JP3293259B2 - ナビゲーション装置 - Google Patents

ナビゲーション装置

Info

Publication number
JP3293259B2
JP3293259B2 JP22111093A JP22111093A JP3293259B2 JP 3293259 B2 JP3293259 B2 JP 3293259B2 JP 22111093 A JP22111093 A JP 22111093A JP 22111093 A JP22111093 A JP 22111093A JP 3293259 B2 JP3293259 B2 JP 3293259B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
point
registration
data
mark
registered
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP22111093A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0771972A (ja
Inventor
正子 太田
一浩 横内
久嗣 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP22111093A priority Critical patent/JP3293259B2/ja
Publication of JPH0771972A publication Critical patent/JPH0771972A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3293259B2 publication Critical patent/JP3293259B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Instructional Devices (AREA)
  • Navigation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車や船舶などの移動
体に積載し、画面に地図を表示しこの地図上の任意の地
点に所定のマークなどのナビゲーション情報を登録し、
移動体の移動に伴ってナビゲーション情報を提供するナ
ビゲーション装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のナビゲーション装置とし
ては、特開平1−162111号公報に開示されている
ものがある。図61は前記公報に示されているものと類
似のナビゲーション装置の構成を示す構成図、又、図6
2はその動作の内、特に登録動作のフローチャート、図
63は表示モードにおける動作のフローチャートであ
る。
【0003】図61において、地図データ記憶手段1
は、予め地図情報を記憶するもので、たとえば半導体メ
モリやフロッピィディスク装置、CD−ROM装置など
によって構成される。制御装置2は、CPU,ROM,
RAM等を含むたとえばマイクロコンピュータによって
構成され、主としてマークの登録および表示装置3の表
示制御を行なう。表示装置3は、たとえばCRTディス
プレイや液晶ディスプレイによって構成され、制御装置
2からの表示データあるいはTVチューナ4からのテレ
ビジョン信号を表示する。すなわち、表示装置3は、ナ
ビゲーションシステムを作動させているときは制御装置
2からの表示データを表示し、テレビチューナ4を作動
させているときはTVチューナ4からのテレビジョン信
号を表示する。
【0004】また、制御装置2には、自動車現在位置検
出装置5が接続される。この自動車現在位置検出装置5
は、車輪センサ(自動車の車輪の回転数および回転方向
を検出するセンサ)6の出力と方位センサ(自動車の進
行方位を検出するセンサ)7の出力とに基づいて、ある
いは、人工衛星から発射される方位電波をアンテナ8で
受けて自動車の現在位置を算出するなどにより自動車の
現在位置を検出するもので、たとえば演算回路を含んで
構成される。
【0005】さらに、制御装置2には、制御装置2に種
々の指示を与えるためのスイッチパネル9が接続され
る。このスイッチパネル9には、操作に必要な各種のス
イッチが設けられる。拡大スイッチ9aおよび縮小スイ
ッチ9bは、それぞれ表示装置3に表示された地図の拡
大表示および縮小表示を指示するためのスイッチであ
る。図61においてナビゲーションシステムとはTVチ
ューナ4以外の部分を言う。但しテレビ受信には表示装
置3も必要であり、表示装置3は両方の装置に共用され
ている。
【0006】以下、図62を参照して、図61のナビゲ
ーション装置の登録動作について説明する。この登録モ
ードは、表示装置3に表示された地図上の任意の位置に
所望のマークを登録するためのモードであり、登録モー
ドスイッチ9fのオンによって開始される。まず、自動
車の現在位置を中心に表示装置3に地図が表示される
(ステップS1)。すなわち、自動車現在位置検出装置
5から自動車の現在位置データが取込まれ、この自動車
の現在位置に対応するエリアの地図情報が地図データ記
憶手段1から読出されて表示装置3に表示される。
【0007】このとき、表示装置3の画面中心には十字
状のカーソルが表示される。したがって、当初は、この
十字状のカーソルが自動車の現在位置を表わしているこ
とになる。次に、登録したい位置を指定するわけである
が、表示された地図を拡大したい場合は拡大スイッチ9
aをオンし、縮小したい場合は縮小スイッチ9bをオン
する。また、表示された地図を移動させたい場合はスク
ロールスイッチ9cをオンする。これらの操作に応じ
て、制御装置2は所定の動作を行なう。すなわち、拡大
スイッチ9aのオンを判断すると(ステップS2)、表
示装置3における表示画面の中心部付近を拡大表示する
(ステップS3)。また、縮小スイッチ9bのオンが判
断されると(ステップS4)、画面中心を変えることな
くより広範囲の地図を表示する(ステップS5)。
【0008】これらステップS3およびS5における動
作は、地図データ記憶手段1から読出す地図情報のエリ
アを変えることによって実現し得る。また、スクロール
スイッチ9cのオンが判断されると(ステップS6)、
スクロールスイッチ9cの操作に応じて表示装置3の表
示画面を移動させる(ステップS7)。これら拡大スイ
ッチ9a,縮小スイッチ9b,スクロールスイッチ9c
の操作は、登録したい位置が表示装置3の画面中心、す
なわち十字状のカーソルが表示された位置に来るまで行
なわれる。
【0009】登録したい位置が表示装置3の表示画面の
中心に来ると、ユーザはマーク選択スイッチ9dのいず
れかをオンして所望のマークを選択する。このマーク選
択スイッチ9dのオンが判断されると(ステップS
8)、選択されたマークが制御装置2の内部に設けられ
た記憶手段(RAM等)に記憶される(ステップS
9)。続いて、ユーザがマーク設定スイッチ9eをオン
すると、それがステップS10で判断され、十字状のカ
ーソルの位置すなわち画面中心に選択されたマークが表
示されるとともに、そのマークが表示されている地図上
の座標位置が制御装置2内の前記記憶手段に記憶される
(ステップS11)。以上の動作が登録モードスイッチ
9fがオフされるまで続けられる。したがって、1回の
登録モードで、複数の位置を登録することができる。
【0010】次に、図63を参照して、表示モードにお
ける動作を説明する。この表示モードにおいては、まず
自動車の位置を中心にして表示装置3に地図が表示され
る(ステップS21)、次に、前記登録モードでマーク
が登録されているか否かが判断される(ステップS2
2)。マークが登録されていれば、続いてそのマークが
登録された座標位置が表示装置3に現在表示中の地図の
エリア内に存在するか否かが判断される(ステップS2
3)。マークの登録された座標位置が現在表示中のエリ
ア内に存在すれば、該当の位置に登録されたマークを表
示する(ステップS24)。
【0011】以上のように、地図データ記憶手段から読
出した地図情報を表示手段上に表示するとともに、車両
の現在位置検出手段で検出された現在位置を、地図上の
対応する位置に表示し、その表示された地図上で、任意
の位置を指定し、その指定された地点に対応する所望の
マークを付けて登録しておき、表示中の地図上にこの登
録地点が存在する場合は、その該当マークを対応する位
置に表示するようにしたものである。
【0012】図64に従来の車載用ナビゲーション装置
の電源接続図を示す。11はナビゲーション装置の内液
晶ディスプレイ28と音声出力装置29と電源回路以外
の部分のナビゲーション部である。スイッチ10は3極
3投(3回路3接点)の連動スイッチで、位置AはOF
F、位置Bはナビゲーション部11のみがON、位置C
はテレビチューナ4のみがONである。液晶ディスプレ
イ28と音声出力装置29とはスイッチ10の位置がB
の時、共にナビゲーション部に接続され、位置がCの
時、共にテレビチューナに接続される。従って、テレビ
受像中にナビゲーション部を利用することは不可能なシ
ステムになつている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のナビゲ
ーション装置では、以下のような問題が生じる。 (1)マークの選択を行わなければ任意の地点を登録す
ることができないので、登録作業が複雑となり、結果と
して車輛が走行中に運転者がこのような操作を行うこと
は不可能であり、どこかで停車してから改めて地点登録
を行わなければならない。この間に走行する距離が大き
いあるいは時間がたつと、登録地点を忘れてしまうこと
などがあり不便である。
【0014】(2)表示モードに於ては、基本的に地図
を画面に表示するものであるため、運転者が、本装置を
利用する上では、前方から目をはなして画面を見なけれ
ば何の情報も入手できず、運転の安全上好ましいとは言
い難いと言う問題があった
【0015】(3)又、運転中は、前方の注視をおろそ
かにすることができないため、画面をしばしば見る事は
できず、たとえ目標地点が表示されていても、通過して
しまうまで気が付かない事があるという問題点があっ
た。
【0016】(4)又、目標地点へ接近した事をこの装
置から運転者が知る場合、現実の道路では、使用してい
る道路事情によって、知るべき地点が異なっている必要
がある。例えば高速道路の場合、目標地点の出口に達す
る相当前に知らなければ、出口から出る準備(車線変更
等)が出来ないが、一般道路であれば目標点真近でも十
分である、と言う事情があるが、従来のナビゲーション
装置は、このような道路事情の差には全く対応できない
ため適切なタイミングで情報が得られないと言う問題点
があった。
【0017】(5)又、登録された1つの地点をくり返
し通行するとき、登録済みの同じ表示はいつも表示され
ている。即ち同じナビゲーション情報が繰り返し出力さ
れて、かえってわずらわしいと言う問題があった。
【0018】(6)又、きわめて接近した複数の地点を
目標地点として登録できるので、情報として表示された
とき情報が混み入ってわかりにくいものとなってしまう
場合があった。
【0019】(7)又、目標地点を表示するために用い
られるマークは、あらかじめ登録したものの内から選ぶ
事しかできず、又、任意のものを登録する場合でもマー
クの作成、入力は素人には容易でないため、ユーザが使
用できるマークの種類即ちナビゲーション情報の種類に
制約があると言う問題があった。
【0020】(8)又、登録した地点の内の特定の地点
を目標として走行する場合、その走行経路の近くに他の
目的のための目標として登録した地点、即ち、今の走行
上関係がない地点が多数表示されると、ナビゲーション
情報として利用する場合にわかりにくいと言う問題があ
った。
【0021】(9)又、登録に際しては手でスイッチパ
ネル9を操作する必要があるが、ナビゲーション装置
は、車輛内の操向ハンドルから離れた位置に設置せざる
を得ないため、ハンドルから、手と目を離して操作しな
ければならず危険であるという問題があった。
【0022】(10)又、目標地点が一定の長さの線
(例えば道路)又は、面で表わされるもの、例えば複数
の入場口を有する大きい球技場等である場合も、従来の
登録方法ではどこかの点を選んで登録するしか方法がな
く、そのように登録した場合他の入口に到達しているの
に未到着であると錯覚し易く利用上不便であると言う問
題があった。
【0023】(11)又、ナビゲーション情報として重
要な「目標地点へ接近する速さ」は、画面を見続けてお
ればわかるとは言うものの、運転しながら画面を見続け
ることは実際には出来ないので、目標に接近して行く速
さをナビゲーション情報として得ることは実際には出来
なかった。
【0024】(12)そして、当然の事として、例えば
同乗者が表示装置を用いてテレビを観賞しているときは
ナビゲーション装置を利用することは出来ないという問
題点があった。
【0025】この発明は、前記の課題(1)を解消する
ためになされたもので、マークを選定あるいは登録しな
くても地点の登録が可能であり、登録操作が簡単で、運
転中でも登録できるナビゲーション装置を得ようとする
ものである。
【0026】この発明は、前記の課題(1)(2)およ
び(3)を解消するためになされたもので、マークを選
定あるいは登録しなくても地点の登録が可能即ち簡単で
あり、且つ、操作者が画面を見なくてもナビゲーション
情報を得ることができるので安全であり、かつ、画面の
見落としによる情報漏れが生じることがないナビゲーシ
ョン装置を得ようとするものである。
【0027】この発明は、それぞれが前記の課題(1)
(2)(3)および(4)を解消するためになされたも
ので、マークを選定あるいは登録しなくても地点の登録
が可能であり、且つ、操作者が画面を見なくてもナビゲ
ーション情報を得ることができるので安全であり、か
つ、画面の見落としによる情報漏れが生じることがな
く、さらに道路事情に合った適切なタイミングで情報を
得ることができるナビゲーション装置を得ようとするも
のである。
【0028】この発明は、前記の課題(1)(2)およ
び(8)を解消するためになされたもので、マークを選
定あるいは登録しなくても地点の登録が可能であり、且
つ、操作者が画面を見なくてもナビゲーション情報を得
ることができるので安全であり、さらに登録した地点の
中から経由地点として選択した地点のみのナビゲーショ
ン情報を出力することにより、無駄な情報の出力を減ら
して効率のよい情報入手が可能なナビゲーション装置を
得ようとするものである。
【0029】この発明は、マークや音声メッセージの選
定をより確実に間違いなく行わせるためになされたもの
である。
【0030】
【課題を解決するための手段】この発明に係るナビゲー
ション装置は、地図データを記憶する地図データ記憶手
段と、移動体の現在位置を検出して現在位置データを出
力する現在位置検出手段と、地図データを用いて地図を
表示するとともに、この表示地図上に現在位置データを
もとに現在位置を表示する表示手段とを備えたナビゲー
ション装置において、この移動体の現在位置を登録する
登録ボタンを有し、このボタンにより登録することを指
示した時点におけるその地点での位置データを登録地点
データとして順次記憶する現在地登録記憶手段と、現在
地登録記憶手段に記憶されている録地点データに対応
するマークを記憶する位置マーク記憶手段と、表示した
地図の該当の位置に、この位置に対応するマークを表示
するマーク表示手段と、使用者が表示手段に現在地登録
記憶手段に記憶されている登録地点データより登録 地点
を選択し、該選択された登録地点に複数のマークから任
意のマークを選択することにより、位置マーク記憶手段
に登録地点に対応するマークを記憶させるマーク登録操
作可能な手段とを備え、使用者が登録ボタンを操作した
際に、マーク登録操作を行うことなく、現在地登録記憶
手段に登録地点データを記憶可能なこととしたものであ
【0031】また、別途入力した音声メッセージデータ
の中からマークの各々に対応させるべき音声メッセージ
データを選択して登録するマーク対応メッセージ登録手
段と、マークの各々に対応する前記音声メッセージデー
タを記憶するマークメッセージ記憶手段と、移動体の現
在位置がマーク対応メッセージ登録手段に登録されてい
る登録地点のいずれかに一致し又は所定距離内に接近し
た場合に、この地点に対応した前記マークの各々に対応
する前記音声メッセージを再生する音声再生手段とを備
えたものである
【0032】また、登録記憶手段に記憶されている登録
地点データを呼び出して、別途入力した音声メッセージ
データの中からこの呼び出した登録地点に対応させる音
声メッセージデータを選択して登録する位置対応メッセ
ージ登録手段と、この位置対応メッセージ登録手段によ
り登録された音声メッセージとこれに対応する前記の位
置データとを対応させて記憶する位置メッセージ記憶手
段と、この移動体の現在位置が前記位置メッセージ記憶
手段が記憶している地点のいずれかに一致し又は所定距
離内に接近した場合にこの地点に対応する前記音声メッ
セージを再生する音声再生手段とを備えたものである
【0033】また、地点に対応するマークとを記憶する
位置マーク記憶手段の記憶データから、任意の複数地点
を経由地点として選定して記憶する経由地点選定記憶手
段を有し、この選定した経由地点について位置マーク記
憶手段からデータを読みだしてマークの表示の再生を行
う経由地点表示再生手段を有するものである。
【0034】また、地図データを記憶する地図データ記
憶手段と、移動体の現在位置を検出して現在位置データ
を出力する現在位置検出手段と地図データを用いて地図
を表示するとともにこの表示地図上に現在位置データを
もとに現在位置を表示する表示手段と、登録ボタンによ
り登録することを指示した地点の位置データを登録地点
データとして順次記憶する登録記憶手段と、登録記憶手
段に記憶されている地点を読みだして表示する時に、各
地点毎にその地点の緯度経度又は所番地又は地点の標高
をつけ加えて表示するオプション表示手段とを備えたも
のである。
【0035】
【作用】この発明に係るナビゲーション装置は、この移
動体の現在位置を登録する登録ボタンを有し、このボタ
ンにより登録することを指示した時点におけるその地点
での位置データを登録地点データとして順次記憶する現
在地登録記憶手段と、現在地登録記憶手段に記憶されて
る登録地点データに対応するマークを記憶する位置マ
ーク記憶手段と、表示した地図の該当の位置に、この位
置に対応するマークを表示するマーク表示手段と、使用
者が表示手段に現在地登録記憶手段に記憶されている登
録地点データより登録地点を選択し、該選択された登録
地点に複数のマークから任意のマークを選択することに
より、位置マーク記憶手段に登録地点に対応するマーク
を記憶させるマーク登録操作可能な手段とを備え、使用
者が登録ボタンを操作した際に、マーク登録操作を行う
ことなく、現在地登録記憶手段に登録地点データを記憶
可能なものであるので、登録ボタンを用いて、指示した
時点における地点を、マーク登録操作を行うことなく、
登録地点データとして登録することができる。
【0036】また、別途入力した音声メッセージデータ
の中からマークの各々に対応させるべき音声メッセージ
データを選択して登録するマーク対応メッセージ登録手
段と、マークの各々に対応する前記音声メッセージデー
タを記憶するマークメッセージ記憶手段と、移動体の現
在位置がマーク対応メッセージ登録手段に登録されてい
る登録地点のいずれかに一致し又は所定距離内に接近し
た場合に、この地点に対応した前記マークの各々に対応
する前記音声メッセージを再生する音声再生手段とを備
えたものであるので、登録地点のマークに応じた音声メ
ッセージを、該地点又は該地点の所定距離内で再生する
ことができる。
【0037】また、登録記憶手段に記憶されている登録
地点データを呼び出して、別途入力した音声メッセージ
データの中からこの呼び出した登録地点に対応させる音
声メッセージデータを選択して登録する位置対応メッセ
ージ登録手段と、この位置対応メッセージ登録手段によ
り登録された音声メッセージとこれに対応する前記の位
置データとを対応させて記憶する位置メッセージ記憶手
段と、この移動体の現在位置が前記位置メッセージ記憶
手段が記憶している地点のいずれかに一致し又は所定距
離内に接近した場合にこの地点に対応する前記音声メッ
セージを再生する音声再生手段とを備えたものであるの
で、登録ボタンを用いて、指示した時点における地点を
登録地点データとして登録し、さらに、この登録地点に
対応する音声メッセージを、該地点又は該地点の所定距
離内で再生することができる。
【0038】また、地点に対応するマークを記憶する位
置マーク記憶手段の記憶データから、任意の複数地点を
経由地点として選定して記憶する経由地点選定記憶手段
を有し、この選定した経由地点について位置マーク記憶
手段からデータを読みだしてマークの表示の再生を行う
経由地点表示再生手段を有するものであるので、経由地
に対して、マークの表示を行うことができる。
【0039】また、地図データを記憶する地図データ記
憶手段と、移動体の現在位置を検出して現在位置データ
を出力する現在位置検出手段と地図データを用いて地図
を表示するとともにこの表示地図上に現在位置データを
もとに現在位置を表示する表示手段と、登録ボタンによ
り登録することを指示した地点の位置データを登録地点
データとして順次記憶する登録記憶手段と、登録記憶手
段に記憶されている地点を読みだして表示する時に、各
地点毎にその地点の緯度経度又は所番地又は地点の標高
をつけ加えて表示するオプション表示手段とを備えたも
のであるので、登録した地点を表示する際に、その地点
の緯度経度又は所番地又は地点の標高を表示させること
ができる。
【0040】
【実施例】実施例1. 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。図
1は、本発明の実施例によるナビゲーション装置のブロ
ック図である。図1において、1は道路情報を記憶する
地図データ記憶手段、102は各種センサの出力データ
より車両の現在位置を検出する現在位置検出手段、10
3は登録地点にマークを附加する等を行うためのマーク
指定手段、105は上記地図データ記憶手段1より必要
な地図データを読み出したり、上記現在位置検出手段1
02より車両の現在位置を入力したり等の、システム全
体の動作を制御するシステム制御手段であり、マイクロ
コンピュータやRAMなどにより構成されている。
【0041】106は上記システム制御手段105より
の指示に従って、道路地図、現在位置マーク、目的地マ
ーク等を表示するための表示信号を発生する表示制御手
段、107は表示制御手段106からの表示信号に従っ
て表示を行なう表示手段、108は上記マーク指定手段
103で指定された地点や内容種別の登録を制御する登
録制御手段、109は上記登録制御手段108の制御に
従って指定地点、マーク、を登録し記憶する登録記憶手
段である。
【0042】905は登録記憶手段109内に設けられ
た位置マーク記憶手段、906は表示制御手段106内
に設けられたマーク表示手段、928は登録制御手段1
08内に設けられた現在地登録記憶手段である。
【0043】図2は、図1のブロック図の理解を助ける
ため本発明の実施例によるナビゲーション装置のハード
ウェア構成の一例を示すものである。図2において、2
1は地図データ記憶手段1に対応するCD−ROMおよ
びCD−ROMドライバ、22は車両の現在位置を検出
するGPS受信機(GPSはGlobal Posit
ioning System)、23は車両の方位を検
出する方位センサ、24は車両の移動距離を検出する距
離センサであり、これらは現在位置検出手段102に対
応している。25は各種演算および装置全体の制御を行
なうコントロールユニット、26は使用者が種々の指示
を入力する入力スイッチである。
【0044】28は上記コントロールユニット25から
の表示データを表示する液晶ディスプレイである。上記
コントロールユニット25は、CPU251、ROM2
2、RAM253、表示部28の表示制御を行なう表示
制御部254、コントロールユニット25と外部との入
出力を行なうI/O255から構成されている。上記入
力スイッチ261は、液晶ディスプレイ28に設けられ
ている。コントロールユニット25は、図1のシステム
制御手段105、表示制御手段106、登録制御手段1
08、登録記憶手段109に対応している。又、入力ス
イッチ261はマーク指定手段103及び登録制御手段
108に対応している。
【0045】図3は、図2における入力スイッチ261
と液晶ディスプレイ28の例である。図3の入力スイッ
チは、液晶ディスプレイ28上に設けられ、ファンクシ
ョンスイッチ301、カーソルスイッチ302、設定ス
イッチ303、タッチスイッチ304及び現在地登録ス
イッチ300から構成されている。
【0046】図4は、登録記憶手段109内の位置マー
ク記憶手段905の構成内容を示したものであり、登録
地点とそのマークが格納されている様子を説明する図で
あって、905の記憶装置は位置とマークとが対応して
記憶される。
【0047】次に、上記構成の移動体用ナビゲーション
装置の動作について、図を参照しながら説明する。図5
は、地点登録における動作を説明するためのフローチャ
ートを示す。ステップS50〜S51において、表示手
段107に、現在位置検出手段102より取り込まれた
移動体の現在位置と、地図データ記憶手段1から読み込
まれた地図情報が表示されている。
【0048】ステップS52で図3に示す現在地登録ス
イッチ300(以下登録スイッチと言う)を押すと、ス
テップS53に進み、現在位置が登録希望地点として指
定され、現在地の位置データ(緯度、経度データ)が現
在地登録記憶手段928に一時的に記憶される。以上の
ようにして、マークの指定を行なう必要もなく、現在地
点データをとにかく登録しておくことができる。ここで
現在地点データは現在地点記憶手段928に記憶すると
したが、図4の位置マーク記憶手段905の地点座標デ
ータ欄に記憶されることでもよい。
【0049】このようにして登録した複数の地点に対
し、後から、マークを付加する。この操作について図5
のフローチャートにより説明する。前記のようにして1
箇所以上の登録地点データが記憶されている状態で、図
3のタッチスイッチ304のマークを選択すると(ステ
ップS54、以下単にS54と言う)、編集か、消去
か、リストかの選択メニューが表示される(S55)、
ここで編集を選択すると図6に示す登録地点リスト画面
が表示される(S551)。このリストからマークを付
加、あるいは変更したい登録地点をカーソルキー302
で選択する(S552)と、図7のようにマーク選択メ
ニューが表示される(S56)ので、マークを選択する
(S57)とマークの付加または変更ができる。
【0050】又、上記選択メニュー(S55)において
消去を選択すると指定したマークを持つ登録地点を登録
記憶手段109から消去することができ、リストを選択
すれば指定したマークを持つ登録地点のリストを表示す
ることができる。
【0051】最後にステップS58で設定スイッチ30
3を押せば、選択したマークが選択した登録地点に対応
して図4の位置マーク記憶手段905のM1M2・・・・
に記憶される。
【0052】表示制御手段106内のマーク表示手段9
06は、地図の表示している範囲の中に記憶している地
点座標データが含まれ、且つ、その座標データに対応し
てマークが登録されている場合には、現在表示している
地図の対応する位置に登録されているマークを表示す
る。これがマーク表示手段である。
【0053】この実施例1では、登録したい場所に移動
体がいる時にとにかく登録ボタン300さえ押せば、他
の操作をしなくてもその地点の登録が出来、この地点に
表示させたいマークなどは、後刻、どこかのパーキング
等でゆっくり登録操作を行なえばよい。地点は登録され
ていて、後に読み出されるので忘れてしまう等と言うこ
とは生じない。
【0054】実施例2. 本発明の一実施例を図8〜図14により説明する。図8
実施例2のナビゲーション装置のブロック図,図9は
そのハードウェア構成の一例である。図においてすでに
説明した図と同番号のものは同一又は相当品を示し、そ
の説明を省略する。
【0055】図8の110は後述する登録記憶手段10
9に登録記憶されている音声メッセージの出力を制御す
る音声再生制御手段、111は音声再生制御手段110
の制御に従って音声メッセージを出力する音声再生手段
である。
【0056】図9の29は音声メッセージを再生する音
声出力装置であって図8の音声再生手段111に対応し
ている。上記音声出力装置29は、デジタル信号データ
で登録された音声メッセージ信号をアナログ信号に変換
するD/Aコンバータ291と、信号を増幅するアンプ
292と、音声メッセージを出力するスピーカ293か
ら構成されている。図10は図9の入力スイッチ262
の例である。実施例1の図3に示す場合に比べ音声メッ
セージスイッチ304が追加されている。
【0057】実施例2においても、地点の登録を行うに
はまず、現在地点の登録を行う。その方法及び現在地点
登録にかかわる構成要素は実施例1の場合と何ら変わり
がないので、その説明を省略する。
【0058】実施例2においても、現在地点の登録の次
には、登録した現在地点にマークを付加するが、その方
法及びマーク付加にかかわる構成要素は実施例1の場合
と何ら変わりがないので、その説明を省略する。
【0059】実施例2では、マークの付加の後、音声メ
ッセージの登録を行う。図11は音声メッセージ登録に
おける動作を説明するためのフローチャートである。図
11のS50〜S59は実施例1の図5に示す同番号の
ステップそのものを示している。
【0060】音声メッセージの登録についてその動作を
説明する。図10において、タッチスイッチ304の音
声メッセージスイッチを選択することにより、音声メッ
セージの登録を開始することができる。図11のステッ
プS70で上記音声メッセージスイッチ304が選択さ
れたならば、ステップS71において表示手段107に
図12のように登録ズミのマークと音声メッセージの一
覧が表示されるので、次にステップS73で対応させた
い音声メッセージと対応させたいマークとを指定する。
【0061】具体的には、表示手段107に表示された
マークリスト中からマークを選んだ上で、このマークに
対応させる音声メッセージを音声メッセージリスト(図
12)からカーソル302で指定する。次にステップS
74に進み、ステップS73で指定された音声メッセー
ジを設定スイッチ303を押して登録記憶手段109に
登録する。実施例2における記憶手段109の構成を図
13に示す。ここでは2つの記憶構造を持ち、905は
実施例で説明した位置マーク記憶手段、908はマーク
に対応したメッセージを記憶するマークメッセージ記憶
手段である。
【0062】以上により、任意の地点とそのマーク、及
びマークに対応する音声メッセージが登録記憶手段10
9に登録される。音声メッセージは合成によって作成さ
れるものでも、あるいはあらかじめ音声入力して記憶装
置(図示しない)に記憶されているものでもよい。ここ
で実施例2における音声メッセージは、登録した各位置
に対応するのではなく、登録するマークの種類別に対応
している。
【0063】上記のごとく、任意の地点とそのマーク、
及びマークに対応する音声メッセージが登録されると、
実施例1と同様に表示手段107に地図情報が表示中
に、その表示エリア内に登録地点が存在する時、当該位
置に登録された内容種別マークが表示される。また、移
動体の現在位置が、登録地点に一致した時、当該内容種
別マークに対応する音声メッセージが音声再生手段11
1により再生される。これを更にくわしく説明する。
【0064】図14は、音声メッセージ再生における動
作を説明するためのフローチャートである。地図と現在
地及び、表示している地図エリア内に登録されている登
録地点のマークが表示されている(S140)。これは
図5のS50ないしS51と同様である。そして、ナビ
ゲーション装置を積載した車輛が移動して現在地データ
が更新されると(S141)、その都度ステップS14
2で登録地点データが順次読出されて、S143で現在
地データと登録地点データとが順次比較される。
【0065】ステップS144で現在位置検出手段10
2で検出された移動体の現在位置データが、登録記憶手
段109に登録された登録地点の位置データと一致した
か否かを音声再生制御手段110内に設けた一致監視手
段909が判断し、一致したと判断されればステップS
145に進み、一致していないと判断されればステップ
S141〜S144を繰り返す。
【0066】なお、現在地が登録地点に一致したと言う
ことは現在地の地点座標を(XM ,YM )とするときX
M −Xn =0,YM −Yn =0(但しXn ,Yn は記憶
手段905に記憶されている登録地点データ)が共に成
立することである。
【0067】S145では現在地と一致した登録地点の
マークに対応した音声メッセージデータが読出される。
読出された音声メッセージデータはS146で音声再生
手段111から音声再生される。
【0068】実施例2でもマークの指定等の操作なし
に、現在地点の登録が可能であり、後刻、この登録した
地点にマークと音声メッセージとを同時に付加すること
ができ、かつ、登録するマークの種類に対応させて音声
メッセージをあらかじめ登録しておくこともできる。こ
れによって自車が登録地点に到達すると音声で知らされ
るのでオペレータはナビゲーション装置の画面を見てい
なくても到達を知ることができる。
【0069】実施例3. まず、実施例3の必要性について説明する。実施例2に
おいては、各音声メッセージは登録した地点に対してで
はなく、マークに付属して登録されているので、マーク
を登録すれば自動的に音声メッセージの登録も行われる
こととなる。
【0070】しかしながら、その反面、マークを登録し
なければ音声メッセージを登録することができない。こ
れは音声メッセージさえ出力されれば画面中にマークの
表示は必要ないような登録地点を設けることができない
と言う点で欠点である。又、音声メッセージを出したい
登録地点が増えるにつれて画面の地図上のマークも増
え、地図が見にくくなると言う欠点もある。実施例3は
上記の欠点を解決するものである。
【0071】本発明の実施例3を図15〜図20より説
明する。図15は実施例3のナビゲーション装置のブロ
ック図である。図16は実施例3のナビゲーション装置
のハードウェア構成図である。図17は実施例3による
ナビゲーション装置の入力スイッチ263の例である。
図18は実施例3における音声メッセージ登録のフロー
を説明する図、図19は実施例3における音声メッセー
ジの登録記憶手段109内の位置メッセージ記憶手段9
11の詳細を示すもので911は位置メッセージ記憶手
段である
【0072】実施例3における現在地点の登録の手法は
実施例1,実施例2と同じなので説明を省略する。次
に、前記の手順で登録した複数の地点に対応する音声メ
ッセージの付加についてその動作を説明する。図17と
図18において、タッチスイッチ304の音声メッセー
ジを選択する(S181)と、編集か消去かリストかの
選択メニューが表示され(S182)(図示せず)、編
集を選択すると画面上に登録地点のリストが表示される
(S183)(実施例1の図6と同じである)。
【0073】このリストから音声メッセージを付加した
い登録地点を選択すると(S184)、音声メッセージ
選択メニュー(S185)が図20のように表示され、
どれかを選択する(S186)ことにより、メッセージ
の付加、あるいは、変更ができる。また、上記選択メニ
ュー(S182)において、消去を選択すると、指定し
た音声メッセージを持つ登録地点の音声メッセージを記
憶手段109内の位置メッセージ記憶手段911から抹
消することができる。最後に図18のステップS187
でセットスイッチ303を押すことにより選択した音声
メッセージが、選択された登録地点に対応して図19の
位置メッセージ記憶手段911のS1 …に記憶される。
【0074】このようにして登録された音声メッセージ
の出力手順については記憶手段が異なる他は実施例2の
場合と全く同様なので説明を省略する。
【0075】実施例3においては、マークやメッセージ
の登録を行わずにまず現地点の登録が行えるということ
の他に、マークを登録しなくても音声メッセージのみの
登録ができると言う効果があり、表示されるマークの数
が減り表示画面がいつもすっきりして見やすくなる。
【0076】実施例4. 実施例4は課題の(1)〜(4)を解決するためのもの
である。即ち、目標地点に接近したとき、高速道路を降
りたり車線を変更したりするためには、例えば数100
m手前で、目標接近に気付くことが必要である。実施例
4は実施例2又は実施例3のいずれでも音声メッセージ
を用いる場合に適用することができるものであるので、
実施例3のナビゲーション装置に適用した場合について
説明する。
【0077】図21は実施例4を適用したナビゲーショ
ン装置のブロック図、図22は音声再生動作を説明する
ための動作フローチャートである。この実施例でのスイ
ッチパネルは図17のものと、音声メッセージの登録フ
ローチャートは図16と、位置メッセージ記憶手段は図
19のものが、即ち、実施例3のものがそのまま用いら
れる。図21の912は音声再生制御手段110内に設
けられた距離監視手段である。
【0078】したがって音声メッセージの登録手順は実
施例3と何の変わりもないので説明を省略する。図22
により実施例4の音声再生動作について説明する。図2
2のステップS140〜ステップS143は実施例3の
図14の同番号のステップと同じなので詳細な説明は省
略する。ステップS141で現在位置検出手段102で
検出された移動体の現在位置と、ステップS142で登
録記憶手段109に登録された登録地点のデータとが読
出され、ステップS143で互に比較される。そしてス
テップS221で例えば40m以内に近づいたか否かを
音声再生制御手段110内の距離監視手段912が判断
し、近づいたと判断されればステップS222に進み、
近づいていないと判断されればステップS141以後を
繰り返す。
【0079】ステップS222では、現在位置が近づい
た登録地点に対応して記憶されている音声メッセージデ
ータが記憶手段911から読出される。次にステップS
223に進み、上記の音声メッセージが出力される。上
記の距離40mはあらかじめ装置に登録してあるもので
あり、その数値は一例を示すものにすぎずもっと短くて
も、あるいはもっと長くてもかまわない。
【0080】実施例4の発明によれば車輛が目標地点に
達する手前の適当な距離のところでナビゲーション情報
を音声で受けることができるので、情報に遅れがなくタ
イミングを失することがないと言うメリットがある。
又、運転者が地図を見ていなくても地図を見るべきタイ
ミングを知ることが出来る。この実施例の説明では、こ
の発明を実施例3のナビゲーション装置に適用する場合
について説明したが、実施例2のナビゲーション装置に
適用することが可能であることは自明である。
【0081】実施例5. 実施例5の必要性について説明する。実施例4では、登
録地点に達しなくとも、接近した段階で音声メッセージ
が出力されるので、運転操作上、早目に情報が入手出来
ると言う利点があるものの、接近監視距離はあらかじめ
定めた一定値である。しかし、現実の道路事情では例え
ば車線数が多くて、道路端に近寄ることが容易ではない
ような広い道路があったり、あるいはその逆に直前でも
十分である場合や、高速道の出口のように数100m以
上も前に情報が必要だったりと、色々であるので実施例
4の方式では現実の道路事情に合わせられない事があ
る。
【0082】実施例5は課題の(1)(2)(3)
(4)の解決とともにこの欠点をも解決するためのもの
である。実施例5は実施例4のナビゲーション装置に実
施例5を適用したものを例として説明するが、この例に
かぎらず音声メッセージを利用したものであれば全てに
適用可能である。
【0083】図23は実施例5のナビゲーション装置の
ブロック図である。登録制御手段108内にある913
は地点対応メッセージ距離登録手段、又、登録記憶手段
109内にある914は位置メッセージ距離記憶手段で
ある。以上の他の部分の構成は実施例3あるいは実施例
4のブロック図と同じなので説明を省略する。
【0084】図24は実施例5における位置メッセージ
距離記憶手段914の構成を示す。登録された地点座標
(Xn ,Yn )に対して、各地点に対応して監視距離L
n と音声メッセージSn とを記憶しておくことができ
る。監視距離Ln は各地点に対応したものであって、登
録されている音声メッセージSn とは独立した関係にあ
る。
【0085】図25は監視距離Ln を登録するための画
面を示し、913aは位置メッセージ距離記憶手段91
4に距離Ln とメッセージSn とを登録するための操作
画面であって地点対応メッセージ距離登録手段913を
用いたときのスイッチパネルの画面である。
【0086】図26は登録操作のときの地点対応メッセ
ージ距離登録手段の913動作を説明するための動作フ
ローチャートである。図中ステップS181〜S184
は図18の実施例3のフローと同じなので説明を省略す
る。即ちステップS181から音声メッセージボタン
(図17の304)をオンすると、ステップS182で
図示はしないが編集か消去かリスト表示かをたずねる画
面が表れ、ここで編集を選択する。
【0087】すると、図6に示したような登録地点リス
トが表れる(S183)ので音声メッセージを登録する
地点を選ぶ(S184)と、次に図25に示すメニュー
画面が表示される。この画面で音声メニューを選ぶと共
に、その地点に何mまで接近したとき音声メッセージを
出力するかその距離Ln をも指定する。図25ではL1
〜L4 と図に示しているが、例えばL1 は100m、L
2 は200m、L3 は400m、L4 は800m等のよ
うに、あらかじめ割振られているものとする。
【0088】オペレータは、登録している各地点付近の
道路の状況を考えながら、距離Lnを大きくするか小さ
くするかを決めて登録を行う。これによって、図24に
示す登録した各地点に対応して監視距離Ln と音声メッ
セージSn とが、位置メッセージ距離記憶手段914に
記憶される。
【0089】図27は、以上のようにして登録した距離
と音声メッセージとが再生されるときのフローを示す。
【0090】図中ステップS140〜S143,S22
2〜S223のフローは図22の第4の実施例と全く同
一なのでその詳細な説明を省略する。
【0091】ステップS141で現在位置のデータが更
新される毎に、現在位置データと登録してある登録地点
データとが図23の距離監視手段912によって監視さ
れる(S143)。例えば現在地点データが(XM ,Y
M )のとき登録地点データが(X1 ,Y1 )の地点との
比較は A(XM −X1 )2 +B(YM −Y1 )2 <L1 を判断することによって行われる。但しここでA,Bは
それぞれ、緯度データ又は経度データを距離に換算する
ための係数である。このような監視を順次全ての登録地
点について実行する。
【0092】そして、登録した距離Ln 以内に接近した
登録地点が発見されると(S271)、この登録地点の
音声メッセージ(例えばS1)が読出され(S222)
で再生される(S223)。
【0093】実施例5によれば、登録地点付近の道路事
情に応じた適切な接近距離でもってナビゲーション情報
が入手できる。この実施例の説明では、この発明を実施
例4のナビゲーション装置に適用する場合について説明
したが、実施例2〜3のナビゲーション装置に適用する
ことが可能であることは自明である。
【0094】実施例6. まず、実施例6及び実施例7の必要性について説明す
る。実施例3〜実施例5において、音声メッセージを登
録した地点あるいはその近くで、音声が再生された後、
車輛を走行させて、この登録地点を、一旦離れた後、例
えば帰路に着くため車をUターンして、再び登録地点前
を通過する様な場合がしばしばあるが、このときこの登
録地点での2度目の音声メッセージの再生が行われる。
しかしこれは必要がないばかりか、わずらわしくなるも
のである。
【0095】そこでこのように、同じ登録地点で何度も
メッセージが再生される事を防止するための発明が第
6、及び実施例7である。実施例3のナビゲーション装
置に実施例6を適用した場合について実施例6で説明す
る。図28は実施例6を適用したナビゲーション装置の
ブロック図の一例である。
【0096】図において915は音声再生制御手段11
0内に設けられた重複再生禁止手段である。この図のそ
の他の部分は実施例3における図15と同じであるので
説明を省略する。図29は重複再生禁止手段915の動
作を説明するフローチャート図である。図29の中でS
291とS292とが重複再生禁止手段による動作を示
しており、それ以外のところは図14の実施例2の音声
メッセージ再生フロー図と同じである。
【0097】図29において、まずある地点で音声メッ
セージを再生した(S146)とき、その再生した記憶
登録地点データをS292において1ヶ所記憶する。こ
の時、それ以前に記憶していた前回のデータは消去す
る。次にS144においてある登録地点に現在地が一致
すると、S291において、この登録地点が、その前に
音声メッセージの再生を行なって、S292で記憶して
いる地点と同一か否かが判定される。
【0098】そして、同一であれば音声の再生を行わ
ず、同一でなかったならば、この登録地点に対応して記
憶している音声メッセージをS145で読出した後<S
292でこの地点を新に記憶し直す、(前に記憶してい
た地点は消去される)、そしてメッセージを再生する
(S146)。
【0099】この実施例では、例え車輛が一旦登録地点
を離れた後、再び登録地点に接近したような場合でも、
同じ地点の音声メッセージが2度続けて再生されること
は生じない。したがって、本実施例の冒頭に説明したよ
うな不具合やわずらわしさが起こることはない。
【0100】但し、異なる別の2地点に同じ内容の音声
メッセージが登録されることは、起り得る事であるか
ら、同じ内容のメッセージが続けて出力される事は生じ
得ることである。ステップS293で記憶する前回の再
生地点の記憶は、一時記憶するのみなので、ナビゲーシ
ョン装置の電源を切ると消えてしまってもよい。
【0101】この実施例の説明では、この発明を実施例
3のナビゲーション装置に適用する場合について説明し
たが、実施例2あるいは4,5の音声メッセージを用い
るナビゲーション装置に適用することが可能であること
は自明である。
【0102】実施例7. 実施例7の必要性は、実施例6の説明の冒頭において説
明しているので、その説明を省略する。実施例3のナビ
ゲーション装置に実施例7を適用した場合について実施
例7で説明する。
【0103】図30は実施例7を適用したナビゲーショ
ン装置のブロック図であり、916は音声再生制御手段
110内に設けられたくり返し再生禁止手段である。そ
の他の部分は、図15と同じなので説明を省略する。
【0104】図31はくり返し再生禁止手段916の動
作を説明するフロー図である。図31の中でS311と
S312とがくり返し再生禁止手段による動作を示して
おり、それ以外のところは図14のフロー図と同じであ
るので詳細な説明は省略する。図31において、まずあ
る地点で音声メッセージを再生するとき、その再生を行
った(再生実行時刻)をS312において記憶する。
【0105】次にS144においてある登録地点に現在
地が一致すると、S311において、今の時刻と、その
前に音声メッセージの再生を行なって、S312で記憶
している時刻との差が一定以上か否か判定される。そし
て、一定以下であれば音声の再生を行わず、一定以上で
あれば、この登録地点に対応して記憶している音声メッ
セージをS145で読出した後、S312でこの時刻を
新に記憶し直す、(前に記憶していた時刻は消去され
る)、そして音声メッセージを再生出力する。
【0106】この実施例では、例え車輛が一旦登録地点
を離れた後再び登録地点に接近したような場合でも、そ
の間の時間の経過が短ければ音声メッセージが続けて再
生されることは生じない。したがって、本実施例の冒頭
に説明したような不具合が起こることなはい。
【0107】ここで説明した音声メッセージが再生され
た最初の登録地点と、その次に登録地点と現在地が一致
した登録地点とは、同一であっても異なっていてもいず
れでもよい。実施例6と実施例7とを合わせて実施すれ
ば、同一地点の場合のみくり返し再生禁止手段916を
作用させるようにする事が可能であることは容易にわか
る。
【0108】この実施例の説明では、この発明を実施例
3のナビゲーション装置に適用する場合について説明し
たが、実施例2〜実施例6のナビゲーション装置に適用
することが可能であることは自明である。又、S312
において時刻を記憶するとしたがその後の経過時間を計
測するタイマーをスタートさせることでもよい。
【0109】実施例8. 実施例8の必要性は、下記のごときものである。即ち実
施例6は直前に音声メッセージを再生した地点と同じ地
点で、再び重複して再生を行わないようにするものであ
る。しかし、例えば、ナビゲーション装置の使用開始時
に登録地点の数が未だ少なく、例えばただ1ヶ所の地点
しか登録されていないような場合には、実施例6に示し
た方法では、1度再生が行われれば2度と再生が行われ
なくなってしまうので、実用上不便である。登録地点が
複数カ所あってもその点数が少なければ似たような事が
生じる。
【0110】実施例8はこのような不便を解消するため
のものである。図32は、第6の実施例で説明したナビ
ゲーション装置に実施例8を適用した場合のナビゲーシ
ョン装置のブロック図であり、図中917は同地点再生
条件手段である。図32のその他の構成は図28と同じ
であるので説明を省略する。
【0111】図33は、図32のナビゲーション装置の
動作を説明するための動作フローチャートであり、特に
音声を再生する場合の動作にかかわるものである。図3
2のブロック図の、地点登録及び音声メッセージ登録の
フローは実施例6の場合と同じなので説明を省略する。
又図33の動作フロー図においてS140〜S146,
S291〜S292の部分は図14、図29と同じなの
で説明を省略する。
【0112】次に動作について説明する。車の走行につ
れ同期的に現在地点位置データの検出を行う(S14
1)と、ステップS331において、この現在地データ
とステップS292で記憶している、直前に再生を行っ
た登録地点の位置データとを比較して、その間の距離が
あらかじめ設定してある一定の距離(例にEとする)を
越えているか否かを判定する。
【0113】そして越えていなければ何も行わず、S1
41へ戻って再び現在地点のデータを検出するが、越え
ておればS332で記憶している、直前に再生した登録
地点の記憶位置データを消去する。これによって、前回
音声再生したと同じ登録地点であっても、この再生を行
った後に、一旦この登録地点からあらかじめ定めた所定
距離以上離れると、再生を行った記憶がリセットされる
ので再び同じ登録地点に戻ったとき、同じメッセージが
再生されるようになる。こうして冒頭に説明した不具合
は解消される。
【0114】なお、この間に最初に音声再生したのとは
別の登録地点に立寄ればS292で記憶が更新されS3
31の判定によって何の制約もなく再生が行われること
は言うまでもない。
【0115】実施例9. 実施例9は課題(1)(2)(3)及び(6)を解決す
るためのものであり、複数の登録地点が、あまりに接近
して登録された結果、マークの表示あるいは車輛が登録
地点に到達したときに複数の音声メッセージが連続して
再生されることにより、オペレータが見間違い、聞き違
い等を犯しやすい事を防止することがねらいである。
【0116】実施例3のナビゲーション装置に対して実
施例9を適用した場合を例として説明を行う。図34は
実施例9を適用したナビゲーション装置のブロック図
で、918は近接登録禁止手段である。その他の部分は
実施例3の図15と同一であるので説明を省略する。
【0117】図35はこのナビゲーション装置における
音声メッセージの登録の動作を説明するフローチャート
である。図35のステップS351〜ステップS353
は近接登録禁止手段918の動作によるフローの部分を
示している。
【0118】図35のフローの他の部分は、図18と同
じであるのでその説明は簡略に行う。ステップS181
〜S184で音声メッセージ登録操作を開始する。まず
ステップS181で音声メッセージスイッチ(図17の
タッチスイッチ304)をONすることによって操作が
開始される。
【0119】そしてステップS184で登録地点を選定
したとき、近接登録禁止手段918によってこの選定し
た地点の位置データがすでに登録されている他の登録地
点データの全てと、近接登録禁止手段918によって1
つづつ比較され、既登録地点と前記選択地点とが予め定
めた一定の距離以内に接近しているものが一点もなけれ
ば登録地点として以後のステップS185に移るが、接
近した地点がある場合には、接近している既登録地点と
前記選択地点とが合わせて表示される(S352)。
【0120】そこで、オペレータは、このリストの中か
らどれか一点だけを選択する。(S353)。すると選
ばれなかった地点のデータは消去される。(S35
4)。次にステップS351に再び戻り、選択された地
点と既登録地点との位置関係が再びチェックされ、近接
した地点がなければS185〜S187で登録が行われ
る。
【0121】ここでS351で言う既登録地点とは、地
点登録だけ行われてメッセージが未だ登録されていない
地点と、すでにメッセージも登録されている地点との両
方を含むものである。
【0122】上記の距離の監視は、一致監視手段909
を用いても行うことができ、又実施例4に示す距離監視
手段912を用いる事でも実行することが出来ることは
自明であり、このように構成した場合には、位置が一定
の距離以内で接近した2つの登録地点が登録されるとい
う事態が生じることはなくなるので、マーク表示が重な
るとか、きわめて短い時間の間に異なる音声メッセージ
が次々と再生されるようなことがなくなるのでオペレー
タが混乱することがなくなる。
【0123】この実施例の説明では、この発明を実施例
3のナビゲーション装置に適用する場合について説明し
たが、実施例1〜実施例8のナビゲーション装置に適用
することが可能であることは自明である。
【0124】実施例10. 実施例10の実施例を図36ないし39により説明す
る。図36は実施例10を実施例3のものに摘用したナ
ビゲーション装置のブロック図であり、図中919はメ
ッセージ音声登録手段、104は音声入力手段である。
図36のその他の部分は実施例3の図15と同じである
ので、説明を省略する。
【0125】図37は図36のナビゲーション装置のハ
ードウェア構成図であり、27は音声メッセージを入力
する音声入力装置であり、音声を入力するマイク272
と入力した音声をディジタル信号に変換するA/Dコン
バータ271とで構成されている。その他の構成は実施
例3の図16と同じなので、その説明を省略する。
【0126】図38は図36、図37に示すナビゲーシ
ョン装置における音声メッセージ登録の手順を説明する
フロー図である。図中、ステップS380からS382
はメッセージ音声登録手段919によるフローであり、
その他のフロー(S181〜S187)は実施例3の図
18と同じであるので説明は省略する。
【0127】図39はメッセージ音声登録手段919を
用いたときに表示される音声メッセージメニュー表示画
面を示す。
【0128】実施例10の場合も実施例3の図17にお
いて、タッチスイッチ304の音声メッセージを選択す
ることにより、音声メッセージの登録を開始することが
できる。上記音声メッセージが選択されたならばステッ
プS181、S182において表示手段107に編集か
消去かリストかの選択画面が出、編集を選択すると登録
地点のリスト表示、登録地点の選択操作と進み、ステッ
プS380において、図39の画面が表示されるので音
声メッセージのいずれかを選択指定するか、音声入力を
行うかの選択を行ない、選択指定が選択されたならば、
ステップS185〜S187に示す動作が行われる。ス
テップS380において、音声入力(図39の391)
が選択されたならば、ステップS382に進み、音声入
力手段104 から音声メッセージを入力する。次に、
ステップS187に進み、ステップ382で入力された
音声メッセージを登録記憶手段109に登録する。この
時記憶容量に応じた適当なメッセージ登録時間制限が付
加されてもよい。
【0129】以上により、任意の地点ごとの任意の音声
メッセージが登録記憶手段109に登録される。このよ
うにして登録された音声メッセージの再生動作は、実施
例3で示した、あらかじめ登録してある音声メッセージ
の中から選択指定した音声メッセージの再生動作と何等
変わることなく行われる。
【0130】この実施例の説明では、この発明を実施例
3のナビゲーション装置に適用する場合について説明し
たが、実施例2〜実施例9のナビゲーション装置に適用
することが可能であることは自明である。
【0131】実施例11 実施例11を実施例3のナビゲーション装置に適用した
場合のブロック図を図40に示す。図中920は経由地
点選定記憶手段である。又921は経由地点表示再生手
段である。実施例3のナビゲーション装置において、複
数ヶ所の現在地点を地点登録した後、この登録地点の全
てに音声メッセージを登録したものとする。それぞれの
登録地点は、種々異なる目的地への走行のために登録さ
れたものであって、それぞれ必要ではあるが、車輛の運
転者がある日、ある時にある1つの目的地に向かって走
行する場合、それら他の目的のために登録された地点の
メッセージが次々に再生されると、役に立たぬだけでな
くかえってわずらわしくなる。
【0132】そこで、運転を開始する前に希望のルート
を考えた上で、このルートに沿った登録地点の中から、
メッセージが出力されれば走行に役立ちそうな地点のみ
を抽出して、これを「経由地」として登録し、登録した
経由地の音声メッセージのみが出力されるようにするも
のである。
【0133】図41は経由地点選定記憶手段920によ
る経由地選択動作のフローを説明する図である。ステッ
プS401に於いて、図17の登録地点ボタン304を
押すと、設定か、リストか、消去か、経由地かの選択画
面が表示され(S402)、ここで経由地を選定すると
S403で「音声メッセージが登録ズミの登録地点」の
リスト画面421が表示される(図42)。
【0134】次にS404で図42に表示されているリ
スト(スクロール操作によってリストの他の部分も見る
ことができる)の中から経由して走行して行く地点を選
択すると、S405で選択した地点データが経由地点選
定記憶手段920に記憶される。記憶を消去することは
もちろん可能である。なお、最終目標地点も経由地の1
つとして登録する。
【0135】次に経由地の音声メッセージの再生動作に
ついて説明する。経由地が少なくとも1ヶ所記憶されて
いるときには、経由地選択記憶手段920の記憶データ
のみが経由地点表示再生手段921に読出され、登録記
憶手段109内の位置メッセージ記憶手段911に記憶
されている。そして実施例3と同様に現在位置がこの記
憶位置に一致すればメッセージが出力される。その他の
データ(即ち経由地として選定していない既登録地点)
のデータは表示も、音声再生も行われない。即ち一致監
視手段909は選定された経由地のみを一致監視の対象
とするのである。
【0136】以上のように実施例11によれば、その時
の目的地への走行に必要なあるいは参考になる地点のみ
が表示又は音声再生され、それ以外の関係のない地点は
表示も音声再生も行われないので、ナビゲーション情報
を得るとき、混み入った感じがなくなりきき間違いも生
じにくいと言う利点がある。
【0137】この実施例の説明では、この発明を実施例
3のナビゲーション装置に適用する場合について説明し
たが、実施例1〜実施例9のナビゲーション装置に適用
することが可能であることは自明である。
【0138】実施例12. この発明の実施例12は、前記したように課題の(9)
を解決するためのものである。例えば実施例の3に於い
て、現在地点を記憶させるには図17の登録スイッチ3
00を押しさえすれば良いとは言え、走行中にこれを行
う事は、運転者の技倆の程度によっては安全と言えない
場合もある。実施例12は、より容易に地点登録操作を
行う登録スイッチを提供するものである。実施例12を
実施例3のナビゲーション装置に適用した場合を例とし
て説明を行う。この発明を適用したブロック図は実施例
3の図15と同じで動作も実施例3と変わらない。
【0139】図43は実施例12によるナビゲーション
装置の登録スイッチの取付位置を示す図であり、431
は車輛の操向ハンドル、432は操向ハンドル431の
回転を伝えるハンドルシャフトであり、中空のパイプが
用いられている。433はハンドルシャフト432の内
部に設けられ、一端が車体435に固定された固定シャ
フト、434は固定シャフト433の他の端に設けられ
たスイッチ取付板である。
【0140】436はハンドルシャフト432に取付け
られた操向ギアで図示しないリンク機構を介して操向車
輪に接続されている。437はスイッチ類に接続される
電線、438は警音器スイッチである。スイッチ取付板
434上に設けられた430は、地点登録スイッチであ
って、実施例3の図17に示す登録スイッチ300と並
列に接続されている。
【0141】操向ハンドル431を回してもスイッチ取
付板434は車体に固定されているので回転せず、従っ
て登録スイッチ430のハンドル上の見かけ位置も変わ
らない。したがって運転中に地点登録したいと急に思い
ついても運転を継続しながら登録スイッチ430を押せ
ばその地点が登録されるので前方から目を離したり、ハ
ンドルから手を離したりすることが少なくなり安全に運
転中の登録を行うことができる。
【0142】図44に、より簡単な構造の登録スイッチ
を示す。図44と図43との同番号は同一又は相当部分
なので、その説明を省略する。図44の登録スイッチ4
30はハンドル中心に対して回転対象構造(円形)に構
成されている。そしてハンドル431を回すと登録スイ
ッチ430も、それにつれて回転するが、円形に構成さ
れているので、回転しても見かけの位置は変わりがな
く、従って操作が容易で運転しながら登録操作を容易に
行うことができる。
【0143】実施例13. ナビゲーション装置は車輛に搭載されて道路上で使用さ
れるだけではなく、携帯されて、道路のない山奥へ移動
することも、又船舶に搭載されて海上を移動すること
も、又車載の場合でも道路のない砂バクを移動すること
もある。したがって図6に示すように指定した登録地点
が常に所番地で示し得るとはかぎらない。そこで実施例
1の図6に説明した登録地点リストの表示例では不都合
な場合が生じる。
【0144】図45は実施例13によるオプシヨン表示
手段を実施例1のナビゲーション装置に適用した場合の
登録地点リストの表示例を示すものである。図46は実
施例13のナビゲーション装置のブロック図であり、4
61はオプション表示手段である。
【0145】図中図6と同番号は同一又は相当部分を示
しその説明を省略する。451は図6と同様に登録地点
が地名で表示されている例であり、452はこの発明の
一つの例であって地名と共に、その地点の標高(海面上
の高さ)が示されている。H54とは例えば標高54m
を示すものである。市街地では標高は位置を知るための
データとしては重要なものではないが、山岳地帯では、
きわめて重要なデータであって、これを合わせて表示し
得ることはナビゲーション情報としてきわめて有効であ
る。
【0146】453は地名がついていない場所における
登録地点の表示方法の他の例を示しており、緯度、経度
が直接表わされている例を示す。むろん、緯度、経度に
標高も合わせて表示し得る。
【0147】このように実施例13によれば、登録地点
が所番地のみ、あるいは所番地とその点の標高、あるい
は緯度経度のみ、又は緯度経度とその点の標高を表示し
得るので登録地点の地点表示がより詳しく表示され、間
違えることが少なくなる。なお、標高データは地図デー
タの一つとして地図情報に含まれている。
【0148】実施例14. 実施例14を実施例3のナビゲーション装置に適用した
場合を例に説明する。図47は実施例14を適用したナ
ビゲーション装置のブロック図であり、図中924はル
ートメッセージ記憶手段、925は交差監視手段であ
る。
【0149】実施例1〜13までの各実施例において
は、登録地点は点として登録されている。しかし、実際
の道路の走行においては目標地点は常に点であるとはか
ぎらず、線あるいは面である場合が多い。たとえば鉄道
の線路や、川や湖、海岸線、場合によっては特定の大き
な道路等は目標となり得るものである。
【0150】実施例14は、このような線としての目標
地点を登録するものである。図48は図47のナビゲー
ション装置のメッセージ登録画面を示すもので図48A
は始点登録画面を示し471は始点登録スイッチであ
る。図48Bは終点登録画面を示し、481は終点登録
スイッチである。
【0151】図49は実施例14の登録を行う場合の動
作を説明するための道路地図である。図中490は自車
の現在位置、491は川、492は道路、493(3ヶ
所)は橋である。494は始点登録位置を示し、495
は終点登録位置を示す。 496は東西に(図に向かっ
て左右)に延びる大通りであり、今このオペレータは北
(図の上方)から、南(図の下方)に向かって走行し、
とにかく大通り496に達したら東へ方向を転じようと
考えていたとする。
【0152】この時、このオペレータが3つの橋493
のどれを利用するかが不確な時、オペレータにとって
は、交差点494,495,あるいは494と495の
間にあるもう一つの交差点のどれでもよいから、そこに
達したことが判ることが必要である。従来の方法では、
この様な場合、大通り496上の可能性のある交差点を
全て登録しておかなければ、未登録の交差点を通って南
へ行き過ぎてしまう可能性が生じると言う問題があっ
た。
【0153】497は始点登録位置494と終点登録位
置495を結ぶ線であり、目標を線として登録するの
が、この発明である。まず図49の線497を登録線と
して登録する場合の動作について説明する。図51は登
録手順を示すフローチャートである。車輛が図49の点
494に来たとき図48Aの始点登録スイッチ471を
押す。(S511)これによって表示画面28は図48
Bの29に変わる(S514)。
【0154】次に車が図49の点495に来たとき(こ
の間車輛がどこかに寄道したか否かは問題ではない)、
図48の終点登録スイッチ481を押す(S516)。
以上によってまず登録位置2つが記憶され演算によつて
この2点を結ぶ線として登録される。
【0155】そして表示画面は再び図48Aのように戻
る(S518)。このような動作を繰り返して複数の線
を登録することができる。終点登録スイッチ491を押
した後メッセージを登録し、すぐに続けて次の始点登録
スイッチ471を押すことを繰り返していけば長く続く
線として登録することもできる。以上のようにして登録
される始点と終点から得られるルート函数f(x)には
実施例3に示したと同じ手順によって音声メッセージデ
ータを登録することができる。
【0156】このようにして登録したデータはルートメ
ッセージ記憶手段924に記憶される。図50はルート
メッセージ記憶手段924の構成例を示すものである。
図50中の線の欄に記載の関数f(x,y)は
【0157】
【数1】
【0158】で表わされる直線であって、始点と終点と
を結ぶ線である。これを仮にルートと呼ぶ。ルートは図
49の線497と一致していることは言うまでもない。
以後、線497はルート497と言う。次にこのように
して登録したルート497と音声メッセージS1の再生
手順について説明する。図49に於いて自車の位置49
0が、事前に音声メッセージを登録してあるルート関数
f(x,y)の線上のどこかに一致したとき、交差監視
手段925は一致したことを表す信号を発信する。交差
監視手段925は、現在位置データが更新されるたびに
記憶している全てのルートの一つ一つと、交差していな
いかを調べる。
【0159】以上のように実施例14は、2点とこの点
をつなぐ直線を一つの目標地点として登録することがで
きるので、長い又は広大な面積の目標物を設定すること
ができ、点でしか登録できなかった場合に比べ、目標に
到達していながら気が付かずに通過してしまうような不
具合をなくすことができる。
【0160】この実施例の説明では、この発明を実施例
3のナビゲーション装置に適用する場合について説明し
たが、実施例1〜13のナビゲーション装置に適用する
ことが可能であることは明らかである。
【0161】実施例15. 実施例15を実施例3のナビゲーション装置に適用した
例について説明する。図52は実施例15を用いたナビ
ゲーション装置のブロック図であって、926は複数距
離監視手段、927は距離メッセージ付加手段である。
【0162】まず複数距離監視手段926の動作につい
て説明する。複数距離監視手段926は、その内部にあ
らかじめ設定された複数の距離データを有している。こ
れを例えばL1 ,L2 ,L3 とする。例えばL1 は50
m,L2 は300m、L3 は1Kmであるとする。この値
はあらかじめ好みの値を入力できるものとする。ここで
L1 <L2 <L3 の関係がある。
【0163】図53は、複数距離監視手段926と距離
メッセージ付加手段927の動作を説明するフローチャ
ート、図54は距離メッセージ付加手段927による距
離メッセージの付加の例を説明する図である。
【0164】図54において541と542は登録され
た音声メッセージの一例であり、音声メッセージS1 を
例にとっている。L1 ,L2 ,L3 はそれぞれ図53の
付加メッセージL1 出力(ステップS533),付加メ
ッセージL2 出力(ステップS535),付加メッセー
ジL3 出力(ステップS537)に対応している。
【0165】例えば図53で、付加メッセージL2 出力
があったとき(S525)には図54の音声メッセージ
543が音声メッセージ541に付加されて出力され
る。図53のフローでは、かならず距離L1 ,L2 ,L
3 の小さい値から比較を開始する。
【0166】これによってオペレータは、特に画面を見
ることをしなくても、運転を続けつつ、ナビゲーション
情報を入手でき、同一地点に関する複数回のメッセージ
により、目標地点と自車との位置関係及び自車のその地
点への接近の度合を確実に認識することができる。この
発明は実施例3以外に実施例2〜実施例14の他の発明
と組合わせて使用することができる。
【0167】実施例16. 実施例16は実施例1と実施例3とを同時に実施し、か
つ登録地点へのメッセージ又はマークの登録にさいして
登録地点に応じて、実施例1か、実施例3か、いずれか
一方のみを用いることができるようにしたものである。
実施例16の必要性について説明する。実施例1も実施
例3もマークあるいは音声メッセージの指定無しに、と
にかく現在地点を登録することが可能であるが、しかし
登録した地点をナビゲーション情報として活用するに
は、その後で、マークの登録又は音声メッセージの登録
が必要である。
【0168】全ての地点の登録にマークを用いれば、前
述したごとくオペレータは画面をみなければ情報の入手
が出来ないと言う欠点がある。一方全ての地点の登録に
音声メッセージを用いた場合、この情報は現在地と一
致、あるいは所定の距離に接近した場合にのみ入手で
き、例えば画面のすみに登録地点が含まれていても距離
が大きければ何も表示あるいは出力されないので、画面
に表示された範囲にまで接近したことを認識する事が出
来ない。又、同乗者に聞かれたくない目標地点も当然存
在する。
【0169】そこで登録した現在地点(複数)に対して
マーク又は音声メッセージのいずれか片方のみを選択し
て登録できるようにするのである。図55は実施例16
を用いたナビゲーション装置のブロック図である。登録
記憶手段109内には位置マーク記憶手段905と、位
置メッセージ記憶手段911の両方が設けられている。
【0170】位置マーク記憶手段905は図1に、また
位置メッセージ記憶手段911は図15に示すものと同
じものである。図56は図55のナビゲーション装置の
登録作業の流れを説明するためのフロー図である。図5
6に於いて現在地点を地点登録する手順は実施例1又は
実施例3と全く同様である。図56中のステップS50
〜S53は図5の同番号のステップと同じであり、又ス
テップS182〜S184は図18の同番号のステップ
と同じであるので説明は省略する。
【0171】ステップS561でマーク又は音声メッセ
ージの登録スイッチ304(図3又は図10又は図1
7)が押されるとステップS182〜S184を経たの
ち、ステップS562でマーク選択メニューと音声メッ
セージメニューとが同時に表示される。この表示例を図
57に示す。そしてS563でこのマーク又は音声メッ
セージのどれか1つを選択することでこの地点の表示が
マークで行われるか、あるいは表示なしで音声メッセー
ジのみが出力されるかが決定される。
【0172】図57のメニュー選択カーソル571は音
声メッセージメニューか、マークメニューかいずれか一
方にしか存在しない。そしてメニューの選択を行った後
セットスイッチ303を押せば(ステップS563)登
録が行われる。
【0173】図58に登録記憶手段109内に設けられ
た2つの記憶手段、位置マーク記憶手段905と位置メ
ッセージ記憶手段911との関係を示す。図に於いて、
マークM1 …と音声メッセージS1 …とは、それぞれ独
立して地点座標データ(Xn ,Yn )に対応している
が、マークが登録されておればメッセージは空白とな
り、メッセージ登録されておればマークは空白となる。
【0174】実施例17. 実施例17はナビゲーション装置に用いられている表示
器がテレビ受像に用いられている最中でもナビゲーショ
ン装置による目的地監視が実行され、適切な情報が出力
されるようにするものである。
【0175】図59は実施例17によるナビゲーション
装置100とテレビチューナ4液晶ディスプレイ28及
び音声出力装置29との間の接続切換スイッチ593の
接続状態を示す電源回路接続図で、591は電子スイッ
チである。ナビゲーション装置100は実施例2から1
5に示す音声メッセージを出力できるものを用いてい
る。
【0176】592は電子スイッチ591を駆動する信
号であってナビゲーション装置より出力される。駆動信
号592が出力されていないときには電子スイッチ59
1は常にTV側に切換えられている。593はこの装置
の電源スイッチであり、ディスプレイ28と音声出力装
置29とをテレビ受像に用いるか、ナビゲーション装置
のために用いるかを切換える切換えスイッチを兼ねるも
のである。なおここでは車載装置について説明しており
電源は直流電源である。
【0177】図59から明らかであるがスイッチ593
をAとしたとき全電源がOFF,Bとしたときはナビゲ
ーション装置100は電源ONでテレビチューナ4は電
源OFF、かつ液晶ディスプレイ28と音声出力装置2
9はナビゲーション装置100の側に接続され、全体と
してナビゲーションのために用いられている。
【0178】又、スイッチ593をCとしたときは、テ
レビチューナ4の電源がONとなると共にナビゲーショ
ン装置100にもダイオード594を通じて電源が供給
されるので両方の装置共、作動状態となる。但し、この
とき液晶ディスプレイ28と、音声出力装置29とはテ
レビチューナ4の側に接続されているので、地図も表示
されることはない。
【0179】スイッチ593がB(ナビゲーション装置
のみ作動)の状態では実施例3の動作が特に変わること
はないので説明を省略する。スイッチ593がCの場合
(テレビ受信とナビゲーション装置とが同時作動)の場
合の動作フローを図60に示し以下にその動作を説明す
る。ナビゲーション装置100は実施例2〜15の音声
メッセージを用いるものであれば何でもよいがここでは
例として、実施例3のナビゲーション装置(但し液晶デ
ィスプレイ28と音声出力装置29とを除く)が用いら
れているものとする。そして一致監視手段909の一致
信号出力が信号592に相当する。
【0180】今、スイッチ593をCとしてテレビを見
ているとき(この時でもナビゲーション装置100作動
している)に、自車の位置が音声メッセージを登録した
登録地点のどれかに一致する(ステップS605)と、
一致監視手段909が一致信号592を出力する(S6
06)。これによって電子スイッチ591がナビゲーシ
ョン側に切換り(S607)、音声出力装置29がナビ
ゲーション装置100に接続され同時に、音声メッセー
ジが出力される(S608)。音声メッセージの継続時
間は登録時に判っているのでメッセージの出力が終わる
まで一致信号592は図示しない信号保持回路によって
保持される。
【0181】そして音声メッセージの出力が終了すると
電子スイッチ591が元にもどり音声出力装置29は再
びテレビチューナ4の側に切換えられ、テレビ放送の音
声が再び出力される。この間液晶ディスプレイ28には
テレビ放送が写っており、地図情報やナビゲーションに
関する情報等は一切表示されることはないが、オペレー
タにとっては音声メッセージが出力されるだけで十分で
ある。なお、電子スイッチ591をナビゲーション側に
切換えたときテレビの音声信号を切ってしまわないでわ
ずかに聞こえる程度に低くすることでもよい。
【0182】
【発明の効果】この発明に係るナビゲーション装置は、
この移動体の現在位置を登録する登録ボタンを有し、こ
のボタンにより登録することを指示した時点におけるそ
の地点での位置データを登録地点データとして順次記憶
する現在地登録記憶手段と、現在地登録記憶手段に記憶
されている登録地点データに対応するマークを記憶する
位置マーク記憶手段と、表示した地図の該当の位置に、
この位置に対応するマークを表示するマーク表示手段
と、使用者が表示手段に現在地登録記憶手段に記憶され
ている登録地点データより登録地点を選択し、該選択さ
れた登録地点に複数のマークから任意のマークを選択す
ることにより、位置マーク記憶手段に登録地点に対応す
るマークを記憶させるマーク登録操作可能な手段とを備
え、使用者が登録ボタンを操作した際に、マーク登録操
作を行うことなく、現在地登録記憶手段に登録地点デー
タを記憶可能なものであるので、登録ボタンを用いて、
指示した時点における地点を、マーク登録操作を行うこ
となく、登録地点データとして登録することができるの
で、使用者は簡単に地点登録をすることができる。
【0183】また、別途入力した音声メッセージデータ
の中からマークの各々に対応させるべき音声メッセージ
データを選択して登録するマーク対応メッセージ登録手
段と、マークの各々に対応する前記音声メッセージデー
タを記憶するマークメッセージ記憶手段と、移動体の現
在位置がマーク対応メッセージ登録手段に登録されてい
る登録地点のいずれかに一致し又は所定距離内に接近し
た場合に、この地点に 対応した前記マークの各々に対応
する前記音声メッセージを再生する音声再生手段とを備
えたものであるので、登録地点のマークに応じた音声メ
ッセージを、該地点又は該地点の所定距離内で再生する
ことができるので、簡単に登録地点のマークに応じた音
声メッセージを再生させることができる。
【0184】また、登録記憶手段に記憶されている登録
地点データを呼び出して、別途入力した音声メッセージ
データの中からこの呼び出した登録地点に対応させる音
声メッセージデータを選択して登録する位置対応メッセ
ージ登録手段と、この位置対応メッセージ登録手段によ
り登録された音声メッセージとこれに対応する前記の位
置データとを対応させて記憶する位置メッセージ記憶手
段と、この移動体の現在位置が前記位置メッセージ記憶
手段が記憶している地点のいずれかに一致し又は所定距
離内に接近した場合にこの地点に対応する前記音声メッ
セージを再生する音声再生手段とを備えたものであるの
で、登録ボタンを用いて、指示した時点における地点を
登録地点データとして登録し、さらに、この登録地点に
対応する音声メッセージを、該地点又は該地点の所定距
離内で再生することができるので、使用者は簡単に登録
地点を登録し、さらに、音声メッセージを再生させるこ
とができる。
【0185】また、地点に対応するマークを記憶する位
置マーク記憶手段の記憶データから、任意の複数地点を
経由地点として選定して記憶する経由地点選定記憶手段
を有し、この選定した経由地点について位置マーク記憶
手段からデータを読みだしてマークの表示の再生を行う
経由地点表示再生手段を有するものであるので、経由地
に対して、マークの表示を行うことができるので、経由
地の案内をマークを用いて行い、使用者が経由地を認識
しやすくすることができる。
【0186】また、地図データを記憶する地図データ記
憶手段と、移動体の現在位置を検出して現在位置データ
を出力する現在位置検出手段と地図データを用いて地図
を表示するとともにこの表示地図上に現在位置データを
もとに現在位置を表示する表示手段と、登録ボタンによ
り登録することを指示した地点の位置データを登録地点
データとして順次記憶する登録記憶手段と、登録記憶手
段に記憶されている地点を読みだして表示する時に、各
地点毎にその地点の緯度経度又は所番地又は地点の標高
をつけ加えて表示するオプション表示手段とを備えたも
のであるので、登録した地点を表示する際に、その地点
の緯度経度又は所番地又は地点の標高を表示させること
ができるので、使用者は地点をより詳細に認識すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1のナビゲーション装置のブロック図
である。
【図2】 図1のナビゲーション装置のハードウェア構
成図である。
【図3】 図2のナビゲーション装置の入力スイッチの
例である。
【図4】 図1のナビゲーション装置の位置マーク記憶
手段の構成内容を示す図である。
【図5】 図1のナビゲーション装置の動作フローチャ
ートである。
【図6】 図1のナビゲーション装置の登録地点リスト
画面の図である。
【図7】 図1のナビゲーション装置のマーク選択メニ
ュー画面の図である。
【図8】 実施例2のナビゲーション装置のブロック図
である。
【図9】 図8のナビゲーション装置のハードウェア構
成図である。
【図10】 図9のナビゲーション装置の入力スイッチ
の例である。
【図11】 図8のナビゲーション装置の音声メッセー
ジ登録動作フローチャートである。
【図12】 図8のナビゲーション装置の音声メッセー
ジ登録画面の例である。
【図13】 図8のナビゲーション装置の記憶手段の構
成を示す図である。
【図14】 図8のナビゲーション装置の音声再生動作
を説明するフローチャートである。
【図15】 実施例3のナビゲーション装置のブロック
図である。
【図16】 図15のナビゲーション装置のハードウェ
ア構成図である。
【図17】 図15のナビゲーション装置の入力スイッ
チの例である。
【図18】 図15のナビゲーション装置の音声メッセ
ージ登録動作フローチャートである。
【図19】 図15のナビゲーション装置の記憶手段の
構成を示す図である。
【図20】 図15のナビゲーション装置の音声メッセ
ージ選択メニュー画面の図である。
【図21】 実施例4のナビゲーション装置のブロック
図である。
【図22】 図21のナビゲーション装置の音声再生動
作を説明するフローチャートである。
【図23】 実施例5のナビゲーション装置のブロック
図である。
【図24】 図23のナビゲーシヨン装置の位置メッセ
ージ記憶手段の構成を示す図である。
【図25】 図23のナビゲーシヨン装置の登録操作画
面の図である。
【図26】 図23のナビゲーシヨン装置の地点対応距
離メッセージ登録手段の動作フローチャートである。
【図27】 図23のナビゲーション装置の音声再生動
作を説明するフローチャートである。
【図28】 実施例6のナビゲーション装置のブロック
図である。
【図29】 図28のナビゲーション装置の重複再生禁
止手段の動作フローチャートである。
【図30】 実施例7のナビゲーション装置のブロック
図である。
【図31】 図30のナビゲーション装置の繰り返し再
生禁止手段の動作フローチャートである。
【図32】 実施例8のナビゲーション装置のブロック
図である。
【図33】 図32のナビゲーション装置の動作フロー
チャートである。
【図34】 実施例9のナビゲーション装置のブロック
図である。
【図35】 図34のナビゲーション装置の登録動作フ
ローチャートである。
【図36】 実施例10のナビゲーション装置のブロッ
ク図である。
【図37】 図36のナビゲーション装置のハードウェ
ア構成図である。
【図38】 図36のナビゲーション装置の音声メッセ
ージ登録手順フローチャートである。
【図39】 図36のナビゲーション装置の音声メッセ
ージメニュー画面の図である。
【図40】 実施例11のナビゲーション装置のブロッ
ク図である。
【図41】 図40のナビゲーション装置の経由地選択
のフローチャート図である。
【図42】 図40のナビゲーション装置の登録地点リ
スト画面である。
【図43】 実施例12のナビゲーション装置の登録ス
イッチの取付を示す図である。
【図44】 実施例12の他の実施例を示す図である。
【図45】 実施例13のナビゲーション装置の登録地
点リスト画面である。
【図46】 実施例14のナビゲーション装置のブロッ
ク図である。
【図47】 図46のナビゲーション装置のブロック図
である。
【図48】 図46のナビゲーション装置の登録画面を
示す図である。
【図49】 図46のナビゲーション装置の動作を説明
する為の道路地図である。
【図50】 図46のナビゲーション装置の登録手順説
明フローチャートである。
【図51】 図46のナビゲーション装置のルートメッ
セージ記憶手段の構成図である。
【図52】 実施例15のナビゲーション装置のブロッ
ク図である。
【図53】 図52のナビゲーション装置の動作フロー
チャートである。
【図54】 図52のナビゲーション装置のメツセージ
附加状態説明図である。
【図55】 実施例16のナビゲーション装置のブロッ
ク図である。
【図56】 図55のナビゲーション装置の登録動作フ
ローチャートである。
【図57】 図55のナビゲーション装置のメニュー選
択画面を示す図である。
【図58】 図55のナビゲーション装置の記憶手段の
構造を示す図である。
【図59】 実施例17の電源回路のブロック図であ
る。
【図60】 図59のナビゲーション装置の電源回路の
動作フローチャートである。
【図61】 従来のナビゲーション装置のブロック図で
ある。
【図62】 図61のナビゲーション装置の登録動作の
フローチャートである。
【図63】 図61のナビゲーション装置の表示動作の
フローチャートである。
【図64】 従来のナビゲーション装置の電源接続図で
ある。
【符号の説明】
1 地図データ記憶手段 102 現在位置検出手段 103 マーク指定手段 107 表示手段 111 音声再生手段 300 登録ボタン 461 オプション表示手段 591 電子スイッチ 593 電源回路 905 位置マーク記憶手段 906 マーク表示手段 907 位置対応メッセージ登録手段 908 マークメッセージ記憶手段 909 一致監視手段 911 位置メッセージ記憶手段 912 距離監視手段 913 地点対応メッセージ・距離登録手段 914 位置メッセージ距離記憶手段 915 重複再生禁止手段 916 繰り返し再生禁止手段 917 同地点再生条件手段 918 近接登録禁止手段 919 メッセージ音声登録手段 920 経由地点選定記憶手段 921 経由地点表示再生手段 924 ルートメッセージ記憶手段 925 交差監視手段 926 複数距離監視手段 927 距離メッセージ附加手段 928 現在地登録記憶手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−115717(JP,A) 特開 平1−162111(JP,A) 特開 平2−67915(JP,A) 特開 平3−84624(JP,A) 特開 昭63−124081(JP,A) 特開 平5−66257(JP,A) 特開 昭64−16917(JP,A) 特開 昭64−19500(JP,A) 特開 平6−207832(JP,A) 実開 平3−125208(JP,U) 実開 平5−57916(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 21/00 - 21/36 G08G 1/0969 G09B 29/00 - 29/10 G10L 13/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地図データを記憶する地図データ記憶手段
    と、移動体の現在位置を検出して現在位置データを出力
    する現在位置検出手段と、前記地図データを用いて地図
    を表示するとともに、この表示地図上に前記現在位置デ
    ータをもとに現在位置を表示する表示手段とを備えたナ
    ビゲーション装置において、 この移動体の現在位置を登録する登録ボタンを有し、こ
    のボタンにより登録することを指示した時点におけるそ
    の地点での前記位置データを登録地点データとして順次
    記憶する現在地登録記憶手段と、前記現在地登録記憶手
    段に記憶されている前記登録地点データに対応するマー
    クを記憶する位置マーク記憶手段と、表示した地図の該
    当の位置に、この位置に対応する前記マークを表示する
    マーク表示手段と、使用者が前記表示手段に前記現在地登録記憶手段に記憶
    されている前記登録地点データより登録地点を選択し、
    該選択された登録地点に複数のマークから任意のマーク
    を選択することにより、前記位置マーク記憶手段に登録
    地点に対応するマークを記憶させるマーク登録操作可能
    な手段とを備え、 使用者が前記登録ボタンを操作した際に、前記マーク登
    録操作を行うことなく、前記現在地登録記憶手段に前記
    登録地点データを記憶可能な ことを特徴とするナビゲー
    ション装置。
  2. 【請求項2】 別途入力した音声メッセージデータの中
    からマークの各々に対応させるべき音声メッセージデー
    タを選択して登録するマーク対応メッセージ登録手段
    と、 前記マークの各々に対応する前記音声メッセージデータ
    を記憶するマークメッセージ記憶手段と、移動体の現在位置がマーク対応メッセージ登録手段に登
    録されている登録地点のいずれかに一致し又は所定距離
    内に接近した場合に、この地点に対応した前記マークの
    各々に対応する前記音声メッセージを再生する音声再生
    手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載のナビゲ
    ーション装置。
  3. 【請求項3】 登録記憶手段に記憶されている登録地点
    データを呼び出して、別途入力した音声メッセージデー
    タの中からこの呼び出した登録地点に対応させる音声メ
    ッセージデータを選択して登録する位置対応メッセージ
    登録手段と、 この位置対応メッセージ登録手段により登録された音声
    メッセージとこれに対応する前記の位置データとを対応
    させて記憶する位置メッセージ記憶手段と、 この移動体の現在位置が前記位置メッセージ記憶手段が
    記憶している地点のいずれかに一致し又は所定距離内に
    接近した場合にこの地点に対応する前記音声メッセージ
    を再生する音声再生手段とを備えたことを特徴とする請
    求項1記載のナビゲーション装置。
  4. 【請求項4】 地点に対応するマークを記憶する位置マ
    ーク記憶手段の記憶データから、任意の複数地点を経由
    地点として選定して記憶する経由地点選定記憶手段を有
    し、 この選定した経由地点について前記位置マーク記憶手段
    からデータを読みだして前記マークの表示の再生を行う
    経由地点表示再生手段を有することを特徴とする請求項
    1記載のナビゲーション装置。
  5. 【請求項5】 地図データを記憶する地図データ記憶手
    段と、移動体の現在位置を検出して現在位置データを出
    力する現在位置検出手段と、前記地図データを用いて地
    図を表示するとともにこの表示地図上に前記現在位置デ
    ータに基づいて現在位置を表示する表示手段と、登録ボ
    タンにより登録することを指示した地点の上記位置デー
    タを登録地点データとして順次記憶する登録記憶手段
    と、 前記登録記憶手段に記憶されている地点を読みだして表
    示する時に、各地点毎にその地点の緯度経度又は所番地
    又は前記地点の標高をつけ加えて表示するオプション表
    示手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載のナビ
    ゲーション装置。
JP22111093A 1993-09-06 1993-09-06 ナビゲーション装置 Expired - Lifetime JP3293259B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22111093A JP3293259B2 (ja) 1993-09-06 1993-09-06 ナビゲーション装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22111093A JP3293259B2 (ja) 1993-09-06 1993-09-06 ナビゲーション装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001254912A Division JP3681665B2 (ja) 2001-08-24 2001-08-24 ナビゲーション装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0771972A JPH0771972A (ja) 1995-03-17
JP3293259B2 true JP3293259B2 (ja) 2002-06-17

Family

ID=16761643

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22111093A Expired - Lifetime JP3293259B2 (ja) 1993-09-06 1993-09-06 ナビゲーション装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3293259B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7412755B2 (ja) 2020-03-18 2024-01-15 株式会社Isowa 段ボールシートのバッチ分割装置及びバッチ分割装置を含むカウンタエジェクタ並びに段ボールシートのバッチ分割方法

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3703047B2 (ja) * 1996-09-30 2005-10-05 マツダ株式会社 ナビゲーション装置
GB9930645D0 (en) * 1999-12-23 2000-02-16 Koninkl Philips Electronics Nv Location alarm
JP4656757B2 (ja) * 2001-05-23 2011-03-23 シャープ株式会社 携帯情報端末及びナビゲーション方法
CN100401018C (zh) * 2001-08-10 2008-07-09 爱信Aw株式会社 导航装置和导航方法
US6941224B2 (en) 2002-11-07 2005-09-06 Denso Corporation Method and apparatus for recording voice and location information
JP4513411B2 (ja) * 2004-05-07 2010-07-28 株式会社デンソー メモリ地点登録処理装置、ナビゲーション装置およびプログラム
EP1840514B1 (en) * 2006-03-28 2008-12-03 Harman/Becker Automotive Systems GmbH Storage and visualising of interest in a navigation system
JP2008224604A (ja) * 2007-03-15 2008-09-25 Funai Electric Co Ltd ナビゲーション装置
JP5010333B2 (ja) * 2007-04-24 2012-08-29 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 走行案内装置、走行案内方法及びコンピュータプログラム
JP6579541B2 (ja) * 2015-04-20 2019-09-25 株式会社インテック 訪問タイミング判定装置および訪問タイミング判定方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7412755B2 (ja) 2020-03-18 2024-01-15 株式会社Isowa 段ボールシートのバッチ分割装置及びバッチ分割装置を含むカウンタエジェクタ並びに段ボールシートのバッチ分割方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0771972A (ja) 1995-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7663504B2 (en) Emergency vehicle warning system
JP2002236029A (ja) 音声案内装置
JP3293259B2 (ja) ナビゲーション装置
US8548737B2 (en) Navigation apparatus
JP3681665B2 (ja) ナビゲーション装置
EP1669722A1 (en) Vehicle-mounted communication device
JP3359738B2 (ja) 対象地点情報提供方法
JP3008839B2 (ja) ナビゲーション装置
JP2007259146A (ja) 字幕検出装置、字幕検出方法、字幕検出プログラム、および記録媒体
JPH07146154A (ja) 自動車用ナビゲーション装置
JP3156024B2 (ja) 車両用情報表示装置
JPH07334798A (ja) 経路案内表示装置
JP2003156352A (ja) ナビゲーション装置
JP2008020351A (ja) 車載情報装置
JP4820134B2 (ja) 経路探索装置、経路探索方法、経路探索プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体
JP2005031038A (ja) 情報出力装置
WO2020044954A1 (ja) 画像制御プログラム、画像制御装置及び画像制御方法
JP4424324B2 (ja) 地図表示装置、地図表示方法及び記録媒体
JPS6239799B2 (ja)
JP3951790B2 (ja) ナビゲーション装置、経路表示方法、記憶媒体
JPH06250586A (ja) 車載用ナビゲーション装置
JP3763970B2 (ja) ナビゲーション装置及びナビゲーション用プログラムが記録された記録媒体
JP2810278B2 (ja) 車両用ナビゲーション装置
JP3534180B2 (ja) 車両用経路案内装置
KR19990034609A (ko) 자동항법장치의 경로에 따른 차선안내방법

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080405

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090405

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100405

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100405

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110405

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120405

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120405

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130405

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130405

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140405