JP3688972B2 - バッチ情報作成装置 - Google Patents

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  • General Factory Administration (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、バッチプラントなどの制御に用いられるバッチ情報を作成するバッチ情報作成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プラントの制御運転や監視を行うための装置として分散型制御システムと呼ばれるプラント制御監視装置がある。このようなプラント制御監視装置は、表示装置のCRT画面に、プラントの制御・運転に必要な各種の情報を表示したり、プラントに異常が発生した場合にそのことを警報表示して、オペレータに通知し、オペレータはその異常に対して適切な指示や処理が行えるように構成してある。
【0003】
このようなシステムを利用した多品種少量生産用のバッチプラントにおいては、煩雑な工程の組み替えや品種の切り替え等の特徴をもっており、バッチシーケンスの実行は、多数のプラント設備(例えば、反応槽など)を順次経由して行われる。図5は、ある1つの製品を生産する場合のバッチプラントの一例を示す概略図である。
【0004】
この例では、装置a1と同種の装置b1,b2,b3によりバッチプラントが構成され、装置b1,b2,b3と装置a1との間にはバルブv1,v2,v3が設けられている。原材料は、装置a1に投入され、半製品として排出される。バルブv1が開、バルブv2,v3が閉とされていれば、装置a1から排出された半製品は装置b1に投入され、製品として排出される。
【0005】
このように構成されるバッチプラントにおけるエンジニアリングでは、一般には、図6に示されるようなバッチシーケンス図を作成し、このバッチシーケンス図に基づいてパッチプラントの制御を行わせる。これを詳述すると、バッチ情報作成装置において、バッチ情報作成プログラムを起動させ、画面上にバッチ情報作成画面を出現させる。
【0006】
図7(a)はこのバッチ情報作成画面の概略を示す図である。バッチ情報作成画面G1には、そのツールバーT1に、装置パーツボタンB1,レシピパーツボタンB2,ボックスフラグパーツボタンB3などが設けられている。図6に示したバッチシーケンス図を作成する場合、先ず装置a1,b1,b2,b3の装置パーツを作成する。
【0007】
装置a1の装置パーツは次のようにして作成する。バッチ情報作成画面G1において、ツールバーT1の装置パーツボタンB1をクリックし、バッチ情報作成画面G1の任意の部分をクリックする。すると、バッチ情報作成画面G1のクリックした部分に装置を示すパーツP1が表示される。このパーツP1をダブルクリックすると、装置名入力用のダイアログD1が表示されるので、このダイアログD1に装置a1の名前をキー入力する。これによって、パーツP1は装置a1を示す装置パーツとなる。同様にして、装置b1,b2,b3を示す装置パーツP2,P3,P4を作成する。
【0008】
次に、ツールバーT1のレシピパーツボタンB2をクリックし、バッチ情報作成画面G1の任意の部分をクリックする。すると、バッチ情報作成画面G1のクリックした部分にレシピを示すパーツP5が表示される。このパーツP5をダブルクリックすると、バッチシーケンス図作成画面G2が出現する(図7(b))。バッチシーケンス図作成画面G2には、そのツールバーT2に、装置に対応するステップエレメントボタンB4,遷移条件と合わせて装置選択条件を記述することのできる遷移条件エレメントボタンB5,終了ターミナルボタンB6などが設けられている。このバッチシーケンス図作成画面G2においてバッチシーケンス図を作成する。
【0009】
バッチシーケンス図の作成は次のようにして行う。バッチシーケンス図作成画面G2には、その初期画面において、開始ターミナルS1が表示されている。この開始ターミナルS1に続く任意の位置を選択指定のうえ、装置に対応するステップエレメントボタンB4をクリックする。すると、その選択指定した部分にエレメントS2が表示される。同様にして、バッチシーケンス図作成画面G2中の位置を選択し、遷移条件エレメントボタンB5をクリックしてエレメントS3,S4,S5を表示させ、装置に対応するステップエレメントボタンB4をクリックしてエレメントS6,S7,S8を表示させ、終了ターミナルボタンB6をクリックして終了ターミナルS9を表示させる。
【0010】
この例の場合、エレメントS2を装置a1に対応するステップエレメントとし、エレメントS6,S7,S8を装置b1,b2,b3に対応するステップエレメントとする。ステップエレメントS2への装置a1の定義は次のようにして行う。ステップエレメントS2をダブルクリックし、ダイアログD2を表示させる。このダイアログD2には装置リストD2-1が設けられている。装置リストD2-1にはバッチ情報作成画面G1で作成された装置パーツで定義された全ての装置名がリストアップされている。
【0011】
この例では、装置パーツP1,P2,P3,P4が作成されているので、装置リストD2-1には装置a1,b1,b2,b3の装置名がリストアップされる。この装置リストD2-1から装置a1を選択することによって、エレメントS2を装置a1に対応するステップエレメントとする。同様にして、エレメントS6,S7,S8をダブルクリックし、ダイアログD2を表示させ、その装置リストD2-1から装置b1,b2,b3を選択することによって、エレメントS6,S7,S8を装置b1,b2,b3に対応するステップエレメントとする。
【0012】
エレメントS3,S4,S5には、次工程へ移行するための遷移条件および装置の選択条件を定義し、遷移条件エレメントとする。エレメントS3への遷移条件および選択条件の定義は次のようにして行う。エレメントS3をダブルクリックし、ダイアログD3を表示させる。ダイアログD3には「遷移条件+選択条件」の入力部D3-1が設けられている。この入力部D3-1に遷移条件式と選択条件式をキー入力する。
【0013】
この例では、遷移条件式を「Level.PV>=5.0」とし、選択条件式を「FL001.PVFL=TRUE」とし、これを「AND」でつなげた「Level.PV>=5.0 AND FL001.PVFL=TRUE」を入力部D3-1にキー入力する。同様にして、エレメントS4,S5をダブルクリックし、ダイアログD3を表示させ、その入力部入力部D3-1に「遷移条件+選択条件」として、「Level.PV>=5.0 AND FL002.PVFL=TRUE」,「Level.PV>=5.0 AND FL003.PVFL=TRUE」をキー入力する。
【0014】
なお、レシピパーツP5からはレシピデータ入力画面G3を出現させることも可能であり、このレシピデータ入力画面G3から銘柄,レシピ作成日,作成者,備考などのレシピデータを入力する。また、バッチ情報作成画面G1において、ボックスフラグパーツP6,P7,P8を作成する。ボックスフラグパーツP6,P7,P8には、それぞれフラグ名「FL001」,「FL002」,「FL003」を定義し、フラグ「FL001」,「FL002」,「FL003」に対しデフォルト値として「TRUE」を設定する。なお、ボックスフラグとは、TRUE/FALSEのフラグ機能を持つデータ領域のことであり、制御システムとしてはボックスフラグパーツを置くことで、TRUE/FALSEのフラグ機能を持つデータ領域を1つ確保したことになる。これに「FL001」という変数名を付けたものが、「FL001」のボックスフラグパーツである。
【0015】
開始ターミナルS1,エレメントS2〜S8,終了ターミナルS9を用いて描かれたバッチシーケンス図はレシピパーツP5のパーツ要素とされる。装置パーツP1,P2,P3,P4,レシピパーツP5,ボックスフラグパーツP6,P7,P8はバッチ情報として、データベースに格納される。
【0016】
データベースに格納されたバッチ情報(バッチ情報ファイル)は、実行バッチ情報ファイルに変換されたうえ、制御装置へ送られる。制御装置は、バッチ情報作成装置からの実行バッチ情報ファイルを開き、この実行バッチ情報中のバッチシーケンス図に基づいてパッチプラントの制御を行う。
【0017】
この場合、制御装置は、バッチシーケンス図の開始ターミナルS1に対応して処理を開始し、ステップエレメントS2に対応して装置a1へ原材料を投入し、装置a1での処理を行わせ、半製品として排出させる。そして、遷移条件エレメントS3に対応し、この遷移条件エレメントS3に定義されている遷移条件式および選択条件式をチェックする。遷移条件式および選択条件式が満足していれば装置a1からの半製品を装置b1へ投入する。
【0018】
この例では、遷移条件エレメントS3に定義されている選択条件式は「FL001.PVFL=TRUE」であり、ボックスフラグパーツP6によってフラグ「FL001」が「TRUE」とされているので、装置b1を選択する。また、遷移条件エレメントS3に定義されている遷移条件式は「Level.PV>=5.0」であるので、「Level」と名付けられたデータのPV値(例えば、装置a1のレベル(水位)を「Level」と名付け、その水位の測定値をPV値とする)が5.0以上となるまで装置b1への半製品の投入を待つ。PV値が5.0以上となれば、バルブv1を開き、装置a1からの半製品を装置b1へ投入する。そして、ステップエレメントS6に対応して装置b1での処理を行わせ、製品として排出する。
【0019】
なお、フラグ「FL001」が「TRUE」でなければ、次順として遷移条件エレメントS4に定義されている選択条件式および遷移条件式をチェックする。フラグ「FL002」が「TRUE」でなければ、次順として遷移条件エレメントS5に定義されている選択条件式および遷移条件式をチェックする。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のバッチ情報作成装置によると、装置b1,b2,b3のように選択使用される同種の装置が複数あった場合、バッチシーケンス図におけるエレメント数が多くなる。図6では、装置b1,b2,b3により、エレメントS3,S4,S5,S6,S7,S8を必要としている。選択使用される装置が増えるとさらにこのエレメント数が増す。このため、バッチシーケンス図が複雑となり、作成しにくい、見にくいなどの問題が生じ、管理も大変となる。
【0021】
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、バッチシーケンス図を簡単に作成することができ、選択使用される装置が増大してもバッチシーケンス図が複雑となることのないバッチ情報作成装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために第1発明(請求項1に係る発明)は、同一クラスの装置として指定された装置をパーツ要素とする装置クラスパーツを作成し、この装置クラスパーツを使用して装置クラスに対応するステップエレメントを作成し、この装置クラスに対応するステップエレメントを用いて描かれたバッチシーケンス図をレシピパーツのパーツ要素とし、装置クラスに対応するステップエレメントの作成に際し、作成されている装置クラスパーツの中から所望の装置クラスパーツを選択指定してそのステップエレメントに割り付け、このステップエレメントに割り付けられた装置クラスパーツについて、その装置クラスパーツのパーツ要素である装置毎に、選択条件およびその選択条件をチェックする順番を定義するようにしたものである。
この発明によれば、例えば、同一クラスの装置として指定された装置を装置b1,b2,b3とすると、この装置b1,b2,b3をパーツ要素とする装置クラスパーツが作成される。そして、この装置クラスパーツを使用して装置クラスに対応するステップエレメントが作成され、すなわち装置b1,b2,b3を代表する1つの装置クラスパーツを使用して、そのパーツ要素である装置b1,b2,b3毎に選択条件およびその選択条件をチェックする順番が定義された装置クラスBに対応するステップエレメントが作成され、この装置クラスに対応するステップエレメントを用いて描かれたバッチシーケンス図がレシピパーツのパーツ要素とされる。
【0023】
この発明において、例えば、装置クラスBに対応するステップエレメントの作成に際し、装置b1,b2,b3に選択条件として「FL001.PVFL=TRUE」,「FL002.PVFL=TRUE」,「FL003.PVFL=TRUE」と定義し、チェック順を装置b1,b2,b3の順と定義すれば、先ず最初に装置b1の選択条件がチェックされ、フラグ「FL001」が「TRUE」であれば装置b1が選択される。フラグ「FL001」が「TRUE」でなければ、次順として装置b2の選択条件がチェックされる。フラグ「FL002」が「TRUE」でなければ、次順として装置b3の選択条件がチェックされる。
【0024】
第2発明(請求項2に係る発明)は、同一クラスの装置として指定された装置をパーツ要素とする装置クラスパーツを作成し、この装置クラスパーツを使用して装置クラスに対応するステップエレメントを作成し、次工程へ移行するための遷移条件を定義した遷移条件エレメントを作成し、この装置クラスに対応するステップエレメントおよび遷移条件エレメントを用いて描かれたバッチシーケンス図をレシピパーツのパーツ要素とし、装置クラスに対応するステップエレメントの作成に際し、作成されている装置クラスパーツの中から所望の装置クラスパーツを選択指定してそのステップエレメントに割り付け、このステップエレメントに割り付けられた装置クラスパーツについて、その装置クラスパーツのパーツ要素である装置毎に、選択条件およびその選択条件をチェックする順番を定義するようにしたものである。
【0025】
この発明によれば、例えば、同一クラスの装置として指定された装置を装置b1,b2,b3とすると、この装置b1,b2,b3をパーツ要素とする装置クラスパーツが作成される。そして、この装置クラスパーツを使用して装置クラスに対応するステップエレメントが作成され、すなわち装置b1,b2,b3を代表する1つの装置クラスパーツを使用して、そのパーツ要素である装置b1,b2,b3毎に選択条件およびその選択条件をチェックする順番が定義された装置クラスBに対応するステップエレメントが作成される。また、装置b1,b2,b3へ移行するための遷移条件を「Level.PV>=5.0」とすると、この遷移条件が定義された遷移条件エレメントが作成される。そして、この装置クラスに対応するステップエレメントおよび遷移条件エレメントを用いて描かれたバッチシーケンス図がレシピパーツのパーツ要素とされる。
【0026】
この発明において、例えば、装置クラスBに対応するステップエレメントの作成に際し、装置b1,b2,b3に選択条件として「FL001.PVFL=TRUE」,「FL002.PVFL=TRUE」,「FL003.PVFL=TRUE」と定義し、チェック順を装置b1,b2,b3の順と定義すれば、「Level」と名付けられたデータのPV値が5.0以上となると、先ず最初に装置b1の選択条件がチェックされ、フラグ「FL001」が「TRUE」であれば装置b1が選択される。フラグ「FL001」が「TRUE」でなければ、次順として装置b2の選択条件がチェックされる。フラグ「FL002」が「TRUE」でなければ、次順として装置b3の選択条件がチェックされる。
【0027】
第3発明(請求項3に係る発明)は、第1発明又は第2発明において、装置に定義された選択条件の正当性をチェックする条件判定手段を設けたものである。この発明によれば、装置に定義された選択条件の正当性、例えば選択条件の記述が正しいかどうか、選択条件で指定されるフラグが定義されているかどうかなどがチェックされる。
【0028】
第4発明(請求項4に係る発明)は、同一クラスの装置として指定された装置をパーツ要素とする装置クラスパーツを作成し、この装置クラスパーツを使用して装置クラスに対応するステップエレメントを作成し、この装置クラスに対応するステップエレメントを用いて描かれたバッチシーケンス図をレシピパーツのパーツ要素とし、装置クラスに対応するステップエレメントの作成に際し、作成されている装置クラスパーツの中から所望の装置クラスパーツを選択指定してそのステップエレメントに割り付け、このステップエレメントに割り付けられた装置クラスパーツについて、その装置クラスパーツのパーツ要素である装置毎に、選択条件および遷移条件、並びにその選択条件および遷移条件をチェックする順番を定義するようにしたものである。
【0029】
この発明によれば、例えば、同一クラスの装置として指定された装置を装置b1,b2,b3とすると、この装置b1,b2,b3をパーツ要素とする装置クラスパーツが作成される。そして、この装置クラスパーツを使用して装置クラスに対応するステップエレメントが作成され、すなわち装置b1,b2,b3を代表する1つの装置クラスパーツを使用して、そのパーツ要素である装置b1,b2,b3毎に、選択条件および遷移条件、並びにその選択条件および遷移条件をチェックする順番が定義された装置クラスBに対応するステップエレメントが作成され、この装置クラスに対応するステップエレメントを用いて描かれたバッチシーケンス図がレシピパーツのパーツ要素とされる。
【0030】
この発明において、例えば、装置クラスBに対応するステップエレメントの作成に際し、装置b1,b2,b3に選択条件および遷移条件として「FL001.PVFL=TRUE AND Level.PV>=5.0」,「FL002.PVFL=TRUE AND Level.PV>=5.0」 ,「FL003.PVFL=TRUE AND Level.PV>=5.0」と定義し、チェック順を装置b1,b2,b3の順と定義すれば、先ず最初に装置b1の選択条件および遷移条件がチェックされ、フラグ「FL001」が「TRUE」であれば装置b1が選択され、「Level」と名付けられたデータのPV値が5.0以上となれば、装置b1での処理が実行される。フラグ「FL001」が「TRUE」でなければ、次順として装置b2の選択条件および遷移条件がチェックされる。フラグ「FL002」が「TRUE」でなければ、次順として装置b3の選択条件および遷移条件がチェックされる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施の形態に基づき詳細に説明する。図2は本発明に係るバッチ情報作成装置を使用したプラント制御監視装置の要部を示す図である。同図において、1は本発明に係るバッチ情報作成装置、2は制御装置であり、バッチ情報作成装置1と制御装置2とはネットワーク3を介して相互に接続されている。なお、場合によっては、バッチ情報作成装置1と制御装置2とが同一マシン中に構成されることもある。
【0032】
バッチ情報作成装置1は、バッチ情報作成手段1−1と、バッチ情報変換手段1−2と、通信手段1−3と、バッチ情報ファイル格納手段(データベース)1−4と、実行バッチ情報ファイル格納手段(データベース)1−5とを備え、表示装置としてCRT1−6を有し、入力装置としてキーボード1−7やマウス1−8を有している。
【0033】
制御装置2は、通信手段2−1と、実行手段2−2と、実行バッチ情報ファイル格納手段(データベース)2−3とを備え、実行手段2−2からの指令がバッチプラント4の各種装置へ送られるようになっている。
【0034】
バッチプラント4において、原材料を装置a1に投入し、装置a1からの半製品を装置b1に投入し、製品として得たい場合、本実施の形態では図3に示すようなバッチシーケンス図を作成し、このバッチシーケンス図に基づいてバッチプラントの制御を行わせる。
【0035】
すなわち、バッチ情報作成装置1において、バッチ情報作成プログラムを起動させ、CRT1−6の画面上にバッチ情報作成画面を出現させる。図1(a)はこのバッチ情報作成画面の概略を示す図である。バッチ情報作成画面GM1には、そのツールバーTB1に、装置クラスパーツボタンBT1,レシピパーツボタンBT2,ボックスフラグパーツボタンBT3などが設けられている。図3に示したバッチシーケンス図を作成する場合、先ず装置クラスAおよび装置クラスBの装置クラスパーツを作成する。
【0036】
装置クラスAの装置クラスパーツは次のようにして作成する。バッチ情報作成画面GM1において、ツールバーTB1の装置クラスパーツボタンBT1をクリックし、バッチ情報作成画面GM1の任意の部分をクリックする。すると、バッチ情報作成画面GM1のクリックした部分に装置クラスを示すパーツPT1が表示される。このパーツPT1をダブルクリックすると、ダイアログDL1が表示されるので、このダイアログDL1の装置クラス名入力部DL1-1に装置クラスAの名前をキー入力する。
【0037】
さらに、ダイアログDL1中の「追加」キーDL1-2をクリックすることによってダイアログDL2を表示させ、このダイアログDL2の装置名入力部DL2-1に装置クラスAのクラス内装置(パーツ要素)として装置a1の名前をキー入力する。装置a1の名前をキー入力した後、ダイアログDL2における「OK」キーDL2-2をクリックすると、キー入力した装置a1がダイアログDL1のクラス内装置リストDL1-3に登録される。これによって、パーツPT1は装置a1をパーツ要素とする装置クラスパーツとなる。
【0038】
装置クラスBの装置クラスパーツは次のようにして作成する。バッチ情報作成画面GM1において、装置クラスパーツボタンBT1をクリックし、バッチ情報作成画面GM1の任意の部分をクリックする。すると、バッチ情報作成画面GM1のクリックした部分に装置クラスを示すパーツPT2が表示される。このパーツPT2をダブルクリックすると、ダイアログDL1が表示されるので、このダイアログDL1の装置クラス名入力部DL1-1に装置クラスBの名前をキー入力する。
【0039】
さらに、ダイアログDL1中の「追加」キーDL1-2をクリックすることによってダイアログDL2を表示させ、このダイアログDL2の装置名入力部DL2-1に装置クラスBのクラス内装置(パーツ要素)として装置b1の名前をキー入力する。装置b1の名前をキー入力した後、ダイアログDL2における「OK」キーDL2-2をクリックすると、キー入力した装置b1がダイアログDL1のクラス内装置リストDL1-3に登録される。以下、同様動作を繰り返し、ダイアログDL1のクラス内装置リストDL1-3に装置b2,b3を登録する。これによって、パーツPT2は装置b1,b2,b3をパーツ要素とする装置クラスパーツとなる。
【0040】
次に、レシピパーツボタンBT2をクリックし、バッチ情報作成画面GM1の任意の部分をクリックする。すると、バッチ情報作成画面GM1のクリックした部分にレシピを示すパーツPT3が表示される。このパーツPT3をダブルクリックすると、バッチシーケンス図作成画面GM2が出現する(図1(b))。バッチシーケンス図作成画面GM2には、そのツールバーTB2に、装置クラスに対応するステップエレメントボタンBT4,遷移条件エレメントボタンBT5,終了ターミナルボタンBT6などが設けられている。このバッチシーケンス図作成画面GM2においてバッチシーケンス図を作成する。
【0041】
バッチシーケンス図の作成は次のようにして行う。バッチシーケンス図作成画面GM2には、その初期画面において、開始ターミナルE1が表示されている。この開始ターミナルE1に続く任意の位置を選択指定のうえ、装置クラスに対応するステップエレメントボタンBT4をクリックする。すると、その選択指定した部分にエレメントE2が表示される。同様にして、バッチシーケンス図作成画面GM2中の位置を選択し、遷移条件エレメントボタンBT5をクリックしてエレメントE3を表示させ、装置クラスに対応するステップエレメントボタンBT4をクリックしてエレメントE4を表示させ、終了ターミナルボタンBT6をクリックして終了ターミナルE5を表示させる。
【0042】
この例の場合、エレメントE2を装置クラスAに対応するステップエレメントとし、エレメントE4を装置クラスBに対応するステップエレメントとする。ステップエレメントE2への装置クラスAの定義は次のようにして行う。ステップエレメントE2をダブルクリックし、ダイアログDL2を表示させる。このダイアログD2には装置クラス名の設定頁DL21と装置要件の設定頁DL22とが用意されている。装置クラス名の設定頁DL21には装置クラスリストDL21-1が設けられている。装置クラスリストDL21-1にはバッチ情報作成画面GM1で作成された装置クラスパーツで定義された全ての装置クラス名がリストアップされている。装置要件の設定頁DL22には装置リストDL22-1と選択条件入力部DL22-2などが設けられている。
【0043】
この例では、装置クラスAの装置クラスパーツPT1と装置クラスBの装置クラスパーツPT2が作成されているので、装置クラス名の設定頁DL21中の装置リストDL21-1には、装置クラスA,Bのクラス名が現れる。この装置クラスリストDL21-1から装置クラスAを選択(選択指定)し、ステップエレメントE2に装置クラスAの装置クラスパーツ名を割り付ける。装置クラスAを選択した場合、装置要件の設定頁DL22には、装置クラスAのクラス内装置名が現れる。この例では、装置クラスAのクラス内装置は装置a1しか定義されていなので、装置リストDL22-1中には装置a1しか現れない。
【0044】
選択条件入力部DL22-2には装置リストDL22-1で選択した装置の選択条件をキー入力する。装置リストDL22-1中に1つしかクラス内装置がない場合にはデフォルト値としてその装置を選択する旨の選択条件が自動的に設定される。また、装置リストDL22-1中のリスト順位(上からの順位)は選択条件をチェックする順番を示す。装置リストDL22-1中に1つしかクラス内装置がない場合には、その装置の選択条件のチェック順番が1番であることを示している。すなわち、この例では、装置クラスAのクラス内装置は装置a1しかないので、選択条件や選択条件のチェック順番は敢えて定義する必要はない。すなわち、装置リストDL22-1中に1つしかクラス内装置がない場合、選択条件や選択条件のチェック順番は自動的に定義される。
【0045】
ステップエレメントE4への装置クラスBの定義は次のようにして行う。ステップエレメントE4をダブルクリックし、ダイアログDL2を表示させる。このダイアログD2には、上述したように、装置クラス名の設定頁DL21と装置要件の設定頁DL22とが用意されている。装置クラス名の設定頁DL21には装置クラスリストDL21-1が設けられている。装置クラスリストDL21-1にはバッチ情報作成画面GM1で作成された装置クラスパーツ名(装置クラスA,Bの名前)がリストアップされる。この装置クラスリストDL21-1から装置クラスBを選択(選択指定)し、ステップエレメントE4に装置クラスBの装置クラスパーツ名を割り付ける。装置クラスBを選択した場合、装置要件の設定頁DL22には、装置クラスBのクラス内装置名が現れる。この例では、装置クラスBのクラス内装置は装置b1,b2,b3の3つが定義されているので、装置リストDL22−1中には装置b1,b2,b3が現れる。
【0046】
装置リストDL22-1中のリスト順位(上からの順位)は選択条件をチェックする順番を示す。図では装置b1,b2,b3の順になっているが、装置リストDL22-1中の装置を選択し、「上へ」キーDL22-3や「下へ」キーDL22-4をクリックすることにより、その順番を変えることができる。この例では、選択条件をチェックする順番を装置b1,b2,b3の順とするので、装置リストDL22-1中の順番は変える必要はない。
【0047】
選択条件入力部DL22-2には選択条件をキー入力する。装置b1の選択条件を入力する場合には、装置リストDL22-1において装置b1を選択し、選択条件入力部DL22-2に「FL001.PVFL=TRUE」なる選択条件式をキー入力する。装置b2の選択条件を入力する場合には、装置リストDL22-1において装置b2を選択し、選択条件入力部DL22-2に「FL002.PVFL=TRUE」なる選択条件式をキー入力する。装置b3の選択条件を入力する場合には、装置リストDL22-1において装置b3を選択し、選択条件入力部DL22-2に「FL003.PVFL=TRUE」なる選択条件式をキー入力する。
【0048】
なお、キー入力した選択条件式は、構文判定キーDL22-5をクリックすることにより、その正当性をチェックすることができる。すなわち、構文判定キーDL22-5をクリックすると、入力した選択条件式の記述が正しいかどうか、選択条件式で指定されるフラグが定義されているかどうかなどがチェックされる。
【0049】
エレメントE3には次工程へ移行するための遷移条件を定義する。エレメントE3への遷移条件の定義は次のようにして行う。エレメントE3をダブルクリックし、ダイアログDL3を表示させる。ダイアログDL3には遷移条件の入力部DL3-1が設けられている。この入力部DL3-1に遷移条件式をキー入力する。この例では、遷移条件式として、「Level.PV>=5.0」をキー入力する。これにより、エレメントE3が遷移条件エレメントとなる。
【0050】
なお、レシピパーツPT3からはレシピデータ入力画面GM3を出現させることも可能であり、このレシピデータ入力画面GM3から銘柄,レシピ作成日,作成者,備考などのレシピデータを入力する。また、バッチ情報作成画面GM1において、ボックスフラグパーツPT4,PT5,PT6を作成する。ボックスフラグパーツPT4,PT5,PT6には、それぞれフラグ名「FL001」,「FL002」,「FL003」を定義し、フラグ「FL001」,「FL002」,「FL003」に対しデフォルト値として「TRUE」を設定する。
【0051】
開始ターミナルE1,エレメントE2〜E4,終了ターミナルE5を用いて描かれたバッチシーケンス図はレシピパーツPT3のパーツ要素とされる。バッチ情報作成手段1−1は、装置クラスパーツPT1,PT2,レシピパーツPT3,ボックスフラグパーツPT4,PT5,PT6をバッチ情報とし、バッチ情報作成手段1−1を介してデータベース1−4に格納する。
【0052】
図4にバッチ情報作成手段1−1の要部構成を示す。バッチ情報作成手段1−1は、ダイアログDL1での設定に基づき装置クラスAの装置クラスパーツPT1や装置クラスBの装置クラスパーツPT2を作成する装置クラスパーツ作成手段1−1Aと、パッチシーケンス図作成画面GM2で作成されたバッチシーケンス図やレシピデータ入力画面GM3より入力されたレシピデータによりレシピパーツPT3を作成するレシピパーツ作成手段1−1Bを備えている。レシピパーツ作成手段1−1Bはレシピデータ作成手段1−1B1 とバッチシーケンス図作成手段1−1B2 とから構成される。
【0053】
データベース1−4に格納されたバッチ情報(バッチ情報ファイル)は、バッチ情報変換手段1−2において実行バッチ情報ファイルに変換され、データベース1−5に格納される。バッチ情報作成装置1は、データベース1−5に格納された実行バッチ情報ファイルを通信手段1−3を介し、ネットワーク3を通して、制御装置2へ送る。制御装置2は、バッチ情報作成装置1からの実行バッチ情報ファイルを通信手段2−1を介して受信し、データベース2−3に格納する。実行手段2−2は、データベース2−3に格納された実行バッチ情報ファイルを開き、この実行バッチ情報中のバッチシーケンス図に基づいてパッチプラント4の制御を行う。
【0054】
この場合、実行手段2−2は、バッチシーケンス図の開始ターミナルE1に対応して処理を開始し、ステップエレメントE2に対応して装置a1へ原材料を投入し、装置a1での処理を行わせ、半製品として排出させる。そして、遷移条件エレメントE3に対応し、「Level」と名付けられたデータのPV値をチェックする。また、ステップエレメントE4に対応して、装置クラスBの装置b1,b2,b3の選択条件をb1,b2,b3の順にチェックする。
【0055】
この例では、第1順位の装置b1の選択条件が「FL001.PVFL=TRUE」であり、ボックスフラグパーツP3によってフラグ「FL001」が「TRUE」とされているので、装置b1を選択する。「Level」と名付けられたデータのPV値が遷移条件エレメントE3に定義されている5.0以上となれば、バルブv1を開き、装置a1からの半製品を装置b1へ投入する。そして、装置b1において処理を行わせ、製品として排出する。
【0056】
なお、フラグ「FL001」が「TRUE」でなければ、次順の装置b2の選択条件式をチェックする。フラグ「FL002」が「TRUE」でなければ、次順の装置b3の選択条件式をチェックする。
【0057】
図3と図6を比較して分かるように、従来は遷移条件エレメントS3〜S5とステップエレメントS6〜S8の6つのエレメントが必要であったものが、本実施の形態では、遷移条件エレメントE3とステップエレメントE4の2つのエレメントで済み、バッチシーケンス図を簡単に作成することができる。本実施の形態では、装置クラスBのクラス内装置を装置b1,b2,b3の3つとしたが、クラス内装置の数すなわち選択使用される装置が増大してもエレメントの数が増えることがなく、バッチシーケンス図が複雑となることがない。これにより、作成しにくい、見にくいなどの問題が生じず、管理も容易となる。上述した実施の形態では、最も簡単なシーケンス図を作成する場合について示したが、実際にはもっと工程が入り混じったシーケンス図となり、装置クラスパーツを使用することによってシンプルなシーケンス図とすることができる。
【0058】
また、本実施の形態では、遷移条件エレメントE3に遷移条件式のみを定義し、ステップエレメントE4の作成に際し、そのステップエレメントE4の作成に使用する装置クラスパーツPT2のパーツ要素である装置b1,b2,b3毎に選択条件を定義する方法をとっているので、条件式が複雑とならず、入力ミスも少なくなる。
【0059】
すなわち、従来においては、遷移条件エレメントS3,S4,S5にそれぞれ「遷移条件式+選択条件式」を定義するようにしているので、条件式が複雑となり、入力ミスも増えるという問題があった。これに対して、本実施の形態では、遷移条件式は遷移条件エレメントE3に1つだけ定義するだけでよく、装置b1,b2,b3に対しては選択条件式のみを定義すればよく、条件式が複雑とならず、入力ミスも少なくなる。
【0060】
なお、本実施の形態において、装置b1,b2,b3に対して「遷移条件式+選択条件式」を定義するようにしてもよく、このようにすれば遷移条件エレメントE3を省略することが可能である。
【0061】
また、本実施の形態では、装置クラスBに対応するステップエレメントE4の前に遷移条件エレメントE3を設けるものとしたが、遷移条件を設けない場合もあり、このような場合には遷移条件エレメントE3は不要である。装置クラスAに対応するステップエレメントE2の前には遷移条件エレメントが設けられていない。装置a1への製品の投入に際し、遷移条件を設ける場合には、装置クラスAに対応するステップエレメントE2の前に遷移条件エレメントを設ける。
【0062】
また、本実施の形態では、ボックスフラグパーツPT4,PT5,PT6に、それぞれフラグ名「FL001」,「FL002」,「FL003」を定義し、フラグ「FL001」,「FL002」,「FL003」に対しデフォルト値として「TRUE」を設定するようにしたが、フラグ「FL001」,「FL002」,「FL003」への「TRUE」/「FALSE」の設定は、ネットワーク3に接続された他のシステムからの指令やオペレータの指令により変更することが可能である。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したことから明らかなように本発明によれば、同一クラスの装置として指定された装置をパーツ要素とする装置クラスパーツを作成し、この装置クラスパーツを使用して装置クラスに対応するステップエレメントを作成し、この装置クラスに対応するステップエレメントを用いて描かれたバッチシーケンス図をレシピパーツのパーツ要素とし、装置クラスに対応するステップエレメントの作成に際し、作成されている装置クラスパーツの中から所望の装置クラスパーツを選択指定してそのステップエレメントに割り付け、このステップエレメントに割り付けられた装置クラスパーツについて、その装置クラスパーツのパーツ要素である装置毎に、選択条件およびその選択条件をチェックする順番を定義するようにしたので、例えば、同一クラスの装置として指定された装置を装置b1,b2,b3とすると、この装置b1,b2,b3をパーツ要素とする装置クラスパーツが作成され、この装置クラスパーツを使用して装置クラスに対応するステップエレメントが作成され、すなわち装置b1,b2,b3を代表する1つの装置クラスパーツを使用して、そのパーツ要素である装置b1,b2,b3毎に選択条件およびその選択条件をチェックする順番が定義された装置クラスBに対応するステップエレメントが作成され、この装置クラスに対応するステップエレメントを用いて描かれたバッチシーケンス図がレシピパーツのパーツ要素とされるものとなり、バッチシーケンス図を簡単に作成することができ、選択使用される装置が増大してもバッチシーケンス図が複雑となることがないようにすることができる。
【0064】
また、本発明によれば、同一クラスの装置として指定された装置をパーツ要素とする装置クラスパーツを作成し、この装置クラスパーツを使用して装置クラスに対応するステップエレメントを作成し、次工程へ移行するための遷移条件を定義した遷移条件エレメントを作成し、この装置クラスに対応するステップエレメントおよび遷移条件エレメントを用いて描かれたバッチシーケンス図をレシピパーツのパーツ要素とし、装置クラスに対応するステップエレメントの作成に際し、作成されている装置クラスパーツの中から所望の装置クラスパーツを選択指定してそのステップエレメントに割り付け、このステップエレメントに割り付けられた装置クラスパーツについて、その装置クラスパーツのパーツ要素である装置毎に、選択条件およびその選択条件をチェックする順番を定義するようにしたので、バッチシーケンス図を簡単に作成することができ、選択使用される装置が増大してもバッチシーケンス図が複雑となることがないようにすることができると共に、遷移条件エレメントには遷移条件のみを定義し、装置に対しては選択条件のみを定義するようにして、条件式を簡単化し、入力ミスを少なくすることが可能となる。
【0065】
また、装置に定義された選択条件の正当性をチェックする条件判定手段を設けることにより、装置に定義された選択条件の正当性、例えば選択条件の記述が正しいかどうか、選択条件で指定されるフラグが定義されているかどうかなどがチェックされ、入力ミスがなくなり、効率の良いバッチシーケンス図の作成が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るバッチ情報作成装置におけるバッチ情報の作成方法を説明する図である。
【図2】 本発明に係るバッチ情報作成装置を使用したプラント制御監視装置の要部を示す図である。
【図3】 図1に示したバッチシーケンス図作成画面上で作成するバッチシーケンス図を例示する図である。
【図4】 本発明に係るバッチ情報作成装置におけるバッチ情報作成手段の要部構成を示す図である。
【図5】 ある1つの製品を生産する場合のバッチプラントの一例を示す概略図である。
【図6】 このバッチプラントの制御に際して作成される従来のバッチシーケンス図を示す図である。
【図7】 従来のバッチ情報作成装置を用いてのバッチ情報の作成方法を説明する図である。
【符号の説明】
1…バッチ情報作成装置、1−1…バッチ情報作成手段、1−2…バッチ情報変換手段、1−3…通信手段、1−4…バッチ情報ファイル格納手段(データベース)、1−5…実行バッチ情報ファイル格納手段(データベース)、1−6…CRT、1−7…キーボード、1−8…マウス、GM1…バッチ情報作成画面、BT1…装置クラスパーツボタン、BT2…レシピバーツボタン、BT3…ボックスフラグパーツボタン、PT1,PT2…装置クラスパーツ、P3…レシピパーツ、PT4,PT5,PT5…ボックスフラグパーツ、GM2…バッチシーケンス図作成画面、BT4…装置クラスに対応するステップエレメントボタン、BT5…遷移条件エレメントボタン、BT3…終了ターミナルボタン、E1…開始ターミナル、E2,E4…装置クラスに対応するステップエレメント、E3…遷移条件エレメント、E5…終了ターミナル、2…制御装置、2−1…通信手段、2−2…実行手段、2−3…実行バッチ情報ファイル格納手段(データベース)、3…ネットワーク、4…バッチプラント、a1,b1,b2,b3…装置。

Claims (4)

  1. 同一クラスの装置として指定された装置をパーツ要素とする装置クラスパーツを作成する装置クラスパーツ作成手段と、
    前記装置クラスパーツを使用して作成された装置クラスに対応するステップエレメントを用いて描かれたバッチシーケンス図をパーツ要素とするレシピパーツを作成するレシピパーツ作成手段とを備え、
    前記レシピパーツ作成手段は、
    前記装置クラスパーツ作成手段によって作成された装置クラスパーツの中から選択指定された装置クラスパーツを前記ステップエレメントに割り付ける手段と、
    前記ステップエレメントに割り付けられた装置クラスパーツについて、その装置クラスパーツのパーツ要素である装置毎に、定義された選択条件およびその選択条件をチェックする順番を記憶する手段と
    を備えたことを特徴とするバッチ情報作成装置。
  2. 同一クラスの装置として指定された装置をパーツ要素とする装置クラスパーツを作成する装置クラスパーツ作成手段と、
    次工程へ移行するための遷移条件が定義された遷移条件エレメントを作成する遷移条件エレメント作成手段と、
    前記装置クラスパーツを使用して作成された装置クラスに対応するステップエレメントおよび前記遷移条件エレメントを用いて描かれたバッチシーケンス図をパーツ要素とするレシピパーツを作成するレシピパーツ作成手段とを備え、
    前記レシピパーツ作成手段は、
    前記装置クラスパーツ作成手段によって作成された装置クラスパーツの中から選択指定された装置クラスパーツを前記ステップエレメントに割り付ける手段と、
    前記ステップエレメントに割り付けられた装置クラスパーツについて、その装置クラスパーツのパーツ要素である装置毎に、定義された選択条件およびその選択条件をチェックする順番を記憶する手段と
    を備えたことを特徴とするバッチ情報作成装置。
  3. 請求項1又は2に記載されたバッチ情報作成装置において、前記装置に定義された選択条件の正当性をチェックする条件判定手段を備えたことを特徴とするバッチ情報作成装置。
  4. 同一クラスの装置として指定された装置をパーツ要素とする装置クラスパーツを作成する装置クラスパーツ作成手段と、
    前記装置クラスパーツを使用して作成された装置クラスに対応するステップエレメントを用いて描かれたバッチシーケンス図をパーツ要素とするレシピパーツを作成するレシピパーツ作成手段とを備え、
    前記レシピパーツ作成手段は、
    前記装置クラスパーツ作成手段によって作成された装置クラスパーツの中から選択指定された装置クラスパーツを前記ステップエレメントに割り付ける手段と、
    前記ステップエレメントに割り付けられた装置クラスパーツについて、その装置クラスパーツのパーツ要素である装置毎に、定義された選択条件および遷移条件、並びにその選択条件および遷移条件をチェックする順番を記憶する手段と
    を備えたことを特徴とするバッチ情報作成装置。
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