JP3698665B2 - 化粧料 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、化粧料、就中電子レンジによって溶解し、美容や脱毛を目的に肌に塗布、使用するワックスパックタイプの化粧料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、オイルタイプ、ビニールタイプなどと共に、ワックスパックタイプとなる一群のパック剤が開発され、市場に多数の商品が販売されてきた。特に、ワックスパックは固形パラフィンを主成分として、これにワセリンや流動パラフィン、その他の油性原料を加えて融点(硬度)を適当に調整することで製品とすることが行われている。このパックは常温では固体であり、使用時加温して液化させ、刷毛等を使用して顔面やその他の必要部位に塗布して使用するもので、該パック剤が顔面等で冷却固化することにより、皮膚は収縮による物理的刺激を受け、油の皮膜により水の蒸発が抑制され、毛穴と汗孔は拡張して発汗及び皮脂の分泌が促進され、新陳代謝と皮膚の清浄作用に効果がある。
【0003】
パック剤を溶解させるための加熱の方法としては、直火、湯煎などが挙げられる。しかしながら、これらの方法は大変手間がかかり、火傷などの虞もあった。こうした溶解方法に関して、容易で且つ安全性を充分に確保できる有効なる提案は為されていない。又、ワックスパックの成分である固形パラフィン、ワセリンや流動パラフィン、その他の油性原料は、加温により溶解すると極度な粘度低下を引き起こし、刷毛で顔面に塗布する際に極めて垂れやすく、塗布が困難であった。また、油性原料を主成分とするため、皮膚のエモリエント性には優れているものの、優れた保湿効果を有する多価アルコール、水溶性植物抽出液およびこれらを溶解するための精製水を長期間安定して含有させることが不可能であった。従って、皮膚のエモリエント性には優れているものの、保湿性においては充分満足するものは得られていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本願発明は、容易に溶解でき、安全性に優れ、垂れずに容易に塗布することができ、しかも皮膚に対して優れた保湿性を有するワックスパックタイプの化粧料を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そのために本発明者等は、前述の従来技術で認識されていた問題点に鑑みて、容易且つ適切な方法によって溶解でき、垂れずに容易に塗れ、安全性に優れ、皮膚に対して優れた保湿性を有するワックスパックタイプの化粧料を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、固形パラフィンを主成分としたワックスパック化粧料中、非イオン界面活性剤を固形パラフィンの重量%以下、且つ0.5〜20.0重量%含有させることで、現在国内での家庭への普及率が90%を越えており、その加熱簡便性が優れている電子レンジによって容易、安全に溶解できることを見出した。更に、ワックスパックタイプの化粧料に液状油増粘ゲル化剤を配合させることで、溶解時の粘度上昇が起こり、垂れずに容易に塗れるという特性を見出し、本発明を完成させるに至った。
【0006】
(1)現在電子レンジの国内での普及率は90%を越えており、その加熱簡便性は極めて優れている。従来のワックスパックは固形パラフィン、ワセリンや流動パラフィン、その他の油性原料など非極性分子のみをその成分とするため、電子レンジが発生するマイクロ波を照射しても加熱することは不可能であった。
非イオン界面活性剤に電子レンジが発生するマイクロ波を照射すると、極性分子である非イオン界面活性剤の表面に分極と云う現象をもたらし、+と−の電荷が発生する。これがマイクロ波の周波数に応じて極めて速い速度で反転し、+と−が入れ替わり、それによって熱を発生させることが出来る。
【0007】
本発明者等は化粧料を電子レンジで効率的に加熱するための方法として、化粧料中に非イオン界面活性剤を配合させることが極めて有効であることを見出した。これは固形パラフィン、ワセリンや流動パラフィン、その他の油性原料などの非極性分子を主成分とする化粧料を電子レンジで効率的に加熱するための方法として極めて有効である。
【0008】
又、従来のワックスパックは、固形パラフィン、ワセリンや流動パラフィン、その他の油性原料をその主成分とするため、皮膚に対してエモリエント性に優れていたものの、保湿性においては満足なものは得られていなかった。油性原料を主成分とする従来のワックスパックには優れた保湿効果を有する多価アルコールや水溶性植物抽出液を長期間且つ安定して含有させることが不可能であった。非イオン界面活性剤をワックスパックに含有することで、これらの保湿性を有する多価アルコールや水溶性植物抽出液を溶解させた精製水を乳化することが可能となり、これらの成分を長期間且つ安定して含有させることが可能となった。
【0009】
ワックスパックに優れた保湿効果を有する多価アルコールや水溶性植物抽出液を配合させることで、パック剤が顔面で冷却固化した際に油の皮膜により、毛穴と汗孔が拡張して発汗及び皮脂の分泌が促進され、皮膚が柔軟化することで保湿成分の浸透が促進され、優れた保湿効果を有することができる。ワックスパックに非イオン界面活性剤を配合させた結果、電子レンジによって容易に溶解でき、安全性に優れ、且つ皮膚に対して優れた保湿性を有するワックスパックタイプの化粧料を得ることができた。
【0010】
(2)従来のワックスパックは固形パラフィン、ワセリンや流動パラフィン、その他の油性原料をその成分とするため、溶解時に極めて粘度が低下し、刷毛で顔面に塗布する際に極めて垂れやすく、塗布が困難であった。
本発明者等は、従来のワックスパックに液状油増粘ゲル化剤を含有させると、加熱溶解後も一定粘度を保ち、ある温度以下では極めて粘度が増し、長時間固化せずゲル状態を保つことを見出した。ゲル状態となったワックスパックは刷毛に十分な粘度を持って留まり、垂れることもなく、顔面に塗布する際にも充分な延展性があり、充分且つ容易に使用することができる。液状油増粘ゲル化剤を含有させることで、刷毛で顔面に塗布する際に垂れずに充分且つ容易に塗れる本発明のワックスパックタイプの化粧料を得ることができた。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の化粧料における上記非イオン界面活性剤及び液状油増粘ゲル化剤の配合量は、本発明の化粧料の具体的形態等に応じて適宜選択し得るものであり、特に限定されるべきものではないが、化粧料全体として、非イオン界面活性剤0.5〜40.0重量%及び液状油増粘ゲル化剤2.0〜20.0重量%であるものが好ましく、非イオン界面活性剤1.0〜10.0重量%及び液状油増粘ゲル化剤4.0〜10.0重量%であるものが特に好ましい。これは、非イオン界面活性剤の配合量が少ないと電子レンジでの加熱所要時間が極めて長くなり、液状油増粘ゲル化剤の配合量が少ないとワックスパックを加熱溶解した際に充分な粘度を得ることが出来ない。又、非イオン界面活性剤及び液状油増粘ゲル化剤の配合量が多いと、顔面に塗布・固化後の強度が充分に得られず、皮膚からパック剤が剥がし難くなることによる。
【0012】
更に、非イオン界面活性剤及び液状油増粘ゲル化剤を含有するワックスパックタイプの化粧料に優れた保湿効果を有する多価アルコール、水溶性植物抽出液、及びこれらを溶解させるための精製水を配合させることにより、パック最中に充分な保湿感を与えることが可能になる。
本発明の化粧料における上記多価アルコール、水溶性植物抽出液、精製水の配合量は、本発明の化粧料の具体的形態等に応じて適宜選択し得るものであり、特に限定されるべきものではないが、化粧料全体として、多価アルコール0.01〜20.0重量%、保湿効果のある水溶性植物抽出液0.01〜20.0重量%及び精製水0.01〜20.0重量%であるものが好ましく、多価アルコール0.1〜10.0重量%、保湿効果のある水溶性植物抽出液0.1〜10.0重量%及び精製水0.1〜10.0重量%であるものが特に好ましい。
【0013】
本発明のワックスパックである、非イオン界面活性剤0.5〜40.0重量%及び液状油増粘ゲル化剤2.0〜20.0重量%を含有する化粧料の実施の形態について詳細に説明すると次ぎの通りである。
先ず、本発明のワックスパックタイプの化粧料の必須成分である、非イオン界面活性剤について説明すると、水中でイオン解離しない水酸基−OHやエーテル結合−O−などを親水基として持っている界面活性剤のことである。非イオン界面活性剤に電子レンジが発生するマイクロ波を照射すると、極性分子である非イオン界面活性剤の表面に分極と云う現象をもたらし、+と−の電荷が発生する。これがマイクロ波の周波数に応じて極めて速い速度で反転し、+と−が入れ替わり、それによって熱を発生させることができるという特徴を持つ。これらの加熱効率は、精製水等と比較して極めて良い。
【0014】
尚、通常の乳化物には非イオン界面活性剤が頻繁に使用されるが、本発明に非イオン界面活性剤を配合する目的は、電子レンジ中で効率良くワックスを加熱することが主目的であり、多価アルコール、保湿効果のある水溶性植物抽出液、精製水などの水溶性成分の乳化は二次的な利用目的である。この際、電子レンジでの加熱温度の調整、多価アルコール、保湿効果のある水溶性植物抽出液、精製水などの水溶性成分の乳化など二次的な目的によって1種又は数種を選択して使用することができる。
【0015】
非イオン界面活性剤は大まかには多価アルコール脂肪酸エステル系、ポリオキシエチレンエーテル系、エーテルエステル系に大別され、更に細かな分類が為されるが、本発明には使用できる非イオン界面活性剤は、通常化粧料で使用されているものであれば特段の限定はない。このうち、多価アルコール脂肪酸エステル系では、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、メチルグルコシド脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンエーテル系では、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンステロール・水添ステロール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、エーテルエステル系では、ポリオキシエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン・ソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンメチルグルコシド脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンひまし油・硬化ひまし油が特に好ましい。これは、その使用実績により、使用上の安全性が既に確認されているからである。
【0016】
次に、液状油増粘ゲル化剤について説明すると、液状油に加熱溶解後、冷却に伴い分子間水素結合などによりネットワークを形成し、液状油に対して増粘作用を有するものである。本発明者等が鋭意検討した所、液状増粘ゲル化剤のうち、デキストリンと直鎖高級脂肪酸のエステルであるパルチミン酸デキストリン、ミリスチン酸デキストリン、(パルチミン酸/2−エチルヘキサン酸)デキストリンなどが好ましい。これは、その使用実績により使用上の安全性が既に確認されている上、液状油に対しての溶解性も特に優れており、増粘性も高いという理由による。
【0017】
本発明のワックスパックタイプの化粧料における多価アルコールは、具体的には、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリンなどが挙げられ、水溶性植物抽出液は、具体的にはブドウ葉エキス、アシタバエキス、アマチャエキス、アルテアキス、アロエエキス、海藻エキス、キシロビオース混合物、キューカンバーエキス、紅茶エキス、ゴボウエキス、コメヌカエキス、シイタケエキス、ジオウエキス、タイソウエキス、トウキエキス、冬虫夏草エキス、トマトエキス、ニンジンエキス、ブクリョウエキス、プルーン酵素分解物、ヘチマエキス、ボタンエキス、ユズエキス、ユリエキス、ヨクイニンエキス、リンゴエキス、ローヤルゼリーエキス等が挙げられる。
【0018】
本発明のワックスパックタイプの化粧料における多価アルコール、保湿効果のある水溶性植物抽出液、精製水は本発明の化粧料における非イオン界面活性剤を1種又は数種を適宜選択し、配合量を調整することでW/Oタイプのエマルジョンを形成することにより配合が可能となる。W/Oタイプエマルジョン中に保湿効果を有する多価アルコールや水溶性植物抽出液が含まれることで、パック時に効果的に保湿感を与えることが可能となる。
【0019】
本発明のワックスパック化粧料における非イオン系界面活性剤、液状油増粘ゲル化剤、多価アルコール、水溶性植物抽出液は、化粧品原料基準(別名:粧原基)及び化粧品種別配合成分規格(別名:粧配規)に収載されている化粧品原料である。
【0020】
【実施例】
以下に実施例を挙げて本発明について更に詳細に説明するが、本発明がこれら実施例にのみ限定を受けないことは云うまでもない。
〔比較例1〕
下記表1に示す処方に従って、ワックスパックタイプの化粧料を作製した。
即ち、A相を約80℃に加熱撹拌混合し、これを適当な容器に40g注ぎ入れた後、室温中に放置冷却し、室温まで冷却することにより、ワックスパックタイプの化粧料を得た。
【0021】
〔実施例〜15〕
下記表1に示す処方に従って、ワックスパックタイプの化粧料を作製した。
即ち、下記表2に示した非イオン界面活性剤を含むA相を約80℃に加熱撹拌混合し、これを適当な容器に40g注ぎ入れた後、室温中に放置冷却し、室温まで冷却することにより、ワックスパックタイプの化粧料を得た。
【表1】
Figure 0003698665
【表2】
Figure 0003698665
【0022】
〔試験例1〕
上記ワックスパックタイプの化粧料を恒温槽にて20℃に温度設定し、電子レンジ(シャープ株式会社製電子レンジR−528、定規格電圧100V、定規格周波数50Hz、定規格消費電力960W、定規格周波数出力500W)を使用して、5分間加熱し、ワックスパックが溶解した際の温度を測定した。
試験結果からも判るように、通常化粧料で使用されている非イオン界面活性剤、即ち、多価アルコール脂肪酸エステル系では、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、メチルグルコシド脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンエーテル系ではポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンステロール・水添ステロール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、エーテルエステル系ではポリオキシエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン・ソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンメチルグルコシド脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンひまし油・硬化ひまし油を10.0重量%配合させた実施例2〜15は、加熱温度の程度の差はあるものの、いずれの場合も電子レンジで5分間処理すると、速やかに加熱溶解される。
非イオン界面活性剤が配合されていない比較例1は、加熱されず溶解されなかった。
このことから、非イオン界面活性剤を配合することで、ワックスパックタイプの化粧料を電子レンジ中で速やかに加熱溶解させるのに有効であることは明らかである。
尚、実施例2〜15は液状油増粘剤ゲル化剤を含有させず、非イオン界面活性剤を配合することで、ワックスパックタイプの化粧料を電子レンジ中で速やかに加熱溶解させるのに有効であることを明らかにする参考例である。
【0023】
〔実施例16〜20〕
下記表3に示す処方に従って、ワックスパックタイプの化粧料を作製した。
即ち、A相を約80℃に加熱撹拌混合し、これを適当な容器に40g注ぎ入れた後、室温中に放置冷却し、室温まで冷却することにより、ワックスパックタイプの化粧料を得た。
【表3】
Figure 0003698665
【0024】
〔試験例2〕
上記ワックスパックタイプの化粧料を恒温槽にて20℃に温度設定し、電子レンジ(シャープ株式会社製電子レンジR−528、定規格電圧100V、定規格周波数50Hz、定規格消費電力960W、定規格周波数出力500W)を使用して、10分間を限度として1分間毎に溶解するまで加熱し、ワックスパックが溶解した際の温度を測定した。
【0025】
実施例16の試験結果が示す通り、非イオン界面活性剤の配合量が0.5重量%未満の場合、電子レンジ中で10分間加熱しても溶解せず、電子レンジで容易に溶解することができない。又、実施例20の結果が示す通り、非イオン界面活性剤の配合量が40.0重量%を超える場合、電子レンジで1分間の加熱においても100℃を超えてしまい、火傷などの虞があり、安全に取り扱うことができない。
非イオン界面活性剤0.5〜40.0重量%を含有する場合、電子レンジを使用して容易に溶解でき、安全に取り扱うことができるワックスパックタイプの化粧料を得ることができた。
尚、実施例16〜20は液状油増粘剤ゲル化剤を含有させず、非イオン界面活性剤の配合量とワックスパックの溶解温度との関係を示す参考例である。
【0026】
〔実施例21〜25〕
下記表4に示す処方に従って、ワックスパックタイプの化粧料を作製した。
即ち、A相を約80℃に加熱撹拌混合した後、B相のパルチミン酸デキストリンを流動パラフィンに分散させ、少量ずつA相に添加し、完全に溶解させ、更に撹拌する。これを適当な容器に40g注ぎ入れた後、室温中に放置冷却し、室温まで冷却することにより、ワックスパックタイプの化粧料を得た。
【表4】
Figure 0003698665
【0027】
〔試験例3〕
上記ワックスパックタイプの化粧料を恒温槽にて20℃に温度設定し、電子レンジ(シャープ株式会社製電子レンジR−528、定規格電圧100V、定規格周波数50Hz、定規格消費電力960W、定規格周波数出力500W)を使用して、50℃以上になるように加熱溶解後、室温中に放冷し、50℃での粘度を測定した。
【0028】
実施例21の試験結果が示す通り、液状油増粘ゲル化剤であるパルチミン酸デキストリンの配合量が2.0重量%未満の場合、ワックスパックタイプの化粧料の顔面等への塗布適温である50℃での粘度は極めて低く、垂れずに容易に塗布することができない。又、実施例25の結果が示す通り、パルチミン酸デキストリンの配合量が30.0重量%を超える場合、液状油増粘ゲル化剤を溶解することができない。このように、実施例21及び25は液状油増粘ゲル化剤の配合量による粘度、使いやすさのとの関係を示す参考例である。
液状油増粘ゲル化剤2.0〜20.0重量%を配合させた場合、垂れずに容易に塗布することができるワックスパックタイプの化粧料を得ることができた。
【0029】
〔比較例26〕
下記表5に示す処方に従って、ワックスパックタイプの化粧料を作製した。
A相及びB相を約80℃に加熱撹拌混合し、これを適当な容器に注ぎ入れた後、室温中に放置冷却し、室温まで下げることにより、ワックスパックタイプの化粧料を得た。
【0030】
〔実施例27〜29〕
下記表5に示す処方に従って、ワックスパックタイプの化粧料を作製した。
A相を約80℃に加熱撹拌混合した後、B相のパルチミン酸デキストリンを流動パラフィンに分散させ、少量ずつA相に添加し完全に溶解させる。これに80℃に加熱混合したC相を少量ずつ加えて乳化させ、更に撹拌する。これを適当な容器に40g注ぎ入れた後、室温中に放置冷却し、室温まで下げることにより、ワックスパックタイプの化粧料を得た。
【表5】
Figure 0003698665
【0031】
〔試験例4〕
上記ワックスパックタイプの化粧料を顔面に塗布する際の垂れ難さ、保湿効果について調べるために、以下の試験を行った。
このワックスパックタイプの化粧料(実施例27)について、女性23歳から40歳までの専門パネラー12名により、比較例として、非イオン界面活性剤、パルチミン酸デキストリン、多価アルコール、保湿効果のある水溶性植物抽出液、精製水を固形パラフィンに置換したもの(比較例26)を用い、パック時に刷毛で顔面に塗布して使用する際の垂れ難さを、垂れずに塗れる、どちらとも云えない、やや垂れて塗り難い、垂れて塗り難いの基準で判定した。
パック時に刷毛で顔面に塗布して使用する際の垂れ難さに関する評価の内訳は表6の通りである。
【表6】
Figure 0003698665
【0032】
又、同様に実施例27〜29について、パック後の保湿効果の実感を、比較例26を用い、しっとりしている、ややしっとりしている、どちらとも云えない、ややしっとりしない、しっとりしないの基準で判定した。
パック後の保湿効果の実感に関する評価の内訳は表7の通りである。
【表7】
Figure 0003698665
【0033】
上記の試験結果より、本発明のワックスパックタイプ化粧料では、垂れずに塗りやすく、優れた保湿感を有することが明白である。又、実施例27〜29において配合した優れた保湿効果を有する多価アルコール及び水溶性植物抽出液は、ワックスパック作製後、室温、40℃、−5℃の環境下で1ヶ月経過後も分離することなく、長期間安定して含有させることが可能となった。
【0034】
【発明の効果】
本発明によれば、電子レンジを用いて加熱、溶解して用いるワックスパック化粧料であって、固形パラフィンを主成分とし、化粧料中、非イオン界面活性剤を固形パラフィンの重量%以下、且つ0.5〜20.0重量%、液状油増粘剤ゲル化剤2.0〜20.0重量%を含有することによって、電子レンジによって容易、安全に溶解でき、垂れずに容易に塗れるワックスパック化粧料を提供でき、多価アルコール0.01〜20.0重量%、保湿効果のある水溶性植物抽出液0.01〜20.0重量、精製水0.01〜20.0重量%を配合させることによって、皮膚に対して優れた保湿性を有するワックスパックタイプの化粧料を提供することができた。

Claims (2)

  1. 電子レンジを用いて加熱、溶解して用いるワックスパック化粧料であって、固形パラフィンを主成分とし、化粧料中、非イオン界面活性剤を固形パラフィンの重量%以下、且つ0.5〜20.0重量%、液状油増粘剤ゲル化剤2.0〜20.0重量%を含有することを特徴とするワックスパック化粧料。
  2. 多価アルコール0.01〜20.0重量%、保湿効果のある水溶性植物抽出液0.01〜20.0重量%、精製水0.01〜20.0重量%を配合させたことを特徴とする請求項1に記載のワックスパック化粧料。
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