JP3689145B2 - 血管保護具 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、内視鏡下で手術を行う際に使用する内視鏡的手術用機器に関し、特に、血管を剥離する際に血管を保護する血管保護具に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、内視鏡による体腔内の検診に加え、内視鏡に設けられている処置具挿通用チャンネルを介して例えば、生検鉗子や把持鉗子などの内視鏡用把持鉗子を体腔内に挿入して、異物を把持して摘出したり、被検細胞組織などの採取が行なわれている。
【0003】
さらに、内視鏡は、消化管に代表される内科分野にとどまらず、皮膚を切開し、この切開した部位から内視鏡を挿入して、観察や処置を行う等、外科の分野においても、幅広く用いられている。
【0004】
その一例として、心臓バイパス術がある。この手術を行う際、心臓に移植する血管を患者本人の足から摘出する手術に内視鏡の利用がある。従来の血管摘出手術では、摘出する血管の走行方向に沿って、全長(例えば足の付け根から足首に至る範囲)に渡り皮膚を切開して血管の摘出を行っていた。しかし、これに代わる内視鏡手術として、足のつけ根,膝,足首の3カ所に切開口を設け、その切開口から内視鏡を挿入して、脂肪を剥離し、血管を露呈させ、枝状に分岐している血管の結紮、切断を行って、血管を摘出するという一連の操作を内視鏡下で行うトンネル方式の内視鏡下手術が行われ始めている。
【0005】
しかし、この内視鏡下手術に関しては専用の機器類が存在していない。このため、従来の内視鏡的手術用機器を流用して上述の内視鏡下手術を行っていた。すなわち、脂肪を剥離した血管の分岐である側枝血管(以下側枝と記載する)を結紮、切断する場合、剥離した血管を吊り上げ、側枝ともども空間にもち上げることが望ましいが、血管を吊り上げるための機器が存在しないため、腹腔鏡下手術で用いる把持鉗子などを代用していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、内視鏡下で血管を摘出する血管摘出手術では切開口に近い部位から処置を行い、徐々に深部の処置へと進んでいく。このため、処置対象部位が深部に進んでいくに従い、内視鏡の観察領域も深部になる。このとき、切開口に近い血管の露呈した部分は、内視鏡の観察視野領域外になってしまう。すると、処置具は露呈した血管に対して盲目的に挿脱されるので、前記処置具の先端などによって血管を損傷させるおそれがある。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、内視鏡下で手術を行う際、処置具挿脱による血管の損傷を防止する血管保護具を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の血管保護具は、細長な挿入部と、血管を収容可能に前記挿入部の先端面から手元側へ向かって形成され、少なくとも一部がスパイラル形状である溝と、を具備したことを特徴とする。
【0010】
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1及び図2は本発明の第1実施例に係り、図1は血管保護具の全体構成を示す説明図、図2は血管保護具に形成した溝の構成を説明する断面図である。
【0011】
図1に示すように血管保護具1は細長な円筒形状の挿入部2と、挿入部後端側に位置する平面3aを形成した切欠部3とを有している。この挿入部2の外周面には先端面2aから切欠部方向に伸びる溝4が形成されている。前記挿入部2の先端面2aは、体組織を傷つけることがないように略半球状の、いわゆる弾丸形状に形成してある。
【0012】
図2に示すように前記挿入部2の断面形状は円形形状であり、先端面2aから切欠部方向に伸びる溝4が、図2Aに示す先端面から図2Cに示す後方側に至る間に略1/4回転するスパイラル状で形成されている。なお、この溝2の溝巾は、例えば5mmでありこの溝内に剥離された血管が収納されるようになっている。前記挿入部後端側の切欠部3に形成されている平面3aの向きと、前記挿入部1の外周面に形成した溝4の先端面2aにおける溝位置とは一致している。また、血管を収納する溝4の縁部には血管を傷つけることがないよう、例えばR面形状の面取り部4aが設けられている。
【0013】
上述のように形成されている血管保護具1の作用を説明する。
切開口を設け、その切開口から内視鏡を挿入し、脂肪などを剥離して血管を露呈させたとき、この血管を保護するために血管保護具1を切開口から挿入する。このとき、切欠部3の平面3aを血管の位置に合わせておく。そして、血管保護具1を切開口から体内に挿入していくと、血管が先端面2aの溝4より徐々に溝内に収納されていく。このとき、前記溝4が挿入部外周面に対してスパイラル状に形成してあることから溝内に収納されていく血管は先端面2aの溝4の開口部から1/4回転した位置に収納される。このため、前記血管保護具1に収納された血管は、剥離を行うために挿抜される処置具に対して側方に退避した位置関係となる。
【0014】
このように、スパイラル状に形成した溝を挿入部に備えた血管保護具に、剥離された血管を収納することによって、この溝内に収納された血管は剥離を行うために血管の直上を挿脱される処置具に対して側方に退避されるので、体内に挿脱される処置具によって血管が損傷を受けることを防止することができる。
【0015】
また、挿入部の後端側に設けた切り欠き部の平面の位置によって、挿入部先端面での溝の位置を認識することができるので、操作性が向上して血管の溝内への収納をスムーズ且つ、容易に行うことができる。
【0016】
図3は本発明の第2実施例に係る血管保護具の構成及び溝を説明する断面図である。
本実施例の血管保護具1Aは、先端面2aを形成する先端部先端チップ5と、挿入部2を形成する挿入部パイプ6及び後端グリップ(不図示せず)とからなり、前記先端部先端チップ5,挿入部パイプ6及び後端グリップを接合して血管保護具1Aを構成している。このため、同図B及びCに示すように挿入部パイプ6には血管を収納する血管収納空間6aと、血管をこの血管収納空間6aに案内する案内溝6bとが設けられている。その他の構成は前記第1実施例と同様であり同部材には同符号を付して説明を省略する。
【0017】
上述のように血管収納空間6aを有する挿入部パイプ6を設けることにより、血管保護具1を体内に挿入していくとまず、血管が先端面2aの溝4より溝内に収納されていく。そして、この血管が徐々に収納されて、溝4から案内溝6bに到達すると、血管は案内溝6bを介して血管収納空間内に収納される。
【0018】
このように、血管が挿入部に設けた挿入部パイプの血管収納空間に収納されるので血管が安定的に保持されて、処置具による損傷を確実に防止することができる。その他の作用及び効果は前記実施例と同様である。
【0019】
図4は本発明の第3実施例に係る血管保護具に形成した溝の構成を説明する断面図である。
同図B,Cに示すように本実施例の血管保護具1Bは、前記第1実施例で形成した溝4の他にこの溝4に対して逆向きにスパイラル状な第2の溝7が形成してある。その他の構成は前記第1実施例と同様であり、同部材には同符号を付して説明を省略する。
【0020】
このように、血管保持具に血管を収納する溝を左右両側に設けることによって術者は手枝に応じて血管を選択的に左右どちら側かの溝に退避させることができる。その他の作用及び効果は前記実施例と同様である。
【0021】
ところで、従来の内視鏡的手術用機器を流用して血管摘出手術を内視鏡的に行う際、小さな切開口からクリップや鋏鉗子を何度も挿脱して処置をするとき、前記クリップや鋏鉗子といった先端が鋭利な処置具を目標箇所に正確に誘導することが難しかった。このため、処置具を容易、且つ正確に目的箇所に誘導できる処置具が望まれていた。
【0022】
図5に示すように本実施例のチャンネル付き剥離鉗子10は、手元側に設けた操作部11,この操作部11から延出する細長な挿入部12及びこの挿入部先端に設けられ手元操作部11の作動に連動する歯部13から構成されており、前記挿入部12にはクリップ,鋏鉗子等の処置具を挿通することが可能なチャンネル14が設けられている。
【0023】
このチャンネル14の後端部には開口部の直径がチャンネル14の内径よりも大径な処置具挿入口15及びこの処置具挿入口15に挿入される処置具の直径より小さな透孔を形成した弾性を有するゴムキャップ16が設けられている。
【0024】
図6に示すように前記チャンネル14の図中一点鎖線に示す軸線17上には剥離鉗子先端の歯部13を構成する可動歯13a,13bの作用部が位置している。このため、歯部13を構成する可動歯13a,13bが開いた状態においては、前記軸線17が可動歯13aと可動歯13bとに挟まれた地点を通過する。
【0025】
すなわち、チャンネル付き剥離鉗子10を、クリップ、鋏鉗子等の処置具を挿通するチャンネル14の軸線16を、挿入部12の先端に設けた開閉自在な歯部13に一致させて、挿入部12にチャンネル14を配設して形成することにより、チャンネル内の透孔14aを挿通してきた処置具は歯部13の可動歯13a,13bとの間に位置する。
【0026】
このことにより、チャンネル付き剥離鉗子の歯部で捕えた処置対象物である、例えば太い血管から枝分かれしている細い血管である側枝に対して微調整など煩わしい調整作業を行うことなくクリップ、鋏鉗子といった処置具を容易、且つ正確に目的箇所に誘導することができ、手術の安全性の向上、及び手術時間の短縮が可能になる。この手術時間の短縮は、摘出血管の劣下防止につながる。
【0027】
また、チャンネルの後端部に設けたゴムキャップに形成されている透孔の内径を処置具の外径よりも小さく形成しているため、ゴムキャップによって処置具の保持が可能となるので、処置具をチャンネル内に保持しておくことができるので、作業性が大幅に向上する。。
【0028】
なお、前記チャンネル14の後端部に処置具の直径より小さな透孔を形成したゴムキャップ16を設ける代わりに、チャンネル内に処置具の直径より小さな穴径のOリング(不図示)を配設しておくことにより同様の作用及び効果を得ることができる。
【0029】
また、図7に示すチャンネル付き剥離鉗子10Aの剥離鉗子の歯部13は、開閉動作する可動歯13cと固定歯13dとで形成されている。そして、チャンネル14の軸線17は、歯部13が開状態のとき可動歯13cと固定歯13dとの間を通過するように挿入部12に対して配設されている。このとき、前記チャンネル14の軸線17と挿入部12の軸線18とが交叉しない位置関係になっている。このように、剥離鉗子の挿入部の軸線と、チャンネルの軸線とが直交することがないように位置ずれさせて配設することにより、剥離鉗子の垂直面とチャンネルの垂直面とは交叉することがないので、剥離鉗子の操作部とチャンネルに挿通される処置具の操作部の干渉を防ぐことができるので術者の手元操作部近傍での複数処置具による処置を確実に行える。
【0030】
さらに、図8に示すチャンネル付き剥離鉗子10Bのチャンネル14aは、挿入部12aに対して着脱自在な構成になっている。前記チャンネル14の着脱手段は、接続部になる接続部材19と被接続部になる挿入部12aに形成した細径部12bとを備え、スナップフィット式や圧入式で固定されるようになっている。なお、着脱手段として他に、接着固定式やテープ固定式等であってもよい。その他の構成は前記図5に示したチャンネル付き剥離鉗子と同様であり同部材には同符号を付して説明を省略する。このように、チャンネルを挿入部に対して着脱自在な構成とすることにより、サイズの異なるチャンネルを挿入部に装着することが可能になり、様々なサイズの処置具を使用することができる。また、挿入部からチャンネルを取り外すことで、通常の剥離鉗子としての利用が可能になる。
【0031】
なお、前記図5に示したチャンネル付き剥離鉗子10を手元操作部11,挿入部12,歯部13をそれぞれ3つの部分に分解可能な構成にして、チャンネル14を挿入部12に設けることにより、洗浄性を向上させることができる。
【0032】
ところで、従来の内視鏡的手術用機器を流用して血管摘出手術を内視鏡的に行う際、血管吊り上げ具を使用して血管を持ち上げておくことにより、血管周囲の脂肪を剥離したり、側枝の処理が容易になる。しかし、小さな切開口から内視鏡,血管吊り上げ具及びクリップや鋏鉗子などの処置具を挿通させたとき、各機器が一直線上に配置されて重なり、処置をスムーズに行うことができなくなるおそれがあった。このため、処置具などの使い勝手を向上させる血管吊り上げ具が望まれていた。
【0033】
図9に示すように本実施例の血管吊り上げ具20は、手元側に位置する操作部21と、細長な挿入部22と、この挿入部の先端部に位置する駆動アーム23と、この駆動アーム23に着脱自在なフック24とから構成されている。
【0034】
手元操作部21にはハンドル25が設けられており、このハンドル25を回転させることによって手元操作部21の内部に設けられているカム機構(不図示)を介して挿入部22内に配設されている図10に示す駆動ロッド26が長手方向に進退する。この駆動ロッド26の先端部分には第1リンク27及び第2リンク28を介して前記駆動アーム23が連接している。なお、この駆動アーム23の先端部には図11に示すように左右にU字溝24aを形成したフック24がビス固定やスナップフィット等で着脱自在に取り付けられるようになっている。
【0035】
上述のように構成されている血管吊り上げ具20の作用を説明する。
血管吊り上げ具20のハンドル25を回転させると、駆動ロッド26が挿入部内を先端方向に移動する。この駆動ロッド26が先端方向に移動することによって、この駆動ロッド26に接続されている第1リンク27及び第2リンク28が先端方向に移動する。すると、図中二点鎖線に示すように第1リンク27及び第2リンク28及び駆動アーム23が回転移動する。このことによって、前記駆動アーム23は支点29を中心として図9の二点鎖線に示すように回転移動する。なお、この回転角は略60°に設定されている。
【0036】
このように、フックで血管を吊り上げる際、フック内の血管をハンドルの回転操作を行なって、左右方向に移動させることができる。このことにより、側枝の結紮、切断時あるいは血管周囲の剥離時に、処置の邪魔となっていた血管を退避させることができ、処置をスムーズに行える。
【0037】
また、フックの両側にU字溝が形成されているため、これらU字溝のどちら側に駆動アームを設定しても、血管を吊り上げることが可能になっている。
【0038】
なお、図12に示すように前記駆動ロッド26,第1リンク27及び第2リンク28に、平行リンク30を連接し、この平行リンク30にフック24が着脱自在な先端アーム31を連接することにより、ハンドル操作によって平行リンク30が動くとき、先端アーム31は挿入部22に平行状態を維持して移動する。このように、フックで血管を吊り上げる際、フック内の血管をハンドルの回転操作を行なって、左右方向に移動させることができる。このことにより、側枝の結紮、切断時あるいは血管周囲の剥離時に、処置の邪魔となっていた血管を退避させることができ、処置をスムーズに行える。
【0039】
[付記]
1.内視鏡下で血管を剥離する際に血管を保護する血管保護具において、
細長で断面形状が円形の挿入部に、先端側から手元側に向う少なくとも1本の溝を設けたことを特徴とする血管保護具。
【0040】
2.前記挿入部の先端部分の先端面を半球形状に形成した血管保護具。
【0041】
3.前記溝が前記挿入部の先端面から手元側端部方向に至る長手方向に形成されている付記1記載の血管保護具。
【0042】
4.前記溝が前記挿入部の先端面から中央部近傍まで形成されている付記1記載の血管保護具。
【0043】
5.前記溝がスパイラル状に形成されている付記1記載の血管保護具。
【0044】
6.前記スパイラル状に形成した溝が挿入部に沿って略4分の1回転している付記5記載の血管保護具。
【0045】
7.前記挿入部に血管収納空間を備えた挿入部パイプを設けた付記1記載の血管保護具。
【0046】
8.前記挿入部に複数の溝を設けた付記1記載の血管保護具。
【0047】
9.前記複数の溝が互いに反対方向に伸びるスパイラル状溝である付記8記載の血管保護具。
【0048】
10.処置具を挿通可能な細長なチャンネルと鉗子本体とを有するチャンネル付き剥離鉗子において、前記チャンネルの軸線延長上に鉗子歯部の作用部が位置するチャンネル付き剥離鉗子。
【0049】
11.前記チャンネルの軸線が、鉗子歯部の開状態において歯部と歯部との間の領域を通る付記10記載のチャンネル付き剥離鉗子。
【0050】
12.前記チャンネルの軸線を、鉗子の軸線を含む垂直面以外に設けた付記10記載のチャンネル付き剥離鉗子。
【0051】
13.前記チャンネルを鉗子本体に対して着脱自在である付記10記載のチャンネル付き剥離鉗子。
【0052】
14.前記チャンネルに処置具保持具を設けたことを特徴とする付記10記載のチャンネル付き剥離鉗子。
【0053】
15.前記処置具保持具がチャンネル手元側に設けた弾性部材からなるキャップである付記10記載のチャンネル付き剥離鉗子。
【0054】
16.前記処置具保持具がチャンネルの内部に設けたOリングである付記10記載のチャンネル付き剥離鉗子。
【0055】
17.前記鉗子歯部とチャンネルと鉗子本体とが分解可能である付記10記載のチャンネル付き剥離鉗子。
【0056】
18.操作部と、挿入部と、この挿入部先端の作動部と、この作動部の最先端部にフックを備えた血管吊り上げ具において、前記先端作動部が前記挿入部先端近傍の水平面内で回転または平行移動する血管吊り上げ具。
【0057】
19.前記フックが、挿入部に対して平行状態を維持し、挿入部先端近傍の水平面内で回転する付記18記載の血管吊り上げ具。
【0058】
20.前記先端作動部の回転または平行移動する水平面が挿入方向に対して平行な面である付記18及び付記19記載の血管吊り上げ具。
【0059】
21.前記フックが中心軸に対して両側にU字溝を備える付記18記載の血管吊り上げ具。
【0060】
22.前記フックが着脱自在であること付記18記載の血管吊り上げ具。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、内視鏡下で手術を行う際、処置具挿脱による血管の損傷を防止する血管保護具を提供するができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1及び図2は本発明の第1実施例に係り、図1は血管保護具の全体構成を示す説明図
【図2】血管保護具に形成した溝の構成を説明する断面図
【図3】本発明の第2実施例に係る血管保護具の構成及び溝を説明する断面図
【図4】本発明の第3実施例に係る血管保護具に形成した溝の構成を説明する断面図
【図5】チャンネル付き剥離鉗子の全体構成を示す説明図
【図6】図5のD矢視図
【図7】チャンネル付き剥離鉗子の他の構成の先端部のD方向からの説明図
【図8】チャンネル付き剥離鉗子の別の構成を示す説明図
【図9】血管吊り上げ具の全体構成を示す説明図
【図10】血管吊り上げ具の先端部分の構成を示す説明図
【図11】フックを示す説明図
【図12】血管吊り上げ具の先端部分の他の構成を示す説明図
【符号の説明】
1…血管保護具
2…挿入部
4…溝

Claims (1)

  1. 細長な挿入部と、
    血管を収容可能に前記挿入部の先端面から手元側へ向かって形成され、少なくとも一部がスパイラル形状である溝と、
    を具備したことを特徴とする血管保護具。
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