JP3709577B2 - 電子機器及び電子機器電源供給システム - Google Patents

電子機器及び電子機器電源供給システム Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、テープレコーダ装置、ディスクレコーダ装置、ラジオ装置等として構成される電子機器及び電子機器電源供給システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、テープレコーダ装置、ディスクレコーダ装置、ラジオ装置等として構成された電子機器が提案されている。このような電子機器としては、外側部に設けられた接点(接続ジャック)を介して、外部機器より電源供給を受けたり、該外部機器との間で情報信号の授受が行えるように構成されたものがある。
【0003】
上記接点には、接続コードの先端側に取り付けられた接続プラグが接続される。上記電子機器は、上記接続コードを介して、外部機器に接続される。
【0004】
そして、このような電子機器と外部機器との接続を容易に行うため、電子機器用接続装置が提案されている。この電子機器用接続装置は、上記電子機器を機械的に保持する装着部を有している。この装着部には、上記接点に接続される接続端子が配設されている。
【0005】
すなわち、上記電子機器は、上記電子機器用接続装置の装着部に装着されることによって、上記接点に上記接続端子を接続され、外部から電源供給をなされたり、また、外部機器との間の情報信号の授受を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のような電子機器及び電子機器用接続装置においては、特に、これら電子機器及び電子機器用接続装置が互いに接続されていない状態において、上記接点及び上記接続端子の保護が充分に図られない。
【0007】
すなわち、上記接点及び上記接続端子は、手指や外部の種々の部材が接触される虞れがあり、摩耗や破損を生ずる虞れがある。
【0008】
また、上記接点及び上記接続端子に手指等が接触されると、上記電子機器、上記電子機器用接続装置、あるいは、この電子機器用接続装置に接続された外部機器の内部回路が静電破壊を生ずる虞れがある。
【0009】
さらに、上述のような電子機器及び電子機器用接続装置においては、この電子機器用接続装置に対して該電子機器が傾いた状態で装着される等の誤った装着状態を充分に防止することができない。このように、上記電子機器が上記電子機器用接続装置に対して誤った装着状態により装着されると、上記接点及び上記接続端子に過大な負荷が加えられ、これら接点及び接続端子が破損される虞れがある。
【0010】
そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提案されるものであって、電子機器用接続装置の接続端子が接続される接点の保護が充分に図られ、内部回路の静電破壊が確実に防止され、また、該電子機器用接続装置に対して傾いた状態で装着される等の誤った装着状態で装着されることが確実に防止され、さらにまた、蓋の開閉で適切に電源供給元を選択することが可能とした電子機器及び電子機器電源供給システムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決し上記目的を達成するため、本発明に係る電子機器は、外筐体内に配設された電子回路に電源を供給する内部電源供給手段と、外筐体内に配設された外部機器に対する接続用の接点と、上記外筐体に形成され、上記接点を外方側に臨ませる開口部と、上記開口部を閉蓋する閉蓋位置と該開口部を開蓋させる開蓋位置とに亘ってスライド可能に配設されたスライドシャッタと、上記スライドシャッタを開蓋位置から閉蓋位置に向かう方向に付勢する付勢手段と、上記スライドシャッタを上記閉蓋位置において掛止するロック部材と、上記内部電源から上記電子回路に電源を供給する状態と上記外部機器より上記接点を介して上記電子回路に電源を供給する状態とを切替えるスイッチと、上記スライドシャッタに設けられ、当該スライドシャッタが上記閉蓋位置にスライドされたときには上記スイッチを上記内部電源から上記電子回路に電源を供給する状態に切替え、当該スライドシャッタが上記開蓋位置にスライドされたときには上記スイッチを上記外部機器より上記接点を介して上記電子回路に電源を供給する状態に切替えるスイッチ操作突起と、を備えるようになされたものである。
【0013】
また、本発明に係る電子機器電源供給システムは、外筐体内に配設された電子回路に電源を供給する内部電源供給手段と、外筐体内に配設された外部機器に対する接続用の接点と、上記外筐体に形成され、上記接点を外方側に臨ませる開口部と、上記開口部を閉蓋する閉蓋位置と該開口部を開蓋させる開蓋位置とに亘ってスライド可能に配設されたスライドシャッタと、上記スライドシャッタを開蓋位置から閉蓋位置に向かう方向に付勢する付勢手段と、上記スライドシャッタを上記閉蓋位置において掛止するロック部材と、上記内部電源から上記電子回路に電源を供給する状態と上記外部機器より上記接点を介して上記電子回路に電源を供給する状態とを切替えるスイッチと、上記スライドシャッタに設けられ、当該スライドシャッタが上記閉蓋位置にスライドされたときには上記スイッチを上記内部電源から上記電子回路に電源を供給する状態に切替え、当該スライドシャッタが上記開蓋位置にスライドされたときには上記スイッチを上記外部機器より上記接点を介して上記電子回路に電源を供給する状態に切替えるスイッチ操作突起と、を備える電子機器と、上記電子機器が装着される装着部と、上記装着部に進入可能に設けられ、当該装着部に装着される電子機器の上記スライドシャッタを開蓋位置にスライドさせる爪部と、上記接点と接続する接続端子と、上記接続端子を介して上記電子機器に電源を供給する外部電源供給手段とを備える電子機器用接続装置とからなるようになされたものである。
【0014】
【作用】
本発明に係る電子機器においては、ロック部材は、外筐体内に配設された接点を外方側に臨ませる開口部を開閉するスライドシャッタ4を閉蓋位置にて確実に掛止することができる。
【0015】
また、上述の電子機器において、上記スライドシャッタは、開蓋位置にスライドされたとき、閉蓋位置にあるときよりも、このスライドシャッタのスライド方向に直交する方向について外筐体の内方側に移動されていることとしたので、このスライドシャッタは、閉蓋位置となされたときには、外筐体に対して面一状態に上記開口部を閉蓋することができる。
【0016】
さらに、本発明に係る電子機器及び電子機器電源供給システムは、上述の電子機器において、上記スライドシャッタは、開蓋位置にスライドされたとき、外方側より上記接点を介して電源供給される状態と内蔵電源より電源供給される状態とを切換えるスイッチを操作し、外方側より接点を介して電源供給される状態にすることとしたので、該スライドシャッタの開閉に連動して電源供給元が切換えられる。
【0017】
【実施例】
以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照しながら説明する。
【0018】
この例は、本発明に係る電子機器を、デジタルテープレコーダ装置として構成した例である。このデジタルテープレコーダ装置は、後述する電子機器用接続装置に接続されることができる。
【0019】
上記デジタルテープレコーダ装置は、図2乃至図7に示すように、外筐体2を有して構成されている。この外筐体2には、上面部に、図示しないテープカセットが入出されるテープカセット挿入口6が形成されている。このテープカセット挿入口6は、上記外筐体2に対して回動可能に取り付けられた蓋体5により開閉可能となされている。
【0020】
そして、上記外筐体2内には、上記テープカセット挿入口6の内方側に位置して、上記テープカセットが装着されてこのテープカセットの磁気テープに対してデジタル情報信号の記録及び再生を行うテープドライブ部が内蔵されている。
【0021】
上記テープドライブ部に装着されたテープカセットは、上記外筐体2の右側面部に回動可能に配設されたイジェクトレバー4を回動操作することにより、上記テープカセット挿入口6を介して取り出すことができる。
【0022】
また、上記外筐体2内には、上記テープドライブ部の動作を制御する電子回路部が内蔵されている。
【0023】
上記外筐体2の上面部には、表示装置7が配設されている。この表示装置7は、液晶表示板(LCD)の如き表示デバイスを有して構成され、上記電子回路部に制御されることにより、上記テープドライブ部における動作モードに応じた情報信号を表示する。
【0024】
そして、上記外筐体2の上面部分には、複数の押釦スイッチ8,10,11及びスライドスイッチ9が配設されている。また、上記外筐体2の前面部分には、複数の押釦スイッチ16,17,18,19が配設されている。
【0025】
上記外筐体2の上面部分の押釦スイッチ8,8は、このデジタルテープレコーダ装置の再生出力のレベル(音量)を調整するボリュームスイッチである。
【0026】
上記外筐体2の上面部分の押釦スイッチ10は、上記テープドライブ部の動作を一時的に停止させるポーズスイッチである。
【0027】
上記外筐体2の上面部分の押釦スイッチ11,11,11は、上記表示装置7における表示内容を選択するスイッチである。
【0028】
上記外筐体2の上面部分のスライドスイッチ10は、録音モードを開始させるための録音開始スイッチである。
【0029】
上記外筐体2の前面部分の押釦スイッチ16は、再生モードを開始させ、また、再生中においてテープの走行方向を切換えるための再生開始スイッチである。上記外筐体2の前面部分の押釦スイッチ17は、上記テープドライブ部の動作を停止させるストップスイッチである。
【0030】
上記外筐体2の前面部分の押釦スイッチ18は、早送りモードを開始させるための早送り(FF)スイッチである。
【0031】上記外筐体2の前面部分の押釦スイッチ19は、巻戻しモードを開始させるための巻戻し(REW)スイッチである。
【0032】
そして、上記外筐体2の左側面部には、接続ジャック13,14が設けられている。これら接続ジャック13,14は、このデジタルテープレコーダ装置に対してマイクロホン装置やヘッドホン装置を接続させるためのものである。
【0033】
上記外筐体2の底面部には、一側側部分、すなわち、左側側部分に位置して、開口部24が設けられている。上記外筐体2の上記開口部24内となる位置には、図8乃至部11に示すように、外部機器に対する接続用の複数の接点51が配設されている。すなわち、上記各接点51は、上記開口部24を介して、上記外方側2の外方側に臨んでいる。
【0034】
そして、上記開口部24は、図1に示すように、上記外筐体2に対してスライド可能に支持されたスライドシャッタ22により、開閉可能となされている。
【0035】
上記スライドシャッタ22は、図8乃至図13に示すように、上記外筐体2の底板部と該外筐体2の内側部に取り付けられたフレーム28に挟持された状態に支持され、上記開口部24を閉蓋する閉蓋位置及び該開口部24を開蓋させる開蓋位置に亘って、前後側向、すなわち、上記デジタルテープレコーダ装置の一側側より他側側に亘る方向にスライド可能となされている。
【0036】
上記スライドシャッタ22は、上記外筐体2に対するスライド可能方向についての両側側部分に、それぞれ前後一対の支持杆43,44、43,44が突設されており、これら支持杆43,44、43,44を、上記外筐体2と上記フレーム28との間に進入させている。
【0037】
上記スライドシャッタ22は、上記閉蓋位置にあるとき、外側面部を上記外筐体2の底面部に対して面一状態として、上記開口部24を閉蓋している。
【0038】
そして、上記スライドシャッタ22は、上記開蓋位置にスライドされたとき、上記閉蓋位置にあるときよりも、このスライドシャッタ22のスライド可能方向に直交する方向について上記外筐体2の内方側に移動されている。
【0039】
すなわち、上記フレーム28には、図14に示すように、上記各支持杆43,44、43,44に対応して、上記スライドシャッタ22が上記閉蓋位置にあるときに該各支持杆43,44、43,44の後方側となる位置に、ガイド片53,38、53,38が設けられている。これらガイド片53,38、53,38の前端側部分は、それぞれ傾斜面部55,54、55,54となされている。
【0040】
上記スライドシャッタ22が上記閉蓋位置より上記開蓋位置に向けて、すなわち、後方側にスライドされると、上記各支持杆43,44、43,44は、図14中矢印Cで示すように、上記各傾斜面部55,54、55,54上を摺接しつつ、図14中矢印Dで示すように、上記各ガイド片53,38、53,38に乗り上げるようにして、上記外筐体2の内方側に移動される。
【0041】
したがって、上記スライドシャッタ22は、上記開口部24を開蓋するときには、この開口部24より上記外筐体2の内方側に没入されてから、該開口部24を開蓋する。
【0042】
上記スライドシャッタ22は、捻りコイルバネ34により、図1中矢印Aで示すように、閉蓋方向に付勢されている。この捻りコイルバネ34は、一方のアーム部36を、上記スライドシャッタ22に上記外筐体2の内方側に向けて突出された掛止突起45に掛止させ、他方のアーム部35を上記フレーム28の掛止部37に掛止させている。
【0043】
そして、上記スライドシャッタ22は、一対のロック部材23,23により、上記閉蓋位置において掛止される。これらロック部材23,23は、上記フレーム28の前方側部分、すなわち、上記外筐体2の一端部近傍となる部分に形成されたガイド部39,39により、該外筐体2の底板部に対する接離方向、すなわち、上下方向に移動可能に支持されている。
【0044】
そして、これらロック部材23,23は、上記外筐体2内の一側側部分に突設された支持片部49に取り付けられた板バネ40の両端側のアーム部47,47により、それぞれ、図1中矢印Bで示すように、上記外筐体2の外方側方向、すなわち、下方側に付勢されて初期位置に位置決めされている。
【0045】
上記各ロック部材23,23の後側部には、それぞれロック爪41,41が突設されている。上記各ロック部材23,23は、これらロック爪41,41を、上記スライドシャッタ22の上記外筐体2の内方側に向いた面部に形成された被ロック溝42,42に掛止させることにより、該スライドシャッタ22を上記閉蓋位置にて掛止する。すなわち、上記各ロック部材23,23は、上記スライドシャッタ22の前端縁側の両側側部分となる2箇所において掛止する。
【0046】
そして、上記各ロック部材23,23は、上記板バネ40のアーム部47,47による付勢力に抗して上記上記外筐体2の底板部より離間する方向、すなわち、上方側に移動されることにより、上記ロック爪41,41による上記スライドシャッタ22に対する掛止を解除し、このスライドシャッタ22が開蓋方向にスライドされることを可能とする。
【0047】
上記各ロック部材23,23の下面部は、上記外筐体2の一側部分において上記開口部24より両側側に切り欠かれて形成された拡幅部50,50を介して、外方側に臨んでいる。これらロック部材23,23の下面部は、上記外筐体2の一端部の下縁部に沿って下方側に向いたテーパ状となっている。
【0048】
すなわち、上記各ロック部材23,23は、上記外筐体2の一側側方向より水平に押圧されることにより、上方側に移動される。
【0049】
そして、上記スライドシャッタ22は、上記開蓋位置にスライドされたとき、上記外筐体2の外方側より上記各接点51を介して電源供給される状態と、該外筐体2内に内蔵された内蔵電源より電源供給される状態とを切換えるスイッチ89を操作し、該各接点51を介して電源供給される状態にする。
【0050】
すなわち、上記スライドシャッタ22には、上記外筐体2の内方側に向けて、スイッチ操作突起46が設けられている。このスイッチ操作突起46は、上記外筐体2内に配設されたプリント基板30に対向している。このプリント基板30上には、上記スイッチ89が配設されている。
【0051】
上記スイッチ89は、それぞれ基端側を上記プリント基板30上の導体パターンに接続された板バネ状の一対の端子板31,32を有して構成されている。このスイッチ89においては、上記各端子板31,32の先端側同士が互いに接触されることによって、投入状態となされる。このスイッチ89においては、上記各端子板31,32の先端側同士は、初期状態において、互いに接触されている。
【0052】
上記一対の端子板31,32の一方の先端側には、被操作片33が取り付けられている。この被操作片33は、上記スライドシャッタ22の上記開蓋位置へのスライドに伴う上記スイッチ操作突起46の移動軌跡上に位置している。この被操作片33は、上記スライドシャッタ22が上記開蓋位置へスライドされると、上記スイッチ操作突起46によって押圧されて、上記各端子板31,32の先端側同士を互いに離間させる。
【0053】
このデジタルテープレコーダ装置においては、図15に示すように、外部電源ジャック69を介して、外部より直流電源が供給される。上記外部電源ジャック69のプラス端子84は、ラインフィルタ82を介して、電源基板88の(+B)部に接続されている。また、上記外部電源ジャック69のマイナス端子85は、上記ラインフィルタ82を介して、上記電源基板88の(+B・GND)部に接続されている。
【0054】
上記(+B)部及び上記(+B・GND)部は、それぞれ上記電子回路部91に接続されており、この電子回路部91に対する電源供給が行われる。
【0055】
そして、上記外部電源ジャック69のマイナス端子85には、内蔵電源である乾電池60の陰極2が接続されている。この乾電池60の陽極は、上記電源基板88の(+B・SW)部に接続されている。この(+B・SW)部は、上記スイッチ89を介して、上記電子回路部91に接続されている。
【0056】
すなわち、上記スイッチ89が投入状態であるときには、上記乾電池60よりの電源が上記電子回路部91に供給され、該スイッチ89が遮断状態であるときには、該乾電池60より該電子回路部91への電源供給が断たれ、上記外部電源ジャック69を介して供給される電源のみが、該電子回路部91へ供給される。なお、二次電池90が上記(+B・GND)と上記電源基板88の(3V)部との間に接続されている。この二次電池90は、メモリの保持、時計の駆動等のための、このデジタルテープレコーダの非作動中において必要な電源の供給を行う。
【0057】
そして、上記デジタルテープレコーダ装置は、上記各接点51を介して、上記電子機器用接続装置に接続される。
【0058】
上記電子機器用接続装置は、図16乃至図21に示すように、筐体102を有して構成されている。この筐体102の上面部には、装着部109が形成されている。この装着部109は、上記デジタルテープレコーダ装置1が水平状に嵌合される凹部状に形成されている。
【0059】
上記装着部109内の他側側の内壁部には、一対の係合部111,111が突設されている。これら係合部111,111は、図26に示すように、上記外筐体2が他側側より上記装着部109内に嵌入されたとき、該外筐体2の他側部に形成された一対の係合孔15,15に嵌入係合する。
【0060】
また、上記外筐102には、上記装着部109の近傍に位置して、上記デジタルテープレコーダ装置1が該装着部109に対して位置決めされて載置されたときに、該デジタルテープレコーダ装置1の外側部に設けられた接続ジャック13,14を覆い隠す壁部が突設されている。
【0061】
上記筐体102内には、図21乃至図29に示すように、シャーシ121が固定して配設されている。このシャーシ121上には、スライダ175が、この電子機器用接続装置101の一側側より他側側に亘る方向にスライド可能に配設されている。すなわち、このスライダ175は、一端側及び他端側にそれぞれ一対の支持スリット176,178を有し、これら支持スリット176,178に上記シャーシ121に植設された支持ピン127,128を対応して挿通させることにより、該シャーシ121上をスライド可能となされている。
【0062】
上記スライダ175は、上記デジタルテープレコーダ1のスライドシャッタ22に対する上記各ロック部材23,23によるロックを解除し、このスライドシャッタ22を開蓋させる爪部材となる一対の爪部115,115を有している。これら爪部115,115は、上記スライダ175より立設された一対の突片部179,179の端部として形成されている。これら突片部179,179の間には、切り欠き部180が形成されている。
【0063】
上記各突片部179,179は、互いに平行に対向されて立設され、上端縁部が互いに離反する方向に鈎状に屈曲されている。
【0064】
上記スライダ175は、上記各爪部115,115を、上記筐体102に形成された透孔を介して、上記装着部109内の一側側部分に臨ませている。上記スライダ175は、他側側にスライドされると、上記各爪部115,115を、上記装着部109内に進入させる。
【0065】
上記各爪部115,115は、上記装着部109内に上記デジタルテープレコーダ1の外筐体2が装着されているときに該装着部109に進入されると、図26に示すように、上記各ロック部材23,23のテーパ状の下面部に対応して当接し、これらロック部材23,23を上方側に移動させ、これらロック部材23,23による上記スライドシャッタ22に対するロックを解除させる。このとき、上記各爪部115,115は、さらに上記装着部109に進入されると、上記スライドシャッタ22を開蓋させる。
【0066】
そして、上記各爪部115,115が上記スライドシャッタ22を開蓋させたとき、上記各突片部179,179の上端側の鈎状部が上記各拡幅部50,50を介して上記デジタルテープレコーダ1の外筐体2内に進入しており、該各突片部179,179は、上記開口部24を介して該外筐体2内に進入している。
【0067】
したがって、このとき、上記各突片部179,179は、上端側の鈎状部を上記開口部24の両縁部に内側より係合させており、上記係合部111,111と共働して、上記外筐体2を上記装着部109上に掛止している。
【0068】
そして、上記シャーシ121の下面側には、図25に示すように、移動部材となる回動アーム155が、回動可能に取り付けられている。この回動アーム155は、基端側の挿通孔166に挿通させた支軸164を介して、上記シャーシ121の略々中央部に下方側に向けて突設された一対の支持片130,130に対して、該基端側を回動可能に支持されている。上記支軸164は、上記各支持片130,130に形成された支持孔131,131により両端側を支持されている。
【0069】
上記回動アーム155の先端側には、上記デジタルテープレコーダ装置1の各接点51に接続される接続端子159が支持されている。この接続端子159は、基材部158上に配列されて取り付けられ、この基材部158が上記回動アーム155の先端側に取り付けられることによって、該回動アーム155上に支持されている。
【0070】
上記基材部158は、両端側部分にネジ挿通孔160を有し、このネジ挿通孔160に挿通されたネジ161,161が上記回動アーム155のネジ孔157,157に螺入されることにより、該回動アーム155に取り付けられている。上記回動アーム155は、先端側を上方に向ける方向に回動されることにより、図27に示すように、上記シャーシ121の一側側部分に形成された透孔122、上記スライダ175の切り欠き部180及び上記外筐102に設けられた透孔113を介して、上記装着部109内の一端側部分に下方側より進入される。また、上記回動アーム155は、先端側を下方に向ける方向に回動されることにより、図25に示すように、上記外筐102の透孔113を介して、上記装着部109より下方側に退出される。
【0071】
すなわち、上記回動アーム155は、上記接続端子159を上記装着部109に対して進退可能としている。
【0072】
なお、上記回動アーム155の回動範囲は、この回動アーム155の先端側が上記シャーシ121の下面部に当接する位置より、この回動アーム155の基端側方向に突設された当接片163が該シャーシ121の下面部に当接する位置までの範囲として規制されている。
【0073】
上記スライダ175は、上記爪部115,115を上記装着部109内に進入させる方向にスライドされると、上記回動アーム155の基端側方向に突設されたカム部167を介して、該回動アーム155を上記接続端子159が上記装着部109に進入されることとなる方向に回動させる。上記カム部167は、上記回動アーム155の基端側方向に突設され、先端側部分が上方側に向けて傾斜されている。
【0074】
上記スライダ175には、上記カム部167に対向するローラ体184が取り付けられている。このローラ体184は、円環状に形成され、上記スライダ175上に垂設された支持片186の支持孔187に水平に植設された支軸185により、回転可能に支持されている。このローラ体184と上記カム部167とは、上記シャーシ121の他側側部分に形成された透孔125を介して、互いに対向している。
【0075】
上記スライダ175は、付勢部材となる引っ張りコイルバネ182により、図21中矢印Eで示すように、上記各爪部115を上記装着部109内に進入させる方向に付勢されている。この引っ張りコイルバネ182は、上記スライダ175上の掛止片181と上記シャーシ121上の掛止部138との間に張架されている。
【0076】
また、上記回動アーム155は、引っ張りコイルバネ168により、図21中矢印Gで示すように、上記接続端子159を上記装着部109より退出させる方向に付勢されている。この引っ張りコイルバネ168は、上記回動アーム155の基端側より下方向に突設された掛止片165と上記シャーシ121に形成された掛止部200との間に張架されている。
【0077】
上記スライダ175は、一端側部分に一対の被掛止部198,198を有し、これら被掛止部198,198を掛止部材となる掛止爪174,174により掛止されることにより、上記各爪部115,115を上記装着部109より退出させる初期位置にて位置決めされている。
【0078】
上記掛止爪174,174は、上記シャーシ121の下面部にネジ172,172により互いに平行となされて取り付けられた一対の板バネ170,173の先端側部分が上方側に屈曲されることにより形成されている。これら掛止爪174,174は、上記各板バネ170,173の弾性力により、図21中矢印Hで示すように、上方側に向けて付勢されている。これら掛止爪174,174は、上記シャーシ121の一側側部分に形成された一対の透孔123,123を介して、このシャーシ121の上方側に突出されている。
【0079】
上記各板バネ170,173の先端側には、それぞれ検出部材となる検出板112,112が取り付けられている。これら検出板112,112は、上記各板バネ170,173が初期位置にあるとき、上記シャーシ121の各透孔123,123を介して該シャーシ121の上方側に突出され、さらに、上記装着部109の一側側部分の底面部に位置して上記筐体102に設けられたスリット状透孔を介して、該装着部109の底面部より上方側に突出されている。
【0080】
これら、検出板112,112は、上記デジタルテープレコーダ装置1が上記装着部109に載置されたときに、このデジタルテープレコーダ装置1の各接点51の近傍である一側側部分により押圧されて移動し、上記掛止爪174,174による該スライダ175に対する掛止を解除させる。
【0081】
また、一方の板バネ170は、上記シャーシ121の他側側部分に亘って延在されており、該他側側の先端側部分に、検出部材であり、掛止部材でもある検出ピン110が植設されている。この検出ピン110は、上記シャーシ121に形成された透孔197及び上記装着部109内の底面部の他側側に位置して形成された透孔を介して、該底面部より上方側に突出されている。この検出ピン110は、上記板バネ170の弾性力により、図21中矢印Jで示すように、上方側に向けて付勢されている。
【0082】
上記検出ピン110は、図30及び図31に示すように、上記板バネ170上に上方に向けて垂設された円筒状のピンであり、図31中矢印Pで示す一定の直径を有している。この検出ピン110は、略々中央の高さ位置に、図31中矢印Lで示す該検出ピン110の直径よりは小径の直径を有する第1の縮径部193を有している。この第1の縮径部193の下側(基端側)は、下方側に向けて徐々に拡径されたテーパ部194となっている。そして、上記テーパ部194の下側には、第2の縮径部195が形成されている。この第2の縮径部195は、上記第1の縮径部193と略々等しい径となっている。
【0083】
また、上記第2の縮径部195の下側には、図31中矢印Nで示す上記検出ピン110の直径よりは小径の直径を有する第3の縮径部196が形成されている。この第3の縮径部196は、上記第2の縮径部195よりは大径となっている。この第3の縮径部196は、上記板バネ170が変位されていない初期状態において、上記シャーシ121の上面部に沿う高さ位置となされている。
【0084】
そして、上記スライダ175の他側側には、図21に示すように、上記検出ピン110に対応して、図31中矢印Mで示す一定の幅を有するスリット状切り欠き部177が形成されている。このスリット状切り欠き部177は、他側側に向けて開放されており、図31に示すように、この開放端を上記検出ピン110に対向させている。
【0085】
上記スリット状切り欠き部177の幅は、図31に示すように、上記第2の縮径部195の直径よりは広く、上記第3の縮径部196の直径よりは狭くなっている。
【0086】
したがって、上記板バネ170が初期状態であるときに、上記スライダ175が他側側に向けてスライドされると、上記スリット状切り欠き部177の開放端部の両側の角部分が、上記第3の縮径部196に当接して、該スライダ175は停止される。また、この状態においては、上記スリット状切り欠き部177の開放端部の両側の角部分が、上記第3の縮径部196の上下の縁間に挟まった状態となっているため、上記検出ピン110は、下方側に移動することが阻止されている。
【0087】
そして、上記シャーシ121には、リリースアーム150が回動可能に取り付けられている。このリリースアーム150は、上記シャーシ121の下面部に位置し、中央部に形成された支持孔152に該シャーシ121に植設された支軸137を挿通させることにより、回動可能に支持されている。このリリースアーム150は、一端側にリリースピン151を有し、このリリースピン151を上記スライダ175の他側部に対向させている。
【0088】
このリリースアーム150の他端側には、連係ピン149が植設されている。この連携ピン149は、上記シャーシ121の前端縁部にスライド可能に取り付けられたリリーススライダ145に回動可能に連係されている。
【0089】
上記リリーススライダ145は、複数の支持爪146を有し、これら支持爪146を上記シャーシ121に形成された支持スリット140,141,142,143に対応させて挿通係合させることにより、該シャーシ121に対して側方方向にスライド可能となされている。このリリーススライダ145は、連係溝148が形成された連係片147を有し、該連係溝148に上記連係ピン149を連係させている。
【0090】
また、上記リリーススライダ145は、前面部に、リリース摘み107を有している。
【0091】
上記リリースアーム150は、引っ張りコイルバネ154により、図21中矢印Kで示すように、上記リリースピン151を上記スライダ175より離間させる方向に回動付勢されている。上記引っ張りコイルバネ154は、上記リリースアーム150に形成された掛止部153と上記シャーシ121に形成された掛止部136との間に張架されている。
【0092】
そして、上記シャーシ121上には、上記スライダ175が上記各掛止爪174,174により掛止されているときに上記接続端子159を覆うシャッタ部材114が配設されている。
【0093】
このシャッタ部材114は、基端側に支持孔189を有し、この支持孔189に上記シャーシ121上に植設された支軸132を挿通させることにより、回動可能に支持されている。このシャッタ部材114の先端側は、平板状のシャッタ板部となされている。このシャッタ部材114は、中途部に連係片部190を有している。そして、上記スライダ175には、上記連係片部190に対応する連係突片192が突設されている。
【0094】
このシャッタ部材114は、引っ張りコイルバネ191により、図21中矢印Fで示すように、上記接続端子159を覆う位置となる方向に回動付勢されている。上記引っ張りコイルバネ191は、上記シャッタ部材114に形成された掛止部と上記シャーシ121に形成された掛止部139との間に張架されている。そして、上記シャッタ部材114は、上記スライダ175が上記引っ張りコイルバネ182の付勢力によってスライドされると、このスライダ175のスライドに連動して、上記連係突片192及び上記連係片部190を介して回動操作され、上記接続端子159を外方側に臨ませる。
【0095】
この電子機器用接続装置101においては、上記デジタルテープレコーダ装置1が上記装着部109に対して、上記各係合部111,111を上記各係合孔15,15に嵌入係合させる状態で載置されると、まず、上記検出ピン110が該デジタルテープレコーダ装置1の外筐体2の他側側部分により、下方側に押圧される。このとき、上記スライダ175のスリット状切り欠き部177の開放端部は、上記検出ピン110の第2の縮径部195に対向する状態となる。
【0096】
そして、上記デジタルテープレコーダ装置1の外筐体2の一側側部分も上記装着部109に対して装着されると、上記各検出板112,112が下方側に押圧され、上記各掛止爪174,174による上記スライダ175に対する掛止が解除される。また、このとき、上記爪部115,115により、上記ロック部材23,23による上記スライドシャッタ22に対するロックが解除されている。
【0097】
したがって、このとき、上記スライダ175は、図23中に矢印Qで示すように、上記引っ張りコイルバネ182によりスライドされて、上記各爪部115,115により該スライドシャッタ22を開蓋させる。
【0098】
すると、上記回動アーム155が回動操作され、上記接続端子159は、上記デジタルテープレコーダ装置1の各接点51に接続される。
【0099】
このとき、上記デジタルテープレコーダ装置1は、図32乃至図34に示すように、上記装着部109内に、上記各係合部111,111及び上記各突片部179,179により、位置決めされた状態で保持されている。
【0100】
なお、上記シャッタ部材114は、図23に示すように、上記接続端子159を上方側に臨ませる位置に回動されたとき、上記シャーシ121上に配設されたクッション部材133により、回動を停止される。
【0101】
また、上記スライダ175は、上記引っ張りコイルバネ182によりスライドされたときには、他側側の縁部に立設された壁部188を上記シャーシ121上に配設されたクッション134に当接させて停止される。
【0102】
この電子機器用接続装置101において、上記接続端子159には、種々の電子回路が接続されており、上記デジタルテープレコーダ装置1との間で、上記各接点51を介して、情報信号の授受や電源供給が行われる。この電子機器用接続装置101には、電源スイッチ103、操作スイッチ104、情報信号の入出力端子116,108,118,119、外部電源供給端子120、ボリューム摘み106、表示部105等が設けられている。
【0103】
そして、この電子機器用接続装置101においては、図24において矢印Rで示すように、上記リリース摘み107により上記リリーススライダ145をスライドさせ、上記引っ張りコイルバネ154の回動付勢力に抗して、上記リリースアーム150を回動させることにより、図24において矢印Sで示すように、上記リリースピン151により、上記スライダ175を初期位置に戻すことができる。上記初期位置に戻された上記スライダ175は、上記掛止爪174,174により掛止されて、該初期位置に保持される。
【0104】
上記スライダ175が初期位置に戻ることにより、上記デジタルテープレコーダ装置1においては、上記スライドシャッタ22が閉蓋されて上記各ロック部材23,23によりロックされ、そして、上記装着部109より取り出されることが可能となる。
【0105】
この電子機器用接続装置101においては、上記各検出板112,112が2箇所に設けられているため、いずれか一方の検出板112が押圧されても、双方の検出板112,112が押圧されないと、上記各掛止爪174,174による上記スライダ175に対する掛止が解除されない。したがって、上記デジタルテープレコーダ装置1が上記装着部109に対して傾斜した状態で装着されても、上記スライダ175に対する掛止が解除されることがない。
【0106】
また、この電子機器用接続装置101においては、上記検出ピン110が上記装着部109に載置されたデジタルテープレコーダ装置1の他側側部分により押圧される位置に設けられており、上記各検出板112,112が押圧されても、上記検出ピン110が押圧されないと、この検出ピン110が上記スライダ175のスライドを阻止する。したがって、上記デジタルテープレコーダ装置1が上記装着部109に対して傾斜した状態で装着されても、上記スライダ175がスライドされることがない。
【0107】
すなわち、上記スライダ175は、上記デジタルテープレコーダ装置1が上記装着部109内の正しい位置に装着され、該デジタルテープレコーダ装置1により上記検出ピン110、検出板112,112の全てが押圧されたとき、上記爪部115,115により上記ロック部材23,23による上記スライドシャッタ22に対するロックを解除させ、上記引っ張りコイルバネ182によりスライドされて、該爪部115,115により該スライドシャッタ22を開蓋させるとともに、上記カム部167を介して上記回動アーム155を移動させ、上記接続端子159を該デジタルテープレコーダ装置1の各接点51に接続させる。
【0108】
【発明の効果】
上述のように、本発明に係る電子機器においては、ロック部材は、外筐体内に配設された接点を外方側に臨ませる開口部を開閉するスライドシャッタを閉蓋位置にて確実に掛止することができる。
【0109】
また、上述の電子機器において、上記スライドシャッタは、開蓋位置にスライドされたとき、閉蓋位置にあるときよりも、このスライドシャッタのスライド方向に直交する方向について外筐体の内方側に移動されていることとしたので、このスライドシャッタは、閉蓋位置となされたときには、外筐体に対して面一状態に上記開口部を閉蓋することができる。このため、閉蓋時に粉塵が溜まるような凹部が形成されるおそれがないため、開蓋時に溜まった粉塵との接触により接点が静電破壊するおそれもなくすることができる。
【0110】
さらにまた、本発明に係る電子機器及び電子機器電源供給システムにおいて、上記スライドシャッタは、開蓋位置にスライドされたとき、外方側より上記接点を介して電源供給される状態と内蔵電源より電源供給される状態とを切換えるスイッチを操作し、外方側より接点を介して電源供給される状態にすることとしたので、該スライドシャッタの開閉に連動して電源供給元が切換えられる。
【0111】
すなわち、本発明は、電子機器用接続装置の接続端子が接続される接点の保護が充分に図られ、内部回路の静電破壊が確実に防止され、また、端子と接点との接続を電気的に監視することなく、蓋の開閉にて適切に電源供給元を選択することが可能となるため、ユーザに余計な負担を強いることなく、また、電子機器の制御手段に負担をかけることなく低コストで確実に電源切替えを実行することができる。そしてまた、スライドシャッタを閉方向に付勢する付勢手段を設けているため電子機器を電子機器用接続装置から離した状態で使用する際、スライドシャッタが自動的に閉まると共に電源供給元を切替える動作をすることなく内蔵電源より電源を供給する状態に切替えることが可能となり、ユーザの利便性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子機器の要部の構成を示す分解斜視図である。
【図2】上記電子機器の構成を示す右側面図である。
【図3】上記電子機器の構成を示す平面図である。
【図4】上記電子機器の構成を示す左側面図である。
【図5】上記電子機器の構成を示す正面図である。
【図6】上記電子機器の構成を示す底面図である。
【図7】上記電子機器の構成を示す背面図である。
【図8】上記電子機器の外筐体の底面部の構成を透視して示す底面図である。
【図9】上記電子機器の外筐体の底面部の構成を示す平面図である。
【図10】上記電子機器の外筐体の底面部の要部の構成を透視して示す拡大底面図である。
【図11】上記電子機器の外筐体の底面部の要部の構成を示す拡大平面図である。
【図12】図11におけるB−B断面であって、上記電子機器の外筐体の底面部の要部の構成を示す拡大縦断面図である。
【図13】図11におけるA−A断面であって、上記電子機器の外筐体の底面部の要部の構成を示す拡大縦断面図である。
【図14】上記電子機器の外筐体の底面部の要部の構成を示す拡大斜視図である。
【図15】上記電子機器の回路部の要部を示す回路図である。
【図16】本発明に係る電子機器が接続される電子機器用接続装置の構成を示す平面図である。
【図17】上記電子機器用接続装置の構成を示す正面図である。
【図18】上記電子機器用接続装置の構成を示す背面図である。
【図19】上記電子機器用接続装置の構成を示す側面図である。
【図20】上記電子機器用接続装置の表示部の構成を示す平面図である。
【図21】上記電子機器用接続装置の要部の構成を示す分解斜視図である。
【図22】上記電子機器用接続装置の要部の構成を示す平面図である。
【図23】上記電子機器用接続装置に上記電子機器が接続された状態における要部の構成を示す平面図である。
【図24】上記電子機器用接続装置に接続された上記電子機器の接続を解除する状態における要部の構成を示す平面図である。
【図25】上記電子機器用接続装置の要部の構成を示す正面図である。
【図26】上記電子機器用接続装置に上記電子機器を接続している状態における要部の構成を示す拡大正面図である。
【図27】上記電子機器用接続装置に上記電子機器が接続された状態における要部の構成を示す拡大正面図である。
【図28】上記電子機器用接続装置に上記電子機器が接続された状態における要部の構成を示す正面図である。
【図29】上記電子機器用接続装置の要部の構成を示す側面図である。
【図30】上記電子機器用接続装置の他側側検出ピンの構成を示す拡大側面図である。
【図31】上記電子機器用接続装置の他側側検出ピンの構成を示す拡大平面図である。
【図32】上記電子機器用接続装置に上記電子機器が接続された状態を示す平面図である。
【図33】上記電子機器用接続装置に上記電子機器が接続された状態を示す正面図である。
【図34】上記電子機器用接続装置に上記電子機器が接続された状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 デジタルテープレコーダ装置
13,14 接続ジャック
22 スライドシャッタ
23 ロック部材
24 開口部
51 接点
89 スイッチ
101 電子機器用接続装置
109 装着部
110 検出ピン
111 係合部
112 検出板
114 シャッタ部材
115 爪部
155 回動アーム
159 接続端子
167 カム部
174 掛止爪
175 スライダ
182 引っ張りコイルバネ

Claims (7)

  1. 外筐体内に配設された電子回路に電源を供給する内部電源供給手段と、
    外筐体内に配設された外部機器に対する接続用の接点と、
    上記外筐体に形成され、上記接点を外方側に臨ませる開口部と、
    上記開口部を閉蓋する閉蓋位置と該開口部を開蓋させる開蓋位置とに亘ってスライド可能に配設されたスライドシャッタと、
    上記スライドシャッタを開蓋位置から閉蓋位置に向かう方向に付勢する付勢手段と、
    上記スライドシャッタを上記閉蓋位置において掛止するロック部材
    上記内部電源から上記電子回路に電源を供給する状態と上記外部機器より上記接点を介して上記電子回路に電源を供給する状態とを切替えるスイッチと、
    上記スライドシャッタに設けられ、当該スライドシャッタが上記閉蓋位置にスライドされたときには上記スイッチを上記内部電源から上記電子回路に電源を供給する状態に切替え、当該スライドシャッタが上記開蓋位置にスライドされたときには上記スイッチを上記外部機器より上記接点を介して上記電子回路に電源を供給する状態に切替えるスイッチ操作突起と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 上記スライドシャッタは、上記閉蓋位置にスライドされたとき当該スライドシャッタは上記ロック部材により上記外筐体の表面と面一となるように掛止され、上記付勢手段による付勢力に抗して上記開蓋位置にスライドされたとき当該スライドシャッタは上記閉蓋位置に位置するときよりも当該スライドシャッタのスライド方向に直交する方向について外筐体の内方側に移動されていることとなされたことを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 上記ロック部材は、上記外筐体の一端部に支持され、
    上記スライドシャッタは、上記ロック部材による掛止が解除された後、上記開蓋位置にスライドされることを特徴とする請求項2記載の電子機器。
  4. 上記ロック部材は、一対のロック部材から構成され、一対の爪部と当接することにより上記スライドシャッタとの掛止が解除され、
    上記スライドシャッタは、上記ロック部材による掛止が解除された後、上記一対の爪部により上記開蓋位置にスライドされることを特徴とする請求項3記載の電子機器。
  5. 外筐体内に配設された電子回路に電源を供給する内部電源供給手段と、
    外筐体内に配設された外部機器に対する接続用の接点と、
    上記外筐体に形成され、上記接点を外方側に臨ませる開口部と、
    上記開口部を閉蓋する閉蓋位置と該開口部を開蓋させる開蓋位置とに亘ってスライド可能に配設されたスライドシャッタと、
    上記スライドシャッタを開蓋位置から閉蓋位置に向かう方向に付勢する付勢手段と、
    上記スライドシャッタを上記閉蓋位置において掛止するロック部材と、
    上記内部電源から上記電子回路に電源を供給する状態と上記外部機器より上記接点を介して上記電子回路に電源を供給する状態とを切替えるスイッチと、
    上記スライドシャッタに設けられ、当該スライドシャッタが上記閉蓋位置にスライドされたときには上記スイッチを上記内部電源から上記電子回路に電源を供給する状態に切替え、当該スライドシャッタが上記開蓋位置にスライドされたときには上記スイッチを上記外部機器より上記接点を介して上記電子回路に電源を供給する状態に切替えるスイッチ操作突起と、
    を備える電子機器と、
    上記電子機器が装着される装着部と、
    上記装着部に進入可能に設けられ、当該装着部に装着される電子機器の上記スライドシャッタを開蓋位置にスライドさせる爪部と、
    上記接点と接続する接続端子と、
    上記接続端子を介して上記電子機器に電源を供給する外部電源供給手段と
    を備える電子機器用接続装置と
    からなる電子機器電源供給システム。
  6. 上記爪部は、上記装着部に進入する際、上記ロック部材と当接し当該ロック部材による上記スライドシャッタの掛止を解除したのち、上記スライドシャッタを上記開蓋位置にスライドさせることを特徴とする請求項5記載の電子機器電源供給システム。
  7. 上記ロック部材は一対のロック部材から構成され、
    上記爪部は一対の爪部から構成され、上記装着部に進入する際上記ロック部材と当接し当該ロック部材による上記スライドシャッタの掛止を解除したのち、上記スライドシャッタを上記開蓋位置にスライドさせることを特徴とする請求項6記載の電子機器電源供給システム。
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