JP2003008592A - 情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法、並びにプログラム

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JP2003008592A
JP2003008592A JP2001193432A JP2001193432A JP2003008592A JP 2003008592 A JP2003008592 A JP 2003008592A JP 2001193432 A JP2001193432 A JP 2001193432A JP 2001193432 A JP2001193432 A JP 2001193432A JP 2003008592 A JP2003008592 A JP 2003008592A
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information processing
bus
power
bus reset
ieee
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Koichi Sugiyama
宏一 杉山
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 IEEE1394バスに接続されたIEEE
1394機器の電源を一斉にオンとする制御を可能とし
た情報処理装置を提供する。 【解決手段】 IEEE1394バスに接続されたIE
EE1394対応機器の電源がオフ状態であっても、各
機器のPHY部においてバスリセットフェーズの継続時
間を判別し、閾値として設定された時間より長いバスリ
セットフェーズの継続時間を検出した場合に、電源オン
要求をPHY部からIEEE1394制御マイコンに出
力する構成としたので、IEEE1394バスに接続さ
れた機器の電源を一斉にオンとすることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置、情
報処理システム、および情報処理方法、並びにプログラ
ムに関する。特に、同一バス上に接続されたIEEE1
394対応機器を一斉に電源オンする制御を実行可能と
する情報処理装置、情報処理システム、および情報処理
方法、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタルデータインターフェイス
として、IEEE(Institute of Electrical Engineer
s)1394データインターフェイスが多くの分野で使用
されてきている。IEEE1394データインターフェ
イスは、例えばSCSIなどよりもデータ転送レートが
高速であり、所要のデータサイズを周期的に送受信する
ことが保証されるアイソクロナス(Isochrono
us)通信が可能である。このため、IEEE1394
データインターフェイスは、AV(Audio/Video)などの
ストリームデータをリアルタイムで転送するのに有利と
なる。
【0003】IEEE1394によるデータ伝送方式に
は、上述のアイソクロナス(Isochronous)
通信方式と、非同期で通信するアシンクロナス(Asy
nchronous)通信方式が存在する。一般に、ア
イソクロナス(Isochronous)通信方式はデ
ータの送受信に用いられ、アシンクロナス(Async
hronous)通信方式は各種制御コマンドの送受信
に用いられる。1本のケーブルを使用して、これら2種
類の通信方式によって送受信を行うことができる。
【0004】各種デジタルAV機器やパーソナルコンピ
ュータ装置等の電子機器を、IEEE(Institute of El
ectrical Engineers)1394等のデジタルデータイン
ターフェイス規格に従ったデータバスを介して相互に接
続することで、機器間でデータを送受信できるようにし
たデータ伝送システムが構築される。
【0005】このようなAVシステムでは、いわゆるリ
モート制御も可能となる。例えば、データバスを介して
ディスク記録再生装置とパーソナルコンピュータが接続
されると、ディスク記録再生装置に対する記録再生、更
には記録ソースの編集などに関する操作をパーソナルコ
ンピュータ装置側での操作によって行うことも可能とな
る。
【0006】図1は、TV101、VTR1,103、
VTR2,104、およびパーソナルコンピュータ(P
C:Personal Computer)102を、IEEE1394シ
リアルバス105を介して接続した接続例を示してい
る。TV101、VTR1,103、VTR2,104
のIEEE1394対応機器各々は、IEEE1394
シリアルバス105との間のインタフェースとして送受
信部を保持している。TV101、VTR1,103、
VTR2,104は、例えば、パーソナルコンピュータ
(PC)102から、IEEE1394シリアルバス1
05を介して伝送されてくるコマンドに対応して、各機
器に応じた処理(例えば、画像出力、再生、記録など)
を実行する。
【0007】パーソナルコンピュータ(PC)102
は、IEEE1394シリアルバス105を介して、T
V101、VTR1,103、VTR2,104の各々
と通信することができ、さらに、TV101、VTR
1,103、VTR2,104の各々のコントローラと
して、所定のコマンドをTV101、VTR1,10
3、VTR2,104の各々に出力することができる。
【0008】IEEE1394対応機器であるTV10
1、VTR1,103、VTR2,104各々の内部構
成について図2を用いて説明する。図2は、IEEE1
394対応機器としてのVTRの構成例を示している。
送受信部201の内部には、PHY−IC203、LI
NK−IC204、IEEE1394制御マイコン20
5を有する。PHY−IC203は、IEEE1394
規格のプロトコルに従って、IEEE1394端子20
2を介してIEEEシリアルバス210との間の通信を
制御し、IEEE1394シリアルバス210から供給
されるデジタルビデオデータやデジタルオーディオデー
タがパケット化されたアイソクロナスパケット、または
制御信号がパケット化されたアシンクロナスパケットを
LINK−IC204に供給する。PHY−IC203
はまた、LINK−IC204から供給されるアイソク
ロナスパケットやアシンクロナスパケットを、IEEE
1394シリアルバス210に出力する。
【0009】LINK−IC204は、PHY−IC2
03から供給されるアシンクロナスパケットを、IEE
E1394制御マイコン205が解読できるデジタル信
号(コマンド)に変換し、IEEE1394制御マイコ
ン205に供給したり、IEEE1394制御マイコン
205から供給されるデジタル信号をアシンクロナスパ
ケットに変換し、PHY−IC203に供給する。LI
NK−IC204はまた、PHY−IC203から供給
されるアイソクロナスパケットをデジタル信号に変換し
たり、機器から入力される主データ(例えば、デジタル
ビデオデータ、デジタルオーディオデータ)を、アイソ
クロナスパケットに変換し、PHY−IC203に供給
する。
【0010】IEEE1394制御マイコン205は、
LINK−IC204から供給されたコマンドをVTR
制御マイコン206に転送するとともに、そのコマンド
に対応するレスポンスを生成し、LINK−IC204
に出力する。
【0011】VTR制御マイコン206は、IEEE1
394制御マイコン205から供給されたコマンドに対
応して、VTR内部の回路(図示せず)を制御し、各種
の処理を実行させる。このように構成されるIEEE1
394対応機器としてのVTRは、IEEE1394シ
リアルバス210を介して、各接続機器と通信すること
ができる。
【0012】例えばVTRに所定の機能を実行させると
き、パーソナルコンピュータ(PC)は、その機能の実
行を指令する、例えば、再生、記録、巻戻しなどのAV
/Cコマンド(以下、これらをまとめてAV/Cコマン
ドと称する)を、IEEE1394シリアルバスを介し
てVTRに伝送する。
【0013】VTRは、AV/Cコマンドを受信する
と、それに対応した処理を実行するとともに、所定のレ
スポンスをAV/Cコマンドの送信元である、パーソナ
ルコンピュータ(PC)に出力する。IEEE1394
バスに接続された機器間では、各種コマンドが送受信さ
れ、各機器においてコマンドに応じた処理が実行され
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述のコマンドに基づ
く処理は、バス接続された機器が電源オン状態であれば
有効に処理されるが、電源オン状態にない機器の場合に
は電源をオンとする処理が必要となる。現状の1394
対応機器では、各機器の電源がオフ状態にあるとき、機
器を電源オンの状態に移行させるためには、例えば上述
のAV/Cコマンドを用いて実行することが可能であ
る。しかし、AV/Cコマンドをバス接続機器に有効に
受信させるためには、機器自体の電源はオフでも、機器
内の送受信部の各素子、すなわち、図2に示すPHY−
IC203、LINK−IC204、IEEE1394
制御マイコン205の各々は動作可能状態であることが
必要となる。すなわちこれらの各素子には電源が入力さ
れていることが必要となる。
【0015】また、IEEE1394制御マイコンは、
例えば割込み待ちのパワーセーブ状態にある場合など
に、PHY−IC、LINK−ICに電源を供給状態と
し、PHYパケットと呼ばれる特殊パケットを転送する
ことで制御マイコンのパワーセーブ状態から動作状態へ
の移行処理が可能であるが、このためにはパケット転送
を機器に対して実行することが必要となる。従って、例
えばIEEE1394バスに接続された機器全体に対し
て一斉に電源オン要求を実行する場合には、全ての機器
においてこれらの処理を実行させなくてはならず、効率
的ではない。
【0016】また、新たな機器接続時には、PHY−I
Cがケーブル接続に関する通知をポート出力シ、この通
知をトリガとして聞きの電源をオンする処理も可能であ
るが、この処理は新たな機器接続時に限られた処理であ
り、バス接続状態にある機器に対しては適用できない。
【0017】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
ものであり、IEEE1394バスに接続されたすべて
のIEEE1393対応機器について、特殊コマンドを
発することなく、バス接続機器の電源を一斉にオンさせ
る処理を実行可能とする情報処理装置、情報処理システ
ム、および情報処理方法、並びにプログラムを提供する
ことを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の側面は、
他の情報処理装置とバスを介して接続され、バスを介す
るデータ転送を実行する情報処理装置であり、バス接続
された機器の接続構成情報取得処理として実行されるバ
スリセット期間内に実行されるバスリセットフェーズの
継続時間を計測し、予め設定された閾値時間を超えるバ
スリセットフェーズが継続しているか否かを判別する状
態判別手段と、前記状態判別手段において、予め設定さ
れた閾値時間を超えるバスリセットフェーズが継続して
いる場合に、情報処理装置の電源をオンとする電源オン
要求を出力するデータ処理手段を有することを特徴とす
る情報処理装置にある。
【0019】さらに、本発明の情報処理装置の一実施態
様において、前記データ処理手段は、IEEE1394
対応機器におけるPHY−ICとして構成され、該PH
Y−ICは、前記電源オン要求を、情報処理装置内のI
EEE1394制御マイコンに対して出力する構成であ
ることを特徴とする。
【0020】さらに、本発明の情報処理装置の一実施態
様において、前記閾値時間は、バスリセットフェーズ実
行期間として規定された167μsecを超える値とし
て設定されていることを特徴とする。
【0021】さらに、本発明の情報処理装置の一実施態
様において、前記データ処理手段は、IEEE1394
対応機器におけるPHY−ICとして構成され、該PH
Y−ICは、IEEE1394制御マイコンに対して、
IEEE1394制御マイコンが割込み検出可能なパル
ス幅を有するパルスを前記電源オン要求として出力する
構成であることを特徴とする。
【0022】さらに、本発明の第2の側面は、複数の情
報処理装置をバスを介して接続され、バスを介するデー
タ転送を実行する情報処理システムであり、バス接続さ
れた複数の情報処理装置の各々が、バス接続された機器
の接続構成情報取得処理として実行されるバスリセット
期間内に実行されるバスリセットフェーズの継続時間を
計測し、予め設定された閾値時間を超えるバスリセット
フェーズが継続しているか否かを判別する状態判別手段
と、前記状態判別手段において、予め設定された閾値時
間を超えるバスリセットフェーズが継続している場合
に、情報処理装置の電源をオンとする電源オン要求を出
力するデータ処理手段とを有し、閾値時間を超えるバス
リセットフェーズの継続処理により、バス接続された複
数の情報処理装置全ての電源を一斉にオンとする制御を
実行する構成を有することを特徴とする情報処理システ
ムにある。
【0023】さらに、本発明の情報処理システムの一実
施態様において、前記データ処理手段は、IEEE13
94対応機器におけるPHY−ICとして構成され、該
PHY−ICは、前記電源オン要求を、情報処理装置内
のIEEE1394制御マイコンに対して出力する構成
であることを特徴とする。
【0024】さらに、本発明の情報処理システムの一実
施態様において、前記閾値時間は、バスリセットフェー
ズ実行期間として規定された167μsecを超える値
として設定されていることを特徴とする。
【0025】さらに、本発明の情報処理システムの一実
施態様において、前記データ処理手段は、IEEE13
94対応機器におけるPHY−ICとして構成され、該
PHY−ICは、IEEE1394制御マイコンに対し
て、IEEE1394制御マイコンが割込み検出可能な
パルス幅を有するパルスを前記電源オン要求として出力
する構成であることを特徴とする。
【0026】さらに、本発明の第3の側面は、他の情報
処理装置とバスを介して接続され、バスを介するデータ
転送を実行する情報処理装置における情報処理方法であ
り、バス接続された機器の接続構成情報取得処理として
実行されるバスリセット期間内に実行されるバスリセッ
トフェーズの継続時間を計測し、予め設定された閾値時
間を超えるバスリセットフェーズが継続しているか否か
を判別する状態判別ステップと、前記状態判別ステップ
において、予め設定された閾値時間を超えるバスリセッ
トフェーズが継続している場合に、情報処理装置の電源
をオンとする電源オン要求を出力する電源オン要求出力
ステップと、を有することを特徴とする情報処理方法に
ある。
【0027】さらに、本発明の情報処理方法の一実施態
様において、前記情報処理装置は、IEEE1394対
応機器であり、前記電源オン要求出力ステップは、情報
処理装置内のPHY−ICが、情報処理装置内のIEE
E1394制御マイコンに対して電源オン要求を出力す
るステップであることを特徴とする。
【0028】さらに、本発明の情報処理方法の一実施態
様において、前記閾値時間は、バスリセットフェーズ実
行期間として規定された167μsecを超える値とし
て設定されていることを特徴とする。
【0029】さらに、本発明の情報処理方法の一実施態
様において、前記情報処理装置は、IEEE1394対
応機器であり、前記電源オン要求出力ステップは、情報
処理装置内のPHY−ICが、情報処理装置内のIEE
E1394制御マイコンに対して、IEEE1394制
御マイコンが割込み検出可能なパルス幅を有するパルス
を前記電源オン要求として出力するステップであること
を特徴とする。
【0030】さらに、本発明の第4の側面は、他の情報
処理装置とバスを介して接続され、バスを介するデータ
転送を実行する情報処理装置における情報処理をコンピ
ュータ・システム上で実行せしめるプログラムであっ
て、バス接続された機器の接続構成情報取得処理として
実行されるバスリセット期間内に実行されるバスリセッ
トフェーズの継続時間を計測し、予め設定された閾値時
間を超えるバスリセットフェーズが継続しているか否か
を判別する状態判別ステップと、前記状態判別ステップ
において、予め設定された閾値時間を超えるバスリセッ
トフェーズが継続している場合に、情報処理装置の電源
をオンとする電源オン要求を出力する電源オン要求出力
ステップと、を有することを特徴とするプログラムにあ
る。
【0031】なお、本発明のプログラムは、例えば、様
々なプログラム・コードを実行可能な汎用コンピュータ
・システムに対して、コンピュータ可読な形式で提供す
る媒体、例えば、CDやFD、MOなどの記憶媒体に格
納されて提供可能であり、またネットワークなどの伝送
媒体などによっても提供可能なプログラムである。
【0032】このようなプログラムは、プロセッサ制御
の下でプログラムの読み取りに基づき、システムの有す
る各種機能の実行を規程するとともに、システム上の協
働的作用を発揮するものであり、本発明の他の側面と同
様の作用効果を得ることができるものである。
【0033】本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、
後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳
細な説明によって明らかになるであろう。なお、本明細
書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成
であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限ら
ない。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明の実施例について、以下、
図面を参照しながら説明する。IEEE1394データ
インターフェイスフォーマットに従ったデータバスによ
り相互接続される機器には、例えば画像記録再生装置、
音声記録再生装置等がある。これらは具体的には、VT
R、MDレコーダ/プレーヤ、TV等である。これらの
機器をコントロール(リモート制御)するパーソナルコ
ンピュータ(PC)がIEEE1394バスに接続可能
とされ、パーソナルコンピュータにより、接続機器に対
する各種制御が実行される。
【0035】本発明の情報処理装置としてのIEEE1
394対応機器の構成について図3を用いて説明する。
【0036】送受信部301の内部には、データ処理手
段としてPHY−IC303、LINK−IC304、
IEEE1394制御マイコン305を有する。
【0037】PHY−IC303は、物理層の電気的イ
ンタフェースを受け持ち、LINK−IC304からの
パラレルデータをシリアル変換し、IEEE1394規
格の電気信号を発生し、逆にIEEE1394規格信号
をシリアルデータに戻しパラレルデータとしてLINK
−IC304に送信する。また、PHY−IC303
は、バス(ケーブル)の状態認識、バスの初期化、アー
ビトレーション処理などを実行する。すなわち、PHY
−IC303は、IEEE1394規格のプロトコルに
従って、IEEE1394端子302を介してIEEE
シリアルバス310との間の通信を制御し、IEEE1
394シリアルバス310から供給されるデジタルビデ
オデータやデジタルオーディオデータがパケット化され
たアイソクロナスパケット、または制御信号がパケット
化されたアシンクロナスパケットをLINK−IC30
4に供給する。PHY−IC303はまた、LINK−
IC304から供給されるアイソクロナスパケットやア
シンクロナスパケットを、IEEE1394シリアルバ
ス310に出力する。
【0038】LINK−IC304は、データリンク層
を受け持ち、送信データパケットのPHY−IC303
への送出、PHY−IC303受信パケットのトランザ
クション/アプリケーション層への送出を実行する。す
なわち、PHY−IC303から供給されるアシンクロ
ナスパケットを、IEEE1394制御マイコン305
が解読できるデジタル信号(コマンド)に変換し、IE
EE1394制御マイコン305に供給したり、IEE
E1394制御マイコン305から供給されるデジタル
信号をアシンクロナスパケットに変換し、PHY−IC
303に供給する。LINK−IC304はまた、PH
Y−IC303から供給されるアイソクロナスパケット
をデジタル信号に変換したり、機器から入力される主デ
ータ(例えば、デジタルビデオデータ、デジタルオーデ
ィオデータ)を、アイソクロナスパケットに変換し、P
HY−IC303に供給する。
【0039】IEEE1394制御マイコン305は、
LINK−IC304から供給されたコマンドを機器制
御マイコン306に転送するとともに、そのコマンドに
対応するレスポンスを生成し、LINK−IC304に
出力する。
【0040】機器制御マイコン306は、IEEE13
94制御マイコン305から供給されたコマンドに対応
して、機器内部の回路(図示せず)を制御し、各種の処
理を実行させる。
【0041】以上のように構成される1394対応機器
は、IEEE1394シリアルバス310を介して、他
の各接続機器とデータ送受信、通信を実行することがで
きる。
【0042】例えばIEEE1394対応機器としての
VTRに所定の機能を実行させるとき、IEEE139
4バスに接続されたパーソナルコンピュータ(PC)
は、その機能の実行を指令する、例えば、再生、記録、
巻戻しなどのAV/Cコマンド(以下、これらをまとめ
てAV/Cコマンドと称する)を、IEEE1394シ
リアルバスを介してVTRに伝送する。
【0043】VTRは、AV/Cコマンドを受信する
と、それに対応した処理を実行するとともに、所定のレ
スポンスをAV/Cコマンドの送信元である、パーソナ
ルコンピュータ(PC)に出力する。
【0044】図4は、IEEE1394バスとして実際
に用いられるケーブルの構造例を示している。この図に
おいては、コネクタ400Aと400Bがケーブル40
1を介して接続されていると共に、ここでは、コネクタ
400Aと400Bのピン端子として、ピン番号1〜6
の6ピンが使用される場合を示している。コネクタ40
0A,400Bに設けられる各ピン端子については、ピ
ン番号1は電源(VP)、ピン番号2はグランド(V
G)、ピン番号3はTPB1、ピン番号4はTPB2、
ピン番号5はTPA1、ピン番号5はTPA2とされて
いる。そして、コネクタ400A−400B間の各ピン
の接続形態は、以下の通りである。
【0045】コネクタ400A−コネクタ400B ピン番号1(VP)−ピン番号1(VP) ピン番号2(VG)−ピン番号2(VG) ピン番号3(TPB1)−ピン番号5(TPA1) ピン番号4(TPB2)−ピン番号6(TPA2) ピン番号5(TPA1)−ピン番号3(TPB1) ピン番号6(TPA2)−ピン番号4(TPB2)
【0046】上記ピン接続の組のうち、 ピン番号3(TPB1)−ピン番号5(TPA1) ピン番号4(TPB2)−ピン番号6(TPA2) の2本のツイスト線の組により、差動で信号を相互伝送
する信号線401Aを形成し、 ピン番号5(TPA1)−ピン番号3(TPB1) ピン番号6(TPA2)−ピン番号4(TPB2) の2本のツイスト線の組により、差動で信号を相互伝送
する信号線401Bを形成している。
【0047】上記2組の信号線401A及び信号線40
1Bにより伝送される信号は、図5(a)に示すデータ
信号(Data)と、図5(b)に示すストローブ信号
(Strobe)である。図5(a)に示すデータ信号
は、信号線401A又は信号線401Bの一方を使用し
てTPB1,2から出力され、TPA1,2に入力され
る。また、図5(b)に示すストローブ信号は、データ
信号と、このデータ信号に同期する伝送クロックとにつ
いて所定の論理演算を行うことによって得られる信号で
あり、実際の伝送クロックよりは低い周波数を有する。
このストローブ信号は、信号線401A又は信号線40
1Bのうち、データ信号伝送に使用していない他方の信
号線を使用して、TPA1,2から出力され、TPB
1,2に入力される。
【0048】例えば、図5(a),図5(b)に示すデ
ータ信号及びストローブ信号が、或るIEEE1394
対応の機器に対して入力されたとすると、この機器にお
いては、入力されたデータ信号とストローブ信号とにつ
いて所定の論理演算を行って、図5(c)に示すような
伝送クロック(Clock)を生成し、所要の入力デー
タ信号処理に利用する。IEEE1394フォーマット
では、このようなハードウェア的データ伝送形態を採る
ことで、高速な周期の伝送クロックをケーブルによって
機器間で伝送する必要をなくし、信号伝送の信頼性を高
めるようにしている。なお、上記説明では6ピンの仕様
について説明したが、IEEE1394フォーマットで
は電源(VP)とグランド(VG)を省略して、2組の
ツイスト線である信号線401A及び信号線401Bの
みからなる4ピンの仕様も存在する。例えば、本実施の
形態のMDレコーダ/プレーヤ1では、実際には、この
4ピン仕様のケーブルを用いることで、ユーザにとって
より簡易なシステムを提供できるように配慮している。
【0049】IEEE1394の信号は、TPAとTP
Bの組み合わせて行われる。イニシャライズ、アービト
レーション、アイドルでは、アナログ的通信を行い、デ
ータパケット通信ではクロックを生成し、デジタル通信
を実行する。TPA、TPBの2本の信号線は1,0,
Z(ハイインピーダンス)の3値を取る。イニシャライ
ズ、アービトレーション、アイドルではTPAとTPB
の組合わせにより通信の内容が決まる。
【0050】本発明のIEEE1394対応機器として
の情報処理装置の構成においては、図3に示すように、
PHY−IC303に状態判別部321、出力部322
を有する。状態判別部321は、バスリセット期間の各
フェーズを判別し、判別に基づいて出力部322を介し
て1394制御マイコン305に対して電源オン要求を
実行する。制御マイコン305は、PHY−IC303
からの電源オン要求に従って、電源オンを受領すること
により、例えば低消費電力モード(パワーセーブ)から
電源オン状態へ遷移する。
【0051】PHY−IC303内の状態判別部321
におけるバスリセット期間の各フェーズの判別処理につ
いて図6以下を参照して説明する。
【0052】IEEE1394バスに新たなノードが参
加したり、あるいはバスから取り外されたりするトポロ
ジー(機器接続関係)の変化が発生すると、バスリセッ
トシグナルがバス上のすべてのノード(接続機器)に伝
えられ、トポロジー情報がクリアされる。すなわち、初
期化される。初期化の後、新たなトポロジーに基づいて
機器間でデータ転送を実行するためには新たな機器接続
関係情報を取得することが必要となる。この情報取得期
間がバスリセット期間に相当する。
【0053】バスリセット期間は、図6(a)に示すよ
うに、300〜600μSecに実行される。バスリセ
ット期間には、各接続機器にリセット通知を実行するフ
ェーズとしてのバスリセットフェーズ、新たな機器間の
ツリーを構築するツリーIDフェーズ、さらに、各接続
機器にIDを割り当てるセルフIDフェーズがある。こ
れらの各フェーズに割り当てられる処理時間は予め規定
されており、例えばバスリセットフェーズには167μ
Secが割り当てられている。
【0054】各フェーズにおける処理について、図7、
図8、図9を参照して説明する。図7は、IEEE13
94バスに接続された機器によって構成される情報処理
システムのバス接続構成例を模式的に示している。この
図では、機器A,B,C,D,Eの5台の機器(Nod
e)がIEEE1394バスによって相互通信可能に接
続されている。
【0055】IEEE1394インターフェイスでは、
機器A,B,CのようにしてIEEE1394バスによ
り直列的に接続するいわゆるディージチェーン接続が可
能であり、また、機器Aと、機器B,D,E間の接続形
態に示すように、ある機器と複数機器とを並列的に接続
するブランチ接続も可能である。システム全体として
は、このブランチ接続と上記ディージチェーン接続とを
併用して最大63台の機器(Node)が接続可能であ
る。但し、ディージチェーン接続は、最大で16台(1
6ポップ)までが接続可能である。また、SCSIで必
要とされるターミネータはIEEE1394インターフ
ェイスでは不要である。そしてIEEE1394インタ
ーフェイスでは、上記のようにしてディージチェーン接
続又はブランチ接続により接続された機器間で相互通信
を行うことが可能とされている。つまり、図7の構成を
持つ情報処理システムの場合であれば、機器A,B,
C,D,E間の任意の複数機器間での相互通信が可能と
される。
【0056】IEEE1394バスにより複数の機器接
続を行ったシステムでは、機器ごとに割与えられるNo
deIDを設定する処理が必要となる。この処理を、図
8、図9を用いて説明する。
【0057】図8、図9は、バスリセット期間における
処理、すなわち、各接続機器にリセット通知を実行する
フェーズとしてのバスリセットフェーズ、新たな機器間
のツリーを構築するツリーIDフェーズ、さらに、各接
続機器にIDを割り当てるセルフIDフェーズ、その後
のバス使用権の調整処理としてのアービシレーション処
理を説明する図である。
【0058】ケーブルの抜き差し、システムにおける或
る機器の電源のオン/オフ、PHY(Physical Layer Pr
otocol)での自発発生処理等が有った場合、IEEE1
394システム内においてはバスリセットを実行する。
各接続機器にリセット通知を実行するフェーズとしての
バスリセットフェーズでは、各接続機器は、一定時間他
の接続機器のポートに対してバスリセット信号を送信す
る。バスリセット信号を受信した機器はさらに接続機器
がある場合は順次バスリセット信号を送信する。この結
果、各機器(ノード)は、図8(1)に示すように、2
つ以上の接続機器(ノード)を有するブランチである
か、1つだけ接続機器(ノード)を有するリーフである
か、あるいは図には示していないが接続のない単体であ
るかの状態を認識する。
【0059】次に、ツリーIDフェーズでは、ツリー構
造の解析を実行し、全ての接続ポートのルートノードへ
の方向付けを決定し、ルートノードの設定処理を実行す
る。各機器(ノード)の有する他の機器(ノード)への
接続ポートがルート側に接続されている場合は、ペアレ
ント(parent)、ルートの反対方向に接続されている
場合はチャイルド(child)またはオフ(off)のセベル付
けがなされる。このラベル付けは図8(2)に示すよう
に各ノードのポート間におけるペアレント通知(Parent
Notify)、およびチャイルド通知(Child Notif
y)の送受信によって実行される。図8(2)に示すよ
うに通知を行うことで隣接する機器端子間で親子関係が
定義される。つまり、IEEE1394システム内にお
ける機器間のTree構造を構築する。そして、このツ
リー構造の構築結果に従って、ルートとしての機器が定
義される。ルートとは、全ての端子が子(Ch;Child)
として定義された機器であり、図8(2)の場合であれ
ば、ノードBがルートとして定義される。
【0060】このようにしてIEEE1394システム
内のツリー構造及びルートが定義されると、次に、各機
器(ノード)の識別子としてのIDを各機器に設定する
セルフIDフェーズに移行する。各機器(ノード)は、
各ノードのIDを設定するカウンタであるセルフIDカ
ウンタを持ち、この初期時点ですべてのノードのセルフ
IDカウンタは0に設定されている。
【0061】セルフIDフェーズでは、ルートからま
ず、最小ポート番号の接続ノードに対してセルフID設
定を促す送信許可信号(Grant)を送信し、他のポート
には、受信状態となるように受信待機信号(Data Prefi
x)を送信する。送信許可信号(Grant)を受信したノ
ードは、同様の処理、すなわち最小ポート番号の接続ノ
ードに対してセルフID設定を促す送信許可信号(Gra
nt)を送信し、他のポートには、受信状態となるように
受信待機信号(Data Prefix)を送信する。この処理に
より、チャイルドポートを持たない末端のノードにおい
て最初のID(IDcount=0)が設定され、これを
Self−IDパケットとして全ノードに送信する。こ
れらの処理の途中経過を示しているのが図9(3)であ
る。
【0062】各ノードでは、Self−IDパケットを
受信すると、自己のセルフIDカウンタを1増加させ
る。ルートがSelf−IDパケットに基づいて、順次
承認(grant)を行っていくことにより、IEEE13
94システム内における各機器のアドレス、つまりNo
de−IDが決定される。これらの処理により、図9
(4)のように各ノードに対してID#0〜#3が設定
される。
【0063】このようにバスリセット期間においては、
各接続機器にリセット通知を実行するフェーズとしての
バスリセットフェーズ、新たな機器間のツリーを構築す
るツリーIDフェーズ、さらに、各接続機器にIDを割
り当てるセルフIDフェーズにおいて、それぞれの処理
が実行されることになる。
【0064】図6に戻り、本発明の情報処理装置におけ
る処理について説明する。図6(a)に示すようにバス
リセット期間は300〜600μSecの間に実行さ
れ、その中の最初に実行されるフェーズであるバスリセ
ットフェーズは、167μSec間に実行されることに
規定されている。すなわち各ノードは自己の接続ノード
に対してリセット通知処理を167μSec実行する。
【0065】バスリセット通知は、各機器(ノード)の
PHY部(PHY−IC)303(図3参照)において
受信され、下位の接続ノードがある場合には下位のノー
ドに対してリセット通知処理を実行する。
【0066】本発明の情報処理装置(IEEE1394
対応機器)では、PHY部(PHY−IC)303の状
態判別部321がバスリセットフェーズの継続時間を計
測する。状態判別部321はタイマを有し、バスリセッ
トフェーズの継続時間が、予め定められた時間、例えば
1msec、あるいは5msecを超えて継続している
と判定された場合には、機器に対する電源オン要求であ
ると判定し、出力部322を介して1394制御マイコ
ンに対して電源オン要求を出力する。
【0067】IEEE1394は、半2重双方向通信で
あり、データ送信を行なうためにバスの使用権を獲得す
るアービトレーションを行なう。前述したようにアービ
トレーションは1,0,Zの3値の組合わせによりTP
A,TPBを双方向に駆動して通信を行なう。PHY部
(PHY−IC)303の状態判別部321は、TP
A,TPBの組合わせにより、各フェーズを識別するこ
とができる。図10にTPA,TPBの組合わせとIE
EE1394バスのステートとの対応表を示す。前述し
たバスリセット期間に実行される各フェーズ、例えばペ
アレント通知(Parent Notify)、およびチャイルド通
知(Child Notify)、送信許可信号(Grant)等の各デ
ータ通信状態に応じてTPA,TPBの組合わせが変更
される。バスリセットは、TPA,TPBの組合わせが
1,1であり、情報処理装置(IEEE1394対応機
器)のPHY部(PHY−IC)303における状態判
別部321は、TPA,TPBの組合わせが1,1の状
態が例えば1msec、あるいは5msecを超えて継
続していると判定された場合には、機器に対する電源オ
ン要求であると判定し、出力部322を介して1394
制御マイコンに対して電源オン要求を出力する。
【0068】例えば、図6(b)に示すように、バスリ
セットフェーズの継続時間が、5msec継続したこと
を条件として、PHY部(PHY−IC)303の状態
判別部321が機器に対する電源オン要求であると判定
し、出力部322を介して1394制御マイコン305
に対して電源オン要求を出力する。出力部322から1
394制御マイコン305に対する電源オン要求は、例
えば、1394制御マイコン305が割込み検出可能な
パルス幅を有するパルスの出力によって実行される。
【0069】1394制御マイコン305は、PHY部
(PHY−IC)303からの電源オン要求を受信する
と電源オン状態に遷移する。1394制御マイコン30
5は、PHY部(PHY−IC)303からの電源オン
要求の検出が可能な例えば低消費電力状態に維持され、
この低消費電力状態から電源オン状態に遷移する。さら
に、1394制御マイコン305は、LINK部(LI
NK−IC)304、機器制御マイコン306など、機
器全体を動作可能状態とするため各素子に対して電源オ
ン状態へと遷移させる制御を実行する。
【0070】このように、バスリセットフェーズの継続
時間に基づいて機器の電源オン処理を実行する構成とす
ることにより、IEEE1394バスに接続されたすべ
てのIEEE1394対応機器を一斉に電源オンさせる
処理が可能となる。バスリセット処理は、IEEE13
94バスに接続された機器(ノード)に対して一斉に実
行されるものであり、このバスリセットの最初のフェー
ズであるバスリセットフェーズを規定時間167μse
cより長く継続させ、規定時間より長い時間バスリセッ
トフェーズが継続していることを各接続機器(ノード)
のPHY部(PHY−IC)303の状態判別部321
が判別し、電源オン要求であると判定して出力部322
を介して1394制御マイコン305に対して電源オン
要求を出力することで、全ての接続機器(ノード)を一
斉に電源オンとすることが可能となる。
【0071】なお、上述の例では、PHY部(PHY−
IC)303の状態判別部321は、バスリセットフェ
ーズの継続時間が1msec、あるいは5msecを超
えて継続している場合に電源オン要求であると判定する
例を説明したが、この閾値となる時間は、バスリセット
フェーズの継続時間として規定されている167μse
cより長い設定であれば任意の時間を設定可能である。
【0072】PHY部(PHY−IC)で実行される処
理について図11に示すフローを参照して説明する。ス
テップS101において、PHY部(PHY−IC)
は、状態判別部においてバスリセット期間中の各フェー
ズを判別する。ステップS102では、バスリセットフ
ェーズガ予め定められた閾値時間:Tを超えたか否かを
判定する。閾値時間は、痔妖術したように例えば1ms
ec、5msecなどバスリセットフェーズの継続時間
として規定されている167μsecより長い時間とし
て設定される。
【0073】ステップS102における判定がNoであ
る場合は、ステップS104に進み、次フェーズの処
理、例えばツリーIDフェーズの処理に移行する。ステ
ップS102における判定がYesである場合、すなわ
ち、バスリセットフェーズガ予め定められた閾値時間:
Tを超えた場合には、機器に対する電源オン要求である
と判定し、ステップS103に進み、電源オン要求(例
えばパルス)をIEEE1394制御マイコンに出力す
る。IEEE1394制御マイコンは、電源オン状態へ
の移行、さらに、他の素子に対して電源オン要求出力を
実行する。
【0074】以上、特定の実施例を参照しながら、本発
明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨
を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成
し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で
本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべ
きではない。本発明の要旨を判断するためには、冒頭に
記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
【0075】なお、明細書中において説明した一連の処
理はハードウェア、またはソフトウェア、あるいは両者
の複合構成によって実行することが可能である。ソフト
ウェアによる処理を実行する場合は、処理シーケンスを
記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込ま
れたコンピュータ内のメモリにインストールして実行さ
せるか、あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュ
ータにプログラムをインストールして実行させることが
可能である。
【0076】例えば、プログラムは記録媒体としてのハ
ードディスクやROM(Read OnlyMemory)に予め記録し
ておくことができる。あるいは、プログラムはフロッピ
ー(登録商標)ディスク、CD−ROM(Compact Disc
Read Only Memory),MO(Magneto optical)ディスク,
DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導
体メモリなどのリムーバブル記録媒体に、一時的あるい
は永続的に格納(記録)しておくことができる。このよ
うなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフ
トウエアとして提供することができる。
【0077】なお、プログラムは、上述したようなリム
ーバブル記録媒体からコンピュータにインストールする
他、ダウンロードサイトから、コンピュータに無線転送
したり、LAN(Local Area Network)、インターネット
といったネットワークを介して、コンピュータに有線で
転送し、コンピュータでは、そのようにして転送されて
くるプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の
記録媒体にインストールすることができる。
【0078】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の情報処
理装置、情報処理システム、および情報処理方法、並び
にプログラムによれば、IEEE1394バスに接続さ
れたIEEE1394対応機器の電源がオフ状態であっ
ても、各機器のPHY部においてバスリセットフェーズ
の継続時間を判別し、閾値として設定された時間より長
いバスリセットフェーズの継続時間を検出した場合に、
電源オン要求をPHY部からIEEE1394制御マイ
コンに出力する構成としたので、IEEE1394バス
に接続された機器の電源を一斉にオンとすることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】IEEE1394バスに対する機器接続構成例
を示す図である。
【図2】IEEE1394対応機器の機器構成を示すブ
ロック図である。
【図3】本発明のIEEE1394対応機器の機器構成
を示すブロック図である。
【図4】IEEE1394のケーブル構成を示す図であ
る。
【図5】IEEE1394における信号伝送処理を説明
する図である。
【図6】本発明のIEEE1394対応機器の処理を説
明する図である。
【図7】IEEE1394システムにおける機器(ノー
ド)接続構成を説明する図である。
【図8】IEEE1394システムにおけるバスリセッ
ト期間に実行される処理について説明する図である。
【図9】IEEE1394システムにおけるバスリセッ
ト期間に実行される処理について説明する図である。
【図10】IEEE1394システムにおけるステート
に対応するデータ信号状態について説明する図である。
【図11】本発明のIEEE1394対応機器の処理を
説明するフロー図である。
【符号の説明】
101 TV 102 PC 103,104 VTR 105 IEEE1394バス 201 送受信部 202 IEEE1394端子 203 PHY部(PHY−IC) 204 LINK部(LINK−IC) 205 1394制御マイコン 206 機器制御マイコン 210 IEEE1394バス 301 送受信部 302 IEEE1394端子 303 PHY部(PHY−IC) 304 LINK部(LINK−IC) 305 1394制御マイコン 306 機器制御マイコン 310 IEEE1394バス 321 状態判別部 322 出力部 400 コネクタ 401 ケーブル(信号線)
フロントページの続き Fターム(参考) 5B011 DA01 EA02 EB06 FF04 MA02 MA14 MB11 5K033 AA02 AA09 BA01 CB01 CB13 DA11 DB25 5K034 AA19 AA20 BB07 DD02 FF01 FF12 FF13 HH01 HH02 HH07 HH65 TT08

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】他の情報処理装置とバスを介して接続さ
    れ、バスを介するデータ転送を実行する情報処理装置で
    あり、 バス接続された機器の接続構成情報取得処理として実行
    されるバスリセット期間内に実行されるバスリセットフ
    ェーズの継続時間を計測し、予め設定された閾値時間を
    超えるバスリセットフェーズが継続しているか否かを判
    別する状態判別手段と、 前記状態判別手段において、予め設定された閾値時間を
    超えるバスリセットフェーズが継続している場合に、情
    報処理装置の電源をオンとする電源オン要求を出力する
    データ処理手段を有することを特徴とする情報処理装
    置。
  2. 【請求項2】前記データ処理手段は、IEEE1394
    対応機器におけるPHY−ICとして構成され、該PH
    Y−ICは、前記電源オン要求を、情報処理装置内のI
    EEE1394制御マイコンに対して出力する構成であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】前記閾値時間は、バスリセットフェーズ実
    行期間として規定された167μsecを超える値とし
    て設定されていることを特徴とする請求項1に記載の情
    報処理装置。
  4. 【請求項4】前記データ処理手段は、IEEE1394
    対応機器におけるPHY−ICとして構成され、該PH
    Y−ICは、IEEE1394制御マイコンに対して、
    IEEE1394制御マイコンが割込み検出可能なパル
    ス幅を有するパルスを前記電源オン要求として出力する
    構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理
    装置。
  5. 【請求項5】複数の情報処理装置をバスを介して接続さ
    れ、バスを介するデータ転送を実行する情報処理システ
    ムであり、 バス接続された複数の情報処理装置の各々が、 バス接続された機器の接続構成情報取得処理として実行
    されるバスリセット期間内に実行されるバスリセットフ
    ェーズの継続時間を計測し、予め設定された閾値時間を
    超えるバスリセットフェーズが継続しているか否かを判
    別する状態判別手段と、 前記状態判別手段において、予め設定された閾値時間を
    超えるバスリセットフェーズが継続している場合に、情
    報処理装置の電源をオンとする電源オン要求を出力する
    データ処理手段とを有し、 閾値時間を超えるバスリセットフェーズの継続処理によ
    り、バス接続された複数の情報処理装置全ての電源を一
    斉にオンとする制御を実行する構成を有することを特徴
    とする情報処理システム。
  6. 【請求項6】前記データ処理手段は、IEEE1394
    対応機器におけるPHY−ICとして構成され、該PH
    Y−ICは、前記電源オン要求を、情報処理装置内のI
    EEE1394制御マイコンに対して出力する構成であ
    ることを特徴とする請求項5に記載の情報処理システ
    ム。
  7. 【請求項7】前記閾値時間は、バスリセットフェーズ実
    行期間として規定された167μsecを超える値とし
    て設定されていることを特徴とする請求項5に記載の情
    報処理システム。
  8. 【請求項8】前記データ処理手段は、IEEE1394
    対応機器におけるPHY−ICとして構成され、該PH
    Y−ICは、IEEE1394制御マイコンに対して、
    IEEE1394制御マイコンが割込み検出可能なパル
    ス幅を有するパルスを前記電源オン要求として出力する
    構成であることを特徴とする請求項5に記載の情報処理
    システム。
  9. 【請求項9】他の情報処理装置とバスを介して接続さ
    れ、バスを介するデータ転送を実行する情報処理装置に
    おける情報処理方法であり、 バス接続された機器の接続構成情報取得処理として実行
    されるバスリセット期間内に実行されるバスリセットフ
    ェーズの継続時間を計測し、予め設定された閾値時間を
    超えるバスリセットフェーズが継続しているか否かを判
    別する状態判別ステップと、 前記状態判別ステップにおいて、予め設定された閾値時
    間を超えるバスリセットフェーズが継続している場合
    に、情報処理装置の電源をオンとする電源オン要求を出
    力する電源オン要求出力ステップと、 を有することを特徴とする情報処理方法。
  10. 【請求項10】前記情報処理装置は、IEEE1394
    対応機器であり、前記電源オン要求出力ステップは、情
    報処理装置内のPHY−ICが、情報処理装置内のIE
    EE1394制御マイコンに対して電源オン要求を出力
    するステップであることを特徴とする請求項9に記載の
    情報処理方法。
  11. 【請求項11】前記閾値時間は、バスリセットフェーズ
    実行期間として規定された167μsecを超える値と
    して設定されていることを特徴とする請求項9に記載の
    情報処理方法。
  12. 【請求項12】前記情報処理装置は、IEEE1394
    対応機器であり、前記電源オン要求出力ステップは、情
    報処理装置内のPHY−ICが、情報処理装置内のIE
    EE1394制御マイコンに対して、IEEE1394
    制御マイコンが割込み検出可能なパルス幅を有するパル
    スを前記電源オン要求として出力するステップであるこ
    とを特徴とする請求項9に記載の情報処理方法。
  13. 【請求項13】他の情報処理装置とバスを介して接続さ
    れ、バスを介するデータ転送を実行する情報処理装置に
    おける情報処理をコンピュータ・システム上で実行せし
    めるプログラムであって、 バス接続された機器の接続構成情報取得処理として実行
    されるバスリセット期間内に実行されるバスリセットフ
    ェーズの継続時間を計測し、予め設定された閾値時間を
    超えるバスリセットフェーズが継続しているか否かを判
    別する状態判別ステップと、 前記状態判別ステップにおいて、予め設定された閾値時
    間を超えるバスリセットフェーズが継続している場合
    に、情報処理装置の電源をオンとする電源オン要求を出
    力する電源オン要求出力ステップと、 を有することを特徴とするプログラム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013215562A (ja) * 2012-03-12 2013-10-24 Fujifilm Corp 組織修復材の製造方法

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