JP3685729B2 - マルチコネクション接続装置及びマルチコネクション接続制御方法 - Google Patents

マルチコネクション接続装置及びマルチコネクション接続制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、音声・映像等を含むストリーム放送を、インターネットを介して大規模に配信するのに好適な、マルチコネクション接続装置及びマルチコネクション接続制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、家庭にあるパーソナル・コンピュータ端末(以下、単に「クライアント」という)とインターネットを利用したストリーミング放送が普及し始めている。
【0003】
このストリーミング放送は、既存のテレビ放送と比較して映像品質が悪く、現段階では広範囲に普及しているとは言えないが、将来的に、中継回線及び加入者回線の広帯域化に伴い、高品質の映像の配信が可能となって、現在のテレビ放送に匹敵する視聴メディアになるものと予想されている。
【0004】
現行のストリーミング放送は、既存のテレビ放送における配信形態とは大きく異なり、インターネットに接続されている全ての端末に向けて放送を行う必要はなく、視聴を希望する視聴者の端末にのみ配信される。この結果、ストリーミング放送における配信範囲及び配信数は、各クライアントの受信要求により、放送コンテンツのジャンルや配信時刻(放送時刻)などによって様々に変化する。
【0005】
ここで、インターネットは、既知のように大部分が有線の地上回線で構成されているが、この地上回線を利用したストリーミング放送の伝送コストは、所要のストリーム番組を、狭範囲に分布する少数の視聴者に向けて配信する場合には減少し、広範囲に分布する多数の視聴者に配信する場合には増大する。
【0006】
さらに、ストリーミング放送に地上回線を使用する場合、視聴者が急激に増加すると、輻輳に伴う伝搬遅延やパケットロスなどにより、その映像品質が極端に劣化することがある。こうした現状を考慮して、既存の地上回線によるインターネットを利用することなく、各家庭に衛星受信装置を設置し、常にほぼ一定の通信品質が保証された衛星回線を経由して、所要のストリーミング放送を提供するサービスが考え出されている。
【0007】
図10は、従来のストリーム配信システムの一例を示す模式接続図である。
従来のストリーム配信システムでは、ストリーム番組の送信元となるストリームサーバ1と、ストリーム番組を受信する複数のクライアント5,5,5,5,5との間に、中継装置となるスプリッタ20(プロキシーとも呼ばれる)を配置した構成となっている。
【0008】
スプリッタ20としては、Real Net works社のスプリッタ製品が代表的なものとなっている。これは、汎用パソコン又は汎用ワークステーションなどの汎用プロセッサ上で動作し、ストリームサーバ1から受信したストリーム番組(パケット)を、1又は複数のクライアント5,5,5,5,5に対して、コピーして配信するものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のストリーム配信システムにおいては、複数のクライアント5,5,5,5,5からのストリーム配信コネクション4,4,4,4,4を、そのクライアントの数に対応した複数のTCPコネクション30を用いて、それぞれストリームサーバ1に接続している。なお、TCPコネクションとは、インターネットで利用される標準プロトコルであるTCP(Transmission Control Protocol)での接続であり、OSI参照モデルのトランスポート層にあたる。また、ストリーム配信コネクション4,4,4,4,4も、それぞれTCPプロトコルによる接続である。
【0010】
即ち、従来装置のスプリッタ20は、多数の複数のクライアント5,5,5,5,5それぞれからストリーム番組の配信要求を受け、その多数の配信要求それぞれを個別にストリームサーバ1に送信している。従って、従来装置のスプリッタ20では、複数のクライアント5,5,5,5,5が同じストリーム番組についての配信要求をした場合でも、ストリームサーバ1に対して、各クライアント5,5,5,5,5の配信要求ごとにTCPコネクションを行なう接続処理をする必要があった。
【0011】
これにより、クライアント5の数が増えるほど配信要求についての接続処理が増大するので、多数のクライアント5へストリーム番組を配信する大規模なストリーム放送は、ストリームサーバ1の過負荷となり、且つ、伝送コストも過大となるので、従来のストリーム放送技術では実現が困難であるという問題点があった。換言すれば、従来は、複数のクライアント5からの配信要求ごとにストリームサーバ1に対してコネクション接続処理が必要であったので、ストリームサーバ1の過負荷となり、伝送コストが過大になるという第1の問題点があった。
【0012】
次に、上述の第1の問題点を解決するために、ストリームサーバ1との接続を行わずに、各クライアント5の配信要求についての処理であるメッセージ処理を終端する(自分で実行する)スプリッタを考えることができる。
【0013】
しかしながら、このようなメッセージ処理を終端するスプリッタでは、各クライアント5の認証、各クライアント5のプロフィールの取得、ストリーム放送についての統計及びストリーム番組を受信した各クライアント5に対する課金等からなるクライアント固有情報を、収集することができない。
【0014】
そこで、上述のようなメッセージ処理を終端するスプリッタでは、ストリームサーバ1におけるコネクション接続処理は低減するが、当該スプリッタにおけるメッセージ処理についての負荷が増大し、更に、各クライアント5,5,5,5,5の認証、各クライアント5,5,5,5,5のプロフィールの取得、ストリーム放送についての統計及びストリーム番組を受信した各クライアント5,5,5,5,5に対する課金等について、サービス性が低減する、という第2の問題点がある。
【0015】
次に、上述の第2の問題点を解決するためには、各クライアント5,5,5,5,5の認証、各クライアント5,5,5,5,5のプロフィールの取得、ストリーム放送についての統計及びストリーム番組を受信した各クライアント5,5,5,5,5に対する課金等の処理を実行するクライアント固有情報処理機能を、スプリッタに付加させることが考えられる。
【0016】
しかしながら、このようにクライアント固有情報処理機能をスプリッタに付加させると、ストリームサーバ1において集中管理していた機能が分散されてしまう。特に、複数のスプリッタを用いて、大規模なストリーム配信をする場合には、ストリームサーバ1が持っていた機能の分散化が顕著となる。
【0017】
そこで、クライアント固有情報処理機能をスプリッタに付加させると、各クライアント5,5,5,5,5の認証、各クライアント5,5,5,5,5のプロフィールの取得、ストリーム放送についての統計、ストリーム番組を受信した各クライアント5,5,5,5,5に対する課金、及び各スプリッタの動作等についての管理が複雑になり、クライアント固有情報処理機能等について各スプリッタごとに設定しなければならないのでその設定コストが増大し、クライアント固有情報処理機能等についての処理オーバーヘッドも増大する、という第3の問題点がある。
【0018】
ここにおいて、本発明の解決すべき主要な目的は以下の通りである。
即ち、本発明の第1の目的は、多数のクライアントにストリーム放送を配信する大規模なストリーム配信処理を可能とするマルチコネクション接続装置及びマルチコネクション接続制御方法を提供せんとするものである。
【0019】
本発明の第2の目的は、複数のクライアントからの複数のストリーム配信コネクションを、単一のストリーム配信コネクションとしてまとめて、ストリームサーバに接続することで、ストリームサーバの負荷を軽減し、大規模なストリーム配信処理を可能とするマルチコネクション接続装置及びマルチコネクション接続制御方法を提供せんとするものである。
【0020】
本発明の第3の目的は、クライアントの配信要求についてのトラザクションをキャッシュ(保持)して、当該保持したものを用いて、複数のクライアントへ配信要求の応答をすることで、マルチコネクション接続装置(スプリッタ)での各クライアントの配信要求について処理負荷を軽減することを可能とするマルチコネクション接続装置及びマルチコネクション接続制御方法を提供せんとするものである。
【0021】
本発明の第4の目的は、クライアントの各種の配信要求についてのトラザクションを複数キャッシュして、当該複数のトラザクションのなかから所望のトラザクションを選択して実施することを可能として、クライアントの配信要求についてのストリームサーバの負荷を軽減しながら、クライアント固有情報等の所望の情報についてストリームサーバで集中的に管理することを可能とするマルチコネクション接続装置及びマルチコネクション接続制御方法を提供せんとするものである。
【0022】
本発明の他の目的は、明細書、図面、特に、特許請求の範囲における各請求項の記載から自ずと明らかとなろう。
【0023】
【課題を解決するための手段】
本発明装置は、上記課題の解決に当たり、クライアントから受信したパケットに含まれているストリームコンテンツ要求情報を解析する要求解析部と、要求解析部が解析したストリームコンテンツ要求情報を格納するメッセージキャッシュ部とを、有し、当該メッセージキャッシュ部は、複数のストリームコンテンツ要求情報を、1つのストリームコンテンツ要求情報をなす代表配信要求にまとめて、サーバ側送受信手段からストリームサーバに送信する仕組みからなる構成手段を講じる特徴を有する。
【0024】
本発明方法は、上記課題の解決に当たり、複数のクライアントのそれぞれからストリームコンテンツの配信要求を受信し、当該複数の配信要求を1つの配信要求をなす代表配信要求として、1つのTCPプロトコルでの接続でストリームサーバに送信する、構成手法を講じる特徴を有する。
【0025】
更に、具体的詳細に述べると、当該課題の解決では、本発明が次に列挙する上位概念から下位概念にわたる新規な特徴的構成手段又は手法を採用することにより、上記目的を達成するように為される。
【0026】
即ち、本発明装置の第1の特徴は、複数のクライアントと単一のストリームサーバ間に介在してコネクション接続するために、ストリームサーバに対してパケットの送受信をするサーバ側送受信手段と、複数のクライアントに対してパケットの送受信をするクライアント側送受信手段と、当該クライアント側送受信手段がクライアントから受信したパケットに含まれているストリームコンテンツ要求情報を解析する要求解析部と、当該要求解析部が解析したストリームコンテンツ要求情報と、前記サーバ側送受信手段が前記ストリームサーバから受信したパケットに含まれている前記クライアントの要求に対するメッセージとなる応答と、を格納するとともに、同一のストリームコンテンツに対する複数のストリームコンテンツ要求情報を、1つのストリームコンテンツ要求情報をなす代表配信要求にまとめ、当該代表配信要求を前記サーバ側送受信手段から前記ストリームサーバに送信させる機能構成をなすメッセージキャッシュ部と、を有するマルチコネクション接続装置であって、前記要求解析部は、前記ストリームコンテンツ要求情報が前記クライアントに固有の情報からなるクライアント固有情報を前記メッセージキャッシュ部に格納していないと判断した場合は、当該ストリームコンテンツ要求情報に対応する処理を実行し、当該ストリームコンテンツ要求情報が当該クライアントに固有の情報からなるクライアント固有情報を前記メッセージキャシュ部に格納していると判断した場合は、当該ストリームコンテンツ要求情報を前記サーバ側送受信手段から前記ストリームサーバへ送信させる機能構成を有してなるマルチコネクション接続装置の構成採用にある。
【0027】
本発明装置の第2の特徴は、上記本発明装置の第1の特徴における前記コネクションが、単一の前記マルチコネクション接続装置と複数の前記クライアント間は当該クライアント数に対応するストリーム配信コネクションであるマルチコネクション接続装置の構成採用にある。
【0028】
本発明装置の第3の特徴は、上記本発明装置の第1又は第2の特徴における前記コネクションが、単一の前記マルチコネクション接続装置と前記ストリームサーバ間は単一のTCPコネクションであるマルチコネクション接続装置の構成採用にある。
【0029】
本発明装置の第4の特徴は、上記本発明装置の第1、第2又は第3の特徴における前記要求解析部が、複数のクライアントからそれぞれ送出される前記ストリームコンテンツ要求情報を、各当該クライアント毎の複数のトラザクションとして、前記クライアント側送受信手段を介して、受信する機能構成をなし、前記メッセージキャッシュ部が、当該要求解析部が複数のクライアントから受信した複数のトラザクションにおける同一のストリームコンテンツについての複数のトラザクションを、前記代表配信要求を行なう1個のトラザクションとして、前記サーバ側送受信手段に送信させる機能構成をなしてなるマルチコネクション接続装置の構成採用にある。
【0030】
本発明装置の第5の特徴は、上記本発明装置の第1、第2、第3又は第4の特徴における前記クライアント側送受信手段が、複数のクライアントのそれぞれとTCPプロトコルで接続してパケットの送受信をする機能構成をなし、前記サーバ側送受信手段が、前記ストリームサーバに対してのTCPプロトコルを用いた単一接続で、前記代表配信要求を送信する機能構成をなしてなるマルチコネクション接続装置の構成採用にある。
【0031】
本発明装置の第6の特徴は、上記本発明装置の第1、第2、第3、第4又は第5の特徴における前記クライアント側送受信手段が、複数のクライアント及び/又は下位ストリームサーバのそれぞれとTCPプロトコルで接続してパケットの送受信をする機能構成をなし、前記サーバ側送受信手段が、上位ストリームサーバに対してのTCPプロトコルを用いた単一接続で、前記代表配信要求を送信する機能構成をなしてなるマルチコネクション接続装置の構成採用にある。
【0032】
本発明装置の第7の特徴は、上記本発明装置の第1、第2、第3、第4、第5又は第6の特徴における前記メッセージキャッシュ部が、前記代表配信要求を、1つの送信元ポート番号と1つの宛先ポート番号とを用いて、1つのアプリケーションから他の1つのアプリケーションに引き渡されるデータとして、前記サーバ側送受信手段から前記ストリームサーバへ送信させる機能構成をなしてなるマルチコネクション接続装置の構成採用にある。
【0033】
本発明装置の第8の特徴は、上記本発明装置の第1の特徴における前記要求解析部で判断される前記クライアント固有情報が、前記配信要求をしたクライアントの認証、当該クライアントのプロフィール、当該クライアントに対する課金及びストリーム放送についての統計、の内の少なくとも1つについて用いられる情報からなるマルチコネクション接続装置の構成採用にある。
【0034】
本発明装置の第9の特徴は、上記本発明装置の第1の特徴における前記メッセージキャッシュ部には、前記クライアントの要求に対する、前記ストリームサーバから受信したパケットが格納されており、前記要求解析部は、前記クライアントから受信したパケットに含まれている要求が、前記クライアント情報を格納しておらず、当該メッセージキャッシュ部に予め格納されている当該所定の応答又は、ストリームコンテンツに該当する前記ストリームコンテンツ要求情報であると判断した場合は、前記ストリームサーバに聞きにいくことなく、当該所定の応答を当該クライアントに向けて送信させる、機能構成を有してなるマルチコネクション接続装置の構成採用にある。
【0038】
本発明方法の第1の特徴は、複数のクライアントと単一のストリームサーバ間にマルチコネクション接続手段を介接したコネクション接続を制御するために、複数のクライアントのそれぞれとTCPプロトコルで接続して、当該複数のクライアントのそれぞれからストリームコンテンツの配信要求を受信し、当該配信要求に対応する応答を保持している場合には、当該応答を当該クライアントに送信するとともに、当該配信要求に対応する応答を保持していない場合には、当該ストリームコンテンツの配信元となるストリームサーバに対して、単一のコネクションで接続して、当該配信要求を代表して送信し、当該配信要求に対するストリームサーバからの応答を保持し、当該応答を、当該配信要求した複数のクライアントに送信するのに先立って、前記クライアントの配信要求が当該クライアントに固有の情報からなるクライアント固有情報を前記マルチコネクション接続手段内に格納していないと判断された場合は、当該配信要求に対応する処理を当該マルチコネクション接続手段内で実行する終端処理を行うとともに、前記クライアントの配信要求が当該クライアントに固有の情報からなるクライアント固有情報を前記マルチコネクション接続手段内に格納していると判断された場合は、当該配信要求を前記ストリームサーバに送信するスルー処理を行なってなるマルチコネクション接続制御方法の構成採用にある。
【0039】
本発明方法の第2の特徴は、上記本発明方法の第1の特徴における前記クライアント固有情報が、前記配信要求をしたクライアントの認証、当該クライアントのプロフィール、当該クライアントに対する課金及びストリーム放送についての統計、の内の少なくとも1つについて用いられる情報からなるマルチコネクション接続制御方法の構成採用にある。
【0040】
本発明方法の第3の特徴は、上記本発明方法の第1又は第2の特徴における前記マルチコネクション接続制御方法が、前記クライアントから出された要求が、当該クライアントと前記マルチコネクション接続手段間の接続性を確認するものである場合は、当該マルチコネクション接続手段において事前に保持されている応答を、当該マルチコネクション接続手段が当該クライアントに送信してなるマルチコネクション接続制御方法の構成採用にある。
【0046】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態を装置例及び方法例につき説明する。
【0047】
なお、本発明は、複数のクライアントからの要求にかかる複数のストリーム配信コネクションを、単一のストリーム配信コネクションとしてストリームサーバに接続することで、ストリームサーバにおける接続処理についての負荷を低減することに関する発明であるが、本実施形態では、インターネットを介してストリーム番組を配信する形態を挙げて説明するも、本発明はこれ等に限定されるものではなく、インターネット以外の各種の通信網にも適用できる。
【0048】
(装置例)
図1は、本発明の装置例を示すマルチコネクション接続装置を適用したシステムの接続形態を示す模式図である。
図中、1はストリーム番組をなすパケット(以下、「ストリームパケット」という。)の送信元となるストリームサーバ、2は本発明の装置例であるマルチコネクション接続装置、5,5,5,5,5はストリームパケットを受信する複数のクライアントである。
【0049】
ここで、ストリームサーバ1とマルチコネクション接続装置2は、TCPコネクション3で接続される。TCPコネクション3は、TCPプロトコルによる接続である。マルチコネクション接続装置2と各クライアント5,5,5,5,5とは、それぞれストリーム配信コネクション4,4,4,4,4で接続される。ストリーム配信コネクション4,4,4,4,4のそれぞれも、TCPプロトコルによる接続である。
【0050】
従って、マルチコネクション接続装置2は、複数のクライアント5,5,5,5,5からの複数のストリーム配信コネクション4,4,4,4,4を、その接続数を低減して、TCPコネクション3として、ストリームサーバ1に接続するものである。
【0051】
図2は、本発明の装置例であるマルチコネクション接続装置2の主要部を示す概念ブロック図である。
マルチコネクション接続装置2の主要部は、クライアント側送受信手段21と、要求解析部22と、メッセージキャッシュ部23と、サーバ側送受信手段24とで構成されている。
【0052】
クライアント側送受信手段21は、複数のクライアント5,5,5,5,5それぞれ対して、TCPプロトコルで接続して、パケットの送受信をするものである。サーバ側送受信手段24は、ストリームサーバ1に対して、TCPプロトコルで接続して、パケットの送受信をするものである。
【0053】
要求解析部22は、クライアント側送受信手段21がクライアント5,5,5,5,5から受信したパケットに含まれているストリームコンテンツ要求情報を解析するものである。ここで、要求解析部22は、複数のクライアント5,5,5,5,5からそれぞれ送出されるストリームコンテンツ要求情報を、各クライアント毎の複数のトラザクションとして、クライアント側送受信手段21を介して、受信するものである。
【0054】
メッセージキャッシュ部23は、要求解析部22が解析したストリームコンテンツ要求情報を格納するものである。また、メッセージキャッシュ部23は、同一のストリームコンテンツに対する複数のストリームコンテンツ要求情報を、1つのストリームコンテンツ要求情報をなす代表配信要求にまとめ、当該代表配信要求をサーバ側送受信手段24からストリームサーバ1に送信させる、ものである。
【0055】
即ち、メッセージキャッシュ部23は、要求解析部22が行なった複数のクライアント5,5,5,5,5についての複数の接続処理(トラザクション)における同一のストリームコンテンツについての複数のトラザクションを、代表配信要求を行なう1個のトラザクションとして、サーバ側送受信手段24とストリームサーバ1との間で実行させるものである。これにより、サーバ側送受信手段24は、ストリームサーバ1に対してのTCPプロトコルを用いた1つの接続で、代表配信要求を送信する。
【0056】
これらにより、マルチコネクション接続装置2は、同一のストリームコンテンツに対して配信要求を行う複数のストリームコンテンツ要求情報を1つのストリームコンテンツ要求情報をなす代表配信要求にまとめて、サーバ側送受信手段24からストリームサーバ1に送信することができる。従って、ストリームサーバ1において、クライアント5,51,52,53,5nからストリームコンテンツ要求についての接続処理(トラザクション)を大幅に低減することができるので、多数のクライアントにストリーム放送を配信する大規模なストリーム配信処理を実現することができる。
【0057】
メッセージキャッシュ部23の具体的構成としては、代表配信要求を、1つの送信元ポート番号(マルチコネクション2内の1個のアプリケーションを指すポート番号)と1つの宛先ポート番号(ストリームサーバ1内の1個のアプリケーションを指すポート番号)とを用いて、1つのアプリケーションから他の1つのアプリケーションに引き渡されるデータとして、サーバ側送受信手段24からストリームサーバ1へ送信させるものとする。
【0058】
即ち、マルチコネクション接続装置2内の1個のアプリケーションから、ストリームサーバ1内の1個のアプリケーションへ引き渡すデータとして、送信させる。
【0059】
また、メッセージキャッシュ部23は、要求解析部22が解析したストリームコンテンツ要求情報のみならず、サーバ側送受信手段24がストリームサーバ1から受信したパケットに含まれているものであってクライアント5の要求に対するメッセージとなる「応答」をも、格納するものである。
【0060】
そして、要求解析部22は、クライアント5から送られてきたストリームコンテンツ要求情報に対応する「応答」が、メッセージキャッシュ部23に格納されているか判断する機能を持つ。要求解析部22は、当該「応答」が格納されていると判断した場合は、当該「応答」をクライアント側送受信手段21からクライアント5へ送信させる機能も持つ。
【0061】
要求解析部22は、当該「応答」がメッセージキャッシュ部23に格納されていないと判断した場合は、要求されたストリームコンテンツの配信元となるストリームサーバ1に対して、代表配信要求を送信させる機能も持つ。
【0062】
ここで、当該「応答」とは、クライアント5のストリームコンテンツの要求に対する回答などとなるメッセージであって、ストリームサーバ1からサーバ側送受信手段24が受信してメッセージキャッシュ部23に格納されたものである。
【0063】
これらにより、マルチコネクション接続装置2は、クライアント5の各種のストリームコンテンツ要求に対するトラザクションを「応答」としてメッセージキャッシュ部23にキャッシュしておき、キャッシュした応答を、複数のクライアント5のストリームコンテンツ要求に用いることができるので、マルチコネクション接続装置2での各クライアント5の配信要求に対する応答メッセージの送信についての処理負荷を軽減することができる。
【0064】
(方法例1)
前記装置例に適用する本実施形態の方法例1につき、図面を参照して説明する。
【0065】
先ず、クライアント5,5,5,5,5のそれぞれからストリームコンテンツの配信要求があった場合に、クライアント側送受信手段21が複数のクライアント5,5,5,5,5のそれぞれとTCPプロトコルで接続して、複数のクライアント5,5,5,5,5のそれぞれからストリームコンテンツの配信要求を受信する。
【0066】
その後、複数の配信要求を要求解析部22が解析する。この解析結果に基づいて、メッセージキャッシュ部23が同一のストリームコンテンツに対する複数の配信要求を、1つの配信要求をなす代表配信要求にまとめる。
その後、サーバ側送受信手段24がストリームコンテンツの配信元となるストリームサーバ1に対して、1つのトラザクションとしてTCPプロトコルで接続し、代表配信要求を送信する。
【0067】
ここで、代表配信要求は、1つの送信元ポート番号と、1つの宛先ポート番号とが特定されて、マルチコネクション接続装置2内の1つのアプリケーションから、ストリームサーバ1内の1つのアプリケーションに、引き渡されるデータとして、ストリームサーバ1に送信される。
【0068】
これらにより、マルチコネクション接続装置2は、ストリームサーバ1との間において、複数のクライアント5,5,5,5,5からの複数のストリームコンテンツの配信要求について、1本の通信路(TCPコネクション3)で、且つ、アプリケーションにおいても1対1として、処理することができ、ストリームサーバ1の接続処理(トラザクション)を大幅に低減することができる。
【0069】
(方法例2)
前記装置例に適用する本実施形態の方法例2につき、図面を参照して説明する。
図3及び図4は、前記装置例によるコンテンツ配信要求の処理例を示すシーケンス図である。
【0070】
ここで、図3は、マルチコネクション接続装置2において現時点で配信していない未配信中のライブコンテンツに対して、初めてクライアント5が配信要求をした場合の処理例を示している。このように未配信中のライブコンテンツに対して1番目に配信要求した最初のクライアント5を「第1クライアント」という。
【0071】
図4は、未配信中のライブコンテンツに対して、二人目のクライアントが配信要求をした場合、即ち図3の続きの処理例を示している。このように未配信中のライブコンテンツに対して2番目に配信要求したクライアント5を「第2クライアント」という。
【0072】
図5、図6及び図7は、メッセージキャッシュ部23に存在するメッセージキャッシュテーブルの状態を示す図である。
ここで、図5は、図3のシーケンスにおけるST1まで終了した時のメッセージキャッシュテーブルの状態を示している。図6は、図3のシーケンスにおけるST7まで終了した時のメッセージキャッシュテーブルの状態を示している。図7は、図3のシーケンス全体が終了した時、即ち第1クライアントの配信要求についての処理が終了した時のメッセージキャッシュテーブルの状態を示している。
【0073】
図8は、メッセージキャッシュ部23に存在するメッセージキャッシュ書き換えテーブルの状態を示す図である。
メッセージキャッシュ書き換えテーブルとは、メッセージキャッシュ部23にキャッシュされるメッセージ(「応答」)についての一部の情報を書き換えて、その一部だけ書き換えられたメッセージを、複数のクライアント5に再利用するときに用いられるテーブルである。図に示すように、メッセージキャッシュ書き換えテーブルには、各メッセージ毎に、「書き換え項目」と「書き換え内容」が格納される。
【0074】
次に、本方法例2に係るコンテンツ配信要求の処理例を具体的に説明する。
<最初のクライアントが配信要求する場合>
【0075】
図3に示すように、第1クライアントは、コンテンツの配信要求をするために、先ず、クライアント固有情報伝達メッセージMsgAをマルチコネクション接続装置2に対して送信する。ここで、クライアント固有情報伝達メッセージとは、コンテンツの配信要求をした第1クライアントについての認証、第1クライアントのプロフィール、第1クライアントに対する課金又はストリーム放送についての統計など、について用いられるクライアント固有情報からなるものである。即ち、クライアント固有情報伝達メッセージは、各クライアント5に固有の情報であってストリームサーバ1で集中的に処理及び管理すべき情報からなるメッセージである。
【0076】
マルチコネクション接続装置2は、クライアント固有情報伝達メッセージMsgAを受信すると、そのクライアント固有情報伝達メッセージMsgAをメッセージキャッシュ部23内のメッセージキャッシュテーブル(図5参照)における「キャッシュA」に格納する。なお、メッセージキャッシュテーブルにおける「キャッシュ」欄にある”未”とは、まだキャッシュにメッセージが格納されていない状態、即ち、メッセージがまだキャッシュされていない状態を示している。
【0077】
そして、図5のメッセージキャッシュテーブルにおける「メッセージ」MsgAに対する「処理」は”スルー”であるので、このスルー処理をマルチコネクション接続装置2が実行する。具体的には、マルチコネクション接続装置2は、第1クライアントから受信したクライアント固有情報伝達メッセージMsgAを、そのままストリームサーバ1に転送する(ST1)。
【0078】
ストリームサーバ1は、クライアント固有情報伝達メッセージMsgAをすると、そのクライアント固有情報伝達メッセージMsgAについての処理を行なう。具体的には、このメッセージの送信元の第1クライアントについての認証や課金処理あるいは統計処理などを行なう。その後、ストリームサーバ1は、クライアント固有情報伝達メッセージMsgAについての返答であるResponseMsgAをマルチコネクション接続装置2に送信する。
【0079】
図5のメッセージキャッシュテーブルにおける「メッセージ」ResponseMsgAに対する「処理」は”スルー”であるので、マルチコネクション接続装置2はResponseMsgAを第1クライアントに転送する。ここで、メッセージキャッシュテーブルにおける「メッセージ」ResponseMsgAに対する「キャッシュ」は”不要”であり、”不要”は受信したメッセージをキャッシュしなくてよいことを示しているので、ResponseMsgAはキャッシュされない(ST2)。
【0080】
第1クライアントは、ResponseMsgAを受信した後、コンテンツ要求メッセージMsgBをマルチコネクション接続装置2に対して送信する。ここで、コンテンツ要求メッセージMsgBとは、クライアント5が配信を求めるコンテンツを特定するメッセージとする。
【0081】
マルチコネクション接続装置2は、コンテンツ要求メッセージMsgBを受信すると、メッセージキャッシュテーブル(図5参照)を検索して、コンテンツ要求メッセージMsgBを、「キャッシュB」に格納したうえで、そのコンテンツ要求メッセージMsgBについての終端処理を実行する。終端処理とは、クライアント5から受信したメッセージをストリームサーバ1に上げずに、マルチコネクション接続装置2自身で処理することをいう。
【0082】
終端処理でコンテンツ要求メッセージMsgBを解析した結果、例えば、第1クライアントが未配信中のライブコンテンツを要求していることがわかる(ST3)。
【0083】
そこで、マルチコネクション接続装置2は、未配信中のライブコンテンツの代理要求をストリームサーバ1に対して行なう。この代理要求は、上述の方法例1で説明した代表配信要求として実行する。
【0084】
具体的には、まず、マルチコネクション接続装置2は、メッセージキャッシュテーブルにキャッシュされているキャッシュAを用いて、ストリームサーバ1に対して未配信中のライブコンテンツの代理要求を行なう。これにより、キャッシュAの内容であるメッセージMsgAがマルチコネクション接続装置2からストリームサーバ2へ送信される。
【0085】
ただし、この代理要求で送信されるメッセージMsgAは、図8に示すメッセージキャッシュ書き換えテーブルに基づいて一部書き換えられて、メッセージMsgA’とされて送信される。具体的には、メッセージMsgAの送信元を示すユーザIDがマルチコネクション接続装置2のユーザIDに書き換えられる(ST4)。
【0086】
ストリームサーバ1は、メッセージMsgA’を受信すると、マルチコネクション接続装置2についての認証処理や統計処理などを行なった後、マルチコネクション接続装置2に対してResponseMsgAを送信する(ST5)。
【0087】
マルチコネクション接続装置2は、ResponseMsgAを受信すると、メッセージキャッシュテーブル(図6参照)にキャッシュされているキャッシュBを用いて、コンテンツ要求メッセージMsgBを、代表配信要求としてストリームサーバ1に送信する。
【0088】
ただし、この代理要求で送信されるコンテンツ要求メッセージMsgBは、図8に示すメッセージキャッシュ書き換えテーブルに基づいて一部書き換えられて、コンテンツ要求メッセージMsgB’とされて送信される。具体的には、ポート番号がマルチコネクション接続装置2のポート番号に書き換えられる(ST6)。
【0089】
ストリームサーバ1は、コンテンツ要求メッセージMsgB’を受信すると、マルチコネクション接続装置2に対して、ResponseMsgBを送信する。マルチコネクション接続装置2は、ResponseMsgBを受信すると、これをメッセージキャッシュテーブル(図6参照)の「キャッシュC」に格納し、ResponseMsgBについての終端処理を実行する(ST7)。
【0090】
図6には、ST7までシーケンスが進んだ時のメッセージキャッシュテーブルの状態が示されている。
【0091】
ST7の後、マルチコネクション接続装置2は、メッセージキャッシュテーブルのキャッシュCを用いて、ResponseMsgBをそのまま第1クライアントに送信する(ST8)。
【0092】
第1クライアントは、ResponseMsgBを受信した後、コンテンツ視聴開始要求メッセージMsgCをマルチコネクション接続装置2に対して送信する。ここで、コンテンツ視聴開始要求メッセージMsgCとは、クライアント5がコンテンツ要求メッセージMsgBで要求したコンテンツにつき、配信の開始を求めるメッセージとする。
【0093】
マルチコネクション接続装置2は、コンテンツ視聴開始要求メッセージMsgCを受信すると、メッセージキャッシュテーブル(図6、図7参照)を検索して、コンテンツ視聴開始要求メッセージMsgCを、「キャッシュD」に格納したうえで、そのコンテンツ視聴開始要求メッセージMsgCについての終端処理を実行する。その後、マルチコネクション接続装置2は、「キャッシュD」を用いて、コンテンツ視聴開始要求メッセージMsgCをストリームサーバ1に送信する(ST9)。
【0094】
ストリームサーバ1は、コンテンツ視聴開始要求メッセージMsgCを受信すると、マルチコネクション接続装置2に対して、ResponseMsgCを送信する。マルチコネクション接続装置2は、ResponseMsgCを受信すると、これをメッセージキャッシュテーブル(図6、図7参照)の「キャッシュE」に格納したうえで、そのResponseMsgCを第1クライアントに転送する(ST10)。
【0095】
図7には、ST10までシーケンスが進んだ時、即ち最初のクライアントの配信要求についての処理が終了した時、のメッセージキャッシュテーブルの状態が示されている。
【0096】
これらの処理によって、第1クライアントの要求に係るライブコンテンツのストリームデータが、ストリームサーバ1からマルチコネクション接続装置2に対して送信され、更にマルチコネクション接続装置2から第1クライアントへ送信されるようになる。
【0097】
<2番目のクライアントが配信要求する場合>
図4に示すように、第2クライアントは、コンテンツの配信要求をするために、先ず、クライアント固有情報伝達メッセージMsgAをマルチコネクション接続装置2に対して送信する。
【0098】
マルチコネクション接続装置2は、クライアント固有情報伝達メッセージMsgAを受信すると、メッセージキャッシュテーブル(図7参照)の「処理」欄に従い、”スルー”処理をすべく、クライアント固有情報伝達メッセージMsgAをストリームサーバ1に転送する(ST11)。
【0099】
ここで、クライアント固有情報伝達メッセージMsgAはすでにメッセージキャッシュテーブルに格納されているので、新たな格納は行なわない。
【0100】
ストリームサーバ1は、クライアント固有情報伝達メッセージMsgAをすると、そのクライアント固有情報伝達メッセージMsgAについての処理を行なう。即ち、第2クライアントについての認証などを行なう。その後、ストリームサーバ1は、クライアント固有情報伝達メッセージMsgAについての返答であるResponseMsgAをマルチコネクション接続装置2に送信する。
【0101】
マルチコネクション接続装置2は、ResponseMsgAを受信すると、メッセージキャッシュテーブルの「処理」欄の”スルー”に従い、そのResponseMsgAを第2クライアントに転送する(ST12)。
【0102】
第2クライアントは、ResponseMsgAを受信した後、コンテンツ要求メッセージMsgBをマルチコネクション接続装置2に対して送信する。
【0103】
マルチコネクション接続装置2は、コンテンツ要求メッセージMsgBを受信すると、メッセージキャッシュテーブル(図7参照)の「処理」欄に従い、コンテンツ要求メッセージMsgBについての終端処理を実行する。
【0104】
終端処理でコンテンツ要求メッセージMsgBを解析した結果、例えば、第2クライアントが配信中のライブコンテンツを要求していることがわかる(ST13)。
【0105】
そこで、マルチコネクション接続装置2は、メッセージキャッシュテーブル(図7参照)を検索し、「キャッシュC」に格納されているResponseMsgBを第2クライアントに対して送信する(ST14)。
【0106】
第2クライアントは、ResponseMsgBを受信した後、コンテンツ視聴開始要求メッセージMsgCをマルチコネクション接続装置2に対して送信する(ST15)。
【0107】
マルチコネクション接続装置2は、コンテンツ視聴開始要求メッセージMsgCを受信すると、メッセージキャッシュテーブル(図7参照)の「処理」欄の”終端”に従って、コンテンツ視聴開始要求メッセージMsgCについての終端処理を実行する。そして、マルチコネクション接続装置2は、メッセージキャッシュテーブルの「キャッシュE」に格納されているResponseMsgCを第1クライアントに送信する(ST16)。
【0108】
これらの処理によって、第2クライアントから出されたコンテンツ配信要求を、マルチコネクション接続装置2が代理に処理し、第1クライアント及び第2クライアントの要求に係るライブコンテンツのストリームデータが、第1クライアント及び第2クライアントの双方に送信されるようになる。即ち、ストリームサーバ1から送信されたライブコンテンツのストリームデータが、マルチコネクション接続装置2を介して、第1クライアント及び第2クライアントに送信されるようになる。
【0109】
これらにより、本方法例2によれば、各クライアント5の配信要求に対応するメッセージ(応答)をメッセージキャッシュテーブルに保持している場合には、そのメッセージをクライアント(例えば、第2クライアント)に送信することができる。
【0110】
また、各クライアント5の配信要求に対応するメッセージ(応答)をメッセージキャッシュテーブルに保持していない場合には、そのコンテンツの配信元となるストリームサーバ1に対して、配信要求を代表して送信し、その配信要求に対するストリームサーバ1からのメッセージ(応答)をメッセージキャッシュテーブルに保持して、他の複数のクライアント5に対する応答として用いることができる。
【0111】
従って、本方法例2によれば、クライアント5の配信要求についてのトラザクションをキャッシュして、当該キャッシュしたものを用いて、複数のクライアントへ配信要求の応答をすることで、マルチコネクション接続装置2での各クライアント5の配信要求について処理負荷を軽減することができる。
【0112】
更にまた、本方法例2によれば、クライアント固有情報などストリームサーバ1に送信すべき情報(メッセージ)は、マルチコネクション接続装置2で終端せずにストリームサーバ1に送信することができる。
【0113】
即ち、図7のメッセージキャッシュテーブルに示されているように、クライアント固有情報であるメッセージMsgAは、全てスルー処理されてストリームサーバ1に送信されるが、メッセージMsgB及びメッセージMsgCは、マルチコネクション接続装置2で終端される。従って、図4に示すように、第2クライアントから送信されたメッセージMsgB及びメッセージMsgCは、ストリームサーバ1には送信されない。
【0114】
従って、本方法例2によれば、ストリームサーバ1においてクライアント5の配信要求についての負荷を軽減しながら、複数のクライアント5の所望の情報についてストリームサーバ1で集中的に管理することができる。
【0115】
(方法例3)
前記装置例に適用する本実施形態の方法例3につき、図面を参照して説明する。
図9は、前記装置例に適用する接続性確認処理を示すシーケンス図である。
この接続性確認処理は、クライアント5とマルチコネクション接続装置2との間の接続性確認をする処理である。
この接続性確認処理は、マルチコネクション接続装置2がストリームサーバ1に応答を聞きに行く必要のないクライアントの要求についての処理の一態様を示すものであり、接続性の確認に限らず、クライアントの他の要求について適用してもよい。
即ち、メッセージキャッシュ部23に事前に所定の応答を予めキャッシュ(格納)しておき、クライアント5からの要求がそのキャッシュされた所定の応答に該当する場合には、ストリームサーバ1に聞きに行くことなく、そのキャッシュされた所定の応答でクライアント5に応答する処理を行なう。
【0116】
具体的には、先ず、第1クライアントは、マルチコネクション接続装置2との接続性を確認するために、接続性確認メッセージMsgDをマルチコネクション接続装置2へ送信する(ST21)。
【0117】
マルチコネクション接続装置2は、接続性確認メッセージMsgDを受信すると、その接続性確認メッセージMsgDを要求解析部22で解析し、このメッセージが第1クライアントとマルチコネクション接続装置2間の接続性を確認するためのものであると認識する。すると、マルチコネクション接続装置2は、受信した接続性確認メッセージMsgDをストリームサーバ1へ転送することなく、固定メッセージF(ResponseMsgD)を第1クライアントへ送信し、接続性の確認をする(ST22)。
【0118】
ここで、固定メッセージF(ResponseMsgD)は、メッセージキャッシュ部23で予め格納されているメッセージであり、各クライアント5からきた接続性確認メッセージMsgDの応答として用いられる。
【0119】
また、第2クライアントとマルチコネクション接続装置2との間の接続性確認も、上述の第1クライアントの場合(ST21、ST22)と同様に行なわれる。
【0120】
即ち、先ず、第2クライアントは、マルチコネクション接続装置2との接続性を確認するために、接続性確認メッセージMsgDをマルチコネクション接続装置2へ送信する(ST23)。
【0121】
マルチコネクション接続装置2は、受信した接続性確認メッセージMsgDをストリームサーバ1へ転送することなく、固定メッセージF(ResponseMsgD)を第2クライアントへ送信し、接続性の確認をする(ST24)。
【0122】
これらにより、本方法例3によれば、固定メッセージF(ResponseMsgD)を用いることで、クライアント5とマルチコネクション接続装置2間の接続性の確認を、ストリームサーバ1に負荷をかけることなく、マルチコネクション接続装置2の負荷増加も抑えながら、迅速に実行することができる。
【0123】
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、必ずしも上記した事項に限定されるものではなく、本発明の目的を達し、下記する効果を奏する範囲において、適宜変更実施可能である。
【0124】
例えば、上述の実施形態では、図1に示すように、ストリームサーバ1とクライアント5,5,5,5,5との間に、1つのマルチコネクション接続装置2が配置される態様について説明したが、マルチコネクション接続装置2の下流側にクライアント5,5,5,5,5と下位ストリームサーバが配置され、マルチコネクション接続装置2の上流側に上位ストリームサーバが配置される態様に、適用してもよい。即ち、クライアント5の概念に下位ストリームサーバを含め、ストリームサーバ1の概念に上位ストリームサーバを含めてもよい。
【0125】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ストリーム放送を行う際に、複数のクライアントからの同一のストリーム番組(コンテンツ)についての配信要求を、単一の配信要求として、1本の通信路で、且つ、アプリケーションにおいても1対1として、マルチコネクション接続装置からストリームサーバへ送信することができるので、ストリームサーバにおける接続処理を大幅に低減することができ、多数のクライアントに対する大規模なストリーム配信処理が可能となる。
【0126】
また、クライアントの配信要求についてのメッセージ(トラザクション)をキャッシュして、当該キャッシュしたメッセージを用いて、複数のクライアントへ配信要求の応答をするので、マルチコネクション接続装置での各クライアントの配信要求について処理負荷を軽減しながら、ストリームサーバの負荷も軽減し、多数のクライアントに対する大規模なストリーム配信処理が可能となる。
【0127】
また、クライアントの各種の配信要求についてのメッセージ(トラザクション)を複数キャッシュして、当該複数のメッセージのなかから所望のメッセージ(例えば、クライアント固有情報)については選択してストリームサーバへ転送することを可能として、クライアントの配信要求についてのストリームサーバの負荷を軽減しながら、クライアント固有情報等の所望の情報についてストリームサーバで集中的に管理することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置例に係るマルチコネクション接続装置を適用したシステムの模式接続図である。
【図2】同上に係るマルチコネクション接続装置の主要部を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態である方法例2に係る最初のクライアントに対する処理例を示すシーケンス図である。
【図4】同上の方法例2に係る2番目のクライアントに対する処理例を示すシーケンス図である。
【図5】同上の方法例2で用いられるメッセージキャッシュテーブルのST1までの状態を示す図である。
【図6】同上の方法例2で用いられるメッセージキャッシュテーブルのST7までの状態を示す図である。
【図7】同上の方法例2で用いられるメッセージキャッシュテーブルのST10までの状態を示す図である。
【図8】同上の方法例2で用いられるメッセージキャッシュ書き換えテーブルの状態を示す図である。
【図9】本発明の実施形態である方法例3に係る接続性確認処理を示すシーケンス図である。
【図10】従来のストリーム配信システムの一例を示す模式接続図である。
【符号の説明】
1…ストリームサーバ
2…マルチコネクション接続装置
3…TCPコネクション
4、4、4、4、4…ストリーム配信コネクション
5、5、5、5、5…クライアント
20…スプリッタ
21…クライアント側送受信手段
22…要求解析部
23…メッセージキャッシュ部
24…サーバ側送受信手段
30…TCPコネクション

Claims (12)

  1. 複数のクライアントと単一のストリームサーバ間に介在してコネクション接続するために、
    ストリームサーバに対してパケットの送受信をするサーバ側送受信手段と、
    複数のクライアントに対してパケットの送受信をするクライアント側送受信手段と、
    当該クライアント側送受信手段がクライアントから受信したパケットに含まれているストリームコンテンツ要求情報を解析する要求解析部と、
    当該要求解析部が解析したストリームコンテンツ要求情報と、前記サーバ側送受信手段が前記ストリームサーバから受信したパケットに含まれている前記クライアントの要求に対するメッセージとなる応答と、を格納するとともに、同一のストリームコンテンツに対する複数のストリームコンテンツ要求情報を、1つのストリームコンテンツ要求情報をなす代表配信要求にまとめ、当該代表配信要求を前記サーバ側送受信手段から前記ストリームサーバに送信させる機能構成をなすメッセージキャッシュ部と、を有するマルチコネクション接続装置であって、
    前記要求解析部は、
    前記ストリームコンテンツ要求情報が前記クライアントに固有の情報からなるクライアント固有情報を前記メッセージキャッシュ部に格納していないと判断した場合は、当該ストリームコンテンツ要求情報に対応する処理を実行し、当該ストリームコンテンツ要求情報が当該クライアントに固有の情報からなるクライアント固有情報を前記メッセージキャシュ部に格納していると判断した場合は、当該ストリームコンテンツ要求情報を前記サーバ側送受信手段から前記ストリームサーバへ送信させる機能構成を有する、
    ことを特徴とするマルチコネクション接続装置。
  2. 前記コネクションは、
    単一の前記マルチコネクション接続装置と複数の前記クライアント間は当該クライアント数に対応するストリーム配信コネクションである、
    ことを特徴とする請求項1に記載のマルチコネクション接続装置。
  3. 前記コネクションは、
    単一の前記マルチコネクション接続装置と前記ストリームサーバ間は単一のTCPコネクションである、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のマルチコネクション接続装置。
  4. 前記要求解析部は、
    複数のクライアントからそれぞれ送出される前記ストリームコンテンツ要求情報を、各当該クライアント毎の複数のトラザクションとして、前記クライアント側送受信手段を介して、受信する機能構成をなし、
    前記メッセージキャッシュ部は、
    当該要求解析部が複数のクライアントから受信した複数のトラザクションにおける同一のストリームコンテンツについての複数のトラザクションを、前記代表配信要求を行なう1個のトラザクションとして、前記サーバ側送受信手段に送信させる機能構成をなす、
    ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載のマルチコネクション接続装置。
  5. 前記クライアント側送受信手段は、
    複数のクライアントのそれぞれとTCPプロトコルで接続してパケットの送受信をする機能構成をなし、
    前記サーバ側送受信手段は、前記ストリームサーバに対してのTCPプロトコルを用いた単一接続で、前記代表配信要求を送信する機能構成をなす、
    ことを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載のマルチコネクション接続装置。
  6. 前記クライアント側送受信手段は、
    複数のクライアント及び/又は下位ストリームサーバのそれぞれとTCPプロトコルで接続してパケットの送受信をする機能構成をなし、
    前記サーバ側送受信手段は、上位ストリームサーバに対してのTCPプロトコルを用いた単一接続で、前記代表配信要求を送信する機能構成をなす、
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5に記載のマルチコネクション接続装置。
  7. 前記メッセージキャッシュ部は、
    前記代表配信要求を、1つの送信元ポート番号と1つの宛先ポート番号とを用いて、1つのアプリケーションから他の1つのアプリケーションに引き渡されるデータとして、前記サーバ側送受信手段から前記ストリームサーバへ送信させる機能構成をなす、
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6に記載のマルチコネクション接続装置。
  8. 前記要求解析部で判断される前記クライアント固有情報は、
    前記配信要求をしたクライアントの認証、当該クライアントのプロフィール、当該クライアントに対する課金及びストリーム放送についての統計、の内の少なくとも1つについて用いられる情報からなる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のマルチコネクション接続装置。
  9. 前記メッセージキャッシュ部には、
    前記クライアントの要求に対する、前記ストリームサーバから受信したパケットが格納されており、
    前記要求解析部は、
    前記クライアントから受信したパケットに含まれている要求が、前記クライアント情報を格納しておらず、当該メッセージキャッシュ部に予め格納されている当該所定の応答又は、ストリームコンテンツに該当する前記ストリームコンテンツ要求情報であると判断した場合は、前記ストリームサーバに聞きにいくことなく、当該所定の応答を当該クライアントに向けて送信させる、機能構成を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のマルチコネクション接続装置。
  10. 複数のクライアントと単一のストリームサーバ間にマルチコネクション接続手段を介接したコネクション接続を制御するために、
    複数のクライアントのそれぞれとTCPプロトコルで接続して、当該複数のクライアントのそれぞれからストリームコンテンツの配信要求を受信し、
    当該配信要求に対応する応答を保持している場合には、当該応答を当該クライアントに送信するとともに、当該配信要求に対応する応答を保持していない場合には、当該ストリームコンテンツの配信元となるストリームサーバに対して、単一のコネクションで接続して、当該配信要求を代表して送信し、当該配信要求に対するストリームサーバからの応答を保持し、当該応答を、当該配信要求した複数のクライアントに送信するのに先立って、
    前記クライアントの配信要求が当該クライアントに固有の情報からなるクライアント固有情報を前記マルチコネクション接続手段内に格納していないと判断された場合は、当該配信要求に対応する処理を当該マルチコネクション接続手段内で実行する終端処理を行うとともに、前記クライアントの配信要求が当該クライアントに固有の情報からなるクライアント固有情報を前記マルチコネクション接続手段内に格納していると判断された場合は、当該配信要求を前記ストリームサーバに送信するスルー処理を行なう、
    ことを特徴とするマルチコネクション接続制御方法。
  11. 前記クライアント固有情報は、
    前記配信要求をしたクライアントの認証、当該クライアントのプロフィール、当該クライアントに対する課金及びストリーム放送についての統計、の内の少なくとも1つについて用いられる情報からなる、
    ことを特徴とする請求項10に記載のマルチコネクション接続制御方法。
  12. 前記マルチコネクション接続制御方法は、
    前記クライアントから出された要求が、当該クライアントと前記マルチコネクション接続手段間の接続性を確認するものである場合は、当該マルチコネクション接続手段において事前に保持されている応答を、当該マルチコネクション接続手段が当該クライアントに送信する、
    ことを特徴とする請求項10又は11に記載のマルチコネクション接続制御方法。
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