JP3679929B2 - 分割版胴の軸方向見当調整装置 - Google Patents

分割版胴の軸方向見当調整装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、輪転印刷機に設備する分割版胴の軸方向見当調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の輪転印刷機について図6及び図7を用いて説明する。図6は、輪転印刷機において分割版胴へ設備した従来の左右(軸方向)見当調整装置の構成図、図7は、図6における概略図である。
一般的な輪転印刷機は、給紙装置に装架した巻取紙から連続的に供給されるウェブへ所定の印刷を施した後、横幅方向及び長さ方向にて裁断し、シート(枚葉紙)として、あるいは折り畳まれた折帳として外部へ搬出すべく構成されている。
例えば新聞紙等の場合には、通常ウェブの横幅方向に2枚分の印刷を並べて行い、続いて横幅中央でスリッティング(裁断)し、互いに積層させた後折り畳んだ状態で排出する。新聞輪転機には、分割版胴1、すなわち、一方の刷版3aを装着する版胴本体4と、他方の刷版3bを装着するシェル5とによって構成したものが設備されている。
この分割版胴1の設備に伴い、見当合わせ装置が組み込まれている。すなわち、軸両端部が偏心軸受7a、7bを介して軸支されるとともに、該軸端部に、版胴本体4及びシェル5を円周方向(ウェブ走行方向)と軸方向(ウェブ横幅方向)とへそれぞれ独立して移動調整する装置である。
なお、分割版胴1の円周方向見当調整装置及び軸方向見当調整装置として、輪転印刷機の分割版胴装置(特開平9−49196号)が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
版胴本体4側の見当調整装置は、モータ32にて回動させるネジ軸33を、ベアリング6を介して版胴本体4の軸端を軸支させた偏心軸受7aと合致させて、同軸心上へ配設している。このため、フレーム2aに対し、偏心軸受7aの移動をスムーズに行わせることが可能である。
しかし、シェル5側の見当調整装置は、モータ35にてスプロケット40を回動させ、チェン41を介してシェル5軸心と別位置に設けたスプロケット42、つまりスプロケット42を固定したネジ軸36を回動させ、ベアリング38を介してシェル軸39を軸支させた軸受37を移動すべく構成している。
これらの移動機構は、版胴軸8及びこれと同芯のシェル軸39が印圧調節によって動くに従って移動する必要があり、印圧調節用偏心軸受7bに固設した調整部材34bに設置する。また、ネジ軸36は、シェル軸39を移動させる軸受37の中心に対し軸円方向でバランスが取れた位置に複数個設ける必要がある。このバランスがくずれると、軸受37を移動させるとき、ねじれを生じさせ、図7に示すように、滑り部分が突っかかり動きにくい状態が発生することがある。この従来の装置には、次のような問題を内在していた。
(1) 版胴4、5の側面フレーム2bとの間は狭いが、取付け部品が多く、組立、保守が困難である。
(2) 複数のネジ軸36を同時に動かすため、スプロケット42に掛けて動かすチェン41のたるみ、ネジ軸36のネジのピッチ誤差やネジ係合のすきま等の影響により、複数のネジ軸36が同調して動かなくなる場合がある。この場合には、互いにひねりが生じ、動きにくくなってしまう。
【0004】
本発明は、かかる状況に鑑みてなされたものであり、組立及び保守における作業性及び調整機構の信頼性を向上させることができる分割版胴の軸方向見当調整装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る分割版胴の軸方向の見当調整装置は、係る課題を解決するためになされたものであり、版胴の左右にそれぞれ個別に刷版を装着し、運転中にもそれぞれ個別に天地方向及び軸方向の見当調整が可能な印刷機に設備する分割版胴の軸方向見当調整装置において、 一方の版胴側に設けたアームと、該アームを揺動するアーム揺動手段と、上記アームの揺動に対して上記版胴を版胴軸方向にのみ移動伝達するアーム規制手段とを備え、該アーム規制手段は、一方の版胴の端部に回転自在で軸方向に固定された移動用部材に形成された複数の溝と、この溝に版胴軸方向に隙間がなく版胴の半径方向及び上下に隙間があるように係合するピンとで構成され、該ピンを前記アームに設けている。
【0006】
この軸方向見当調整装置は、フレームの内側と版胴の側面との間に設けるのが好適である。
アーム規制手段は、外周に開放された複数の溝と、この溝に版胴軸方向に隙間がなく、版胴の半径方向上下左右に隙間があるように係合するピンとを含むように構成するのが好適である。また、この溝は、一方の版胴の端部に回動自在で軸方向に固定された移動用部材に設け、このピンは、アーム側に設けるのも好適である。
アーム揺動手段は、上記ピンが上記移動用部材を版胴の軸方向に移動させるよう、上記フレームに固設のブラケットに設けた、アームを軸支する支点軸と、上記ブラケットに取付けられて上記アームの支点に対し上記ピンと反対側に位置し、上記ピンが版胴の軸方向に移動するよう駆動する移動駆動機構とを含むように構成するのが好適である。
【0007】
したがって、本発明に係る分割版胴の軸方向見当調整装置について、その最も好適な形態は、版胴の左右にそれぞれ個別に刷版を装着し、運転中にもそれぞれ別個に天地方向(版胴回転方向)及び軸方向の見当調整が可能な印刷機に関し、別個に見当調整可能な左右の版胴の内一方の軸方向見当調整装置をフレームの内側と版胴の側面との間に設け、該軸方向移動装置が、上記一方の版胴の端部に回転自在で軸方向固定され、外周に複数の開放された溝を設けた移動用部材(ハウジング)と、上記開放された溝に版胴軸方向には隙間無く、版胴の半径方向上下左右に隙間があるよう係合するピンを設けたアームと、上記アームのピンが上記移動部材を版胴の軸方向に移動させるよう上記フレームに固設されたブラケットに設け上記アームを軸支する支点軸と、上記フレームに固設されたブラケットに取付け上記アームの支点に対し上記ピンと反対側に位置し、上記アームのピンが版胴の軸方向に移動するよう駆動する移動駆動機構とを構成要素とする。
【0008】
移動駆動機構は、支点軸を中心とした揺動をさせる駆動力をアームに与えるものであり、例えば、モータとギヤ等の伝達部材から構成されるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る分割版胴の軸方向見当調整装置の実施の形態について図面に基づいて説明する。図1乃至図5は、本発明の一実施形態を表しており、図1は、本発明の一実施形態に係る分割版胴の軸方向見当調整装置を輪転印刷機に設備した全体概略構成図、図2は、左右見当調整装置部の側面断面図、図3は、図2の正面断面図、図4(a)は、図3の線IVa −IVa による断面図、(b)は、図3の矢印IVb の矢視図、図5は、図1におけるV 部の詳細図である。
印刷ユニットの概略構成を説明する。印刷ユニットにおいて、図1に示すように、フレーム2a及びフレーム2bが、その左右(操作側と駆動側)に所定間隔で立設している。このフレーム2a、2b間には、版胴本体4及びシェル5が掛け渡されている。版胴本体4は、フレームに回転と軸方向への移動を可能に軸支されている。シェル5の内孔部が、版胴本体4の小径胴部外側へ嵌挿されており、シェル5は、版胴本体4に対し回転及び軸方向への移動が可能となっている。分割版胴1は、これらシェル5及び版胴本体4により構成されている。
版胴本体4は、一方の刷版3aを装着するものであり、シェル5は、他方の刷版3bを装着するものである。
【0010】
版胴本体4の一端部には、段付けされた版胴本体軸8aが設けられている。この版胴本体軸8aには、ベアリング6が装着され、さらに、偏心軸受7aが装着されている。版胴本体4は、ベアリング6及び偏心軸受7aを介してフレーム2aに回動自在に軸支される。偏心軸受7aと版胴本体軸8aの近傍部とには、調整部材34が固設されている。
フレーム2aには、サブフレーム2Aがスペーサ2Bを介してフレーム2bの反対側に取付けられており、このサブフレーム2Aにモータ32が取付けられている。モータ32には、ネジ軸33が連結されており、このネジ軸33は、調整部材34と螺合している。モータ32は、制御手段(図示省略)と接続されており、これにより制御されている。
モータ32を作動させると、ネジ軸33が回動する。ネジ軸33は、調整部材34に対して送りねじの作用を行うことになり、調整部材34が、軸方向に相対移動し、また、偏心軸受7a及び版胴本体4が軸方向に移動する。すなわち、モータ32の作動方向に応じて、版胴本体4の軸方向に関する位置を調整することができる。こうして、モータ32により、版胴本体4の軸方向における見当合わせを行うことができる。
【0011】
版胴本体4の他端部には、段付けされた版胴本体軸8bが設けられている。この版胴本体軸8bには、ベアリング6が装着され、さらに、偏心軸受7bが装着されている。版胴本体4は、ベアリング6及び偏心軸受7bを介してフレーム2bに回動自在に軸支される。
【0012】
次に、アーム揺動駆動機構18の構造について、図2及び図3を用いて以下説明する。
フレーム2bには、図2に示すように、ブラケット19が、フレーム2a側の面に固設されている。ブラケット19には、ベアリング21を介してネジ軸22を回動自在に軸支させており、その下方には、モータ23が取付けられている。ネジ軸22は、雄ねじを有する。
ネジ軸22の後端にはギヤ25が、また、モータ23の後端にはギヤ24がそれぞれ取付けられており、両ギヤ24、25は互いに歯合する。このため、モータ23の駆動力は、ギヤ24、ギヤ25からネジ軸22に伝達される。
ブラケット19には、図3に示すように、略Y字形状のアーム16が連結されている。ブラケット19の両側方には、支点軸15がそれぞれ突設されており、アーム16の略中央部(略Y字の分岐点付近)には、丸穴が形成されている。ブラケット19とアーム16との連結は、支点軸15が丸穴に嵌入されることによりなされる。連結状態では、両者は支点軸15を中心に回動(揺動)自在に保持されている。
【0013】
シェル5の外側軸端部(フレーム2b側の軸端部)には、アンギュラベアリング13を介してハウジング14が取付けられている。ハウジング14は、アンギュラベアリング13によりシェル5に対して回動自在に保持される。アンギュラベアリング13及びハウジング14は、シェル5に対する軸方向への移動が制限されている。
ハウジング14には、アーム16が連結されている。ハウジング14の外周面には、長穴20が形成されており、アーム16の略Y字形状の各先端部には、ピン17aがそれぞれ固設されている。ハウジング14とアーム16との連結は、ピン17aを長穴20に嵌入させることによりなされる。略Y字形状のアーム16は、ハウジング14の約180度を抱持する。このように、ハウジング14は、アーム16と回動自在に連結されているので、アーム16が支点軸15を中心に回動(揺動)しても、ハウジング14の中心軸方向がシェル5の中心軸方向からずれることはなく、軸方向へのシェル5の円滑な移動が妨げられることはない。
ピン17aと長穴20との接合部分において、半径方向に関する隙間は、Δdで(図3参照)、アーム16の長手方向に関する隙間は、Δhであり(図4(a)参照)、版胴軸方向については隙間がない。
したがって、アーム16の支点軸15を中心とした円弧軌跡に対しても、版胴軸方向には、確実に移動伝達する一方で、他の方向の相対的動きは伝達することはない。このため、印圧調整をする偏心軸受7bが調整され、版胴軸芯が移動したときも対応することができる。
【0014】
アーム16には、コマ27が連結されている。アーム16の後端部には、長穴26が形成されており(図3参照)、コマ27の外周面には、その外周面から突出するように一対のピン17bが設けられている。アーム16とコマ27との連結は、ピン17bを長穴26に嵌入させることによりなされる。
コマ27は、ネジ軸22の雄ねじに対応する雌ねじ(貫通ねじ)が形成されており(メネジブロック)、両者は螺合可能である。モータ23の駆動力は、ネジ軸22からコマ27に伝達される。そして、ネジ軸22は、コマ27に対して送りネジのように作用する。モータ23は、制御手段(図示省略)と接続されており、これにより制御される。
ここで、長穴26は、図4(b)に示すような形状であり、ネジ軸22に対し、円弧軌跡をとるアーム16下端の移動を許容するように機能する。また、長穴26は、アーム16下端の移動を許容し、他の方向へのガタはないか又はその影響がないような範囲に抑えてある。このため、アーム16が揺動して傾斜状態にあっても、雌ねじ(コマ27側)の中心軸方向は、雄ねじ(ネジ軸22側)の中心軸方向からずれることはなく、両者の円滑な螺合が妨げられることはない。
なお、2つのピン17aは同一軸上に配置されるのが好ましい。また、2つのピン17bも、同一軸上に配置されているのが好ましい。
【0015】
アーム揺動駆動機構18として、このような構造を採用したので、モータ23を回動させると、ギヤ24及びギヤ25を介してネジ軸22を任意の方向へ回転させることができる。また、位置固定のネジ軸22を基準として、コマ27及びこのコマ27を連結したアーム16後端部を支点軸15を中心に揺動させることができる。なお、アーム16の先端部は、揺動方向が逆である。
こうして、アーム16の揺動をシェル5の軸方向への移動に変換している。すなわち、ピン17b、ハウジング14、アンギュラベアリング13を介して、アンギュラベアリング13を固定したシェル5を、軸方向へ移動することができ、シェル5を、走行するウェブの横幅方向へ移動調整することができる。
【0016】
次に、版胴本体4及びシェル5の円周方向における見当合わせの構造について説明する。
図1に示すように、はすば歯車29は、版胴本体軸8bに回止め用キーを用いて取付けられ、版胴本体4と連結される。はすば歯車30は、シェル調整軸9に回止め用キーを用いて取付けられ、シェル5と連結される。すなわち、はすば歯車29は、回転方向には版胴本体軸8bと係合し、軸方向には摺動可能に支持されている。はすば歯車30は、回転方向にはシェル調整軸9と係合し、軸方向には摺動可能に支持されている。
分割版胴1へ並設するブランケット胴28には、はすば歯車31がその軸端に固設されている。
【0017】
円周方向における見当合わせは、次のように行う。すなわち、軸方向移動手段(装置)を介し、はずば歯車29、30を軸方向へ移動させ、そして、はずば歯車31との歯合点を円周方向へ移動(回動)する。両はすば歯車29・31、30・31の相対的位相を変更し、版胴本体4及びシェル5を円周方向に回動させることにより行う(図示省略)。
【0018】
版胴本体軸8bには、図5に示すように、半径方向の切欠部10bを設けており、シェル5には、半径方向の切欠部10aを設けている。対向させた切欠部10a、10b内に、伝達部材11を、所定の間隔をもって挿入し、伝達部材11の内端部をシェル調整軸9に固定している。シェル5の外面に固定部材43を固定している。こうして、シェル調整軸9と一体的に固定される。伝達部材11の外周面とシェル5内孔部とを、滑りキー12或いはリニアガイド等を介して軸方向移動のみを可能に連結している。
シェル5には、シェル調整軸9から伝達部材11、滑りキー12を介して回転が伝達される一方で、軸方向に関する移動は自由になっており、版胴本体4との相対的位置が変更設定できる。
【0019】
以上説明したように、本実施形態では、輪転印刷機の分割版胴の天地左右見当装置のうち、特にシェル5の軸方向(ウェブ横幅方向)移動機構が新しい構成である。すなわち、その機構を、テコ式移動装置にして、移動伝達部(ピン17aと長穴20の係合部)がシェル5の軸方向に隙間なく正確に移動を伝達することができる一方、版胴軸芯が半径方向いずれかの方向へ移動しても、軸方向移動装置には支障が出ないように、隙間Δd及びΔhがある。このことは、アーム揺動機構18が版胴本体4及びシェル5の芯軸が移動しても、軸方向移動性能に影響されない。
したがって、従来のように、軸方向移動機構を偏心軸受に取付ける必要がないので、配置設計の自由度が大きくなる。このことは、シェル5の軸方向移動機構をテコ式としる関係上、揺動中心の支点軸15からネジ軸22までの距離と、支点軸15からピン17aまでの距離との比を任意の値とすることで、調整距離を調整でき、また、使用状況に応じた精度の選択範囲を広げることができることからも明らかである。
また、版胴本体4及びシェル5の側面とフレーム2bのスペースに組込む部品が簡素で、組込み容易となるので、メーカ側の組立容易、ユーザ側の保守容易などの効果がある。また、シェル5を軸方向に移動させる力は、版胴軸芯に対し円周方向180度離れた位置にある2個のピン17aにより伝達されるので、シェル5に曲げモーメントM(図7参照)が発生せず、常に円滑に軸方向移動ができるという効果がある。
よって、この分割版胴1は、並設したブランケット胴28に対し印圧の調整と、該印圧を版胴の軸方向全域にわたって均一に調整する機能を有するので、印刷面の濃淡、その他の品質向上を図ることができる。
また、例えばウェブの幅方向で別の絵柄を別の版で多色印刷する場合は、別々に天地(版胴円周方向)及び左右(軸方向)の見当調節が円滑にできる。
【0020】
【発明の効果】
本発明によれば、版胴の左右にそれぞれ個別に刷版を装着し、運転中にもそれぞれ別個に天地方向及び軸方向の見当調整が可能な印刷機に設備する分割版胴の軸方向見当調整装置において、一方の版胴側に設けたアームと、該アームを揺動するアーム揺動手段と、上記アームの揺動に対して上記版胴を版胴軸方向にのみ移動伝達するアーム規制手段とを備えるので、版胴の軸方向移動を常に円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る分割版胴の軸方向見当調整装置を輪転印刷機に設備した、一部を断面図にして表した全体概略構成図である。
【図2】左右見当調整装置部の側面断面図である。
【図3】図2の正面断面図である。
【図4】(a)は、図3の線IVa −IVa による断面図、(b)は、図3の矢印IVb の矢視図である。
【図5】図1におけるV 部の詳細図である。
【図6】輪転印刷機において分割版胴へ設備した従来の左右(軸方向)見当調整装置の構成図である。
【図7】図6における概略図である。
【符号の説明】
1 分割版胴
2a、2b フレーム
2A サブフレーム
2B スペーサ
3a、3b 刷版
4 版胴本体
5 シェル
6、21 ベアリング
7a、7b 偏心軸受
8a、8b 版胴本体軸
9 シェル調整軸
10a、10b 切欠部
11 伝達部材
12 滑りキー
13 アンギュラベアリング
14 ハウジング
15 支点軸
16 アーム
17a、17b ピン
18 アーム揺動駆動機構
19 ブラケット
20、26 長穴
22、33 ネジ軸
23、32 モータ
24、25 ギヤ
27 コマ
28 ブランケット胴
29、30、31 はすば歯車
34 調整部材
39 シェル軸
43 固定部材
M 曲げモーメント

Claims (2)

  1. 版胴の左右にそれぞれ個別に刷版を装着し、運転中にもそれぞれ個別に天地方向及び軸方向の見当調整が可能な印刷機に設備する分割版胴の軸方向見当調整装置において、
    一方の版胴側に設けたアームと、該アームを揺動するアーム揺動手段と、上記アームの揺動に対して上記版胴を版胴軸方向にのみ移動伝達するアーム規制手段とを備え、該アーム規制手段は、一方の版胴の端部に回転自在で軸方向に固定された移動用部材に形成された複数の溝と、この溝に版胴軸方向に隙間がなく版胴の半径方向及び上下に隙間があるように係合するピンとで構成され、該ピンを前記アームに設けたことを特徴とする分割版胴の軸方向見当調整装置。
  2. 上記アーム揺動手段が、上記一方の版胴軸を軸支するフレームに、ブラケットを介して軸支された支点軸と、上記ピンとは支点軸に対して反対側に設けられ、上記アームを版胴の軸方向に移動させる移動駆動機構とを含むようにしたことを特徴とする請求項1に記載の分割版胴の軸方向見当調整装置。
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