JP3705386B2 - ワイパ装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はワイパ装置に係り、詳しくは自動組付けに好適なワイパ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ワイパアームに取着されたワイパブレードを往復動させて自動車の窓ガラスに付着した水滴を払拭するワイパ装置は、例えば実開平6−24373号等に提案されている。一般にワイパ装置は、直流モータと、その直流モータの回転出力を減速する減速機構と、その減速機構にて減速された回転出力を所定の範囲でワイパアームを往復動させるための往復回動出力に変換するリンク機構とから構成されている。減速機構とリンク機構はハウジング内に収納され、そのハウジングに対して直流モータが組み付けられる。該モータの組み付けは、該モータの出力軸が減速機構に駆動連結されるようにその出力軸がハウジング内に嵌挿されるように組み付けられている。詳しくは、該直流モータのブラシはブラシホルダに装着され、そのブラシホルダは前記ハウジングとモータ本体の間に介在するように組み付けられている。又、ハウジングには、カプラが組み付けられている。
【0003】
カプラは、複数個のコンタクトプレートを備えている。コンタクトプレートは、その先端部が前記減速機構のギアの側面に形成された電極板に摺接する。そして、該ギアの予め定めた回動位置において予め定めた一対のコンタクトプレートが電極板を介して電気的に導通したり、電気的に非導通になる。この導通・非導通により、直流モータに対して外部直流電源の供給・遮断が行われ、予め定めた位置でのワイパブレードの回動停止及び回動開始が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このワイパ装置の組立は、組立ラインに沿って搬送される搬送パレットに載置されるハウジングに対して、まずコンタクトプレートを備えたカプラを組み付ける。この組み付けはカプラの組み付けのためだけの専用ロボットによって行われ、コンタクトプレートがハウジング内に嵌挿されるようにカプラがハウジングに形成した装着孔に組み付け固定される。カプラの組み付けが終了すると、下流側にてハウジングに対してブラシホルダの組み付けが行われる。この組み付けはブラシホルダの組み付けのためだけの専用ロボットにて組み付けられる。
【0005】
ブラシホルダの組み付けが終了すると、下流側にて直流モータのロータ(アーマチャ)の組み付けが行われる。この組み付けはロータの組み付けのためだけの専用ロボットによって行われ、出力軸がブラシホルダを介してハウジング内に嵌挿され、かつコミュテータがブラシホルダのブラシに当接するように組み付け固定される。以後同様な方法で、モータハウジング、減速機構の各ギア、リンク機構の各リンク部材が順番にそれぞれ専用ロボットにてハウジングに対して組み付けられるようになっている。
【0006】
しかしながら、ワイパ装置の組立は、複雑で組立ラインが長くなり効率の悪い組立ラインを形成していた。詳述すると、実開平6−24373号公報のワイパ装置の組み付けは、搬送パレットに載置されたハウジングを、ブラシホルダ、ロータの出力軸が嵌挿されるハウジングに形成された連結孔の中心軸線の向きが搬送方向と一致するように搬送パレットに載置固定する。従って、ブラシホルダ、ロータのハウジングに対する組み付けを行う各専用ロボットの組み付けのための動きは、搬送パレットに載置されたハウジングの搬送方向に対して垂直方向と平行となる方向の動きである。従って、各専用ロボットは比較的簡単な動きだけで組み付けが遂行できる。
【0007】
これに対して、カプラのハウジングに対する組み付けは、ブラシホルダやロータのようにハウジングの搬送方向と一致する方向と相違して該搬送方向に対して斜めに組み付けることになる。従って、このカプラを組み付ける専用ロボットの組み付けのための動きは、搬送パレットに載置されたハウジングの搬送方向に対して垂直方向及び平行となる方向の動きの他に斜め方向の複雑な動きが加わることになる。その結果、カプラを組み付ける専用ロボットは他の専用ロボットに比べ動きが複雑となり高価なものとなるとともにその予め専用ロボットに組み付けのための動きを記憶させるテーチング作業も非常に面倒であった。
【0008】
そこで、専用ロボットの動きを単純にするために搬送パレットにハウジングの向きを変更する動きを与えることが考えられる。しかしながら、搬送途中においてこのような他と異なる動きを搬送パレットに与える場合、搬送パレットの変更が必要となり、その変更に伴って他の組み付け工程のラインと独立したラインを設定しなければならない。つまり、ラインが分断され複数の組み付け搬送ラインが形成されることを意味する。その結果、ラインとラインとを結ぶ新たな搬送装置が必要となり生産効率が低下するとともに設備費が増大する問題がある。又、それぞれ独立した組立搬送ラインのライン長さの増大につながり施設が大型化するといった問題が生じる。
【0009】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、ワイパ装置を組み立てる場合、ハウジングにカプラを組み付けるための専用の組み付けラインを設けたり、特殊な動きをする専用ロボットを用いる必要のないワイパ装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するため、請求項1に記載の発明は、内部に収容された駆動伝達機構に連結されるとともにワイパアームに連結される駆動軸を支持する軸受部を備えたハウジングと、前記ハウジングに組み付けられ、前記駆動伝達機構を介して前記駆動軸を駆動するモータと、前記ハウジングに組み付けられるとともに、前記駆動伝達機構を構成するウォームホイールに形成された電極板に摺接して、予め定めた位置でのワイパアームの回動停止及び回動開始を行うべく前記モータに対して外部電源の供給又は遮断を行うスイッチを構成し、かつ、該スイッチからモータに対して外部電源の供給又は遮断に対応した信号が出力されるコンタクトプレートを備えたカプラとを備えたワイパ装置であって、前記ハウジングに形成した前記カプラを組み付けるための取付面に、該ハウジングの内側まで貫通する装着孔を、その一辺が前記直流モータの取付け方向に対して直交する方向と一致するように形成し、前記カプラに前記装着孔に対して嵌合する装着凸部を形成するとともに該凸部において前記コンタクトプレートを固定して、該プレートを前記装着孔を介してハウジング内に挿入したことを要旨とする。
【0012】
請求項の発明は、請求項1に記載のワイパ装置において、前記カプラは、前記モータの近傍に配置され、該モータのブラシホルダからのびるターミナルと前記コンタクトプレートとが近接した位置に配設されることを要旨とする。
【0014】
請求項1に記載の発明によれば、ハウジングに形成したカプラを組み付けるための取付面には、ハウジングの内側まで貫通する装着孔が、その一辺が直流モータの取付け方向に対して直交する方向と一致するように形成される。カプラには、装着孔に嵌合する装着凸部が形成され該凸部においてコンタクトプレートが固定される。コンタクトプレートは装着孔を介してハウジング内に挿入される。
【0016】
請求項に記載の発明によれば、カプラは、モータの近傍に配置され、モータのブラシホルダからのびるターミナルとコンタクトプレートとが近接した位置に配設される。従って、ターミナルとコンタクトプレートとを直接接続することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施の一形態を図1〜図5に従って説明する。
図1〜5は、ワイパ装置を示す。ワイパ装置1は、自動車のリアガラス(図示しない)を払拭するためのワイパ装置であって、該ガラス近傍のボデーに取着されている。ワイパ装置1は、図1に示すようにハウジング2に組み付けられた直流モータ3と、該ハウジング2内に収納され直流モータ3の回転出力を減速する駆動伝達機構としての減速機構33(図4参照)と、該ハウジング2内に収納され減速機構33にて減速された回転出力を所定の範囲でワイパアームを往復動させるための往復回動出力に変換する駆動伝達機構としてのリンク機構40(図4参照)とから構成されている。そして、ハウジング2には、車両側への取り付け用ブラケット(図示しない)を有する蓋4がねじ止めされ、前記減速機構33及びリンク機構40が収容されている。ハウジング2の先端部上面からは、ワイパアーム(図示しない)を駆動する駆動軸5aを支持する軸受部5が形成されている。この軸受部5は、蓋4と接合する前記ハウジング2の接合面2aが形成する平面に対して垂直となるように形成されている。
【0019】
前記ハウジング2の基端部側面側には、直流モータ3を支持固定する鍔状の支持部6が略四角形状に延出形成されている。支持部6の中心位置には、ハウジング2の内側に貫通する連結孔7が形成されている。該連結孔7は、その中心軸線Laが前記ハウジング2の接合面2aが形成する平面に対して平行となるように形成されている。連結孔7の外側部には、環状凸部8が形成されている。そして、その環状凸部8より外側に位置する支持部6を支持面6aとしている。支持面6aの上部には、前記中心軸線Laと平行な中心軸線を持つ2つの断面四角形状の嵌挿孔9が貫通形成されている。又、支持面6aには、前記中心軸線Laと平行な中心軸線を持つ一対のねじ孔10が前記連結孔7を挟んで貫通形成されている。
【0020】
直流モータ3は、ブラシホルダ11及びロータ16とから構成されている。ブラシホルダ11は、その外周が前記環状凸部8と略同一に形成されている。ブラシホルダ11には挿通孔12が形成されている。挿通孔12の周回部には、ブラシ13が装着されている。ブラシホルダ11の前記ハウジング2側には、前記挿通孔12の中心軸線Lbと平行に突出し前記嵌挿孔9に嵌合する嵌合凸部14が形成されている。該凸部14の内部にはブラシ13に接続されたターミナル15が挿通支持されている。そして、ブラシホルダ11は、嵌合凸部14が嵌挿孔9に嵌挿されて前記環状凸部8に配設されるとき、前記挿通孔12の中心軸線Lbが前記連結孔7の中心軸線Laと一致するようになっている。
【0021】
直流モータ3のロータ16は、その出力軸17がハウジング2に取着された状態のブラシホルダ11の挿通孔12及び支持部6の連結孔7を介してハウジング2内に挿入される。このとき、ロータ16のコミュテータ18は前記ブラシ13に当接する。又、出力軸17の中心軸線は、前記中心軸線La,Lbと一致する。一方、ロータ16を収容支持するヨーク19は、その開口部19aの形状が環状凸部8と略同一に形成され、前記ねじ孔10に対応した位置に取付孔20が形成されている。ヨーク19は、前記中心軸線Laに沿って環状凸部8に嵌め込まれ、ねじ21が取付孔20を介してねじ孔10にねじ込まれることによって支持部6に固定される。又、ヨーク19が支持部6に固定されるとき、前記ブラシホルダ11は、支持面6a及びヨーク19にて挟持されて固定される。このとき、ロータ16は、支持部6の連結孔7に支持されているベアリング(図示しない)を介して回転可能に支持される。
【0022】
一方、前記支持部6近傍のハウジング2上面基端部寄りには、取付面22が形成されている。取付面22は、前記ハウジング2の接合面2aが形成する平面と平行となる面である。取付面22には、該取付面22に対して垂直方向に突出する取付凸部23が形成されている。又、取付面22には、該面22に対して垂直方向にハウジング2の内側まで貫通する長方形状の装着孔24が形成されている。長方形の装着孔24は、図5に示すようにその長辺からのばした延長線Lcが下方からみて前記連結孔7の中心軸線Laに対して直交するように形成されている。
【0023】
前記取付面22には、合成樹脂よりなる長方形状に形成されたカプラ25が取着されている。カプラ25の裏面側には、図2に示すように前記装着孔24と同形状の装着凸部26が形成されている。カプラ25には、装着凸部26において導電性の材質よりなる複数のコンタクトプレート27が挿通固定されている。又、カプラ25には、前記取付凸部23に嵌合する嵌合孔28が形成されている。カプラ25の表面側には、図1に示すように前記ブラシホルダ11からのびる各ターミナル15をそれぞれ接続するための接続凹部29が形成されている。そして、カプラ25は、装着凸部26が前記装着孔24に嵌合するとともに嵌合孔28に前記取付凸部23が嵌合して組み付けられている。又、各コンタクトプレート27は、前記取付面22に対して垂直となる方向に配置され、前記ハウジング2内部では、下方からみて図5に示すように前記中心軸線Laと平行となる方向に折り曲げられている。
【0024】
従って、カプラ25のハウジング2に対する組み付けは、前記ブラシホルダ11、ロータ16等の組み付け方向、即ち連結孔7の中心軸線Laに対して上方からみて直交する方向であるために、組立ラインにおいて、ハウジング2を連結孔7の中心軸線Laの向きが搬送方向と一致するように搬送パレットに載置固定すると、このカプラ25を組み付ける専用のロボットの組み付けの動きは、搬送パレットに載置されたハウジングの搬送方向に対して垂直方向となる方向の動きとなる。又、ハウジング2に組み付けられたカプラ25に取着した各コンタクトプレート27は、前記中心軸線Laと平行な方向に折り曲げ形成される。このコンタクトプレート27を折り曲げ形成する専用のロボットの動きは、搬送パレットに載置されたハウジングの搬送方向に対して垂直方向及び平行となる方向の動きとなる。その結果、専用ロボットの動きが単純になるとともに、搬送パレットの変更も必要がない。
【0025】
そして、各コンタクトプレート27及びブラシホルダ11からのびる各ターミナル15には、前記直流モータ3を駆動する外部直流電源(図示しない)に接続され、該電源が供給されるようになっている。尚、前記カプラ25には、図3に示すように各コンタクトプレート27及び各ターミナル15が集約されることになる。従って、各コンタクトプレート27及び各ターミナル15の接続を容易とすることができる。
【0026】
又、図5に示すように、前記ハウジング2の内周面2bには、コンタクトプレート30の基端部が固着されている。このコンタクトプレート30は、前記連結孔7の中心軸線Laに平行となる方向で、かつ、その先端部が前記各コンタクトプレート27の先端部と対向するように配置されている。
【0027】
前記直流モータ3の出力軸17は、図4に示すようにハウジング2に組み付けるには、ウォーム17aを固着した状態で組み付けられる。そのウォーム17aは、回転軸31に回転可能に支持されるウォームホイール32と噛合されている。そして、ウォーム17a及びウォームホイール32によって減速機構33が構成されている。
【0028】
ウォームホイール32は、図5に示すように、前記各コンタクトプレート27,30に当接する面、即ちカム面32aには電極板34が形成されている。この電極板34には、前記各コンタクトプレート27,30が摺接する。そして、ウォームホイール32の予め定めた回動位置において、予め定めた一対のコンタクトプレート27,30が電極板34を介して電気的に導通したり、電気的に非導通になる。即ち、各コンタクトプレート27,30及び電極板34によってスイッチ35が構成されている。つまり、スイッチ35は、導通・非導通状態を信号としてコンタクトプレート27から出力し直流モータ3に対して外部直流電源の供給・遮断を行うようになっている。
【0029】
一方、前記ウォームホイール32には、前記回転軸31より偏位した位置に連結ピン36が固着され、連結ピン36には揺動リンク37の一端が回転可能に連結されている。前記ハウジング2外に突出しワイパアームを駆動する駆動軸5aには、該ハウジング2内において連結レバー38の一端が固着されている。この連結レバー38の他端と揺動リンク37の他端は、互いに接続ピン39によって回転可能に連結されている。そして、連結ピン36、揺動リンク37、連結レバー38、及び、接続ピン39によってリンク機構40が構成されている。
【0030】
そして、直流モータ3が駆動して出力軸17及びウォーム17aが回転すると、該ウォーム17aに噛合されているウォームホイール32が回転し、連結ピン36が回転軸31を中心として回転する。この連結ピン36の回転は、揺動リンク37を介して連結レバー38を矢印に示す方向に往復回動させる。つまり、連結レバー38に基づく駆動軸5aの往復回動によって、ワイパアームは所定の範囲で往復動される。
【0031】
このとき、図5に示すように、前記ウォームホイール32の回転とともに、該ホイール32に形成された電極板34も回転する。つまり、上記したようにウォームホイール32の予め定めた回動位置において予め定めた一対のコンタクトプレート27,30が電極板34を介して電気的に導通したり、電気的に非導通になる。この導通・非導通状態を信号としてカプラ25に備えられる各コンタクトプレート27から出力し、この信号に基づいて直流モータ3に対して外部直流電源の供給・遮断が行われて、予め定めた位置でのワイパアームの回動停止及び回動開始が行われる。
【0032】
上記したように、本実施の形態によれば、以下の特徴を有する。
(1)取付面22に形成された長方形状の装着孔24は、図5に示すようにその長辺からのばした延長線Lcが下方からみて前記中心軸線Laと直交するように形成した。そして、その装着孔24にカプラ25の装着凸部26を嵌め込むようにした。つまり、カプラ25のハウジング2に対する組み付けは、ブラシホルダ11、ロータ16等の組み付け方向、即ち連結孔7の中心軸線La方向に対して図5において下方からみて直交する方向である。従って、組立ラインにおいて、ハウジング2を連結孔7の中心軸線Laの向きが搬送方向と一致するように搬送パレットに載置固定すると、このカプラ25を組み付ける専用のロボットの組み付けの動きは、搬送パレットに載置されたハウジングの搬送方向に対して垂直方向となる方向の動きとすることができる。その結果、専用ロボットの動きを単純にすることができるとともに、搬送パレットを変更することなく実施できるため専用の組み付けラインを設ける必要がない。
【0033】
(2)取付面22をハウジング2のブラシホルダ11に近い位置に形成した。そして、その取付面22にカプラ25を組み付けるようにした。従って、カプラ25には、各コンタクトプレート27及びブラシホルダ11からのびる各ターミナル15が集約される。その結果、各コンタクトプレート27と各ターミナル15を直接接続することができる。
【0034】
尚、本発明は上記形態に限定されることはなく、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で以下のようにしてもよい。
(1)上記実施の形態では、カプラ25を直流モータ3の近傍に連結孔7の中心軸線La方向に対して直交する方向に組み付けたが、少なくとも連結孔7の中心軸線La及び該軸線Laに対して直交する方向に組み付ければ、直流モータ3と離間していてもよい。
【0035】
(2)上記実施の形態では、ハウジング2には減速機構33及びリンク機構40を内蔵し、直流モータ3の回転出力を往復回動出力に変換していたが、リンク機構40を省略し、ハウジング2に単なる直流モータ3の回転出力を減速する減速機構33のみを内蔵してもよい。
【0036】
(3)上記実施の形態では、カプラ25を長方形状としたが、形状はこれに限定されるものではない。
【0037】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、ワイパ装置を組み立てる場合、ハウジングにカプラを組み付けるための専用の組み付けラインを設けたり、特殊な動きをする専用ロボットを用いる必要のないワイパ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態におけるワイパ装置の分解斜視図。
【図2】 ワイパ装置の分解斜視図。
【図3】 ワイパ装置の平面図。
【図4】 ワイパ装置の断面図。
【図5】 コンタクトプレートと電極板の関係を示す説明図。
【符号の説明】
2…ハウジング、3…直流モータ、5…軸受部、5a…駆動軸、11…ブラシホルダ、15…ターミナル、22…取付面、24…装着孔、25…カプラ、26…装着凸部、27…コンタクトプレート、32…ウォームホイール、33…駆動伝達機構としての減速機構、34…電極板、35…スイッチ、40…駆動伝達機構としてのリンク機構、La…取付け方向としての中心軸線、Lc…直交する方向としての延長線。

Claims (2)

  1. 内部に収容された駆動伝達機構(33,40)に連結されるとともにワイパアームに連結される駆動軸(5a)を支持する軸受部(5)を備えたハウジング(2)と、
    前記ハウジング(2)に組み付けられ、前記駆動伝達機構(33,40)を介して前記駆動軸(5a)を駆動するモータ(3)と、
    前記ハウジング(2)に組み付けられるとともに、前記駆動伝達機構(33,40)を構成するウォームホイール(32)に形成された電極板(34)に摺接して、予め定めた位置でのワイパアームの回動停止及び回動開始を行うべく前記モータ(3)に対して外部電源の供給又は遮断を行うスイッチ(35)を構成し、かつ、該スイッチ(35)からモータ(3)に対して外部電源の供給又は遮断に対応した信号が出力されるコンタクトプレート(27)を備えたカプラ(25)と
    を備えたワイパ装置であって、
    前記ハウジング(2)に形成した前記カプラ(25)を組み付けるための取付面(22)に、該ハウジング(2)の内側まで貫通する装着孔(24)を、その一辺が前記直流モータ(3)の取付け方向(La)に対して直交する方向(Lc)と一致するように形成し、前記カプラ(25)に前記装着孔(24)に対して嵌合する装着凸部(26)を形成するとともに該凸部(26)において前記コンタクトプレート(27)を固定して、該プレート(27)を前記装着孔(24)を介してハウジング(2)内に挿入したことを特徴とするワイパ装置。
  2. 請求項1に記載のワイパ装置において、
    前記カプラ(25)は、前記モータ(3)の近傍に配置され、該モータ(3)のブラシホルダ(11)からのびるターミナル(15)と前記コンタクトプレート(27)とが近接した位置に配設されることを特徴とするワイパ装置。
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