JP3681665B2 - ナビゲーション装置 - Google Patents

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【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、車や船舶などの移動体に積載し、画面に地図を表示しこの地図上の任意の地点に所定のマークなどのナビゲーション情報を登録し、移動体の移動に伴ってナビゲーション情報を提供するナビゲーション装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のナビゲーション装置としては、特開平1−162111号公報に開示されているものがある。図61は前記公報に示されているものと類似のナビゲーション装置の構成を示す構成図、又、図62はその動作の内、特に登録動作のフローチャート、図63は表示モードにおける動作のフローチャートである。
【0003】
図61において、地図データ記憶手段1は、予め地図情報を記憶するもので、たとえば半導体メモリやフロッピィディスク装置、CD−ROM装置などによって構成される。制御装置2は、CPU,ROM,RAM等を含むたとえばマイクロコンピュータによって構成され、主としてマークの登録および表示装置3の表示制御を行なう。表示装置3は、たとえばCRTディスプレイや液晶ディスプレイによって構成され、制御装置2からの表示データあるいはTVチューナ4からのテレビジョン信号を表示する。
すなわち、表示装置3は、ナビゲーションシステムを作動させているときは制御装置2からの表示データを表示し、テレビチューナ4を作動させているときはTVチューナ4からのテレビジョン信号を表示する。
【0004】
また、制御装置2には、自動車現在位置検出装置5が接続される。この自動車現在位置検出装置5は、車輪センサ(自動車の車輪の回転数および回転方向を検出するセンサ)6の出力と方位センサ(自動車の進行方位を検出するセンサ)7の出力とに基づいて、あるいは、人工衛星から発射される方位電波をアンテナ8で受けて自動車の現在位置を算出するなどにより自動車の現在位置を検出するもので、たとえば演算回路を含んで構成される。
【0005】
さらに、制御装置2には、制御装置2に種々の指示を与えるためのスイッチパネル9が接続される。このスイッチパネル9には、操作に必要な各種のスイッチが設けられる。拡大スイッチ9aおよび縮小スイッチ9bは、それぞれ表示装置3に表示された地図の拡大表示および縮小表示を指示するためのスイッチである。
図61においてナビゲーションシステムとはTVチューナ4以外の部分を言う。但しテレビ受信には表示装置3も必要であり、表示装置3は両方の装置に共用されている。
【0006】
以下、図62を参照して、図61のナビゲーション装置の登録動作について説明する。
この登録モードは、表示装置3に表示された地図上の任意の位置に所望のマークを登録するためのモードであり、登録モードスイッチ9fのオンによって開始される。
まず、自動車の現在位置を中心に表示装置3に地図が表示される(ステップS1)。すなわち、自動車現在位置検出装置5から自動車の現在位置データが取込まれ、この自動車の現在位置に対応するエリアの地図情報が地図データ記憶手段1から読出されて表示装置3に表示される。
【0007】
このとき、表示装置3の画面中心には十字状のカーソルが表示される。したがって、当初は、この十字状のカーソルが自動車の現在位置を表わしていることになる。次に、登録したい位置を指定するわけであるが、表示された地図を拡大したい場合は拡大スイッチ9aをオンし、縮小したい場合は縮小スイッチ9bをオンする。また、表示された地図を移動させたい場合はスクロールスイッチ9cをオンする。これらの操作に応じて、制御装置2は所定の動作を行なう。すなわち、拡大スイッチ9aのオンを判断すると(ステップS2)、表示装置3における表示画面の中心部付近を拡大表示する(ステップS3)。また、縮小スイッチ9bのオンが判断されると(ステップS4)、画面中心を変えることなくより広範囲の地図を表示する(ステップS5)。
【0008】
これらステップS3およびS5における動作は、地図データ記憶手段1から読出す地図情報のエリアを変えることによって実現し得る。また、スクロールスイッチ9cのオンが判断されると(ステップS6)、スクロールスイッチ9cの操作に応じて表示装置3の表示画面を移動させる(ステップS7)。
これら拡大スイッチ9a,縮小スイッチ9b,スクロールスイッチ9cの操作は、登録したい位置が表示装置3の画面中心、すなわち十字状のカーソルが表示された位置に来るまで行なわれる。
【0009】
登録したい位置が表示装置3の表示画面の中心に来ると、ユーザはマーク選択スイッチ9dのいずれかをオンして所望のマークを選択する。このマーク選択スイッチ9dのオンが判断されると(ステップS8)、選択されたマークが制御装置2の内部に設けられた記憶手段(RAM等)に記憶される(ステップS9)。
続いて、ユーザがマーク設定スイッチ9eをオンすると、それがステップS10で判断され、十字状のカーソルの位置すなわち画面中心に選択されたマークが表示されるとともに、そのマークが表示されている地図上の座標位置が制御装置2内の前記記憶手段に記憶される(ステップS11)。以上の動作が登録モードスイッチ9fがオフされるまで続けられる。したがって、1回の登録モードで、複数の位置を登録することができる。
【0010】
次に、図63を参照して、表示モードにおける動作を説明する。この表示モードにおいては、まず自動車の位置を中心にして表示装置3に地図が表示される(ステップS21)、次に、前記登録モードでマークが登録されているか否かが判断される(ステップS22)。マークが登録されていれば、続いてそのマークが登録された座標位置が表示装置3に現在表示中の地図のエリア内に存在するか否かが判断される(ステップS23)。マークの登録された座標位置が現在表示中のエリア内に存在すれば、該当の位置に登録されたマークを表示する(ステップS24)。
【0011】
以上のように、地図データ記憶手段から読出した地図情報を表示手段上に表示するとともに、車両の現在位置検出手段で検出された現在位置を、地図上の対応する位置に表示し、その表示された地図上で、任意の位置を指定し、その指定された地点に対応する所望のマークを付けて登録しておき、表示中の地図上にこの登録地点が存在する場合は、その該当マークを対応する位置に表示するようにしたものである。
【0012】
図64に従来の車載用ナビゲーション装置の電源接続図を示す。11はナビゲーション装置の内液晶ディスプレイ28と音声出力装置29と電源回路以外の部分のナビゲーション部である。スイッチ10は3極3投(3回路3接点)の連動スイッチで、位置AはOFF、位置Bはナビゲーション部11のみがON、位置Cはテレビチューナ4のみがONである。
液晶ディスプレイ28と音声出力装置29とはスイッチ10の位置がBの時、共にナビゲーション部に接続され、位置がCの時、共にテレビチューナに接続される。従って、テレビ受像中にナビゲーション部を利用することは不可能なシステムになつている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のナビゲーション装置では、以下のような問題が生じる。
(1)マークの選択を行わなければ任意の地点を登録することができないので、登録作業が複雑となり、結果として車輛が走行中に運転者がこのような操作を行うことは不可能であり、どこかで停車してから改めて地点登録を行わなければならない。この間に走行する距離が大きいあるいは時間がたつと、登録地点を忘れてしまうことなどがあり不便である。
【0014】
(2)表示モードに於ては、基本的に地図を画面に表示するものであるため、運転者が、本装置を利用する上では、前方から目をはなして画面を見なければ何の情報も入手できず、運転の安全上好ましいとは言い難いと言う問題があった
【0015】
(3)又、運転中は、前方の注視をおろそかにすることができないため、画面をしばしば見る事はできず、たとえ目標地点が表示されていても、通過してしまうまで気が付かない事があるという問題点があった。
【0016】
(4)又、目標地点へ接近した事をこの装置から運転者が知る場合、現実の道路では、使用している道路事情によって、知るべき地点が異なっている必要がある。
例えば高速道路の場合、目標地点の出口に達する相当前に知らなければ、出口から出る準備(車線変更等)が出来ないが、一般道路であれば目標点真近でも十分である、と言う事情があるが、従来のナビゲーション装置は、このような道路事情の差には全く対応できないため適切なタイミングで情報が得られないと言う問題点があった。
【0017】
(5)又、登録された1つの地点をくり返し通行するとき、登録済みの同じ表示はいつも表示されている。即ち同じナビゲーション情報が繰り返し出力されて、かえってわずらわしいと言う問題があった。
【0018】
(6)又、きわめて接近した複数の地点を目標地点として登録できるので、情報として表示されたとき情報が混み入ってわかりにくいものとなってしまう場合があった。
【0019】
(7)又、目標地点を表示するために用いられるマークは、あらかじめ登録したものの内から選ぶ事しかできず、又、任意のものを登録する場合でもマークの作成、入力は素人には容易でないため、ユーザが使用できるマークの種類即ちナビゲーション情報の種類に制約があると言う問題があった。
【0020】
(8)又、登録した地点の内の特定の地点を目標として走行する場合、その走行経路の近くに他の目的のための目標として登録した地点、即ち、今の走行上関係がない地点が多数表示されると、ナビゲーション情報として利用する場合にわかりにくいと言う問題があった。
【0021】
(9)又、登録に際しては手でスイッチパネル9を操作する必要があるが、ナビゲーション装置は、車輛内の操向ハンドルから離れた位置に設置せざるを得ないため、ハンドルから、手と目を離して操作しなければならず危険であるという問題があった。
【0022】
(10)又、目標地点が一定の長さの線(例えば道路)又は、面で表わされるもの、例えば複数の入場口を有する大きい球技場等である場合も、従来の登録方法ではどこかの点を選んで登録するしか方法がなく、そのように登録した場合他の入口に到達しているのに未到着であると錯覚し易く利用上不便であると言う問題があった。
【0023】
(11)又、ナビゲーション情報として重要な「目標地点へ接近する速さ」は、画面を見続けておればわかるとは言うものの、運転しながら画面を見続けることは実際には出来ないので、目標に接近して行く速さをナビゲーション情報として得ることは実際には出来なかった。
【0024】
(12)そして、当然の事として、例えば同乗者が表示装置を用いてテレビを観賞しているときはナビゲーション装置を利用することは出来ないという問題点があった。。
【0025】
この発明は、前記の課題(1)を解消するためになされたもので、マークを選定あるいは登録しなくても地点の登録が可能であり、登録操作が簡単で、運転中でも登録できるナビゲーション装置を得ようとするものである。
【0026】
この発明は、前記の課題(1)(2)および(3)を解消するためになされたもので、マークを選定あるいは登録しなくても地点の登録が可能即ち簡単であり、且つ、操作者が画面を見なくてもナビゲーション情報を得ることができるので安全であり、かつ、画面の見落としによる情報漏れが生じることがないナビゲーション装置を得ようとするものである。
【0027】
この発明は、それぞれが前記の課題(1)(2)(3)および(4)を解消するためになされたもので、マークを選定あるいは登録しなくても地点の登録が可能であり、且つ、操作者が画面を見なくてもナビゲーション情報を得ることができるので安全であり、かつ、画面の見落としによる情報漏れが生じることがなく、さらに道路事情に合った適切なタイミングで情報を得ることができるナビゲーション装置を得ようとするものである。
【0028】
この発明は、前記の課題(1)(2)(3)および(5)を解消するためになされたもので、マークを選定あるいは登録しなくても地点の登録が可能であり、且つ、操作者が画面を見なくてもナビゲーション情報を得ることができるので安全であり、かつ、画面の見落としによる情報漏れが生じることがなく、さらに同じ地点で同じナビゲーション情報が何度も出力されることによる煩わしさを解消するものである。
【0029】
この発明は、前記の課題(1)(2)(3)および(6)を解消するためになされたもので、マークを選定あるいは登録しなくても地点の登録が可能であり、且つ、操作者が画面を見なくてもナビゲーション情報を得ることができるので安全であり、かつ、画面の見落としによる情報漏れが生じることがなく、さらに1つの地点に近接して多くの登録が行なわれることを防止してナビゲーション情報が込み入ったわかりにくいものとなることを防止するものである
【0030】
この発明は、前記の課題(1)(2)(3)および(7)を解消するためになされたもので、マークを選定あるいは登録しなくても地点の登録が可能であり、且つ、操作者が画面を見なくてもナビゲーション情報を得ることができるので安全であり、かつ、画面の見落としによる情報漏れが生じることがなく、さらにナビゲーション情報の新設追加が素人にも易しく種類に制約が無いナビゲーション装置を得ようとするものである。
【0031】
この発明は、前記の課題(1)(2)および(8)を解消するためになされたもので、マークを選定あるいは登録しなくても地点の登録が可能であり、且つ、操作者が画面を見なくてもナビゲーション情報を得ることができるので安全であり、さらに登録した地点の中から経由地点として選択した地点のみのナビゲーション情報を出力することにより、無駄な情報の出力を減らして効率のよい情報入手が可能なナビゲーション装置を得ようとするものである。
【0032】
この発明は、前記の課題(1)(2)および(9)を解消するためになされたもので、マークを選定あるいは登録しなくても地点の登録が可能であり、且つ、操作者が画面を見なくてもナビゲーション情報を得ることができるので安全であり、さらに登録操作のために手をハンドルから離すとか、目を前方から反らすということをしなくてすむ安全なナビゲーション装置を得ようとするものである。
【0033】
この発明は、マークや音声メッセージの選定をより確実に間違いなく行わせるためになされたものである。
【0034】
この発明は、前記の課題(1)(2)(3)および(10)を解消するためになされたもので、マークを選定あるいは登録しなくても地点の登録が可能であり、且つ、操作者が画面を見なくてもナビゲーション情報を得ることができるので安全であり、かつ、画面の見落としによる情報漏れが生じることがなく、さらに目標を点としてでなく線として登録することが可能な(線で囲めば面としても可能な)ナビゲーション装置を得ようとするものである。
【0035】
この発明は、前記の課題(1)(2)(3)(4)および(11)を解消するためになされたもので、マークを選定あるいは登録しなくても地点の登録が可能であり、且つ、操作者が画面を見なくてもナビゲーション情報を得ることができるので安全であり、かつ、画面の見落としによる情報漏れが生じることがなく、また道路事情にあつた適切なタイミングで情報を得ることができ、さらに目標地点へ接近していく状況を刻々と知ることが可能なナビゲーション装置を得ようとするものである。
【0036】
この発明は、前記の課題(1)(2)(3)および(12)を解消するためになされたもので、マークを選定あるいは登録しなくても地点の登録が可能であり、且つ、操作者が画面を見なくてもナビゲーション情報を得ることができるので安全であり、かつ、画面の見落としによる情報漏れが生じることがなく、さらにナビゲーション装置の表示装置がナビゲーション装置以外の用途に用いられている場合でも、地点登録やナビゲーション情報の入手が可能なナビゲーション装置を得ようとするものである。
【0038】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るナビゲーション装置は、地図データを記憶する地図データ記憶手段と、移動体の現在位置を検出して現在位置データを出力する現在位置検出手段と、地図データを用いて地図を表示するとともに、この表示地図上に現在位置データをもとに現在位置を表示する表示手段とを備えたナビゲーション装置において、登録ボタンを有し、このボタンにより登録することを指示した地点を登録地点データとして記憶する登録記憶手段と、登録記憶手段に記憶されているの登録地点データを呼び出して、別途入力されたマークデータの中からこの呼び出した登録地点に対応させる任意のマークを指定するマーク指定手段と、このマーク指定手段により任意のマークが指定された地点のデータとこれに対応するのマークとを対応させて記憶する位置マーク記憶手段と、表示中の地図範囲内に位置マーク記憶手段が記憶しているの地点のいずれかが含まれている場合は表示した地図の該当の位置にこの位置に対応するマークを表示するマーク表示手段と、別途入力した音声メッセージデータの中からマークの各々に対応させるべき音声メッセージデータを選択して登録するマーク対応メッセージ登録手段と、のマークの各々に対応するの音声メッセージデータを記憶するマークメッセージ記憶手段とこの移動体の現在位置が位置マークメッセージ記憶手段が記憶しているの地点のいずれかに一致し又は所定距離内に接近した場合に、この地点に対応したマークの各々に対応する音声メッセージを再生する音声再生手段と、音声再生手段により再生される音声メッセージについて、同じ位置での音声メッセージの再生を続けては行わない重複再生禁止手段とを備えたものである。
【0039】
また、地図データを記憶する地図データ記憶手段と、移動体の現在位置を検出して現在位置データを出力する現在位置検出手段と、地図データを用いて地図を表示するとともに、この表示地図上に現在位置データをもとに現在位置を表示する表示手段とを備えたナビゲーション装置において、登録ボタンを有し、このボタンにより登録することを指示した地点の位置データを登録地点データとして順次記憶する登録記憶手段と、登録記憶手段に記憶されているの登録地点データを呼び出して、別途入力した音声メッセージデータの中からこの呼び出した登録地点に対応させる音声メッセージデータを選択して登録する位置対応メッセージ登録手段と、この位置対応メッセージ登録手段により登録された音声メッセージとこれに対応するの位置データとを対応させて記憶する位置メッセージ記憶手段と、この移動体の現在位置が位置メッセージ記憶手段が記憶している地点のいずれかに一致し又は所定距離内に接近した場合にこの地点に対応する音声メッセージを再生する音声再生手段と、音声再生手段により再生される音声メッセージについて、同じ位置での音声メッセージの再生を続けては行わない重複再生禁止手段とを備えたものである。
【0041】
また、音声再生手段により音声メッセージの再生を行った後、一定時間の間は同じ地点での再生を行わせることを禁止するくり返し再生禁止手段を有するものである。
【0042】
また、音声メッセージの再生を行った後この移動体が一旦この登録地点から所定距離以上離れることによって同じ位置での次の再生を可能とする同地点再生条件手段を有するものである。
【0043】
また、所定距離以内に既登録地点がある場合は地点登録が新たに行なわれることを禁止する近接登録禁止手段を設けたものである。
【0046】
また、地図データを記憶する地図データ記憶手段と、移動体の現在位置を検出して現在位置データを出力する現在位置検出手段と、前記地図データを用いて地図を表示するとともにこの表示地図上に前記現在位置データをもとに現在位置を表示する表示手段とを備えたナビゲーション装置において、記憶手段に記憶されている始点と終点を呼び出してこの始点と終点を結ぶ直線の函数を算出し、また別途入力した音声メッセージデータの中からこの函数に対応させる音声メッセージデータを選択して登録する位置対応メッセージ登録手段と、こうして登録された函数とこれに対応する上記の音声メッセージとを記憶するメッセージ記憶手段と、この移動体の現在位置が前記メッセージ記憶手段が記憶している上記の線を示す函数上のどこかに一致した場合に信号を発する交差監視手段と、この信号が出力されたときこの函数に対応する前記音声メッセージを再生する音声再生手段とを備えたものである。
【0051】
【作用】
この発明に係るナビゲーション装置は、登録ボタンを有し、このボタンにより登録することを指示した地点を登録地点データとして記憶する登録記憶手段と、登録記憶手段に記憶されているの登録地点データを呼び出して、別途入力されたマークデータの中からこの呼び出した登録地点に対応させる任意のマークを指定するマーク指定手段と、このマーク指定手段により任意のマークが指定された地点のデータとこれに対応するのマークとを対応させて記憶する位置マーク記憶手段と、表示中の地図範囲内に位置マーク記憶手段が記憶しているの地点のいずれかが含まれている場合は表示した地図の該当の位置にこの位置に対応するマークを表示するマーク表示手段と、別途入力した音声メッセージデータの中からマークの各々に対応させるべき音声メッセージデータを選択して登録するマーク対応メッセージ登録手段と、のマークの各々に対応するの音声メッセージデータを記憶するマークメッセージ記憶手段とこの移動体の現在位置が位置マークメッセージ記憶手段が記憶しているの地点のいずれかに一致し又は所定距離内に接近した場合に、この地点に対応したマークの各々に対応する音声メッセージを再生する音声再生手段と、音声再生手段により再生される音声メッセージについて、同じ位置での音声メッセージの再生を続けては行わない重複再生禁止手段とを備えたものであるので、登録地点のマークに応じた音声メッセージを、該地点又は該地点の所定距離内で再生することができるとともに重複して音声メッセージを再生することを防止できる。
【0052】
また、登録ボタンを有し、このボタンにより登録することを指示した地点の位置データを登録地点データとして順次記憶する登録記憶手段と、登録記憶手段に記憶されているの登録地点データを呼び出して、別途入力した音声メッセージデータの中からこの呼び出した登録地点に対応させる音声メッセージデータを選択して登録する位置対応メッセージ登録手段と、この位置対応メッセージ登録手段により登録された音声メッセージとこれに対応するの位置データとを対応させて記憶する位置メッセージ記憶手段と、この移動体の現在位置が位置メッセージ記憶手段が記憶している地点のいずれかに一致し又は所定距離内に接近した場合にこの地点に対応する音声メッセージを再生する音声再生手段と、音声再生手段により再生される音声メッセージについて、同じ位置での音声メッセージの再生を続けては行わない重複再生禁止手段とを備えたものであるので、登録ボタンを用いて、指示した時点における地点を登録地点データとして登録し、さらに、この登録地点に対応する音声メッセージを、該地点又は該地点の所定距離内で再生することができるとともに重複して音声メッセージを再生することを防止できる。
【0054】
また、音声再生手段により音声メッセージの再生を行った後、一定時間の間は同じ地点での再生を行わせることを禁止するくり返し再生禁止手段を有するものであるので、重複して音声メッセージを再生することを防止できる。
【0055】
また、音声メッセージの再生を行った後この移動体が一旦この登録地点から所定距離以上離れることによって同じ位置での次の再生を可能とする同地点再生条件手段を有するものである。
【0056】
また、所定距離以内に既登録地点がある場合は地点登録が新たに行なわれることを禁止する近接登録禁止手段を設けたものであるので、近接した地点に重複して地点登録されることを防止することができる。
【0059】
また、登録記憶手段に記憶されている始点と終点を呼び出してこの始点と終点を結ぶ直線の函数を算出し、また別途入力した音声メッセージデータの中からこの函数に対応させる音声メッセージデータを選択して登録する位置対応メッセージ登録手段と、こうして登録された函数とこれに対応するの音声メッセージとを記憶するメッセージ記憶手段と、この移動体の現在位置がメッセージ記憶手段が記憶しているの線を示す函数上のどこかに一致した場合に信号を発する交差監視手段と、この信号が出力されたときこの函数に対応する音声メッセージを再生する音声再生手段とを備えたものであるので、登録された始点と終点とを結ぶ直線上で、音声メッセージを再生することができる。
【0063】
【実施例】
実施例1.
以下、本発明の第1の発明の一実施例を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施例によるナビゲーション装置のブロック図である。図1において、1は道路情報を記憶する地図データ記憶手段、102は各種センサの出力データより車両の現在位置を検出する現在位置検出手段、103は登録地点にマークを附加する等を行うためのマーク指定手段、105は上記地図データ記憶手段1より必要な地図データを読み出したり、上記現在位置検出手段102より車両の現在位置を入力したり等の、システム全体の動作を制御するシステム制御手段であり、マイクロコンピュータやRAMなどにより構成されている。
【0064】
106は上記システム制御手段105よりの指示に従って、道路地図、現在位置マーク、目的地マーク等を表示するための表示信号を発生する表示制御手段、107は表示制御手段106からの表示信号に従って表示を行なう表示手段、108は上記マーク指定手段103で指定された地点や内容種別の登録を制御する登録制御手段、109は上記登録制御手段108の制御に従って指定地点、マーク、を登録し記憶する登録記憶手段である。
【0065】
905は登録記憶手段109内に設けられた位置マーク記憶手段、906は表示制御手段106内に設けられたマーク表示手段、928は登録制御手段108内に設けられた現在地登録記憶手段である。
【0066】
図2は、図1のブロック図の理解を助けるため本発明の実施例によるナビゲーション装置のハードウェア構成の一例を示すものである。
図2において、21は地図データ記憶手段1に対応するCD−ROMおよびCD−ROMドライバ、22は車両の現在位置を検出するGPS受信機(GPSはGlobal Positioning System)、23は車両の方位を検出する方位センサ、24は車両の移動距離を検出する距離センサであり、これらは現在位置検出手段102に対応している。
25は各種演算および装置全体の制御を行なうコントロールユニット、26は使用者が種々の指示を入力する入力スイッチである。
【0067】
28は上記コントロールユニット25からの表示データを表示する液晶ディスプレイである。上記コントロールユニット25は、CPU251、ROM22、RAM253、表示部28の表示制御を行なう表示制御部254、コントロールユニット25と外部との入出力を行なうI/O255から構成されている。上記入力スイッチ261は、液晶ディスプレイ28に設けられている。
コントロールユニット25は、図1のシステム制御手段105、表示制御手段106、登録制御手段108、登録記憶手段109に対応している。又、入力スイッチ261はマーク指定手段103及び登録制御手段108に対応している。
【0068】
図3は、図2における入力スイッチ261と液晶ディスプレイ28の例である。図3の入力スイッチは、液晶ディスプレイ28上に設けられ、ファンクションスイッチ301、カーソルスイッチ302、設定スイッチ303、タッチスイッチ304及び現在地登録スイッチ300から構成されている。
【0069】
図4は、登録記憶手段109内の位置マーク記憶手段905の構成内容を示したものであり、登録地点とそのマークが格納されている様子を説明する図であって、905の記憶装置は位置とマークとが対応して記憶される。
【0070】
次に、上記構成の移動体用ナビゲーション装置の動作について、図を参照しながら説明する。
図5は、地点登録における動作を説明するためのフローチャートを示す。
ステップS50〜S51において、表示手段107に、現在位置検出手段102より取り込まれた移動体の現在位置と、地図データ記憶手段1から読み込まれた地図情報が表示されている。
【0071】
ステップS52で図3に示す現在地登録スイッチ300(以下登録スイッチと言う)を押すと、ステップS53に進み、現在位置が登録希望地点として指定され、現在地の位置データ(緯度、経度データ)が現在地登録記憶手段928に一時的に記憶される。
以上のようにして、マークの指定を行なう必要もなく、現在地点データをとにかく登録しておくことができる。ここで現在地点データは現在地点記憶手段928に記憶するとしたが、図4の位置マーク記憶手段905の地点座標データ欄に記憶されることでもよい。
【0072】
このようにして登録した複数の地点に対し、後から、マークを付加する。この操作について図5のフローチャートにより説明する。
前記のようにして1箇所以上の登録地点データが記憶されている状態で、図3のタッチスイッチ304のマークを選択すると(ステップS54、以下単にS54と言う)、編集か、消去か、リストかの選択メニューが表示される(S55)、ここで編集を選択すると図6に示す登録地点リスト画面が表示される(S551)。このリストからマークを付加、あるいは変更したい登録地点をカーソルキー302で選択する(S552)と、図7のようにマーク選択メニューが表示される(S56)ので、マークを選択する(S57)とマークの付加または変更ができる。
【0073】
又、上記選択メニュー(S55)において消去を選択すると指定したマークを持つ登録地点を登録記憶手段109から消去することができ、リストを選択すれば指定したマークを持つ登録地点のリストを表示することができる。
【0074】
最後にステップS58で設定スイッチ303を押せば、選択したマークが選択した登録地点に対応して図4の位置マーク記憶手段905のM1M2・・・・に記憶される。
【0075】
表示制御手段106内のマーク表示手段906は、地図の表示している範囲の中に記憶している地点座標データが含まれ、且つ、その座標データに対応してマークが登録されている場合には、現在表示している地図の対応する位置に登録されているマークを表示する。これがマーク表示手段である。
【0076】
第1の発明では、登録したい場所に移動体がいる時にとにかく登録ボタン300さえ押せば、他の操作をしなくてもその地点の登録が出来、この地点に表示させたいマークなどは、後刻、どこかのパーキング等でゆっくり登録操作を行なえばよい。地点は登録されていて、後に読み出されるので忘れてしまう等と言うことは生じない。
【0077】
実施例2.
本発明の第2の発明の一実施例を図8〜図14により説明する。図8は第2の発明を実施したナビゲーション装置のブロック図,図9はそのハードウェア構成の一例である。図においてすでに説明した図と同番号のものは同一又は相当品を示し、その説明を省略する。
【0078】
図8の110は後述する登録記憶手段109に登録記憶されている音声メッセージの出力を制御する音声再生制御手段、111は音声再生制御手段110の制御に従って音声メッセージを出力する音声再生手段である。
【0079】
図9の29は音声メッセージを再生する音声出力装置であって図8の音声再生手段111に対応している。
上記音声出力装置29は、デジタル信号データで登録された音声メッセージ信号をアナログ信号に変換するD/Aコンバータ291と、信号を増幅するアンプ292と、音声メッセージを出力するスピーカ293から構成されている。
図10は図9の入力スイッチ262の例である。実施例1の図3に示す場合に比べ音声メッセージスイッチ304が追加されている。
【0080】
実施例2においても、地点の登録を行うにはまず、現在地点の登録を行う。その方法及び現在地点登録にかかわる構成要素は実施例1の場合と何ら変わりがないので、その説明を省略する。
【0081】
実施例2においても、現在地点の登録の次には、登録した現在地点にマークを付加するが、その方法及びマーク付加にかかわる構成要素は実施例1の場合と何ら変わりがないので、その説明を省略する。
【0082】
実施例2では、マークの付加の後、音声メッセージの登録を行う。図11は音声メッセージ登録における動作を説明するためのフローチャートである。図11のS50〜S59は実施例1の図5に示す同番号のステップそのものを示している。
【0083】
音声メッセージの登録についてその動作を説明する。図10において、タッチスイッチ304の音声メッセージスイッチを選択することにより、音声メッセージの登録を開始することができる。図11のステップS70で上記音声メッセージスイッチ304が選択されたならば、ステップS71において表示手段107に図12のように登録ズミのマークと音声メッセージの一覧が表示されるので、次にステップS73で対応させたい音声メッセージと対応させたいマークとを指定する。
【0084】
具体的には、表示手段107に表示されたマークリスト中からマークを選んだ上で、このマークに対応させる音声メッセージを音声メッセージリスト(図12)からカーソル302で指定する。
次にステップS74に進み、ステップS73で指定された音声メッセージを設定スイッチ303を押して登録記憶手段109に登録する。第2の発明における記憶手段109の構成を図13に示す。ここでは2つの記憶構造を持ち、905は実施例で説明した位置マーク記憶手段、908はマークに対応したメッセージを記憶するマークメッセージ記憶手段である。
【0085】
以上により、任意の地点とそのマーク、及びマークに対応する音声メッセージが登録記憶手段109に登録される。音声メッセージは合成によって作成されるものでも、あるいはあらかじめ音声入力して記憶装置(図示しない)に記憶されているものでもよい。ここで第2の発明における音声メッセージは、登録した各位置に対応するのではなく、登録するマークの種類別に対応している。
【0086】
上記のごとく、任意の地点とそのマーク、及びマークに対応する音声メッセージが登録されると、実施例1と同様に表示手段107 に地図情報が表示中に、その表示エリア内に登録地点が存在する時、当該位置に登録された内容種別マークが表示される。また、移動体の現在位置が、登録地点に一致した時、当該内容種別マークに対応する音声メッセージが音声再生手段111により再生される。これを更にくわしく説明する。
【0087】
図14は、音声メッセージ再生における動作を説明するためのフローチャートである。地図と現在地及び、表示している地図エリア内に登録されている登録地点のマークが表示されている(S140)。これは図5のS50ないしS51と同様である。そして、ナビゲーション装置を積載した車輛が移動して現在地データが更新されると(S141)、その都度ステップS142で登録地点データが順次読出されて、S143で現在地データと登録地点データとが順次比較される。
【0088】
ステップS144で現在位置検出手段102で検出された移動体の現在位置データが、登録記憶手段109に登録された登録地点の位置データと一致したか否かを音声再生制御手段110内に設けた一致監視手段909が判断し、一致したと判断されればステップS145に進み、一致していないと判断されればステップS141〜S144を繰り返す。
【0089】
なお、現在地が登録地点に一致したと言うことは現在地の地点座標を(XM ,YM )とするとき
XM −Xn =0,YM −Yn =0(但しXn ,Yn は記憶手段905に記憶されている登録地点データ)が共に成立することである。
【0090】
S145では現在地と一致した登録地点のマークに対応した音声メッセージデータが読出される。読出された音声メッセージデータはS146で音声再生手段111から音声再生される。
【0091】
第2の発明でもマークの指定等の操作なしに、現在地点の登録が可能であり、後刻、この登録した地点にマークと音声メッセージとを同時に付加することができ、かつ、登録するマークの種類に対応させて音声メッセージをあらかじめ登録しておくこともできる。これによって自車が登録地点に到達すると音声で知らされるのでオペレータはナビゲーション装置の画面を見ていなくても到達を知ることができる。
【0092】
実施例3.
まず、第3の発明の必要性について説明する。
第2の発明においては、各音声メッセージは登録した地点に対してではなく、
マークに付属して登録されているので、マークを登録すれば自動的に音声メッセージの登録も行われることとなる。
【0093】
しかしながら、その反面、マークを登録しなければ音声メッセージを登録することができない。これは音声メッセージさえ出力されれば画面中にマークの表示は必要ないような登録地点を設けることができないと言う点で欠点である。
又、音声メッセージを出したい登録地点が増えるにつれて画面の地図上のマークも増え、地図が見にくくなると言う欠点もある。
第3の発明は上記の欠点を解決するものである。
【0094】
本発明の第3の発明の実施例を図15〜図20より説明する。図15は実施例3のナビゲーション装置のブロック図である。
図16は実施例3のナビゲーション装置のハードウェア構成図である。図17は第3の発明によるナビゲーション装置の入力スイッチ263の例である。
図18は第3の発明における音声メッセージ登録のフローを説明する図、図19は第3の発明における音声メッセージの登録記憶手段109内の位置メッセージ記憶手段911の詳細を示すもので911は位置メッセージ記憶手段である
【0095】
第3の発明における現在地点の登録の手法は第1,第2の発明の実施例1,実施例2と同じなので説明を省略する。
次に、前記の手順で登録した複数の地点に対応する音声メッセージの付加についてその動作を説明する。図17と図18において、タッチスイッチ304の音声メッセージを選択する(S181)と、編集か消去かリストかの選択メニューが表示され(S182)(図示せず)、編集を選択すると画面上に登録地点のリストが表示される(S183)(実施例1の図6と同じである)。
【0096】
このリストから音声メッセージを付加したい登録地点を選択すると(S184)、音声メッセージ選択メニュー(S185)が図20のように表示され、どれかを選択する(S186)ことにより、メッセージの付加、あるいは、変更ができる。また、上記選択メニュー(S182)において、消去を選択すると、指定した音声メッセージを持つ登録地点の音声メッセージを記憶手段109内の位置メッセージ記憶手段911から抹消することができる。
最後に図18のステップS187でセットスイッチ303を押すことにより選択した音声メッセージが、選択された登録地点に対応して図19の位置メッセージ記憶手段911のS1 …に記憶される。
【0097】
このようにして登録された音声メッセージの出力手順については記憶手段が異なる他は第2の発明の場合と全く同様なので説明を省略する。
【0098】
第3の発明においては、マークやメッセージの登録を行わずにまず現地点の登録が行えるということの他に、マークを登録しなくても音声メッセージのみの登録ができると言う効果があり、表示されるマークの数が減り表示画面がいつもすっきりして見やすくなる。
【0099】
実施例4.
第4の発明は課題の(1)〜(4)を解決するためのものである。即ち、目標地点に接近したとき、高速道路を降りたり車線を変更したりするためには、例えば数100m手前で、目標接近に気付くことが必要である。第4の発明は実施例2又は実施例3のいずれでも音声メッセージを用いる場合に適用することができるものであるので、実施例3のナビゲーション装置に適用した場合について説明する。
【0100】
図21は第4の発明を適用したナビゲーション装置のブロック図、図22は音声再生動作を説明するための動作フローチャートである。この実施例でのスイッチパネルは図17のものと、音声メッセージの登録フローチャートは図16と、位置メッセージ記憶手段は図19のものが、即ち、実施例3のものがそのまま用いられる。図21の912は音声再生制御手段110内に設けられた距離監視手段である。
【0101】
したがって音声メッセージの登録手順は実施例3と何の変わりもないので説明を省略する。
図22により第4の発明の音声再生動作について説明する。図22のステップS140〜ステップS143は実施例3の図14の同番号のステップと同じなので詳細な説明は省略する。ステップS141で現在位置検出手段102で検出された移動体の現在位置と、ステップS142で登録記憶手段109に登録された登録地点のデータとが読出され、ステップS143で互に比較される。そしてステップS221で例えば40m以内に近づいたか否かを音声再生制御手段110内の距離監視手段912が判断し、近づいたと判断されればステップS222に進み、近づいていないと判断されればステップS141以後を繰り返す。
【0102】
ステップS222では、現在位置が近づいた登録地点に対応して記憶されている音声メッセージデータが記憶手段911から読出される。
次にステップS223に進み、上記の音声メッセージが出力される。
上記の距離40mはあらかじめ装置に登録してあるものであり、その数値は一例を示すものにすぎずもっと短くても、あるいはもっと長くてもかまわない。
【0103】
実施例4の発明によれば車輛が目標地点に達する手前の適当な距離のところでナビゲーション情報を音声で受けることができるので、情報に遅れがなくタイミングを失することがないと言うメリットがある。又、運転者が地図を見ていなくても地図を見るべきタイミングを知ることが出来る。
この実施例の説明では、この発明を実施例3のナビゲーション装置に適用する場合について説明したが、実施例2のナビゲーション装置に適用することが可能であることは自明である。
【0104】
実施例5.
第5の発明の必要性について説明する。
実施例4では、登録地点に達しなくとも、接近した段階で音声メッセージが出力されるので、運転操作上、早目に情報が入手出来ると言う利点があるものの、接近監視距離はあらかじめ定めた一定値である。しかし、現実の道路事情では例えば車線数が多くて、道路端に近寄ることが容易ではないような広い道路があったり、あるいはその逆に直前でも十分である場合や、高速道の出口のように数100m以上も前に情報が必要だったりと、色々であるので実施例4の方式では現実の道路事情に合わせられない事がある。
【0105】
第5の発明は課題の(1)(2)(3)(4)の解決とともにこの欠点をも解決するためのものである。
実施例5は実施例4のナビゲーション装置に第5の発明を適用したものを例として説明するが、この例にかぎらず音声メッセージを利用したものであれば全てに適用可能である。
【0106】
図23は実施例5のナビゲーション装置のブロック図である。
登録制御手段108内にある913は地点対応メッセージ距離登録手段、又、登録記憶手段109内にある914は位置メッセージ距離記憶手段である。以上の他の部分の構成は実施例3あるいは実施例4のブロック図と同じなので説明を省略する。
【0107】
図24は実施例5における位置メッセージ距離記憶手段914の構成を示す。登録された地点座標(Xn ,Yn )に対して、各地点に対応して監視距離Ln と音声メッセージSn とを記憶しておくことができる。監視距離Ln は各地点に対応したものであって、登録されている音声メッセージSn とは独立した関係にある。
【0108】
図25は監視距離Ln を登録するための画面を示し、913aは位置メッセージ距離記憶手段914に距離Ln とメッセージSn とを登録するための操作画面であって地点対応メッセージ距離登録手段913を用いたときのスイッチパネルの画面である。
【0109】
図26は登録操作のときの地点対応メッセージ距離登録手段の913動作を説明するための動作フローチャートである。図中ステップS181〜S184は図18の実施例3のフローと同じなので説明を省略する。即ちステップS181から音声メッセージボタン(図17の304)をオンすると、ステップS182で図示はしないが編集か消去かリスト表示かをたずねる画面が表れ、ここで編集を選択する。
【0110】
すると、図6に示したような登録地点リストが表れる(S183)ので音声メッセージを登録する地点を選ぶ(S184)と、次に図25に示すメニュー画面が表示される。この画面で音声メニューを選ぶと共に、その地点に何mまで接近したとき音声メッセージを出力するかその距離Ln をも指定する。図25ではL1 〜L4 と図に示しているが、例えばL1 は100m、L2 は200m、L3 は400m、L4 は800m等のように、あらかじめ割振られているものとする。
【0111】
オペレータは、登録している各地点付近の道路の状況を考えながら、距離Lnを大きくするか小さくするかを決めて登録を行う。
これによって、図24に示す登録した各地点に対応して監視距離Ln と音声メッセージSn とが、位置メッセージ距離記憶手段914に記憶される。
【0112】
図27は、以上のようにして登録した距離と音声メッセージとが再生されるときのフローを示す。
【0113】
図中ステップS140〜S143,S222〜S223のフローは図22の第4の実施例と全く同一なのでその詳細な説明を省略する。
【0114】
ステップS141で現在位置のデータが更新される毎に、現在位置データと登録してある登録地点データとが図23の距離監視手段912によって監視される(S143)。例えば現在地点データが(XM ,YM )のとき登録地点データが(X1 ,Y1 )の地点との比較は
A(XM −X1 )2 +B(YM −Y1 )2 <L1
を判断することによって行われる。但しここでA,Bはそれぞれ、緯度データ又は経度データを距離に換算するための係数である。
このような監視を順次全ての登録地点について実行する。
【0115】
そして、登録した距離Ln 以内に接近した登録地点が発見されると(S271)、この登録地点の音声メッセージ(例えばS1)が読出され(S222)で再生される(S223)。
【0116】
実施例5によれば、登録地点付近の道路事情に応じた適切な接近距離でもってナビゲーション情報が入手できる。
この実施例の説明では、この発明を実施例4のナビゲーション装置に適用する場合について説明したが、実施例2〜3のナビゲーション装置に適用することが可能であることは自明である。
【0117】
実施例6.
まず、第6及び第7の発明の必要性について説明する。
実施例3〜実施例5において、音声メッセージを登録した地点あるいはその近くで、音声が再生された後、車輛を走行させて、この登録地点を、一旦離れた後、例えば帰路に着くため車をUターンして、再び登録地点前を通過する様な場合がしばしばあるが、このときこの登録地点での2度目の音声メッセージの再生が行われる。しかしこれは必要がないばかりか、わずらわしくなるものである。
【0118】
そこでこのように、同じ登録地点で何度もメッセージが再生される事を防止するための発明が第6、及び第7の発明である。
実施例3のナビゲーション装置に第6の発明を適用した場合について実施例6で説明する。図28は第6の発明を適用したナビゲーション装置のブロック図の一例である。
【0119】
図において915は音声再生制御手段110内に設けられた重複再生禁止手段である。この図のその他の部分は実施例3における図15と同じであるので説明を省略する。
図29は重複再生禁止手段915の動作を説明するフローチャート図である。図29の中でS291とS292とが重複再生禁止手段による動作を示しており、それ以外のところは図14の実施例2の音声メッセージ再生フロー図と同じである。
【0120】
図29において、まずある地点で音声メッセージを再生した(S146)とき、その再生した記憶登録地点データをS292において1ヶ所記憶する。
この時、それ以前に記憶していた前回のデータは消去する。次にS144においてある登録地点に現在地が一致すると、S291において、この登録地点が、その前に音声メッセージの再生を行なって、S292で記憶している地点と同一か否かが判定される。
【0121】
そして、同一であれば音声の再生を行わず、同一でなかったならば、この登録地点に対応して記憶している音声メッセージをS145で読出した後<S292でこの地点を新に記憶し直す、(前に記憶していた地点は消去される)、そしてメッセージを再生する(S146)。
【0122】
この実施例では、例え車輛が一旦登録地点を離れた後、再び登録地点に接近したような場合でも、同じ地点の音声メッセージが2度続けて再生されることは生じない。したがって、本実施例の冒頭に説明したような不具合やわずらわしさが起こることはない。
【0123】
但し、異なる別の2地点に同じ内容の音声メッセージが登録されることは、起り得る事であるから、同じ内容のメッセージが続けて出力される事は生じ得ることである。
ステップS293で記憶する前回の再生地点の記憶は、一時記憶するのみなので、ナビゲーション装置の電源を切ると消えてしまってもよい。
【0124】
この実施例の説明では、この発明を実施例3のナビゲーション装置に適用する場合について説明したが、実施例2あるいは4,5の音声メッセージを用いるナビゲーション装置に適用することが可能であることは自明である。
【0125】
実施例7.
第7の発明の必要性は、実施例6の説明の冒頭において説明しているので、その説明を省略する。実施例3のナビゲーション装置に第7の発明を適用した場合について実施例7で説明する。
【0126】
図30は第7の発明を適用したナビゲーション装置のブロック図であり、916は音声再生制御手段110内に設けられたくり返し再生禁止手段である。その他の部分は、図15と同じなので説明を省略する。
【0127】
図31はくり返し再生禁止手段916の動作を説明するフロー図である。図31の中でS311とS312とがくり返し再生禁止手段による動作を示しており、それ以外のところは図14のフロー図と同じであるので詳細な説明は省略する。
図31において、まずある地点で音声メッセージを再生するとき、その再生を行った(再生実行時刻)をS312において記憶する。
【0128】
次にS144においてある登録地点に現在地が一致すると、S311において、今の時刻と、その前に音声メッセージの再生を行なって、S312で記憶している時刻との差が一定以上か否か判定される。そして、一定以下であれば音声の再生を行わず、一定以上であれば、この登録地点に対応して記憶している音声メッセージをS145で読出した後、S312でこの時刻を新に記憶し直す、(前に記憶していた時刻は消去される)、そして音声メッセージを再生出力する。
【0129】
この実施例では、例え車輛が一旦登録地点を離れた後再び登録地点に接近したような場合でも、その間の時間の経過が短ければ音声メッセージが続けて再生されることは生じない。したがって、本実施例の冒頭に説明したような不具合が起こることなはい。
【0130】
ここで説明した音声メッセージが再生された最初の登録地点と、その次に登録地点と現在地が一致した登録地点とは、同一であっても異なっていてもいずれでもよい。第6の発明と第7の発明とを合わせて実施すれば、同一地点の場合のみくり返し再生禁止手段916を作用させるようにする事が可能であることは容易にわかる。
【0131】
この実施例の説明では、この発明を実施例3のナビゲーション装置に適用する場合について説明したが、実施例2〜実施例6のナビゲーション装置に適用することが可能であることは自明である。又、S312において時刻を記憶するとしたがその後の経過時間を計測するタイマーをスタートさせることでもよい。
【0132】
実施例8.
第8の発明の必要性は、下記のごときものである。即ち実施例6は直前に音声メッセージを再生した地点と同じ地点で、再び重複して再生を行わないようにするものである。しかし、例えば、ナビゲーション装置の使用開始時に登録地点の数が未だ少なく、例えばただ1ヶ所の地点しか登録されていないような場合には、実施例6に示した方法では、1度再生が行われれば2度と再生が行われなくなってしまうので、実用上不便である。登録地点が複数カ所あってもその点数が少なければ似たような事が生じる。
【0133】
第8の発明はこのような不便を解消するためのものである。
図32は、第6の実施例で説明したナビゲーション装置に第8の発明を適用した場合のナビゲーション装置のブロック図であり、図中917は同地点再生条件手段である。
図32のその他の構成は図28と同じであるので説明を省略する。
【0134】
図33は、図32のナビゲーション装置の動作を説明するための動作フローチャートであり、特に音声を再生する場合の動作にかかわるものである。図32のブロック図の、地点登録及び音声メッセージ登録のフローは実施例6の場合と同じなので説明を省略する。
又図33の動作フロー図においてS140〜S146,S291〜S292の部分は図14、図29と同じなので説明を省略する。
【0135】
次に動作について説明する。車の走行につれ同期的に現在地点位置データの検出を行う(S141)と、ステップS331において、この現在地データとステップS292で記憶している、直前に再生を行った登録地点の位置データとを比較して、その間の距離があらかじめ設定してある一定の距離(例にEとする)を越えているか否かを判定する。
【0136】
そして越えていなければ何も行わず、S141へ戻って再び現在地点のデータを検出するが、越えておればS332で記憶している、直前に再生した登録地点の記憶位置データを消去する。これによって、前回音声再生したと同じ登録地点であっても、この再生を行った後に、一旦この登録地点からあらかじめ定めた所定距離以上離れると、再生を行った記憶がリセットされるので再び同じ登録地点に戻ったとき、同じメッセージが再生されるようになる。こうして冒頭に説明した不具合は解消される。
【0137】
なお、この間に最初に音声再生したのとは別の登録地点に立寄ればS292で記憶が更新されS331の判定によって何の制約もなく再生が行われることは言うまでもない。
【0138】
実施例9.
第9の発明は課題(1)(2)(3)及び(6)を解決するためのものであり、複数の登録地点が、あまりに接近して登録された結果、マークの表示あるいは車輛が登録地点に到達したときに複数の音声メッセージが連続して再生されることにより、オペレータが見間違い、聞き違い等を犯しやすい事を防止することがねらいである。
【0139】
実施例3のナビゲーション装置に対して第9の発明を適用した場合を例として説明を行う。
図34は第9の発明を適用したナビゲーション装置のブロック図で、918は近接登録禁止手段である。
その他の部分は実施例3の図15と同一であるので説明を省略する。
【0140】
図35はこのナビゲーション装置における音声メッセージの登録の動作を説明するフローチャートである。
図35のステップS351〜ステップS353は近接登録禁止手段918の動作によるフローの部分を示している。
【0141】
図35のフローの他の部分は、図18と同じであるのでその説明は簡略に行う。
ステップS181〜S184で音声メッセージ登録操作を開始する。まずステップS181で音声メッセージスイッチ(図17のタッチスイッチ304)をONすることによって操作が開始される。
【0142】
そしてステップS184で登録地点を選定したとき、近接登録禁止手段918によってこの選定した地点の位置データがすでに登録されている他の登録地点データの全てと、近接登録禁止手段918によって1つづつ比較され、既登録地点と前記選択地点とが予め定めた一定の距離以内に接近しているものが一点もなければ登録地点として以後のステップS185に移るが、接近した地点がある場合には、接近している既登録地点と前記選択地点とが合わせて表示される(S352)。
【0143】
そこで、オペレータは、このリストの中からどれか一点だけを選択する。(S353)。
すると選ばれなかった地点のデータは消去される。(S354)。
次にステップS351に再び戻り、選択された地点と既登録地点との位置関係が再びチェックされ、近接した地点がなければS185〜S187で登録が行われる。
【0144】
ここでS351で言う既登録地点とは、地点登録だけ行われてメッセージが未だ登録されていない地点と、すでにメッセージも登録されている地点との両方を含むものである。
【0145】
上記の距離の監視は、一致監視手段909を用いても行うことができ、又実施例4に示す距離監視手段912を用いる事でも実行することが出来ることは自明であり、このように構成した場合には、位置が一定の距離以内で接近した2つの登録地点が登録されるという事態が生じることはなくなるので、マーク表示が重なるとか、きわめて短い時間の間に異なる音声メッセージが次々と再生されるようなことがなくなるのでオペレータが混乱することがなくなる。
【0146】
この実施例の説明では、この発明を実施例3のナビゲーション装置に適用する場合について説明したが、実施例1〜実施例8のナビゲーション装置に適用することが可能であることは自明である。
【0147】
実施例10.
第10の発明の実施例を図36ないし39により説明する。図36は第10の発明を実施例3のものに摘用したナビゲーション装置のブロック図であり、図中919はメッセージ音声登録手段、104は音声入力手段である。図36のその他の部分は実施例3の図15と同じであるので、説明を省略する。
【0148】
図37は図36のナビゲーション装置のハードウェア構成図であり、27は音声メッセージを入力する音声入力装置であり、音声を入力するマイク272と入力した音声をディジタル信号に変換するA/Dコンバータ271とで構成されている。その他の構成は実施例3の図16と同じなので、その説明を省略する。
【0149】
図38は図36、図37に示すナビゲーション装置における音声メッセージ登録の手順を説明するフロー図である。図中、ステップS380からS382はメッセージ音声登録手段919によるフローであり、その他のフロー(S181〜S187)は実施例3の図18と同じであるので説明は省略する。
【0150】
図39はメッセージ音声登録手段919を用いたときに表示される音声メッセージメニュー表示画面を示す。
【0151】
実施例10の場合も実施例3の図17において、タッチスイッチ304の音声メッセージを選択することにより、音声メッセージの登録を開始することができる。上記音声メッセージが選択されたならばステップS181、S182において表示手段107に編集か消去かリストかの選択画面が出、編集を選択すると登録地点のリスト表示、登録地点の選択操作と進み、ステップS380において、図39の画面が表示されるので音声メッセージのいずれかを選択指定するか、音声入力を行うかの選択を行ない、選択指定が選択されたならば、ステップS185〜S187に示す動作が行われる。ステップS380において、音声入力(図39の391)が選択されたならば、ステップS382に進み、音声入力手段104 から音声メッセージを入力する。次に、ステップS187に進み、ステップ382で入力された音声メッセージを登録記憶手段109に登録する。この時記憶容量に応じた適当なメッセージ登録時間制限が付加されてもよい。
【0152】
以上により、任意の地点ごとの任意の音声メッセージが登録記憶手段109に登録される。
このようにして登録された音声メッセージの再生動作は、実施例3で示した、あらかじめ登録してある音声メッセージの中から選択指定した音声メッセージの再生動作と何等変わることなく行われる。
【0153】
この実施例の説明では、この発明を実施例3のナビゲーション装置に適用する場合について説明したが、実施例2〜実施例9のナビゲーション装置に適用することが可能であることは自明である。
【0154】
実施例11
第11の発明を実施例3のナビゲーション装置に適用した場合のブロック図を図40に示す。図中920は経由地点選定記憶手段である。又921は経由地点表示再生手段である。
実施例3のナビゲーション装置において、複数ヶ所の現在地点を地点登録した後、この登録地点の全てに音声メッセージを登録したものとする。それぞれの登録地点は、種々異なる目的地への走行のために登録されたものであって、それぞれ必要ではあるが、車輛の運転者がある日、ある時にある1つの目的地に向かって走行する場合、それら他の目的のために登録された地点のメッセージが次々に再生されると、役に立たぬだけでなくかえってわずらわしくなる。
【0155】
そこで、運転を開始する前に希望のルートを考えた上で、このルートに沿った登録地点の中から、メッセージが出力されれば走行に役立ちそうな地点のみを抽出して、これを「経由地」として登録し、登録した経由地の音声メッセージのみが出力されるようにするものである。
【0156】
図41は経由地点選定記憶手段920による経由地選択動作のフローを説明する図である。
ステップS401に於いて、図17の登録地点ボタン304を押すと、設定か、リストか、消去か、経由地かの選択画面が表示され(S402)、ここで経由地を選定するとS403で「音声メッセージが登録ズミの登録地点」のリスト画面421が表示される(図42)。
【0157】
次にS404で図42に表示されているリスト(スクロール操作によってリストの他の部分も見ることができる)の中から経由して走行して行く地点を選択すると、S405で選択した地点データが経由地点選定記憶手段920に記憶される。記憶を消去することはもちろん可能である。なお、最終目標地点も経由地の1つとして登録する。
【0158】
次に経由地の音声メッセージの再生動作について説明する。
経由地が少なくとも1ヶ所記憶されているときには、経由地選択記憶手段920の記憶データのみが経由地点表示再生手段921に読出され、登録記憶手段109内の位置メッセージ記憶手段911に記憶されている。そして実施例3と同様に現在位置がこの記憶位置に一致すればメッセージが出力される。その他のデータ(即ち経由地として選定していない既登録地点)のデータは表示も、音声再生も行われない。即ち一致監視手段909は選定された経由地のみを一致監視の対象とするのである。
【0159】
以上のように第11の発明によれば、その時の目的地への走行に必要なあるいは参考になる地点のみが表示又は音声再生され、それ以外の関係のない地点は表示も音声再生も行われないので、ナビゲーション情報を得るとき、混み入った感じがなくなりきき間違いも生じにくいと言う利点がある。
【0160】
この実施例の説明では、この発明を実施例3のナビゲーション装置に適用する場合について説明したが、実施例1〜実施例9のナビゲーション装置に適用することが可能であることは自明である。
【0161】
実施例12.
この発明の第12の発明は、前記したように課題の(9)を解決するためのものである。例えば実施例の3に於いて、現在地点を記憶させるには図17の登録スイッチ300を押しさえすれば良いとは言え、走行中にこれを行う事は、運転者の技倆の程度によっては安全と言えない場合もある。
第12の発明は、より容易に地点登録操作を行う登録スイッチを提供するものである。第12の発明を実施例3のナビゲーション装置に適用した場合を例として説明を行う。この発明を適用したブロック図は実施例3の図15と同じで動作も実施例3と変わらない。
【0162】
図43は第12の発明によるナビゲーション装置の登録スイッチの取付位置を示す図であり、431は車輛の操向ハンドル、432は操向ハンドル431の回転を伝えるハンドルシャフトであり、中空のパイプが用いられている。433はハンドルシャフト432の内部に設けられ、一端が車体435に固定された固定シャフト、434は固定シャフト433の他の端に設けられたスイッチ取付板である。
【0163】
436はハンドルシャフト432に取付けられた操向ギアで図示しないリンク機構を介して操向車輪に接続されている。437はスイッチ類に接続される電線、438は警音器スイッチである。スイッチ取付板434上に設けられた430は、地点登録スイッチであって、実施例3の図17に示す登録スイッチ300と並列に接続されている。
【0164】
操向ハンドル431を回してもスイッチ取付板434は車体に固定されているので回転せず、従って登録スイッチ430のハンドル上の見かけ位置も変わらない。したがって運転中に地点登録したいと急に思いついても運転を継続しながら登録スイッチ430を押せばその地点が登録されるので前方から目を離したり、ハンドルから手を離したりすることが少なくなり安全に運転中の登録を行うことができる。
【0165】
図44に、より簡単な構造の登録スイッチを示す。図44と図43との同番号は同一又は相当部分なので、その説明を省略する。
図44の登録スイッチ430はハンドル中心に対して回転対象構造(円形)に構成されている。そしてハンドル431を回すと登録スイッチ430も、それにつれて回転するが、円形に構成されているので、回転しても見かけの位置は変わりがなく、従って操作が容易で運転しながら登録操作を容易に行うことができる。
【0166】
実施例13.
ナビゲーション装置は車輛に搭載されて道路上で使用されるだけではなく、携帯されて、道路のない山奥へ移動することも、又船舶に搭載されて海上を移動することも、又車載の場合でも道路のない砂バクを移動することもある。したがって図6に示すように指定した登録地点が常に所番地で示し得るとはかぎらない。
そこで実施例1の図6に説明した登録地点リストの表示例では不都合な場合が生じる。
【0167】
図45は第13の発明によるオプシヨン表示手段を実施例1のナビゲーション装置に適用した場合の登録地点リストの表示例を示すものである。図46は実施例13のナビゲーション装置のブロック図であり、461はオプション表示手段である。
【0168】
図中図6と同番号は同一又は相当部分を示しその説明を省略する。
451は図6と同様に登録地点が地名で表示されている例であり、452はこの発明の一つの例であって地名と共に、その地点の標高(海面上の高さ)が示されている。H54とは例えば標高54mを示すものである。市街地では標高は位置を知るためのデータとしては重要なものではないが、山岳地帯では、きわめて重要なデータであって、これを合わせて表示し得ることはナビゲーション情報としてきわめて有効である。
【0169】
453は地名がついていない場所における登録地点の表示方法の他の例を示しており、緯度、経度が直接表わされている例を示す。むろん、緯度、経度に標高も合わせて表示し得る。
【0170】
このように第13の発明によれば、登録地点が所番地のみ、あるいは所番地とその点の標高、あるいは緯度経度のみ、又は緯度経度とその点の標高を表示し得るので登録地点の地点表示がより詳しく表示され、間違えることが少なくなる。
なお、標高データは地図データの一つとして地図情報に含まれている。
【0171】
実施例14.
第14の発明を実施例3のナビゲーション装置に適用した場合を例に説明する。
図47は第14の発明を適用したナビゲーション装置のブロック図であり、図中924はルートメッセージ記憶手段、925は交差監視手段である。
【0172】
実施例1〜13までの各実施例においては、登録地点は点として登録されている。しかし、実際の道路の走行においては目標地点は常に点であるとはかぎらず、線あるいは面である場合が多い。たとえば鉄道の線路や、川や湖、海岸線、場合によっては特定の大きな道路等は目標となり得るものである。
【0173】
第14の発明は、このような線としての目標地点を登録するものである。図48は図47のナビゲーション装置のメッセージ登録画面を示すもので図48Aは始点登録画面を示し471は始点登録スイッチである。
図48Bは終点登録画面を示し、481は終点登録スイッチである。
【0174】
図49は第14の発明の登録を行う場合の動作を説明するための道路地図である。図中490は自車の現在位置、491は川、492は道路、493(3ヶ所)は橋である。494は始点登録位置を示し、495は終点登録位置を示す。 496は東西に(図に向かって左右)に延びる大通りであり、今このオペレータは北(図の上方)から、南(図の下方)に向かって走行し、とにかく大通り496に達したら東へ方向を転じようと考えていたとする。
【0175】
この時、このオペレータが3つの橋493のどれを利用するかが不確な時、オペレータにとっては、交差点494,495,あるいは494と495の間にあるもう一つの交差点のどれでもよいから、そこに達したことが判ることが必要である。
従来の方法では、この様な場合、大通り496上の可能性のある交差点を全て登録しておかなければ、未登録の交差点を通って南へ行き過ぎてしまう可能性が生じると言う問題があった。
【0176】
497は始点登録位置494と終点登録位置495を結ぶ線であり、目標を線として登録するのが、この発明である。
まず図49の線497を登録線として登録する場合の動作について説明する。図51は登録手順を示すフローチャートである。
車輛が図49の点494に来たとき図48Aの始点登録スイッチ471を押す。(S511)これによって表示画面28は図48Bの29に変わる(S514)。
【0177】
次に車が図49の点495に来たとき(この間車輛がどこかに寄道したか否かは問題ではない)、図48の終点登録スイッチ481を押す(S516)。以上によってまず登録位置2つが記憶され演算によつてこの2点を結ぶ線として登録される。
【0178】
そして表示画面は再び図48Aのように戻る(S518)。このような動作を繰り返して複数の線を登録することができる。終点登録スイッチ491を押した後メッセージを登録し、すぐに続けて次の始点登録スイッチ471を押すことを繰り返していけば長く続く線として登録することもできる。
以上のようにして登録される始点と終点から得られるルート函数f(x)には実施例3に示したと同じ手順に
よって音声メッセージデータを登録することができる。
【0179】
このようにして登録したデータはルートメッセージ記憶手段924に記憶される。図50はルートメッセージ記憶手段924の構成例を示すものである。
図50中の線の欄に記載の関数f(x,y)は
【0180】
【数1】
Figure 0003681665
【0181】
で表わされる直線であって、始点と終点とを結ぶ線である。これを仮にルートと呼ぶ。ルートは図49の線497と一致していることは言うまでもない。以後、線497はルート497と言う。
次にこのようにして登録したルート497と音声メッセージS1の再生手順について説明する。
図49に於いて自車の位置490が、事前に音声メッセージを登録してあるルート関数f(x,y)の線上のどこかに一致したとき、交差監視手段925は一致したことを表す信号を発信する。交差監視手段925は、現在位置データが更新されるたびに記憶している全てのルートの一つ一つと、交差していないかを調べる。
【0182】
以上のように第14の発明は、2点とこの点をつなぐ直線を一つの目標地点として登録することができるので、長い又は広大な面積の目標物を設定することができ、点でしか登録できなかった場合に比べ、目標に到達していながら気が付かずに通過してしまうような不具合をなくすことができる。
【0183】
この実施例の説明では、この発明を実施例3のナビゲーション装置に適用する場合について説明したが、実施例1〜13のナビゲーション装置に適用することが可能であることは明らかである。
【0184】
実施例15.
第15の発明を実施例3のナビゲーション装置に適用した例について説明する。
図52は第15の発明を用いたナビゲーション装置のブロック図であって、926は複数距離監視手段、927は距離メッセージ付加手段である。
【0185】
まず複数距離監視手段926の動作について説明する。複数距離監視手段926は、その内部にあらかじめ設定された複数の距離データを有している。これを例えばL1 ,L2 ,L3 とする。例えばL1 は50m,L2 は300m、L3 は1Kmであるとする。この値はあらかじめ好みの値を入力できるものとする。ここでL1 <L2 <L3 の関係がある。
【0186】
図53は、複数距離監視手段926と距離メッセージ付加手段927の動作を説明するフローチャート、図54は距離メッセージ付加手段927による距離メッセージの付加の例を説明する図である。
【0187】
図54において541と542は登録された音声メッセージの一例であり、音声メッセージS1 を例にとっている。L1 ,L2 ,L3 はそれぞれ図53の付加メッセージL1 出力(ステップS533),付加メッセージL2 出力(ステップS535),付加メッセージL3 出力(ステップS537)に対応している。
【0188】
例えば図53で、付加メッセージL2 出力があったとき(S525)には図54の音声メッセージ543が音声メッセージ541に付加されて出力される。
図53のフローでは、かならず距離L1 ,L2 ,L3 の小さい値から比較を開始する。
【0189】
これによってオペレータは、特に画面を見ることをしなくても、運転を続けつつ、ナビゲーション情報を入手でき、同一地点に関する複数回のメッセージにより、目標地点と自車との位置関係及び自車のその地点への接近の度合を確実に認識することができる。
この発明は実施例3以外に実施例2〜実施例14の他の発明と組合わせて使用することができる。
【0190】
実施例16.
第16の発明は第1の発明と第3の発明とを同時に実施し、かつ登録地点へのメッセージ又はマークの登録にさいして登録地点に応じて、第1の発明か、第3の発明か、いずれか一方のみを用いることができるようにしたものである。
第16の発明の必要性について説明する。第1の発明も第3の発明もマークあるいは音声メッセージの指定無しに、とにかく現在地点を登録することが可能であるが、しかし登録した地点をナビゲーション情報として活用するには、その後で、マークの登録又は音声メッセージの登録が必要である。
【0191】
全ての地点の登録にマークを用いれば、前述したごとくオペレータは画面をみなければ情報の入手が出来ないと言う欠点がある。一方全ての地点の登録に音声メッセージを用いた場合、この情報は現在地と一致、あるいは所定の距離に接近した場合にのみ入手でき、例えば画面のすみに登録地点が含まれていても距離が大きければ何も表示あるいは出力されないので、画面に表示された範囲にまで接近したことを認識する事が出来ない。又、同乗者に聞かれたくない目標地点も当然存在する。
【0192】
そこで登録した現在地点(複数)に対してマーク又は音声メッセージのいずれか片方のみを選択して登録できるようにするのである。
図55は第16の発明を用いたナビゲーション装置のブロック図である。登録記憶手段109内には位置マーク記憶手段905と、位置メッセージ記憶手段911の両方が設けられている。
【0193】
位置マーク記憶手段905は図1に、また位置メッセージ記憶手段911は図15に示すものと同じものである。
図56は図55のナビゲーション装置の登録作業の流れを説明するためのフロー図である。図56に於いて現在地点を地点登録する手順は実施例1又は実施例3と全く同様である。
図56中のステップS50〜S53は図5の同番号のステップと同じであり、又ステップS182〜S184は図18の同番号のステップと同じであるので説明は省略する。
【0194】
ステップS561でマーク又は音声メッセージの登録スイッチ304(図3又は図10又は図17)が押されるとステップS182〜S184を経たのち、ステップS562でマーク選択メニューと音声メッセージメニューとが同時に表示される。この表示例を図57に示す。そしてS563でこのマーク又は音声メッセージのどれか1つを選択することでこの地点の表示がマークで行われるか、あるいは表示なしで音声メッセージのみが出力されるかが決定される。
【0195】
図57のメニュー選択カーソル571は音声メッセージメニューか、マークメニューかいずれか一方にしか存在しない。そしてメニューの選択を行った後セットスイッチ303を押せば(ステップS563)登録が行われる。
【0196】
図58に登録記憶手段109内に設けられた2つの記憶手段、位置マーク記憶手段905と位置メッセージ記憶手段911との関係を示す。
図に於いて、マークM1 …と音声メッセージS1 …とは、それぞれ独立して地点座標データ(Xn ,Yn )に対応しているが、マークが登録されておればメッセージは空白となり、メッセージ登録されておればマークは空白となる。
【0197】
実施例17.
第17の発明はナビゲーション装置に用いられている表示器がテレビ受像に用いられている最中でもナビゲーション装置による目的地監視が実行され、適切な情報が出力されるようにするものである。
【0198】
図59は第17の発明によるナビゲーション装置100とテレビチューナ4液晶ディスプレイ28及び音声出力装置29との間の接続切換スイッチ593の接続状態を示す電源回路接続図で、591は電子スイッチである。
ナビゲーション装置100は実施例2から15に示す音声メッセージを出力できるものを用いている。
【0199】
592は電子スイッチ591を駆動する信号であってナビゲーション装置より出力される。駆動信号592が出力されていないときには電子スイッチ591は常にTV側に切換えられている。
593はこの装置の電源スイッチであり、ディスプレイ28と音声出力装置29とをテレビ受像に用いるか、ナビゲーション装置のために用いるかを切換える切換えスイッチを兼ねるものである。なおここでは車載装置について説明しており電源は直流電源である。
【0200】
図59から明らかであるがスイッチ593をAとしたとき全電源がOFF,Bとしたときはナビゲーション装置100は電源ONでテレビチューナ4は電源OFF、かつ液晶ディスプレイ28と音声出力装置29はナビゲーション装置100の側に接続され、全体としてナビゲーションのために用いられている。
【0201】
又、スイッチ593をCとしたときは、テレビチューナ4の電源がONとなると共にナビゲーション装置100にもダイオード594を通じて電源が供給されるので両方の装置共、作動状態となる。但し、このとき液晶ディスプレイ28と、音声出力装置29とはテレビチューナ4の側に接続されているので、地図も表示されることはない。
【0202】
スイッチ593がB(ナビゲーション装置のみ作動)の状態では実施例3の動作が特に変わることはないので説明を省略する。
スイッチ593がCの場合(テレビ受信とナビゲーション装置とが同時作動)の場合の動作フローを図60に示し以下にその動作を説明する。
ナビゲーション装置100は実施例2〜15の音声メッセージを用いるものであれば何でもよいがここでは例として、実施例3のナビゲーション装置(但し液晶ディスプレイ28と音声出力装置29とを除く)が用いられているものとする。そして一致監視手段909の一致信号出力が信号592に相当する。
【0203】
今、スイッチ593をCとしてテレビを見ているとき(この時でもナビゲーション装置100作動している)に、自車の位置が音声メッセージを登録した登録地点のどれかに一致する(ステップS605)と、一致監視手段909が一致信号592を出力する(S606)。
これによって電子スイッチ591がナビゲーション側に切換り(S607)、音声出力装置29がナビゲーション装置100に接続され同時に、音声メッセージが出力される(S608)。音声メッセージの継続時間は登録時に判っているのでメッセージの出力が終わるまで一致信号592は図示しない信号保持回路によって保持される。
【0204】
そして音声メッセージの出力が終了すると電子スイッチ591が元にもどり音声出力装置29は再びテレビチューナ4の側に切換えられ、テレビ放送の音声が再び出力される。この間液晶ディスプレイ28にはテレビ放送が写っており、地図情報やナビゲーションに関する情報等は一切表示されることはないが、オペレータにとっては音声メッセージが出力されるだけで十分である。
なお、電子スイッチ591をナビゲーション側に切換えたときテレビの音声信号を切ってしまわないでわずかに聞こえる程度に低くすることでもよい。
【0206】
【発明の効果】
この発明に係るナビゲーション装置は、登録ボタンを有し、このボタンにより登録することを指示した地点を登録地点データとして記憶する登録記憶手段と、登録記憶手段に記憶されているの登録地点データを呼び出して、別途入力されたマークデータの中からこの呼び出した登録地点に対応させる任意のマークを指定するマーク指定手段と、このマーク指定手段により任意のマークが指定された地点のデータとこれに対応するのマークとを対応させて記憶する位置マーク記憶手段と、表示中の地図範囲内に位置マーク記憶手段が記憶しているの地点のいずれかが含まれている場合は表示した地図の該当の位置にこの位置に対応するマークを表示するマーク表示手段と、別途入力した音声メッセージデータの中からマークの各々に対応させるべき音声メッセージデータを選択して登録するマーク対応メッセージ登録手段と、のマークの各々に対応するの音声メッセージデータを記憶するマークメッセージ記憶手段とこの移動体の現在位置が位置マークメッセージ記憶手段が記憶しているの地点のいずれかに一致し又は所定距離内に接近した場合に、この地点に対応したマークの各々に対応する音声メッセージを再生する音声再生手段と、音声再生手段により再生される音声メッセージについて、同じ位置での音声メッセージの再生を続けては行わない重複再生禁止手段とを備えたものであるので、登録地点のマークに応じた音声メッセージを、該地点又は該地点の所定距離内で再生することができ簡単に登録地点のマークに応じた音声メッセージを再生させることができるとともに重複して音声メッセージを再生することを防止できる。
【0207】
また、登録ボタンを有し、このボタンにより登録することを指示した地点の位置データを登録地点データとして順次記憶する登録記憶手段と、登録記憶手段に記憶されているの登録地点データを呼び出して、別途入力した音声メッセージデータの中からこの呼び出した登録地点に対応させる音声メッセージデータを選択して登録する位置対応メッセージ登録手段と、この位置対応メッセージ登録手段により登録された音声メッセージとこれに対応するの位置データとを対応させて記憶する位置メッセージ記憶手段と、この移動体の現在位置が位置メッセージ記憶手段が記憶している地点のいずれかに一致し又は所定距離内に接近した場合にこの地点に対応する音声メッセージを再生する音声再生手段と、音声再生手段により再生される音声メッセージについて、同じ位置での音声メッセージの再生を続けては行わない重複再生禁止手段とを備えたものであるので、登録ボタンを用いて、指示した時点における地点を登録地点データとして登録し、さらに、この登録地点に対応する音声メッセージを、該地点又は該地点の所定距離内で再生することができ使用者は簡単に登録地点を登録し、さらに、音声メッセージを再生させることができるとともに重複して音声メッセージを再生することを防止できる。
【0209】
また、音声再生手段により音声メッセージの再生を行った後、一定時間の間は同じ地点での再生を行わせることを禁止するくり返し再生禁止手段を有するものであるので、重複して音声メッセージを再生することを防止でき、音声メッセージが煩雑になることを防止できる。
【0210】
また、音声メッセージの再生を行った後この移動体が一旦この登録地点から所定距離以上離れることによって同じ位置での次の再生を可能とする同地点再生条件手段を有するものであるので、必要な音声メッセージは再生させることができる。
【0211】
また、所定距離以内に既登録地点がある場合は地点登録が新たに行なわれることを禁止する近接登録禁止手段を設けたものであるので、近接した地点に重複して地点登録されることを防止することができ登録された地点同士が紛らわしくなることなく、また、同一の地点を誤って重複して登録することを防止できる。
【0214】
また、登録記憶手段に記憶されている始点と終点を呼び出してこの始点と終点を結ぶ直線の函数を算出し、また別途入力した音声メッセージデータの中からこの函数に対応させる音声メッセージデータを選択して登録する位置対応メッセージ登録手段と、こうして登録された函数とこれに対応するの音声メッセージとを記憶するメッセージ記憶手段と、この移動体の現在位置がメッセージ記憶手段が記憶しているの線を示す函数上のどこかに一致した場合に信号を発する交差監視手段と、この信号が出力されたときこの函数に対応する音声メッセージを再生する音声再生手段とを備えたものであるので、登録された始点と終点とを結ぶ直線上で、音声メッセージを再生することができるので、広がりをもった地域などに対する音声メッセージを再生させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1のナビゲーション装置のブロック図である。
【図2】 図1のナビゲーション装置のハードウェア構成図である。
【図3】 図2のナビゲーション装置の入力スイッチの例である。
【図4】 図1のナビゲーション装置の位置マーク記憶手段の構成内容を示す図である
【図5】 図1のナビゲーション装置の動作フローチャートである。
【図6】 図1のナビゲーション装置の登録地点リスト画面の図である。
【図7】 図1のナビゲーション装置のマーク選択メニュー画面の図である。
【図8】 実施例2のナビゲーション装置のブロック図である。
【図9】 図8のナビゲーション装置のハードウェア構成図である
【図10】 図9のナビゲーション装置の入力スイッチの例である。
【図11】 図8のナビゲーション装置の音声メッセージ登録動作フローチャートである
【図12】 図8のナビゲーション装置の音声メッセージ登録画面の例である。
【図13】 図8のナビゲーション装置の記憶手段の構成を示す図である。
【図14】 図8のナビゲーション装置の音声再生動作を説明するフローチャートである。
【図15】 実施例3のナビゲーション装置のブロック図である。
【図16】 図15のナビゲーション装置のハードウェア構成図である
【図17】 図15のナビゲーション装置の入力スイッチの例である。
【図18】 図15のナビゲーション装置の音声メッセージ登録動作フローチャートである。
【図19】 図15のナビゲーション装置の記憶手段の構成を示す図である。
【図20】 図15のナビゲーション装置の音声メッセージ選択メニュー画面の図である。
【図21】 実施例4のナビゲーション装置のブロック図である。
【図22】 図21のナビゲーション装置の音声再生動作を説明するフローチャートである。
【図23】 実施例5のナビゲーション装置のブロック図である。
【図24】 図23のナビゲーシヨン装置の位置メッセージ記憶手段の構成を示す図である。
【図25】 図23のナビゲーシヨン装置の登録操作画面の図である。
【図26】 図23のナビゲーシヨン装置の地点対応距離メッセージ登録手段の動作フローチャートである。
【図27】 図23のナビゲーション装置の音声再生動作を説明するフローチャートである。
【図28】 実施例6のナビゲーション装置のブロック図である。
【図29】 図28のナビゲーション装置の重複再生禁止手段の動作フローチャートである。
【図30】 実施例7のナビゲーション装置のブロック図である。
【図31】 図30のナビゲーション装置の繰り返し再生禁止手段の動作フローチャートである。
【図32】 実施例8のナビゲーション装置のブロック図である。
【図33】 図32のナビゲーション装置の動作フローチャートである。
【図34】 実施例9のナビゲーション装置のブロック図である。
【図35】 図34のナビゲーション装置の登録動作フローチャートである。
【図36】 実施例10のナビゲーション装置のブロック図である。
【図37】 図36のナビゲーション装置のハードウェア構成図である。
【図38】 図36のナビゲーション装置の音声メッセージ登録手順フローチャートであるる。
【図39】 図36のナビゲーション装置の音声メッセージメニュー画面の図である。
【図40】 実施例11のナビゲーション装置のブロック図である。
【図41】 図40のナビゲーション装置の経由地選択のフローチャート図である。
【図42】 図40のナビゲーション装置の登録地点リスト画面である。
【図43】 実施例12のナビゲーション装置の登録スイッチの取付を示す図である。
【図44】 第12の発明の他の実施例を示す図である。
【図45】 実施例13のナビゲーション装置の登録地点リスト画面である。
【図46】 実施例14のナビゲーション装置のブロック図である。
【図47】 図46のナビゲーション装置のブロック図である。
【図48】 図46のナビゲーション装置の登録画面を示す図である。
【図49】 図46のナビゲーション装置の動作を説明する為の道路地図である。
【図50】 図46のナビゲーション装置の登録手順説明フローチャートである。
【図51】 図46のナビゲーション装置のルートメッセージ記憶手段の構成図である。
【図52】 実施例15のナビゲーション装置のブロック図である。
【図53】 図52のナビゲーション装置の動作フローチャートである。
【図54】 図52のナビゲーション装置のメツセージ附加状態説明図である。
【図55】 実施例16のナビゲーション装置のブロック図である。
【図56】 図55のナビゲーション装置の登録動作フローチャートである。
【図57】 図55のナビゲーション装置のメニュー選択画面を示す図である。
【図58】 図55のナビゲーション装置の記憶手段の構造を示す図である。
【図59】 実施例17の電源回路のブロック図である。
【図60】 図59のナビゲーション装置の電源回路の動作フローチャートである。
【図61】 従来のナビゲーション装置のブロック図である。
【図62】 図61のナビゲーション装置の登録動作のフローチャートである。
【図63】 図61のナビゲーション装置の表示動作のフローチャートである。
【図64】 従来のナビゲーション装置の電源接続図である。
【符号の説明】
1 地図データ記憶手段
102 現在位置検出手段
103 マーク指定手段
107 表示手段
111 音声再生手段
300 登録ボタン
461 オプション表示手段
591 電子スイッチ
593 電源回路
905 位置マーク記憶手段
906 マーク表示手段
907 位置対応メッセージ登録手段
908 マークメッセージ記憶手段
909 一致監視手段
911 位置メッセージ記憶手段
912 距離監視手段
913 地点対応メッセージ・距離登録手段
914 位置メッセージ距離記憶手段
915 重複再生禁止手段
916 繰り返し再生禁止手段
917 同地点再生条件手段
918 近接登録禁止手段
919 メッセージ音声登録手段
920 経由地点選定記憶手段
921 経由地点表示再生手段
924 ルートメッセージ記憶手段
925 交差監視手段
926 複数距離監視手段
927 距離メッセージ附加手段
928 現在地登録記憶手段

Claims (6)

  1. 地図データを記憶する地図データ記憶手段と、移動体の現在位置を検出して現在位置データを出力する現在位置検出手段と、前記地図データを用いて地図を表示するとともに、この表示地図上に前記現在位置データをもとに現在位置を表示する表示手段とを備えたナビゲーション装置において、
    登録ボタンを有し、このボタンにより登録することを指示した地点を登録地点データとして記憶する登録記憶手段と、前記登録記憶手段に記憶されている前記の登録地点データを呼び出して、別途入力されたマークデータの中からこの呼び出した登録地点に対応させる任意のマークを指定するマーク指定手段と、このマーク指定手段により任意のマークが指定された前記地点のデータとこれに対応する前記のマークとを対応させて記憶する位置マーク記憶手段と、表示中の地図範囲内に前記位置マーク記憶手段が記憶している前記の地点のいずれかが含まれている場合は前記表示した地図の該当の位置にこの位置に対応する前記マークを表示するマーク表示手段と、別途入力した音声メッセージデータの中から前記マークの各々に対応させるべき音声メッセージデータを選択して登録するマーク対応メッセージ登録手段と、
    前記のマークの各々に対応する前記の音声メッセージデータを記憶するマークメッセージ記憶手段とこの移動体の現在位置が前記位置マークメッセージ記憶手段が記憶している前記の地点のいずれかに一致し又は所定距離内に接近した場合に、この地点に対応した前記マークの各々に対応する前記音声メッセージを再生する音声再生手段と、前記音声再生手段により再生される音声メッセージについて、同じ位置での音声メッセージの再生を続けては行わない重複再生禁止手段とを備えたことを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 地図データを記憶する地図データ記憶手段と、移動体の現在位置を検出して現在位置データを出力する現在位置検出手段と、前記地図データを用いて地図を表示するとともに、この表示地図上に前記現在位置データをもとに現在位置を表示する表示手段とを備えたナビゲーション装置において、
    登録ボタンを有し、このボタンにより登録することを指示した地点の位置データを登録地点データとして順次記憶する登録記憶手段と、前記登録記憶手段に記憶されている前記の登録地点データを呼び出して、別途入力した音声メッセージデータの中からこの呼び出した登録地点に対応させる音声メッセージデータを選択して登録する位置対応メッセージ登録手段と、
    この位置対応メッセージ登録手段により登録された音声メッセージとこれに対応する前記の位置データとを対応させて記憶する位置メッセージ記憶手段と、
    この移動体の現在位置が前記位置メッセージ記憶手段が記憶している地点のいずれかに一致し又は所定距離内に接近した場合にこの地点に対応する前記音声メッセージを再生する音声再生手段と、前記音声再生手段により再生される音声メッセージについて、同じ位置での音声メッセージの再生を続けては行わない重複再生禁止手段とを備えたことを特徴とするナビゲーション装置。
  3. 音声再生手段により音声メッセージの再生を行った後、一定時間の間は同じ地点での再生を行わせることを禁止するくり返し再生禁止手段を有することを特徴とする請求項1または請求項記載のナビゲーション装置。
  4. 音声メッセージの再生を行った後この移動体が一旦この登録地点から所定距離以上離れることによって同じ位置での次の再生を可能とする同地点再生条件手段を有することを特徴とする請求項ないし請求項3のいずれかに記載のナビゲーション装置。
  5. 所定距離以内に既登録地点がある場合は地点登録が新たに行なわれることを禁止する近接登録禁止手段を設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のナビゲーション装置。
  6. 地図データを記憶する地図データ記憶手段と、移動体の現在位置を検出して現在位置データを出力する現在位置検出手段と、前記地図データを用いて地図を表示するとともにこの表示地図上に前記現在位置データをもとに現在位置を表示する表示手段とを備えたナビゲーション装置において、
    記憶手段に記憶されている始点と終点を呼び出してこの始点と終点を結ぶ直線の函数を算出し、また別途入力した音声メッセージデータの中からこの函数に対応させる音声メッセージデータを選択して登録する位置対応メッセージ登録手段と、こうして登録された函数とこれに対応する上記の音声メッセージとを記憶するメッセージ記憶手段と、
    この移動体の現在位置が前記メッセージ記憶手段が記憶している上記の線を示す函数上のどこかに一致した場合に信号を発する交差監視手段と、この信号が出力されたときこの函数に対応する前記音声メッセージを再生する音声再生手段とを備えたことを特徴とするナビゲーション装置。
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