JP2003035726A - 電力消費をモニターするpcコンピュータシステムと通信するバックパック・ユニット - Google Patents

電力消費をモニターするpcコンピュータシステムと通信するバックパック・ユニット

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JP2003035726A JP2002115299A JP2002115299A JP2003035726A JP 2003035726 A JP2003035726 A JP 2003035726A JP 2002115299 A JP2002115299 A JP 2002115299A JP 2002115299 A JP2002115299 A JP 2002115299A JP 2003035726 A JP2003035726 A JP 2003035726A
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R11/00Electromechanical arrangements for measuring time integral of electric power or current, e.g. of consumption
    • G01R11/02Constructional details

Abstract

(57)【要約】 【課題】 幹線からの総消費エネルギーを表示する電力
会社のメーターの後方に存在する複数のローカル・ユー
ザーの個別的消費エネルギーを瞬時に確認するためパソ
コンによるモニター・システムに用いるバックパック・
ユニット(BPU)を提供する。 【解決方法】 パソコン(PC)は、メーターの後方に
存在する複数のローカル・ユーザーに対する個別の請求
書を作成するために、各ユーザーが消費するエネルギー
を双方向通信ライン(INCOM)を用いてモニターす
る。パソコンからの指令により各ユーザー・ステーショ
ンが総エネルギーを記憶し、次いでパソコンが各ステー
ションにアドレスして記憶された値を検索し請求書を作
成する。電圧及び電流を感知するため各ステーションの
分電盤の回路遮断器(CB)にバックパック・ユニット
が直接取り付けられてプラグインされる。各バックパッ
ク・ユニットは2つのプリント回路板(PCBA、PC
BB)を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の技術分野】本発明は電気的負荷の負荷管理に
係わり、特に幹線からの総消費エネルギーを計算する目
的で電力会社が設置したメーターの後方に存在する複数
のロケーションにおける各ユーザーの個別的消費エネル
ギーを瞬時に確認するためのパソコンによるモニター・
システムに係わる。
【0002】
【従来の技術】電力会社は主配電線と、需要者が電力を
消費するロケーション、例えば工場、住宅、店舗、オフ
ィス、集合住宅などとの接続部に少なくとも1つのメー
ターを設置することにより、感知された電圧及び電流に
基づいて主AC線から引き出されたキロワット量を総合
的にモニターし、実需要に応じて需要者に請求書を発行
できるように消費エネルギーを計算するのが普通であ
る。最近、電力会社が設置するメーターの後方に存在す
る各ユーザーの個別ロケーションにおける個別消費量を
需要者レベルで測定することにより、各ユーザー、例え
ば居住者、テナント、作業場における各職人、商店主な
どの間で請求書を分割し、コストを公平に配分する方法
が提案されている。
【0003】米国特許第4,168,491号明細書
は、共通の建物に属する複数のユーザーが消費するエネ
ルギー需要の制御方式を開示している。ここでは所定の
限界を超えるユーザーの消費を停止させるのがその目的
である。このため、限界を超えると、中央ロケーション
がグループに属するすべてのユーザーへの電力の供給を
周期的に、または一定期間に亘って停止するか、あるい
はユーザーへスイッチを切るように通告する。
【0004】多ユニット宿泊施設のような複数の電気的
負荷を遠隔制御し、消費電力を感知することにより所定
レベルを超過した負荷への給電を絶つことは米国特許第
3,937,978号明細書から公知である。
【0005】それぞれローカル受信機及び負荷リミッタ
ーを有する複数の設備に対してコンピューター負荷セン
ターから送信機で、プログラムによりピーク負荷を減少
させるべく負荷をモニターすることは米国特許第3,9
06,242号明細書から公知である。
【0006】米国特許第4,090,062号明細書
は、それぞれ局部制御装置及び中間スイッチを有するヒ
ーターや電気器具などを備えた住宅やビルのためのエネ
ルギー需要コントローラーを開示している。
【0007】米国特許第4,100,426号明細書に
よると、所与の設備のそれぞれの負荷と連携する標準パ
ッケージの一部であるプラグイン・モジュールによって
負荷制御が行われる。
【0008】米国特許第4,206,443号明細書
は、遠隔のマスター・コントローラー及びモニター装置
が単一の制御入力端子において保護のため負荷の切り離
しを行なう技術を開示している。
【0009】米国特許第4,874,926号明細書
は、個々の電熱素子に達する住居内配電線に設けた住居
用遮断器の下流または出口側付近に配置した低電圧熱電
リレーの利用を開示している。
【0010】米国特許第4,164,719号明細書
は、ローカル負荷と電力引込み口の間の通常の遮断器に
管理モジュールを組込んだ負荷管理方式を開示してい
る。
【0011】米国特許第4,178,572号明細書
は、給電用の負荷遮断器を有する分電盤に取り付けられ
るように構成した接触器遮断器を開示している。
【0012】米国特許第4,308,511号明細書
は、通信ラインにより接続された電気エネルギー・メー
ター及びマスター制御送信機と連携する、電子パッケー
ジ及び遠隔制御スイッチを含む負荷管理用遮断器に係わ
る。
【0013】米国特許第4,806,855号明細書
は、送電ラインを評価するためのシステムに係わる。こ
のシステムは遠隔通信リンクを介してコンピューターへ
多重送信する電流センサー/送信機を含む。
【0014】米国特許第4,219,860号明細書
は、モニターされるAC電流のサンプリングとデジタル
変換を用いるデジタル過電流リレー装置を開示してい
る。
【0015】米国特許第4,423,459号明細書に
は、サンプリング及びデジタル変換によってAC電流を
モニターするソリッドステート回路が開示されている。
【0016】米国特許第4,682,264号明細書に
よると、マイクロプロセッサーの制御下にソリッドステ
ート引外し装置が電流センサーからのデジタル信号を処
理する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、電力会社か
らの1次AC電源に対して2次的な、共通のエネルギー
・メーターを有する複数ユーザー負荷配電システムに係
わる。本発明の目的は、感知部を統合し遠隔ロケーショ
ンからのモニターを可能にしたコンパクトな装置を提供
することにある。この装置を遠隔ロケーションに設ける
場合、分電盤に変更を加えることなく既存の遮断器に容
易にプラグインすることができる。この装置を利用する
ことにより電力会社のメーターによって計算される総コ
ストに占める特定ユーザーの負担分を確認し、累算す
る。
【0018】本発明は、成形ケース、入端子ラインケー
ブルと接続するための少なくとも1つの端子雌耳、及び
出負荷ラインと接続するための少なくとも1つの端子耳
を有する既設ローカル遮断器と併用されるバックパック
・ユニットにおいて、前記バックパック・ユニットが前
記遮断器に取り付け可能なハウジングと、前記ハウジン
グ内に取り付けられてラインケーブルの電流及び電圧を
表わすアナログ信号を形成するトランスデューサー手段
と、前記ハウジング内に取り付けられて前記アナログ信
号をデジタル信号に変換することによりローカル・ステ
ーションの消費電力を表わすデジタル信号を形成するデ
ジタル手段とを含むことを特徴とするバックパック・ユ
ニットを提供することにより、上記目的を達成する。
【0019】好ましくは、2次配電系内にパソコンによ
って制御されるシステムを設け、各ユーザーの設備をマ
スター/スレーブ関係下に中央からデジタル方式でアド
レスすることによりローカルなエネルギー消費量を即座
に算定できるようにする。
【0020】この算定は主AC電源端子から分電盤に組
み込まれている2次ユーザー用の個別遮断器に至る正常
な配電を混乱させることなく達成される。また、本発明
システムの基礎となる遮断器分電盤を構成するのに感知
用として変換器または変流器を付加する必要は全くな
い。
【0021】本発明では、中央のソリッドステート・デ
バイス中に、またはその周りに、(1)ローカル消費エ
ネルギーを即座に算定して絶えず最新のローカル消費エ
ネルギーを記憶するためローカル・ステーションの送受
信端に必要なコンピューター機能と;(2)パソコン・
ステーションとの双方向通信ハイウェイの下位リンク・
ゲート機能を一体化している。この一体化したローカル
・システムは主ACラインとローカル・ユーザーとの間
の遮断器にプラグインされるバックパック・ユニットと
してまとめられている。各ローカル遮断器をこのように
設置したから、パソコンは中央からすべてのローカル・
ユーザーをモニターすることにより、個々の請求額算定
に必要な消費エネルギー情報を収集する。個別の請求額
算定は電力会社の総量メーターと併用される。電力会社
の総量メーターの後方にそれぞれの負荷を有するユーザ
ーの遮断器にプラグインされている複数のコンパクトな
バックパック・ユニットへのデイジー・ラインとして簡
単な2線式同期通信ラインが接続されている。一体化ト
ランスデューサー/下位リンク・スレーブ通信ユニット
は遮断器の寸法と正確に合致するように構成されている
から遮断器の断面積内にバックパック・ユニットとして
容易に組み込むことができ、遮断器の通常端子に取り付
ければ端末ラインを挿通するだけで感知が可能となる。
1対のプリント回路板を、一方は電圧/電流トランスデ
ューサー側で用い、他方はデジタルで介入させて下位リ
ンクとして通信ラインと対向するようにユニット内に配
置する。デジタル処理によってメッセージを標準的なア
ドレス及び形式で双方向送信することが可能になる。
【0022】好ましい実施例に使用されるデジタル・デ
ータ・リンクは米国特許第4,653,073号;第
4,644,547号;及び第4,866,714号の
明細書に開示されているタイプのものである。
【0023】本発明は個別の需要及び料金をそれぞれ中
央制御でモニターし、計算する複数のローカル・ユーザ
ーのレベルでのエネルギー消費量測定だけに応用するこ
とができ、例えばピーク需要評価だけを含む電力会社の
料金算定システムによる電力会社の個別料金算定にも応
用できる。
【0024】以下、添付図面に沿って本発明の実施例を
説明する。
【0025】
【実施例】図1はエネルギー・モニター・システムを構
成図である。複数のバックパック・ユニットBPUがそ
れぞれ分電盤PNBの一部である複数の遮断器CBをそ
れぞれ接続し、この分電盤PNBを介して主ACライン
が個別ユーザーの負荷に至るローカル・ケーブルと互い
に接続している。各バックパック・ユニットはJ4にお
いて互いに接続する2枚のプリント回路板PCBA,P
CBBを含み、一方のプリント回路板PCBAは電流ト
ランスデューサーとして働くと共に遮断器と協働して電
圧を感知し、他方のプリント回路板PCBBは(ジャン
クションJ1において)デジタル情報を導出し、この情
報はパソコンとの双方向送信用の遠距離通信チャンネル
INCOMを介して送信される。複数のプリント回路板
とパソコンとの選択的組み合わせでエネルギーをモニタ
ーすることにより、主ACラインを介してエネルギーを
供給する送電システムに設置されている総量メーターM
ETER(図1)よりも後方に存在するローカル・ユー
ザーに対し、パソコン・ステーションは即座に個別料金
を算定することができる。
【0026】図2(A)及び2(B)はそれぞれ図1に
CBとして示した遮断器の正面図及び頂面図である。典
型例として、遮断器は(3極の場合なら極ごとに)3つ
の端子TA,TB,TCを有し、これらの端子において
(図1ではそれぞれを1極だけについて示してある)個
別ローカル・ケーブルがねじ(SCW)によって駆動さ
れる部材39と端子(TA,TBまたはTC)内に設け
たブラケット38´によって保持されるストッパー部材
38との間に固着される。図1の分電盤PNBの正面に
手動制御用のハンドル42が突出している。図2(A)
及び2(B)は米国特許第3,892,298号明細書
から引用した。図1に示すように、ローカル・ケーブル
はその端が遮断器の端子に入る前に、それぞれ(図示し
ない)適当な孔を設けた2枚のプリント回路板PCBA
及びPCBBを貫通する。遮断器の他方の側も同様に端
子を介して電力会社からのACラインと接続している。
【0027】図3(A)、3(B)及び3(C)はそれ
ぞれ図1のバックパック・ユニットBPUの1つを示す
正面図、頂面図及び側面図である。バックパック・ユニ
ットBPUは底部ケーシングBX、カバーCV、図2
(A)及び2(B)に示したような3極遮断器の各極に
1つずつ突出するブレードまたは耳LGを含むハウジン
グとして示してある。J1はBPUハウジング内に挿入
されたコネクターであり、このハウジング内に図1の遠
距離通信ラインINCOMがプラグインされる。(図3
(A)に示す)3つの円孔(OA,OB,OC)はバッ
クパック・ユニットBPUのハウジング及びこれに内臓
されたプリント回路板集合体(図1のPCBA及びPC
BB)を貫通している。図示のように、各円孔(OA,
OB,OC)には耳LGが取り付けられている。遮断器
の1つの極と連携するローカル・ユーザーのケーブルが
遮断器ハウジングの対応円孔(OA,OBまたはOC)
に挿通され、次いでその開口端が耳LGに沿って、また
は耳LGが前記開口端に沿って位置するように遮断器の
端子(図2(A)のTA,TBまたはTC)内に配置さ
れ、ねじの把持力によりケーブル及び耳が一緒に保持さ
れ、必要な電気的接触を得られる。図4は遮断器CBに
プラグインされたバックパック・ユニットBPUを示
す。
【0028】図5は図4に示した遮断器の側面図であり
(図6は頂面図)、遮断器の端子導体38と係合し、ね
じSCWの作用下に遮断器に圧接されたローカル・ユー
ザーからのケーブルの露出端を示す。ローカル・ユーザ
ーのケーブルはバックパック・ユニットBPUのハウジ
ングを横切り、2枚の平行なプリント回路板PCBA及
びPCBBを貫通する。図1ではプリント回路板PCB
Aが遮断器CBと近接する位置を占め、他方のプリント
回路板PCBBが反対側にあって通信ラインINCOM
と近接する位置を占めているが、図5ではプリント回路
板PCBBが遮断器と近接する位置を占め、これに耳L
Gが固着され、そこから外方へ延びて端子(図2AのT
A,TBまたはTC)に挿入される。従って、プリント
回路板PCBBに設けられた固定リベット30から相電
圧を表わす信号が導出され、この信号は(例えば相Aの
場合)抵抗器R4を介して他方のプリント回路板PCB
Aへ送られる。
【0029】後で詳述するように、プリント回路板PC
BAはローカル・ケーブルを通過する相電流を感知する
トランスデューサーを支持する。従って、R4を通過す
る感知相電圧信号は回路板PCBAによっても受信され
る。逆に、コネクターJ4を介して、電流/電圧感知信
号が一緒にプリント回路板PCBBへ送られる。プリン
ト回路板PCBBにおいてデジタル変換されデジタル処
理を受けたのち、情報はプリント回路板PCBBのコネ
クターJ1を介して、INCOMラインへ送られる。こ
のINCOMラインは特定の遮断器及びローカル・ユー
ザーのケーブルを介して消費エネルギーを中央でモニタ
ーするためのパソコンと接続している。遮断器の導体3
8はブラケット38´に取り付けられている。ケーブル
の露出端はねじによってバックパック・ユニットの耳L
Gに圧接され、耳LGはケーブルと導体38の間に挟持
されている。ACラインは公知の態様で反対の遮断器端
子の内側の導体40上に直接固定され、この導体40は
ブラケット40´に取付けられている。
【0030】図7(A)は図3(A)に示したものと同
様のバックパック・ユニットの正面図であり、図7
(B)及び8はそれぞれ図3(A)の線F−F及びA−
Aにおける断面図である。図8はリベット30で取り付
けられた耳LGを示す。互いに平行なプリント回路板に
は端縁部OPを有する円孔(例えば相Aの場合にはO
A)が形成されている。絶縁ハウジングはローカル・ケ
ーブルの挿通を可能にする十分な直径の円筒状内側面O
P´を有する2枚のプリント回路板(PCBA及びPC
BB)の孔にまたがるプラスチック・ブーツBTを有す
る底部ケーシングBXを含む。ブーツBTはプリント回
路板の端縁部OPの近傍に位置する。ブーツはケーシン
グBXの底を起点とし、他端はカバーCVの底に設けた
補完関係にある円形張出しEDGと係合する。両者が接
合されるとスペースが閉じられ、プリント回路板の端縁
部OPと軸方向に取り付けられているローカル・ケーブ
ルとの間のギャップ内に絶縁が形成される。
【0031】図9(A)及び9(B)はプリント回路板
PCBBに取り付けられた耳LGを示す。図9(B)は
図9(A)のB−B線における断面図である。OPは
(例えば相Aの場合)孔OAの端縁部である。
【0032】図10は2枚のプリント回路板を並置させ
て接続する態様を示す。各耳LG(3極遮断器の場合な
らば孔OA,OB,OCにそれぞれ1つずつ)は、ライ
ン10を介して(孔OAと相Aに対応する)抵抗器R
4、(OBに対応する)抵抗器R5、または(OCに対
応する)抵抗器R6と電気的に接続するリベット30に
より回路板PCBBに取り付けられ、ている。これらの
抵抗器は2枚の回路板の対向する端縁を橋絡している。
プリント回路板PCBAは感知のためローカル・ケーブ
ルを囲む孔OA,OB,OCと対応する電流トランスデ
ューサーのための円形コンパートメントCTを有する。
(抵抗器R4,R5,R6を介して導出されるAC電圧
信号VA,VB,VC及び(電流センサーCTから導出
される)電流信号IA,IB,ICは(図5のJ4で示
す)接続ラインを介し、さらにリボンRBを通って再び
プリント回路板PCBBに戻り、ここでデジタル処理さ
れる。
【0033】図11及び12は例えばトランス、コネク
ター、ピン、固定具などのような補足手段を装備した状
態で図10の2枚のプリント回路板を示す斜視図であ
る。一方(図11)は並置した段階での2枚の回路板を
示し、他方(図12)は回路板PCBAを回路板PCB
Bの上に折り重ねた状態を示す。図13はバックパック
・ユニットBPUの底部ケーシングBX及びカバーCV
の分解図であり、図12に示した2枚のプリント回路板
がケーシングとカバーの間に挾まれている。図14
(A)は対応のプリント回路板の円孔に挿入される3つ
のブーツBTを備えた底部ケーシングBXの斜視図であ
る。図14(B)は3つの端縁部を有するカバーCVの
斜視図である。底部ケーシングもカバーもプラスチック
製矩形本体の四隅に上下互いに整列する孔を設け、バッ
クパック・ユニットのハウジング全体を閉じると、螺設
端部を有するロッドを前記孔に螺入できるようにしてあ
る。
【0034】図15は遮断器CBの一方の端子とバック
パック・ユニットBPUの中央孔との間に内部の部品を
組み込む態様を図5よりも詳細に示す断面図である。ト
ランスデューサーCTは図13に示した底部ケーシング
BXの対応コンパートメント内に位置し、プリント回路
板PCBBの上縁とINCOMラインとの間にコネクタ
ーJ1が介在している。コネクターJ4がプリント回路
板PCBAとPCBBの間にあり、(例えば孔OAの場
合)回路板PCBBのラジアル・ライン10を回路板P
CBAに接続する抵抗器R4も同様である。
【0035】図16は本発明のバックパック・ユニット
が米国特許第4,866,714号明細書に開示されて
いるのと同様のINCOMシステムの拡張スレーブ・ス
テーションを構成する状態を示す。2つの遮断器には2
つのバックパック・ユニットBPUが対応する(ただ
し、図面を簡略化するため一方の遮断器CBだけを示し
た)。(INCOMタイプであると仮定して)2線式通
信ライン78は別々のロケーションにおけるバックパッ
ク・ユニットをデイジー・ライン方式で直列に接続す
る。ライン78はパソコン・ステーションに延びてい
る。普通、ライン78には必要に応じて設ける後述のデ
ータ読取りステーションDATが接続されている。通信
ライン78の機能は、米国特許第4,866,714号
明細書においてPersonal Computer-Based Dynamic Burn
-in Systemに関連して詳述されているのと同様である。
【0036】図11では主要な機械的部品を装備し、並
置した状態で2枚のプリント回路板を示したが、図17
では3相の各相に対応する回路板PCBBの中央孔OP
の周りの内部の電気的配線と、回路板PCBBから抵抗
器R4,R5,R6を介して回路板PCBAに延びるラ
ジアル・ライン10を示す。コネクターJ4はデジタル
処理のため回路板PCBAからの信号出力を回路板PC
BBに接続するリボンRBとして示されている。
【0037】図18は回路板PCBAの電流/電圧感知
回路を示す回路図である。3つの感知用変流器CTを示
してあり、各ローカル・ケーブルが(回路板PCBA及
び遮断器CBを介してACラインの相A,B,Cと接続
関係にある。2次巻線は(ライン11,12,13を介
して)他方のプリント回路板PCBBに対応の各電流信
号IA,IB,ICを供給する。同様に、図5及び10
に示した固定リベットである接続点30で表わした耳L
Gとの接続点において、電圧VAN,VBN,VCNが
中性点AXを基準としてライン14,15,16を介し
て導出される。関連の回路構成を図19に示す。Aライ
ン変流器CTの2次巻線からのライン11は抵抗器R4
0を介して共通アースAXに延び、抵抗器R39及びラ
イン11´を介してコネクターJ4のピン7に延びる。
同様に、Bライン変流器CTの2次巻線からライン12
及びCライン変流器CTの2次巻線からのライン13は
それぞれ抵抗器R38,R37及びライン12´と、抵
抗器R36,R35及びライン13´とを介してコネク
ターJ4のピン6及び5に延びている。3本のライン1
1´,12´,13´はそれぞれ抵抗器R31,R3
0,R29を介して共通アースとも接続する。
【0038】電圧を感知するため、リベット30を起点
としてそれぞれの直列回路(抵抗器R34,R33,R
32及び対応の整流器CR8,CR7,CR6)が対応
のライン14,15,16を介して共通アースAXと接
続し、接続点Jはそれぞれさらに2つの直列抵抗器(R
22,R24,R23,R27;R24,R28)を介
して共通アースAXに延びる。抵抗器間の接続点J´を
起点として、各ライン14´,15´,16´がコネク
ターJ4のピン4,3,2にそれぞれ延びている。従っ
て、プリント回路板PCBAに属するコネクターJ4は
リボンRBを介してプリント回路板PCBB側に存在す
る同様のコネクターJ3と接続することにより(ACラ
インの相電流IA,IB,ICに対応する)IAX,I
BX,ICX及び誘導されるラインと中性点間電圧VA
NX,VBNX,VCNXを表わす誘導信号を受信する
のに利用できる。
【0039】図20は一方の側で感知電流及び感知電圧
(IA,IB,IC,VAN,VBN,VCN)を受信
し、他方の側でパソコンPCとの双方向通信信号ライン
であるINCOMラインと接続するプリント回路板PC
BBを略示する構成図である。A/Dコンバーターによ
ってアナログ/デジタル変換された入力アナログ電流及
び電圧信号にマルチプレクサーが応答する。こうして得
られたデジタル信号はRAM及びEPROMデバイスを
用いるマイクロコンピューターMCUによる情報処理及
び制御のためデジタル処理される。その結果、図20に
示すように、2枚のプリント回路板PCBA,PCBB
を含む各ローカル・ステーションにおいて、中央からの
エネルギー・モニターのため、ローカル情報及び制御指
令がINCOMシステムを介してパソコンPCへ送信さ
れる。
【0040】図21は本発明のエネルギー・モニター・
システムの概略図である。電力会社の主ACラインはビ
ルの正面に設置されたメーターに達しているが、このビ
ルにはそれぞれが分電盤に属する個別の遮断器CBを介
して主ACラインから給電される複数のローカル・ユー
ザー(#1,#2,#3,・・・#n)が入居してい
る。各バックパック・ユニットのINCOMジャンクシ
ョンJ1を起点とするデイジー・ライン78はエネルギ
ー・モニターと個別料金算定のためすべてのローカル・
プリント回路板PCBBをパソコンPCステーションと
接続している。例えば、共通メーターの後方で消費され
るエネルギーの分配率はユーザー#1が20%、#2が
10%、#3が0%、#nが30%である。
【0041】図22はINCOMタイプ双方向通信ネッ
トワーク間のインターフェースに係わる米国特許第4,
644,547号明細書の図1と同様である。本発明の
応用分野に置き換えると、プリント回路板PCBBは拡
張モード・スレーブとして作用するローカル・ステーシ
ョンにおけるブロック80及び84の役割を果たす。
【0042】図22ではパソコンPCステーションをI
NCOMの双方向通信ライン78を介して複数の遠隔ス
テーションとの間でメッセージを送受する中央コントロ
ーラー76として示してある。パソコンPCはインター
フェース回路及び拡張マスターとして作用するデジタル
集積回路DIC80を含むCONICARDと通信す
る。受信端には拡張モード・スレーブとして作用する別
のデジタルIC80が存在する。この2つのIC80が
ライン78を介した両端間の対話を可能にする。各デジ
タルIC80には個別にアドレスできるように多数ビッ
トのアドレス・フィールドを設ける。拡張スレーブ・モ
ードでは、デジタルIC80が中央コントローラー76
からの特定指令に応答してプリント回路板PCBB内の
SurePlus Chip SPの一部としてローカ
ル・マイクロコンピューターMCUとのインターフェー
ス84を形成する。デジタルIC80は中央コントロー
ラー76から受信するメッセージ中のインターフェース
割込み許可指令に応答してマイクロコンピューター84
へのINTラインに割込み信号を形成することにより、
MCUからデジタルIC80に至るSCKラインで送信
される逐次クロック・パルスに応答してマイクロコンピ
ューター84が双方向DATAラインを介してバッファ
・シフトレジスターから直列データを読み取ることがで
きるようにする。
【0043】デジタルIC80はまたMCUからの読み
書きラインRWに現われる信号に応答してMCUからの
SCKラインを介して供給される逐次クロック・パルス
に合わせてDATAラインからバッファ・シフトレジス
ターへ直列データをロードする。さらにまた、デジタル
IC80はMCUによるRWラインのポテンシャル・ロ
ジック変化に応答して、MCUから供給されたデータ
を、中央コントローラーによって送信される標準メッセ
ージのすべてを含むように構成された多ビット・メッセ
ージに組み込む。その結果、拡張スレーブ・デバイス8
0は中央コントローラーからローカル拡張スレーブ・デ
バイス80に送信されるインターフェース割込み許可指
令に応答してライン78を介した中央コントローラー7
6及びローカルMCU間の双方向通信及びデータ転送を
可能にする。このインターフェースはデジタルIC80
が禁止指令を含むメッセージを受信するまで、または異
なるローカル・ステーションに対する指令が現われるま
で有効である。デバイス80がライン78を介して送受
信している間、MCUへのラインBUSYNに話中信号
が現われる。なお、開示の便宜上、INCOMシステム
がローカル・ステーションを拡張スレーブ関係にあると
して説明する。
【0044】図23はINCOMライン78とSure
Plus Chip SPの関係を示す。プリント回
路板PCBB内のPCBBコネクターJ1とSPデジタ
ル・デバイスIC80の間に送受信インターフェース回
路TRを設ける。このインターフェース回路はINCO
Mとの間のメッセージ、(INCOMを介してパソコン
PCへ送信されるIC80からのメッセージである)送
信信号TXまたは(INCOMを介してアドレスされた
ローカル・ステーション及びIC80へ入るメッセージ
である)受信信号RXに係わる。図23はチップSPの
中央に配置され、電源PSによって給電され、マルチプ
レクサーMUXを介してPCBA信号を受信するMCU
をも示す。プリント回路板PCBBにはMCUの作用を
助けるためのEPROM,EEPROM(E2)及びR
AMデバイスをも設ける。
【0045】図24は図23の回路TRを示すブロック
ダイヤグラムである。INCOMの伝送メッセージ(ア
ドレス及びデータ・フィールド)の論理状態はSPチッ
プ内の(5ボルト電圧に基づく)等価論理状態と一致し
なければならないから、この回路TRが必要となる。入
力において、即ち、コネクターJ1及びINCOMか
ら、ライン21及び22はトランスTX2の1次巻線P
1に至り、トランスTX2の2次巻線S1はライン22
及び23を介してソリッドステート・デバイスQ2の中
心回路に至り(以下図25に沿って説明する)、出力ラ
イン24は信号APOSを搬送し、出力線25はライン
20及び21の入力アナログ信号の1つ置きのピークと
一致する信号ANEGを搬送する。ライン24及び25
はチップSPに入り、ライン20及び21の入力アナロ
グ信号のデジタル等価信号である信号AOUTをライン
26を介して出力する演算増幅器OAの正入力及び負入
力となる。ライン26はINCOMシステムからの受信
信号RXをIC80デバイスに入力する。逆に、IC8
0からのライン27はプリント回路板PCBBからデジ
タル信号TXを送信し、信号TXがQ2デバイスのベー
ス電極に印加され、その結果トランスTX2の2次巻線
S2のライン28,29に応答して1次巻線P1のライ
ン20及び21がコネクターJ1及びINCOMへ信号
を供給する。
【0046】図25は本発明の好ましい実施例において
回路TRとして使用される回路を例示する。デバイスQ
2は2N2222トランジスターであり、エミッター電
極側の抵抗器R20及びアースAとコレクター電極側の
8Vポテンシャルとの間でTX2の2次巻線S2と直列
に設けられている。2次巻線S2の側でポテンシャルR
X(ライン26)、APOS(ライン24)、ANEG
(ライン25)、VREF(ライン28)が出力され
る。
【0047】図26−28は中央にSure Plus
Chip U1を有するプリント回路板PCBBに含
まれる回路の詳細図である。Sure Plus Ch
ipU1はマイクロプロセッサー(市販のModel
87C257)を含み、80 Pin Quad Fl
at Packageである(モトローラの)MC68
HCO5CG Single−Chip Mode P
inoutをベースとする。Sure Plus Ch
ip U1はマイクロプロセッサーと連携するランダム
・アクセス・メモリ(RAM)を含み、これによって記
憶すべきデータを書き込んだり、記憶されたデータを読
み取ったりできるようにする。Sure Plus C
hipは例えば万一停電が起こっても消去されない持久
型記憶素子としてのEEPROM、即ち、電気的に消去
できるプログラマブル・メモリーをも含む。U1は図2
0及び23に示す電源PS及びA/Dコンバーターをも
含む。
【0048】図26−28はU1と連動するデバイスU
2、即ち、図23にも示した消去可能プログラマブル読
取り専用メモリー(EPROM)を示す。EPROMの
目的はU1によって構成される中央処理装置によって使
用されるようにプログラムされたメモリーを提供するこ
とにある。U1とU2は交換されるメッセージのLO−
ADDフィールド及びHI−ADDフィールドと関連す
るライン30を介して互いに通信する。一方はアドレス
・フィールドであり、他方はデータ・フィールドであ
る。デジタル処理シーケンスのタイミングを設定するた
め発振器OSCを設ける。このことは本願明細書中に参
考のため引用した上記特許明細書に詳述されている。
【0049】図26−28はINCOMに関する受信信
号RX及び送信信号TXを伝送するライン26及び27
と、U1に設けた対応のピン80,79をも示す。マル
チプレクサーMUXはプリント回路板PCBAからの信
号VCN,VBN,VAN,IC,IB,IAにそれぞ
れ対応する到来店MUX7乃至MUXO(ピン52乃至
59)によって示してある。ピン24乃至34は関連の
ユーザー・ステーションのローカル・アドレスとして接
点1乃至10と接点11乃至20との間に形成される論
理ビットに対応する。このアドレスはメッセージを受信
または送信しなければならない時、入または出メッセー
ジと一致するようにMCUによって識別される。ピン4
9,48,47はそれぞれ図24に示すライン26,2
5,24の信号RX,ANEG及びAOSに対応する。
電源PSは基準電圧VREF(ピン62)及び定電圧A
VDD(ピン50)を提供する。
【0050】マイクロプロセッサーはメッセージ中の関
連アドレスを認識する“アドレス・ラッチ許可”として
使用され、MCUによってEPROMへ送られる信号A
LE(ピン66)を発生する。即ち、EPROMとの関
連でHI−ADDに対応するPA7乃至PA0、及びL
O−ADDに対応するPB2乃至PB6に従ってプログ
ラムが実行される。マルチプレクサー入力(ピン51乃
至60)に応答してA/D変換が行なわれる。電源出力
はピン62,63に現われる。INCOM受信はピン4
7乃至49において行われ、INCOM送信はピン7
9,80及び1において行なわれる。
【0051】図29はコネクターJ3とチップAPのV
AN,VBN,VCN,IA,IB,IC受信ピンとの
接続を示す。図30はVA及びVDDにそれぞれ対応す
る相ラインA及びBを起点とする電源回路を示す。
【0052】本発明の好ましい実施例における回路構成
を以上に説明した。INCOMシステムとSure P
lus Chipの上述した組合せとの関連で、本発明
のエネルギー・モニター・システムの動作を以下に説明
する。
【0053】ローカル・ステーションにおける主要な機
能は消費エネルギーを即座に算定することである。この
ローカル・ステーションでの算定は相電圧及び相電流の
サンプリングに基づいて行なわれる。電力はV(電圧)
とI(電流)の積である。E(エネルギー)はサンプリ
ングされた積VA×IA,VB×IB,VC×ICの和
である。本発明では、好ましくは下記の表1及び2に示
すサンプリング法則にしたがって行なう。サンプリング
はそれぞれを以下にオクターブと呼称する8個のサンプ
ルから成る群ごとに行われる。このオクターブ、即ち、
8個のサンプルから成る群の個々のサンプルに番号0乃
至7を付してあり、奇数番号サンプルが先行の偶数番号
サンプルから90°離れた所で現われ、偶数番号サンプ
ルが先行の奇数番号サンプルから112.5°離れた所
で現われるように各サンプルがトリガーされる。従っ
て、第1オクターブは下記の表1に示すように順次現わ
れ、表中の角度は電圧(VA,VB,VC)または電流
(IA,IB,IC)に対応する正弦波の電気角であ
る。
【0054】
【表1】
【0055】1つのオクターブから次のオクターブまで
の間に98.4°の遅延があるということもサンプリン
グの法則である。従って、次のオクターブの第1サンプ
ルが01でスタートするとすれば、この第1サンプルは
00に対して98.4°離れたと所で現われる。同様
に、さらに次のオクターブは2×98.4°=196.
8°に相当する02でスタートすることになる。従っ
て、表1のオクターブに続く15オクターブは下記の表
2に示すように現われる:
【0056】
【表2】
【0057】16オクターブ、即ち、合計128個のサ
ンプルが順次現われてから120.94°の電気角だけ
遅れて同じサンプリング・プロセスが繰り返される。
【0058】結果的に正弦波の半サイクルに1つのオク
ターブの8個のサンプルが均等に配分されることにな
る。このことは第1オクターブの8個のサンプル00乃
至7を三角函数円の円周上に分布した形で示す図31か
らの明らかであろう。01は第1オクターブの最終サン
プル7から98.4°+22.5°=120.9°の遅
延を表わす98.4°に現われる。同様に、続く15オ
クターブにおけるそれぞれ第1のサンプルは02(19
6.8°)から015(36°)までに散らばってい
る。各オクターブのサンプルは互いに22.5°(90
/4)及び45°(90/2)の間隔で分布している。
また、オクターブ08及び016によって示されるよう
に、8オクターブ以後、1つのオクターブのサンプルは
最初の90/4目盛りの1つに位置する。図32(A)
には、ゼロ交差(0°)で始まる8個のサンプルから成
る群の7個のサンプル1乃至7を基本波の半サイクルと
の関係で示した。次のオクターブはダッシュの付いた番
号で示すように先行オクターブのサンプル間に分布して
いる。図32(B)は対応の半サイクルを示す。
【0059】この2つの図から明らかなように、サンプ
リング・プロセスの結果、正弦波に沿って狭い間隔で並
置された一連のサンプルが得られ、最大限の精度が得ら
れる。このサンプリングが3相の電圧VA,VB,VC
及び3相の電流IA,IB,ICのそれぞれについて行
なわれる。Sure Plus Chip内のマイクロ
コンピューター及び付属の回路によってローカル・ステ
ーションに関する電圧及び電流をサンプリングする目的
はローカル・ステーションにおけるエネルギー及び需要
の蓄積量を即座に算定し、パソコンPCがINCOMを
介してこの情報を読み取るか、または抽出できるように
することにある。従って、プリント回路板PCBAはプ
リント回路板PCBBの一部であるSure Plus
Chip SPに入力されるアナログ信号を先ず出力
し、Sure Plus Chip SPにおいてマイ
クロコンピューターMCUによってA/D変換が行なわ
れ、連続的かつ瞬間的に積V×Iの計算が行なわれる。
【0060】図33(A)に示すように、プリント回路
板PCBAからの入力信号は入力電圧VINをアースに
接続する2つの直列抵抗器R1,R2の中間点から導出
される。出力電圧V0はチップSPの多重ピン(MUX
0,MUX1,MUX2,またはMUX3)に印加され
る。サンプリングされる相電流についてA/D変換が行
なわれる。この過程でチップSP内の回路がアースへの
帰線を形成する。この場合、2通りの状況が考えられ
る。1つは(図33(B)に示すように)電圧源の高イ
ンピーダンス入力であり、他の1つは(図33Cに示す
ように)短絡を生ずる(電流源の)極めて低いインピー
ダンス入力である。第1の場合にはチップSPが電圧モ
ードで動作し、第2の場合には電流モードで動作する。
電圧モードの場合、チップは0乃至+2.5ボルトで動
作する。電流モードの場合、チップSPから最大限−1
600マイクロアンペアの負電流が流れる。出力インピ
ーダンスがフルスケール電圧÷フルスケール電流に等し
い1.56Kオームとなるように入力信号源を設定すれ
ば、桁移動子を補足せずに電流モード、電圧モードの双
方を使用できる。これを図示したのが図33(D)(テ
ブナン等価回路)及び図33(E)(ノートン等価回
路)である。図34に示すように、チップSPはMCU
の作用下に、入力がVIN(高入力インピーダンス)で
あるかIIn(短絡入力)であるかに応じて即座に電圧
モードまたは電流モードを採用するように内部構成され
ている。
【0061】多重入力(MUXO)とアース(GND)
の間にはオートゼロ動作するように構成されている演算
増幅器AMP1の負及び正入力が挿入されている。“電
流モード”の場合、演算増幅器出力と負入力の間のフィ
ードバック・ループはFETデバイスQ0のゲート電極
G及びソース電極Sを含み、入力に伴なってVIN負電
流がチップSPから流れると、ソース電極SがVIN電
流に等しい電流を供給して入力をゼロVに保持するまで
増幅器の出力が正方向に駆動される。これは短絡入力、
即ち、“電流モード”である。“電圧モード”では増幅
器AMP1及びFETデバイスQ0が作用を抑止され、
ピンMUX0に現われる正電圧は第2増幅器AMP2に
よる常規増幅によって翻訳される。“電圧モード”にお
いて、増幅器AMP2はVINに対して高インピーダン
スを提供し、MUX0からはほとんど電流が流れないか
ら、ピンMUX0は“電流モード”時のように“ゼロ”
とはならず、入力信号VINを追従する。
【0062】基本波の全サイクルを示す図35から明ら
かなように、信号が正(第1半サイクル)なら、動作は
“電圧モード”であり、信号が負(第2半サイクル)な
ら、動作は“電流モード”である。以上に2つの動作モ
ードとチップSPの関係を説明したが、A/D変換が行
なわれる場合には相電圧サンプルの正電圧だけが使用さ
れるのに対して、電流サンプリングに際しては電流が正
であっても負であってもよい。電流サンプリングに際し
て、もし電流が正(図35の曲線の前半分)なら、電圧
モードのA/D変換が行なわれる。もし電流が負なら、
図34に示すように“電圧モード”のゼロ出力となる。
ゼロは“電流モード”の状況を意味し、図33(C)ま
たは図33(E)に示すように“電流モード”で再びA
/D変換が行なわれる。
【0063】図366のアナログ電圧/電流測定システ
ムは0乃至+2.5Vの入力電圧及び0乃至−1.6ミ
リアンペアの入力電流を電圧モードで正確に測定するこ
とができる。本発明の最も好ましい実施例では主要構成
素子として下記のものを含む。
【0064】−8ビットA/Dコンバーター−ADC; −入力スケーリング用のオートレンジング・システムA
RS; −入力増幅器AMP1及びAMP2に接続するオートゼ
ロ・コントローラーAZS; −8チャンネル入力信号マルチプレクサー(MUX0−
MUX7)、 −相電流サンプリングのため電流及び電圧を読取ること
のできる4つのチャンネル; −相電圧サンプリングの時にだけ電圧入力用として使用
される4つのチャンネル; −4つまたはそれ以下のサンプル・アンド・ホールド電
圧入力。
【0065】電圧入力はすべてA/DコンバーターAD
Cへ入力される前に可変利得オートレンジング電圧増幅
器AXP2によってバッファされる。電圧増幅器の利得
は信号が少なくともフルスケールの半分、ただしオーバ
ーフローでない状態となるまで自動的に調整される。電
圧測定は直接的に、またはサンプル・アンド・ホールド
(積算)法を利用して行なうことができる。サンプル・
アンド・ホールド測定には“電圧モード”用に構成され
た2つの隣接する入力チャンネルと外部コンデンサーが
必要である。4対のサンプル・アンド・ホールド入力チ
ャンネルが同時にサンプリングする。
【0066】負電流を測定する場合には増幅器AMP1
が使用され、動作は“電流モード”である。増幅器AM
P1は負電流(即ち、入力から流れる電流)を受け、コ
ンデンサーまたは抵抗器(図27のR23)をMX0ピ
ンに接続することにより積算モードまたは非積算モード
で動作させることができる。増幅器AMP1は電流ミラ
ー(CMR)として動作するオートレンジング電流源を
介して特定のチャンネルに電流を供給することにより反
転入力を見かけアース・レベルに維持するように構成さ
れている。電流源からMX0ピンに向かって流れる電流
は特定の入力チャンネルから流れる電流のプログラム可
能な部分を表わす。図23に示すその他の構成素子は下
記の通りである: −内部シャントレギュレーターAVDD; −シャントレギュレーターAVDDがそれ以上電流を引
き込まないように外部デバイスに知らせるための電源モ
ニター; −可調バンドギャップ電圧基準; −固定バンドギャップ電圧基準; 図36のシステムは“電圧モード”または“電流モー
ド”によるA/D変換のためのSure Plus C
hip及びこのChip内で動作するマイクロプロセッ
サーの内部構成に係わる。図36には(プリント回路板
PCBAのライン11,12,13から来る)入力電流
IA,IB,ICと対応する多重ピンMUX0乃至MU
X3、及び抵抗器R23(図19)を介してアースと接
続するMX0が示されている。同様に、入力電圧VA
N,VBN,VCNに対応する多重ピンMUX4乃至M
UX7が示されている。“電圧モード”である後者の場
合、入力電圧VINがライン30を介して演算増幅器A
MP2の非反転入力に印加される。出力はライン31及
び位置#1を占めるスイッチSW2を介してA/Dコン
バーターADCへの入力としてのライン32へ供給され
る。これと同じことが“正電流”である場合の入力電流
に対しても起こる(スイッチSW2は位置#1のま
ま)。ただし、もし入力電流が“負”なら、動作は“電
流モード”で行なわれる。この時点でスイッチSW2及
びスイッチSW1は位置#2を占めるMUX0−MUX
3からの入力電流はライン33を介して演算増幅器AM
P1に流入する。
【0067】ライン34の出力はFETデバイスQ0の
ゲート電極Gに供給されるから、ライン35、ソース電
極S及びドレン電極Dを介して、電流ミラー回路から来
るライン36から負電流が引き出される。従って、対応
の電流がライン37の出力から流れ、これがアースへの
抵抗器R23によって電圧に変換されてピンMX0に現
われ、ライン39を通ってA/DコンバーターADCへ
の入力としてライン321に現われる。
【0068】図37,38及び39はローカル・ステー
ションでのエネルギー・モニターにおけるMCUの動作
を示すフローチャートであり、図37のフローチャート
が主要ルーチンである。ステップ100において給電が
ON、即ち、Resetとなる。ステップ101におい
て初期化が行なわれる。ステップ102においてシステ
ムがスタートする(“Begin”)。次いでステップ
103において、情報の通信に関連して“IMPAC
C”バッファが形成される。ステップ104において、
システムがINCOMを呼び出す。次のステップ105
においてNVRAM(持久RAM)が更新される。ステ
ップ106においてROMがチェックされ、ステップ1
07においてSure Plus(SP)の作用として
公知の“デッドマン制御”が行なわれる。
【0069】図38のフローチャートはシステムが60
Hz動作のために実行する割込みルーチンである。先に
述べたように、サンプリングは2サイクルに亘ってシー
ケンス1200,900,1120,900,112
0,900,1120,90,1200をステップ11
0において“Pタイマー”がロードされる。Pタイマー
はマイクロプロセッサーMCUの内部タイマーと連携す
るソフトウエアであり、連続するオクターブに関する上
掲の表1及び表2に示したサンプリング・シーケンスに
おける割込みのタイムインターバルを設定するようにプ
ログラムされる。ステップ111において“サンプリン
グ”ルーチンが呼び出される。次いでステップ112に
おいて“これは奇数サンプル番号か”という質問が提示
される。もしイエスなら、112´を通ってステップ1
13に進みPタイマーが90°にセットされ、ステップ
113´においてNVRAM(持久RAM)への入力が
行なわれる。次いで114を通ってステップ115に進
み、リターンとなる。
【0070】ステップ112における答えがノーなら、
116を通ってステップ117に進み、“これは8番目
のサンプルか”という質問が提示される。もし答えがノ
ーなら、118を通ってステップ119に進み、Pタイ
マーが112.5°にセットされ、114を通ってステ
ップ115に進み、リターンとなる。もし答えがイエス
なら、120を通ってステップ121に進み、Pタイマ
ーが120.94°にセットされる。次いでステップ1
22に進み、“これは第16オクターブの最後のサンプ
ルか”という質問が提示される。もし答えがノーなら、
ライン123及び114を通ってステップ115に進ん
でリターンとなる。もし答えがイエスなら、ライン12
4を通ってステップ125に進み、個々の相ごとにエネ
ルギーをスケーリングし、合計して総エネルギー値を出
すように指令される。次いでステップ126において
“KW−H(キロワット時)整数のLSバイト(最下位
ビット)がロールオーバーされたかどうか”という質問
が提示される。もしイエスならライン132を通ってス
テップ133に進み、KW−Hが記憶され、ステップ1
15においてリターンとなる。ステップ126における
答えがノーならステップ115に進んでリターンとな
る。
【0071】図39に示すサンプリング・ルーチンのフ
ローチャートは下記の通りである:ステップ150は電
圧の相Aに関連のステップであり、“電圧VAをA/D
変換し、その結果を記憶する”ように指示される。次の
ステップ151は電流の相Aに関連するステップであ
り、“IAを電圧モードでA/D変換する”よう指示さ
れる。次いでステップ152において、質問“IAのA
/D変換結果はゼロであるか”が提示される。すでに述
べたように、この質問は図34から明らかなように検出
された電流がゼロであったか負であったかという意味で
ある。もしイエスなら、ライン153を通ってステップ
154に進み、“IAを電流モードでA/D変換”する
よう指示される。次いでステップ155において、サン
プリング値を利用してIA×VA/256+“EOA”
を計算するように指示される。ここではスケーリングだ
けを目的としてアキュムレーターで累算されたエネルギ
ーを数256で除算する。8ビットと仮定すると、乗算
によってビット数が大きくなり過ぎる。したがって、1
6×16=256による除算を採用する。
【0072】次いでシステムはライン156に進む。ス
テップ152の結果がノーなら、ライン157を通って
ステップ158に進んで“EOA”からIA×VA/2
56を減算するように指示される(“EOA”はバッフ
ァ・レジスター中の累算エネルギーであり、ここでもス
ケーリングだけを目的とする256による除算が行なわ
れる)。減算は積IA×VA中のIAのマイナス符号を
考慮してのことである。“電圧モード”による相電流変
換にはマイナス符号が与えられ、“電流モード”による
相電流変換にはプラス符号が与えられる。いずれの場合
にも、システムは最新のエネルギー値を提供する。対称
性に鑑み、ステップ159もステップ154と同様のス
テップであり、“IAを電流モードでA/D変換する”
ように指示される。
【0073】このステップは実行ステップとしては無用
であるが、ステップ154とパラレルであるから他方の
側と一致する時間が余分に必要となる。したがって、2
つのプロセス経路が156において時間的に収斂し、こ
こからシステムは相Bに関して上記一連のステップと同
じステップを反復する。即ち、この段階156におい
て、相Aに関するエネルギー計算は完了している。相B
に関してステップ156からステップ166までに亘っ
て上記一連のステップと同様のステップが行なわれる
(ステップ160において電圧VBのA/D変換と記
憶;ステップ161において電流モードによるIBのA
/D変換;ステップ162においてIBのA/D変換結
果がゼロであるかどうかのテスト;イエスなら、ルーチ
ンの一方の側のステップ164において電流モードによ
るIBのA/D変換、次いでステップ165においてI
B×VB/256+“EOB”の計算;ノーなら反対側
のステップ168“EOB”−IB×VB/256の計
算、次いでステップ169において電流モードによるI
BのA/D変換)。
【0074】次いでステップ166からステップ176
に亘って相Cに関して同じ一連のステップが行なわれ
る。即ち、1)ステップ170において電圧VCのA/
D変換と記憶が指示され、ステップ171において電圧
モードによる電流ICのA/D変換が指示され;2)
(ステップ172においてICがゼロであるかゼロでな
いかに応じて)ステップ174において電流モードによ
るICのA/D変換が指示され、次いでステップ175
においてIC×VC/256+“EOC”NO計算が指
示されるか、またはステップ179において“EOC”
−IC×VC/256の計算が指示され、次いでステッ
プ180において(他の2つの相について行なわれたの
と同様に)電流モードによるICのA/D変換が指示さ
れる。いずれの側もライン176を通ってステップ17
7においてリターンとなる。図39のフローチャートの
ステップから明らかなように、ADC(図36)におけ
るA/D変換後、相AについてはVA及びIAの、相B
についてはVB及びIBの、相CについてはVC及びI
Cの8ビット・サンプルが得られ、これらのサンプルか
ら相ごとにエネルギーが計算され、3相合計して下記の
結果が得られる: E=ΣVA×IA+ΣVB×IB+ΣVC×IC (1) このエネルギー量が絶えず記憶され、累算されてローカ
ル・ステーションの現時点消費総量となる。この作業は
それぞれのローカル・ユーザーのステーションにおける
バックパック・ユニットによって行なわれ、その結果を
随時パソコンPCステーションがすべてのローカル・ス
テーションから引き出すことによって個別料金を算定す
る。パソコンPCステーションなどのような中央ステー
ションはこの結果を利用することにより、電力会社の総
量メーターをも参考にしながら総エネルギー消費をモニ
ターする。
【0075】エネルギーの勾配、即ち、エネルギー/時
間に相当する需要を知る必要もある。例えば5分ごとに
パソコンPCステーションがこのタイムインターバルに
消費されたエネルギーを算定する。スナップショットに
より5分ごとにパソコンPCステーションは個々のロー
カル・ステーションが同時にそれぞれの現時点でのエネ
ルギー消費を記憶するように指令する。2つのスナップ
ショットの間で、中央ステーションは順次各ローカル・
ステーションからすべての前記記憶されたエネルギー消
費を読み取り、各ローカル・ステーションごとの最新値
と先行値の差を求める。この差はローカル・ステーショ
ンにおいて5分間に消費されたエネルギーまたは5分間
の需要である。次いでこの差が中央ステーションによっ
てタイム・スタンプ及びユーザー・スタンプされ、ロー
カル・ユーザー間の“需要”コスト配分算定に使用でき
るように記憶される。
【0076】1つのローカル・ユーザー・ステーション
について以上に説明した装置及びシステムに基づくエネ
ルギーの中央モニタリングの一般的な方法として、複数
のステーションは任意の時点における消費エネルギー総
量を記憶し、パソコンPCステーションは各ステーショ
ンから順次結果を読み出すだけでよい。ただし、電力会
社の総量メーターの指示値と一致させるため、ローカル
・ユーザーのバックパック・ユニットからの情報ポーリ
ングを“同期化”しなければならない。本発明では遠隔
ステーションからではなくパソコンPCステーションま
たは中央ステーションからこの問題を解決する。
【0077】遠隔ステーションからの電力消費データを
中央ユニットに送り、この中央ユニットにおいてエネル
ギー消費総量を集中メーターとの関係において測定する
ことは米国特許第4,692,761号明細書から公知
である。
【0078】公知技術は真正メッセージ及び有効な交信
を可能にする真正通信の必要を示唆している。このた
め、中央ユニットへの周期的なデータ転送が採用されて
いるが、この方法も局部的な動作不良に起因する誤り情
報を招くおそれがある。ローカル・ステーション消費エ
ネルギー間の正確な時間関係を、送信され、受信される
信頼すべきメッセージと組み合わせるには中央ユニット
と遠隔ユニットの間の対話が著しく複雑にならざるを得
ない。そこで、遠隔ステーションにおけるローカルな需
要及びエネルギー計算を同期化する必要がなく、“スナ
ップショット”と呼ばれる中央ステーションからの指令
下に各ローカル・ステーションが現時点エネルギー消費
累計をローカル・ステーションごとに記憶するだけでよ
い方法を提案する。遠隔ステーションの受動性がローカ
ルなエネルギー消費を絶えず算定することを可能にし、
中央ユニットから介入するスナップショットが遠隔ステ
ーションを同期化させるよりも動作が簡単になる適正な
タイミングを可能にする。
【0079】図41にはパソコンPCステーションが5
分ごとにエネルギー消費を記憶するよう指令を送信する
エネルギー・モニター・システムを示す。この指令はI
NCOMシステムを介してそれぞれの遠隔ステーション
ST#1,ST#2,・・・ST#nに送信され、各ス
テーションにおいて(最初の指令以後は不必要かも知れ
ないが、必ずすべてのローカル・ステーションが指令を
受信するようにする)指令が受信されると、1つのステ
ーション(ステーション#n)について図41に示すよ
うな現時点消費エネルギー累計がローカル・ステーショ
ンごとに記憶される。即ち、ステーション#nのマルチ
プレクサーMUXが信号IA,IB,IC,VA,V
B,VCを受信し、これらの信号は図38のフローチャ
ートに関連して上述したように表1及び表2のサンプリ
ング法則にしたがって、Pタイマーからのライン39に
よってトリガーされるサンプラーSMPからライン40
及び41を介して供給される制御信号下にサンプリング
される。
【0080】図36に関連して説明したように、サンプ
リングされた信号は同じくサンプラーSMPに従って
(ライン40及び42を介して)作動させられるA/D
コンバーターADCへライン32を介して供給される。
ライン44に出力されたデジタル信号は乗算器MLTへ
供給され、乗算器MLTはライン40の制御信号の制御
下に、ライン43を介してライン45に値IVを出力す
る。加算器SUMは3相について合計されたサンプル・
エネルギー値IVSをライン46を介して送出し、これ
がACCUにおける総エネルギー累算カウントとなる。
この総エネルギー値は新しくサンプリングされたIVS
量によって絶えず更新される。最新の総エネルギー値は
ライン47に出力され、ゲートGTによってゲートされ
たのち、ライン48を通って記憶レジスターSTEに入
力される。ここでパソコンPCステーションによる制御
が行なわれる。この時点で各ステーションは自らのレジ
スターACCUにおいて最新の総消費エネルギー量Ei
を合計している。
【0081】INCOMを介してライン50によってP
Cステーションからスナップショット指令SNPが受信
されると、アドレスされたステーションのゲートGTが
ライン50を介して割り込み許可される。これと同時
に、最新値Eiがライン48を介してレジスターSTE
に記憶される。これと同じことが各ステーションにおい
て同時に行なわれる。次いで、ライン51を介してPC
ステーションは各ステーションごとにSTEに記憶され
ている量を逐次的に、例えば、ステーション1,2,・
・・nの順に読み取る。ここでPCステーションがEi
を最新の受信データEi−1と比較し、特定ステーショ
ンのライン50によって2つの連続するゲート指令を分
離する5分間のタイムインターバル内のエネルギー利得
量をステーションごとに知る。Ei−E(i−1)に基
づいてPCステーションは需要=Ei−E(i−1)を
算定する。多くの場合、この算定はエネルギー・モニタ
ー・ステーション#1,#2,・・・#nと通信するP
Cステーションを示す図42のブロックダイヤグラムで
表わされるソフトウエアによって行なわれる。PCによ
るエネルギー・モニターは図43,44及び45のフロ
ーチャートに従って行なわれる。
【0082】図43のフローチャートではステップ20
0でスタートし、ライン201を通ってステップ202
に進み、典型的には5分間のタイムインターバルが開始
されているかどうかが判定される。もしノーなら、ライ
ン203を通ってシステムはステップAに進み、ライン
204を介して図27Bのルーチンの結果を受信する。
次いでシステムはステップ205に進み、残されたフリ
ー・タイムにバックグラウンド・タスクが行なわれる。
次いでライン206を通ってライン201に戻り、ここ
で新しいタイムインターバルに入る。ステップ202に
おける判定がイエスなら、ライン207を通ってシステ
ムがステップ208に進み、すべてのステーションから
のエネルギー・ポーリングが同時に開始される。ライン
209を通ってステップ210に進み、ここでINCO
Mを介してローカル・ステーションに対し、現時点での
エネルギー累算、または各ステーションにおいて累算さ
れたエネルギーの“瞬間値”を“スナップショット”せ
よという指令が送信される。しかし、真正かつ有効な指
令効果を得るためステップ213において約数ミリセコ
ンドの残り時間を不動作時間として設定することにより
この段階で冗長性が利用され、次いで、ライン214を
通ってステップ215に進み、別の“スナップショッ
ト”指令がライン216からINCOMを介してローカ
ル・ステーションへ送信される。
【0083】次いで、累積値を知り、有効なエネルギー
値が要求されているかどうかをチェックするため、すべ
てのステーションから個別のポーリングが行なわれる。
このルーチンはライン217でスタートし、ローカル・
ステーションの番号iがアドレスされ、ステップ218
においてiが1にセットされる。次いで、ステップ22
0においてローカル・ステーションの総数nに達するま
でステップ227においてカウントが1つずつ増える。
ステップ220においてi=nになると、システムはラ
イン221を通ってポーリングのため新しい一連のn個
のステーションに進む(図44のルーチンのライン22
2)。もしシステムが未だステーションのポーリング中
であるなら、(ステップ220からの)ライン223を
通ってステップ224に進み、アドレスされているステ
ーションのためにタイマーがゼロに初期設定され、ロー
カル・ステーションにおける累計エネルギーを知るた
め、また、必要なら受信情報の有効性を確かめ、有効で
なければコールし直すためライン225を通ってシステ
ムが図45のルーチンに進む。
【0084】図43のフローチャートのステップ226
は後述する図45のフローチャートと連携する。ステッ
プ220においてnに達するまでそれぞれのi値が1つ
ずつ増大してすべてのステーションについてエネルギー
情報が収集されたら、新しいタイムインターバル(5分
間)に改めてポーリング指令があたえられる。すべての
ステーションのエネルギー情報が収集されたら(ライン
221上に示すY)、システムはステーション・ポーリ
ングのため図44のライン222に進む。ステップ22
0においてノーなら、ライン223を通ってシステムが
図45に示すルーチンであるステップ226に進む。
【0085】図43のステップ226において、各ステ
ーションにおけるエネルギーを算定するためポーリング
が行われる。ステップ230にi=1に初期設定され
る。即ち、最初のステーションがアドレスされる。次の
ステーション(ステップ240におけるi=i+1)に
進む前に、ステップ236において受信エネルギーが妥
当かどうかが判定される。もしイエスなら、ライン24
1を通って次のステーションに進む(すべてのステーシ
ョンが処理される、即ち、ステップ232においてnに
達するまで)ステップ240においてiに1が加算され
る。すべてのステーションが処理されたら、ライン23
3を介してシステムはステップ234に進み、5分間の
タイムインターバルが経過したかどうかが確められる。
もしイエスなら、システムは図43のステップAに戻
り、ノーなら、有効な回答を求めてステップ236から
ライン237を通って図45のフローチャート・ルーチ
ンに進む。ライン239でエネルギーが正しく受信され
ると、システムはステップ234に進む。
【0086】(図43のステップ226からライン22
6´を通って)フローチャートは図45のステップ25
0に進み、ローカル・ステーション状態リクエストがI
NCOMを介して送信される。次いでステップ251に
おいて“アドレスされたステーションは回答したか”と
いう質問が提示される。もしノーなら、ステップ252
においてこの事実が確認され、ライン253を通ってス
テップ254に進み、リターンとなる。ステップ251
においてイエスなら、ステップ255において状態が
“アラーム”であるかどうかが判定される。もしイエス
なら、ステップ257においてこれが確認され、ライン
258及び253を通ってステップ254に進み、リタ
ーンとなる。もしステップ255においてアラームでな
いことか検知されると、ステップ260において、“エ
ネルギー・レディ状態が得られたかどうか”が判定され
る。もしイエスなら、ライン262によりINCOMを
介してエネルギー(キロワット時)を返信するようステ
ーションが要求される。
【0087】ステップ263における回答が肯定的な
ら、ステップ264においてKWHが求められ、ステッ
プ265において有効であると認識され、ライン266
を通ってステップ254に進み、リターンとなる。ステ
ップ263における回答がノーなら、ステップ267に
おいて状態が未知であることが確認され、ライン268
を通ってステップ254に進み、リターンとなる。ステ
ップ260においてノーなら、システムはステップ26
9において(ライン270を介して)ステーションに改
めてリクエストする。この場合、ライン273を通って
ステップ254に戻る前にステップ272においてタイ
マーによって時間遅延が設定される。
【0088】さらに別の実施例において、エネルギー・
モニター・システムはユーザーの電流、電圧及び電力需
要を個別にモニターできるように設計変更することが可
能である。図46−50は、ユーザーの個別の電流、電
圧、電力消費のモニターを可能にするエネルギー・モニ
ター・システム・ファームウエアの一例を示すフローチ
ャートである。特に図46及び47を参照して、このフ
ローチャートは、125において各相のエネルギーをス
ケーリングし合計してエネルギーの請求書を出す指令を
発する前に301において各相の平均電力を算定しその
得られた値をスケーリングして記憶させる指令を与える
ように変更されている。その後、エネルギー算定指令の
後に、303における各相の電流及び電圧のRMS値を
算定してスケーリングし記憶させる指令、305におけ
る各相の皮相電力を算定しスケーリングし記憶させる指
令、307における各相の無効電力を算定しスケーリン
グし記憶させる指令、309における力率を算定し記憶
させる指令が続く。
【0089】図48−50を参照して、サンプル・ルー
チンのフローチャートは、151′における電流モード
での電流IAのA/D変換及びその記憶、並びに15
1′のA/D変換の結果が0に等しければ154′にお
ける電圧モードでの電流IAのA/D変換及びその記憶
が可能なように変更されている。同様に、相B及びCに
おいて、161′における電流モードでの電流IBのA
/D変換及びその記憶、並びに161′のA/D変換の
結果が0に等しければ164′における電圧モードでの
電流IBのA/D変換及びその記憶が可能なように、ま
た171′における電流モードでの電流ICのA/D変
換及びその記憶、並びに171′のA/D変換の結果が
0に等しければ174′における電圧モードでの電流I
CのA/D変換及びその記憶が可能なように変更されて
いる。
【0090】図50を参照して、各相の電圧及び電流の
値が変換後記憶されると、上述したRMS及び電力の計
算に用いる値を二乗し、合計しそして記憶させる指令が
発せられる。詳しくは、各パスのIA x IAを合計
し記憶させる指令が311において発せられ、同様な指
令が総電流IB及びICについては313、315にお
いて発せられる。各パスのVA x VAを合計し記憶
させる指令は317において発せられ、同様な指令が総
電圧VB及びVCについては319、321において発
せられる。計算により求めた値はスケーリングのために
それぞれ256で割算される。その後323において共
通リターン指令が発せられる。フローチャートの最後の
ステップから明らかなように、A/D変換の後相Aにつ
いてはVA及びIAのサンプルが、相BについてはVB
及びIBのサンプルが、また相CについてはVC及びI
Cのサンプルが取り出され、これらのサンプルから相ご
とに電力の値が計算されて3つの相が合計される。
【0091】計算により求めるエネルギー値に関し、電
力、電流及び電圧のモニターは種々のローカル・ユーザ
ーにつき全てのステーションのバックパック・ユニット
により行われるが、その結果はパソコン・ステーション
により上述の通信ネットワークを介して全てのステーシ
ョンから任意の時に回収できる状態にある。これはパソ
コン・ステーション、または任意の他の選択したステー
ションで全体の電気的需要をモニターするために使用可
能である。前述したように、そして図51で示すよう
に、ライン40、42によりサンプラーに従って作動さ
れるA/DコンバーターADCへサンプルされた信号が
ライン32により印加される。ライン44上の出力デジ
タル信号はプロセッサ325へ送られ、そこでエネルギ
ー、電力、RMS電圧及びRMS電流値が取り出され
る。これらの値は新しいサンプリングにより得られる量
により絶えず更新され、ライン50を介してスナップシ
ョット指令が発せられることによりこれらの値が蓄積さ
れる。蓄積された値はライン51n上に出力するため、
ライン50からのソフトウエアによる指令でネットワー
クにとってアクセス可能である。上述したように、中央
コンピューター・ステーションはレジスターに蓄積され
た情報を集めるためステーションに個々にポーリングす
る能力を備えている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はローカル・ユーザーに属する複数の遮断
器と個別のバックパック・ユニットを介して接続するエ
ネルギー・モニター・システムを組み込んだ分電盤装置
を略示する構成図である。
【図2】部分図(A)及び(B)はそれぞれ図1に示し
た遮断器の1つの正面図及び頂面図である。
【図3】部分図(A)、(B)及び(C)はそれぞれ図
1に示した本発明のバックパック・ユニットの1つの正
面図、頂面図及び側面図である。
【図4】図4は遮断器と接続している状態でバックパッ
ク・ユニットを示す図3(B)と同様の図である。
【図5】図5は図1に示した遮断器の1つの正面図であ
り、入出ケーブルラインに2つの対向端子がそれぞれ接
続され、連携のバックパック・ユニットがローカル負荷
の出ケーブルライン側にプラグインされた状態を示し
た。
【図6】図5は図1に示した遮断器の1つの頂面図であ
る。
【図7】部分図(A)は図3(A)と同様に図1に示し
たバックパック・ユニットの1つを示す正面図であり、
部分図(B)は部分図(A)のバックパック・ユニット
の断面図である。
【図8】図8は図7(A)のバックパック・ユニットの
別の断面図である。
【図9】部分図(A)はケーブルラインが軸方向に貫通
するプリント回路板のリム付近に設けられた図3,図7
または図8のバックパック・ユニットの耳を示す正面図
であり、部分図(B)は部分図(A)に対応する断面図
である。
【図10】図10は図1の2つのプリント回路板を並置
状態で示す平面図である。
【図11】図11は2つのプリント回路板を囲むバック
パック・ユニットの内部構造を、プリント回路板が並置
されている状態で示す斜視図である。
【図12】図12は2つのプリント回路板を囲むバック
パック・ユニットの内部構造を、折り重ねた組立て状態
で示す斜視図である。
【図13】図13はバックパック・ユニット及びそのカ
バーの底部ケーシングを、図12の機能ユニットを挟ん
だ状態で示す分解図である。
【図14】部分図(A)及び(B)は図13のバックパ
ック・ユニットに使用される底部ケーシングとカバーを
分離して示す斜視図である。
【図15】図15はバックパック・ユニット内の機械的
及び電気的接続を示す概略図である。
【図16】図16はそれぞれがローカル・ユーザーに属
する対応の遮断器と接続しているかまたは接続される複
数のスレーブ・バックパック・ユニットにパソコンPC
オペレーター制御ステーションが接続し、共通の通信ラ
インを介してモニターが行なわれ、必要に応じてデータ
収集ステーションも組み込まれている本発明のエネルギ
ー・モニター・システムの構成図である。
【図17】図17はバックパック・ユニット内で両プリ
ント回路板の間に遮断器端子感知手段とパソコンPC通
信ラインの下位リンク手段との間のインターフェースを
形成する両プリント回路板の対面関係を示す分解図であ
る。
【図18】図18はトランスデューサーのプリント回路
板に含まれる電流及び電圧感知手段を示す回路図であ
る。
【図19】図19は図18のプリント回路板の内部回路
を示す回路図である。
【図20】図20はパソコンPCに至るINCOM通信
ラインと接続するプリント回路板によってデジタル方式
で行なわれる基本的作用を示す簡略図である。
【図21】図21は本発明のエネルギー・モニター・シ
ステムの全体図である。
【図22】図22はパソコンPCに至るINCOM通信
ラインと拡張モード・スレーブ関係となるように設けた
本発明のバックパック・ユニットを示す回路図である。
【図23】図23はSure Plus Chipを介
してバックパック・ユニットのデジタル・プリント回路
板とINCOM通信ラインの接続を示す構成図である。
【図24】図24は図17のINCOM通信ラインとS
ure Plus Chipの間のインターフェースを
示す構成図である。
【図25】図25は図24の回路の実施に用いる回路を
示す。
【図26】図26は本発明のバックパック・ユニットの
デジタル・プリント回路の一部を示す回路図である。
【図27】図27は本発明のバックパック・ユニットの
デジタル・プリント回路の一部を示す回路図である。
【図28】図28は本発明のバックパック・ユニットの
デジタル・プリント回路の一部を示す回路図である。
【図29】図29は図26−28の回路において電流及
び電圧プリント回路板から信号を受信するコネクターを
示す構成図である。
【図30】図30は図26−28の回路板における電源
回路の回路図である。
【図31】図31は本発明の好ましい実施態様によるサ
ンプリング・プロセス下に円周上に分布する第1オクタ
ーブを構成する8つのサンプルを示す説明図である。
【図32】部分図(A)は2組の連続するサンプル・オ
クターブの分布を半サイクルで示し、部分図(B)は対
応の基本波半サイクルを示すグラフである。
【図33】部分図(A)は入力信号とチップSPとの間
のインターフェース;部分図(B)及び(C)はA/D
変換プロセスに際してのチップの電圧及び電流モード動
作;部分図(D)及び(E)はそれぞれ両モードに対応
する等価回路である。
【図34】図34は入力信号に応じて電圧モードから電
流モードに切り換えるチップSPの回路である。
【図35】図35は両モードに対応する基本波をそれぞ
れ示す説明図である。
【図36】図36は図33(B)及び33(C)の電流
及び電圧モードを行なわせるため図26のチップSPに
設けた回路を示す回路図である。
【図37】図37は本発明によってユーザー・ステーシ
ョンにおいて電流及び電圧をサンプリングし、エネルギ
ーを計算し、現時点総エネルギーを累算する際のエネル
ギー・モニター・システムの動作を示すフローチャート
である。
【図38】図38は本発明によってユーザー・ステーシ
ョンにおいて電流及び電圧をサンプリングし、エネルギ
ーを計算し、現時点総エネルギーを累算する際のエネル
ギー・モニター・システムの動作を示すフローチャート
である。
【図39】図39は本発明によってユーザー・ステーシ
ョンにおいて電流及び電圧をサンプリングし、エネルギ
ーを計算し、現時点総エネルギーを累算する際のエネル
ギー・モニター・システムの動作を示すフローチャート
である。
【図40】図40は本発明によってユーザー・ステーシ
ョンにおいて電流及び電圧をサンプリングし、エネルギ
ーを計算し、現時点総エネルギーを累算する際のエネル
ギー・モニター・システムの動作を示すフローチャート
である。
【図41】図41はエネルギー・モニター・システムに
おけるパソコンPCステーションからのスナップショッ
ト動作を示すブロックダイヤグラムである。
【図42】図42はエネルギー・モニター・システムの
全体的なブロックダイヤグラムである。
【図43】図43は図41及び42のエネルギー・モニ
ター・システムの動作を説明するフローチャートであ
る。
【図44】図44は図41及び42のエネルギー・モニ
ター・システムの動作を説明するフローチャートであ
る。
【図45】図45は図41及び42のエネルギー・モニ
ター・システムの動作を説明するフローチャートであ
る。
【図46】図46は電流と電圧をサンプルし、エネルギ
ー、RMS電流及び電圧値、平均電力、皮相電力、無効
電力並びに力率を計算するユーザー・ステーションにお
けるエネルギー・モニター・システムの動作をしめすフ
ローチャートの一部である。
【図47】図47は電流と電圧をサンプルし、エネルギ
ー、RMS電流及び電圧値、平均電力、皮相電力、無効
電力並びに力率を計算するユーザー・ステーションにお
けるエネルギー・モニター・システムの動作をしめすフ
ローチャートの一部である。
【図48】図48は電流と電圧をサンプルし、エネルギ
ー、RMS電流及び電圧値、平均電力、皮相電力、無効
電力並びに力率を計算するユーザー・ステーションにお
けるエネルギー・モニター・システムの動作をしめすフ
ローチャートの一部である。
【図49】図49は電流と電圧をサンプルし、エネルギ
ー、RMS電流及び電圧値、平均電力、皮相電力、無効
電力並びに力率を計算するユーザー・ステーションにお
けるエネルギー・モニター・システムの動作をしめすフ
ローチャートの一部である。
【図50】図50は電流と電圧をサンプルし、エネルギ
ー、RMS電流及び電圧値、平均電力、皮相電力、無効
電力並びに力率を計算するユーザー・ステーションにお
けるエネルギー・モニター・システムの動作をしめすフ
ローチャートの一部である。
【図51】図51はエネルギー・モニター・システムと
共に動作するコンピューター・ステーションの動作を示
すブロック図である。
【符号の説明】
PC パソコン CB 回路遮断器 BPU バックパック・ユニット PNB 分電盤 INCOM 双方向通信ライン PCBA、PCBB プリント回路板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デビッド マイケル オラベッツ アメリカ合衆国 ペンシルベニア州 ギブ ソニア ブロンウィン コート 5111 (72)発明者 ロバート トレィシー エルムズ アメリカ合衆国 ペンシルベニア州 モン ロービル ハートウッド ドライブ 735 (72)発明者 ジョセフ チャールス エンゲル アメリカ合衆国 ペンシルベニア州 モン ロービル オーバールック サークル 107 (72)発明者 フランク クランチャー アメリカ合衆国 ペンシルベニア州 ピッ ツバーグ サテライト サークル 1255 (72)発明者 トーマス ジョセフ ケニー アメリカ合衆国 ペンシルベニア州 ピッ ツバーグ バー ハーバー ドライブ 717 (72)発明者 クライデ オーウェン ピーターソン アメリカ合衆国 ペンシルベニア州 ピッ ツバーグ マウント フード ドライブ 933 (72)発明者 デニス アーミン ムエラー アメリカ合衆国 ノース カロライナ州 アッシュビル バラントリー ドライブ 83 (72)発明者 リチャード バーンズ ベル アメリカ合衆国 ペンシルベニア州 ピッ ツバーグ モートン ロード 2525 (72)発明者 ロバート リー キャサー アメリカ合衆国 ペンシルベニア州 ター トル クリーク ブラウン アベニュー 611 アパートメント 207

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形ケース、入端子ラインケーブルと接
    続するための少なくとも1つの端子雌耳、及び出負荷ラ
    インと接続するための少なくとも1つの端子耳を有する
    既設ローカル遮断器と併用されるバックパック・ユニッ
    トにおいて、前記バックパック・ユニットが前記遮断器
    に取り付け可能なハウジングと、前記ハウジング内に取
    り付けられてラインケーブルの電流及び電圧を表わすア
    ナログ信号を形成するトランスデューサー手段と、前記
    ハウジング内に取り付けられて前記アナログ信号をデジ
    タル信号に変換することによりローカル・ステーション
    の消費電力を表わすデジタル信号を形成するデジタル手
    段とを含むことを特徴とするバックパック・ユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のバックパック・ユニッ
    トにおいて、ローカル・ステーションの消費電力を表わ
    す前記デジタル信号を遠隔の情報収集装置へ送信できる
    ように前記ハウジング内に設けた通信手段と、前記ハウ
    ジング内に設けられ、前記通信手段と協働してローカル
    ・ステーションの消費電力を表わす前記デジタル信号を
    ステーションごとに記憶する記憶手段を含むことを特徴
    とするバックパック・ユニット。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のバックパック・ユニッ
    トにおいて、1対のプリント回路板を含み、前記デジタ
    ル手段、記憶手段及び通信手段を一方の前記プリント回
    路板に、前記トランスデューサー手段を他方の前記プリ
    ント回路板にそれぞれ取り付け、前記ハウジング及び前
    記1対のプリント回路板に互いに整列する孔を形成した
    ことを特徴とするバックパック・ユニット。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のバックパック・ユニッ
    トにおいて、前記ハウジングが前記整列孔の近くに配置
    され、前記トランスデューサー手段に接続されて前記遮
    断器の端子雌耳と協働する雄プラグを含み、前記トラン
    スデューサー手段が前記他方のプリント回路板の前記整
    列孔を囲む電流トランスデューサーを含み、前記通信手
    段がローカル・ステーションの消費電力を表わす前記デ
    ジタル信号を前記遠隔情報収集装置へ送信するためのデ
    ジタル・メッセージ・フォーマットに符号化する下位リ
    ンク・モジュールを含むことを特徴とするバックパック
    ・ユニット。
  5. 【請求項5】 成形ケース、入端子ラインケーブルと接
    続するための少なくとも1つの端子雌耳及びローカル負
    荷ステーションと接続する出ラインを有する既設のロー
    カル遮断器と併用されるバックパック・ユニットにおい
    て、前記遮断器入端子ラインケーブルと直交するように
    互いに平行に並置され、前記入端子ラインケーブルを挿
    通するための少なくとも1つの中央整列孔を有する2枚
    のプリント回路板を含み、一方の前記プリント回路板が
    端子ラインケーブルの電流及び電圧を表わすアナログ信
    号を形成するためのトランスデューサー手段を含み、他
    方の前記プリント回路板が前記アナログ信号をデジタル
    信号に変換する手段と、前記デジタル信号に応答して前
    記端子ラインケーブルを介してローカル・ステーション
    の消費電力を表わすデジタル信号を形成する手段と、前
    記消費電力を表わすデジタル信号を出力するコネクター
    手段を有し、前記1対のプリント回路板が前記アナログ
    信号を前記一方のプリント回路板から前記他方のプリン
    ト回路板へ送るように接続されており、対応の整列中心
    孔を有する前記1対のプリント回路板のハウジングがこ
    れに内臓されて前記トランスデューサー手段と接続する
    雄耳を含み、前記雄耳がハウジングの外側へ突出し、前
    記既設遮断器の成形ケースにハウジングを取り付けると
    前記遮断器の端子雌耳と接続し、前記プリント回路板の
    平面において前記入端子ラインケーブルと直交する平面
    内に突出する前記遮断器の成形ケースの断面積に等しい
    かまたはこれよりも狭い断面積を有することを特徴とす
    るバックパック・ユニット。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のバックパック・ユニッ
    トにおいて、パソコン及び前記他方のプリント回路板と
    接続する双方向通信ライン手段を含み、前記パソコンが
    前記デジタル手段とデジタル方式で非同期的に交信する
    ことにより前記信号形成手段の動作を開始させると共に
    前記消費電力信号を出力させ、前記通信ライン手段が前
    記消費電力信号を前記ローカル・ステーション消費電力
    のデジタル符号化値に変換するための下位リンク・モジ
    ュールを含み、前記デジタル符号化値には前記通信ライ
    ン手段を介して非同期的に逐次送信するためのメッセー
    ジ・フォーマットが与えられていることを特徴とするバ
    ックパック・ユニット。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のバックパック・ユニッ
    トにおいて、前記ローカル・ステーション消費電力の瞬
    時値の導出を開始させるため前記パソコンが前記通信ラ
    イン手段を介して前記下位リンク・モジュールを瞬間的
    にアドレスすることを特徴とするバックパック・ユニッ
    ト。
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