JP3701919B2 - 着脱可能な接続機器を有する光ディスク装置 - Google Patents

着脱可能な接続機器を有する光ディスク装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスク装置から得られるモーメント量を電気信号に変換して、接続機器の画像補正を行う技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本発明に関連する従来技術において、光ディスク装置から外乱等によるローリング検出を得る技術として、最も一般的なものに、加速度センサーを装置に取付ける方法が知られている。公知技術として、特開2001−101855号公報に記載されたものがある。
【0003】
この公報によると、光ディスクが装着されたベースプレート組体とこのベースプレート組体を収容したカムコーダ本体において、ベースプレート組体は、カムコーダ本体に対して水平方向の回転支軸を介して揺動可能に支承された構造となっており、ベースプレート組体には、回転支軸よりも上側でかつスピンドルモータの延長上に位置する上部角速度(加速度)センサーと下側に位置する下部角速度(加速度)センサーが取付けられ、回転支軸のまわりで発生するベースプレート組体の角速度(以下、加速度と呼称)を計測している。
【0004】
そして、ベースプレート組体が回転支点に対して時計回りに回転する方向を+方向と定義しているので、本体姿勢制御が必要なローリングか不必要なローリングかを判断することが可能となっている。本体姿勢制御が必要なローリングの場合は、加速度センサー計測値は上下で符合が同じとなるので、計測値の値が0になるように姿勢制御部を動作させ、プレート組体の姿勢を地面に対して垂直姿勢に保たせるようにしている。
【0005】
また、撮像装置における撮像係の手ぶれ補正を行う技術としては、特開平5−300425号公報で記載されている撮像部或いは撮像装置に手ぶれを検出する手段を備え、手ぶれ検出手段として、前記公報記載の実施例3で示されているような、2個の加速度センサーを用い画面上での水平方向及び垂直方向の手ぶれ検出を行っている。また、前記公報記載の実施例1、及び特開平1−315379号公報に記載されている撮像部であるCCD等からの光学出力を、電気信号(A/D変換)に変換した後、この画像信号から動き(ベクトル)検出をして、手ぶれ補正とすることが公知となっている。
【0006】
プロジェクタ装置において、スクリーンに対して斜めにプロジェクタで投射した場合に生じる台形上の歪を補正する技術しては、特開2001−186538号公報に記載されているプロジェクタ装置内に設けた、設置角度センサーと加速度センサーから、スクリーンに投影される映像の投射角度とプロジェクタの設置角度を検出して、この検出した投射角度と設置角度を基に、スクリーンに表示される映像の各ライン毎の補正値をCPUで演算算出し、この算出された補正値を用いて画角変換回路を制御して、台形歪を補正する方法が公知となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した如く、光ディスク装置(本体)における外乱(ローリング等)検出には、2個の加速度センサーを必要とし、さらには、その検出結果は、光ディスク装置本体のローリングを防止し、光ピックアップのサーボ制御の誤動作を防止する目的にのみ利用されるという非効率的なものであった。
【0008】
また、光ディスク装置に撮像装置を組み合わせ、撮像装置の撮像系の手ぶれ補正を行う技術においても、上述した如く、2個の加速度センサーの設置を必要としている。しかし別技術として、画像処理から動き(ベクトル)を検出して、手ぶれ補正を行うことも可能である。
【0009】
しかしながら、いずれの方法も撮像装置側に検出回路が設置されるという制約がある。上述の光ディスク装置とこの撮像装置を組み合わせた場合、夫々の装置側(光ディスク装置及び撮像装置)に、外乱である揺動(ローリング等)の検出回路を設ける必要があり、回路構成及び製造コスト面において、ムダが発生するという課題があった。
【0010】
また、光ディスク装置において、その再生出力を、小型のプロジェクタ装置と組み合わせ、プロジェクタの光学出力をスクリーンに対して、斜めに投射したときに生じる台形歪をとる技術において、上述したように、プロジェクタの設置角度センサーと加速度センサーとをプロジェクタ装置に設置するという制約がある。そして上述の光ディスク装置とこの小型プロジェクタ装置を組み合わせた場合、光ディスク装置側に、外乱である揺動(ローリング等)の検出回路を設け、小型プロジェクタ装置側には、プロジェクタ設置角度センサーと加速度センサーとを設ける必要あり、回路構成及び製造コスト面において、ムダが発生するという課題があった。
【0011】
本発明の目的は、光ディスク本体のローリング(外乱)に基づくスピンドルモータのジャイロ効果を簡単な構成で検出して、ローリングの検出結果を光ディスク本体のサーボ制御に用いることの外に、光ディスク装置本体への接続機器に応じた制御/補正用信号(例えば、手ぶれ補正、拡大画面の画面歪み補正)として用いることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明は次のような構成を採用する。
光ディスクと光ディスク回転駆動用モータとを含む光ディスク本体を備えた光ディスク装置であって、
前記光ディスク本体に対する本体ローリングに基づくジャイロモーメントの検出に際して、前記光ディスクの回転面と平行な面であって前記光ディスクの径の中心を直交するX軸とY軸の軸上に前記光ディスク本体の変位を検出する一対のセンサをそれぞれ設け、
前記それぞれの一対のセンサによる変位の減算結果に基づいて前記X軸回りと前記Y軸回りのジャイロモーメント量を演算し、
前記演算したジャイロモーメント量を基に前記光ディスク本体のピックアップ制御を行う光ディスク装置。
【0013】
また、前記光ディスク装置において、前記X軸回りと前記Y軸回りのジャイロモーメント量を、前記光ディスク装置に接続される接続機器に対する制御信号又は補正信号として出力する光ディスク装置。
【0014】
また、前記光ディスク装置において、前記X軸回りと前記Y軸回りのジャイロモーメント量を前記光ディスク装置のメモリに記憶し、前記記憶したジャイロモーメント量を読み出して、前記光ディスク装置に接続される接続機器への制御信号又は補正信号として出力する光ディスク装置。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態に係る光ディスク装置について、図面を参照しながら以下詳細に説明する。図1は本発明の実施形態に係る、光ディスク装置本体に着脱自在の接続機器を接続した光ディスク装置の概略構成を示す図である。
【0016】
図1において、光ディスク装置は、光ディスク装置本体1と、この光ディスク装置本体1の長手方向に着脱可能に接続される接続機器10と、から構成される。図1の(1)の斜視図は光ディスク装置本体に備わっている表示部9側から見た光ディスク装置本体の図である。図1の(2)の斜視図は光ディスク媒体を挿入したり取り出したりするディスク装着部側から見た図である。接続機器10には、光ディスク装置本体1との着脱のため、光ディスク装置本体1と係合する面に、光ディスク装置本体1のガイド部3に沿い装着させて行くためのレール板4が取付けてある。また、ガイド板4の中央付近に、通常、図1の(2)の位置になるように、バネ圧で押されている凸部7が設けてある。前記凸部7は、光ディスク装置本体1の係合面の凹部5に狭着される。
【0017】
接続機器10が装着された状態で、ロックスイッチ8をロック側に位置すると、このスイッチに連動した突片6が、前記凸部7を図のa方向にスライドさせ、接続機器10を光ディスク装置に固定する。ロックを解除するには、ロックスイッチ8を解除側に位置すると、前記スイッチ8に連動した突片6はもとの位置に戻るので、接続機器10の凸部7は、バネ圧によりロックが解除位置となるので着脱が可能となる。
【0018】
光ディスク装置本体1と接続機器10の電気的接続はコネクタ2を介して双方向通信を可能としている。後述する光ディスク装置本体1で光ディスク本体から検出されたモーメント検出(図2と図4の図示構造を参照)は、電気信号に変換されて、コネクタ2で接続機器10と通信することができる。また、接続される接続機器は、本発明の第1の実施形態では後述する撮像装置であり、第2の実施形態ではプロジェクタ装置であって、いずれも前述の光ディスク装置本体で検出されたモーメント検出を利用して制御するので、夫々の接続装置(本実施形態では撮像装置及びプロジェクタ装置)内部には、上記の検出手段を具備することなく、所望の補正が行える。
【0019】
次に、光ディスク装置のモーメント検出手段について図2乃至図5を用いて説明する。図2は、光ディスク装置本体の光ディスク本体(主として、光ディスク、スピンドルモータなどからなるものであり、図3を参照)から、ジャイロ効果を利用してモーメント量を検出するための回路ブロック図である。図3は光ディスク本体のローリング方向とジャイロモーメント方向を示す図である。図4はモーメント検出手段の部品配置図である。図5は、モーメント量とベクトル方向を表す図である。
【0020】
図2のブロックには、光ディスク装置本体側の構成が、ホトカプラ取付け基板20上のホトカプラ21,22,27,28と、増幅器(AMP)23,24,29,30と、減算器25,31と、A/D変換器26,32と、CPU33と、メモリ34と、ピックアップ制御系36と、着脱可能な外部接続機器10との接続インターフェイス35と,から構成されることを示している。
【0021】
図3は、光ディスク本体の透過図であり、ディスク40と、ディスク40を回転させるスピンドルモータ41を図示している。図4はスピンドルモータ41を側面から見た図であり、ディスク40と、ディスクを載せるターンテーブル45と、モータケース44と、モータケース44内周のロータケース47底部に設けられた光学反射板或いは鏡面加工面46と、モータ軸受け49上に固定されるモータベース48と、ホトカプラ21,22,27,28と、ホトカプラ取付け基板42と、で構成されている。
【0022】
次に、図2のブロック図の動作について、図3乃至図5を用いながら説明を行う。図3の(1)は、ディスク40がS方向に回転している時、光ディスク本体がR’方向にローリング(或いは外乱)を受けた場合、地面に対して水平方向の軸X−X’にはJ’に示すジャイロモーメントが発生する様子を示す。また、 図3の(2)は、ディスク40がS方向に回転している時、光ディスク本体がR方向にローリング(或いは外乱)を受けた場合、地面に対して垂直方向の軸Y−Y’にはJに示すジャイロモーメントが発生する様子を示す。
【0023】
上述したジャイロモーメントが発生した場合、スピンドルモータ41は、モータ軸受け49を基点として図4のように傾斜θする。ここでθはモーメント量によって変化するものとする。ホトカプラは図4に示したホトカプラ取付け基板42のロータケース底部にある反射板46の直下に対向して取付けられる。
【0024】
図2のホトカプラ21,22は図3の(1)のX−X’軸上に取付け、ホトカプラ27,28は図3の(2)のY−Y’軸上に取付けてあるものとする。ホトカプラは、自身で発光(LED)した光を、上述の反射板46で反射されてくる光量を自身の持つホトセンサで受光して出力するので、ホトカプラと反射板46の距離(隙間)dが狭いほど、ホトカプラ(ホトセンサ)からの出力が大きくなる。
【0025】
ローリングがない時は、対向するホトカプラの反射板46との距離dが共に等しいので、X−X‘軸上のホトカプラ出力21,22の減算結果25はゼロである。同様にY−Y’軸上のホトカプラ出力27,28の減算結果31もゼロとなる。ここで、23,24,29,30は夫々のホトカプラ出力の増幅(AMP)器である。
【0026】
夫々の軸の減算結果25,31は、デジタル変換26,32された後、CPU33に入力される。ディスク本体に図4のようなローリング(外乱)があった場合の減算結果25,31を図5に示す(a値、b値)と、CPU33の演算でモーメント量Mvを得ることができる。
【0027】
ローリング(外乱)が発生すると、光ディスクのトラッキング等における誤動作が生じるので、この減算結果を基にCPU33は、光ディスク本体のピックアップ制御36によりトラッキング誤差動を防止する。
【0028】
また、CPU33は、この減算結果の情報信号をリアルタイムにインターフェイス35を介して接続機器10に出力したり、メモリ34に記憶した減算結果のピーク値をインターフェイス35から接続機器10に出力したり、更に、インターフェイス33を介して接続機器10の識別情報を識別する。つまり、光ディスク装置は、ディスク本体(自身)の補正と、接続(着脱)可能な接続機器を識別することにより接続機器の種類ごとに最適なモーメント量を出力することが可能になる。
【0029】
接続機器10が撮像装置である場合、この撮像装置は光ディスク装置本体1に着脱可能に取付けられているので、被写体撮影時に生じる手ぶれは光ディスク装置又は光ディスク装置本体のぶれとなるので、上述のローリング(外乱)によるモーメント量により、撮像装置の手ぶれ補正を行うことが可能である。
【0030】
図6に接続機器が撮像装置である場合の撮像装置における手ぶれ補正手段であるブロック図を示す。図6の(1)は、手ぶれ補正にフィールドメモリ53を用いた実施形態の一例であり、図6の(2)は、手ぶれ補正にCCD56を用いた実施形態の一例である。図6の(1)は、CCD50と、メモリ53と、CCDドライバ51と、タイミング発生回路52と、SSG(信号発生器)/アドレス発生回路54と、CPU55と、光ディスク装置本体1との通信インターフェイス35と、から構成され、図6の(2)は、ぶれ補正機能付きCCD56と、CCDドライバ51と、タイミング発生回路57と、SSG(信号発生器)58と、CPU55と、通信インターフェイス35と、から構成される。
【0031】
図6の(1)において、CCD50は、SSGの信号に基づき、所定(通常、NTSC放送方式)の規格でタイミングパルスを発生させるタイミング発生器52と、タイミング発生器52からの信号に基づき、電荷をドライバ51により水平転送及び垂直転送を行い、電気信号に変換された画像データをメモリ53へ出力する。通常手ぶれがない状態では、CCD50で撮像された画像データは図7のメモリマップ領域A上で、領域Dが撮像された映像として次段の信号処理回路に入力される。
【0032】
撮像装置はインターフェイス35を介し、撮像装置の識別(ID)信号をCPU55から読み出し光ディスク装置本体に送信している。このため図5に示す手ぶれ(光ディスク本体から見れば、ローリング或いは外乱のこと)が発生した場合は、上述したモーメント量を撮像装置へ手ぶれ補正信号として送出する。図5のモーメント量aをXm、モーメント量bをYmとしてSSG/アドレス発生回路54に出力する。
【0033】
手ぶれ補正回路がない場合に、ぶれが発生した時のメモリ53の読み出しは、モーメント量Xm(a)は、撮像画面では上下方向(地面と垂直方向)の揺動であり、モーメント量Ym(b)は、左右(地面と水平方向)の揺動であることから、図7に示すO’を基点とする領域(破線)となる。そこで、SSG/アドレス発生回路54では、基点O’から、−a,−bのアドレスを基点Oとして読み出すようにすれば、ぶれ補正を実現することができる。
【0034】
図6の(2)における手ぶれ補正の動作は、図6の(1)がメモリ53による読み出しを制御して補正しているのに対して、CCDの撮像可能領域を規格放送(通常、NTSC)に比べ十分大きな領域を持つCCD56(例えばPAL放送規格)を使用し、光ディスク装置からのモーメント量Xm、Ym を基に、CCD56の読み出しをタイミング発生回路57で制御してぶれ補正を行う。このぶれ補正を除いて、前述の手ぶれ補正と同様の動作を行う。
【0035】
次に、本発明の第2の実施形態に係る光ディスク装置である、接続機器10がプロジェクタ装置である場合における設置角度により発生する投射画像歪について、図8を参照しながら以下説明する。
【0036】
図8の(1)は、光ディスク装置本体1に接続された機器(本実施形態ではプロジェクタ装置10)である。プロジェクタ装置10の画像はスクリーン60に投射される。プロジェクタ装置を使用して画像を投射する場合、一般的に図のように上方に傾けて投射することが多い。これは投射画像が大きいため画像位置が水平にあるとプロジェクタ装置10とスクリーン60間に障害物が入るとスクリーン上に影が映るのと、投射画像を大勢の人で見る場合に、人物100の頭部の妨げとなることを防止している。図8の(1)の設置図において、プロジェクタ装置を上方に傾ける(傾きg)と、投射画像は図8の(2)の(傾き:g)のような歪が生じる。逆に下方に傾ける(−g)と、投射画像は図8の(2)の(傾き:−g)のような歪が生じることになる。
【0037】
図9は、本発明の第2の実施形態に関するプロジェクタ装置の構成を示すブロック図を示す。図9において、プロジェクタ装置10は、光ディスク装置本体と着脱可能に装着され、電気的接続はインターフェイス35を介して行っている。内部の回路ブロックは、CPU77と、ROM76と、メモリ71と、アドレス発生回路72と、D/A変換73と、映像信号処理回路74と、液晶表示部(LCD)75と、光源78と、レンズ群79と、から構成される。
【0038】
次に、図8と図9を用いてプロジェクタ装置の動作を説明する。プロジェクタ装置は、主に光ディスク装置本体からのディスク再生をした情報及び画像データを、インターフェイス35を介してメモリ71に格納する。一方、図8の(1)のように、上方に投影するようにプロジェクタ装置を設置した時の画像歪補正制御用データは、図3で説明したRローリング方向に該当するので、モーメント量はX−X’軸のホトカプラの減算値で得ることができる。しかしながら、図8のプロジェクタ装置の傾きgを補正する補正量と上述の減算値から得たモーメント量とは一致しないということと、モーメント量は装置を傾けたときのみしか発生しないという課題がある。
【0039】
従って、光ディスク装置本体は、インターフェイス35を介して接続機器がプロジェクタ装置である識別信号Pidを受信した場合、光ディスク本体のローリング(外乱)を検出したモーメント量を時系列にプロジェクタ装置に出力するのではなく、モーメント量を光ディスク装置本体のメモリ34(図2参照)に一旦格納して、そのピーク値のデータPmを出力することにより、プロジェクタ装置のCPU77は加速度データとして扱うことができる。データPmは、CPU77により投射画像の歪補正データCdに変換され、メモリ71の読み出し制御するアドレス発生回路72に入力される。
【0040】
CPU77は、図8の(2)の(傾き:g)とは逆の形となるように、予め設定されているアドレス制御パターンをROM76から読み出し、歪補正データCdでアドレス発生回路72を制御する。そしてメモリ71からの出力はD/A変換73でアナログ変換され、ガンマー補正等の画像処理を映像信号処理回路74にて処理された後、液晶表示部75で表示する。また前述の映像信号処理回路をデジタル処理する場合は、D/A変換は不要である。
【0041】
液晶表示部75の表示画面は図8の(2)の(傾き:g)とは逆の歪となっているので、光源78をレンズ群により拡大投射されスクリーンに映し出された画像は画像歪の補正されたものとなる。
【0042】
スクリーンに投射された画像の歪補正は、画像の歪程度を見ながら装置のRローリングの加速度を変えることにより調整を行うことができる。また、光ディスク本体には、Y−Y‘軸のモーメント量も検出可能となっているので、投射画像のひし形歪に対しても補正が可能である。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、光ディスク本体のローリング(外乱)に基づくスピンドルモータのジャイロ効果を、マグネット等を用いることなく簡単な構成で検出でき、ローリングの検出結果を光ディスク本体の制御は勿論のこと(従来、検出結果は光ディスク本体の光ピックアップの制御や回転制御やサーボ制御等にのみ利用されるが通常である)、光ディスク装置本体に着脱可能に接続される接続機器に応じた制御/補正用信号として用いるので、接続機器ごとに前記制御/補正用検出回路やセンサー等が不要となるという効果が得られる。
【0044】
また、接続機器が撮像装置である場合に、光ディスク本体からのモーメント量を基に手ぶれ補正が可能となるので、小型及び低原価の撮像装置部が得られるという効果がある。
【0045】
また、接続機器がプロジェクタ装置である場合に、光ディスク本体からのモーメント量のピーク値を得て、投射画像の画像歪を補正することが可能となるので、小型及び低原価のプロジェクタ装置が得られるという効果がある。さらに、接続機器は、上記撮像装置及びプロジェクタ装置に限定する訳ではないので、種々の接続機器の展開が可能となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る着脱可能な接続機器を有する光ディスク装置の概要を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施形態に係る光ディスク装置の回路構成を示すブロック図である。
【図3】本実施形態に関する光ディスク本体におけるローリングとジャイロモーメントの発生状況を示す図である。
【図4】本実施形態に関するモーメント検出手段の部品配置図である。
【図5】モーメント量とベクトルの関係図である。
【図6】接続機器が撮像装置である場合における撮像装置側の回路構成を示すブロック図である。
【図7】メモリマップを視覚的に表した図である。
【図8】接続機器がプロジェクタ装置である場合における設置構成例と投射画像歪を示す図である。
【図9】接続機器がプロジェクタ装置である場合におけるプロジェクタ装置側の回路構成を示すブロック図である
【符号の説明】
1 光ディスク装置
2 インターフェイス部
3 ガイド部
4 ガイド板
5 凹部
6 突片
7 凸部
8 スイッチ
9 表示部
10 光ディスク装置に着脱可能な接続機器
21,22,27,28 ホトカプラ
25,31 減算器
33 CPU
35 インターフェース
36 ピックアップ制御
40 ディスク
41 スピンドルモータ
42 ホトカプラ取付基板
45 ターンテーブル
46 光学反射板
50,56 CCD

Claims (3)

  1. 光ディスクと光ディスク回転駆動用モータとを含む光ディスク本体を備えた光ディスク装置であって、
    前記光ディスク本体に対する本体ローリングに基づくジャイロモーメントの検出に際して、前記光ディスクの回転面と平行な面であって前記光ディスクの径の中心を直交するX軸とY軸の軸上に前記光ディスク本体の変位を検出する一対のセンサをそれぞれ設け、
    前記それぞれの一対のセンサによる変位の減算結果に基づいて前記X軸回りと前記Y軸回りのジャイロモーメント量を演算し、
    前記演算したジャイロモーメント量を基に前記光ディスク本体のピックアップ制御を行う
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 請求項1に記載の光ディスク装置において、
    前記X軸回りと前記Y軸回りのジャイロモーメント量を、前記光ディスク装置に接続される接続機器に対する制御信号又は補正信号として出力する
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  3. 請求項1に記載の光ディスク装置において、
    前記X軸回りと前記Y軸回りのジャイロモーメント量を前記光ディスク装置のメモリに記憶し、
    前記記憶したジャイロモーメント量を読み出して、前記光ディスク装置に接続される接続機器への制御信号又は補正信号として出力する
    ことを特徴とする光ディスク装置。
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