JP3690560B2 - 開閉器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、開閉器や遮断器の機器内部を構成する接点部、特に、エポキシ樹脂等の有機質絶縁材料により絶縁部品本体が成形された電気機器絶縁物を搭載した接点部を有する開閉器に関する。
【0002】
【従来の技術】
開閉器等の開閉接点において、可動接触子を駆動する絶縁リンク、固定接触子を支持するスペーサ、各接触子から外部へ電路を引き出すブッシング等の絶縁部品は、優れた電気的、機械的特性を有し、作業性も優れたエポキシ樹脂等の有機質絶縁材料により金属製インサート等を被覆成形して製作される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記絶縁部品は開閉接点近傍に配置されるため、電流開閉時に発生するアーク放電にさらされ、熱劣化や樹脂表面が焼損したりする。
そして、絶縁性能や機械的特性を維持できなくなり、開閉器の寿命を短縮し、ひいては地絡、短絡事故を引き起こし系統運用上重大な支障をきたすことになる。
【0004】
このため、従来の絶縁部品は、当初からアーク放電による熱劣化を見込んで、絶縁寸法を所定の設計値より多めに設定し、すなわち安全を考慮して裕度をおおきくする傾向となり、機器全体が大型化してしまうといった問題点を有していた。
【0005】
また、特開昭56−152111号公報には、有機質絶縁材料に無機質充填剤を充填して注型された電気機器絶縁物の表面に、無機質充填剤が充填されていない有機質絶縁材料からなる絶縁層が設けられてなる電気機器絶縁物が開示されている。
しかし、上記表面の絶縁層は、有機質絶縁材料から構成されているため、耐候性及び耐トラッキング性は有効であるものの、有機質絶縁材料であるがゆえ炭素を含み、直接アーク放電にさらされると著しく熱劣化してしまうという問題点がある。
【0006】
そこで本発明は、アーク放電による熱劣化を防止し、機器の小型化にも寄与可能な電気機器絶縁物を用いる接点部を備えた開閉器を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、エポキシ樹脂を成形して製作される絶縁部品本体の表面にセラミック層が設けられてなる電気機器絶縁物であって、可動接触子を駆動する絶縁リンクと、
エポキシ樹脂を成形して製作される絶縁部品本体の表面にセラミック層が設けられてなる電気機器絶縁物であって、固定接触子を支持するスペーサと、
エポキシ樹脂を成形して製作される絶縁部品本体の表面にセラミック層が設けられてなる電気機器絶縁物であって、可動接触子および固定接触子から開閉器外部へ電路を引き出すブッシングと、を備えた接点部を有することを特徴とするものである。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の開閉器において、前記絶縁リンク、スペーサおよびブッシングのセラミック層は、接着剤が塗布された絶縁部品本体の表面に対し、溶射または粉末セラミックを吹き付けて形成される接点部を有することを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図に沿って本発明の実施形態を説明する。
図1は、実施形態をSF6絶縁ガス開閉器の開閉器接点部に採用する使用例である。
図2は、実施形態の構造を示す部分断面図である。
図1において、開閉器接点部の開閉駆動機構や接点の構成は、従来と同様であるため説明を省略する。
可動接触子1を駆動する力を伝達する絶縁リンク2と、固定接触子3を支持する支持スペーサ4と、開閉器の外部へ電路を引き出すブッシング5は、主要絶縁部品として開閉器接点部を構成する。
【0010】
そして、前記絶縁リンク2、支持スペーサ4、ブッシング5は、図2に示すように、エポキシ樹脂等の熱硬化絶縁樹脂(有機質絶縁材料)から成る絶縁部品本体6の表面又は一部表面にアルミナ等(無機質絶縁材料)から成るセラミック層7を形成している。
【0011】
セラミック層7を形成する方法としては、たとえば、接着剤を塗布した絶縁部品本体6の表面若しくは一部表面に溶射したり、または粉末セラミックを吹き付けて形成する方法がある。
【0012】
絶縁部品本体6に、耐アーク性能や耐燃焼性能の優れたセラミック層7を形成することにより、絶縁リンク2、支持スペーサ4、ブッシング5等の絶縁部品が開閉接点近傍に配設されてアーク放電にさらされても、熱劣化することはなく、十分にその性能を維持することができる。
【0013】
なお、従来の技術として挙げた前記公報には、エポキシ樹脂等の有機質絶縁材料に無機質充填剤を充填して注型された主絶縁体が記載されている。
一見すると、本実施形態と前記公報の主絶縁体は同様にみえるが、その作用において著しく相違する。
本実施形態は、有機質絶縁材料からなる絶縁部品本体6の表面(充填ではない)に無機質絶縁材料からなるセラミック層7を設けるため、前記公報に記載されているような主絶縁体の有機質絶縁材料の表面が劣化して、充填されている無機質充填剤が析出し、表面粗度が大きくなり、塵埃が付着しやすくなるといった欠点はない。
すなわち、本実施形態は、表面に無機質絶縁材料からなる層を設けることにより、耐トラッキング性、耐候性を改良しているのである。
【0014】
したがって、実施形態は、開閉器内部の使用に限定されることはなく、屋外や設置環境の劣悪な屋内に設置される絶縁部品にも適用可能である。
【0015】
また、本実施形態は、絶縁部品を全てセラミックで構成しないため、コストを低減することができる。
【0016】
【発明の効果】
以上のように請求項1,又は2記載の発明によれば、耐アーク性能や耐燃焼性能を向上することができる。
に、開閉器の接点近傍に配設した場合に、アーク放電による熱劣化がなく、開閉器の信頼性を向上し、寿命を延ばすことができる。
また、熱劣化を見込んだ絶縁部品本体の寸法裕度を不要とし、絶縁部品本体を小型化でき、ひいては開閉器全体を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態をSF6絶縁ガス開閉器の開閉器接点部に採用する使用例である。
【図2】実施形態の部分断面図である。
【符号の説明】
2 絶縁リンク
4 支持スペーサ
5 ブッシング
6 絶縁部品本体
7 セラミック層

Claims (2)

  1. エポキシ樹脂を成形して製作される絶縁部品本体の表面にセラミック層が設けられてなる電気機器絶縁物であって、可動接触子を駆動する絶縁リンクと、
    エポキシ樹脂を成形して製作される絶縁部品本体の表面にセラミック層が設けられてなる電気機器絶縁物であって、固定接触子を支持するスペーサと、
    エポキシ樹脂を成形して製作される絶縁部品本体の表面にセラミック層が設けられてなる電気機器絶縁物であって、可動接触子および固定接触子から開閉器外部へ電路を引き出すブッシングと、
    を備えることを特徴とする接点部を有する開閉器。
  2. 請求項1記載の開閉器において、
    前記絶縁リンク、スペーサおよびブッシングのセラミック層は、接着剤が塗布された絶縁部品本体の表面に対し、溶射または粉末セラミックを吹き付けて形成されることを特徴とする接点部を有する開閉器。
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