JP3690144B2 - プログラマブルコントローラ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばイーサネットにて運用されるLANに接続されて他の装置(例えば、他のプログラマブルコントローラ、ホストコンピュータ等)と通信可能になされたプログラマブルコントローラに係り、特に、あらかじめ指定された送信相手先に対して指定された情報を指定されたタイミングで電子メールとして送信可能としたプログラマブルコントローラに関する。
【0002】
【従来の技術】
モデムを介して他の装置(例えば、他のプログラマブルコントローラ、ホストコンピュータ等)と通信可能になされたプログラマブルコントローラは、従来より知られている。
【0003】
この種のプログラマブルコントローラにおいて、プログラマブルコントローラ側が主導権をとって、任意のタイミングでホストコンピュータに対して情報を送信するような場合には、その都度、ホストコンピュータ側においても所定の通信プログラムを実行する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のプログラマブルコントローラとホストコンピュータ等とのモデムを介する通信にあっては、双方で同時に所定の通信プログラムを実行せねばならないことから、送信相手方であるホストコンピュータ等の状態によっては、直ちに送信を開始することができずに長時間待たされたり、或いは送信を断念せねばならない場合もあった。加えて、このような方法による通信を実現するためには、プログラマブルコントローラ側に通信のための複雑なユーザプログラムをあらかじめ組み込まねばならないと言う問題点もあった。
【0005】
この発明は、上述の問題点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、送信相手方の事情に影響を受けることなく、任意の情報を指定されたタイミングで送信することができ、かつ送信相手方においても送信された情報を任意のタイミングで受信することができるようにした通信機能を備えたプログラマブルコントローラを提供することにある。
【0006】
さらに、この発明の他の目的とするところは、情報送信のための設定操作をできるだけ簡素化することが可能な通信機能を備えたプログラマブルコントローラを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明のプログラマブルコントローラは、基本的には、回線に接続が可能であって、電子メール送信タイミングを設定するための送信タイミング設定手段と、電子メール送信に含ませるべき情報を設定するための送信情報設定手段と、電子メール送信先を設定するための送信先設定手段と、前記送信タイミング設定手段にて設定された電子メール送信タイミングの到来を監視する送信タイミング到来監視手段と、前記送信タイミング到来監視手段にて電子メール送信タイミングの到来が確認されるのに応答して、前記送信情報設定手段にて設定された情報を含む電子メールを作成して、前記送信先設定手段にて設定された電子メール送信先へと送信するメール自動作成送信手段と、を具備している。
【0008】
そして、このような構成によれば、送信相手方との間にメールサーバを介在させることによって、送信相手方の事情に影響を受けることなく、任意の情報を指定されたタイミングで送信することができ、かつ送信相手方においても送信された情報を市販のメール受信ソフトを利用して任意のタイミングで受信することができる。
【0009】
そして、上記のプログラマブルコントローラには、CPUユニットと、I/Oユニットと、回線インタフェースユニットとを少なくとも有し、かつそれらのユニットはシステムバスを介して相互に接続されており、前記CPUユニットは、I/Oユニットと協動して入出力リフレッシュ処理並びにユーザプログラム実行処理を主として実行するものであり、前記回線インタフェースユニットは、回線に接続されて当該プログラマブルコントローラと他の装置との通信処理を主として実行するものであり、さらに前記CPUユニットには、少なくとも前記送信タイミング設定手段が設けられており、かつ前記送信タイミング設定手段は、システムによりあらかじめ用意された複数種の送信タイミングのそれぞれに対応しかつユーザにより個別に選択操作可能な複数の送信タイミング選択フラグを含むものであり、前記回線インタフェースユニットには、少なくとも前記送信タイミング到来監視手段と、メール自動作成送信手段とが設けられており、かつ前記送信タイミング到来監視手段は、前記CPUユニット内の送信タイミング選択フラグを参照することにより認識された送信タイミングの到来を監視するものである。
【0010】
そして、このような構成によれば、通常のプログラミングツールを用いて、CPUユニット内の送信タイミング選択フラグを適宜セット若しくはリセット操作するだけで、システムにより予め用意された複数種の送信タイミングを任意に選択設定することができ、送信タイミング設定に関するユーザ側の負担が軽減される。
【0011】
また、上記のプログラマブルコントローラは、CPUユニットと、I/Oユニットと、回線インタフェースユニットとを少なくとも有し、かつそれらのユニットはシステムバスを介して相互に接続されており、前記CPUユニットは、I/Oユニットと協動して入出力リフレッシュ処理並びにユーザプログラム実行処理を主として実行するものであり、前記回線インタフェースユニットは、回線に接続されて当該プログラマブルコントローラと他の装置との通信処理を主として実行するものであり、さらに前記CPUユニットには、少なくとも前記送信情報設定手段が設けられており、かつ前記送信情報設定手段は、システムによりあらかじめ用意された複数種の送信情報のそれぞれに対応しかつユーザにより個別に選択操作可能な複数の送信情報選択フラグを含むものであり、前記回線インタフェースユニットには、少なくともメール自動作成送信手段が設けられており、かつ前記メール自動作成送信手段は、前記送信タイミング到来監視手段にて電子メール送信タイミングの到来が確認されるのに応答して、前記CPUユニット内の送信情報選択フラグを参照することにより認識された情報を含む電子メールを作成して、前記送信先設定手段にて設定された電子メール送信先へと送信するものである。
【0012】
そして、このような構成によれば、通常のプログラミングツールを用いて、CPUユニット内の送信情報選択フラグを適宜にセット若しくはリセット操作するだけで、システムにより予め用意された複数種の送信情報を任意に選択設定することができ、送信情報設定に関するユーザ側の負担が軽減される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好ましい実施の形態につき、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0014】
本発明が適用されたプログラマブルコントローラを含む通信システムの全体が図1に示されている。同図に示されるように、この通信システムは、プログラマブルコントローラ(以下、PLCという)1と、メールサーバ2と、クライアント3とを、イーサネットで運用されるLAN(回線)4で相互に接続して構成されている。そして、PLC1から送信された電子メールはメールサーバ2に格納される。クライアント3では、任意のタイミングでメールサーバ2から電子メールを読み出すことができる。そのため、PLC1では、送信相手方の事情に影響を受けることなく、任意の情報を指定されたタイミングで送信することができ、かつ送信相手方においても送信された情報を任意のタイミングで受信することができるのである。
【0015】
PLC1は、電源ユニット11、CPUユニット12、I/Oユニット13並びにイーサネットユニット(回線インタフェースユニット)14を備えている。それらのユニット11〜14は、システムバス10を介して相互に接続されている。電源ユニット11は、他のユニット12〜14に対し電源を供給するものである。又、I/Oユニット13は、被制御対象に対して出力信号を送出するための出力回路と、被制御対象から入力信号を取り込むための入力回路とを備えている。
【0016】
CPUユニット12とイーサネットユニット14との内部構成が図2に示されている。同図に示されるように、CPUユニット12は、マイクロプロセッサ(MPU)122と、ROM123と、PROM124と、RAM125とを備えている。それらの構成要素122〜125はMPUバス121を介して相互に接続されている。又、MPUバス121はバスインターフェース回路126を介してシステムバス10に接続される。
【0017】
ROM123には、後述するシステムプログラム(例えば、入力リフレッシュ処理、ユーザプログラム実行処理、出力リフレッシュ処理、システムサービス処理等)を実現するためのシステムプログラムが格納される。PROM124には、ユーザプログラム言語(例えば、ラダー図言語、フローチャート言語等)にて記述されたユーザプログラムが格納される。RAM125には、I/Oユニット13に対応する通常I/Oエリアと、高機能ユニット用割付リレーエリアと、高機能ユニット用割付DMエリアと、ASCIIコードによるユーザ作成データエリアと、図3に示される高機能ユニットシステム設定エリアと、各種のワーキングエリア等が設けられている。
【0018】
それらの中で、高機能ユニットシステム設定エリアには、図3に示されるように、後述する各種のフラグを格納するためのフラグエリアA1と、ユーザ作成メールデータアドレスエリアA2と、自メールアドレスA3と、送信先メールアドレスA4と、SNTPサーバアドレスエリアA5と、メール送信間隔エリアA6とが設けられている。
【0019】
一方、イーサネットユニット14には、マイクロプロセッサ(MPU)142と、ROM143と、RAM144とが含まれている。それらの構成要素142〜144は、MPUバス141を介して相互に接続されている。MPUバス141は、LANコントローラ146を介してLAN4に接続されると共に、バスインターフェース回路145を介してシステムバス10に接続されている。ROM143には、後述するシステムプログラム(例えば、メール処理、システムサービス処理等)に相当するシステムプログラムが格納されている。RAM144は、システムプログラム実行の際の各種ワーキングエリア等として使用される。
【0020】
CPUユニット12のRAM125に設けられる高機能ユニットシステム設定エリアの内容が図3に示されている。フラグエリアA1には、複数のフラグ(F11〜F13,F2,F21〜F23,F3,F31〜F33)が格納されている。これらのフラグは、CPUユニット12に接続される公知のプログラミングツールを使用することによって、ユーザが任意にセット若しくはリセット操作可能になされている。又、それらフラグのそれぞれの意味内容は、以下のように決定されている。
【0021】
『フラグF11』:ユーザメールの内容にユーザデータを含めるか否かを指定するためのフラグである。チェックなし(“0”)の場合にはユーザメールの内容にユーザデータを含めない意味となり、チェックあり(“1”)の場合にはユーザメールの内容にユーザデータを含める意味となる。デフォルトではチェックなしの状態とされている(図6(a)参照)。
【0022】
『フラグF12』:ユーザメールの内容に異常履歴情報を含めるか否かを指定するためのフラグである。チェックなし(“0”)の場合にはユーザメールの内容に異常履歴情報を含めない意味となり、チェックあり(“1”)の場合にはユーザメールの内容に異常履歴情報を含める意味となる。デフォルトではチェックなしとされている(図6(b)参照)。
【0023】
『フラグF13』:ユーザメールの内容にステータスデータを含めるか否かを指定するフラグである。チェックなし(“0”)の場合にはユーザメールの内容にステータスデータを含めない意味となり、チェックあり(“1”)の場合にはユーザメールの内容にステータスデータを含める意味となる。デフォルトではチェックなしの状態とされている(図6(c)参照)。
【0024】
『フラグF2』:異常履歴登録時メール送信を行うか否かを指定するためのフラグである。チェックなし(“0”)の場合には異常履歴登録時メール送信を行わない意味となり、チェックあり(“1”)の場合には異常履歴登録時メール送信を行う意味となる。デフォルトではチェックなしとされている(図7参照)。
【0025】
『フラグF21』:異常履歴登録時のメールの内容にユーザデータを含めるか否かを指定するフラグである。チェックなし(“0”)の場合には異常履歴登録時のメールの内容にユーザデータを含めない意味となり、チェックあり(“1”)の場合には異常履歴登録時のメールの内容にユーザデータを含める意味となる(図8(a)参照)。
【0026】
『フラグF22』:異常履歴登録時のメールの内容に異常履歴情報を含めるか否かを指定するフラグである。チェックなし(“0”)の場合には異常履歴登録時のメールの内容に異常履歴情報を含めない意味となり、チェックあり(“1”)の場合には異常履歴登録時のメールの内容に異常履歴情報を含める意味となる。
【0027】
『フラグF23』:異常履歴登録時のメールの内容にステータスデータを含めるか否かを指定するフラグである。チェックなし(“0”)の場合には異常履歴登録時のメールの内容にステータスデータを含めない意味となり、チェックあり(“1”)の場合には異常履歴登録時のメールの内容にステータスデータを含める意味となる。デフォルトではチェックなしとされている(図8(c)参照)。
【0028】
『フラグF3』:定期的なメール送信を行うか否かを指定するフラグである。チェックなし(“0”)の場合には定期的なメール送信を行わない意味となり、チェックあり(“1”)の場合には定期的なメール送信を行う意味となる。デフォルトではチェックなしとされている(図9参照)。
【0029】
『フラグF31』:定期送信メールの内容にユーザデータを含めるか否かを指定するフラグである。チェックなし(“0”)の場合には定期送信メールの内容にユーザデータを含めない意味となり、チェックあり(“1”)の場合には定期送信メールの内容にユーザデータを含める意味となる。デフォルトではチェックなしの状態とされている(図10(a)参照)。
【0030】
『フラグF32』:定期送信メールの内容に異常履歴情報を含めるか否かを指定するフラグである。チェックなし(“0”)の場合には定期送信メールの内容に異常履歴情報を含めない意味となり、チェックあり(“1”)の場合には定期送信メールの内容に異常履歴情報を含める意味となる。デフォルトではチェックなしとされている(図10(b)参照)。
【0031】
『フラグF33』:定期送信メールの内容にステータスデータを含めるか否かを指定するフラグである。チェックなし(“0”)の場合には定期送信メールの内容にステータスデータを含めない意味となり、チェックあり(“1”)の場合には定期送信メールの内容にステータスデータを含める意味となる。デフォルトではチェックなしの状態とされている(図10(c)参照)。
【0032】
図3に戻って、エリアA2〜A6の内容について説明する。ユーザ作成メールデータアドレスエリアA2には、RAM125のDMエリアに格納されたユーザ作成データの先頭アドレスが格納される。DMエリア内に格納されたユーザ作成データ『システム1ウンテンチュウ』の一例が図13に示されている。この例では、ユーザ作成データである『システム1ウンテンチュウ』は、DMエリアのアドレス00200〜00206にASCIIコードを用いて記述されている。具体的なアドレス設定は、例えばCPUユニットメモリのアドレスを、エリア種別と先頭チャンネル番号で設定する。デフォルトでは未設定とされている。
【0033】
自メールアドレスエリアA3には、PLC1に割り当てられたメールアドレスが格納される。具体的には、メールの中の『From:フィールド』に設定するメールアドレスを、50字以内の文字列で指定する。デフォルトでは未設定とされている。送信先メールアドレスエリアA4には、送信先であるクライアント3に割り当てられたメールアドレスが格納される。具体的にはメールを送信する相手のメールアドレス(『To:フィールドのアドレス』)を、50字以内の文字列で指定する。メールアドレスを『,』(カンマ)で区切ることで、複数のアドレスを指定して、同時に送信することができる。デフォルトでは未設定とされている。
【0034】
SMTPサーバアドレスエリアA5には、メール送信機能で使用するメールサーバ2に割り当てられたサーバアドレス(SMTPサーバアドレス)のIPアドレスが格納される。設定範囲は、例えば、0.0.0〜255.255.255.255とされている。又、デフォルトでは、0.0.0に設定されている。
【0035】
メール送信間隔エリアA6には、定期的にメール送信を行う場合における周期データが格納される。例えば、単位は10分とし、設定できる範囲は1〜1440(10分〜10日)とされる。この設定は、『定期メールの送信』がチェックあり(メール送信を行う)に設定されている場合のみ有効となる。0を設定した場合は定期メールの送信を行わない。又、1440を越えた値が設定されている場合は、1440(10日)として処理される。デフォルトでは、0(定期メールの送信をしない)とされている。
【0036】
次に、ユーザプログラムにて規定された入出力条件の成立と共に、電子メールを自動的に送信させるための設定処理について説明する。この場合には、図12(a)に示されるように、CPU高機能ユニット用割付リレーエリアに割り付けられている所定のリレー(以下、メール送信スイッチと称する)を所望の入出力条件の成立(この例では入力01のオン)に応じて作動するように設定する。図12(b)に示されるように、CPU高機能ユニット用割付リレーエリアの、ユニットコントロールスイッチ内のビット3がメール送信スイッチとして割り付けられている。後述するように、イーサネットユニット14では、メール送信スイッチのOFF→ONを検知すると、CPU高機能ユニットシステム設定エリアのメール送信情報設定の設定内容に従い、メールの送信を開始する。ただし、メール送信処理中に再び起動をかけても無効となる。メールの送信が完了すると、イーサネットユニット14はこのスイッチを自動的にオフに戻す。オフに戻った後は、再びメールを送信できる状態となる。
【0037】
次に、図2に戻って、イーサネットユニット14内のROM143には、異常履歴情報登録処理並びにステータス情報登録処理を実現するためのシステムプログラムが格納されている。これらのシステムプログラムをMPU142内で実行することにより、イーサネットユニット14のRAM144内には、最大で64レコード分の異常履歴が格納される。同様にして、ステータス情報としては、(1)UDPソケットNo.1〜8のOPEN/CLOSE状態、(2)TCPソケットNo.1〜8のTCP状態、(3)ユニットエラー情報、(4)カウンタ情報(送受信パケット数、送受信エラー数、総送信パケット数、総送信エラー数、総送信コリジョン数)が格納される。一例として、ユーザメール送信ステータスの内容が図11に示されている。
【0038】
次に、図4のフローチャートを参照して、CPUユニット12とイーサネットユニット14の動作を概略的に説明する。
【0039】
CPUユニット12では、電源投入などによりスタートされた後、イニシャライズ処理(ステップ411)を実行して、各種のフラグ,カウンタ等の初期設定を行った後、まず、入力リフレッシュ処理(ステップ412)を実行する。この入力リフレッシュ処理(ステップ412)では、I/Oユニット13の入力回路から読み込まれたデータを、CPUユニット12のI/Oエリアに書き込むことによって、入力リフレッシュを行う。続く命令実行処理(ステップ413)では、所定のユーザプログラム言語にて記述されたユーザプログラムを先頭から順次実行し、その結果として、I/Oエリア内の出力データを適宜に書き換える。続く出力リフレッシュ処理(ステップ414)では、書き換えが完了したI/Oエリア内の出力データを、I/Oユニット13の出力回路へと送出する。続くシステムサービス処理(ステップ415)では、システムバス10を介して他のユニットと交信することにより、各種のシステムサービスを行う。
【0040】
これに対して、イーサネットユニット14の側では、電源投入などによりスタートされた後、イニシャライズ処理(ステップ421)により各種フラグやカウンタの初期設定を行った後、同時にCPUユニット12のRAM125の内容を参照することによって、図3に示される高機能ユニットシステム設定エリアの内容を参照して、送信タイミング、送信情報の設定状況を認識する。その後、イーサネットユニットに必要な他の処理を実行しつつ(ステップ422)、本発明に係るメール処理(ステップ423)を実行し、併せて定期的にシステムサービス処理(ステップ424)を実行する。このシステムサービス処理(ステップ424)では、CPUユニット12のRAM125に設定された高機能ユニット用割付リレーエリアのメール送信スイッチの内容を参照する。この参照結果がメール処理(ステップ423)に反映される。
【0041】
次に、メール処理(ステップ423)の詳細を図5を参照しながら説明する。メール処理が開始されると、ユーザにより設定された送信タイミングの到来を待機する状態となる(ステップ501,503,504,506)。即ち、メール送信スイッチに相当する接点がOFFからONに変化したか(ステップ501)、異常履歴の登録時にメール送信を行うように設定されている場合には(ステップ503)、異常履歴の登録が行われたかどうか(ステップ504)、定期的にメール送信を行うように設定されている場合には(ステップ506)、設定時間が経過したか(ステップ507)が繰り返し判定される。
【0042】
そして、メール送信スイッチに相当する接点がOFFからONに変化したと判定されると(ステップ501YES)、フラグF11,F12,F13の内容に従ってオプション情報の決定が行われる。又、異常履歴の登録が行われたと判定されると(ステップ504YES)、フラグF21,F22,F23の内容に従ってオプション情報が決定される。更に、設定時間が経過したと判定されると(ステップ507YES)、フラグF31,F32,F33の内容に従ってオプション情報が決定される(ステップ508)。
【0043】
その後、決定されたオプション情報を含ませてメール作成が行われ(ステップ509)、作成されたメールは指定された送信先に関するメールボックスが設けられたメールサーバ2へと自動的に送信される(ステップ510)。
【0044】
このようにして送信された電子メールの一例が図14並びに図15に示されている。それらの図に示されるように、こうして作成された電子メールには、日時、イーサネットユニットのメールアドレス、送信先メールアドレス、タイトル(固定)、Content−Type(固定)、イーサネットユニット形式(必ず付加)、ユニットバージョン(必ず付加)、イーサネットユニットIPアドレス(必ず付加)、ユーザ作成情報(オプション)、異常履歴情報(オプション)、ステータス情報(オプション)が含まれている。
【0045】
こうして送信された電子メールは、メールサーバ2内の送信先メールアドレスボックスに格納される。その後クライアント3では、必要に応じ任意のタイミングで、メールサーバ2より自分宛の電子メールを例えば市販の電子メール受信ソフトを利用して読み出すことができる。又、LAN4が社外へも開放されているような場合には、例えば工場内のPLC1で発生した情報を、工場から離れた本社のメールサーバへと送り、本社のデスクトップパソコンで読み出す等の操作も可能となる。
【0046】
【発明の効果】
以上の実施形態の説明でも明らかなように、本発明によれば、送信相手方の事情に影響を受けることなく、任意の情報を指定されたタイミングで送信することができ、かつ送信相手方においても送信された情報を任意のタイミングで受信することができ、加えて情報送信のための設定操作を著しく簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるプログラマブルコントローラが適用された通信システムの全体構成を示す図である。
【図2】 CPUユニットとイーサネットユニットとの内部構成を概略的に示すブロック図である。
【図3】 CPUユニットのRAM内における高機能ユニットシステム設定エリアの内容を示す概略メモリマップである。
【図4】 CPUユニット並びにイーサネットユニットの動作を概略的に示すゼネラルフローチャートである。
【図5】 本発明にかかるメール処理の詳細を示すディテールフローチャートである。
【図6】 ユーザメール送信設定時における送信情報選択フラグの内容を示す図である。
【図7】 異常履歴登録時にメール送信を行うか否かを決定するフラグの内容を示す図である。
【図8】 異常履歴登録時のメールの内容にユーザデータ、異常履歴情報、ステータスデータを含めるか否かを決定するフラグの内容を示す図である。
【図9】 定期的メール送信を行うか否かを決定するフラグの内容を示す図である。
【図10】 定期送信メールの内容にユーザデータ、異常履歴情報、ステータスデータを含めるか否かを決定するフラグの内容を示す図である。
【図11】 ユーザメール送信ステータスの内容を示す図である。
【図12】 ユーザメール送信処理を設定するための操作を説明するための図である。
【図13】 ユーザ作成データの内容を示す図である。
【図14】 作成された電子メールの前半部分を示す図である。
【図15】 作成された電子メールの後半部分を示す図である。
【符号の説明】
1 プログラマブルコントローラ
2 メールサーバ
3 クライアント
4 LAN(イーサネット)
10 システムバス
11 電源ユニット
12 CPUユニット
13 I/Oユニット
14 イーサネットユニット
121 MPUバス
122 MPU
123 ROM
124 PROM
125 RAM
126 バスインターフェース回路
141 MPUバス
142 MPU
143 ROM
144 RAM
145 バスインターフェース回路
146 LANコントローラ
Claims (2)
- 電子メール送信タイミングを設定するための送信タイミング設定手段と、
電子メール送信に含ませるべき情報を設定するための送信情報設定手段と、
電子メール送信先を設定するための送信先設定手段と、
前記送信タイミング設定手段にて設定された電子メール送信タイミングの到来を監視する送信タイミング到来監視手段と、
前記送信タイミング到来監視手段にて電子メール送信タイミングの到来が確認されるのに応答して、前記送信情報設定手段にて設定された情報を含む電子メールを作成して、前記送信先設定手段にて設定された電子メール送信先へと送信するメール自動作成送信手段と、
を具備すると共に、回線に接続が可能となされ、かつ
CPUユニットと、I/Oユニットと、回線インタフェースユニットとを少なくとも有し、かつそれらのユニットはシステムバスを介して相互に接続されており、
前記CPUユニットは、I/Oユニットと協動して入出力リフレッシュ処理並びにユーザプログラム実行処理を主として実行するものであり、
前記回線インタフェースユニットは、回線に接続されて当該プログラマブルコントローラと他の装置との通信処理を主として実行するものであり、さらに
前記CPUユニットには、少なくとも前記送信タイミング設定手段が設けられており、かつ
前記送信タイミング設定手段は、システムによりあらかじめ用意された複数種の送信タイミングのそれぞれに対応しかつユーザにより個別に選択操作可能な複数の送信タイミング選択フラグを含むものであり、
前記回線インタフェースユニットには、少なくとも前記送信タイミング到来監視手段と、メール自動作成送信手段とが設けられており、かつ
前記送信タイミング到来監視手段は、前記CPUユニット内の送信タイミング選択フラグを参照することにより認識された送信タイミングの到来を監視するものである、
ことを特徴とするプログラマブルコントローラ。 - 電子メール送信タイミングを設定するための送信タイミング設定手段と、
電子メール送信に含ませるべき情報を設定するための送信情報設定手段と、
電子メール送信先を設定するための送信先設定手段と、
前記送信タイミング設定手段にて設定された電子メール送信タイミングの到来を監視する送信タイミング到来監視手段と、
前記送信タイミング到来監視手段にて電子メール送信タイミングの到来が確認されるのに応答して、前記送信情報設定手段にて設定された情報を含む電子メールを作成して、前記送信先設定手段にて設定された電子メール送信先へと送信するメール自動作成送信手段と、
を具備すると共に、回線に接続が可能となされ、かつ
CPUユニットと、I/Oユニットと、回線インタフェースユニットとを少なくとも有し、かつそれらのユニットはシステムバスを介して相互に接続されており、
前記CPUユニットは、I/Oユニットと協動して入出力リフレッシュ処理並びにユーザプログラム実行処理を主として実行するものであり、
前記回線インタフェースユニットは、回線に接続されて当該プログラマブルコントローラと他の装置との通信処理を主として実行するものであり、さらに
前記CPUユニットには、少なくとも前記送信情報設定手段が設けられており、かつ
前記送信情報設定手段は、システムによりあらかじめ用意された複数種の送信情報のそれぞれに対応しかつユーザにより個別に選択操作可能な複数の送信情報選択フラグを含むものであり、
前記回線インタフェースユニットには、少なくともメール自動作成送信手段が設けられており、かつ
前記メール自動作成送信手段は、前記送信タイミング到来監視手段にて電子メール送信タイミングの到来が確認されるのに応答して、前記CPUユニット内の送信情報選択フラグを参照することにより認識された情報を含む電子メールを作成して、前記送信先設定手段にて設定された電子メール送信先へと送信するものである、
ことを特徴とするプログラマブルコントローラ。
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