JP3681166B2 - 液晶表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ソースドライバとゲートドライバを使用し、例えばLED等をバックライトとして用いてフィールドシーケンシャル方式で液晶表示したり、例えばカラーフィルターによるR,G,B同時表示方式で表示するなどの液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示パネルにおいてバックライトを点灯させる回路方式や制御方法については、これまでにもいろいろ提案されている。例えば、図16は特開2000−321993(第1従来技術)に示されているバックライトの構成を示した図である。
【0003】
この第1従来技術においては、動画ボケの改善のために、複数の蛍光管101を、導光板103に形成した穴102内に収納して被覆し、この導光板103の光出射側に液晶表示パネル104を配置した構成となっており、特に、蛍光管101を順次点灯するように駆動する(点滅型バックライト107)。尚、図16中の符号105は反射シート、符号104a,104bはアレイ基板及び対向基板をそれぞれ示している。
【0004】
この場合、図17(a)〜(d)のように、R,G,Bの3色発光の蛍光管101をフィールドシーケンシャルに点灯させることにより、カラー表示を行う。尚、液晶表示パネル104としてはモノクロ表示パネルが使用され、上述したような点滅型バックライト107を使用して、1フィールド期間内にR,G,Bの蛍光管101による3色発光での表示を行なうようにする。これにより、R,G,Bの3色それぞれが所定の期間の間に点灯することになる。
【0005】
図18は白色LED111をバックライト107として用いた表示装置の断面図、図19はバックライト107の正面図である(第2従来技術)。この第2従来技術では、導光板112の両エッジ部にLEDアレイ113(図18中の符号111)を光結合層114で取り付けたものであり、図17に示した場合と同様に、一部のLED111を走査方向に順次点灯させるようにする。そのため、図16に示した第1従来技術の表示装置と同一の表示状態(駆動状態)を実現できる。しかも、図16のような棒状の蛍光管101を用いなくても、ドット状のLED111を用いることで、動画ボケを改善することができる。尚、図18中の符号116は拡散シート、符号117,118はプリズムシートをそれぞれ示している。
【0006】
図20〜図23は第3従来技術に係る液晶表示装置の構造例を示す模式図である。この液晶表示装置においては、ソース側に与える表示データが、制御基板121、ソース基板接続ケーブル122、ソースドライバ信号基板123、フレキシブルソースドライバ基板124及びソースドライバ125の経路で液晶表示パネル126の図示上側の一辺まで導かれる。また、ゲート側に与える表示データが、制御基板121、ゲート基板接続ケーブル132、ゲートドライバ信号基板133、フレキシブルゲートドライバ基板134及びゲートドライバ135の経路で液晶表示パネル126の図示右側一辺まで導かれる。尚、図20〜図22中の符号136はインバータ基板、符号137は冷陰極蛍光管接続線、符号138は冷陰極蛍光管、符号139は導光板をそれぞれ示している。第3従来技術では、バックライトとして冷陰極蛍光管138を使用した例である。そして、この従来技術においては、ドライバの配置に関して、画面の長手方向にソースドライバ125、他方向にゲートドライバ135が配置された構造となっている。尚、この第3従来技術においては、例えば図24のようにR、G、B順次点灯が2組実現できる回路の場合、信号R1,G1,B1,R2,G2,B2を伝達するための6本の信号線に加えて、GND線と合わせ7本の配線が必要であった。
【0007】
かかる第3従来技術の構成に代えて、図24のように、赤色LED(L3−1〜L3−n,L6−1〜L6−n)、緑色LED(L2−1〜L2−n,L5−1〜L5−n)及び青色LED(L1−1〜L1−n,L4−1〜L4−n)をバックライトとして使用し、これらに対して抵抗R1〜R6及びスイッチSW1〜SW6を介して各色の信号R1,R2、G1,G2、B1,B2の入力端子に接続する(第4従来技術)。この方法では、各LED(L3−1〜L3−n,L6−1〜L6−n、L2−1〜L2−n,L5−1〜L5−n、L1−1〜L1−n,L4−1〜L4−n)を順次駆動してバックライトを走査することが可能となり、これにより動画ボケを低減することができる。尚、図24中の符号D1〜D6は過電流防止用のダイオードを示している。
【0008】
この第4従来技術の場合、複数の領域に分割したLED(L3−1〜L3−n,L6−1〜L6−n、L2−1〜L2−n,L5−1〜L5−n、L1−1〜L1−n,L4−1〜L4−n)の点灯タイミングは、ゲートドライバのシフト速度にあわせて順次点灯を行なう必要があるため、必然的に短方向に配置されたゲートドライバとLED(L3−1〜L3−n,L6−1〜L6−n、L2−1〜L2−n,L5−1〜L5−n、L1−1〜L1−n,L4−1〜L4−n)の方向とを一致させなければならない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記した第1従来技術、第2従来技術及び第4従来技術によれば、動画ボケを低減することが可能であるが、これらの従来技術を、第3従来技術のような構造に適用する場合、ドライバの配置に関して、画面の長手方向にソースドライバ125、他方向(液晶表示パネル126の短辺部分)にゲートドライバ135が配置された構造となっており、そのため、周波数の高いソースドライバ125関連の信号の配線が長くなり、電磁放射や長配線による信号の反射の影響などを受けやすい状態にならざるを得ない。
【0010】
また、一般的に液晶表示装置は、その額縁部分が狭いほうが好まれ、特に水平方向(通常は画面の長手方向)については、複数台の液晶表示装置を並べて使用する場合を想定して可及的に額縁部分を狭く形成する傾向にあるため、バックライトは、図20(第3従来技術)のように上下いずれかまたはその両方のエッジに配置することで、左右額縁部を狭く形成することが多い。
【0011】
このような形状の液晶表示装置を第2従来技術(図18及び図19)あるいは第4従来技術(図24)に適用する場合、赤、青、緑の3色のLED(111、L3−1〜L3−n,L6−1〜L6−n、L2−1〜L2−n,L5−1〜L5−n、L1−1〜L1−n,L4−1〜L4−n)をできるだけ多く配置しようとすると、LED(111、L3−1〜L3−n,L6−1〜L6−n、L2−1〜L2−n,L5−1〜L5−n、L1−1〜L1−n,L4−1〜L4−n)を画面の長手方向に配置することが望ましい。
【0012】
しかしながら、このような構造を適用しようとしても、図20のようにゲートドライバ135が液晶表示パネル126の短辺部分に図示縦長(縦方向)に配置されることから、これに応じてLED(111、L3−1〜L3−n,L6−1〜L6−n、L2−1〜L2−n,L5−1〜L5−n、L1−1〜L1−n,L4−1〜L4−n)を画面の縦方向に配置せざるを得ず、望ましい状態とはなっていなかった。
【0013】
また、これらのLED(111、L3−1〜L3−n,L6−1〜L6−n、L2−1〜L2−n,L5−1〜L5−n、L1−1〜L1−n,L4−1〜L4−n)を画面の長手方向に配置したとしても、各LED(111、L3−1〜L3−n,L6−1〜L6−n、L2−1〜L2−n,L5−1〜L5−n、L1−1〜L1−n,L4−1〜L4−n)の光路が必然的に長くなるため、1個当たりのLEDの照光範囲が広がってしまい、近隣LED(111、L3−1〜L3−n,L6−1〜L6−n、L2−1〜L2−n,L5−1〜L5−n、L1−1〜L1−n,L4−1〜L4−n)との遮光効果が薄れてしまう。また放熱板の長さを長く取れないという不利もある。
【0014】
さらに、第4従来技術(図24)のように、複数の領域に分割したLED(L3−1〜L3−n,L6−1〜L6−n、L2−1〜L2−n,L5−1〜L5−n、L1−1〜L1−n,L4−1〜L4−n)の点灯タイミングをゲートドライバのシフト速度にあわせて順次点灯を行なう場合は、継ぎ目の両端でシフトの開始点と最終点に相当する時間差が発生してしまい、継ぎ目付近のLED(L3−1〜L3−n,L6−1〜L6−n、L2−1〜L2−n,L5−1〜L5−n、L1−1〜L1−n,L4−1〜L4−n)の点灯と画像表示とのタイミングがあわずに画質が劣化する。
【0015】
この際、分割の継ぎ目部分の両側のゲートドライバのシフト時間に時間差があるとLED(L3−1〜L3−n,L6−1〜L6−n、L2−1〜L2−n,L5−1〜L5−n、L1−1〜L1−n,L4−1〜L4−n)の発光も同一方向の順次点灯を行うため、継ぎ目の両端の時間差を持ったLED(L3−1〜L3−n,L6−1〜L6−n、L2−1〜L2−n,L5−1〜L5−n、L1−1〜L1−n,L4−1〜L4−n)の光が重なってしまい、混色が生じて鮮明な画像を得にくくなるという不利がある。
【0016】
そこで、この発明の課題は、LEDを使用したバックライトによりフィールドシーケンシャル方式の液晶表示を実現する場合に、ゲートドライバとソースドライバの最適な配置及びデータの変換方式を実現し得る液晶表示装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく、請求項1に記載の発明は、映像を表示する液晶表示パネルと、前記液晶表示パネルに画像データを出力する画像データ処理部と、前記画像データ処理部で処理する画像を一時的に蓄える画像メモリと、前記液晶表示パネルの背面に位置し白単色または赤、青及び緑の色の光を別々に発光できるバックライトと、前記バックライトの点灯を制御するバックライト制御部と、前記液晶表示パネルの長辺に沿って配置されるゲートドライバと、前記ゲートドライバを搭載するための配線が形成されたゲートドライバ信号基板と、前記液晶表示パネルの短辺に沿って配置されるソースドライバと、前記ゲートドライバ信号基板より短い配線長の、前記ソースドライバを搭載するための配線が形成されたソースドライバ信号基板と、前記画像データ処理部と前記ゲートドライバ信号基板との間、及び前記ゲートドライバ信号基板と前記ゲートドライバとの間で低い周波数信号を通すゲートドライバ配線経路と、前記ゲートドライバ配線経路より短く、前記画像データ処理部と前記ソースドライバ信号基板との間、及び前記ソースドライバ信号基板と前記ソースドライバとの間で高い周波数信号を通すソースドライバ配線経路と、前記ソースドライバ及び前記ゲートドライバへの書き込みタイミングを制御するタイミング制御部とを備え、前記バックライトが、前記液晶表示パネルの前記ゲートドライバの配置と同一方向に沿って、白色、または赤色、青色及び緑色の光を別々に発光できる複数の発光素子を備え、前記バックライト制御部が、前記ゲートドライバのシフト速度に合わせて前記バックライトの前記各発光素子の点灯開始時間を順次シフトさせ、前記各発光素子が、前記液晶表示パネルの表示面方向での光の広がりが少い指向性を有し、前記液晶表示パネルの表示画面の書き込み領域が、前記ゲートドライバのパルスのシフト方向に2分割されて、両領域に並列にデータが書き込まれるようにし、前記バックライト制御部が、前記両領域の分割の継ぎ目部分に対応して配置される前記バックライトの前記発光素子の点灯時間の時間差が大きくならないように、前記発光素子の点灯シフト方向を、前記継ぎ目部分を境に互いに逆方向に設定し、前記タイミング制御部が、前記ゲートドライバのシフト方向を前記発光素子の点灯シフト方向に対応して、前記継ぎ目部分を境に互いに逆方向に設定するものである。
【0018】
請求項2に記載の発明は、映像を表示する液晶表示パネルと、前記液晶表示パネルに画像データを出力する画像データ処理部と、前記画像データ処理部で処理する画像を一時的に蓄える画像メモリと、前記液晶表示パネルの背面に位置し白単色または赤、青及び緑の色の光を別々に発光できるバックライトと、前記バックライトの点灯を制御するバックライト制御部と、前記液晶表示パネルの長辺に沿って配置されるゲートドライバと、前記ゲートドライバを搭載するための配線が形成されたゲートドライバ信号基板と、前記液晶表示パネルの短辺に沿って配置されるソースドライバと、前記ゲートドライバ信号基板より短い配線長の、前記ソースドライバを搭載するための配線が形成されたソースドライバ信号基板と、前記画像データ処理部と前記ゲートドライバ信号基板との間、及び前記ゲートドライバ信号基板と前記ゲートドライバとの間で低い周波数信号を通すゲートドライバ配線経路と、前記ゲートドライバ配線経路より短く、前記画像データ処理部と前記ソースドライバ信号基板との間、及び前記ソースドライバ信号基板と前記ソースドライバとの間で高い周波数信号を通すソースドライバ配線経路と、前記ソースドライバ及び前記ゲートドライバへの書き込みタイミングを制御するタイミング制御部とを備え、前記バックライトが、逆電圧印加時の電流迂回用に互いに並列逆接続された発光素子の組で構成されたものである。
請求項3に記載の発明は、映像を表示する液晶表示パネルと、前記液晶表示パネルに画像データを出力する画像データ処理部と、前記画像データ処理部で処理する画像を一時的に蓄える画像メモリと、前記液晶表示パネルの背面に位置し白単色または赤、青及び緑の色の光を別々に発光できるバックライトと、前記バックライトの点灯を制御するバックライト制御部と、前記液晶表示パネルの長辺に沿って配置されるゲートドライバと、前記ゲートドライバを搭載するための配線が形成されたゲートドライバ信号基板と、前記液晶表示パネルの短辺に沿って配置されるソースドライバと、前記ゲートドライバ信号基板より短い配線長の、前記ソースドライバを搭載するための配線が形成されたソースドライバ信号基板と、前記画像データ処理部と前記ゲートドライバ信号基板との間、及び前記ゲートドライバ信号基板と前記ゲートドライバとの間で低い周波数信号を通すゲートドライバ配線経路と、前記ゲートドライバ配線経路より短く、前記画像データ処理部と前記ソースドライバ信号基板との間、及び前記ソースドライバ信号基板と前記ソースドライバとの間で高い周波数信号を通すソースドライバ配線経路と、前記ソースドライバ及び前記ゲートドライバへの書き込みタイミングを制御するタイミング制御部とを備え、前記バックライトが、1つまたは複数のスター結線された順次点灯用の発光素子を備える回路で構成され、順次駆動するための前記発光素子の領域が複数個形成されるものである。
【0019】
請求項4に記載の発明は、請求項2または請求項3に記載の液晶表示装置であって、前記バックライトが、前記液晶表示パネルの前記ゲートドライバの配置と同一方向に沿って、白色、または赤色、青色及び緑色の光を別々に発光できる複数の発光素子を備え、前記バックライト制御部が、前記ゲートドライバのシフト速度に合わせて前記バックライトの前記各発光素子の点灯開始時間を順次シフトさせ、前記各発光素子が、前記液晶表示パネルの表示面方向での光の広がりが少い指向性を有するものである。
【0020】
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の液晶表示装置であって、前記バックライト制御部が、前記ゲートドライバのパルスのシフト速度に合わせて前記バックライトの発光素子の点灯に遅延を持たせるため、複数個のゲート駆動出力を持つ前記ゲートドライバの個々のシフトパルス出力を、同じく複数個単位でブロック化した前記発光素子の点灯開始信号及び終了制御信号と同じタイミングで出力するものである。
請求項6に記載の発明は、請求項4に記載の液晶表示装置であって、前記バックライト制御部が、前記ゲートドライバのパルスのシフト速度に合わせて前記バックライトの発光素子の点灯に遅延を持たせるため、複数個のゲート駆動出力を持つ前記ゲートドライバの個々のシフトパルス出力を、同じく複数個単位でブロック化した前記発光素子の点灯開始信号及び終了制御信号と同じタイミングで出力するものである。
【0021】
請求項7に記載の発明は、請求項2、請求項3または請求項6に記載の液晶表示装置であって、前記バックライトが搭載されるバックライト基板と、前記ゲートドライバ基板上の前記ゲートドライバに信号を伝達するためのゲートドライバ信号基板と、前記バックライト基板上の前記バックライトを駆動するためのバックライト駆動回路とが、同一の基板上に一体化して形成されるものである。
【0022】
請求項8に記載の発明は、請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の液晶表示装置であって、前記画像データ処理部が、前記画像メモリ内のデータを読み出す際、当該データの行と列を入れ替えて読み出し、当該データを前記ソースドライバに供給するものである。
【0025】
請求項9に記載の発明は、請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の液晶表示装置であって、前記バックライトがバックライト基板上に搭載された複数の発光素子で構成され、前記各発光素子の領域が順次点灯を可能とするような前記バックライト基板上の特定の位置に配置されたものである。
【0026】
【発明の実施の形態】
{実施形態1}
図1はこの発明の実施形態1に係る液晶表示装置を示すブロック図である。この液晶表示装置は、図1の如く、制御基板1と、モノクロまたはカラーの透過型の液晶表示パネル3と、この液晶表示パネル3の背面光源となるバックライト2と、液晶表示パネル3へ画像データを書き込むためのデータ線を駆動するソースドライバ4と、液晶表示パネル3への書き込みラインを選択するゲートドライバ5と、一時的に赤、青及び緑の3色それぞれの1画面分の画像データを貯える画像メモリ11と、この画像メモリ11のデータの読み書きの制御及び画像の拡大や縮小などの画像処理を行なう画像データ処理部12と、ゲートドライバ5及びソースドライバ4への書き込みタイミングやクロックの供給を制御するタイミング制御部13と、バックライト2の点灯タイミングを制御するバックライト制御部14と、画像データ処理部12、タイミング制御部13及びバックライト制御部14の初期動作や動作途中の機能の切り替えなどの各種設定を行なうマイクロコンピュータチップ(以下「マイコン」と略称する)15と、外部のパーソナルコンピュータ(PC)等の映像ソースから入力した映像データを所定のデータ形式に変換(例えば、アナログ入力の場合はアナログ/ディジタル変換器(ADC)により、あるいはTMDSやLVDSなどのディジタルI/F信号の場合はそれぞれのレシーバによりデジタルの8ビットまたはそれ以上のビット数のデジタル画像信号に変換)する画像前処理部16とを備える。そして、画像メモリ11、画像データ処理部12、タイミング制御部13、バックライト制御部14、マイコン15及び画像前処理部16は、制御基板1に実装搭載される。
【0027】
図2は、ソースドライバ4、ゲートドライバ5及びバックライト2の位置関係を示すブロック図である。この実施の形態では、ゲートドライバ5を、液晶表示パネル3の長辺部分に長手方向に配置しており、このゲートドライバ5の配置位置に対応して、液晶表示パネル3の上下の両長辺部分(上下のゲートドライバ5が配置された片側のみであってもよい)のエッジにバックライト2を配置している。尚、図2と図1では、ゲートドライバ5の配置位置が逆になっているが、ゲートドライバ5をいずれの配置に配置しても差し支えない。
【0028】
図3〜図5はこの液晶表示装置の具体的なパネル構造を示している。この液晶表示装置では、液晶表示パネル3とソースドライバ4の間は、フレキシブルソースドライバ基板23により接続される。そして、ソースドライバ4と制御基板1との間の信号は、制御基板1とソースドライバ信号基板22との間のソース基板接続ケーブル21、ソースドライバ信号基板22上の配線、及びソースドライバ信号基板22とソースドライバ4との間のフレキシブルソースドライバ基板23における配線(尚、ソース基板接続ケーブル21及びフレキシブルソースドライバ基板23を「ソースドライバ配線経路」と総称する)を経由して伝送され、これらの信号経路において、データ線、クロック1本、シフト方向制御、リセット及びデータラッチ等、11〜15本の信号線及び各種電子部品を経由して伝送される。勿論、このルートでソースドライバ4及び液晶表示パネル3への電源供給も行なわれる。尚、液晶表示パネル3と、この液晶表示パネル3の端部近傍に配置されるバックライト2からの光を導くための導光板24(図5)と、液晶表示パネル3を支える板金(フレーム)等から所謂「液晶表示モジュール」が構成される。
【0029】
また、液晶表示パネル3とゲートドライバ5との間は、フレキシブルゲートドライバ基板28により接続される。そして、ゲートドライバ5と制御基板1との間の信号は、制御基板1とゲートドライバ信号基板27との間のゲート基板接続ケーブル26、ゲートドライバ信号基板27上の配線、及びゲートドライバ信号基板27とゲートドライバ5との間のフレキシブルゲートドライバ基板28における配線(尚、ゲート基板接続ケーブル26及びフレキシブルゲートドライバ基板28を「ゲートドライバ配線経路」と総称する)を経由して伝送され、これらの信号経路において、クロック信号用電線が1本と、シフト方向制御、リセット及びシフトスタート等の制御用電子部品及び4〜5本の信号線を経由して伝送が行われる。勿論、このルートで、ゲートドライバ5及び液晶表示パネル3への電源供給も行なわれる。
【0030】
ここで、液晶表示パネル3の長辺方向にゲートドライバ5を配置し、短辺方向にソースドライバ4を配置していることから、ソースドライバ信号基板22上の配線長は、ゲートドライバ信号基板27上の配線長よりも短く形成されている。
【0031】
そして、図3及び図5のように、液晶表示パネル3の図示上下両端部(液晶表示モジュールの上下両額縁部)にバックライト基板2aが設置され、このバックライト基板2a上にLED(発光素子)2bが搭載されてバックライト2が構成される。バックライト2と制御基板1上のバックライト制御部14(図1)との間の接続は、バックライト接続ケーブル29によって行われる。
【0032】
図1において、外部のPC等の映像ソースから入力した信号は、画像前処理部16によりデジタル信号に変換された後、画像データ処理部12により画像の拡大縮小、画像メモリ部へのデータの書き込み、及びデータの読み出し時のデータ順序の切り替えなどの画像処理を行い、デジタルデータとしてソースドライバ4へ出力される。ソースドライバ4は内部でデジタルデータをDACによりアナログ信号へ変換し、液晶表示パネル3内のデータ線へ送り出す。
【0033】
同時にソースドライバ4及びゲートドライバ5のクロック信号及び書き込みスタート信号などをタイミング制御部13で制御し、液晶表示パネル3への画像書き込みが行なわれる。ここで、ゲートドライバ5への信号の周波数はせいぜい数十KHzから200KHzまでであるのに対して、ソースドライバ4への信号は、その数百から3000倍程度の周波数の信号となる。
【0034】
一般的なカラーフィルタを使った液晶表示パネル3の場合は、長手方向が画面の水平方向に相当し、ソースドライバ4の出力は水平画素数の3倍になる。
【0035】
この実施の形態によれば、液晶表示パネル3の長手方向にゲートドライバ5を配置するため、ゲートドライバ5への信号の周波数がせいぜい数十から200KHzまでであるのに対して、その数百から3000倍程度の周波数の信号を取り扱い、且つ信号線の数が数倍となるソースドライバ4と制御基板1との間のソースドライバ配線経路21,23及びソースドライバ信号基板22上の配線が、制御基板1からソース基板接続ケーブル21及びソースドライバ信号基板22を経由したソースドライバ4への接続となる。そして、ソースドライバ信号基板22上の配線長が、ゲートドライバ信号基板27上の配線長よりも短く形成されていることも相まって、図3に示すように、制御基板1からゲートドライバ5に至るゲートドライバ配線経路26,28及びゲートドライバ信号基板27の合計の配線長に比べて非常に短くなる。さらにソースドライバ信号基板22の中程から信号を注入できるため経路はより短くなる。
【0036】
このように、ゲートドライバ5に比べて、取り扱う信号の周波数が高く信号線数の多いソースドライバ4への配線経路(ソースドライバ配線経路21,23及びソースドライバ信号基板22上の配線)をゲートドライバ配線経路26,28及びゲートドライバ信号基板27の合計の配線長に比べて短くすることができるため、第3従来技術のようなドライバ配置の従来技術に比べて、電磁放射を少なくでき、ノイズの混入を低減することができる。また、ソースドライバ4は出力のデータ線の数だけDAコンバータを持っているため、単純なバッファ出力のゲートドライバ5に対して消費電力が大きいが、この消費電力の大きなソースドライバ4を少なくすることで、液晶表示装置全体の消費電力を抑制することができる。
【0037】
尚、図3はバックライト2としてLED2aを用いる例を示しているが、従来と同じように冷陰極蛍光管を使ったバックライトの場合でもゲートドライバ5とソースドライバ4の配置を従来(第3従来技術)に対して入れ替えることにより同様の効果を得られる。
【0038】
{実施形態2}
図7はこの発明の実施形態2に係る液晶表示装置の一部を示すブロック図である。なお、図7では実施形態1と同様の機能を有する要素については同一符号を付している。
【0039】
上記した実施形態1で説明したものと同様に画像を一時的に蓄える画像メモリ11内のデータを、図6のように、画像メモリ11に書き込んだ順番で読み出し(FIFO)、液晶表示パネル3の長手方向と異なる方向(短辺部分)に配置したソースドライバ4に出力する。そうすると、液晶表示パネル3に表示されるデータの行と列とが入れ替わってしまい、縦横90度回転した画像が表示されてしまう。かかる事態を防止するため、図7のように画像メモリの読み出しの際に画像データ処理部12で行と列のデータを入れ替えておく(行−列変換処理)ことによって、液晶表示パネル3へ正常な表示を行なうことができる。
【0040】
このように、この実施の形態では、ソースドライバ4とゲートドライバ5に伝送するデータを画像メモリ11から取り出す際に、行と列のデータを入れ替えることにより、ソースドライバ4とゲートドライバ5の配置を第3従来技術に対して入れ替えた構造の表示パネルであっても、正常な表示画像を得ることができる。
【0041】
尚、実施形態1及び実施形態2では、フィールドシーケンシャル方式の例を挙げて説明したが、例えばカラーフィルターによるR,G,B同時表示方式などでも適用可能である。
【0042】
{実施形態3}
図8はこの発明の実施形態3に係る液晶表示装置の一部を示す模式図である。なお、図8では実施形態1と同様の機能を有する要素については同一符号を付している。
【0043】
この実施の形態の液晶表示装置は、上述の実施形態1と同様に、液晶表示パネル3のゲートドライバ(図1〜図3中の符号5)の配置と同一方向に、白色または赤、青、緑の色の光を別々に発光できるLED(Led1〜Ledn,Ledn+1〜Ledm:図3中の符号2bに相当)を使用したバックライト2(図8)のようにを配置し、ゲートドライバ(図1〜図3中の符号5)のシフト速度(シフトパルス出力のタイミング:書き込み遅延)に合わせて、バックライト2の個々のLED(Led1〜Ledn,Ledn+1〜Ledm)の点灯開始時間を順次シフトさせるようになっている。
【0044】
尚、走査線の数が768本であり、LED(Led1〜Ledn,Ledn+1〜Ledm)の個数が44個の場合、LED(Led1〜Ledn,Ledn+1〜Ledm)1個当たりの走査線の数は17.5本になる。
【0045】
そして、この実施の形態では、図8のように、個々のLED(Led1〜Ledn,Ledn+1〜Ledm)の表示面方向の光の広がりを少なくするように、LED(Led1〜Ledn,Ledn+1〜Ledm)に一定の指向性を持たせ、ゲートドライバ5に与える信号(ゲートパルス)のシフト方向の表示面に対して、各LED(Led1〜Ledn,Ledn+1〜Ledm)の光が及ぶ範囲を限定的にする。これにより、LED(Led1〜Ledn,Ledn+1〜Ledm)を用いたバックライト2の照光範囲を数ブロックに分け、それぞれに時間差を設け点灯させるといった物理的に困難な点灯シフト方向に対して、光学的な遮光壁を使わずに、遮光壁と同様の効果を待たせることができる。
【0046】
このように、この実施の形態では、ゲートパルスのシフト時間による液晶表示パネル3内の書き込み遅延に対応して、LED(Led1〜Ledn,Ledn+1〜Ledm)を用いたバックライト2の点灯遅延を実現でき、表示映像とLED(Led1〜Ledn,Ledn+1〜Ledm)の点灯色とのずれを軽減できる。
【0047】
{実施形態4}
図9はこの発明の実施形態4に係る液晶表示装置を示すブロック図である。なお、図9では実施形態1と同様の機能を有する要素については同一符号を付している。また、図9中の符号17はLED駆動回路(バックライト駆動回路)を示している。
【0048】
上記した実施形態1及び実施形態2において、ゲートドライバ5−1〜5−mに与えるゲートパルスのシフト速度(シフトパルス出力のタイミング:書き込み遅延)に合わせて、赤色LED(RF1−1〜RF1−n,RF2−1〜RF2−n,RF3−1〜RF3−n,…,RFm−1〜RFm−n)、緑色LED(GF1−1〜GF1−n,GF2−1〜GF2−n,GF3−1〜GF3−n,…,GFm−1〜GFm−n)及び青色LED(BF1−1〜BF1−n,BF2−1〜BF2−n,BF3−1〜BF3−n,…,BFm−1〜BFm−n)を有するバックライト2の点灯に遅延を持たせるため、図9中で実線で示した接続配線30のように複数個で構成されるゲートドライバ5−1〜5−mの個々の出力信号を、同じく複数個単位でブロック化したLED(RF1−1〜RF1−n,RF2−1〜RF2−n,RF3−1〜RF3−n,…,RFm−1〜RFm−n,GF1−1〜GF1−n,GF2−1〜GF2−n,GF3−1〜GF3−n,…,GFm−1〜GFm−n,BF1−1〜BF1−n,BF2−1〜BF2−n,BF3−1〜BF3−n,…,BFm−1〜BFm−n)の駆動信号生成回路に入力し、このLED(RF1−1〜RF1−n,RF2−1〜RF2−n,RF3−1〜RF3−n,…,RFm−1〜RFm−n,GF1−1〜GF1−n,GF2−1〜GF2−n,GF3−1〜GF3−n,…,GFm−1〜GFm−n,BF1−1〜BF1−n,BF2−1〜BF2−n,BF3−1〜BF3−n,…,BFm−1〜BFm−n)の駆動信号の生成を行うようにする。
【0049】
このようにすることで、この実施の形態では、液晶表示パネル3へのデータの順次書き込みとLED(RF1−1〜RF1−n,RF2−1〜RF2−n,RF3−1〜RF3−n,…,RFm−1〜RFm−n,GF1−1〜GF1−n,GF2−1〜GF2−n,GF3−1〜GF3−n,…,GFm−1〜GFm−n,BF1−1〜BF1−n,BF2−1〜BF2−n,BF3−1〜BF3−n,…,BFm−1〜BFm−n)のブロック単位での順次点灯を容易に同期させることができる。
【0050】
この場合、バックライト2が搭載されるバックライト基板2a(図3参照)と、ゲートドライバ基板28上のゲートドライバ5に信号を伝達するためのゲートドライバ信号基板27と、バックライト2を駆動するためのバックライト駆動回路17とが、同一の基板上に一体化して形成されることで、基板の小型化と高集積化を実現することができる。
【0051】
{実施形態5}
図10は、この発明の実施形態5に係る液晶表示装置のバックライト制御部14及びバックライト2の一例を示す回路図、図11は同じくそのバックライト2(LED(RB,BB,GB,BF,GF,RF))の点灯オン/オフ信号等の各信号を示す図である。
【0052】
この実施の形態の液晶表示装置において、図10の如く、バックライト制御部14は、電源Vccに、各LED(RB,BB,GB,BF,GF,RF)を駆動するためのスイッチング素子FEF1〜FEF3,FER1〜FER3が接続される。スイッチング素子FEF1,FER1が電源Vccに直列に接続され、両スイッチング素子FEF1,FER1の接続点が、相互に逆向きに接続(並列逆接続)された一対のLED(RB,BF)からなる回路に接続される。同様に、スイッチング素子FEF2,FER2が電源Vccに直列に接続されて、これらの接続点が、相互に逆向きに接続されたLED(BB,GF)からなる回路に接続され、スイッチング素子FEF3,FER3が電源Vccに直列に接続されて、これらの接続点が、相互に逆向きに接続されたLED(GB,RF)からなる回路に接続される。尚、LED(RB)のカソードとLED(BF)のアノード、LED(BB)のカソードとLED(GF)のアノード、LED(GB)のカソードとLED(RF)のアノードは、共通に接続されている。かかる接続を「Y配線」(スター結線)と称す。このようにY配線を行うのは、後述するように、バックライト基板2aとバックライト制御部14を搭載する制御基板1との間の配線数を減らすためである。
【0053】
そして、ゲートドライバ(図1〜図3中の符号5)に与えるシフトパルス信号(図示省略)並びにクロック信号(図示省略)及びバックライト2(LED2b)の点灯オン/オフ信号31a,31b(図11)等の各信号は、制御基板1上に搭載されたタイミング制御部13で生成し、図3に示すゲート基板接続ケーブル26を経てゲートドライバ信号基板27、さらにはフレキシブルゲートドライバ基板28上のゲートドライバ5へ供給される。これにより、図11中の符号32a,32bのように各LED(RB,BB,GB,BF,GF,RF)が点灯する。
【0054】
この経路において、バックライト制御部14からバックライト2(LED2b)に与える制御信号は、数十Hzと他の信号に比べ低く、そのLED駆動電圧もせいぜい数V〜十数Vである。したがって同一基板上にゲートドライバ5への信号とバックライト制御部14(LED駆動信号生成回路)を配置しても、お互いの信号の干渉を考慮しなくて良い。
【0055】
このようにすることにより、ゲートドライバ信号基板27を小型化でき、バックライト制御部14の配線とゲートドライバ5のための配線(図3におけるバックライト接続ケーブル29)を別々の回路で、しかも互いの信号を数千Vの耐圧を考慮した絶縁構造によって隔離する必要もない。
【0056】
{実施形態6}
図13は、この発明の実施形態6に係る液晶表示装置の概要を示すブロック図である。
【0057】
上述した実施形態1における液晶表示装置の液晶表示パネル3(図1)へのデータ書き込み速度を向上するため、図13のように表示画面への書き込みのためのゲートドライバ5a,5b(5)を、このゲートドライバ5a,5b(5)に与えるゲートパルスのシフト方向に沿って2分割し、液晶表示パネル3の左右の画面3a,3b(3)へ並列にデータを書き込むようにしている。尚、図13中のU−(1)〜U−(m),L−(m)〜L−(1)は液晶表示パネル3の透明電極を示している。
【0058】
この場合、表示画面左部のソースドライバ4a(4)は左半分用のデータ設定用に使用し、表示画面右部のソースドライバ4b(4)は右半分用のデータ設定用に使用される。
【0059】
そして、液晶表示パネル3に画像表示を行う場合は、図13中の矢印Q1,Q2の方向にゲートパルスとバックライト(LEDバックライト)2−1,2−2(2)が相互に対応するように点灯開始時間をシフトさせる。この際のバックライト(LEDバックライト)2−1,2−2(2)の点灯シフト動作は、バックライト制御部14(図1)により制御される。
【0060】
このように、液晶表示パネル3の表示画面をゲートドライバ5の長手方向に2分割することにより、ゲートドライバ5及びバックライト2−1,2−2(2)の走査方向を短くすることができ、よって、矢印Q1,Q2が向かい合う中心部の左右の境付近ではLEDバックライト2−1,2−2(2)の点灯開始/終了時間及びゲートパルスが有効となる時間の位相差を低減することができる。即ち、中央部でのLEDバックライト2−1,2−2(2)の点灯開始/終了時間を合わせるとともに、ゲートパルスが有効となる時間をも合わせることができるため、画面の中央部分で映像やLED2−1,2−2(2)の点灯時のつなぎ目が発生するのを防止できる。特に、実施形態3のように、LEDの照光に対して遮光構造を用いない場合に、中央のつなぎ目付近において、映像のつなぎ目の連続性によりなめらかな表示を得ることができる。
【0061】
{実施形態7}
実施形態1において、図10(実施形態5)のように、バックライト2を構成するLEDバックライト基板2a上でLED2b(RB,BB,GB,BF,GF,RF)の配線をY配線(スター結線)とすることで、バックライト制御部(LED点灯制御回路)14を搭載する制御基板1とLEDバックライト基板2aとの間を少ない本数の配線で接続できる。この配線によりLED2b(RB,BB,GB,BF,GF,RF)のための電源供給と赤、緑、青の個別点灯制御を行なうことが可能である同時に、バックライト2の2つに分けた照射領域を任意の時間差で制御することが可能となるので、バックライト基板2aと制御基板1との間の配線数を減らしつつも、多くの発光素子の点灯時間の位相を可変に制御できる領域数を可及的に大きくすることが可能となる。この場合、各領域a(画面の左半分3aに対応),b(画面の右半分3bに対応)に属する複数のLED(発光素子)2bがバックライト基板2a上の特定の領域a,bに配置されるようにし、これにより、バックライト2の順次点灯が可能となる。
【0062】
ここで、図14は図10に示す回路のバックライト2の実施形態7における具体的な配置図例を示している。この図14のバックライト2において、符号RB1〜RBn,BB1〜BBn,GB1〜GBn,BF1〜BFn,GF1〜GFn,RF1〜RFnはLEDを示しており、これらのLED(RB1〜RBn,BB1〜BBn,GB1〜GBn,BF1〜BFn,GF1〜GFn,RF1〜RFn)の左半分(領域a)と右半分(領域b)が図12に示すようなタイミングで制御され、各色R,G,BのLEDは図12のように点灯する。
【0063】
図24に示した第4従来技術においては、2つの照射領域を基準となる照射領域からの時間差0〜1/3フレーム周期まで任意に変化させる場合は、信号R1,G1,B1,R2,G2,B2を伝達するための6本の信号線に加えて、GND線と合わせ7本の配線が必要であったが、図10では3本の配線で実現できる。さらに、制御できる領域を増やす場合、従来の方式では領域数(個々の領域における配線数)n(ただし、nは2の倍数で選択可能)に対して配線の数mは、次の(1)式のようになる。
【0064】
m=1+3n …(1)
しかしながら、この実施形態では、次の(2)式のようになる。
【0065】
m=2n−n/2 …(2)
これにより、第3従来技術に比べて、配線数を低減することができる。
【0066】
図15は、図10に示したバックライト2の接続態様を改良したこの実施形態の液晶表示装置の概要を示す回路図である。この実施形態では、各領域において直列に配置されたLED(RB1〜RBn,BB1〜BBn,GB1〜GBn,BF1〜BFn,GF1〜GFn,RF1〜RFn)の個数を増やし、各LED(RB1〜RBn,BB1〜BBn,GB1〜GBn,BF1〜BFn,GF1〜GFn,RF1〜RFn)の駆動電圧を上げる場合の回路例を示す。温度の影響を無視すると、各LED(RB1〜RBn,BB1〜BBn,GB1〜GBn,BF1〜BFn,GF1〜GFn,RF1〜RFn)の駆動電流と光量とは大凡に比例するため、定電流回路を用いて制御する方法が一般的である。この場合LED(RB1〜RBn,BB1〜BBn,GB1〜GBn,BF1〜BFn,GF1〜GFn,RF1〜RFn)の並列本数に対して直列接続された素子数を相対的に多くすると、定電流回路が少なくて済むことになり、回路効率を向上することができる。また、駆動電圧を大きくすることで、回路全体の入力電流も減らすことができ、配線や個々のスイッチなどによる電流によるロスを少なくでき回路、電源全体の効率向上が可能である。
【0067】
このように、この実施形態によれば、バックライト制御部14とLEDバックライト基板2aとの間において、少ない配線で複数の位相を持つLED駆動信号を制御できる。
【0068】
尚、上記各実施の形態では、ソースドライバ4を搭載するソースドライバ信号基板22と、ゲートドライバ5を搭載するゲートドライバ信号基板27とを、液晶表示パネル3とは別体に形成していたが、ソースドライバ信号基板22とゲートドライバ信号基板27とを、液晶表示パネル3の端部に一体に形成しても差し支えない。
【0069】
【発明の効果】
請求項1、請求項2及び請求項3に記載の発明によれば、液晶表示パネルの長辺に沿ってゲートドライバを配置し、短辺に沿ってソースドライバを配置しているので、ソースドライバに係る短辺側の画素数が、ゲートドライバに係る長辺側の画素数より小さくなる。したがって、長辺に沿ってソースドライバを配置し且つ短辺に沿ってゲートドライバを配置していた従来例に比べて、直接的に電荷を供給し且つ高い周波数で動作するため、ゲートドライバに比べ電力消費の大きいソースドライバの数を削減することができる。例えば、水平1024画素、垂直768画素の液晶表示パネルの場合、フィールドシーケンシャル方式ではソース線を348本駆動できるソースドライバを画面の長手方向に使用した場合は3個必要であるが、短方向に使用した場合は2個で済む。
【0070】
そして、画像データ処理部とソースドライバとの間で高い周波数の信号を通さなければならないソースドライバ信号基板上の配線及びソースドライバ配線経路を、画像データ処理部とゲートドライバとの間で低い周波数信号を通すゲートドライバ信号基板上の配線及びゲートドライバ配線経路よりも短く形成しているので、ソースドライバ配線経路における不要電磁放射を少なくでき、動作速度の速いソースドライバの駆動を実現できる。
【0071】
そして、請求項1に記載の発明によれば、液晶表示パネルの表示画面の書き込み領域がゲートドライバのパルスのシフト方向に2分割されて、両領域に並列にデータが書き込まれるようにし、バックライト制御部が、両領域の分割の継ぎ目部分に対応して配置されるバックライトの発光素子の点灯時間の時間差が大きくならないように、発光素子の点灯シフト方向を、継ぎ目部分を境に互いに逆方向に設定し、タイミング制御部が、ゲートドライバのシフト方向を発光素子の点灯シフト方向に対応して、継ぎ目部分を境に互いに逆方向に設定するので、継ぎ目部分で映像やバックライトの点灯時のつなぎ目が目立つのを防止できる。特に請求項4のように、発光素子の照光に対して遮光構造を用いない場合に、継ぎ目付近において、映像のつなぎ目の連続性によりなめらかな表示を得ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、バックライトが並列逆接続された発光素子の組で構成されるので、制御基板上または制御基板とバックライト間の配線やケーブル等から進入するサージ電圧が発光素子に逆電圧として印加しようとしても、これと逆接続された発光素子に電流を迂回させることで保護を図ることが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、バックライトが、互いにスター結線された複数の発光素子で構成されるので、バックライト基板と制御基板との間の配線数を減らしつつも、多くの発光素子の点灯時間の位相を可変に制御できる領域数を可及的に大きくすることが可能となる。
【0072】
請求項1及び請求項4に記載の発明によれば、バックライトが、液晶表示パネルのゲートドライバの配置と同一方向に沿って、白色、または赤色、青色及び緑色の光を別々に発光できる複数の発光素子を備え、バックライト制御部が、ゲートドライバのシフト速度に合わせてバックライトの各発光素子の点灯開始時間を順次シフトさせ、各発光素子が、液晶表示パネルの表示面方向での光の広がりが少い指向性を有するので、発光素子の点灯シフト方向に対して光学的な遮光壁を使わずに、遮光壁と同様の効果を待たせることができ、安価で且つ表示品質の高い液晶表示装置を得ることができる。
【0073】
請求項5及び請求項6に記載の発明によれば、バックライト制御部が、ゲートドライバのパルスのシフト速度に合わせてバックライトの発光素子の点灯に遅延を持たせるため、複数個のゲート駆動出力を持つゲートドライバの個々のシフトパルス出力を、同じく複数個単位でブロック化した発光素子の点灯開始信号及び終了制御信号と同じタイミングで出力するので、表示映像とバックライトの点灯色とのずれを軽減できる。
【0074】
請求項7に記載の発明によれば、バックライトが搭載されるバックライト基板と、ゲートドライバ基板上のゲートドライバに信号を伝達するためのゲートドライバ信号基板と、バックライト基板上のバックライトを駆動するためのバックライト駆動回路とが、同一の基板上に一体化して形成されるので、基板の小型化と高集積化を実現することができる。
【0075】
請求項8に記載の発明によれば、画像データ処理部が画像メモリ内のデータを読み出す際、当該データの行と列を入れ替えて読み出し、当該データを液晶表示パネル側の長手とは異なる方向に配置したソースドライバに供給するので、従来の技術に対して請求項1のようにソースドライバとゲートドライバの配置を入れ替えた構造の表示パネルであっても、正常な表示画像を得ることができる。
【0078】
請求項9に記載の発明によれば、各領域に属する複数の発光素子が順次点灯制御され、バックライト基板上発光素子も、順次点灯可能な特定の位置に配置されるため、バックライトは順次点灯可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態1に係る液晶表示装置を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施形態1に係る液晶表示装置を示すブロック図である。
【図3】この発明の実施形態1に係る液晶表示装置を示す正面図である。
【図4】この発明の実施形態1に係る液晶表示装置を示す底面図である。
【図5】この発明の実施形態1に係る液晶表示装置を示す側面図である。
【図6】一般的な液晶表示装置において画像メモリ内のデータを読み出す動作を示す概要図である。
【図7】この発明の実施形態2において画像メモリ内のデータを読み出す動作を示す概要図である。
【図8】この発明の実施形態3に係る液晶表示装置のバックライト及び液晶表示パネルを示す模式図である。
【図9】この発明の実施形態4に係る液晶表示装置を示すブロック図である。
【図10】この発明の実施形態5に係る液晶表示装置の一部を示す回路図である。
【図11】この発明の実施形態5に係る液晶表示装置におけるバックライトの点灯オン/オフ信号等の各信号を示す図である。
【図12】この発明の実施形態5に係る液晶表示装置におけるバックライトの各発光素子の領域と位相差を示す図である。
【図13】この発明の実施形態6に係る液晶表示装置を示すブロック図である。
【図14】この発明の実施形態7におけるバックライトの具体的な配置例を示す図である。
【図15】この発明の実施形態7に係る液晶表示装置の一部を示す回路図である。
【図16】第1従来技術の液晶表示装置を示す断面図である。
【図17】第1従来技術の液晶表示装置の動作を示す概念図である。
【図18】第2従来技術の液晶表示装置を示す断面図である。
【図19】第2従来技術の液晶表示装置を示す模式図である。
【図20】第3従来技術の液晶表示装置を示す正面図である。
【図21】第3従来技術の液晶表示装置を示す底面図である。
【図22】第3従来技術の液晶表示装置を示す側面図である。
【図23】第3従来技術の液晶表示装置を示す側面図である。
【図24】第4従来技術の液晶表示装置の一部を示す回路図である。
【符号の説明】
1 制御基板、2 バックライト、2a バックライト基板、2b LED、3 液晶表示パネル、3a,3b 領域、4,4a,4b ソースドライバ、5ゲートドライバ、5a,5b ゲートドライバ、11 画像メモリ、12 画像データ処理部、13 タイミング制御部、14 バックライト制御部、16 画像前処理部、21 ソース基板接続ケーブル、22 ソースドライバ信号基板、23 フレキシブルソースドライバ基板、24 導光板、26 ゲート基板接続ケーブル、27 ゲートドライバ信号基板、28 フレキシブルゲートドライバ基板、29 バックライト接続ケーブル、30 接続配線。
Claims (9)
- 映像を表示する液晶表示パネルと、
前記液晶表示パネルに画像データを出力する画像データ処理部と、
前記画像データ処理部で処理する画像を一時的に蓄える画像メモリと、
前記液晶表示パネルの背面に位置し白単色または赤、青及び緑の色の光を別々に発光できるバックライトと、
前記バックライトの点灯を制御するバックライト制御部と、
前記液晶表示パネルの長辺に沿って配置されるゲートドライバと、
前記ゲートドライバを搭載するための配線が形成されたゲートドライバ信号基板と、
前記液晶表示パネルの短辺に沿って配置されるソースドライバと、
前記ゲートドライバ信号基板より短い配線長の、前記ソースドライバを搭載するための配線が形成されたソースドライバ信号基板と、
前記画像データ処理部と前記ゲートドライバ信号基板との間、及び前記ゲートドライバ信号基板と前記ゲートドライバとの間で低い周波数信号を通すゲートドライバ配線経路と、
前記ゲートドライバ配線経路より短く、前記画像データ処理部と前記ソースドライバ信号基板との間、及び前記ソースドライバ信号基板と前記ソースドライバとの間で高い周波数信号を通すソースドライバ配線経路と、
前記ソースドライバ及び前記ゲートドライバへの書き込みタイミングを制御するタイミング制御部と
を備え、
前記バックライトが、前記液晶表示パネルの前記ゲートドライバの配置と同一方向に沿って、白色、または赤色、青色及び緑色の光を別々に発光できる複数の発光素子を備え、
前記バックライト制御部が、前記ゲートドライバのシフト速度に合わせて前記バックライトの前記各発光素子の点灯開始時間を順次シフトさせ、
前記各発光素子が、前記液晶表示パネルの表示面方向での光の広がりが少い指向性を有し、
前記液晶表示パネルの表示画面の書き込み領域が、前記ゲートドライバのパルスのシフト方向に2分割されて、両領域に並列にデータが書き込まれるようにし、
前記バックライト制御部が、前記両領域の分割の継ぎ目部分に対応して配置される前記バックライトの前記発光素子の点灯時間の時間差が大きくならないように、前記発光素子の点灯シフト方向を、前記継ぎ目部分を境に互いに逆方向に設定し、
前記タイミング制御部が、前記ゲートドライバのシフト方向を前記発光素子の点灯シフト方向に対応して、前記継ぎ目部分を境に互いに逆方向に設定することを特徴とする液晶表示装置。 - 映像を表示する液晶表示パネルと、
前記液晶表示パネルに画像データを出力する画像データ処理部と、
前記画像データ処理部で処理する画像を一時的に蓄える画像メモリと、
前記液晶表示パネルの背面に位置し白単色または赤、青及び緑の色の光を別々に発光できるバックライトと、
前記バックライトの点灯を制御するバックライト制御部と、
前記液晶表示パネルの長辺に沿って配置されるゲートドライバと、
前記ゲートドライバを搭載するための配線が形成されたゲートドライバ信号基板と、
前記液晶表示パネルの短辺に沿って配置されるソースドライバと、
前記ゲートドライバ信号基板より短い配線長の、前記ソースドライバを搭載するための配線が形成されたソースドライバ信号基板と、
前記画像データ処理部と前記ゲートドライバ信号基板との間、及び前記ゲートドライバ信号基板と前記ゲートドライバとの間で低い周波数信号を通すゲートドライバ配線経路と、
前記ゲートドライバ配線経路より短く、前記画像データ処理部と前記ソースドライバ信 号基板との間、及び前記ソースドライバ信号基板と前記ソースドライバとの間で高い周波数信号を通すソースドライバ配線経路と、
前記ソースドライバ及び前記ゲートドライバへの書き込みタイミングを制御するタイミング制御部と
を備え、
前記バックライトが、逆電圧印加時の電流迂回用に互いに並列逆接続された発光素子の組で構成されたことを特徴とする液晶表示装置。 - 映像を表示する液晶表示パネルと、
前記液晶表示パネルに画像データを出力する画像データ処理部と、
前記画像データ処理部で処理する画像を一時的に蓄える画像メモリと、
前記液晶表示パネルの背面に位置し白単色または赤、青及び緑の色の光を別々に発光できるバックライトと、
前記バックライトの点灯を制御するバックライト制御部と、
前記液晶表示パネルの長辺に沿って配置されるゲートドライバと、
前記ゲートドライバを搭載するための配線が形成されたゲートドライバ信号基板と、
前記液晶表示パネルの短辺に沿って配置されるソースドライバと、
前記ゲートドライバ信号基板より短い配線長の、前記ソースドライバを搭載するための配線が形成されたソースドライバ信号基板と、
前記画像データ処理部と前記ゲートドライバ信号基板との間、及び前記ゲートドライバ信号基板と前記ゲートドライバとの間で低い周波数信号を通すゲートドライバ配線経路と、
前記ゲートドライバ配線経路より短く、前記画像データ処理部と前記ソースドライバ信号基板との間、及び前記ソースドライバ信号基板と前記ソースドライバとの間で高い周波数信号を通すソースドライバ配線経路と、
前記ソースドライバ及び前記ゲートドライバへの書き込みタイミングを制御するタイミング制御部と
を備え、
前記バックライトが、1つまたは複数のスター結線された順次点灯用の発光素子を備える回路で構成され、
順次駆動するための前記発光素子の領域が複数個形成されることを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項2または請求項3に記載の液晶表示装置であって、
前記バックライトが、前記液晶表示パネルの前記ゲートドライバの配置と同一方向に沿って、白色、または赤色、青色及び緑色の光を別々に発光できる複数の発光素子を備え、
前記バックライト制御部が、前記ゲートドライバのシフト速度に合わせて前記バックライトの前記各発光素子の点灯開始時間を順次シフトさせ、
前記各発光素子が、前記液晶表示パネルの表示面方向での光の広がりが少い指向性を有することを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項1に記載の液晶表示装置であって、
前記バックライト制御部が、前記ゲートドライバのパルスのシフト速度に合わせて前記バックライトの発光素子の点灯に遅延を持たせるため、複数個のゲート駆動出力を持つ前記ゲートドライバの個々のシフトパルス出力を、同じく複数個単位でブロック化した前記発光素子の点灯開始信号及び終了制御信号と同じタイミングで出力することを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項4に記載の液晶表示装置であって、
前記バックライト制御部が、前記ゲートドライバのパルスのシフト速度に合わせて前記バックライトの発光素子の点灯に遅延を持たせるため、複数個のゲート駆動出力を持つ前記ゲートドライバの個々のシフトパルス出力を、同じく複数個単位でブロック化した前記発光素子の点灯開始信号及び終了制御信号と同じタイミングで出力することを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項2、請求項3または請求項6に記載の液晶表示装置であって、
前記バックライトが搭載されるバックライト基板と、前記ゲートドライバ基板上の前記ゲートドライバに信号を伝達するためのゲートドライバ信号基板と、前記バックライト基板上の前記バックライトを駆動するためのバックライト駆動回路とが、同一の基板上に一体化して形成されることを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の液晶表示装置であって、
前記画像データ処理部が、前記画像メモリ内のデータを読み出す際、当該データの行と列を入れ替えて読み出し、当該データを前記ソースドライバに供給することを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の液晶表示装置であって、
前記バックライトがバックライト基板上に搭載された複数の発光素子で構成され、前記各発光素子の領域が順次点灯を可能とするような前記バックライト基板上の特定の位置に配置されたことを特徴とする液晶表示装置。
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