JP3686695B2 - 画像処理装置 - Google Patents
画像処理装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3686695B2 JP3686695B2 JP25538094A JP25538094A JP3686695B2 JP 3686695 B2 JP3686695 B2 JP 3686695B2 JP 25538094 A JP25538094 A JP 25538094A JP 25538094 A JP25538094 A JP 25538094A JP 3686695 B2 JP3686695 B2 JP 3686695B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- block
- scan
- image
- circuit
- frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
- G06T9/00—Image coding
- G06T9/007—Transform coding, e.g. discrete cosine transform
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Discrete Mathematics (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
- Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Picture Signal Circuits (AREA)
Description
【産業上の利用分野】
本発明は、デジタル画像に圧縮伸張処理を行う画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、撮像装置等で撮影して光電変換により得られた画像を記憶や伝送する際には、種々の画像処理が施されている。代表的なものの1つに、デジタル化された画像に圧縮を施してデータ量を小容量化して記録媒体に記録させ、使用する際には、該記録媒体から圧縮画像データを取出し、伸張して元の画像に再構成する画像処理がある。
【0003】
図5には、従来の画像処理装置の構成例を示す。また、歪除去フィルタのアルゴリズム等は、本出願人が提案している特願平3−1499号に記載されており、ここでの詳細な説明は省略する。
【0004】
通常、2次元の画像入力は、図6(a)に示すようなラスタースキャンにより取り込まれたラスター信号が1次元に変換されて入力される。しかし、ここでは、ブロック単位で画像圧縮処理をするために、フレームメモリ等(図示せず)で、図6(b)のようなブロックスキャン信号(例えば、8画素×8画素)に変換された信号が入力される。
【0005】
また画像の構成は、図7に示すようにフレーム内符号化フレーム(Iフレーム)とフレーム内符号化フレーム(Iフレーム)の間に複数のフレーム間符号化フレーム(Pフレーム)が介在するように構成されている。まず、フレーム内符号化フレーム(Iフレーム)とフレーム間符号化フレーム(Pフレーム)では、処理が異なるので、フレーム内符号化フレーム(Iフレーム)の符号化について説明する。
【0006】
図5において、ブロックスキャン信号(8画素×8画素)に変換された画像信号は、データセレクタ23を経て、DCT回路24に入力される。
前記DCT回路24でDCT係数に変換された画像データは、エンコーダ25で予め設定されている量子化テーブルにより、量子化及びハフマン符号化等が行われ、コードメモリ26に記憶される。そして、コードメモリ26に記憶された1画面のデータは図示しない外部記憶装置等(ハードディスク、テープストリーマ、光磁気記憶装置等)に読み出されると同時に、デコーダ27に入力され、ハフマン復号化及び逆量子化されDCT係数を発生する。
【0007】
そのDCT係数は、IDCT回路28に入力される。このIDCT回路28によりDCT係数に基づき画像データに変換されたデータは、ブロック−ラスター変換回路29に入力され、ラスター信号に変換される。ラスター信号に変換された画像信号は、図8に示す適応型コンボリューションフィルタ30でフィルタリングされる。この適応型コンボリューションフィルタ30の係数、すなわち周波数特性は、デコーダ27から出力された前記DCT係数により決定される。
【0008】
前記適応型コンボリューションフィルタ回路30により、ブロック境界の歪除去をされた差分画像信号は、加算回路32に入力される。この加算回路32はフレーム間符号化フレーム(Pフレーム)において差分フレームから元の画像を再構成するための加算回路であり、フレーム内符号化フレーム(Iフレーム)の場合、データセレクタ31で“0”が選択されるため、出力結果は変化しない。加算回路32の出力は、フレームメモリ33に書き込まれると同時に、ラスターブロック変換回路34に入力され、ブロックスキャン信号(8画素×8画素)に変換させてからデータセレクタ35を通過して差分回路22に入力される。
【0009】
次に、フレーム間符号化フレーム(Pフレーム)の符号化の説明になる。画像入力信号は差分回路22に入力され、前に処理したフレームの圧縮伸張された画像と差分を取られ、データセレクタ23を通過し、DCT回路24に入力される。DCT回路24でDCT係数に変換された画像データは、エンコーダ25で予め設定されている量子化テーブルにより量子化及びハフマン符号化等が行われ、コードメモリ26に記憶される。
【0010】
前記コードメモリ26に記憶された1画面のデータは図示しない外部記憶装置等(ハードディスク、テープストリーマ、光磁気記憶装置等)に読み出されると同時に、デコーダ27に入力されハフマン復号化及び逆量子化されDCT係数を発生する。そのDCT係数は、IDCT回路28に入力される。このIDCT回路28でDCT係数から画像データに変換されたデータは、ブロック−ラスター変換回路29に入力され、ラスター信号に変換させる。ラスター信号に変換された画像信号は、前記適応型コンボリューションフィルタ30でフィルタリングされる。この適応型コンボリューションフィルタの係数すなわち周波数特性は、デコーダ27の出力のDCT係数により決定される。
【0011】
そして前記適応型コンボリューションフィルタ回路30により、ブロック境界の歪除去をされた差分画像信号は、加算回路32に入力される。
さらにフレームメモリ33に記憶されている前のフレームの画像が、データセレクタ31により選択され、加算回路32で加算されて出力される。その出力はラスターブロック変換回路34でブロック信号に変換され、データセレクタ35に入力される。この後のフレームはこの繰り返しとなる。
【0012】
次に、元の画像に再構成する復号の手順について説明する。
まず、符号化されたデータは、図示しない外部記憶装置等(ハードディスク、テープストリーマ、光磁気記憶装置等)から読み出され、コードメモリ26でバッファされた後、デコーダ27に入力され、ハフマン復号化及び逆量子化されDCT係数を発生する。そのDCT係数は、IDCT回路28に入力される。前記IDCT回路28でDCT係数から画像データに変換されたデータは、ブロック−ラスター変換回路29に入力され、ラスター信号に変換される。ラスター信号に変換された画像信号は、適応型コンボリューションフィルタ30で、フィルタリングされる。この適応型コンボリューションフィルタ30の係数すなわち周波数特性は、デコーダ27の出力のDCT係数により決定される。前記適応型コンボリューションフィルタ回路30により、ブロック境界の歪除去をされた画像信号は、加算回路32に入力される。フレーム内符号化フレーム(Iフレーム)の場合、データセレクタ31で“0”が選択されるため、出力結果は変わらない。
【0013】
そして、フレーム間符号化フレーム(Pフレーム)の場合は、フレームメモリ33に記憶されている前のフレームの画像が、データセレクタ31により選択され、加算回路32で加算されて、画像信号として出力されると共に再び、フレームメモリ33に書き込まれる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述した従来技術は、圧縮伸張処理がブロックスキャン信号(8画素×8画素)で行なわれるため、例えば、特願平3−1499号に記載されるようなブロック境界の歪除去フィルタを施す場合には、FIRフィルタを掛けるために、ブロック−ラスター変換回路を備えなければならない。このブロック−ラスター変換回路のようなデータの流れを変える回路は、システムの制御が複雑化され、さらにはリアルタイムの処理上、2ブロックライン分のメモリ容量を使用するために、データの遅延が大きくなっていた。また、大容量のメモリを必要としIC回路化が難しくなっていた。
【0015】
そこで本発明は、システムの制御を簡素化しつつ小型化を図り、高品質な動画像又は静止画像の符号/復号化を実現する画像処理装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、圧縮符号化された画像信号を復号化した後、復号化された画像信号にフィルタリングを行う画像処理装置であって、復号後、水平方向M画素×垂直方向N画素からなるブロックを1単位として、ブロック毎に、前記水平方向M画素をスキャン単位とする水平スキャンで連続的にスキャンされながら入力される画像信号のスキャン方向を、前記水平スキャンから、ブロック毎に、前記垂直方向N画素をスキャン単位とする垂直スキャンに変換して連続的に出力するブロック内水平スキャン−ブロック内垂直スキャン変換回路と、前記垂直スキャンに変換された画像信号を前記垂直方向N画素に対応して遅延する遅延回路を有し、前記遅延回路から出力される第1の画像信号に対し、前記水平方向の位置に応じた所定の係数を乗じた、前記第1の画像信号とは水平方向に位置の異なる第2の画像信号を加算し、フィルタリングした画像信号を生成するフィルタ回路と、を有する画像処理装置を提供する。
【0017】
さらに、前記フィルタ回路によるフィルタリング後の画像信号のスキャン方向を、前記水平方向に変換する水平スキャン変換回路を有する画像処理装置を提供する。
【0018】
【作用】
これにより、ブロック毎に、水平方向M画素をスキャン単位とする水平スキャンで連続的に入力される画像信号のスキャン方向を、ブロック内水平スキャン−ブロック内垂直スキャン変換回路により、ブロック毎に、垂直方向N画素をスキャン単位とする垂直スキャンに変換した後、フィルタ回路にて、遅延回路により垂直方向N画素に対応して遅延された第1の画像信号と、水平方向の位畳に応じた所定の係数を乗じた、第1の画像信号とは水平方向に位置の異なる第2の画像信号とを加算して、フィルタリングした画像信号が生成される。また、フィルタ回路によるフィルタリング後の画像信号のスキャン方向が、水平スキャン変換回路により、水平方向に変換される。
【0019】
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
図1には、本発明による実施例としての画像処理装置の概略的な構成を示し説明する。この画像処理装置は、圧縮画像のブロック境界の歪除去フィルタを動画像及び静止画像圧縮において応用した構成例である。
【0020】
前述したように、通常、画像入力は図6(a)に示すようなラスタースキャンにより得られたラスター信号として入力されているが、本実施例では、ブロック単位で画像圧縮をするために、フレームメモリ等(図示せず)で図6(b)に示すようなブロックスキャン信号(例えば、8画素×8画素)に変換された信号が入力される。
【0021】
また、画像の構成は、図7に示すようなフレーム内符号化フレーム(Iフレーム)とフレーム内符号化フレーム(Iフレーム)の間に複数のフレーム間符号化フレーム(Pフレーム)が介在する構成としている。前記フレーム内符号化フレーム(Iフレーム)とフレーム間符号化フレーム(Pフレーム)では処理が異なるので、最初にフレーム内符号化フレーム(Iフレーム)の符号化について説明する。
【0022】
まず、ブロックスキャン信号(8画素×8画素)に変換された画像信号は、データセレクタ2を経てDCT回路3に入力される。このDCT回路3でDCT係数に変換された画像データは、エンコーダ4により予め設定されている量子化テーブルにより量子化及びハフマン符号化等が行われ、コードメモリ5に記憶される。前記コードメモリ5に記憶された1画面のデータは、図示しない外部記録装置等(ハードディスク、テープストリーマ、光磁気記憶装置等)に読み出されると同時に、デコーダ6に入力され、ハフマン復号化及び逆量子化されDCT係数を発生する。そのDCT係数は、IDCT回路7に入力される。
【0023】
次にIDCT回路7でDCT係数から画像データに変換されたデータは、ブロック内水平スキャン−ブロック内垂直スキャン変換回路8に入力され、ブロック内垂直スキャンに変換される。
【0024】
そして図4に示すようなブロック内垂直スキャン信号に変換された画像信号は、適応型コンボリューションフィルタ9でフィルタリングされる。この適応型コンボリューションフィルタ9の係数すなわち周波数特性は、前記デコーダ6から出力された前記DCT係数により決定される。
【0025】
また次段の垂直ブロックスキャン用適応型コンボリューションフィルタ回路は、図2に示すような乗算器40、加算器41、ディレイ素子42、係数セレクタ43により構成されている。
【0026】
入力された画像データは係数セレクタ43により選択された係数と乗算され加算器41で加算される。ブロック内垂直スキャンの画像信号に水平方向のフィルタを施すには、8画素おきのデータを加算するために、ディレイ素子42を8段入れることによりラスタースキャンした場合の隣接する画素にフィルタしたことになる。
【0027】
そしてブロック境界の歪を除去をされた差分画像信号は、ブロック内垂直スキャン−ブロック内水平スキャン変換回路10でブロック内のスキャン方向を変え、加算回路12に入力される。この加算回路12は、フレーム間符号化フレーム(Pフレーム)において、差分フレームから元の画像を再構成するための加算回路12でありフレーム内符号化フレーム(Iフレーム)の場合、データセレクタ11で“0”が選択されるため、出力結果は変わらない。この加算回路12の出力は、フレームメモリ13に書き込まれると同時に、データセレクタ14を通過して、差分回路1に入力される。
【0028】
次にフレーム間符号化フレーム(Pフレーム)の符号化について説明する。
画像入力信号は、差分回路1に入力され、前に処理したフレームの圧縮伸張された画像と差分を取られ、データセレクタ2を経て、DCT回路3に入力される。このDCT回路3でDCT係数に変換された画像データは、エンコーダ4により予め設定されている量子化テーブルにより量子化及びハフマン符号化等が行われ、コードメモリ5に記憶される。このコードメモリ5に記憶された1画面のデータは、図示しない外部記憶装置等(ハードディスク、テープストリーマ、光磁気記憶装置等)に読み出されると同時に、デコーダ6に入力され、ハフマン復号化及び逆量子化されDCT係数を発生する。そのDCT係数は、IDCT回路7に入力される。このIDCT回路7でDCT係数から画像データに変換されたデータは、ブロック内水平スキャン−ブロック内垂直スキャン変換回路8に入力され図4に示すようなブロック内垂直スキャン信号に変換させる。そして、前記ブロック内垂直スキャン信号に変換された画像信号は、適応型コンボリューションフィルタ9でフィルタリングされる。この適応型コンボリューションフィルタ9の係数すなわち周波数特性は、前記デコーダ6から出力された前記DCT係数により決定される。
【0029】
本実施例で採用した図2に示すような垂直ブロックスキャン用適応型コンボリューションフィルタ回路によりブロック境界の歪を除去された差分画像信号は、ブロック内垂直スキャン−ブロック内水平スキャン変換回路10でブロック内のスキャン方向を変え、加算回路12に入力される。フレームメモリ13に記憶されている前のフレームの画像がデータセレクタ11により選択され、加算回路12で加算されて出力される。その出力は、データセレクタ14に入力される。
【0030】
そして、以後のフレームはこのような処理の繰り返しとなる。
次に、元の画像に再構成する復号処理について説明する。
まず、符号化されたデータは図示しない外部記憶装置等(ハードディスク、テープストリーマ、光磁気記憶装置等)から読み出されると同時に、デコーダ6に入力され、ハフマン復号化及び逆量子化されDCT係数を発生する。そのDCT係数は、IDCT回路7に入力される。このIDCT回路7でDCT係数から画像データに変換されたデータは、ブロック内水平スキャン−ブロック内垂直スキャン変換回路8に入力され、ブロック内垂直スキャンに変換させる。このブロック内垂直スキャン信号に変換された画像信号は、適応型コンボリューションフィルタ9でフィルタリングされる。この適応型コンボリューションフィルタ9の係数すなわち周波数特性は、デコーダ6から出力された前記DCT係数により決定される。
【0031】
そして本実施例で採用した図2に示すような垂直ブロックスキャン用適応型コンボリューションフィルタ回路により、ブロック境界の歪を除去された差分画像信号は、ブロック内垂直スキャン−ブロック内水平スキャン変換回路10でブロック内のスキャン方向を変え、加算回路12に入力される。
【0032】
フレーム内符号化フレーム(Iフレーム)の場合、データセレクタ11で“0”が選択されるため、出力結果は変わらない。フレーム間符号化フレーム(Pフレーム)の場合は、フレームメモリ13に記憶されている前のフレームの画像がデータセレクタ11により選択され、加算回路12で加算されて画像信号として出力されると共に、再びフレームメモリ13に書き込まれる。
【0033】
次に、図2に示した垂直ブロックスキャン用適応型コンボリューションフィルタ回路について更に詳細に説明する。
図3に示すような画像において、最初の行に対して水平方向のフィルタを掛ける場合次のような演算をする。
【0034】
D0×K00+D1×K01+D2×K02+D3×K03+D4×K04+D5×K05+D6×K06
例えば8画素×8画素の垂直ブロックスキャンの場合D0とD1の間に7画素のデータが入ってしまうので、ディレイ素子42を8段に組むことにより、結果的にラスタースキャンした場合の隣接する画素にフィルタしたことになる。
【0035】
以上のことから本実施例の画像処理装置によれば、従来のラスターブロック変換回路では、2ブロックライン分のメモリを使用したが、本実施例によるブロック内垂直スキャン−ブロック内水平スキャン変換回路では、1ブロックライン分のメモリで済むために回路が小型化でき、且つシステムの制御が容易になる。
【0036】
以上の実施例は、以下のような要旨にまとめられる。
(1) 圧縮処理の施された時間的に連続する入力動画像を復号後、所定ブロックに分割された画像信号のスキャン方向を変換させてから復号データをコンボリューションフィルタに供給することを特徴とする画像処理装置。
【0037】
従って、メモリ容量の小容量化が図られ、従来のラスターブロック変換回路では、2ブロックライン分のメモリを使用したが、本実施例によるブロック内垂直スキャン−ブロック内水平スキャン変換回路では、1ブロック分のメモリ容量で済むために回路が小型化でき、且つシステムの制御が容易になる。
【0038】
(2) 圧縮処理の施された静止画データを復号後、所定ブロックに分割された画像信号のスキャン方向を変換させてから復号データをコンボリューションフィルタに供給することを特徴とする画像処理装置。
【0039】
従って、前記(1)と同様に、本構成ではメモリ容量の小容量化が図られ、従来のラスターブロック変換回路では、2ブロックライン分のメモリを使用したが、本構成によるブロック内垂直スキャン−ブロック内水平スキャン変換回路では、1ブロック分のメモリ容量で済むために回路が小型化でき、且つシステムの制御が容易になる。
【0040】
(3) 上記スキャン方向の変換は、水平方向スキャンから垂直方向スキャンに変換されるものである画像処理装置。
従って、1ブロック分のメモリで済み、且つ、水平方向にフィルタを掛ける画素が等間隔のディレイをもって処理できる。。
【0041】
(4) 上記コンボリューションフィルタは垂直ブロックスキャン用フィルタであって、画像圧縮処理の単位がn×n画素からなるブロック単位であるとき、n画素分の遅延手段毎に演算し、フィルタリングを行う画像処理装置。
【0042】
従って、各画素の積和演算の間にn画素ディレイさせることによりラスタ信号に変換させずにダイレクトにフィルタリングでき、結果的にラスタースキャンした場合の隣接する画素にフィルタしたことになる。
【0043】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、フィルタリングに用いるメモリ容量が、1ブロックの垂直方向の画素数とフィルタリングに必要な水平方向の画素数との積に対応した容量で済み、システムの小型化を図ることができる。
【0044】
従って、システムの制御を簡素化しつつ小型化を図り、高品質な動画像若しくは静止画像の符号/復号化を実現する画像処理装置を提供するを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像処理装置の実施例の概略的な構成を示す図である。
【図2】実施例のコンボリューションフィルタ回路の構成を示す図である。
【図3】コンボリューションフィルタの動作を説明するための図である。
【図4】2次元の画像をブロック単位で水平若しくは垂直方向に走査するスキャン方法を示した図である。
【図5】従来の動画像処理装置の構成例を示す図である。
【図6】2次元の画像を1次元で走査するラスタースキャンのスキャン方法を示した図である。
【図7】画像圧縮処理における各フレームの符号化の態様を示した図である。
【図8】従来例のコンボリューションフィルタ回路の構成例を示した図である。
【符号の説明】
1…差分回路、2…データセレクタ、3…DCT回路、4…エンコーダ、5…コードメモリ、6…デコーダ、7…IDCT回路、8…ブロック内水平スキャン−ブロック内垂直スキャン変換回路、9…適応型コンボリューションフィルタ、10…ブロック内垂直スキャン−ブロック内水平スキャン変換回路、11…データセレクタ、12…加算回路、13…フレームメモリ、14…データセレクタ。
Claims (2)
- 圧縮符号化された画像信号を復号化した後、復号化された画像信号にフィルタリングを行う画像処理装置であって、
復号後、水平方向M画素×垂直方向N画素からなるブロックを1単位として、ブロック毎に、前記水平方向M画素をスキャン単位とする水平スキャンで連続的にスキャンされながら入力される画像信号のスキャン方向を、前記水平スキャンから、ブロック毎に、前記垂直方向N画素をスキャン単位とする垂直スキャンに変換して連続的に出力するブロック内水平スキャン−ブロック内垂直スキャン変換回路と、
前記垂直スキャンに変換された画像信号を前記垂直方向N画素に対応して遅延する遅延回路を有し、前記遅延回路から出力される第1の画像信号に対し、前記水平方向の位置に応じた所定の係数を乗じた、前記第1の画像信号とは水平方向に位置の異なる第2の画像信号を加算し、フィルタリングした画像信号を生成するフィルタ回路と、
を有することを特徴とする画像処理装置。 - 前記フィルタ回路によるフィルタリング後の画像信号のスキャン方向を、前記水平方向に変換する水平スキャン変換回路を更に有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25538094A JP3686695B2 (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | 画像処理装置 |
US08/534,474 US5694489A (en) | 1994-10-20 | 1995-09-27 | Image signal processing apparatus with no change of signal processing mode in compression/expansion processing loop |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25538094A JP3686695B2 (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | 画像処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08126009A JPH08126009A (ja) | 1996-05-17 |
JP3686695B2 true JP3686695B2 (ja) | 2005-08-24 |
Family
ID=17277965
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25538094A Expired - Fee Related JP3686695B2 (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | 画像処理装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5694489A (ja) |
JP (1) | JP3686695B2 (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2118075T3 (es) * | 1990-03-27 | 1998-09-16 | Canon Kk | Aparato de comunicacion de imagenes en color y metodo correspondiente. |
KR100242637B1 (ko) * | 1996-07-06 | 2000-02-01 | 윤종용 | 동보상된 영상의 블록화효과 및 링잉노이즈 감소를 위한 루프필터링방법 |
JPH10341437A (ja) * | 1997-06-06 | 1998-12-22 | Canon Inc | 画像処理方法及び装置 |
JPH114434A (ja) * | 1997-06-13 | 1999-01-06 | Sanyo Electric Co Ltd | データ伸長方法 |
KR100243225B1 (ko) * | 1997-07-16 | 2000-02-01 | 윤종용 | 블록화효과 및 링잉잡음 감소를 위한 신호적응필터링방법 및신호적응필터 |
US6529638B1 (en) | 1999-02-01 | 2003-03-04 | Sharp Laboratories Of America, Inc. | Block boundary artifact reduction for block-based image compression |
JP4334932B2 (ja) * | 2003-07-28 | 2009-09-30 | オリンパス株式会社 | 画像処理装置及び画像処理方法 |
JP4772281B2 (ja) * | 2003-07-28 | 2011-09-14 | オリンパス株式会社 | 画像処理装置及び画像処理方法 |
EP2533192B1 (en) | 2003-07-28 | 2017-06-28 | Olympus Corporation | Image processing apparatus, image processing method, and distortion correcting method |
US20070008325A1 (en) * | 2005-07-08 | 2007-01-11 | Rai Barinder S | Method and apparatus providing for high efficiency data capture for compression encoding |
CN101292537B (zh) * | 2005-11-08 | 2010-10-20 | 松下电器产业株式会社 | 运动图像编码方法、运动图像解码方法以及装置 |
Family Cites Families (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0188269B1 (en) * | 1985-01-16 | 1994-04-20 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Video encoding apparatus |
US4754492A (en) * | 1985-06-03 | 1988-06-28 | Picturetel Corporation | Method and system for adapting a digitized signal processing system for block processing with minimal blocking artifacts |
JPS63198420A (ja) * | 1986-09-13 | 1988-08-17 | Toshiba Corp | 画像圧縮装置 |
US4717962A (en) * | 1986-12-17 | 1988-01-05 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Method for compressing and reconstructing a data representation of a picture |
US5093872A (en) * | 1987-11-09 | 1992-03-03 | Interand Corporation | Electronic image compression method and apparatus using interlocking digitate geometric sub-areas to improve the quality of reconstructed images |
KR910003421B1 (ko) * | 1987-12-29 | 1991-05-30 | 한국과학기술원 | 저 블록현상의 대칭형 영상블록 스캔방법 |
JPH01311782A (ja) * | 1988-06-10 | 1989-12-15 | Toshiba Corp | 変換符号化方式 |
US4941043A (en) * | 1988-06-14 | 1990-07-10 | Siemens Aktiengesellschaft | Method for reducing blocking artifacts in video scene coding with discrete cosine transformation (DCT) at a low data rate |
FR2638924B1 (fr) * | 1988-11-09 | 1991-01-25 | Artieri Alain | Procede et circuit de traitement par bloc de signal bidimensionnel d'images animees |
US5210623A (en) * | 1989-12-21 | 1993-05-11 | Eastman Kodak Company | Apparatus and method for quantizing and/or reconstructing multi-dimensional digital image signals |
US5229864A (en) * | 1990-04-16 | 1993-07-20 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Device for regenerating a picture signal by decoding |
US5351083A (en) * | 1991-10-17 | 1994-09-27 | Sony Corporation | Picture encoding and/or decoding system |
JP2549479B2 (ja) * | 1991-12-06 | 1996-10-30 | 日本電信電話株式会社 | 動き補償フレーム間帯域分割符号化処理方法 |
KR0148130B1 (ko) * | 1992-05-18 | 1998-09-15 | 강진구 | 블럭킹아티팩트를 억제시키는 부호화/복호화 방법 및 그 장치 |
US5367629A (en) * | 1992-12-18 | 1994-11-22 | Sharevision Technology, Inc. | Digital video compression system utilizing vector adaptive transform |
KR970009302B1 (en) * | 1993-08-17 | 1997-06-10 | Lg Electronics Inc | Block effect reducing apparatus for hdtv |
-
1994
- 1994-10-20 JP JP25538094A patent/JP3686695B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1995
- 1995-09-27 US US08/534,474 patent/US5694489A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08126009A (ja) | 1996-05-17 |
US5694489A (en) | 1997-12-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6724826B1 (en) | Method and apparatus for improving the image quality of transmitted video signals via pre-filtering | |
JPH0970044A (ja) | 画像信号処理装置および方法 | |
KR0159559B1 (ko) | 디지탈 화상의 적응적인 후처리 방법 | |
US5563662A (en) | Image signal compressing and expansion with filter means to eliminate blocking effect | |
JPH05137113A (ja) | デイジタルvtr | |
JP3686695B2 (ja) | 画像処理装置 | |
US5754699A (en) | Method of reducing mosquito noise generated during decoding process of image data and device for decoding image data using the same | |
KR100510756B1 (ko) | 화상복호화장치와 그 방법 및 화상재생장치 | |
JP2940422B2 (ja) | 変換符号化された画像データの復号化時に生じるブロック歪の低減方法及び変換符号化された画像データの復号化装置 | |
JPH08214309A (ja) | 画像信号復号装置 | |
JPH10224790A (ja) | 圧縮伸張された画像中のブロック状ノイズを除去するフィルタおよびフィルタ方法 | |
JP2723867B2 (ja) | 画像信号復号化装置 | |
JP2900810B2 (ja) | 変換符号化された画像データの復号化時に生じる量子化ノイズの低減方法及び変換符号化された画像データの復号化装置 | |
JP2900808B2 (ja) | 画像データの復号化時に生じるモスキートノイズの低減方法及び画像データの復号化装置 | |
JP2831139B2 (ja) | 画像信号復号化装置 | |
JP2900815B2 (ja) | 適応コアリング方法及び適応コアリング装置 | |
JP3485192B2 (ja) | 画像信号復号化装置 | |
JPH05153550A (ja) | 映像信号の記録装置および再生装置 | |
JPH0522709A (ja) | 画像信号復号化装置 | |
JPH08242450A (ja) | 画像符号化装置及び画像復号化装置 | |
JPH09154133A (ja) | 画像エンコーダおよび可変長符号化方法 | |
KR0160621B1 (ko) | 영상 압축 및 신장방법과 그 장치 | |
JP2591437B2 (ja) | 高精細動画像信号符号化復号化装置 | |
JPH06113140A (ja) | 画像処理装置 | |
KR100246390B1 (ko) | 영상신호처리기의 블록노이즈 제거장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041102 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041222 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050531 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050606 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080610 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090610 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090610 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100610 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110610 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120610 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |