JP3691805B2 - 電気接続箱 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気接続箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電気接続箱においては、搭載するべきリレーモジュールが電気接続箱とは異なるメーカーにより別個に設計および製造されてケース内に納められていた。そして、リレーモジュールは、回路構成上、電源から供給される電気の流れ方向から見てヒューズ群の下流側に配置され、図7に示すように、リレーモジュール2は、専用の接続端子1aを有する電気接続箱1にプラグインにより後付けで取り付けられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このため従来、電気接続箱1及びリレーモジュール2が個別にケース1b,2aを有しており、その分、全体として電気接続箱が大型化して重くなるうえ、その設計や部材の構成、組み付け作業等のいずれにおいても無駄が多く、製造コストが高価になるという問題があった。特に、電気接続箱にリレーモジュールを後付けで接続する構成であると、図7に示したように、専用の接続端子1aを用いてリレーモジュール2を電気接続箱1に取り付ける必要があるので、接続点が多くなって、接触抵抗に伴う発熱が大きくなるという問題があった。
【0004】
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、リレーモジュールを有していても、小型、軽量で、設計上、構成部材上並びに組み付け作業上において無駄が低減され、安価で、接触抵抗に伴う発熱が小さい電気接続箱を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するため、ヒューズ群及びリレー群が搭載されたアッパケースとこのアッパケースとの間にバスバーモジュール収納するケース本体を備えた電気接続箱において、前記アッパケースと前記ロアケースとの間に前記バスバーモジュールとともに収納され、前記バスバーモジュール及び前記ヒューズ群中の所定のヒューズに電気的に接続されるべきリレーモジュールを備えこのリレーモジュールは、多重通信用の通信制御部と、この通信制御部により制御されるパワー制御部、前記パワー制御部に設けられ、絶縁体でモールドされた複数のバスバーと、これらバスバー前記ヒューズ群中の前記所定のヒューズとを接続する中継端子アッパケース及びロアケースの一方にリレーモジュールを固定するための設けられた複数のねじとを含み、これらねじの一部が前記リレーモジュールと前記バスバーモジュールとの機械的な締結及び電気的な接続をなした電気接続箱を提供する。
【0007】
具体的には、前記パワー制御部の前記バスバーにはタブが形成され、このタブが前記中継端子と接続されている。
更に好ましくは、前記ヒューズ群及びリレー群は、発熱量の大きいグループと、前記ヒューズを含んだ発熱量の小さいグループとに分けて配置され、そして、前記リレーモジュールが発熱量の小さいグループ側に配置されている。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の電気接続箱に係る各種の実施形態について詳細に説明する。
図1は、第1実施形態の電気接続箱10の構成を具体的に示しており、この電気接続箱10はアッパカバー11、アッパケース12、リレーモジュール13、バスバーモジュール14、ロアケース15、ロアカバー16、ヒューズ群17及びリレー群18を有している。
【0009】
アッパカバー11は、アッパケース12に被せて装着される合成樹脂製のカバーであり、その適宜位置に係合部11aが形成されている。
アッパケース12には、その上側にハウジング12a,12b,12c,12dが形成されており、これらは後述するヒューズ群17及びリレー群18を取り付けるために各種形状のものが適切な位置に配列されている。またアッパケース12は、その長手方向でみて一端が部分的に側方に突出しており、この突出部分に電線Wを取り付けるための凹溝状の取付部12eが形成されている。
【0010】
リレーモジュール13は、図1に示すように、通信制御部13aとパワー制御部13bとを備えている。通信制御部13aは、多重通信を制御する機能を有しており、具体的にはガラスエポキシ樹脂等から成る基板上にマイコンピュータ等の電子部品が搭載されたものとなっている。なお通信制御部13aは、スペーサ13gを介してパワー制御部13bの上部に設置されている。
【0011】
またパワー制御部13bは通信制御部13aに作動が制御される電子ユニットであり、このパワー制御部13bは合成樹脂からなる絶縁体にモールドされた複数のバスバー(図示されていない)を有している。パワー制御部13bの上面には、前述したバスバーの端部にそれぞれ形成された複数のタブ13cが突き出ており、また、この上面には基板リレー13fが取り付けられている。複数のタブ13cは、それぞれリセプタクル13hを介して後述するミニヒューズ17bと接続される。リレーモジュール13は、パワー制御部13bの四隅に形成されたねじ孔に挿通されるねじ13iによってアッパケース12の下部もしくはロアケース15の上部に固定される。
【0012】
バスバーモジュール14は複数のバスバー14aを有しており、これらバスバー14aは所定の回路パターンに従って所望の形状に形成されている。またバスバー14aは複数の層に分けて構成されており、その各層間は絶縁板14bにより絶縁されている。
ロアケース15は、アッパケース12との間にリレーモジュール13及びバスバーモジュール14を配置してアッパケース12と一体化される。またロアカバー16は、その適宜位置に形成された係合部16aを対応する係合部(図示せず)と係合させることでアッパケース12と嵌合され、これによりケース内への雨水等の浸入が防止されている。
【0013】
ヒューズ群17及びリレー群18は、アッパケース12のそれぞれ対応するハウジング12a,12b,12c,12dに嵌合させることでアッパケース12に取り付けられる。このとき、ヒューズ群17及びリレー群18は、それぞれ発熱量の大きいグループ(第1ヒューズ17a,高背リレー18b)と、発熱量の小さいグループ(ミニヒューズ17b,低背リレー18a)とに分けてアッパケース12に配置されており、このうち発熱量の小さいグループはそのミニヒューズ17bがリレーモジュール13の近傍に位置するように配置されている。これにより、ヒューズ群17及びリレー群18のうち、より発熱量の小さいグループ側にリレーモジュール13が配置される構成となる。
【0014】
以上のように構成される電気接続箱10の組立は、先ず、各タブ13cにリセプタクル13hを取り付けておいたリレーモジュール13をバスバーモジュール14に組み付けると共に、ねじ孔に挿通するねじ13iを締め付けてリレーモジュール13及びバスバーモジュール14をアッパケース12の下部に固定する。これにより、リレーモジュール13とバスバーモジュール14とが互いに機械的に締結されると共に、接続部13j,1jにて電気的にも接続される。なお、ここではねじ13iの締め付けにより、リレーモジュール13が機械的及び電気的に接続されるものとなっているが、リレーモジュール13が単に機械的又は電気的にのみ接続される態様であってもよい。
【0015】
次に、アッパケース12をロアケース15と組み付けると共に、ヒューズ群17及びリレー群18を、アッパケース12のそれぞれ対応するハウジング12a〜12dに嵌合させる。
次いで、リレーモジュール13における前記バスバーの各タブ13cをリセプタクル13hを介してミニヒューズ17bと接続する。
【0016】
そして、アッパケース12の上方からアッパカバー11を、ロアケース15の下方からロアカバー16をそれぞれ被せると電気接続箱10の組立が完了する。以上のように、第1実施形態の電気接続箱10は、リレーモジュール13をアッパケース12とロアケース15との間、つまり、ケース内部に収納しているので、リレーモジュール13専用のケースが不用となる。このため、電気接続箱10は、その分小型となって軽量化されるうえ、その設計や部材の構成、組み付け作業等のいずれにおいても無駄が少なくなるため、製造コストを安価なものにすることができる。例えば、互いに同程度の性能を有する第1実施形態の電気接続箱10と従来構造の電気接続箱とを比較したところ、第1実施形態の電気接続箱10は従来のものに対し、サイズでは95%に、重量では98%に、価格では98%にそれぞれ低減されていた。
【0017】
しかも、電気接続箱10は、従来バスバーモジュール側に搭載されていたミニヒューズのうち、リレーモジュールに接続されるべきミニヒューズをリレーモジュールにリセプタクル13hを介して間接的に実装することにしたため、バスバーモジュールとリレーモジュールとの電気的な接続箇所を極端に減らすことができる。具体的には、従来、接続個所が7個であったのに対し、本実施形態の電気接続箱10では2箇所の接続部13jとすることができた。
【0018】
更に、電気接続箱10は、リレーモジュール13を発熱量の小さいミニヒューズ17b,低背リレー18aのグループ側に配置するので、リレーモジュール13がヒューズ群17及びリレー群18側の発熱の影響を受け難くなっている。また、電気接続箱10では、アッパケース12の延出部12gを箱型とし、この延出部12gによりリレーモジュール13を覆う構造としたことによっても、リレーモジュール13がヒューズ群17及びリレー群18からの熱を受け難いものとなっている。この結果、電気接続箱10は、熱に弱い電子部品の温度上昇を避けることができる。
【0019】
次に、本発明の第2及び第3実施形態に係る電気接続箱を図2及び図3に基づいて説明する。なお、以下に説明する各実施形態の電気接続箱20,30においては、第1実施形態の電気接続箱10と対応する構成部材には対応する符号(例えば、第2実施形態でいう符号21,22等は第1実施形態でいう符号11,12等に対応する。)を付すことによって重複した説明を省略し、各実施形態に関して特徴となる構成部材についてのみ説明する。
【0020】
第2実施形態の電気接続箱20は、図2に示すように、アッパカバー21、アッパケース22、リレーモジュール23、バスバーモジュール24、ホルダH、電流検出ユニットYc、ロアケース25、ロアカバー26、ヒューズ群27及びリレー群28を有している。
リレーモジュール23は、図2に示すように、上下方向に配置され、通信制御部23aとパワー制御部23bとを備えている。通信制御部23aは、多重通信を制御する機能を有しており、具体的にはガラスエポキシ樹脂等から成る基板上にマイコンピュータ等の電子部品が搭載されたものとなっている。なお通信制御部23aは、スペーサ(図示せず)を介してパワー制御部23bに設置されており、それゆえ通信制御部23aとパワー制御部23bとの間に所定の間隔が確保されている。
【0021】
パワー制御部23bは、通信制御部23aに作動が制御される電子ユニットであり、合成樹脂からなる絶縁体にモールドされた複数のバスバー(図示されていない)を有している。これらバスバーの端部にはそれぞれ、タブ23cが形成されており、これらタブ23cはパワー制御部23bより上方に突き出ている。また、パワー制御部23bの実装面には複数の基板リレー23fが取り付けられている。複数のタブ23cは、リセプタクル23hを介してミニヒューズ27bと、リセプタクル23iを介してリレー28a,28bと、それぞれ接続される。
【0022】
バスバーモジュール24は複数のバスバー24aを有しており、これらバスバー24aは所定の回路パターンに従って所望の形状に形成されている。バスバー24aは絶縁板24bにより絶縁されており、この絶縁板24bは略中央の部位が段状に折り曲げられている。また絶縁板24bの一端部には、リレーモジュール23の各タブ23cを挿通するための複数の挿通孔24cが形成されている。
【0023】
電流検出ユニットYcは電流量を検出する機能を有した電子ユニットであり、この電流検出ユニットYcはホルダHを介してアッパケース22に取り付けられ、この状態でホルダHに支持される。
そして、電気接続箱20は、以下のようにして組み立てられる。
先ず、複数のタブ23cのそれぞれを対応する挿通孔24cに挿通し、リレーモジュール23とバスバーモジュール24とを治具で仮に固定する。そして、挿通孔24cから突出した各タブ23cにリセプタクル23h,23iを取り付ける。
【0024】
次いで、リレーモジュール23とバスバーモジュール24並びにホルダHと電流検出ユニットYcをアッパケース22に下方から取り付ける。
そして、アッパケース22をロアケース25に組み付けると共に、この際、ヒューズ群27及びリレー群28をそれぞれ対応するハウジング22a,22b,22c,22dに嵌合させ、図示しない電線を適宜箇所に接続しておく。
【0025】
これにより、リレーモジュール23は、前記バスバーの各タブ23cがリセプタクル23h,23iを介してミニヒューズ17bやリレー28a,28bと接続された状態となる。
そして、アッパケース22の上方からアッパカバー21をロアケース25に被せ、それぞれ対応する係合部21aと係合部25aとを互いに係合させる。
【0026】
次いで、ロアケース25の下方からロアカバー26を組み付けると、電気接続箱20の組立が完了する。
従って、第2実施形態の電気接続箱20は第1実施形態の電気接続箱10と同様に、リレーモジュール23を有していても、小型かつ軽量なものとなる。また電気接続箱20はその設計や部材の構成、組み付け作業等のいずれにおいて無駄が低減されるため、製造コストが安価なものとなるし、その機能上も接触抵抗に伴う発熱が小さいという効果を奏することができる。
【0027】
しかも、電気接続箱20の場合、上述のようにリレーモジュール23がヒューズ群27及びリレー群28における発熱量の小さいグループ側に配置されているので、リレーモジュール23が熱的な影響を受けることはない。このため、通信制御部23aに作動が制御されるパワー制御部23bの作動をより安定させることができる。
【0028】
図3は、第3実施形態の電気接続箱30を示しており、この場合、第2実施形態の電気接続箱20に比べて、ヒューズ群27及びリレー群28の配置やアッパケース32、リレーモジュール33及びバスバーモジュール34の構成が異なっている。
ヒューズ群27及びリレー群28の配置の変更に伴い、アッパケース32には、これらを取り付けるための各種形状のハウジング32a,32b,32c,32dが適切な配置で形成されている。
【0029】
またリレーモジュール33は、通信制御部33aとパワー制御部33b,33dとを備えている。通信制御部33aは、多重通信を制御する機能を有しており、具体的にはガラスエポキシ樹脂等から成る基板上にマイコンピュータ等の電子部品が搭載されたものとなっている。なお通信制御部33aは、スペーサ(図示せず)を介してパワー制御部33bに設置されており、それゆえ通信制御部33aとパワー制御部33bとの間に所定の間隔が確保されている。
【0030】
パワー制御部33b,33dは、通信制御部33aに作動が制御される電子ユニットであり、これらパワー制御部33b,33dは合成樹脂からなる絶縁体にモールドされた複数のバスバー(図示されていない)を有している。これらバスバーの端部にはそれぞれ、タブ33cが形成されており、これらタブ33cはパワー制御部33dの上面に突き出ている。また、パワー制御部33bの実装面には複数の基板リレー33fが取り付けられている。複数のタブ33cは、リセプタクル33hを介してミニヒューズ27bと接続される。図3中、リセプタクル33iは、リレー28a,28bと接続される。
【0031】
バスバーモジュール34は複数のバスバー34aを有しており、これらバスバー34aは回路パターンに従って所望の形状に形成されている。またバスバー34aは絶縁板34bにより絶縁されており、その略中央の部位が段状に折り曲げられている。なお絶縁板34bには、リレーモジュール33の各タブ33cを挿通するための複数の挿通孔34cが形成されている。
【0032】
従って、第3実施形態の電気接続箱30は上述した第1及び第2実施形態の場合と同様に、リレーモジュール33を有していても、小型かつ軽量なものとなる。また電気接続箱30はその設計や部材の構成、組み付け作業等のいずれにおいて無駄が低減されるため製造コストが安価なものとなるし、その機能上も接触抵抗に伴う発熱が小さいという効果を奏することができる。
【0033】
しかも、電気接続箱30では、リレーモジュール33のパワー制御部33dが上記のようにヒューズ群27及びリレー群28における発熱量の小さいミニヒューズ27b側に配置されているので、パワー制御部33dの作動をより安定させることができる。
なお、上述した各実施形態では、リレーモジュールが多重通信用の通信制御部とパワー制御部とを備えたものとなっているが、本発明は必ずしもこれに限定されるものではない。
【0034】
以下に図4から図6を追加して、リレーモジュールの構成が異なる電気接続箱の実施形態について説明する。なお以下の説明においても、既述の構成部材については図中に同一の参照符号を付し、その重複した説明を省略する。
図4は、第4実施形態の電気接続箱100を示している。この電気接続箱100は上述した第1実施形態の電気接続箱10とリレーモジュール130の構造が異なり、その他の構造は同様のものとなっている。
【0035】
具体的には、リレーモジュール130は多重通信機能を有しないため、前述の通信制御部が不要となり、よってパワー制御部13bのみを有する構成となる。この場合にもリレー13fはパワー制御部に搭載されているが、リレーが不要である場合にはこれらを搭載しない場合もある。この例の場合にも前述のリレーモジュールと同様に、リレーモジュール130は同様の手段(ねじ13i等)でバスバーモジュール14に接続されるものである。また多重通信機能がないため、この場合のパワー制御部13bは、通常のバスバーモジュール部と同様の制御となる。
【0036】
第4実施形態の電気接続箱100にあっても、リレーモジュール130がアッパケース12とロアケース15との間、つまり、ケース内に収納されるので、リレーモジュール130専用のケースが不用となる。このため、電気接続箱100はその小型化及び軽量化が容易であり、また設計や部材の構成、組み付け作業等において無駄を省くことで製造コストを低く抑えることができる。その他、リレーモジュール130の配置やアッパケース12の構造に基づく機能上の効果については第1実施形態の場合と同様である。
【0037】
次に図5は、第5実施形態の電気接続箱200を示している。この電気接続箱200は、第2実施形態の電気接続箱20とリレーモジュール230の構造が異なり、その他の構造は同様のものとなっている。
具体的には、リレーモジュール230はパワー制御部23bのみを備え、通信制御部を備えていないため、その実装面に配置された複数の基板リレー23fが露出している。なお第5実施形態の電気接続箱200においても、パワー制御部23bの構成やその制御等については第4実施形態と同様である。
【0038】
第5実施形態の電気接続箱200の場合、リレーモジュール230をケース内に収納することで、その小型化及び軽量化が容易であるし、各種の無駄を省略することで製造コストの低減が実現される。また、リレーモジュール230の配置や構造に基づく機能上の効果については第2実施形態の場合と同様である。
図6は、第6実施形態の電気接続箱300を示している。この電気接続箱300は、第3実施形態の電気接続箱30とリレーモジュール330の構造が異なり、その他の構造は同様のものとなっている。
【0039】
具体的には、リレーモジュール330はパワー制御部33bのみを備え、通信制御部を備えていないため、その実装面に配置された複数の基板リレー33fが露出している。なお第6実施形態の電気接続箱300においても、パワー制御部33bの構成やその制御等については上述した第3及び第4実施形態の場合と同様である。
【0040】
第6実施形態の電気接続箱300についても同様に、リレーモジュール330をケース内に収納することで、その小型化及び軽量化が容易であるし、各種の無駄を省略することで製造コストの低減が実現される。また、リレーモジュール330の配置や構造に基づく機能上の効果については第3実施形態の場合と同様である。
【0041】
以上、具体例を挙げて本発明の各種実施形態を説明したが、本発明はこれらに制約されることなく、種々に変形して実施可能である。例えば、各実施形態において図示とともに説明した各種部材の形状や仕様、配置関係等はあくまで好ましい例であり、これらは本発明の実施に際して適宜変形や置き換え等が可能であることはいうまでもない。
【0042】
【発明の効果】
本発明によれば、リレーモジュールを有していても、小型、軽量で、設計上、構成部材上並びに組み付け作業上において無駄が低減され、安価で、接触抵抗に伴う発熱が小さい電気接続箱を提供することができる。
更に、多重通信機能を有しない場合、リレーモジュールがパワー制御部のみを有する構成(図4〜図6を参照)とすることで、リレーモジュール以外の部品(カバー、ケース、バスバー、モジュール類)をそのまま流用することができるため、安価な電気接続箱を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の電気接続箱を示す分解斜視図である。
【図2】第2実施形態の電気接続箱を示す分解斜視図である。
【図3】第3実施形態の電気接続箱を示す分解斜視図である。
【図4】第4実施形態の電気接続箱を示す分解斜視図である。
【図5】第5実施形態の電気接続箱を示す分解斜視図である。
【図6】第6実施形態の電気接続箱を示す分解斜視図である。
【図7】従来の電気接続箱の構造の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 電気接続箱
11 アッパカバー
12 アッパケース
13 リレーモジュール
13h リセプタクル(中継端子)
14 バスバーモジュール
14a バスバー
14b 絶縁板
15 ロアケース
16 ロアカバー
17 ヒューズ群
18 リレー群
20 電気接続箱
21 アッパカバー
22 アッパケース
23 リレーモジュール
23h,23i リセプタクル(中継端子)
24 バスバーモジュール
24a バスバー
24b 絶縁板
25 ロアケース
26 ロアカバー
27 ヒューズ群
28 リレー群
30 電気接続箱
32 アッパケース
33 リレーモジュール
34 バスバーモジュール
100 電気接続箱
130 リレーモジュール
200 電気接続箱
230 リレーモジュール
300 電気接続箱
330 リレーモジュール
H ホルダ
Yc 電流検出ユニット

Claims (3)

  1. ヒューズ群及びリレー群が搭載されたアッパケースとこのアッパケースとの間にバスバーモジュール収納するロアケースとを備えた電気接続箱において、
    前記アッパケースと前記ロアケースとの間に前記バスバーモジュールとともに収納され、前記バスバーモジュール及び前記ヒューズ群中の所定のヒューズに電気的に接続されるべきリレーモジュールを備え、
    前記リレーモジュールは、
    多重通信用の通信制御部と、
    前記通信制御部により制御されるパワー制御部と、
    前記パワー制御部に設けられ、絶縁体でモールドされた複数のバスバーと、
    前記バスバーと前記ヒューズ群中の前記所定のヒューズとを接続する中継端子と、
    前記アッパケース及び前記ロアケースの一方に前記リレーモジュールを固定するために設けられた複数のねじとを含み、
    前記ねじの一部が前記リレーモジュールと前記バスバーモジュールとの機械的な締結及び電気的な接続をなすことを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記バスバーはその端部に形成されたタブを有し、前記タブが前記中継端子と接続される、請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記ヒューズ群及び前記リレー群は、発熱量の大きいグループと、前記ヒューズを含んだ発熱量の小さいグループとに分けて配置され、前記リレーモジュールが発熱量の小さいグループ側に配置されている、請求項1に記載の電気接続箱。
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