JP3703731B2 - 表示制御装置、表示装置、および携帯電話機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ウインドウ表示可能な表示制御装置、表示装置、および携帯電話機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ウインドウ表示機能を有する表示装置では、表示メモリ(RAM)内に、表示画面の全画素に対応した表示データを格納するための第1画面領域とウインドウ表示に必要な表示データを格納するための第2画面領域とを備え、第2画面領域からウインドウ表示に必要な表示データを読み出す方式があった。第1および第2画面領域を有する表示装置は、例えば特開平7−72841号公報や特開平7−72844号公報に開示されている。また、これらの公報には、ウインドウの表示位置や表示サイズを設定することにより、画面上の任意の表示位置および任意の表示サイズでウインドウを表示することが開示されている。
【0003】
図5は、上記従来の表示装置100の構成の一例を示すブロック図である。表示装置100は、MPU(マイクロプロセッサユニット)111、CRTディスプレイ113、RAM(ランダムアクセスメモリ)114、CRTコントローラ115、アドレスセレクタ116、ウインドウ幅信号発生回路117、プライオリティ回路118、オフセットメモリ119、およびアドレス加算器120を備えている。
【0004】
表示装置100では、CRTディスプレイ113において表示すべき表示データがRAM114に格納されており、CRTコントローラ115の制御によりRAM114からCRTディスプレイ113へ表示データが送られ、その表示データに基づいた表示が行われる。
【0005】
ここで、RAM114はCRTディスプレイ113の2画面分の容量を有しており、その第1画面領域は主表示に用いられ、第2画面領域はウインドウ表示に用いられる。なお、ウインドウ幅信号発生回路117、プライオリティ回路118、オフセットメモリ119、およびアドレス加算器120は、ウインドウ表示のための機能ブロックであり、ウインドウ幅等のウインドウの表示状態を設定するためのものである。ウインドウを含む表示画面の制御はMPU111によって制御される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記特開平7−72841号公報および特開平7−72844号公報には、CRTディスプレイ113を用いた表示装置が開示されているが、他に液晶表示パネルを用いた表示装置も考えられる。液晶表示パネルは、消費電力が比較的少ないという特徴を生かし、携帯電話機における表示部に利用されている。携帯電話機の表示部として用いられる液晶パネルの表示品位は、年々高品位化へのニーズが強くなってきており、これにともなってカラー表示による多階調表示や、高画素数化等が追求されている。また、電池駆動である携帯電話機では、充電後の通話可能時間および待機時間を延ばすため、液晶表示装置全体としてのさらなる低消費電力化も追求されている。
【0007】
ここで、カラー表示による多階調表示および高画素数化による表示メモリヘの影響を考察する。例えば、TFT方式の液晶パネルにおいて、m=96本のソース電極およびn=64本のゲート電極を有し、96本のソース電極をR(赤)、G(緑)、B(青)各データ用に3種類に区別して各色データごとに32本のソース電極を割り当てる場合を考える。そして、Rデータで8階調、Gデータで8階調、Bデータで4階調の表示を行うものとすると、8階調表示には3ビット、4階調表示には2ビットの表示データが必要であることから、全画面表示のためには合計(3+3+2)×32×64=約16キロビットの表示データが必要になる。したがって、上述したように表示メモリに第1および第2画面領域を有する表示装置を構成する場合には、第1画面領域として約16キロビットの容量が必要になる。さらに、第2画面領域については表示するウインドウの大きさによるが、例えば、M=48本(各色16本)のソース電極およびN=16のゲート電極を利用してウインドウを表示するとすれば、第2画面領域として(3+3+2)×16×16=約2キロビットの容量が必要になる。
【0008】
表示品位のさらなる高品位化に向けてカラー表示による多階調表示や、高画素数化がさらに進むと、表示メモリの容量をさらに大容量化しなくてはならなくなる。現状でも、この表示メモリとしてのRAMがソースドライバチップに占める割合は大きく、チップサイズの半分以上を占めている。今後、例えば、ソース電極数がm=168(各色56本)、ゲート電極数がn=80、RGB各色の表示が256階調(8ビットの表示データ)となれば、表示メモリにおける第1画面領域として(8+8+8)×56×80=約107キロビットの容量が必要となり、現状の容量(約16キロビット)の約7倍となる。
【0009】
これに対して、表示メモリとしてのRAMの占めるサイズを小さくするために表示メモリ部の微細化を進めることが考えられる。ここで、ソースドライバは、低電圧(例えば5V)で駆動されるロジック部(後述する図1におけるインターフェイス入出力回路22やデータラッチ回路30等)と、高電圧(例えば10V)で駆動されるアナログ回路(後述する図1における出力回路46等)とが1チップ内に混在している。このため、表示メモリ部のみの微細化は製造上、整合性が悪い。
【0010】
また、上記のように107キロビット程度にまで表示メモリが大容量化すると、表示メモリ部で消費される電力も無視できなくなる。
【0011】
ここで、携帯電話機の表示部の使用状況を考えると、携帯電話機を使用しない待機モードの際には、消費電力を低減するためにウインドウ外の領域を例えば白色の背景画像にした上で、ウインドウ表示として、例えば、日付や時計、受信状況、メールの有無等が表示されていることが多い。したがって、このような使用状況を考慮した表示方法を採用し、ソースドライバ等をその表示方法に適した構成とすることが望ましい。
【0012】
本発明は、この点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ソースドライバ等の表示制御装置の小型化、低消費電力化を図るとともに、この表示制御装置を備えた表示装置、およびこの表示装置を備えた携帯電話機の小型化、低消費電力化を図ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る表示制御装置は、画像表示手段における表示を制御する表示制御装置であって、上記画像表示手段の画面の一部を用いたウインドウ表示を上記画像表示手段に行わせることが可能な表示制御装置において、上記の課題を解決するために、ウインドウ内に表示すべき内容を示す表示データを格納する記憶手段と、画面全体に表示すべき内容を示す表示データを、1水平同期期間分ずつ当該表示制御装置の外部から取り込む取込手段と、送られてくる表示データに基づいた出力信号を上記画像表示手段に対して出力する出力手段と、上記記憶手段からの表示データ、および上記取込手段からの表示データを切り換えて上記出力手段に送る切換手段と、上記画像表示手段にウインドウ表示を行わせる際に、ウインドウ外を単一色表示、モザイク表示、またはブロック表示に設定するための背景設定手段とを備え、上記出力手段が、各段に対応して設けられたDタイプフリップフロップを有するホールドメモリを備えており、上記背景設定手段が、上記出力手段のホールドメモリのDタイプフリップフロップのセット/リセットを制御することにより、背景表示を担当させる段に対応するDタイプフリップフロップに背景表示のための表示データを出力させることを特徴とする。
【0014】
上記の構成では、外部から例えば周期的に送られてくる表示データを取込手段にて取り込み、取込手段が取り込んだ表示データを切換手段が出力手段に送ることにより、画像表示手段において画面全体の表示を行うことができる。また、記憶手段に記憶されている表示データを切換手段が出力手段に送ることにより、画像表示手段においてウインドウ表示を行うことができる。
【0015】
この構成では、画面全体に表示すべき内容を示す表示データを外部から取り込むため、この表示データを格納するための大容量のメモリ等が不要になる。したがって、本表示制御装置を例えばチップ上に形成した場合でも、そのチップの大型化を抑えることができる。また、大容量のメモリ等が不要になると、その分メモリ等で消費される電力の低減を図ることができる。
【0016】
また、ウインドウ内に表示すべき内容を示す表示データを内部の記憶手段に格納しているため、外部から表示データが周期的に送られて来ないような場合にも、記憶手段に格納されている表示データを用いてウインドウ表示を行うことができる。したがって、本表示制御装置の周辺装置が例えば待機モード等に設定されてその機能が一部停止した場合でも、例えば必要最小限の内容をウインドウ内に表示することができる。
さらに、単一色表示、モザイク表示、またはブロック表示は、比較的単純で小規模な回路構成により実現することが可能である。したがって、上記の構成では、回路規模の顕著な大型化を招来することなく、ウインドウ表示の際にウインドウ外を所定の表示状態とすることができる。
【0017】
本発明に係る表示制御装置は、上記の表示制御装置において、さらに、上記記憶手段が、ウインドウ内に表示すべき内容を示す表示データを複数種類格納していることが好ましい。上記の構成では、上記表示データの種類を変更することでウインドウ内の表示を変更することができる。
【0018】
本発明に係る表示制御装置は、上記の表示制御装置において、さらに、上記記憶手段に格納されている表示データを書き換える書換手段を備えることが好ましい。上記の構成では、ウインドウ内に表示される内容を例えば定期的に変更することができる。
【0020】
本発明に係る表示制御装置は、上記の表示制御装置において、さらに、待機モードにおいて上記取込手段の動作を停止させる取込停止手段を備えることが好ましい。上記の構成では、画像表示手段においてウインドウ表示を行わせる際に、取込手段による表示データの取り込みを取込停止手段により停止させることで、不要な表示データの取り込みによる電力消費を削減することができる。
【0021】
本発明に係る表示装置は、上記の課題を解決するために、上記表示制御装置と、上記画像表示手段とを備えることを特徴としている。上記の構成では、上述した効果により表示装置の小型化、小電力化を図ることができる。
【0022】
また、本発明に係る携帯電話機は、上記の表示装置を備えることを特徴としている。上記の構成では、携帯電話機の小型化および小電力化を図りつつ、操作時等では全画面表示を行ってより多くの情報が表示可能となり、待ち受け時等ではウインドウ表示を行って必要最小限の情報は表示可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態について図1から図4に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0024】
図1は、本実施形態の液晶表示装置(TFT液晶モジュール)1の構成を表すブロック図である。なお、図1では主な構成要素および信号経路のみを図示し、例えば、電源回路や、クロック信号、リセット信号、リード信号、ライト信号、セレクト信号等の一部の信号の信号経路については省略している。
【0025】
液晶表示装置1は、液晶パネル10、ソースドライバ(TFT液晶ドライバ)12、ゲートドライバ14、およびMPU(マイクロプロセッサユニット)16を含んでいる。液晶パネル10は、m本のソース電極およびn本のゲート電極にて形成される水平方向m画素×垂直方向n画素のTFT(薄膜トランジスタ)方式の画素を有する液晶パネルであり、全画面の一部にウインドウWを表示することができる。なお、以下では水平方向1ラインの画素の配列を「行」と称し、垂直方向1ラインの画素の配列を「列」と称する。ここでは、m=168,n=80であり、各画素において第0階調〜第255階調の256階調(8ビット)の階調表示を行うものとする。なお、各行には、R(赤),G(緑),B(青)それぞれを表示する画素が繰り返し配列されているものとする。したがって、各行にはRGBの各画素がそれぞれ56画素含まれていることになる。液晶パネル10には、ソースドライバ12およびゲートドライバ14が接続されており、ソースドライバ12およびゲートドライバ14はMPU16と接続されている。
【0026】
ソースドライバ12は、RAM(ランダムアクセスメモリ)にて構成される表示メモリ(ウインドウ表示メモリ)Uを内蔵するものである。この表示メモリUは、水平方向M画素×垂直方向N画素分の表示データを格納できるものである。ここでは、M=42,N=20であり、上記のように各画素に対応する表示データにより256階調(8ビット)を表現することができるものとする。したがって、表示メモリUは、42×20×8=約8キロビットの容量を有している。
【0027】
ソースドライバ12は、さらに、上記表示メモリUの周辺回路部18、ソースドライバ部20、入出力回路22を含んでいる。周辺回路部18は、コマンドデコーダ24、Xアドレスデコーダ(カラムデコーダ)26、およびYアドレスデコーダ(ロウデコーダ)28を含んでいる。ソースドライバ部20は、データラッチ回路30、基準電圧発生回路32、シフトレジスタ34、サンプリングメモリ36、表示切換回路38、ホールドメモリ40、レベルシフタ42、D/A変換回路44、および出力回路46を含んでいる。
【0028】
ソースドライバ部20では、後述するように表示画面の全画面表示に必要な全画面表示データD1、またはウインドウWの表示に必要なウインドウ表示データD2が表示切換回路38にて切り換えられてホールドメモリ40に入力される。このホールドメモリ40に入力される表示データは、液晶パネル10における各行に含まれる第1〜第mの画素、つまり第1〜第mのソース電極にそれぞれ対応している。ホールドメモリ40に入力された表示データは、水平同期信号Hによりラッチがかけられ、次の水平同期信号Hが入力されるまでホールドメモリ40から出力される表示データは固定される。ホールドメモリ40から出力される表示データは、レベルシフタ42で次段のD/A変換回路44の信号処理レベルに合わせるための昇圧等のレベル変換が施され、D/A変換回路44に入力される。
【0029】
基準電圧発生回路32には、例えば、画素に付与すべき電位の最大電位E1および最小電位E2が図示しない電源回路から入力される。基準電圧発生回路32は、最大電位E1と最小電位E2との電位差を内部で分圧することにより、256階調の階調表示の場合、256種類の階調表示用電位を発生し、D/A変換回路44に対して出力する。D/A変換回路44では、レベルシフタ42からの表示データに応じた階調表示用電位を上記256種類の階調表示用電位の中から画素ごとに1つ選択し、出力回路46に対して出力する。出力回路46は差動増幅器等からなる低インピーダンス変換部であり、出力回路46から液晶パネル10の第1〜第mのソース電極それぞれに対して、D/A変換回路44で選択された階調表示用電位が付与される。この階調表示用電位は、水平同期信号Hの1周期、つまり1水平同期期間維持され、次の水平同期期間は新たな表示データに応じた階調表示用電位が出力される。
【0030】
一方、ゲートドライバ14は、シフトレジスタ48、レベルシフタ50、および出力回路52を含んでいる。ゲートドライバ14では、シフトレジスタ48に水平同期信号Hおよび垂直同期信号Vが入力され、水平同期信号Hをクロックとして垂直同期信号Vをシフトレジスタ48内の各段で順次転送させる。シフトレジスタ48の各段からの出力は、液晶パネル10における各列に含まれる第1〜第nの画素、つまり第1〜第nのゲート電極にそれぞれ対応している。シフトレジスタ48の各段からの出力は、レベルシフタ50でレベル変換されることにより各画素が有するTFTのゲートを制御できる電圧まで昇圧され、出力回路52で低インピーダンス変換されて、出力回路52から液晶パネル10の第1〜第nのゲート電極それぞれに対して出力される。このゲートドライバ14からの出力が走査信号となり、液晶パネル10の各画素のTFTのゲートのオン/オフを制御する。
【0031】
これにより、走査信号で選択された1本のゲート電極にゲートが接続されているTFTがオンされる。そして、1水平同期期間ごとにゲート電極が順次選択されることで、オンされるTFTを有する画素が順次垂直方向に移動する。走査信号により選択されてTFTがオンされた画素では、その画素に備えられた画素容量にソース電極から階調表示用電位が付与されることで、その電位に応じて画素容量が充電され、TFTがオフとなると画素容量にて電位が保持されることで画素における階調表示がなされる。
【0032】
MPU16は、ソースドライバ12と接続されており、ソースドライバ12に対して、垂直同期信号V、水平同期信号H、スタートパルス信号S、表示データ(全画面表示データD1およびウインドウ表示データD2)および制御信号Cを送る。
【0033】
ここで、ソースドライバ12の入出力回路22には、表示データのうちウインドウWの表示に必要なウインドウ表示データD2と、制御信号CとがMPU16の制御により送られる。入出力回路22は、MPU16とのインターフェイスおよび入出力バッファとして機能する。
【0034】
ウインドウ表示データD2は、表示メモリUに一旦格納される。表示メモリU内でウインドウ表示データD2が格納される番地は、制御信号Cが有するコマンドをコマンドデコーダ24でデコードしたものに基づいて、Xアドレスデコーダ26およびYアドレスデコーダ28により特定される。
【0035】
なお、制御信号CはMPU16から送られる種々のコマンドを含んでおり、各コマンドはコマンドデコーダ24によりデコードされる。以下では、制御信号Cに含まれるコマンドがコマンドデコーダ24によりデコードされたものを単に「コマンド」と称する。
【0036】
次に、ソースドライバ12の動作について説明する。まず、通常モード(全画面表示)について説明する。通常モード時には、MPU16から送られてくる全画面表示データD1は各画素に対応する8ビットの値を有しており、データラッチ回路30にて一旦ラッチされる。一方、シフトレジスタ34は、MPU16からスタートパルス信号Sを受け、そのスタートパルス信号Sを図示しないクロックに同期してシフトレジスタ34内の各段で順次転送させる。なお、シフトレジスタ34から出力回路46までの各ブロックは、液晶パネル10の第1〜第mのm本のソース電極に対応して第1〜第mのm段となっている。このシフトレジスタ34の各段からの出力に同期して、データラッチ回路30にラッチされていた全画面表示データD1が、サンプリングメモリ36の対応する段に一旦記憶されるとともに、表示切換回路38を介して、次のホールドメモリ40の対応する段に出力される。表示切換回路38は、コマンドデコーダ24から送られるコマンドに基づき、通常モード時には全ての段においてサンプリングメモリ36からの出力を選択してホールドメモリ40に出力するように設定されている。ホールドメモリ40は、1水平同期期間のm個の全画面表示データD1がサンプリングメモリ36から入力されると、MPU16からの水平同期信号H(ラッチ信号ともいう。)により、サンプリングメモリ36から各全画面表示データD1を取り込み、次のレベルシフタ42に出力する。そして、ホールドメモリ40は、次の水平同期信号Hが入力されるまで各全画面表示データD1を維持する。後の動作は、上述した通りである。
【0037】
なお、MPU16は、全画面表示データD1をデータラッチ回路30に対して繰り返し送る。これにより、液晶パネル10に対して周期的に全画面表示データD1に応じた電位が書き込まれ、液晶パネル10における液晶表示が維持される。
【0038】
次に、待機モード(低消費電力モード)について説明する。待機モードに入ると、MPU16がソースドライバ12のシフトレジスタ34へのスタートパルス信号S、および上記シフトレジスタ34用のクロックの出力を止め、さらにコマンドにより表示切換回路38を切り換えて、表示切換回路38が表示メモリUからのウインドウ表示データD2を選択してホールドメモリ40に出力するように設定する。このように、シフトレジスタ34およびサンプリングメモリ36の動作が停止されることで消費電力の削減を図ることができる。
【0039】
また、MPU16は、制御信号Cにより、表示メモリUからのウインドウ表示データD2の読み出しを指示するとともに、表示画面上でのウインドウWの表示位置を決定するスタート番地を指定する。このスタート番地は、ウインドウWの左上の角に位置する画素の表示画面上でのアドレス(xアドレス(カラムアドレス、液晶パネル10の水平方向のアドレス)およびyアドレス(ロウアドレス、液晶パネル10の垂直方向のアドレス))である。ここでは、水平方向第xi、垂直方向第yj(以下、(xi,yj)と記す。)の画素P1のアドレスがスタート番地であるものとする。
【0040】
ソースドライバ12には、制御信号Cとしてスタート番地が入力される。そして、コマンドデコーダ24からのコマンドにより、スタート番地に基づいた所定のタイミングでウインドウ表示データD2が読み出されるようにXアドレスデコーダ26およびYアドレスデコーダ28が制御される。具体的には、画素P1を含む第yjのゲート電極が選択されるタイミングと同期して、ウインドウW内の第1の行に含まれる画素に対応するウインドウ表示データD2に応じた出力が出力回路46からソース電極に出力されるように、表示メモリU内のウインドウ表示データD2が読み出される。なお、スタート番地のxアドレスは表示切換回路38にも送られ、スタート番地のxアドレス以降(第xi以降)のソース電極に対してウインドウW内の各行に含まれる画素に対応するウインドウ表示データD2に応じた出力が出力されるように、表示切換回路38の所定の段以降にウインドウ表示データD2が順次書き込まれる。
【0041】
周辺回路部18は、画素P1に対応したウインドウ表示データD2の出力を指示した後は、表示メモリUのXアドレス(カラムアドレス、液晶パネル10の水平方向に対応)を順次インクリメントしてM(ここでは42)までカウントし、Yアドレス(ロウアドレス、液晶パネル10の垂直方向に対応)を順次インクリメントしてN(ここでは20)までカウントする。このコマンドデコーダ24にてカウントされたXアドレス、Yアドレスに対応して格納されたウインドウ表示データD2が順次表示切換回路38を介してホールドメモリ40に対して出力される。そして、ホールドメモリ40は水平同期信号Hによりこのウインドウ表示データD2を取り込み、次段のレベルシフタ42に出力するとともに、次の水平同期信号Hが入力されるまでラッチする。後の動作は、上述した通りである。
【0042】
なお、周辺回路部18は、ウインドウ表示データD2を表示切換回路38に対して繰り返し送る。これにより、液晶パネル10に対して周期的にウインドウ表示データD2に応じた電位が書き込まれ、液晶パネル10における液晶表示が維持される。
【0043】
このように、MPU16からの制御信号Cに基づいてスタート番地を設定しているので、MPU16によりスタート番地を変更することで表示画面の任意の位置にウインドウWを表示することが可能になる。
【0044】
なお、表示画面のウインドウW外の領域(背景画面)に関しては、次のような表示が可能である。表示メモリUからのウインドウ表示データD2に応じた階調表示電位が出力されていないソース電極には、背景画面の表示データとして設定された背景表示データに応じた階調表示電位が付与される。この背景表示データは、例えば、表示メモリUから表示切換回路38に対して出力される。この背景表示データとしては、例えば、RGB各画素に対して第255階調(「11111111」)を設定して白表示とすることができる。また、RGB各画素に対して第0階調(「00000000」)を設定して黒表示とすることもできる。さらに、Rの画素に対して第255階調を設定し、他のG,Bの画素に対して第0階調を設定して赤表示(緑表示および青表示についても同様)とすることもできる。
【0045】
このような背景表示データを格納するためには、例えば、表示メモリUの出力段に簡単なセット/リセット回路からなる背景表示データ格納部(表示メモリ内出力段)Uaを付加すればよい。背景表示データは、白表示または黒表示の場合「11111111」または「00000000」の8ビットの表示データであり、赤表示の場合でも「11111111」および「00000000」の16ビットの表示データであることから、データ量が小さい。したがって、背景表示データ格納段Uaを付加したとしてもソースドライバ12の大型化にはつながりにくい。
【0046】
また、図2に示す構成により、ホールドメモリ40により背景表示データを生成してもよい。図2は、図1の液晶表示装置1の変形例としての液晶表示装置2の構成を表すブロック図であり、図1の液晶表示装置1と同等の機能を有する構成要素には同一の記号を付記している。この場合、ホールドメモリ40は各段に対応して設けられたDタイプフリップフロップを有している。また、コマンドデコーダ24とホールドメモリ40とが、コマンドデコーダ24からのコマンドにより背景画面の領域を設定するための背景画面領域制御回路54を介して接続されている。この背景画面領域制御回路54は、コマンドに基づいてホールドメモリ40の各段におけるDタイプフリップフロップのセット/リセットを制御し、これにより上記のような背景表示を実現することができる。例えば、背景画面を白表示に設定する場合には、常に背景画面の表示を担当するソース電極に対応するホールドメモリ40のDタイプフリップフロップをセットして「1」を出力するように設定すればよい。また、背景画面およびウインドウWの両方の表示を担当するソース電極における背景画面を表示するタイミングには、そのソース電極に対応するホールドメモリ40のDタイプフリップフロップをセットして「1」を出力するように設定すればよい。
【0047】
上記のように背景を一定の階調に設定する以外に、例えば、モザイク表示やブロック表示等の簡単な表示も可能である。これらの表示は、簡単なセット/リセット回路や切換回路とカウンタ回路により実現することができ、回路の制御も特に複雑なものではないため、容易に実現可能である。
【0048】
また、MPU16からの制御信号Cが含むコマンドにより、この背景表示を任意に変化させることも容易である。さらに、表示の反転(白黒の反転)も表示データの「1」と「0」とを逆転させるだけで容易に実現できる。また、タイマー(計時手段)を設けることにより、定期的に背景表示を変えることもできる。
【0049】
なお、これまでの説明では、通常モードでは全画面表示を行い、待機モードではウインドウ表示を行うとともにウインドウW外の領域を背景表示としていたが、例えば通常モードにおいて全画面表示に重ねてウインドウWを表示してもよい。このような表示を行う場合には、各水平同期期間および各段において、サンプリングメモリ36または表示メモリUの何れからの表示データをホールドメモリ40へ送るかを表示切換回路38がコマンドに基づいて切り換えればよい。そして、ウインドウW外の領域の画素に対してはサンプリングメモリ36からの全画面表示データD1に応じた階調表示電位が付与され、ウインドウWを表示すべき領域の画素に対しては表示メモリUからのウインドウ表示メモリD2に応じた階調表示電位が付与されるようにすればよい。
【0050】
次に、表示メモリUに格納されているウインドウ表示データD2を表示画面全体に拡大して表示する場合について同じく図1に基づいて説明する。上記の通り、液晶パネル10は、水平方向m=168画素×垂直方向n=80画素の画素を有している。また、表示メモリUは、水平方向M=42画素×垂直方向N=20画素分の表示データを格納できるものである。したがって、表示メモリUが格納できる表示データは、液晶パネル10が有する全画素の1/16に相当し、ウインドウWを普通に表示すると液晶パネル10に対して水平方向および垂直方向それぞれ1/4のサイズになる。
【0051】
表示メモリUに格納されている表示データを用いて全画面表示を行うには、水平方向および垂直方向をそれぞれ4倍に拡大すればよい。このように表示メモリUに格納されている表示データを拡大して液晶パネル10に表示するコマンドをMPU16が制御信号Cとして出力する。このコマンドにより、スタート番地が水平方向第1、垂直方向第1(以下、(1,1)と記す。)の画素P2のアドレスに設定される。さらに、このコマンドにより、Xアドレスデコーダ26およびYアドレスデコーダ28に送られるクロック(図示せず)の周波数が、通常の1/4に設定される。これにより、表示メモリUに格納されている1つのウインドウ表示データD2によって液晶パネル10での水平方向4画素×垂直方向4画素が表示されることになり、表示メモリUに格納されているウインドウ表示データD2によって液晶パネル10の全画面を表示することができるようになる。この表示では、画質は粗くなるが、日付、時計、受信状況、メールの有無等の表示は簡単な表示であるため、このように拡大して表示する方が見やすくなる場合が多い。また、拡大の倍率は4倍に限らず、同じ手法で2倍等の他の倍率で拡大してもよい。図3は、表示メモリUに格納されている表示データを用いた拡大表示の概念を表した概念図である。なお、液晶パネル10の全画面に拡大する場合を除くと、スタート番地は(1,1)に限らない。
【0052】
また、ウインドウW内に表示する内容は、単一のものに限らず複数の内容が切り換えられて表示されてもよい。このためには、図4に示す液晶表示装置3のような構成とすればよい。図4は、図1の液晶表示装置1の他の変形例としての液晶表示装置3の構成を表すブロック図であり、図1の液晶表示装置1と同等の機能を有する構成要素には同一の記号を付記している。
【0053】
液晶表示装置3では、液晶表示装置1における表示メモリUが第1領域U1、第2領域U2、…、第k領域Ukを有している。ウインドウWに第1〜第k領域U1〜Ukの何れの領域に格納されている表示データに基づいた表示を行うかは、コマンドにより切り換えられる。なお、第1〜第k領域U1〜Ukに格納されている表示データに対応して、複数のウインドウWを表示するようにしてもよい。
【0054】
上述したウインドウWの表示位置の変更や、ウインドウWのサイズの変更、ウインドウWの表示内容の切り換えは、MPU16からの制御信号Cに含まれるコマンドに基づいて例えば一定時間ごとに行えばよい。また、ソースドライバ12内に別途タイマー(計時手段)を設けて、そのタイマーに基づいて切り換えを行ってもよい。
【0055】
また、表示メモリU内の表示データは、MPU16により適時書き換えることができる。ウインドウ表示データD2は、例えばその内容が時計表示である場合、最も早い動作でも1秒に1回の変更でよく、表示メモリUの書き換えも同じく1秒に1回行えばよい。また、ウインドウ表示データD2の内容が時計表示であれば、書き換えるデータ量も一般には少ない。このため、上述したように全画面表示にウインドウWを重ねて表示する際に、全画面表示データD1が例えば通常のTV表示のためのものであれば、垂直同期信号Vの帰線期間にウインドウ表示データD2の書き換えを行っても、時間的には充分間に合う。図1、図2および図4では、全画面表示データD1とウインドウ表示データD2とを別々にソースドライバ12内へ入力するように図示しているが、同一の端子を利用し、全画面表示データD1における垂直同期信号Vの帰線期間に表示メモリU内のウインドウ表示データD2の書き換えを行ってもよい。このためには、入出力回路22に切り換え手段を設けて、時分割でMPU16からの信号を入力する入力端子を兼用すればよい。
【0056】
ソースドライバ12およびゲートドライバ14は、それぞれ1チップで構成されていてもよいが、それぞれ複数のチップが縦続接続されて構成されてもよい。この場合、表示メモリUが複数のチップに分割されて形成されてもよい。また、ソースドライバ12およびゲートドライバ14が1チップ内に形成されてもよい。表示メモリUの容量が小さく、レイアウト面積が小さいため、ソースドライバ12およびゲートドライバ14を1チップ内に形成することも比較的容易である。
【0057】
以上のように、本実施形態におけるソースドライバ12を含む表示制御装置は、画像表示手段(液晶パネル10)における表示を制御する表示制御装置であって、上記画像表示手段の画面の一部を用いたウインドウ表示を上記画像表示手段に行わせることが可能な表示制御装置である。そして、本表示制御装置は、ウインドウW内に表示すべき内容を示す表示データ(ウインドウ表示データD2)を格納する記憶手段(表示メモリU)と、全画面に表示すべき内容を示す表示データ(全画面表示データD1)を取り込む取込手段(データラッチ回路30、シフトレジスタ34、サンプリングメモリ36)と、送られてくる表示データに基づいた出力信号を上記画像表示手段に対して出力する出力手段(ホールドメモリ40、レベルシフタ42、D/A変換回路44、出力回路46)と、上記記憶手段からの表示データ、および上記取込手段からの表示データを切り換えて上記出力手段に送る切換手段(表示切換回路38)とを備えている。
【0058】
この構成では、外部の書込手段としてのMPU16から例えば周期的に送られてくる全画面表示データD1を取込手段にて取り込み、取込手段が取り込んだ全画面表示データD1を切換手段が出力手段に送ることにより、画像表示手段において画面全体の表示を行うことができる。また、記憶手段に記憶されているウインドウ表示データD2を切換手段が出力手段に送ることにより、画像表示手段においてウインドウ表示を行うことができる。
【0059】
この構成では、画面全体に表示すべき内容を示す全画面表示データD1を外部から取り込むため、この全画面表示データD1を格納するための大容量のメモリ等が不要になる。したがって、本表示制御装置を例えばチップ上に形成した場合でも、そのチップの大型化を抑えることができる。また、大容量のメモリ等が不要になると、その分メモリ等で消費される電力の低減を図ることができる。
【0060】
また、ウインドウW内に表示すべき内容を示すウインドウ表示データD2を内部の記憶手段に格納しているため、待機モード等が設定されてMPU16から全画面表示データD1が周期的に送られて来ないような場合にも、記憶手段に格納されているウインドウ表示データD2を用いてウインドウ表示を行うことができ、例えば必要最小限の内容をウインドウW内に表示することができる。
【0061】
また、本表示制御装置では、MPU16からの制御信号Cに含まれるコマンドに基づいて、ウインドウ制御手段としての周辺回路部18が、上記記憶手段からのウインドウ表示データD2と、そのウインドウ表示データD2に基づく出力信号が表示を行う表示画面上の位置との対応関係を、例えば表示メモリUからのウインドウ表示データD2の読み出しタイミング、表示切換回路38への書き込み開始段等により制御し、ウインドウWの表示画面上での位置、サイズ等を変更することができる。
【0062】
また、本表示制御装置は、上記記憶手段がウインドウW内に表示すべき内容を示すウインドウ表示データD2を複数種類格納していてもよい。これにより、上記切換手段へ送るウインドウ表示データD2の種類を変更することでウインドウW内の表示を変更することができる。
【0063】
また、本表示制御装置は、書換手段としてのMPU16を含み、MPU16が上記記憶手段に格納されているウインドウ表示データD2を書き換えてもよい。これにより、ウインドウW内に表示される内容を例えば定期的に変更することができる。
【0064】
また、本表示制御装置は、背景設定手段(背景表示データ格納段Uaまたはソース側電極エリア制御回路54)を備え、上記画像表示手段にウインドウ表示を行わせる際に、ウインドウ外を単一色表示、モザイク表示、またはブロック表示に設定してもよい。単一色表示、モザイク表示、またはブロック表示は、比較的単純で小規模な回路構成により実現することが可能である。したがって、背景設定手段を備えることにより、回路規模の顕著な大型化を招来することなく、ウインドウ表示の際にウインドウW外を所定の表示状態とすることができる。
【0065】
また、本表示制御装置は、取込停止手段としてのMPU16を含み、例えば待機モード時において、MPU16の制御により上記取込手段による全画面表示データD1の取り込みを停止させるようになっていてもよい。これにより、不要な全画面表示データD1の取り込みによる電力消費を削減することができる。
【0066】
本表示制御装置と、上記画像表示手段としての液晶パネル10を用いて表示装置としての液晶表示装置1〜3を構成することにより、表示装置の小型化、小電力化を図ることができる。さらに、本表示装置を用いて携帯電話機を構成することにより、携帯電話機の小型化および小電力化を図りつつ、操作時等では全画面表示を行ってより多くの情報が表示可能となり、待ち受け時等ではウインドウ表示を行って必要最小限の情報は表示可能となる。
【0067】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る表示制御装置は、ウインドウ内に表示すべき内容を示す表示データを格納する記憶手段と、画面全体に表示すべき内容を示す表示データを取り込む取込手段と、送られてくる表示データに基づいた出力信号を表示制御装置画像表示手段に対して出力する出力手段と、表示制御装置記憶手段からの表示データ、および表示制御装置取込手段からの表示データを切り換えて表示制御装置出力手段に送る切換手段とを備える構成である。
【0068】
上記の構成では、画面全体に表示すべき内容を示す表示データを外部から取り込むため、この表示データを格納するための大容量のメモリ等が不要になる。したがって、本表示制御装置を例えばチップ上に形成した場合でも、そのチップの大型化を抑えることができる。また、大容量のメモリ等が不要になると、その分メモリ等で消費される電力の低減を図ることができる。
【0069】
また、ウインドウ内に表示すべき内容を示す表示データを内部の記憶手段に格納しているため、外部から表示データが周期的に送られて来ないような場合にも、記憶手段に格納されている表示データを用いてウインドウ表示を行うことができる。したがって、本表示制御装置の周辺装置が例えば待機モード等に設定されてその機能が一部停止した場合でも、例えば必要最小限の内容をウインドウ内に表示することができる。
【0070】
本発明に係る表示制御装置は、上記の表示制御装置において、さらに、表示制御装置記憶手段が、ウインドウ内に表示すべき内容を示す表示データを複数種類格納していることが好ましい。これにより、表示制御装置表示データの種類を変更することでウインドウ内の表示を変更することができる。
【0071】
本発明に係る表示制御装置は、上記の表示制御装置において、さらに、表示制御装置記憶手段に格納されている表示データを書き換える書換手段を備えることが好ましい。これにより、ウインドウ内に表示される内容を例えば定期的に変更することができる。
【0072】
本発明に係る表示制御装置は、上記の表示制御装置において、さらに、表示制御装置画像表示手段にウインドウ表示を行わせる際に、ウインドウ外を単一色表示、モザイク表示、またはブロック表示に設定するための背景設定手段を備えることが好ましい。これにより、回路規模の顕著な大型化を招来することなく、ウインドウ表示の際にウインドウ外を所定の表示状態とすることができる。
【0073】
本発明に係る表示制御装置は、上記の表示制御装置において、さらに、表示制御装置取込手段による表示データの取り込みを停止させる取込停止手段を備えることが好ましい。これにより、画像表示手段においてウインドウ表示を行わせる際に、取込手段による表示データの取り込みを取込停止手段により停止させることで、不要な表示データの取り込みによる電力消費を削減することができる。
【0074】
本発明に係る表示装置は、上記表示制御装置と、上記画像表示手段とを備えている。これにより、上述した効果により表示装置の小型化、小電力化を図ることができる。
【0075】
また、本発明に係る携帯電話機は、上記の表示装置を備えている。これにより、携帯電話機の小型化および小電力化を図りつつ、操作時等では全画面表示を行ってより多くの情報が表示可能となり、待ち受け時等ではウインドウ表示を行って必要最小限の情報は表示可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る液晶表示装置の構成を表すブロック図である。
【図2】図1の液晶表示装置の一変形例の構成を表すブロック図である。
【図3】表示メモリに格納されている表示データを用いた拡大表示の概念を表した概念図である。
【図4】図1の液晶表示装置の他の変形例の構成を表すブロック図である。
【図5】従来の表示装置の構成の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 液晶表示装置
2 液晶表示装置
3 液晶表示装置
10 液晶パネル
12 ソースドライバ
14 ゲートドライバ
16 MPU
18 周辺回路部
22 入出力回路
24 コマンドデコーダ
26 Xアドレスデコーダ
28 Yアドレスデコーダ
30 データラッチ回路
34 シフトレジスタ
36 サンプリングメモリ
38 表示切換回路
40 ホールドメモリ
42 レベルシフタ
44 D/A変換回路
46 出力回路
48 シフトレジスタ
50 レベルシフタ
52 出力回路
54 ソース側電極エリア制御回路
U 表示メモリ
Ua 背景表示データ格納段
Claims (8)
- 画像表示手段における表示を制御する表示制御装置であって、上記画像表示手段の画面の一部を用いたウインドウ表示を上記画像表示手段に行わせることが可能な表示制御装置において、
ウインドウ内に表示すべき内容を示す表示データを格納する記憶手段と、
画面全体に表示すべき内容を示す表示データを、1水平同期期間分ずつ当該表示制御装置の外部から取り込む取込手段と、
送られてくる表示データに基づいた出力信号を上記画像表示手段に対して出力する出力手段と、
上記記憶手段からの表示データ、および上記取込手段からの表示データを切り換えて上記出力手段に送る切換手段と、
上記画像表示手段にウインドウ表示を行わせる際に、ウインドウ外を単一色表示、モザイク表示、またはブロック表示に設定するための背景設定手段とを備え、
上記出力手段が、各段に対応して設けられたDタイプフリップフロップを有するホールドメモリを備えており、
上記背景設定手段が、上記出力手段のホールドメモリのDタイプフリップフロップのセット/リセットを制御することにより、背景表示を担当させる段に対応するDタイプフリップフロップに背景表示のための表示データを出力させることを特徴とする表示制御装置。 - 請求項1に記載の表示制御装置において、
上記記憶手段が、ウインドウ内に表示すべき内容を示す表示データを複数種類格納していることを特徴とする表示制御装置。 - 請求項1または2に記載の表示制御装置において、
上記記憶手段に格納されている表示データを書き換える書換手段を備えることを特徴とする表示制御装置。 - 請求項1から3の何れか1項に記載の表示制御装置において、
計時手段をさらに備え、定期的に背景表示を変えることを特徴とする表示制御装置。 - 請求項1から4の何れか1項に記載の表示制御装置において、
上記切換手段が、各水平同期期間および各段において、上記取込手段または上記記憶手段の何れからの表示データを上記出力手段へ送るかをコマンドに基づいて切り換えることを特徴とする表示制御装置。 - 請求項1から5の何れか1項に記載の表示制御装置において、
待機モードにおいて上記取込手段の動作を停止させる取込停止手段を備えることを特徴とする表示制御装置。 - 請求項1から6の何れか1項に記載の表示制御装置と、上記画像表示手段とを備えることを特徴とする表示装置。
- 請求項7に記載の表示装置を備えることを特徴とする携帯電話機。
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