レート又は最大転送レートに応じて3色のいずれか1色を選択的に表示させるようにしても良い。また、図12に示すようにコネクタジャック12の前面上縁部に数字表示器12aを設けて、数字によって転送レート自体又はそれに対応する数値を示すようにしても良い。図13に示すようにコネクタジャック13の前面上縁部に3つの同色発光のLED13a,13b,13cを設けて、その発光位置によって転送レートを示しても良い。更に、図14に示したように、コネクタジャック14の前面上縁部に3つの棒状部材14a,14b,14cを設けてその凹凸状態により転送レートを表示するようにしても良い。また、上記したようにコネクタジャック自体に表示器を設けないでその近傍に設けても良い。
【0026】
【発明の効果】
以上の如く、本発明によれば、データ転送装置間の最大転送レートを決定することができ、それを参考にすれば最適な装置間の接続形態を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電気機器の接続形態を示す図である。
【図2】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図3】コネクタジャックを示す図である。
【図4】内部レジスタの記憶構造を示す図である。
【図5】ノードA〜Fが接続されたトポロジにおいてルートノードの決定手順を説明するための図である。
【図6】自己IDパケットの各ノードへの送出手順を説明するための図である。
【図7】IEEE1394−1995規格の内部レジスタの記憶構造を示す図である。
【図8】マイクロコンピュータの動作を示すフローチャートである。
【図9】マイクロコンピュータの動作を示すフローチャートである。
【図10】電気機器の接続形態を最適化した場合の例を示す図である。
【図11】コネクタジャックへの表示器の設置例を示す図である。
【図12】コネクタジャックへの表示器の設置例を示す図である。
【図13】コネクタジャックへの表示器の設置例を示す図である。
【図14】コネクタジャックへの表示器の設置例を示す図である。
【主要部分の符号の説明】
1,2,11〜14 コネクタジャック
3 インターフェース回路
4 マイクロコンピュータ
6,7 表示器
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ転送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
オーディオ機器、ビデオ機器、コンピュータ等の電気機器間でオーディオ信号やビデオ信号等の時系列のディジタルデータをデータパケットにて高速転送するためのインターフェース規格としてIEEE1394−1995規格が提案されている。IEEE1394−1995規格においては、それらの電気機器間がデイジチェーン(daisy chain)方式と分岐方式とでケーブル及びコネクタを用いて着脱自在に接続される。また、転送レートとして100Mbps,200Mbps及び400Mbpsのように複数の異なる転送レートが設定されている。
【0003】
個々の電気機器ではそれに備えられたデータ転送装置のインターフェース回路による転送能力レートによって実際に転送し得る最大転送レートが決定される。互いに接続される電気機器間で転送能力レートが異なる場合には、転送能力レートが低い電気機器の転送レートに転送能力レートの高い電気機器は合わせることになる。
【0004】
例えば、図1に示すように電気機器A〜Dがその順にデイジチェーン方式で接続され、電気機器A,B各々の転送能力レートSPDは200Mbps、電気機器Cの転送能力レートSPDは100Mbps、電気機器Dの転送能力レートSPDは400Mbpsであるならば、電気機器間の最大転送レートは電気機器A,B間では200Mbps、電気機器B,C間では100Mbps、電気機器C,D間では100Mbpsとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、電気機器、すなわちデータ転送装置間の接続はユーザによって行われるので、図1の接続例から分かるように、ユーザが各データ転送装置の転送能力レートを考慮して接続しなければ、高い転送能力レートを有効に利用した接続形態にならないことが考えられる。
【0006】
そこで、本発明の目的は、データ転送装置間を接続した場合にはその間の最大転送レートを決定することができるデータ転送装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のデータ転送装置は、予め定められた自己データ転送能力レートを有し、他のデータ転送装置との間でデータ転送を可能にするために他のデータ転送装置と着脱自在に接続可能にされたデータ転送装置であって、他のデータ転送装置が本転送装置に接続されたとき他のデータ転送装置のデータ転送能力レートを接続先転送能力レートとして検出する検出手段と、自己データ転送能力レートと接続先転送能力レートとを比較して小なる方の転送能力レートを接続装置間の最大転送レートとする比較手段と、前記自己データ転送能力レートを示す表示と前記最大転送レートを示す表示とを個別に行う複数の表示手段と、前記比較手段の比較結果に基づいて前記複数の表示手段における表示を制御する制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図2は本発明によるデータ転送装置を適用した電気機器の一部を示している。この電気機器のデータ転送装置は、他の2つの電気機器との接続を可能にするように2ポートにされており、そのために2つのコネクタジャック1,2を備えている。コネクタジャック1,2はIEEE1394−1995規格等のインターフェース規格のバス(図示せず)への接続を可能にするためものである。2つのコネクタジャック1,2にはインターフェース回路3を介してマイクロコンピュータ4が接続され、更に、マイクロコンピュータ4にはディジタルビデオディスクプレーヤ等の電気機器本体5が接続されている。マイクロコンピュータ4は電気機器本体5から出力された送信すべきデータをインターフェース回路3に中継供給し、インターフェース回路3はマイクロコンピュータ4から供給されるデータをコネクタジャック1又は2を介して外部に送信する。またインターフェース回路3はコネクタジャック1又は2を介して外部から転送されてきたデータを受信してマイクロコンピュータ4に供給し、マイクロコンピュータ4は電気機器本体5に受信データを供給する。マイクロコンピュータ4はデータ転送のためにインターフェース回路3及び電気機器本体5に対する制御動作を行なう。
【0009】
また、マイクロコンピュータ4には表示器6,7が接続されている。第1ポート用の表示器6はLED6a,6b,6cからなり、第2ポート用の表示器7はLED7a,7b,7cからなる。LED6a,7aは緑色に発光する緑LEDであり、LED6b,7bは黄色に発光する黄LED、LED6c,7cは赤色に発光する赤LEDである。また、表示器6,7はコネクタジャック毎に設けられ、コネクタジャック1,2にコネクタプラグが接続された状態で外部から視認できる表面位置に設けられている。図3はコネクタジャック1の前面縁部に設けられた3つのLED6a〜6cからなる表示器6を示している。なお、このコネクタジャック1の前面挿入部8にコネクタプラグが挿入される。
【0010】
インターフェース回路3の内部には図示しないレジスタが設けられている。そのレジスタにはデータ転送のための様々なデータが書き込まれる。図4はそのレジスタの記憶領域を示しており、その記憶領域には、少なくとも自己転送能力レートSPD、ポート毎の接続機器の有無、ポート毎の接続先の電気機器の転送能力レートSPD1,SPD2が書き込まれる。
【0011】
ここで、IEEE1394−1995規格のデータ転送プロトコルについて若干説明する。このプロトコルでは電気機器はノードと称され、各ノードには電気機器を互いに識別するためにノードIDが付けられる。また、各ノードはブランチノード及びリーフノードのいずれかとなる。すなわち、ブランチノードとは2つのノードに接続されたノードであり、リーフノードは1つのノードにだけ接続された末端のノードである。複数のノードが接続された状態においては電源投入時、1394バスにノードが追加接続された時、又はいずれかのノードがバスから外された時にバスリセット信号が発生する。このバスリセット信号は、1394バス上にあるいずれかのノードが接続又は非接続により生ずるバスの電圧レベル変化をハード的に検出するか、又はプロトコルからのホスト制御によるPHY制御により発生される。
【0012】
バスリセット信号発生後において、複数のノード間においてルートノードが新たに決定される。先ず、各ノードは自分がブランチノード及びリーフノードのいずれであるかを判断して、複数のノードの接続形態(トポロジ)が情報として検出される。
リーフノードと判断したノードはブランチノードに対して子ノードから親ノードへの通知を示す信号parent_notifyを送出する。信号parent_notifyを受けたノードはそのリーフノードに対して親ノードから子ノードへの通知を示す信号child_notifyを送出する。これによりリーフノードを含むノード間の親子関係が決定される。この時点で、ブランチノード間においては、信号parent_notify及びchild_notifyのいずれも受け取っていないので、親子関係が決まっていないことを認識して、信号parent_notifyを互いに送出する。互いに信号送出した2つのブランチノード各々は信号parent_notifyを受け取ったことを判断すると、互いに独立した時間を設定する。その設定時間が先に経過した一方のブランチノードは信号parent_notifyを他方のブランチノードに送出する。他方のブランチノードはその設定時間が経過しないうちに一方のブランチノードからの信号parent_notifyを受け取ったので、その2つのブランチノード間の親子関係は決定される。このようにして最後に親子関係が決定した2つのブランチノード間の親ノードがルートノードとなる。
【0013】
例えば、図5に示すようにノードA〜Fが接続されたトポロジの場合には、先ず、リーフノードA,E,Fが子ノードであることが決定される。リーフノードA,E,F各々のポートはpで示すように親ポートに相当し、それらリーフノードが接続されたブランチノードBの一方のポート及びブランチノードDの2つのポートはcで示すように子ポートに相当する。リーフノードE,Fの親ポートが決定された時点ではノードCは2つのポートのいずれも決定されていない場合、ブランチノードC,D間ではブランチノードDが先に信号parent_notifyをブランチノードCに送出することになる。よって、ブランチノードDの残りの1つのポートが親ポートpに相当し、ブランチノードCの一方のポートが子ポートcに相当する。図5の場合、ブランチノードB,C間ではブランチノードCが先に信号parent_notifyをブランチノードBに送出しており、ブランチノードCの他方のポートが親ポートpに相当し、ブランチノードBのポートが子ポートcに相当する。よって、ブランチノードBがルートノードとなる。
【0014】
このように各ノードの接続形態が認識されると、端末のノードから順に自己IDを示す自己IDパケットが他のノードに送出される。この送出処理においては、子ノードを接続したポート番号順に端末のリーフノードから若い番号(ノード番号0から)のノードIDが設定される。ルートノードが最も大きなノード番号のノードIDとなる。図5のトポロジの場合には、例えば、図6に示すようにノードID(0〜4)が設定され、若いノードIDのノードから自己IDパケットが各ノードに送出される。自己IDパケットには例えば、2ビットからなる自己転送能力レートが含まれる。
【0015】
この各ノードからの自己IDパケットの内容は上記したインターフェース回路3の内部レジスタに書き込まれる。IEEE1394−1995規格の場合、内部レジスタの記憶構造(レジスタマップ)は図7に示す通りである。すなわち、Phisical_IDは自己のIDを示し、Rは自分がルートであるか否かを示し、PSはIEEE1394用のケーブルのパワー状態を示し、RHBは次のバスリセット時にルートノードになろうとするかどうかを示す。またIBRはバスリセットを強制的に起こすか否かを示し、Gap_countはアービトレーションタイマの設定を示し、SPDは自己データ転送能力レート、EはENV以下の拡張レジスタを使用するか否かを示し、#Portは搭載しているポート数、Astat<n>はn番目のポートのTPA信号の状態、Bstat<n>はn番目のポートのTPB信号の状態、Ch<n>はn番目のポートが子ノードか否かを示し、Con<n>はn番目のポートにケーブルが接続されているか否かを示し、ENVはバックプレーンと接続されているか、ケーブルと接続されているかを示し、Reg_countはレジスタマップを更に拡張する場合の拡張分のレジスタ数である。更に、Reservedは予約となっている。このReservedの部分にポート毎の接続先の電気機器の転送能力レートが書き込まれる。しかしながら、このIEEE1394−1995規格の内部レジスタの記憶構造は複雑であるので、本発明の実施例の説明を簡単にするために内部レジスタは上記の図4に示した記憶構造であるとする。
【0016】
インターフェース回路3の内部レジスタには自己転送能力レートSPDは予め書き込まれているので、電源が投入されると、マイクロコンピュータ4は、図8に示すように、その内部レジスタから自己転送能力レートSPDを読み出し(ステップS1)、その自己転送能力レートSPDが100Mbps,200Mbps及び400Mbpのいずれであるかを判別する(ステップS2,S3)。SPD=100Mbpsの場合には緑LED6a,7aを緑色発光させ(ステップS4)、SPD=200Mbpsの場合には黄LED6b,7bを黄色発光させ(ステップS5)、SPD=400Mbpsの場合には赤LED6c,7cを赤色発光させる(ステップS6)。これにより、その電気機器自身が持っている転送能力レートが各コネクタジャックの表示器6,7によって表示される。
【0017】
例えば、コネクタジャック1にコネクタプラグが機械的に接続され、電気機器がケーブルによって他の電気機器と電気的に接続されると、いずれか一方の電気機器から他方の電気機器に対してバスリセット信号が生成される。このバスリセット信号が生じた後、上記した各ノード、すなわち電気機器毎の自己IDパケットの送出動作を経てインターフェース回路3の内部レジスタには自己転送能力レート、ポート毎の接続機器の有無及びポート毎の接続先電気機器の転送能力レートが書き込まれる。
【0018】
マイクロコンピュータ4は、送出された自己IDパケットに応じてインターフェース回路3の内部レジスタにデータが書き込まれると、図9に示すように、その内部レジスタの内容を読み出す(ステップS11)。そして、変数Nを1とし(ステップS12)、第Nポートは他の電気機器が接続されているか否かを判別する(ステップS13)。すなわち、第Nポートのコネクタジャックに対して、ケーブルの末端に接続されたコネクタプラグが接続され、それにより他の電気機器との接続が確立された状態であるか否かを判別するのである。
【0019】
内部レジスタのデータから第Nポートは他の電気機器が接続されていないと判別した場合には後述のステップS22に移行する。一方、内部レジスタのデータから第Nポートは他の電気機器が接続されていると判別した場合には、自己転送能力レートと第Nポートの接続先電気機器の転送能力レートとを比較する(ステップS14)。ここで、自己転送能力レートをSPDとし、第Nポートの接続先電気機器の転送能力レートSPDNとする。ステップS14の比較結果がSPD≧SPDNならば、第Nポートの最大転送レートMAXSPDNを小なるレート又は同一レートのSPDNとする(ステップS15)。一方、比較結果がSPD<SPDNならば、第Nポートの最大転送レートMAXSPDNを小なるレートのSPDとする(ステップS16)。最大転送レートMAXSPDNの決定後、その最大転送レートMAXSPDNが100Mbps,200Mbps及び400Mbpのいずれであるかを判別する(ステップS17,S18)。MAXSPDN=100Mbpsの場合には第Nポート用の緑LEDを緑色発光させ(ステップS19)、MAXSPDN=200Mbpsの場合には第Nポート用の黄LEDを黄色発光させ(ステップS20)、MAXSPDN=400Mbpsの場合には第Nポート用の赤LEDを赤色発光させる(ステップS21)。なお、ステップS17,S18において最大転送レートMAXSPDNが100Mbps,200Mbps及び400Mbpのいずれであるかを判別するために、更に最大転送レートMAXSPDNと400Mbpとを直接比較しても良いことは勿論である。
【0020】
ステップS19,S20又はS21の実行後、マイクロコンピュータ4は全てのポートについて最大転送レートMAXSPDを決定したか否かを判別する(ステップS22)。全てのポートについて最大転送レートMAXSPDを決定していないならば、変数Nに1を加算して(ステップS23)、ステップS13に移行する。全てのポートについて最大転送レートを決定したならば、本ルーチンを終了する。
【0021】
よって、図1に示した如く電気機器A〜Dが接続された場合に、各電気機器A〜Dに上記した実施例のデータ転送装置が適用されると、電気機器A,B間の接続のための電気機器A,Bの各コネクタジャックには黄色のLEDが発光し、電気機器B,C間の接続のための電気機器B,Cの各コネクタジャックには緑色のLEDが発光し、電気機器C,D間の接続のための電気機器C,Dの各コネクタジャックには緑色のLEDが発光する。
【0022】
ユーザは図1の電気機器A〜Dの接続形態、特に電気機器Dの転送能力レートは400Mbpsであるにも拘らず電気機器Cに接続したことにより電気機器Dの表示器の発光は赤色から転送レート100Mbpsを示す緑色に変化したことを視認し得るので、他の電気機器間の表示器の発光色を参考にして、例えば、図10に示すように電気機器Dを電気機器Aに対して接続することになる。このように接続すれば、電気機器Dの表示器の発光は黄色となり、図1の接続形態より効率良いデータ転送が可能となる。なお、図10の電気機器間の接続ラインに示した色が表示器の発光色である。
【0023】
なお、上記した実施例においては、インターフェース回路3とは別にマイクロコンピュータ4が備えられているが、上記した動作を行なう構成をインターフェース回路3内にハード的に設けても良い。
また、上記した実施例においては、IEEE1394−1995規格でデータ転送される場合について説明したが、本発明はIEEE1394−1995規格以外のインターフェース規格を用いてデータ転送を行なう装置にも適用することができる。
【0024】
更に、上記した実施例においては、複数のポートが同一の自己データ転送能力レートを備えているが、ポート毎に異なる自己データ転送能力レートを有する場合にも本発明は適用することができる。
また、上記した実施例においては、転送能力レートと最大転送レートとが同一の表示器に表示されるが、転送能力レートと最大転送レートとを同時に表示するためにそれらレートを個別の表示器で表示しても良い。
【0025】
また、コネクタジャックにおける表示器の形態は、図3に示したものに限らない。例えば、図11に示すようにコネクタジャック11の表面(斜線部分)全体を表示面として転送能力レート又は最大転送レートに応じて3色のいずれか1色を選択的に表示させるようにしても良い。また、図12に示すようにコネクタジャック12の前面上縁部に数字表示器12aを設けて、数字によって転送レート自体又はそれに対応する数値を示すようにしても良い。図13に示すようにコネクタジャック13の前面上縁部に3つの同色発光のLED13a,13b,13cを設けて、その発光位置によって転送レートを示しても良い。更に、図14に示したように、コネクタジャック14の前面上縁部に3つの棒状部材14a,14b,14cを設けてその凹凸状態により転送レートを表示するようにしても良い。また、上記したようにコネクタジャック自体に表示器を設けないでその近傍に設けても良い。
【0026】
【発明の効果】
以上の如く、本発明によれば、データ転送装置間の最大転送レートを決定することができ、それを参考にすれば最適な装置間の接続形態を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電気機器の接続形態を示す図である。
【図2】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図3】コネクタジャックを示す図である。
【図4】内部レジスタの記憶構造を示す図である。
【図5】ノードA〜Fが接続されたトポロジにおいてルートノードの決定手順を説明するための図である。
【図6】自己IDパケットの各ノードへの送出手順を説明するための図である。
【図7】IEEE1394−1995規格の内部レジスタの記憶構造を示す図である。
【図8】マイクロコンピュータの動作を示すフローチャートである。
【図9】マイクロコンピュータの動作を示すフローチャートである。
【図10】電気機器の接続形態を最適化した場合の例を示す図である。
【図11】コネクタジャックへの表示器の設置例を示す図である。
【図12】コネクタジャックへの表示器の設置例を示す図である。
【図13】コネクタジャックへの表示器の設置例を示す図である。
【図14】コネクタジャックへの表示器の設置例を示す図である。
【主要部分の符号の説明】
1,2,11〜14 コネクタジャック
3 インターフェース回路
4 マイクロコンピュータ
6,7 表示器
Claims (7)
- 予め定められた自己データ転送能力レートを有し、他のデータ転送装置との間でデータ転送を可能にするために前記他のデータ転送装置と着脱自在に接続可能にされたデータ転送装置であって、
前記他のデータ転送装置が本転送装置に接続されたとき前記他のデータ転送装置のデータ転送能力レートを接続先転送能力レートとして検出する検出手段と、
前記自己データ転送能力レートと接続先転送能力レートとを比較して小なる方の転送能力レートを接続装置間の最大転送レートとする比較手段と、
前記自己データ転送能力レートを示す表示と前記最大転送レートを示す表示とを個別に行う複数の表示手段と、
前記比較手段の比較結果に基づいて前記複数の表示手段における表示を制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とするデータ転送装置。 - 前記他のデータ転送装置と着脱自在に接続されるコネクタジャックをさらに備え、前記複数の表示手段の表示部分は、前記コネクタジャックに設けられることを特徴とする請求項1記載のデータ転送装置。
- 前記検出手段は、前記他のデータ転送装置が本転送装置に接続されたとき前記他のデータ転送装置から送出されてくる前記接続先転送能力レートを記憶するレジスタを有し、前記比較手段は、前記レジスタから前記接続先転送能力レートを読み出すことを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ転送装置。
- 前記複数の表示手段は、予め定められた複数の所定転送レート各々に対応した複数の発光素子と、前記最大転送レートが前記複数の所定転送レートのいずれに該当するか判別する判別手段と、前記判別手段の判別結果に対応する前記複数の発光素子のうちの1発光素子を発光させる手段とを有することを特徴とする請求項1記載のデータ転送装置。
- 前記複数の発光素子は互いに発光色が異なることを特徴とする請求項4記載のデータ転送装置。
- 前記複数の発光素子は互いに発光位置が異なることを特徴とする請求項4記載のデータ転送装置。
- 前記複数の表示手段は前記自己転送能力レート及び前記最大転送レートを数字表示することを特徴とする請求項1記載のデータ転送装置。
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