JP3697812B2 - リチウム二次電池の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、二次電池の製造方法に関し、特にサイクル特性が安定した二次電池を高い製造得率で製造することのできる二次電池の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、二次電池の分野では他の電池に比べ高容量なリチウム電池が注目され、二次電池市場で大きな伸びを示している。このリチウム二次電池は、正負電極とセパレーターを巻回ないしは積層した電極群を電池缶に挿入した後電解液を注入しその後封口することによって製造される。巻回ないしは積層した電極群は密な構成となっているため、電解液が浸透するのには時間を要する。電解液の注液および、電極内浸透の時間を短縮するために、電解液の注液から一定の時間電池内の温度を上昇させる手段や、超音波等の振動を与える等の手段が採られているのが通常である。しかしながら、これらの方法では電解液の揮発や封口直後の電解液の噴出等の工程のトラブル、製造した電池のサイクル特性がばらつく等の不都合が生じており、生産得率を上げるには至っていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、電解液の注入から封口に至る製造工程を安定化させ、サイクル特性にばらつきのない二次電池の製造方法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の課題は、正極、負極およびセパレーターからなる電極群を電池缶に挿入し、非水電解液を注入した後に該電池缶を封口するリチウム二次電池の製造方法において、該非水電解液の注入開始から封口後の12時間までの電池缶の外壁温度を3℃以上50℃以下に制御することを特徴とするリチウム二次電池の製造方法により達成された。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の好ましい態様について説明するが本発明はこれらに限定されるものではない。
<1>正極、負極およびセパレーターからなる電極群を電池缶に挿入し、非水電解液を注入した後に該電池缶を封口するリチウム二次電池の製造方法において、該非水電解液の注入開始から封口後の一定時間であって、12時間を超えない範囲まで電池缶の外壁温度を3℃以上50℃以下に制御することを特徴とするリチウム二次電池の製造方法。
<2>項1の該電池缶の外壁温度が5℃以上30℃以下に制御されることを特徴とするリチウム二次電池の製造方法。
<3>該電池缶の外壁温度制御が、実質的に冷却であることを特徴とする項1または2に記載のリチウム二次電池の製造方法。
<4>負極もしくは正極が、電解液に接することにより、それ単独で電池反応を開始することができる電極であることを特徴とする項1〜3のいずれかに記載のリチウム二次電池の製造方法。
<5>負極が合剤上にリチウム金属の薄膜を有することを特徴とする項4に記載のリチウム二次電池の製造方法。
<6>負極にリチウムイオンの拡散制御層を有することを特徴とする項5に記載のリチウム二次電池の製造方法。
【0006】
以下本発明について詳述する。本発明においては、正極、負極およびセパレーターからなる電極群を電池缶に挿入し、非水電解液を注入した後に該電池缶を封口してリチウム二次電池を製造する。
本発明の方法は、従来の方法が電解液の注入から一定時間まで、電池を例えば60℃程度に加熱するのに対し、むしろ冷却することに特徴がある。本発明において、電池缶の外壁温度を制御するタイミングは、該非水電解液の注入開始からの時間で封口を終えたのちの12時間までである。より好ましくは封口後の9時間まで、特に好ましくは封口後の6時間までである。非水電解液の注入時には電池缶温度が制御されている必要があるから、注入直前に制御機構が働いていることが好ましい。非水電解液の注入開始から電池缶封口までの時間は特に制限するものではないが、通常2時間以内、好ましくは1分から60分以内とする。
【0007】
電池缶の外壁温度は3℃以上50℃以下に制御されていることが好ましく、5℃以上30℃以下に制御されることが特に好ましい。外壁温度が3℃以下の場合は、電極内の活物質等の材料の分布が均一にならず、サイクル特性にばらつきが生じやすい。50℃以上の場合は、電池内の温度の急激な上昇が始まり、電解液の沸騰や暴走反応が発生しやすく製造工程のトラブルを発生させやすい。又サイクル特性のばらつきも生じやすい。電池内の温度は5℃から60℃に制御するのが好ましい。電池缶は非水電解液の注入開始後、冷却等を特に行わないときは、缶内の温度が上昇することがある。特に電解液に接することによりそれ単独で電池反応を開始する電極を用いた電池では顕著であり、これらの電極の構成如何によっては、通常の微多孔性ポリオレフィンセパレーターの微多孔が閉塞する温度(80℃〜120℃)に到達してしまう。このため、サイクル特性が安定しないという課題の他に、電池の生産得率が著しく悪いという問題があった。
【0008】
本発明における電池缶の外壁の温度制御は、実質的に冷却である。温度制御の手段は既知の手段が使用できる。
【0009】
本発明における電極は、電解液に接することにより、それ単独で電池反応を開始することができる電極であることが好ましい。正極もしくは負極が合剤上にリチウム金属の薄膜を有する構成であることが好ましい。より好ましいのは負極が合剤上にリチウム金属の薄膜を有する構成である。更に好ましくは負極が合剤上にリチウム金属の薄膜を有し、かつリチウムイオンの拡散制御層を有するばあいである。以下に本発明における電極の構成材料について説明する。
【0010】
本発明における電極は、集電体上に正極活物質を含む正極合剤を塗布してなる正極、集電体上に負極材料を含む負極合剤を塗布してなる負極であり、これらの電極は更に、後で説明する拡散制御層を有する形態が好ましい。また、正極もしくは負極の合剤上もしくは拡散制御層の上にリチウム金属薄膜を有する構成が特に好ましい。電極合剤は、正極活物質や負極材料等のリチウムの挿入放出が可能な化合物を主体とし、導電材や結着剤等を混合分散して得られる。
【0011】
本発明で使用できる正極中の活物質は、軽金属を挿入放出できるものであれば良いが、好ましくはリチウム含有遷移金属酸化物であり、更に好ましくはLix CoO2 、Lix NiO2 、Lix Coa Ni1-a2 、Lix Cob 1-bz 、Lix Cob Fe1-bz 、Lix Mn24 、Lix MnO2 、Lix Mn23 、Lix Mnb Co2ーb z 、Lix Mnb Ni2ーb z 、Lix Mnb 2ーb z 、Lix Mnb Fe1ーb z (ここでx=0.05〜1.2、a=0.1〜0.9、b=0.8〜0.98、z=1.5〜5)である。
以下、本発明で言う軽金属とは、周期律表第1A族(水素を除く)及び第2A族に属する元素であり、好ましくはリチウム、ナトリウム、カリウムであり、特にリチウムであることが好ましい。
【0012】
本発明で使用できる負極中の活物質は、軽金属を挿入放出できるものであれば良いが、好ましくは黒鉛(天然黒鉛、人造黒鉛、気相成長黒鉛)、コークス(石炭または石油系)、有機ポリマー焼成物(ポリアクリロニトリルの樹脂または繊維、フラン樹脂、クレゾール樹脂、フェノール樹脂)、メゾフェースピッチ焼成物、金属酸化物、金属カルコゲナイド、リチウム含有遷移金属酸化物及びカルコゲナイドである。
特に,Ge,Sn,Pb,Bi,Al,Ga,Si、Sbの単独あるいはこれらの組み合わせからなる酸化物、カルコゲナイドが好ましい。更に、これらに網目形成剤として知られているSiO2 ,B23 ,P25 ,Al23 ,V25 などを加えて非晶質化させたものが特に好ましい。これらは化学量論組成のものであっても、不定比化合物であっても良い。
これらの化合物の好ましい例として以下のものを上げることができるが本発明はこれらに限定されるものではない。
【0013】
GeO、GeO2 、SnO、SnO2 、SnSiO3 、PbO、SiO、Sb25 、Bi23 、Li2 SiO3 、Li4 Si27 、Li2 GeO3 、SnAl0.40.50.50.13.65、SnAl0.40.50.5 Cs0.13.65、SnAl0.40.50.50.1 Ge0.053.85、SnAl0.40.50.50.1 Mg0.1 Ge0.023.83、SnAl0.40.40.4 Ba0.083.28、SnAl0.50.40.5 Mg0.10.23.65、SnAl0.40.50.5 Cs0.1 Mg0.10.23.65、SnB0.50.5 Cs0.05Mg0.050.13.03、Sn1.1 Al0.40.40.4 Ba0.083.34、Sn1.2 Al0.50.30.4 Cs0.23.5 、SnSi0.5 Al0.20.10.1 Mg0.12.8 、SnSi0.5 Al0.30.40.54.30、SnSi0.6 Al0.10.10.1 Ba0.22.95、SnSi0.6 Al0.40.2 Mg0.13.2 、Sn0.9 Mn0.30.40.4 Ca0.1 Rb0.12.95、Sn0.9 Fe0.30.40.4 Ca0.1 Rb0.12.95、Sn0.3 Ge0.7 Ba0.10.93.35、Sn0.9 Mn0.1 Mg0.10.93.35、Sn0.2 Mn0.8 Mg0.10.93.35
【0014】
さらに本発明の負極材料は、軽金属、特にリチウムを挿入して用いることができる。リチウムの挿入方法は、電気化学的、化学的、熱的方法が好ましい。
【0015】
本発明の負極材料へのリチウム挿入量は、リチウムの析出電位に近似するまででよいが、上記の好ましい負極材料当たり50〜700モル%が好ましい。特に100〜600モル%が好ましい。
【0016】
本発明で使用できる正極及び負極中の導電剤は、グラファイト、アセチレンブラック、カーボンブラック、ケッチェンブラック、炭素繊維や金属粉、金属繊維やポリフェニレン誘導体であり、特にグラファイト、アセチレンブラックが好ましい。
本発明で使用できる正極及び負極中の結着剤は、ポリアクリル酸、カルボキシメチルセルロース、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、ポリビニルアルコール、澱粉、再生セルロース、ジアセチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルクロリド、ポリビニルピロリドン、ポリエチレン、ポリプロピレン、SBR,EPDM、スルホン化EPDM、フッ素ゴム、ポリブタジエン、ポリエチレンオキシドであり、特にポリアクリル酸、カルボキシメチルセルロース、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデンが好ましい。これらは、粒子サイズが1ミクロン以下の水分散ラテックスとして使用するとより好ましい。
【0017】
本発明で使用できる正極及び負極の支持体即ち集電体は、材質として、正極にはアルミニウム、ステンレス鋼、ニッケル、チタン、またはこれらの合金であり、負極には銅、ステンレス鋼、ニッケル、チタン、またはこれらの合金であり、形態としては、箔、エキスパンドメタル、パンチングメタル、金網である。特に、正極にはアルミニウム箔、負極には銅箔が好ましい。
【0018】
次に本発明のリチウムイオンの拡散制御層について説明する。拡散制御層は、少なくとも1層からなり、同種又は異種の複数層により構成されていても良い。これらの層は、水不溶性の粒子と結着剤から構成される。結着剤は電極合剤を形成する時に用いる結着剤を用いることが出来る。拡散制御層に含まれる水不溶性粒子の割合は2.5重量%以上、96重量%以下が好ましく、5重量%以上、95重量%以下がより好ましく、10重量%以上、93重量%以下が特に好ましい。
本発明の水不溶性の粒子としては、導電性粒子と導電性を持たない粒子を用いることができる。導電性粒子としては金属、金属酸化物、金属繊維、炭素繊維、カーボンブラックや黒鉛等の炭素粒子を挙げることが出来る。水への溶解度は、100PPM 以下、好ましくは不溶性のものが好ましい。これらの水不溶導電性粒子の中で、アルカリ金属特にリチウムとの反応性が低いものが好ましく、金属粉末、炭素粒子がより好ましい。粒子を構成する元素の20℃における電気抵抗率としては、5×109 Ω・m以下が好ましい。
【0019】
金属粉末としては、リチウムとの反応性が低い金属、即ちリチウム合金を作りにくい金属が好ましく、具体的には、銅、ニッケル、鉄、クロム、モリブデン、チタン、タングステン、タンタルが好ましい。これらの金属粉末の形は、針状、柱状、板状、塊状のいずれでもよく、最大径が0.02μm以上、20μm以下が好ましく、0.1μm以上、10μm以下がより好ましい。これらの金属粉末は、表面が過度に酸化されていないものが好ましく、酸化されているときには還元雰囲気で熱処理することが好ましい。
【0020】
炭素粒子としては、従来電極活物質が導電性でない場合に併用する導電材料として用いられる公知の炭素材料を用いることが出来る。これらの材料としてはサーマルブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラック、ランプブラックなどのカーボンブラック、鱗状黒鉛、鱗片状黒鉛、土状黒鉛などの天然黒鉛、人工黒鉛、炭素繊維等があげられる。これらの炭素粒子を結着剤と混合分散するためには、カーボンブラックと黒鉛を併用するのが好ましい。カーボンブラックとしては、アセチレンブラック、ケッチェンブラックが好ましい。炭素粒子は、0.01μm以上、20μm以下が好ましく、0.02μm以上、10μm以下の粒子がより好ましい。
【0021】
実質的に導電性を持たない粒子としてはテフロン(商品名、ポリテトラフルオロエチレン)の微粉末、SiC、窒化アルミニウム、アルミナ、ジルコニア、マグネシア、ムライト、フォルステライト、ステアタイトを挙げることが出来る。これらの粒子は、導電性粒子の0.01倍以上、10倍以下で使うと好ましい。
【0022】
これらの拡散制御層の厚みは0.1μm以上50μm以下が好ましく、0.3μm以上20μm以下がより好ましく、0.5μm以上10μm以下が特に好ましい。
【0023】
電極合剤上もしくは拡散制御層上に有することのできるリチウム金属の薄膜は、厚みが5〜150μmであることが好ましく、5〜100μmがさらに好ましく、10〜75μmが特に好ましい。リチウムは、純度90重量%以上のものが好ましく、98重量%以上のものが特に好ましい。電極シート上のリチウムの重ね合せパターンとしてはシート全面に重ね合わせることが好ましいが、リチウムは電極が電解液と接した後エージングによって徐々に電極中に拡散するため、シート全面ではなくストライプ、枠状、円板状のいずれかの部分的重ね合わせであってもよい。ここで言う重ね合せとは電極合剤もしくは拡散制御層を有するシート上に直接リチウムを主体とした金属箔を圧着することを意味する。
次に重ね合わせるリチウム量に付いて、負極を例に説明する。負極シート上に重ね合せるリチウムは、電極が電解液と接触するとイオン化・拡散して負極合剤中の負極材料中に挿入される。このリチウム挿入量(予備挿入量という)としては、好ましくは負極材料に対して0.5〜4.0当量であり、さらに好ましくは1〜3.5当量であり、特に好ましくは1.2〜3.2当量である。1.2当量よりも少ないリチウムを負極材料に予備挿入した場合には電池容量が低く、また3.2当量より多くのリチウムを予備挿入した場合にはサイクル性劣化があり、それぞれ好ましくない。
リチウムを主体とした金属箔の切断、貼り付け等のハンドリング雰囲気は露点−30℃以下−80℃以上のドライエアー又はアルゴンガス雰囲気下が好ましい。ドライエアーの場合は−40℃以下−80℃以上がさらに好ましい。また、ハンドリング時には炭酸ガスを併用してもよい。特にアルゴンガス雰囲気の場合は炭酸ガスを併用することが好ましい。
【0024】
本発明で使用できるセパレータは、イオン透過度が大きく、所定の機械的強度を持ち、絶縁性の薄膜であれば良く、材質として、オレフィン系ポリマー、フッ素系ポリマー、セルロース系ポリマー、ポリイミド、ナイロン、ガラス繊維、アルミナ繊維が用いられ、形態として、不織布、織布、微孔性フィルムが用いられる。特に、材質として、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリプロピレンとポリエチレンの混合体、ポリプロピレンとテフロンの混合体、ポリエチレンとテフロンの混合体が好ましく、形態として微孔性フィルムであるものが好ましい。特に、孔径が0.01〜1μm、厚みが5〜50μmの微孔性フィルムが好ましい。
【0025】
本発明で使用できる電解液は、有機溶媒としてプロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、ブチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、1,2−ジメトキシエタン、γ−ブチロラクトン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、ジメチルスフォキシド、ジオキソラン、1,3−ジオキソラン、ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ニトロメタン、アセトニトリル、蟻酸メチル、酢酸メチル、プロピオン酸メチル、燐酸トリエステル、トリメトキシメタン、ジオキソラン誘導体、スルホラン、3−メチル−2−オキサゾリジノン、プロピレンカーボネート誘導体、テトラヒドロ誘導体、ジエチルエーテル、1,3−プロパンサルトンの少なくとも1種以上を混合したもの、また電解質として、LiClO4 、LiBF4 、LiPF6 、LiCF3 SO3 、LiCF3 CO2 、LiAsF6 、LiSbF6 、LiB10Cl10、低級脂肪族カルボン酸リチウム、LiAlCl4 、LiCl、LiBr、LiI、クロロボランリチウム、四フェニルホウ酸リチウムの1種以上の塩を溶解したものが好ましい。特にプロピレンカーボネートあるいはエチレンカーボネートと1,2−ジメトキシエタン及び/あるいはジエチルカーボネートとの混合溶媒にLiCF3 SO3 、LiClO4 、LiBF4 、及び/あるいはLiPF6 を溶解したものが好ましく、特に、少なくともエチレンカーボネートとLiPF6 を含むことが好ましい。
【0026】
電池の形状はシリンダー、角のいずれにも適用できる。この場合、電極は、合剤を集電体上に塗設、乾燥、脱水、プレスして用いる。
電池は、セパレーターと共に巻回した電極を電池缶に挿入し、缶と電極を電気的に接続し、電解液を注入し封口して形成する。この時、安全弁を電池蓋として用いることができる。更に電池の安全性を保証するためにPTC素子を用いるのが好ましい。
【0027】
本発明で使用できる有底電池外装缶は、材質として、ニッケルメッキを施した鉄鋼板、ステンレス鋼板(SUS304、SUS304L,SUS304N、SUS316、SUS316L、SUS430、SUS444等)、ニッケルメッキを施したステンレス鋼板(同上)、アルミニウムまたはその合金、ニッケル、チタン、銅であり、形状として、真円形筒状、楕円形筒状、正方形筒状、長方形筒状である。特に、外装缶が負極端子を兼ねる場合は、ステンレス鋼板、ニッケルメッキを施した鉄鋼板が好ましく、外装缶が正極端子を兼ねる場合は、ステンレス鋼板、アルミニウムまたはその合金が好ましい。
【0028】
本発明で使用できるガスケットは、材質として、オレフィン系ポリマー、フッ素系ポリマー、セルロース系ポリマー、ポリイミド、ポリアミドであり、耐有機溶媒性及び低水分透過性から、オレフィン系ポリマーが好ましく、特にプロピレン主体のポリマーが好ましい。さらに、プロピレンとエチレンのブロック共重合ポリマーであることが好ましい。
【0029】
本発明の電池は必要に応じて外装材で被覆される。外装材としては、熱収縮チューブ、粘着テープ、金属フィルム、紙、布、塗料、プラスチックケース等がある。また、外装の少なくとも一部に熱で変色する部分を設け、使用中の熱履歴がわかるようにしても良い。
本発明の電池は必要に応じて複数本を直列及び/または並列に組み電池パックに収納される。電池パックには正温度係数抵抗体、温度ヒューズ、ヒューズ及び/または電流遮断素子等の安全素子の他、安全回路(各電池及び/または組電池全体の電圧、温度、電流等をモニターし、必要なら電流を遮断する機能を有す回路)を設けても良い。また電池パックには、組電池全体の正極及び負極端子以外に、各電池の正極及び負極端子、組電池全体及び各電池の温度検出端子、組電池全体の電流検出端子等を外部端子として設けることもできる。また電池パックには、電圧変換回路(DC−DCコンバータ等)を内蔵しても良い。また各電池の接続は、リード板を溶接することで固定しても良いし、ソケット等で容易に着脱できるように固定しても良い。さらには、電池パックに電池残存容量、充電の有無、使用回数等の表示機能を設けても良い。
【0030】
本発明の電池は様々な機器に使用される。特に、ビデオムービー、モニター内蔵携帯型ビデオデッキ、モニター内蔵ムービーカメラ、コンパクトカメラ、一眼レフカメラ、使い捨てカメラ、レンズ付きフィルム、ノート型パソコン、ノート型ワープロ、電子手帳、携帯電話、コードレス電話、ヒゲソリ、電動工具、電動ミキサー、自動車等に使用されることが好ましい。
【0031】
【実施例】
以下に具体例をあげ、本発明をさらに詳しく説明するが、発明の主旨を越えない限り、本発明は実施例に限定されるものではない。
【0032】
実施例1
負極活物質としてSnB0.50.5 Cs0.1 Ge0.073.12を86重量部、導電剤としてアセチレンブラック3重量部とグラファイト6重量部の割合で混合し、さらに結着剤としてポリフッ化ビニリデンを4重量部及びカルボキシメチルセルロース1重量部を加え、水を媒体として混練して負極合剤スラリーを得た。
次にα−アルミナ85重量部、グラファイト9.5重量部、カルボキシメチルセルロース5.5重量部の割合で混合し、補助層スラリーaを得た。また、α−アルミナ60重量部、グラファイト30重量部、カルボキシメチルセルロース10重量部の割合で混合し、補助層スラリーbを得た。グラファイトは平均径6μmの平板状のものを用いた。
18μmの厚みの銅箔上にエクストルージョン塗布機を用い、合剤層、補助層1、補助層2の順に積層されるようにしながら、3層を同時に塗布乾燥した。銅箔のさらに一方の面にも塗布し、両面に塗布された負極シートを作成した。乾燥後、カレンダープレス機で圧縮成形して、片面あたりの負極合剤層厚み40μm、補助層1の厚み4μm、補助層2の厚み1μm、幅55mm、長さ520mmの帯状の負極シート(ii)を作成した。
正極活物質としてLiCoO2 を87重量部、導電剤としてアセチレンブラック3重量部とグラファイト6重量部の割合で混合し、さらに結着剤としてNipol820B(商品名、日本ゼオン社製)3重量部とカルボキシメチルセルロース1重量部を加え、水を媒体として混練して正極合剤スラリーを得た。該スラリーをアルミニウム箔の両面にエクストルージョン式塗布機を使って塗設し、乾燥後、カレンダープレス機により圧縮成形して、片面の合剤層厚みが100μm、幅53mm、長さ445mmの帯状の正極シート(i)を作成した。
【0033】
上記負極シート(ii)及び正極シート(i)のそれぞれも端部にニッケル及びアルミニウム製のリード板をそれぞれ溶接した後、露点−50℃以下の乾燥空気中で230℃で1時間熱処理した。熱処理後の負極シート全面に4mm×55mmに裁断した厚さ30μmのリチウム箔(純度99.8%)をシートの長さ方向に対して直角に8mm間隔で貼り付けた。
さらに、熱処理済みの正極シート、微多孔性ポリエチレン/ポリプロピレンフィルム製セパレータ、熱処理済みの負極シート及びセパレータの順で積層し、これを渦巻状に巻回した。
この巻回体(2)を負極端子を兼ねる、ニッケルめっきを施した鉄製の有底円筒型電池缶(1)(厚み0.5mm)に収納した。さらに、電解液として0.95LiPF6 mol/リットル、0.05LiBF4 mol/リットル(エチレンカーボネートとジエチルカーボネートの2対8重量比混合液)の濃度の液を5.5ml電池缶内に注入した。正極端子を有する電池蓋(端子キャップ)(8)をガスケット(5)を介してかしめて高さ65mm、外径18mmの円筒型電池を作成した。なお、電池蓋(8)の正極端子は正極シートと、電池缶は負極シートと予めリード端子により接続した。また、(6)は安全弁としての防爆弁体、(7)は電流遮断体である。図中、(3)は上部絶縁板、(4)はリード線、(9)は溝状肉薄部を示す。電流遮断体(7)は、第一導通体(7a)、第二導通体(7b)、中間絶縁体(7c)及び正温度係数抵抗体(PTC素子)(7d)を有している。また、正極端子を有する電池蓋(8)には、排気孔(8a)が設けられている。
【0034】
電解液の注入前に、電池缶は冷媒管とヒーターを内蔵した金属ブロックに固定し、電解液注入、封口の工程において、電解液注入開始後電池缶壁の温度を表1に記載したように所定時間制御した。
作成した電池を0.2Aで30分間定電流充電した後、50℃の恒温槽で2週間エージングした。保存終了後0.6Aで4.1Vまで定電流電圧(CCCV)充電し、その後0.6Aで2.8Vまで定電流放電し、活性化した。その後、1.2Aで4.1VまでCCCV充電を行い、12日間、50℃で放置した。放置後、一旦2.8Vまで放電したのち、1.2A、4.1V定電流定電圧充電、1.2Aで2.8Vまで定電流放電の条件で充放電サイクル試験を行った。500サイクル後の容量の、初期容量に対する割合(容量維持率)を表1に示した。尚、上記において、電解液注入時および注入後に電池缶を特別に冷却しない場合には、電池内温度が80℃を越え、セパレーターの微細孔が閉塞してしまい試料電池が得られなかった。
【0035】
【表1】
Figure 0003697812
【0036】
表1の結果から明らかなように、本発明の温度制御下に電解液を注入、封口、放置することにより、充放電サイクル特性が改良された。
【0037】
【発明の効果】
本発明方法によれば、充放電サイクル特性の優れたリチウム二次電池を製造することができる。同時に、リチウム二次電池の製造工程が安定化され、サイクル特性にばらつきのないリチウム二次電池を製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法により製造される一般的な円筒型電池の縦断面図である。
【符号の説明】
1 電池缶(外装缶)
2 巻回体(電極群)
3 上部絶縁板
4 リード板
5 ガスケット
6 防爆弁体
7 電流遮断体
7a 第一導通体
7b 第二導通体
7c 中間絶縁体
7d 正温度係数抵抗体(PTC素子)
8 正極端子を有する電池蓋
8a 排気孔
9 溝状肉薄部

Claims (6)

  1. 正極、負極およびセパレーターからなる電極群を電池缶に挿入し、非水電解液を注入した後に該電池缶を封口するリチウム二次電池の製造方法において、該非水電解液の注入開始から封口後の一定時間であって、12時間を超えない範囲まで電池缶の外壁温度を3℃以上50℃以下に制御することを特徴とするリチウム二次電池の製造方法。
  2. 請求項1の該電池缶の外壁温度が5℃以上30℃以下に制御されることを特徴とするリチウム二次電池の製造方法。
  3. 該電池缶の外壁温度制御が、実質的に冷却であることを特徴とする請求項1または2に記載のリチウム二次電池の製造方法。
  4. 負極もしくは正極が、電解液に接することにより、それ単独で電池反応を開始することができる電極であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のリチウム二次電池の製造方法。
  5. 負極が合剤上にリチウム金属の薄膜を有することを特徴とする請求項4に記載のリチウム二次電池の製造方法。
  6. 負極にリチウムイオンの拡散制御層を有することを特徴とする請求項5に記載のリチウム二次電池の製造方法。
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