JP3703696B2 - 再生システム及び再生方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばCD(コンパクトディスク)と称されるデジタルデータ記録ディスクを使用したカラオケ再生機器に適用して好適な再生システム及び再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、CD(コンパクトディスク)と称される直径12cm程度の小型のデジタルデータ記録ディスクを使用したカラオケ再生機器(即ち曲の伴奏音の再生を行うと共にマイクから入力した音声をミキシングして再生させる機器)が各種開発されている。この場合、通常CDと称されているものは、1枚のディスクに最大で74分程度の音声データだけがメインのデジタルデータとして記録されているが、カラオケ再生機器においては歌詞などの映像を再生音声に合わせて表示させた方が便利である。このため、カラオケに使用されるCDの場合には、サブコードと称される付随的な記録エリアに、歌詞などを表示させる静止画の映像データを記録させたものがある。
【0003】
これに対し、静止画像よりも動画の方が複雑な映像を表示できるので、ビデオディスクと称される比較的大型のディスク(例えば直径30cm程度)を使用した映像記録用ディスクを使用したカラオケ再生機器が、各種実用化されている。ところが、ビデオディスクはその径が大きいので、保管のスペースが大きく、カラオケ機器の設置スペースに余裕がある場合にしか使用できない不都合があった。
【0004】
これらの不都合を解決するために、ISO(国際標準化機構)で標準化されたMPEG1方式と称される符号化方式を適用して、小型のディスクに長時間の音声データと動画の映像データとを記録できるようにしたものが開発された。この方式による記録は、サブバンド分割,分割帯域毎のビット割当て等を行って、デジタル音声データを数分の1(例えば1/5)に圧縮して記録すると共に、この音声データと時分割で、DCT等を使用して数十〜数百分の1に高能率圧縮されたデジタル動画データを記録するようにしたもので、例えばCD(CD−ROMと称されるデジタルデータ記録ディスク)に適用することで、1枚のディスクに約74分のデジタル音声データと動画のデジタル映像データとを記録することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このようなMPEG1方式と称される記録システムを適用したCDの場合には、付加情報で曲名などのデータが記録できるようになっている。このため、このシステムを適用したカラオケ再生機器の場合には、接続されたモニタ受像機や機器本体のディスプレイなどに曲名が表示できるようになっている。
【0006】
ところが、従来のカラオケ再生機器の場合には、良好な曲名表示が行われてなかった。即ち、例えば再生機器に設けた曲名表示スイッチを操作して、モニタ受像機の画面の映像を、ディスクから再生した動画の表示から曲名の表示に切換えさせることが考えられるが、このようにスイッチを操作するのは手間がかかると共に、曲名の表示中にはディスクから再生している動画の表示が途切れてしまう不都合があった。このため、ディスクから再生して表示させている動画に、スーパーインポーズで曲名を表示させることも考えられるが、この場合には曲名のスーパーインポーズで動画が見にくくなってしまう。
【0007】
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、この種の再生システムにおいて、良好に曲名などの表示ができるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の再生システムは、第1の記憶媒体に記憶される音声及び画像データを再生する第1の再生手段と、第2の記憶媒体に記憶される画像データを再生する第2の再生手段と、第1或いは第2の再生手段により再生された画像データと、再生動作を実行させるため操作により入力されるべき指示内容を示す画像データとを出力する出力手段と、第1の再生手段によって、予約された一曲の音声及び画像データの再生が終了する毎に、出力手段が第2の再生手段により再生された画像データ及び上記操作により入力されるべき指示内容を示す画像データを出力させ、入力されるべき指示内容に従い再生動作の実行が操作されたとき再生が終了した音声及び画像データの次の予約された一曲の音声及び画像データの再生を再開させる制御手段とを備えるものである。
【0009】
また本発明の再生方法は、第1の記憶媒体に記憶される音声及び画像データを再生するステップと、再生された第1の記憶媒体に記憶される画像データを出力するステップと、予約された一曲の音声及び画像データの再生の終了を判別するステップと、予約された音声及び画像データの再生の終了が判別されたとき、第2の記憶媒体に記憶される画像データ及び再生動作を実行させるため操作により入力されるべき指示内容を示す画像データを再生し出力させ、入力されるべき指示内容に従い再生動作の実行が操作されたとき再生が終了した音声及び画像データの次の予約された一曲の音声及び画像データの再生を再開させるステップを備えるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を、添付図面を参照して説明する。
【0011】
まず、図2に本例の音声・映像再生システムの全体構成を示す。本例においては、MPEG1方式と称される符号化方式により符号化された音声データと映像データ(動画)とが記録された光ディスク(CD−R0M)より音声と映像の再生を行うシステムで、カラオケ装置として構成されている。即ち、図中10はオートチェンジャを示し、このオートチェンジャ10内には複数枚(例えば360枚)の光ディスク11が収納されると共に、2台のCD再生部12が配置され、ディスク搬送機構13により任意の光ディスク11がCD再生部12に装填できるようにしてある。
【0012】
そして、オートチェンジャ10の上には、この再生データ処理装置20が載せられている。この再生データ処理装置20は、オートチェンジャ10側のCD再生部12やディスク搬送機構13の動作制御を行うと共に、CD再生部12から再生したデジタルデータを復調処理してアナログ音声信号及びアナログ映像信号とし、このアナログ音声信号に増幅処理等を行ってから左右のスピーカ51L,51Rに供給して再生させる。また、再生して得たアナログ映像信号をモニタ受像機51に供給し、このモニタ受像機51の画面に表示させる。
【0013】
また、再生データ処理装置20の前面には、再生させる曲の番号の入力や再生操作などを行うタッチキー1a,再生音量を調整する音量調整用ボリューム1b,再生速度を調整する速度調整用ボリューム1c等の各種操作キー(以下これらのキーを総称して操作キー1とする)が配置されていると共に、再生中の曲の番号や再生状態などを表示する表示パネル2が配置されている。
【0014】
さらに、再生データ処理装置20の前面に複数のマイク接続端子3が設けられ、それぞれのマイク接続端子3に接続されたマイク53が拾った音声を、スピーカ51L,51Rから再生させる音声にミキシングできるようにしてある。
【0015】
なお、本例の光ディスク11には、音声データと動画の映像データの他に、これらのデータに付随して記録されるサブコードで、記録された曲の曲名のデータなどが記録させてあり、再生データ処理装置20内の後述するコントローラの制御に基づいて、所定時にモニタ受像機51の画面に再生する曲名などを表示できるようにしてある。
【0016】
次に、図1を参照して、再生データ処理装置20を中心とした再生システムの回路ブロックの構成を説明すると、オートチェンジャ10内のCD再生部12での光ディスク11の再生は、再生データ処理装置20内のシステムコントローラ21の制御で行われる。このシステムコントローラ21には、複数の操作キー1が接続してあり、操作キー1の操作に基づいて再生制御が行われる。この場合、所定のキーの操作で、再生させる曲の予約動作が9曲まで出来るようにしてあり、予約された曲のデータがシステムコントローラ21内のメモリ(図示せず)に記憶される。また、表示パネル2での再生中の曲番などの表示も、システムコントローラ21の制御に基づいて再生制御に連動して行われる。
【0017】
そして、このオートチェンジャ10内のCD再生部12で再生したデジタルデータを、再生データ処理装置20内のEFM復調回路22に供給し、8−14変調(EFM)されてディスクに記録されたデータの復調を行う。そして、復調されたデジタルデータを、CD−ROM処理回路23に供給し、CD−ROMのフォーマットに従って記録されたデータの抽出処理を行う。この抽出処理は、後述する第1の中央制御装置29の制御に基づいて行われる。
【0018】
そして、再生データより抽出された音声データを、音声復調回路24に供給する。この音声復調回路24では、MPEG1方式により符号化された音声データの復調を行うと共に、この復調された音声データをアナログ音声信号に変換する処理が行われる。そして、この音声復調回路24が出力するアナログ音声信号を、音声処理回路25に供給し、この音声処理回路25で増幅などの出力用の処理を行う。また、この音声処理回路25には、マイク接続端子3からの音声信号が供給され、マイク接続端子3に接続されたマイク53(図2参照)から供給される音声信号をミキシングする処理が行われる。そして、この音声処理回路25で処理された音声信号を、左右の音声信号出力端子6L,6Rに供給する。そして、この出力端子6L,6Rに接続された左右のスピーカ51L,51Rから音声を再生させる。この音声復調回路24及び音声処理回路25での音声処理は、後述する第1の中央制御装置29の制御に基づいて行われる。
【0019】
また、CD−ROM処理回路23で再生データより抽出された映像データを、映像復調回路26に供給する。この映像復調回路26では、MPEG1方式により符号化された映像データの復調を行う。この場合、映像復調回路26は少なくとも3個のフレームメモリを備え、MPEG1方式に基づいた動画の映像の復調に必要な過去のフレームの映像データの参照等が、このフレームメモリを使用して行われる。この映像復調回路26での映像処理は、後述する第1の中央制御装置29の制御に基づいて行われる。
【0020】
そして、映像復調回路26で復調された映像データを、NTSC処理回路27に供給し、NTSC方式に適合した複合映像信号(以下単に映像信号と称する)とする処理を行い、この複合映像信号を切換スイッチ30の第1の固定接点31に供給する。また、後述するNTSC処理回路45が出力する映像信号を、切換スイッチ30の第2の固定接点32に供給する。
【0021】
また、この再生データ処理装置20は、外部映像入力端子4を備え、必要に応じてテレビジョンチューナなどの映像信号源が接続され、この入力端子4に得られる映像信号を、切換スイッチ30の第3の固定接点33に供給する。さらに、この再生データ処理装置20には、ビデオディスク再生装置5が接続してあり、このビデオディスク再生装置5でビデオディスクから再生して得た映像信号を、切換スイッチ30の第4の固定接点34に供給する。なお、ビデオディスク再生装置5は必要に応じて用意されるもので、この再生装置5でのビデオディスクからの再生は、再生データ処理装置20内のシステムコントローラ21の制御に基づいて行われる。
【0022】
そして、切換スイッチ30の可動接点35に得られる映像信号を、映像信号出力端子7に供給し、この出力端子7に接続されたモニタ受像機52(図2参照)に供給して映像を表示させる。
【0023】
また、CD−ROM処理回路23で再生データより抽出した付加情報を付加情報処理回路28に供給し、この付加情報処理回路28での処理で復調された付加情報を、第1の中央制御装置29に供給する。この第1の中央制御装置29は、ディスクから再生されたデータ処理の制御を行うマイクロコンピュータである。また、上述した切換スイッチ30の切換えも、この第1の中央制御装置29の制御により行われる。
【0024】
そして、本例の再生データ処理装置20は、この第1の中央制御装置29とは別の第2の中央制御装置41を備え、この第2の中央制御装置41の制御に基づいて予約された曲名や動作状態などを表示させる予約画面の映像データを作成するようにしてある。この第2の中央制御装置41での映像データ作成制御は、システムコントローラ21の制御に基づいて行われ、付加情報処理回路28から第1の中央制御装置29に供給された付加情報に含まれる曲名とその番号の情報が、第2の中央制御装置41に供給するようにしてある。
【0025】
そして、第2の中央制御装置41には、ROM42とRAM43とが接続され、ROM42にはオートチェンジャ10内に配されたディスク11の曲名及び曲番のデータが予め記憶させてあり、RAM43には所定の読取り動作で各ディスク11から再生して得た曲名及び曲番のデータを記憶させるようにしてある。なお、本例の場合にはRAM43としてフラッシュメモリが使用され、バックアップ電源がなくてもメモリ内に記憶データが残るようにしてある。
【0026】
そして、第2の中央制御装置41にはビデオプロセッサ44が接続され、ROM42やRAM43に記憶された曲名や曲番のデータと、システムコントローラ21から供給される現在の動作状態や予約状態のデータとを使用して、ビデオプロセッサ44で予約画面の映像データを作成させる。この場合、ビデオプロセッサ44には、文字,数字,図形などの表示データを記憶したキャラクタジェネレータが内蔵され、このキャラクタジェネレータに記憶されたデータを使用して表示させるための映像データを作成する。
【0027】
そして、ビデオプロセッサ44で作成された予約画面の映像データを、NTSC処理回路45に供給してNTSC方式の映像信号とし、この映像信号を切換スイッチ30の第2の固定接点32に供給すると共に、映像信号出力端子8に供給する。この映像信号出力端子8は、図2に示したモニタ受像機52とは別の予約表示専用のモニタ受像機(図示せず)が接続される。但し、この予約表示専用のモニタ受像機は、必要に応じて用意すれば良い。
【0028】
次に、このように構成される再生システムを使用して、再生を行うときの動作について、図3のフローチャートを参照して説明する。
【0029】
まず、システムコントローラ21は再生することを予約された曲があるか否か判断し(ステップ101)、予約された曲がない場合には、予約を受け付けていることを示す表示画面を第2の中央制御装置41の制御で作成させ、NTSC処理回路45から出力させると共に、切換スイッチ30の可動接点35を第2の固定接点32と接続させ、モニタ受像機52にこの予約受付画面を表示させる(ステップ102)。
【0030】
このときに表示される予約受付画面としては、例えば図4に示すように、9曲分の予約曲の表示エリアが設定され、曲番を入力させる予約操作を行うことで、その番号に対応した曲名のデータがROM42及びRAM43の記憶データから探されて、曲番と曲名とが上から順に表示される。この図4では1曲だけ入力操作した状態を示し、ここではディスク番号2の6曲目であることを示す曲番表示「2−6」と、曲名「緑の地平線」とが1曲目の表示エリアに表示されている。そしてこの場合には、この予約曲表示と同時に、予約操作を促す表示として、「予約をどうぞ」と表示させるようにしてある。
【0031】
この予約受付画面を表示すると、システムコントローラ21での判断としては、ステップ101に戻って予約曲があるか否かの判断を行う。そして、予約曲がある場合には、予約された曲が再生できるスタンバイ状態にあるか否かの判断を行う(ステップ103)。即ち、本例のシステムでは曲の予約が行われると、システムコントローラ21の制御で、この予約された曲が記録されたディスクを、何れかのディスク再生部12に装填させると共に、装填されたディスクから該当する曲の記録箇所を探すサーチ動作を行う。そして、ステップ103では、次に再生させる曲のサーチ動作が完了したか否かを判断するもので、サーチ動作が完了していない場合には、サーチ中であることを示す表示画面を第2の中央制御装置41の制御で作成させ、NTSC処理回路45から出力させる(ステップ104)。このとき、切換スイッチ30の可動接点35は、第2の固定接点32と接続された状態を維持させ、モニタ受像機52にこのサーチ中の画面を表示させる。
【0032】
このときに表示されるサーチ中の画面としては、例えば図5に示すように、予約表示画面と同様の9曲までの予約曲表示を行うと共に、サーチ中であることを告知する表示として、「演奏までしばらくおまちください。」と表示させるようにしている。なお、図5では5曲予約を行った状態を示す。
【0033】
なお、本例ではディスク再生部12が2台用意されているので、一方のディスク再生部12で再生を行っている間に、他方のディスク再生部12で次の予約曲の装填,サーチ動作が可能であり、このような場合には、サーチ中の画面表示が行われずに次のステップに進む。
【0034】
そして、このサーチ中であることを示す画面を表示すると、システムコントローラ21での判断としては、ステップ103に戻ってスタンバイ状態にあるか否かの判断を行う。そして、スタンバイ状態になったときには、スタンバイ状態であることを示す表示画面を第2の中央制御装置41の制御で作成させ、NTSC処理回路45から出力させる(ステップ105)。このとき、切換スイッチ30の可動接点35は、第2の固定接点32と接続された状態を維持させ、モニタ受像機52にこのスタンバイ状態の画面を表示させる。
【0035】
このときに表示されるスタンバイ状態の画面としては、例えば図6に示すように、予約表示画面やサーチ中の画面と同様の9曲までの予約曲表示を行うと共に、スタンバイ状態であることを告知する表示として、「スタートキーを押して下さい。」と表示させるようにしている。
【0036】
そして、この状態でシステムコントローラ21は操作キー1の中のスタートキーが操作されたか否か判断し(ステップ106)、スタートキーが操作されるまでスタンバイ状態の表示を続けさせる。
【0037】
そして、ステップ106でスタートキーが操作されたと判断した場合には、システムコントローラ21はディスク再生部12に装填されたディスク11の該当する曲の再生を開始させ、この曲の再生データを第1の中央制御装置29の制御に基づいて再生処理させて、再生して得られる音声信号を出力端子6L,6Rから出力させ、スピーカ51L,51Rから再生させると共に、再生して得られる動画の映像信号をNTSC処理回路27から出力させる。そして、このときには切換スイッチ30の可動接点35を、第1の固定接点31に切換えさせ、出力端子7と接続されたモニタ受像機52の画面に、ディスク11から再生した動画の映像を表示させる(ステップ107)。
【0038】
そして、このディスクからの音声及び映像の再生を行っている間には、システムコントローラ21で、操作キー1の中のやり直しキーの操作があるか否か判断する(ステップ108)。そして、やり直しキーが操作されたと判断した場合には、再生する曲などの再入力を行うことを指示する表示画面を第2の中央制御装置41の制御で作成させ、NTSC処理回路45から出力させる(ステップ109)。このとき、切換スイッチ30の可動接点35は、第2の固定接点32に切換えさせ、モニタ受像機52にこの再入力を指示する画面を表示させる。
【0039】
このときに表示される再入力を指示する画面としては、例えば図7に示すように、予約表示画面やサーチ中の画面と同様の9曲までの予約曲表示を行うと共に、再入力を指示する表示として、「もう一度入力して下さい。」と表示させるようにしている。但し、この場合の表示では、上から2番目の表示エリアが1番目の予約曲の表示となり(即ち左端の番号が2番目の表示エリアから1,2,3‥‥となる)、一番上に表示されている予約曲の表示エリアは再入力を行う曲の表示エリアとなっていて、再入力を行うまでは一旦再生させた曲が表示される。
【0040】
そして、この状態で操作キー1により曲番の入力があったときには、一番上に表示されている曲名が、新たに入力された番号の曲に変わり、ステップ106に戻ってスタートキーが操作されたか否かの判断を行い、スタートキーが操作されることで、ステップ107に移って新たに入力された曲の再生に移る。
【0041】
また、このように曲番を変更しないで、同じ曲を最初から再度再生させる場合もある。このような場合には、やり直しキーを操作して、再入力を指示する画面が表示された状態で、曲番の新たな入力操作をしないで、直接スタートキーを操作することで、同じ曲が最初から再度再生される。
【0042】
そして次に、システムコントローラ21では、曲が最後まで再生されたか否か判断し(ステップ110)、最後まで再生された場合にはステップ101に戻って、次の予約曲があるか否か判断し、スタートキーが操作されるまで対応した予約画面の表示(図4〜図6の何れか)を行う。
【0043】
なお、映像信号出力端子8に別の予約表示専用のモニタ受像機を接続した場合には、切換スイッチ30の状態にかかわらず、常時この予約表示専用のモニタ受像機に、図4〜図7に示す予約画面が表示される。
【0044】
また本例の場合には、予約画面の表示を行う場合の一番上の予約曲の表示エリアの表示色を、図4〜図7に示す各予約画面で変えるようにしてある。この表示色の設定は、第2の中央制御装置41の制御で行われる。
【0045】
このようにしてモニタ受像機52に表示される映像が、ディスク11から再生した映像の表示と、予約画面の表示とに自動的に切換わることで、良好に予約画面を表示させることができる。即ち、ディスク11から音声と映像の再生を行っていない状態(いわゆる曲間の状態)では、自動的に予約した曲名と曲番とが表示され、予約画面を呼び出すための操作を全くすることなく、予約状態を確認できる。そして、予約した曲の再生を行っている状態では、再生した映像だけが表示され、再生映像が予約曲の表示で見にくくなることが無い。
【0046】
そして、この予約表示を行う場合に、予約受付中,サーチ中,スタンバイ状態,再入力指示などが文字で同時に表示されることで、現在の再生制御状態が表示画面より直ちに判り、カラオケ再生装置としての使い勝手が向上する。
【0047】
なお、上述実施例では曲間の状態のときに、切換スイッチ30の可動接点35を第2の固定接点32と接続させて、予約画面をモニタ受像機52に表示させるようにしたが、この予約画面を表示させる必要のない場合(例えば予約画面は出力端子8に接続された別のモニタ受像機で判る場合)には、ディスク11からの再生をしてない曲間のときに、可動接点35を第3の固定接点33又は第4の固定接点34と接続させて、入力端子4に接続された別の映像信号源からの映像やビデオディスク再生装置5からの映像を、モニタ受像機52に表示させるようにしても良い。このような設定は、例えばシステムコントローラ21に曲間の表示モードを設定させることで可能である。
【0048】
また、上述実施例では予約画面で表示される予約曲の情報として、曲名と曲番を表示させるようにしたが、より詳しい情報が得られる場合には、この詳しい情報(例えば作曲者名,作詞者名,歌手名,曲の先頭部分の歌詞など)を同時に表示させるようにしても良い。
【0049】
また、上述実施例ではMPEG1方式と称される記録システムを適用した光ディスク(CD−ROM)による音声及び動画のカラオケ再生システムとしたが、他の記録方式や記録媒体によるカラオケ再生システムにも適用できる。例えば、音声と静止画像をディスクから再生させるカラオケ再生システムにも適用できる。さらに、カラオケ装置以外の音声及び映像再生システムにも適用できる。
【0050】
さらにまた、本発明は上述した実施例に限らず本発明の要旨を逸脱することなく種々の構成が取り得ることは勿論である。
【0051】
【発明の効果】
本発明によると、記憶媒体からの1単位の音声データ及び映像データの再生が終了したとき、切換手段で他の映像データを選択させることで、再生された映像が終了したとき、自動的に他の映像に切換わるようになり、適切に再生映像と他の映像との切換えが行われる。このため、例えばカラオケシステムに適用することで、記憶媒体(ディスク)からの1曲の音声と映像の再生が終了する毎に、曲名などの他の映像の表示に切換わり、自動的な映像の切換えが適切に行われるようになる。
【0052】
この場合、記憶媒体からの次の1単位の音声データ及び映像データの再生が開始されたとき、切換手段で他の映像データを選択している状態から、再生手段から出力される映像データを選択させる状態に戻すことで、1曲の再生が終了してから次の曲の再生が始まるまでの曲間に、他の映像が表示されるようになり、再生される映像データの表示を全く邪魔しないで、別の映像が良好に表示されるようになる。
【0053】
さらに、この場合の他の映像として、記憶媒体から再生させる曲名のデータなどの曲名表示映像データを表示させることで、再生される映像データの表示を全く邪魔しないで、再生される曲名などの映像が良好に表示されるようになる。
【0054】
また本発明によれば、曲名表示映像データで、曲名表示と再生状態表示とを同一画面上で同時に表示されるので、モニタ受像機などで曲名表示を行うときに再生状態も判り、使い勝手が向上する。
【0055】
また、それぞれの場合に、曲名表示映像データは、再生させることが予約された曲名のデータを含むようにしたことで、曲間などに予約された曲名が自動的に表示され、使い勝手が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による回路ブロックを示す構成図である。
【図2】本発明の一実施の形態による全体のシステム構成を示す斜視図である。
【図3】一実施の形態による表示切換を示すフロー図である。
【図4】一実施の形態による予約中の表示例を示す説明図である。
【図5】一実施の形態によるサーチ中の表示例を示す説明図である。
【図6】一実施の形態によるスタンバイ中の表示例を示す説明図である。
【図7】一実施の形態による再入力中の表示例を示す説明図である。
【符号の説明】
6L,6R 音声信号出力端子、7,8 映像信号出力端子、10 オートチェンジャ、11 光ディスク、12 CD再生部、21 システムコントローラ、29 第1の中央制御装置、30 出力映像切換スイッチ、41 第2の中央制御装置、42 ROM、43 RAM
Claims (5)
- 第1の記憶媒体に記憶される音声及び画像データを再生する第1の再生手段と、
第2の記憶媒体に記憶される画像データを再生する第2の再生手段と、
上記第1或いは第2の再生手段により再生された画像データと、再生動作を実行させるため操作により入力されるべき指示内容を示す画像データとを出力する出力手段と、
上記第1の再生手段によって、予約された一曲の音声及び画像データの再生が終了する毎に、上記出力手段が上記第2の再生手段により再生された上記画像データ及び上記操作により入力されるべき指示内容を示す画像データを出力させ、上記入力されるべき指示内容に従い再生動作の実行が操作されたとき再生が終了した音声及び画像データの次の予約された一曲の音声及び画像データの再生を再開させる制御手段と、
を備える再生システム。 - 更に、
上記出力手段が出力する画像データを表示する表示手段を備え、
上記制御手段は、上記第1の再生手段が予約された音声及び画像データの再生を終了する毎に、上記出力手段が上記第2の再生手段により再生された上記画像データ及び上記操作により入力されるべき指示内容を示す画像データとを出力するとともに上記表示手段が上記出力された画像データを表示するように制御する請求項1記載の再生システム。 - 複数の上記第1の記憶媒体を収納する収納部と、
上記複数の第1の記憶媒体に記憶される音声及び画像データよりユーザ所望のデータを指示する指示手段とを備え、
上記第1の再生手段は、上記ユーザ所望のデータをMPEG方式に従って復号し再生する
請求項1記載の再生システム。 - 上記第2の記憶媒体はビデオディスクである請求項1記載の再生システム。
- 第1の記憶媒体に記憶される音声及び画像データを再生するステップと、
上記再生された上記第1の記憶媒体に記憶される画像データを出力するステップと、
予約された一曲の音声及び画像データの再生の終了を判別するステップと、
上記予約された音声及び画像データの再生の終了が判別されたとき、第2の記憶媒体に記憶される画像データ及び再生動作を実行させるため操作により入力されるべき指示内容
を示す画像データを再生し出力させ、上記入力されるべき指示内容に従い再生動作の実行が操作されたとき再生が終了した音声及び画像データの次の予約された一曲の音声及び画像データの再生を再開させるステップと
を備える再生方法。
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