JP3705051B2 - エンジンの吸入空気量制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電磁駆動式などバルブタイミングを任意に可変制御できるエンジンの吸気弁(可変動弁)の閉時期を制御することにより、吸入空気量を制御する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来一般のエンジンでは、スロットル弁の開度によって吸入空気量を制御するが、近年、電磁駆動式の吸・排気弁を備え、主として吸気弁の閉時期の制御によって吸入空気量を制御するようにしたものが提案されている(特開平10−37727号公報参照) 。
【0003】
この種の吸入空気量制御では、スロットル弁を備えない場合は略大気圧に維持される吸気圧力、またスロットル弁を併用する場合はスロットル弁開度に応じた吸気圧力に対し、吸気弁の閉時期により決定される有効吸気行程に応じたシリンダ吸入空気の体積量を制御することで、要求トルクに応じた目標空気量(要求吸入空気量)を得るように制御することができ、これによって、ポンピングロスの低減による燃費向上を図れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、通常のスロットルバルブを用いた吸入空気量の制御時には、スロットルバルブ下流側にインテークマニホールドや吸気コレクタがあるため、スロットルバルブの開度変化に対してこれらスロットルバルブ下流側の吸気系容積の時定数相当分シリンダ内の空気量が遅れて変化することになるが、吸気バルブタイミングの制御によってエンジンの吸入空気量を制御する構成の場合には、前記吸気系容積による遅れがない分、吸入空気量が高い応答性を示すことになる。このため、急激なアクセル操作によるトルク変化の応答が高くなり、その結果、パワートレイン系が加振され、運転性,音振等の悪化を招いてしまう可能性があった。
【0005】
そこで、本願出願人は、吸気バルブのバルブタイミング制御の応答性を強制的に遅らせる処理を行うことにより、急激なトルク変動の発生を防止し、吸入空気量制御の切換時のトルク段差を解消することを提案した。
【0006】
しかしながら、全要求空気量に対して遅れ処理を施すことは、高応答を要求される制御に対しても、低応答で制御されることになってしまい、吸気バルブにより折角可能である高応答な制御が活かされなくなってしまい、不合理であった。
【0007】
本発明は、このような従来の課題に着目してなされたもので、応答性の要求に見合った吸入空気量の制御が行なわれるようにしたエンジンの吸入空気量制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このため、請求項1に係る発明は、
バルブタイミングを任意に可変制御できる吸気弁の閉時期を制御することによって、エンジンの吸入空気量を制御する装置において、
エンジンの要求空気量を、前記吸気弁閉時期による吸入空気量制御における応答で制御されるべき高応答空気量分と、前記吸気弁閉時期による吸入空気量制御における応答より低応答で制御されるべき低応答空気量分と、に分別し、前記低応答空気量分に対し、該低応答に応じた遅れ処理を施し、該遅れ処理後の低応答空気量分と高応答空気量分とを加算した補正後の要求空気量に基づいて前記吸気弁の閉時期を制御することを特徴とする。
【0010】
請求項1に係る発明によると、吸気弁閉時期制御の応答より低応答で制御されるべき低応答空気量分について遅れ処理を施し、吸気弁閉時期制御の応答で制御されるべき高応答空気量分と加算した後の補正後の要求空気量に基づいて吸気弁の閉時期が制御され、吸入空気量が制御される。
【0011】
このようにすれば、応答性の要求に応じた応答特性で吸入空気量制御を行なうことができ、良好な運転フィーリング性を確保しつつ、変速制御、トラクション制御などについては、高応答な制御を行なうことができる。
【0014】
また、請求項2に係る発明は、
前記低応答空気量分として、運転者によるアクセル操作量に応じた要求空気量を含むことを特徴とする。
【0015】
請求項2に係る発明によると、
急激なアクセル操作時のトルク変化の応答を低くして、スロットル弁制御と同等の運転フィーリングを得られ、音振等の悪化も防止できる。
【0016】
また、請求項3に係る発明は、
前記低応答空気量分として、アイドル時におけるエンジン回転速度制御用の空気量のうち、冷却水温度に対する補正分を含むことを特徴とする。
【0017】
請求項3に係る発明によると、
冷却水温度が低温であるときに回転速度を増大するための要求空気量を増大する補正については、高応答な制御を要求されないので、低応答に制御する要求空気量として分別する。
【0018】
また、請求項4に係る発明は、
前記高応答空気量分として、変速時の補正分を含むことを特徴とする。
【0019】
請求項4に係る発明によると、
変速時の変速ショック緩和のためのトルクダウン制御は、高応答な制御が要求される(低応答であると変速ショック緩和効果を発揮できない)ので、変速時の補正分を高応答に制御する要求空気量として分別する。
【0020】
また、請求項5に係る発明は、
前記高応答空気量分として、エンジンのトラクション制御分を含むことを特徴とする。
【0021】
請求項5に係る発明によると、
エンジンのトラクション制御は、エンジン出力を速やかに減少させる高応答な制御が要求されるので、該トラクション制御分を高応答に制御する要求空気量として分別する。
【0022】
また、請求項6に係る発明は、
アイドル回転速度制御の要求開口面積に応じた体積流量比を、低負荷時に対して高負荷時では減少させた値として算出し、該体積流量比を用いて前記要求空気量を算出することを特徴とする。
【0023】
請求項6に係る発明によると、
負荷の増大に応じて総吸入空気量が増大するほど、同一開口面積に対応する空気量の割合が減少するため、アイドル回転速度制御の要求開口面積に応じた体積流量比を、低負荷時に対して高負荷時では減少させた値として算出することで、該体積流量比を用いて前記要求空気量を高精度に算出することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態について説明する。
図2は本発明の一実施形態を示す可変動弁の制御装置を備えたエンジンのシステム図である。
【0029】
エンジン1の各気筒のピストン2により画成される燃焼室3には、点火栓4を囲むように、電磁駆動式の吸気弁5及び排気弁6を備えている。7は吸気通路、8は排気通路である。
【0030】
吸気弁5及び排気弁6の電磁駆動装置(吸・排気弁と共に可変動弁を構成する) の基本構造を図3に示す。弁体20の弁軸21にプレート状の可動子22が取付けられており、この可動子22はスプリング23,24により中立位置に付勢されている。この可動子22の下側に開弁用電磁コイル25が配置され、上側に閉弁用電磁コイル26が配置されている。
【0031】
そして、エンジン1の始動前にこれら開弁用電磁コイル25及び閉弁用電磁コイル26を交互に通電して可動子22を共振させ、振幅が十分大きくなったところで、いずれかの電磁コイルに可動子22を吸着保持する。
【0032】
その後は、閉弁から開弁させる際は、可動子22を吸着している上側の閉弁用電磁コイル26への通電を停止した後、スプリング23の付勢力で可動子22を下方に移動させ、下側の開弁用電磁コイル25に十分接近したところから該開弁用電磁コイル25を通電して可動子22を吸着することにより、弁体20をリフトさせて開弁させる。
【0033】
逆に、開弁から閉弁させる際は、可動子22を吸着している下側の開弁用電磁コイル25への通電を停止した後、スプリング24の付勢力で可動子22を上方へ移動させ、上側の閉弁用電磁コイル26に十分接近したところから該閉弁用電磁コイル26を通電して、可動子22を吸着することにより、弁体20をシート部に着座させて閉弁させる。
【0034】
図2に戻って、吸気通路7には、吸入空気量を検出するエアフロメータ14、開度を電子制御されるスロットル弁15が設けられ、各気筒毎の吸気ポート部分に、電磁式の燃料噴射弁9が設けられている。
【0035】
ここにおいて、吸気弁5、排気弁6、スロットル弁15、燃料噴射弁9及び点火栓4の作動は、コントロールユニット10により制御され、このコントロールユニット10には、エンジン回転に同期してクランク角信号を出力しこれによりエンジン回転速度を検出可能なクランク角センサ11、アクセル開度(アクセルペダルの踏込み量)を検出するアクセルペダルセンサ12、エンジンの冷却水温度を検出する水温センサ16等から、信号が入力されている。
【0036】
そして、アクセル開度,エンジン回転速度等のエンジンの運転条件に基づいて目標トルクが得られるように吸気弁5の閉時期の制御によって吸入空気量が制御される。
【0037】
ここで、前記吸入空気量の制御において、応答性に応じて適宜遅れ処理を施した要求空気量に対して吸気弁5の閉時期(IVC)が制御される。
以下に、前記本発明に係るIVC制御について説明する。図4、図5はメインルーチン、サブルーチンの制御ブロック図を示し、図6、図7は、同じくフローチャートを示す。
【0038】
図6において、ステップ1では、アイドル回転速度制御(ISC)における要求空気量のうち、低応答で制御すべき空気量分、具体的には、低水温時の補正分に相当する吸気系の要求開口面積Aを算出する。
【0039】
ステップ2では、低応答で制御される空気量として、アクセル開度に応じた要求空気量に相当する要求開口面積Bを算出する。
ステップ3では、前記低応答で制御される全空気量に相当する要求開口面積として、要求開口面積Aと要求開口面積Bとを加算する。
【0040】
ステップ4では、前記加算された低応答制御分相当の要求開口面積(A+B)を、排気量(総行程容積)、エンジン回転速度Neで順次除算して、単位体積流量当たり開口面積に相当する値GADNVLを算出する。
【0041】
ステップ5では、前記GADNVLにより、予め設定された図示の特性に基づいて低応答制御分の体積流量比QH0STLを算出する。
ステップ6では、前記ISCにおける全要求空気量に相当する要求開口面積Cを算出する。
【0042】
ステップ7では、前記アクセル開度相当の開口面積B、ISCの全要求空気量相当の開口面積Cを加算した要求開口面積(B+C)を算出する。
ステップ8では、前記要求開口面積(B+C)を、排気量(総行程容積)、エンジン回転速度Neで順次除算して、単位体積流量当たり開口面積に相当する値TGADNV1を算出する。
【0043】
ステップ9では、前記TGADNV1に対応する体積流量比TQH0ST1を、予め設定された図示の特性に基づいて算出する。
ステップ10では、高応答が要求されるトルク制御、例えば変速時やトラクション制御時の要求トルク分(負のトルク)を、係数を乗じて体積流量比TQH0ST2に変換する。
【0044】
ステップ11では、前記ステップ9で算出した体積流量比TQH0ST1と、前記ステップ10で算出した体積流量比TQH0ST2とを加算して、エンジンの全要求空気量TQH0STを算出する。
【0045】
ステップ12では、前記ステップ11で算出した全要求空気量TQH0STと、前記ステップ5で算出した低応答制御分の体積流量比QH0STLとに基づいて、高応答制御分の体積流量比割合IHGQHRを、次式のように算出する。
【0046】
IHGQHR=(TQH0ST−QH0STL)/TQH0ST
ステップ13では、前記全要求空気量分の体積流量比TQH0STと、高応答制御分の体積流量比割合IHGQHRとに基づいて、低応答制御分に応答遅れ処理を施して最終的な吸気弁の閉時期(IVC)制御による要求空気量を算出し、該要求空気量に対応するIVCを設定して、IVC制御を行なう。なお、スロットル弁による制御を併用する場合(所定の吸気圧に維持する制御)には、前記全要求空気量分の体積流量比TQH0STとエンジン回転速度Ne等に基づいてスロットル弁の開度が制御される。
【0047】
図7は、前記ステップ13におけるサブルーチンのフローチャートを示す。
ステップ21では、IVC制御の全要求空気量TQH0SHを算出する。これは、スロットル弁による制御を併用せず、吸気圧=大気圧としてIVC制御する場合には、全要求空気量TQH0SHを、前記図5で算出した全要求空気量TQH0STとしてよいが、スロットル弁制御を併用して所定の吸気圧(負圧)に維持する場合には、該吸気圧に応じた補正を行なう(負圧が大きいときは、その分体積吸入空気量を増大補正する必要があるので、それを要求空気量の増大補正によって行なう)。
【0048】
ステップ22では、前記IVC制御の全要求空気量TQH0SHと、図6で算出した高応答制御分の体積流量比割合IHGQHRとを用いて、低応答制御分の要求空気量TLGQH0を次式により算出する。
【0049】
TLGQH0=TQH0SH×(1−IHGQHR)
ステップ23では、前記低応答制御分の要求空気量TLGQH0に対して遅れ処理を施す。例えば、エンジン運転状態(回転速度Neと負荷等)に基づいてマップから参照した重みFLOADを用いて次式により、加重平均演算処理を行なって、補正値FQH0LGを算出する。
【0050】
FQH0LG=TLGQH0×FLOAD+FQHOLD×(1−FLOAD)
但し、FQHOLDは、FQH0LGの前回演算値である。
【0051】
ステップ24では、次式のように、前記全要求空気量TQH0SHに、高応答制御分の体積流量比割合IHGQHRを乗じて、高応答制御分の要求空気量IHGQHBを算出する。
【0052】
IHGQHB=TQH0SH×IHGQHR
ステップ25では、次式のように、高応答制御分の要求空気量IHGQHBと、前記遅れ処理を施した低応答制御分の要求空気量FQH0LGとを加算して、最終的なIVC制御の全要求空気量TQH0SHを算出する。
【0053】
TQH0SH=IHGQHB+FQH0LG
ステップ26では、前記要求空気量TQH0SHに応じた吸気弁の目標閉時期(IVC)を設定する。
【0054】
これにより、前記電磁駆動装置によって、吸気弁が前記目標閉時期に閉弁するように制御される。
このようにすれば、アクセル開度やISCの水温補正分等に対応する低応答制御が好ましい要求空気量分についてのみ遅れ補正処理を行ない、前記以外のISC制御分や高応答トルク制御に対応した高応答制御が好ましい要求空気量分については、遅れ補正処理を行なわないようにしたため、図8に示すように、応答性の要求に応じた応答特性で吸入空気量制御を行なうことができ、良好な運転フィーリング性を確保しつつ、変速制御、トラクション制御などについては、高応答な制御を行なうことができる。
【0055】
なお、上記の演算において、図9に示すように、高応答トルク制御に対応する体積流量比TQH0ST2は、負荷の変化に係らず要求トルクに見合った一定値であるのに対し、ISC制御の要求開口面積に応じた体積流量比は、低負荷時に対して高負荷時では減少する。即ち、負荷の増大に応じて総吸入空気量が増大するほど、同一開口面積に対応する空気量の割合が減少するからである。
【0056】
また、演算が複雑になるが、ISC制御の要求開口面積に応じた体積流量比を負荷の変化に応じてより高精度に算出することもできる。まず、アクセル開度に応じた体積流量比を算出した後、高応答トルク制御に対応する体積流量比TQH0ST2を加算し、該加算された体積流量比から対応する単位流量当たり開口面積を逆変換して算出し、これにISCの低応答制御分の単位流量当たり開口面積を加算した合計の単位流量当たり開口面積に対して体積流量比を算出する。この体積流量比から前記アクセル開度と高応答トルク制御の合計分の体積流量比を減算した値を、ISCの低応答制御分の体積流量比として算出する。そして、アクセル開度に応じた体積流量比とISCの低応答制御分の体積流量比とを加算して、低応答制御分の総体積流量比を算出する。以下は、前記実施の形態と同様である。
【0057】
また、上記実施の形態に比較して演算量は増大するが、高応答制御に対応する要求空気量に対しても、低応答制御よりは小さな適度な遅れ処理を施すようにしてもよく、より、細かく応答性に応じた要求空気量に分別し、各応答性に見合った遅れ処理を施すようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成・機能を示すブロック図。
【図2】 本発明の一実施形態を示す可変動弁の制御装置を備えたエンジンのシステム図。
【図3】 吸・排気弁の電磁駆動装置の基本構造図。
【図4】 実施の形態におけるメインルーチンの制御ブロック図。
【図5】 実施の形態におけるサブルーチンの制御ブロック図。
【図6】 実施の形態におけるメインルーチンのフローチャート。
【図7】 実施の形態におけるサブルーチンのフローチャート。
【図8】 実施の形態における応答特性を示す図。
【図9】 実施の形態における低負荷時、高負荷時の各要求空気量の体積流量比に占める割合を示す図。
【符号の説明】
1 エンジン
5 吸気弁
9 燃料噴射弁
10 コントロールユニット
11 クランク角センサ
12 アクセルペダルセンサ
16 水温センサ
Claims (6)
- バルブタイミングを任意に可変制御できる吸気弁の閉時期を制御することによって、エンジンの吸入空気量を制御する装置において、
エンジンの要求空気量を、前記吸気弁閉時期による吸入空気量制御における応答で制御されるべき高応答空気量分と、前記吸気弁閉時期による吸入空気量制御における応答より低応答で制御されるべき低応答空気量分と、に分別し、前記低応答空気量分に対し、該低応答に応じた遅れ処理を施し、該遅れ処理後の低応答空気量分と高応答空気量分とを加算した補正後の要求空気量に基づいて前記吸気弁の閉時期を制御することを特徴とするエンジンの吸入空気量制御装置。 - 前記低応答空気量分として、運転者によるアクセル操作量に応じた要求空気量を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエンジンの吸入空気量制御装置。
- 前記低応答空気量分として、アイドル時におけるエンジン回転速度制御用の空気量のうち、冷却水温度に対する補正分を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエンジンの吸入空気量制御装置。
- 前記高応答空気量分として、変速時の補正分を含むことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載のエンジンの吸入空気量制御装置。
- 前記高応答空気量分として、エンジンのトラクション制御分を含むことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載のエンジンの吸入空気量制御装置。
- アイドル回転速度制御の要求開口面積に応じた体積流量比を、低負荷時に対して高負荷時では減少させた値として算出し、該体積流量比を用いて前記要求空気量を算出することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載のエンジンの吸入空気量制御装置。
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