JP3694435B2 - クランプ式電流計 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、巻線から引き出されている始端部と終端部とに各別にリード線を連結して形成される連結部を確実にコアカバー内に収納できるようにしたクランプ式電流計に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は、従来からあるクランプ式電流計が備える一対のコアセンサにつき一方のコアセンサを例に巻線から引き出された始端部と終端部とに各別にリード線を連結して形成される各連結部の配置状況を示す説明図である。
【0003】
同図によれば、磁性鋼板を積層させて略円弧状を呈して配置される磁気コア2との間にボビン3を介在させ、該ボビン3にその始端部4aと終端部4bとを引き出した状態で巻線4を施こすことによりコアセンサ1が形成されている。
【0004】
また、上記コアセンサ1は、巻線4の始端部4aと終端部4bとを各別にリード線5,6に絡め付けてはんだ付けしてなる連結部7,8を有している。この場合、終端部4bにおける巻線4の側からの引出し部位は、図3(イ)の正面図と図3(ロ)の左側面図とに示されているように絶縁テープ9を巻き付けて巻線4の背面側にその位置が固定されている。しかも、始端部4a側の連結部7は、連結部7,8を固定した後の正面図である図3(ハ)に示すように、巻線4と短絡しないようにコアセンサ1の背面側に位置させて絶縁テープ10を巻き付けることにより固定するとともに、さらに終端部4b側の連結部8を始端部4a側の連結部7とほぼ同位置にて相互に短絡しないように重ね巻きされた絶縁テープ10により固定した上で、各リード線5,6がコアカバーの内側面の側へと引き出されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来手法によれば、絶縁テープ10を介在させているとはいえ、巻線4部分にて始端部4aと終端部4bとを処理するものであるため巻線4の絶縁被覆層を傷付けて短絡するおそれがあるばかりでなく、絶縁テープ10に予期せぬ穴が開いてしまった場合などに相互に短絡するおそれもあった。
【0006】
さらに、連結部7,8は、絶縁テープ10で重ね巻きして位置を固定するものであることから、それだけ工程数が増えて作業効率が悪いばかりでなく、リード線5,6の側に引張力などの負荷がかかった際、固定状態にあった連結部7,8が絶縁テープ10から引き離されてコアセンサ1の側から離脱してしまうなどの不都合もあった。
【0007】
本発明は従来手法にみられた上記課題に鑑み、各別に連結形成される巻線の始端部とリード線との間の連結部と、終端部とリード線との間の連結部とのそれぞれを相互の短絡を阻止しながら、容易に、かつ、安定的に位置固定させることができるようにしたクランプ式電流計を提供することをその目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成すべくなされたものであり、略円弧状を呈して対となって対向配置される各磁気コアにボビンを介在させて各別に巻線を施してなる一対のコアセンサと、これらコアセンサに各別に覆設されるコアカバーとを有して開閉自在に形成されるクランプ式電流計において、前記コアカバーのそれぞれは、コアセンサを収納して相互を対面合致させるべく二つ割りされた一対のカバー部で形成され、一方のカバー部にあって他方のカバー部と対向する内側面には、巻線から引き出された始端部と終端部とに各別にリード線を連結して形成される各連結部を個別に差し込んで収納する計2個の保持筒部を突設するとともに、他方のカバー部の前記内側面の対応部位に設けたボス部との当接時にリード線側を引き出すための切欠部を設け、該切欠部を介して引き出されたリード線を他方のコアカバーの前記ボス部を利用してウエルダ溶着したことに構成上の特徴がある
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一例を部分的に示す要部説明図であり、クランプ式電流計11の全体は、磁性鋼板を積層させることにより略円弧状を呈して対となって対向配置される各磁気コア13と、これら磁気コア13にボビン14を介在させて各別に巻線15を施してなる一対のコアセンサ12と、これらコアセンサ12に各別に覆設される絶縁性の樹脂成型体からなるコアカバー22とを少なくとも備え、図示しない被測定導体を一対のコアセンサ12がその閉止時に形成する囲繞空間部内に活線状態で導入できるよう開閉自在となって形成されている。
【0010】
この場合、コアセンサ12は、巻線15から引き出されている適宜長さの始端部15aと終端部15bとを各別にリード線16,17に絡め付けてはんだ付けしてなる連結部18,19を有している。この場合、終端部15bにおける巻線15の側からの引出し部位は、絶縁テープ20を巻き付けて巻線15の背面側に位置固定されている(図示を省略しているが他方のコアセンサも同様にして構成されている。)
【0011】
一方、コアカバー22のそれぞれは、コアセンサ12を収納して相互を対面合致させるべく二つ割りされた一対のカバー部23で形成されている。なお、図1においては、開閉操作用のレバー25を備えた一方の側のカバー部23のみが示されている。
【0012】
また、上記カバー部23にあって他方のカバー部(図示せず)と対向する内側面24におけるレバー25との近傍部位には、巻線15から引き出された始端部15aと終端部15bとに各別にリード線16,17を連結して形成される連結部18,19をそれぞれ個別に差し込んで収納できる計2個の保持筒部26が突設されている。
【0013】
しかも、各保持筒部26の開口縁部27には、カバー部23と図示しない他方のカバー部とを対面合致させた際に、保持筒部26の開口縁部27と他方のカバー部のボス部(カバー部23の保持筒部26に相当)の開口縁部との間に始端部15aもしくは終端部15bと、リード線16もしくはリード線17とを円滑に導入・導出するために必要な空隙を確保すべく切欠部28が設けられている
【0014】
また、各保持筒部26の開口縁部27には、図示例のように計2個の切欠部28が設けておくのが好ましいが、必要により1個の切欠部28のみを設けて始端部15aとリード線16もしくは終端部15bとリード線17とを一括して導入・導出できるようにしておくこともできる。
【0015】
本発明はこのようにして構成されているので、巻線15から引き出された始端部15aと終端部15bとを各別にリード線16,17に絡め付けてはんだ付けしてなる連結部18,19のうち、一方の連結部18は、一方の保持筒部26内に、他方の連結部19は他方の保持筒部26内に差し込まれることにより、安定的に収納保持させておくことができる。
【0016】
しかも、各保持筒部26に図示例のように2個の切欠部28が設けられている場合には、一方の切欠部28を介して始端部15aを導入し、他方の切欠部28を介してリード線16もしくはリード線17を導出した上で、それぞれの保持筒部26内に連結部18もしくは連結部19を図2に示すようにより安定した状態のもとで収納保持させることができる。
【0017】
かくして、カバー部23の各保持筒部26内に連結部18,19を個別に差し込んで収納させた後は、図示しない他方のコアカバーの前記ボス部と当接させた際に切欠部28を介してリード線16およびリード線17を引き出した上で、前記ボス部を利用してウェルダ溶着し、リード線16,17を他方のコアカバーの側に固着させて保持させることになる。
【0018】
このため、連結部18,19のそれぞれは、対応する保持筒部26内に各別に収納保持されて周辺部位から隔離させることができるので、相互が短絡するような不測の事態の発生を未然に防止することができる。
【0019】
さらに、リード線16,17の側に引張力などのような負荷が仮にかかったとしても、連結部18,19のそれぞれは、保持筒部26内から強制的に抜脱させられることなく安定的に収納保持させることができるほか、連結部18,19自体の位置固定も単に保持筒部26内に差し込めばよいので、作業を簡素化してその効率を高めることができる。
【0020】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、巻線から引き出された始端部と終端部とを各別にリード線に連結してなる各連結部のうち、一方の連結部は一方の保持筒部内に、他方の連結部は他方の保持筒部内にそれぞれ差し込むことにより、安定的に収納保持させておくことができる。
【0021】
この場合、各保持筒部内に連結部を個別に差し込んで収納させた後は、他方のコアカバーの前記ボス部と当接させた際に切欠部を介してリード線を引き出した上で、前記ボス部を利用してウェルダ溶着し、リード線を他方のコアカバーの側に固着させて保持させることで、各保持筒部内に対応する連結部をより安定した状態のもとで収納保持させることができる。
【0022】
しかも、連結部のそれぞれは、対応する保持筒部内に各別に収納保持されて周辺部位から隔離させることができるので、相互が短絡するような不測の事態の発生を未然に防止することができる。
【0023】
さらに、リード線の側に負荷がかかったとしても、連結部のそれぞれは、保持筒部内から抜脱させられることなく安定的に収納保持させることができるほか、連結部自体の位置固定も単に保持筒部内に差し込めばよいので、作業を簡素化してその効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にあって開閉自在に配設されるコアセンサの一方の側(右半分)につきその内部構造例を示す要部説明図。
【図2】 図1において保持筒部が位置する部位の縦断面図。
【図3】 従来からあるクランプ式電流計が備える一対のコアセンサにつき一方のコアセンサを例に巻線から引き出された始端部と終端部とに各別にリード線を接続して形成される各連結部の配置状況を示す説明図。
【符号の説明】
1 コアセンサ
2 磁気コア
3 ボビン
4 巻線
4a 始端部
4b 終端部
5,6 リード線
7,8 連結部
9,10 絶縁テープ
11 クランプ式電流計
12 コアセンサ
13 磁気コア
14 ボビン
15 巻線
15a 始端部
15b 終端部
16,17 リード線
18,19 連結部
20 絶縁テープ
22 コアカバー
23 カバー部
24 内側面
25 レバー
26 保持筒部
27 開口縁部
28 切欠部

Claims (1)

  1. 略円弧状を呈して対となって対向配置される各磁気コアにボビンを介在させて各別に巻線を施してなる一対のコアセンサと、これらコアセンサに各別に覆設されるコアカバーとを有して開閉自在に形成されるクランプ式電流計において、
    前記コアカバーのそれぞれは、コアセンサを収納して相互を対面合致させるべく二つ割りされた一対のカバー部で形成され、
    一方のカバー部にあって他方のカバー部と対向する内側面には、巻線から引き出された始端部と終端部とに各別にリード線を連結して形成される各連結部を個別に差し込んで収納する計2個の保持筒部を突設するとともに、
    他方のカバー部の前記内側面の対応部位に設けたボス部との当接時にリード線側を引き出すための切欠部を設け、該切欠部を介して引き出されたリード線を他方のコアカバーの前記ボス部を利用してウエルダ溶着したことを特徴とするクランプ式電流計。
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