JP3694781B2 - 折畳み式メガネ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はフロント部がブリッジを中心として回転することでコンパクトに収納することが出来る折畳み式メガネに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
普通のメガネは両ツルが折畳まれてケースに収納されるのが一般的である。ツルはフロント部両側にロウ付けされているヨロイに蝶番を介して取付けられている為に、顔から外されたメガネは蝶番を軸として折畳まれるが、この場合ツルはメガネのフロント部と重なり合った状態となる。したがって折畳まれてもその厚みは比較的大きくて収納する為のケースは分厚いものになる。
【0003】
そこで、よりコンパクトに折畳んで収納することが出来るように、ツルの折畳みを従来の方向に加えて垂直方向にも折畳み可能としたメガネが使われている。図5は従来の折畳み式メガネが折畳まれている場合を示している。フロント部(イ)の両側にロウ付けされているヨロイ(ロ)、(ロ)には第1継手(ハ)が設けられ、そしてヨロイ先端に備えている第2継手(ニ)を介してツル(ホ)が取付けられている。
【0004】
ツル(ホ)は第2継手(ニ)を介して開閉することが出来、一方の第1継手(ハ)は2分割されているヨロイ(ロ)の先端部を回転することが出来、同時にツル(ホ)を旋回させる。図5はツル(ホ)が旋回すると共に折畳まれた状態であって、フロント部(イ)とツル(ホ)、(ホ)は同一面に収まっている。普通のメガネには上記第1継手(ハ)がない為に、ツル(ホ)、(ホ)が折畳まれるならばフロント部(イ)の内側に重なり合う。したがって収納時の厚さはフロント部(イ)にツル(ホ)、(ホ)をプラスした大きさと成ってしまう。
【0005】
ところが、第1継手(ハ)、(ハ)をフロント部(イ)の両側に備えている為に、メガネを着用している際に、特に身体を動かす場合にはフロント部(イ)の重量によって第1継手(ハ)、(ハ)が動き、その結果フロント部(イ)が傾斜し、時には顔から外れようとする。勿論、第1継手(ハ)を備えることで着用したメガネのフィット性は良くない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来の折畳み式メガネには上記のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題はこの問題点であり、コンパクトに収納することが出来るだけでなく、着用したメガネのフロント部が傾いたりせずに安定性のある折畳み式メガネを提供する。
【0007】
【課題を解決する為の手段】
本発明の折畳み式メガネは折畳んでケースに収納する際には前記図5に示すような状態となるが、ツルを取付けているヨロイは回転しない一体構造と成っている。本発明ではブリッジに軸穴を設け、この軸穴にリムから延ばした軸が嵌って取付けられる。勿論、軸穴に嵌った軸は回転することが出来る為にリムは折畳まれる。
【0008】
ところで、軸穴が形成されるブリッジはフロント部のワタリ中央に位置し、ワタリの両側にはヨロイが取付けられ、又はワタリにヨロイが連続して形成される。そして軸穴に嵌る軸にはコイルバネが取着されていて、折畳まれるリムから手を放すならば元の状態に復帰するようにバネ力が付勢されている。すなわち、折畳まれてケースに収納されるが、ケースから取出すと同時に、独りでにフロント部は回転してもとの状態となる。以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0009】
【実施例】
図1は本発明に係る折畳み式メガネを示している実施例である。同図の1はリム、2はワタリ、3はヨロイ、4はツルを示しており、ワタリ2は両マユ5,5をブリッジ6によって連結したものであり、ヨロイ3,3はワタリ2の両側に連続して形成している。勿論、ヨロイ3,3を別部品として製作し、これをワタリ3,3の側端にロウ付けすることもある。そしてヨロイ先端にはツル4が継手7を介して折畳み出来るように取付けられている。
【0010】
ここで、リム1はレンズ8の全周を拘束しているリング状となっているが、上側半分を拘束したハーフリムを使用し、下側には水糸等の高張力糸を用いる場合もある。ところで該リム1,1はワタリ2のブリッジ6に取付けられて折畳み出来るように成っている訳であり、リム1から中央側へ延びる軸がブリッジ6に嵌って回転することが出来る。
【0011】
図2はブリッジ6と軸9を分離した状態で示している。ブリッジ6は軸9が嵌る為の軸穴10を有した筒であり、両端には切欠き11,11を一部に有し、又両端から所定の位置にスリット溝12,12を一部に形成している。この切欠き11,11は軸9,9に設けて外周から突出しているストッパー13,13が嵌って移動することが出来る範囲内で形成されている。すなわち、リム1が折畳まれる際に軸9が回転する回転角度がこの切欠き11によって規制される。
【0012】
一方のスリット溝12,12はリング14,14を軸先端部に形成している溝15,15に嵌める為の一種の窓であり、軸9,9をブリッジ6の軸穴10に嵌めたところで、該スリット溝12,12からバネ性リング14,14を溝15,15に嵌めることが出来る。リング14,14が溝15,15に嵌ることで軸9,9はブリッジ6の軸穴10から外れることはない。
【0013】
軸9にはコイルバネ16が巻かれ、その一端は外周に設けている止着穴17に嵌り、他端はブリッジ6に係止される。したがってリム1が折畳まれると同時に軸9が回転するならば、コイルバネ16は捩られてバネ力が発生し、軸9を逆転させるトルクが発生し、手を放すならばリム1は元の位置に復帰する。
【0014】
軸9には同図に示すようにコイルバネ16が巻かれているが、ブリッジ6の軸穴10に嵌る際にコイルバネ16が邪魔にならないように、段付き軸9と成っている。軸9の先端と基部において外径を大きくし、この部分が軸穴10の内周面とクリアランスを殆ど無しに嵌合し、リム1をガタ付くことなく安定して支持することが出来る。
【0015】
図3はブリッジ6の軸穴10に軸9が嵌っている場合を示している。前記図1に示しているリム1の位置はストッパー13が切欠き11の先端に当っている状態であり、リム1は所定の位置に停止している。この状態であっても、リム1が安定して停止するように、コイルバネ16のバネ力が付勢されている。そしてリム1に嵌っているレンズ8の表面を押圧するならば折畳まれて軸9は回転し、軸9に巻いているコイルバネ16はさらに捩られるが、手を放したり、ケースから取り出す同時にリム1は独りでに元の位置に復帰することが出来る。
【0016】
ところで、実施例では各リム1,1に軸9,9を固定し、これをブリッジ6の軸穴10に嵌めた構造と成っている。軸9は片持ち状態でリム1及びレンズ8を支えることになる。そこで、ブリッジ6の軸穴10には1本の軸を嵌めてこの軸の両端にリム1,1をネジ止め、又はロウ付けすることも出来る。ネジ止めする際にはリム1を折畳む場合にネジが締まるように螺合して取付ければよい。
【0017】
勿論、1本の軸を使用した場合であってもコイルバネを巻き付け、軸の回転角度は規制され、基本的構造は図2に示す場合と共通する。図4(a)、(b)は本発明の折畳式メガネをケースに収納した場合を示している。ケース18は小さく、特に厚さHは薄くなっているが、リム1,1が折畳まれてツル4,4と重なり合わないことから、該薄いケース18に収納することが出来る。
【0018】
ケース18にはツル4,4を折り曲げて入れ、この状態ではリム1,1が(b)に示すように起立している。しかし、蓋19をしめることでリム1,1は押圧されてケース18に収納される。そして蓋19を開くと同時、リム1,1はコイルバネ16,16のバネ力によって立ち上がることが出来る。
【0019】
以上述べたように、本発明の折畳式メガネはリムに取着した軸をワタリ中央のブリッジの軸穴に嵌め、軸にはコイルバネを巻き付けてリムが元の状態に復帰するようにバネ力を付勢したものであり、次のような効果を得ることが出来る。
【0020】
【発明の効果】
本発明の折畳式メガネはツルが折畳まれると共に、レンズを嵌めたリムが折畳まれることでコンパクト化し、小さなケースに収納することが出来る。この折畳まれたメガネは両リムとツルが重なり合わない為に、特に厚さの薄いケースに収納出来る。そしてリムを取付けている軸にはコイルバネが巻かれていて、ケースから取出すことで、バネ力が作用してリムは独りでに元の状態に復帰することが出来る。同時に、付勢されるバネ力によってリムがガタ付くことはなく、安定する。一方、リムに設けている軸はワタリ中央のブリッジの軸穴に嵌って取付けられる為に、そしてツルはワタリの両側に継手を介して取着され、互いに独立した折畳み構造と成っていることから、着用したメガネが傾いたり外れることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の折畳み式メガネ。
【図2】リムを取付ける軸とブリッジ。
【図3】軸がブリッジの軸穴の嵌っている状態。
【図4】折畳み式メガネをケースに収納した場合。
【図5】従来の折畳み式メガネ。
【符号の説明】
1 リム
2 ワタリ
3 ヨロイ
4 ツル
5 マユ
6 ブリッジ
7 継手
8 レンズ
9 軸
10 軸穴
11 切欠き
12 スリット溝
13 ストッパー
14 リング
15 溝
16 コイルバネ
17 止着穴
18 ケース
19 蓋
Claims (3)
- ツルだけでなくフロント部も該ツルと重なり合わないように折畳まれてコンパクトに収納出来る折畳み式メガネにおいて、ワタリの両側にはヨロイを設けると共に該ヨロイにはツルが折畳み出来るように取り付け、上記ワタリ中央に設けているブリッジの軸穴には各リムに設けた軸を嵌め、軸にはコイルバネを巻き付けて該コイルバネの一端は軸側に他端はブリッジ側に係止すると共にストッパーによって回転角度を規制し、又、上記軸が軸穴から外れないようにしたことを特徴とする折畳み式メガネ。
- 上記ブリッジの両端には切欠きを形成し、両端から所定の位置にはスリット溝を有し、リムに取着している軸先端部には溝を設けると共に基部にはストッパーを軸の外周面から突出し、この軸をブリッジの軸穴に嵌めた状態でスリット溝から入れたバネ性のリングを上記溝に嵌めることで軸がブリッジ軸穴から外れない構造とし、ストッパーは切欠きに沿って回転すると共に切欠き端に当って回転が規制されるようにした請求項1記載の折畳み式メガネ。
- ツルだけでなくフロント部も該ツルと重なり合わないように折畳まれてコンパクトに収納出来る折畳み式メガネにおいて、ワタリの両側にはヨロイを設けると共に該ヨロイにはツルが折畳み出来るように取り付け、上記ワタリ中央に設けているブリッジの軸穴には軸を嵌め、軸にはコイルバネを巻き付けて該コイルバネの一端は軸側に他端はブリッジ側に係止する共にストッパーによって回転角度を規制し、又上記軸が軸穴から外れないようにすると共に軸穴から突出した軸の両端にはリムを固定したことを特徴とする折畳み式メガネ。
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JP2000042440A JP3694781B2 (ja) | 2000-02-21 | 2000-02-21 | 折畳み式メガネ |
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Families Citing this family (1)
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JP5450510B2 (ja) * | 2011-05-20 | 2014-03-26 | 有限会社 梅田 | 跳ね上げ・折畳み式メガネ |
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- 2000-02-21 JP JP2000042440A patent/JP3694781B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP2001228442A (ja) | 2001-08-24 |
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