JP3704404B2 - 脚温浴器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は湯を用いて脚を温める脚専用の温浴器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の脚温浴器として実用化されているものに、図3に示すようなものがある(例えば特開平7−100180号公報)。上面が開口した内容器1の底部裏面にコード状ヒータやシーズヒータ等を熱源とする発熱体2を設けるとともに、前記発熱体2を覆う外容器3と、発熱量を設定する設定手段5から成っている。このものは内容器1には適当な温度(38℃〜45℃)に温めた湯6を適量注ぎ、それに浴用薬剤を溶かし、図4に示すような椅子9等に腰掛けた姿勢でその中に両足を浸し、適当な時間保持することによって湯6のエネルギーと浴用薬剤の作用で脚の皮膚を通して人体を加温し、血液の流れにより全身に湯の熱や薬剤の作用を伝え、血行を良くして疲労回復、健康の維持、増進を図るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の脚温浴器は加熱効率の最も良い位置である内容器1の底部外面に発熱体2を設けて加熱する構造としている。そのためこの熱が内容器1に伝導し、さらに湯6を加温する構造であるが、通常、温浴の効果を得るためには20分前後内容器1に脚を入れて使用する必要があるが、脚が直接接触する内容器1の底部内面は発熱体2により加熱されて湯温よりも約2℃〜7℃高温となるため、やけどの危険が生じたり、湯温との温度差が大きく使用感も悪くなるという問題点があった。また内容器1の底部内面には人体の垢や脂質、湯中のカルシウム等が付着し、堆積して不衛生になるという欠点もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、電気絶縁材料で成形され、上面が開口した内容器の外側底面に、内容器の耐熱温度以下の温度に制御される発熱体を設け、これらの内容器および発熱体を、電気絶縁材料で成形され外かくを構成する外容器で覆うと共に、内容器の上面開口部を外ふたで覆い、さらに前記発熱体の発熱量を設定する設定手段を備えた脚温浴器において、添加剤を加え比重を1を超える値に調整した樹脂製で板状に形成され右脚側および左脚側に2分割され、それぞれが開角度90°に満たない値で開閉自在とした脚乗せ台を、前記内容器の底部内面に隙間を有するように支持具を介して設けたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明は内容器の底部内面に、隙間を介して左右一対の脚乗せ台を支持具により開閉自在に保持し設けたものである。このような構成としたことにより、内容器底部外面に設けた発熱体により内容器の底部外面が加熱され、その熱が底部内面に伝導する。その上部には隙間があるため湯が充満しており、直接湯が加熱される。加熱された湯は上昇して脚乗せ台の裏面に当たり四方に分散して上昇撹拌される。脚は脚乗せ台上に乗せて適当な時間保持する。
【0006】
このように隙間を介して脚乗せ台を設けたので底部内面に直接脚が接触せず、その間の湯によって高温状態が緩衝され、設定手段で指示した湯温となってやけどの危険がなくなる。また、加熱された湯が脚乗せ台に当たり四方に分散されることにより湯の中央部高温化を防ぎ、温度分布を均一に保つことができる。
【0007】
また内容器の底部内面の清掃時には脚乗せ台は支持具を支点にして上方向に開くことにより底部を露出させて簡単に清掃できるものである。さらに脚乗せ台は支持具で連結されているので紛失や装着しないことによる火傷等を防止できる他、開角度が90°以下に設定されるので、開いたまま保持されることなく自然に閉じるので、脚が直接底部に触れることはない。
【0008】
【実施例】
以下本発明の一実施例を図面によって説明する。図1は本発明の断面図であり、図2は同じく平面図である。
【0009】
図において、1は上面開口の内容器で、耐熱温度が120℃程度のポリプロピレン樹脂等の電気絶縁材料により成形され、使用者の両脚を収納するのに適した形状と容積を有している。2は内容器1の底部外面に設けたコード状の発熱体で、電熱線をガラス等で構成した芯糸に巻き、シリコンゴム等の電気絶縁材料で被覆されており、その飽和温度は100℃以下になるように設定されている。
【0010】
3は外容器で、ポリプロピレン樹脂等の電気絶縁材料により成形され、外かくを構成している。4は内容器1の上面を覆う外ふたで、内容器1と開閉自在に取り付けられており、ポリプロピレン樹脂等で成形されている。
【0011】
10は制御体で、発熱体2の出力をサーミスタの抵抗変化を利用して湯温を38℃〜45℃程度に保つよう制御している。5はダイヤル等の設定手段で、使用者が湯6の温度を適当にセットするためのものであり、外部に露出している。11は温度過昇防止装置としての温度ヒューズで内容器1の底部外面に取り付けられており、制御体10が故障した際の安全装置として発熱体2の異常加熱を防止する。
【0012】
8は脚乗せ台であり、硫酸バリウム等の添加剤を加えて比重を1を超える値に調整したポリプロピレン樹脂等により形成され、脚を乗せる板状部とそれを支える複数個の支持部とよりなり、右脚側および左脚側に2分割されて内容器1の底部内面に支持具12により開閉自在に設置されている。前記支持部を適当な高さに設定することにより、内容器1の底部内面との間に隙間7を確保している。また、脚乗せ台8の開角度は支持具12のストッパまたは内容器1への当たり調整により90°に満たない値に設定してある。
【0013】
本発明は以上の構成よりなっており、使用方法は外ふた4を取り外し、あらかじめ適当な温度に調整した湯6を内容器1に入れ、外ふた4を取り付けて電源を接続し、設定手段5を使用者の好みの温度にセットする。これによって発熱体2に通電が開始され、内容器1の底部が加熱されると共に、そこに接する湯6も加熱されて上昇し、脚乗せ台8の裏面に当たって四方に分散して上昇撹拌され、温度分布の良い湯6が得られる。
【0014】
また、制御体10が通電動作を制御して設定された温度に達すると通電を停止する動作を繰り返して、湯6の温度を一定に保持する。
【0015】
使用者は湯6の中に浴用薬剤を規定量投入し、椅子に腰掛けて内容器1の湯6の中の脚乗せ台8に脚を乗せ、約20分間その状態を保つが、脚は脚乗せ台8の上に乗せているため内容器の高温部に接することはなく、やけどの心配がなく使用者自身の血行を良くすることができる。
【0016】
内容器1の底部内面を清掃するときには、図1の破線で示したように支持具12と反対側の脚乗せ台8の端部を持ち上げて底部内面を露出させ、浴槽用中性洗剤等をしみこませた布を用いて付着した汚れを清掃する。また、もう一方の脚乗せ台8側も同様の操作を行って清掃するものである。また脚乗せ台8の開角度は支持具12のストッパまたは内容器1への当たり調整により90°に満たない値に設定してあるので、脚乗せ台8は開いたままにならず自重で閉じるので、内容器1の高温部が露出することはなく、火傷等の心配がない。
【0017】
【発明の効果】
本発明によれば、内容器の底部内面に湯が対流できる隙間を介して、脚乗せ台を開閉自在に設け、かつ、脚乗せ台の開角度を90°に満たない値としたので、高温になる底部内面に脚を接することがなくなり、やけどを防止できる。さらに底部内面の清掃も簡単にでき、また脚乗せ台が開いたまま保持されることがないので、脚が直接底部に触れることもなくなるものである。
【0018】
また、加熱された湯が脚乗せ台裏面に当たって四方に分散上昇するので、湯の中央部高温化を防ぎ、温度分布を均一に保つことができるという安全で使用感の良い脚温浴器が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す脚温浴器の断面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】従来例を示す脚温浴器の断面図である。
【図4】使用状態を示す側面図である。
【記号の説明】
1 内容器
2 発熱体
3 外容器
4 外ふた
5 設定手段
6 湯
7 隙間
8 脚乗せ台
12 支持具
Claims (1)
- 電気絶縁材料で成形され、上面が開口した内容器(1)の外側底面に、内容器(1)の耐熱温度以下の温度に制御される発熱体(2)を設け、これらの内容器(1)および発熱体(2)を、電気絶縁材料で成形され外かくを構成する外容器(3)で覆うと共に、内容器(1)の上面開口部を外ふた(4)で覆い、さらに前記発熱体(2)の発熱量を設定する設定手段(5)を備えた脚温浴器において、添加剤を加え比重を1を超える値に調整した樹脂製で板状に形成され右脚側および左脚側に2分割され、それぞれが開角度90°に満たない値で開閉自在とした脚乗せ台(8)を、前記内容器(1)の底部内面に隙間(7)を有するように支持具(12)を介して設けたことを特徴とする脚温浴器。
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JP23828096A JP3704404B2 (ja) | 1996-09-10 | 1996-09-10 | 脚温浴器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP23828096A JP3704404B2 (ja) | 1996-09-10 | 1996-09-10 | 脚温浴器 |
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JPH1080460A JPH1080460A (ja) | 1998-03-31 |
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Family Applications (1)
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JP23828096A Expired - Fee Related JP3704404B2 (ja) | 1996-09-10 | 1996-09-10 | 脚温浴器 |
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1996
- 1996-09-10 JP JP23828096A patent/JP3704404B2/ja not_active Expired - Fee Related
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