JP3681067B1 - 写真処理装置及びカートリッジ - Google Patents

写真処理装置及びカートリッジ Download PDF

Info

Publication number
JP3681067B1
JP3681067B1 JP2005059733A JP2005059733A JP3681067B1 JP 3681067 B1 JP3681067 B1 JP 3681067B1 JP 2005059733 A JP2005059733 A JP 2005059733A JP 2005059733 A JP2005059733 A JP 2005059733A JP 3681067 B1 JP3681067 B1 JP 3681067B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cartridge
replenisher
loaded
recorded
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005059733A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006243412A (ja
Inventor
佳弘 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2005059733A priority Critical patent/JP3681067B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3681067B1 publication Critical patent/JP3681067B1/ja
Priority to CNA200680006934XA priority patent/CN101133361A/zh
Priority to EP06714222A priority patent/EP1865375A4/en
Priority to PCT/JP2006/303082 priority patent/WO2006092988A1/ja
Priority to US11/885,585 priority patent/US20090010639A1/en
Publication of JP2006243412A publication Critical patent/JP2006243412A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03DAPPARATUS FOR PROCESSING EXPOSED PHOTOGRAPHIC MATERIALS; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03D3/00Liquid processing apparatus involving immersion; Washing apparatus involving immersion
    • G03D3/02Details of liquid circulation
    • G03D3/06Liquid supply; Liquid circulation outside tanks

Abstract

【課題】 正規品でないカートリッジも使用可能で、正規品でないカートリッジが使用された場合に写真処理性能の著しい低下が生ずることを回避する。
【解決手段】 正規の補充液が封入された正規品の補充液カートリッジには、所定の情報が予め書き込まれたRFIDタグが付加されており、写真処理装置に補充液カートリッジが装填されるとRFIDタグからの情報の読み出しを試行し(150〜154)、情報の読み出しに成功すると所定の情報が書き込まれているか否かに基づき、装填された補充液カートリッジが正規品か否か判定する(156)。情報の読み出しに失敗した場合(154が肯定)又は所定の情報が書き込まれていないことで正規品でないと判定した場合(156が否定)には、処理速度(印画紙の搬送速度)を通常時よりも低下させると共に、処理槽への補充量を通常時よりも増大させる(166)ことで、写真処理性能の著しい低下が生ずることを回避する。
【選択図】 図6

Description

本発明は写真処理装置及びカートリッジに係り、特に、画像が記録された記録材料を処理槽内の処理剤によって処理すると共に、処理槽内へ補充するための補充剤が封入されたカートリッジが着脱自在とされた写真処理装置、及び該写真処理装置に装填可能なカートリッジに関する。
従来より、カメラによって被写体が潜像として記録された写真フィルムや、写真フィルムに記録されている画像が潜像として露光記録された印画紙等の写真感光材料を、発色現像剤、漂白定着剤、水洗水等の各処理液に順次浸漬した後に乾燥させることで、記録された潜像を画像として可視化させる写真処理装置が知られている。この種の写真処理装置において、各処理槽へ補充するための各補充剤は、補充作業の簡素化や補充剤の誤投入防止のためにカートリッジに封入された状態で供給され、このカートリッジを写真処理装置に装填することで、カートリッジ内の補充液が自動的に調液されて各処理槽へ自動的に補充される形態が主流となりつつある。
一方、写真処理装置及び写真処理装置で用いられる処理剤に対しては、迅速かつ低補充量の処理条件で十分な写真処理性能が得られるように改良及び開発が行われており、写真処理装置の新機種が開発される毎に、処理の迅速化及び低補充量化を実現する専用処理剤が新たに開発され、この専用処理剤に対応する専用補充剤がカートリッジに封入された状態で供給されるので、市場には、互いに種類の異なる補充剤が封入された複数種のカートリッジが出回っている。このため、写真処理装置へのカートリッジの誤装填等のトラブルが発生する可能性があり、特に専用補充剤のカートリッジが装填されることを前提に設計された写真処理装置に、それ以外の補充剤が封入されたカートリッジが装填された場合には、写真感光材料に可視化される画像の黄色濃度が著しく低下したり、脱銀不良が生ずる等の写真処理性能の著しい低下が生ずる。
上記に関連して特許文献1には、補充液カートリッジに付加したRFIDタグに補充液の残量を登録しておき、補充液カートリッジが写真処理装置に装填された状態で補充液カートリッジ内の補充液の残量が変化する毎に残量登録値を更新すると共に、写真処理装置に新たな補充液カートリッジが装填されると、RFIDタグに登録された残量と実際の残量の偏差が所定値以内か否かを判定することで、装填された補充液カートリッジが不適切なカートリッジか否かを判断する技術が開示されている。
また特許文献2には、印画紙容器及び補充液容器に取付けた各々のICメモリユニットにバージョン情報を書き込んでおき、写真処理装置は、装着部に設けられた情報読取機でバージョン情報を読み取り、読み取ったバージョン情報の組合わせが処理条件処方と適合しているか否か判定し、適合している場合は搬送速度及び処理温度を最適条件に制御し、不適合の場合は警報を発する技術が開示されている。
また特許文献3には、補充容器に装着したICタグに容器ID情報を書き込んでおき、写真処理装置は、補充容器のICタグから読み取った容器ID情報に基づいて、当該補充容器が、補充液追加タイミングが到来している補充タンクに適合していると判断した場合に、補充容器から補充タンクへの補充液追加充填を可能とする技術が開示されている。
上記のように、正規のカートリッジにICタグ等を付加すると共に、このICタグ等に所定の情報を記録しておき、写真処理装置に装填されたカートリッジに付加されているICタグ等から所定の情報を読み出して、装填されたカートリッジが適正なカートリッジか否かを判断したり、写真感光材料に対する処理条件を制御する技術は既に技術は提案されている。
特開2004−226790号公報 特開2004−93692号公報 特開2005−10196号公報
しかしながら、上述した特許文献1〜3の何れに記載の技術も、写真処理装置に装填されたカートリッジにICタグ等が付加されていなかったり、カートリッジに付加されたICタグ等に所定の情報が記録されていなかった場合にはエラーとなり、装填されたカートリッジ内の補充液は処理槽内への補充に使用されない。このため、ICタグ等が付加されていない旧タイプのカートリッジや、異なるメーカによって製造されたカートリッジを使用できないという問題がある。但し、写真処理装置に装填されたカートリッジが正規品であるか否かに拘らず、カートリッジ内の補充液を処理槽内への補充に無制限に用いてしまうと、前述のように写真処理性能の著しい低下が生ずる可能性が高いので望ましくない。
本発明は上記事実を考慮して成されたもので、正規品でないカートリッジも使用可能で、正規品でないカートリッジが使用された場合に写真処理性能の著しい低下が生ずることも回避できる写真処理装置及びカートリッジを得ることが目的である。
前述のように、写真処理装置や処理剤(及び補充剤)は迅速かつ低補充量の処理条件で十分な写真処理性能が得られるように改良及び開発が行われており、写真処理装置における処理速度や処理槽への補充量は、設計時に想定した正規の補充剤が封入されたカートリッジが写真処理装置に装填されることを前提にして設定されている。本願発明者は上記事実に基づき、正規の補充剤とそれ以外の補充剤との性能の差異は、主に迅速処理や低補充量の処理条件で顕著となることに着目し、写真処理装置に装填されたカートリッジが正規品でない場合(正規の補充剤以外の補充剤が封入されたカートリッジが装填された場合)にも、通常の処理条件よりも処理速度を低下させたり、処理槽への補充量を増大させれば、写真処理性能を或る程度のレベルに維持できることに想到して本発明を成すに至った。
上記に基づき請求項1記載の発明に係る写真処理装置は、画像が記録された記録材料を処理槽内の処理剤によって処理すると共に、前記処理槽内の処理剤に補充するための補充剤が封入されたカートリッジが着脱自在とされた写真処理装置であって、装填されたカートリッジに第1の所定情報が記録されているか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によって前記カートリッジに前記第1の所定情報が記録されていないと判断された場合に、前記第1の所定情報が記録されたカートリッジが装填されたときよりも前記記録材料に対する処理の速度を低下させる第1の制御、及び、前記第1の所定情報が記録されたカートリッジが装填されたときよりも前記処理層内への補充量を増大させる第2の制御の少なくとも一方を行う制御手段と、を備えたことを特徴としている。
請求項1記載の発明に係る写真処理装置は、画像が記録された記録材料を処理槽内の処理剤によって処理すると共に、処理槽内の処理剤に補充するための補充剤が封入されたカートリッジが着脱自在とされている。ここで、請求項1記載の発明では、装填されたカートリッジに第1の所定情報が記録されているか否かが判断手段によって判断され、制御手段は、判断手段によって前記カートリッジに第1の所定情報が記録されていないと判断された場合に、第1の所定情報が記録されたカートリッジが装填されたときよりも記録材料に対する処理の速度を低下させる第1の制御、及び、第1の所定情報が記録されたカートリッジが装填されたときよりも処理層内への補充量を増大させる第2の制御の少なくとも一方を行う。
これにより、本発明に係る写真処理装置の正規の補充液が封入されたカートリッジ(正規品のカートリッジ)に第1の所定情報を記録しておくことで、この正規品のカートリッジが装填された場合は通常の処理速度、処理槽内への通常の補充量で写真処理装置が稼働することになるので、写真処理装置の本来の写真処理性能が発揮される。なお、第1の所定情報としては、例えばカートリッジの製造メーカ及びカートリッジに封入された補充剤の種類を表す情報を用いることができるが、他の任意の情報(例えばカートリッジの製造メーカが補充剤の品質を保証することを表す情報等)を適用可能である。
また、請求項1記載の発明では、第1の所定情報が記録されていないカートリッジ(正規品でないカートリッジ)が装填された場合には、第1の所定情報が記録されたカートリッジが装填されたときよりも記録材料に対する処理の速度を低下させる第1の制御、及び、第1の所定情報が記録されたカートリッジが装填されたときよりも処理層内への補充量を増大させる第2の制御の少なくとも一方が行われるので、本発明に係る写真処理装置に正規品でないカートリッジを装填して使用することが可能になると共に、第1の制御及び第2の制御の少なくとも一方が行われることで写真処理性能は若干低下する(処理速度の低下及び処理槽内への補充量の増大の少なくとも一方が生ずる)ものの、画像の画質の著しい低下等の写真処理性能の著しい低下が生ずることも回避することができる。
なお、請求項1記載の発明において、第1の所定情報はバーコード等の形態でカートリッジに記録しておくことも可能であり、この場合、判断手段はカートリッジに記録されたバーコードをバーコードリーダによって読み取り、バーコードの読み取り結果に基づいて第1の所定情報が記録されているか否かを判断するように構成することができるが、一般にバーコードは偽造(模倣)が容易であり、正規品でないものの第1の所定情報を表すバーコードが記録されたカートリッジが装填された場合、当該カートリッジが正規品でないことを識別できず、制御手段によって第1の制御及び第2の制御が行われないことで、画像の画質の著しい低下等の写真処理性能の著しい低下が生ずる恐れがある。また、バーコードは後述のように情報を追加記録することが困難という欠点もある。
これを考慮すると、請求項1記載の発明において、例えば請求項2に記載したように、第1の所定情報はカートリッジに付加された記録素子に記録されており、判断手段は、装填されたカートリッジに付加された記録素子に記録されている情報を読み出し可能な読出手段を備え、装填されたカートリッジに付加された記録素子に記録されている情報を読出手段によって読み出させ、読出手段による読出結果に基づいて第1の所定情報が記録されているか否かを判断するように構成することが好ましい。上記の記録素子としては、少なくとも無線による情報の読み出しが可能なRFID(Radio Frequency IDentification)タグが好適であり、この場合、読出手段はICタグヘッドで構成することができる。上記のようにカートリッジに付加された記録素子に第1の所定情報を記録しておくことで、第1の所定情報をバーコード等の形態でカートリッジに記録しておく態様と比較して偽造(模倣)の困難性が増大し、写真処理性能の著しい低下が生ずる確率を大幅に低減することができる。
また、補充剤は製造されてからの経過期間(保存期間)の長さに応じて性能が徐々が変化することを考慮すると、請求項2記載の発明において、例えば請求項3に記載したように、カートリッジに付加された記録素子には、カートリッジの製造時、又はカートリッジへの補充剤の封入時、又はカートリッジの出荷時に、カートリッジに封入された補充剤の保存期間を識別可能な第2の所定情報が記録されており、制御手段は、前記装填されたカートリッジに付加された記録素子から読出手段によって読み出された第2の所定情報に基づいて識別した補充剤の保存期間に応じて、処理層内への補充量及び処理槽内の処理剤の温度の少なくとも一方を変更するように構成することが好ましい。これにより、装填されたカートリッジに封入されている補充剤の保存期間の長短によって写真処理性能がばらつくことを防止することができる。
なお、請求項3記載の発明において、第2の所定情報としては、例えば補充剤の製造時期又は保存期限を表す情報を適用することができる。第2の所定情報として補充剤の製造時期を表す情報を用いた場合には、当該製造時期からの経過期間を計算することで補充剤の保存期間を識別することができ、第2の所定情報として補充剤の保存期限を表す情報を用いた場合には、当該保存期限迄の期間を計算し、補充剤の製造から保存期限までの期間から前記計算した期間を減算することで補充剤の保存期間を識別することができる。
また、請求項2記載の発明のように、カートリッジに付加した記録素子に第1の所定情報を記録したとしても、写真処理装置に一旦装填されて封入されている正規の補充剤が処理槽への補充に用いられた正規品のカートリッジが、写真処理装置から取り外され非正規の補充剤が補給された後に写真処理装置に再度装填された場合には、当該カートリッジに封入されている補充剤が非正規の補充剤であることを識別できず、制御手段によって第1の制御及び第2の制御が行われないことで、画像の画質の著しい低下等の写真処理性能の著しい低下が生ずる恐れがある。
これを考慮すると、請求項2記載の発明において、例えば請求項4に記載したように、カートリッジに付加された記録素子は情報を書込可能とされ、装填されているカートリッジに付加された記録素子に第3の所定情報を書き込む書込手段を更に備え、判断手段は、装填されたカートリッジに付加された記録素子に第3の所定情報が記録されているか否かも判断し、制御手段は、判断手段によってカートリッジの記録素子に第3の所定情報が記録されていると判断された場合にも、第1の制御及び第2の制御の少なくとも一方を行うように構成することが好ましい。これにより、写真処理装置に一旦装填されて封入されている正規の補充剤が処理槽への補充に用いられた正規品のカートリッジが、写真処理装置から取り外され非正規の補充剤が補給された後に写真処理装置に再度装填された場合にも、これを検知することができ、制御手段によって第1の制御及び第2の制御の少なくとも一方が行われることで、画像の画質の著しい低下等の写真処理性能の著しい低下が生ずることを防止することができる。
請求項5記載の発明に係るカートリッジは、請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の写真処理装置に装填可能で、処理槽内の処理剤へ補充するための正規の補充剤が封入され、第1の所定情報が予め記録されている。
請求項5記載の発明に係るカートリッジには第1の所定情報が記録されているので、このカートリッジが請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の写真処理装置に装填された場合には、通常の処理速度、処理槽内への通常の補充量で写真処理装置が稼働することになり、写真処理装置の本来の写真処理性能が発揮される。また、請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の写真処理装置に、第1の所定情報が記録されていない別のカートリッジが装填された場合に、第1の制御及び第2の制御の少なくとも一方が行われることで、画像の画質の著しい低下等の写真処理性能の著しい低下が生ずることも回避することができる。
以上説明したように本発明は、装填されたカートリッジに第1の所定情報が記録されているか否かを判断し、第1の所定情報が記録されていない場合に、第1の所定情報が記録されたカートリッジが装填されたときよりも記録材料に対する処理の速度を低下させる第1の制御、及び、第1の所定情報が記録されたカートリッジが装填されたときよりも処理層内への補充量を増大させる第2の制御の少なくとも一方を行うようにしたので、正規品でないカートリッジも使用可能で、正規品でないカートリッジが使用された場合に写真処理性能の著しい低下が生ずることも回避できる、という優れた効果を有する。
以下、図面を参照して本発明の実施形態の一例を詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1には本実施形態に係る写真処理装置10が示されている。写真処理装置10は印画紙に画像を露光記録し、該印画紙に現像等の処理を施して写真プリントを作成する装置であり、長尺状の印画紙12が巻芯にロール状に巻回されて成る印画紙ロール14を収納したマガジン16が装填可能とされている。写真処理装置10には露光部18が設けられており、露光部18は、マガジン16内に収納されている印画紙ロール14から長尺状の印画紙12を引き出し、印画紙12に記録すべき画像に応じて変調したレーザビームを、印画紙ロール14から引き出した印画紙12上で走査露光させることで、印画紙12に画像を露光記録する。なお、写真処理装置10は本発明に係る写真処理装置に対応している。
写真処理装置10は写真処理装置10の各部の動作を制御する本体制御部20を備え、この本体制御部20には、キャリアによって搬送される写真フィルム等の原稿に記録されている画像を読み取り、読取結果を画像データとして出力するスキャナ/キャリア22が接続可能とされている。本体制御部20にスキャナ/キャリア22が接続されている場合、露光部18におけるレーザビームの変調に用いる画像データは、本体制御部20を介してスキャナ/キャリア22から供給される。なお、変調に用いる画像データは、デジタルスチルカメラ(DSC)によって被写体が撮影されることで得られる画像データであってもよい。
また、写真処理装置10にはプロセッサ部24が設けられている。プロセッサ部24には、発色現像液が貯留された発色現像槽26、漂白定着液が貯留された漂白定着槽28、水洗水が貯留された第1水洗槽30、第2水洗槽32、第3水洗槽34及び第4水洗槽36が水平方向に沿って順に設けられている。発色現像槽26及び漂白定着槽28には、搬送モータ37(図5参照)の駆動力が伝達されて回転駆動されることで、印画紙12を処理液中に浸漬した状態で搬送する搬送ローラ38が設けられており、印画紙12は、発色現像液中を搬送された後、同じく搬送モータ37の駆動力で回転駆動される搬送ローラ40によって発色現像槽26から漂白定着槽28へ送られ、漂白定着槽28内の漂白定着液中を搬送される。
また、図2に示すように、水洗槽30,32,34,36の各槽間の隔壁には、印画紙12を通過させるスリットが形成されている。スリットの近傍には、弾性体から成る一対のブレード42が当接するように設けられており、印画紙12は一対のブレード42の間を通過可能とされている。水洗槽30,32,34,36には、搬送モータ37の駆動力が伝達されて回転駆動されることで印画紙12を水平方向に搬送する搬送ローラ44が設けられており、印画紙12は、一対のブレード42の間を通過することで、水洗水中を搬送されたまま第1水洗槽30から第4水洗槽36へと搬送される。
図1に示すように、第4水洗槽36の下流側には乾燥部46が設けられており、第4水洗槽36での水洗処理が完了した印画紙12は第4水洗槽36から乾燥部46へ送られ、図示しないファン及びヒータによって生成された熱風が供給されて表面が乾燥される。また、乾燥部46の下流側にはカッタ/ソータ48が配置されており、乾燥部46で表面が乾燥された印画紙12は、カッタ/ソータ48によって画像齣単位で切断された後に、個々の注文毎に仕分けされる。なお、図5に示すように、搬送モータ37は本体制御部20に接続されており、搬送モータ37の駆動のオンオフ及び駆動軸の回転速度(写真処理装置10の機体内を搬送される印画紙12の搬送速度は搬送モータ37の駆動軸の回転速度に応じて変化する)は本体制御部20によって制御される。
次に、プロセッサ部24の各処理槽への補充液の補充について説明する。プロセッサ部24には、発色現像補充液が貯留された現像補充槽50、漂白定着補充液が貯留された漂白定着補充槽52、水が貯留された水槽54が各々設けられている。なお、漂白定着補充液は2種類の補充液から成り、漂白定着補充槽52は2種類の漂白定着補充液に対応して2槽設けられている。
発色現像補充液及び漂白定着補充液は、図3に示す補充液カートリッジ56に封入された状態で供給される。補充液カートリッジ56は全体として略直方体状で、天地方向に沿った中間部に幅方向一端から他端に亘って凹部56Aが形成された形状とされている。補充液カートリッジ56の内部は、図3に破線で示すように3つの液室に区画されており、発色現像補充液及び漂白定着補充液(2液)は各々異なる液室に封入されている。なお、補充液カートリッジ56は請求項5に記載のカートリッジに対応している。
プロセッサ部24には補充液カートリッジ56を装填するためのカートリッジ装填部58が設けられている。カートリッジ装填部58は、写真処理装置10の機体側面の扉(図示省略)を開放することで露出され、補充液カートリッジ56を装填可能な状態となる。なお、この扉には、補充液カートリッジ56の交換時以外の期間に扉が開放されることを阻止するためのインターロック機構(図示省略)が設けられている。
図示は省略するが、補充液カートリッジ56は、各液室に対応して補充液排出口が底部に各々設けられており、各補充液排出口はキャップによって閉止されている。補充液カートリッジ56は、底部が下方を向いた状態でカートリッジ装填部58に装填される。図4に示すように、カートリッジ装填部58は、装填された補充液カートリッジ56を支持するためのカートリッジ受け58Aと、補充液カートリッジ56から排出された補充液を対応する補充槽へ案内するための液受け部58Bを含んで構成されている。
カートリッジ受け58Aには、補充液カートリッジ56の凹部56Aに対応する凸部59が形成されている。この凸部59は補充液カートリッジ56が装填された状態で補充液カートリッジ56の凹部56Aと嵌り合うことで、補充液カートリッジ56を一定の位置に位置決めする。また、カートリッジ受け58Aは図示しない昇降駆動部により昇降移動される。
また、液受け部58Bには補充液カートリッジ56の補充液排出口を閉止しているキャップを開栓するための開栓ノズル60が立設されており、装填された補充液カートリッジ56をカートリッジ受け58Aが支持している状態でカートリッジ受け58Aが下限位置まで下降移動されると、カートリッジ受け58Aに支持されている補充液カートリッジ56の各補充液排出口のキャップが開栓ノズル60によって開栓され、このキャップの開栓に伴って各液室内の補充液が補充液排出口を介して排出され、排出された補充液が液受け部58Bを介して対応する補充槽に案内・供給されるようになっている。
現像補充槽50内の発色現像補充液はポンプ62によって発色現像槽26へ補充され、漂白定着補充槽52内の漂白定着液はポンプ64によって漂白定着槽28へ補充され、水槽54内の水は、ポンプ66によって発色現像槽26、漂白定着槽28及び第4水洗槽36へと補充される。なお、ポンプ66から発色現像槽26、漂白定着槽28及び第4水洗槽36へ至る配管の途中には、各々電磁弁68が設けられている。図5に示すように、ポンプ62,64,66及び電磁弁68は本体制御部20に各々接続されており(図5ではポンプ62,64,66及び電磁弁68に符号「69」を付し「ポンプ/電磁弁」と表記して示している)、ポンプ62,64,66及び電磁弁68のオンオフ(各補充槽から各処理槽への各補充液の補充)は本体制御部20によって制御される。
また本実施形態において、水洗槽への水の補充は最下流の第4水洗槽36に対して行われるが、第4水洗槽36に水洗水が補充されると、補充された水洗水は順次上流側の水洗槽へオーバーフローし、最終的には第1水洗槽30から排液タンク(図示せず)へと排出される。従って、第1〜第4水洗槽は、水洗槽が下流側になるに従って水洗水の清浄度が高い、所謂カスケード状態とされる。また、第4水洗槽36には液濃度検出センサ70が設けられている。液濃度検出センサ70は互いに離間して配置された一対の電極を備え、該一対の電極を処理液(水洗水)に浸漬して使用するものであり、水洗水の液成分濃度(例えば漂白定着液に含まれる鉄成分の濃度)に応じて出力電圧が変化する。
ところで、図3に示すように、本実施形態に係る補充液カートリッジ56に形成された凹部56は、凹部56の側面が補充液カートリッジ56の底面(上面)及び側面に対して傾斜されることで断面が略山型とされており、この凹部56の側面にはRFIDタグ72が貼付されている。図5に示すように、本実施形態に係るRFIDタグ72はアンテナ74と一体化されており、電源回路76、RF回路78、変換回路80、CPU82及びメモリ84を含んで構成されている。電源回路76はアンテナ74と共に共振回路を構成しており、アンテナ74により特定周波数の電波が受信されると相互誘導作用によって図示しないコンデンサに電力を蓄積し、蓄積した電力を整流してCPU82や他の回路に供給するように構成されている。CPU82はRFIDタグ72の各部の動作を制御する。
またRF回路78は、アンテナ74により電波が受信された場合には、アンテナ74から出力される信号を増幅して変換回路80へ出力し、変換回路80から信号が入力された場合には、該信号を増幅してアンテナ74へ供給する。変換回路80は、RF回路78から入力された信号を復調し、復調によって得られたデジタルデータをCPU82へ出力すると共に、CPU82から入力されたデジタルデータで搬送波信号を変調し、変調後の信号をRF回路78へ出力する。また、メモリ84としては、情報の読み取り及び書き込みが可能な不揮発性のメモリ(例えばフラッシュメモリ等)を用いることができる。なお、上述したRFIDタグ72は請求項2〜請求項4に記載の記録素子に対応している。
一方、カートリッジ装填部58には、補充液カートリッジ56が装填された状態でRFIDタグ72と対向する位置(すなわちカートリッジ受け58Aの凸部59の側面)に、RFIDタグ72と無線通信を行う機能を備えたICタグヘッド86が設置されている(図3及び図4も参照)。ICタグヘッド86は、アンテナ88、RF回路90及び変換回路92を備えており、ICタグ制御部94に接続されている。
なお、カートリッジ装填部58に装填された補充液カートリッジ56は、凹部56Aが凸部59と嵌り合うことで略一定の位置に位置決めされるので、上記のようにRFIDタグ72が補充液カートリッジ56の凹部56の側面に貼付され、ICタグヘッド86をカートリッジ受け58Aの凸部59の側面に設置されていることで、カートリッジ装填部58に補充液カートリッジ56が装填された状態で、RFIDタグ72とICタグヘッド86の間隔も非常に小さくかつ一定の状態となり、RFIDタグ72とICタグヘッド86の間の通信の確実性が向上する。
なお、本実施形態では、RFIDタグ72とICタグヘッド86との間の無線通信が、比較的通信可能距離の短い通信方式(例えば電磁結合方式等)で行われることを考慮して、カートリッジ装填部58に補充液カートリッジ56が装填された状態でのRFIDタグ72とICタグヘッド86との距離を非常に小さくしているが、RFIDタグ72とICタグヘッド86との間の無線通信として、通信可能距離がより長い通信方式(例えばマイクロ波方式や光方式等)を採用すれば、RFIDタグ72とICタグヘッド86との距離を離間させることも可能である。
RF回路90は、アンテナ88により電波が受信された場合には、アンテナ88から出力される信号を増幅して変換回路92へ出力し、変換回路92から信号が入力された場合には、該信号を増幅してアンテナ88へ供給する。また変換回路92は、RF回路90から入力された信号を復調し、復調によって得られたデジタルデータをICタグ制御部94へ出力すると共に、ICタグ制御部94から入力されたデジタルデータで搬送波信号を変調し、変調後の信号をRF回路90へ出力する。ICタグ制御部94は本体制御部20に接続されている。
次に本第1実施形態の作用として、まず補充液カートリッジ56の製造・供給について説明する。補充液カートリッジ56を製造する製造工場では、補充液カートリッジ56の空のボトルの3つの液室に発色現像補充液、漂白定着補充液(2液)を各々封入し、補充液を封入した補充液カートリッジ56のボトルにRFIDタグ72を付加する。また、製造工場の補充液カートリッジ56の製造ラインには、ICタグヘッド86を含んで構成され無線通信によりRFIDタグ72に情報を書き込み可能な書込装置が設置されており、該書込装置により、補充液カートリッジ56の種類を識別するための種類情報や補充液の製造年月日、前記封入した補充液の有効年月日(保存期限)等の情報が、補充液カートリッジ56に付加したRFIDタグ72に書き込まれる。なお、RFIDタグ72への情報の書き込みを行った後に、書き込みを行ったRFIDタグ72を補充液カートリッジ56に貼付するようにしてもよい。
上記の種類情報は本発明に係る第1の所定情報に対応しており、具体的には、例えば補充液カートリッジ56の製造メーカ及び補充液カートリッジに封入された補充剤の種類を表す情報を用いることができるが、補充液カートリッジ56に封入されている補充液が正規の補充液であることを表す情報であればよく、例えばカートリッジの製造メーカが補充剤の品質を保証することを表す情報等、他の任意の情報を適用することも可能である。また、補充液の有効年月日を表す情報は請求項3に記載の第2の所定情報に対応している。
RFIDタグ72を貼付すると共にRFIDタグ72への情報の書き込みを行った補充液カートリッジ56は、出荷される迄の間製造工場内に保管される。そして、写真処理装置10を所持している顧客からの注文等に応じて製造工場から補充液カートリッジ56が出荷される。出荷された補充液カートリッジ56は、写真処理装置10を所持している顧客へ納品され、写真処理装置10への装填が必要となる迄顧客によって保管される。
顧客が所持している写真処理装置10が、補充槽への補充液の補充が必要な状態になると、顧客は、保管していた新しい補充液カートリッジ56を取り出すと共に、補充液カートリッジ56の交換を行うことを写真処理装置10に通知することで、機体側面の扉のロックを解除させて機体側面の扉を開放し、カートリッジ装填部58に装填されていた空の補充液カートリッジを取り外し、新しい補充液カートリッジ56をカートリッジ装填部58に装填して扉を閉止する作業を行う。
上記の作業が行われると、本体制御部20ではカートリッジ装填時処理が行われる。以下、このカートリッジ装填時処理について、図6のフローチャートを参照して説明する。
ステップ150では、補充液カートリッジ56に対応して設けられたICタグヘッド86のアンテナ88から所定の電波(RFIDタグ72に対しメモリ84に書き込まれている情報の送信を要求する所定の情報に基づいて変調した電波)を発信させることで、カートリッジ装填部58に装填された補充液カートリッジ56に付加されているRFIDタグ72のメモリ84に書き込まれている情報の読み出しを試行する。
ステップ152では、ICタグヘッド86が何らかの情報を受信したか否かに基づいて、RFIDタグ72のメモリ84に書き込まれている情報の読み出しに成功したか否か判定する。判定が否定された場合にはステップ154へ移行し、カートリッジ装填時処理を開始してからの情報の読み出しの試行回数が、予め定められた上限値を越えたか否か判定する。この判定も否定された場合にはステップ150へ戻り、ステップ152又はステップ154の判定が肯定される迄、ステップ150〜154を繰り返す。
カートリッジ装填部58に装填された補充液カートリッジ56に正規のRFIDタグ72が付加されている場合、ICタグヘッド86のアンテナ88から発信された所定の電波がRFIDタグ72のアンテナ74で受信されることで、まず電源回路76の図示しないコンデンサに電力が蓄積され、蓄積された電力が整流されてRFIDタグ72の各回路に供給されることで、RFIDタグ72の各回路の作動が開始される。
次に、アンテナ74で所定の電波が受信されることでアンテナ74から出力された信号がRF回路78で増幅され、変換回路80によって復調されることで、CPU82へ所定の情報が入力される。CPU82は入力された情報を解析し、メモリ84に書き込まれている情報の送信を要求している所定の情報であることを認識すると、メモリ84に書き込まれている各種情報をメモリ84から読み出し、変換回路80へ出力する。CPU82から情報が入力されると、変換回路80は入力された情報で搬送波信号を変調してRF回路78へ出力し、RF回路78は変換回路80から入力された信号を増幅してアンテナ74へ供給する。
これにより、メモリ84から読み出された情報に基づいて変調された電波がアンテナ74から発信され、この電波がICタグヘッド86のアンテナ88で受信され、RF回路90で増幅され、変換回路92で復調されてICタグ制御部94に情報として入力される。そして、RFIDタグ72から読み出された情報がICタグ制御部94から本体制御部20へ転送されることで、前述のステップ152の判定が肯定されてステップ156へ移行する。
本体制御部20が内蔵している図示しない不揮発性メモリには、写真処理装置10に装填すべき正規品の補充液カートリッジ56(正規の補充液が封入された補充液カートリッジ56)に対応する正規の種類情報が予め記憶されており、ステップ156では、RFIDタグ72から読み出された情報の中から種類情報を抽出し、抽出した種類情報を予め不揮発性メモリに記憶されている正規の種類情報と比較し、両者が一致しているか否かを判断することで、カートリッジ装填部58に今回装填された補充液カートリッジ56が写真処理装置10に装填すべき正規品か否かを判定する。なお、ステップ156はステップ150と共に本発明に係る判断手段(詳しくは請求項2に記載の判断手段)に対応しており、RFIDタグ72からの情報の読み出しを行うICタグヘッド86は請求項2に記載の読出手段に対応している。
ステップ156の判定が肯定された場合はステップ158へ移行し、RFIDタグ72から読み出された情報から補充液の製造年月日を表す情報を抽出し、抽出した情報が表す製造年月日からの経過期間(今回装填された補充液カートリッジ56に封入されている補充液の保管期間)を演算する。そして、演算した保管期間を所定値と比較することで、今回装填された補充液カートリッジ56に封入されている補充液が、製造されてから所定期間以上経過した状態か否か判定する。
判定が否定された場合は、カートリッジ装填部58に今回装填された補充液カートリッジ56は正規品であり、かつ当該補充液カートリッジ56に封入されている補充液も保管期間の短い新鮮な状態であると判断できるので、ステップ162へ移行し、プロセッサ部24における処理速度V(印画紙12の搬送速度、各処理槽内の処理液に印画紙12が浸漬される時間はこの処理速度Vに応じて変化する)として、予め設定された最大速度Vmaxを設定すると共に、各処理槽への各補充液の補充量S(詳しくは印画紙12の処理面積に応じて補充量を演算する演算式において、印画紙12の処理面積に乗ずる比例定数)として、予め設定された最小値Sminを設定する。なお、処理速度の最大速度Vmax及び補充量の最小値Sminは、写真処理装置10に正規品の補充液カートリッジ56が装填され、かつこの補充液カートリッジ56に封入されている補充液が新鮮な状態であることを前提条件とし、この前提条件下で十分な写真処理性能が得られ、かつ処理速度がなるべく高速となり、補充量がなるべく少なくなるように設定されている。
また、ステップ160の判定が肯定された場合は、カートリッジ装填部58に今回装填された補充液カートリッジ56は正規品であるものの、当該補充液カートリッジ56に封入されている補充液が若干鮮度の低下した状態であると判断できるので、処理速度を最大速度Vmaxに設定すると共に補充量を最小値Sminに設定すると、十分な写真処理性能が得られない可能性がある。このため、ステップ160の判定が肯定された場合はステップ164へ移行し、処理速度Vとして最大速度Vmaxから所定値V1を減算した値を設定すると共に、補充量Sとして最小値Sminに所定値S1を加算した値を設定する。
一方、前述したステップ150〜ステップ154において、情報の読み出しを上限値以上の回数だけ試行してもRFIDタグ72から情報を読み取ることができなかった場合、或いは、RFIDタグ72から読み出された種類情報が正規の種類情報と一致していなかった場合には、カートリッジ装填部58に装填された補充液カートリッジ56は、RFIDタグ72に付加されていないか、又は、前記補充液カートリッジ56には正規のRFIDタグ72が付加されていない補充液カートリッジであるので、正規品ではないと判断できると共に、当該補充液カートリッジに封入されている補充液(正規でない補充液)を補充に用いた場合、プロセッサ部24における処理速度や各処理槽への各補充液の補充量によっては、写真処理性能が著しく低下したり写真処理装置10が不調になる等の不都合が生じる恐れがある。このため、ステップ154の判定が肯定されるか、又はステップ156の判定が否定された場合にはステップ166へ移行し、処理速度Vとして最大速度Vmaxから所定値V2(但しV2>V1)を減算した値を設定すると共に、補充量Sとして最小値Sminに所定値S2(但しS2>S1)を加算した値を設定する。なお、ステップ162,164,166は本発明に係る制御手段に対応しており、特にステップ164は請求項3に記載の制御手段に対応している。
上記のステップ162又はステップ164又はステップ166でプロセッサ部24における処理速度及び各処理槽への各補充液の補充量を設定するとステップ168へ移行するが、カートリッジ装填部58に新たな補充液カートリッジ56が装填されることでカートリッジ装填時処理を再度実行する迄の間、本体制御部20は、プロセッサ部24における処理速度(印画紙12の搬送速度)が設定した処理速度Vに一致するように搬送モータ37の駆動軸の回転速度を制御すると共に、印画紙12の処理面積に応じた補充量の演算に際し、印画紙12の処理面積に乗ずる比例定数として補充量Sを設定した演算式を用い、各補充槽から各処理槽への各補充液の補充量が前記演算式を用いて求めた補充量に一致するようにポンプ62,64,66及び電磁弁68のオンオフを制御する。
これにより、カートリッジ装填部58に今回装填された補充液カートリッジ56が正規品であり、かつこの補充液カートリッジ56に封入されている補充液も保管期間の短い新鮮な状態である場合には、プロセッサ部24における処理速度が最大速度Vmaxとなり、各補充槽から各処理槽への各補充液の補充量が最小値Sminに対応する最小補充量となるので、写真処理装置10の本来の性能が発揮される。また、カートリッジ装填部58に今回装填された補充液カートリッジ56が正規品であるものの、当該補充液カートリッジ56に封入されている補充液が若干鮮度の低下した状態である場合には、プロセッサ部24における処理速度が最大速度Vmaxから若干(所定値V1だけ)低下されると共に、各補充槽から各処理槽への各補充液の補充量が最小値Sminに対応する最小補充量から若干(所定値S1に対応する補充量だけ)増大されるので、補充液の鮮度の低下に伴う写真処理性能の低下が、印画紙12に記録した画像の画質の低下として現れることが未然に防止される。
そして、カートリッジ装填部58に今回装填された補充液カートリッジ56が正規品でない場合(正規でない補充液が封入された補充液カートリッジ56が装填された場合)には、写真処理装置10の運転停止等が行われることなく、後述のように当該補充液カートリッジ56に封入されている補充液が補充槽へ補充される一方で、プロセッサ部24における処理速度が最大速度Vmaxから明確に(所定値V2だけ)低下され、各補充槽から各処理槽への各補充液の補充量が最小値Sminに対応する最小補充量から明確に(所定値S2に対応する補充量だけ)増大されるので、写真処理装置10への補充液の補充に際し、正規品でない補充液カートリッジ56(正規でない補充液が封入された補充液カートリッジ56)を用いることが可能になると共に、印画紙12に記録した画像の画質の顕著な低下等の写真処理性能の著しい低下が生ずることも回避される。
なお、上記のようにプロセッサ部24における処理速度を最大速度Vmaxよりも低下させると共に、各処理槽への各補充液の補充量を最小値Sminに対応する最小補充量よりも増大させる場合には、処理速度を低下させると共に補充量を増大させることを、その理由(例えば「装填された補充液カートリッジが正規品でないので」等)と共に通知するメッセージを写真処理装置10の表示部に表示させることが好ましい。
次のステップ168以降では、カートリッジ装填部58に装填された補充液カートリッジ56に封入されている補充液を各補充槽へ補充する。すなわち、ステップ168では補充液カートリッジ56の開栓を開始するタイミングが到来したか否か判定する。判定が否定された場合には、判定が肯定される迄ステップ168の判定を繰り返す。ステップ168の判定が肯定されるとステップ170へ移行し、写真処理装置10の機体側面の扉が開放されているか否か判定する。判定が肯定された場合にはステップ172へ移行し、開放されている扉の閉止を顧客に要請するメッセージを表示する等により前記扉の閉止を要請し、ステップ170に戻る。
扉が閉止されていると判断されると、ステップ170の判定が肯定されてステップ174へ移行し、前記扉に対応して設けられたインターロック機構を作動させることで、前記扉が不用意に開放されることを阻止する。次のステップ176では、図示しない昇降駆動部によってカートリッジ受け58Aを下降方向へ移動させる。また、ステップ178ではカートリッジ受け58Aが下限位置に到達したか否か判定する。判定が否定された場合にはステップ176に戻り、ステップ178の判定が肯定される迄ステップ176,178を繰り返す。これにより、カートリッジ受け58Aが下限位置に到達する迄、カートリッジ受け58Aの下降移動が継続されることになる。
図示しない下限位置検出センサによりカートリッジ受け58Aが下限位置に到達したことが検出されると、ステップ178の判定が肯定されてステップ180へ移行する。カートリッジ受け58Aの下限位置への到達に伴い、補充液カートリッジ56の補充液排出口のキャップが開栓ノズル60によって開栓され、このキャップの開栓に伴って各液室内の補充液が補充液排出口を介して排出され、排出された補充液が液受け部58Bを介して対応する補充槽に案内・供給される。ステップ180では、補充液カートリッジ56に封入されていた補充液の全量が補充液カートリッジ56から排出されて補充槽へ供給される迄に要する所定時間(例えば数十秒程度)だけ待機する。
本実施形態に係る補充液カートリッジ56は、補充液カートリッジ56の装填(交換)の頻度を低減し、写真処理装置10を通常に運転している状態で、補充液カートリッジ56の装填(交換)が一週間に一度程度の頻度で済むように、濃縮された補充液が封入されており、次のステップ182では、補充槽に補充された補充液が所定の濃度になるように希釈する希釈処理を行う。この希釈処理によって所定の濃度とされた補充液は、写真処理装置10における印画紙12の処理面積等に応じて各処理槽内の処理液へ適宜補充されることになる。また、開栓ノズル60には補充液カートリッジ56の各液室内及びキャップを洗浄する機能が設けられており、ステップ184では補充液カートリッジ56の各液室内を開栓ノズル60によって洗浄し、次のステップ186では開栓ノズル60によって開栓されたキャップを開栓ノズル60によって洗浄する。
ステップ184,186の洗浄処理が完了すると、次のステップ188において、図示しない昇降駆動部によってカートリッジ受け58Aを上昇方向へ移動させる。また、ステップ190ではカートリッジ受け58Aが上限位置に到達したか否か判定する。判定が否定された場合にはステップ188に戻り、ステップ190の判定が肯定される迄ステップ188,184を繰り返す。これにより、カートリッジ受け58Aが上限位置に到達する迄、カートリッジ受け58Aの上昇移動が継続されることになる。図示しない上限位置検出センサによりカートリッジ受け58Aが上限位置に到達したことが検出されると、ステップ190の判定が肯定されてカートリッジ装填時処理を終了する。
なお、上述したカートリッジ装填時処理では、ステップ174でインターロック機構を作動させた後に、その作動を解除することなく処理を終了するので、カートリッジ装填部58に新たな補充液カートリッジ56が装填される迄の間は、写真処理装置10の側部の扉が開放されて既に装填されている補充液カートリッジ56が取り外されることが防止される。また、写真処理装置10への新たな補充液カートリッジ56の装填に伴って写真処理装置10から取り外された空の補充液カートリッジ56は、顧客によってメンテナンスセンタへ発送される。そして、メンテナンスセンタに集められた空の補充液カートリッジ56は、資源としてリサイクルされるか、又は洗浄されて補充液カートリッジとして再使用される。
〔第2実施形態〕
次に本発明の第2実施形態について説明する。なお、本第2実施形態は第1実施形態と同一の構成であるので、各部分に同一の符号を付して構成の説明を省略し、以下、図7を参照し、本第2実施形態に係るカートリッジ装填時処理について、第1実施形態で説明したカートリッジ装填時処理と異なる部分についてのみ説明する。
本第2実施形態に係るカートリッジ装填時処理では、ステップ168〜ステップ190でカートリッジ装填部58に装填された補充液カートリッジ56に封入されている補充液を各補充槽へ補充した後に、ステップ192において、補充液カートリッジ56が使用済みであることを表す使用済み情報をICタグヘッド86を介してRFIDタグ72へ送信すると共に、送信した情報のメモリ84への書き込みをRFIDタグ72のCPU82に指示する。これにより、RFIDタグ72のメモリ84に使用済み情報が書き込まれる。なお、使用済み情報は請求項4に記載の第3の所定情報に対応しており、ステップ192は、実際に使用済み情報をRFIDタグ72へ送信してメモリ84へ書き込ませるICタグヘッド86と共に、請求項4に記載の書込手段に対応している。
また、本第2実施形態では、上記のように写真処理装置10に一度装填された補充液カートリッジ56に付加されているRFIDタグ72のメモリ84に使用済み情報が書き込まれるので、本第2実施形態に係るカートリッジ装填時処理では、RFIDタグ72から読み出した種類情報が正規の種類情報と一致していることでステップ156の判定が肯定された場合に、ステップ157において、RFIDタグ72から読み出した情報の中に使用済み情報が存在しているか否か判定する。なお、ステップ157は請求項4に記載の判断手段に対応している。この判定が否定された場合は、カートリッジ装填部58に今回装填された補充液カートリッジ56は過去に写真処理装置10に装填されたことのないカートリッジであると判断できるので、ステップ158へ移行し、第1実施形態と同様にステップ158以降の処理を行う。
一方、ステップ157の判定が肯定された場合には、カートリッジ装填部58に今回装填された補充液カートリッジ56は、写真処理装置10に過去に装填された正規品の補充液カートリッジ56のボトルに補充液が再封入されるか、又は前記過去に装填された正規品の補充液カートリッジ56から剥がし取られたRFIDタグ72が貼付されたカートリッジであると判断できるので、この補充液カートリッジに封入されている補充液(正規でない補充液)を補充に用いた場合、プロセッサ部24における処理速度や各処理槽への各補充液の補充量によっては、写真処理性能が著しく低下したり写真処理装置10が不調になる等の不都合が生じる恐れがある。このため、本第2実施形態に係るカートリッジ装填時処理では、ステップ157の判定が肯定された場合もステップ166へ移行し、処理速度Vとして最大速度Vmaxから所定値V2を減算した値を設定すると共に、補充量Sとして最小値Sminに所定値S2を加算した値を設定する。なお、第2実施形態におけるステップ166は請求項4に記載の制御手段にも対応している。
これにより、カートリッジ装填部58に今回装填された補充液カートリッジ56が、写真処理装置10に過去に装填された正規品の補充液カートリッジ56のボトルに補充液が再封入されるか、又は前記過去に装填された正規品の補充液カートリッジ56から剥がし取られたRFIDタグ72が貼付されたカートリッジである場合にも、写真処理装置10の運転停止等が行われることなく、当該補充液カートリッジ56に封入されている補充液が補充槽へ補充される一方で、プロセッサ部24における処理速度が最大速度Vmaxから明確に(所定値V2だけ)低下され、各補充槽から各処理槽への各補充液の補充量が最小値Sminに対応する最小補充量から明確に(所定値S2に対応する補充量だけ)増大されるので、写真処理装置10への補充液の補充に際し、写真処理装置10に過去に装填された正規品の補充液カートリッジ56のボトルに補充液が再封入されるか、又は前記過去に装填された正規品の補充液カートリッジ56から剥がし取られたRFIDタグ72が貼付されたカートリッジを用いることも可能になると共に、印画紙12に記録した画像の画質の顕著な低下等の写真処理性能の著しい低下が生ずることも回避される。
なお、上記ではカートリッジ装填部58に今回装填された補充液カートリッジ56が正規品か否かに応じて、プロセッサ部24における処理速度及び各処理槽への各補充液の補充量を各々変化させる態様を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、処理速度と補充量の何れか一方のみを変更するようにしてもよい。
また、上記ではカートリッジ装填部58に今回装填された補充液カートリッジ56が正規品であった場合に、当該補充液カートリッジ56に封入されている補充液が製造されてから所定期間以上経過しているか否かに応じて、処理速度及び補充量を2段階に切替える態様を例に説明したが、これに限定されるものではなく、補充液製造時からの経過期間に応じて処理速度及び補充量を3段階以上の多段階に切替えるようにしてもよいし、前記経過期間の変化に応じて処理速度及び補充量を連続的に変化させるようにしてもよい。
また、上記ではカートリッジ装填部58に今回装填された補充液カートリッジ56に封入されている補充液が製造されてから所定期間以上経過した状態である場合に、プロセッサ部24における処理速度を低下させると共に、各処理槽への各補充液の補充量を増大させる態様を説明したが、これに代えて各処理槽内の各処理液の液温を上昇させるようにしてもよいし、液温を上昇させることと各処理槽への各補充液の補充量を増大させることを組み合わせてもよい。
更に、上記では請求項2に記載の記録素子として、無線により情報の読み出し及び書き込みが可能なRFIDタグを適用した例を説明したが、これに限られるものではなく、例えば磁気を利用した方式等のように、公知の方式で情報の読み出し及び書き込みが可能な種々の記録素子を適用可能である。但し、情報の読み出し及び書き込みを容易に行えるようにすることを考慮すると、RFIDタグのように非接触で情報の読み出し及び書き込みが可能な記録素子を用いることが好ましい。また、本発明はカートリッジに付加した記録素子に情報を記録することに限定されるものでもなく、本発明に係る第1の所定情報等の情報を、バーコード等の形態でカートリッジに記録するようにしてもよい。
また、上記ではカートリッジ装填部58に新たな補充液カートリッジ56が装填されると、装填された補充液カートリッジ56に封入されている補充液の全量を補充槽へ写す補充方式を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、補充槽を省略し、写真処理装置に装填されたカートリッジから処理槽内の処理液へ補充液を直接補充する補充方式を採用してもよい。この場合、当初封入されていた補充液の一部のみが処理槽へ補充された状態でも写真処理装置に対してカートリッジが脱着される可能性があることを考慮すると、カートリッジの記録素子への使用済み情報の書き込みは、カートリッジが空になりカートリッジ装填部58へ再装填される可能性が無くなったときに行えばよい。
また、上記では本発明に係る写真処理装置として、記録すべき画像に応じて変調したレーザビームを印画紙上で走査露光させることで印画紙に画像を露光記録する露光部18を備えた写真処理装置を例に説明したが、これに限定されるものではなく、例えば写真フィルムに光を照射し、写真フィルムを透過した光を印画紙に照射することで印画紙に画像を露光記録するタイプの露光部を備えた写真処理装置(面露光タイプのプリンタプロセッサ)に本発明を適用することも可能であることは言うまでもない。
本実施形態に係る写真処理装置の概略構成図である。 写真処理装置のプロセッサ部の概略構成図である。 補充液カートリッジ及び装填部を示す斜視図である。 補充液カートリッジ開栓部の構造を示す断面図である。 RFIDタグ及びICタグヘッドの概略構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係るカートリッジ装填時処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るカートリッジ装填時処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10 写真処理装置
12 印画紙
20 本体制御部
24 プロセッサ部
26 発色現像槽
28 漂白定着槽
30,32,34,36 水洗槽
37 搬送モータ
50 現像補充槽
52 漂白定着補充槽
54 水槽
56 補充液カートリッジ
58 カートリッジ装填部
62,64,66 ポンプ
68 電磁弁
72 RFIDタグ
86 ICタグヘッド

Claims (5)

  1. 画像が記録された記録材料を処理槽内の処理剤によって処理すると共に、前記処理槽内の処理剤に補充するための補充剤が封入されたカートリッジが着脱自在とされた写真処理装置であって、
    装填されたカートリッジに第1の所定情報が記録されているか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって前記カートリッジに前記第1の所定情報が記録されていないと判断された場合に、前記第1の所定情報が記録されたカートリッジが装填されたときよりも前記記録材料に対する処理の速度を低下させる第1の制御、及び、前記第1の所定情報が記録されたカートリッジが装填されたときよりも前記処理層内への補充量を増大させる第2の制御の少なくとも一方を行う制御手段と、
    を備えたことを特徴とする写真処理装置。
  2. 前記第1の所定情報は、前記カートリッジに付加された記録素子に記録されており、
    前記判断手段は、装填されたカートリッジに付加された前記記録素子に記録されている情報を読み出し可能な読出手段を備え、前記装填されたカートリッジに付加された前記記録素子に記録されている情報を前記読出手段によって読み出させ、前記読出手段による読出結果に基づいて前記第1の所定情報が記録されているか否かを判断することを特徴とする請求項1記載の写真処理装置。
  3. 前記カートリッジに付加された記録素子には、前記カートリッジの製造時、又は前記カートリッジへの補充剤の封入時、又は前記カートリッジの出荷時に、前記カートリッジに封入された補充剤の保存期間を識別可能な第2の所定情報が記録されており、
    前記制御手段は、前記装填されたカートリッジに付加された前記記録素子から前記読出手段によって読み出された前記第2の所定情報に基づいて識別した前記補充剤の保存期間に応じて、前記処理層内への補充量及び処理槽内の処理剤の温度の少なくとも一方を変更することを特徴とする請求項2記載の写真処理装置。
  4. 前記カートリッジに付加された前記記録素子は情報を書込可能とされ、
    装填されているカートリッジに付加された前記記録素子に第3の所定情報を書き込む書込手段を更に備え、
    前記判断手段は、前記装填されたカートリッジに付加された前記記録素子に前記第3の所定情報が記録されているか否かも判断し、
    前記制御手段は、前記判断手段によって前記カートリッジの前記記録素子に前記第3の所定情報が記録されていると判断された場合にも、前記第1の制御及び前記第2の制御の少なくとも一方を行うことを特徴とする請求項2記載の写真処理装置。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の写真処理装置に装填可能で、前記処理槽内の処理剤へ補充するための補充剤が封入され、前記第1の所定情報が予め記録されたカートリッジ。
JP2005059733A 2005-03-03 2005-03-03 写真処理装置及びカートリッジ Expired - Fee Related JP3681067B1 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005059733A JP3681067B1 (ja) 2005-03-03 2005-03-03 写真処理装置及びカートリッジ
CNA200680006934XA CN101133361A (zh) 2005-03-03 2006-02-21 照片处理装置、暗盒以及照片处理装置的控制方法
EP06714222A EP1865375A4 (en) 2005-03-03 2006-02-21 PHOTO DEVELOPMENT DEVICE, CASSETTE AND CONTROL PROCEDURE FOR A PHOTO DEVELOPMENT DEVICE
PCT/JP2006/303082 WO2006092988A1 (ja) 2005-03-03 2006-02-21 写真処理装置、カートリッジ及び写真処理装置の制御方法
US11/885,585 US20090010639A1 (en) 2005-03-03 2006-02-21 Photo Processing Device, Cartridge, and Control Method for Photo Processing Device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005059733A JP3681067B1 (ja) 2005-03-03 2005-03-03 写真処理装置及びカートリッジ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP3681067B1 true JP3681067B1 (ja) 2005-08-10
JP2006243412A JP2006243412A (ja) 2006-09-14

Family

ID=34909699

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005059733A Expired - Fee Related JP3681067B1 (ja) 2005-03-03 2005-03-03 写真処理装置及びカートリッジ

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP1865375A4 (ja)
JP (1) JP3681067B1 (ja)
CN (1) CN101133361A (ja)
WO (1) WO2006092988A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112018000705T5 (de) 2017-03-06 2019-11-14 Cummins Filtration Ip, Inc. Erkennung von echten filtern mit einem filterüberwachungssystem

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0769718B1 (en) * 1995-10-19 2003-01-15 Noritsu Koki Co., Ltd. Processing liquid storage apparatus in automatic developer system, and photographic processing apparatus
JP3344701B2 (ja) * 1998-06-01 2002-11-18 富士写真フイルム株式会社 処理剤投入装置
JP4009131B2 (ja) * 2002-04-23 2007-11-14 日本電信電話株式会社 共通テナント管理者によるicカード相互運用方法及びシステム
JP2004093692A (ja) * 2002-08-29 2004-03-25 Fuji Photo Film Co Ltd 写真処理装置の印画紙と補充液との管理システム
JP2004226605A (ja) * 2003-01-22 2004-08-12 Fuji Photo Film Co Ltd 画像形成装置
JP2005010196A (ja) * 2003-06-16 2005-01-13 Noritsu Koki Co Ltd 写真処理液補充システム

Also Published As

Publication number Publication date
EP1865375A4 (en) 2009-04-15
EP1865375A1 (en) 2007-12-12
CN101133361A (zh) 2008-02-27
WO2006092988A1 (ja) 2006-09-08
JP2006243412A (ja) 2006-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4847033B2 (ja) 画像形成装置
JP3681067B1 (ja) 写真処理装置及びカートリッジ
US20040153651A1 (en) Image forming device
JPH04229858A (ja) 撮影用写真カラーネガフィルム処理方法
JP2942670B2 (ja) 補充液供給方法及び補充液供給装置
JP2004219738A (ja) カートリッジ、写真処理装置及び稼働情報収集方法
US20090010639A1 (en) Photo Processing Device, Cartridge, and Control Method for Photo Processing Device
US6761491B2 (en) Photographic processor and supply cartridge with an information exchange arrangement
JP2942673B2 (ja) 感光材料処理装置の補充液供給装置
JPH04156450A (ja) 撮影用写真フィルム処理方法
JP2013029663A (ja) 画像形成装置
JP2004226790A (ja) 写真処理装置及びカートリッジ
JP2722423B2 (ja) 感光材料処理装置における管理方法
JP5071806B2 (ja) 画像形成装置
JP2005221606A (ja) 消耗品供給システム及び消耗品供給方法
JP2005134501A (ja) 画像形成装置
JP2011128647A (ja) 画像形成装置及びトナーカートリッジ
JP2005121861A (ja) 液処理装置
JPH09292688A (ja) 感光材料処理装置
JP2001117343A (ja) 印刷装置
JPH09292693A (ja) 感光材料処理装置
JP3617721B2 (ja) 感光材料処理装置
JPH09292694A (ja) 感光材料処理装置
JPH06110174A (ja) 補充液用カートリッジ、感光材料処理装置の補充液供給装置
JP2008191599A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050512

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080527

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090527

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090527

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100527

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110527

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110527

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120527

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees