JP3705723B2 - 画像処理システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、構造を解析する技術に関し、特に半導体デバイスの領域のキャリアプロファイルを画像化するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
"Junction Delineation of 0.15μm MOS Devices Using Scanning CapACitance Microscopy" by R.N. Kleiman, M.L. O'Malley, F.H. Bauman, J.P. Garno and G.L. Timp, IEDM Technical Digest, pages 691-694, 1997 の文献においては、走査型キャパシタンス顕微鏡解析構造(scanning capacitance microscopy=SCM)が、例えばMOSトランジスタデバイスのような半導体プロファイルのドーピングプロファイルを断面にしてその特徴を見る技術として記載されている。このような特徴を解析することは、素子を開発するためにおよび素子を形成するのに用いられるプロセスシーケンスを最適化するための重要な情報を提供している。
【0003】
従来のSCM画像化システムでは、サンプルの表面上を個々の位置に連続的にプローブチップを配置して計測している。各位置において、チップとサンプルとの間に加えられるバイアス電圧が変動する際に発生するキャパシタンスの変動を測定している。この量(dC/dV)をプローブの位置の関数として測定することによりサンプル内のドーピングプロファイルを得ることが可能となっている。
【0004】
これまでは半導体サンプルのSCM画像の形成は、硅化コバルトをコーティングしたチップのような小径の金属コーティングのプローブチップを用いて行われていた。実際にこのような金属コーティングしたチップは、30〜50nmの直径を有するものが用いられていた。このような小径のチップを用いることによりMOSデバイス内の約150nmのゲート幅のチャネルを解析することが可能である。
【0005】
しかし金属コーティングしたチップは、チップとサンプルとの間に加えられるバイアス電圧の値に大きく依存するような結果しかSCM画像においては得られなかった。特に、金属コーティングしたチップとサンプルとの間の相互作用に起因して、具体的に説明すると、サンプル内のp−n接合部近傍のディプレーション領域内では、接合部の位置は印加されたバイアス電圧の変動と共に移動してしまう。このような結果は、走査ステップの間に得られたドーピング情報の解釈がかなり紛らわしくなる。さらにまた、金属コーティングしたチップで得られた解像度とコントラストは、極小デバイスを解析するのには不十分である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、半導体デバイスのSCM型の画像を得る技術を改善することである。特にSCM画像の解像度とコントラストを改善すること、さらにはまたサンプルのデバイス内のp−n接合部の位置を正確に測定することである。さらに本発明は、SCM型の画像処理装置を半導体デバイスのキャリアプロファイルを特徴づける重要なツールとして位置づけるものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、ディプレーション(depletion:空乏)の影響を表すことのできる材料で形成したプローブチップをSCM型の画像処理装置のアクティブなダイナミックな要素として用いている。チップ内のキャリア密度は、被検査サンプルの部分のいずれの場所におけるキャリアの最高密度以下となるように、あるいは同じオーダーとなるように選択される。
【0008】
本発明の一実施例によれば、ドープした半導体材料から形成した極小のプローブチップを半導体デバイスのSCM画像処理装置のアクティブなダイナミック要素として用いている。半導体デバイスに対しプローブチップのドーピング量とバイアス電圧を制御することにより、半導体デバイスの正確で高解像度かつ高コントラストのキャリアプロファイルが得られる。本発明によれば、デバイス構造の半導体領域と非半導体領域(絶縁性と金属製領域の両方)の画像を得ることができる。このような本発明の特徴は、ドープしたプローブチップ内でキャリアディプレーションの影響が発生するのを制御しながら行うことにより得られるものである。
【0009】
本発明の一実施例においては、プローブチップとデバイスとの間に印加されるバイアス電圧を変化させながら正にバイアスしたn型ドープのシリコン製プローブチップをn−p−nMOSデバイスの断面方向を段階的に走査する。この走査ステップの間dC/dVの値を測定する。この測定は、デバイスの断面方向のキャリアプロファイルを表す。
【0010】
本発明の他の実施例においては、デバイスのキャリアプロファイルを得るために、負にバイアスしたp型ドープのシリコン製プローブチップのp−n−pMOSデバイスの断面方向を同様に段階的に走査する。
【0011】
【発明の実施の形態】
従来のSCM画像処理システムを図1に示す。同図に示すように、検査すべきサンプル10をチャック12の上に搭載しており、このチャック12は標準のX−Yステージ14により支持されている。さらにまた、導電性のホルダー18により機械的にサポートされたプローブ16は、サンプル10の上部表面と接触している。制御システム20からX−Yステージ14に加えられた電気信号に応答し、X−Yステージ14は連続的に予め規定された位置に移動する。かくしてサンプル10の特定の小領域の部分がプローブ16の下で連続的に移動して画像処理される。
【0012】
各特定されたX−Y位置において、直流(DC)電圧に重ねて加えられた交流(AC)信号を含む可変バイアス電圧が図1のサンプル10に加えられる。この可変バイアス電圧は、制御システム20により制御されながら電気リード22,24、X−Yステージ14、チャック12、ホルダー18、プローブ16を介してサンプル10に加えられる。
【0013】
各特定のX−Y位置において、可変バイアス電圧が図1のサンプル10に加えられ、その結果バイアス電圧の変動に起因するサンプルのキャパシタンスの変動をシステムが測定する。この測定値(dC/dV)をプローブの位置の関数としてプロットすることによりサンプルに関する重要な情報が得られる。かくして例えば図1に示したSCM装置を用いて半導体デバイスのn領域とp領域のドーピングの二次元方向のプロファイルが得られる。
【0014】
図1に示した従来のSCM装置においては、プローブ16は金属コーティングしたチップ(先端部)を有する。従来のプローブは、例えば硅化コバルトでコーティングしたチップを有する。高い解像度を得るためには、金属でコーティングしたチップの直径はできる限り小さいのが好ましい。実際30〜50nmの直径を有する金属コーティングしたチップが使用されている。このような金属コーティングしたチップは、150nmのゲート幅を有するデバイスから得られたチャネルのようなMOSデバイスの特徴を解析することができる。このゲート長さ(150nm)は、近年開発されたMOSデバイスのゲート幅を大幅に超えている。
【0015】
したがって、現在市販されている金属コーティングのチップでは、小型のデバイスの特徴を画像化するには十分な解像度が得られない。さらにまた、金属コーティングされたプローブチップを用いる図1に示した従来装置で形成されたSCM画像は、印加されたバイアス電圧の値に大きく依存することが分かっている。実際にサンプルのドーピング情報を解析することは、簡単なことではない。サンプル内のp−n接合の位置は、印加されたバイアス電圧の変動と共に移動することが分かっているからである。この影響は、サンプルと金属コーティングされたプローブチップとの相互作用に起因し、特に接合部近傍のディプレーション領域内でそれが現れる。
【0016】
本発明の一実施例によれば、図1に示したSCM装置のプローブチップは、ドープした半導体材料製である。図2のプローブ26は、その先端部に極小接触チップ27を形成したドープしたシリコンの標準の部品から従来技術により形成されたものである。さらに具体的に説明すると、このようにして形成された本発明のプローブ26は、検査すべきサンプルの表面と接触する極小チップ27を有する。
【0017】
具体的実施例としては、プローブ26の極小接触チップ27はX−Y面で10nm×10nmの四角形の断面を有する。また極小チップ27のZ方向の高さは、100nmである。さらにまた極小チップ27の下方の接触端部は、半径が5nmの丸みを帯びている。図2において、プローブ26の極小チップ27はMOSデバイス30上の酸化物層28を含むサンプルの上部表面と接触している。
【0018】
標準の半導体処理技術で形成した極小プローブチップは、SCM装置で得られた画像の解像度を直ちに改善する。以下に詳述するように、本発明の一実施例によりドープした半導体材料で形成したこのような極小チップは、ほぼ同サイズの金属コーティングしたプローブチップを用いた場合よりもより良好な解像度が得られる。かくして、例えば本発明のSCMの技術を用いることにより60nm程度のゲート幅を有するMOSデバイスを10nm直径のドープした半導体材料製のチップで画像を表すことができる。
【0019】
SCM型の画像を得るために、ドープした半導体材料製の極小のチップを用いることにより上記の解像度以外の利点もある。この解像度以外の利点には、以下に説明するようにMOSデバイス内のp−n接合の位置を正確に見いだすより良好なコントラスト有する画像が得られることである。
【0020】
MOSデバイスのp−n−pの部分、特にデバイス構造をスライスした状態を図3に示す。
【0021】
図3は、従来のMOSデバイスの一部を示す。例えば、このMOSデバイスは、p型シリコン製基板36内に形成された離間したソース領域32とドレイン領域34を有する。このデバイスは、標準のゲート酸化物層38とゲート電極39(これらは例えばドープした半導体材料の層および金属製の層を含む)を含む。ソース領域32とドレイン領域34の間のスペースdは、デバイスのいわゆるチャネル長さである。
【0022】
最新のMOSデバイスにおいては、ゲート長さは100nm以下である。このような製造プロセスが確立されてないような小型のデバイスにおいては、デバイスの断面における二次元方向のキャリアプロファイルを画像化することが特に重要である。かくしてデバイス内のp−n接合部の位置を特定し、実際のデバイスのチャネル長さを決定している。このような画像化は、製造プロセスを最適化し、デバイスを開発するのに用いられるモデルツールを表すために重要なフィードバック情報を与える。
【0023】
SCMタイプの画像を得るために、図3のデバイスを用意するためにデバイスのスライスを平行に離間したX−Y面内で実際のデバイスを切断することにより得る。例えば、0.5mm厚のサンプルがかくして得られる。図3の点線の基準線40はスライスされたサンプルのX−Y面の上で行われる走査の方向を示す。
【0024】
さらに本発明によれば、半導体デバイスの金属領域と絶縁領域のSCM画像を得ることができる。特に、ドープした半導体材料製のプローブチップを用いることにより金属領域と絶縁領域を検査しながらそれぞれ異なるコントラストを有する画像を得ることができる。このようなコントラストのある画像は、従来のSCMシステムの金属製チップでは得ることができない。
【0025】
さらに本発明によれば、図3のn−p−nデバイスのn領域とp領域の画像および金属領域と絶縁領域の画像の両方を得ることができる。かくして、例えば図3の線41に沿ったY方向にドープした半導体材料製のプローブチップを走査することによりプローブチップがp型シリコン製基板36のチャネル上の点からゲート酸化物層38上の点、ゲート電極39のドープした半導体材料層の上の点、そして最後にゲート電極39の金属層の上の点に動くにつれて、それぞれコントラスト比の高い画像(異なるdC/dVの値に基づいて)を得ることができる。
【0026】
以下の説明では点線の基準線40で示された方向に図3の構造を走査することについて述べる。この場合においては、様々にドープした半導体領域の間のコントラスト比の高いSCM画像が得られる。次に説明するように、金属と絶縁物との間のコントラスト比の高いSCM画像を本発明により得ることができる。
【0027】
X−Z面に平行な面で切断したサンプルの断面図を図4に示す。同図に示すようにサンプルの半導体部分は、図2のMOSデバイス30に対応し、酸化物層28と42とを有する。この酸化物層28は、図1の酸化物層28に対応する。この酸化物層28は例えば露出したシリコン表面上の空気で形成された二酸化シリコンの自然発生的な層である。あるいは酸化物層28はシリコン表面上に標準の方法で意図的に形成したものである。例えばこの酸化物層28は、Z軸方向に厚さ1〜2nmを有する。酸化物層42は、例えば厚さ100nmの金属製の層である。
【0028】
電気的接続がそれぞれ図4のサンプルの酸化物層28、42に行われた。そしてこの接続は、図1の制御システム20に接続される。図4の電気リード44は、図1内でサンプル10にチャック12とX−Yステージ14と電気リード24を介して行われた電気的接続を表す。さらにまた図2の極小接触チップ27は、図示されたサンプルの表面上で行われる走査の連続的なX方向の位置を図4に示している。各位置において、電気的接続は制御システム20(図1)に極小接触チップ27とホルダー18と電気リード22を介して延びる。
【0029】
標準のSCMシステムにおいては、プローブ16とサンプル10との間にDCバイアス電圧が加えられる。これによりサンプル内のキャリアディプレーション深さが形成される。さらにAC電圧がDCバイアス電圧の上に重ねられる。これによりサンプル内のディプレーション深さを変化させ、これはキャパシタプレートが移動することをモデル化したものである。このようにしてサンプルに係るキャパシタンスは、印加されたバイアス電圧の変化と共に変動する。かくして測定された信号値は、dC/dVの値に比例する。この値の符号は、サンプル内のキャリアの種類(n型かまたはp型)に依存し、dC/dVの大きさはキャリア濃度に反比例する。
【0030】
本発明によれば、ドープした半導体材料製のプローブチップにバイアスをかけている間に発生するディプレーションの影響を用いてSCMシステムを利用している。このようなチップのバイアス電圧とドーピング量を適宜選択することにより、ディプレーションの影響により特徴づけられるアクティブでダイナミックなチップが得られる。このようなチップをアクティブセンサとして用いることによりデバイス構造内のp領域とn領域(および金属領域と絶縁領域)の高解像度高コントラスト比の画像が得られる。さらにまたドープされた半導体材料製のチップのディプレーションの影響によって、従来の金属コーティングされたプローブチップを用いる標準SCMシステムでみられるバイアスに依存した影響のいくつかを取り除くことができる。
【0031】
本発明を説明するために、n−p−nMOSデバイスのサンプルのSCM型の画像(より正確に言うと走査型ディプレーション顕微鏡画像)を次に説明する。このようなサンプルを図4に示し、n型領域46と48はそれぞれデバイスのソース領域とドレイン領域を構成する。さらにこのデバイスのp型チャネル領域は50で示す。境界47と49は、それぞれp型チャネル領域50とn型領域46との間、p型チャネル領域50とn型領域48の間を示す。ディプレーション領域52と54は、それぞれp型チャネル領域50とn型領域46との間、p型チャネル領域50とn型領域48との間にある。
【0032】
p型チャネル領域50とn型領域46,48との間のp−n接合部がディプレーション領域52,54内に存在する。ここに示した例においては、n型領域46とp型チャネル領域50との間のp−n接合は、境界47に近接して存在し、n型領域48とp型チャネル領域50との間のp−n接合は境界49に近接して存在する。これはソース/ドレイン領域のドーピングレベルはチャネルのそれよりも遙かに高いからである。
【0033】
本発明に示した例においては、図4のn型領域46と48は2×1019cm-3のAsの濃度でドーピングされ、p型チャネル領域50はBで5×1017cm-3の濃度にドーピングされているものとする。
【0034】
本発明によれば、プローブ26の極小接触チップ27は検査されるべきMOSデバイスの高濃度にドープした領域と同一タイプの不純物でドーピングされている。かくして図4に示した実施例においては極小接触チップ27はn型にドープされた部材を含む。さらにまた極小接触チップ27のドーパントの濃度は、n型領域46,48のドーパントの濃度以下あるいは同程度となるよう選択される。さらにまた極小接触チップ27に加えられるバイアス電圧の極性は、チップをディプリートさせる極性である。
【0035】
かくして、極小接触チップ27に対しては可変の正のバイアス電圧が加えられる。バイアス電圧がより正の方向で大きくなるとキャリア(電子)は、酸化物層28から極小接触チップ27内を上方(図2のZ軸方向)に移動する。これは構造体の測定されたキャパシタンス値全体が減少するために起きる。一方、バイアス電圧が正の値で小さくなるとキャリアは極小接触チップ27内を下方に移動し、これにより測定されたキャパシタンス値全体が増加する。かくしてdC/dVの測定値は負となる。このような構成においては、以下の説明から明らかなように、極小接触チップ27内のこのような影響は画像処理のプロセスを大幅に改善する。
【0036】
n−p−n(型の)MOSデバイスのSCM画像を得るようなこの実施例においては、+0.2VのDCバイアス電圧が図4の極小接触チップ27に加えられる。さらにまた10kHzの周波数でピーク間値が0.1VのAC電圧がDCバイアス電圧の上に重ねて加えられる。かくしてこの合成可変バイアス電圧は、常に正の値であるが、これがプローブチップに加えられる。さらにまた極小接触チップ27は、1秒に約256ステップの周期でX軸方向に左から右に飛び飛びに移動する。X方向におけるミクロンレベルの移動においては、プローブチップは512ステップとなるように制御される。各ステップにおいて、印加された正のバイアス電圧が変動するにつれてdC/dVが測定される。
【0037】
図4に示すように、極小接触チップ27は走査されるべきn−p−nMOSデバイスのサンプルの上に5カ所にあるように示されている。一番左の位置においては極小接触チップ27はn型領域46の上にある。
【0038】
チップがn型領域46の上にある場合においては、図5のカーブ60が極小接触チップ27と酸化物層42の間のキャパシタンスが印加されたバイアス電圧の変動と共に変化する状態を示している。DCバイアス電圧が+0.2Vであり、このバイアス電圧はカーブ60上の点62として示されている。
【0039】
図4のn型領域46の上にある極小接触チップ27に加えられるバイアス電圧が変化する(例えば、バイアス電圧の正の値が増加する)と、極小接触チップ27の側面方向に閉じこめられた場所内で発生する垂直方向に延びるディプレーションが比較的大きくなる傾向にある。これに対し、幅の広いn型領域46内ではわずかな量の垂直方向の蓄積しか発生しない。
【0040】
かくして極小接触チップ27とn型領域46内の濃度はほぼ同じであるにもかかわらず、極小接触チップ27に寄与するキャパシタンスの減少がバイアス電圧がより大きくなるにつれて支配的となる。極小接触チップ27内のドーパント濃度がn型領域46のそれよりも小さくなるよう設定されている場合には、バイアス電圧のより大きな正の変動が極小接触チップ27に現れ、これにより極小接触チップ27内のディプレーションを大きくさせて、キャパシタンスの測定値全体がさらに減少することになる。
【0041】
かくして上記したように極小接触チップ27に印加される正のバイアス電圧がさらに大きくなるにつれて、キャパシタンスの負で大きな変動がn型領域46で発生することになる。これは図5の鋭く下方向に傾斜したカーブ60で示される。ピーク間電圧が0.1VのAC信号が+0.2Vの正のDCバイアス電圧に重ね合わされるような実施例においては、図4のn型領域46上に極小接触チップ27が存在する間は、かくして得られた全体のdC/dVは、1V当たり約−2af(attofarad:10-18ファラッド)となる。
【0042】
−2af/Vの電気の値を図6にプロットすると、図6のX方向は、図4のX方向に対応する。この測定された値は、図4のn型領域46の上にプローブチップを飛び飛びに動かしている限り一定に維持される。64で示された図6のほぼ一定の水平方向の部分は走査されたn型領域46の実際のキャリアプロファイルを表す。
【0043】
次に走査用のプローブチップが左から第2番目の極小接触チップ27により表せるように図4のディプレーション領域52の上にあると仮定する。ある程度の電子がディプレーション領域52内に存在し、正にバイアスされた極小接触チップ27によりn型領域46からそこに引きつけられる。しかし、極小接触チップ27内のキャリア濃度は、ディプレーション領域52内のそれよりも遙かに高い。
【0044】
さらにまたディプレーション領域52内の電子の濃度は、前に走査したn型領域46内の電子の濃度よりも小さいので、全体構造のキャパシタンスの絶対値は、DC(静止)バイアス電圧値時におけるディプレーション領域52に対し測定したように、n型領域46の上でDC(静止)バイアス電圧値時以下である。図5のカーブ65上の点63は、この低いキャパシタンス値を示している。
【0045】
極小接触チップ27がディプレーション領域52の上にあった状態でバイアス電圧が変動すると、この電圧変動の大部分は薄くドープしたディプレーション領域52の上に現れる。しかし、電荷の蓄積はディプレーション領域52の上では少ないが、その理由は大部分の電荷は既に前に蓄積されているからである。このように発生した電荷の蓄積は、ディプレーション領域52の側面方向に延びた部分上で拡散する。
【0046】
かくしてサンプル内の変動に起因するキャパシタンスの増加は比較的少ない。さらにまた極小接触チップ27は、比較的わずかな量しかディプレーションしないが、ある方向における変動によりキャパシタンスの全体の測定値が減少する。そのため構造体のキャパシタンスの全体の測定値の正味変化は、バイアス電圧が変動するにつれて極端に小さく検出される。これは図5の平坦なカーブ65により表される。
【0047】
したがって、極小接触チップ27が図4のn型領域46上の点からディプレーション領域52上の点に移動した直後は、dC/dVは、(0.2VのDCバイアス電圧に対し)極端に小さな値(ほぼ0)となる。そしてこのデバイス構造のp−n接合部は、図4のn型領域46とディプレーション領域52の間の境界に極めて近接して存在するために、dC/dVの測定値が−2af/Vから0af/Vに変化する点は、この構造体のp−n接合部のかなりの精度で実際の位置を表していることを示している。dC/dVの測定値の変化は、図6の垂直部分66により示される。
【0048】
本発明により形成されたドープした半導体材料製のチップが図4に示したデバイスのp型チャネル領域50の上にある(左から3番目の極小接触チップ27で示す)と仮定する。この場合、極小接触チップ27内のキャリア濃度は検査中のサンプルのp型チャネル領域50内のキャリア濃度よりもかなり大きい。正のDCバイアス電圧においては、極小接触チップ27とp型チャネル領域50の両方は、酸化物層28近傍である程度の量に両方ともディプレートされる。そのためこのチップ位置におけるDCバイアス電圧におけるキャパシタンスの絶対値は、チップがディプレーション領域52の上にあるときよりもさらに小さい。この小さなキャパシタンス値は、図5のカーブ70上の点68で示されている。
【0049】
極小接触チップ27がp型チャネル領域50の上にあった状態で、正のバイアス電圧が増加すると、この電圧変動の大部分は、薄くドープしたサンプル上に現れる。しかし、ここに示したDCバイアス電圧においては、p型チャネル領域50は既に十分ディプリートされているためにわずかなディプレーションしか発生しない。
【0050】
そしてp型チャネル領域50内で発生するこのわずかなディプレーションは、側面方向に分配して、それによりチップ−サンプル間のキャパシタンスには影響を及ぼさない。そして極小接触チップ27に対し発生する小さな電圧変動はわずかなさらなるディプレーションを引き起こすだけである。その結果、図に示した測定点におけるデバイス構造のキャパシタンスの測定値における全体的な変動は、印加されたバイアス電圧の変動に対し極端に小さい。これは図5の平坦なカーブ70で示されている。
【0051】
かくして、p型チャネル領域50上にある極小接触チップ27の各点においてdC/dVは、極めて小さい値として測定される(例えば、ほとんどゼロ)。これは図6ではp型チャネル領域50の上の点の水平方向の部分71により示される。
【0052】
ディプレーション領域54とn型領域48上の図4の極小接触チップ27をその後小刻みに動かすことにより、それぞれ部分74、76により図6に示されるdC/dVの値を生成する。図6のこのようにして得られた全体のプロットは、n−p−nMOSデバイスのドーピングプロファイルを忠実に表している。従来のSCMシステムで得られた画像に比較して図6のプロットは、走査されたデバイスのp−n接合部をよりよい解像度でより良好なコントラスト比でより安定したさらにより正確な位置により特徴づけられる。
【0053】
上記したように本発明により形成されたドープした半導体材料製のチップでよりよい解像度が得られることは、極小サイズのチップを用いたことに起因している。さらに重要なことは、このような極小のドープした半導体材料製のチップで得られた良好な解像度は、本発明の画像処理プロセスが依存するディプレーションの影響がチップ内に限定されるという事実に起因している。これに対し従来のSCMシステムで用いられた金属コーティングしたチップにおいては、ディプレーションと蓄積の影響はサンプル内でのみ発生する。
【0054】
金属コーティングした従来のチップでは、サンプル内のこの影響
(効果)は、側面方向に拡散する傾向がある。この側面方向への影響は、チップの実際の寸法を超えてしまう。一方、本発明により形成された極小のドープした半導体材料製のチップのディプレーションの影響は、チップの極小の側面方向に物理的に限定される。かくして、ドープした半導体材料製のチップそのもののサイズが、本明細書で記載した走査型ディプレーションマイクロスコピープロセスの解像度を決定することになる。
【0055】
金属コーティングしたチップを用いた従来のSCMシステムにおいては、金属領域上を走査することによっては、バイアス電圧を変動してもdC/dVの値を得ることはできない。同様に金属コーティングしたチップでは、絶縁領域上の走査もまたdC/dVの値を得ることはできない。本発明によれば、ドーピングした半導体材料製のチップを用いて絶縁領域を走査すると、バイアス電圧が変動してもdC/dVはゼロである。
【0056】
(これは制御システム20が薄くドープしたp型チャネル領域50の上にあり、測定したdC/dVがほぼゼロであると決定されるような上記の場合から実際に得られる。限られた範囲でp型チャネル領域50内のドーピング量がさらに減少すると、このp型チャネル領域50はその特性上より絶縁性状態となる。)しかし、金属領域下を走査すると、本発明によりドープした半導体材料製のチップを含む画像処理システムは、バイアス電圧が変動すると、比較的大きなdC/dVの信号を生成する。
【0057】
これは物理的に閉じこめられたドープした半導体材料製のチップ内で発生するディプレーションの大きな影響に起因する。(これは濃くドープしたn型領域46の上にチップがあり、dC/dVが比較的大きな値を有するような上記の場合に得られ、限られた範囲内でn型領域46のドーピング濃度がさらに増加すると、この領域は金属状態と見なすことができる。)かくして本発明による画像処理システムは、金属と絶縁物との間の高いコントラスト比を有する画像を提供することができる。
【0058】
上記したように、ディプレーション領域が小径のチップ内に限定されるために解像度が改善される。この小径のチップにより濃くドープした領域とディプレーション層との間の境界を高い解像度でもって識別することが可能である。ディプレーションするチップにより引き起こされた全キャパシタンスの変動によりこの高いコントラスト比が得られる。最適のコントラスト比は、バイアス条件を制御することにより達成できる。
【0059】
具体的に説明すると、最適のコントラスト比は酸化物層28の厚さと酸化物層28の質(トラップ密度)と検出効率と平坦なバンド電圧に依存する。(サンプルのドーピング極性に対する、チップのドーピング極性が平坦バンド(flat-band)電圧を決定する。)最適のバイアス電圧は必ずしも正または負には限られず、これらのファクタの全てに依存する。
【0060】
実際にこのバイアス電圧は、平坦バンド電圧により決定され、AC信号レベルは、DCバイアス電圧以下でなければならない。検査したサンプルのコントラスト比を上げることは、本発明によればフラットバンド電圧に対するバイアス電圧を有効に利用することに基づいており、これはキャパシタンスにより追加される特定の方法が理由である。
【0061】
【発明の効果】
本発明によれば、ドープした半導体材料製の極小のプローブチップを半導体デバイスの走査−ディプレーション−マイクロスコピーキャリアプロファイルを得るアクティブでダイナミックな検出要素として用いている。本発明のチップのドーピングの種類と濃度およびそれに係るバイアス電圧を適宜選択することにより非検査デバイスの半導体領域、金属領域、絶縁領域内のキャリアを正確に高解像度で高コントラストのイメージとして得ることができる。
【0062】
本発明の上記の説明は、n−p−nMOSデバイスを正にバイアスされたn型ドープのチップでもって検査する例を説明したが、本発明はp−n−pMOSデバイスを負にバイアスされたp型ドープのチップで検出するよう応用することができる。またドープしたチップのドーピング濃度とDCバイアス電圧を適宜変化させることにより検出精度を調整することができる。本発明のチップは、ディプレーションすることができる材料ならばどのような材料で形成してもよい。
【0063】
例えば、0.5nmのオーダーのディプレーション長さを有する金属も使用できる。チップの直径が1nmの場合には、このようなチップは、ディプレートする半導体材料製のチップと同様なフレキシビリティを有するが、チップの直径がより小さいためにより高い解像度が得られる。さらに半金属、例えばビスマス、グラファイトのような4nmのオーダーのディプレーション長さを有する半金属も本発明に含まれる。このような場合、10nm以下のチップの直径を用いて活性プローブを提供できる。
【0064】
チップ材料のディプレーション長さがチップの直径に等しいか、あるいはそれ以下の場合には、このようなチップは、活性プローブとして使用できる候補である。半導体材料製のチップにおいては、ドーピングレベルとドーピングの極性およびドーピングのプロファイルを変えることにより特定のキャリア密度に対し感受性を上げたり、あるいはコントラスト比、解像度を改善することもできる。チップのキャリア濃度を変更することにより、サンプル内の特定のキャリア密度形状を得ることができる。かくしてチップの特性は特定のサンプルに合うよう個々に作ることもできる。
【0065】
本発明の実施例は、半導体サンプル(n−p−nトランジスタ、p−n−pトランジスタ)あるいは金属あるいは絶縁物の画像を得る例を説明したが、本発明は様々な構造体の画像を得るのに利用できる。例えば、ドーピングの極性が異なるものあるいはドーピング濃度が異なる半導体構造(例えば、n+/n-/i)も有効に画像処理することができる。さらにまたドーピングされた半導体/金属/絶縁物および他の材料(例えば超伝導体)の組み合わせも本発明を用いて画像処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】SCM画像形成を実行するための従来の装置を表すブロック図
【図2】本発明により形成されたプローブの先端部を具備するように変形された図1の装置の部分図
【図3】本発明の装置により画像が形成されたタイプのMOSデバイスの断面図
【図4】様々なプローブの先端部を具備した図3のデバイスの断面図
【図5】金属コーティングされた先端部と本発明により形成された先端部の検査中のサンプル上の様々な位置におけるキャパシタンスとバイアス電圧との関係を表すグラフ
【図6】本発明により検査された図4のサンプルにおいてX方向の様々な位置におけるdC/dVを表すグラフ
【符号の説明】
10 サンプル
12 チャック
14 X−Yステージ
16,26 プローブ
18 ホルダー
20 制御システム
22,24 電気リード
27 極小接触チップ
28,42 酸化物層
30 MOSデバイス
32 ソース領域
34 ドレイン領域
36 p型シリコン製基板
38 ゲート酸化物層
39 ゲート電極
40 点線の基準線
46,48 n型領域
47,49 境界
50 p型チャネル領域
52,54 ディプレーション領域
65,70 カーブ
66 垂直部分
71 水平方向部分
Claims (11)
- 半導体電気特性を与える特定のキャリア濃度によってそれぞれが特徴付けられた、1ないし複数の半導体部分を含む被検査サンプルを保持する手段と、
接触によって前記サンプルの離間した部分を連続的に検査し、ディプレーションの影響を内に生ずるアクティブチップであって、前記半導体被検査サンプルの最も高いキャリア濃度と同程度かそれよりも低い特定のキャリア濃度を示すようにドーピングされた半導体材料からなり、前記キャリア濃度は、当該アクティブチップが半導体電気特性を維持し得る値に設定されている、半導体電気特性を有するアクティブチップと、
前記アクティブチップと前記保持手段との間に特定の極性の可変のバイアス電圧を印加する手段であって、各検査部分での前記サンプルに印加される前記可変のバイアス電圧を変化させ、前記アクティブチップと前記検査サンプル部分の間の接触から前記アクティブチップ内にキャリアのディプレーションを引き起こすための手段と、
前記サンプルの連続的部分上に前記アクティブチップを配置する手段と、
前記各検査部分に印加される電圧が変化されたときの、各検査部分でのキャパシタンスの変化を測定する手段と、
からなり、
前記被検査サンプルは、nドープ領域とpドープ領域を含む半導体デバイス構造であり、
前記領域は、それぞれ異なったドーピング濃度を有し、
前記アクティブチップは、
(a)前記nドープ領域とpドープ領域のうちのより濃い濃度でドープしたのと同一のタイプのドーパントでドーピングされ、
(b)前記より濃くドーピングした領域のドーピング濃度以下もしくはそれと同程度のドーピング濃度を有する
ことを特徴とする画像処理システム。 - 前記被検査サンプルは、n−p−nMOSデバイスであり
前記アクティブチップは、n型でドーピングされ、正電圧でバイアスされている
ことを特徴とする請求項1記載のシステム。 - 前記n型ドーピング領域のn型ドーパントの濃度は、前記p型ドーピング領域のドーパント濃度よりも大きく、
前記アクティブチップのn型ドーパントの濃度は、前記n型ドーパント領域のドーパント濃度と同程度もしくはそれ以下である
ことを特徴とする請求項2記載のシステム。 - 前記被検査サンプルは、p−n−pMOSデバイスであり
前記アクティブチップは、p型でドーピングされ、負電圧でバイアスされている
ことを特徴とする請求項1記載のシステム。 - 前記p型ドーピング領域のp型ドーパントの濃度は、前記n型ドーピング領域のドーパント濃度よりも大きく、
前記アクティブチップのドーパントの濃度は、前記p型ドーパント領域のドーパント濃度以下である
ことを特徴とする請求項4記載のシステム。 - サンプル内の領域のキャリアプロファイルの画像を形成する装置において、
前記サンプルの領域を連続的に検査し、ディプレーションの影響を内に生ずるアクティブチップであって、前記サンプル内のいずれの領域におけるキャリアの最高濃度以下もしくはそれと同程度のキャリア濃度を有するアクティブチップと、
前記サンプルに対し、前記アクティブチップにバイアス電圧をかける手段と、
前記バイアス電圧をかける手段により与えられた電圧を変えながら、前記アクティブチップ内にキャリアのディプレーションを起こさせ、前記アクティブチップで前記サンプルのそれぞれの領域を連続的に検査する手段と、
前記アクティブチップと前記サンプルとの間のキャパシタンスの変動をバイアス電圧を変えながら測定する手段とを有し、
前記被検査サンプルは、nドープ領域とpドープ領域を含む半導体デバイス構造であり、
前記領域は、それぞれ異なったドーピング濃度を有し、
前記アクティブチップは、
(a)前記nドープ領域とpドープ領域のうちのより濃い濃度でドープしたのと同一のタイプのドーパントでドーピングされ、
(b)前記より濃くドーピングした領域のドーピング濃度以下もしくはそれと同程度のドーピング濃度を有する
ことを特徴とするサンプル内の領域のキャリアプロファイルの画像を得る装置。 - 前記アクティブチップの材料のディプレーション長さの特性は、前記アクティブチップの直径以下もしくはそれに等しい
ことを特徴とする請求項6記載の装置。 - 前記アクティブチップは、n型半導体材料を有し正電圧でバイアス電圧がかけられている
ことを特徴とする請求項7記載の装置。 - 前記サンプルは、n−p−nMOSデバイスを含む
ことを特徴とする請求項8記載の装置。 - 前記アクティブチップは、p型半導体材料を有し負電圧でバイアス電圧がかけられている
ことを特徴とする請求項7記載の装置。 - 前記サンプルは、p−n−pMOSデバイスを含む
ことを特徴とする請求項10記載の装置。
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