JP3686878B2 - 電力消費をモニターするpcコンピュータシステムと通信するバックパック・ユニット - Google Patents

電力消費をモニターするpcコンピュータシステムと通信するバックパック・ユニット Download PDF

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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R11/00Electromechanical arrangements for measuring time integral of electric power or current, e.g. of consumption
    • G01R11/02Constructional details

Description

【0001】
【産業上の技術分野】
本発明は電気的負荷の負荷管理に係わり、特に幹線からの総消費エネルギーを計算する目的で電力会社が設置したメーターの後方に存在する複数のロケーションにおける各ユーザーの個別的消費エネルギーを瞬時に確認するためのパソコンによるモニター・システムに係わる。
【0002】
【従来の技術】
電力会社は主配電線と、需要者が電力を消費するロケーション、例えば工場、住宅、店舗、オフィス、集合住宅などとの接続部に少なくとも1つのメーターを設置することにより、感知された電圧及び電流に基づいて主AC線から引き出されたキロワット量を総合的にモニターし、実需要に応じて需要者に請求書を発行できるように消費エネルギーを計算するのが普通である。最近、電力会社が設置するメーターの後方に存在する各ユーザーの個別ロケーションにおける個別消費量を需要者レベルで測定することにより、各ユーザー、例えば居住者、テナント、作業場における各職人、商店主などの間で請求書を分割し、コストを公平に配分する方法が提案されている。
【0003】
米国特許第4,168,491号明細書は、共通の建物に属する複数のユーザーが消費するエネルギー需要の制御方式を開示している。ここでは所定の限界を超えるユーザーの消費を停止させるのがその目的である。このため、限界を超えると、中央ロケーションがグループに属するすべてのユーザーへの電力の供給を周期的に、または一定期間に亘って停止するか、あるいはユーザーへスイッチを切るように通告する。
【0004】
多ユニット宿泊施設のような複数の電気的負荷を遠隔制御し、消費電力を感知することにより所定レベルを超過した負荷への給電を絶つことは米国特許第3,937,978号明細書から公知である。
【0005】
それぞれローカル受信機及び負荷リミッターを有する複数の設備に対してコンピューター負荷センターから送信機で、プログラムによりピーク負荷を減少させるべく負荷をモニターすることは米国特許第3,906,242号明細書から公知である。
【0006】
米国特許第4,090,062号明細書は、それぞれ局部制御装置及び中間スイッチを有するヒーターや電気器具などを備えた住宅やビルのためのエネルギー需要コントローラーを開示している。
【0007】
米国特許第4,100,426号明細書によると、所与の設備のそれぞれの負荷と連携する標準パッケージの一部であるプラグイン・モジュールによって負荷制御が行われる。
【0008】
米国特許第4,206,443号明細書は、遠隔のマスター・コントローラー及びモニター装置が単一の制御入力端子において保護のため負荷の切り離しを行なう技術を開示している。
【0009】
米国特許第4,874,926号明細書は、個々の電熱素子に達する住居内配電線に設けた住居用遮断器の下流または出口側付近に配置した低電圧熱電リレーの利用を開示している。
【0010】
米国特許第4,164,719号明細書は、ローカル負荷と電力引込み口の間の通常の遮断器に管理モジュールを組込んだ負荷管理方式を開示している。
【0011】
米国特許第4,178,572号明細書は、給電用の負荷遮断器を有する分電盤に取り付けられるように構成した接触器遮断器を開示している。
【0012】
米国特許第4,308,511号明細書は、通信ラインにより接続された電気エネルギー・メーター及びマスター制御送信機と連携する、電子パッケージ及び遠隔制御スイッチを含む負荷管理用遮断器に係わる。
【0013】
米国特許第4,806,855号明細書は、送電ラインを評価するためのシステムに係わる。このシステムは遠隔通信リンクを介してコンピューターへ多重送信する電流センサー/送信機を含む。
【0014】
米国特許第4,219,860号明細書は、モニターされるAC電流のサンプリングとデジタル変換を用いるデジタル過電流リレー装置を開示している。
【0015】
米国特許第4,423,459号明細書には、サンプリング及びデジタル変換によってAC電流をモニターするソリッドステート回路が開示されている。
【0016】
米国特許第4,682,264号明細書によると、マイクロプロセッサーの制御下にソリッドステート引外し装置が電流センサーからのデジタル信号を処理する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、電力会社からの1次AC電源に対して2次的な、共通のエネルギー・メーターを有する複数ユーザー負荷配電システムに係わる。本発明の目的は、感知部を統合し遠隔ロケーションからのモニターを可能にしたコンパクトな装置を提供することにある。この装置を遠隔ロケーションに設ける場合、分電盤に変更を加えることなく既存の遮断器に容易にプラグインすることができる。この装置を利用することにより電力会社のメーターによって計算される総コストに占める特定ユーザーの負担分を確認し、累算する。
【0018】
本発明は、成形ケース、負荷用の電流及び電圧を運ぶ負荷ケーブルと接続するための少なくとも1つの端子導体を有する既設ローカル遮断器と併用されるバックパック・ユニットにおいて、前記バックパック・ユニットは、前記遮断器に取り付け可能なハウジングと、前記ハウジング内に取り付けられて負荷ケーブルの電流及び電圧を表わすアナログ信号を形成するトランスデューサー手段と、前記ハウジング内に取り付けられて前記アナログ信号をデジタル信号に変換することにより負荷ケーブルに接続されたローカル・ステーションの消費電力を表わすデジタル信号を形成するデジタル手段とを含むことを特徴とするバックパック・ユニットを提供することにより、上記目的を達成する。
【0019】
好ましくは、2次配電系内にパソコンによって制御されるシステムを設け、各ユーザーの設備をマスター/スレーブ関係下に中央からデジタル方式でアドレスすることによりローカルなエネルギー消費量を即座に算定できるようにする。
【0020】
この算定は主AC電源端子から分電盤に組み込まれている2次ユーザー用の個別遮断器に至る正常な配電を混乱させることなく達成される。また、本発明システムの基礎となる遮断器分電盤を構成するのに感知用として変換器または変流器を付加する必要は全くない。
【0021】
本発明では、中央のソリッドステート・デバイス中に、またはその周りに、(1)ローカル消費エネルギーを即座に算定して絶えず最新のローカル消費エネルギーを記憶するためローカル・ステーションの送受信端に必要なコンピューター機能と;(2)パソコン・ステーションとの双方向通信ハイウェイの下位リンク・ゲート機能を一体化している。この一体化したローカル・システムは主ACラインとローカル・ユーザーとの間の遮断器にプラグインされるバックパック・ユニットとしてまとめられている。各ローカル遮断器をこのように設置したから、パソコンは中央からすべてのローカル・ユーザーをモニターすることにより、個々の請求額算定に必要な消費エネルギー情報を収集する。個別の請求額算定は電力会社の総量メーターと併用される。電力会社の総量メーターの後方にそれぞれの負荷を有するユーザーの遮断器にプラグインされている複数のコンパクトなバックパック・ユニットへのデイジー・ラインとして簡単な2線式同期通信ラインが接続されている。一体化トランスデューサー/下位リンク・スレーブ通信ユニットは遮断器の寸法と正確に合致するように構成されているから遮断器の断面積内にバックパック・ユニットとして容易に組み込むことができ、遮断器の通常端子に取り付ければ端末ラインを挿通するだけで感知が可能となる。1対のプリント回路板を、一方は電圧/電流トランスデューサー側で用い、他方はデジタルで介入させて下位リンクとして通信ラインと対向するようにユニット内に配置する。デジタル処理によってメッセージを標準的なアドレス及び形式で双方向送信することが可能になる。
【0022】
好ましい実施例に使用されるデジタル・データ・リンクは米国特許第4,653,073号;第4,644,547号;及び第4,866,714号の明細書に開示されているタイプのものである。
【0023】
本発明は個別の需要及び料金をそれぞれ中央制御でモニターし、計算する複数のローカル・ユーザーのレベルでのエネルギー消費量測定だけに応用することができ、例えばピーク需要評価だけを含む電力会社の料金算定システムによる電力会社の個別料金算定にも応用できる。
【0024】
以下、添付図面に沿って本発明の実施例を説明する。
【0025】
【実施例】
図1はエネルギー・モニター・システムを構成図である。複数のバックパック・ユニットBPUがそれぞれ分電盤PNBの一部である複数の遮断器CBをそれぞれ接続し、この分電盤PNBを介して主ACラインが個別ユーザーの負荷に至るローカル・ケーブルと互いに接続している。各バックパック・ユニットはJ4において互いに接続する2枚のプリント回路板PCBA,PCBBを含み、一方のプリント回路板PCBAは電流トランスデューサーとして働くと共に遮断器と協働して電圧を感知し、他方のプリント回路板PCBBは(ジャンクションJ1において)デジタル情報を導出し、この情報はパソコンとの双方向送信用の遠距離通信チャンネルINCOMを介して送信される。複数のプリント回路板とパソコンとの選択的組み合わせでエネルギーをモニターすることにより、主ACラインを介してエネルギーを供給する送電システムに設置されている総量メーターMETER(図1)よりも後方に存在するローカル・ユーザーに対し、パソコン・ステーションは即座に個別料金を算定することができる。
【0026】
図2(A)及び2(B)はそれぞれ図1にCBとして示した遮断器の正面図及び頂面図である。典型例として、遮断器は(3極の場合なら極ごとに)3つの端子TA,TB,TCを有し、これらの端子において(図1ではそれぞれを1極だけについて示してある)個別ローカル・ケーブルがねじ(SCW)によって駆動される部材39と端子(TA,TBまたはTC)内に設けたブラケット38´によって保持されるストッパー部材38との間に固着される。図1の分電盤PNBの正面に手動制御用のハンドル42が突出している。図2(A)及び2(B)は米国特許第3,892,298号明細書から引用した。図1に示すように、ローカル・ケーブルはその端が遮断器の端子に入る前に、それぞれ(図示しない)適当な孔を設けた2枚のプリント回路板PCBA及びPCBBを貫通する。遮断器の他方の側も同様に端子を介して電力会社からのACラインと接続している。
【0027】
図3(A)、3(B)及び3(C)はそれぞれ図1のバックパック・ユニットBPUの1つを示す正面図、頂面図及び側面図である。バックパック・ユニットBPUは底部ケーシングBX、カバーCV、図2(A)及び2(B)に示したような3極遮断器の各極に1つずつ突出するブレードまたは耳LGを含むハウジングとして示してある。J1はBPUハウジング内に挿入されたコネクターであり、このハウジング内に図1の遠距離通信ラインINCOMがプラグインされる。(図3(A)に示す)3つの円孔(OA,OB,OC)はバックパック・ユニットBPUのハウジング及びこれに内臓されたプリント回路板集合体(図1のPCBA及びPCBB)を貫通している。図示のように、各円孔(OA,OB,OC)には耳LGが取り付けられている。遮断器の1つの極と連携するローカル・ユーザーのケーブルが遮断器ハウジングの対応円孔(OA,OBまたはOC)に挿通され、次いでその開口端が耳LGに沿って、または耳LGが前記開口端に沿って位置するように遮断器の端子(図2(A)のTA,TBまたはTC)内に配置され、ねじの把持力によりケーブル及び耳が一緒に保持され、必要な電気的接触を得られる。図4は遮断器CBにプラグインされたバックパック・ユニットBPUを示す。
【0028】
図5は図4に示した遮断器の側面図であり(図6は頂面図)、遮断器の端子導体38と係合し、ねじSCWの作用下に遮断器に圧接されたローカル・ユーザーからのケーブルの露出端を示す。ローカル・ユーザーのケーブルはバックパック・ユニットBPUのハウジングを横切り、2枚の平行なプリント回路板PCBA及びPCBBを貫通する。図1ではプリント回路板PCBAが遮断器CBと近接する位置を占め、他方のプリント回路板PCBBが反対側にあって通信ラインINCOMと近接する位置を占めているが、図5ではプリント回路板PCBBが遮断器と近接する位置を占め、これに耳LGが固着され、そこから外方へ延びて端子(図2AのTA,TBまたはTC)に挿入される。従って、プリント回路板PCBBに設けられた固定リベット30から相電圧を表わす信号が導出され、この信号は(例えば相Aの場合)抵抗器R4を介して他方のプリント回路板PCBAへ送られる。
【0029】
後で詳述するように、プリント回路板PCBAはローカル・ケーブルを通過する相電流を感知するトランスデューサーを支持する。従って、R4を通過する感知相電圧信号は回路板PCBAによっても受信される。逆に、コネクターJ4を介して、電流/電圧感知信号が一緒にプリント回路板PCBBへ送られる。プリント回路板PCBBにおいてデジタル変換されデジタル処理を受けたのち、情報はプリント回路板PCBBのコネクターJ1を介して、INCOMラインへ送られる。このINCOMラインは特定の遮断器及びローカル・ユーザーのケーブルを介して消費エネルギーを中央でモニターするためのパソコンと接続している。遮断器の導体38はブラケット38´に取り付けられている。ケーブルの露出端はねじによってバックパック・ユニットの耳LGに圧接され、耳LGはケーブルと導体38の間に挟持されている。ACラインは公知の態様で反対の遮断器端子の内側の導体40上に直接固定され、この導体40はブラケット40´に取付けられている。
【0030】
図7(A)は図3(A)に示したものと同様のバックパック・ユニットの正面図であり、図7(B)及び8はそれぞれ図3(A)の線F−F及びA−Aにおける断面図である。図8はリベット30で取り付けられた耳LGを示す。互いに平行なプリント回路板には端縁部OPを有する円孔(例えば相Aの場合にはOA)が形成されている。絶縁ハウジングはローカル・ケーブルの挿通を可能にする十分な直径の円筒状内側面OP´を有する2枚のプリント回路板(PCBA及びPCBB)の孔にまたがるプラスチック・ブーツBTを有する底部ケーシングBXを含む。ブーツBTはプリント回路板の端縁部OPの近傍に位置する。ブーツはケーシングBXの底を起点とし、他端はカバーCVの底に設けた補完関係にある円形張出しEDGと係合する。両者が接合されるとスペースが閉じられ、プリント回路板の端縁部OPと軸方向に取り付けられているローカル・ケーブルとの間のギャップ内に絶縁が形成される。
【0031】
図9(A)及び9(B)はプリント回路板PCBBに取り付けられた耳LGを示す。図9(B)は図9(A)のB−B線における断面図である。OPは(例えば相Aの場合)孔OAの端縁部である。
【0032】
図10は2枚のプリント回路板を並置させて接続する態様を示す。各耳LG(3極遮断器の場合ならば孔OA,OB,OCにそれぞれ1つずつ)は、ライン10を介して(孔OAと相Aに対応する)抵抗器R4、(OBに対応する)抵抗器R5、または(OCに対応する)抵抗器R6と電気的に接続するリベット30により回路板PCBBに取り付けられ、ている。これらの抵抗器は2枚の回路板の対向する端縁を橋絡している。プリント回路板PCBAは感知のためローカル・ケーブルを囲む孔OA,OB,OCと対応する電流トランスデューサーのための円形コンパートメントCTを有する。(抵抗器R4,R5,R6を介して導出されるAC電圧信号VA,VB,VC及び(電流センサーCTから導出される)電流信号IA,IB,ICは(図5のJ4で示す)接続ラインを介し、さらにリボンRBを通って再びプリント回路板PCBBに戻り、ここでデジタル処理される。
【0033】
図11及び12は例えばトランス、コネクター、ピン、固定具などのような補足手段を装備した状態で図10の2枚のプリント回路板を示す斜視図である。一方(図11)は並置した段階での2枚の回路板を示し、他方(図12)は回路板PCBAを回路板PCBBの上に折り重ねた状態を示す。図13はバックパック・ユニットBPUの底部ケーシングBX及びカバーCVの分解図であり、図12に示した2枚のプリント回路板がケーシングとカバーの間に挾まれている。図14(A)は対応のプリント回路板の円孔に挿入される3つのブーツBTを備えた底部ケーシングBXの斜視図である。図14(B)は3つの端縁部を有するカバーCVの斜視図である。底部ケーシングもカバーもプラスチック製矩形本体の四隅に上下互いに整列する孔を設け、バックパック・ユニットのハウジング全体を閉じると、螺設端部を有するロッドを前記孔に螺入できるようにしてある。
【0034】
図15は遮断器CBの一方の端子とバックパック・ユニットBPUの中央孔との間に内部の部品を組み込む態様を図5よりも詳細に示す断面図である。トランスデューサーCTは図13に示した底部ケーシングBXの対応コンパートメント内に位置し、プリント回路板PCBBの上縁とINCOMラインとの間にコネクターJ1が介在している。コネクターJ4がプリント回路板PCBAとPCBBの間にあり、(例えば孔OAの場合)回路板PCBBのラジアル・ライン10を回路板PCBAに接続する抵抗器R4も同様である。
【0035】
図16は本発明のバックパック・ユニットが米国特許第4,866,714号明細書に開示されているのと同様のINCOMシステムの拡張スレーブ・ステーションを構成する状態を示す。2つの遮断器には2つのバックパック・ユニットBPUが対応する(ただし、図面を簡略化するため一方の遮断器CBだけを示した)。(INCOMタイプであると仮定して)2線式通信ライン78は別々のロケーションにおけるバックパック・ユニットをデイジー・ライン方式で直列に接続する。ライン78はパソコン・ステーションに延びている。普通、ライン78には必要に応じて設ける後述のデータ読取りステーションDATが接続されている。通信ライン78の機能は、米国特許第4,866,714号明細書においてPersonal Computer-Based Dynamic Burn-in Systemに関連して詳述されているのと同様である。
【0036】
図11では主要な機械的部品を装備し、並置した状態で2枚のプリント回路板を示したが、図17では3相の各相に対応する回路板PCBBの中央孔OPの周りの内部の電気的配線と、回路板PCBBから抵抗器R4,R5,R6を介して回路板PCBAに延びるラジアル・ライン10を示す。コネクターJ4はデジタル処理のため回路板PCBAからの信号出力を回路板PCBBに接続するリボンRBとして示されている。
【0037】
図18は回路板PCBAの電流/電圧感知回路を示す回路図である。3つの感知用変流器CTを示してあり、各ローカル・ケーブルが(回路板PCBA及び遮断器CBを介してACラインの相A,B,Cと接続関係にある。2次巻線は(ライン11,12,13を介して)他方のプリント回路板PCBBに対応の各電流信号IA,IB,ICを供給する。同様に、図5及び10に示した固定リベットである接続点30で表わした耳LGとの接続点において、電圧VAN,VBN,VCNが中性点AXを基準としてライン14,15,16を介して導出される。関連の回路構成を図19に示す。Aライン変流器CTの2次巻線からのライン11は抵抗器R40を介して共通アースAXに延び、抵抗器R39及びライン11´を介してコネクターJ4のピン7に延びる。同様に、Bライン変流器CTの2次巻線からライン12及びCライン変流器CTの2次巻線からのライン13はそれぞれ抵抗器R38,R37及びライン12´と、抵抗器R36,R35及びライン13´とを介してコネクターJ4のピン6及び5に延びている。3本のライン11´,12´,13´はそれぞれ抵抗器R31,R30,R29を介して共通アースとも接続する。
【0038】
電圧を感知するため、リベット30を起点としてそれぞれの直列回路(抵抗器R34,R33,R32及び対応の整流器CR8,CR7,CR6)が対応のライン14,15,16を介して共通アースAXと接続し、接続点Jはそれぞれさらに2つの直列抵抗器(R22,R24,R23,R27;R24,R28)を介して共通アースAXに延びる。抵抗器間の接続点J´を起点として、各ライン14´,15´,16´がコネクターJ4のピン4,3,2にそれぞれ延びている。従って、プリント回路板PCBAに属するコネクターJ4はリボンRBを介してプリント回路板PCBB側に存在する同様のコネクターJ3と接続することにより(ACラインの相電流IA,IB,ICに対応する)IAX,IBX,ICX及び誘導されるラインと中性点間電圧VANX,VBNX,VCNXを表わす誘導信号を受信するのに利用できる。
【0039】
図20は一方の側で感知電流及び感知電圧(IA,IB,IC,VAN,VBN,VCN)を受信し、他方の側でパソコンPCとの双方向通信信号ラインであるINCOMラインと接続するプリント回路板PCBBを略示する構成図である。A/Dコンバーターによってアナログ/デジタル変換された入力アナログ電流及び電圧信号にマルチプレクサーが応答する。こうして得られたデジタル信号はRAM及びEPROMデバイスを用いるマイクロコンピューターMCUによる情報処理及び制御のためデジタル処理される。その結果、図20に示すように、2枚のプリント回路板PCBA,PCBBを含む各ローカル・ステーションにおいて、中央からのエネルギー・モニターのため、ローカル情報及び制御指令がINCOMシステムを介してパソコンPCへ送信される。
【0040】
図21は本発明のエネルギー・モニター・システムの概略図である。電力会社の主ACラインはビルの正面に設置されたメーターに達しているが、このビルにはそれぞれが分電盤に属する個別の遮断器CBを介して主ACラインから給電される複数のローカル・ユーザー(#1,#2,#3,・・・#n)が入居している。各バックパック・ユニットのINCOMジャンクションJ1を起点とするデイジー・ライン78はエネルギー・モニターと個別料金算定のためすべてのローカル・プリント回路板PCBBをパソコンPCステーションと接続している。例えば、共通メーターの後方で消費されるエネルギーの分配率はユーザー#1が20%、#2が10%、#3が0%、#nが30%である。
【0041】
図22はINCOMタイプ双方向通信ネットワーク間のインターフェースに係わる米国特許第4,644,547号明細書の図1と同様である。本発明の応用分野に置き換えると、プリント回路板PCBBは拡張モード・スレーブとして作用するローカル・ステーションにおけるブロック80及び84の役割を果たす。
【0042】
図22ではパソコンPCステーションをINCOMの双方向通信ライン78を介して複数の遠隔ステーションとの間でメッセージを送受する中央コントローラー76として示してある。パソコンPCはインターフェース回路及び拡張マスターとして作用するデジタル集積回路DIC80を含むCONICARDと通信する。受信端には拡張モード・スレーブとして作用する別のデジタルIC80が存在する。この2つのIC80がライン78を介した両端間の対話を可能にする。各デジタルIC80には個別にアドレスできるように多数ビットのアドレス・フィールドを設ける。拡張スレーブ・モードでは、デジタルIC80が中央コントローラー76からの特定指令に応答してプリント回路板PCBB内のSure Plus Chip SPの一部としてローカル・マイクロコンピューターMCUとのインターフェース84を形成する。デジタルIC80は中央コントローラー76から受信するメッセージ中のインターフェース割込み許可指令に応答してマイクロコンピューター84へのINTラインに割込み信号を形成することにより、MCUからデジタルIC80に至るSCKラインで送信される逐次クロック・パルスに応答してマイクロコンピューター84が双方向DATAラインを介してバッファ・シフトレジスターから直列データを読み取ることができるようにする。
【0043】
デジタルIC80はまたMCUからの読み書きラインRWに現われる信号に応答してMCUからのSCKラインを介して供給される逐次クロック・パルスに合わせてDATAラインからバッファ・シフトレジスターへ直列データをロードする。さらにまた、デジタルIC80はMCUによるRWラインのポテンシャル・ロジック変化に応答して、MCUから供給されたデータを、中央コントローラーによって送信される標準メッセージのすべてを含むように構成された多ビット・メッセージに組み込む。その結果、拡張スレーブ・デバイス80は中央コントローラーからローカル拡張スレーブ・デバイス80に送信されるインターフェース割込み許可指令に応答してライン78を介した中央コントローラー76及びローカルMCU間の双方向通信及びデータ転送を可能にする。このインターフェースはデジタルIC80が禁止指令を含むメッセージを受信するまで、または異なるローカル・ステーションに対する指令が現われるまで有効である。デバイス80がライン78を介して送受信している間、MCUへのラインBUSYNに話中信号が現われる。なお、開示の便宜上、INCOMシステムがローカル・ステーションを拡張スレーブ関係にあるとして説明する。
【0044】
図23はINCOMライン78とSure Plus Chip SPの関係を示す。プリント回路板PCBB内のPCBBコネクターJ1とSPデジタル・デバイスIC80の間に送受信インターフェース回路TRを設ける。このインターフェース回路はINCOMとの間のメッセージ、(INCOMを介してパソコンPCへ送信されるIC80からのメッセージである)送信信号TXまたは(INCOMを介してアドレスされたローカル・ステーション及びIC80へ入るメッセージである)受信信号RXに係わる。図23はチップSPの中央に配置され、電源PSによって給電され、マルチプレクサーMUXを介してPCBA信号を受信するMCUをも示す。プリント回路板PCBBにはMCUの作用を助けるためのEPROM,EEPROM(E2)及びRAMデバイスをも設ける。
【0045】
図24は図23の回路TRを示すブロックダイヤグラムである。INCOMの伝送メッセージ(アドレス及びデータ・フィールド)の論理状態はSPチップ内の(5ボルト電圧に基づく)等価論理状態と一致しなければならないから、この回路TRが必要となる。入力において、即ち、コネクターJ1及びINCOMから、ライン21及び22はトランスTX2の1次巻線P1に至り、トランスTX2の2次巻線S1はライン22及び23を介してソリッドステート・デバイスQ2の中心回路に至り(以下図25に沿って説明する)、出力ライン24は信号APOSを搬送し、出力線25はライン20及び21の入力アナログ信号の1つ置きのピークと一致する信号ANEGを搬送する。ライン24及び25はチップSPに入り、ライン20及び21の入力アナログ信号のデジタル等価信号である信号AOUTをライン26を介して出力する演算増幅器OAの正入力及び負入力となる。ライン26はINCOMシステムからの受信信号RXをIC80デバイスに入力する。逆に、IC80からのライン27はプリント回路板PCBBからデジタル信号TXを送信し、信号TXがQ2デバイスのベース電極に印加され、その結果トランスTX2の2次巻線S2のライン28,29に応答して1次巻線P1のライン20及び21がコネクターJ1及びINCOMへ信号を供給する。
【0046】
図25は本発明の好ましい実施例において回路TRとして使用される回路を例示する。デバイスQ2は2N2222トランジスターであり、エミッター電極側の抵抗器R20及びアースAとコレクター電極側の8Vポテンシャルとの間でTX2の2次巻線S2と直列に設けられている。2次巻線S2の側でポテンシャルRX(ライン26)、APOS(ライン24)、ANEG(ライン25)、VREF(ライン28)が出力される。
【0047】
図26−28は中央にSure Plus Chip U1を有するプリント回路板PCBBに含まれる回路の詳細図である。Sure Plus ChipU1はマイクロプロセッサー(市販のModel 87C257)を含み、80 Pin Quad Flat Packageである(モトローラの)MC68HCO5CG Single−Chip Mode Pinoutをベースとする。Sure Plus Chip U1はマイクロプロセッサーと連携するランダム・アクセス・メモリ(RAM)を含み、これによって記憶すべきデータを書き込んだり、記憶されたデータを読み取ったりできるようにする。Sure Plus Chipは例えば万一停電が起こっても消去されない持久型記憶素子としてのEEPROM、即ち、電気的に消去できるプログラマブル・メモリーをも含む。U1は図20及び23に示す電源PS及びA/Dコンバーターをも含む。
【0048】
図26−28はU1と連動するデバイスU2、即ち、図23にも示した消去可能プログラマブル読取り専用メモリー(EPROM)を示す。EPROMの目的はU1によって構成される中央処理装置によって使用されるようにプログラムされたメモリーを提供することにある。U1とU2は交換されるメッセージのLO−ADDフィールド及びHI−ADDフィールドと関連するライン30を介して互いに通信する。一方はアドレス・フィールドであり、他方はデータ・フィールドである。デジタル処理シーケンスのタイミングを設定するため発振器OSCを設ける。このことは本願明細書中に参考のため引用した上記特許明細書に詳述されている。
【0049】
図26−28はINCOMに関する受信信号RX及び送信信号TXを伝送するライン26及び27と、U1に設けた対応のピン80,79をも示す。マルチプレクサーMUXはプリント回路板PCBAからの信号VCN,VBN,VAN,IC,IB,IAにそれぞれ対応する到来店MUX7乃至MUXO(ピン52乃至59)によって示してある。ピン24乃至34は関連のユーザー・ステーションのローカル・アドレスとして接点1乃至10と接点11乃至20との間に形成される論理ビットに対応する。このアドレスはメッセージを受信または送信しなければならない時、入または出メッセージと一致するようにMCUによって識別される。ピン49,48,47はそれぞれ図24に示すライン26,25,24の信号RX,ANEG及びAOSに対応する。電源PSは基準電圧VREF(ピン62)及び定電圧AVDD(ピン50)を提供する。
【0050】
マイクロプロセッサーはメッセージ中の関連アドレスを認識する“アドレス・ラッチ許可”として使用され、MCUによってEPROMへ送られる信号ALE(ピン66)を発生する。即ち、EPROMとの関連でHI−ADDに対応するPA7乃至PA0、及びLO−ADDに対応するPB2乃至PB6に従ってプログラムが実行される。マルチプレクサー入力(ピン51乃至60)に応答してA/D変換が行なわれる。電源出力はピン62,63に現われる。INCOM受信はピン47乃至49において行われ、INCOM送信はピン79,80及び1において行なわれる。
【0051】
図29はコネクターJ3とチップAPのVAN,VBN,VCN,IA,IB,IC受信ピンとの接続を示す。図30はVA及びVDDにそれぞれ対応する相ラインA及びBを起点とする電源回路を示す。
【0052】
本発明の好ましい実施例における回路構成を以上に説明した。INCOMシステムとSure Plus Chipの上述した組合せとの関連で、本発明のエネルギー・モニター・システムの動作を以下に説明する。
【0053】
ローカル・ステーションにおける主要な機能は消費エネルギーを即座に算定することである。このローカル・ステーションでの算定は相電圧及び相電流のサンプリングに基づいて行なわれる。電力はV(電圧)とI(電流)の積である。E(エネルギー)はサンプリングされた積VA×IA,VB×IB,VC×ICの和である。本発明では、好ましくは下記の表1及び2に示すサンプリング法則にしたがって行なう。サンプリングはそれぞれを以下にオクターブと呼称する8個のサンプルから成る群ごとに行われる。このオクターブ、即ち、8個のサンプルから成る群の個々のサンプルに番号0乃至7を付してあり、奇数番号サンプルが先行の偶数番号サンプルから90°離れた所で現われ、偶数番号サンプルが先行の奇数番号サンプルから112.5°離れた所で現われるように各サンプルがトリガーされる。従って、第1オクターブは下記の表1に示すように順次現われ、表中の角度は電圧(VA,VB,VC)または電流(IA,IB,IC)に対応する正弦波の電気角である。
【0054】
【表1】
Figure 0003686878
【0055】
1つのオクターブから次のオクターブまでの間に98.4°の遅延があるということもサンプリングの法則である。従って、次のオクターブの第1サンプルが01でスタートするとすれば、この第1サンプルは00に対して98.4°離れたと所で現われる。同様に、さらに次のオクターブは2×98.4°=196.8°に相当する02でスタートすることになる。従って、表1のオクターブに続く15オクターブは下記の表2に示すように現われる:
【0056】
【表2】
Figure 0003686878
【0057】
16オクターブ、即ち、合計128個のサンプルが順次現われてから120.94°の電気角だけ遅れて同じサンプリング・プロセスが繰り返される。
【0058】
結果的に正弦波の半サイクルに1つのオクターブの8個のサンプルが均等に配分されることになる。このことは第1オクターブの8個のサンプル00乃至7を三角函数円の円周上に分布した形で示す図31からの明らかであろう。01は第1オクターブの最終サンプル7から98.4°+22.5°=120.9°の遅延を表わす98.4°に現われる。同様に、続く15オクターブにおけるそれぞれ第1のサンプルは02(196.8°)から015(36°)までに散らばっている。各オクターブのサンプルは互いに22.5°(90/4)及び45°(90/2)の間隔で分布している。また、オクターブ08及び016によって示されるように、8オクターブ以後、1つのオクターブのサンプルは最初の90/4目盛りの1つに位置する。図32(A)には、ゼロ交差(0°)で始まる8個のサンプルから成る群の7個のサンプル1乃至7を基本波の半サイクルとの関係で示した。次のオクターブはダッシュの付いた番号で示すように先行オクターブのサンプル間に分布している。図32(B)は対応の半サイクルを示す。
【0059】
この2つの図から明らかなように、サンプリング・プロセスの結果、正弦波に沿って狭い間隔で並置された一連のサンプルが得られ、最大限の精度が得られる。このサンプリングが3相の電圧VA,VB,VC及び3相の電流IA,IB,ICのそれぞれについて行なわれる。Sure Plus Chip内のマイクロコンピューター及び付属の回路によってローカル・ステーションに関する電圧及び電流をサンプリングする目的はローカル・ステーションにおけるエネルギー及び需要の蓄積量を即座に算定し、パソコンPCがINCOMを介してこの情報を読み取るか、または抽出できるようにすることにある。従って、プリント回路板PCBAはプリント回路板PCBBの一部であるSure Plus Chip SPに入力されるアナログ信号を先ず出力し、Sure Plus Chip SPにおいてマイクロコンピューターMCUによってA/D変換が行なわれ、連続的かつ瞬間的に積V×Iの計算が行なわれる。
【0060】
図33(A)に示すように、プリント回路板PCBAからの入力信号は入力電圧VINをアースに接続する2つの直列抵抗器R1,R2の中間点から導出される。出力電圧V0はチップSPの多重ピン(MUX0,MUX1,MUX2,またはMUX3)に印加される。サンプリングされる相電流についてA/D変換が行なわれる。この過程でチップSP内の回路がアースへの帰線を形成する。この場合、2通りの状況が考えられる。1つは(図33(B)に示すように)電圧源の高インピーダンス入力であり、他の1つは(図33Cに示すように)短絡を生ずる(電流源の)極めて低いインピーダンス入力である。第1の場合にはチップSPが電圧モードで動作し、第2の場合には電流モードで動作する。電圧モードの場合、チップは0乃至+2.5ボルトで動作する。電流モードの場合、チップSPから最大限−1600マイクロアンペアの負電流が流れる。出力インピーダンスがフルスケール電圧÷フルスケール電流に等しい1.56Kオームとなるように入力信号源を設定すれば、桁移動子を補足せずに電流モード、電圧モードの双方を使用できる。これを図示したのが図33(D)(テブナン等価回路)及び図33(E)(ノートン等価回路)である。図34に示すように、チップSPはMCUの作用下に、入力がVIN(高入力インピーダンス)であるかIIn(短絡入力)であるかに応じて即座に電圧モードまたは電流モードを採用するように内部構成されている。
【0061】
多重入力(MUXO)とアース(GND)の間にはオートゼロ動作するように構成されている演算増幅器AMP1の負及び正入力が挿入されている。“電流モード”の場合、演算増幅器出力と負入力の間のフィードバック・ループはFETデバイスQ0のゲート電極G及びソース電極Sを含み、入力に伴なってVIN負電流がチップSPから流れると、ソース電極SがVIN電流に等しい電流を供給して入力をゼロVに保持するまで増幅器の出力が正方向に駆動される。これは短絡入力、即ち、“電流モード”である。“電圧モード”では増幅器AMP1及びFETデバイスQ0が作用を抑止され、ピンMUX0に現われる正電圧は第2増幅器AMP2による常規増幅によって翻訳される。“電圧モード”において、増幅器AMP2はVINに対して高インピーダンスを提供し、MUX0からはほとんど電流が流れないから、ピンMUX0は“電流モード”時のように“ゼロ”とはならず、入力信号VINを追従する。
【0062】
基本波の全サイクルを示す図35から明らかなように、信号が正(第1半サイクル)なら、動作は“電圧モード”であり、信号が負(第2半サイクル)なら、動作は“電流モード”である。以上に2つの動作モードとチップSPの関係を説明したが、A/D変換が行なわれる場合には相電圧サンプルの正電圧だけが使用されるのに対して、電流サンプリングに際しては電流が正であっても負であってもよい。電流サンプリングに際して、もし電流が正(図35の曲線の前半分)なら、電圧モードのA/D変換が行なわれる。もし電流が負なら、図34に示すように“電圧モード”のゼロ出力となる。ゼロは“電流モード”の状況を意味し、図33(C)または図33(E)に示すように“電流モード”で再びA/D変換が行なわれる。
【0063】
図366のアナログ電圧/電流測定システムは0乃至+2.5Vの入力電圧及び0乃至−1.6ミリアンペアの入力電流を電圧モードで正確に測定することができる。本発明の最も好ましい実施例では主要構成素子として下記のものを含む。
【0064】
−8ビットA/Dコンバーター−ADC;
−入力スケーリング用のオートレンジング・システムARS;
−入力増幅器AMP1及びAMP2に接続するオートゼロ・コントローラー
AZS;
−8チャンネル入力信号マルチプレクサー(MUX0−MUX7)、
−相電流サンプリングのため電流及び電圧を読取ることのできる4つのチャ
ンネル;
−相電圧サンプリングの時にだけ電圧入力用として使用される4つのチャン
ネル;
−4つまたはそれ以下のサンプル・アンド・ホールド電圧入力。
【0065】
電圧入力はすべてA/DコンバーターADCへ入力される前に可変利得オートレンジング電圧増幅器AXP2によってバッファされる。電圧増幅器の利得は信号が少なくともフルスケールの半分、ただしオーバーフローでない状態となるまで自動的に調整される。電圧測定は直接的に、またはサンプル・アンド・ホールド(積算)法を利用して行なうことができる。サンプル・アンド・ホールド測定には“電圧モード”用に構成された2つの隣接する入力チャンネルと外部コンデンサーが必要である。4対のサンプル・アンド・ホールド入力チャンネルが同時にサンプリングする。
【0066】
負電流を測定する場合には増幅器AMP1が使用され、動作は“電流モード”である。増幅器AMP1は負電流(即ち、入力から流れる電流)を受け、コンデンサーまたは抵抗器(図27のR23)をMX0ピンに接続することにより積算モードまたは非積算モードで動作させることができる。増幅器AMP1は電流ミラー(CMR)として動作するオートレンジング電流源を介して特定のチャンネルに電流を供給することにより反転入力を見かけアース・レベルに維持するように構成されている。電流源からMX0ピンに向かって流れる電流は特定の入力チャンネルから流れる電流のプログラム可能な部分を表わす。図23に示すその他の構成素子は下記の通りである:
−内部シャントレギュレーターAVDD;
−シャントレギュレーターAVDDがそれ以上電流を引き込まないように外
部デバイスに知らせるための電源モニター;
−可調バンドギャップ電圧基準;
−固定バンドギャップ電圧基準;
図36のシステムは“電圧モード”または“電流モード”によるA/D変換のためのSure Plus Chip及びこのChip内で動作するマイクロプロセッサーの内部構成に係わる。図36には(プリント回路板PCBAのライン11,12,13から来る)入力電流IA,IB,ICと対応する多重ピンMUX0乃至MUX3、及び抵抗器R23(図19)を介してアースと接続するMX0が示されている。同様に、入力電圧VAN,VBN,VCNに対応する多重ピンMUX4乃至MUX7が示されている。“電圧モード”である後者の場合、入力電圧VINがライン30を介して演算増幅器AMP2の非反転入力に印加される。出力はライン31及び位置#1を占めるスイッチSW2を介してA/DコンバーターADCへの入力としてのライン32へ供給される。これと同じことが“正電流”である場合の入力電流に対しても起こる(スイッチSW2は位置#1のまま)。ただし、もし入力電流が“負”なら、動作は“電流モード”で行なわれる。この時点でスイッチSW2及びスイッチSW1は位置#2を占めるMUX0−MUX3からの入力電流はライン33を介して演算増幅器AMP1に流入する。
【0067】
ライン34の出力はFETデバイスQ0のゲート電極Gに供給されるから、ライン35、ソース電極S及びドレン電極Dを介して、電流ミラー回路から来るライン36から負電流が引き出される。従って、対応の電流がライン37の出力から流れ、これがアースへの抵抗器R23によって電圧に変換されてピンMX0に現われ、ライン39を通ってA/DコンバーターADCへの入力としてライン321に現われる。
【0068】
図37,38及び39はローカル・ステーションでのエネルギー・モニターにおけるMCUの動作を示すフローチャートであり、図37のフローチャートが主要ルーチンである。ステップ100において給電がON、即ち、Resetとなる。ステップ101において初期化が行なわれる。ステップ102においてシステムがスタートする(“Begin”)。次いでステップ103において、情報の通信に関連して“IMPACC”バッファが形成される。ステップ104において、システムがINCOMを呼び出す。次のステップ105においてNVRAM(持久RAM)が更新される。ステップ106においてROMがチェックされ、ステップ107においてSure Plus(SP)の作用として公知の“デッドマン制御”が行なわれる。
【0069】
図38のフローチャートはシステムが60Hz動作のために実行する割込みルーチンである。先に述べたように、サンプリングは2サイクルに亘ってシーケンス1200,900,1120,900,1120,900,1120,90,1200をステップ110において“Pタイマー”がロードされる。PタイマーはマイクロプロセッサーMCUの内部タイマーと連携するソフトウエアであり、連続するオクターブに関する上掲の表1及び表2に示したサンプリング・シーケンスにおける割込みのタイムインターバルを設定するようにプログラムされる。ステップ111において“サンプリング”ルーチンが呼び出される。次いでステップ112において“これは奇数サンプル番号か”という質問が提示される。もしイエスなら、112´を通ってステップ113に進みPタイマーが90°にセットされ、ステップ113´においてNVRAM(持久RAM)への入力が行なわれる。次いで114を通ってステップ115に進み、リターンとなる。
【0070】
ステップ112における答えがノーなら、116を通ってステップ117に進み、“これは8番目のサンプルか”という質問が提示される。もし答えがノーなら、118を通ってステップ119に進み、Pタイマーが112.5°にセットされ、114を通ってステップ115に進み、リターンとなる。もし答えがイエスなら、120を通ってステップ121に進み、Pタイマーが120.94°にセットされる。次いでステップ122に進み、“これは第16オクターブの最後のサンプルか”という質問が提示される。もし答えがノーなら、ライン123及び114を通ってステップ115に進んでリターンとなる。もし答えがイエスなら、ライン124を通ってステップ125に進み、個々の相ごとにエネルギーをスケーリングし、合計して総エネルギー値を出すように指令される。次いでステップ126において“KW−H(キロワット時)整数のLSバイト(最下位ビット)がロールオーバーされたかどうか”という質問が提示される。もしイエスならライン132を通ってステップ133に進み、KW−Hが記憶され、ステップ115においてリターンとなる。ステップ126における答えがノーならステップ115に進んでリターンとなる。
【0071】
図39に示すサンプリング・ルーチンのフローチャートは下記の通りである:ステップ150は電圧の相Aに関連のステップであり、“電圧VAをA/D変換し、その結果を記憶する”ように指示される。次のステップ151は電流の相Aに関連するステップであり、“IAを電圧モードでA/D変換する”よう指示される。次いでステップ152において、質問“IAのA/D変換結果はゼロであるか”が提示される。すでに述べたように、この質問は図34から明らかなように検出された電流がゼロであったか負であったかという意味である。もしイエスなら、ライン153を通ってステップ154に進み、“IAを電流モードでA/D変換”するよう指示される。次いでステップ155において、サンプリング値を利用してIA×VA/256+“EOA”を計算するように指示される。ここではスケーリングだけを目的としてアキュムレーターで累算されたエネルギーを数256で除算する。8ビットと仮定すると、乗算によってビット数が大きくなり過ぎる。したがって、16×16=256による除算を採用する。
【0072】
次いでシステムはライン156に進む。ステップ152の結果がノーなら、ライン157を通ってステップ158に進んで“EOA”からIA×VA/256を減算するように指示される(“EOA”はバッファ・レジスター中の累算エネルギーであり、ここでもスケーリングだけを目的とする256による除算が行なわれる)。減算は積IA×VA中のIAのマイナス符号を考慮してのことである。“電圧モード”による相電流変換にはマイナス符号が与えられ、“電流モード”による相電流変換にはプラス符号が与えられる。いずれの場合にも、システムは最新のエネルギー値を提供する。対称性に鑑み、ステップ159もステップ154と同様のステップであり、“IAを電流モードでA/D変換する”ように指示される。
【0073】
このステップは実行ステップとしては無用であるが、ステップ154とパラレルであるから他方の側と一致する時間が余分に必要となる。したがって、2つのプロセス経路が156において時間的に収斂し、ここからシステムは相Bに関して上記一連のステップと同じステップを反復する。即ち、この段階156において、相Aに関するエネルギー計算は完了している。相Bに関してステップ156からステップ166までに亘って上記一連のステップと同様のステップが行なわれる(ステップ160において電圧VBのA/D変換と記憶;ステップ161において電流モードによるIBのA/D変換;ステップ162においてIBのA/D変換結果がゼロであるかどうかのテスト;イエスなら、ルーチンの一方の側のステップ164において電流モードによるIBのA/D変換、次いでステップ165においてIB×VB/256+“EOB”の計算;ノーなら反対側のステップ168“EOB”−IB×VB/256の計算、次いでステップ169において電流モードによるIBのA/D変換)。
【0074】
次いでステップ166からステップ176に亘って相Cに関して同じ一連のステップが行なわれる。即ち、1)ステップ170において電圧VCのA/D変換と記憶が指示され、ステップ171において電圧モードによる電流ICのA/D変換が指示され;2)(ステップ172においてICがゼロであるかゼロでないかに応じて)ステップ174において電流モードによるICのA/D変換が指示され、次いでステップ175においてIC×VC/256+“EOC”NO計算が指示されるか、またはステップ179において“EOC”−IC×VC/256の計算が指示され、次いでステップ180において(他の2つの相について行なわれたのと同様に)電流モードによるICのA/D変換が指示される。いずれの側もライン176を通ってステップ177においてリターンとなる。図39のフローチャートのステップから明らかなように、ADC(図36)におけるA/D変換後、相AについてはVA及びIAの、相BについてはVB及びIBの、相CについてはVC及びICの8ビット・サンプルが得られ、これらのサンプルから相ごとにエネルギーが計算され、3相合計して下記の結果が得られる:
E=ΣVA×IA+ΣVB×IB+ΣVC×IC (1)
このエネルギー量が絶えず記憶され、累算されてローカル・ステーションの現時点消費総量となる。この作業はそれぞれのローカル・ユーザーのステーションにおけるバックパック・ユニットによって行なわれ、その結果を随時パソコンPCステーションがすべてのローカル・ステーションから引き出すことによって個別料金を算定する。パソコンPCステーションなどのような中央ステーションはこの結果を利用することにより、電力会社の総量メーターをも参考にしながら総エネルギー消費をモニターする。
【0075】
エネルギーの勾配、即ち、エネルギー/時間に相当する需要を知る必要もある。例えば5分ごとにパソコンPCステーションがこのタイムインターバルに消費されたエネルギーを算定する。スナップショットにより5分ごとにパソコンPCステーションは個々のローカル・ステーションが同時にそれぞれの現時点でのエネルギー消費を記憶するように指令する。2つのスナップショットの間で、中央ステーションは順次各ローカル・ステーションからすべての前記記憶されたエネルギー消費を読み取り、各ローカル・ステーションごとの最新値と先行値の差を求める。この差はローカル・ステーションにおいて5分間に消費されたエネルギーまたは5分間の需要である。次いでこの差が中央ステーションによってタイム・スタンプ及びユーザー・スタンプされ、ローカル・ユーザー間の“需要”コスト配分算定に使用できるように記憶される。
【0076】
1つのローカル・ユーザー・ステーションについて以上に説明した装置及びシステムに基づくエネルギーの中央モニタリングの一般的な方法として、複数のステーションは任意の時点における消費エネルギー総量を記憶し、パソコンPCステーションは各ステーションから順次結果を読み出すだけでよい。ただし、電力会社の総量メーターの指示値と一致させるため、ローカル・ユーザーのバックパック・ユニットからの情報ポーリングを“同期化”しなければならない。本発明では遠隔ステーションからではなくパソコンPCステーションまたは中央ステーションからこの問題を解決する。
【0077】
遠隔ステーションからの電力消費データを中央ユニットに送り、この中央ユニットにおいてエネルギー消費総量を集中メーターとの関係において測定することは米国特許第4,692,761号明細書から公知である。
【0078】
公知技術は真正メッセージ及び有効な交信を可能にする真正通信の必要を示唆している。このため、中央ユニットへの周期的なデータ転送が採用されているが、この方法も局部的な動作不良に起因する誤り情報を招くおそれがある。ローカル・ステーション消費エネルギー間の正確な時間関係を、送信され、受信される信頼すべきメッセージと組み合わせるには中央ユニットと遠隔ユニットの間の対話が著しく複雑にならざるを得ない。そこで、遠隔ステーションにおけるローカルな需要及びエネルギー計算を同期化する必要がなく、“スナップショット”と呼ばれる中央ステーションからの指令下に各ローカル・ステーションが現時点エネルギー消費累計をローカル・ステーションごとに記憶するだけでよい方法を提案する。遠隔ステーションの受動性がローカルなエネルギー消費を絶えず算定することを可能にし、中央ユニットから介入するスナップショットが遠隔ステーションを同期化させるよりも動作が簡単になる適正なタイミングを可能にする。
【0079】
図41にはパソコンPCステーションが5分ごとにエネルギー消費を記憶するよう指令を送信するエネルギー・モニター・システムを示す。この指令はINCOMシステムを介してそれぞれの遠隔ステーションST#1,ST#2,・・・ST#nに送信され、各ステーションにおいて(最初の指令以後は不必要かも知れないが、必ずすべてのローカル・ステーションが指令を受信するようにする)指令が受信されると、1つのステーション(ステーション#n)について図41に示すような現時点消費エネルギー累計がローカル・ステーションごとに記憶される。即ち、ステーション#nのマルチプレクサーMUXが信号IA,IB,IC,VA,VB,VCを受信し、これらの信号は図38のフローチャートに関連して上述したように表1及び表2のサンプリング法則にしたがって、Pタイマーからのライン39によってトリガーされるサンプラーSMPからライン40及び41を介して供給される制御信号下にサンプリングされる。
【0080】
図36に関連して説明したように、サンプリングされた信号は同じくサンプラーSMPに従って(ライン40及び42を介して)作動させられるA/DコンバーターADCへライン32を介して供給される。ライン44に出力されたデジタル信号は乗算器MLTへ供給され、乗算器MLTはライン40の制御信号の制御下に、ライン43を介してライン45に値IVを出力する。加算器SUMは3相について合計されたサンプル・エネルギー値IVSをライン46を介して送出し、これがACCUにおける総エネルギー累算カウントとなる。この総エネルギー値は新しくサンプリングされたIVS量によって絶えず更新される。最新の総エネルギー値はライン47に出力され、ゲートGTによってゲートされたのち、ライン48を通って記憶レジスターSTEに入力される。ここでパソコンPCステーションによる制御が行なわれる。この時点で各ステーションは自らのレジスターACCUにおいて最新の総消費エネルギー量Eiを合計している。
【0081】
INCOMを介してライン50によってPCステーションからスナップショット指令SNPが受信されると、アドレスされたステーションのゲートGTがライン50を介して割り込み許可される。これと同時に、最新値Eiがライン48を介してレジスターSTEに記憶される。これと同じことが各ステーションにおいて同時に行なわれる。次いで、ライン51を介してPCステーションは各ステーションごとにSTEに記憶されている量を逐次的に、例えば、ステーション1,2,・・・nの順に読み取る。ここでPCステーションがEiを最新の受信データEi−1と比較し、特定ステーションのライン50によって2つの連続するゲート指令を分離する5分間のタイムインターバル内のエネルギー利得量をステーションごとに知る。Ei−E(i−1)に基づいてPCステーションは需要=Ei−E(i−1)を算定する。多くの場合、この算定はエネルギー・モニター・ステーション#1,#2,・・・#nと通信するPCステーションを示す図42のブロックダイヤグラムで表わされるソフトウエアによって行なわれる。PCによるエネルギー・モニターは図43,44及び45のフローチャートに従って行なわれる。
【0082】
図43のフローチャートではステップ200でスタートし、ライン201を通ってステップ202に進み、典型的には5分間のタイムインターバルが開始されているかどうかが判定される。もしノーなら、ライン203を通ってシステムはステップAに進み、ライン204を介して図27Bのルーチンの結果を受信する。次いでシステムはステップ205に進み、残されたフリー・タイムにバックグラウンド・タスクが行なわれる。次いでライン206を通ってライン201に戻り、ここで新しいタイムインターバルに入る。ステップ202における判定がイエスなら、ライン207を通ってシステムがステップ208に進み、すべてのステーションからのエネルギー・ポーリングが同時に開始される。ライン209を通ってステップ210に進み、ここでINCOMを介してローカル・ステーションに対し、現時点でのエネルギー累算、または各ステーションにおいて累算されたエネルギーの“瞬間値”を“スナップショット”せよという指令が送信される。しかし、真正かつ有効な指令効果を得るためステップ213において約数ミリセコンドの残り時間を不動作時間として設定することによりこの段階で冗長性が利用され、次いで、ライン214を通ってステップ215に進み、別の“スナップショット”指令がライン216からINCOMを介してローカル・ステーションへ送信される。
【0083】
次いで、累積値を知り、有効なエネルギー値が要求されているかどうかをチェックするため、すべてのステーションから個別のポーリングが行なわれる。このルーチンはライン217でスタートし、ローカル・ステーションの番号iがアドレスされ、ステップ218においてiが1にセットされる。次いで、ステップ220においてローカル・ステーションの総数nに達するまでステップ227においてカウントが1つずつ増える。ステップ220においてi=nになると、システムはライン221を通ってポーリングのため新しい一連のn個のステーションに進む(図44のルーチンのライン222)。もしシステムが未だステーションのポーリング中であるなら、(ステップ220からの)ライン223を通ってステップ224に進み、アドレスされているステーションのためにタイマーがゼロに初期設定され、ローカル・ステーションにおける累計エネルギーを知るため、また、必要なら受信情報の有効性を確かめ、有効でなければコールし直すためライン225を通ってシステムが図45のルーチンに進む。
【0084】
図43のフローチャートのステップ226は後述する図45のフローチャートと連携する。ステップ220においてnに達するまでそれぞれのi値が1つずつ増大してすべてのステーションについてエネルギー情報が収集されたら、新しいタイムインターバル(5分間)に改めてポーリング指令があたえられる。すべてのステーションのエネルギー情報が収集されたら(ライン221上に示すY)、システムはステーション・ポーリングのため図44のライン222に進む。ステップ220においてノーなら、ライン223を通ってシステムが図45に示すルーチンであるステップ226に進む。
【0085】
図43のステップ226において、各ステーションにおけるエネルギーを算定するためポーリングが行われる。ステップ230にi=1に初期設定される。即ち、最初のステーションがアドレスされる。次のステーション(ステップ240におけるi=i+1)に進む前に、ステップ236において受信エネルギーが妥当かどうかが判定される。もしイエスなら、ライン241を通って次のステーションに進む(すべてのステーションが処理される、即ち、ステップ232においてnに達するまで)ステップ240においてiに1が加算される。すべてのステーションが処理されたら、ライン233を介してシステムはステップ234に進み、5分間のタイムインターバルが経過したかどうかが確められる。もしイエスなら、システムは図43のステップAに戻り、ノーなら、有効な回答を求めてステップ236からライン237を通って図45のフローチャート・ルーチンに進む。ライン239でエネルギーが正しく受信されると、システムはステップ234に進む。
【0086】
(図43のステップ226からライン226´を通って)フローチャートは図45のステップ250に進み、ローカル・ステーション状態リクエストがINCOMを介して送信される。次いでステップ251において“アドレスされたステーションは回答したか”という質問が提示される。もしノーなら、ステップ252においてこの事実が確認され、ライン253を通ってステップ254に進み、リターンとなる。ステップ251においてイエスなら、ステップ255において状態が“アラーム”であるかどうかが判定される。もしイエスなら、ステップ257においてこれが確認され、ライン258及び253を通ってステップ254に進み、リターンとなる。もしステップ255においてアラームでないことか検知されると、ステップ260において、“エネルギー・レディ状態が得られたかどうか”が判定される。もしイエスなら、ライン262によりINCOMを介してエネルギー(キロワット時)を返信するようステーションが要求される。
【0087】
ステップ263における回答が肯定的なら、ステップ264においてKWHが求められ、ステップ265において有効であると認識され、ライン266を通ってステップ254に進み、リターンとなる。ステップ263における回答がノーなら、ステップ267において状態が未知であることが確認され、ライン268を通ってステップ254に進み、リターンとなる。ステップ260においてノーなら、システムはステップ269において(ライン270を介して)ステーションに改めてリクエストする。この場合、ライン273を通ってステップ254に戻る前にステップ272においてタイマーによって時間遅延が設定される。
【0088】
さらに別の実施例において、エネルギー・モニター・システムはユーザーの電流、電圧及び電力需要を個別にモニターできるように設計変更することが可能である。図46−50は、ユーザーの個別の電流、電圧、電力消費のモニターを可能にするエネルギー・モニター・システム・ファームウエアの一例を示すフローチャートである。特に図46及び47を参照して、このフローチャートは、125において各相のエネルギーをスケーリングし合計してエネルギーの請求書を出す指令を発する前に301において各相の平均電力を算定しその得られた値をスケーリングして記憶させる指令を与えるように変更されている。その後、エネルギー算定指令の後に、303における各相の電流及び電圧のRMS値を算定してスケーリングし記憶させる指令、305における各相の皮相電力を算定しスケーリングし記憶させる指令、307における各相の無効電力を算定しスケーリングし記憶させる指令、309における力率を算定し記憶させる指令が続く。
【0089】
図48−50を参照して、サンプル・ルーチンのフローチャートは、151′における電流モードでの電流IAのA/D変換及びその記憶、並びに151′のA/D変換の結果が0に等しければ154′における電圧モードでの電流IAのA/D変換及びその記憶が可能なように変更されている。同様に、相B及びCにおいて、161′における電流モードでの電流IBのA/D変換及びその記憶、並びに161′のA/D変換の結果が0に等しければ164′における電圧モードでの電流IBのA/D変換及びその記憶が可能なように、また171′における電流モードでの電流ICのA/D変換及びその記憶、並びに171′のA/D変換の結果が0に等しければ174′における電圧モードでの電流ICのA/D変換及びその記憶が可能なように変更されている。
【0090】
図50を参照して、各相の電圧及び電流の値が変換後記憶されると、上述したRMS及び電力の計算に用いる値を二乗し、合計しそして記憶させる指令が発せられる。詳しくは、各パスのIA x IAを合計し記憶させる指令が311において発せられ、同様な指令が総電流IB及びICについては313、315において発せられる。各パスのVA x VAを合計し記憶させる指令は317において発せられ、同様な指令が総電圧VB及びVCについては319、321において発せられる。計算により求めた値はスケーリングのためにそれぞれ256で割算される。その後323において共通リターン指令が発せられる。フローチャートの最後のステップから明らかなように、A/D変換の後相AについてはVA及びIAのサンプルが、相BについてはVB及びIBのサンプルが、また相CについてはVC及びICのサンプルが取り出され、これらのサンプルから相ごとに電力の値が計算されて3つの相が合計される。
【0091】
計算により求めるエネルギー値に関し、電力、電流及び電圧のモニターは種々のローカル・ユーザーにつき全てのステーションのバックパック・ユニットにより行われるが、その結果はパソコン・ステーションにより上述の通信ネットワークを介して全てのステーションから任意の時に回収できる状態にある。これはパソコン・ステーション、または任意の他の選択したステーションで全体の電気的需要をモニターするために使用可能である。前述したように、そして図51で示すように、ライン40、42によりサンプラーに従って作動されるA/DコンバーターADCへサンプルされた信号がライン32により印加される。ライン44上の出力デジタル信号はプロセッサ325へ送られ、そこでエネルギー、電力、RMS電圧及びRMS電流値が取り出される。これらの値は新しいサンプリングにより得られる量により絶えず更新され、ライン50を介してスナップショット指令が発せられることによりこれらの値が蓄積される。蓄積された値はライン51n上に出力するため、ライン50からのソフトウエアによる指令でネットワークにとってアクセス可能である。上述したように、中央コンピューター・ステーションはレジスターに蓄積された情報を集めるためステーションに個々にポーリングする能力を備えている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はローカル・ユーザーに属する複数の遮断器と個別のバックパック・ユニットを介して接続するエネルギー・モニター・システムを組み込んだ分電盤装置を略示する構成図である。
【図2】部分図(A)及び(B)はそれぞれ図1に示した遮断器の1つの正面図及び頂面図である。
【図3】部分図(A)、(B)及び(C)はそれぞれ図1に示した本発明のバックパック・ユニットの1つの正面図、頂面図及び側面図である。
【図4】図4は遮断器と接続している状態でバックパック・ユニットを示す図3(B)と同様の図である。
【図5】図5は図1に示した遮断器の1つの正面図であり、入出ケーブルラインに2つの対向端子がそれぞれ接続され、連携のバックパック・ユニットがローカル負荷の出ケーブルライン側にプラグインされた状態を示した。
【図6】図5は図1に示した遮断器の1つの頂面図である。
【図7】部分図(A)は図3(A)と同様に図1に示したバックパック・ユニットの1つを示す正面図であり、部分図(B)は部分図(A)のバックパック・ユニットの断面図である。
【図8】図8は図7(A)のバックパック・ユニットの別の断面図である。
【図9】部分図(A)はケーブルラインが軸方向に貫通するプリント回路板のリム付近に設けられた図3,図7または図8のバックパック・ユニットの耳を示す正面図であり、部分図(B)は部分図(A)に対応する断面図である。
【図10】図10は図1の2つのプリント回路板を並置状態で示す平面図である。
【図11】図11は2つのプリント回路板を囲むバックパック・ユニットの内部構造を、プリント回路板が並置されている状態で示す斜視図である。
【図12】図12は2つのプリント回路板を囲むバックパック・ユニットの内部構造を、折り重ねた組立て状態で示す斜視図である。
【図13】図13はバックパック・ユニット及びそのカバーの底部ケーシングを、図12の機能ユニットを挟んだ状態で示す分解図である。
【図14】部分図(A)及び(B)は図13のバックパック・ユニットに使用される底部ケーシングとカバーを分離して示す斜視図である。
【図15】図15はバックパック・ユニット内の機械的及び電気的接続を示す概略図である。
【図16】図16はそれぞれがローカル・ユーザーに属する対応の遮断器と接続しているかまたは接続される複数のスレーブ・バックパック・ユニットにパソコンPCオペレーター制御ステーションが接続し、共通の通信ラインを介してモニターが行なわれ、必要に応じてデータ収集ステーションも組み込まれている本発明のエネルギー・モニター・システムの構成図である。
【図17】図17はバックパック・ユニット内で両プリント回路板の間に遮断器端子感知手段とパソコンPC通信ラインの下位リンク手段との間のインターフェースを形成する両プリント回路板の対面関係を示す分解図である。
【図18】図18はトランスデューサーのプリント回路板に含まれる電流及び電圧感知手段を示す回路図である。
【図19】図19は図18のプリント回路板の内部回路を示す回路図である。
【図20】図20はパソコンPCに至るINCOM通信ラインと接続するプリント回路板によってデジタル方式で行なわれる基本的作用を示す簡略図である。
【図21】図21は本発明のエネルギー・モニター・システムの全体図である。
【図22】図22はパソコンPCに至るINCOM通信ラインと拡張モード・スレーブ関係となるように設けた本発明のバックパック・ユニットを示す回路図である。
【図23】図23はSure Plus Chipを介してバックパック・ユニットのデジタル・プリント回路板とINCOM通信ラインの接続を示す構成図である。
【図24】図24は図17のINCOM通信ラインとSure Plus Chipの間のインターフェースを示す構成図である。
【図25】図25は図24の回路の実施に用いる回路を示す。
【図26】図26は本発明のバックパック・ユニットのデジタル・プリント回路の一部を示す回路図である。
【図27】図27は本発明のバックパック・ユニットのデジタル・プリント回路の一部を示す回路図である。
【図28】図28は本発明のバックパック・ユニットのデジタル・プリント回路の一部を示す回路図である。
【図29】図29は図26−28の回路において電流及び電圧プリント回路板から信号を受信するコネクターを示す構成図である。
【図30】図30は図26−28の回路板における電源回路の回路図である。
【図31】図31は本発明の好ましい実施態様によるサンプリング・プロセス下に円周上に分布する第1オクターブを構成する8つのサンプルを示す説明図である。
【図32】部分図(A)は2組の連続するサンプル・オクターブの分布を半サイクルで示し、部分図(B)は対応の基本波半サイクルを示すグラフである。
【図33】部分図(A)は入力信号とチップSPとの間のインターフェース;部分図(B)及び(C)はA/D変換プロセスに際してのチップの電圧及び電流モード動作;部分図(D)及び(E)はそれぞれ両モードに対応する等価回路である。
【図34】図34は入力信号に応じて電圧モードから電流モードに切り換えるチップSPの回路である。
【図35】図35は両モードに対応する基本波をそれぞれ示す説明図である。
【図36】図36は図33(B)及び33(C)の電流及び電圧モードを行なわせるため図26のチップSPに設けた回路を示す回路図である。
【図37】図37は本発明によってユーザー・ステーションにおいて電流及び電圧をサンプリングし、エネルギーを計算し、現時点総エネルギーを累算する際のエネルギー・モニター・システムの動作を示すフローチャートである。
【図38】図38は本発明によってユーザー・ステーションにおいて電流及び電圧をサンプリングし、エネルギーを計算し、現時点総エネルギーを累算する際のエネルギー・モニター・システムの動作を示すフローチャートである。
【図39】図39は本発明によってユーザー・ステーションにおいて電流及び電圧をサンプリングし、エネルギーを計算し、現時点総エネルギーを累算する際のエネルギー・モニター・システムの動作を示すフローチャートである。
【図40】図40は本発明によってユーザー・ステーションにおいて電流及び電圧をサンプリングし、エネルギーを計算し、現時点総エネルギーを累算する際のエネルギー・モニター・システムの動作を示すフローチャートである。
【図41】図41はエネルギー・モニター・システムにおけるパソコンPCステーションからのスナップショット動作を示すブロックダイヤグラムである。
【図42】図42はエネルギー・モニター・システムの全体的なブロックダイヤグラムである。
【図43】図43は図41及び42のエネルギー・モニター・システムの動作を説明するフローチャートである。
【図44】図44は図41及び42のエネルギー・モニター・システムの動作を説明するフローチャートである。
【図45】図45は図41及び42のエネルギー・モニター・システムの動作を説明するフローチャートである。
【図46】図46は電流と電圧をサンプルし、エネルギー、RMS電流及び電圧値、平均電力、皮相電力、無効電力並びに力率を計算するユーザー・ステーションにおけるエネルギー・モニター・システムの動作をしめすフローチャートの一部である。
【図47】図47は電流と電圧をサンプルし、エネルギー、RMS電流及び電圧値、平均電力、皮相電力、無効電力並びに力率を計算するユーザー・ステーションにおけるエネルギー・モニター・システムの動作をしめすフローチャートの一部である。
【図48】図48は電流と電圧をサンプルし、エネルギー、RMS電流及び電圧値、平均電力、皮相電力、無効電力並びに力率を計算するユーザー・ステーションにおけるエネルギー・モニター・システムの動作をしめすフローチャートの一部である。
【図49】図49は電流と電圧をサンプルし、エネルギー、RMS電流及び電圧値、平均電力、皮相電力、無効電力並びに力率を計算するユーザー・ステーションにおけるエネルギー・モニター・システムの動作をしめすフローチャートの一部である。
【図50】図50は電流と電圧をサンプルし、エネルギー、RMS電流及び電圧値、平均電力、皮相電力、無効電力並びに力率を計算するユーザー・ステーションにおけるエネルギー・モニター・システムの動作をしめすフローチャートの一部である。
【図51】図51はエネルギー・モニター・システムと共に動作するコンピューター・ステーションの動作を示すブロック図である。
【符号の説明】
PC パソコン
CB 回路遮断器
BPU バックパック・ユニット
PNB 分電盤
INCOM 双方向通信ライン
PCBA、PCBB プリント回路板

Claims (4)

  1. 成形ケース、負荷用の電流及び電圧を運ぶ負荷ケーブルと接続するための少なくとも1つの端子導体(38)を有する既設ローカル遮断器(CB)と併用されるバックパック・ユニット(BPU)において、
    前記バックパック・ユニット(BPU)は、
    前記遮断器(CB)に取り付け可能なハウジングと、
    前記ハウジング内に取り付けられて負荷ケーブルの電流及び電圧を表わすアナログ信号を形成するトランスデューサー手段(CT)と、
    前記ハウジング内に取り付けられて前記アナログ信号をデジタル信号に変換することにより負荷ケーブルに接続されたローカル・ステーションの消費電力を表わすデジタル信号を形成するデジタル手段とを含むことを特徴とするバックパック・ユニット。
  2. 請求項1に記載のバックパック・ユニットにおいて、ローカル・ステーションの消費電力を表わす前記デジタル信号を遠隔の情報収集装置へ送信できるように前記ハウジング内に設けた通信手段と、前記ハウジング内に設けられ、前記通信手段により送信されるローカル・ステーションの消費電力を表わす前記デジタル信号をステーションごとに記憶する記憶手段を含むことを特徴とするバックパック・ユニット。
  3. 請求項1に記載のバックパック・ユニットにおいて、1対のプリント回路板を含み、前記デジタル手段、記憶手段及び通信手段を一方の前記プリント回路板に、前記トランスデューサー手段を他方の前記プリント回路板にそれぞれ取り付け、前記ハウジング及び前記1対のプリント回路板に互いに整列する孔を形成したことを特徴とするバックパック・ユニット。
  4. 請求項3に記載のバックパック・ユニットにおいて、前記ハウジングが、前記整列孔の近くに配置され、前記トランスデューサー手段に接続されて前記遮断器の端子導体(38)と協働する耳(LG)を含み、前記トランスデューサー手段が前記他方のプリント回路板の前記整列孔を囲む電流トランスデューサーを含むことを特徴とするバックパック・ユニット。
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