JP3699878B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は複数の電源を用いて動作する半導体集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体集積回路の集積度の向上は著しく、ギガビット級の半導体メモリでは1チップに数億個の半導体素子が、64ビットのマイクロプロセッサでは1チップに数百万個から1千万個の半導体素子が集積されるようになっている。集積度の向上は素子の微細化によって達成され、1GビットDRAM(Dynamic Random Access Memory)においては、0.15ミクロンメートルのゲート長のMOSトランジスタが用いられ、更に集積度が高まると0.1ミクロンメートル以下のゲート長のMOSトランジスタが用いられるようになる。
【0003】
このような微細MOSトランジスタに於いては、ホットキャリア生成によるトランジスタの特性の劣化やTDDB(Time Dependent Dielectric Breakdown)による絶縁膜破壊が起きる。また、チャネル長が短くなることによる閾値電圧の低下を抑える為、基板領域やチャネル領域の不純物濃度が高められると、ソース、ドレインの接合電圧が低下する。これらの微細素子の信頼性を維持する為には、電源電圧を下げることが有効である。即ちソース・ドレイン間の横方向電界を弱めることによってホットキャリアの発生を防ぎ、ゲート・バルク間の縦方向電界を弱めることによってTDDBを防ぐ。さらに、電源電圧を下げることによって、ソース・バルク間、ドレイン・バルク間の接合に加わる逆バイアスを低下させ、耐圧の低下に対応させる。
【0004】
また、近年携帯情報機器の市場の拡大が著しい。携帯情報機器に於いては、リチウムイオン電池に代表される軽量でかつエネルギー密度の高い電源が主流に使われている。しかしながら、リチウムイオン電池は電圧が3V程度で有り、上記微細MOSトランジスタの耐圧より高く、このような微細トランジスタを用いた回路に適用する場合、電源電圧変換回路で降圧する必要がある。また、論理回路で用いられるCMOS回路の動作時の消費電力は、動作周波数に比例し、電源電圧の二乗に比例するため、電源電圧を低下することは、チップ消費電力の低下に著しい効果がある。
【0005】
そこで、携帯機器をより長時間使う為には、高エネルギー密度の電池、高効率の電源変換変圧器、低電圧動作の集積回路が要求されている。降圧した電源電圧を特に消費電力の大きいマイクロプロセッサ及びベースバンドLSIに用いることは、LSIの低消費電力化の観点からも望ましい。
【0006】
一方、携帯情報機器内では、上記論理回路の他にDRAM,SRAMなどの記憶素子も必須であるが、DRAMではセルの電荷量を十分に確保し、ソフトエラー耐性を高めるため、SRAMでは低電源電圧動作時の速度劣化を避けるために論理回路に見られるような顕著な低消費電力化はなされておらず、現在では1.75V程度の電源電圧の素子が実用化されている。しかしながら、論理回路と電源電圧は大きく異なるため、記憶回路と論理回路を混載したLSIにおいては、現在、将来いずれにおいても、様々な電源電圧を供給するマルチ電源構成になると考えられる。
【0007】
図4に記憶回路及び論理回路を同一チップ上に集積化した携帯情報機器用半導体集積回路405とその電源系の構成を示す。リチウム電池(リチウムイオン2次電池)400、電源電圧変換回路401、論理回路402、オンチップ記憶回路403およびレベル変換回路404から構成される。リチウム電池400の出力電源電圧3Vを電源電圧変換器401で0.5V電圧に変換し、論理回路402に0.5V電源を供給する。一方、オンチップ記憶回路403は、その動作のためには1V以上の電源電圧を必要とするため、リチウム電池400の3V電源をそのまま供給している。また、記憶回路403と論理回路402の接続を行なうレベル変換回路404には、3V電源と0.5V電源を供給している。
【0008】
図4の構成では論理回路402の電源電圧を0.5Vにすることにより動作時の消費電力の低減は図れる。しかし、3Vから2Vの電源電圧で動作する一般的なCMOS回路の電源電圧を単に下げると素子の動作速度が低下したり動作しなくなるという問題があり、これを解決するためMOSトランジスタの閾値電圧は電源電圧の低下と共に下げる必要がある。例えば0.5Vの低電源電圧で動作する論理回路を構成するためには、絶対値で0.1から0.2V程度と従来のFETの閾値電圧の1/3程度の閾値電圧のFETを用いる必要がある。
【0009】
しかしながらこのような低閾値電圧ではFETのオフリーク電流が大幅に増し、結果として機器の待機時の消費電力が大幅に増加するため、このままでは携帯情報機器用半導体集積回路としては適していない。
【0010】
図5は、上記の問題を鑑みたもので、半導体集積回路506に接地を含む4種類の電源を供給し、半導体集積回路506内にオンチップで集積化されている論理回路502には、リチウム電池500から供給される3V電源(VDD)と接地(VSS)の他に電源電圧変換回路501から供給されるVD1とVS1を接続している。ここで論理回路用電源VD1と論理回路用接地VS1の電位差は0.5Vに設定する。このような構成の場合、VD1とVS1の2つの電源を用いて論理回路502を構成し、動作時の消費電力の低減を図ると共に、待機動作させるときにはpチャネルMOSFET509のウエル電位をpチャネルMOSFET507をオン状態にしてVD1からVDDとし、nチャネルMOSFET510のウエル電位をnチャネルMOSFET508をオン状態にしてVS1からVSSとすることで、待機時の論理回路内のMOSFET509,510の閾値電圧の絶対値を大きくしオフ時のリーク電流を減らすことで待機中の低消費電力化を図ることができる。
【0011】
次に、オンチップ記憶回路503,504,505の電源としては、それぞれ1)リチウム電池より供給されるチップ用電源VDDとチップ用接地VSSを用いる、2)論理回路用電源VD1とチップ用接地VSSを用いる、3)チップ用電源VDDと論理回路用接地VS1を用いる、の3つの構成などが考えられ、消費電力の観点では1)より2)あるいは3)が勝るが、最終的には記憶回路の動作電圧範囲を考えて決定することになる。このように、半導体集積回路506を見た場合、論理回路502内ではハイレベルVD1、ローレベルVS1であり、記憶回路503ではハイレベルVDD、ローレベルVSS、記憶回路504ではハイレベルVD1、ローレベルVSS、記憶回路505ではハイレベルVDD、ローレベルVS1と様々な論理振幅そして様々な論理レベルが混在することになる。
【0012】
図6は、同じくオフ時のリーク電流の問題を鑑みたもので、半導体集積回路605に3種類の電源を供給し、半導体集積回路605内にオンチップで集積化されている論理回路602にニツケル水素2次電池あるいはリチウムイオン2次電池600から供給される1.2V(リチウムイオン2次電池は3V)電源(VDD)と接地(VSS)の他に電源電圧変換回路601から供給される論理回路用電源VD1(0.5V)を閾値の大きいpチャネルMOSFET603を介して論理回路の疑似電源線VDDVに接続している。
【0013】
本構成では、スタンドバイ時には論理回路内の必要な情報を記憶回路604に退避した後にpチャネルMOSFET603のゲート電圧をVDDとしMOSFET603をオフ状態にする。その際、リーク電流は、閾値の大きいpチャネルMOSFET603のオフ特性によって決まるため、非常に小さくなる。しかしながら、記憶回路604は0.5V程度の電源で動作することが難しいため、VDDとVSSにより駆動することになり、論理回路ではハイレベルVD1、ローレベルVSS、記憶回路ではハイレベルVDD、ローレベルVSSの2種類の論理レベルが混在することになる。
【0014】
上記に述べたように多電源の電源システムが携帯機器用LSIに必須となっており、これらの異なる論理レベルを変換し、且つ低消費電力であるレベル変換回路が必要である。まず、論理振幅の大きい半導体集積回路から論理振幅の小さい論理回路に信号を伝達させるためには、ゲート耐圧VBDが論理振幅(VDD−VSS)より大きいMOSFETを採用し、図7に示すような通常のCMOS回路を用いることで問題無くレベル変換を行なうことが可能である。
【0015】
しかしながら、(VD1−VS1)といったきわめて低い論理振幅(本例では0.5V)の論理回路の信号レベルを記憶回路用の大きな論理振幅にレベル変換を行なうことは難しく、例えば図7に示す通常のCMOSインバータ回路で記憶回路用の論理レベルである例えば(VDD,VSS),(VD1,VSS),(VDD,VS1)への十分なレベル変換を行なうためには様々な問題がある。すなわち、1)1段のCMOSインバータでは完全なレベル変換が行なわれない、2)1段のCMOSインバータではpチャネルMOSFET、nチャネルMOSFET何れもカットオフできずA級増幅器のようなオン状態で動作することになるため、電源から接地へ定常的な貫通電流が発生する、3)多段のCMOSインバータを用いると、消費電力が大きくなる、等である。また、別の方法として、差動増幅回路を用い、参照電圧としてVD1とVS1の中間値を用いる方法もあるが、1)差動増幅回路のため電流源が必要となる、2)差動増幅回路の出力を増幅するためのCMOSインバータが必要でありCMOSインバータ段での消費電流が加わる、等の理由のため消費電力が大きくなる。
【0016】
この問題に対処するために0.5Vから1V程度の論理振幅を2V程度の論理振幅に変換するレベル変換回路として文献(Sub-1-V Swing Bus Architecture for Future Low-Power ULSIs by Nakagome et. Al.,1992 VLSI Circuit Symposium, 9-2)に示すレベル変換回路(図8参照)が提案され低消費電力特性を得ている。
【0017】
本構成のレベル変換回路は、ソース接地MOSFET800,801と、2つの同一チャネルMOSFETのゲートとドレインをそれぞれ接続する交差ラッチから構成されているが、各交差ラッチの同一チャネルMOSFET間に入力されるゲート電圧の論理振幅が大きく異なるため、同一サイズの2つのMOSFETを用いて交差ラッチを構成するとそれらMOSFETの駆動能力が結果的に大きく異なってしまい、駆動能力の弱いFETによる反転が難しくなる。従って、各交差ラッチにおいては、2つのMOSFETの駆動能力を考慮して、それらのサイズを決定する必要がある。
【0018】
また別の問題点として、本構成の場合にはレベル変換回路の素子特性に対する許容度が低い点がある。即ちpチャネルMOSFET800及びnチャネルMOSFET801の素子特性に対して厳しく、所望のレベル変換を行なうためには例えば閾値電圧が0から0.05V程度のMOSFETが必要となっており、1)このような特別な閾値のFETを必要とすることはプロセス工程の複雑化を招き、2)プロセスウィンドウが100mVと極めて狭いため厳しいプロセス管理が必要となる、等の問題のため最終的には半導体集積回路のコスト増加を招く。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
このように携帯機器を狙った動作時及び待機(スタンドバイ)時の消費電力の低い、オンチップ記憶回路を含む論理LSIを実現しようとした場合、論理回路では電源電圧を0.5V程度と極めて低く設定し動作時の論理振幅を減らすことで低消費電力化を行ない、且つスタンドバイ時に基板電位を変えることで論理回路内のMOSFETの閾値電圧の絶対値を大きくしリーク電流を小さくする構成もしくは論理回路の電源を閾値の大きいpチャネルMOSFETを介して電源線に接続する構成を用いるが、オンチップ上の記憶回路は論理回路で動作する電源電圧では動作しないため電池の電源を用いるなどによる別のより大きな電源電圧が必要となる。
【0020】
この場合、これらの回路をそれぞれ論理的に結線するためには様々なレベル変換回路が必要となるが、0.5V程度の論理振幅を記憶回路が動作するための十分な論理振幅に変換するためには、1)CMOSインバータ1段では十分なレベル変換ができない、2)CMOSインバータを複数段用いた回路ではレベル変換は行なわれるが消費電力が大きくなる、3)別のレベル変換回路ではレベル変換は行なわれるが厳しい素子特性管理およびプロセス工程追加を伴うため、歩留まり低下などにより集積回路のコストが増加するといった問題があった。
【0021】
本発明は上記事情を考慮してなされたもので、その目的とするところは0.5V程度の非常に小さい論理レベルを通常の論理レベルである1Vから3V程度に変換する低消費電力で素子特性に対する許容度の大きいレベル変換回路を実現するための半導体集積回路を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】
本願発明の一態様によれば、互いにレベルが異なる第1及び第2の電源を有する半導体集積回路において、論理回路部からの第1の論理出力とその反転信号である第2の論理出力にそれぞれの一端が接続され、それぞれのゲートが前記第2の電源に接続されたnチャネル型の第1及び第2のFETと、前記第2の電源よりも高レベルの前記第1の電源にそれぞれのソースが接続され、それぞれのドレインが相手のゲートに接続されたpチャネル型の第3及び第4のFETとを有し、前記nチャネル型の第1及び第2のFETそれぞれの他端を前記pチャネル型の第3及び第4のFETそれぞれのドレインに接続し、前記pチャネル型の第3または第4のFETのドレインの信号を出力信号として出力することを特徴とする半導体集積回路が提供される
また、本願発明の一態様によれば、互いにレベルが異なる第1及び第2の電源を有する半導体集積回路において、論理回路部からの第1の論理出力とその反転信号である第2の論理出力にそれぞれの一端が接続され、それぞれのゲートが前記第1及び第2の電源の一方に接続された第1導電型の第1及び第2のFETと、前記第1及び第2の電源の他方にそれぞれの一端が接続され、それぞれの他端が相手のゲートに接続された第2導電型の第3及び第4のFETと、前記第1及び第2の電源とは異なるレベルの第3の電源と、前記第1及び第2の電源の他方と前記第3の電源が動作電源として供給され、前記第3または第4のFETの他端の信号に応じた出力信号を出力するバッファ回路とを有し、前記第1導電型の第1及び第2のFETそれぞれの他端を前記第2導電型の第3及び第4のFETそれぞれの他端に接続し、前記第2導電型の第3または第4のFETの他端の信号を前記出力信号として出力することを特徴とする半導体集積回路が提供される。
【0023】
また、本願発明の一態様によれば、それぞれの電位レベルがV1≧V2>V3≧V4の関係を満たす接地を含む第1から第4の電源を有し、前記第2及び第3の電源を用いた論理回路部を含む半導体集積回路において、前記論理回路部の第1の論理出力にソースが接続されゲートが前記第2の電源に接続された第1のnチャネルFETと、前記第1の論理出力にソースが接続されゲートが前記第3の電源に接続された第1のpチャネルFETと、前記第1の論理出力の反転信号である第2の論理出力にソースが接続されゲートが前記第2の電源に接続された第2のnチャネルFETと、前記第2の論理出力にソースが接続されゲートが前記第3の電源に接続された第2のpチャネルFETと、それぞれのソースが前記第1の電源に接続され、且つそれぞれのドレインが相手のゲートに接続された第3及び第4のpチャネルFETと、それぞれのソースが前記第4の電源に接続され、且つそれぞれのドレインが相手のゲートに接続された第3及び第4のnチャネルFETとを有し、前記第1のnチャネルFETのドレインを前記第3のpチャネルFETのドレインに接続し、前記第2のnチャネルFETのドレインを前記第4のpチャネルFETのドレインに接続し、前記第1のpチャネルFETのドレインを前記第3のnチャネルFETのドレインに接続し、前記第2のpチャネルFETのドレインを前記第4のnチャネルFETのドレインに接続し、前記第3及び第4のpチャネルFETのドレインの2端子を第1のレベルとして出力し、前記第3,第4のnチャネルFETのドレインの2端子を第2のレベルとして出力するレベル変換回路を具備することを特徴とする半導体集積回路が提供される
【0024】
このように、低電圧動作の論理回路の出力及びその論理的反転出力をそれぞれゲート接地のFETを介して、2つのFETの交差接続から構成される交差ラッチの2出力に接続して駆動する構成を用いることにより、交差ラッチの利得特性を高めることが可能となるため交差ラッチにより出力振幅を大きくすることができ回路の低消費電力化を図れる。また相補入力とすることにより回路マージンを大きくすることが可能となるため、素子特性に対する制限が緩やかになる。
【0025】
また、2つのFETの交差接続から構成される交差ラッチの出力段には、レベル差の大きな電源で動作するバッファ回路を設けることが好ましい。バッファ回路としては、上述の半導体集積回路においては、前記第1及び第2の電源の他方と前記第3の電源が動作電源として供給され、前記第3または第4のFETの他端の信号に応じた出力信号を出力するバッファ回路を用いることにより、例えば第1または第2の電源と第3の電源との差分に応じた大きな論理振幅を得ることが可能となる。この場合、第1または第2の電源と第3の電源との間にソース・ドレイン間の電流通路が直列接続された2つのnチャネルFETを用い、これら2つのnチャネルFETそれぞれのゲートに第3および第4のFETそれぞれ他端を接続することが実際上好ましい。
【0026】
また、本構成の半導体集積回路においては、前記第1の電源と前記第4の電源との間にソース・ドレイン間の電流通路が直列接続されたpチャネルFETおよびnチャネルFETを含むバッファ回路をさらに具備し、前記レベル変換回路の第1レベル出力または第2レベル出力の一方を、前記バッファ回路を構成するpチャネルFETおよびnチャネルFETのゲートに共通接続する構成を用いることにより、第1の電源と第4の電源との差分に対応する大きな論理振幅を得ることが可能となる。
【0027】
さらに、バッファ回路内の各FETの閾値電圧の絶対値を、前記レベル変換回路内の各FETの閾値電圧の絶対値よりも大きく設定しておくことにより、バッファ回路を大きなサイズのFETで構成した場合でもスタンドバイ時のリーク電流を抑制することが可能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1には、本発明の第1実施形態に関わる半導体集積回路に設けられるレベル変換回路が示されている。本半導体集積回路は低電圧動作する論理回路とそれよりも高電圧動作する記憶回路とを1チップ上に集積形成する構成のものであり、論理回路と記憶回路との間に図1のレベル変換回路が設けられることになる。
【0029】
このレベル変換回路は論理回路からの0.5V程度の論理出力レベルを1Vから3V程度のレベルに変換して記憶回路に出力するためのものであり、論理回路からの相補信号10A,10Bを入力するそれぞれゲート接地形のpチャネルMOSFET100,101及びnチャネルMOSFET102,103と、pチャネルMOSFET104,105からなるpチャネル交差ラッチと、nチャネルMOSFET106,107からなるnチャネル交差ラッチとからなる。
【0030】
pチャネルMOSFET100,101のゲートは、論理回路の接地電源であるVS1に接続され、nチャネルMOSFET102,103のゲートは論理回路の正電源であるVD1に接続され、VD1>VS1が満たされている。また、pチャネルMOSFET104,105のソースは、VDD(VDD≧VD1)に接続され、nチャネルMOSFET106,107のソースはVSS(VSS≦VS1)に接続されている。また、pチャネルMOSFET104,105それぞれのドレインは互いに相手のゲートに接続され、同様にnチャネルMOSFET106,107それぞれのドレインも互いに相手のゲートに接続されている。それぞれの交差ラッチの出力10C,10D,10E,10Fにはレベル変換された相補出力が得られる。
【0031】
本レベル変換回路によると、入力端子10A,10Bに入力される論理回路の論理レベルであるVD1,VS1は、次のようにしてレベル変換が行なわれる。
【0032】
10AがVS1からVD1へ、10BがVD1からVS1へ変化する場合を考える。nチャネルMOSFET102はpチャネル交差ラッチ内のMOSFET104のドレインがVD1になるまではオン状態であるため、10AがVS1からVD1へ変化すると、pチャネル交差ラッチ内のMOSFET104のドレインはVD1に向かって変化する。一方、nチャネルMOSFET103はオフ状態であったが、10BがVD1からVS1に変化するためオン状態となり、その結果pチャネル交差ラッチ内のMOSFET105のドレインはVS1に向かって変化する。
【0033】
やがて、MOSFET104のドレイン電圧がVD1近傍の値に上昇することにより、MOSFET102はオフ状態となり、論理回路内バッファ回路と分離されるため最終的には出力10Cは交差ラッチの電源電圧であるVDDまで上昇する。さらに、MOSFET103はオン状態であるため、MOSFET105のドレイン電圧である10DはVS1となる。
【0034】
従って、ゲート接地構成のnチャネルMOSFET102,103とpチャネルMOSFET104,105によるpチャネル交差ラッチとを用いることにより、論理レベルVD1,VS1からVDD,VS1へのレベル変換が行なわれたことになる。このときMOSFET105はオフ状態であるため、MOSFET105を介した消費電流は殆どなく、またMOSFET104を介した消費電流はゲート接地nチャネルMOSFET102がオフ状態であるため、非常に小さい値となり、スタティックな消費電力は殆どゼロとなる。
【0035】
さらに、pチャネル交差ラッチおよびnチャネル交差ラッチそれぞれの出力段には、図1に示すように、VDDとVS1との間に直列接続されたnチャネルMOSFET108,109からなる第1の出力バッファと、VD1とVSS間に直列接続されたnチャネルMOSFET110,111からなる逆相出力の第2のバッファとが設けられている。出力10D,10CはそれぞれnチャネルMOSFET108,109のゲートに接続されているので、第1の出力バッファからはVDDとVS1の差分に応じた論理振幅の出力out3が得られる。
【0036】
ここでは、ゲート接地構成のnチャネルMOSFET102,103とpチャネルMOSFET104,105による交差ラッチ側でのレベル変換を説明したが、同時にゲート接地構成のpチャネルMOSFET100,101とnチャネルMOSFET106,107による交差ラッチ側でも同様の機能により論理レベルVD1,VS1からVD1,VSSへのレベル変換が行なわれる。さらに、出力10E,10FがnチャネルMOSFET110,111のゲートにそれぞれ接続されているので、第2の出力バッファからはout3とは逆相で、VD1とVSSの差分に応じた論理振幅の出力out4が得られる。
【0037】
このように、低電圧動作の論理回路の出力及びその論理的反転出力をゲート接地回路を介して各交差ラッチに導くことにより、各交差ラッチを構成する2つのFETを相補入力によって駆動することが可能となり、交差ラッチの利得特性を高めることが可能となる。ゲート接地回路を構成するpチャネルMOSFET100と101は互いに相補動作し、またゲート接地回路を構成するnチャネルMOSFET102と103も互いに相補動作するので、回路の動作マージンを大きくすることが可能となり、それらFETの素子特性に対する制限が緩やかになる。
【0038】
図2は、本発明の第2実施形態に係るレベル変換回路を示す図である。
論理回路からの相補信号20A,20Bを入力する図1と同じレベル変換回路200と、pチャネルMOSFET201,202、nチャネルMOSFET203,204から構成され、出力は20G,20Hから得られる。pチャネルMOSFET201とnチャネルMOSFET203からなるCMOSインバータは第1の出力バッファとして用いられ、同様にpチャネルMOSFET202とnチャネルMOSFET204からなるCMOSインバータは第1の出力バッファとは逆相出力の第2の出力バッファとして用いられる。
【0039】
まず、図1と同じレベル変換回路200により論理レベルVD1,VS1からVD1,VSSにレベル変換された相補出力20C,20D及びVD1,VSSへのレベル変換が行なわれた相補出力20E,20Fが得られる。そこで、20Cと20Eは論理的には同一であるので20CをpチャネルMOSFET201のゲートに、20EをnチャネルMOSFET203のゲートに入力することにより、出力端子20GにVDDまたはVSSの論理レベルを出力することができ、レベル変換が行なわれる。
【0040】
また、同様に、20DをpチャネルMOSFET202のゲートに、20FをnチャネルMOSFET204のゲートに入力することにより、20Hからは出力端子20Gの論理反転出力が得られる。
【0041】
よって、VDDとVSSの差分に応じたより大きな論理振幅を得ることが可能となる。
【0042】
図1、図2に関わる本発明の回路に関して具体的に説明する。
ここでは、0.25μmCMOSプロセスを前提とした検討結果を述べる。まず、電源電圧としVDD,VD1,VS1,VSSをそれぞれ3V,1.75V,1.25V,0Vとする。内部論理回路の実効的電源電圧VD1−VS1は0.5Vであり、従って0.5Vの論理振幅を3Vに変換するものとする。ここで、論理回路の出力をCMOSインバータ出力としてそのpチャネルMOSFETのゲート幅を120μm、nチャネルMOSFETのゲート幅を60μmとし、このインバータ回路出力のレベル変換を行なうものとする。
【0043】
まずゲート接地pチャネルMOSFET100,101のゲート幅として30μm、同じくnチャネルMOSFET102,103のゲート幅として15μmとし、また交差ラッチ内のpチャネルMOSFET104,105のゲート幅は6μm、nチャネルMOSFET106,107のゲート幅は3μm、図1の出力バッファ内のnチャネルMOSFET108〜111のゲート幅はそれぞれ3μmで、さらに図2の出力バッファ内のpチャネルMOSFET201,202のゲート幅は6μm、nチャネルMOSFET203,204のゲート幅は3μmである。尚、検討の際のFETの閾値電圧の設計中心は、MOSFET100〜107については内部論理回路と同一(pチャネルの場合はVtp1=−0.5V,nチャネルの場合はVtn1=0.15V)とし、図1の出力バッファ内のnチャネルMOSFET108〜111、および図2の出力バッファ内のMOSFET201〜204は、3V電源におけるリーク電力を減らす目的で絶対値としてやや大きい値(Vtp2=−0.5V,Vtn2=0.5V)とした。
【0044】
pチャネルMOSFETとnチャネルMOSFETの閾値電圧をパラメータとし100MHzの信号を入力した際の動作検討を行なった。この際、図3に示すように、交差ラッチにおけるデータ反転を高速に行うためにゲート接地MOSFET100〜103の基板電位(ウェル電位)をゲート電位と同一にしている。これは、ゲート接地のMOSFET100〜103をよりオフ状態になりやすいようにするためであり、実際にはCMOSプロセスにおけるMOSFETのウエル電位もしくはSOIプロセスにおけるMOSFETのボディ電位は、ゲート電圧と同一にすることを意味する。
【0045】
これにより、小さな素子サイズで、交差ラッチを駆動するゲート接地回路の駆動能力を高めることができ、またpチャネルMOSFET100,101を同一のnウェルに形成でき、同様にnチャネルMOSFET102,103も同一のpウェルに形成できることから、回路面積の縮小を図ることが可能となる。
【0046】
内部論理回路の閾値電圧(|Vtp1|,Vtn1)を実際のプロセスの変動幅以上の0Vから0.25Vまで変え、(|Vtp2|,Vtn2)を0.3Vから0.7Vまで変えたが、0.5V電源の内部論理回路の速度が問題となる(Vtp1,Vtn1)=(−0.25V,0.25V)の場合以外は、100MHzと高速な動作にも関わらず問題なく動作していることを確認した。また、動作特性はVtp2,Vtn2には殆ど依存しないことも判った。一方、図8に示す従来型回路では、前述のようにレベル変換機能が、MOSFET701,702の閾値電圧が0Vから0.05V程度の極めて狭い領域のみの確認にとどまっており、素子特性に対する許容度の観点で従来技術に対する優位性を確認した。
【0047】
また、電源電圧に関しても4電源の場合にとどまらず、図6に示す3電源の場合即ちVDD=3V、VD1=0.5V、VSI=0V、VSS=0Vの場合、VDD=1.2V、及びVD1=0.5V、VSI=0V、VSS=0Vの場合に関しても検討を行い、問題なく動作することを確認した。
【0048】
図1、図2、図3の回路はいずれも一つの例であり、例えば1)電源電圧に関してもVDD≧VD1>VS1≧VSSを満たせばよく、また2)出力回路として単相出力とする、3)あるいは本回路を入出力回路に適用する、3)ゲート接地回路に於けるウエル電位あるいはボディ電位をソース電位と等しくする、等の種々の構成を用いることができる。
【0049】
また、図1においては、正側と負側それぞれについてレベル変換を行ったが、ゲート接地型のnチャネルMOSFET102,103と、pチャネルMOSFET104,105からなるpチャネル交差ラッチを用いて正側のレベル変換のみを行ったり、あるいはゲート接地形のpチャネルMOSFET100,101と、nチャネルMOSFET106,107からなるnチャネル交差ラッチとを用いて負側のレベル変換のみを行う構成にしても良い。また、出力バッファとしてCMOSインバータを利用すれば、交差ラッチの相補出力信号のいずれか一方のみを出力バッファに入力信号として与える構成を利用することもできる。
【0050】
さらに、図2においても、互いに相補出力の2つの出力バッファを用いたが、いずれか一方のみの出力バッファのみを設ける構成であっても良い。また、各FETとしては絶縁ゲート型のものを用いれば良く、MOSに限らず、MIS型のFETを用いても良いことはもちろんである。
【0051】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の半導体集積回路によれば、相補入力のゲート接地回路を用いて交差ラッチを駆動するように構成することにより、交差ラッチの利得特性を高め、交差ラッチによる出力大振幅化を実現し回路の低消費電力化を図れる。また相補入力とすることにより回路マージンの増大を図り、素子特性に対する制限の緩やかなレベル変換回路を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る半導体集積回路で用いられるレベル変換回路を示す回路図。
【図2】本発明の第2実施形態に係る半導体集積回路で用いられるレベル変換回路を示す回路図。
【図3】第1或いは第2実施形態のレベル変換回路内に設けられるゲート接地回路の詳細を示す図。
【図4】複数の電源を供給する半導体集積回路とその電源系の構成を示すブロック図。
【図5】低電圧で動作する論理回路を有し複数の電源を供給する半導体集積回路とその電源系の構成を示すブロック図。
【図6】低電圧で動作する論理回路を有し複数の電源を供給する半導体集積回路とその電源系の構成を示すブロック図。
【図7】CMOSインバータを用いた従来のレベル変換回路の回路図。
【図8】交差ラッチを用いた従来のレベル変換回路の回路図。
【符号の説明】
100,101 ゲート接地pチャネルMOSFET
102,103 ゲート接地nチャネルMOSFET
104,105 交差ラッチを構成するpチャネルMOSFET
106,107 交差ラッチを構成するnチャネルMOSFET
10A,10B 論理回路からの相補信号
10C,10D レベル1を出力する相補信号
10E,10F レベル2を出力する相補信号
200 レベル変換回路
201,202 pチャネルMOSFET
203,204 nチャネルMOSFET
20A,20B 論理回路からの相補信号
20C,20D レベル1を出力する相補信号
20E,20F レベル2を出力する相補信号
20G,20H レベル3を出力する相補信号
400 リチウムイオン2次電池
401 電源電圧変換回路
402 論理回路
403 オンチップ記憶回路
404 レベル変換回路
500 リチウムイオン2次電池
501 電源電圧変換回路
502 論理回路
503 オンチップ記憶回路
504 オンチップ記憶回路
505 オンチップ記憶回路
506 半導体集積回路
507 pチャネルMOSFET
508 nチャネルMOSFET
600 NiH2次電池
601 電源電圧変換回路
602 論理回路
603 pチャネルMOSFET
604 オンチップ記憶回路
605 半導体集積回路
700 CMOSインバータ回路
800 ゲート接地pチャネルMOSFET
801 ゲート接地nチャネルMOSFET
802 pチャネルMOSFETによる交差ラッチ
803 nチャネルMOSFETによる交差ラッチ

Claims (7)

  1. 互いにレベルが異なる第1及び第2の電源を有する半導体集積回路において、
    論理回路部からの第1の論理出力とその反転信号である第2の論理出力にそれぞれの一端が接続され、それぞれのゲートが前記第2の電源に接続されたnチャネル型の第1及び第2のFETと、
    前記第2の電源よりも高レベルの前記第1の電源にそれぞれのソースが接続され、それぞれのドレインが相手のゲートに接続されたpチャネル型の第3及び第4のFETと
    を有し、
    前記nチャネル型の第1及び第2のFETそれぞれの他端を前記pチャネル型の第3及び第4のFETそれぞれのドレインに接続し、前記pチャネル型の第3または第4のFETのドレインの信号を出力信号として出力することを特徴とする半導体集積回路。
  2. 互いにレベルが異なる第1及び第2の電源を有する半導体集積回路において、
    論理回路部からの第1の論理出力とその反転信号である第2の論理出力にそれぞれの一端が接続され、それぞれのゲートが前記第1及び第2の電源の一方に接続された第1導電型の第1及び第2のFETと、
    前記第1及び第2の電源の他方にそれぞれの一端が接続され、それぞれの他端が相手のゲートに接続された第2導電型の第3及び第4のFETと、
    前記第1及び第2の電源とは異なるレベルの第3の電源と、
    前記第1及び第2の電源の他方と前記第3の電源が動作電源として供給され、前記第3または第4のFETの他端の信号に応じた出力信号を出力するバッファ回路
    を有し、
    前記第1導電型の第1及び第2のFETそれぞれの他端を前記第2導電型の第3及び第4のFETそれぞれの他端に接続し、前記第2導電型の第3または第4のFETの他端の信号を前記出力信号として出力することを特徴とする半導体集積回路。
  3. それぞれの電位レベルがV1≧V2>V3≧V4の関係を満たす接地を含む第1から第4の電源を有し、前記第2及び第3の電源を用いた論理回路部を含む半導体集積回路において、
    前記論理回路部の第1の論理出力にソースが接続されゲートが前記第2の電源に接続された第1のnチャネルFETと、
    前記第1の論理出力にソースが接続されゲートが前記第3の電源に接続された第1のpチャネルFETと、
    前記第1の論理出力の反転信号である第2の論理出力にソースが接続されゲートが前記第2の電源に接続された第2のnチャネルFETと、
    前記第2の論理出力にソースが接続されゲートが前記第3の電源に接続された第2のpチャネルFETと、
    それぞれのソースが前記第1の電源に接続され、且つそれぞれのドレインが相手のゲートに接続された第3及び第4のpチャネルFETと、
    それぞれのソースが前記第4の電源に接続され、且つそれぞれのドレインが相手のゲートに接続された第3及び第4のnチャネルFETと
    を有し、
    前記第1のnチャネルFETのドレインを前記第3のpチャネルFETのドレインに接続し、前記第2のnチャネルFETのドレインを前記第4のpチャネルFETのドレインに接続し、前記第1のpチャネルFETのドレインを前記第3のnチャネルFETのドレインに接続し、前記第2のpチャネルFETのドレインを前記第4のnチャネルFETのドレインに接続し、前記第3及び第4のpチャネルFETのドレインの2端子を第1のレベルとして出力し、前記第3,第4のnチャネルFETのドレインの2端子を第2のレベルとして出力するレベル変換回路を具備することを特徴とする半導体集積回路。
  4. 前記第1の電源と前記第4の電源との間にソース・ドレイン間の電流通路が直列接続されたpチャネルFETおよびnチャネルFETを含むバッファ回路をさらに具備し、
    前記レベル変換回路の第1レベル出力または第2レベル出力の一方を、前記バッファ回路を構成するpチャネルFETおよびnチャネルFETのゲートに共通接続したことを特徴とする請求項記載の半導体集積回路。
  5. 前記第1及び第2のpチャネルFETのウエル電位は前記第3の電源に等しく、前記第1及び第2のnチャネルFETのウエル電位は前記第2の電源に等しいことを特徴とする請求項または記載の半導体集積回路。
  6. 前記第1及び第2のpチャネルFETはn型の同一のウェル内に形成され、且つ前記第1及び第2のnチャネルFETはp型の同一のウェル内に形成されていることを特徴とする請求項乃至のいずれか1項記載の半導体集積回路。
  7. 前記バッファ回路内の各FETの閾値電圧の絶対値は、前記レベル変換回路内の各FETの閾値電圧の絶対値よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項記載の半導体集積回路。
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