JP3437591B2 - 中央ステーションから複数のローカル・ステーションの電力消費量をモニターするシステム - Google Patents

中央ステーションから複数のローカル・ステーションの電力消費量をモニターするシステム

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JP3437591B2
JP3437591B2 JP23650992A JP23650992A JP3437591B2 JP 3437591 B2 JP3437591 B2 JP 3437591B2 JP 23650992 A JP23650992 A JP 23650992A JP 23650992 A JP23650992 A JP 23650992A JP 3437591 B2 JP3437591 B2 JP 3437591B2
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    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R11/00Electromechanical arrangements for measuring time integral of electric power or current, e.g. of consumption
    • G01R11/02Constructional details

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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の技術分野】本発明は電気的負荷の負荷管理に
係わり、特に幹線から消費される電力量を計算する目
的で電力会社が設置したメーターの後方に存在する複数
のロケーションにおける各ユーザーの個別的電力消費量
を瞬時に確認するためのパソコンによるモニターシステ
ムに係わる。
【0002】
【従来の技術】電力会社は主配電線と、需要者が電力を
消費するロケーション、例えば工場、住宅、店舗、オフ
ィス、集合住宅などとの接続部に少なくとも1つのメー
ターを設置することにより、感知された電圧及び電流に
基づいて主AC線から引き出されたキロワット量を総合
的にモニターし、実需要電力に応じて需要者に請求書を
発行できるように電力消費量を計算するのが普通であ
る。最近、電力会社が設置するメーターの後方に存在す
る各ユーザーの個別ロケーションにおける個別消費量を
需要者レベルで測定することにより、各ユーザー、例え
ば居住者、テナント、作業場における各職人、商店主な
どの間で請求書を分割し、コストを公平に配分する方法
が提案されている。
【0003】米国特許第4,168,491号明細書
は、共通の建物に属する複数のユーザーが消費する需要
電力の制御方式を開示している。ここでは所定の限界を
超えるユーザーの消費を停止させるのがその目的であ
る。このため、限界を超えると、中央ロケーションがグ
ループに属するすべてのユーザーへの電力の供給を周期
的に、または一定期間に亘って停止するか、あるいはユ
ーザーへスイッチを切るように通告する。
【0004】多ユニット宿泊施設のような複数の電気的
負荷を遠隔制御し、消費電力を感知することにより所定
レベルを超過した負荷への給電を絶つことは米国特許第
3,937,978号明細書から公知である。
【0005】それぞれローカル受信機及び負荷リミッタ
ーを有する複数の設備に対してコンピューター負荷セン
ターから送信機で、プログラムによりピーク負荷を減少
させるべく負荷をモニターすることは米国特許第3,9
06,242号明細書から公知である。
【0006】米国特許第4,090,062号明細書
は、それぞれ局部制御装置及び中間スイッチを有するヒ
ーターや電気器具などを備えた住宅やビルのための需要
電力コントローラーを開示している。
【0007】米国特許第4,100,426号明細書に
よると、所与の設備のそれぞれの負荷と連携する標準パ
ッケージの一部であるプラグイン・モジュールによって
負荷制御が行われる。
【0008】米国特許第4,206,443号明細書
は、遠隔のマスター・コントローラー及びモニター装置
が単一の制御入力端子において保護のため負荷の切り離
しを行なう技術を開示している。
【0009】米国特許第4,874,926号明細書
は、個々の電熱素子に達する住居内配電線に設けた住居
用遮断器の下流または出口側付近に配置した低電圧熱電
リレーの利用を開示している。
【0010】米国特許第4,164,719号明細書
は、ローカル負荷と電力引込み口の間の通常の遮断器に
管理モジュールを組込んだ負荷管理方式を開示してい
る。
【0011】米国特許第4,178,572号明細書
は、給電用の負荷遮断器を有する分電盤に取り付けられ
るように構成した接触器遮断器を開示している。
【0012】米国特許第4,308,511号明細書
は、通信ラインにより接続された電力量メーター及びマ
スター制御送信機と連携する、電子パッケージ及び遠隔
制御スイッチを含む負荷管理用遮断器に係わる。
【0013】米国特許第4,806,855号明細書
は、送電ラインを評価するためのシステムに係わる。こ
のシステムは遠隔通信リンクを介してコンピューターへ
多重送信する電流センサー/送信機を含む。
【0014】米国特許第4,219,860号明細書
は、モニターされるAC電流のサンプリングとデジタル
変換を用いるデジタル過電流リレー装置を開示してい
る。
【0015】米国特許第4,423,459号明細書に
は、サンプリング及びデジタル変換によってAC電流を
モニターするソリッドステート回路が開示されている。
【0016】米国特許第4,682,264号明細書に
よると、マイクロプロセッサーの制御下にソリッドステ
ート引外し装置が電流センサーからのデジタル信号を処
理する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、電力会社か
らの共通の電力量メーターを有する1次的なAC電源
ら給電される2次的な複数ユーザー負荷配電システム
に係わる。本発明の目的は、感知部を統合し遠隔ロケー
ションからのモニターを可能にしたコンパクトな装置を
提供することにある。この装置を遠隔ロケーションに設
ける場合、分電盤に変更を加えることなく既存の遮断器
に容易にプラグインすることができる。この装置を利用
することにより電力会社のメーターによって計算される
総コストに占める特定ユーザーの負担分を確認し、累算
することができる
【0018】本発明によると、それぞれが共通の電力メ
ーターの後方で対応の遮断器を介して共通の主ACライ
ンと個々に接続している複数の負荷ステーションのそれ
ぞれの電力消費量を算定するための電力量モニターシス
テムにおいて、中央にパソコンを配置し、各負荷ステー
ションに、主ACラインからの電圧を感知してアナログ
電圧信号を形成する第1アナログ手段と、主ACライン
・システムからの電流を感知してアナログ電流信号を形
成する第2アナログ手段と、アナログ電圧信号及び電流
信号をそれぞれデジタル電圧及び電流信号に変換するア
ナログ/デジタル変換手段と、デジタル電圧とデジタル
電流信号とを結合して電力消費量の累計を表す信号を形
成する結合手段を組み込み、パソコンと複数負荷ステー
ションの間に双方向デジタル通信手段を設けて両者間に
データ・ハイウェイを形成し、パソコンが一定の時間イ
ンターバルで双方向通信手段を利用して、最初にかつ同
時に各負荷ステーションをアドレスして電力消費量累計
の瞬時値を記憶するように指令し、次にすべてのステー
ションを順次個別にアドレスしてポーリングすることに
より記憶した電力消費量累計の瞬時値をパソコンへ送信
するように指令し、パソコンが各負荷ステーションから
受け取った先行の時間インターバルと、それに続く現時
間インターバルとの電力消費量累計瞬時値間の差として
現時間インターバルの需要電力を求めることにより、各
時間インターバルについての任意の負荷ステーションの
電力消費量累計及び需要電力がパソコンによって確認さ
れ、これに基づきメーターとの関連において定期的に個
別の請求書が作成されるようにすることを特徴とする電
力量モニターシステムが提供される。
【0019】以下、添付図面に沿って本発明の実施例を
説明する。
【0020】
【実施例】図1は電力量モニターシステム構成図であ
る。複数のバックパック・ユニットBPUがそれぞれ分
電盤PNBの一部である複数の遮断器CBをそれぞれ接
続し、この分電盤PNBを介して主ACラインが個別ユ
ーザーの負荷に至るローカル・ケーブルと互いに接続し
ている。各バックパック・ユニットはJ4において互い
に接続する2枚のプリント回路板PCBA,PCBBを
含み、一方のプリント回路板PCBAは電流トランスデ
ューサーとして働くと共に遮断器と協働して電圧を感知
し、他方のプリント回路板PCBBは(ジャンクション
J1において)デジタル情報を導出し、この情報はパソ
コンとの双方向送信用の遠距離通信チャンネルINCO
Mを介して送信される。複数のプリント回路板とパソコ
ンとの選択的組み合わせで電力量をモニターすることに
より、主ACラインを介して電力量を供給する配電シス
テムに設置されている総量メーターMETER(図1)
よりも後方に存在するローカル・ユーザーに対し、パソ
コンステーションは即座に個別料金を算定することがで
きる。
【0021】図2(A)及び2(B)はそれぞれ図1に
CBとして示した遮断器の正面図及び頂面図である。典
型例として、遮断器は(3極の場合なら極ごとに)3つ
の端子TA,TB,TCを有し、これらの端子において
(図1ではそれぞれを1極だけについて示してある)個
別ローカル・ケーブルがねじ(SCW)によって駆動さ
れる部材39と端子(TA,TBまたはTC)内に設け
たブラケット38´によって保持されるストッパー部材
38との間に固着される。図1の分電盤PNBの正面に
手動制御用のハンドル42が突出している。図2(A)
及び2(B)は米国特許第3,892,298号明細書
から引用した。図1に示すように、ローカル・ケーブル
はその端が遮断器の端子に入る前に、それぞれ(図示し
ない)適当な孔を設けた2枚のプリント回路板PCBA
及びPCBBを貫通する。遮断器の他方の側も同様に端
子を介して電力会社からのACラインと接続している。
【0022】図3(A)、3(B)及び3(C)はそれ
ぞれ図1のバックパック・ユニットBPUの1つを示す
正面図、頂面図及び側面図である。バックパック・ユニ
ットBPUは底部ケーシングBX、カバーCV、図2
(A)及び2(B)に示したような3極遮断器の各極に
1つずつ突出するブレードまたは耳LGを含むハウジン
グとして示してある。J1はBPUハウジング内に挿入
されたコネクターであり、このハウジング内に図1の遠
距離通信ラインINCOMがプラグインされる。(図3
(A)に示す)3つの円孔(OA,OB,OC)はバッ
クパック・ユニットBPUのハウジング及びこれに内臓
されたプリント回路板集合体(図1のPCBA及びPC
BB)を貫通している。図示のように、各円孔(OA,
OB,OC)には耳LGが取り付けられている。遮断器
の1つの極と連携するローカル・ユーザーのケーブルが
遮断器ハウジングの対応円孔(OA,OBまたはOC)
に挿通され、次いでその開口端が耳LGに沿って、また
は耳LGが前記開口端に沿って位置するように遮断器の
端子(図2(A)のTA,TBまたはTC)内に配置さ
れ、ねじの把持力によりケーブル及び耳が一緒に保持さ
れ、必要な電気的接触を得られる。図4は遮断器CBに
プラグインされたバックパック・ユニットBPUを示
す。
【0023】図5は図4に示した遮断器の側面図であり
(図6は頂面図)、遮断器の端子導体38と係合し、ね
じSCWの作用下に遮断器に圧接されたローカル・ユー
ザーからのケーブルの露出端を示す。ローカル・ユーザ
ーのケーブルはバックパック・ユニットBPUのハウジ
ングを横切り、2枚の平行なプリント回路板PCBA及
びPCBBを貫通する。図1ではプリント回路板PCB
Aが遮断器CBと近接する位置を占め、他方のプリント
回路板PCBBが反対側にあって通信ラインINCOM
と近接する位置を占めているが、図5ではプリント回路
板PCBBが遮断器と近接する位置を占め、これに耳L
Gが固着され、そこから外方へ延びて端子(図2AのT
A,TBまたはTC)に挿入される。従って、プリント
回路板PCBBに設けられた固定リベット30から相電
圧を表わす信号が導出され、この信号は(例えば相Aの
場合)抵抗器R4を介して他方のプリント回路板PCB
Aへ送られる。
【0024】後で詳述するように、プリント回路板PC
BAはローカル・ケーブルを通過する相電流を感知する
トランスデューサーを支持する。従って、R4を通過す
る感知相電圧信号は回路板PCBAによっても受信され
る。逆に、コネクターJ4を介して、電流/電圧感知信
号が一緒にプリント回路板PCBBへ送られる。プリン
ト回路板PCBBにおいてデジタル変換されデジタル処
理を受けたのち、情報はプリント回路板PCBBのコネ
クターJ1を介して、INCOMラインへ送られる。こ
のINCOMラインは特定の遮断器及びローカル・ユー
ザーのケーブルを介して電力消費量を中央でモニターす
るためのパソコンと接続している。遮断器の導体38は
ブラケット38´に取り付けられている。ケーブルの露
出端はねじによってバックパック・ユニットの耳LGに
圧接され、耳LGはケーブルと導体38の間に挟持され
ている。ACラインは公知の態様で反対の遮断器端子の
内側の導体40上に直接固定され、この導体40はブラ
ケット40´に取付けられている。
【0025】図7(A)は図3(A)に示したものと同
様のバックパック・ユニットの正面図であり、図7
(B)及び8はそれぞれ図3(A)の線F−F及びA−
Aにおける断面図である。図8はリベット30で取り付
けられた耳LGを示す。互いに平行なプリント回路板に
は端縁部OPを有する円孔(例えば相Aの場合にはO
A)が形成されている。絶縁ハウジングはローカル・ケ
ーブルの挿通を可能にする十分な直径の円筒状内側面O
P´を有する2枚のプリント回路板(PCBA及びPC
BB)の孔にまたがるプラスチック・ブーツBTを有す
る底部ケーシングBXを含む。ブーツBTはプリント回
路板の端縁部OPの近傍に位置する。ブーツはケーシン
グBXの底を起点とし、他端はカバーCVの底に設けた
補完関係にある円形張出しEDGと係合する。両者が接
合されるとスペースが閉じられ、プリント回路板の端縁
部OPと軸方向に取り付けられているローカル・ケーブ
ルとの間のギャップ内に絶縁が形成される。
【0026】図9(A)及び9(B)はプリント回路板
PCBBに取り付けられた耳LGを示す。図9(B)は
図9(A)のB−B線における断面図である。OPは
(例えば相Aの場合)孔OAの端縁部である。
【0027】図10は2枚のプリント回路板を並置させ
て接続する態様を示す。各耳LG(3極遮断器の場合な
らば孔OA,OB,OCにそれぞれ1つずつ)は、ライ
ン10を介して(孔OAと相Aに対応する)抵抗器R
4、(OBに対応する)抵抗器R5、または(OCに対
応する)抵抗器R6と電気的に接続するリベット30に
より回路板PCBBに取り付けられ、ている。これらの
抵抗器は2枚の回路板の対向する端縁を橋絡している。
プリント回路板PCBAは感知のためローカル・ケーブ
ルを囲む孔OA,OB,OCと対応する電流トランスデ
ューサーのための円形コンパートメントCTを有する。
(抵抗器R4,R5,R6を介して導出されるAC電圧
信号VA,VB,VC及び(電流センサーCTから導出
される)電流信号IA,IB,ICは(図5のJ4で示
す)接続ラインを介し、さらにリボンRBを通って再び
プリント回路板PCBBに戻り、ここでデジタル処理さ
れる。
【0028】図11及び12は例えばトランス、コネク
ター、ピン、固定具などのような補足手段を装備した状
態で図10の2枚のプリント回路板を示す斜視図であ
る。一方(図11)は並置した段階での2枚の回路板を
示し、他方(図12)は回路板PCBAを回路板PCB
Bの上に折り重ねた状態を示す。図13はバックパック
・ユニットBPUの底部ケーシングBX及びカバーCV
の分解図であり、図12に示した2枚のプリント回路板
がケーシングとカバーの間に挾まれている。図14
(A)は対応のプリント回路板の円孔に挿入される3つ
のブーツBTを備えた底部ケーシングBXの斜視図であ
る。図14(B)は3つの端縁部を有するカバーCVの
斜視図である。底部ケーシングもカバーもプラスチック
製矩形本体の四隅に上下互いに整列する孔を設け、バッ
クパック・ユニットのハウジング全体を閉じると、螺設
端部を有するロッドを前記孔に螺入できるようにしてあ
る。
【0029】図15は遮断器CBの一方の端子とバック
パック・ユニットBPUの中央孔との間に内部の部品を
組み込む態様を図5よりも詳細に示す断面図である。ト
ランスデューサーCTは図13に示した底部ケーシング
BXの対応コンパートメント内に位置し、プリント回路
板PCBBの上縁とINCOMラインとの間にコネクタ
ーJ1が介在している。コネクターJ4がプリント回路
板PCBAとPCBBの間にあり、(例えば孔OAの場
合)回路板PCBBのラジアル・ライン10を回路板P
CBAに接続する抵抗器R4も同様である。
【0030】図16は本発明のバックパック・ユニット
が米国特許第4,866,714号明細書に開示されて
いるのと同様のINCOMシステムの拡張スレーブ・ス
テーションを構成する状態を示す。2つの遮断器には2
つのバックパック・ユニットBPUが対応する(ただ
し、図面を簡略化するため一方の遮断器CBだけを示し
た)。(INCOMタイプであると仮定して)2線式通
信ライン78は別々のロケーションにおけるバックパッ
ク・ユニットをデイジー・ライン方式で直列に接続す
る。ライン78はパソコンステーションに延びている。
普通、ライン78には必要に応じて設ける後述のデータ
読取りステーションDATが接続されている。通信ライ
ン78の機能は、米国特許第4,866,714号明細
書においてPersonal Computer-Based Dynamic Burn-in
Systemに関連して詳述されているのと同様である。
【0031】図11では主要な機械的部品を装備し、並
置した状態で2枚のプリント回路板を示したが、図17
では3相の各相に対応する回路板PCBBの中央孔OP
の周りの内部の電気的配線と、回路板PCBBから抵抗
器R4,R5,R6を介して回路板PCBAに延びるラ
ジアル・ライン10を示す。コネクターJ4はデジタル
処理のため回路板PCBAからの信号出力を回路板PC
BBに接続するリボンRBとして示されている。
【0032】図18は回路板PCBAの電流/電圧感知
回路を示す回路図である。3つの感知用変流器CTを示
してあり、各ローカル・ケーブルが(回路板PCBA及
び遮断器CBを介してACラインの相A,B,Cと接続
関係にある。2次巻線は(ライン11,12,13を介
して)他方のプリント回路板PCBBに対応の各電流信
号IA,IB,ICを供給する。同様に、図5及び10
に示した固定リベットである接続点30で表わした耳L
Gとの接続点において、電圧VAN,VBN,VCNが
中性点AXを基準としてライン14,15,16を介し
て導出される。関連の回路構成を図19に示す。Aライ
ン変流器CTの2次巻線からのライン11は抵抗器R4
0を介して共通アースAXに延び、抵抗器R39及びラ
イン11´を介してコネクターJ4のピン7に延びる。
同様に、Bライン変流器CTの2次巻線からライン12
及びCライン変流器CTの2次巻線からのライン13は
それぞれ抵抗器R38,R37及びライン12´と、抵
抗器R36,R35及びライン13´とを介してコネク
ターJ4のピン6及び5に延びている。3本のライン1
1´,12´,13´はそれぞれ抵抗器R31,R3
0,R29を介して共通アースとも接続する。
【0033】電圧を感知するため、リベット30を起点
としてそれぞれの直列回路(抵抗器R34,R33,R
32及び対応の整流器CR8,CR7,CR6)が対応
のライン14,15,16を介して共通アースAXと接
続し、接続点Jはそれぞれさらに2つの直列抵抗器(R
22,R24,R23,R27;R24,R28)を介
して共通アースAXに延びる。抵抗器間の接続点J´を
起点として、各ライン14´,15´,16´がコネク
ターJ4のピン4,3,2にそれぞれ延びている。従っ
て、プリント回路板PCBAに属するコネクターJ4は
リボンRBを介してプリント回路板PCBB側に存在す
る同様のコネクターJ3と接続することにより(ACラ
インの相電流IA,IB,ICに対応する)IAX,I
BX,ICX及び誘導されるラインと中性点間電圧VA
NX,VBNX,VCNXを表わす誘導信号を受信する
のに利用できる。
【0034】図20は一方の側で感知電流及び感知電圧
(IA,IB,IC,VAN,VBN,VCN)を受信
し、他方の側でパソコンPCとの双方向通信信号ライン
であるINCOMラインと接続するプリント回路板PC
BBを略示する構成図である。A/Dコンバーターによ
ってアナログ/デジタル変換された入力アナログ電流及
び電圧信号にマルチプレクサーが応答する。こうして得
られたデジタル信号はRAM及びEPROMデバイスを
用いるマイクロコンピューターMCUによる情報処理及
び制御のためデジタル処理される。その結果、図20に
示すように、2枚のプリント回路板PCBA,PCBB
を含む各ローカル・ステーションにおいて、中央からの
電力量モニターのため、ローカル情報及び制御指令がI
NCOMシステムを介してパソコンPCへ送信される。
【0035】図21は本発明の電力量モニターシステム
の概略図である。電力会社の主ACラインはビルの正面
に設置されたメーターに達しているが、このビルにはそ
れぞれが分電盤に属する個別の遮断器CBを介して主A
Cラインから給電される複数のローカル・ユーザー(#
1,#2,#3,・・・#n)が入居している。各バッ
クパック・ユニットのINCOMジャンクションJ1を
起点とするデイジー・ライン78は電力量モニターと個
別料金算定のためすべてのローカル・プリント回路板P
CBBをパソコンPCステーションと接続している。例
えば、共通メーターの後方で消費される電力量の分配率
はユーザー#1が20%、#2が10%、#3が0%、
#nが30%である。
【0036】図22はINCOMタイプ双方向通信ネッ
トワーク間のインターフェースに係わる米国特許第4,
644,547号明細書の図1と同様である。本発明の
応用分野に置き換えると、プリント回路板PCBBは拡
張モード・スレーブとして作用するローカル・ステーシ
ョンにおけるブロック80及び84の役割を果たす。
【0037】図22ではパソコンPCステーションをI
NCOMの双方向通信ライン78を介して複数の遠隔ス
テーションとの間でメッセージを送受する中央コントロ
ーラー76として示してある。パソコンPCはインター
フェース回路及び拡張マスターとして作用するデジタル
集積回路DIC80を含むCONICARDと通信す
る。受信端には拡張モード・スレーブとして作用する別
のデジタルIC80が存在する。この2つのIC80が
ライン78を介した両端間の対話を可能にする。各デジ
タルIC80には個別にアドレスできるように多数ビッ
トのアドレス・フィールドを設ける。拡張スレーブ・モ
ードでは、デジタルIC80が中央コントローラー76
からの特定指令に応答してプリント回路板PCBB内の
SurePlus Chip SPの一部としてローカ
ル・マイクロコンピューターMCUとのインターフェー
ス84を形成する。デジタルIC80は中央コントロー
ラー76から受信するメッセージ中のインターフェース
割込み許可指令に応答してマイクロコンピューター84
へのINTラインに割込み信号を形成することにより、
MCUからデジタルIC80に至るSCKラインで送信
される逐次クロック・パルスに応答してマイクロコンピ
ューター84が双方向DATAラインを介してバッファ
・シフトレジスターから直列データを読み取ることがで
きるようにする。
【0038】デジタルIC80はまたMCUからの読み
書きラインRWに現われる信号に応答してMCUからの
SCKラインを介して供給される逐次クロック・パルス
に合わせてDATAラインからバッファ・シフトレジス
ターへ直列データをロードする。さらにまた、デジタル
IC80はMCUによるRWラインのポテンシャル・ロ
ジック変化に応答して、MCUから供給されたデータ
を、中央コントローラーによって送信される標準メッセ
ージのすべてを含むように構成された多ビット・メッセ
ージに組み込む。その結果、拡張スレーブ・デバイス8
0は中央コントローラーからローカル拡張スレーブ・デ
バイス80に送信されるインターフェース割込み許可指
令に応答してライン78を介した中央コントローラー7
6及びローカルMCU間の双方向通信及びデータ転送を
可能にする。このインターフェースはデジタルIC80
が禁止指令を含むメッセージを受信するまで、または異
なるローカル・ステーションに対する指令が現われるま
で有効である。デバイス80がライン78を介して送受
信している間、MCUへのラインBUSYNに話中信号
が現われる。なお、開示の便宜上、INCOMシステム
がローカル・ステーションを拡張スレーブ関係にあると
して説明する。
【0039】図23はINCOMライン78とSure
Plus Chip SPの関係を示す。プリント回
路板PCBB内のPCBBコネクターJ1とSPデジタ
ル・デバイスIC80の間に送受信インターフェース回
路TRを設ける。このインターフェース回路はINCO
Mとの間のメッセージ、(INCOMを介してパソコン
PCへ送信されるIC80からのメッセージである)送
信信号TXまたは(INCOMを介してアドレスされた
ローカル・ステーション及びIC80へ入るメッセージ
である)受信信号RXに係わる。図23はチップSPの
中央に配置され、電源PSによって給電され、マルチプ
レクサーMUXを介してPCBA信号を受信するMCU
をも示す。プリント回路板PCBBにはMCUの作用を
助けるためのEPROM,EEPROM(E2)及びR
AMデバイスをも設ける。
【0040】図24は図23の回路TRを示すブロック
ダイヤグラムである。INCOMの伝送メッセージ(ア
ドレス及びデータ・フィールド)の論理状態はSPチッ
プ内の(5ボルト電圧に基づく)等価論理状態と一致し
なければならないから、この回路TRが必要となる。入
力において、即ち、コネクターJ1及びINCOMか
ら、ライン21及び22はトランスTX2の1次巻線P
1に至り、トランスTX2の2次巻線S1はライン22
及び23を介してソリッドステート・デバイスQ2の中
心回路に至り(以下図25に沿って説明する)、出力ラ
イン24は信号APOSを搬送し、出力線25はライン
20及び21の入力アナログ信号の1つ置きのピークと
一致する信号ANEGを搬送する。ライン24及び25
はチップSPに入り、ライン20及び21の入力アナロ
グ信号のデジタル等価信号である信号AOUTをライン
26を介して出力する演算増幅器OAの正入力及び負入
力となる。ライン26はINCOMシステムからの受信
信号RXをIC80デバイスに入力する。逆に、IC8
0からのライン27はプリント回路板PCBBからデジ
タル信号TXを送信し、信号TXがQ2デバイスのベー
ス電極に印加され、その結果トランスTX2の2次巻線
S2のライン28,29に応答して1次巻線P1のライ
ン20及び21がコネクターJ1及びINCOMへ信号
を供給する。
【0041】図25は本発明の好ましい実施例において
回路TRとして使用される回路を例示する。デバイスQ
2は2N2222トランジスターであり、エミッター電
極側の抵抗器R20及びアースAとコレクター電極側の
8Vポテンシャルとの間でTX2の2次巻線S2と直列
に設けられている。2次巻線S2の側でポテンシャルR
X(ライン26)、APOS(ライン24)、ANEG
(ライン25)、VREF(ライン28)が出力され
る。
【0042】図26−28は中央にSure Plus
Chip U1を有するプリント回路板PCBBに含
まれる回路の詳細図である。Sure Plus Ch
ipU1はマイクロプロセッサー(市販のModel
87C257)を含み、80 Pin Quad Fl
at Packageである(モトローラの)MC68
HCO5CG Single−Chip Mode P
inoutをベースとする。Sure Plus Ch
ip U1はマイクロプロセッサーと連携するランダム
・アクセス・メモリ(RAM)を含み、これによって記
憶すべきデータを書き込んだり、記憶されたデータを読
み取ったりできるようにする。Sure Plus C
hipは例えば万一停電が起こっても消去されない持久
型記憶素子としてのEEPROM、即ち、電気的に消去
できるプログラマブル・メモリーをも含む。U1は図2
0及び23に示す電源PS及びA/Dコンバーターをも
含む。
【0043】図26−28はU1と連動するデバイスU
2、即ち、図23にも示した消去可能プログラマブル読
取り専用メモリー(EPROM)を示す。EPROMの
目的はU1によって構成される中央処理装置によって使
用されるようにプログラムされたメモリーを提供するこ
とにある。U1とU2は交換されるメッセージのLO−
ADDフィールド及びHI−ADDフィールドと関連す
るライン30を介して互いに通信する。一方はアドレス
・フィールドであり、他方はデータ・フィールドであ
る。デジタル処理シーケンスのタイミングを設定するた
め発振器OSCを設ける。このことは本願明細書中に参
考のため引用した上記特許明細書に詳述されている。
【0044】図26−28はINCOMに関する受信信
号RX及び送信信号TXを伝送するライン26及び27
と、U1に設けた対応のピン80,79をも示す。マル
チプレクサーMUXはプリント回路板PCBAからの信
号VCN,VBN,VAN,IC,IB,IAにそれぞ
れ対応する到来店MUX7乃至MUXO(ピン52乃至
59)によって示してある。ピン24乃至34は関連の
ユーザー・ステーションのローカル・アドレスとして接
点1乃至10と接点11乃至20との間に形成される論
理ビットに対応する。このアドレスはメッセージを受信
または送信しなければならない時、入または出メッセー
ジと一致するようにMCUによって識別される。ピン4
9,48,47はそれぞれ図24に示すライン26,2
5,24の信号RX,ANEG及びAOSに対応する。
電源PSは基準電圧VREF(ピン62)及び定電圧A
VDD(ピン50)を提供する。
【0045】マイクロプロセッサーはメッセージ中の関
連アドレスを認識する“アドレス・ラッチ許可”として
使用され、MCUによってEPROMへ送られる信号A
LE(ピン66)を発生する。即ち、EPROMとの関
連でHI−ADDに対応するPA7乃至PA0、及びL
O−ADDに対応するPB2乃至PB6に従ってプログ
ラムが実行される。マルチプレクサー入力(ピン51乃
至60)に応答してA/D変換が行なわれる。電源出力
はピン62,63に現われる。INCOM受信はピン4
7乃至49において行われ、INCOM送信はピン7
9,80及び1において行なわれる。
【0046】図29はコネクターJ3とチップAPのV
AN,VBN,VCN,IA,IB,IC受信ピンとの
接続を示す。図30はVA及びVDDにそれぞれ対応す
る相ラインA及びBを起点とする電源回路を示す。
【0047】本発明の好ましい実施例における回路構成
を以上に説明した。INCOMシステムとSure P
lus Chipの上述した組合せとの関連で、本発明
電力量モニターシステムの動作を以下に説明する。
【0048】ローカル・ステーションにおける主要な機
能は電力消費量を即座に算定することである。このロー
カル・ステーションでの算定は相電圧及び相電流のサン
プリングに基づいて行なわれる。電力はV(電圧)とI
(電流)の積である。E(電力量)はサンプリングされ
た積VA×IA,VB×IB,VC×ICの和である。
本発明では、好ましくは下記の表1及び2に示すサンプ
リング法則にしたがって行なう。サンプリングはそれぞ
れを以下にオクターブと呼称する8個のサンプルから成
る群ごとに行われる。このオクターブ、即ち、8個のサ
ンプルから成る群の個々のサンプルに番号0乃至7を付
してあり、奇数番号サンプルが先行の偶数番号サンプル
から90°離れた所で現われ、偶数番号サンプルが先行
の奇数番号サンプルから112.5°離れた所で現われ
るように各サンプルがトリガーされる。従って、第1オ
クターブは下記の表1に示すように順次現われ、表中の
角度は電圧(VA,VB,VC)または電流(IA,I
B,IC)に対応する正弦波の電気角である。
【0049】
【表1】
【0050】1つのオクターブから次のオクターブまで
の間に98.4°の遅延があるということもサンプリン
グの法則である。従って、次のオクターブの第1サンプ
ルが01でスタートするとすれば、この第1サンプルは
00に対して98.4°離れたと所で現われる。同様
に、さらに次のオクターブは2×98.4°=196.
8°に相当する02でスタートすることになる。従っ
て、表1のオクターブに続く15オクターブは下記の表
2に示すように現われる:
【0051】
【表2】
【0052】16オクターブ、即ち、合計128個のサ
ンプルが順次現われてから120.94°の電気角だけ
遅れて同じサンプリング・プロセスが繰り返される。
【0053】結果的に正弦波の半サイクルに1つのオク
ターブの8個のサンプルが均等に配分されることにな
る。このことは第1オクターブの8個のサンプル00乃
至7を三角函数円の円周上に分布した形で示す図31か
らの明らかであろう。01は第1オクターブの最終サン
プル7から98.4°+22.5°=120.9°の遅
延を表わす98.4°に現われる。同様に、続く15オ
クターブにおけるそれぞれ第1のサンプルは02(19
6.8°)から015(36°)までに散らばってい
る。各オクターブのサンプルは互いに22.5°(90
/4)及び45°(90/2)の間隔で分布している。
また、オクターブ08及び016によって示されるよう
に、8オクターブ以後、1つのオクターブのサンプルは
最初の90/4目盛りの1つに位置する。図32(A)
には、ゼロ交差(0°)で始まる8個のサンプルから成
る群の7個のサンプル1乃至7を基本波の半サイクルと
の関係で示した。次のオクターブはダッシュの付いた番
号で示すように先行オクターブのサンプル間に分布して
いる。図32(B)は対応の半サイクルを示す。
【0054】この2つの図から明らかなように、サンプ
リング・プロセスの結果、正弦波に沿って狭い間隔で並
置された一連のサンプルが得られ、最大限の精度が得ら
れる。このサンプリングが3相の電圧VA,VB,VC
及び3相の電流IA,IB,ICのそれぞれについて行
なわれる。Sure Plus Chip内のマイクロ
コンピューター及び付属の回路によってローカル・ステ
ーションに関する電圧及び電流をサンプリングする目的
はローカル・ステーションにおける電力消費量累計及び
需要電力を即座に算定し、パソコンPCがINCOMを
介してこの情報を読み取るか、または抽出できるように
することにある。従って、プリント回路板PCBAはプ
リント回路板PCBBの一部であるSure Plus
Chip SPに入力されるアナログ信号を先ず出力
し、Sure Plus Chip SPにおいてマイ
クロコンピューターMCUによってA/D変換が行なわ
れ、連続的かつ瞬間的に積V×Iの計算が行なわれる。
【0055】図33(A)に示すように、プリント回路
板PCBAからの入力信号は入力電圧VINをアースに
接続する2つの直列抵抗器R1,R2の中間点から導出
される。出力電圧V0はチップSPの多重ピン(MUX
0,MUX1,MUX2,またはMUX3)に印加され
る。サンプリングされる相電流についてA/D変換が行
なわれる。この過程でチップSP内の回路がアースへの
帰線を形成する。この場合、2通りの状況が考えられ
る。1つは(図33(B)に示すように)電圧源の高イ
ンピーダンス入力であり、他の1つは(図33Cに示す
ように)短絡を生ずる(電流源の)極めて低いインピー
ダンス入力である。第1の場合にはチップSPが電圧モ
ードで動作し、第2の場合には電流モードで動作する。
電圧モードの場合、チップは0乃至+2.5ボルトで動
作する。電流モードの場合、チップSPから最大限−1
600マイクロアンペアの負電流が流れる。出力インピ
ーダンスがフルスケール電圧÷フルスケール電流に等し
い1.56Kオームとなるように入力信号源を設定すれ
ば、桁移動子を補足せずに電流モード、電圧モードの双
方を使用できる。これを図示したのが図33(D)(テ
ブナン等価回路)及び図33(E)(ノートン等価回
路)である。図34に示すように、チップSPはMCU
の作用下に、入力がVIN(高入力インピーダンス)で
あるかIIn(短絡入力)であるかに応じて即座に電圧
モードまたは電流モードを採用するように内部構成され
ている。
【0056】多重入力(MUXO)とアース(GND)
の間にはオートゼロ動作するように構成されている演算
増幅器AMP1の負及び正入力が挿入されている。“電
流モード”の場合、演算増幅器出力と負入力の間のフィ
ードバック・ループはFETデバイスQ0のゲート電極
G及びソース電極Sを含み、入力に伴ってVIN負電流
がチップSPから流れると、ソース電極SがVIN電流
に等しい電流を供給して入力をゼロVに保持するまで増
幅器の出力が正方向に駆動される。これは短絡入力、即
ち、“電流モード”である。“電圧モード”では増幅器
AMP1及びFETデバイスQ0が作用を抑止され、ピ
ンMUX0に現われる正電圧は第2増幅器AMP2によ
普通の増幅作用によって変換される。“電圧モード”
において、増幅器AMP2はVINに対して高インピー
ダンスを提供し、MUX0からはほとんど電流が流れな
いから、ピンMUX0は“電流モード”時のように“ゼ
ロ”とはならず、入力信号VINを追従する。
【0057】基本波の全サイクルを示す図35から明ら
かなように、信号が正(第1半サイクル)なら、動作は
“電圧モード”であり、信号が負(第2半サイクル)な
ら、動作は“電流モード”である。以上に2つの動作モ
ードとチップSPの関係を説明したが、A/D変換が行
なわれる場合には相電圧サンプルの正電圧だけが使用さ
れるのに対して、電流サンプリングに際しては電流が正
であっても負であってもよい。電流サンプリングに際し
て、もし電流が正(図35の曲線の前半分)なら、電圧
モードのA/D変換が行なわれる。もし電流が負なら、
図34に示すように“電圧モード”のゼロ出力となる。
ゼロは“電流モード”の状況を意味し、図33(C)ま
たは図33(E)に示すように“電流モード”で再びA
/D変換が行なわれる。
【0058】図36のアナログ電圧/電流測定システム
は0乃至+2.5Vの入力電圧及び0乃至−1.6ミリ
アンペアの入力電流を電圧モードで正確に測定すること
ができる。本発明の最も好ましい実施例では主要構成素
子として下記のものを含む。
【0059】 −8ビットA/Dコンバーター−ADC; −入力スケーリング用のオートレンジング・システムA
RS; −入力増幅器AMP1及びAMP2に接続するオートゼ
ロ・コントローラーAZS; −8チャンネル入力信号マルチプレクサー(MUX0−
MUX7)、 −相電流サンプリングのため電流及び電圧を読取ること
のできる4つのチャンネル; −相電圧サンプリングの時にだけ電圧入力用として使用
される4つのチャンネル; −4つまたはそれ以下のサンプル・アンド・ホールド電
圧入力。
【0060】電圧入力はすべてA/DコンバーターAD
Cへ入力される前に可変利得オートレンジング電圧増幅
器AXP2によってバッファされる。電圧増幅器の利得
は信号が少なくともフルスケールの半分、ただしオーバ
ーフローでない状態となるまで自動的に調整される。電
圧測定は直接的に、またはサンプル・アンド・ホールド
(積算)法を利用して行なうことができる。サンプル・
アンド・ホールド測定には“電圧モード”用に構成され
た2つの隣接する入力チャンネルと外部コンデンサーが
必要である。4対のサンプル・アンド・ホールド入力チ
ャンネルが同時にサンプリングする。
【0061】負電流を測定する場合には増幅器AMP1
が使用され、動作は“電流モード”である。増幅器AM
P1は負電流(即ち、入力から流れる電流)を受け、コ
ンデンサーまたは抵抗器(図27のR23)をMX0ピ
ンに接続することにより積算モードまたは非積算モード
で動作させることができる。増幅器AMP1は電流ミラ
ー(CMR)として動作するオートレンジング電流源を
介して特定のチャンネルに電流を供給することにより反
転入力を見かけアース・レベルに維持するように構成さ
れている。電流源からMX0ピンに向かって流れる電流
は特定の入力チャンネルから流れる電流のプログラム可
能な部分を表わす。図23に示すその他の構成素子は下
記の通りである: −内部シャントレギュレーターAVDD; −シャントレギュレーターAVDDがそれ以上電流を引
き込まないように外部デバイスに知らせるための電源モ
ニター; −可調バンドギャップ電圧基準; −固定バンドギャップ電圧基準;
【0062】図36のシステムは“電圧モード”または
“電流モード”によるA/D変換のためのSure P
lus Chip及びこのChip内で動作するマイク
ロプロセッサーの内部構成に係わる。図36には(プリ
ント回路板PCBAのライン11,12,13から来
る)入力電流IA,IB,ICと対応する多重ピンMU
X0乃至MUX3、及び抵抗器R23(図19)を介し
てアースと接続するMX0が示されている。同様に、入
力電圧VAN,VBN,VCNに対応する多重ピンMU
X4乃至MUX7が示されている。“電圧モード”であ
る後者の場合、入力電圧VINがライン30を介して演
算増幅器AMP2の非反転入力に印加される。出力はラ
イン31及び位置#1を占めるスイッチSW2を介して
A/DコンバーターADCへの入力としてのライン32
へ供給される。これと同じことが“正電流”である場合
の入力電流に対しても起こる(スイッチSW2は位置#
1のまま)。ただし、もし入力電流が“負”なら、動作
は“電流モード”で行なわれる。この時点でスイッチS
W2及びスイッチSW1は位置#2を占めるMUX0−
MUX3からの入力電流はライン33を介して演算増幅
器AMP1に流入する。
【0063】ライン34の出力はFETデバイスQ0の
ゲート電極Gに供給されるから、ライン35、ソース電
極S及びドレン電極Dを介して、電流ミラー回路から来
るライン36から負電流が引き出される。従って、対応
の電流がライン37の出力から流れ、これがアースへの
抵抗器R23によって電圧に変換されてピンMX0に現
われ、ライン39を通ってA/DコンバーターADCへ
の入力としてライン321に現われる。
【0064】図37,38及び39はローカル・ステー
ションでの電力量モニターにおけるMCUの動作を示す
フローチャートであり、図37のフローチャートが主要
ルーチンである。ステップ100において給電がON、
即ち、Resetとなる。ステップ101において初期
化が行なわれる。ステップ102においてシステムがス
タートする(“Begin”)。次いでステップ103
において、情報の通信に関連して“IMPACC”バッ
ファが形成される。ステップ104において、システム
がINCOMを呼び出す。次のステップ105において
NVRAM(持久RAM)が更新される。ステップ10
6においてROMがチェックされ、ステップ107にお
いてSure Plus(SP)の作用として公知の
“デッドマン制御”が行なわれる。
【0065】図38のフローチャートはシステムが60
Hz動作のために実行する割込みルーチンである。先に
述べたように、サンプリングは2サイクルに亘ってシー
ケンス1200,900,1120,900,112
0,900,1120,90,1200をステップ11
0において“Pタイマー”がロードされる。Pタイマー
はマイクロプロセッサーMCUの内部タイマーと連携す
るソフトウェアであり、連続するオクターブに関する上
掲の表1及び表2に示したサンプリング・シーケンスに
おける割込みのタイムインターバルを設定するようにプ
ログラムされる。ステップ111において“サンプリン
グ”ルーチンが呼び出される。次いでステップ112に
おいて“これは奇数サンプル番号か?”という質問が提
示される。もしイエスなら、112´を通ってステップ
113に進みPタイマーが90°にセットされ、ステッ
プ113´においてNVRAM(持久RAM)への入力
が行なわれる。次いで114を通ってステップ115に
進み、リターンとなる。
【0066】ステップ112における答えがノーなら、
116を通ってステップ117に進み、“これは8番目
のサンプルか?”という質問が提示される。もし答えが
ノーなら、118を通ってステップ119に進み、Pタ
イマーが112.5°にセットされ、114を通ってス
テップ115に進み、リターンとなる。もし答えがイエ
スなら、120を通ってステップ121に進み、Pタイ
マーが120.94°にセットされる。次いでステップ
122に進み、“これは第16オクターブの最後のサン
プルか?”という質問が提示される。もし答えがノーな
ら、ライン123及び114を通ってステップ115に
進んでリターンとなる。もし答えがイエスなら、ライン
124を通ってステップ125に進み、個々の相ごとに
電力量をスケーリングし、合計して総電力量値を出すよ
うに指令される。次いでステップ126において“KW
−H(キロワット時)整数のLSバイト(最下位ビッ
ト)がロールオーバーされたかどうか”という質問が提
示される。もしイエスならライン132を通ってステッ
プ133に進み、KW−Hが記憶され、ステップ115
においてリターンとなる。ステップ126における答え
がノーならステップ115に進んでリターンとなる。
【0067】図39に示すサンプリング・ルーチンのフ
ローチャートは下記の通りである:ステップ150は電
圧の相Aに関連のステップであり、“電圧VAをA/D
変換し、その結果を記憶する”ように指示される。次の
ステップ151は電流の相Aに関連するステップであ
り、“IAを電圧モードでA/D変換する”よう指示さ
れる。次いでステップ152において、質問“IAのA
/D変換結果はゼロであるか?”が提示される。すでに
述べたように、この質問は図34から明らかなように検
出された電流がゼロであったか負であったかという意味
である。もしイエスなら、ライン153を通ってステッ
プ154に進み、“IAを電流モードでA/D変換”す
るよう指示される。次いでステップ155において、サ
ンプリング値を利用してIA×VA/256+“EO
A”を計算するように指示される。ここではスケーリン
グだけを目的としてアキュムレーターで累算された電力
量を数256で除算する。8ビットと仮定すると、乗算
によってビット数が大きくなり過ぎる。したがって、1
6×16=256による除算を採用する。
【0068】次いでシステムはライン156に進む。ス
テップ152の結果がノーなら、ライン157を通って
ステップ158に進んで“EOA”からIA×VA/2
56を減算するように指示される(“EOA”はバッフ
ァ・レジスター中の累算電力量であり、ここでもスケー
リングだけを目的とする256による除算が行なわれ
る)。減算は積IA×VA中のIAのマイナス符号を考
慮してのことである。“電圧モード”による相電流変換
にはマイナス符号が与えられ、“電流モード”による相
電流変換にはプラス符号が与えられる。いずれの場合に
も、システムは最新の電力量値を提供する。対称性に鑑
み、ステップ159もステップ154と同様のステップ
であり、“IAを電流モードでA/D変換する”ように
指示される。
【0069】このステップは実行ステップとしては無用
であるが、ステップ154とパラレルであるから他方の
側と一致する時間が余分に必要となる。したがって、2
つのプロセス経路が156において時間的に収斂し、こ
こからシステムは相Bに関して上記一連のステップと同
じステップを反復する。即ち、この段階156におい
て、相Aに関する電力量計算は完了している。相Bに関
してステップ156からステップ166までに亘って上
記一連のステップと同様のステップが行なわれる(ステ
ップ160において電圧VBのA/D変換と記憶;ステ
ップ161において電流モードによるIBのA/D変
換;ステップ162においてIBのA/D変換結果がゼ
ロであるかどうかのテスト;イエスなら、ルーチンの一
方の側のステップ164において電流モードによるIB
のA/D変換、次いでステップ165においてIB×V
B/256+“EOB”の計算;ノーなら反対側のステ
ップ168“EOB”−IB×VB/256の計算、次
いでステップ169において電流モードによるIBのA
/D変換)。
【0070】次いでステップ166からステップ176
に亘って相Cに関して同じ一連のステップが行なわれ
る。即ち、1)ステップ170において電圧VCのA/
D変換と記憶が指示され、ステップ171において電圧
モードによる電流ICのA/D変換が指示され;2)
(ステップ172においてICがゼロであるかゼロでな
いかに応じて)ステップ174において電流モードによ
るICのA/D変換が指示され、次いでステップ175
においてIC×VC/256+“EOC”NO計算が指
示されるか、またはステップ179において“EOC”
−IC×VC/256の計算が指示され、次いでステッ
プ180において(他の2つの相について行なわれたの
と同様に)電流モードによるICのA/D変換が指示さ
れる。いずれの側もライン176を通ってステップ17
7においてリターンとなる。図39のフローチャートの
ステップから明らかなように、ADC(図36)におけ
るA/D変換後、相AについてはVA及びIAの、相B
についてはVB及びIBの、相CについてはVC及びI
Cの8ビット・サンプルが得られ、これらのサンプルか
ら相ごとに電力量が計算され、3相合計して下記の結果
が得られる:E=ΣVA×IA+ΣVB×IB+ΣVC
×IC (1)この電力量が絶えず記
憶され、累算されてローカル・ステーションの現時点
力消費量となる。この作業はそれぞれのローカル・ユー
ザーのステーションにおけるバックパック・ユニットに
よって行なわれ、その結果を随時パソコンPCステーシ
ョンがすべてのローカル・ステーションから引き出すこ
とによって個別料金を算定する。パソコンPCステーシ
ョンなどのような中央ステーションはこの結果を利用す
ることにより、電力会社の総量メーターをも参考にしな
がら総電力消費量をモニターする。
【0071】電力の勾配、即ち、電力/時間に相当する
需要電力を知る必要もある。例えば5分ごとにパソコン
PCステーションがこのタイムインターバルに消費され
電力量を算定する。スナップショットにより5分ごと
にパソコンPCステーションは個々のローカル・ステー
ションが同時にそれぞれの現時点での電力消費を記憶
するように指令する。2つのスナップショットの間で、
中央ステーションは順次各ローカル・ステーションから
すべての記憶された電力消費を読み取り、各ローカル
・ステーションごとの最新値と5分前の値の差を求め
る。この差はローカル・ステーションにおいて5分間に
消費された電力量または5分間の需要電力である。次い
でこの差が中央ステーションによってタイム・スタンプ
及びユーザー・スタンプされ、ローカル・ユーザー間の
“需要電力”コスト配分算定に使用できるように記憶
される。
【0072】1つのローカル・ユーザー・ステーション
について以上に説明した装置及びシステムに基づく電力
の中央モニタリングの一般的な方法として、複数のス
テーションは任意の時点における電力消費量累計を記憶
し、パソコンPCステーションは各ステーションから順
次結果を読み出すだけでよい。ただし、電力会社の総量
メーターの指示値と一致させるため、ローカル・ユーザ
ーのバックパック・ユニットからの情報ポーリングを
“同期化”しなければならない。本発明では遠隔ステー
ションからではなくパソコンPCステーションまたは中
央ステーションからこの問題を解決する。
【0073】遠隔ステーションからの電力消費データ
を中央ユニットに送り、この中央ユニットにおいて電力
消費総量を集中メーターとの関係において測定するこ
とは米国特許第4,692,761号明細書から公知で
ある。
【0074】公知技術は真正メッセージ及び有効な交信
を可能にする真正通信の必要を示唆している。このた
め、中央ユニットへの周期的なデータ転送が採用されて
いるが、この方法も局部的な動作不良に起因する誤り情
報を招くおそれがある。ローカル・ステーション電力消
費量間の正確な時間関係を、送信され、受信される信頼
すべきメッセージと組み合わせるには中央ユニットと遠
隔ユニットの間の対話が著しく複雑にならざるを得な
い。そこで、遠隔ステーションにおけるローカルな需要
電力及び電力量の計算を同期化する必要がなく、“スナ
ップショット”と呼ばれる中央ステーションからの指令
下に各ローカル・ステーションが現時点での電力消費
累計をローカル・ステーションごとに記憶するだけでよ
い方法を提案する。遠隔ステーションの受動性により
ーカルな電力消費を絶えず算定すること可能にな
、中央ユニットからスナップショットにより遠隔ス
テーションを同期化させるよりも動作が簡単になる。
【0075】図41にはパソコンPCステーションが5
分ごとに電力消費量累計を記憶するよう指令を送信する
電力量モニターシステムを示す。この指令はINCOM
システムを介してそれぞれの遠隔ステーションST#
1,ST#2,・・・ST#nに送信され、各ステーシ
ョンにおいて(最初の指令以後は不必要かも知れない
が、必ずすべてのローカル・ステーションが指令を受信
するようにする)指令が受信されると、1つのステーシ
ョン(ステーション#n)について図41に示すような
現時点電力消費量累計がローカル・ステーションごとに
記憶される。即ち、ステーション#nのマルチプレクサ
ーMUXが信号IA,IB,IC,VA,VB,VCを
受信し、これらの信号は図38のフローチャートに関連
して上述したように表1及び表2のサンプリング法則に
したがって、Pタイマーからのライン39によってトリ
ガーされるサンプラーSMPからライン40及び41を
介して供給される制御信号下にサンプリングされる。
【0076】図36に関連して説明したように、サンプ
リングされた信号は同じくサンプラーSMPに従って
(ライン40及び42を介して)作動させられるA/D
コンバーターADCへライン32を介して供給される。
ライン44に出力されたデジタル信号は乗算器MLTへ
供給され、乗算器MLTはライン40の制御信号の制御
下に、ライン43を介してライン45に値IVを出力す
る。加算器SUMは3相について合計されたサンプル
力量値IVSをライン46を介して送出し、これがAC
CUにおける総電力量累算カウントとなる。この総電力
量値は新しくサンプリングされたIVS量によって絶え
ず更新される。最新の総電力量値はライン47に出力さ
れ、ゲートGTによってゲートされたのち、ライン48
を通って記憶レジスターSTEに入力される。ここでパ
ソコンPCステーションによる制御が行なわれる。この
時点で各ステーションは自らのレジスターACCUにお
いて最新の総電力消費量または電力消費量累計Eiを合
計している。
【0077】INCOMを介してライン50によってP
Cステーションからスナップショット指令SNPが受信
されると、アドレスされたステーションのゲートGTが
ライン50を介して割り込み許可される。これと同時
に、最新値Eiがライン48を介してレジスターSTE
に記憶される。これと同じことが各ステーションにおい
て同時に行なわれる。次いで、ライン51を介してPC
ステーションはステーションごとにSTEに記憶されて
いる量を逐次的に、例えば、ステーション1,2,・・
・nの順に読み取る。ここでPCステーションがEiを
最新の受信データEi−1と比較し、特定ステーション
のライン50によって2つの連続するゲート指令を分離
する5分間のタイムインターバル内の電力消費量をステ
ーションごとに知る。Ei−E(i−1)に基づいてP
Cステーションは需要電力=Ei−E(i−1)を算定
する。多くの場合、この算定は電力量モニターステーシ
ョン#1,#2,・・・#nと通信するPCステーショ
ンを示す図42のブロックダイヤグラムで表わされるソ
フトウェアによって行なわれる。PCによる電力量モニ
ターは図43,44及び45のフローチャートに従って
行なわれる。
【0078】図43のフローチャートではステップ20
0でスタートし、ライン201を通ってステップ202
に進み、典型的には5分間の時間インターバルが開始さ
れているかどうかが判定される。もしノーなら、ライン
203を通ってシステムはステップAに進み、ライン2
04を介して図27Bのルーチンの結果を受信する。次
いでシステムはステップ205に進み、残されたフリー
・タイムにバックグラウンド・タスクが行なわれる。次
いでライン206を通ってライン201に戻り、ここで
新しい時間インターバルに入る。ステップ202におけ
る判定がイエスなら、ライン207を通ってシステムが
ステップ208に進み、すべてのステーションからのポ
ーリングが開始される。ライン209を通ってステップ
210に進み、ここでINCOMを介してローカル・ス
テーションに対し、現時点での電力消費量累計、または
各ステーションにおいて累算された電力量の“瞬間値”
を“スナップショット”せよという指令が送信される。
しかし、真正かつ有効な指令効果を得るためステップ2
13において約数ミリの残り時間を不動作時間として
設定することによりこの段階で冗長性が利用され、次い
で、ライン214を通ってステップ215に進み、別の
“スナップショット”指令がライン216からINCO
Mを介してローカル・ステーションへ送信される。
【0079】次いで、累計がいくらであるかを知り、有
効な電力量値が要求されているかどうかをチェックする
ため、すべてのステーションから個別のポーリングが行
なわれる。このルーチンはライン217でスタートし、
ローカル・ステーションの番号iがアドレスされ、ステ
ップ218においてiが1にセットされる。次いで、ス
テップ220においてローカル・ステーションの総数n
に達するまでステップ227においてカウントが1つず
つ増える。ステップ220においてi=nになると、シ
ステムはライン221を通ってポーリングのため新しい
一連のn個のステーションに進む(図44のルーチンの
ライン222)。もしシステムが未だステーションのポ
ーリング中であるなら、(ステップ220からの)ライ
ン223を通ってステップ224に進み、アドレスされ
ているステーションのためにタイマーがゼロに初期設定
され、ローカル・ステーションにおける累計電力量を知
るため、また、必要なら受信情報の有効性を確かめ、有
効でなければコールし直すためライン225を通ってシ
ステムが図45のルーチンに進む。
【0080】図43のフローチャートのステップ226
は後述する図45のフローチャートと連携する。ステッ
プ220においてnに達するまでそれぞれのi値が1つ
ずつ増大してすべてのステーションについて電力量情報
が収集されたら、新しい時間インターバル(5分間)に
改めてポーリング指令があたえられる。すべてのステー
ションの電力量情報が収集されたら(ライン221上に
示すY)、システムはステーション・ポーリングのため
図44のライン222に進む。ステップ220において
ノーなら、ライン223を通ってシステムが図45に示
すルーチンであるステップ226に進む。
【0081】図43のステップ226において、各ステ
ーションにおける電力消費量累計を算定するためポーリ
ングが行われる。ステップ230にi=1に初期設定さ
れる。即ち、最初のステーションがアドレスされる。次
のステーション(ステップ240におけるi=i+1)
に進む前に、ステップ236において受信した電力消費
量累計が妥当かどうかが判定される。もしイエスなら、
ライン241を通って次のステーションに進む(すべて
のステーションが処理される、即ち、ステップ232に
おいてnに達するまで)ステップ240においてiに1
が加算される。すべてのステーションが処理されたら、
ライン233を介してシステムはステップ234に進
み、5分間の時間インターバルが経過したかどうかが確
められる。もしイエスなら、システムは図43のステッ
プAに戻り、ノーなら、有効な回答を求めてステップ2
36からライン237を通って図45のフローチャート
・ルーチンに進む。ライン239で電力消費量累計が正
しく受信されると、システムはステップ234に進む。
【0082】(図43のステップ226からライン22
6´を通って)フローチャートは図45のステップ25
0に進み、ローカル・ステーション状態リクエストがI
NCOMを介して送信される。次いでステップ251に
おいて“アドレスされたステーションは回答したか”と
いう質問が提示される。もしノーなら、ステップ252
においてこの事実が確認され、ライン253を通ってス
テップ254に進み、リターンとなる。ステップ251
においてイエスなら、ステップ255において状態が
“アラーム”であるかどうかが判定される。もしイエス
なら、ステップ257においてこれが確認され、ライン
258及び253を通ってステップ254に進み、リタ
ーンとなる。もしステップ255においてアラームでな
いことか検知されると、ステップ260において、“
力量送信準備状態が得られたかどうか”が判定される。
もしイエスなら、ライン262によりINCOMを介し
電力量(キロワット時)を返信するようステーション
が要求される。
【0083】ステップ263における回答が肯定的な
ら、ステップ264においてKWHが求められ、ステッ
プ265において有効であると認識され、ライン266
を通ってステップ254に進み、リターンとなる。ステ
ップ263における回答がノーなら、ステップ267に
おいて状態が未知であることが確認され、ライン268
を通ってステップ254に進み、リターンとなる。ステ
ップ260においてノーなら、システムはステップ26
9において(ライン270を介して)ステーションに改
めてリクエストする。この場合、ライン273を通って
ステップ254に戻る前にステップ272においてタイ
マーによって時間遅延が設定される。
【0084】さらに別の実施例において、電力量モニタ
ーシステムはユーザーの電流、電圧及び需要電力を個別
にモニターできるように設計変更することが可能であ
る。図46−50は、ユーザーの個別の電流、電圧、電
力消費のモニターを可能にする電力量モニターシステ
ム・ファームウエアの一例を示すフローチャートであ
る。特に図46及び47を参照して、このフローチャー
トは、125において各相の電力量をスケーリングし合
計して電力消費量の請求書を出す指令を発する前に30
1において各相の平均電力を算定しその得られた値をス
ケーリングして記憶させる指令を与えるように変更され
ている。その後、電力量算定指令の後に、303におけ
る各相の電流及び電圧のRMS値を算定してスケーリン
グし記憶させる指令、305における各相の皮相電力を
算定しスケーリングし記憶させる指令、307における
各相の無効電力を算定しスケーリングし記憶させる指
令、309における力率を算定し記憶させる指令が続
く。
【0085】図48−50を参照して、サンプル・ルー
チンのフローチャートは、151′における電流モード
での電流IAのA/D変換及びその記憶、並びに15
1′のA/D変換の結果が0に等しければ154′にお
ける電圧モードでの電流IAのA/D変換及びその記憶
が可能なように変更されている。同様に、相B及びCに
おいて、161′における電流モードでの電流IBのA
/D変換及びその記憶、並びに161′のA/D変換の
結果が0に等しければ164′における電圧モードでの
電流IBのA/D変換及びその記憶が可能なように、ま
た171′における電流モードでの電流ICのA/D変
換及びその記憶、並びに171′のA/D変換の結果が
0に等しければ174′における電圧モードでの電流I
CのA/D変換及びその記憶が可能なように変更されて
いる。
【0086】図50を参照して、各相の電圧及び電流の
値が変換後記憶されると、上述したRMS及び電力の計
算に用いる値を二乗し、合計しそして記憶させる指令が
発せられる。詳しくは、各パスのIA x IAを合計
し記憶させる指令が311において発せられ、同様な指
令が総電流IB及びICについては313、315にお
いて発せられる。各パスのVA x VAを合計し記憶
させる指令は317において発せられ、同様な指令が総
電圧VB及びVCについては319、321において発
せられる。計算により求めた値はスケーリングのために
それぞれ256で割算される。その後323において共
通リターン指令が発せられる。フローチャートの最後の
ステップから明らかなように、A/D変換の後相Aにつ
いてはVA及びIAのサンプルが、相BについてはVB
及びIBのサンプルが、また相CについてはVC及びI
Cのサンプルが取り出され、これらのサンプルから相ご
とに電力の値が計算されて3つの相が合計される。
【0087】計算により求める電力量値に関し、電流及
び電圧のモニターは種々のローカル・ユーザーにつき全
てのステーションのバックパック・ユニットにより行わ
れるが、その結果はパソコンステーションにより上述の
通信ネットワークを介して全てのステーションから任意
の時に回収できる状態にある。これはパソコンステーシ
ョン、または任意の他の選択したステーションで全体の
需要電力をモニターするために使用可能である。前述し
たように、そして図51で示すように、ライン40、4
2によりサンプラーに従って作動されるA/Dコンバー
ターADCへサンプルされた信号がライン32により印
加される。ライン44上の出力デジタル信号はプロセッ
サ325へ送られ、そこで電力消費量累計、電力、RM
S電圧及びRMS電流値が取り出される。これらの値は
新しいサンプリングにより得られる量により絶えず更新
され、ライン50を介してスナップショット指令が発せ
られることによりこれらの値が蓄積される。蓄積された
値はライン51n上に出力するため、ライン50からの
ソフトウェアによる指令でネットワークにとってアクセ
ス可能である。上述したように、中央コンピユータステ
ーションはレジスターに蓄積された情報を集めるためス
テーションに個々にポーリングする能力を備えている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はローカル・ユーザーに属する複数の遮断
器と個別のバックパック・ユニットを介して接続する本
発明の電力量モニターシステムを組み込んだ分電盤装置
を略示する構成図である。
【図2】部分図(A)及び(B)はそれぞれ図1に示し
た遮断器の1つの正面図及び頂面図である。
【図3】部分図(A)、(B)及び(C)はそれぞれ図
1に示したバックパック・ユニットの1つの正面図、頂
面図及び側面図である。
【図4】図4は遮断器と接続している状態でバックパッ
ク・ユニットを示す図3(B)と同様の図である。
【図5】図5は図1に示した遮断器の1つの正面図であ
り、入出ケーブルラインに2つの対向端子がそれぞれ接
続され、連携のバックパック・ユニットがローカル負荷
の出ケーブルライン側にプラグインされた状態を示し
た。
【図6】図5は図1に示した遮断器の1つの頂面図であ
る。
【図7】部分図(A)は図3(A)と同様に図1に示し
たバックパック・ユニットの1つを示す正面図であり、
部分図(B)は部分図(A)のバックパック・ユニット
の断面図である。
【図8】図8は図7(A)のバックパック・ユニットの
別の断面図である。
【図9】部分図(A)はケーブルラインが軸方向に貫通
するプリント回路板のリム付近に設けられた図3,図7
または図8のバックパック・ユニットの耳を示す正面図
であり、部分図(B)は部分図(A)に対応する断面図
である。
【図10】図10は図1の2つのプリント回路板を並置
状態で示す平面図である。
【図11】図11は2つのプリント回路板を囲むバック
パック・ユニットの内部構造を、プリント回路板が並置
されている状態で示す斜視図である。
【図12】図12は2つのプリント回路板を囲むバック
パック・ユニットの内部構造を、折り重ねた組立て状態
で示す斜視図である。
【図13】図13はバックパック・ユニット及びそのカ
バーの底部ケーシングを、図12の機能ユニットを挟ん
だ状態で示す分解図である。
【図14】部分図(A)及び(B)は図13のバックパ
ック・ユニットに使用される底部ケーシングとカバーを
分離して示す斜視図である。
【図15】図15はバックパック・ユニット内の機械的
及び電気的接続を示す概略図である。
【図16】図16はそれぞれがローカル・ユーザーに属
する対応の遮断器と接続しているかまたは接続される複
数のスレーブ・バックパック・ユニットにパソコンPC
オペレーター制御ステーションが接続し、共通の通信ラ
インを介してモニターが行なわれ、必要に応じてデータ
収集ステーションも組み込まれている本発明の電力量
ニターシステムの構成図である。
【図17】図17はバックパック・ユニット内で両プリ
ント回路板の間に遮断器端子感知手段とパソコンPC通
信ラインの下位リンク手段との間のインターフェースを
形成する両プリント回路板の対面関係を示す分解図であ
る。
【図18】図18はトランスデューサーのプリント回路
板に含まれる電流及び電圧感知手段を示す回路図であ
る。
【図19】図19は図18のプリント回路板の内部回路
を示す回路図である。
【図20】図20はパソコンPCに至るINCOM通信
ラインと接続するプリント回路板によってデジタル方式
で行なわれる基本的作用を示す簡略図である。
【図21】図21は本発明の電力量モニターシステムの
全体図である。
【図22】図22はパソコンPCに至るINCOM通信
ラインと拡張モード・スレーブ関係となるように設けた
本発明のバックパック・ユニットを示す回路図である。
【図23】図23はSure Plus Chipを介
してバックパック・ユニットのデジタル・プリント回路
板とINCOM通信ラインの接続を示す構成図である。
【図24】図24は図17のINCOM通信ラインとS
ure Plus Chipの間のインターフェースを
示す構成図である。
【図25】図25は図24の回路の実施に用いる回路を
示す。
【図26】図26は本発明のバックパック・ユニットの
デジタル・プリント回路の一部を示す回路図である。
【図27】図27は本発明のバックパック・ユニットの
デジタル・プリント回路の一部を示す回路図である。
【図28】図28は本発明のバックパック・ユニットの
デジタル・プリント回路の一部を示す回路図である。
【図29】図29は図26−28の回路において電流及
び電圧プリント回路板から信号を受信するコネクターを
示す構成図である。
【図30】図30は図26−28の回路板における電源
回路の回路図である。
【図31】図31は本発明の好ましい実施態様によるサ
ンプリング・プロセス下に円周上に分布する第1オクタ
ーブを構成する8つのサンプルを示す説明図である。
【図32】部分図(A)は2組の連続するサンプル・オ
クターブの分布を半サイクルで示し、部分図(B)は対
応の基本波半サイクルを示すグラフである。
【図33】部分図(A)は入力信号とチップSPとの間
のインターフェース;部分図(B)及び(C)はA/D
変換プロセスに際してのチップの電圧及び電流モード動
作;部分図(D)及び(E)はそれぞれ両モードに対応
する等価回路である。
【図34】図34は入力信号に応じて電圧モードから電
流モードに切り換えるチップSPの回路である。
【図35】図35は両モードに対応する基本波をそれぞ
れ示す説明図である。
【図36】図36は図33(B)及び33(C)の電流
及び電圧モードを行なわせるため図26のチップSPに
設けた回路を示す回路図である。
【図37】図37は本発明の方法によってユーザー・ス
テーションにおいて電流及び電圧をサンプリングし、
力量を計算し、現時点電力消費量を累算する際の電力量
モニターシステムの動作を示すフローチャートである。
【図38】図38は本発明の方法によってユーザー・ス
テーションにおいて電流及び電圧をサンプリングし、
力量を計算し、現時点電力消費量を累算する際の電力量
モニターシステムの動作を示すフローチャートである。
【図39】図39は本発明の方法によってユーザー・ス
テーションにおいて電流及び電圧をサンプリングし、
力量を計算し、現時点総電力量を累算する際の電力量
ニターシステムの動作を示すフローチャートである。
【図40】図40は本発明の方法によってユーザー・ス
テーションにおいて電流及び電圧をサンプリングし、
力量を計算し、現時点電力消費量を累算する際の電力量
モニターシステムの動作を示すフローチャートである。
【図41】図41は本発明の電力量モニターシステムに
おけるパソコンPCステーションからのスナップショッ
ト動作を示すブロックダイヤグラムである。
【図42】図42は電力量モニターシステムの全体的な
ブロックダイヤグラムである。
【図43】図43は図41及び42の電力量モニターシ
ステムの動作を説明するフローチャートである。
【図44】図44は図41及び42の電力量モニターシ
ステムの動作を説明するフローチャートである。
【図45】図45は図41及び42の電力量モニターシ
ステムの動作を説明するフローチャートである。
【図46】図46は電流と電圧をサンプルし、電力量
RMS電流及び電圧値、平均電力、皮相電力、無効電力
並びに力率を計算するユーザー・ステーションにおける
電力量モニターシステムの動作をしめすフローチャート
の一部である。
【図47】図47は電流と電圧をサンプルし、電力量
RMS電流及び電圧値、平均電力、皮相電力、無効電力
並びに力率を計算するユーザー・ステーションにおける
電力量モニターシステムの動作をしめすフローチャート
の一部である。
【図48】図48は電流と電圧をサンプルし、電力量
RMS電流及び電圧値、平均電力、皮相電力、無効電力
並びに力率を計算するユーザー・ステーションにおける
電力量モニターシステムの動作をしめすフローチャート
の一部である。
【図49】図49は電流と電圧をサンプルし、電力量
RMS電流及び電圧値、平均電力、皮相電力、無効電力
並びに力率を計算するユーザー・ステーションにおける
電力量モニターシステムの動作をしめすフローチャート
の一部である。
【図50】図50は電流と電圧をサンプルし、電力量
RMS電流及び電圧値、平均電力、皮相電力、無効電力
並びに力率を計算するユーザー・ステーションにおける
電力量モニターシステムの動作をしめすフローチャート
の一部である。
【図51】図51は電力量モニターシステムと共に動作
するコンピューター・ステーションの動作を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
PC パソコン CB 回路遮断器 BPU バックパック・ユニット PNB 分電盤 INCOM 双方向通信ライン PCBA、PCBB プリント回路板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョセフ チャールス エンゲル アメリカ合衆国 ペンシルベニア州 モ ンロービル オーバールック サークル 107 (72)発明者 フランク クランチャー アメリカ合衆国 ペンシルベニア州 ピ ッツバーグ サテライト サークル 1255 (72)発明者 トーマス ジョセフ ケニー アメリカ合衆国 ペンシルベニア州 ピ ッツバーグ バー ハーバー ドライブ 717 (72)発明者 クライデ オーウェン ピーターソン アメリカ合衆国 ペンシルベニア州 ピ ッツバーグ マウント フード ドライ ブ 933 (72)発明者 デニス アーミン ムエラー アメリカ合衆国 ノース カロライナ州 アッシュビル バラントリー ドライ ブ 83 (72)発明者 リチャード バーンズ ベル アメリカ合衆国 ペンシルベニア州 ピ ッツバーグ モートン ロード 2525 (72)発明者 ロバート リー キャサー アメリカ合衆国 ペンシルベニア州 タ ートル クリーク ブラウン アベニュ ー 611 アパートメント 207 (56)参考文献 特開 昭61−88398(JP,A) 実開 平2−2799(JP,U) 米国特許4783748(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 11/00 - 11/66 G01R 21/00 - 22/00 130 H02J 3/00 H04Q 9/00 301

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれが共通の電力メーターの後方で
    対応の遮断器を介して共通の主ACラインと個々に接続
    している複数の負荷ステーションのそれぞれの電力消費
    を算定するための電力量モニターシステムにおいて、
    中央にパソコンを配置し、各負荷ステーションに、主A
    Cラインからの電圧を感知してアナログ電圧信号を形成
    する第1アナログ手段と、主ACライン・システムから
    の電流を感知してアナログ電流信号を形成する第2アナ
    ログ手段と、アナログ電圧信号及び電流信号をそれぞれ
    デジタル電圧及び電流信号に変換するアナログ/デジタ
    変換手段と、デジタル電圧とデジタル電流信号を結
    合して電力消費の累計を表す信号を形成する結合手段
    を組み込み、パソコンと複数負荷ステーションの間に双
    方向デジタル通信手段を設けて両者間にデータ・ハイウ
    ェイを形成し、パソコンが一定の時間インターバルで双
    方向通信手段を利用して、最初にかつ同時に各負荷ステ
    ーションをアドレスして電力消費量累計の瞬時値を記憶
    するように指令し、次にすべてのステーションを順次
    別にアドレスしてポーリングすることにより記憶した電
    力消費量累計の瞬時値をパソコンへ送信するように指令
    、パソコンが各負荷ステーションから受け取った先行
    の時間インターバルと、それに続く現時間インターバル
    の電力消費累計瞬時値間の差として現時間インター
    バルの需要電力を求めることにより、各時間インターバ
    ルについての任意の負荷ステーション電力消費量累計
    及び需要電力がパソコンによって確認され、これに基づ
    きメーターとの関連において定期的に個別の請求書が作
    成されるようにすることを特徴とする電力量モニターシ
    ステム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電力量モニターシステ
    ムにおいて、負荷ステーションが拡張スレーブ・モード
    で作動され、結合手段はCMOSモノリシック回路の一
    部であり、パソコンが通信手段を介して個別的かつ選択
    的に複数の結合手段にむかって、その動作を中断させ
    力消費量累計瞬時値を表す信号を検索するための問合わ
    せ時間を開始させる割込み信号を非同期的に送信するこ
    とを特徴とする電力量モニターシステム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の電力量モニターシステ
    ムにおいて、通信手段が共通のデジタル・データ・ハイ
    ウェイ及び複数のローカル双方向ゲート手段を含み、デ
    ジタル・データ・ハイウェイがパソコンを起点として
    数の負荷ステーションを直列に結び、ローカル双方向ゲ
    ート手段が対応するそれぞれのCMOSモノリシック回
    路の一部を構成し、結合手段が共通のデータ・ハイウェ
    イを介してデータ・ハイウェイ語で通信し、マスター双
    方向ゲート手段がパソコンと共通のデータ・ハイウェイ
    の間に介在してパソコン語をデータ・ハイウェイ語に翻
    訳することを特徴とする電力量モニターシステム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の電力量モニターシステ
    ムにおいて、各負荷ステーションのCMOSモノリシッ
    ク回路を、負荷ケーブルの少なくとも1本の線を貫通さ
    せて対応の遮断器へ通すため少なくとも1つの中央孔を
    設けたプリント回路板に取り付けたことを特徴とする
    力量モニターシステム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の電力量モニターシステ
    ムにおいて、第1及び第2アナログ手段、CMOSモノ
    リック回路及びこれと連携するプリント回路板を含むバ
    ックパック・ユニットを具備し、バックパック・ユニッ
    トが各負荷ステーションの遮断器に取り付けられ、負荷
    ケーブルの少なくとも1本の線がバックパック・ユニッ
    トを貫通し、各負荷ステーションがバックパック・ユニ
    ットの第2アナログ手段として電流トランスデューサー
    手段を含み、電流トランスデューサー手段がこれを貫通
    する負荷ケーブルの1本の線と電磁結合してアナログ電
    流信号を発生させ、バックパック・ユニットの第1アナ
    ログ手段が対応の遮断器と直接接続してアナログ電圧信
    号を導出し、負荷ケーブルの対応の1本を挿通するため
    の少なくとも1つの孔を有する別のプリント回路板をバ
    ックパック・ユニットに設け、これによって電流トラン
    スデューサー手段を保持することを特徴とする電力量
    ニターシステム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の電力量モニターシステ
    ムにおいて、バックパック・ユニットが、少なくとも1
    つの孔に取付けられ別のプリント回路板と電気的に接続
    してアナログ電圧信号を発生させる1板のブレードを有
    し;バックパック・ユニットを遮断器に取り付けるとブ
    レード、1本の負荷ケーブルの一端及びこれと対応する
    遮断器の端子が一体的に結合されてアナログ電圧及び電
    流信号が別のプリント回路板から前記のプリント回路板
    へ転送され;バックパック・ユニットの両プリント回路
    板が各プリント回路板の少なくとも1つの孔が整列する
    ようにバックパック・ユニット内に互いに平行に取り付
    けられていることを特徴とする電力量モニターシステ
    ム。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の電力量モニターシステ
    ムにおいて、アナログ/デジタル変換手段及び結合手段
    を制御することによって負荷ステーションのそれぞれに
    おいて周期的に電力量サンプルを発生させるサンプリン
    グ手段を設け、パソコンからの同時指令下に電力量サン
    プルから電力量を導出し;パソコンによって設定される
    時間インターバルのそれぞれに対応する電力消費量瞬時
    累計となる感知された相電流及び相電圧の基本波全体
    に亘って均等に分布されたサンプルが得られるように、
    サンプリング手段が下記法則に従って順次8個ずつのサ
    ンプルを求めることを特徴とする電力量モニターシステ
    ム:最初のオクターブ(8個) 電気角 サンプル番号 続く15組のオクターブ(8個) 電気角 オクターブ番号
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