JP3709326B2 - 放射線測定装置 - Google Patents

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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Measurement Of Radiation (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、後の分析のために内蔵メモリに測定値の時系列データ(以下、トレンドデータと呼ぶ)に記憶するタイプの放射線測定装置に関し、特に内蔵メモリの記憶容量の節約のための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
放射線取扱施設では、作業員個人の被ばく状況の監視のために個人線量計などの線量計を用いる。近年の線量計は、半導体検出器の検出信号をデジタル処理して計数値あるいは線量、線量当量などを求めるものが一般的である。デジタル化により、現在までの被ばく線量の累積結果だけでなく、時々刻々の各時点の測定値をトレンドデータとして内蔵メモリに保存することが可能となっている。使用目的等に応じてトレンドデータ記録の時間間隔をユーザ設定可能な線量計もある。
【0003】
このように線量計内のメモリに記録されたトレンドデータは解析用のコンピュータシステムに読み出され、そこでより詳細な解析が行われる。
【0004】
従来の一般的な個人線量計では、トレンドデータの記録の際、記録タイミングごとに、その時の日時分を示す時刻情報と、その時の測定値とを対応づけて記録している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
個人線量計は、作業員が衣服のポケットなどに装着することを想定したサイズであり、非常に小さい。常時装着していても邪魔にならないようにするには、サイズが小さいことが重要である。そのような小さい筐体の中に、放射線検出器や電池、プロセッサ、メモリなどを設けている。近年では、1つの個人線量計で1cm、3mm及び70μmの3種類の線量当量を測定するために、γ線用、β線用、中性子用など多数の検出器を搭載するものもあり、このような線量計では内部スペースはますます限られたものとなっている。そこで、搭載チップ数を減らすべくプロセッサとしてメモリ内蔵のプロセッサチップを用いた線量計もある。プロセッサチップに組み込まれたメモリは、独立のメモリチップよりもはるかに容量が小さい上、演算処理のワークエリアとして利用する部分も含んでいるため、トレンドデータの記録に利用できる容量は非常に限られている。このため、従来、線量計の内蔵メモリ内に記憶可能なトレンドデータの個数が少なく、長時間の使用が困難であるという問題があった。これを解決するにはメモリチップを増設すればよいわけであるが、前述の如く限られた内部スペースにメモリチップを増設することは非常に困難であった。
【0006】
本発明はこのような問題を解決するためになされたものであり、放射線測定装置のメモリ容量を増やさずに、トレンドデータの記録量を増大させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る放射線測定装置は、放射線測定を行う測定部と、データ記録用のメモリ部と、前記測定部で求められた測定データを前記メモリに記録する記録制御部であって、予め設定された記録間隔により定まる記録タイミングとは異なるタイミングに記録を行う場合は、測定データと共にその時の時刻情報を前記メモリに記録し、予め設定された記録間隔により定まる記録タイミングに記録を行う場合は、時刻情報を省略して測定データのみを前記メモリ部に記録する記録制御部とを備え、前記測定部は、特性の異なる複数の検出器を備え、各検出器に対応した複数の測定値を求め、前記記録制御部は、基準となる検出器の識別情報と、この基準検出器の測定値に対する他の各検出器の測定値の差分値を記録することを特徴とする。
【0008】
この構成によれば、設定された記録タイミングごとに記録を行っている間は、時刻情報の記録を省略するので、トレンドデータを圧縮することができる。
【0009】
好適な態様では、前記記録制御部は、前記記録間隔ごとの記録タイミングで記録する場合は、前回の記録タイミングにおける前記測定部の測定値と今回の測定値との差分値を記録する。
【0010】
この態様では、前回の記録との差分値を記録するようにすることで、個々の記録のデータサイズを小さくすることができる。
【0011】
また、別の好適な態様では、前記記録制御部が前記メモリ部に記録するデータは、そのデータのサイズに関する情報を示すヘッダ部と、測定値に関する情報を含むデータ部とから構成され、前記記録制御部は、記録タイミングにおける前記測定部の測定値が前回記録タイミングの測定値と実質的に同じ場合には、前記データ部の記録を省略する。
【0012】
この態様では、データ部を省略することで、データのサイズを低減できると共に、ある記録タイミングにおいてデータ部の記録を省略したとしても、記録を遡ることでそのタイミングでのデータ部の情報を再生することができる。
【0013】
また、別の好適な態様では、前記記録制御部は、記録タイミングにおける前記測定部の測定値が前回記録タイミングの測定値と実質的に同じ状態が、所定回数の記録タイミングにわたって連続した場合に、それら所定回数分の記録データに代えてその測定値と連続回数を表すデータを前記メモリ部に記録し、以降の記録タイミングで同じ測定値が続く間は、その連続回数の値を増加させていく。
【0014】
この態様によれば、同じデータ内容が連続している記録タイミングの測定情報を1つの数値(連続回数)で表現できるので、大幅にデータを圧縮することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態(以下実施形態という)について、図面に基づいて説明する。
【0016】
図1は、実施形態の個人線量計の構成を示す図である。
【0017】
この個人線量計は、5個の検出器10を備えている。これら5個の内訳は、γ線検出用が3個と、β線検出用、中性子検出用がそれぞれ1個ずつである。γ線用の3個には、それぞれ異なるフィルタ(例えばチタン(Ti)、鉛(Pb)フィルタ、樹脂フィルタ)が設けられており、別々のエネルギー感度特性を持っている。これら各検出器10の検出信号は、信号処理回路12でそれぞれ個別に増幅され、波高弁別によりノイズ除去が行われ、デジタル信号に変換されてプロセッサ14に入力される。
【0018】
プロセッサ14は、それら5つの検出器10の検出信号を個別に計数する5チャンネル(ch)のカウンタ142を備える。カウンタ142は、測定開始指示を受けてからの各検出器10の検出信号のパルスを累積加算していく。また、プロセッサ14は、内蔵するROM(リード・オンリー・メモリ)144に格納されたプログラムを実行することにより、線量計に関する各種の制御や演算のための処理を実行する。このプログラム実行により、線量率や線量当量などの測定値の演算、表示や入力のための各種周辺装置の制御などの処理が行われる。記憶制御部148は、このプログラムの実行により実現される機能モジュールの1つであり、RAM146(ランダム・アクセス・メモリ)等へのトレンドデータの格納処理を行う。本実施形態では、各サンプルタイミングでの5つの検出器10各々の検出パルスのカウント値をトレンドデータとする。記憶制御部148は、RAM146の固定のアドレス範囲をこのトレンドデータ格納用の領域として確保している。それ以外の領域は、プログラム実行の際の作業領域として用いられる。
【0019】
LCD(液晶ディスプレイ)16は、プロセッサ14の制御の下、線量率や線量当量等の測定値の表示など、各種情報の表示を行う。赤外線出力部18は、本線量計とホストコンピュータとの間の通信のための装置であり、例えばRAM146に格納したトレンドデータをホストコンピュータに送信する際に用いられる。入力装置20は、表示する測定値の種類の切替や、測定値のサンプル間隔(すなわち記録間隔)の設定・変更など、線量計に対するユーザからの各種操作を受け付ける装置である。EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)22は、書換可能な不揮発性のメモリであり、測定値の記録間隔など、線量計の動作のための各種設定情報などが記録される。また、電池切れや故障などによるデータ紛失を防止するため、このEEPROM22に、トレンドデータのバックアップを行うこともできる。
【0020】
以上説明した構成は、衣服のポケットに入る程度のコンパクトな筐体に収められており、内蔵電池により動作する。
【0021】
さて本実施形態で記録する測定値は、個人線量計での検出パルスのカウント値であり、次のような性質を有している。
【0022】
(イ)積算計数によるカウント値なので、0以上の整数値であり、時間経過につれて単調増加である。
【0023】
(ロ)mSvレベルの測定を行う個人線量計の測定結果なので、バックグラウンド放射線レベル(個人線量計ではノイズレベルとなる)の放射線は計数しない。
【0024】
(ハ)設定された記録間隔ごとにカウント値がサンプリングされ、RAM146に記録される。
【0025】
(二)γ線用の3個の検出器はエネルギー特性は異なるが、カウントはほぼ同じような増え方をする。
【0026】
従来の個人線量計では、トレンドデータには、各記録タイミングごとに、その時点の時刻情報(年月日何時何分)と、その時点の各検出器についてのカウント値を記録していた。これに対し本実施形態では、上記のような記録対象のトレンドデータの性質を考慮して、記憶制御部148にてRAM146に記録するトレンドデータを圧縮する。本実施形態では、トレンドデータ圧縮の方針として、次の5つの方針を採用する。
【0027】
(1)設定された記録間隔ごとに規則正しく記録する場合は、時刻情報の記録を省略する。
【0028】
すなわち、一定の記録間隔ごとに記録していれば、最初の時刻情報と注目するデータの順番からそのデータの記録タイミングが割り出せる。そこで、そのような場合には時刻情報を省略するわけである。
【0029】
なお逆に、測定開始時や、記録間隔を変更した時には、その時から見て最初の記録時に、カウント値(5ch)の他に、時刻情報を記録する。このとき、この時刻情報に、その時の記録間隔の値(例えば分単位)を加えて記録する。時刻情報と記録間隔の情報を合わせたものを、以下タイムスタンプと呼ぶ。また、充電やホストコンピュータとの通信などの処理のために、サンプリング・記憶処理ができない場合なども、記録タイミングが「前回の記録タイミング+記録間隔」からずれてくるので、この場合にもタイムスタンプを記録する。
【0030】
(2)カウント値は、カウンタの生の値ではなく、前回記録したカウント値との差分値とする。
【0031】
ただし、測定開始時など、基準となるタイミングの記録データだけは、生のカウント値を記録する。ここで、基準となるタイミングは、上記方針(1)において時刻情報を記録する必要のある記録タイミングとする。この基準タイミングのカウント値に対し、差分値を順次足していけば、各記録タイミングでの生のカウント値を求めることができる。カウント値は単調増加なので、差分が負値になることはない。差分値は生のカウント値よりも値が小さいので、少ないビット数で記録できる。
【0032】
(3)前回記録したデータと今回記録すべきデータが同じ場合は、ヘッダ部だけを記録する。
【0033】
ヘッダ部は個々の記録タイミングの記録レコード同士を区切るために必要である。ヘッダ部には、後に続くデータ部にどのような種類の値が含まれるかなどの情報を持たせる。カウント値(差分値)の情報はヘッダ部の後にデータ部に記録されるが、この方針(3)では、そのデータ部の情報が前回記録時から変化していない場合、今回の記録はヘッダ部だけにし、データ部の記録を省略するわけである。ある記録タイミングのレコードでデータ部が省略されていても、データ部を含むレコードが見つかるまで前回分、前々回分、…とレコードを遡っていくことで、その記録タイミングのデータ部の値を知ることができる。
【0034】
(4)同じデータが連続するときには、個々の記録タイミングのレコードの代わりに、そのデータが連続した回数を記録するレコードを作成する。
【0035】
方針(3)では、記録すべきデータに変化がない場合はヘッダ部のみを記録したが、この方針(4)はそれを更に押し進め、ヘッダ部の記録も省略しようとするものである。同一データが連続する場合には、最初の1つだけそのデータを記録しておき、後はそれが何回連続するかを記録しておけば、各記録タイミングの情報を再現できる。個人線量計の用途では、バックグラウンド放射線しかない状況が続くことが多く、このような場合、この方針(4)を採用することによりデータ量を大幅に圧縮できる。
【0036】
(5)記録するカウント値(差分値)の有効桁数を制限する。
【0037】
実施形態の装置では、カウント値の有効桁数をRAMの読み書きの単位である1バイト(すなわち8ビット)とする。ただし、これでは0〜255の値しか表せないので、この1バイトデータ値に対するオフセット情報をヘッダ部内に持たせる。オフセット情報は、1バイトデータ値が表すカウント値のオーダを表す。これにより、少ないビット数で大きな値を表現できる。
【0038】
以上、本実施形態の線量計が採用するデータ圧縮方針を説明した。次に、実際に記録されるトレンドデータのレコードのデータ構造について説明する。
【0039】
各記録タイミングごとにRAM146に記録されていくレコード200は、図2に示すように、ヘッダ部210とデータ部250から構成される。ヘッダ部210は、データ部250にどのようなデータが含まれているかを示すものであり、レコード200同士の区切りとなる。データ部250は、カウント値(差分値)など、測定結果に関するデータや、タイムスタンプなどを含み得る。
【0040】
ヘッダ部210として、本実施形態では、1バイトヘッダ、2バイトヘッダ、連続データヘッダの3種を用いる。以下、それぞれのヘッダについて説明する。
【0041】
[1バイトヘッダ]
1バイトヘッダのデータ構造を図3に示す。このヘッダは、データ部250が、オフセット(上記方針(5))を用いないカウント値(差分値)のみである場合に用いる。1バイトヘッダの先頭の2ビット(Bit7,6)には、ヘッダの種類を示すコマンドコードが格納される。ここに示されるコマンドコード“01”は、1バイトヘッダを示すコードである。その次のビット(Bit5)は、データ部250にタイムスタンプのデータが含まれるか否かを示すフラグである。このビットが“0”ならデータ部250にタイムスタンプは含まれない。上記方針(1)によりタイムスタンプを省略したレコードでは、このビットは“0”となる。
【0042】
そして、その次の5ビット(Bit4-0)は、5つのチャンネル(すなわち検出器10)に1対1で対応しており、対応するチャンネルのカウント値データがデータ部250に存在するか否かを示すフラグとして用いられる。上記方針(3)により、今回と前回とで測定値に差がないチャンネルについてはデータ記録を省略するので、対応するビットの値は“0”となる。
【0043】
なお、この1バイトヘッダの後には、データ部250としてタイムスタンプ及び各チャンネル(1〜5ch)の記録データ値(生のカウント値又は差分値)が、ヘッダの対応ビットの順番に従って続く。ただし、フラグビットが“0”のデータについては、記録が省略される。このデータ部250を読み取ってトレンドデータを再生するホストコンピュータでは、フラグビットによりデータの有無を判断し、後続するデータ部250の各バイトの意味を判断する。
【0044】
[2バイトヘッダ]
2バイトヘッダのデータ構造を図4に示す。この2バイトヘッダは、5チャンネルの測定データのうち1つでもオフセットを用いる必要がある場合(すなわち8ビット(255)を超える値の場合)に用いる。このヘッダは下位、上位の2バイトからなり、下位バイトの先頭2ビットは、1バイトヘッダと同様、ヘッダ自体の種類を表すコードであり、2バイトヘッダの場合“10”としている。その次のビット(Bit5)はタイムスタンプ有無のフラグである。更に次のビット(Bit4)は、後続のデータ部250にリング調整データが含まれるか否かを示すフラグである。リング調整データは、リングバッファ方式で最古のレコードの上に新たなレコードを上書きした際に作成されるデータであり、詳細は後述する。その後の2ビット(Bit4,3)は予備である。
【0045】
そして、その後に5チャンネルそれぞれについてのオフセットコード(合計5個)が並ぶ。1つのオフセットコードは2ビットであり、0〜3までの値を表現できる。すなわち、下位バイトの最後の2ビット及び上位バイト全体で5個のオフセットコードを格納する。各オフセットコードとオフセット値の対応関係を図5に示す。この図に示すように、例えばオフセットコードが3(2進で“11”)の場合、オフセット値が16777215となり、データ部250の1バイト(8ビット)のデータは、16777216〜4294967295という大きい値を表現できる。
【0046】
この2バイトヘッダに続くデータ部250には、タイムスタンプ、リング調整用データ及び各チャンネルの測定値(カウント値又は差分値)が順に格納される。ただし、タイムスタンプ及びリング調整データは省略される場合がある(フラグが0のとき)。
【0047】
[連続データヘッダ]
連続データヘッダのデータ構造を図6に示す。このヘッダは、上述の方針(4)に従って同一データが連続した場合、その連続するデータ数を記録する際に用いる。このヘッダは2バイトのデータからなり、先頭2ビットはヘッダ種類を示すコマンドコード“11”である。そして、その後に続く合計14ビットの領域が、連続データ数の領域として用いられる。14ビットなので、最大16383回同じデータが連続するまで表現できる。すなわち、バックグラウンドのみで各チャネルのカウントが増加しないケースでは、このヘッダを用いることにより、最大1万7千回に近い記録タイミングのトレンドデータをわずか2バイトで表現できることになる。このヘッダでは、ヘッダ自体の中にデータ(すなわち連続数)を持たせているので、この後にデータ部250は付属しない。
【0048】
なお、この連続データヘッダは、図7に示すように、同じ内容のレコードが4回続いたときに、最初の1レコードを残して、後の3レコードと置き換える形で作成する。残した最初の1レコードにより、連続データヘッダに圧縮された各記録タイミングのデータの値を求めることができる。3レコードを1つの連続データヘッダに置き換えるのは、2レコードまでだと圧縮の効果がないからである。すなわち、全く同じデータ内容が2レコード続く場合、それらレコードは1バイトヘッダのみのレコードであり(カウントに変化がないので5チャンネルの値がすべて0であり、データ部250はない)、それら2レコードすなわち2バイトを、2バイトの連続データヘッダで置き換えてもデータ圧縮効果がないからである。
【0049】
[データ部のデータ構造]
次に、データ部250に含まれる各データ項目のデータ構造を図8を参照して説明する。
【0050】
タイムスタンプは、図8の(a)に示すように、時刻情報のデータ(図では、年、月、日、時、分)と、記録間隔(単位:分)のデータを所定の順に並べたものである。それら各データは1バイトのバイナリ値で表現されている。
【0051】
1バイトヘッダの場合に用いられる非オフセットデータは、図8の(b)に示すように1バイトのバイナリ値であり、これにより0〜255までのカウント値又は差分値を表現できる。
【0052】
2バイトヘッダと共に用いられるオフセットデータは、図8(c)に示すように1バイトのバイナリ値である。この1バイト値は、ヘッダ中の、対応するオフセットコードの表すオフセット値だけシフトして解釈される。オフセットコードとオフセット値の対応については図5に示している。
【0053】
そして、2バイトヘッダのときに付属することのあるリング調整用データは、図8(d)に示すように1バイトのバイナリ値となる。ここで、リング調整データについて説明する。
【0054】
本実施形態では、RAM146のトレンドデータ格納領域に対し、その領域の先頭アドレスから順にレコードを書き込んでいく。ところが、その領域のサイズは限られているので、時間が経つにつれてトレンドデータがその領域からオーバフローすることがある。本実施形態では、リング構造を採用し、そのような場合、トレンドデータ格納領域の先頭アドレスに戻り、新規のレコードを最古のレコードに上書きし、以降新たなレコードを書き込む度に、古いレコードから順に上書きしていく。ただし、これまでの説明から分かるように、本実施形態の仕組みではレコードが可変長であり、新規に書き込もうとするレコードと、それが上書きされる最古レコードとは必ずしも同サイズではない。新規レコードを書き込むためには、そのレコードのサイズ分を確保できるだけ古い順にレコードを潰していく必要がある。そのとき潰した古いレコードの総サイズは、新規レコードのサイズより大きいはずだが、必ずしも新規レコードのサイズと等しくはない。潰したレコード群の総サイズと新規レコードのサイズの差のは無効なデータ(空データ)となる。
【0055】
本実施形態では、この空データのサイズのサイズ(単位:バイト)を、リング調整用データに格納する。このリング調整データの値を読めば、RAM146のアドレス空間で、書き込まれたその新規レコードの次に来るレコード(すなわちこの時点では最古のデータ)の先頭アドレスが分かる。すなわち、このリング調整データは、トレンドデータを線量計からホストコンピュータに読み出した際に、ホストコンピュータ側で、最後に上書きされたレコードの次のレコード(すなわち最古レコード)を正しく読み出すために用いられる。
【0056】
なお、新規レコードと、上書きされる古いレコード群のサイズが等しい場合は、リング調整データは作成されない。
【0057】
そして、このリング構造のため、本実施形態では、図9に示すようなリング管理レコードをRAM146中の固定領域に作成し、管理する。リング管理レコードは、リング構造の有無のフラグ、最古レコードのタイムスタンプ(図8参照)、最古レコードの位置(トレンドデータ格納領域の先頭から何番目のレコードか)、及び全レコード数(トレンドデータ格納領域に現在格納されているレコードの総数)のデータを含む。この管理レコードは、上書きによるタイムスタンプの消失を防ぐためのものである。
【0058】
すなわち、本実施形態の方式では、タイムスタンプを持たないレコードも多く、それらのレコードの記録タイミング情報の再生は、先行する別のレコードのタイムスタンプ情報に依っている。ここで、タイムスタンプを持つレコードが上書きされ消されてしまうと、そのレコードのタイムスタンプに依存している後続のレコードは、記録タイミングの情報を再生できなくなってしまう。このようなことを防ぐため、RAM146内に格納している最古のレコードのタイムスタンプ情報を、常に固定領域に保存しておくようにしている。ホストコンピュータは、RAM146から読み出したトレンドデータの中の最古レコードを、このリング管理レコードに基づき識別することができ、その最古レコードのタイムスタンプを得ることができる。
【0059】
なお、リング管理レコードのリング有無のフラグは、リング方式によりレコードの上書きがなされた場合にオンにセットされる。トレンドデータ格納領域の末尾までレコードが達していないうちはこのフラグはオフである。
【0060】
また、リング管理レコードの全レコード数の情報は、トレンドデータ格納領域のアドレス空間の最も末尾の有効レコードを識別するために用いる。すなわち、トレンドデータ格納領域の末尾のレコードに新規レコードを上書きしようとする際、その末尾のレコードのサイズが新規レコードより小さい場合、1レコード内のデータのアドレスの連続性を確保するため、末尾レコードへの上書きを止めて先頭に戻って上書きを行う。この場合、末尾レコードは消されずに残るが、もはや有効なデータではない。このように本実施形態の方式では、格納領域の末尾に無効データが残ってしまうことがあるので、領域の先頭から見て何番目のレコードまでが有効なのかを、全レコード数により判別できるようにしている。
【0061】
以上、本実施形態で用いるデータの内容と構造を説明した。次に、記憶制御部148によるRAM146へのトレンドデータの書き込み制御の手順を説明する。
【0062】
図10は、トレンドデータの書き込み制御の手順を示すフローチャートである。ある記録タイミングにおけるトレンドデータのレコードを書き込もうとする場合、記録制御部148は、まずカウンタ142の5つのチャンネルの各々の測定値について、オフセットコードの判定を行う(S10)。ここでいう測定値は、生のカウント値、又は前回と今回のカウント値の差分値であり、いずれにするかは前述の方針(2)に従う。すなわち、電源投入時や記録間隔変更時など基準となる記録タイミングの場合には生のカウント値を選択し、現在設定されている記録間隔どおりに記録するのであれば差分値を選択する。そして、S10では、この測定値(カウント値又は差分値)を8ビットのデータで表現するのに必要なオフセットを図5の関係に従って判定する。このS10の判定手順を図11に示す。すなわち、まず書き込もうとする測定値が0〜255の範囲内であるかを判定し(S40)、そうであればオフセットコードを0とする(S42)。その範囲内でなければ、次に256〜65535の範囲内か否かを判定し(S44)、そうであればオフセットコードを1とする(S46)。また、S44の判定がNoの場合は、更にその測定値が65536〜16777215の範囲内かを判定する(S48)。そして、その判定結果がYesであればオフセットコードを2とし(S50)、Noであればオフセットコードを3とする(S52)。このオフセットコード判定処理を、5チャンネルの測定値の各々について行う。
【0063】
オフセットコードの判定(S10)が終わると、図10の手順に戻り、それら5チャンネルのオフセットコードがすべて0であるか否かを判定する(S12)。この判定結果がYesであれば、すべての測定値がオフセット不要なので、1バイトヘッダを作成する(S14)。一方、S12の判定結果がNoであれば、5チャンネルのいずれかの測定値が8ビットで表現できないということなので、2バイトヘッダを作成する(S16)。これらS14、S16のヘッダ情報作成を含め、S26までの処理は、RAM146の作業領域を利用して行われる。
【0064】
ヘッダの作成が終わると、次に記憶制御部148は、今回書き込むレコードにタイムスタンプを含める必要があるか否かを判定する(S18)。この判定は、前述の方針(1)に従って行う。例えば、今回の記録が、現在設定されている記録間隔ごとの一定間隔の記録であれば、タイムスタンプ不要と判定する。タイムスタンプが必要と判定した場合は、図8(a)に示したタイムスタンプを作成し、ヘッダ部のタイムスタンプ有無のフラグをオンにセットする。
【0065】
タイムスタンプに関する処理が終わると、次に記録制御部148は、前回レコード(すなわちトレンドデータ格納領域中の現在の最新レコード)が図6に示した連続データヘッダであるかどうかを判定する(S22)。前回レコードが連続データヘッダであれば、今回書き込もうとするレコードがその連続データヘッダの1つ前のレコード(このレコードが、連続データヘッダの実際のデータ内容を保持している。図7参照)と同じ内容かどうかを判定し(S28)、同じであれば、その連続データヘッダの連続データ数を1増加させ(S30)、今回の書き込み処理を終了する。この場合、S14又はS16で作成した作業領域内のヘッダは破棄される。S28の判定結果がNoの場合、S32に進む。
【0066】
S22の判定にて、前回レコードが連続データヘッダでなかった場合、次に、今回書き込もうとする新規レコードと、その直前の書き込み済みの3つのレコードとの合計4つのレコードが同一内容か否かを判定する(S24)。この判定結果がYesの場合、前述したように連続データヘッダを利用するメリットが出るので、連続データヘッダを作成する(S26)。この場合、S14又はS16で作成したヘッダは破棄し、新たに連続データヘッダを作成する。そして、S32に進む。なお、S24の判定結果がNoの場合、連続データヘッダを作成せずにS32に進む。
【0067】
S32では、リング構造の書き込みに関する処理を行う。このステップの詳細な手順を図12に示す。この手順では、まず、書き込んだレコード群がトレンドデータ格納領域を超えたかどうかを判定する(S60)。線量計のトレンドデータをクリアして新たに測定を開始してから、記録したレコード群がトレンドデータ格納領域の末尾まで達しないうちは、S60の判定結果は常にNoとなる。この間は、以降に説明するS62〜S72のリング構造に関する処理ステップはスキップされる。
【0068】
その後、格納領域の末尾近くに達し、これから書き込もうとするレコードがその末尾の空き領域より大きくなった場合、S60の判定結果がYesとなる。すると、前述したリング管理レコード(図9)のリング有無のフラグがオンにセットされ、以降このフラグがオンである間はS60の判定結果がYesとなる。
【0069】
S60の判定結果がYesの場合、記憶制御部148は、新たに2バイトヘッダを作成する(S62)。このとき、S14又はS16で作成したヘッダは破棄する(ただし、S16で2バイトヘッダを作成した場合は、それを残してS62での作成をやめてもよい)。次に、これから書き込もうとする新規レコードが、格納領域内で上書きの相手となる最古のレコードより大きいか否かを判定する(S64)。この判定結果がYesの場合、新規レコードを書き込むのに必要な数だけ、最古レコードを初めとして古い順にレコードを潰し、潰したレコード群の総サイズと、書き込もうとする新規レコードのサイズとの差を計算し、その差のバイト数をリング調整用データの値とする(S66)。そして、リング管理レコード(図9参照)の各データ項目を更新する(S72)。すなわち、リング有無のフラグをオンにするとともに、上書きのために潰したレコードを除いた中での最古のレコードを求め(これは潰したレコード群の次のレコードである)、その最古のレコードのタイムスタンプ情報、先頭からみた位置(順位)を求め、それらをリング管理レコードの該当項目のエリアに上書きする。更に、その新規レコードを書き込んだ場合のトレンドデータ格納領域の全レコード数を求め、それもリング管理レコードに書き込む。これにより、上書きの結果新たに最古となったレコードがタイムスタンプを持っていなかったとしても、そのタイムスタンプの情報がリング管理レコードに保持されるので、記録タイミングの情報を再生可能となる。
【0070】
S64の判定結果がNoの場合、次に新規レコードと最古レコードが同サイズか否かを判定する(S68)。両者が同サイズであれば、リング調整データはなく、S72に進んで前述したリング管理レコードの更新処理を行う。両者のサイズが異なる場合、それはここでは新規レコードが最古レコードより小さいことを意味するので、この場合は最古レコードを1つ潰せば新規レコードを上書きできる。したがって、トレンドデータ格納領域で最古レコードを1つ潰し、潰した最古レコードと、書き込もうとする新規レコードのサイズの差を計算し、その差のバイト数をリング調整用データの値とする(S70)。そして、S72に進んで、前述したリング管理レコードの更新処理を行う。以上で、S32のリング処理が終了する。
【0071】
リング処理が終わると、再び図10の手順に戻り、それまでRAM146の作業領域に置いていたヘッダやタイムスタンプ、測定値などの情報を1レコードにまとめ、トレンドデータ格納領域146に書き込む(S34)。
【0072】
以上で、1回の記録タイミングにおける書き込み処理が完了する。
【0073】
このようにして書き込まれたトレンドデータ格納領域の各レコードは、前述した圧縮の考え方を逆に適用することで、「時刻情報+測定値情報」の生データに再生することができる。すなわち、ヘッダ部210のタイムスタンプ有無のフラグが「有り」を示しているレコードでは、データ部250の各チャンネルの測定値を生のカウント値と解釈する。一方、タイムスタンプ無しのレコードではデータ部250の測定値の情報は前回との差分値を表しているものと解釈し、先行するレコードの生のカウント値を基準に差分値を順次加算していくことにより、当該レコードの生のカウント値を再生する。同様に、タイムスタンプ情報についても、タイムスタンプを含まないレコードについては、先行するタイムスタンプを持つレコードを基準に、一定の記録間隔(そのタイムスタンプのデータに格納されている)で記録されていることが分かっているので、そのレコードの時刻情報を再生することができる。
【0074】
以上説明したように、本実施形態によれば、一定の規則に従って再生することができる情報については記録を省略することにより、メモリに書き込むトレンドデータのレコードのサイズを低減することができ、同じメモリに対し従来よりも多くのレコードを記録することができる。
【0075】
なお、上記実施形態において、連続データヘッダ(図6)は、2バイトサイズで、連続データ数を表現するのに14ビットを用意したが、これはあくまで一例である。例えば、連続データヘッダを1バイト(図6の下位バイトのみ)とし、連続データ数を6ビットで表現する方式としてもよい。これでも、同一データが64個まで連続するの1バイトで表現でき、大きなデータ圧縮効果が得られる。また、連続データヘッダとして、2バイトのものと1バイトのものを両方用い(両者はコマンドコードで区別すればよい)、1バイトのヘッダで足りなくなったら2バイトのものに書き換えるなどの制御を行うことも好適である。
【0076】
また、本実施形態の個人線量計の5つの検出器のうち、γ線用の3つ(例えばTiフィルタ装備、Pbフィルタ装備、樹脂フィルタ装備の3つ)のチャンネルは、カウント値がほぼ同じような増え方をすることが多いことが知られている。そこで、それら3つのチャンネルのいずれか1つを基準とし、他の2つのチャンネルについての測定値(カウント値又は差分値)をその基準検出器の測定値に対する差分で表現することにより、測定値のデータのビット数を減らすことができる。この方法を採用する場合、差分が負にならないように、それら3チャンネルの測定値の中で最小の値を基準とする。そして、その基準のチャンネルについては、前回のレコードとの差分をとってそれをデータ部250に記録し、他の2チャンネルについてはその基準チャンネルの測定値との差分をデータ部250に記録する。なお、この場合、書き込むレコードのヘッダ部210には、基準となるチャンネルの識別情報を記録するようにする。
【0077】
なお、以上ではRAMへトレンドデータを書き込む場合を例にとって説明したが、本実施形態の方式は、EEPROMなどRAM以外の媒体にトレンドデータを書き込む場合にも有効である。
【0078】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、再現可能なデータ項目については記録を省略することにより、トレンドデータのレコードのサイズを低減することができ、同じメモリに対し従来よりも多くのレコードを記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の個人線量計の構成例を示す図である。
【図2】 本発明のトレンドデータのレコードの構造を示す図である。
【図3】 1バイトヘッダのデータ構造を示す図である。
【図4】 2バイトヘッダのデータ構造を示す図である。
【図5】 オフセットコードとオフセット値の対応関係を示す図である。
【図6】 連続データヘッダのデータ構造を示す図である。
【図7】 連続データヘッダを用いるケースを説明するための図である。
【図8】 レコードのデータ部に含まれる各種データの構造を示す図である。
【図9】 リング管理レコードのデータ構造を示す図である。
【図10】 本発明のトレンドデータの書き込み制御の手順を示すフローチャートである。
【図11】 オフセットコード判定処理の手順を示すフローチャートである。
【図12】 リング処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 検出器、12 信号処理回路、14 プロセッサ、16 LCD、18赤外線出力部、20 入力装置、22 EEPROM、142 カウンタ、144 ROM、146 RAM、148 記憶制御部。

Claims (5)

  1. 放射線測定を行う測定部と、
    データ記録用のメモリ部と、
    前記測定部で求められた測定データを前記メモリに記録する記録制御部であって、予め設定された記録間隔により定まる記録タイミングとは異なるタイミングに記録を行う場合は、測定データと共にその時の時刻情報を前記メモリに記録し、予め設定された記録間隔により定まる記録タイミングに記録を行う場合は、時刻情報を省略して測定データのみを前記メモリ部に記録する記録制御部と、
    を備え
    前記測定部は、特性の異なる複数の検出器を備え、各検出器に対応した複数の測定値を求め、
    前記記録制御部は、基準となる検出器の識別情報と、この基準検出器の測定値に対する他の各検出器の測定値の差分値を記録することを特徴とする放射線測定装置。
  2. 前記記録間隔の設定及び変更を受け付ける手段を備え、
    前記記録制御部は、前記記録間隔が設定又は変更された場合に、測定データとともに、その時の時刻情報とその記録間隔とを前記メモリに記録することを特徴とする請求項1記載の放射線測定装置。
  3. 前記記録制御部は、前記記録間隔ごとの記録タイミングで記録する場合は、前回の記録タイミングにおける前記測定部の測定値と今回の測定値との差分値を記録することを特徴とする請求項1記載の放射線測定装置。
  4. 前記記録制御部が前記メモリ部に記録するデータは、そのデータのサイズに関する情報を示すヘッダ部と、測定値に関する情報を含むデータ部とから構成され、
    前記記録制御部は、記録タイミングにおける前記測定部の測定値が前回記録タイミングの測定値と実質的に同じ場合には、前記データ部の記録を省略することを特徴とする請求項1記載の放射線測定装置。
  5. 前記記録制御部は、記録タイミングにおける前記測定部の測定値が前回記録タイミングの測定値と実質的に同じ状態が、所定回数の記録タイミングにわたって連続した場合に、それら所定回数分の記録データに代えてその測定値と連続回数を表すデータを前記メモリ部に記録し、以降の記録タイミングで同じ測定値が続く間は、その連続回数の値を増加させていくことを特徴とする請求項1記載の放射線測定装置。
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