JP3705308B2 - モータの逆回転接続判別方法およびモータ位置検出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電源投入時絶対値エンコーダから出力されるA相パルスより1回転以上の回転数データを検出し、その後A相パルスとB相パルスで1回転未満の回転数を検出し、その後前記絶対値エンコーダはインクリメンタルエンコーダとして働くサーボ制御装置におけるモータ逆回転接続識別方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3はこの種のサーボ制御装置におけるモータ位置検出装置のブロック図である。
絶対値エンコーダ1で検出されたA相信号、B相信号はエンコーダ入力回路2でノイズ分を除去あるいは波形整形され、A相パルス、B相パルスとなる。逆回転反転回路3’はエンコーダ入力回路2から出力されたA相パルス、B相パルスと、抵抗10により電源にプルアップされた信号を入力し、モータ(不図示)の通常接続では前記信号はハイレベルで、A相パルス、B相パルスをそのまま出力するが、モータが逆回転接続された場合、信号はOVに落され、ロウレベルとなり、A相パルスはそのまま出力し、B相パルスは反転して出力する。逆回転反転回路3から出力されたパルスはラインドライバ4、ラインレシーバ5を経て、符号判別回路6に入力する。符号判別回路6は、A相パルスの位相がB相パルスまたはその反転パルスよりも位相よりも進んでいるときはカウントアップの符号とパルスを出力し、A相パルスの位相がB相パルスまたはその反転パルスよりも位相が遅れているときはカウントダウンの符号とパルスを出力する。カウンタ7はアップパルスによりカウントアップし、ダウンパルスによりダウンカウントする。CPU8’はラインレシーバ5から出力されるA相パルスより1回転以上の回転量データを検出し、カウンタ7から出力されるカウント値により1回転未満の回転量データを検出するが、逆接続スイッチ9がオンしている(モータが逆回転接続されていることを示す)場合、これらの回転量データの符号を反転する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来はスイッチを設け、モータを逆回転接続した場合、スイッチをオンしてCPUにモータを逆回転接続したことを伝え、回転量データを反転して処理していたが、制御装置等を交換してモータ側のコネクタあるいはケーブルの接続とスイッチの設定が一致していなかった場合、モータが指令と逆方向に回転してしまい事故につながるという問題があった。
本発明の目的は、スイッチを用いずにモータの通常接続/逆回転接続を判別し、モータの回転位置が間違って機械が暴走するの無くした、モータの逆回転接続判別方法およびモータ回転量検出装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の、モータの逆回転接続判別方法は、通常接続か逆回転接続かが予め設定され、A相パルスより1回転以上の回転数データを検出中に、B相パルスを、モータの通常接続の場合にはそのまま出力し、モータの逆回転接続の場合には反転する逆回転反転回路の出力を観測し、該出力のレベルによりモータが逆回転接続されているかどうか判別する。逆回転接続設定のスイッチを無くし、CPU内でモータの通常接続/逆回転接続を自動的に判定するので、回転量データが間違って、機械が暴走することがなくなる。
また、本発明のモータ位置検出装置は、通常接続か逆回転接続かが予め設定され、絶対値エンコーダのB相パルスを入力し、モータの逆回転接続の場合にはB相パルスを反転して出力する逆回転反転回路と、前記絶対値エンコーダのA相パルスと、前記逆回転反転回路の出力パルスを入力し、符号を判別してカウントして位置とする符号判別・カウンタ回路と、電源投入時、前記A相パルスより1回転以上の回転数データを検出し、その後前記符号判別・カウンタ回路のカウント値から1回転未満の回転数を検出し、1回転以上の回転数データを検出中にB相パルスを観測し、B相パルスがロウレベルであれば1回転以上の回転数データの符号を反転するCPUを有する。
【0005】
本発明の実施態様によれば、前記逆回転反転回路と前記符号判別回路の間にラインドライバとラインレシーバが接続されている。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態のモータ位置検出装置のブロック図、図2(1)、(2)はそれぞれモータ正転時、モータ逆回転時の回転量データを示す図である。
本実施形態では、図2の実施形態と比較して、逆接続スイッチ9が無くなり、エンコーダ入力回路2から出力されたA相パルスはラインドライバ4に直接入力し、逆回転反転回路3はB相パルスまたはその反転パルスのみを出力し、CPU8の処理が異なっている。ただし、逆回転反転回路3は逆回転反転回路3’と同じでもよい。
【0007】
CPU8は、電源投入時、従来と同じくA相パルスより1回転以上の回転数データ(多回転データ)を検出するが、このときラインレシーバ5の他の出力パルス(B相パルスまたはその反転パルス)を観測し、図2(1)のように、ハイレベルであれば、モータは通常接続されているものと判定し、図2(2)に示すように、ロウレベルであれば、モータは逆回転接続されているものと判定し、多回転データの符号を反転する。
なお、本実施形態では逆回転反転回路3と符号判別回路6の間ラインドライバ4とレシーバ5が接続されているが、逆回転反転回路3と符号判別回路6は直接接続されていてもよい。また、逆回転反転回路3の前または後に分周回路等が入っていてもよい。
【0008】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、1回転以上の回転数データを観測中にB相パルスを観測し、そのレベルによりモータの通常接続/逆回転接続を判定することにより、回転量データが間違って機械が暴走するという事故がなくなる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のモータ位置検出装置はブロック図である。
【図2】モータ正転時、モータ逆回転時の回転量データを示す図である。
【図3】モータ位置検出装置の従来例のブロック図である。
【符号の説明】
1 絶対値エンコーダ
2 エンコーダ入力回路
3、3’ 逆回転反転回路
4 ラインドライバ
5 ラインレシーバ
6 符号判別回路
7 カウンタ
8、8’ CPU
9 逆接続スイッチ
10 プルアップ抵抗
Claims (3)
- 電源投入時、絶対値エンコーダから出力されるA相パルスより1回転以上の回転数データを検出し、その後A相パルスとB相パルスで1回転未満の回転数を検出し、その後前記絶対値エンコーダはインクリメンタルエンコーダとして働くサーボ制御装置におけるモータ逆回転接続識別方法であって、
通常接続か逆回転接続かが予め設定され、A相パルスより1回転以上の回転数データを検出中に、B相パルスを、モータの通常接続の場合にはそのまま出力し、モータの逆回転接続の場合には反転する逆回転反転回路の出力を観測し、該出力のレベルによりモータが逆回転接続されているかどうか判別する、モータの逆回転接続判別方法。 - 電源投入時、絶対値エンコーダから出力されるA相パルスより1回転以上の回転数データを検出し、その後A相パルスとB相パルスで1回転未満の回転数を検出し、その後前記絶対値エンコーダはインクリメンタルエンコーダとして働くサーボ制御装置におけるモータ位置検出装置であって、
通常接続か逆回転接続かが予め設定され、前記絶対値エンコーダのB相パルスを入力し、モータの通常回転接続の場合にはB相パルスをそのまま出力し、モータの逆回転接続の場合にはB相パルスを反転して出力する逆回転反転回路と、前記絶対値エンコーダのA相パルスと、前記逆回転反転回路の出力パルスを入力し、符号を判別してカウントして位置とする符号判別・カウンタ回路と、電源投入時、前記A相パルスより1回転以上の回転数データを検出し、その後前記符号判別・カウンタ回路のカウント値から1回転未満の回転数を検出し、1回転以上の回転数をデータを検出中にB相パルスを観測し,B相パルスがロウレベルであれば1回転以上の回転数データの符号を反転するCPUとを有するモータ位置検出装置。 - 前記逆回転反転回路と前記符号判別回路の間にラインドライバとラインレシーバが接続されている請求項2記載のモータ位置検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25489996A JP3705308B2 (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | モータの逆回転接続判別方法およびモータ位置検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP25489996A JP3705308B2 (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | モータの逆回転接続判別方法およびモータ位置検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10108354A JPH10108354A (ja) | 1998-04-24 |
JP3705308B2 true JP3705308B2 (ja) | 2005-10-12 |
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ID=17271397
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP25489996A Expired - Fee Related JP3705308B2 (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | モータの逆回転接続判別方法およびモータ位置検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3705308B2 (ja) |
-
1996
- 1996-09-26 JP JP25489996A patent/JP3705308B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH10108354A (ja) | 1998-04-24 |
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