JP3701748B2 - 樋集水器 - Google Patents

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JP3701748B2 JP18323196A JP18323196A JP3701748B2 JP 3701748 B2 JP3701748 B2 JP 3701748B2 JP 18323196 A JP18323196 A JP 18323196A JP 18323196 A JP18323196 A JP 18323196A JP 3701748 B2 JP3701748 B2 JP 3701748B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、軒樋を流れる雨水を軒樋から竪樋に落す時に使用される樋集水器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、軒樋を流れる雨水を軒樋から竪樋に落す時に使用される樋集水器には色々な種類のものがある。中でも、実開平2−68021号公報記載の樋集水器が知られている。
実開平2−68021号公報記載の樋集水器は、筒状落し口の外側に鍔と上方に透孔と下方外周に雄ネジ部とを有した継手体と、ほぼ中央部に取付孔と取付孔の外側に流入口とを有した挟着板と、窪んだピット部の底面に落し口とピット部内に雌ネジ筒とを有したドレン体とからなり、軒樋の通孔部の上面に挟着板を、又、その下面にはドレン体をそれぞれ当接し、継手体の筒状落し口の下方部を挟着板の取付孔からドレン体の雌ネジ筒に螺入した樋集水器である。
この樋集水器は、軒樋の通孔部の底面を挟着板とドレン体とで挟んで、軒樋と樋集水器を接続し、ドレン体の接続口に竪樋を接続して使用されるもので、軒樋内の雨水が継手体の筒状落し口と、挟着板の流入口の両方から排水できるようにしているから、降水量が多い場合でも、雨水が軒樋から溢れたりしない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の実開平2−68021号公報に記載のものでは、軒樋内の雨水は、継手体の筒状落し口と、挟着板の流入口の両方から竪樋に排水され、又、窪んだピット部に流れた雨水は底面に落し口を通って竪樋に排水される。
しかしながら、軒樋の通孔部の底面を挟着板とドレン体とで挟んで、軒樋と樋集水器を接続しているだけで、夏冬や昼夜の温度差によって軒樋が膨張収縮してもよいように、軒樋が摺動できる状態になっているため、軒樋と樋集水器の底面との間の隙間があり、ドレン体のピット部の外側の上端面に溜まった雨水は、軒樋と樋集水器の底面の隙間を通って漏水するという問題がある。
【0004】
本発明の目的は、上記問題に着目してなされたもので、軒樋と樋集水器を接続している部分から漏水しない樋集水器を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の目的を達成するためになされたもので、両側に設けられた軒樋接続部と、屋外側側壁と、屋内側側壁と、平面状の底面と、この底面に窪んだピット部とからなり、このピット部のほぼ中央部に落し口が設けられ、ピット部の屋外側の左右のコ−ナ−部より屋外側側壁までの底面に溝が設けられているものである。
【0006】
本発明の樋集水器の材質は、合成樹脂、金属が使用されるが、軽量、防錆の点で合成樹脂がよく、合成樹脂の中でも、硬質塩化ビニル樹脂が好ましい。
又、樋集水器が合成樹脂の場合には、この樋集水器を射出成形法で製造すると、両側端部に設けられた軒樋接続部と、屋外側側壁と、屋内側側壁と、底面に窪んだピット部と、このピット部の落し口と、溝とが一体成形できるので、好ましい。
又、この溝の形状は、適宜でよく、例えば、半円形状、半角形状でもよいが、半円形状にすると、雨水が溝の角部に溜まらず、ピット部に流れやすく都合がよい。
又、この溝を平面状の底面だけでなく、少なくとも軒樋の厚み分の高さだけ屋外側側壁にも設けておくと、屋外側側壁に伝わる雨水も溝の中に流れ込み、樋集水器から外に漏水しないので、都合がよい。
又、図3に示すように、樋集水器の屋外側側壁に段差があるような場合は、ほぼ水平面で、雨水が溜まりやすい場所では、屋外側側壁に溝を設けておくと、更に都合がよい。
【0007】
ピット部にド−ム状の網状体を被せてにしておくと、雨水と一緒に流れている枯葉やゴミ等は網状体でせき止められ、竪樋内に流れず、竪樋詰まりを防止することができるので都合がよい。
【0008】
(作用)
本発明の樋集水器は、図2に示す如く、軒樋の端が、樋集水器の一方の軒樋接続部に設けられた溝の内側にくるように、軒樋の一方の端部を樋集水器の一方の端部の軒樋接続部の上面に当接し、隣の軒樋の端が、樋集水器の他方の端部の軒樋接続部に設けられた溝の内側にくるように、隣の軒樋の端部を樋集水器の他方の端部の軒樋接続部の上面に当接して、軒樋と樋集水器とを摺動可能に接続する。
すると、軒樋と樋集水器の底面との間に微細な隙間があり、この隙間に雨水がしみ込むが、本発明では、ピット部の屋外側の左右のコ−ナ−部より屋外側側壁までの底面に溝が設けられているから、しみ込んだ雨水は、この溝に当たり溝の中に入り、溝を伝ってピット部に還流し、樋集水器の外に漏水しない。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例を図1及び図2に基づいて説明する。
図1は樋集水器の斜視説明図、図2は樋集水器の軒樋接続部に軒樋の端部が接続された状態を示した説明図である。
【0010】
Aは樋集水器であり、この樋集水器Aは硬質塩化ビニル樹脂製で、軒樋を接続する軒樋接続部1、1と、屋外側側壁2と、屋内側側壁3と、平面状の底面4と、この底面4に箱状に窪んだピット部5とからなっている。
この箱状に窪んだピット部5のほぼ中央部に落し口6が設けられ、この落し口6の下端部に竪樋接続部7が設けられている。
ピット部5の屋外側の左右のコ−ナ−部より屋外側側壁2までの平面状の底面4と、軒樋の厚み分の高さだけ屋外側側壁2の内側とに半円形状の溝8、8(約5mm幅)が設けられているものである。
【0011】
次に、樋集水器Aの施工方法及び作用について説明する。
樋集水器Aの取付位置を決める。
次に、樋集水器Aの一方の端部の軒樋接続部1の上面に、軒樋の端部を押しつけながら、樋集水器Aの屋内側取付部10に軒樋の屋内側上端部を嵌め込む。
次に、樋集水器Aの屋外側取付部11に、軒樋の屋外側上端部を嵌め込んで、樋集水器Aの一方の端部を軒樋に取り付ける。
この時、軒樋の端が、平面状の底面4に設けられた半円形状の溝8より約5mm内側に入り込むようにする。
【0012】
次に、樋集水器Aの他方の端部の軒樋接続部1の上面に、隣の軒樋の端部を押しつけながら、樋集水器Aの屋内側取付部10に、軒樋の屋内側上端部を嵌め込む。
次に、樋集水器Aの屋外側取付部11に、軒樋の屋外側上端部を嵌め込んで、樋集水器Aの一方の端部を軒樋に取り付ける。
同様に、この時、軒樋の端が、平面状の底面4に設けられた半円形状の溝8より約5mm内側に入り込むようにする。
【0013】
このようにして、樋集水器Aの一方の端部と他方の端部に隣り合った軒樋の端部を取り付け、軒樋と樋集水器Aとを摺動可能に接続する。
次に、丸形の竪樋の内周面に、接着剤を塗布し、樋集水器Aの落し口6の下端部に竪樋接続部7に、竪樋を差し込んで、樋集水器Aに竪樋を接着する。
【0014】
このように、樋集水器Aに軒樋を取り付けると、夏冬や昼夜の温度差によって軒樋が膨張収縮しても、軒樋が樋集水器Aの中を摺動して軒樋や樋集水器Aが破損しない。
しかし、樋集水器Aでは、軒樋と樋集水器Aの底面との間に微細な隙間があり、この隙間に雨水がしみ込むが、ピット部5の屋外側の左右のコ−ナ−部より屋外側側壁までの底面4と、軒樋の厚み分の高さだけ屋外側側壁2の内側とに半円形状の溝8が設けられているから、しみ込んだ雨水は、この溝8に当たり溝8の中に入り、溝8を伝ってピット部5に還流し、樋集水器Aの外に漏水しない。
【0015】
次に、本発明の他の実施例を図3に基づいて説明する。
図3は樋集水器の屋外側側壁に段差がある場合で、段差水平面と屋外側側壁に溝が設けられている状態を示す斜視説明図である。
図1に示す樋集水器Aと異なるところは、樋集水器Bの屋外側側壁に段差があるところが異なり、その他の構造、使用方法と作用は殆ど同じであるので、この異なるところのみを説明し、その他の説明は省略する。
【0016】
樋集水器Bの屋外側側壁2Aに段差があり、ピット部5Aの屋外側の左右のコ−ナ−部より屋外側側壁2Aまでの底面4Aと、屋外側側壁2Aの内側とに半円形状の溝8Aを設けられている。
【0017】
このように、ピット部5Aの屋外側の左右のコ−ナ−部より屋外側側壁2Aまでの底面4Aと、屋外側側壁2Aの内側とに半円形状の溝8Aが設けられているから、しみ込んだ雨水は、屋外側側壁2Aの内側とに半円形状の溝8Aに当たり溝8Aの中に入り、溝8Aを伝ってピット部5Aに還流し、樋集水器Aの外に漏水しない。
【0018】
以上、本発明実施例を図面に基づいて説明してきたが、具体的な構成はこの実施例の限られるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。例えば、ピット部5にド−ム状の網状体を被せて、雨水と一緒に流れている枯葉やゴミ等を網状体で溜めるようにして、溜まった枯葉やゴミ等を取り除くようにしてもよい。
又、溝8、8Aの形状は半円形状であるが、半角状であってもよい。
又、竪樋接続部7の形状は、接続される竪樋の形状に合わせて取り付けることができるように、内側筒と外側筒とからなる二重構造にして、竪樋が丸形であれば、竪樋接続部7の内側筒に竪樋を差し込み、竪樋が角形であれば、竪樋接続部7の外側筒に竪樋を差し込むようにしてもよい。
【0019】
【発明の効果】
以上、説明してきたように、本発明の樋集水器は、ピット部の屋外側の左右のコ−ナ−部より屋外側側壁までの底面に溝が設けられているから、樋集水器のピット部の外側の平面状の底面にしみ込んで、雨水は溝の中に入り、溝を伝ってピット部に還流することにより、樋集水器の外に漏水せず、簡便な樋集水器である。
【0020】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すもので、樋集水器の斜視説明図である。
【図2】樋集水器の軒樋接続部に軒樋の端部が接続された状態を示した説明図である。
【図3】樋集水器の屋外側側壁に段差がある場合で、段差水平面と屋外側側壁に溝が設けられている状態を示す斜視説明図である。
【符号の説明】
A、B 樋集水器
1 軒樋接続部
2、2A 屋外側側壁
3 屋内側側壁
4、4A 底面
5、5A ピット部
6 落し口
7 竪樋接続部
8、8A 溝
9 軒樋
10 屋内側取付部
11 屋外側取付部

Claims (1)

  1. 両側に設けられた軒樋接続部と、屋外側側壁と、屋内側側壁と、平面状の底面と、この底面に窪んだピット部とからなり、このピット部のほぼ中央部に落し口が設けられ、ピット部の屋外側の左右のコ−ナ−部より屋外側側壁までの底面に溝が設けられていることを特徴とする樋集水器。
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