JP3688013B2 - シリンダヘッドガスケット - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は単一或は複数の金属板からなるシリンダヘッドガスケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
単板金属板或は複数枚積層した金属板からなるシリンダヘッド用の金属ガスケットにおいては、シリンダヘッド及びシリンダブロックの接合面に接する金属板表面に、また金属ガスケットを構成する他の金属板と対向する金属板表面に、金属表面の粗さや不整を吸収してシール性を高めるために、耐熱性及び柔軟性を有するシール材層例えばフッ素ゴム、シリコーンゴム、ニトリルゴム等の被膜を被覆している。かかるシール材層は金属板の全体に一様に被覆するのが通常である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
シリンダヘッドがアルミニウムからなりシリンダブロックが鋳鉄からなるエンジンにおいては、両者の熱膨張の特性の相違に基づき、エンジンの運転開始時にまた運転停止時にシリンダヘッドの接合面とシリンダブロックの接合面との間に相対的な移動を生じる。そしてかかる相対的移動の繰返しにより、該接合面間に挟着された金属ガスケットの接合面に圧接される金属板表面の軟質のシール材層に外方への押出し、摩耗、接着剥離等による劣化や破断を生じ、ガスケットのシール性能を損なうという問題がある。シリンダヘッド及びシリンダブロックの双方がアルミニウムからなる場合においても、シリンダヘッドとブロックとの構造の相違により熱膨張に差を生じ(通常はシリンダヘッド側の膨張が大きい)、上記と同様な問題を生じる。
【0004】
上記のシール材層の劣化、破断は熱膨張が大きい接合面(通常、シリンダヘッドの接合面)に接する金属板表面の燃焼室用開口の周り、水穴、油穴等の液体通路穴の周り及びガスケットの周縁部を輪廻する周縁シール部等の部位のシール材層、またボルト穴周りのシール材層において生じ易い。これらの部位は、燃焼室用開口、液体通路穴或はガスケット周縁をシールするためにビード、折り返し、グロメット等が施され、高い面圧のシール線が形成されている高面圧の部位であり、また、ボルト穴周りは、ボルト穴周りにビードが形成されていない場合においても、ボルトの締付力により高い面圧を受けている部位である。
【0005】
かかる高面圧部位においては、シリンダヘッド及びブロックの接合面に接するシール材層が該接合面から大きい圧力を受けており、接合面が熱膨張差に基づき相対的に移動するときにシール材層に大きい摩擦力が作用する。また高面圧部位のシール材層には、高い面圧によりシール材層を隣接する低面圧部側に流動させる力が作用している。これらが、上記の部位においてシール材層の劣化や破断を生じ易い原因となっていると思われる。
【0006】
シール材層の劣化、破断が生じ易い燃焼室用開口周り、液体通路穴周り等は最も肝心なシール部位であり、かかる部位において生じたシール材層の劣化、破断はガスケットのシール性能に影響する所が大きく、シール材層の機能が失われることは固より、劣化、破断したシール材層がシール面を粗面化、不整面化する等してガスケットのシール性能を阻害することにもなり易い。
【0007】
本発明は上記の問題点を解消し、シリンダヘッド及びシリンダブロックの接合面の中の熱膨張が大きい側の接合面に接する金属板表面の燃焼室用開口の周り、液体通路穴の周り等の高面圧部においてシール材層に劣化、破断を生じ、ガスケットのシール性能が阻害されるのを防止することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明は、燃焼室用開口、液体通路穴及びボルト挿通用のボルト穴を備えた単一もしくは複数の金属板からなり、少なくともシリンダヘッド及びブロックの接合面に接する金属板表面にシール材層を被覆したシリンダヘッドガスケットにおいて、シリンダヘッド及びブロックの接合面の中の熱膨張が大きい側の接合面に接する金属板表面の少なくとも燃焼室用開口の周りの高面圧部位に比較的低面圧の部位の軟質シール材層よりも硬質のシール材層を被覆したことを特徴とするものである。また本発明は、上記の燃焼室用開口の周りの高面圧部位に加えて、液体通路穴周りの部位にも、また、これらに加えてガスケットの周縁部を輪廻する周縁シール部位にも、更にはこれらに加えてボルト穴周りの高面圧部位にも、前記の硬質のシール材層を被覆することを特徴とするものである。
【0009】
なお、上記した本発明の構成において言う高面圧部位及び比較的低面圧の部位とは、後記の実施例に示されているように、それぞれ下記の部位を言う。すなわち、高面圧部位とはビード、折り返し、グロメット、シム板等の面圧を高めるための手段が施されている部位及びボルト穴の近傍の部位を言い、かかる部位ではガスケットをシリンダヘッドとブロックの接合面の間に挟着し、ボルト締結し、ガスケットを締付け圧縮したときに高い面圧を生じる。比較的低面圧の部位とは、ビード、折り返し、グロメット、シム板等の面圧を高めるための手段が施されていない、また締結ボルトの近傍の高面圧部位でもない部位を言い、ガスケットを締付けたときのこれらの部位における面圧は上記の高面圧部位の面圧に較べかなり小さい。
【0010】
【作用】
上記した構成の本発明のシリンダヘッドガスケットにおいては、少なくとも、シリンダヘッド及びブロックの接合面の中の熱膨張が大きい方の接合面に接する金属板表面において高面圧部位と比較的低面圧の部位とでシール材を使い分け、少なくとも、該表面中で最も高い面圧の部位となる燃焼室用開口の周りの高面圧部位には硬質のシール材層を被覆し、また好ましくは、液体通路穴の周りの高面圧部位、周縁シール部位、更にはボルト穴近傍の高面圧部位にも硬質のシール材層を被覆するので、これら部位におけるシール材層は耐押出性、耐摩耗性、耐流動性、金属板との接着強度が著しく改善される。従って、エンジンの運転開始時或は運転停止時等に、シリンダヘッドとシリンダブロックとの熱膨張の差に基づき熱膨張が大きい側の接合面がガスケット表面を圧接しながら相対的に移動することが繰返されても、上記の硬質のシール材層が被覆された高面圧部位において、シール材の押出、摩耗、流動等によるシール材層の劣化や破断は生じない。
【0011】
シール材層を構成するシール材にはシール面の粗さや不整を吸収してシール性を高める点からは比較的軟質のシール材が適しており、硬質のシール材層はシール材層としての機能が軟質のシール材よりも劣ると考えられるが、硬質のシール材層を施す部位は高面圧部位であるから、シール材が硬質であっても、充分なシール性能を確保できる。
【0012】
一方、比較的低面圧の部位においては従来と同様な軟質のシール材層を被覆するので、低面圧下でも充分なシール性を確保できる。そして比較的低面圧の部位においては前述の摩擦力も小さく、押出力も殆んど作用しないので、被覆されたシール材層が軟質であっても劣化、破断が生じる危険は少ない。本発明においては、上記の通り、部位の面圧の高低によりシール材層を硬質、軟質使い分けるので、高面圧部位においては充分な耐摩耗性、耐押出性、耐流動性をもつ硬度が大きいシール材を用いることができるとともに、比較的低面圧の部位においてはシール材を従来よりもより軟質とし、同部位におけるシール性を向上させることもできる。
【0013】
【実施例】
本発明の詳細を実施例の図面に基づき以下に説明する。ただし、以下においてはシリンダヘッドがシリンダブロックよりも熱膨張が大きいものと仮定して説明する。図1は本発明の第1実施例の平面図であり、図2は図1のA−A線による断面図である。図3は本発明の第2実施例についての図2と同様な断面図である。図4及び図5は、それぞれ、燃焼室用開口の周りに高面圧部を形成する他の構造を示す断面図である。図6は本発明の第3実施例の上面図である。各図において同一符号は同一部分を示している。また、断面図を示す図面においては上方側がシリンダヘッド側とする。
【0014】
図1及び図2において、本発明の第1実施例のシリンダヘッドガスケットG1は、ステンレス鋼等の弾性を有する硬質金属からなる単板の金属板1により形成されている。該金属板1は燃焼室用開口11と冷却水通路穴、オイル通路穴等の液体通路穴12とシリンダヘッドをシリンダブロックに締結するボルトを挿通するボルト穴14とを備えている。燃焼室用開口11の周りには該開口を囲繞する山形ビード15が形成され、液体通路穴12の周りには該開口を囲繞する段差ビード16が形成されている。またガスケットG1の周縁部には、上記の燃焼室用開口11、液体通路穴12及びボルト穴13を包囲して輪廻する段差ビード17が設けられている。図1では各ビードをその中心線の点線で示している。
【0015】
ガスケットG1をエンジンのシリンダヘッドとブロックの接合面の間に挟着し、シリンダヘッド締結用のボルトを締結してガスケットG1を締付けたとき、上記の山形ビード15、段差ビード16及び17はそれぞれボルトの締付力により圧縮され、山形ビード14を有する燃焼室用開口周りの部位21、段差ビードを備えた液体通路穴周りの部位22及び段差ビード17を有する周縁シール部位23には高い面圧が与えられ、それぞれ燃焼室用開口11、液体通路穴12及びガスケットの周縁部をシールする。図1に示すボルト穴の周りにはビード等のシール手段を形成していないが、ボルト穴周りの部位24にはボルトの締付力により高い面圧が与えられる。
【0016】
本発明によるシリンダヘッドガスケットG1は、シリンダヘッド及びシリンダブロックの接合面の中の熱膨張が大きいシリンダヘッドの接合面に接する金属板1表面(図2の上方側の面)の中の上記した高面圧の部位21、22、23及び24においては硬質のシール材層25(図1においては図面を複雑にしないために25の符号及び同符号部分のハッチングを省略している)例えばシリコーン樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂等のプラスチック或はこれらにカーボン、ガラス、セラミック、金属等の補強充填材を混合した強化プラスチックス或はアルミニウム等の軟質金属からなるシール材層が被覆されている。そして上記の部位以外の比較的低面圧の部位(図1においてハッチングをしている部位)には従来と同様な軟質のシール材層26例えばフッ素ゴム、シリコーンゴム、ニトリルゴム、アクリルゴム等からなるシール材層が被覆されている。
【0017】
上記した硬質シール材層25及び軟質シール材層26はフェノール樹脂系接着剤、エポキシ樹脂系接着剤、アミン系シラン化合物等の接着剤により金属板1の表面に接着されている。上記の硬質のシール材層は耐摩耗性、耐押出性、耐流動性に優れ、また金属板との接着強度も大きい。
【0018】
なお、本実施例のガスケットG1においては、シリンダヘッドの接合面に接する表面の中の燃焼室用開口の周りの高面圧の部位21、液体通路穴周りの高面圧の部位22、周縁シール部位23及びボルト穴周りの高面圧の部位24の全てにおいて硬質のシール材層25を被覆したが、最も面圧が高くかつ高温の燃焼ガスの影響を受け易い燃焼室用開口の周りの部位21のみを硬質のシール材層としてもよく、或は燃焼室用開口の周りの部位21と液体通路穴の周りの部位22とを硬質のシール材層とし、或はこれらに加えて周縁シール部位23をも硬質のシール材層としてもよい。この点は後記の他の実施例においても同様である。
【0019】
図3に断面図を示す本発明の第2実施例のガスケットG2は、図2に示す第1実施例の単板金属板1と同じくステンレス鋼等の弾性を有する硬質金属からなりかつ燃焼室用開口11の周りにこれを囲繞する山形ビード15と液体通路穴12の周りにこれを囲繞する段差ビード16と周縁部を輪廻する段差ビード17とを備えたビード板2を備えている。該ビード板2の両側にはビード板を挟むように、ビード板2よりも硬度が小さいステンレス鋼板、鋼板等よりなる表面板3及び4が積層されている。
【0020】
表面板3及び4それぞれの両表面にはシール材層が被覆されるが、表面板3のシリンダヘッドの接合面に接する側の表面(図の上方側の表面)においては、燃焼室用開口の周りのビード15を備えた高面圧の部位21、液体通路穴周りの段差ビード16を備えた高面圧の部位22及び段差ビード17を備えた周縁シール部位には前記と同様な硬質のシール材層25を被覆し、この表面中の残りの部位及び表面板3のビード板2に対向にする表面並びに表面板4の両表面には前記と同様な軟質のシール材層26を被覆している。
【0021】
図4に燃焼室用開口11周りの部分の断面図を示しているガスケットG4はビード板2と折返し板5とを積層してなり、折返し板5はその燃焼室用開口11の周縁に折返し部17を備え、ビード板2は上記折返し部17の外側の位置において燃焼室用開口11を囲繞するビード15を備えている。折返し板5のシリンダヘッド接合面と接する側の表面においては高面圧部位である折返し部18、ビード15を備えた燃焼室用開口11周りの部位21には前記と同様な硬質のシール材層25を被覆し、ビード15よりも外側の比較的低面圧の部位には前記と同様な軟質のシール材層26を被覆している。折返し板5のビード板2に対向する表面及びビード板2のシリンダブロックに接する側の面(図の下側の面)にも軟室のシール材層26を被覆している。なお、上記例においては折返し部18により燃焼室用開口11の周縁に厚肉部を形成しているが、、折返し部18の代りにシム板を溶接する等して厚肉部を形成してもよい。
【0022】
図5に燃焼室用開口11周りの部分の断面図を示しているガスケットG5は、上板6と中間板7と下板8とを積層してなり、下板8の燃焼室用開口11周りの端縁8aを上板6の開口11周縁部上に折返してグロメット19を形成している。シリンダヘッドの接合面に接する上板6の外表面においては燃焼室用開口周りのグロメット19を備えた高面圧部位21に硬質のシール材層25を被覆し、グロメットの外側の比較的低面圧の部位及び下板8の外側表面に軟質のシール材層26を被覆している。なお、グロメット19は上記のように下板を折返して形成する代りに別体のグロメット部材を上板、中間板及び下板の開口周縁部を覆うように被着して形成してもよい。
【0023】
図6に上面を示す第3実施例のガスケットG3においては、燃焼室用開口11の周りのビード15を備えた高面圧の部位21、液体通路穴12の周りのビード16を備えた高面圧の部位22、ビード17を備えた周縁シール部位23及びボルト穴14周りの高面圧の部位24にはそれぞれ硬質のシール材層を被覆し、これらの高面圧の部位21、22、23及び24に隣接する部位(図6のハッチング部分)に軟質のシール材層26を被覆している。この第3実施例は、図1の第1実施例との比較により明らかな通り、ガスケットの面内のシールに殆んど寄与しない部分27にはシール材層を被覆しないので、ボルトの締付トルクがこれらの部分によって無駄に消費されるのを防いで面圧分布を改善し、またシール材を節減できる利点がある。
【0024】
本発明は上記説明した実施例及びその変形以外にも種々の変形が可能である。例えばボルト穴14の周りにビードを設けることもできるし、個々の冷却水通路穴の周りにはビード等のシール手段を設けず、多数個の冷却水通路穴を一括して包囲するビードを設けることもできる。この場合は個々の冷却水通路穴の周りには高面圧部が形成されず、一括包囲するビード部分が高面圧部位を形成することになり、シール材層もこれに応じて改変される。また、第1実施例のような単板金属ガスケットにおいてはガスケットの周縁部を輪廻する周縁部シールとして段差ビード等のビードを設ける代りに、硬質ゴム、硬質プラスチック或は軟質金属等の凸条部材からなる周縁部シールを設けるようにしてもよい。この場合は周縁部シールの凸条部材の表面にシール材層を被覆する必要はない。
【0025】
【発明の効果】
上記説明した本発明のシリンダヘッドガスケットにおいては、シリンダヘッド及びブロックの接合面の中の熱膨張が大きい方の接合面に接する金属板の表面の燃焼室用開口周り等の高面圧部位には耐摩耗性、耐押出性、耐流動性に優れた硬質のシール材層が被覆され、比較的低面圧の部位にはシール性に優れた軟質のシール材層が被覆されているので、エンジンの運転開始時或は運転停止時等にシリンダヘッドとシリンダブロックとの熱膨張特性の差に基づき熱膨張が大きい側の接合面が他の接合面に対し相対的に移動し、これが繰返されても、上記高面圧部位においてシール材層が摩耗、押出し、流動等による劣化や破断を生じることがなく、また劣化、破断したシール材層がガスケットのシール性能を阻害することがない。本発明の金属ガスケットは良好なシール性能を保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の平面図。
【図2】図1のA−A線による断面図。
【図3】本発明の第2実施例についての図2と同様な断面図。
【図4】燃焼室用開口の周りの高面圧部の他の構成の断面図。
【図5】燃焼室用開口の周りの高面圧部の更に他の構成の断面図。
【図6】本発明の第3実施例の上面図。
【符号の説明】
11 燃焼室用開口
12 液体通路穴
14 ボルト穴
15 山形段差ビード
16及び17 段差ビード
21 燃焼室用開口周りの高面圧部位
22 液体通路穴周りの高面圧部位
23 周縁シール部位
24 ボルト穴周りの高面圧部位
25 硬質のシール材層
26 軟質のシール材層
Claims (4)
- 熱膨張の異なるシリンダヘッドとシリンダブロックという2つのエンジン構成部材の間に介在させるシリンダヘッドガスケットであって、
当該ガスケットが、
燃焼室用開口と、
該開口の周囲に形成されて、上記構成部材のうち、熱膨張の大きい方の構成部材に向けて突出するエッジ部及び/又は頂部からなる第1の高面圧部位と、を備えた単一もしくは複数の金属板からなり、
熱膨張が大きい方の上記構成部材に面する一方のガスケット表面は、少なくとも第1の高面圧部位に硬質で且つ耐摩耗性、耐押出性、耐流動性に優れた第1シール材層と、該第1シール材層が被覆されていない未被覆領域に軟質の第2シール材層と、で被覆され、
他方のガスケット表面は、軟質の第2シール材層で被覆されているシリンダヘッドガスケット。 - 上記ガスケットが、液体流通穴と、該流通穴の周囲に形成した第2の高面圧部位とを備えており、
上記一方のガスケット表面の上記第2の高面圧部位が、さらに上記第1シール材層で被覆されている請求項1に記載のシリンダヘッドガスケット。 - 上記ガスケットが、ガスケット周縁部に形成した高面圧を生じる周縁シール部位を備えており、
上記一方のガスケット表面の上記周縁シール部位が、さらに上記第1シール材層で被覆されている上記第1シール材層が形成されている請求項1又は2に記載のシリンダヘッドガスケット。 - 上記ガスケットが、ボルト穴と、ボルト締結時にボルト穴周りに高面圧を生じる第3の高面圧部位を有しており、
上記一方のガスケット表面の第3の高面圧部位が、さらに上記第1シール材層で被覆されている請求項1ないし3のいずれかに記載のシリンダヘッドガスケット。
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