JP3696585B2 - 自動車用車輪洗浄装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の車輪を洗浄する車輪洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車輪洗浄ブラシを回転させながら自動車の車輪側面に押し付けて、該車輪側面を洗浄するようにした自動車用車輪洗浄装置は知られている(たとえば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特公昭48−34703号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
かかる従来の自動車用車輪洗浄装置では、皿状の回転洗浄ブラシは、一方向に回転され、その回転方向においてブラシ取付部にブラシ毛が一様に設けられていた。
【0005】
しかしながら、近年、自動車用の車輪は、その機種やランクなどに応じて、形態、材質などの異なる種々の車輪が使用されており、たとえばスポーク付のアルミホイールをもつ車輪では、そのホイールの外面は、スポーク間に奥行きの深い奥部などが形成されているため、従来の車輪洗浄装置では、ホイールの奥部までブラシ毛が届かず、そこを綺麗に洗浄できないという問題があった。
【0006】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、たとえばスポーク付のアルミホイールをもつ車輪のように、ホイールの側面に大きな凹凸のある車輪側面の奥部まで能率良く、綺麗に洗浄できるようにした、自動車用車輪洗浄装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的達成のため、本請求項1記載の発明によれば、フレームと、このフレームに、被洗浄自動車の車輪側面に対して進退移動できるように支持される移動部材と、この移動部材に支持される水平なブラシ支持軸と、このブラシ支持軸に支持され、前記車輪を洗浄する車輪洗浄ブラシと、前記移動部材を進退移動させる移動駆動装置とを備え、前記移動駆動装置は、前記移動部材を進ませて前記車輪洗浄ブラシを前記車輪に押し付けるようになっている自動車用車輪洗浄装置において、前記車輪洗浄ブラシは、前記ブラシ支持軸に支持されたブラシ台と、このブラシ台に取付けられていて長いブラシ群とそれよりも短いブラシ群とがブラシ台の回転方向に交互に取付けられたブラシ毛とから構成され、該車輪洗浄ブラシには、これを反復往復回転させる反復往復回転駆動装置が設けられ、前記車輪洗浄ブラシが前記移動駆動装置により前記車輪に押し付けられているときに、前記反復往復回転駆動装置により前記車輪洗浄ブラシが反復往復回転されて前記車輪側面を洗浄するようにしたことを特徴としており、かかる特徴によれば、車輪洗浄ブラシには、これを反復往復駆動させる反復往復回転駆動装置を設け、車輪洗浄ブラシが移動駆動装置により車輪に押し付けられているときに、反復往復回転駆動装置により車輪洗浄ブラシが反復往復回転されるので、車輪のホイールの奥行きの深い奥部にブラシ毛が入り込み、そのホイールの奥部を能率良く、綺麗に洗浄が洗浄できる。また、車輪洗浄ブラシのブラシ毛は、長いブラシ群と短いブラシ群とがブラシ台の回転方向において交互に取付けられているので、ホイールの深い奥部に、長い群のブラシ毛が入り込み易く、ホイールの深い奥部における洗浄効果が向上する。また、短いブラシ群のブラシ毛で、長いブラシ群のブラシ毛が、ホイールの深い奥部に入り込み過ぎるのを防止できて、長いブラシ群のブラシ毛が痛むのを防止できる。さらに、短い群のブラシ毛も、車輪側面を洗浄するので、車輪側面の洗浄効果が一層高められる。
【0008】
また、前記目的達成のため、本請求項2記載の発明によれば、フレームと、このフレームに、被洗浄自動車の車輪側面に対して進退移動できるように支持される移動部材と、この移動部材に支持される水平なブラシ支持軸と、このブラシ支持軸に支持され、前記車輪を洗浄する車輪洗浄ブラシと、前記移動部材を進退移動させる移動駆動装置とを備え、前記移動駆動装置は、前記移動部材を進ませて前記車輪洗浄ブラシを前記車輪に押し付け可能であり、前記車輪洗浄ブラシが前記移動駆動装置により前記車輪側面に押し付けられているときに、その押し付けに抗する所定値以上の力が前記車輪洗浄ブラシに働くと、前記移動駆動装置による押し付けに逆らって前記移動部材が退き、この退きに続いて前記力が前記所定値未満になると前記移動部材が進むようになっている自動車用車輪洗浄装置において、前記車輪洗浄ブラシには、これを反復往復回転させる反復往復回転駆動装置が設けられていて、前記車輪洗浄ブラシが前記移動駆動装置により前記車輪側面に押し付けられているときに、前記反復往復回転駆動装置により前記車輪洗浄ブラシが反復往復回転されるようになっており、その反復往復回転過程では、前記車輪洗浄ブラシの回転方向が反転して前記車輪洗浄ブラシのブラシ毛が折り返される際の該ブラシ毛の撓み反力で前記移動部材が一時的に退くことに基づいて、前記移動部材が退きと進みとを繰り返すことを特徴としており、かかる特徴によれば、前記車輪洗浄ブラシには、これを反復往復回転させる反復往復回転駆動装置が設けられ、車輪洗浄ブラシが移動駆動装置により車輪に押し付けられているときに、反復往復回転駆動装置により車輪洗浄ブラシが反復往復回転されるので、車輪のホイールの奥の深い奥部にブラシ毛が入り込み、その奥部を能率良く洗浄できる。また、移動部材は、車輪洗浄ブラシが移動駆動装置により車輪に押し付けられているときに、その押し付けに抗する所定値以上の力が車輪洗浄ブラシに働くと、移動駆動装置による押し付けに逆らって退き、この退きに続いて前記力が所定値未満になると進むようになっていて、前記反復往復回転駆動装置による車輪洗浄ブラシの反復往復回転過程では、車輪洗浄ブラシの回転方向が反転して車輪洗浄ブラシのブラシ毛が折り返される際の該ブラシ毛の撓み反力で移動部材が一時的に退くことに基づいて、移動部材が退きと進みとを繰り返し、このように上記反復往復回転過程で車輪洗浄ブラシの回転方向が反転するときに、折り返されるブラシ毛の撓み反力等で移動部材が退くので、ブラシ毛がむりに曲げられるのを防止できて、ブラシ毛が痛むのを防止できる。
【0009】
さらに、前記目的達成のため、本請求項3記載の発明によれば、前記本請求項2記載のものにおいて、前記車輪洗浄ブラシは、前記ブラシ支持軸に支持されたブラシ台とこのブラシ台に取付けられたブラシ毛とからなり、このブラシ毛は、長いブラシ群とそれよりも短いブラシ群とがブラシ台の回転方向において交互に取付けられていることを特徴としており、かかる特徴によれば、前記請求項2記載の発明と同等の効果を奏する上に、ブラシ毛が痛むのを一層効果的に防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例について説明する。
【0011】
まず、図1〜6を参照して本発明の第1実施例について説明するに、この第1実施例は、本発明自動車用車輪洗浄装置を移動式の門型洗車機に実施した場合であり、図1は、本発明自動車用車輪洗浄装置を備えた移動式の門型洗車機の正面図、図2は、図1の2線矢視の車輪洗浄ブラシの正面図、図3は、図2の3−3線に沿う断面図、図4は反復往復回転駆動装置の側面図、図5は、図4の5−5線に沿う断面図、図6は、スポーク付アルミホイールを有する車輪の断面図である。
【0012】
図1において、移動式洗車機の、フレームとしての門型フレーム1は、被洗浄自動車Vを跨いで走行レール2,2上を車輪3,3で往復移動する。
門型フレーム1の左右両側には、対をなす移動駆動装置4,4が設けられている。各移動駆動装置4は、空圧シリンダ5、引張バネ6、平行リンク機構7より構成され。空圧シリンダ5は、単動式であって、そのシリンダバレルの基端が門型フレーム1に軸支5aされて上下方向に配置され、そのシリンダロッドの下端が後述する平行リンク機構7の一方のリンク8と一体のアーム8aにピボット連結される。また、空圧シリンダ5の反ロッド側ポート14は3方口電磁弁15を介してエアー源16に接続されて、また、空圧シリンダ5のロッド側ポート17は大気に開放されている。
【0013】
平行リンク機構7は、互いに平行な同じ長さの一対のリンク8,8により構成され、それらのリンク8,8の2つの上部支点9,9は水平で、左右方向に揺動可能に門型フレーム1に支持されている。リンク8,8の2つの下部支点10,10も水平で、移動部材11を支持している。図1,4に示すように、移動部材11は上下方向に長い中空の密閉状の偏平な機枠により構成され、その下部には、回転できるようにブラシ支持軸12が水平に片持状に支持されており、その内部に後述する反復往復回転駆動装置31が収容される(図4,5参照)。
【0014】
前記ブラシ支持軸12は門型フレーム1の内方に向けて延びており、その先端には後述する車輪洗浄ブラシ13が固定されている また一対のリンク8,8の一方と一体の他のアーム8bには、門型フレーム1に上端を連結される引張バネ6の下端が連結され、この引張バネ6の引張力は、一対のリンク8,8を門型フレーム1の外側に揺動するように附勢している。
【0015】
前記3方口電磁弁15を作動させて、空圧シリンダ5に圧縮空気を送り、そのピストンロッドを伸長すると、引張バネ6の引張力に抗して、移動部材11は、図1の実線で示す格納位置から、ブラシ支持軸12の水平を保った状態で図1の鎖線で示す作動位置に進む。
【0016】
また、3方口電磁弁15を不作動にして、空圧シリンダ5から空気を排気すると、引張バネ6によって移動部材11は退いて格納位置に戻る。
【0017】
つぎに、図2,図3を参照して、車輪洗浄ブラシ13の構造について説明する。
【0018】
車輪洗浄ブラシ13は、円盤状のブラシ台21と、これに取付けられるブラシ毛22とから構成されている。
【0019】
前記ブラシ台21の背面中央には、軸受21aが設けられ、この軸受21aに前記ブラシ支持軸12が固定支持されている。ブラシ毛22は、複数の長いブラシ毛を束ねた長ブラシ束23を、適宜の間隔でブラシ台21の表面に複数束植え込んだ長いブラシ群(以下、「長い群」という)25と、前記長いブラシ毛よりも短い複数の短いブラシ毛を束ねた短ブラシ束24を適宜の間隔でブラシ台21の表面に複数束植え込んだ短いブラシ群(以下、「短い群」という)26と、囲いブラシ束27とからなる。図2に明瞭に示すように、長い群25と短い群26は、ブラシ台21の正面からみて、いずれも扇形状をなしており、ブラシ台21の回転方向に交互に配置されていて全体として環状に形成され、ブラシ台21の中心部には筒状の空間部Sが形成される。長い群25のブラシ束23の植毛間隔および短い群26のブラシ束24の植毛間隔は等間隔である。すなわち、長ブラシ束23と短ブラシ束24の植毛密度は同じである。そして、図2に示すように、一つの長い群25の、ブラシ台21の周方向の領域の角度28は、短い群26のブラシ台21の周方向の領域の角度29よりも広くなっている。複数の長い群25,25,25・・・の前記領域の角度28は同じであり、複数の短い群26,26,26・・・の前記領域の角度29も同じである。一つの長い群25と一つの短い群26とを一組として、それらの8組がブラシ台21の周方向に並列して設けられている。すなわち、図2に示すように、その一組が、ブラシ台21の植毛部分を周方向に8等分した1区画を占めている。
【0020】
囲いブラシ束27は、短ブラシ束24よりも短いブラシ毛が束にされており、図2,3に示すように、長い群25と短い群26の外回りにして、ブラシ台21に、その全周に亘って植え込まれている。そして、車輪洗浄ブラシ13が回転停止しているときに、長ブラシ束23のブラシ毛が垂れ下がり、そのブラシ毛にクセが付くのを防止している。また、車輪洗浄ブラシ13が後述するように車輪Wの側面に押し付けられているときに、長ブラシ束23および短ブラシ束24のブラシ毛の外周部が、放射方向に曲がりすぎるのを防止している。
【0021】
つぎに、図4,5を参照して、車輪洗浄ブラシ13を反復して往復回転駆動する反復往復回転駆動装置31の構成について説明する。
【0022】
反復往復回転駆動装置31は、前記移動部材11に設けられるものであり、移動部材11の上部外面に固定されているモータ32、モータ32の出力軸に固定した回転盤33、回転盤33に固定した偏心軸34、ブラシ軸12に固定したリンク35、リンク35の先端に固定した偏心軸36、偏心軸34と偏心軸36とを連結する連結棒37とで構成されており、回転板33、偏心軸34,36、リンク35および連結棒37は、移動部材11内に収容されている。
【0023】
而して、モータ32を駆動させて、回転盤33を一方向へ回転させると、偏心軸34、連結棒37、偏心軸36、リンク35を介して、ブラシ支持軸12は一定の回転角で揺動回転する。それによって、車輪洗浄ブラシ13は反復往復回転する。
【0024】
図2に示すように、車輪洗浄ブラシ13の回転角は、一組の長い群25と短い群26がブラシ台21の中心に対してなす角度よりも大きい。この実施例では図2に示す、二組の長い群25と短い群26がなす角38(実施例では90°)よりも若干大きい。
【0025】
図6に示すように、本発明にかかる洗浄装置により洗浄される自動車の車輪Wは、スポーク付アルミホイールを備えたスポーク車輪であって、スポーク43を放射状に有するアルミホイール42のリム44に、タイヤ41を嵌め込んで形成される。
【0026】
つぎに、この第1実施例の作用について説明する。
【0027】
図1に示すように、被洗浄自動車Vを走行レール2,2間の所定位置に停車させ、門型フレーム1を走行させて、車輪洗浄ブラシ13,13が車輪Wの外側に対面したら、門型フレーム1の走行を停止させる。
【0028】
この車輪洗浄ブラシ13,13が左右の車輪W,Wの側方に位置した状態で、モータ32を駆動して車輪洗浄ブラシ13,13を、所定の角度で反復往復回転させ、3方口電磁弁15を作動させて、空圧シリンダ5を伸長させる。この伸長により移動部材11が格納位置から作動位置へと進み、これに支持される車輪洗浄ブラシ13,13も進み、車輪洗浄ブラシ13,13が車輪W,Wの側面を洗浄する。すなわち、各車輪洗浄ブラシ13は、タイヤ41の側面およびアルミホイール42をそれぞれ洗浄する。
【0029】
ところで、前記洗浄のとき、車輪洗浄ブラシ13,13は、車輪Wの側面に接触しながら反復往復回転されるので、アルミホイール42のスポーク43の奥部に長い群25のブラシ毛が入り込み、アルミホイール42のスポーク43の奥部を洗浄できる。
【0030】
また、各車輪洗浄ブラシ13のブラシ毛は、長い群25と短い群26とがブラシ台21の回転方向において交互に取付けられているので、スポーク43の奥部に、長い群25のブラシ毛が入り込み易く、スポーク43の奥部における洗浄効果が向上する。また、短い群26のブラシ毛で、長い群25のブラシ毛が入り込み過ぎるのを防止できて、長い群25のブラシ毛が痛むのを防止できる。
【0031】
さらに、短い群26のブラシ毛も、車輪Wの側面(タイヤ41およびアルミホイール42の側面)を洗浄するので、車輪Wの側面の洗浄効果が一層高められる。
【0032】
さらに、車輪洗浄ブラシ13,13の回転方向が反転するときに、長い群25および短い群26のブラシ毛が該反転に伴い折り返され、その折り返される該ブラシ毛の撓み反力等で移動部材11が一時的に退くので、ブラシ毛がむりに曲げられるのを防止できて、ブラシ毛が痛むのを防止できる。
【0033】
而して、所定時間だけ車輪洗浄ブラシ13,13で車輪Wの側面を洗浄した後に、モータ32を不作動にし、3方口電磁弁15を不作動にすると、引張バネ6の引張力により、移動部材11が格納位置に退き格納される。
【0034】
つぎに、本発明の第2実施例について説明する。
【0035】
図7は、車輪洗浄ブラシの正面図、図8は、図7の8−8線に沿う断面図で あり、前記第1実施例と同じものには、同じ符号が付される。
【0036】
この第2実施例は、車輪洗浄ブラシの構造が前記第1実施例と相違しいるものであり、この第2実施例では、前記第1実施例におけるブラシ台21の中央部50(第1実施例の空間部Sに相当)に、短い群26と同じ長さのブラシ束を、同じ密度で植え込んだ場合であり、この第2実施例のものも前記第1実施例と同等の作用効果を奏する。
【0037】
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の実施例が可能である。
【0038】
たとえば、前記実施例では、本発明車輪洗浄装置を、移動式の門型洗車機に実施した場合を説明したが、これを他の型式の洗車機にも実施できることは勿論であり、また、前記実施例では、本発明車輪洗浄装置によりスポーク付のアルミホイールを有するスポーク車輪を洗浄する場合を説明したが、これを車輪側面に奥行きの深い奥部のあるホイールを有する他の車輪の洗浄にも適用できることは勿論である。
【0039】
【発明の効果】
以上のように、請求項1記載の発明によれば、車輪洗浄ブラシには、これを反復往復駆動させる反復往復回転駆動装置を設け、車輪洗浄ブラシが移動駆動装置により車輪に押し付けられているときに、反復往復回転駆動装置により車輪洗浄ブラシが反復往復回転されるので、車輪のホイールの奥行きの深い奥部にブラシ毛が入り込み、そのホイールの奥部まで能率良く、綺麗に洗浄ができる。また、車輪洗浄ブラシのブラシ毛は、長いブラシ群と短いブラシ群とがブラシ台の回転方向において交互に取付けられているので、ホイールの深い奥部に、長い群のブラシ毛が入り込み易く、ホイールの深い奥部における洗浄効果が向上する。また、短いブラシ群のブラシ毛で、長いブラシ群のブラシ毛が、ホイールの深い奥部に入り込み過ぎるのを防止できて、長いブラシ群のブラシ毛が痛むのを防止できる。さらに、短い群のブラシ毛も、車輪側面を洗浄するので、車輪側面の洗浄効果が一層高められる。
【0040】
また、請求項2記載の発明によれば、前記車輪洗浄ブラシには、これを反復往復回転させる反復往復回転駆動装置が設けられ、車輪洗浄ブラシが移動駆動装置により車輪に押し付けられているときに、反復往復回転駆動装置により車輪洗浄ブラシが反復往復回転されるので、車輪ホイールの奥の深い奥部にブラシ毛が入り込み、その奥部を能率良く洗浄できる。また、移動部材は、車輪洗浄ブラシが移動駆動装置により車輪に押し付けられているときに、その押し付けに抗する所定値以上の力が車輪洗浄ブラシに働くと、移動駆動装置による押し付けに逆らって退き、この退きに続いて前記力が所定値未満になると進むようになっていて、前記反復往復回転駆動装置による車輪洗浄ブラシの反復往復回転過程では、車輪洗浄ブラシの回転方向が反転して車輪洗浄ブラシのブラシ毛が折り返される際の該ブラシ毛の撓み反力で移動部材が一時的に退くことに基づいて、移動部材が退きと進みとを繰り返し、このように上記反復往復回転過程で車輪洗浄ブラシの回転方向が反転するときに、折り返されるブラシ毛の撓み反力等で移動部材が一時的に退くので、ブラシ毛がむりに曲げられるのを防止できて、ブラシ毛が痛むのを防止できる。
【0041】
さらに、請求項3記載の発明によれば、前記請求項2記載の発明と同等の効果を奏する上に、ブラシ毛が痛むのを一層効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車輪洗浄装置を備えた移動式の門型洗車機の正面図(第1実施例)
【図2】図1の2線矢視の車輪洗浄ブラシの正面図
【図3】図2の3−3線に沿う断面図
【図4】反復往復回転駆動装置の側面図
【図5】図4の5−5線に沿う断面図
【図6】スポーク付のアルミホイールを有する車輪の断面図
【図7】車輪洗浄ブラシの正面図(第2実施例)
【図8】図7の8−8線に沿う断面図
【符号の説明】
1・・・・・・・・・フレーム(門型フレーム)
4・・・・・・・・・移動駆動装置
11・・・・・・・・移動部材
12・・・・・・・・ブラシ支持軸
13・・・・・・・・車輪洗浄ブラシ
21・・・・・・・・ブラシ台
22・・・・・・・・ブラシ毛
25・・・・・・・・長いブラシ群(長い群)
26・・・・・・・・短いブラシ群(短い群)
V・・・・・・・・・被洗浄自動車
W・・・・・・・・・車輪
Claims (3)
- フレームと、このフレームに、被洗浄自動車の車輪側面に対して進退移動できるように支持される移動部材と、この移動部材に支持される水平なブラシ支持軸と、このブラシ支持軸に支持され、前記車輪を洗浄する車輪洗浄ブラシと、前記移動部材を進退移動させる移動駆動装置とを備え、前記移動駆動装置は、前記移動部材を進ませて前記車輪洗浄ブラシを前記車輪に押し付けるようになっている自動車用車輪洗浄装置において、
前記車輪洗浄ブラシは、前記ブラシ支持軸に支持されたブラシ台と、このブラシ台に取付けられていて長いブラシ群とそれよりも短いブラシ群とがブラシ台の回転方向に交互に取付けられたブラシ毛とから構成され、該車輪洗浄ブラシには、これを反復往復回転させる反復往復回転駆動装置が設けられ、前記車輪洗浄ブラシが前記移動駆動装置により前記車輪に押し付けられているときに、前記反復往復回転駆動装置により前記車輪洗浄ブラシが反復往復回転されて前記車輪側面を洗浄するようにしたことを特徴とする、自動車用車輪洗浄装置。 - フレームと、このフレームに、被洗浄自動車の車輪側面に対して進退移動できるように支持される移動部材と、この移動部材に支持される水平なブラシ支持軸と、このブラシ支持軸に支持され、前記車輪を洗浄する車輪洗浄ブラシと、前記移動部材を進退移動させる移動駆動装置とを備え、前記移動駆動装置は、前記移動部材を進ませて前記車輪洗浄ブラシを前記車輪に押し付け可能であり、前記車輪洗浄ブラシが前記移動駆動装置により前記車輪側面に押し付けられているときに、その押し付けに抗する所定値以上の力が前記車輪洗浄ブラシに働くと、前記移動駆動装置による押し付けに逆らって前記移動部材が退き、この退きに続いて前記力が前記所定値未満になると前記移動部材が進むようになっている自動車用車輪洗浄装置において、
前記車輪洗浄ブラシには、これを反復往復回転させる反復往復回転駆動装置が設けられていて、前記車輪洗浄ブラシが前記移動駆動装置により前記車輪側面に押し付けられているときに、前記反復往復回転駆動装置により前記車輪洗浄ブラシが反復往復回転されるようになっており、その反復往復回転過程では、前記車輪洗浄ブラシの回転方向が反転して前記車輪洗浄ブラシのブラシ毛が折り返される際の該ブラシ毛の撓み反力で前記移動部材が一時的に退くことに基づいて、前記移動部材が退きと進みとを繰り返すことを特徴とする、自動車用車輪洗浄装置。 - 前記車輪洗浄ブラシは、前記ブラシ支持軸に支持されたブラシ台とこのブラシ台に取付けられたブラシ毛とからなり、このブラシ毛は、長いブラシ群とそれよりも短いブラシ群とがブラシ台の回転方向において交互に取付けられていることを特徴とする、前記請求項2記載の自動車用車輪洗浄装置。
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