JP3704751B2 - Fluid pressure generator - Google Patents
Fluid pressure generator Download PDFInfo
- Publication number
- JP3704751B2 JP3704751B2 JP17635695A JP17635695A JP3704751B2 JP 3704751 B2 JP3704751 B2 JP 3704751B2 JP 17635695 A JP17635695 A JP 17635695A JP 17635695 A JP17635695 A JP 17635695A JP 3704751 B2 JP3704751 B2 JP 3704751B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- pressure
- fluid
- hydraulic
- pneumatic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マスタシリンダなど所定の流体圧を発生させる流体圧発生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近来にあっては、バスやトラック等の大型車両においても変速自動化の要請が高まっている。これらの車両は一般に自重や積載量が大きく、クラッチ形式として乗用車に採用されるような流体式トルクコンバータを用いると損失大となり燃費の面で不利であるため、摩擦クラッチを自動操作により断続し、これと並行して変速機(マニュアルトランスミッション)をアクチュエータにより自動操作して、変速自動化を図っている。このクラッチの自動操作を行うクラッチ断続装置としては、空圧により摩擦クラッチの断続操作を行う倍力装置(クラッチブースタ)を利用するのが一般的である。
【0003】
一方、車両発進時等においてはクラッチの操作がデリケートとなり、その操作を自動制御で行おうとすると装置が複雑化し、高価となってしまうため、この場合にのみクラッチペダルを用いたマニュアル(手動)操作を行えるようにして、装置のシンプル化、低価格化を狙ったものが提案されている(例えば実公平4−8023号公報)。すなわちクラッチペダルの操作によりマスタシリンダから作動油圧を倍力装置に与えて、これを駆動させるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところでこの種のオートクラッチシステムにおいて、自動変速を行っている時には、倍力装置に空圧が供給されて内部のパワーピストンが押動され、クラッチを分断方向に操作するようになっている。しかしながら従来の構成では、マスタシリンダからの油圧を送る通路は、パワーピストンの移動に応じて容積変化する倍力装置の油圧シリンダに連通しており、パワーピストンの押動により油圧シリンダ容積が増すと、油圧通路内に負圧が発生してエアの吸い込み等を引き起こすおそれがある。
【0005】
このような負圧発生を防止するためには、前記実公平4−8023号公報のように、倍力装置の油圧出力部にマニュアル操作と自動操作とのキャンセル機構を備える必要があるが、その機構は複雑となり、信頼性にも問題がある。従って倍力装置の変更は行わずに負圧発生を防止すべく、マスタシリンダをクラッチペダルだけでなく、制御系(空圧供給回路)によっても同様に、且つ互いに干渉することなく駆動できるようにすることが望ましい。またクラッチペダルとクラッチの追従性を上げるためには、踏み込みに伴うマスタシリンダのフリクションをできる限り小さくする必要があるが、このようなマスタシリンダに適用できる流体圧発生装置は従来なかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決すべく本発明は、作動流体を収容する第一流体室を有したシリンダボディと、上記第一流体室に臨んで上記シリンダボディ内に摺動自在に設けられ、上記第一流体室内の作動流体を加圧するための第一ピストンと、該第一ピストンにおける上記第一流体室と反対側の端部に接離自在に設けられ、上記シリンダボディ内に摺動自在に収容された第二ピストンと、該第二ピストン及び上記シリンダボディによって区画され、圧力流体が供給されることにより上記第二ピストンを移動させて上記第一ピストンを作動流体加圧方向に押動するための第二流体室と、該第二流体室に圧力流体を供給するための供給手段と、上記第二ピストンに形成された挿通孔を貫通して設けられ、上記第一ピストンのみを上記作動流体加圧方向に押動するためのロッドと、上記第一ピストンと上記第二ピストンとが離間されたときに上記第二流体室内の圧力流体が上記挿通孔を通じて大気開放される大気圧室と、上記第一及び第二ピストンにそれぞれ設けられこれらを上記作動流体加圧方向と反対側に付勢するためのスプリングとを備えたものである。従ってロッドの動作により第一ピストンを摺動させることで、作動流体を適宜昇圧させて所定の流体圧を発生させることができる。この際、第二ピストンはそのスプリングにより反対方向に付勢されているので、第一ピストンから切り離され、ロッドは第一ピストンのみを動作させる。また第二流体室に圧力流体を供給することで、第二ピストンをシリンダボディ内で動作させて第一ピストンに第二ピストンを押し付けることにより、第二ピストンと第一ピストンの間がセルフシールされる。これにより第二ピストンと第一ピストンとが一体となって供給された流体の圧力を受け、作動流体を加圧させることができる。すなわち機械的な動作と流体供給制御とによりそれぞれが互いに干渉することなく、且つマスタシリンダのフリクションを甚だしく増加させることなく、所望の流体圧を発生させることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明を車両のクラッチ断続装置のマスタシリンダに適用する場合は、第一ピストンとして油圧ピストンを、第二ピストンとして空圧ピストンを構成する。そしてクラッチペダルの踏み込みによりロッドを動作させて、油圧ピストンのみを押動する。また空圧供給系をコントローラにより制御して、変速時に第二流体室にエア圧を供給することで、空圧ピストンを移動させ、油圧ピストンを押動させる。油圧ピストンが押動されることで発生した作動油圧によって、倍力装置等のクラッチのアクチュエータを適宜駆動させる。空圧ピストンは油圧ピストンよりも大径にして、低いエア圧でも高い作動油圧が得られるようにする。空圧ピストンと油圧ピストンとの間には大気圧室を設けることが好ましい。
【0008】
【実施例】
以下本発明の実施例を添付図面に基づいて詳述する。
【0009】
図1は、本発明の流体圧発生装置の第一の実施例を示したものである。この流体圧発生装置は、作動流体としてオイルを、圧力流体として高圧エアを使用して、所定の油圧を発生させるようにしたもので、オイルを収容する第一流体室11を有したシリンダボディ12と、オイルを加圧するための第一ピストンたる油圧ピストン13と、油圧ピストン13を加圧方向Pに押動するための第一プッシュロッド14及び第二プッシュロッド15と、第二プッシュロッド15を挿通させると共にエア圧によって作動する第二ピストンたる空圧ピストン16と、空圧ピストン16及びシリンダボディ12によって区画され高圧エアを導入させる第二流体室17と、油圧ピストン13及び空圧ピストン16をそれぞれ加圧方向Pと反対側に付勢する第一スプリング18及び第二スプリング19とにより主として構成されている。
【0010】
シリンダボディ12は、油圧ピストン13を摺動させる油圧シリンダ部20が先端側に、空圧ピストン16を摺動させる空圧シリンダ部21が基端側にそれぞれ形成されている。油圧シリンダ部20にはその内方に第一流体室11が区画されていると共に、先端壁22には油圧出口23が形成されている。また油圧シリンダ部20の周壁24にはリザーバタンク(図示せず)から低圧でオイルを補うためのオリフィス付きのオイル補給路25が形成されている。空圧シリンダ部21は、油圧シリンダ部20よりも大きな径にて形成され、その内方に第二流体室17の他、大気圧室26が区画されている。空圧シリンダ部21の周壁27には第二流体室17に高圧エアを導入するためのエア導入口28が形成されている。大気圧室26は、油圧シリンダ部20との境界となる段壁29と空圧ピストン16との間に区画され、その周壁27に形成された連通孔30によって外部に開放(大気開放)されている。また空圧シリンダ部21の基端側は、周壁27の端部にスナップリング52により止められて嵌合された軸端板53と、これに重ね合わされるように設けられたシール壁部材31によって区画されている。シール壁部材31は、先端側に延びた有底筒体状を呈し、その基端側の鍔部32がシール33を介して空圧シリンダ部21の内壁に当接している。またシール壁部材31の前面部34のシリンダ軸心の位置には第二プッシュロッド15を挿通させるための挿通孔35が形成されている。挿通孔35にはシール36が設けられている。
【0011】
油圧ピストン13は、油圧シリンダ部20の内径に略等しい外径を有し、油圧シリンダ部20のシリンダ長に略等しい長さを有した略円柱状の中実部材で成り、後端には若干拡径された鍔部37が形成されている。すなわち油圧ピストン13の後端側は大気圧室26内に突出している。油圧ピストン13の先端38は第一流体室11に臨んでおり、このピストン先端38とシリンダボディ12の先端壁22との間に、第一スプリング18が設けられている。ピストン先端38には、第一スプリング18の端部を適宜保持するためのプライマリーカップ39が備えられている。またピストン先端38から僅かに基端側の位置には、若干縮径された縮径部40が適宜区間に亘って形成されており、この縮径部40と油圧シリンダ部20の内壁との間の隙間にオイル補給路25の分岐路41が連通されて、オイルが適宜供給されるようになっている。縮径部40の基端側近傍にはシール42が設けられている。
【0012】
第一プッシュロッド14及び第二プッシュロッド15は、シリンダボディ12の軸心に沿って設けられ、第一プッシュロッド14の先端が第二プッシュロッド15の基端部43に当接して、加圧方向Pの力を伝達するようになっている。第二プッシュロッド15の基端部43は鍔状に形成され、軸端板53の内面に当接することで後退方向の移動が規制されている。そして基端部43は、シール壁部材31の筒状部分44の内方を摺動してストローク移動が案内される。また第二プッシュロッド15の先端は半球状に形成され、油圧ピストン13の鍔部37に形成された受座45に当接するようになっている。
【0013】
空圧ピストン16は、シール壁部材31を囲繞するような有底筒体状を呈し、その周部46は空圧シリンダ部21の内径よりも適宜小さく形成され、面部47の周縁はシール48を介して空圧シリンダ部21の内壁に摺接している。面部47の軸心位置には第二プッシュロッド15を挿通させるための挿通孔49が形成されている。そして第二スプリング19は、面部47と段壁29との間に設けられている。この第二スプリング19の付勢力により、エア圧の供給がない状態では、空圧ピストン16の周部46の基端は、シール壁部材31の鍔部32の前面側に当接している。また空圧ピストン16の周部46には、供給された高圧エアをその内方へ導くための連通孔50が形成されている。従って第二流体室17は、空圧シリンダ部21の内壁と空圧ピストン16の周部46及び面部47の縁端とで囲まれた空間のほか、空圧ピストン16とシール壁部材31との間の空間によって、実質的に形成されている。また油圧ピストン13がプッシュロッド14,15によって押動されていない状態では、第一スプリング18の付勢力で鍔部37が空圧ピストン16に面接合しており、鍔部37に設けられたシール80によって、挿通孔(摺動孔)49から大気圧室26に高圧エアが流入しないようになっている。このほか段壁29には空圧ピストン16の外周前面に当接するストロークストッパ51が設けられ、空圧ピストン16の加圧方向Pの移動範囲が規制されている。
【0014】
以上のように構成された油圧発生装置は、第一プッシュロッド14に機械的な力が加えられて図中右方向に動くと、これに押された第二プッシュロッド15は油圧ピストン13の鍔部37に当接した状態で空圧ピストン16の挿通孔49を貫通し、第一スプリング18の付勢力に抗して油圧ピストン13を押す。油圧ピストン13は油圧シリンダ部20内を摺動し、オイルをその移動量に相応した分だけ昇圧させ、油圧出口23に連絡した油圧駆動系を駆動させる。またプッシュロッド14,15の動作がない状態で、第二流体室17に高圧エアが導入されると、空圧ピストン16は第二スプリング19の付勢力に打ち勝って、エア供給量(エア圧)に相当するストロークで空圧シリンダ部21内を摺動し、油圧ピストン13を一体的に押動して第一流体室11内のオイルを昇圧させる。このとき第二プッシュロッド15と油圧ピストン13とは切り離されると共に、空圧ピストン16と油圧ピストン13とはその当接面においてセルフシールされる。
【0015】
このように、シリンダボディ12内に油圧ピストン13と空圧ピストン16とを直列に設け、プッシュロッド14,15による押動或いはエア圧供給による空圧ピストン16の作動によって、油圧ピストン13を駆動させるようにしたので、それぞれが互いに干渉することなく、所望の作動油圧を発生させることができる。そして第二プッシュロッド15が作動する時には油圧ピストン13を直接押すようにし、両ピストン13,16に専用のスプリング18,19をそれぞれ設けたので、摺動抵抗(フリクション)を小さくすることができる。すなわちプッシュロッド14,15の押動と油圧発生との追従性を向上させることができる。また油圧ピストン13の摺動シールの数が少なく、径も小さいことにより、より一層押動反力を小さくすることができる。なお空圧ピストン16がエアにより押動されている状態で第一プッシュロッド14が動作されると、第二プッシュロッド15は、その体積分のエアをエア導入口28から逆流させつつ、空圧ピストン16を貫通して油圧ピストン13に突き当たる。このためエア供給源(エアタンク内)の圧力は若干上昇するが、その容量が充分大きければ、この昇圧は無視できる。従ってこのエア反力に打ち勝ってプッシュロッド14,15が動作されたとしても、エア供給系に悪影響を及ぼすことがない。
【0016】
さらに本実施例にあっては、空圧ピストン16の面部47の径を油圧ピストン13のピストン先端38の径よりも大きくしたので、比較的小さいエア圧でも高い作動油圧を発生させることができる。またエア圧の供給により空圧ピストン16が押される時には、空圧ピストン16と油圧ピストン13との間がセルフシールされるので、挿通孔49から高圧エアが流出されることがなく、確実に空圧ピストン16を駆動させることができる。そして空圧ピストン16と油圧ピストン13との間、言い換えると第一流体室11と第二流体室17との間に大気圧室26を介設したので、高圧エアが第一流体室11に流入してオイルに混入するのを確実に防止できる。すなわちピストン13,16のシール構造を重厚なものにする必要がない。また第二流体室17の基端側を区画するシール壁部材31を有底筒体状として第二プッシュロッド15をその内方に案内するようにしたので、軸心に沿う安定したロッドスロトークが確保される。なお空圧ピストン16のストロークよりも第二プッシュロッド15のストロークを大きくすれば、プッシュロッド14,15側フルストロークで空圧ピストン16と油圧ピストン13との間のシールを開とすることができ、エア圧による駆動からプッシュロッド14,15による駆動へと切り替える際の制御が容易となる。すなわち空圧OFF のタイミングが取り易くなる。
【0017】
次に本発明の第二の実施例を図2によって説明する。この油圧発生装置は、油圧ピストン55が、その全体が油圧シリンダ部56において摺動するような長さ及び外径を以て形成されていると共に、第二プッシュロッド57の先端が油圧ピストン55の頭部60に当接するように、油圧シリンダ部56まで延出されている。また空圧ピストン61は、その外縁が空圧シリンダ部65の内壁に摺動する面部68と、面部68の軸心位置から先端側に延出された円筒軸部69とで成り、この円筒軸部69内に第二プッシュロッド57が挿通されるようになっている。円筒軸部69の先端79は油圧ピストン55の頭部60の軸端面に当接しており、その接合面にシール80が設けられている。また円筒軸部69の先端側内周壁にはウェアーリング81が設けられている。そして略有底筒体状のシール壁部材89は、エア導入口28の位置まで形成され、その周壁90と空圧シリンダ部65の内壁との間、及び面壁91と空圧ピストン61との間において、第二流体室92を区画している。
【0018】
この第二の実施例においては、油圧ピストン55が全長に亘って油圧シリンダ部56内を摺動するようになっているので、第二プッシュロッド57の押動により油圧ピストン55がこじり変形することがなく、安定したストロークが確保される。この他の構成及び動作は前記第一の実施例と同様である。
【0019】
次に図3によって、本発明の流体圧発生装置を、クラッチ断続装置1のマスタシリンダ10に適用した場合の第三の実施例を説明する。このクラッチ断続装置1は、エア圧を供給するための空圧供給手段2と、そのエア圧により摩擦クラッチ8を分断側(右側)Aに動作させる倍力装置7と、クラッチペダル9の操作及び空圧供給手段2によるエア圧により倍力装置7にパイロット圧(作動油圧)を供給するマスタシリンダ10と、マスタシリンダ10へのエア圧を適宜制御するためのコントローラ(コンピュータ式制御装置)72とにより主として構成されている。マスタシリンダ10としては、前記第一の実施例(又は第二の実施例)の油圧発生装置を使用するものであり、その第一流体室11にはオイル補給路25に接続するリザーバタンク58及び補給配管59が備えられている。
【0020】
空圧供給手段2は、エンジン(図示せず)により駆動されて比較的高圧のエア圧を発生するコンプレッサ3と、コンプレッサ3からの高圧エアを乾燥させるエアドライヤ4と、エアドライヤ4から送られてきた高圧エアを貯留するエアタンク5と、エアタンク5の入口側に設けられた逆止弁6とから主に構成されている。エアタンク5の出口側には空圧配管62が接続され、その上流側の分岐点63から分岐された空圧配管67が倍力装置7の制御バルブ部7aに接続されている。すなわちこれら空圧配管62,67によって、倍力装置7に駆動用のエア圧を供給するための第一の空圧供給路aが形成されている。また空圧配管62の末端はマスタシリンダ10まで延長され、そのエア導入口28に接続されている。すなわちこの空圧配管62によって、マスタシリンダ10に高圧エアを供給するための第二の空圧供給路bが形成されている。
【0021】
倍力装置7は、第一の空圧供給路aによりエア圧が導入され、且つ油圧配管54によってパイロット圧が供給されると、ピストンプレート(図示せず)をクラッチ8側(図中右側)に押動し、クラッチレバー8aを分断方向に揺動させるようになっている。制御バルブ部7aは、供給された油圧の大きさに応じてクラッチレバー8aの揺動量を制御するようになっている。また油圧が抜かれるとエア圧が大気開放されて、クラッチレバー8aが接続側(左側)Bに動作されるものである。
【0022】
第二の空圧供給路bの途中には二つの電磁切替弁78,79が設けられている。これら電磁切替弁78,79は、コントローラ72により動作され、ONのときには開となってエア圧供給状態とし、OFF のときにはエア圧供給を停止させると共に、下流側のエア圧を大気開放するようになっている。そして特に上流側の電磁切替弁78は、適宜絞りながら下流側のエア圧を大気開放するようになっている。すなわちこれら電磁切替弁78,79のON/OFFの組合せにより、マスタシリンダ10に対し、一段階の速度でエア圧供給を、二段階の速度でエア圧排出を行うことができる。従ってクラッチ接続速度を二段階に選べることになるから、最適な組合せを選択することでクラッチ接続ショックの低減等を図ることができる。
【0023】
コントローラ72には、アクセルペダル75に備えられたストロークセンサ82及びアイドルスイッチ83と、変速機71の出力軸付近に設けられて車速を検出する車速センサ85とが結線されており、これらの検出情報及びエンジン回転数などに基づいて、電磁切替弁78,79を動作させると共に、変速機71をアクチュエータ(図示せず)により動作させて自動制御するようになっている。またこのほかコントローラ72には、シフトレバー(図示せず)の位置を検出するシフトレバースイッチ84と、エアタンク5の圧力を検出する圧力スイッチ86と、クラッチペダル9の動作を検出するペダルスイッチ87と、クラッチレバー8aの動作を検出するクラッチストロークセンサ88とが結線されている。
【0024】
このように構成されたクラッチ断続装置において変速を行うに際しては、通常の車両走行時に運転者のシフト操作による変速信号がコントローラ72に入力されると、コントローラ72は両方の電磁切替弁78,79をON(開)とし、第二の空圧供給路bによってマスタシリンダ10にエア圧を供給する。この空圧供給により、マスタシリンダ10の空圧ピストン16(61)及び油圧ピストン13(55)が駆動されて、パイロット圧が倍力装置7に供給され、クラッチ8が分断される。引き続いてコントローラ72の駆動信号により変速機71が作動し、変速が実行される。この変速操作が終わると、電磁切替弁78,79をOFF とし、マスタシリンダ10の空圧を所定速度で抜いて、空圧ピストン16(61)及び油圧ピストン13(55)を戻し、パイロット圧を下げる。これで倍力装置7はクラッチ8の接続操作を行い、変速を完了する。
【0025】
また車両発進時においては、運転者がクラッチペダル9を踏み込んでシフトレバーの操作を行う。このクラッチペダル9の踏み込みにより、プッシュロッド14,15(57)が油圧ピストン13(55)を押動して、同様にしてパイロット圧を倍力装置7に供給することにより、摩擦クラッチ8の分断が行われる。そしてシフトレバー操作を感知したコントローラ72が変速機71を駆動させて発進の変速段とする。続いてクラッチペダル9が離されることで、プッシュロッド14,15(57)は後退し、各ピストン13(55),16(61)はスプリング18,19の付勢力により原位置に戻されて、パイロット圧が下がることにより倍力装置7は摩擦クラッチ8を接続し、発進となる。
【0026】
このように、摩擦クラッチ8をエア圧により断続させる倍力装置7を、マスタシリンダ10のパイロット圧でのみ制御するようにしたので、従来のような別の空圧供給路によって倍力装置7の空圧回路を制御する構成と比較して、油圧配管54内に負圧が生じるおそれが全くなく、オイルのベーパライジング(蒸気化)を招くことがない。すなわちクラッチ操作が不能となるような事態を招くことがなく、トラブルを未然に防止することができる。そして倍力装置7及びその空圧供給系などには変更がなく、全体構成がシンプルとなって、信頼性及びメンテナンス性等を確保できる。特に本発明のマスタシリンダ10は、そのフリクションが過度に増加しない構成なので、クラッチペダル9と摩擦クラッチ8との追従性を向上させることができる。
【0027】
また本実施例においては、自動制御中においてクラッチペダル9が踏み込まれると、その瞬間にペダルスイッチ87から信号が送られて、電磁切替弁78,79はいずれもOFF となって、マニュアル操作によるマスタシリンダ10の両ピストン13(55),16(61)の移動を許容するようになっている。またプッシュロッド14,15(57)は空圧ピストン16(61)を貫通して油圧ピストン13(55)のみを押動させるように構成されているので、電気系トラブル等で空圧ピストン16(61)が万一動作不能の状態となっても、油圧ピストン13(55)を駆動させるには何の支障もなく、マニュアル操作によるクラッチ断続が可能となる。
【0028】
なおこの第三の実施例においては、本発明の流体圧発生装置をクラッチ断続装置1のマスタシリンダ10に適用した場合を示したが、本発明はブレーキなど、マニュアル(プッシュロッド動作)と自動制御(空圧供給)とを両立させる機構などに広く適用できるものである。また以上の実施例においては作動流体及び圧力流体としてオイルとエアとを使用したが、本発明はこの組み合わせに限るものではなく、例えば両方の流体にオイルを使用するなど、種々の組み合わせが可能である。
【0029】
【発明の効果】
以上要するに本発明によれば、ロッドの動作による機械的な駆動及び流体供給制御により、それぞれが互いに干渉することなく所望の流体圧を発生させることができる。またロッドの動作により駆動させる際のフリクションを過度に増加させることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の流体圧発生装置の第一の実施例を示した側断面図である。
【図2】本発明の流体圧発生装置の第二の実施例を示した側断面図である。
【図3】本発明の流体圧発生装置の第三の実施例を示した構成図である。
【符号の説明】
11 第一流体室
12 シリンダボディ
13,55 油圧ピストン(第一ピストン)
14 第一プッシュロッド(ロッド)
15,57 第二プッシュロッド(ロッド)
16,61 空圧ピストン(第二ピストン)
17 第二流体室
18 第一スプリング(スプリング)
19 第二スプリング(スプリング)
20,56 油圧シリンダ部
21,65 空圧シリンダ部
26 大気圧室
49 挿通孔
P 流体加圧方向(作動流体加圧方向)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a fluid pressure generating device that generates a predetermined fluid pressure such as a master cylinder.
[0002]
[Prior art]
Recently, there is an increasing demand for automated gear shifting in large vehicles such as buses and trucks. These vehicles generally have a large weight and load capacity, and using a fluid torque converter such as that adopted for passenger cars as a clutch type is disadvantageous in terms of fuel consumption and loss, so the friction clutch is intermittently operated by automatic operation, In parallel with this, a transmission (manual transmission) is automatically operated by an actuator to achieve automatic shifting. As a clutch on / off device that automatically operates the clutch, a booster (clutch booster) that performs on / off operation of the friction clutch by air pressure is generally used.
[0003]
On the other hand, when starting a vehicle, the operation of the clutch becomes delicate, and if it is attempted to perform the operation with automatic control, the device becomes complicated and expensive, so only in this case a manual operation using the clutch pedal (manual operation) In order to simplify the apparatus and to reduce the price, there has been proposed (for example, Japanese Utility Model Publication No. 4-8023). That is, the hydraulic pressure is applied from the master cylinder to the booster by operating the clutch pedal, and this is driven.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in this type of auto clutch system, when automatic gear shifting is being performed, pneumatic pressure is supplied to the booster, the internal power piston is pushed, and the clutch is operated in the dividing direction. However, in the conventional configuration, the passage for sending the hydraulic pressure from the master cylinder communicates with the hydraulic cylinder of the booster whose volume changes according to the movement of the power piston, and when the hydraulic cylinder volume increases due to the pushing of the power piston. There is a possibility that negative pressure is generated in the hydraulic passage and air is sucked.
[0005]
In order to prevent the occurrence of such negative pressure, it is necessary to provide a manual operation and automatic operation canceling mechanism in the hydraulic output part of the booster as disclosed in Japanese Utility Model Publication No. 4-8023. The mechanism is complicated and reliability is also a problem. Therefore, in order to prevent the generation of negative pressure without changing the booster, the master cylinder can be driven not only by the clutch pedal but also by the control system (pneumatic pressure supply circuit) and without interfering with each other. It is desirable to do. Further, in order to improve the followability of the clutch pedal and the clutch, it is necessary to reduce the friction of the master cylinder as much as possible, but there has not been a fluid pressure generator applicable to such a master cylinder.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problems, the present invention provides a cylinder body having a first fluid chamber that contains a working fluid, and is slidably provided in the cylinder body so as to face the first fluid chamber. A first piston for pressurizing the working fluid in the chamber, and provided at the end of the first piston opposite to the first fluid chamber so as to be detachable, and slidably accommodated in the cylinder body The second piston is partitioned by the second piston and the cylinder body, and is supplied with pressure fluid to move the second piston to push the first piston in the working fluid pressurizing direction. Two fluid chambers, a supply means for supplying pressure fluid to the second fluid chamber, and an insertion hole formed in the second piston are provided so that only the first piston is pressurized with the working fluid. Push in the direction Rod and, above the atmospheric pressure chamber that first piston and the second fluid chamber of the pressure fluid when the said second piston is spaced is opened to the atmosphere through the through hole, the first and second pistons for each provided them is obtained and a spring for urging the opposite side of the working fluid pressure direction. Accordingly, by sliding the first piston by the operation of the rod, the working fluid can be appropriately boosted to generate a predetermined fluid pressure. At this time, since the second piston is biased in the opposite direction by the spring, it is disconnected from the first piston, and the rod operates only the first piston. Further, by supplying pressure fluid to the second fluid chamber, the second piston is operated in the cylinder body and the second piston is pressed against the first piston, so that the space between the second piston and the first piston is self-sealed. The Accordingly, the working fluid can be pressurized by receiving the pressure of the fluid supplied integrally with the second piston and the first piston. That is, the desired fluid pressure can be generated without interfering with each other and without significantly increasing the friction of the master cylinder by the mechanical operation and the fluid supply control.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
When the present invention is applied to a master cylinder of a vehicle clutch interrupting device, a hydraulic piston is configured as a first piston and a pneumatic piston is configured as a second piston. Then, when the clutch pedal is depressed, the rod is operated to push only the hydraulic piston. Further, the pneumatic pressure supply system is controlled by a controller to supply air pressure to the second fluid chamber at the time of shifting, thereby moving the pneumatic piston and pushing the hydraulic piston. The actuator of the clutch such as a booster is appropriately driven by the hydraulic pressure generated by pushing the hydraulic piston. The pneumatic piston has a larger diameter than that of the hydraulic piston so that a high operating hydraulic pressure can be obtained even at a low air pressure. It is preferable to provide an atmospheric pressure chamber between the pneumatic piston and the hydraulic piston.
[0008]
【Example】
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
[0009]
FIG. 1 shows a first embodiment of the fluid pressure generator of the present invention. This fluid pressure generator is configured to generate a predetermined oil pressure using oil as a working fluid and high pressure air as a pressure fluid, and has a
[0010]
The
[0011]
The hydraulic piston 13 is a substantially cylindrical solid member having an outer diameter substantially equal to the inner diameter of the
[0012]
The
[0013]
The
[0014]
When the mechanical force is applied to the
[0015]
In this way, the hydraulic piston 13 and the
[0016]
Furthermore, in this embodiment, since the diameter of the surface portion 47 of the
[0017]
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. In this hydraulic pressure generator, the hydraulic piston 55 is formed with such a length and outer diameter that the entire hydraulic piston 55 slides in the
[0018]
In the second embodiment, since the hydraulic piston 55 slides in the
[0019]
Next, referring to FIG. 3, a third embodiment in which the fluid pressure generating device of the present invention is applied to the
[0020]
The air pressure supply unit 2 is driven by an engine (not shown) and generates a relatively high pressure air pressure, an air dryer 4 that dries high-pressure air from the compressor 3, and an air dryer 4. The
[0021]
When the air pressure is introduced through the first pneumatic supply passage a and the pilot pressure is supplied through the
[0022]
Two
[0023]
The
[0024]
When shifting is performed in the clutch connecting / disconnecting device configured as described above, when a shift signal generated by a driver's shift operation is input to the
[0025]
When the vehicle starts, the driver depresses the clutch pedal 9 to operate the shift lever. By depressing the clutch pedal 9, the
[0026]
In this way, the booster 7 for switching the friction clutch 8 by air pressure is controlled only by the pilot pressure of the
[0027]
Further, in this embodiment, when the clutch pedal 9 is depressed during automatic control, a signal is sent from the
[0028]
In the third embodiment, the case where the fluid pressure generating device of the present invention is applied to the
[0029]
【The invention's effect】
In short, according to the present invention, a desired fluid pressure can be generated without interfering with each other by mechanical drive and fluid supply control by the operation of the rod. In addition, the friction when driven by the operation of the rod is not excessively increased.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side sectional view showing a first embodiment of a fluid pressure generating apparatus of the present invention.
FIG. 2 is a side sectional view showing a second embodiment of the fluid pressure generating apparatus of the present invention.
FIG. 3 is a block diagram showing a third embodiment of the fluid pressure generator of the present invention.
[Explanation of symbols]
11 First
14 First push rod (rod)
15, 57 Second push rod (rod)
16, 61 Pneumatic piston (second piston)
17
19 Second spring (spring)
20, 56
49 insertion hole P Fluid pressure direction (working fluid pressure direction)
Claims (1)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17635695A JP3704751B2 (en) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | Fluid pressure generator |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17635695A JP3704751B2 (en) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | Fluid pressure generator |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0924817A JPH0924817A (en) | 1997-01-28 |
JP3704751B2 true JP3704751B2 (en) | 2005-10-12 |
Family
ID=16012183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17635695A Expired - Fee Related JP3704751B2 (en) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | Fluid pressure generator |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3704751B2 (en) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NO309539B1 (en) * | 1999-12-29 | 2001-02-12 | Kongsberg Automotive Asa | Pressure converter |
JP4989296B2 (en) * | 2007-04-27 | 2012-08-01 | 本田技研工業株式会社 | Clutch operating mechanism |
JP4934548B2 (en) * | 2007-08-27 | 2012-05-16 | 本田技研工業株式会社 | Vehicle hydraulic mechanism |
JP4934547B2 (en) * | 2007-08-27 | 2012-05-16 | 本田技研工業株式会社 | Vehicle clutch hydraulic system |
KR102185279B1 (en) * | 2014-03-05 | 2020-12-01 | 삼성전자 주식회사 | single acting air cylinder |
-
1995
- 1995-07-12 JP JP17635695A patent/JP3704751B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0924817A (en) | 1997-01-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3598688B2 (en) | Clutch intermittent device | |
JP3704751B2 (en) | Fluid pressure generator | |
US6568768B1 (en) | Brake system | |
JP3704757B2 (en) | Fluid pressure generator | |
JP3869143B2 (en) | Automotive clutch device | |
JP3552345B2 (en) | Clutch intermittent device | |
JP3579974B2 (en) | Fluid pressure generator | |
JPH09112583A (en) | Clutch interrupting device | |
JPH09196005A (en) | Master cylinder device | |
JP3567554B2 (en) | Clutch intermittent device | |
JPH0953658A (en) | Clutch engaging and disengaging device | |
JP3826529B2 (en) | Clutch connection / disconnection device | |
JP3567573B2 (en) | Clutch intermittent device | |
JPH0925947A (en) | Fluid pressure generator | |
JPH09112581A (en) | Clutch interrupting device | |
JPH0971144A (en) | Operating device for master cylinder | |
JP3888081B2 (en) | Clutch operating device | |
JPS62246631A (en) | Clutch operating device | |
JP2700313B2 (en) | Clutch control device | |
JP3942089B2 (en) | Clutch control system | |
KR20070043432A (en) | Apparatus for increasing power of brake booster for vehicle | |
JPH0858565A (en) | Air pressure type booster | |
JPH0966752A (en) | Actuator of master cylinder | |
JP2897710B2 (en) | Air cylinder control circuit | |
JPH0995157A (en) | Clutch interrupting device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040901 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050322 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050523 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050705 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050718 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080805 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090805 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090805 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100805 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110805 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110805 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120805 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120805 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130805 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |