JP3699845B2

JP3699845B2 - Disassembling method and disassembling tool for fastening member

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Publication number: JP3699845B2
Application number: JP35573998A
Authority: JP
Inventors: 秀明高橋; 良介吉川
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1998-12-15
Filing date: 1998-12-15
Publication date: 2005-09-28
Anticipated expiration: 2018-12-15
Also published as: JP2000176752A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、締結部材の分解方法及び分解工具に関し、詳しくは、中空または容易に中空化できる胴部と、該胴部の軸径よりも大きな外径の該胴部と一体のフランジ部とを有し、該胴部を母材の締結穴に挿通して該母材に締結された締結部材を、該母材から取り外す締結部材の分解方法及び分解工具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
鋼板やプラスチックなどの母材同士、あるいは、該母材に他の部材を接合する接合技術として、リベット締結が知られている。このリベット締結の一種に、図１０（ａ）、（ｂ）に示すチューブラリベット９、及び、図１１（ａ）、（ｂ）に示すブラインドリベット１０のように、貫通穴９ａ、１１ａが形成された胴部９ｂ、１１ｂと、該胴部９ｂ、１１ｂの軸径よりも大きな外径のフランジ部９ｃ、１１ｃとで、母材１、２を機械的に接合する締結方法がある。
【０００３】
例えば、上記ブラインドリベット１０は、図１１（ａ）に示すように、リベットボディ１１と、該リベットボディ１１の貫通軸穴１１ａに挿通されたマンドレル（締結軸）１２とで構成されており、例えば、図１２（ａ）、（ｂ）、（ｃ）、（ｄ）に示すような手順で、上記母材１、２の締結穴１ａ、２ａに締結される。
このブラインドリベット１０を母材１、２に締結するには、先ず、図１２（ａ）に示すように、母材１、２の締結穴１ａ、１ｂに、リベットボディ１１の胴部１１ｂを差し込む。
次いで、図１２（ｂ）に示すように、このブラインドリベット１０のマンドレル１２にリベッティング工具１３をセットする。
そして、図１２（ｃ）に示すように、リベットボディ１１のフランジ部１１ｃに、リベティング工具１３のノーズピース１３ａを密着させた状態で、リベティング工具１３のトリガーを引く。
これにより、該リベッティング工具１３のジョー１３ｂによって、ブラインドリベット１０のリベットボディ１１の貫通軸穴１１ａに挿通されたマンドレル１２が掴まれて引き上げられる。
そして、リベットボディ１１の胴部１１ｂの母材２から突出している部分が、マンドレル１２のマンドレルヘッド１２ａによって絞り加工のように塑性変形されて、母材２にカシメ付けられる。
この状態で、上記ジョー１３ｂによって上記マンドレル１２が更に引き上げられると、図１２（ｄ）に示すように、該マンドレル１２の破断部１２ｂ（図１１（ａ）参照）で、該マンドレル１２が破断される。これにより、図１１（ｂ）に示すように、ブラインドリベット１０による母材１、２の締結が完了する。
【０００４】
上述のブラインドリベット１０は、その胴部側（母材の背面側）を支持せずに母材１、２への締結作業ができるので、例えば、母材２の背面側に手が入らないような箇所の締結に適している。
また、このブラインドリベット１０は、従来のねじ等による締結方法に比べて、
（１）締結に要する時間が短くて済む。
（２）締結時に回転トルクがかからないので作業者への負担が少ない。
（３）母材にタップ穴加工などを施す必要がない。
などの多くの利点を有している。
こうしたことから、近年では、複写機、プリンタ、ファクシミリなどの事務機器の構造体の締結部材としても、上記ブラインドリベット１０が広く使用されるようになってきている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前述のチューブラリベット９やブラインドリベット１０は、母材１、２に一旦締結した後、母材１、２から分解して再締結することを前提として構成されていない。例えば、ブラインドリベット１０は、図１２に示したように、そのリベットボディ１１の貫通軸穴１１ａに挿通されたマンドレル１２によって、その胴部１１ｂが塑性変形されることによって母材１、２に締結されている。
従って、このブラインドリベット１０の締結時に締結ミスが発生した場合には、この締結不良を起こしたブラインドリベット１０の母材１、２からの取り外しが不可能になったり、可能な場合でもその取り外しや修理に時間がかかったりする不具合があった。
このように、リベット締結により締結された製品は、その分解が困難なため、そのリサイクル性が悪く、環境保護や省資源化などの面でも難点があった。
【０００６】
なお、上記ブラインドリベット１０を分解する場合の一般的な方法としては、例えば、図１３に示すように、ドリル（不図示）により回転するキリ１４によって、ブラインドリベット１０のフランジ部１１ｃを切削し、該ブラインドリベットのフランジ部を胴部１１ｂから取り除いた後、この切削部側から該胴部１１ｂを叩いて、母材１、２から該胴部１１ｂを抜き取るようにしている。
しかし、このような従来の分解方法では、ドリルやキリ１４の準備や選定、及び、切削作業等の段取りに手間がかかる。
【０００７】
また、上記従来の分解方法では、フランジ部１１ｃの切削時に、キリ１４の回転中心と、ブラインドリベット１０の軸中心とを常に一致させておくことが困難なため、図１４に示すように、キリ１４の先端部が母材１に達して、該母材１の締結穴１ａが切削されてしまうことがしばしばあった。
このように、該母材１の締結穴１ａが切削されてしまった場合には、該母材１をリサイクルできなくなったり、該母材１にブラインドリベット１０を再締結しても十分な締結力を確保できなくなったりする不具合があった。
更に、このようなドリルを用いたブラインドリベット１０の分解方法では、該ブラインドリベット１０のフランジ部１１ｃの切削時に、キリ１４の回転によって該ブラインドリベット１０が連れ廻りして、母材１に擦り傷が付いたり、フランジ部１１ｃの切削ができなくなったりすることもあった。
このため、上記母材１が製品の外装面を構成しているような場合には、締ブラインドリベット１０の連れ廻りによって該母材１の外装面が損傷するため、該製品の商品価値が著しく低下して、製品自体が不良品となる虞が高い。
【０００８】
ここで、上述のように、ブラインドリベット１０のフランジ部１１ｃの切削時に、キリ１４の回転によってブラインドリベット１０が連れ廻りするような場合には、通常、図１３に示すように、ブラインドリベット１０のフランジ部１１ｃや胴部１１ｂを、プライヤーやペンチなどの把持工具１５で掴んで、その連れ廻りを阻止する方法が採られる。しかし、この作業を単独で行うことは難しく、且つ、危険が伴うため、複数の作業員を必要とする。
【０００９】
特に、図１５に示すように、ブラインドリベット１０のフランジ部１１ｃの形状が皿状に形成されていて、該フランジ部１１ｃを把持工具１５で掴むことが不可能な場合や、ブラインドリベット１０が、その胴部１１ｂ側に手が入らないような箇所に締結されている場合には、該ブラインドリベット１０の胴部１１ｂを把持工具１５で掴んで、その連れ廻りを阻止することが難しいため、上述のようなドリルを用いたフランジ部１１ｃの切削作業は極めて難しい。
このように、ブラインドリベット１０の分解作業には、手間を要したり分解時に母材を損傷したりする不具合があった。
【００１０】
そこで、本出願人は、例えば、図１６に示すように、上記母材１、２の締結穴１ａ、２ａの内径ｄ_１よりも小径の刃先１０３を有する切断刃１０２を、該母材１、２に締結されたブラインドリベット１０の胴部１１ｂとフランジ部１１ｃとの胴部軸方向の境界領域に沿って、所定の切断力で打ち込むことによって、該ブラインドリベット１０の胴部１１ｂとフランジ部１１ｃとを切断する分解工具１００を提案した。
【００１１】
ところが、この分解工具１００においては、上記切断刃１０２が、母材１、２に締結されたブラインドリベット１０フランジ部１１ｃに打ち込まれる際の切断力によって、該母材１、２が変形して、そのリサイクル使用や再締結ができなくなる不具合があった。
また、この分解工具１００においては、上記切断刃１０２が打ち込まれる際の衝撃によって、該切断刃１０２の刃先１０３と、母材１、２に締結されたブラインドリベット１０フランジ部１１ｃとの位置がずれて、該フランジ部１１ｃが正確に切断されなかったり、該切断刃１０２の刃先１０３が母材側に食い込んで母材１が損傷する不具合があった。
【００１２】
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、母材に締結された締結部材を該母材を変形させたり損傷したりすることなく、且つ、該締結部材の胴部とフランジ部とを、正確な位置で確実に切断できる締結部材の分解方法及び分解工具を提供することである。
【００１３】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項１の発明は、中空または容易に中空化できる胴部と、該胴部の軸径よりも大きな外径の該胴部と一体のフランジ部とを有し、該胴部を母材の締結穴に挿通して該母材に締結された締結部材を、該母材から取り外す締結部材の分解工具であって、上記締結部材の胴部とフランジ部との胴部軸方向に沿って、該胴部からフランジ部を切断する切断刃と、該切断刃に対して、該胴部からフランジ部を切断する切断力を付与する切断力付与手段と、該胴部の中空部に挿通されることによって、先端部が該締結部材のフランジ部から突出し、基端部で該胴部を支承する治具ピンと、該治具ピンを該胴部の中空部に挿通した状態で、該治具ピンの先端部を保持する治具ピン保持手段とを有することを特徴とするものである。
【００１４】
この分解工具においては、まず、母材に締結された締結部材の胴部の中空部に上記治具ピンを挿通して、該治具ピンの先端部を該締結部材のフランジ部から突出させる。ここで、該締結部材が前記ブラインドリベットの場合には、該ブラインドリベットの胴部に残留しているマンドレルを抜去した後に、該胴部の中空部に該治具ピンを挿通する。次いで、該フランジ部から突出した治具ピンの先端部を、上記治具ピン保持手段によって保持して、該治具ピンの基端部で該胴部を支承する。この状態で、上記切断力付与手段によって上記切断刃に切断力を付与する。これにより、該切断刃が、該締結部材の胴部とフランジ部との胴部軸方向の境界領域に沿って食い込み、該胴部とフランジ部とが切断されて、該母材と該締結部材とが分離可能な状態になる。
このように、この分解工具においては、その切断刃の刃先が、締結部材の胴部軸方向に沿って直線的に移動されることによって、該締結部材の胴部とフランジ部とが切断されるので、前記従来のドリルを用いた分解方法のように、締結部材の分解時に締結部材が空回りしたり、この空回りなどにより母材が損傷したすることがなく、母材に締結された締結部材のフランジ部と胴部とを、一度の操作で容易に切断することができる。また、該締結部材の切断時に、該締結部材のフランジ部や胴部を、プライヤーやペンチなどの把持工具で掴んで固定しておく必要がないので、該締結部材のフランジ部や胴部の形状が、該把持工具で掴み難い場合でも、該締結部材を比較的容易に切断することができる。
更に、この分解工具においては、上記治具ピンと上記治具ピン保持手段とによって、上記締結部材の胴部が保持された状態で、上記切断刃によって該締結部材の該胴部とフランジ部とが切断されるので、該フランジ部に該切断刃が打ち込まれる際の切断力によって、該母材が変形することがない。
また、この分解工具においては、上記治具ピンと上記切断刃との位置関係が常に一定に保たれるように構成できるので、母材に締結された締結部材の胴部の中空部に治具ピンを挿通させることによって、該締結部材のフランジ部に対して上記切断刃の刃先を正確に位置決めできる。従って、この分解工具においては、該フランジ部に該切断刃が打ち込まれる際の衝撃によって、該切断刃の刃先と該フランジ部との位置がずれて、該フランジ部が正確に切断されなかったり、該切断刃の刃先が母材側に食い込んで母材１が損傷したりする不具合が解消される。
また、該治具ピンと該治具ピン保持手段とによって、該締結部材の胴部が保持されているので、該切断刃に大きな切断力を加えることができ、該締結部材の該胴部とフランジ部とを確実に切断できる。
ここで、上記締結部材の胴部とフランジ部との胴部軸方向の境界領域とは、例えば、図１１（ｂ）に示す該締結部材としてのブラインドリベット１０のリベットボディ１１の胴部１１ｂとフランジ部１１ｃとの境界であって、同図において破線Ａで示す該胴部１１ｂの外周面に略平行な円筒状の領域をいう。
【００１５】
請求項２の発明は、請求項1の締結部材の分解工具において、上記治具ピン保持手段は、上記治具ピンの先端部に螺合することによって、該治具ピンに対して進退自在に構成され、上記切断力付与手段は、該治具ピン保持手段の進退動作に連動して、上記切断刃を上記締結部材の胴部とフランジ部との胴部軸方向に沿って進退させる切断刃連動手段で構成されていることを特徴とするものである。
【００１６】
この分解工具においては、上記治具ピン保持手段が、上記治具ピンの先端部に螺合することによって、該治具ピンに対して進退され、且つ、該治具ピン保持手段の進退動作に連動して、上記切断力付与手段としての切断刃連動手段を介して、上記切断刃が、上記締結部材の胴部とフランジ部との胴部軸方向に沿って進退される。すなわち、この分解工具においては、該治具ピンの先端部に螺合して進退する治具ピン保持手段が、そのまま該切断刃の駆動源となって、該切断刃に切断力が付与される。従って、この分解工具においては、該切断刃に切断力を付与する切断力付与手段として、例えば、エアーや油圧などの大掛かりな駆動源が不要となり、構成が簡素で取り扱いの容易な分解工具が提供される。
【００１７】
請求項３の発明は、請求項１の締結部材の分解工具において、上記切断刃の刃先が、１つあるいは複数個の円弧状刃で形成されていることを特徴とするものである。
【００１８】
この分解工具においては、上記切断刃の刃先が、１つあるいは複数個の円弧状刃で形成されているので、該切断刃の刃先が上記締結部材のフランジ部に食い込む際の負荷が低減される。これにより、該分解工具の簡素化や低廉化を図ることが可能になる。
【００１９】
請求項４の発明は、請求項１の締結部材の分解工具において、上記切断刃の刃先が、１つあるいは複数個の針状刃で形成されていることを特徴とするものである。
【００２０】
この分解工具においては、上記切断刃の刃先が、１つあるいは複数個の針状刃で形成されているので、該切断刃の刃先が上記締結部材のフランジ部に食い込み易くなり、該フランジ部の切断時における該切断刃の負荷が低減される。これにより、該分解工具の簡素化や低廉化を図ることが可能になる。
【００２１】
請求項５の発明は、請求項１、３、または、４の締結部材の分解工具において、上記切断刃の軸中心を回転中心として、該切断刃を所定角度回転させるための回転手段を有していることを特徴とするものである。
【００２２】
この分解工具においては、上記回転手段により、上記切断刃を、その軸中心を回転中心として所定角度回転させることができる。これにより、該切断刃によって上記締結部材の締結部を複数回に分割して切断できるので、一回の切断動作時に付与する該切断刃の切断力が小さくて済む。
【００２３】
請求項６の発明は、中空または容易に中空化できる胴部と、該胴部の軸径よりも大きな外径の該胴部と一体のフランジ部とを有し、該胴部を母材の締結穴に挿通して該母材に締結された締結部材を、該母材から取り外す締結部材の分解方法であって、上記締結部材の胴部の中空部に挿通されることによって、先端部が該締結部材のフランジ部から突出し、基端部で該胴部を支承する治具ピンを、該胴部の中空部に挿通し、該治具ピンの先端部を治具ピン保持手段で保持した状態で、該締結部材の胴部とフランジ部との胴部軸方向に沿って、該胴部からフランジ部を切断する切断刃に対して、該胴部からフランジ部を切断する切断力を切断力付与手段により付与して、該切断刃により該胴部からフランジ部を切断することを特徴とするものである。
【００２４】
この締結部材の分解方法においては、まず、母材に締結された締結部材の胴部の中空部に上記治具ピンが挿通され、該治具ピンの先端部が該締結部材のフランジ部から突出される。ここで、該締結部材が前記ブラインドリベットの場合には、該ブラインドリベットの胴部に残留しているマンドレルを抜去した後に、該胴部の中空部に該治具ピンが挿通される。次いで、該フランジ部から突出した治具ピンの先端部が、上記治具ピン保持手段によって保持され、該治具ピンの基端部で該胴部が支承される。この状態で、上記切断力付与手段によって上記切断刃に切断力が付与される。これにより、該切断刃が、該締結部材の胴部とフランジ部との胴部軸方向の境界領域に沿って食い込み、該胴部とフランジ部とが切断される。
このように、この締結部材の分解方法においては、その切断刃の刃先が、締結部材の胴部軸方向に沿って直線的に移動されることによって、該締結部材の胴部とフランジ部とが切断されるので、締結部材の分解時に締結部材が空回りしたり、この空回りなどにより母材が損傷したすることがない。また、該締結部材の切断時に、該締結部材のフランジ部や胴部を、プライヤーやペンチなどの把持工具で掴んで固定しておく必要がない。
更に、この分解方法においては、上記治具ピンと上記治具ピン保持手段とによって、上記締結部材の胴部が保持された状態で、上記切断刃によって該締結部材の該胴部とフランジ部とが切断されるので、該フランジ部に該切断刃が打ち込まれる際の切断力によって、該母材が変形することがない。
また、この分解方法においては、上記治具ピンと上記切断刃との位置関係が常に一定に保たれるように構成できるので、母材に締結された締結部材の胴部の中空部に治具ピンを挿通させることによって、該締結部材のフランジ部に対して上記切断刃の刃先が正確に位置決めされる。
【００２５】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用した締結部材の分解工具の実施形態について説明する。
なお、本実施形態にかかる分解工具の分解対象となる締結部材は、前述したチューブラリベット９や、ブラインドリベット１０などのように、中空または容易に中空化できる胴部と、該胴部の軸径よりも大きな外径の該胴部と一体のフランジ部とを有する締結部材であれば、どのようなタイプの締結部材であってもよい。ここでは、説明の便宜上、図１６（ｆ）に示したようなブラインドリベット１０を、該分解工具の分解対象とする。
【００２６】
図１に、本実施形態に係る分解工具１００Ａの概略構成を示す。
この分解工具１００Ａは、ブラインドリベット１０の胴部１１ｂとフランジ部１１ｃとの胴部軸方向に沿って、該胴部１１ｂからフランジ部１１ｃを切断する切断刃１０２を備えている。
該切断刃１０２は、円筒状に形成された工具本体１０１の下端側に配設されており、その上端部にはピストン１０４が設けられている。このピストン１０４は、該工具本体１０１の中腹部に設けられたエアーシリンダ１０５内に上下動自在に配設されている。該ピストン１０４のストロークは、該ピストン１０４の下降によって、該切断刃１０２の刃先１０３が、ブラインドリベット１０の胴部１１ｂからフランジ部１１ｃを切断できる深さまで該フランジ部１１ｃに食い込むように、エアーシリンダ１０５の内周壁に設けられた上下一対のストッパ１０５ａ、１０５ｂによって規制されている。また、該ピストン１０５は、切断刃１０２の外周面に形成された凸部１０２ａと、工具本体１０１の内周面に形成された凸部１０１ａとの間に装着された伸張性のスプリング１０６の弾力によって、元位置（図１の上方位置）に復帰する習性が付与されている。
【００２７】
一方、工具本体１０１の上端側には、後述する治具ピン１０８の先端部（上端部）を保持するための治具ピン保持部材１０７が配設されている。この治具ピン保持部材１０７には、工具本体１０１の軸中心に沿って、治具ピン保持軸１０７ａが一体形成されている。この治具ピン保持軸１０７ａは、上記エアーシリンダ１０５のシリンダ壁１０５ｃ、及び、上記ピストン１０４の軸中心を貫通して、その下端が切断刃１０２の刃先１０３の近傍に延出している。また、この治具ピン保持軸１０７ａと、エアーシリンダ１０５のシリンダ壁１０５ｃ、及び、ピストン１０４との貫通部には、該エアーシリンダ１０５のエアー漏れを防止するためのエアーパッキン１０９が設けられている。更に、治具ピン保持部材１０７は、その外周面に形成された雄ねじ１０７ｂが、工具本体１０１の内周面に形成された雌ねじ１０１ｂに螺合して回転するように構成されている。なお、この治具ピン保持部材１０７は、その治具ピン保持軸１０７ａの下端に治具ピン１０８を保持した状態で、工具本体１０１に位置決めされる構造であれば、必ずしも工具本体１０１に対して螺合させなくてもよい。
【００２８】
この分解工具１００Ａは、工具本体１０１の外部に設置された切断力付与手段としてのコンプレッサ２００に接続されているエアーホース２０１を通して、エアーシリンダ１０５にエアーを送り込むことによって駆動される。すなわち、図１において、ＯＮボタン２０２を押すと、エアーホース２０１を通してコンプレッサ２００からエアーシリンダ１０５内にエアーが送り込まれる。これにより、エアーシリンダ１０５内の圧が上昇して、ピストン１０４がスプリング１０６の弾力に抗して下降される。このピストン１０４の下降により、切断刃１０２の刃先１０３が、ブラインドリベット１０のフランジ部１１ｃに食い込んで、該フランジ部１１ｃが胴部１１ｂから切断される。切断を終えた切断刃１０２は、ＯＦＦボタン２０３が押下されて、エアーシリンダ１０５内に送り込まれたエアーが排気パイプ２０４を通して排気されることによって、ピストン１０４がスプリング１０６の弾力により上昇して元位置に復帰される。ここで、この分解工具１００Ａでは、そのピストン１０４の駆動源としてエアーを用いているが、該駆動源としては油圧を用いてもよい。
【００２９】
図２に、上記治具ピン１０８の外観を示す。この治具ピン１０８は、分解対象となるブラインドリベット１０の胴部１１ｂの貫通穴１１ａの内径ｄ_２（図３（ｂ）参照）よりも小さい外径ｄ_３の軸部１０８ａと、該軸部１０８ａに一体形成されたフランジ状のリベット支承部１０８ｂとを有している。また、この治具ピン１０８の軸部１０８ａの先端部には、上記治具ピン保持軸１０７ａの下端部に穿たれた保持穴１０７ｃに螺合する雄ねじ１０８ｃが形成されている。ここで、図示の治具ピン１０８のリベット支承部１０８ｂは、円盤状に形成されているが、該リベット支承部１０８ｂとしては、分解対象となるリベットを背面側（フランジ部と反対の側）から支承できる形状であれば、どのような形状であってもよい。
【００３０】
次に、上記分解工具１００Ａを用いて、母材１、２に締結されたブラインドリベット１０を分解する方法について説明する。
このブラインドリベット１０を分解するには、まず、図３（ａ）に示すように、上記治具ピン１０８と略同様に形成されたノックピン３００を、該ブラインドリベット１０の貫通穴１１ａに、フランジ部１１ｃ側から挿通し、該ノックピン３００の頭部を叩いて、該貫通穴１１ａ内に残留しているマンドレル１２を、図３（ｂ）に示すように、該ブラインドリベット１０の胴部１１ｂから抜き取る。ここで、上記ノックピン３００の代用品として、上記治具ピン１０８を用いてもよい。
そして、このマンドレル１２を抜き取ったブラインドリベット１０の貫通穴１１ａに、図３（ｃ）に示すように、該ブラインドリベット１０の胴部１１ｂ側から上記治具ピン１０８を挿通して、該治具ピン１０８の先端部を、該ブラインドリベット１０のフランジ部１１ｃから突出させる。
【００３１】
次いで、上記治具保持部材１０７の頭部に形成されているスリ割り１０７ｄに、マイナスドライバ（不図示）を差し込んで、該治具保持部材１０７の治具ピン保持軸１０７ａを所定方向に回転して、図３（ｃ）に示すように、ブラインドリベット１０のフランジ部１１ｃから突出した治具ピン１０８の先端部を、図１に示すように、該治具保持部材１０７の保持穴１０７ｃに螺合させる。このとき、該治具ピン１０８のリベット支承部１０８ａと、ブラインドリベット１０の胴部１１ｂとの間に隙間が生じないように、治具ピン１０８の先端部と治具保持部材１０７の保持穴１０７ｃとを螺合させる。これにより、該治具ピン１０８の先端部が該治具ピン保持部材１０７によって保持されて、該治具ピン１０８のリベット支承部１０８ａによって、母材１、２に締結されたブラインドリベット１０の胴部１１ｂが支承された状態となる。
【００３２】
この状態で、図１において、ＯＮボタン２０２を押す。これにより、エアーホース２０１を通してコンプレッサ２００からエアーシリンダ１０５内にエアーが送り込まれて、エアーシリンダ１０５内の圧が上昇し、ピストン１０４がスプリング１０６の弾力に抗して下降される。そして、このピストン１０４の下降により、図３（ｄ）に示すように、切断刃１０２の刃先１０３が、ブラインドリベット１０のフランジ部１１ｃに食い込んで、該フランジ部１１ｃが胴部１１ｂから切断される。切断を終えた切断刃１０２は、ＯＦＦボタン２０３が押下されて、エアーシリンダ１０５内に送り込まれたエアーが排気パイプ２０４を通して排気されることによって、ピストン１０４がスプリング１０６の弾力により上昇して元位置に復帰される。これにより、母材１、２とブラインドリベット１０とが分離可能な状態になる。
【００３３】
ここで明らかなように、この分解工具１００Ａを用いた分解方法においては、その切断刃１０２の刃先１０３が、ブラインドリベット１０の胴部軸方向に沿って直線的に移動されることによって、該ブラインドリベット１０の胴部１１ｂとフランジ部１１ｃとが切断されるので、前記従来のドリルを用いた分解方法のように、ブラインドリベット１０の分解時にブラインドリベット１０が空回りしたり、この空回りなどにより母材１が損傷したすることがなく、該ブラインドリベット１０の胴部１１ｂとフランジ部１１ｃとを、一度の操作で容易に切断することができる。
また、該切断時に、ブラインドリベット１０のフランジ部や胴部を、プライヤーやペンチなどの把持工具で掴んで固定しておく必要がないので、図１５にしたように、該ブラインドリベット１０のフランジ部１１ｃや胴部１１ｂの形状が、該把持工具で掴み難い場合でも、該胴部１１ｂとフランジ部１１ｃとを比較的容易に切断することができる。
【００３４】
更に、この分解工具１００Ａを用いた分解方法においては、上記治具ピン１０８と上記治具ピン保持部材１０７とによって、母材１、２に締結されたブラインドリベット１０の胴部１１ｂが保持された状態で、上記切断刃１０２によって該胴部１１ｂとフランジ部１１ｃとが切断されるので、該フランジ部１１ｃに切断刃１０２が打ち込まれる際の切断力によって、母材１、２が変形することがない。
また、この分解工具１００Ａは、上述のように、ブラインドリベット１０の貫通穴１１ａに治具ピン１０８を挿通させ、この治具ピン１０８の先端部を治具ピン保持部材１０７で保持することによって、母材１、２に締結されたブラインドリベット１０のフランジ部１１ｃに対して、該分解工具１００Ａの切断刃１０２の刃先１０３を正確に位置決めできる。
従って、この分解工具１００Ａを用いた分解方法においては、切断時における治具ピン１０８と切断刃１０２との位置関係が常に一定に保たれるので、該フランジ部１１ｃに切断刃１０２が打ち込まれる際の衝撃によって、該切断刃１０２の刃先１０３と該フランジ部１１ｃとの位置がずれて、該フランジ部１１ｃが正確に切断されなかったり、該切断刃１０２の刃先１０３が母材側に食い込んで母材１が損傷したりする不具合を解消できる。
また、この分解工具１００Ａを用いた分解方法においては、該治具ピン１０８と治具ピン保持部材１０７とによって、ブラインドリベット１０の胴部１１ｂが保持されているので、切断刃１０２に大きな切断力を加えることができ、該ブラインドリベット１０の胴部１１ｂとフランジ部１１ｃとを確実に切断できる。
【００３５】
図４に、本発明の他の実施形態に係る分解工具１００Ｂの概略構成を示す。
なお、図４において、前記分解工具１００Ａの各構成部品と同等の機能及び構成を有する該分解工具１００Ｂの部品には、該分解工具１００Ａの各構成部品と同符号を付して、その説明を省略することとする。
この分解工具１００Ｂにおいては、治具ピン保持部材１０７が所定の方向に回転して、その治具ピン保持軸１０７ａの保持穴１０７ｃが、ブラインドリベット１０の貫通穴１１ａに挿通された治具ピン１０８の先端部に螺合することによって、該治具ピン保持部材１０７が治具ピン１０８に対して進退されるように構成されている。
また、この分解工具１００Ｂの切断刃１０２は、該治具ピン保持部材１０７の進退動作に連動して、母材１、２に締結されたブラインドリベット１０の胴部１１ｂとフランジ部１１ｃとの胴部軸方向に沿って進退するように構成されている。
すなわち、この分解工具１００Ｂにおいては、図４に示すように、治具ピン１０８に螺合した治具ピン保持部材１０７の治具ピン保持軸１０７ａと頭部との段部１０７ｅが、該切断刃１０２ピストン１０４のヘッド面に摺接しながら、その回転により治具ピン１０８に対して進退することによって、該切断刃１０２に切断力が付与される。
従って、この分解工具１００Ｂにおいては、該切断刃１０２に切断力を付与する切断力付与手段として、例えば、エアーや油圧などの大掛かりな駆動源が不要となり、構成が簡素で取り扱いの容易な分解工具が提供される。
【００３６】
図５（ａ）、（ｂ）、及び、図６（ａ）、（ｂ）、（ｃ）に、上記分解工具１００Ａ、１００Ｂに用いられる切断刃の一例を示す。
図５（ａ）に示す切断刃１０２Ａは、その刃先１０３が、外周面側が傾斜した一枚のリング状刃で形成されているものである。
また、図５（ｂ）に示す切断刃１０２Ｂは、その刃先１０３が、内周面側が傾斜した一枚のリング状刃で形成されているものである。
これらの切断刃１０２Ａ、１０２Ｂを用いた場合には、その刃先１０３が一枚のリング状刃で形成されているので、上記ブラインドリベット１０に対する刃先１０３の当接位置を変化させずに、該ブラインドリベット１０の胴部１１ｂとフランジ部１１ｃとを切断できる利点がある。
【００３７】
図６（ａ）に示す切断刃１０２Ｃは、その刃先１０３が、外周面側が傾斜し、且つ、複数（図では４つ）に分割された円弧状刃で形成されているものである。
また、図６（ｂ）に示す切断刃１０２Ｄは、その刃先１０３が、内周面側が傾斜し、且つ、複数（図では４つ）に分割された円弧状刃で形成されているものである。
更に、図６（ｃ）に示す切断刃１０２Ｅは、その刃先１０３が、１つあるいは複数個の針状刃で形成されているものである。
これらの切断刃１０２Ｃ、１０２Ｄ、１０２Ｅを用いる場合には、後述する切断刃間歇回転手段により該切断刃１０２Ｃ、１０２Ｄ、１０２Ｅを間歇回転させて、上記ブラインドリベット１０に対する刃先１０３の当接位置を変化させながら、該ブラインドリベット１０の胴部１１ｂとフランジ部１１ｃとを切断する必要があるが、該刃先１０３が複数に分割されているので、該胴部１１ｂとフランジ部１１ｃとを切断する際の切断力が小さくて済む利点を有している。
【００３８】
図７乃至図９に、上記切断刃１０２Ｃ、１０２Ｄを、その軸中心を回転中心として所定角度づつ間歇回転させるための切断刃間歇回転手段の動作の一例を示す。
図７（ａ）は、各切断刃１０２Ｃ、１０２Ｄを、その刃先１０３側から見たピストン１０４及び刃先１０３を示す。
この切断刃１０２Ｃ、１０２Ｄは、図７（ａ）に示すように、例えば、その中心角４５度に対応する刃先１０３を、４５度づつ間隔をあけて、円周上に４個配列した構成になっている。なお、円周上に配列した切断刃１０２Ｃ、１０２Ｄの直径は、母材１を損傷させないために、母材１の締結穴１ａの穴径ｄ_１（図１６参照）よりも小さく形成されている。
また、上記切断刃１０２Ｃ、１０２Ｄは、そのピストン１０４が、前述したように、工具本体１０１のエアーシリンダ１０５内で進退（上下動）することによって、等角度間歇回転するように構成されている。
【００３９】
図８は、上記工具本体１０１の内面展開図である。工具本体１０１の内面には、切断刃１０２Ｃ、１０２Ｄの外周面に形成されている円柱状の凸部３３の外径よりも若干広い幅の溝部が形成されている。該溝部は、４５度間隔の８箇所の直線状溝部５３ａ〜５３ｈと、これらの直線状溝部５３ａ〜５３ｈをつなぐような形の螺旋状溝部５４ａ〜５４ｈとで構成されている。また、直線状溝部５３ａ〜５３ｈと螺旋状溝部５４ａ〜５４ｈの分岐点４２ａ〜４２ｈには、それぞれ板バネ３９ａ〜３９ｈが配設されている。上記凸部３３は、ピストン１０４と実質的に一体であるので、該ピストン１０４の上下動により、該凸部３３が直線状溝部５３ａ〜５３ｈと螺旋状溝部５４ａ〜５４ｈに沿って移動することに伴って、切断刃１０２Ｃ、１０２Ｄを等角度で間欠的に回転させることができる。
【００４０】
すなわち、図１において、前記ＯＮボタン２０２を押圧すると、エアーシリンダ１０５に空気圧が加わり、まず、ピストン１０４が直線状溝部５３ａに沿ってまっすぐに押し出される。このとき、分岐点４２ａに配設された板バネ３９ａの先端部は、凸部３３が通過する方向に対して下流側に向いているので、凸部３３が通過する際に弾性変形する。このことによって、凸部３３は分岐点４２ａをそのまま通過する。そして、ピストン１０４は、工具本体１０１のストッパ１０５ａに突き当たるまで動く。このようにして、ＯＮボタン２０２を押圧したときには、ピストン１０４と一体の切断刃１０２Ｃ、１０２Ｄは回転しないでまっすぐに押し出される。
【００４１】
次いで、ＯＦＦボタン２０３を押圧すると、ピストン１０４は、スプリング１０６によって元位置に押し戻される。このとき、凸部３３は、分岐点４２ａに配設された板バネ３９ａによって動きを規制され、図８のＸ方向に移動し、螺旋状溝部５４ａに入る。凸部３３は切断刃１０２Ｃ、１０２Ｄに形成されているので、切断刃１０２Ｃ、１０２Ｄがこの螺旋状溝部５４ａに沿って回転される。さらにピストン１０４が押し戻されると、凸部３３は直線状溝部５３ｂに入る。
このような動作によって、切断刃１０２Ｃ、１０２Ｄは、直線状溝部５３ａと５３ｂに対応する角度、すなわち、４５度回転する。
以降、ＯＮボタン２０２、ＯＦＦボタン２０３の操作を繰り返す度に、ピストン１０４がは押し出されて戻るときに、切断刃１０２Ｃ、１０２Ｄが４５度づつ回転する。
【００４２】
図９は、上記切断刃１０２Ｃ、１０２Ｄにより、ブラインドリベット１０のフランジ部１１ｃと胴部１１ｂとの胴部軸方向の境界領域に沿って、ブラインドリベット１０の締結部を切断している状態の断面図を示し、図９（ａ）は、上記ＯＮボタン２０２、ＯＦＦボタン２０３の１回の操作によって、切断刃１０２Ｃ、１０２Ｄにより、フランジ部１１ｃに、４ヶ所の円弧状の切断部５５が形成された状態を示す平面図である。
また、図９（ｂ）は、上記ＯＮボタン２０２、ＯＦＦボタン２０３を少なくとも二回操作することにより、フランジ部１１ｃに、リング状の円周状切断部５０６が形成されたことを示す平面図である。
このようにして、フランジ部１１ｃにリング状の円周状切断部５６が形成されることによって、フランジ部１１ｃと胴部１１ｂとが切断されて分離される。
【００４３】
【発明の効果】
請求項１乃至６の発明によれば、切断刃の刃先が、締結部材の胴部軸方向に沿って直線的に移動されることによって、該締結部材の胴部とフランジ部とが切断されるので、締結部材の分解時に締結部材が空回りしたり、この空回りなどにより母材が損傷したすることがなく、母材に締結された締結部材のフランジ部と胴部とを、一度の操作で容易に切断することができる。また、該締結部材の切断時に、該締結部材のフランジ部や胴部を、プライヤーやペンチなどの把持工具で掴んで固定しておく必要がないので、該締結部材のフランジ部や胴部の形状が、該把持工具で掴み難い場合でも、該締結部材を比較的容易に切断することができる。更に、上記治具ピンと上記治具ピン保持手段とによって、上記締結部材の胴部が保持された状態で、上記切断刃によって該締結部材の該胴部とフランジ部とが切断されるので、該フランジ部に該切断刃が打ち込まれる際の切断力によって、該母材が変形することがない。また、上記治具ピンと上記切断刃との位置関係が常に一定に保たれるように構成できるので、母材に締結された締結部材の胴部の中空部に治具ピンを挿通させることによって、該締結部材のフランジ部に対して上記切断刃の刃先を正確に位置決めでき、該フランジ部に該切断刃が打ち込まれる際の衝撃によって、該切断刃の刃先と該フランジ部との位置がずれて、該フランジ部が正確に切断されなかったり、該切断刃の刃先が母材側に食い込んで母材が損傷する不具合を解消できる。更に、該治具ピンと該治具ピン保持手段とによって、該締結部材の胴部が保持されているので、該切断刃に大きな切断力を加えることができ、該締結部材の該胴部とフランジ部とを確実に切断できるという優れた効果がある。
【００４４】
特に、請求項２の発明によれば、上記治具ピン保持手段が、上記治具ピンの先端部に螺合することによって、該治具ピンに対して進退され、且つ、該治具ピン保持手段の進退動作に連動して、上記切断力付与手段としての切断刃連動手段を介して、上記切断刃が、上記締結部材の胴部とフランジ部との胴部軸方向に沿って進退される。これにより、該治具ピンの先端部に螺合して進退する治具ピン保持手段が、そのまま該切断刃の駆動源となって、該切断刃に切断力が付与される。従って、該切断刃に切断力を付与する切断力付与手段として、例えば、エアーや油圧などの大掛かりな駆動源が不要となり、構成が簡素で取り扱いの容易な分解工具を提供できるという優れた効果がある。
【００４５】
また、請求項３の発明によれば、上記切断刃の刃先が、１つあるいは複数個の円弧状刃で形成されているので、該切断刃の刃先が上記締結部材のフランジ部に食い込む際の負荷を低減でき、該分解工具の簡素化や低廉化を図ることができるという優れた効果がある。
【００４６】
また、請求項４の発明によれば、上記切断刃の刃先が、１つあるいは複数個の針状刃で形成されているので、該切断刃の刃先が上記締結部材のフランジ部に食い込み易くなり、該フランジ部の切断時における該切断刃の負荷を低減でき、該分解工具の簡素化や低廉化を図ることができるという優れた効果がある。
【００４７】
また、請求項５の発明によれば、上記回転手段により、上記切断刃を、その軸中心を回転中心として所定角度回転させることができるので、該切断刃によって上記締結部材の締結部を複数回に分割して切断でき、一回の切断動作時に付与する該切断刃の切断力が小さくて済むという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態に係る分解工具の構成を示す概略断面図。
【図２】上記分解工具に用いられる治具ピンの概略斜視図。
【図３】（ａ）、（ｂ）、（ｃ）、（ｄ）は、上記分解工具を用いてブラインドリベットの締結部を切断する過程を示す概略断面図。
【図４】本発明の他の実施形態に係る分解工具を示す概略断面図。
【図５】（ａ）、（ｂ）は、上記分解工具に用いられる切断刃の一例を示す概略斜視図。
【図６】（ａ）、（ｂ）、（ｃ）は、上記分解工具に用いられる刃先が分割された切断刃の一例を示す概略斜視図。
【図７】（ａ）、（ｂ）は、上記切断刃の分割された刃先の構成を示す説明図。
【図８】上記分解工具の工具本体の内面展開図。
【図９】上記分割された刃先で締結部材を切断している状態を示す説明図。
【図１０】（ａ）、（ｂ）は、チューブラリベットについて説明するための要部断面図。
【図１１】（ａ）、（ｂ）は、ブラインドリベットについて説明するための要部断面図。
【図１２】（ａ）、（ｂ）、（ｃ）、（ｄ）は、上記ブラインドリベットの母材への締結手順を示す行程図。
【図１３】従来の締結部材の分解方法について説明するための概略断面図。
【図１４】従来の締結部材の分解方法の不具合について説明するための概略断面図。
【図１５】上記分解工具により皿状のフランジ部を有する締結部材を切断する状態を示す概略断面図。
【図１６】上記切断刃を設けた分解工具の構成を示す概略断面図。
【符号の説明】
１、２母材
１ａ、２ａ母材の締結穴
１０ブラインドリベット
１１ａブラインドリベットの軸穴
１２ブラインドリベットのマンドレル
１１ｂブラインドリベットの胴部
１１ｃブラインドリベットのフランジ部
３３切断刃の凸部
３９ａ〜３９ｈ板バネ
４２ａ〜４２ｈ分岐点
５３ａ〜５３ｈ直線状溝部
５４ａ〜５４ｈ螺旋状溝部
１００Ａ、１００Ｂ分解工具
１０１工具本体
１０２、１０２Ａ、１０２Ｂ、１０２Ｃ、１０２Ｄ切断刃
１０３切断刃の刃先
１０４ピストン
１０５エアーシリンダ
１０６スプリング
１０７治具ピン保持部材
１０８治具ピン
２００コンプレッサ
２０１エアーホース
２０２ＯＮボタン
２０３ＯＦＦボタン
２０４排気パイプ
３００ノックピン[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a fastening member disassembling method and a disassembling tool, and in particular, includes a body portion that can be hollow or easily hollowed, and a flange portion that is integral with the body portion having an outer diameter larger than the shaft diameter of the body portion. The present invention relates to a disassembling method and disassembling tool for a fastening member for removing a fastening member that is fastened to the base material by inserting the body portion into a fastening hole of the base material.
[0002]
[Prior art]
Rivet fastening is known as a joining technique for joining other base materials such as steel plates and plastics or other members to the base material. As a kind of rivet fastening, through holes 9a and 11a are formed as in the tubular rivet 9 shown in FIGS. 10 (a) and 10 (b) and the blind rivet 10 shown in FIGS. 11 (a) and 11 (b). There is a fastening method in which the base materials 1 and 2 are mechanically joined between the body portions 9b and 11b and the flange portions 9c and 11c having an outer diameter larger than the shaft diameter of the body portions 9b and 11b.
[0003]
For example, as shown in FIG. 11A, the blind rivet 10 includes a rivet body 11 and a mandrel (fastening shaft) 12 inserted through a through-shaft hole 11a of the rivet body 11. 12 (a), 12 (b), 12 (c), and 12 (d), the base material 1 and 2 are fastened to the fastening holes 1a and 2a.
In order to fasten the blind rivet 10 to the base materials 1 and 2, first, as shown in FIG. 12A, the trunk portion 11 b of the rivet body 11 is inserted into the fastening holes 1 a and 1 b of the base materials 1 and 2. .
Next, as shown in FIG. 12B, the rivet tool 13 is set on the mandrel 12 of the blind rivet 10.
Then, as shown in FIG. 12C, the trigger of the riveting tool 13 is pulled with the nose piece 13 a of the rivet tool 13 in close contact with the flange part 11 c of the rivet body 11.
Accordingly, the mandrel 12 inserted through the through-shaft hole 11a of the rivet body 11 of the blind rivet 10 is gripped and pulled up by the jaw 13b of the rivet tool 13.
The portion of the body 11 b of the rivet body 11 that protrudes from the base material 2 is plastically deformed like a drawing process by the mandrel head 12 a of the mandrel 12 and is caulked to the base material 2.
In this state, when the mandrel 12 is further pulled up by the jaw 13b, the mandrel 12 is broken at the breaking portion 12b (see FIG. 11A) of the mandrel 12, as shown in FIG. The Thereby, as shown in FIG.11 (b), the fastening of the base materials 1 and 2 by the blind rivet 10 is completed.
[0004]
The above-described blind rivet 10 can be fastened to the base materials 1 and 2 without supporting the body side (the back side of the base material). Suitable for fastening at various points.
In addition, this blind rivet 10 is compared with a conventional fastening method using screws or the like.
(1) The time required for fastening is short.
(2) Since no rotational torque is applied during fastening, the burden on the operator is small.
(3) There is no need to tapped holes in the base material.
Has many advantages.
For these reasons, in recent years, the blind rivet 10 has been widely used as a fastening member for structures of office equipment such as copying machines, printers, and facsimiles.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, the tubular rivet 9 and the blind rivet 10 described above are not configured on the assumption that they are once fastened to the base materials 1 and 2 and then disassembled from the base materials 1 and 2 and fastened again. For example, as shown in FIG. 12, the blind rivet 10 is fastened to the base materials 1 and 2 by plastic deformation of the body portion 11b by the mandrel 12 inserted through the through-shaft hole 11a of the rivet body 11. Has been.
Accordingly, if a fastening error occurs when the blind rivet 10 is fastened, it is impossible to remove the blind rivet 10 that has caused the fastening failure from the base materials 1 and 2 or even if possible. There was a problem that it took time to repair.
Thus, since the product fastened by rivet fastening is difficult to disassemble, its recyclability is poor, and there are also problems in terms of environmental protection and resource saving.
[0006]
As a general method for disassembling the blind rivet 10, for example, as shown in FIG. 13, the flange portion 11 c of the blind rivet 10 is cut with a drill 14 that is rotated by a drill (not shown), After the flange portion of the blind rivet is removed from the body portion 11b, the body portion 11b is removed from the base materials 1 and 2 by hitting the body portion 11b from the cutting portion side.
However, in such a conventional disassembling method, it takes time and effort to prepare and select the drill and drill 14 and to set up a cutting operation.
[0007]
Further, in the above conventional disassembling method, it is difficult to always make the rotation center of the drill 14 coincide with the axis center of the blind rivet 10 when cutting the flange portion 11c. In many cases, the tip end of 14 reaches the base material 1 and the fastening hole 1a of the base material 1 is cut.
Thus, when the fastening hole 1a of the base material 1 has been cut, the base material 1 cannot be recycled, or a sufficient fastening force can be obtained even if the blind rivet 10 is re-fastened to the base material 1. There was a problem that could not be secured.
Furthermore, in the method of disassembling the blind rivet 10 using such a drill, when the flange portion 11c of the blind rivet 10 is cut, the blind rivet 10 is rotated by the rotation of the drill 14, and the base material 1 is scratched. Sometimes, the flange portion 11c cannot be cut.
For this reason, when the base material 1 constitutes the exterior surface of the product, the exterior surface of the base material 1 is damaged by the rotation of the fastening blind rivet 10, and therefore the commercial value of the product is remarkably increased. There is a high risk that the product itself will become defective.
[0008]
Here, as described above, when the blind rivet 10 is rotated by the rotation of the drill 14 when the flange portion 11c of the blind rivet 10 is cut, normally, as shown in FIG. A method is adopted in which the flange portion 11c and the body portion 11b are gripped by a gripping tool 15 such as pliers or pliers and the rotation is prevented. However, it is difficult to carry out this work alone and there is a danger, so a plurality of workers are required.
[0009]
In particular, as shown in FIG. 15, when the shape of the flange portion 11 c of the blind rivet 10 is formed in a dish shape and it is impossible to grip the flange portion 11 c with the gripping tool 15, When it is fastened to a place where the hand does not enter the barrel portion 11b side, it is difficult to hold the barrel portion 11b of the blind rivet 10 with the gripping tool 15 and prevent its rotation. It is extremely difficult to cut the flange portion 11c using a drill such as this.
As described above, the disassembling work of the blind rivet 10 has a problem of requiring labor and damaging the base material at the time of disassembling.
[0010]
Therefore, the applicant of the present invention, for example, as shown in FIG. ₁ A cutting blade 102 having a cutting edge 103 with a smaller diameter is cut along a boundary region in the axial direction of the barrel portion 11b and the flange portion 11c of the blind rivet 10 fastened to the base materials 1 and 2. The disassembly tool 100 which cut | disconnects the trunk | drum 11b and the flange part 11c of this blind rivet 10 by driving in with force was proposed.
[0011]
However, in this disassembly tool 100, the base materials 1 and 2 are deformed by the cutting force when the cutting blade 102 is driven into the blind rivet 10 flange portion 11c fastened to the base materials 1 and 2, There was a problem that it was impossible to recycle and re-fasten.
Further, in this disassembling tool 100, the position of the blade edge 103 of the cutting blade 102 and the blind rivet 10 flange portion 11c fastened to the base materials 1 and 2 is shifted due to the impact when the cutting blade 102 is driven. As a result, the flange portion 11c is not accurately cut, or the cutting edge 102 of the cutting blade 102 bites into the base material side, causing damage to the base material 1.
[0012]
The present invention has been made in view of the above problems, and the object of the present invention is to fix the fastening member fastened to the base material without deforming or damaging the base material, and to the fastening member. A disassembling method and disassembling tool for a fastening member that can reliably cut the body portion and the flange portion at an accurate position.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention of claim 1 includes a body portion that can be hollow or easily hollowed, and a flange portion that is integral with the body portion having an outer diameter larger than the shaft diameter of the body portion. , A disassembling tool for a fastening member which is inserted into the fastening hole of the base material and fastened to the base material and removes the fastening member from the base material, and includes a body part and a flange part of the fastening member. A cutting blade for cutting the flange portion from the barrel portion along the axial direction of the barrel portion, a cutting force applying means for applying a cutting force for cutting the flange portion from the barrel portion to the cutting blade, and the barrel And a jig pin that supports the barrel portion at the base end portion, and the jig pin is inserted into the hollow portion of the barrel portion. And a jig pin holding means for holding the tip of the jig pin in a state of being .
[0014]
In this disassembly tool, first, the jig pin is inserted into the hollow portion of the body portion of the fastening member fastened to the base material, and the tip end portion of the jig pin is protruded from the flange portion of the fastening member. Here, when the fastening member is the blind rivet, the mandrel remaining in the body of the blind rivet is removed, and then the jig pin is inserted into the hollow part of the body. Next, the tip end portion of the jig pin protruding from the flange portion is held by the jig pin holding means, and the trunk portion is supported by the base end portion of the jig pin. In this state, a cutting force is applied to the cutting blade by the cutting force applying means. As a result, the cutting blade bites along the boundary region in the axial direction of the trunk portion between the trunk portion and the flange portion of the fastening member, and the trunk portion and the flange portion are cut, so that the base material and the fastening member are cut. And become separable.
As described above, in this disassembly tool, the cutting edge of the cutting blade is linearly moved along the body axial direction of the fastening member, so that the body portion and the flange portion of the fastening member are cut. Therefore, as in the disassembling method using the conventional drill, the fastening member does not rotate at the time of disassembling the fastening member, or the base material is not damaged by this idle rotation, and the fastening member fastened to the base material is not damaged. The flange portion and the body portion can be easily cut by a single operation. In addition, when the fastening member is cut, it is not necessary to hold and fix the flange portion or the trunk portion of the fastening member with a gripping tool such as a pliers or a pliers. However, even when it is difficult to grip with the gripping tool, the fastening member can be cut relatively easily.
Further, in this disassembling tool, the body portion of the fastening member and the flange portion are held by the cutting blade in a state where the body portion of the fastening member is held by the jig pin and the jig pin holding means. Since it is cut, the base material is not deformed by the cutting force when the cutting blade is driven into the flange portion.
Further, in this disassembly tool, since the positional relationship between the jig pin and the cutting blade can be always kept constant, the jig pin is inserted into the hollow portion of the body of the fastening member fastened to the base material. The cutting edge of the cutting blade can be accurately positioned with respect to the flange portion of the fastening member. Therefore, in this disassembling tool, due to the impact when the cutting blade is driven into the flange portion, the position of the cutting edge of the cutting blade and the flange portion is shifted, the flange portion is not accurately cut, The problem that the cutting edge of the cutting blade bites into the base material side and the base material 1 is damaged is eliminated.
Further, since the body portion of the fastening member is held by the jig pin and the jig pin holding means, a large cutting force can be applied to the cutting blade, and the body portion and the flange of the fastening member. The part can be reliably cut.
Here, the boundary region in the body axial direction between the body portion and the flange portion of the fastening member is, for example, the body portion 11b of the rivet body 11 of the blind rivet 10 as the fastening member shown in FIG. A cylindrical region that is a boundary with the flange portion 11c and that is substantially parallel to the outer peripheral surface of the trunk portion 11b indicated by a broken line A in FIG.
[0015]
According to a second aspect of the present invention, in the disassembling tool for the fastening member according to the first aspect, the jig pin holding means can be moved forward and backward with respect to the jig pin by being screwed into a tip portion of the jig pin. The cutting force applying means is configured to cause the cutting blade to advance and retract along the axial direction of the body portion and the flange portion of the fastening member in conjunction with the advance and retreat operation of the jig pin holding means. It is characterized by comprising interlocking means.
[0016]
In this disassembling tool, the jig pin holding means is advanced and retracted with respect to the jig pin by being screwed to the tip of the jig pin, and the jig pin holding means is moved forward and backward. In conjunction with this, the cutting blade is advanced and retracted along the axial direction of the trunk portion and the flange portion of the fastening member via the cutting blade interlocking means as the cutting force applying means. That is, in this disassembling tool, the jig pin holding means that is screwed into and retracted from the tip of the jig pin serves as a drive source for the cutting blade as it is, and a cutting force is applied to the cutting blade. . Therefore, in this disassembling tool, as a cutting force applying means for applying a cutting force to the cutting blade, for example, a large driving source such as air or hydraulic pressure is not required, and a disassembling tool that is simple in configuration and easy to handle is provided. Is done.
[0017]
According to a third aspect of the present invention, in the disassembling tool for a fastening member according to the first aspect, the cutting edge of the cutting blade is formed by one or a plurality of arcuate blades.
[0018]
In this disassembly tool, since the cutting edge of the cutting blade is formed by one or a plurality of arcuate blades, the load when the cutting edge of the cutting blade bites into the flange portion of the fastening member is reduced. . This makes it possible to simplify and reduce the cost of the disassembling tool.
[0019]
According to a fourth aspect of the present invention, in the disassembling tool for a fastening member according to the first aspect, the cutting edge of the cutting blade is formed by one or a plurality of needle-shaped blades.
[0020]
In this disassembly tool, since the cutting edge of the cutting blade is formed by one or a plurality of needle-like blades, the cutting edge of the cutting blade easily bites into the flange portion of the fastening member. The load on the cutting blade during cutting is reduced. This makes it possible to simplify and reduce the cost of the disassembling tool.
[0021]
According to a fifth aspect of the present invention, in the disassembling tool for the fastening member according to the first, third, or fourth aspect, the disassembling tool further comprises a rotating means for rotating the cutting blade by a predetermined angle with the axial center of the cutting blade as the rotation center. It is characterized by that.
[0022]
In this disassembling tool, the cutting means can rotate the cutting blade by a predetermined angle with the axis center as the rotation center. Thereby, since the fastening portion of the fastening member can be divided into a plurality of times and cut by the cutting blade, the cutting force of the cutting blade applied during one cutting operation can be small.
[0023]
The invention of claim 6 has a body portion that can be hollowed or easily hollowed out, and a flange portion that is integral with the body portion having an outer diameter larger than the shaft diameter of the body portion. A method for disassembling a fastening member that is inserted into a fastening hole and fastened to the base material, and that is removed from the base material. A jig pin that protrudes from the flange portion of the fastening member and supports the barrel portion at the base end portion is inserted into the hollow portion of the barrel portion, and the distal end portion of the jig pin is held by the jig pin holding means. In the state, cutting force that cuts the flange portion from the trunk portion is cut with respect to a cutting blade that cuts the flange portion from the barrel portion along the barrel axial direction of the barrel portion and the flange portion of the fastening member. It is applied by force applying means, and the flange portion is cut from the barrel portion by the cutting blade. .
[0024]
In this disassembling method of the fastening member, first, the jig pin is inserted into the hollow portion of the body portion of the fastening member fastened to the base material, and the tip end portion of the jig pin protrudes from the flange portion of the fastening member. Is done. Here, when the fastening member is the blind rivet, the jig pin is inserted into the hollow portion of the barrel after removing the mandrel remaining in the barrel of the blind rivet. Next, the tip end portion of the jig pin protruding from the flange portion is held by the jig pin holding means, and the trunk portion is supported by the base end portion of the jig pin. In this state, a cutting force is applied to the cutting blade by the cutting force applying means. As a result, the cutting blade bites in along the boundary region in the axial direction between the body portion and the flange portion of the fastening member, and the body portion and the flange portion are cut.
As described above, in the disassembling method of the fastening member, the cutting edge of the cutting blade is linearly moved along the axial direction of the body of the fastening member, so that the body portion and the flange portion of the fastening member are moved. Since it is cut, the fastening member is not idle when the fastening member is disassembled, and the base material is not damaged by this idle rotation or the like. Further, when the fastening member is cut, it is not necessary to hold and fix the flange portion or the body portion of the fastening member with a gripping tool such as a pliers or pliers.
Further, in this disassembling method, the body portion and the flange portion of the fastening member are held by the cutting blade while the body portion of the fastening member is held by the jig pin and the jig pin holding means. Since it is cut, the base material is not deformed by the cutting force when the cutting blade is driven into the flange portion.
Further, in this disassembling method, since the positional relationship between the jig pin and the cutting blade can be always kept constant, the jig pin is inserted into the hollow portion of the body of the fastening member fastened to the base material. Is inserted, the cutting edge of the cutting blade is accurately positioned with respect to the flange portion of the fastening member.
[0025]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of a disassembling tool for a fastening member to which the present invention is applied will be described.
The fastening member to be disassembled by the disassembling tool according to the present embodiment includes a barrel portion that can be hollowed or easily hollowed, such as the tubular rivet 9 or the blind rivet 10 described above, and the shaft diameter of the barrel portion. Any type of fastening member may be used as long as the fastening member has a body portion having a larger outer diameter and a flange portion integrated with the body portion. Here, for convenience of explanation, the blind rivet 10 as shown in FIG.
[0026]
FIG. 1 shows a schematic configuration of a disassembling tool 100A according to the present embodiment.
The disassembling tool 100A includes a cutting blade 102 that cuts the flange portion 11c from the barrel portion 11b along the barrel portion axial direction of the barrel portion 11b and the flange portion 11c of the blind rivet 10.
The cutting blade 102 is disposed on the lower end side of the tool body 101 formed in a cylindrical shape, and a piston 104 is provided on the upper end portion thereof. The piston 104 is disposed in an air cylinder 105 provided in the middle part of the tool body 101 so as to be movable up and down. The stroke of the piston 104 is such that the lower end of the piston 104 causes the cutting edge 103 of the cutting blade 102 to bite into the flange portion 11c to such a depth that the flange portion 11c can be cut from the body portion 11b of the blind rivet 10. It is regulated by a pair of upper and lower stoppers 105 a and 105 b provided on the inner peripheral wall of 105. Further, the piston 105 has elasticity of an extensible spring 106 mounted between a convex portion 102 a formed on the outer peripheral surface of the cutting blade 102 and a convex portion 101 a formed on the inner peripheral surface of the tool main body 101. Thus, the habit of returning to the original position (the upper position in FIG. 1) is given.
[0027]
On the other hand, a jig pin holding member 107 for holding a tip portion (upper end portion) of a jig pin 108 (described later) is disposed on the upper end side of the tool body 101. A jig pin holding shaft 107 a is integrally formed on the jig pin holding member 107 along the axial center of the tool body 101. The jig pin holding shaft 107 a passes through the cylinder wall 105 c of the air cylinder 105 and the axial center of the piston 104, and its lower end extends in the vicinity of the cutting edge 103 of the cutting blade 102. Further, an air packing 109 for preventing air leakage of the air cylinder 105 is provided in a through-hole portion between the jig pin holding shaft 107a, the cylinder wall 105c of the air cylinder 105, and the piston 104. . Further, the jig pin holding member 107 is configured such that a male screw 107 b formed on the outer peripheral surface thereof is engaged with a female screw 101 b formed on the inner peripheral surface of the tool body 101 and rotated. The jig pin holding member 107 is not necessarily limited to the tool body 101 as long as the jig pin holding member 107 is positioned on the tool body 101 with the jig pin 108 held at the lower end of the jig pin holding shaft 107a. It is not necessary to screw together.
[0028]
The disassembling tool 100A is driven by sending air into the air cylinder 105 through an air hose 201 connected to a compressor 200 as cutting force applying means installed outside the tool body 101. That is, in FIG. 1, when the ON button 202 is pressed, air is sent from the compressor 200 into the air cylinder 105 through the air hose 201. As a result, the pressure in the air cylinder 105 rises and the piston 104 is lowered against the elasticity of the spring 106. As the piston 104 descends, the cutting edge 103 of the cutting blade 102 bites into the flange portion 11c of the blind rivet 10, and the flange portion 11c is cut from the body portion 11b. The cutting blade 102 that has finished cutting is pushed down by the elasticity of the spring 106 when the OFF button 203 is pressed and the air fed into the air cylinder 105 is exhausted through the exhaust pipe 204, so that the original position is reached. Returned to Here, in the disassembling tool 100A, air is used as a drive source for the piston 104, but hydraulic pressure may be used as the drive source.
[0029]
FIG. 2 shows the appearance of the jig pin 108. The jig pin 108 has an inner diameter d of the through hole 11a of the body 11b of the blind rivet 10 to be disassembled. ₂ Smaller outer diameter d (see FIG. 3B) ₃ Shaft portion 108a and a flange-like rivet support portion 108b formed integrally with the shaft portion 108a. A male screw 108c is formed at the tip of the shaft portion 108a of the jig pin 108 so as to be screwed into a holding hole 107c formed in the lower end portion of the jig pin holding shaft 107a. Here, the rivet support portion 108b of the illustrated jig pin 108 is formed in a disk shape, but the rivet support portion 108b is a rivet to be disassembled from the back side (the side opposite to the flange portion). Any shape can be used as long as it can be supported.
[0030]
Next, a method of disassembling the blind rivet 10 fastened to the base materials 1 and 2 using the disassembling tool 100A will be described.
In order to disassemble the blind rivet 10, first, as shown in FIG. 3A, a knock pin 300 formed in substantially the same manner as the jig pin 108 is inserted into the through hole 11 a of the blind rivet 10 with a flange portion. The mandrel 12 that is inserted from the 11c side and hits the head of the knock pin 300 and remains in the through hole 11a is extracted from the body 11b of the blind rivet 10 as shown in FIG. . Here, the jig pin 108 may be used as a substitute for the knock pin 300.
Then, as shown in FIG. 3C, the jig pin 108 is inserted into the through-hole 11a of the blind rivet 10 from which the mandrel 12 has been pulled out from the body 11b side of the blind rivet 10, and the jig The tip portion of the pin 108 is projected from the flange portion 11 c of the blind rivet 10.
[0031]
Next, a minus driver (not shown) is inserted into the slot 107d formed on the head of the jig holding member 107, and the jig pin holding shaft 107a of the jig holding member 107 is rotated in a predetermined direction. As shown in FIG. 3C, the tip of the jig pin 108 protruding from the flange 11c of the blind rivet 10 is screwed into the holding hole 107c of the jig holding member 107 as shown in FIG. Combine. At this time, the tip of the jig pin 108 and the holding hole 107c of the jig holding member 107 are not formed so that a gap is not formed between the rivet support part 108a of the jig pin 108 and the body part 11b of the blind rivet 10. And screw together. As a result, the tip of the jig pin 108 is held by the jig pin holding member 107, and the body of the blind rivet 10 fastened to the base materials 1 and 2 by the rivet support part 108 a of the jig pin 108. The part 11b is in a supported state.
[0032]
In this state, the ON button 202 is pressed in FIG. As a result, air is sent from the compressor 200 into the air cylinder 105 through the air hose 201, the pressure in the air cylinder 105 is increased, and the piston 104 is lowered against the elasticity of the spring 106. As the piston 104 descends, as shown in FIG. 3 (d), the cutting edge 103 of the cutting blade 102 bites into the flange portion 11c of the blind rivet 10, and the flange portion 11c is cut from the body portion 11b. . The cutting blade 102 that has finished cutting is pushed down by the elasticity of the spring 106 when the OFF button 203 is pressed and the air fed into the air cylinder 105 is exhausted through the exhaust pipe 204, so that the original position is reached. Returned to As a result, the base materials 1 and 2 and the blind rivet 10 can be separated.
[0033]
As apparent from this, in the disassembling method using the disassembling tool 100A, the cutting edge 102 of the cutting blade 102 is linearly moved along the trunk axial direction of the blind rivet 10, thereby Since the body portion 11b and the flange portion 11c of the rivet 10 are cut, the blind rivet 10 is idled when the blind rivet 10 is disassembled as in the conventional disassembling method using a drill, or the base material is caused by this idling. 1 is not damaged, and the body 11b and the flange 11c of the blind rivet 10 can be easily cut by a single operation.
Further, at the time of cutting, it is not necessary to hold and fix the flange part and the body part of the blind rivet 10 with a gripping tool such as a pliers or pliers, so that the flange part of the blind rivet 10 as shown in FIG. Even when the shape of the 11c and the body portion 11b is difficult to grip with the gripping tool, the body portion 11b and the flange portion 11c can be cut relatively easily.
[0034]
Further, in the disassembling method using the disassembling tool 100A, the body 11b of the blind rivet 10 fastened to the base materials 1 and 2 is held by the jig pin 108 and the jig pin holding member 107. In this state, the body 11b and the flange 11c are cut by the cutting blade 102. Therefore, the base materials 1 and 2 may be deformed by the cutting force when the cutting blade 102 is driven into the flange 11c. Absent.
Further, as described above, the disassembling tool 100A is configured such that the jig pin 108 is inserted into the through hole 11a of the blind rivet 10 and the tip end portion of the jig pin 108 is held by the jig pin holding member 107. The cutting edge 103 of the cutting blade 102 of the disassembling tool 100A can be accurately positioned with respect to the flange portion 11c of the blind rivet 10 fastened to the base materials 1 and 2.
Therefore, in the disassembling method using the disassembling tool 100A, the positional relationship between the jig pin 108 and the cutting blade 102 at the time of cutting is always kept constant, so that the cutting blade 102 is driven into the flange portion 11c. Due to the impact of the cutting edge 102, the position of the cutting edge 102 of the cutting blade 102 and the flange portion 11c shifts, and the flange portion 11c is not cut accurately, or the cutting edge 103 of the cutting blade 102 bites into the base material side and The problem that the material 1 is damaged can be solved.
Further, in the disassembling method using the disassembling tool 100A, the body 11b of the blind rivet 10 is held by the jig pin 108 and the jig pin holding member 107, so that a large cutting force is applied to the cutting blade 102. Thus, the body 11b and the flange 11c of the blind rivet 10 can be reliably cut.
[0035]
In FIG. 4, schematic structure of the disassembly tool 100B which concerns on other embodiment of this invention is shown.
In FIG. 4, parts of the disassembling tool 100 </ b> B having the same functions and configurations as the constituent parts of the disassembling tool 100 </ b> A are denoted by the same reference numerals as the constituent parts of the disassembling tool 100 </ b> A. It will be omitted.
In the disassembling tool 100B, the jig pin holding member 107 rotates in a predetermined direction, and the holding hole 107c of the jig pin holding shaft 107a is inserted into the through hole 11a of the blind rivet 10. The jig pin holding member 107 is configured to be advanced and retracted with respect to the jig pin 108 by being screwed to the tip portion of the jig pin 108.
In addition, the cutting blade 102 of the disassembling tool 100B is connected to the barrel portion 11b and the flange portion 11c of the blind rivet 10 fastened to the base materials 1 and 2 in conjunction with the forward and backward movement of the jig pin holding member 107. It is configured to advance and retreat along the partial axis direction.
That is, in the disassembling tool 100B, as shown in FIG. 4, the step 107e between the jig pin holding shaft 107a and the head of the jig pin holding member 107 screwed to the jig pin 108 is provided with the cutting blade. The cutting force is applied to the cutting blade 102 by moving forward and backward with respect to the jig pin 108 by the rotation while slidingly contacting the head surface of the 102 piston 104.
Accordingly, in the disassembling tool 100B, as a cutting force applying means for applying a cutting force to the cutting blade 102, for example, a large driving source such as air or hydraulic pressure is not necessary, and the disassembling tool is simple in structure and easy to handle. Is provided.
[0036]
FIGS. 5A and 5B and FIGS. 6A, 6B, and 6C show examples of cutting blades used in the disassembly tools 100A and 100B.
The cutting blade 102A shown in FIG. 5A has a cutting edge 103 formed by a single ring-shaped blade whose outer peripheral surface side is inclined.
Moreover, the cutting blade 102B shown in FIG.5 (b) is that the blade edge | tip 103 is formed with one ring-shaped blade with which the inner peripheral surface side inclined.
When these cutting blades 102A and 102B are used, since the blade edge 103 is formed by a single ring-shaped blade, the blind edge without changing the contact position of the blade edge 103 with respect to the blind rivet 10 There exists an advantage which can cut | disconnect the trunk | drum 11b and the flange part 11c of the rivet 10. FIG.
[0037]
The cutting blade 102C shown in FIG. 6A has a cutting edge 103 formed of an arcuate blade whose outer peripheral surface is inclined and divided into a plurality (four in the drawing).
In addition, the cutting blade 102D shown in FIG. 6B has a cutting edge 103 formed of an arcuate blade whose inner peripheral surface side is inclined and divided into a plurality (four in the figure). .
Further, the cutting blade 102E shown in FIG. 6C has a cutting edge 103 formed by one or a plurality of needle-like blades.
When these cutting blades 102C, 102D, and 102E are used, the cutting blade 102C, 102D, and 102E are intermittently rotated by a cutting blade intermittent rotation means that will be described later, and the contact position of the blade edge 103 with respect to the blind rivet 10 is changed. However, since it is necessary to cut the body 11b and the flange 11c of the blind rivet 10, the cutting edge 103 is divided into a plurality of parts, so that when the body 11b and the flange 11c are cut. There is an advantage that the cutting force is small.
[0038]
FIG. 7 to FIG. 9 show an example of the operation of the cutting blade intermittent rotation means for intermittently rotating the cutting blades 102C and 102D by a predetermined angle with the axis center as the rotation center.
FIG. 7A shows the piston 104 and the cutting edge 103 when the cutting blades 102C and 102D are viewed from the cutting edge 103 side.
As shown in FIG. 7A, the cutting blades 102C and 102D have, for example, a configuration in which four cutting edges 103 corresponding to a central angle of 45 degrees are arranged on the circumference at intervals of 45 degrees. It has become. The diameters of the cutting blades 102C and 102D arranged on the circumference are the hole diameters d of the fastening holes 1a of the base material 1 so as not to damage the base material 1. ₁ It is formed smaller than (see FIG. 16).
Further, the cutting blades 102C and 102D are configured to rotate at an equal angle intermittently as the piston 104 advances and retreats (up and down movement) in the air cylinder 105 of the tool body 101 as described above.
[0039]
FIG. 8 is an inner surface development view of the tool body 101. On the inner surface of the tool body 101, a groove portion having a width slightly wider than the outer diameter of the columnar convex portion 33 formed on the outer peripheral surface of the cutting blades 102C and 102D is formed. The groove portion is composed of eight linear groove portions 53a to 53h at intervals of 45 degrees and spiral groove portions 54a to 54h shaped so as to connect these linear groove portions 53a to 53h. Further, leaf springs 39a to 39h are provided at branch points 42a to 42h of the linear groove portions 53a to 53h and the spiral groove portions 54a to 54h, respectively. Since the convex portion 33 is substantially integrated with the piston 104, the convex portion 33 moves along the linear groove portions 53 a to 53 h and the spiral groove portions 54 a to 54 h by the vertical movement of the piston 104. Accordingly, the cutting blades 102C and 102D can be intermittently rotated at an equal angle.
[0040]
That is, in FIG. 1, when the ON button 202 is pressed, air pressure is applied to the air cylinder 105, and first, the piston 104 is pushed straight along the linear groove 53a. At this time, the distal end portion of the leaf spring 39a disposed at the branch point 42a faces the downstream side with respect to the direction in which the convex portion 33 passes, and therefore elastically deforms when the convex portion 33 passes. Thereby, the convex part 33 passes the branch point 42a as it is. Then, the piston 104 moves until it hits the stopper 105a of the tool body 101. Thus, when the ON button 202 is pressed, the cutting blades 102C and 102D integrated with the piston 104 are pushed straight without rotating.
[0041]
Next, when the OFF button 203 is pressed, the piston 104 is pushed back to the original position by the spring 106. At this time, the movement of the convex portion 33 is restricted by the leaf spring 39a disposed at the branch point 42a, moves in the X direction in FIG. 8, and enters the spiral groove portion 54a. Since the convex portion 33 is formed on the cutting blades 102C and 102D, the cutting blades 102C and 102D are rotated along the spiral groove 54a. When the piston 104 is further pushed back, the convex portion 33 enters the linear groove portion 53b.
By such an operation, the cutting blades 102C and 102D rotate at an angle corresponding to the linear grooves 53a and 53b, that is, 45 degrees.
Thereafter, each time the operation of the ON button 202 and the OFF button 203 is repeated, the cutting blades 102C and 102D rotate 45 degrees each time the piston 104 is pushed out and returns.
[0042]
FIG. 9 is a cross-sectional view of a state in which the fastening portion of the blind rivet 10 is cut by the cutting blades 102C and 102D along the boundary region of the flange portion 11c and the barrel portion 11b of the blind rivet 10 in the barrel portion axial direction. FIG. 9 (a) shows that four arc-shaped cutting portions 55 are formed in the flange portion 11c by the cutting blades 102C and 102D by one operation of the ON button 202 and the OFF button 203. It is a top view which shows the state.
FIG. 9B is a plan view showing that a ring-shaped circumferential cutting portion 506 is formed in the flange portion 11c by operating the ON button 202 and the OFF button 203 at least twice. is there.
Thus, by forming the ring-shaped circumferential cutting portion 56 in the flange portion 11c, the flange portion 11c and the body portion 11b are cut and separated.
[0043]
【The invention's effect】
According to invention of Claims 1 thru | or 6, when the blade edge | tip of a cutting blade is linearly moved along the trunk | drum axial direction of a fastening member, the trunk | drum and flange part of this fastening member are cut | disconnected. Therefore, the fastening member does not run idle when the fastening member is disassembled, and the base material is not damaged by this idle turning, etc., and the flange portion and the body portion of the fastening member fastened to the base material can be easily operated by one operation. Can be cut into pieces. In addition, when the fastening member is cut, it is not necessary to hold and fix the flange portion or the trunk portion of the fastening member with a gripping tool such as a pliers or a pliers. However, even when it is difficult to grip with the gripping tool, the fastening member can be cut relatively easily. Further, since the body of the fastening member is held by the jig pin and the jig pin holding means, the body and the flange of the fastening member are cut by the cutting blade. The base material is not deformed by the cutting force when the cutting blade is driven into the flange portion. In addition, since the positional relationship between the jig pin and the cutting blade can always be kept constant, by inserting the jig pin through the hollow portion of the body of the fastening member fastened to the base material, The cutting edge of the cutting blade can be accurately positioned with respect to the flange portion of the fastening member, and the position of the cutting edge of the cutting blade and the flange portion shifts due to an impact when the cutting blade is driven into the flange portion. The problem that the flange portion is not cut accurately or the cutting edge of the cutting blade bites into the base material side and the base material is damaged can be solved. Further, since the body portion of the fastening member is held by the jig pin and the jig pin holding means, a large cutting force can be applied to the cutting blade, and the body portion and the flange of the fastening member. There is an excellent effect of reliably cutting the part.
[0044]
In particular, according to the second aspect of the present invention, the jig pin holding means is advanced and retracted with respect to the jig pin by being screwed to the tip of the jig pin, and the jig pin holding means. In conjunction with the advance / retreat operation of the means, the cutting blade is advanced and retracted along the axial direction of the body portion and the flange portion of the fastening member via the cutting blade interlocking means as the cutting force applying means. . As a result, the jig pin holding means that is screwed into and retracted from the tip of the jig pin serves as a drive source for the cutting blade as it is, and a cutting force is applied to the cutting blade. Therefore, as a cutting force applying means for applying a cutting force to the cutting blade, for example, a large driving source such as air or hydraulic pressure is unnecessary, and an excellent effect that a disassembled tool having a simple configuration and easy handling can be provided. is there.
[0045]
According to the invention of claim 3, since the cutting edge of the cutting blade is formed by one or a plurality of arcuate blades, when the cutting edge of the cutting blade bites into the flange portion of the fastening member There is an excellent effect that the load can be reduced, and the disassembly tool can be simplified and inexpensive.
[0046]
According to the invention of claim 4, since the cutting edge of the cutting blade is formed by one or a plurality of needle blades, the cutting edge of the cutting blade is likely to bite into the flange portion of the fastening member. The load of the cutting blade at the time of cutting the flange portion can be reduced, and there is an excellent effect that simplification and cost reduction of the disassembling tool can be achieved.
[0047]
Further, according to the invention of claim 5, the cutting means can rotate the cutting blade by a predetermined angle with the axial center as the rotation center, so that the fastening portion of the fastening member is rotated a plurality of times by the cutting blade. There is an excellent effect that the cutting force of the cutting blade applied during one cutting operation can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view showing a configuration of an exploded tool according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic perspective view of a jig pin used for the disassembly tool.
3A, 3B, 3C and 3D are schematic cross-sectional views showing a process of cutting a fastening portion of a blind rivet using the disassembly tool.
FIG. 4 is a schematic sectional view showing an exploded tool according to another embodiment of the present invention.
FIGS. 5A and 5B are schematic perspective views showing an example of a cutting blade used in the disassembly tool. FIG.
6A, 6B, and 6C are schematic perspective views illustrating an example of a cutting blade in which a cutting edge used in the disassembly tool is divided.
FIGS. 7A and 7B are explanatory views showing the structure of the blade edge divided by the cutting blade. FIG.
FIG. 8 is an inner surface development view of the tool body of the disassembly tool.
FIG. 9 is an explanatory view showing a state in which the fastening member is cut with the divided blade edges.
FIGS. 10A and 10B are main part cross-sectional views for explaining a tubular rivet. FIGS.
FIGS. 11A and 11B are main part cross-sectional views for explaining blind rivets. FIGS.
12 (a), (b), (c), and (d) are stroke diagrams showing a procedure for fastening the blind rivet to the base material.
FIG. 13 is a schematic cross-sectional view for explaining a conventional method for disassembling a fastening member.
FIG. 14 is a schematic cross-sectional view for explaining a defect in a conventional fastening member disassembling method.
FIG. 15 is a schematic sectional view showing a state in which a fastening member having a dish-like flange portion is cut by the disassembly tool.
FIG. 16 is a schematic cross-sectional view showing the configuration of the disassembly tool provided with the cutting blade.
[Explanation of symbols]
1, 2 Base material
1a, 2a Base material fastening holes
10 Blind rivets
11a Shaft hole of blind rivet
12 Blind rivet mandrels
11b Body of blind rivet
11c Blind rivet flange
33 Convex part of cutting blade
39a-39h Leaf spring
42a-42h fork
53a-53h Straight groove
54a-54h spiral groove
100A, 100B disassembly tool
101 Tool body
102, 102A, 102B, 102C, 102D Cutting blade
103 Cutting edge
104 piston
105 Air cylinder
106 Spring
107 Jig pin holding member
108 Jig pins
200 compressor
201 Air hose
202 ON button
203 OFF button
204 Exhaust pipe
300 knock pins

Claims

A body portion that is hollow or easily hollowed, and a flange portion that is integral with the body portion having an outer diameter larger than the shaft diameter of the body portion, and the body portion is inserted into a fastening hole of a base material, The fastening member fastened to the base material is a disassembly tool for the fastening member to be removed from the base material,
A cutting blade for cutting the flange portion from the barrel portion along the barrel axial direction of the barrel portion and the flange portion of the fastening member;
Cutting force applying means for applying a cutting force for cutting the flange portion from the body portion to the cutting blade;
By being inserted through the hollow portion of the barrel portion, the tip portion protrudes from the flange portion of the fastening member, and a jig pin that supports the barrel portion at the base end portion,
A disassembling tool for a fastening member, comprising jig pin holding means for holding a tip end portion of the jig pin in a state where the jig pin is inserted into a hollow portion of the body portion.

In the disassembly tool of the fastening member of claim 1,
The jig pin holding means is configured to be capable of moving forward and backward with respect to the jig pin by being screwed to the tip of the jig pin.
The cutting force applying means is cutting blade interlocking means for moving the cutting blade back and forth along the axial direction of the body portion and the flange portion of the fastening member in conjunction with the advance and retreat operation of the jig pin holding means. A disassembling tool for a fastening member, characterized in that it is configured.

The disassembling tool for a fastening member according to claim 1,
The disassembling tool for a fastening member, wherein the cutting edge of the cutting blade is formed of one or a plurality of arcuate blades.

The disassembling tool for a fastening member according to claim 1,
The disassembling tool for a fastening member, wherein the cutting edge of the cutting blade is formed of one or a plurality of needle blades.

In the disassembling tool for the fastening member according to claim 1, 3, or 4,
A disassembling tool for a fastening member, comprising a rotating means for rotating the cutting blade by a predetermined angle with the axial center of the cutting blade as a rotation center.

A body portion that is hollow or easily hollowed, and a flange portion that is integral with the body portion having an outer diameter larger than the shaft diameter of the body portion, and the body portion is inserted into a fastening hole of a base material, A fastening member fastened to a base material is a method for disassembling the fastening member to be removed from the base material,
By inserting the hollow portion of the body portion of the fastening member, the tip portion protrudes from the flange portion of the fastening member, and a jig pin that supports the body portion at the base end portion is inserted into the hollow portion of the body portion. Insertion,
With the tip of the jig pin held by the jig pin holding means,
A cutting force applying means for cutting the flange portion from the barrel portion to the cutting blade for cutting the flange portion from the barrel portion along the axial direction of the barrel portion and the flange portion of the fastening member. Given by
A method for disassembling a fastening member, characterized in that the flange portion is cut from the barrel portion by the cutting blade.