JP3637408B2 - シート状電極とこれを用いた電池 - Google Patents

シート状電極とこれを用いた電池 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電池に使用するシート状電極に関し、特にサイクル特性が安定した電池を高い製造得率で製造することのできるシート状電池の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、二次電池の分野では他の電池に比べ高容量なリチウム電池が注目され、二次電池市場で大きな伸びを示している。このリチウム二次電池は、正負電極とセパレーターを巻回ないしは積層した電極群を電池缶に挿入した後電解液を注入しその後封口することによって製造される。できるだけ高容量の電池を作製するためには、できるだけ多くの電極材料を電池缶に挿入する必要があり、そのため巻回ないしは積層した電極群は密な構成となっている。
【0003】
しかしながら、電極群を密な構成にすると、様々な故障が発生する。例えば、巻回電極群においては、巻回していく間に電極群の外形が円柱状ではなくなってしまったり、電極群を強く巻き締めすると内部短絡が発生したりする故障が発生し、改善がのぞまれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者らは、巻回電極群作製時及びこれらの電極群を電池に用いたときの故障が、電極群の形状が真の円柱状となっていないこと、及びこの原因がシート状電極の端部形状にあることを突きとめ本発明に至った。図5(A)、(B)は、従来技術による巻回前の電極群を示す。図5(A)は、電極群の側面図であり、図5(B)は、電極群の上面図であり、図5(A)の電極群を上方から見た図である。電極群の巻回は、最初に巻き芯20にセパレーター21と22を巻き込み、次いでシート状の正極35と負極36をセパレーター21と22を介して巻き込む。正極35及び負極36の表面形状は矩形である。正極35は巻き芯20とセパレーター21にその先端を挟まれた状態で巻き込まれていくが、正極35の先端の挟み込み時には、正極35の先端の角41にオレが発生することがある。また、電極の幅方向(図5(B)の水平方向)の張力が均一とならず、中央部42よりも端部43に大きな力が働きやすい。その際、両端部43に同じ力が働けばよいが、片側に力が偏るとゆがんだ円柱状の電極群の電極群が形成されることがわかった。正極の角41のオレは、セパレーター21を突き破り内部短絡の重大な故障を引き起こす原因となるし、張力の偏りは巻回群の形状をいびつにし電池缶への挿入不良や内部短絡を引き起こす原因となっていることがわかった。正極35のみならず、負極36も同様である。
【0005】
本発明の課題は、巻回電極群の製造工程を安定化させ、製造得率を向上させるとともに、内部短絡等の故障の少ないシート状電極を提供することである。
【0006】
更に詳しくは、電極巻き込み時の張力の不均一をなくし巻きズレや電極の先端オレの少ないシート状電極を提供すること、巻回群の形状を均一にし、電池缶への挿入が容易な電極群を製造可能なシート状電極を提供すること、内部短絡の少ない電池を提供することにある。
【0007】
本発明者は、シート状電極の先端が矩形状であると、挟み込まれたときの張力が両側端に働き、両側端部の張力が均等となりにくいこと、側端部が折れやすいことを見いだし本発明に至った。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の一観点によれば、シート状の電極とシート状のセパレータを巻回した渦巻き電極群を電池缶に収納して製造する電池用のシート状電極は、長手方向の少なくともいずれかの端部における幅方向の両端が90°を超える角または曲線で形成される集電体と、前記集電体の両面に前記集電体の長手方向の両端の先端近傍の両面を露出するように形成される電極合剤層とを有する。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の好ましい態様について説明するが本発明はこれらに限定されるものではない。円筒状電池缶に挿入する円柱状の巻回電極群を作成する場合を説明する。通常巻回電極群と電池缶との間のクリアランスは、両側合わせて0.5mm程度である。自動化した製造工程においては、片側約0.25mmのクリアランスでの挿入工程が必要となる。巻回電極群の断面形状が真円から崩れると、挿入工程の達成が困難となり、工程の得率が低下する。
【0010】
なお、2枚のセパレータと2枚の電極シートを用いる場合、一方の電極シートは2枚のセパレータに挟まれるので、その位置を安定化し易い。特に問題となるのは、上側セパレータ上に載せる他方の電極シートである。説明の簡単化のため、まず上側セパレータとその上に載る電極シート(正極シートを例に取る)とを抽出して説明する。
【0011】
図1(A)〜(D)は、本発明の実施の形態による電極の長手方向の端部の例を示す。正極35の端部の例を以下に示すが、正極負極の少なくとも何れかを以下の形状とすることができる。図1(A)〜(E)は、正極35の上面図(図5(B)は同じ方向から見た図)であり、正極35の長手方向(図の垂直方向)の一方の端部を示す。両方の端部を図に示す形状にしてもよいし、いずれか一方の端部のみを図に示す形状にしてもよいが、その形状を有する端部が巻芯側(巻回電極群の中心側)にくることが必要である。
【0012】
図1(A)〜(D)は、いずれも破線で示す矩形の電極の端部の両角部を切り欠くことにより、電極35を形成することができる。両端1は、電極35の長手方向の端における幅方向(図の水平方向)の両端であり、中央部2は、電極35の長手方向の端における幅方向の中央部である。図1(A)は、電極35の幅方向の両端1から中央部2へかけて曲線で形成され、かつ中央部2が両端1よりも突出している電極35を示す。図1(B)は、中央部2が直線で形成され、両端1が直線と曲線の交わりで形成され、かつ中央部2が両端1よりも突出している電極35を示す。図1(C)は、両端1が90°を超える角で形成され、中央部2が直線で形成され、かつ中央部2が両端1よりも突出している電極35を示す。図1(D)は、長手方向の端部が2段で形成される電極35を示す。すなわち、両端1から中央部2へはなだらかに形状が変化している必要はなく、多段の形状により電極35の端部を形成してもよい。この際、両端1の形状は、直線と曲線の交わりでも90°を超える角であってもよい。
【0013】
電極35の両端1は直線と上方向に(長手方向の端の方向に)凸形状の曲線の交わり(図1(A)、(B)、(D))または90°(より好ましくは100°)を超える角(図1(C))であることが好ましい。さらに、中央部2が両端1よりも上方向に(長手方向の端の方向に)突出していることが好ましい。
【0014】
図1(E)は、図1(A)〜(D)の電極に必要なさらなる条件を示す。本実施の形態による電極35は、長手方向の端部が矩形でなく、矩形の角を丸めた形状である。言い換えると、矩形の角部の直角が落とされ鈍角化されている。この丸め込みにより電極を巻回する際に電極の角のオレ等を防止することができる。ただし、矩形の角を極くわずかに丸めただけでは、上記の効果をほとんど期待できない。そこで、図1(E)の破線に示すように、電極35の長手方向の端部を矩形に近似したときに、当該矩形の角を少なくとも最小切り欠き部3以上切り欠いていることが望ましい。最小切り欠き部3は、当該矩形の角を構成する長さLの2つの辺を含む直角三角形で形成される。長さLは、1mm以上、電極幅の1/3以下の長さであり、1mmが好ましく、2mmがより好ましい。
【0015】
図2は、図5(B)に対応する巻回前の電極群の上面図である。巻芯20に電極35を載せたセパレータ21を巻回して行くと、まず電極35の幅方向の中央部2が巻芯20に巻き込まれ、続いて電極35の幅方向の両端1が巻芯20に巻き込まれる。まず、中央部2が巻芯20上に巻き込まれることにより、電極35と巻芯20との相対的位置関係が定まる。電極35の両角が丸め込まれていることにより、巻芯20と電極35とが初めて接触した時に両角がまくれて折り返される事故を防止できる。巻芯20と電極35との相対的位置関係が安定化した後、両端1が巻芯上に巻き込まれるので、両端に不均等な係合力が働くことを防止できる。
【0016】
図3は、図5(A)に対応する巻回前の電極群の側面図である。
巻芯20は、例えば直径が3.5mmであり、シート状の2枚の絶縁性セパレータ21と22の一端近傍を折り返すように挟む。正極集電体23は、中央部の両面に正極合剤25が塗布されており、先端CTの近傍の両面には正極合剤が塗布されていない。正極リード24は、正極集電体23の上の正極合剤が塗布されていない部分に接合されている。負極集電体26は、中央部の両面に負極合剤27が塗布されており、先端CTの近傍の両面には負極合剤が塗布されていない。
【0017】
正極集電体23は、巻芯20とセパレータ21の間に挟まれて巻回される。負極集電体26は、2枚のセパレータ21と22の間に挟まれて巻回される。負極集電体26の先端CTがセパレータ21を挟んで対向する正極集電体23の部分の巻芯20側の面に正極リード24が接合されている。すなわち、正極集電体23上で正極リード24が接合されている部分は、セパレータ21を挟んで負極集電体26の先端CTの端部と対向する。
【0018】
正極リード24を正極集電体23に接合する際にバリが生じ、正極リード24に対向するセパレータ21が破損することがある。例えば、セパレータ21の厚さは30μmであり、正極集電体23の厚さは20μmである。その部分でセパレータ21が破損すると、正極集電体23と負極集電体26が短絡してしまう。そのような短絡を回避するため、以下の対策を行なってもよい。
【0019】
正極リード24が接合された正極集電体23の部分にセパレータ21を挟んで対向する負極シート36の先端CTの周辺部分の面(表面)を絶縁性材料30で被覆する。当該CTの周辺部の表面及び裏面を覆うように絶縁性材料で被覆してもよい。絶縁性材料30は、負極集電体26の露出部に設けることが好ましいが、負極集電体26の先端CTまで負極合剤を設けて負極合剤上に絶縁性材料を設けてもよい。負極集電体26の先端CTは、図1(A)〜(D)に示すように、幅方向の角が丸められている。
【0020】
絶縁性材料で被覆するには、樹脂を塗布又は塗り付けたり、絶縁テープを貼り付ければよい。絶縁性材料は、粘着性絶縁テープが好ましい。
【0021】
絶縁性材料30で負極集電体26を被覆すれば、正極リード24のバリがセパレータ21を貫通しても絶縁性材料30によって保護される。正極リード24のバリと負極集電体26の接触を回避することができるので、正極35と負極36の短絡を防止できる。また、巻回時に負極集電体26にオレが生じても、オレの部分が絶縁性材料で保護されるので、内部短絡を防止することができる。
【0022】
図4は、シリンダ型電池の断面図である。電池の形状はシリンダー、角のいずれにも適用できる。巻芯を角形にすれば、角型電池を製造することができる。電池は、セパレーター21、22と共に巻回した上記正極シート35と負極シート36を電池缶11に挿入し、電池缶11と負極シート36を電気的に接続し、電解液15を注入し封口して形成する。電池蓋12は正極端子を有し、ガスケット13を介して電池缶11の上部口に嵌合される。正極シート35は、電池蓋12に電気的に接続される。この時、安全弁14を封口板として用いることができる。更に電池の安全性を保証するためにPTC(正温度係数)素子16を用いるのが好ましい。
【0023】
以下に電極(正極及び負極)の構成材料について説明する。電極は、集電体上に正極活物質を含む正極合剤を塗布してなる正極と、集電体上に負極材料を含む負極合剤を塗布してなる負極からなり、これらの電極は更に、後で説明する拡散制御層を有する形態が好ましい。また、正極もしくは負極の合剤上もしくは拡散制御層の上にリチウム金属薄膜を有する構成が特に好ましい。電極合剤は、正極活物質や負極材料等のリチウムの挿入放出が可能な化合物を主体とし、導電材や結着剤等を混合分散して得られる。
【0024】
正極中の活物質は、軽金属を挿入放出できるものであれば良いが、好ましくはリチウム含有遷移金属酸化物であり、更に好ましくはLix CoO2 、Lix NiO2 、Lix Coa Ni1-a 2 、Lix Cob 1-b z 、Lix Cob Fe1-b z 、Lix Mn24 、Lix MnO2 、Lix Mn23 、Lix Mnb Co2-b z 、Lix Mnb Ni2-b z 、Lix Mnb 2-b z 、Lix Mnb Fe1-b z (ここでx=0.05〜1.2、a=0.1〜0.9、b=0.8〜0.98、z=1.5〜5)である。
【0025】
以下、本明細書で言う軽金属とは、周期律表第1A族(水素を除く)及び第2A族に属する元素であり、好ましくはリチウム、ナトリウム、カリウムであり、特にリチウムであることが好ましい。
【0026】
負極材料は、軽金属を挿入放出できるものであれば良いが、好ましくは黒鉛(天然黒鉛、人造黒鉛、気相成長黒鉛)、コークス(石炭または石油系)、有機ポリマー焼成物(ポリアクリロニトリルの樹脂または繊維、フラン樹脂、クレゾール樹脂、フェノール樹脂)、メゾフェースピッチ焼成物、金属酸化物、金属カルコゲナイド、リチウム含有遷移金属酸化物及びカルコゲナイドである。
【0027】
特に、Ge、Sn、Pb、Bi、Al、Ga、Si、Sbの単独あるいはこれらの組み合わせからなる酸化物、カルコゲナイドが好ましい。更に、これらに網目形成剤として知られているSiO2 、B23 、P25 、Al23 、V25 などを加えて非晶質化させたものが特に好ましい。これらは化学量論組成のものであっても、不定比化合物であっても良い。
【0028】
これらの化合物の好ましい例として以下のものを挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
【0029】
GeO、GeO2 、SnO、SnO2 、SnSiO3 、PbO、SiO、Sb25 、Bi23 、Li2 SiO3 、Li4 Si27 、Li2 GeO3 、SnAl0.4 0.5 0.5 0.1 3.65、SnAl0.4 0.5 0.5 Cs0.1 3.65、SnAl0.4 0.5 0.5 0.1 Ge0.053.85、SnAl0.4 0.5 0.5 0.1 Mg0.1 Ge0.023.83、SnAl0.4 0.4 0.4 Ba0.083.28、SnAl0.5 0.4 0.5 Mg0.1 0.2 3.65、SnAl0.4 0.5 0.5 Cs0.1 Mg0.1 0.2 3.65、SnB0.5 0.5 Cs0.05Mg0.050.1 3.03、Sn1.1 Al0.4 0.4 0.4 Ba0.083.34、Sn1.2 Al0.5 0.3 0.4 Cs0.2 3.5 、SnSi0.5 Al0.2 0.1 0.1 Mg0.1 2.8 、SnSi0.5 Al0.3 0.4 0.5 4.30、SnSi0.6 Al0.1 0.1 0.1 Ba0.2 2.95、SnSi0.6 Al0.4 0.2 Mg0.1 3.2 、Sn0.9 Mn0.3 0. 4 0.4 Ca0.1 Rb0.1 2.95、Sn0.9 Fe0.3 0.4 0.4 Ca0.1 Rb0.1 2.95、Sn0.3 Ge0.7 Ba0.1 0.9 3.35、Sn0.9 Mn0.1 Mg0.1 0.9 3.35、Sn0.2 Mn0.8 Mg0.1 0.9 3.35
【0030】
さらに負極材料は、軽金属、特にリチウムを挿入して用いることができる。リチウムの挿入方法は、電気化学的、化学的、熱的方法が好ましい。
【0031】
負極材料へのリチウム挿入量は、リチウムの析出電位に近似するまででよいが、上記の好ましい負極材料当たり50〜700モル%が好ましい。特に100〜600モル%が好ましい。
【0032】
正極及び負極中の導電剤は、グラファイト、アセチレンブラック、カーボンブラック、ケッチェンブラック、炭素繊維や金属粉、金属繊維やポリフェニレン誘導体であり、特にグラファイト、アセチレンブラックが好ましい。
【0033】
正極及び負極中の結着剤は、ポリアクリル酸、カルボキシメチルセルロース、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、ポリビニルアルコール、澱粉、再生セルロース、ジアセチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルクロリド、ポリビニルピロリドン、ポリエチレン、ポリプロピレン、SBR(styrene−butadiene−rubber)、エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体(EPDM:ethylene−propylene−diene methylene linkage)、スルホン化EPDM、フッ素ゴム、ポリブタジエン、ポリエチレンオキシドであり、特にポリアクリル酸、カルボキシメチルセルロース、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデンが好ましい。これらは、粒子サイズが1ミクロン以下の水分散ラテックスとして使用するとより好ましい。
【0034】
正極及び負極の支持体即ち集電体は、材質として、正極にはアルミニウム、ステンレス鋼、ニッケル、チタン、またはこれらの合金であり、負極には銅、ステンレス鋼、ニッケル、チタン、またはこれらの合金であり、形態としては、箔、エキスパンドメタル、パンチングメタル、金網である。特に、正極にはアルミニウム箔、負極には銅箔が好ましい。
【0035】
次にリチウムイオンの拡散制御層について説明する。拡散制御層は、少なくとも1層からなり、同種又は異種の複数層により構成されていても良い。これらの層は、水不溶性の粒子と結着剤から構成される。結着剤は電極合剤を形成する時に用いる結着剤と同じものを用いることが出来る。拡散制御層に含まれる水不溶性粒子の割合は2.5重量%以上、96重量%以下が好ましく、5重量%以上、95重量%以下がより好ましく、10重量%以上、93重量%以下が特に好ましい。
【0036】
上記の水不溶性の粒子としては、導電性粒子と実質的に導電性を持たない粒子の両方又はいずれかを用いることができる。導電性粒子としては金属、金属酸化物、金属繊維、炭素繊維、カーボンブラックや黒鉛等の炭素粒子を挙げることが出来る。水への溶解度は、100ppm以下、好ましくは不溶性のものが好ましい。これらの水不溶導電性粒子の中で、アルカリ金属特にリチウムとの反応性が低いものが好ましく、金属粉末、炭素粒子がより好ましい。粒子を構成する元素の20℃における電気抵抗率としては、5×109 Ω・m以下が好ましい。
【0037】
上記の金属粉末としては、リチウムとの反応性が低い金属、即ちリチウム合金を作りにくい金属が好ましく、具体的には、銅、ニッケル、鉄、クロム、モリブデン、チタン、タングステン、タンタルが好ましい。これらの金属粉末の形は、針状、柱状、板状、塊状のいずれでもよく、最大径が0.02μm以上、20μm以下が好ましく、0.1μm以上、10μm以下がより好ましい。これらの金属粉末は、表面が過度に酸化されていないものが好ましく、酸化されているときには還元雰囲気で熱処理することが好ましい。
【0038】
上記の炭素粒子としては、従来電極活物質が導電性でない場合に併用する導電材料として用いられる公知の炭素材料を用いることが出来る。これらの材料としてはサーマルブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラック、ランプブラックなどのカーボンブラック、鱗状黒鉛、鱗片状黒鉛、土状黒鉛などの天然黒鉛、人工黒鉛、炭素繊維等があげられる。これらの炭素粒子を結着剤と混合分散するためには、カーボンブラックと黒鉛を併用するのが好ましい。カーボンブラックとしては、アセチレンブラック、ケッチェンブラックが好ましい。炭素粒子は、0.01μm以上、20μm以下が好ましく、0.02μm以上、10μm以下がより好ましい。
【0039】
上記の実質的に導電性を持たない粒子としてはテフロンの微粉末、SiC、窒化アルミニウム、アルミナ、ジルコニア、マグネシア、ムライト、フォルステライト、ステアタイトを挙げることが出来る。これらの粒子の重量は、導電性粒子の0.01倍以上、10倍以下で使うと好ましい。
【0040】
これらの拡散制御層の厚みは0.1μm以上50μm以下が好ましく、0.3μm以上20μm以下がより好ましく、0.5μm以上10μm以下が特に好ましい。
【0041】
電極合剤上もしくは拡散制御層上に有することのできるリチウム金属の薄膜は、厚みが5〜150μmであることが好ましく、5〜100μmがさらに好ましく、10〜75μmが特に好ましい。リチウムは、純度90重量%以上のものが好ましく、98重量%以上のものが特に好ましい。電極シート上のリチウムの重ね合せパターンとしてはシート全面に重ね合わせることが好ましいが、リチウムは電極が電解液と接した後エージングによって徐々に電極中に拡散するため、シート全面ではなくストライプ、枠状、円板状のいずれかの部分的重ね合わせであってもよい。ここで言う重ね合せとは電極合剤もしくは拡散制御層を有するシート上に直接リチウムを主体とした金属箔を圧着することを意味する。
【0042】
次に重ね合わせるリチウム量に付いて、負極を例に説明する。負極シート上に重ね合せるリチウムは、電極が電解液と接触するとイオン化・拡散して負極合剤中の負極材料中に挿入される。このリチウム挿入量(予備挿入量という)としては、好ましくは負極材料に対して0.5〜4.0当量であり、さらに好ましくは1〜3.5当量であり、特に好ましくは1.2〜3.2当量である。1.2当量よりも少ないリチウムを負極材料に予備挿入した場合には電池容量が低く、また3.2当量より多くのリチウムを予備挿入した場合にはサイクル性劣化があり、それぞれ好ましくない。
【0043】
リチウムを主体とした金属箔の切断、貼り付け等のハンドリング雰囲気は露点−30℃以下−80℃以上のドライエアー又はアルゴンガス雰囲気下が好ましい。ドライエアーの場合は−40℃以下−80℃以上がさらに好ましい。また、ハンドリング時には炭酸ガスを併用してもよい。特にアルゴンガス雰囲気の場合は炭酸ガスを併用することが好ましい。
【0044】
次に、図4に示す電池のうち電極以外の要素を説明する。セパレータは、イオン透過度が大きく、所定の機械的強度を持ち、絶縁性の薄膜であれば良く、材質として、オレフィン系ポリマー、フッ素系ポリマー、セルロース系ポリマー、ポリイミド、ナイロン、ガラス繊維、アルミナ繊維が用いられ、形態として、不織布、織布、微孔性フィルムが用いられる。特に、材質として、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリプロピレンとポリエチレンの混合体、ポリプロピレンとテフロンの混合体、ポリエチレンとテフロンの混合体が好ましく、形態として微孔性フィルムであるものが好ましい。特に、孔径が0.01〜1μm、厚みが5〜50μmの微孔性フィルムが好ましい。
【0045】
電解液は、有機溶媒としてプロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、ブチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、1,2−ジメトキシエタン、γ−ブチロラクトン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、ジメチルスフォキシド、ジオキソラン、1,3−ジオキソラン、ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ニトロメタン、アセトニトリル、蟻酸メチル、酢酸メチル、プロピオン酸メチル、燐酸トリエステル、トリメトキシメタン、ジオキソラン誘導体、スルホラン、3−メチル−2−オキサゾリジノン、プロピレンカーボネート誘導体、テトラヒドロ誘導体、ジエチルエーテル、1,3−プロパンサルトンの少なくとも1種以上を混合したもの、また電解質として、LiClO4 、LiBF4 、LiPF6 、LiCF3 SO3 、LiCF3 CO2 、LiAsF6 、LiSbF6 、LiB10Cl10、低級脂肪族カルボン酸リチウム、LiAlCl4 、LiCl、LiBr、LiI、クロロボランリチウム、四フェニルホウ酸リチウムの1種以上の塩を溶解したものが好ましい。特にプロピレンカーボネートあるいはエチレンカーボネートと1、2−ジメトキシエタン及び/あるいはジエチルカーボネートとの混合溶媒にLiCF3 SO3 、LiClO4 、LiBF4 、及び/あるいはLiPF6 を溶解したものが好ましく、特に、少なくともエチレンカーボネートとLiPF6 を含むことが好ましい。
【0046】
有底電池外装缶は、材質として、ニッケルメッキを施した鉄鋼板、ステンレス鋼板(SUS304、SUS304L,SUS304N、SUS316、SUS316L、SUS430、SUS444等)、ニッケルメッキを施したステンレス鋼板(同上)、アルミニウムまたはその合金、ニッケル、チタン、銅であり、形状として、真円形筒状、楕円形筒状、正方形筒状、長方形筒状である。特に、外装缶が負極端子を兼ねる場合は、ステンレス鋼板、ニッケルメッキを施した鉄鋼板が好ましく、外装缶が正極端子を兼ねる場合は、ステンレス鋼板、アルミニウムまたはその合金が好ましい。
【0047】
ガスケットは、材質として、オレフィン系ポリマー、フッ素系ポリマー、セルロース系ポリマー、ポリイミド、ポリアミドであり、耐有機溶媒性及び低水分透過性を有するオレフィン系ポリマーが好ましく、特にプロピレン主体のポリマーが好ましい。さらに、プロピレンとエチレンのブロック共重合ポリマーであることが好ましい。
【0048】
電池は必要に応じて外装材で被覆される。外装材としては、熱収縮チューブ、粘着テープ、金属フィルム、紙、布、塗料、プラスチックケース等がある。また、外装の少なくとも一部に熱で変色する部分を設け、使用中の熱履歴がわかるようにしても良い。
【0049】
電池は必要に応じて複数本を直列及び/または並列に組み電池パックに収納される。電池パックには正温度係数抵抗体、温度ヒューズ、ヒューズ及び/または電流遮断素子等の安全素子の他、安全回路(各電池及び/または組電池全体の電圧、温度、電流等をモニターし、必要なら電流を遮断する機能を有す回路)を設けても良い。また電池パックには、組電池全体の正極及び負極端子以外に、各電池の正極及び負極端子、組電池全体及び各電池の温度検出端子、組電池全体の電流検出端子等を外部端子として設けることもできる。また電池パックには、電圧変換回路(DC−DCコンバータ等)を内蔵しても良い。また各電池の接続は、リード板を溶接することで固定しても良いし、ソケット等で容易に着脱できるように固定しても良い。さらには、電池パックに電池残存容量、充電の有無、使用回数等の表示機能を設けても良い。
【0050】
電池は様々な機器に使用される。特に、ビデオムービー、モニター内蔵携帯型ビデオデッキ、モニター内蔵ムービーカメラ、コンパクトカメラ、一眼レフカメラ、使い捨てカメラ、レンズ付きフィルム、ノート型パソコン、ノート型ワープロ、電子手帳、携帯電話、コードレス電話、ヒゲソリ、電動工具、電動ミキサー、自動車等に使用されることが好ましい。
【0051】
【実施例】
以下に具体例を挙げ、本発明をさらに詳しく説明するが、発明の主旨を超えない限り、本発明は実施例に限定されるものではない。
【0052】
(負極シートの作製)
負極材料としてSnB0.5 0.5 3 を77.5重量%、鱗片状黒鉛を17.01重量%、酢酸リチウムを0.94重量%、更に結着剤としてポリフッ化ビリニデンを3.78重量%およびカルボキシメチルセルロースを0.77重量%加え、水を媒体として混練して、負極合剤層用スラリーを作製した。
【0053】
厚さ18μmの銅箔(負極集電体)26の両面に、幅18mmの剥離用テープを443mm間隔に貼り付けた。該スラリーをこの銅箔26の両面に、エクストルージョン法により幅500mmの塗布を行い、乾燥した。乾燥後剥離テープを引き剥がし、集電体の露出部を形成した。図3に示すように、乾燥後の負極合剤27の厚みは集電体26を除き90μmであった。その後、ローラープレス機により負極合剤27の厚みを集電体26を除き78μmに圧縮成型した。その後230℃で20分間熱処理をし、室温に戻した後、57.5mm幅にスリットした。
【0054】
この電極の集電体露出部にニッケル製の負極リードを40kHzで超音波溶接した。その後、図3に示すように、負極リードと集電体露出部を覆うように幅15mmのポリプロピレン製保護テープ30を電極を幅方向に覆うように貼り付け、リード溶接端部から5mmの位置で図1(A)に示す形状に切断し、負極シートを作成した。
【0055】
(正極シートの作製)
正極材料として、LiCoO2 を92.71重量%、アセチレンブラックを3.26重量%、炭酸水素ナトリュウムを0.93重量%、さらに結着剤としてポリビニリデンフロライドを1重量%、エチルヘキシルアクリレートを主体とするエチルヘキシルアクリレートとアクリル酸との共重合体を1.66重量%、カルボキシメチルセルロースを0.44重量%加え、水を媒体として混練して得られたスラリーを厚さ20μmのアルミニウム箔(集電体)の両面に塗布した。塗布は間欠的に行い、長さ403mmの合剤塗布部と、33mmの未塗布部が交互に繰り返すようにした。
【0056】
乾燥した後、プレスローラーで成形し集電体を除く電極の厚みが190μmの正極シートを作製した。この正極シートを240℃で20分間熱処理し、室温に戻した後56mm幅にスリットした。合剤端部から3mmの位置で切断し、集電体の露出部が先端部(巻芯に最初に巻き込まれる側)30mm、後端部3mmの正極シートを作成した。この正極シートの先端部の両端部を、端から4mmを図1(B)に示す円弧状に切断した。図3に示すように、集電体23の露出部の先端から5mmの位置に、100μm厚み、4mm幅のアルミニウムリード24を超音波溶接した。
【0057】
(シリンダー電池の組立)
上記負極シートおよび正極シートを露点−40℃以下の乾燥空気中で230℃30分間脱水乾燥した。さらに、図6に示すように、脱水乾燥済み正極シート35、幅60.5mm、長さ600mmの微多孔性ポリプロピレンフィルムセパレーター(セルガード2400)21、脱水乾燥済み負極シート36およびセパレーター22の順で積層し、これを巻き込み機で渦巻き状に巻回した。図3に示すように、この時巻回群の中心付近の正極リード24部分には負極先端の保護テープ30部分が対向するように配置した。
【0058】
この巻回体を負極端子を兼ねるニッケルメッキを施した鉄製の有底シリンダー型電池缶11に収納した。さらに、1リットル当たりLiPF6 とLiBF4 を各々0.9,0.1mol含有し、溶媒がエチレンカーボネート、ブチレンカーボネートとジメチルカーボネートの容量比が2:2:6である混合液からなる電解質15を電池缶11に注入した。正極端子を有する電池蓋12をガスケット13を介してかしめて、直径17mm、高さ67mmのシリンダー型電池を作製した。なお、正極端子12は正極シート35と、電池缶11は負極シート36とあらかじめリード端子により接続した。なお、14は安全弁である。
【0059】
図1(A)に示す形状の電極シートを巻回し、電極群を形成した結果、巻回時に電極シートのオレが発生せず、真円に近い円柱状の電極群が得られた。巻回ミスまたは電極群の不良が発生せず、高い電極群得率が得られた。
【0060】
また、真円に近い円柱状の電極群が得られたため、円柱状の電池缶へ電極群を容易に収納することができ、収納成功率が向上した。上記の2つの製造得率が向上したため、電池の製造工程が安定し、高い製造効率が得られた。
【0061】
さらに、巻回時に電極シートのオレが発生しなかったため、セパレータの破損により内部短絡の故障が発生することもなかった。内部短絡のない電池が得られた。
【0062】
さらに、正極シートの先端部の集電体露出部先端の両端部を3mmの直角三角形の部分だけおとしたものを電池に用いた場合にも、上記と同等の効果が得られた。
【0063】
【発明の効果】
本発明のように、電極シートの角を丸めることにより、電池の製造得率が向上し、内部短絡の故障の少ない電池を得ることができる。
【0064】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による電極シートの上面図である。
【図2】巻回前の電極群の上面図である。
【図3】巻回前の電極群の側面図である。
【図4】シリンダ型電池の断面図である。
【図5】従来技術による巻回前の電極群である。図5(A)は電極群の側面図であり、図5(B)は電極群の上面図である。
【符号の説明】
1 両端
2 中央部
3 最小切欠部
35 正極シート
36 負極シート
11 電池缶
12 電池蓋
13 ガスケット
14 安全弁
15 電解液
16 PTC素子
20 巻芯
21、22 セパレータ
23 正極集電体
24 正極リード
25 正極合剤
26 負極集電体
27 負極合剤
30 絶縁性材料
35 正極シート
36 負極シート

Claims (5)

  1. シート状の電極とシート状のセパレータを巻回した渦巻き電極群を電池缶に収納して製造する電池用のシート状電極であって、
    長手方向の少なくともいずれかの端部における幅方向の両端が90°を超える角または曲線で形成される集電体と、
    前記集電体の両面に前記集電体の長手方向の両端の先端近傍の両面を露出するように形成される電極合剤層と
    を有するシート状電極。
  2. 前記長手方向の端部において、電極の幅方向の両端よりも幅方向の中央部が突出している請求項1記載のシート状電極。
  3. 前記長手方向の端部を矩形に近似したときに該矩形の角を含む直角三角形の部分が少なくとも欠けており、該直角三角形の直角を構成する2辺がそれぞれ1mm以上である請求項1又は2記載のシート状電極。
  4. 該シート状電極の長手方向の少なくともいずれかの端部の表面が絶縁性材料で被覆されている請求項1〜3のいずれかに記載のシート状電極。
  5. シート状の正極及び負極とシート状のセパレータを巻回してなる渦巻き電極群であって、該正極及び負極の少なくとも一方が請求項1記載のシート状電極である渦巻き電極群と、前記渦巻き電極群を収納する電池缶とを有する電池。
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