JP3684619B2 - ドレン配管切断装置 - Google Patents

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【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、原子炉圧力容器のドレン配管の更新時に当該ドレン配管を容易に切断することができるドレン配管切断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5及び図6は原子炉圧力容器の一例の下端部を示すものであり、このような原子炉圧力容器1の下部には、原子炉圧力容器1の内底部と外部とを連通するドレン配管2が設けられている。
【0003】
このドレン配管2は、原子炉圧力容器1の下鏡部3の略中心部に設けた略垂直に下方へ向って延びるノズル4と、該ノズル4の下端部に上端部が接続された略垂直に下方へ向って延びる縦ドレン管5と、該縦ドレン管5の下端部に一端部が接続されたエルボ部材6と、該エルボ部材6の他端部に一端部が接続された下鏡部3の中心部直下から原子炉圧力容器1の外方へ向って延びる横ドレン管7とを有している。
【0004】
従来、縦ドレン管5の下端部とエルボ部材6の一端部、並びにエルボ部材6の他端部と横ドレン管7の他端部は、それぞれソケット溶接継手構造によって接続されていたが、近年、原子炉圧力容器に付帯する配管設備の安全性をより向上させるために、ドレン配管2を構成する縦ドレン管5、エルボ部材6、横ドレン管7を突き合せ溶接継手構造のものに交換することが検討されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、原子炉圧力容器1の下鏡部3には、該下鏡部3から略垂直に下方へ延びる多数のコントロールロッドハウジング8が設けられ、また、下鏡部3の下方には、コントロールロッドハウジング8を支持するためのサポートビーム9や、原子炉圧力容器1から外部への放熱を抑制するための保温パネル10が設置されている。
【0006】
このため、上述した縦ドレン管5、エルボ部材6、横ドレン管7の交換にあたって、作業者が下鏡部3の略中心部直下にまで接近して直接作業を行うことは容易ではない。
【0007】
本発明は上述した実情に鑑みてなしたもので、ドレン配管の切断作業を容易に行うことが可能なドレン配管切断装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のドレン管切断装置においては、原子炉圧力容器の下方空間の外部から該原子炉圧力容器の下鏡部の略中心部直下へ向かうように原子炉圧力容器の下方に配置されたサポートビームに沿って走行する台車と、該台車をサポートビームに対して固定する拘束機構と、上下方向に延びる管を切断する鋸歯を有し且つ該鋸歯を水平方向に往復駆動し得るように前記の台車に装着された切断機構と、該切断機構の鋸歯を前記の往復駆動方向と直交する横方向へ揺動させ得る揺動機構とを備える。
【0009】
また、上記の構成に替えて、原子炉圧力容器の下方空間の外部から該原子炉圧力容器の下鏡部の略中心部直下へ向かうように原子炉圧力容器の下方に配置可能な基準レールと、該基準レールに沿って走行する台車と、該台車を基準レールに対して固定する拘束機構と、上下方向に延びる管を切断する鋸歯を有し且つ該鋸歯を水平方向に往復駆動し得るように前記の台車に装着された切断機構と、該切断機構の鋸歯を前記の往復駆動方向と直交する横方向へ揺動させ得る揺動機構とを備えたものとする。
【0010】
【作用】
本発明のドレン配管切断装置では、原子炉圧力容器の下鏡部の略中心部の直下に配置されたサポートビーム、もしくは基準レールによって、台車を原子炉圧力容器の下方空間の外部から該原子炉圧力容器の下鏡部の略中心部直下へ導き、拘束装置により前記の台車をサポートビーム、もしくは基準レールの所定位置に固定し、該台車に装着された切断機構によって鋸歯を作動させ、原子炉圧力容器の下鏡部に連通する管を切断する。
【0011】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
【0012】
図1から図3は本発明のドレン配管切断装置の一実施例の概略を示すものであり、図中、図6と同じものには同じ符号を付してある。
【0013】
本実施例では、原子炉圧力容器1の下鏡部3から略垂直に下方へ延びる多数のコントロールロッドハウジング8を支持するために設けられているサポートビーム9のうち、原子炉圧力容器1の下鏡部3の略中心部直下へ向かうように配置されているサポートビーム9に、該サポートビーム9に沿って走行し得る台車11を設ける。
【0014】
この台車11は、台車本体12と、該台車本体12の下面に配置した小車輪13と、台車本体12の下部に設けた拘束機構14と、ドレン配管2を切断し得るように台車本体12の上面に設けた切断機構15及び揺動機構16と、台車本体12の前端部(図2のA側)に設けた切粉カバー17とを備えている。
【0015】
前記の小車輪13は、台車本体12の下面の4隅に配置され、ピン18によって回転自在に且つ台車本体12の前後方向(図1のA−B方向)に転動し得るように枢支されている。
【0016】
拘束機構14は、台車本体12の一側(図3のC側)の前記の各小車輪13の直近の台車本体12中央寄りの部位に配置した2個の固定クランプブロック19と、台車本体12の他側(図3のD側)の前記の固定クランプブロック19と相対する位置に台車本体12幅方向へ摺動可能に設けた2個の可動クランプブロック20とを有し、前記の固定クランプブロック19と可動クランプブロック20とによってサポートビーム9を挟み得るよう形成され、前記の可動クランプブロック20を台車本体12の幅方向へ人力によって摺動させ得る手動装置21を有する。
【0017】
前記の切断機構15は、台車本体12の上面の後部側(図1のB側)に設けたモータ22によって駆動される駆動ユニット23を有し、該駆動ユニット23の上部に、駆動ユニット23の垂直出力軸24に外嵌されて水平に回転し得るように設けたガイド部材25を有する。
【0018】
前記のガイド部材25は、台車本体12の幅方向(図2のC−D方向)の両側に突出するアーム26,26を有し、該アーム26,26突出方向に直交する水平方向へ伸びるガイド部材25の中心線を挟む対称位置に該中心線に平行する方向に所定の間隔を置いて並ぶ複数のガイドローラ27を有する。
【0019】
更に、前記のガイドローラ27の間に挿通されて台車本体12の前後方向へ摺動可能に保持され且つ駆動ユニット23によって往復駆動される鋸歯支持部材28を有し、該鋸歯支持部材28に歯面が台車本体12の幅方向の他側(図2に示すD側)に向くように基部を固定され且つ台車本体12の前部(図2のA側)方向へ延びる鋸歯29を有する。
【0020】
前記の揺動機構16は、前記切断機構15のガイド部材25の各アーム26,26の先端部にそれぞれ連結ロッド30を介して連結したピストンロッド31の進退によって前記のガイド部材25を揺動させ得るように台車本体12の上方の幅方向両側に配置した2本のエアシリンダ32,32を有する。
【0021】
前記の切粉カバー17は、ドレン配管2を内部に取り込み得るように前面から上面にかけて開かれた開口部33を有するボックス状形態をなすカバー本体34を有し、該カバー本体34の下面の略中央に切粉を吸着し得る磁石35を有し、カバー本体34の内部と外部とを連通し且つドレン配管2からの漏水を外部へ排出し得る水抜き管36を下面の先端部に備えている。
【0022】
以下、本実施例の作動について説明する。
【0023】
ドレン配管2を切断するに際しては、原子炉圧力容器1の下鏡部3の略中心に向かって延びるサポートビーム9の上面に小車輪13が接し且つ拘束機構14の固定クランプブロック19と可動クランプブロック20との間をサポートビーム9が通るように、台車11をサポートビーム9上に搭載し、台車本体12の一側(図2のC側)に設けたエアシリンダ32をピストンロッド31が後退する方向へ作動させ、同時に台車本体12の他側(図2のD側)に設けたエアシリンダ32をピストンロッド31が前進する方向へ作動させることにより、ガイド部材25及び鋸歯支持部材28を介して鋸歯29を台車本体12の一側(図2のC側)へ揺動させる。
【0024】
上述のように設定した台車11を人力によりサポートビーム9に沿って押し進め、ドレン配管2の下部が台車本体12の前端部に設けた切粉カバー17の開口部33を通過して切粉カバー17の内部に取り込まれる位置に台車11を停止し、人力により手動装置21を介して可動クランプブロック20をサポートビーム9の側面に当接させ、更に手動装置21を締め込むことによって固定クランプブロック19と可動クランプブロック20との間でサポートビーム9を強く挟むことによって台車本体12をサポートビーム9に対して固定する。
【0025】
その後、台車本体12の一側(図2のC側)に設けたエアシリンダ32をピストンロッド31が前進する方向へ作動させ、同時に台車本体12の他側(図2のD側)に設けたエアシリンダ32をピストンロッド31が後退する方向へ作動させることにより、ガイド部材25及び鋸歯支持部材28を介して鋸歯29を上下方向へ延びる縦ドレン管5の側面に当接させ、該縦ドレン管5の側面に対して一定の鋸歯圧が加わるようにする。
【0026】
そして、モータ22を作動させ駆動ユニット23を介して鋸歯支持部材28を駆動し、該鋸歯支持部材28をガイド部材25に沿って往復動させて鋸歯29を縦ドレン管5の側面に切り込ませることにより、縦ドレン管5を切断する。
【0027】
本実施例においては、サポートビーム9に沿って走行し、原子炉圧力容器1の下鏡部3の略中心部直下にまで接近し得る台車11に、縦ドレン管5を切断し得る切断機構15を搭載したので、ドレン配管2の切断作業を容易に行うことができる。
【0028】
なお、本発明のドレン配管切断装置は上述した実施例にのみ限定されるものではなく、例えば、図4に示すようにサポートビーム9の上面に重ねて基準レール37を配置してもよいこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0029】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明のドレン配管切断装置においては、原子炉圧力容器の下鏡部の略中心部直下にまで接近可能な台車に切断機構を搭載しているので、原子炉圧力容器の下鏡部に連通するドレン配管の切断作業を容易に行うことができるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のドレン配管切断装置の一実施例の概略を示す側面図である。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】図1のIII−III矢視図である。
【図4】本発明のドレン配管切断装置の他の実施例の概略を示す側面図である。
【図5】従来の原子炉圧力容器の一例の下端部の斜視図である。
【図6】図5に関連する下端部の断面図である。
【符号の説明】
1 原子炉圧力容器
3 下鏡部
5 縦ドレン管(上下方向に延びる管)
9 サポートビーム
11 台車
14 拘束機構
15 切断機構
16 揺動機構
29 鋸歯
37 基準レール

Claims (2)

  1. 原子炉圧力容器の下方空間の外部から該原子炉圧力容器の下鏡部の略中心部直下へ向かうように原子炉圧力容器の下方に配置されたサポートビームに沿って走行する台車と、該台車をサポートビームに対して固定する拘束機構と、上下方向に延びる管を切断する鋸歯を有し且つ該鋸歯を水平方向に往復駆動し得るように前記の台車に装着された切断機構と、該切断機構の鋸歯を前記の往復駆動方向と直交する横方向へ揺動させ得る揺動機構とを備えてなることを特徴とするドレン配管切断装置。
  2. 原子炉圧力容器の下方空間の外部から該原子炉圧力容器の下鏡部の略中心部直下へ向かうように原子炉圧力容器の下方に配置可能な基準レールと、該基準レールに沿って走行する台車と、該台車を基準レールに対して固定する拘束機構と、上下方向に延びる管を切断する鋸歯を有し且つ該鋸歯を水平方向に往復駆動し得るように前記の台車に装着された切断機構と、該切断機構の鋸歯を前記の往復駆動方向と直交する横方向へ揺動させ得る揺動機構とを備えてなることを特徴とするドレン配管切断装置。
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