JP3695228B2 - 表示装置およびそれを備えた電子機器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示装置およびそれを備えた電子機器に関する。
【0002】
【背景技術および発明が解決しようとする課題】
表示装置の表示パネルの筐体内への組み込み構造の一つとして、表示パネルの平面視における外形形状にほぼ合わせて形成された固定枠内に表示パネルを落とし込み、その上面に他の枠部材を配置する構造がある。
【0003】
また、表示パネルの筐体内への組み込み構造の他の一つとして、周縁部に貼付された両面テープを介して表示パネルを固定枠などに固定する構造がある。
【0004】
しかしながら、表示パネルをほぼその外形形状に合わせて形成された固定枠に落とし込んだ構造においては、表示パネルを固定枠内に落とし込むために、表示パネルと固定枠との間に幾分の間隙を残しておく必要がある。そのため、衝撃を受けると表示パネルが固定枠内で移動してしまい、固定枠などと衝突することによって表示パネルが破損することがある。また、このような表示パネルの移動によって、表示窓やバックライトなどとの間の位置ずれが生じ、表示の一部が見えない状態となってしまうことも発生しうる。
【0005】
一方、表示パネルを両面テープによって固定枠に固定した構造においては、両面テープを貼付した領域が表示に使用できない領域となる。したがって、所定の表示面積を確保するためには、表示パネルの外形を大きくする必要が生じる。これは電子機器において要求されることが多い小型軽量化に逆行してしまう。また、両面テープを用いることにより、その分表示装置の厚み方向に厚くなるとともに、その分表示装置が重くなり、また、その分コストアップを招いてしまう。さらには、高温高湿環境下や低温環境下での使用または経時変化等により両面テープの粘着力が低下して、両面テープの剥がれが発生し、それによって表示パネルと固定枠間で位置ずれが生じて上記のような問題が発生する。
【0006】
本発明は、上記のような点に鑑みてなされたものであって、その目的は、表示パネルの外形をコンパクトに保ちながら、表示パネルの位置ずれや破損が発生する可能性を低下させた表示装置およびそれを用いた電子機器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(1) 本発明に係る表示装置は、
表示パネルが固定枠によって固定されて形成された表示装置であって、
前記固定枠は、
枠部と、
前記枠部の複数の辺に設けられ、前記表示パネルを前記枠部とほぼ平行な面内の所定位置に位置決めする複数の位置決め部と、を備えることを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、表示パネルが固定枠の位置決め部によって、枠部とほぼ平行な面内の所定位置に位置決めされて固定されるため、表示パネルが固定枠内で移動することがない。したがって、そのような表示パネルの移動によって、表示パネルが固定枠などと衝突して破損することがない。また、このような表示パネルの移動によって、表示窓やバックライトなどとの間の位置ずれが生じ、表示の一部が見えない状態となることもない。
【0009】
また、表示パネルを両面テープなどによって固定枠に固定した構造の場合のように、表示パネルに両面テープを貼付するための領域を確保する必要がないため、小型軽量化を促進することができる。さらには、両面テープを用いることなく表示パネルを固定できるので、経時変化なく、高温高湿環境下や低温環境下での使用においても常に安定して表示パネルを固定できる。
【0010】
(2)本発明に係る表示装置は、
前記複数の位置決め部は、前記表示パネルを前記枠部とほぼ平行な面内および前記枠部のほぼ厚み方向の所定位置に位置決めすることを特徴とする。
【0011】
本発明によれば、表示パネルを固定枠の枠部とほぼ平行な面内に加えて枠部のほぼ厚み方向の所定位置に安定して位置決めして固定することができ、さらに確実に表示パネルを位置決め固定することができる。
【0012】
(3) 本発明に係る表示装置は、
前記位置決め部の少なくとも1つは、弾性をもって前記表示パネルの端面を押圧することを特徴とする。
【0013】
本発明によれば、位置決め部が弾性をもって表示パネルの端面を押圧するため、位置決め部は、確実に表示パネルの端面に当接して表示パネルを位置決めして固定することができる。また、表示パネルに当接する位置決め部が弾性を備えているため、表示パネルに加わった衝撃を緩和することができる。
【0014】
(4) 本発明に係る表示装置は、
前記表示パネルは、表示パネルの端面から突出する突出部を有し、
前記突出部を備える前記端面に対向する前記位置決め部は、前記突出部を避けて前記端面に当接することを特徴とする。
【0015】
本発明によれば、突出部を避けて配置されている位置決め部が、表示パネルの端面に当接して表示パネルが位置決めされるため、突出している突出部の存在にも拘わらず、表示パネルを枠部とほぼ平行な面内の所定位置に安定して位置決めして固定することができる。
【0016】
また、本発明によれば、表示パネルを枠部とほぼ平行な面内の所定位置に安定して位置決めして固定することができるため、突出部が筐体や他の部品などと干渉し、その干渉に伴う衝撃や力などによって、突出部の劣化や破損が生じることがない。したがって、そのような突出部の劣化や破損にともなって、表示パネル内に空気が侵入し、表示不良が生じることがない。
【0017】
(5) 本発明に係る表示装置は、
前記表示パネルの背面に配置されるバックライトをさらに備え、
前記固定枠は、前記バックライトも固定することを特徴とする。
【0018】
本発明によれば、表示パネルとバックライトを、固定枠によって位置決めし一括固定することができるので、表示パネルとバックライトの正確な位置決めが可能となるとともに、位置ずれを防止でき、それによって表示装置の点灯不良やコントラスト不良を防止できる。
【0019】
(6) 本発明に係る表示装置は、
前記固定枠は、前記表示パネルを前面側から保護する保護枠を兼ねていることを特徴とする。
【0020】
本発明によれば、固定枠によって、表示パネルを位置決めして固定すると共に、表示パネルを前面側から保護することができる。
【0021】
(7) 本発明に係る表示装置は、
前記固定枠は、金属で形成されていることを特徴とする。
【0022】
本発明によれば、固定枠が金属で形成されているため、薄型で十分な強度を持ち、放熱性の高い固定枠が得られる。
【0023】
(8) 本発明に係る表示装置は、
前記位置決め部は、前記表示パネルと、ほぼ点接触することを特徴とする。
【0024】
本発明によれば、表示パネルの端面に当接する位置決め部は、ほぼ点接触しているため、固定枠から伝わる環境温度の表示パネルへの伝達を小さくすることができる。
【0025】
(9) 本発明に係る表示装置は、
前記位置決め部は、前記表示パネルと当接する部分が凸部として形成され、
前記凸部は前記突出部が前記端面から突出する高さ以上の高さを有することを特徴とする。
【0026】
本発明によれば、固定枠の位置決め部に形成された凸部が、表示パネルの端面から突出部が突出する高さ以上の高さを持つため、表示パネルの突出部を備える端面において、周囲の部品等と突出部との干渉を防止できる。なお、凸部と突出部の高さをほぼ等しくすれば、必要となるスペースを最小限として、突出部を保護することができる。
【0027】
(10) 本発明に係る表示装置は、
前記位置決め部は、前記表示パネルと面接触することを特徴とする。
【0028】
本発明によれば、表示パネルの端面に当接する位置決め部が、表示パネルと面接触しているため、表示パネルが発生する熱を固定枠へ十分に伝達させて熱放出することができる。
【0029】
(11) 本発明に係る表示装置は、
前記表示パネルは、液晶パネルであり、
前記突出部は、液晶を注入した注入口を封止する封止部であることを特徴とする。
【0030】
本発明によれば、封止部の盛り上がりを避けて配置されている位置決め部が、液晶パネルの端面に当接して、液晶パネルが位置決めされて固定されるため、突出している封止部の存在にも拘わらず、液晶パネルを枠部とほぼ平行な面内の所定位置に安定して位置決めして固定することができる。そのため、封止部と筐体や他の部品などとの干渉に伴う衝撃や力などによって、封止部の劣化や破損が生じることがない。したがって、そのような封止部の劣化や破損にともなって、液晶パネル内に気泡が侵入し、表示不良が生じることがない。
【0031】
また、突出している封止部の存在にも拘わらず、液晶パネルを枠部とほぼ平行な面内の所定位置に安定して位置決めして固定することができるため、例えば、液晶パネルとバックライトとの間に位置ずれが生じ、透過型の表示において、液晶表示の一部が見えない状態となることはない。
【0032】
(12) 本発明に係る電子機器は、
前記いずれかに記載の表示装置を表示手段として有することを特徴とする。
【0033】
本発明によれば、表示装置について前述した作用効果を有し、信頼性の高い表示手段を備えた電子機器が得られる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しながら、さらに具体的に説明する。
【0035】
1. 表示装置
本発明の表示装置の一例として、液晶を用いた表示装置である液晶表示装置を用いて説明する。図1は、本実施形態の表示装置としての液晶表示装置10を模式的に示す分解斜視図である。この図に示すように、本実施形態の液晶表示装置10は、表示パネルとしての液晶パネル14と、液晶パネル14の前面に配置される保護枠12と、液晶パネル14の背面に配置される固定枠30と、固定枠30の背面に配置されるバックライト40と、バックライト40の背面に配置されるシールドケース52とを備えて構成される。
【0036】
保護枠12は、液晶パネル14の表示領域に対応した大きさの表示窓13を備え、液晶パネル14を物理的に保護している。
【0037】
液晶パネル14は、対向する一対の基板16,16の間に液晶が封入され、基板16の外面側に偏光板18が貼付されて形成されている。また、液晶パネル14は、液晶注入後に液晶を密封するための例えばUV硬化樹脂などからなる封止部22を一つの端面に備えている。封止部22は、信頼性の高い封止を実現するために、例えば液晶パネル14の端面20と封止部22との接触面積を多くして外部からの気泡等の侵入を防止することを目的として端面20から盛り上がった形状の突出部として形成されている。そして、液晶パネル14には、その端子部に配線基板24、例えばFPC(可撓性配線基板)が接続されている。また、基板16のバックライト40に対向する面側にも偏光板18が貼付されて形成されている(図示せず)。
【0038】
バックライト40は、蛍光管46と、蛍光管46からの光を液晶パネル14の全表示領域に向けて導くための導光板44と、導光板44の前面側に配置され光利用効率を向上させるレンズシート42と、導光板44の背面に配置され導光板44から背面側に漏れた光を前面側に反射させる反射シート50とを備えて形成されている。また、蛍光管46には所定電圧の電源を接続するための端子部47が設けられている。
【0039】
シールドケース52は、蛍光管46に供給される所定電圧を発生するための電源であるインバータ(図示せず)や、バックライト40を収納する。
【0040】
固定枠30は、金属で形成され、液晶パネル14とバックライト40との間に配置されている。図2は、固定枠30と液晶パネル14とを便宜的に上下に離した状態で示す側面図であり、図3は、固定枠30に液晶パネル14が保持された状態を示す平面図である。また、図4および図5は、図2および図3に示した固定枠30を、それらの図において左側および右側から見た側面図である。
【0041】
これらの図に示すように、固定枠30は、枠部31と複数の位置決め部32,36とを備えている。複数の位置決め部32,36が液晶パネル14の端面に当接することによって、固定枠30は、液晶パネル14を枠部31とほぼ平行な面内の所定位置に位置決めして固定している。
【0042】
このように、本実施形態の液晶表示装置10は、液晶パネル14が固定枠30の位置決め部32,36によって、枠部31とほぼ平行な面内の所定位置に位置決めされて固定されるため、液晶パネル14が固定枠30内で移動することがない。したがって、そのような液晶パネル14の移動によって、液晶パネル14が固定枠30などと衝突して破損することがない。また、このような液晶パネル14の移動によって、保護枠12の表示窓13や、バックライト40などとの間の位置ずれが生じ、表示の一部が見えない状態となることもない。
【0043】
また、液晶表示装置10は、液晶パネル14を両面テープなどによって固定枠30に固定した構造の場合のように、液晶パネル14に両面テープを貼付するための領域を確保する必要がないため、小型軽量化を促進することができる。特に、両面テープがないので、その分表示装置の厚みを薄くすることができ、またその分軽量化でき、またその分安価に構成できる。さらには、両面テープを用いることなく表示パネルを固定できるので、経時変化なく、高温高湿環境下や低温環境下での使用においても常に安定して表示パネルを固定できる。
【0044】
さらに、液晶表示装置10においては、固定枠30が金属で形成されているため、薄型で十分な強度を持ち、放熱性の高い固定枠30が得られる。
【0045】
なお、液晶パネル14の封止部22すなわち突出部がある端面20に対向する位置決め部32は、封止部22を避けた位置に設けられて、液晶パネル14の端面20に当接している。
【0046】
このように、本実施形態の液晶表示装置10は、液晶パネル14を位置決めする固定枠30の位置決め部32が、液晶パネル14の端面20から突出する封止部22を避けて液晶パネル14の端面20に当接するため、突出している封止部22の存在にも拘わらず、液晶パネル14が固定枠30の枠部31とほぼ平行な面内の所定位置に安定して位置決めされて固定される。そのため、封止部22と筐体や他の部品などとの干渉が起きず、そのような干渉に伴う衝撃や力などによって、封止部22の劣化や破損が生じることがない。したがって、そのような封止部22の劣化や破損にともなって、液晶パネル内14に気泡が発生し、表示不良が生じることがない。また、液晶パネル14とバックライト40などとの間に位置ずれが生じ、液晶表示の一部が見えない状態となることはない。
【0047】
また、固定枠30は、液晶パネル14とバックライト40との間に配置され、枠部31によって液晶パネル14とバックライト40との間に所定の間隙を形成して、干渉縞の発生および液晶パネルの駆動ラインとバックライト40のレンズシート42のストライプが光学的に干渉することによって生じるモワレの発生を防止している。さらには、液晶パネル14とバックライト40との間に間隙を設けたので液晶パネル14とレンズシート42とが当接せず、レンズシート42の傷つきや破損を防止できる。
【0048】
なお、固定枠30は、バックライト40の端面に当接する爪部38も備えており、爪部38によってバックライト40を位置決め固定している。このように、液晶表示装置10においては、固定枠30がバックライト40も固定するため、固定枠30によって、液晶パネル14とバックライト40を一括固定することができるので、液晶パネル14とバックライト40の正確な位置決めが可能となるとともに相互の位置ずれを防止でき、それによって液晶表示装置の点灯不良やコントラスト不良を防止できる。
【0049】
図6(A)は、図2において円で囲んで示した位置決め部32を拡大して示す側面図である。この図に示すように、位置決め部32は、液晶パネル14と当接する部分が略半球状の凸部34として形成されている。また、図3から明らかなように、凸部34は封止部22が液晶パネル14の端面から突出する高さとほぼ等しい高さとなっている。
【0050】
このように、液晶表示装置10は、固定枠30の位置決め部32に形成された凸部34が、液晶パネル14の端面20から封止部22が突出する高さとほぼ等しい高さを持つため、液晶パネル14の封止部22を備える端面20において、周囲の部品等と封止部22との干渉を防止できる。しかも、凸部34と封止部22の高さがほぼ等しいため、必要となるスペースを最小限として、封止部22を保護することができる。
【0051】
また、位置決め部32は、液晶パネル14に当接する凸部34が先細の形状となっているため、液晶パネル14の端面20と、ほぼ点接触する状態となる。
【0052】
このように、液晶表示装置10は、液晶パネル14の端面20に当接する位置決め部32の凸部34が、ほぼ点接触しているため、環境温度の液晶パネル14への伝達を小さくすることができる。
【0053】
また、液晶パネル14の配線基板24が接続された側の端面20に当接する位置決め部36は、図6(B)に示すように、液晶パネル14と当接する部分が板バネ状の部分を備えて形成されて、その弾性によって液晶パネル14に押圧力を及ぼし、封止部22が形成された端面20に当接する位置決め部32と共働して液晶パネル14を位置決めしている。すなわち、位置決め部32は、バネ状の部分を備える位置決め部36が液晶パネル14に及ぼす押圧力に対する反作用として、液晶パネル14に押圧力を及ぼしている。なお、位置決め部36は、液晶パネル14に押圧力を及ぼしうるように形成されていれば、他の形状に形成されていてもよい。例えば、位置決め部36は、コイルバネ状の部分を備えて形成されていてもよい。
【0054】
このように、本実施形態の液晶表示装置10は、少なくとも一つの位置決め部36が弾性をもって液晶パネル14の端面20を押圧するため、位置決め部36、および位置決め部36による押圧に対して反作用として液晶パネル14の端面20を押圧する位置決め部32は、確実に液晶パネル14の端面20に当接して液晶パネル14を位置決めすることができる。また、液晶パネル14に当接する位置決め部36が弾性を備えているため、表示パネル14に加わった衝撃を緩和することができる。
【0055】
2. 表示装置を備えた電子機器
図7(A)、(B)、および(C)は、本実施形態の表示装置である液晶表示装置10を表示部として用いた電子機器の例を示す外観図である。図7(A)は、携帯電話機88であり、その前面上方に液晶表示装置10を備えている。図7(B)は、腕時計92であり、本体の前面中央に液晶表示装置10を用いた表示部が設けられている。図7(C)は、携帯情報機器96であり、液晶表示装置10からなる表示部と入力部98とを備えている。これらの電子機器は、液晶表示装置10の他に、図示しないが、表示情報出力源、表示情報処理回路、クロック発生回路などの様々な回路や、それらの回路に電力を供給する電源回路などからなる表示信号生成部を含んで構成される。表示部には、例えば携帯情報機器の場合にあっては入力部98から入力された情報等に基づき表示信号生成部によって生成された表示信号が供給されることによって表示画像が形成される。
【0056】
なお、本実施形態の液晶表示装置10が組み込まれる電子機器としては、携帯電話機、腕時計、および携帯情報機器に限らず、ノート型パソコン、電子手帳、ページャ、電卓、POS端末、ICカード、ミニディスクプレーヤなど様々な電子機器が考えられる。
【0057】
上記電子機器の表示部に本発明の表示装置を用いることによって、本発明の表示装置について前述した作用効果を有する、信頼性の高い表示手段を備えた電子機器を得ることができる。
【0058】
3. 変形例
3.1 前記においては、固定枠30において、液晶パネル14の一辺のみに位置する端面に対向する位置決め部36が、弾性をもって端面を押圧する位置決め部として形成された例を示した。しかしながら、固定枠30において、液晶パネル14の他の辺に位置する端面に対向する位置決め部32も、弾性をもって端面を押圧する位置決め部として形成することによってもよい。これによっても、上記実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0059】
3.2 また、前記においては、固定枠30において、液晶パネル14の2つの辺に位置する端面に対向してのみ位置決め部32,36が設けられている例を示した。しかしながら、固定枠30において、液晶パネル14の3つまたは4つの辺に位置する端面に対向して位置決め部が設けられてもよい。このように、3つ以上の端面に、それぞれ位置決め部が当接するように複数の位置決め部を配置することによって、さらに確実に液晶パネル14を位置決めすることができる。
【0060】
3.3 前記においては、液晶パネル14とバックライト40との間に位置する固定枠30によって、液晶パネル14を枠部31とほぼ平行な面内の所定位置に位置決めして固定する例を示した。しかしながら、図8に模式的な分解斜視図として示すように、液晶パネル14を前面側から保護する保護枠72に、液晶パネル14を枠部31とほぼ平行な面内の所定位置に位置決めして固定するように液晶パネル14の端面に当接する位置決め部74を設け、保護枠72が液晶パネル14の固定枠として兼用されるようにしてもよい。このような固定枠によれば、液晶パネル14を位置決めして固定すると共に、液晶パネル14を前面側から保護することができる。
【0061】
3.4 前記においては、位置決め部32に形成された凸部34は、液晶パネルの封止部22が液晶パネル14の端面20から突出する高さとほぼ等しい高さとして形成される例を示した。しかしながら、凸部34の高さは、封止部22が液晶パネル14の端面20から突出している以上の高さとしてもよい。これによって、液晶パネル14は、封止部22を備える端面20において、周囲の部品等が封止部22と干渉する可能性をさらに低下させることができる。
【0062】
3.5 そして、前記においては、位置決め部32が凸部34を備えて形成され、液晶パネルの端面20にほぼ点接触して当接する例を示した。
【0063】
しかしながら、位置決め部32を、図6(C)または(D)に示すように、平坦な形状として形成し、液晶パネル14の端面20と面接触するようにしてもよい。これによって、位置決め部32が、液晶パネル14の端面20と面接触することになるため、液晶パネル14が発生する熱を固定枠30へ十分に伝達させて熱放出することができ、熱による表示の色ムラを低減できる。
【0064】
また、位置決め部32は、図6(A)に対応する図面である、図6(B),(E),(F),(G),(H),(J),または(K)に示す形状として形成することもできる。図6(A),(B),(F),(G),(H),(J),または(K)に示す形状においては、それぞれの図に示すように液晶パネル14の前面方向において液晶パネル14の外側に広がるように伸びた第1の斜面部32a,36aを設けてあり、液晶パネル14を固定枠30に組込みする際の組込みガイドとして用いることができ、液晶表示装置の組立が容易となる。
【0065】
3.6 前記においては、位置決め部32,36によって、液晶パネル14を固定枠30の枠部31とほぼ平行な面内の所定位置に位置決めして固定する例を示したが、位置決め部32および36を図6(H),(I),(J)または(K)に示す形状として形成することにより、液晶パネル14を固定枠30の枠部31とほぼ平行な面内に加えて枠部31のほぼ厚み方向の所定位置に位置決めして固定することができる。すなわち、位置決め部32,36に、図6(H),(I),(J)および(K)に示すように、液晶パネル14の前面側端部20aと当接する位置に液晶パネル14の前面方向において内側に狭まるように第2の斜面32b,36bを設け、この第2の斜面32b,36bと枠部31とによって液晶パネル14を挟持する。これによって、液晶パネル14を固定枠30の枠部31とほぼ平行な面内および枠部31のほぼ厚み方向の所定位置に位置決めして固定することができるのである。この構成により、さらに確実に液晶パネル14を位置決めすることができる。
【0066】
3.7 上記においては、位置決め部32,36が爪状に形成されている例を示したが、配線基板24が接続される部分または封止部22を除いて、液晶パネル14の辺の全長さ範囲にわたって端面20に接触する形状の位置決め部32,36としてもよい。
【0067】
3.8 また、上記においては、表示パネルとして液晶パネル14を用いた表示装置10の例を示したが、表示パネルは液晶パネルに限らず、CRTパネル、プラズマパネル、FED(Field Emission Display)パネルなどの、他の表示パネルであってもよい。なお、表示パネルとして、CRTパネル、プラズマパネル、またはFEDパネルなどの自己発光型の表示パネルを用いた場合には、バックライトは不要となる。
【0068】
3.9 以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は前述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内または特許請求の範囲の均等範囲内でさらに各種の変形実施が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の液晶表示装置を示す模式的な分解斜視図である。
【図2】固定枠と液晶パネルとを便宜的に上下に離した状態で示す側面図である。
【図3】固定枠に液晶パネルが保持された状態を示す平面図である。
【図4】図2および図3に示した固定枠を、左側から見た側面図である。
【図5】図2および図3に示した固定枠を、右側から見た側面図である。
【図6】(A)は、図2および図3において円で囲んで示した位置決め部を拡大して示す側面図である。(B),(C),(D),(E),(F),(G),(H),(I),(J)および(K)は、その変形例を示す側面図である。
【図7】実施形態の液晶表示装置を用いた電子機器を示す外観図であり、(A)は携帯電話機であり、(B)は腕時計であり、(C)は携帯情報機器である。
【図8】保護枠を固定枠として兼用する変形例の液晶表示装置を示す模式的な分解斜視図である。
【符号の説明】
10 液晶表示装置
12,72 保護枠
14 液晶パネル
20 端面
22 封止部
30 固定枠
32,36,74 位置決め部
34 凸部
40 バックライト

Claims (6)

  1. 表示パネルが、該表示パネルの背面に配置される固定枠によって固定され、該表示パネルの前面に配置される保護枠により保護されてなる表示装置であって、
    前記表示パネルは、表示パネルの端面から突出する突出部を有し、
    前記固定枠は、枠部と、前記枠部の複数の辺に設けられ、前記表示パネルを前記枠部とほぼ平行な面内の所定位置に位置決めする複数の位置決め部と、を備え、
    前記複数の位置決め部うち少なくとも一つの位置決め部は、弾性をもって前記表示パネルの端面を押圧する板バネ状の部分を備えて形成されており、
    前記突出部を備える前記端面に対向する前記位置決め部は、前記突出部を避けて前記端面に当接していることを特徴とする表示装置。
  2. 前記突出部が突出する前記表示パネルの端面に対向する位置決め部は、前記表示パネルと当接する部分が凸部として形成されており、該凸部は前記突出部が表示パネルの端面から突出する高さ以上の高さを有することを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 請求項1又は請求項2において、前記表示パネルの背面に配置されるバックライトをさらに備え、前記固定枠は、前記バックライトも固定することを特徴とする表示装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかにおいて、前記固定枠は、金属で形成されていることを特徴とする表示装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかにおいて、前記表示パネルは、液晶パネルであり、前記突出部は、液晶を注入した注入口を封止する封止部であることを特徴とする表示装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の表示装置を表示手段として有することを特徴とする電子機器。
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