JP2002290457A - マルチコネクション接続装置及びマルチコネクション接続制御方法 - Google Patents

マルチコネクション接続装置及びマルチコネクション接続制御方法

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JP2002290457A JP2001084708A JP2001084708A JP2002290457A JP 2002290457 A JP2002290457 A JP 2002290457A JP 2001084708 A JP2001084708 A JP 2001084708A JP 2001084708 A JP2001084708 A JP 2001084708A JP 2002290457 A JP2002290457 A JP 2002290457A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多数のクライアントにストリーム放送を配信す
る大規模なストリーム配信処理を可能とするマルチコネ
クション接続装置及びマルチコネクション接続制御方法
の提供。 【解決手段】クライアント5から受信したパケットに含
まれているストリームコンテンツ要求情報を解析する要
求解析部22と、要求解析部22が解析したストリーム
コンテンツ要求情報を格納するメッセージキャッシュ部
23とを、有し、メッセージキャッシュ部23は、複数
のストリームコンテンツ要求情報を、1つのストリーム
コンテンツ要求情報をなす代表配信要求にまとめて、サ
ーバ側送受信手段24からストリームサーバ1に送信す
る仕組みからなる特徴的構成手段の採用。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声・映像等を含
むストリーム放送を、インターネットを介して大規模に
配信するのに好適な、マルチコネクション接続装置及び
マルチコネクション接続制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、家庭にあるパーソナル・コンピュ
ータ端末(以下、単に「クライアント」という)とイン
ターネットを利用したストリーミング放送が普及し始め
ている。
【0003】このストリーミング放送は、既存のテレビ
放送と比較して映像品質が悪く、現段階では広範囲に普
及しているとは言えないが、将来的に、中継回線及び加
入者回線の広帯域化に伴い、高品質の映像の配信が可能
となって、現在のテレビ放送に匹敵する視聴メディアに
なるものと予想されている。
【0004】現行のストリーミング放送は、既存のテレ
ビ放送における配信形態とは大きく異なり、インターネ
ットに接続されている全ての端末に向けて放送を行う必
要はなく、視聴を希望する視聴者の端末にのみ配信され
る。この結果、ストリーミング放送における配信範囲及
び配信数は、各クライアントの受信要求により、放送コ
ンテンツのジャンルや配信時刻(放送時刻)などによっ
て様々に変化する。
【0005】ここで、インターネットは、既知のように
大部分が有線の地上回線で構成されているが、この地上
回線を利用したストリーミング放送の伝送コストは、所
要のストリーム番組を、狭範囲に分布する少数の視聴者
に向けて配信する場合には減少し、広範囲に分布する多
数の視聴者に配信する場合には増大する。
【0006】さらに、ストリーミング放送に地上回線を
使用する場合、視聴者が急激に増加すると、輻輳に伴う
伝搬遅延やパケットロスなどにより、その映像品質が極
端に劣化することがある。こうした現状を考慮して、既
存の地上回線によるインターネットを利用することな
く、各家庭に衛星受信装置を設置し、常にほぼ一定の通
信品質が保証された衛星回線を経由して、所要のストリ
ーミング放送を提供するサービスが考え出されている。
【0007】図10は、従来のストリーム配信システム
の一例を示す模式接続図である。従来のストリーム配信
システムでは、ストリーム番組の送信元となるストリー
ムサーバ1と、ストリーム番組を受信する複数のクライ
アント5,5,5,5,5との間に、中継装置
となるスプリッタ20(プロキシーとも呼ばれる)を配
置した構成となっている。
【0008】スプリッタ20としては、Real Net works
社のスプリッタ製品が代表的なものとなっている。これ
は、汎用パソコン又は汎用ワークステーションなどの汎
用プロセッサ上で動作し、ストリームサーバ1から受信
したストリーム番組(パケット)を、1又は複数のクラ
イアント5,5,5,5,5に対して、コピー
して配信するものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ストリーム配信システムにおいては、複数のクライアン
ト5,5,5,5,5からのストリーム配信コ
ネクション4,4,4 ,4,4を、そのクライ
アントの数に対応した複数のTCPコネクション30を
用いて、それぞれストリームサーバ1に接続している。
なお、TCPコネクションとは、インターネットで利用
される標準プロトコルであるTCP(Transmission Con
trol Protocol)での接続であり、OSI参照モデルの
トランスポート層にあたる。また、ストリーム配信コネ
クション4,4,4,4,4 も、それぞれTC
Pプロトコルによる接続である。
【0010】即ち、従来装置のスプリッタ20は、多数
の複数のクライアント5,5,5 ,5,5それ
ぞれからストリーム番組の配信要求を受け、その多数の
配信要求それぞれを個別にストリームサーバ1に送信し
ている。従って、従来装置のスプリッタ20では、複数
のクライアント5,5,5,5,5が同じスト
リーム番組についての配信要求をした場合でも、ストリ
ームサーバ1に対して、各クライアント5,5
,5,5の配信要求ごとにTCPコネクション
を行なう接続処理をする必要があった。
【0011】これにより、クライアント5の数が増える
ほど配信要求についての接続処理が増大するので、多数
のクライアント5へストリーム番組を配信する大規模な
ストリーム放送は、ストリームサーバ1の過負荷とな
り、且つ、伝送コストも過大となるので、従来のストリ
ーム放送技術では実現が困難であるという問題点があっ
た。換言すれば、従来は、複数のクライアント5からの
配信要求ごとにストリームサーバ1に対してコネクショ
ン接続処理が必要であったので、ストリームサーバ1の
過負荷となり、伝送コストが過大になるという第1の問
題点があった。
【0012】次に、上述の第1の問題点を解決するため
に、ストリームサーバ1との接続を行わずに、各クライ
アント5の配信要求についての処理であるメッセージ処
理を終端する(自分で実行する)スプリッタを考えるこ
とができる。
【0013】しかしながら、このようなメッセージ処理
を終端するスプリッタでは、各クライアント5の認証、
各クライアント5のプロフィールの取得、ストリーム放
送についての統計及びストリーム番組を受信した各クラ
イアント5に対する課金等からなるクライアント固有情
報を、収集することができない。
【0014】そこで、上述のようなメッセージ処理を終
端するスプリッタでは、ストリームサーバ1におけるコ
ネクション接続処理は低減するが、当該スプリッタにお
けるメッセージ処理についての負荷が増大し、更に、各
クライアント5,5,5,5,5の認証、各ク
ライアント5,5,5,5,5のプロフィール
の取得、ストリーム放送についての統計及びストリーム
番組を受信した各クライアント5,5,5,5
に対する課金等について、サービス性が低減する、
という第2の問題点がある。
【0015】次に、上述の第2の問題点を解決するため
には、各クライアント5,5,5 ,5,5の認
証、各クライアント5,5,5,5,5のプロ
フィールの取得、ストリーム放送についての統計及びス
トリーム番組を受信した各クライアント5,5
,5,5に対する課金等の処理を実行するクラ
イアント固有情報処理機能を、スプリッタに付加させる
ことが考えられる。
【0016】しかしながら、このようにクライアント固
有情報処理機能をスプリッタに付加させると、ストリー
ムサーバ1において集中管理していた機能が分散されて
しまう。特に、複数のスプリッタを用いて、大規模なス
トリーム配信をする場合には、ストリームサーバ1が持
っていた機能の分散化が顕著となる。
【0017】そこで、クライアント固有情報処理機能を
スプリッタに付加させると、各クライアント5,5
,5,5の認証、各クライアント5,5,5
,5,5のプロフィールの取得、ストリーム放送
についての統計、ストリーム番組を受信した各クライア
ント5,5,5,5,5に対する課金、及び各
スプリッタの動作等についての管理が複雑になり、クラ
イアント固有情報処理機能等について各スプリッタごと
に設定しなければならないのでその設定コストが増大
し、クライアント固有情報処理機能等についての処理オ
ーバーヘッドも増大する、という第3の問題点がある。
【0018】ここにおいて、本発明の解決すべき主要な
目的は以下の通りである。即ち、本発明の第1の目的
は、多数のクライアントにストリーム放送を配信する大
規模なストリーム配信処理を可能とするマルチコネクシ
ョン接続装置及びマルチコネクション接続制御方法を提
供せんとするものである。
【0019】本発明の第2の目的は、複数のクライアン
トからの複数のストリーム配信コネクションを、単一の
ストリーム配信コネクションとしてまとめて、ストリー
ムサーバに接続することで、ストリームサーバの負荷を
軽減し、大規模なストリーム配信処理を可能とするマル
チコネクション接続装置及びマルチコネクション接続制
御方法を提供せんとするものである。
【0020】本発明の第3の目的は、クライアントの配
信要求についてのトラザクションをキャッシュ(保持)
して、当該保持したものを用いて、複数のクライアント
へ配信要求の応答をすることで、マルチコネクション接
続装置(スプリッタ)での各クライアントの配信要求に
ついて処理負荷を軽減することを可能とするマルチコネ
クション接続装置及びマルチコネクション接続制御方法
を提供せんとするものである。
【0021】本発明の第4の目的は、クライアントの各
種の配信要求についてのトラザクションを複数キャッシ
ュして、当該複数のトラザクションのなかから所望のト
ラザクションを選択して実施することを可能として、ク
ライアントの配信要求についてのストリームサーバの負
荷を軽減しながら、クライアント固有情報等の所望の情
報についてストリームサーバで集中的に管理することを
可能とするマルチコネクション接続装置及びマルチコネ
クション接続制御方法を提供せんとするものである。
【0022】本発明の他の目的は、明細書、図面、特
に、特許請求の範囲における各請求項の記載から自ずと
明らかとなろう。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明装置は、上記課題
の解決に当たり、クライアントから受信したパケットに
含まれているストリームコンテンツ要求情報を解析する
要求解析部と、要求解析部が解析したストリームコンテ
ンツ要求情報を格納するメッセージキャッシュ部とを、
有し、当該メッセージキャッシュ部は、複数のストリー
ムコンテンツ要求情報を、1つのストリームコンテンツ
要求情報をなす代表配信要求にまとめて、サーバ側送受
信手段からストリームサーバに送信する仕組みからなる
構成手段を講じる特徴を有する。
【0024】本発明方法は、上記課題の解決に当たり、
複数のクライアントのそれぞれからストリームコンテン
ツの配信要求を受信し、当該複数の配信要求を1つの配
信要求をなす代表配信要求として、1つのTCPプロト
コルでの接続でストリームサーバに送信する、構成手法
を講じる特徴を有する。
【0025】更に、具体的詳細に述べると、当該課題の
解決では、本発明が次に列挙する上位概念から下位概念
にわたる新規な特徴的構成手段又は手法を採用すること
により、上記目的を達成するように為される。
【0026】即ち、本発明装置の第1の特徴は、複数の
クライアントと単一のストリームサーバ間に介在してコ
ネクション接続するマルチコネクション接続装置であっ
て、ストリームサーバに対してパケットの送受信をする
サーバ側送受信手段と、複数のクライアントに対してパ
ケットの送受信をするクライアント側送受信手段と、当
該クライアント側送受信手段がクライアントから受信し
たパケットに含まれているストリームコンテンツ要求情
報を解析する要求解析部と、当該要求解析部が解析した
ストリームコンテンツ要求情報を格納するメッセージキ
ャッシュ部と、を有し、当該メッセージキャッシュ部
は、同一のストリームコンテンツに対する複数のストリ
ームコンテンツ要求情報を、1つのストリームコンテン
ツ要求情報をなす代表配信要求にまとめ、当該代表配信
要求を前記サーバ側送受信手段から前記ストリームサー
バに送信させる機能構成をなしてなるマルチコネクショ
ン接続装置の構成採用にある。
【0027】本発明装置の第2の特徴は、上記本発明装
置の第1の特徴における前記コネクションが、単一の前
記マルチコネクション装置と複数の前記クライアント間
は当該クライアント数に対応するストリーム配信コネク
ションであるマルチコネクション接続装置の構成採用に
ある。
【0028】本発明装置の第3の特徴は、上記本発明装
置の第1又は第2の特徴における前記コネクションが、
単一の前記マルチコネクション装置と前記ストリームサ
ーバ間は単一のTCPコネクションであるマルチコネク
ション接続装置の構成採用にある。
【0029】本発明装置の第4の特徴は、上記本発明装
置の第1、第2又は第3の特徴における前記要求解析部
が、複数のクライアントからそれぞれ送出される前記ス
トリームコンテンツ要求情報を、各当該クライアント毎
の複数のトラザクションとして、前記クライアント側送
受信手段を介して、受信する機能構成をなし、前記メッ
セージキャッシュ部が、当該要求解析部が複数のクライ
アントから受信した複数のトラザクションにおける同一
のストリームコンテンツについての複数のトラザクショ
ンを、前記代表配信要求を行なう1個のトラザクション
として、前記サーバ側送受信手段に送信させる機能構成
をなしてなるマルチコネクション接続装置の構成採用に
ある。
【0030】本発明装置の第5の特徴は、上記本発明装
置の第1、第2、第3又は第4の特徴における前記クラ
イアント側送受信手段が、複数のクライアントのそれぞ
れとTCPプロトコルで接続してパケットの送受信をす
る機能構成をなし、前記サーバ側送受信手段が、前記ス
トリームサーバに対してのTCPプロトコルを用いた単
一接続で、前記代表配信要求を送信する機能構成をなし
てなるマルチコネクション接続装置の構成採用にある。
【0031】本発明装置の第6の特徴は、上記本発明装
置の第1、第2、第3、第4又は第5の特徴における前
記クライアント側送受信手段が、複数のクライアント及
び/又は下位ストリームサーバのそれぞれとTCPプロ
トコルで接続してパケットの送受信をする機能構成をな
し、前記サーバ側送受信手段が、上位ストリームサーバ
に対してのTCPプロトコルを用いた単一接続で、前記
代表配信要求を送信する機能構成をなしてなるマルチコ
ネクション接続装置の構成採用にある。
【0032】本発明装置の第7の特徴は、上記本発明装
置の第1、第2、第3、第4、第5又は第6の特徴にお
ける前記メッセージキャッシュ部が、前記代表配信要求
を、1つの送信元ポート番号と1つの宛先ポート番号と
を用いて、1つのアプリケーションから他の1つのアプ
リケーションに引き渡されるデータとして、前記サーバ
側送受信手段から前記ストリームサーバへ送信させる機
能構成をなしてなるマルチコネクション接続装置の構成
採用にある。
【0033】本発明装置の第8の特徴は、上記本発明装
置の第1の特徴における前記メッセージキャッシュ部
が、前記要求解析部が解析したストリームコンテンツ要
求情報と、前記サーバ側送受信手段が前記ストリームサ
ーバから受信したパケットに含まれているものであって
前記クライアントの要求に対するメッセージとなる応答
と、を格納する機能構成を有し、前記要求解析部は、前
記ストリームコンテンツ要求情報に対応する前記応答が
前記メッセージキャッシュ部に格納されているか判断
し、当該応答が格納されている場合は、当該応答を前記
クライアント側送受信手段から当該クライアントへ送信
させ、当該応答が格納されていない場合は、当該ストリ
ームコンテンツの配信元となる前記ストリームサーバに
対して、前記代表配信要求を送信させる機能構成をなし
てなるマルチコネクション接続装置の構成採用にある。
【0034】本発明装置の第9の特徴は、上記本発明装
置の第8の特徴における前記要求解析部が、前記ストリ
ームコンテンツ要求情報が所定の条件に合致した場合
は、当該ストリームコンテンツ要求情報に対応する処理
を実行し、当該ストリームコンテンツ要求情報が所定の
条件に合致しない場合は、当該ストリームコンテンツ要
求情報を前記サーバ側送受信手段から前記ストリームサ
ーバへ送信させる機能構成をなしてなるマルチコネクシ
ョン接続装置の構成採用にある。
【0035】本発明装置の第10の特徴は、上記本発明
装置の第8の特徴における前記要求解析部が、前記スト
リームコンテンツ要求情報が前記クライアントに固有の
情報からなるクライアント固有情報を含んでいないと判
断した場合は、当該ストリームコンテンツ要求情報に対
応する処理を実行し、当該ストリームコンテンツ要求情
報が当該クライアントに固有の情報からなるクライアン
ト固有情報を含んでいると判断した場合は、当該ストリ
ームコンテンツ要求情報を前記サーバ側送受信手段から
前記ストリームサーバへ送信させる機能構成をなしてな
るマルチコネクション接続装置の構成採用にある。
【0036】本発明装置の第11の特徴は、上記本発明
装置の第10の特徴における前記要求解析部で判断され
る前記クライアント固有情報が、前記配信要求をしたク
ライアントの認証、当該クライアントのプロフィール、
当該クライアントに対する課金及びストリーム放送につ
いての統計、の内の少なくとも1つについて用いられる
情報からなるマルチコネクション接続装置の構成採用に
ある。
【0037】本発明装置の第12の特徴は、上記本発明
装置の第8、第9、第10又は第11の特徴における前
記メッセージキャッシュ部が、前記クライアントの要求
に対する所定の応答を予め格納しており、前記要求解析
部は、前記クライアントから受信したパケットに含まれ
ている要求が、当該メッセージキャッシュ部に予め格納
されている当該所定の応答に該当する要求であると判断
した場合は、前記ストリームサーバに聞きにいくことな
く、当該所定の応答を当該クライアントに向けて送信さ
せる機能構成をなしてなるマルチコネクション接続装置
の構成採用にある。
【0038】本発明方法の第1の特徴は、複数のクライ
アントと単一のストリームサーバ間にマルチコネクショ
ン接続手段を介接したコネクション接続を制御するマル
チコネクション接続制御方法であって、複数のクライア
ントのそれぞれとTCPプロトコルで接続して、当該複
数のクライアントのそれぞれからストリームコンテンツ
の配信要求を受信し、当該配信要求における同一のスト
リームコンテンツに対する複数の配信要求を、1つの配
信要求をなす代表配信要求とし、当該ストリームコンテ
ンツの配信元となるストリームサーバに対して、1つの
TCPプロトコルで接続して、当該1つの代表配信要求
を当該ストリームサーバに送信するマルチコネクション
接続制御方法の構成採用にある。
【0039】本発明方法の第2の特徴は、上記本発明方
法の第1の特徴における前記クライアントが、前記スト
リームサーバから送出されたストリームコンテンツに係
るパケットを受信し、当該パケットを複写して、複数の
前記クライアントに中継再配信する下位ストリームサー
バをも含み、前記ストリームサーバが、当該下位ストリ
ームサーバ及び前記クライアントに向けて、ストリーム
コンテンツを中継配信する上位ストリームサーバをも含
まれてなるマルチコネクション接続制御方法の構成採用
にある。
【0040】本発明方法の第3の特徴は、上記本発明方
法の第1又は第2の特徴における前記代表配信要求が、
1つの送信元ポート番号と、1つの宛先ポート番号とを
用いて、1つのアプリケーションから、他の1つのアプ
リケーションに、引き渡されるデータとして、前記スト
リームサーバに送信されてなるマルチコネクション接続
制御方法の構成採用にある。
【0041】本発明方法の第4の特徴は、複数のクライ
アントと単一のストリームサーバ間にマルチコネクショ
ン接続手段を介接したコネクション接続を制御するマル
チコネクション接続制御方法であって、複数のクライア
ントのそれぞれとTCPプロトコルで接続して、当該複
数のクライアントのそれぞれからストリームコンテンツ
の配信要求を受信し、当該配信要求に対応する応答を保
持している場合には、当該応答を当該クライアントに送
信し、当該配信要求に対応する応答を保持していない場
合には、当該ストリームコンテンツの配信元となるスト
リームサーバに対して、単一のコネクションで接続し
て、当該配信要求を代表して送信し、当該配信要求に対
するストリームサーバからの応答を保持し、当該応答
を、当該配信要求した複数のクライアントに送信してな
るマルチコネクション接続制御方法の構成採用にある。
【0042】本発明方法の第5の特徴は、上記本発明方
法の第4の特徴における前記マルチコネクション接続制
御方法が、前記クライアントの配信要求が所定の条件に
合致した場合は、当該配信要求に対応する処理を前記マ
ルチコネクション接続手段内で実行する終端処理を行な
い、当該クライアントの配信要求が所定の条件に合致し
ない場合は、当該配信要求を前記ストリームサーバに送
信するスルー処理を実施してなるマルチコネクション接
続制御方法の構成採用にある。
【0043】本発明方法の第6の特徴は、上記本発明方
法の第5の特徴における前記所定の条件に合致した場合
が、前記クライアントの配信要求において、当該クライ
アントに固有の情報からなるクライアント固有情報を、
含んでいないと判断された場合からなるマルチコネクシ
ョン接続制御方法の構成採用にある。
【0044】本発明方法の第7の特徴は、上記本発明方
法の第6の特徴における前記クライアント固有情報が、
前記配信要求をしたクライアントの認証、当該クライア
ントのプロフィール、当該クライアントに対する課金及
びストリーム放送についての統計、の内の少なくとも1
つについて用いられる情報からなるマルチコネクション
接続制御方法の構成採用にある。
【0045】本発明方法の第8の特徴は、上記本発明方
法の第4、第5、第6又は第7の特徴における前記マル
チコネクション接続制御方法が、前記クライアントから
出された要求が当該クライアントと前記マルチコネクシ
ョン接続手段間の接続性を確認するものである場合は、
当該マルチコネクション接続手段において事前に保持さ
れている応答を、当該マルチコネクション接続手段が当
該クライアントに送信してなるマルチコネクション接続
制御方法の構成採用にある。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を装置例及び方法例につき説明す
る。
【0047】なお、本発明は、複数のクライアントから
の要求にかかる複数のストリーム配信コネクションを、
単一のストリーム配信コネクションとしてストリームサ
ーバに接続することで、ストリームサーバにおける接続
処理についての負荷を低減することに関する発明である
が、本実施形態では、インターネットを介してストリー
ム番組を配信する形態を挙げて説明するも、本発明はこ
れ等に限定されるものではなく、インターネット以外の
各種の通信網にも適用できる。
【0048】(装置例)図1は、本発明の装置例を示す
マルチコネクション接続装置を適用したシステムの接続
形態を示す模式図である。図中、1はストリーム番組を
なすパケット(以下、「ストリームパケット」とい
う。)の送信元となるストリームサーバ、2は本発明の
装置例であるマルチコネクション接続装置、5,5
,5,5はストリームパケットを受信する複数
のクライアントである。
【0049】ここで、ストリームサーバ1とマルチコネ
クション接続装置2は、TCPコネクション3で接続さ
れる。TCPコネクション3は、TCPプロトコルによ
る接続である。マルチコネクション接続装置2と各クラ
イアント5,5,5,5 ,5とは、それぞれス
トリーム配信コネクション4,4,4,4,4
で接続される。ストリーム配信コネクション4,4
,4,4のそれぞれも、TCPプロトコルによ
る接続である。
【0050】従って、マルチコネクション接続装置2
は、複数のクライアント5,5,5 ,5,5
らの複数のストリーム配信コネクション4,4
,4,4を、その接続数を低減して、TCPコ
ネクション3として、ストリームサーバ1に接続するも
のである。
【0051】図2は、本発明の装置例であるマルチコネ
クション接続装置2の主要部を示す概念ブロック図であ
る。マルチコネクション接続装置2の主要部は、クライ
アント側送受信手段21と、要求解析部22と、メッセ
ージキャッシュ部23と、サーバ側送受信手段24とで
構成されている。
【0052】クライアント側送受信手段21は、複数の
クライアント5,5,5,5,5それぞれ対し
て、TCPプロトコルで接続して、パケットの送受信を
するものである。サーバ側送受信手段24は、ストリー
ムサーバ1に対して、TCPプロトコルで接続して、パ
ケットの送受信をするものである。
【0053】要求解析部22は、クライアント側送受信
手段21がクライアント5,5,5,5,5
ら受信したパケットに含まれているストリームコンテン
ツ要求情報を解析するものである。ここで、要求解析部
22は、複数のクライアント5,5,5,5,5
からそれぞれ送出されるストリームコンテンツ要求情
報を、各クライアント毎の複数のトラザクションとし
て、クライアント側送受信手段21を介して、受信する
ものである。
【0054】メッセージキャッシュ部23は、要求解析
部22が解析したストリームコンテンツ要求情報を格納
するものである。また、メッセージキャッシュ部23
は、同一のストリームコンテンツに対する複数のストリ
ームコンテンツ要求情報を、1つのストリームコンテン
ツ要求情報をなす代表配信要求にまとめ、当該代表配信
要求をサーバ側送受信手段24からストリームサーバ1
に送信させる、ものである。
【0055】即ち、メッセージキャッシュ部23は、要
求解析部22が行なった複数のクライアント5,5
,5,5についての複数の接続処理(トラザク
ション)における同一のストリームコンテンツについて
の複数のトラザクションを、代表配信要求を行なう1個
のトラザクションとして、サーバ側送受信手段24とス
トリームサーバ1との間で実行させるものである。これ
により、サーバ側送受信手段24は、ストリームサーバ
1に対してのTCPプロトコルを用いた1つの接続で、
代表配信要求を送信する。
【0056】これらにより、マルチコネクション接続装
置2は、複数のストリームコンテンツ要求情報を、1つ
のストリームコンテンツ要求情報をなす代表配信要求に
まとめて、サーバ側送受信手段24からストリームサー
バ1に送信することができる。従って、ストリームサー
バ1において、クライアント5,5,5,5,5
からストリームコンテンツ要求についての接続処理
(トラザクション)を大幅に低減することができるの
で、多数のクライアントにストリーム放送を配信する大
規模なストリーム配信処理を実現することができる。
【0057】メッセージキャッシュ部23の具体的構成
としては、代表配信要求を、1つの送信元ポート番号
(マルチコネクション2内の1個のアプリケーションを
指すポート番号)と1つの宛先ポート番号(ストリーム
サーバ1内の1個のアプリケーションを指すポート番
号)とを用いて、1つのアプリケーションから他の1つ
のアプリケーションに引き渡されるデータとして、サー
バ側送受信手段24からストリームサーバ1へ送信させ
るものとする。
【0058】即ち、マルチコネクション接続装置2内の
1個のアプリケーションから、ストリームサーバ1内の
1個のアプリケーションへ引き渡すデータとして、送信
させる。
【0059】また、メッセージキャッシュ部23は、要
求解析部22が解析したストリームコンテンツ要求情報
のみならず、サーバ側送受信手段24がストリームサー
バ1から受信したパケットに含まれているものであって
クライアント5の要求に対するメッセージとなる「応
答」をも、格納するものである。
【0060】そして、要求解析部22は、クライアント
5から送られてきたストリームコンテンツ要求情報に対
応する「応答」が、メッセージキャッシュ部23に格納
されているか判断する機能を持つ。要求解析部22は、
当該「応答」が格納されていると判断した場合は、当該
「応答」をクライアント側送受信手段21からクライア
ント5へ送信させる機能も持つ。
【0061】要求解析部22は、当該「応答」がメッセ
ージキャッシュ部23に格納されていないと判断した場
合は、要求されたストリームコンテンツの配信元となる
ストリームサーバ1に対して、代表配信要求を送信させ
る機能も持つ。
【0062】ここで、当該「応答」とは、クライアント
5のストリームコンテンツの要求に対する回答などとな
るメッセージであって、ストリームサーバ1からサーバ
側送受信手段24が受信してメッセージキャッシュ部2
3に格納されたものである。
【0063】これらにより、マルチコネクション接続装
置2は、クライアント5の各種のストリームコンテンツ
要求に対するトラザクションを「応答」としてメッセー
ジキャッシュ部23にキャッシュしておき、キャッシュ
した応答を、複数のクライアント5のストリームコンテ
ンツ要求に用いることができるので、マルチコネクショ
ン接続装置2での各クライアント5の配信要求に対する
応答メッセージの送信についての処理負荷を軽減するこ
とができる。
【0064】(方法例1)前記装置例に適用する本実施
形態の方法例1につき、図面を参照して説明する。
【0065】先ず、クライアント5,5,5
,5のそれぞれからストリームコンテンツの配信
要求があった場合に、クライアント側送受信手段21が
複数のクライアント5,5,5,5,5のそれ
ぞれとTCPプロトコルで接続して、複数のクライアン
ト5,5,5,5,5のそれぞれからストリー
ムコンテンツの配信要求を受信する。
【0066】その後、複数の配信要求を要求解析部22
が解析する。この解析結果に基づいて、メッセージキャ
ッシュ部23が同一のストリームコンテンツに対する複
数の配信要求を、1つの配信要求をなす代表配信要求に
まとめる。その後、サーバ側送受信手段24がストリー
ムコンテンツの配信元となるストリームサーバ1に対し
て、1つのトラザクションとしてTCPプロトコルで接
続し、代表配信要求を送信する。
【0067】ここで、代表配信要求は、1つの送信元ポ
ート番号と、1つの宛先ポート番号とが特定されて、マ
ルチコネクション接続装置2内の1つのアプリケーショ
ンから、ストリームサーバ1内の1つのアプリケーショ
ンに、引き渡されるデータとして、ストリームサーバ1
に送信される。
【0068】これらにより、マルチコネクション接続装
置2は、ストリームサーバ1との間において、複数のク
ライアント5,5,5,5,5からの複数のス
トリームコンテンツの配信要求について、1本の通信路
(TCPコネクション3)で、且つ、アプリケーション
においても1対1として、処理することができ、ストリ
ームサーバ1の接続処理(トラザクション)を大幅に低
減することができる。
【0069】(方法例2)前記装置例に適用する本実施
形態の方法例2につき、図面を参照して説明する。図3
及び図4は、前記装置例によるコンテンツ配信要求の処
理例を示すシーケンス図である。
【0070】ここで、図3は、マルチコネクション接続
装置2において現時点で配信していない未配信中のライ
ブコンテンツに対して、初めてクライアント5が配信要
求をした場合の処理例を示している。このように未配信
中のライブコンテンツに対して1番目に配信要求した最
初のクライアント5を「第1クライアント」という。
【0071】図4は、未配信中のライブコンテンツに対
して、二人目のクライアントが配信要求をした場合、即
ち図3の続きの処理例を示している。このように未配信
中のライブコンテンツに対して2番目に配信要求したク
ライアント5を「第2クライアント」という。
【0072】図5、図6及び図7は、メッセージキャッ
シュ部23に存在するメッセージキャッシュテーブルの
状態を示す図である。ここで、図5は、図3のシーケン
スにおけるST1まで終了した時のメッセージキャッシ
ュテーブルの状態を示している。図6は、図3のシーケ
ンスにおけるST7まで終了した時のメッセージキャッ
シュテーブルの状態を示している。図7は、図3のシー
ケンス全体が終了した時、即ち第1クライアントの配信
要求についての処理が終了した時のメッセージキャッシ
ュテーブルの状態を示している。
【0073】図8は、メッセージキャッシュ部23に存
在するメッセージキャッシュ書き換えテーブルの状態を
示す図である。メッセージキャッシュ書き換えテーブル
とは、メッセージキャッシュ部23にキャッシュされる
メッセージ(「応答」)についての一部の情報を書き換
えて、その一部だけ書き換えられたメッセージを、複数
のクライアント5に再利用するときに用いられるテーブ
ルである。図に示すように、メッセージキャッシュ書き
換えテーブルには、各メッセージ毎に、「書き換え項
目」と「書き換え内容」が格納される。
【0074】次に、本方法例2に係るコンテンツ配信要
求の処理例を具体的に説明する。 <最初のクライアントが配信要求する場合>
【0075】図3に示すように、第1クライアントは、
コンテンツの配信要求をするために、先ず、クライアン
ト固有情報伝達メッセージMsgAをマルチコネクション接
続装置2に対して送信する。ここで、クライアント固有
情報伝達メッセージとは、コンテンツの配信要求をした
第1クライアントについての認証、第1クライアントの
プロフィール、第1クライアントに対する課金又はスト
リーム放送についての統計など、について用いられるク
ライアント固有情報からなるものである。即ち、クライ
アント固有情報伝達メッセージは、各クライアント5に
固有の情報であってストリームサーバ1で集中的に処理
及び管理すべき情報からなるメッセージである。
【0076】マルチコネクション接続装置2は、クライ
アント固有情報伝達メッセージMsgAを受信すると、その
クライアント固有情報伝達メッセージMsgAをメッセージ
キャッシュ部23内のメッセージキャッシュテーブル
(図5参照)における「キャッシュA」に格納する。な
お、メッセージキャッシュテーブルにおける「キャッシ
ュ」欄にある”未”とは、まだキャッシュにメッセージ
が格納されていない状態、即ち、メッセージがまだキャ
ッシュされていない状態を示している。
【0077】そして、図5のメッセージキャッシュテー
ブルにおける「メッセージ」MsgAに対する「処理」は”
スルー”であるので、このスルー処理をマルチコネクシ
ョン接続装置2が実行する。具体的には、マルチコネク
ション接続装置2は、第1クライアントから受信したク
ライアント固有情報伝達メッセージMsgAを、そのままス
トリームサーバ1に転送する(ST1)。
【0078】ストリームサーバ1は、クライアント固有
情報伝達メッセージMsgAをすると、そのクライアント固
有情報伝達メッセージMsgAについての処理を行なう。具
体的には、このメッセージの送信元の第1クライアント
についての認証や課金処理あるいは統計処理などを行な
う。その後、ストリームサーバ1は、クライアント固有
情報伝達メッセージMsgAについての返答であるResponse
MsgAをマルチコネクション接続装置2に送信する。
【0079】図5のメッセージキャッシュテーブルにお
ける「メッセージ」ResponseMsgAに対する「処理」は”
スルー”であるので、マルチコネクション接続装置2は
ResponseMsgAを第1クライアントに転送する。ここで、
メッセージキャッシュテーブルにおける「メッセージ」
ResponseMsgAに対する「キャッシュ」は”不要”であ
り、”不要”は受信したメッセージをキャッシュしなく
てよいことを示しているので、ResponseMsgAはキャッシ
ュされない(ST2)。
【0080】第1クライアントは、ResponseMsgAを受信
した後、コンテンツ要求メッセージMsgBをマルチコネク
ション接続装置2に対して送信する。ここで、コンテン
ツ要求メッセージMsgBとは、クライアント5が配信を求
めるコンテンツを特定するメッセージとする。
【0081】マルチコネクション接続装置2は、コンテ
ンツ要求メッセージMsgBを受信すると、メッセージキャ
ッシュテーブル(図5参照)を検索して、コンテンツ要
求メッセージMsgBを、「キャッシュB」に格納したうえ
で、そのコンテンツ要求メッセージMsgBについての終端
処理を実行する。終端処理とは、クライアント5から受
信したメッセージをストリームサーバ1に上げずに、マ
ルチコネクション接続装置2自身で処理することをい
う。
【0082】終端処理でコンテンツ要求メッセージMsgB
を解析した結果、例えば、第1クライアントが未配信中
のライブコンテンツを要求していることがわかる(ST
3)。
【0083】そこで、マルチコネクション接続装置2
は、未配信中のライブコンテンツの代理要求をストリー
ムサーバ1に対して行なう。この代理要求は、上述の方
法例1で説明した代表配信要求として実行する。
【0084】具体的には、まず、マルチコネクション接
続装置2は、メッセージキャッシュテーブルにキャッシ
ュされているキャッシュAを用いて、ストリームサーバ
1に対して未配信中のライブコンテンツの代理要求を行
なう。これにより、キャッシュAの内容であるメッセー
ジMsgAがマルチコネクション接続装置2からストリーム
サーバ2へ送信される。
【0085】ただし、この代理要求で送信されるメッセ
ージMsgAは、図8に示すメッセージキャッシュ書き換え
テーブルに基づいて一部書き換えられて、メッセージMs
gA’とされて送信される。具体的には、メッセージMsgA
の送信元を示すユーザIDがマルチコネクション接続装
置2のユーザIDに書き換えられる(ST4)。
【0086】ストリームサーバ1は、メッセージMsgA’
を受信すると、マルチコネクション接続装置2について
の認証処理や統計処理などを行なった後、マルチコネク
ション接続装置2に対してResponseMsgAを送信する(S
T5)。
【0087】マルチコネクション接続装置2は、Respon
seMsgAを受信すると、メッセージキャッシュテーブル
(図6参照)にキャッシュされているキャッシュBを用
いて、コンテンツ要求メッセージMsgBを、代表配信要求
としてストリームサーバ1に送信する。
【0088】ただし、この代理要求で送信されるコンテ
ンツ要求メッセージMsgBは、図8に示すメッセージキャ
ッシュ書き換えテーブルに基づいて一部書き換えられ
て、コンテンツ要求メッセージMsgB’とされて送信され
る。具体的には、ポート番号がマルチコネクション接続
装置2のポート番号に書き換えられる(ST6)。
【0089】ストリームサーバ1は、コンテンツ要求メ
ッセージMsgB’を受信すると、マルチコネクション接続
装置2に対して、ResponseMsgBを送信する。マルチコネ
クション接続装置2は、ResponseMsgBを受信すると、こ
れをメッセージキャッシュテーブル(図6参照)の「キ
ャッシュC」に格納し、ResponseMsgBについての終端処
理を実行する(ST7)。
【0090】図6には、ST7までシーケンスが進んだ
時のメッセージキャッシュテーブルの状態が示されてい
る。
【0091】ST7の後、マルチコネクション接続装置
2は、メッセージキャッシュテーブルのキャッシュCを
用いて、ResponseMsgBをそのまま第1クライアントに送
信する(ST8)。
【0092】第1クライアントは、ResponseMsgBを受信
した後、コンテンツ視聴開始要求メッセージMsgCをマル
チコネクション接続装置2に対して送信する。ここで、
コンテンツ視聴開始要求メッセージMsgCとは、クライア
ント5がコンテンツ要求メッセージMsgBで要求したコン
テンツにつき、配信の開始を求めるメッセージとする。
【0093】マルチコネクション接続装置2は、コンテ
ンツ視聴開始要求メッセージMsgCを受信すると、メッセ
ージキャッシュテーブル(図6、図7参照)を検索し
て、コンテンツ視聴開始要求メッセージMsgCを、「キャ
ッシュD」に格納したうえで、そのコンテンツ視聴開始
要求メッセージMsgCについての終端処理を実行する。そ
の後、マルチコネクション接続装置2は、「キャッシュ
D」を用いて、コンテンツ視聴開始要求メッセージMsgC
をストリームサーバ1に送信する(ST9)。
【0094】ストリームサーバ1は、コンテンツ視聴開
始要求メッセージMsgCを受信すると、マルチコネクショ
ン接続装置2に対して、ResponseMsgCを送信する。マル
チコネクション接続装置2は、ResponseMsgCを受信する
と、これをメッセージキャッシュテーブル(図6、図7
参照)の「キャッシュE」に格納したうえで、そのResp
onseMsgCを第1クライアントに転送する(ST10)。
【0095】図7には、ST10までシーケンスが進ん
だ時、即ち最初のクライアントの配信要求についての処
理が終了した時、のメッセージキャッシュテーブルの状
態が示されている。
【0096】これらの処理によって、第1クライアント
の要求に係るライブコンテンツのストリームデータが、
ストリームサーバ1からマルチコネクション接続装置2
に対して送信され、更にマルチコネクション接続装置2
から第1クライアントへ送信されるようになる。
【0097】<2番目のクライアントが配信要求する場
合>図4に示すように、第2クライアントは、コンテン
ツの配信要求をするために、先ず、クライアント固有情
報伝達メッセージMsgAをマルチコネクション接続装置2
に対して送信する。
【0098】マルチコネクション接続装置2は、クライ
アント固有情報伝達メッセージMsgAを受信すると、メッ
セージキャッシュテーブル(図7参照)の「処理」欄に
従い、”スルー”処理をすべく、クライアント固有情報
伝達メッセージMsgAをストリームサーバ1に転送する
(ST11)。
【0099】ここで、クライアント固有情報伝達メッセ
ージMsgAはすでにメッセージキャッシュテーブルに格納
されているので、新たな格納は行なわない。
【0100】ストリームサーバ1は、クライアント固有
情報伝達メッセージMsgAをすると、そのクライアント固
有情報伝達メッセージMsgAについての処理を行なう。即
ち、第2クライアントについての認証などを行なう。そ
の後、ストリームサーバ1は、クライアント固有情報伝
達メッセージMsgAについての返答であるResponseMsgAを
マルチコネクション接続装置2に送信する。
【0101】マルチコネクション接続装置2は、Respon
seMsgAを受信すると、メッセージキャッシュテーブルの
「処理」欄の”スルー”に従い、そのResponseMsgAを第
2クライアントに転送する(ST12)。
【0102】第2クライアントは、ResponseMsgAを受信
した後、コンテンツ要求メッセージMsgBをマルチコネク
ション接続装置2に対して送信する。
【0103】マルチコネクション接続装置2は、コンテ
ンツ要求メッセージMsgBを受信すると、メッセージキャ
ッシュテーブル(図7参照)の「処理」欄に従い、コン
テンツ要求メッセージMsgBについての終端処理を実行す
る。
【0104】終端処理でコンテンツ要求メッセージMsgB
を解析した結果、例えば、第2クライアントが配信中の
ライブコンテンツを要求していることがわかる(ST1
3)。
【0105】そこで、マルチコネクション接続装置2
は、メッセージキャッシュテーブル(図7参照)を検索
し、「キャッシュC」に格納されているResponseMsgBを
第2クライアントに対して送信する(ST14)。
【0106】第2クライアントは、ResponseMsgBを受信
した後、コンテンツ視聴開始要求メッセージMsgCをマル
チコネクション接続装置2に対して送信する(ST1
5)。
【0107】マルチコネクション接続装置2は、コンテ
ンツ視聴開始要求メッセージMsgCを受信すると、メッセ
ージキャッシュテーブル(図7参照)の「処理」欄の”
終端”に従って、コンテンツ視聴開始要求メッセージMs
gCについての終端処理を実行する。そして、マルチコネ
クション接続装置2は、メッセージキャッシュテーブル
の「キャッシュE」に格納されているResponseMsgCを第
1クライアントに送信する(ST16)。
【0108】これらの処理によって、第2クライアント
から出されたコンテンツ配信要求を、マルチコネクショ
ン接続装置2が代理に処理し、第1クライアント及び第
2クライアントの要求に係るライブコンテンツのストリ
ームデータが、第1クライアント及び第2クライアント
の双方に送信されるようになる。即ち、ストリームサー
バ1から送信されたライブコンテンツのストリームデー
タが、マルチコネクション接続装置2を介して、第1ク
ライアント及び第2クライアントに送信されるようにな
る。
【0109】これらにより、本方法例2によれば、各ク
ライアント5の配信要求に対応するメッセージ(応答)
をメッセージキャッシュテーブルに保持している場合に
は、そのメッセージをクライアント(例えば、第2クラ
イアント)に送信することができる。
【0110】また、各クライアント5の配信要求に対応
するメッセージ(応答)をメッセージキャッシュテーブ
ルに保持していない場合には、そのコンテンツの配信元
となるストリームサーバ1に対して、配信要求を代表し
て送信し、その配信要求に対するストリームサーバ1か
らのメッセージ(応答)をメッセージキャッシュテーブ
ルに保持して、他の複数のクライアント5に対する応答
として用いることができる。
【0111】従って、本方法例2によれば、クライアン
ト5の配信要求についてのトラザクションをキャッシュ
して、当該キャッシュしたものを用いて、複数のクライ
アントへ配信要求の応答をすることで、マルチコネクシ
ョン接続装置2での各クライアント5の配信要求につい
て処理負荷を軽減することができる。
【0112】更にまた、本方法例2によれば、クライア
ント固有情報などストリームサーバ1に送信すべき情報
(メッセージ)は、マルチコネクション接続装置2で終
端せずにストリームサーバ1に送信することができる。
【0113】即ち、図7のメッセージキャッシュテーブ
ルに示されているように、クライアント固有情報である
メッセージMsgAは、全てスルー処理されてストリームサ
ーバ1に送信されるが、メッセージMsgB及びメッセージ
MsgCは、マルチコネクション接続装置2で終端される。
従って、図4に示すように、第2クライアントから送信
されたメッセージMsgB及びメッセージMsgCは、ストリー
ムサーバ1には送信されない。
【0114】従って、本方法例2によれば、ストリーム
サーバ1においてクライアント5の配信要求についての
負荷を軽減しながら、複数のクライアント5の所望の情
報についてストリームサーバ1で集中的に管理すること
ができる。
【0115】(方法例3)前記装置例に適用する本実施
形態の方法例3につき、図面を参照して説明する。図9
は、前記装置例に適用する接続性確認処理を示すシーケ
ンス図である。この接続性確認処理は、クライアント5
とマルチコネクション接続装置2との間の接続性確認を
する処理である。この接続性確認処理は、マルチコネク
ション接続装置2がストリームサーバ1に応答を聞きに
行く必要のないクライアントの要求についての処理の一
態様を示すものであり、接続性の確認に限らず、クライ
アントの他の要求について適用してもよい。即ち、メッ
セージキャッシュ部23に事前に所定の応答を予めキャ
ッシュ(格納)しておき、クライアント5からの要求が
そのキャッシュされた所定の応答に該当する場合には、
ストリームサーバ1に聞きに行くことなく、そのキャッ
シュされた所定の応答でクライアント5に応答する処理
を行なう。
【0116】具体的には、先ず、第1クライアントは、
マルチコネクション接続装置2との接続性を確認するた
めに、接続性確認メッセージMsgDをマルチコネクション
接続装置2へ送信する(ST21)。
【0117】マルチコネクション接続装置2は、接続性
確認メッセージMsgDを受信すると、その接続性確認メッ
セージMsgDを要求解析部22で解析し、このメッセージ
が第1クライアントとマルチコネクション接続装置2間
の接続性を確認するためのものであると認識する。する
と、マルチコネクション接続装置2は、受信した接続性
確認メッセージMsgDをストリームサーバ1へ転送するこ
となく、固定メッセージF(ResponseMsgD)を第1クラ
イアントへ送信し、接続性の確認をする(ST22)。
【0118】ここで、固定メッセージF(ResponseMsg
D)は、メッセージキャッシュ部23で予め格納されて
いるメッセージであり、各クライアント5からきた接続
性確認メッセージMsgDの応答として用いられる。
【0119】また、第2クライアントとマルチコネクシ
ョン接続装置2との間の接続性確認も、上述の第1クラ
イアントの場合(ST21、ST22)と同様に行なわ
れる。
【0120】即ち、先ず、第2クライアントは、マルチ
コネクション接続装置2との接続性を確認するために、
接続性確認メッセージMsgDをマルチコネクション接続装
置2へ送信する(ST23)。
【0121】マルチコネクション接続装置2は、受信し
た接続性確認メッセージMsgDをストリームサーバ1へ転
送することなく、固定メッセージF(ResponseMsgD)を
第2クライアントへ送信し、接続性の確認をする(ST
24)。
【0122】これらにより、本方法例3によれば、固定
メッセージF(ResponseMsgD)を用いることで、クライ
アント5とマルチコネクション接続装置2間の接続性の
確認を、ストリームサーバ1に負荷をかけることなく、
マルチコネクション接続装置2の負荷増加も抑えなが
ら、迅速に実行することができる。
【0123】以上、本発明の実施形態を説明したが、本
発明は、必ずしも上記した事項に限定されるものではな
く、本発明の目的を達し、下記する効果を奏する範囲に
おいて、適宜変更実施可能である。
【0124】例えば、上述の実施形態では、図1に示す
ように、ストリームサーバ1とクライアント5,5
,5,5との間に、1つのマルチコネクション
接続装置2が配置される態様について説明したが、マル
チコネクション接続装置2の下流側にクライアント5,
,5,5,5と下位ストリームサーバが配置
され、マルチコネクション接続装置2の上流側に上位ス
トリームサーバが配置される態様に、適用してもよい。
即ち、クライアント5の概念に下位ストリームサーバを
含め、ストリームサーバ1の概念に上位ストリームサー
バを含めてもよい。
【0125】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ストリーム放送を行う際に、複数のクライアントからの
同一のストリーム番組(コンテンツ)についての配信要
求を、単一の配信要求として、1本の通信路で、且つ、
アプリケーションにおいても1対1として、マルチコネ
クション接続装置からストリームサーバへ送信すること
ができるので、ストリームサーバにおける接続処理を大
幅に低減することができ、多数のクライアントに対する
大規模なストリーム配信処理が可能となる。
【0126】また、クライアントの配信要求についての
メッセージ(トラザクション)をキャッシュして、当該
キャッシュしたメッセージを用いて、複数のクライアン
トへ配信要求の応答をするので、マルチコネクション接
続装置での各クライアントの配信要求について処理負荷
を軽減しながら、ストリームサーバの負荷も軽減し、多
数のクライアントに対する大規模なストリーム配信処理
が可能となる。
【0127】また、クライアントの各種の配信要求につ
いてのメッセージ(トラザクション)を複数キャッシュ
して、当該複数のメッセージのなかから所望のメッセー
ジ(例えば、クライアント固有情報)については選択し
てストリームサーバへ転送することを可能として、クラ
イアントの配信要求についてのストリームサーバの負荷
を軽減しながら、クライアント固有情報等の所望の情報
についてストリームサーバで集中的に管理することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置例に係るマルチコネクション接続
装置を適用したシステムの模式接続図である。
【図2】同上に係るマルチコネクション接続装置の主要
部を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態である方法例2に係る最初の
クライアントに対する処理例を示すシーケンス図であ
る。
【図4】同上の方法例2に係る2番目のクライアントに
対する処理例を示すシーケンス図である。
【図5】同上の方法例2で用いられるメッセージキャッ
シュテーブルのST1までの状態を示す図である。
【図6】同上の方法例2で用いられるメッセージキャッ
シュテーブルのST7までの状態を示す図である。
【図7】同上の方法例2で用いられるメッセージキャッ
シュテーブルのST10までの状態を示す図である。
【図8】同上の方法例2で用いられるメッセージキャッ
シュ書き換えテーブルの状態を示す図である。
【図9】本発明の実施形態である方法例3に係る接続性
確認処理を示すシーケンス図である。
【図10】従来のストリーム配信システムの一例を示す
模式接続図である。
【符号の説明】
1…ストリームサーバ 2…マルチコネクション接続装置 3…TCPコネクション 4、4、4、4、4…ストリーム配信コネクシ
ョン 5、5、5、5、5…クライアント 20…スプリッタ 21…クライアント側送受信手段 22…要求解析部 23…メッセージキャッシュ部 24…サーバ側送受信手段 30…TCPコネクション
フロントページの続き (72)発明者 花野 真也 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 柳本 清 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5K030 HA05 HB02 HD03 JA02 JA11 JT04 KA06 LD11 LE03 LE13

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のクライアントと単一のストリームサ
    ーバ間に介在してコネクション接続するマルチコネクシ
    ョン接続装置であって、 ストリームサーバに対してパケットの送受信をするサー
    バ側送受信手段と、 複数のクライアントに対してパケットの送受信をするク
    ライアント側送受信手段と、 当該クライアント側送受信手段がクライアントから受信
    したパケットに含まれているストリームコンテンツ要求
    情報を解析する要求解析部と、 当該要求解析部が解析したストリームコンテンツ要求情
    報を格納するメッセージキャッシュ部と、を有し、 当該メッセージキャッシュ部は、 同一のストリームコンテンツに対する複数のストリーム
    コンテンツ要求情報を、1つのストリームコンテンツ要
    求情報をなす代表配信要求にまとめ、当該代表配信要求
    を前記サーバ側送受信手段から前記ストリームサーバに
    送信させる機能構成をなす、 ことを特徴とするマルチコネクション接続装置。
  2. 【請求項2】前記コネクションは、 単一の前記マルチコネクション装置と複数の前記クライ
    アント間は当該クライアント数に対応するストリーム配
    信コネクションである、 ことを特徴とする請求項1に記載のマルチコネクション
    接続装置。
  3. 【請求項3】前記コネクションは、 単一の前記マルチコネクション装置と前記ストリームサ
    ーバ間は単一のTCPコネクションである、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載のマルチコネク
    ション接続装置。
  4. 【請求項4】前記要求解析部は、 複数のクライアントからそれぞれ送出される前記ストリ
    ームコンテンツ要求情報を、各当該クライアント毎の複
    数のトラザクションとして、前記クライアント側送受信
    手段を介して、受信する機能構成をなし、 前記メッセージキャッシュ部は、 当該要求解析部が複数のクライアントから受信した複数
    のトラザクションにおける同一のストリームコンテンツ
    についての複数のトラザクションを、前記代表配信要求
    を行なう1個のトラザクションとして、前記サーバ側送
    受信手段に送信させる機能構成をなす、 ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載のマルチコ
    ネクション接続装置。
  5. 【請求項5】前記クライアント側送受信手段は、 複数のクライアントのそれぞれとTCPプロトコルで接
    続してパケットの送受信をする機能構成をなし、 前記サーバ側送受信手段は、前記ストリームサーバに対
    してのTCPプロトコルを用いた単一接続で、前記代表
    配信要求を送信する機能構成をなす、 ことを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載のマル
    チコネクション接続装置。
  6. 【請求項6】前記クライアント側送受信手段は、 複数のクライアント及び/又は下位ストリームサーバの
    それぞれとTCPプロトコルで接続してパケットの送受
    信をする機能構成をなし、 前記サーバ側送受信手段は、上位ストリームサーバに対
    してのTCPプロトコルを用いた単一接続で、前記代表
    配信要求を送信する機能構成をなす、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5に記載の
    マルチコネクション接続装置。
  7. 【請求項7】前記メッセージキャッシュ部は、 前記代表配信要求を、1つの送信元ポート番号と1つの
    宛先ポート番号とを用いて、1つのアプリケーションか
    ら他の1つのアプリケーションに引き渡されるデータと
    して、前記サーバ側送受信手段から前記ストリームサー
    バへ送信させる機能構成をなす、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6に記
    載のマルチコネクション接続装置。
  8. 【請求項8】前記メッセージキャッシュ部は、 前記要求解析部が解析したストリームコンテンツ要求情
    報と、前記サーバ側送受信手段が前記ストリームサーバ
    から受信したパケットに含まれているものであって前記
    クライアントの要求に対するメッセージとなる応答と、
    を格納する機能構成を有し、 前記要求解析部は、 前記ストリームコンテンツ要求情報に対応する前記応答
    が前記メッセージキャッシュ部に格納されているか判断
    し、当該応答が格納されている場合は、当該応答を前記
    クライアント側送受信手段から当該クライアントへ送信
    させ、当該応答が格納されていない場合は、当該ストリ
    ームコンテンツの配信元となる前記ストリームサーバに
    対して、前記代表配信要求を送信させる機能構成を有す
    る、 ことを特徴とする請求項1に記載のマルチコネクション
    接続装置。
  9. 【請求項9】前記要求解析部は、 前記ストリームコンテンツ要求情報が所定の条件に合致
    した場合は、当該ストリームコンテンツ要求情報に対応
    する処理を実行し、当該ストリームコンテンツ要求情報
    が所定の条件に合致しない場合は、当該ストリームコン
    テンツ要求情報を前記サーバ側送受信手段から前記スト
    リームサーバへ送信させる機能構成を有する、 ことを特徴とする請求項8に記載のマルチコネクション
    接続装置。
  10. 【請求項10】前記要求解析部は、 前記ストリームコンテンツ要求情報が前記クライアント
    に固有の情報からなるクライアント固有情報を含んでい
    ないと判断した場合は、当該ストリームコンテンツ要求
    情報に対応する処理を実行し、当該ストリームコンテン
    ツ要求情報が当該クライアントに固有の情報からなるク
    ライアント固有情報を含んでいると判断した場合は、当
    該ストリームコンテンツ要求情報を前記サーバ側送受信
    手段から前記ストリームサーバへ送信させる機能構成を
    有する、 ことを特徴とする請求項8に記載のマルチコネクション
    接続装置。
  11. 【請求項11】前記要求解析部で判断される前記クライ
    アント固有情報は、 前記配信要求をしたクライアントの認証、当該クライア
    ントのプロフィール、当該クライアントに対する課金及
    びストリーム放送についての統計、の内の少なくとも1
    つについて用いられる情報からなる、 ことを特徴とする請求項10に記載のマルチコネクショ
    ン接続装置。
  12. 【請求項12】前記メッセージキャッシュ部には、 前記クライアントの要求に対する所定の応答が予め格納
    されており、 前記要求解析部は、 前記クライアントから受信したパケットに含まれている
    要求が、当該メッセージキャッシュ部に予め格納されて
    いる当該所定の応答に該当する要求であると判断した場
    合は、前記ストリームサーバに聞きにいくことなく、当
    該所定の応答を当該クライアントに向けて送信させる、
    機能構成を有する、 ことを特徴とする請求項8、9、10又は11に記載の
    マルチコネクション接続装置。
  13. 【請求項13】複数のクライアントと単一のストリーム
    サーバ間にマルチコネクション接続手段を介接したコネ
    クション接続を制御するマルチコネクション接続制御方
    法であって、 複数のクライアントのそれぞれとTCPプロトコルで接
    続して、当該複数のクライアントのそれぞれからストリ
    ームコンテンツの配信要求を受信し、 当該配信要求における同一のストリームコンテンツに対
    する複数の配信要求を、1つの配信要求をなす代表配信
    要求とし、 当該ストリームコンテンツの配信元となるストリームサ
    ーバに対して、1つのTCPプロトコルで接続して、 当該1つの代表配信要求を当該ストリームサーバに送信
    する、 ことを特徴とするマルチコネクション接続制御方法。
  14. 【請求項14】前記クライアントは、 前記ストリームサーバから送出されたストリームコンテ
    ンツに係るパケットを受信し、当該パケットを複写し
    て、複数の前記クライアントに中継再配信する下位スト
    リームサーバをも含み、 前記ストリームサーバは、 当該下位ストリームサーバ及び前記クライアントに向け
    て、ストリームコンテンツを中継配信する上位ストリー
    ムサーバをも含まれる、 ことを特徴とする請求項13に記載のマルチコネクショ
    ン接続制御方法。
  15. 【請求項15】前記代表配信要求は、 1つの送信元ポート番号と、1つの宛先ポート番号とを
    用いて、 1つのアプリケーションから、他の1つのアプリケーシ
    ョンに、引き渡されるデータとして、前記ストリームサ
    ーバに送信される、 ことを特徴とする請求項13又は14に記載のマルチコ
    ネクション接続制御方法。
  16. 【請求項16】複数のクライアントと単一のストリーム
    サーバ間にマルチコネクション接続手段を介接したコネ
    クション接続を制御するマルチコネクション接続制御方
    法であって、 複数のクライアントのそれぞれとTCPプロトコルで接
    続して、当該複数のクライアントのそれぞれからストリ
    ームコンテンツの配信要求を受信し、 当該配信要求に対応する応答を保持している場合には、
    当該応答を当該クライアントに送信し、 当該配信要求に対応する応答を保持していない場合に
    は、当該ストリームコンテンツの配信元となるストリー
    ムサーバに対して、単一のコネクションで接続して、当
    該配信要求を代表して送信し、当該配信要求に対するス
    トリームサーバからの応答を保持し、当該応答を、当該
    配信要求した複数のクライアントに送信する、 ことを特徴とするマルチコネクション接続制御方法。
  17. 【請求項17】前記マルチコネクション接続制御方法
    は、 前記クライアントの配信要求が所定の条件に合致した場
    合は、当該配信要求に対応する処理を前記マルチコネク
    ション接続手段内で実行する終端処理を行ない、 当該クライアントの配信要求が所定の条件に合致しない
    場合は、当該配信要求を前記ストリームサーバに送信す
    るスルー処理を行なう、 ことを特徴とする請求項16に記載のマルチコネクショ
    ン接続制御方法。
  18. 【請求項18】前記所定の条件に合致した場合とは、 前記クライアントの配信要求が、当該クライアントに固
    有の情報からなるクライアント固有情報を、含んでいな
    いと判断された場合である、 ことを特徴とする請求項17に記載のマルチコネクショ
    ン接続制御方法。
  19. 【請求項19】前記クライアント固有情報は、 前記配信要求をしたクライアントの認証、当該クライア
    ントのプロフィール、当該クライアントに対する課金及
    びストリーム放送についての統計、の内の少なくとも1
    つについて用いられる情報からなる、 ことを特徴とする請求項18に記載のマルチコネクショ
    ン接続制御方法。
  20. 【請求項20】前記マルチコネクション接続制御方法
    は、 前記クライアントから出された要求が、当該クライアン
    トと前記マルチコネクション接続手段間の接続性を確認
    するものである場合は、当該マルチコネクション接続手
    段において事前に保持されている応答を、当該マルチコ
    ネクション接続手段が当該クライアントに送信する、 ことを特徴とする請求項16、17、18又は19に記
    載のマルチコネクション接続制御方法。
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