JP3705073B2 - 磁気記憶装置のヘッドアンロードの制御方法及び磁気記憶装置 - Google Patents

磁気記憶装置のヘッドアンロードの制御方法及び磁気記憶装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は磁気記憶装置のヘッドアンロードの制御方法に関し、特に磁気ディスク装置のヘッドアンロード動作の回数が少なくなるように制御する方法、及びそのような制御を行う磁気記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のハードディスク装置、フレキシブルディスク装置においては、省電力、耐衝撃性の向上、ヘッドおよび媒体の耐久時間の延長などの理由で、データアクセスが行われないときには磁気ヘッドを媒体外に停止させ、媒体の回転も停止させる装置が多くなっている。特に大容量のフレキシブルディスク装置においては、ハードディスク装置よりも頻繁にこの動作を行う。
【0003】
磁気記憶装置においては、常にデータの読み書きが行われているわけではなく、必要なときのみデータの読み書きが行われる。それ以外のデータアクセスが行われていない時間においては、磁気ヘッドは媒体上を任意に移動しているか、媒体上の一定場所にとどまるか、磁気ヘッドが非動作状態の位置まで移動し媒体の回転が停止している状態となっている。
【0004】
ところで、磁気記憶装置からデータを読み書きする場合、データを送受信するホスト側のデータ転送速度との関係で、常時データのアクセスが行われずに、間欠的に小さなデータの読み書きが繰り返し行われる場合がある。この時、使用している磁気記憶装置とホスト側の組み合わせによっては、磁気記憶装置のヘッドがロード、アンロードを繰り返すような状態に陥る場合がある。
【0005】
例えば、ある磁気記憶装置が3秒間データのアクセスがないとアンロードするように設定されているとする。MP3ファイル(MPEG Audio Layer-3 規格で圧縮された音声ファイル形式)等の音楽データをこの磁気記憶装置から読み出して再生している場合、あるデータを読み出してから次のデータを読み出すまでに3秒以上の空きが生じることがある。この場合、下記に述べるような問題点が生じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
第1の問題点は、磁気ヘッドが一旦アンロードしてからロードし直してデータを読みに行くという動作を繰り返すので、磁気ヘッドの目標位置までの位置決めに時間がかかり、データのアクセス時間が長くなるということである。その理由は、ホスト側からデータのアクセスを要求する命令があってもヘッドアンロードの動作の実行中であると、その動作の完了まで命令は実行されず待たされるからである。
【0007】
第2の問題点は、ロード、アンロードを繰り返すことにより、ヘッドまたは媒体の寿命を縮めることである。その理由は、ロード、アンロード動作により、ヘッドと媒体に衝撃が加わるからである。第3の問題点は固定したアンロード時間、およびスピンドルの停止時間を設定すると、消費電力のロスが増えてしまうことである。その理由は、データの読み出し間隔がコンピュータ等のホスト側のキャッシュサイズや使用しているソフト、OS等に依存するので、この現象を常に回避できる固定したタイミングを設定しようとすると、アンロードおよびスピンドルの停止時間を必要以上に長く設定しなければならなくなるからである。
【0008】
本発明の目的は、以上の問題点を解決するヘッドのアンロード方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の磁気記憶装置は、磁気記録媒体(以下、「媒体」という)にデータを読み書き(以下、「データアクセス」という)する磁気記憶装置であり、データを格納する媒体と、前記媒体に格納されたデータを読み書きする磁気ヘッドと、前記媒体を回転させるスピンドルモータと、前記磁気ヘッドから媒体へのデータのアクセスを監視して前記磁気ヘッドのアンロードとスピンドルモータのスピンダウンの制御を行う制御器と、前記磁気ヘッドをロード・アンロード及びデータアクセスのために移動させるボイスコイルモータとを備え、前記制御器は、データアクセスが終了した時からヘッドアンロードするまでの時間(以下、「ヘッドアンロード時間」という)の初期値をXとし、データアクセスが終了した時からスピンダウンするまでの時間(以下、「スピンダウン時間」という、スピンダウン時間はヘッドアンロード時間より長いとする)の初期値をYとしてデータアクセスを行った場合、前記ヘッドアンロード時間の経過後(X<データアクセス)前記ヘッドアンロード時間を第1の所定値だけ増加させ(X=X+X1)、ヘッドアンロードを行い、スピンダウン時間の経過までにデータアクセスが起きなかったときは(X<Y<データアクセス)、前記ヘッドアンロード時間を所定値に戻し(X=X0)、スピンダウンを行うことを特徴とする。
【0010】
本発明の制御器は、前記ヘッドアンロード時間の経過後、前記スピンダウン時間経過までにデータアクセスが起きたときは(X<データアクセス<Y)、前記ヘッドアンロード時間を第1の所定値だけ増加させるとともに(X=X+X1)、前記スピンダウン時間を第2の所定値だけ増加させる(Y=Y+Y1)ことを特徴とする。
【0011】
本発明の制御器は、データアクセスによってリセットされ、データアクセス終了によって時間のカウントを始めるタイマーカウンタと、前記ヘッドアンロード時間Xが記憶されており、前記タイマーカウンタのカウント値が前記時間Xより大きくなったら、前記ボイスコイルモータを制御し、前記磁気ヘッドを媒体の外側に位置するロードランプへと移動させるヘッドパーク時間検出器と、ある設定された時間Yが記憶されており、前記タイマーカウンタのカウント値がより時間Yより大きくなったら、前記スピンドルモータを停止させるスピンダウン時間検出器と、上位装置からのアクセス命令を監視しデータアクセスがあるかどうかを判断し、X、Yの値を変更する動作を行う制御部と、を含むことを特徴とする。
【0012】
本発明の磁気記憶装置は、媒体にデータを読み書きする磁気記憶装置であり、データを格納する媒体と、前記媒体に格納されたデータを読み書きする磁気ヘッドと、前記媒体を回転させるスピンドルモータと、前記磁気ヘッドから媒体へのデータのアクセスを監視して前記磁気ヘッドのアンロードとスピンドルモータのスピンダウンの制御を行う制御器と、前記磁気ヘッドをロード・アンロードおよびデータアクセスのために移動させるボイスコイルモータとを備え、前記制御器は、データアクセスが終了した時からヘッドアンロードするまでの時間(以下、「ヘッドアンロード時間」という)の初期値をX1とし、データアクセスが終了した時からスピンダウンするまでの時間(以下、「スピンダウン時間」という、スピンダウン時間はヘッドアンロード時間より長いとする)の初期値をY1としてデータアクセスを行った場合、前記ヘッドアンロード時間の経過後(X1<データアクセス)、ヘッドアンロードを行い、前記スピンダウン時間経過までにデータアクセスが起きたときに(X1<データアクセス<Y1)、前回のデータアクセス終了から時間tだけ後にデータアクセスが生じたときは、次回の前記ヘッドアンロード時間をtに所定の余裕値t0を加えた値とし(X1=t+t0)、前記スピンダウン時間経過までにデータアクセスが起きなかったときは(X1<Y<データアクセス)、前記ヘッドアンロード時間を所定値に戻し(X1=X0)、スピンダウンを行うことを特徴とする磁気記憶装置。
【0013】
本発明の制御器は、ヘッドアンロード時間の初期値をX1としスピンダウン時間の初期値をY1として、データアクセスを行った場合に、ヘッドアンロード時間経過後であって前回のデータアクセス終了から時間tだけ後にデータアクセスが生じたときは、次回の前記ヘッドアンロード時間をtに所定の余裕値t0を加えた値とするとともに(X1=t+t0)、次回の前記のスピンダウン時間を、現在のスピンダウン時間Yに、tと現在のヘッドアンロード時間Xとの差t−Xと、余裕値t0を加えた値とする(Y1=Y + (t−X) + t0)ことを特徴とする。
【0014】
本発明の制御器は、データアクセスによってリセットされ、データアクセス終了によってカウントを始めるタイマーカウンタと、ある設定時間Xが記憶されており、前記タイマーカウンタの時間が前記設定時間より大きくなったら、前記ボイスコイルモータを制御し、前記磁気ヘッドを媒体の外側に位置するロードランプへと移動させるヘッドパーク時間検出器と、ある設定された時間Yが記憶されており、前記タイマーカウンタの時間が設定された時間より大きくなったら、前記スピンドルモータを停止させるスピンダウン時間検出器と、上位装置からのアクセス命令を監視しデータアクセスがあるかどうかを判断し前回のデータアクセスから次のアクセスまでの時間tを検出する機能を有し、X、Yの値を変更する動作を行う制御部と、を含むことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0018】
図2を参照すると本発明の第1の実施形態は、データを格納する媒体21と、データを読み書きする磁気ヘッド23と、媒体21を回転させるスピンドルモータ22と、磁気ヘッド23から媒体21へのデータのアクセスを監視し磁気ヘッド23のアンロードとスピンドルモータのスピンダウン(回転停止)の制御を行う制御器26と、磁気ヘッド23をロード・アンロードさせるためにおよびデータのアクセスのため移動させるボイスコイルモータ25とを具備する。
【0019】
制御器26は、磁気ヘッド23から媒体21へのデータのアクセスを監視し、データのリード、ライトすなわちデータアクセスによってリセットされ、リード、ライト終了(データアクセス終了)によってカウントを始めるタイマーカウンタ27を有している。ヘッドパーク時間検出器28にはある設定された時間Xが記憶されており、タイマーカウンタ27の時間が前述の設定された時間より大きくなったら、ヘッドパーク時間検出器28はボイスコイルモー25を制御し、磁気ヘッド23を媒体の外側に位置するロードランプ24へと移動させる。同様にスピンダウン時間検出器29にはある設定された時間Yが記憶されており、タイマーカウンタ27の時間が設定された時間より大きくなったら、スピンドルモータ22を制御し、スピンドルモータ22を停止させる。ここで、ヘッドアンロードよりスピンダウンが先に起こることがないようにY>XとなるようにX、Yを選ぶ。制御部11は制御器26の全体の統括を行い、上位装置10からのアクセス命令を監視しデータアクセスがあるかどうかを判断し、上記のX、Yの値を変更させる等の動作を行う。
【0020】
次に本発明の第1の実施形態の動作について説明する。
【0021】
まず最初に動作の概略的な説明を図1を参照して行う。図1において、アクセス終了後、予め設定したヘッドのアンロード時間Xが経過しても次のアクセスがない場合は、次回のアンロード時間Xとスピンドル停止時間Yをそれぞれ一定値延ばす。スピンドル停止時間を経過しても次のアクセスがない場合は、前述の2つの時間X、Yを初期値に戻す。次のデータアクセスが図1の区間b内で行われる場合であれば、前述の2つの時間XとYは延長されていくので、区間b内でのデータアクセスが繰り返し行われると、aの区間が延長されていき、最後にはヘッドがアンロードしないでデータアクセスが行われるようになる。
【0022】
次に本発明の第1の実施形態の動作について図3を用いて更に詳細に説明する。図3は、第1の実施の形態における制御器の動作を示すフローチャートである。本実施形態においては、媒体21へのデータアクセスが終了しても磁気ヘッド23はある設定された時間の間は媒体上にとどまらせるようにする。まず制御部11は、データアクセスがあった場合、ボイスコイルモータ25や磁気ヘッド23にデータアクセスの動作を行わせ、次のデータアクセスの終了を待つ(ステップ31)。次に磁気ヘッド23から得たデータに基づいてデータアクセスが終了しているかどうかを判断する(ステップ32)。終了している場合は、磁気ヘッド23がアンロードするまでの時間内(区間a内)に次のデータアクセスがあるかどうかを上位装置12からアクセス命令があるかどうかをもとにチェックする(ステップ33)。
【0023】
データアクセスがあった場合は、データアクセスの動作を行わせ、次のデータアクセスの終了を待つ(ステップ31)。データアクセスが行われると、その時点でタイマーカウンタ27がリセットされ、未実施のアンロードとスピンドル停止動作はキャンセルされる。データアクセスがなかった場合は、制御部11は次以降のヘッドパーク時間検出器28のヘッドアンロード時間Xとスピンダウン時間検出器29のスピンダウン時間Yにそれぞれある決められた値X1、Y1だけ加算する(ステップ34)。このとき、磁気ヘッド23は媒体の外側にあるロードランプ24へとアンロードする(ステップ35)。ここではまだスピンドルモータは回転している。尚、X1≦Y1なるようにX1、Y1を選ぶ。このようにしないとX>Yとなるケースが生じ具合悪いからである。
【0024】
次に制御部11はスピンドルモータ22が停止するまでの時間内(区間b内)にデータアクセスがあるかどうかをチェックする(ステップ36)。データアクセスがあった場合、データアクセス動作を行い、値X、Yはすでに変更した値をそのまま保持して、次のデータアクセス終了を待つ(ステップ31)。データアクセスがなかった場合、制御部11は次以降のヘッドアンロード時間Xとスピンダウン時間Yをある設定された初期値X0,Y0に戻し(ステップ37)、スピンドルを停止させる(ステップ38)。
【0025】
次に図4を用いて上記制御器26の動作概念を説明する。コンピュータ等の上位装置12から磁気記憶装置へのデータアクセスが、間欠的に一定の間隔で行われていると仮定する。前回のデータアクセスからある一定の時間が経過し、次のデータアクセスが図4の破線の位置で起きる場合を考える(図4(a)の状態)。この場合は区間a内ではデータアクセスがなく、すなわち前回のデータアクセスからX0だけ時間が経過する以前にデータアクセスがないので、磁気ヘッド23はアンロードした状態となる。しかし、区間b内でデータアクセスが起きるケース(スピンダウン予定時間Y0経過以前にデータアクセスが起こるケース)であるので、本発明による制御方法を用いると次回のヘッドアンロード時間とスピンダウン時間をそれぞれX1、Y1だけ延長する(図4(b)の状態)。この場合でも、その次のデータアクセスが起こる時点が図2(b)における区間aの中に入っておらず、X0+X1だけ時間が経過した後にデータアクセスが起こることになるので、依然として磁気ヘッド23がアンロードされる。そこでもう一回ヘッドアンロード時間とスピンダウン時間をX1、Y1だけ延長すると図4(c)の状態になる。この状態になるとデータアクセスは区間a内で行われるようになり、磁気ヘッド23のアンロードが行われなくなる。
【0026】
次に本発明の第2の実施形態について説明する。
【0027】
データアクセス終了から次のデータアクセスまでの時間tを正しく把握できる場合、その時間tを用いて一度でヘッドのアンロードが行われないようにする方法も考えられるのでこれを以下に図5と図6を用いて説明する。
【0028】
図5のように前回のデータアクセスから次のデータアクセスまでの時間をtとし、現在のヘッドアンロード時間をX、スピンダウン時間をYとする。
図6は、上記の第2の実施形態における制御器26の動作を示すフローチャートである。まず制御部11は、データアクセスがあった場合、ボイスコイルモータ25や磁気ヘッド23にデータアクセスの動作を行わせ、次のデータアクセスの終了を待つ(ステップ61)。次に磁気ヘッド23から得たデータに基づいてデータアクセスが終了しているかどうかを判断する(ステップ62)。終了している場合は、磁気ヘッド23がアンロードするまでの時間内(区間a内)に次のデータアクセスがあるかどうかを上位装置12からアクセス命令があるかどうかをもとにチェックする(ステップ63)。
【0029】
データアクセスがあった場合は、データアクセスの動作を行わせ、次のデータアクセスの終了を待つ(ステップ61)。データアクセスが行われると、その時点でタイマーカウンタ27がリセットされ、未実施のアンロードとスピンドル停止動作はキャンセルされる。データアクセスがなかった場合は、磁気ヘッド23はロードランプ24へとアンロードする(ステップ64)。ここではまだスピンドルモータは回転している。
【0030】
次に制御部11はスピンドルモータ22が停止するまでの時間内(区間b内)にデータアクセスがあるかどうかをチェックする(ステップ65)。データアクセスがあった場合、制御部11は、次のスピンダウン時間Y1を、現在のスピンダウン時間Yに、前回のデータアクセスから次のデータアクセスまでの時間tと現在のヘッドアンロード時間X(区間aの時間長)の差t−Xと、ある決められた余裕を取るための値t0とを加えた値とし、また、次のヘッドアンロード時間X1をt+t0に設定する(ステップ66)。そして次のデータアクセス終了を待つ(ステップ61)。
【0031】
データアクセスがなかった場合は、制御部11は次以降のヘッドアンロード時間X1とスピンダウン時間Y1をある設定された初期値X0、Y0に戻し(ステップ67)、スピンドルを停止させる(ステップ68)。
【0032】
この第2の実施形態を用いると、磁気ヘッド23がアンロードしなくなる状態に試行錯誤することなしに一度で到達することができるという効果があるが、その代わりデータアクセス終了までの時間をタイムカウンタ27の値をもとに正確に監視し、前回のデータアクセスから次のアクセスまでの時間tを検出する機能を制御部11がもつことが必要となる。
【0033】
【効果の説明】
第一の効果は、磁気ディスク装置に対して間欠的なデータアクセスが続く場合、ホストから磁気ディスク装置に対するデータアクセスの速度が向上することである。その理由は、ヘッドがアンロード状態にあるときにロード状態にするまでは上位装置からアクセス要求があってもデータにアクセスすることができないため、ロード状態になるまで待たなければならないが、ヘッドアンロード状態とならないようヘッドアンロード時間を調節するため、ヘッドロード状態になるまで待つ時間が短縮できるからである。
【0034】
第二の効果は、磁気ディスク装置のヘッド、媒体の寿命が向上することである。その理由は、間欠的なデータアクセスが続く場合に、データアクセスの度に毎回ロード、アンロード動作を繰り返すことを防止し、これにより起こるロード、アンロード動作の回数が減少するからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヘッドアンロード時間Xとスピンダウン時間Yとの関係を示す図である。
【図2】本発明の第1、第2のの実施形態の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施形態の制御手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第1の実施形態の動作概念を説明する図である。図4(a)はヘッドアンロード時間(区間aの長さ)が初期値の場合、図4(b)は区間aが延長された場合、図4(c)は区間aがさらに延長された場合を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施形態の動作概念を説明するための図である。
【図6】本発明の第2の実施形態の制御手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 制御部
12 上位装置
21 媒体
22 スピンドルモータ
23 磁気ヘッド
24 ロードランプ
25 ボイスコイルモータ
26 制御器
27 タイマカウンタ
28 ヘッドパーク時間検出器
29 スピンダウン時間検出器

Claims (6)

  1. 磁気記録媒体(以下、「媒体」という)にデータを読み書き(以下、「データアクセス」という)する磁気記憶装置であり、
    データを格納する媒体と、
    前記媒体に格納されたデータを読み書きする磁気ヘッドと、
    前記媒体を回転させるスピンドルモータと、
    前記磁気ヘッドから媒体へのデータのアクセスを監視して前記磁気ヘッドのアンロードとスピンドルモータのスピンダウンの制御を行う制御器と、
    前記磁気ヘッドをロード・アンロード及びデータアクセスのために移動させるボイスコイルモータとを備え、
    前記制御器は、データアクセスが終了した時からヘッドアンロードするまでの時間(以下、「ヘッドアンロード時間」という)の初期値をXとし、データアクセスが終了した時からスピンダウンするまでの時間(以下、「スピンダウン時間」という、スピンダウン時間はヘッドアンロード時間より長いとする)の初期値をYとしてデータアクセスを行った場合、
    前記ヘッドアンロード時間の経過後(X<データアクセス)前記ヘッドアンロード時間を第1の所定値だけ増加させ(X=X+X1)、ヘッドアンロードを行い、
    スピンダウン時間の経過までにデータアクセスが起きなかったときは(X<Y<データアクセス)、前記ヘッドアンロード時間を所定値に戻し(X=X0)、スピンダウンを行うことを特徴とする磁気記憶装置。
  2. 前記制御器は、前記ヘッドアンロード時間の経過後、前記スピンダウン時間経過までにデータアクセスが起きたときは(X<データアクセス<Y)、前記ヘッドアンロード時間を第1の所定値だけ増加させるとともに(X=X+X1)、前記スピンダウン時間を第2の所定値だけ増加させる(Y=Y+Y1)ことを特徴とする請求項1記載の磁気記憶装置。
  3. 前記制御器は、
    データアクセスによってリセットされ、データアクセス終了によって時間のカウントを始めるタイマーカウンタと、
    前記ヘッドアンロード時間Xが記憶されており、前記タイマーカウンタのカウント値が前記時間Xより大きくなったら、前記ボイスコイルモータを制御し、前記磁気ヘッドを媒体の外側に位置するロードランプへと移動させるヘッドパーク時間検出器と、
    ある設定された時間Yが記憶されており、前記タイマーカウンタのカウント値がより時間Yより大きくなったら、前記スピンドルモータを停止させるスピンダウン時間検出器と、上位装置からのアクセス命令を監視しデータアクセスがあるかどうかを判断し、X、Yの値を変更する動作を行う制御部と、
    を含むことを特徴とする請求項1または2記載の磁気記憶装置。
  4. 媒体にデータを読み書きする磁気記憶装置であり、
    データを格納する媒体と、
    前記媒体に格納されたデータを読み書きする磁気ヘッドと、
    前記媒体を回転させるスピンドルモータと、
    前記磁気ヘッドから媒体へのデータのアクセスを監視して前記磁気ヘッドのアンロードとスピンドルモータのスピンダウンの制御を行う制御器と、
    前記磁気ヘッドをロード・アンロードおよびデータアクセスのために移動させるボイスコイルモータとを備え、
    前記制御器は、データアクセスが終了した時からヘッドアンロードするまでの時間(以下、「ヘッドアンロード時間」という)の初期値をX1とし、データアクセスが終了した時からスピンダウンするまでの時間(以下、「スピンダウン時間」という、スピンダウン時間はヘッドアンロード時間より長いとする)の初期値をY1としてデータアクセスを行った場合、
    前記ヘッドアンロード時間の経過後(X1<データアクセス)、ヘッドアンロードを行い
    前記スピンダウン時間経過までにデータアクセスが起きたときに(X1<データアクセス<Y1)、前回のデータアクセス終了から時間tだけ後にデータアクセスが生じたときは、次回の前記ヘッドアンロード時間をtに所定の余裕値t0を加えた値とし(X1=t+t0)、
    前記スピンダウン時間経過までにデータアクセスが起きなかったときは(X1<Y<データアクセス)、前記ヘッドアンロード時間を所定値に戻し(X1=X0)、スピンダウンを行うことを特徴とする磁気記憶装置。
  5. 前記制御器は、ヘッドアンロード時間の初期値をX1としスピンダウン時間の初期値をY1として、データアクセスを行った場合に、ヘッドアンロード時間経過後であって前回のデータアクセス終了から時間tだけ後にデータアクセスが生じたときは、次回の前記ヘッドアンロード時間をtに所定の余裕値t0を加えた値とするとともに(X1=t+t0)、次回の前記のスピンダウン時間を、現在のスピンダウン時間Yに、tと現在のヘッドアンロード時間Xとの差t−Xと、余裕値t0を加えた値とする(Y1=Y + (t−X) + t0)ことを特徴とする請求項4記載の磁気記憶装置。
  6. 前記制御器は、
    データアクセスによってリセットされ、データアクセス終了によってカウントを始めるタイマーカウンタと、
    ある設定時間Xが記憶されており、前記タイマーカウンタの時間が前記設定時間より大きくなったら、前記ボイスコイルモータを制御し、前記磁気ヘッドを媒体の外側に位置するロードランプへと移動させるヘッドパーク時間検出器と、
    ある設定された時間Yが記憶されており、前記タイマーカウンタの時間が設定された時間より大きくなったら、
    前記スピンドルモータを停止させるスピンダウン時間検出器と、
    上位装置からのアクセス命令を監視しデータアクセスがあるかどうかを判断し前回のデータアクセスから次のアクセスまでの時間tを検出する機能を有し、X、Yの値を変更する動作を行う制御部と、を含むことを特徴とする請求項4または5記載の磁気記憶装置。
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