JP3679580B2 - 光起電力素子の製造方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明はプラズマCVD法による太陽電池などの光起電力素子を連続的に製造する方法および装置に関する。特にロール・ツー・ロール(Roll−to−Roll)方式のプラズマCVD法による太陽電池などの光起電力素子を大量生産する方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、アモルファスシリコン(a−Si)膜などを用いた光起電力素子の作製には、一般的には、プラズマCVD法が広く用いられている。しかしながら、光起電力素子を電力需要を賄うものとして確立させるためには、使用する光起電力素子が、光電変換効率が十分に高く、特性安定性に優れたものであり、かつ大量生産し得るものであることが基本的に要求される。そのためには、a−Si膜などを用いた光起電力素子の作製においては、電気的、光学的、光導電的あるいは機械的特性および繰り返し使用での疲労特性あるいは使用環境特性の向上を図るとともに、大面積化、膜厚および膜質の均一化を図りながら、しかも高速成膜によって再現性のある量産化を図るようにする必要がある。
これまでに、マイクロ波プラズマCVD法による堆積膜形成方法について多くの報告がなされている。例えば、Japanese Journal of Applied Physics,Vol.26,No.4,April,1987,pp.L288−L290およびJapanese Journal ofApplied Physics,Vol.26,No.8,August,1987,pp.1215−1218には、ECRを使用したマイクロ波プラズマCVD法が記述されている。また、特開昭59−56724号公報には、マイクロ波プラズマCVD法で半導体膜を堆積する方法が記載されている。
ところで、光起電力素子の重要な構成要素たる半導体層は、いわゆるpn接合、pin接合などの半導体接合がなされている。a−Siなどの薄膜半導体を用いる場合、ホスフィン(PH3)、ジボラン(B2H6)などのドーパントとなる元素を含む原料ガスを主原料ガスであるシランなどに混合してグロー放電分解することにより所望の導電型を有する半導体膜が得られ、所望の基板上にこれらの半導体膜を順次積層作製することによって容易に前述の半導体接合が達成できることが知られている。そして、a−Si系の光起電力素子を作製するについて、その各々の半導体層作製用の独立した成膜室を設け、該成膜室にて各々の半導体層の形成を行う方法が知られている。
例えば、米国特許第4,400,409号明細書には、ロール・ツー・ロール(Roll−to−Roll)方式を採用した連続プラズマCVD装置が開示されている。この装置によれば、複数のグロー放電領域を設け、所望の幅の十分に長い可撓性の基板を、該基板が前記各グロー放電領域を順次貫通する経路に沿って配置し、前記各グロー放電領域において必要とされる導電型の半導体層を形成しつつ、前記基板をその長手方向に連続的に搬送せしめることによって、半導体接合を有する素子を連続的に作製することができるとされている。
光起電力素子を一般に普及させるためには、更なる光電変換効率、特性安定性や特性均一性の向上、製造コストの低減が望まれている。そのために特性決定要素である半導体層そのものの特性均一性を確保することが望まれている。したがって、連続して移動する帯状部材上への半導体層の堆積において、特性の均一性を確保し、欠陥を減らすための成膜方法の早期提供が望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のロール・ツー・ロール方式のプラズマCVD法による帯状部材上への堆積膜の連続形成方法においては、例えば、アモルファスシリコン(a−Si:H)などの非単結晶半導体膜を1ロール堆積し終え、大気開放し再度ロールをセットする。そして成膜室を真空引きした後、該成膜室をヒーターなどにより加熱し該成膜室内の残留不純物を除去する工程(ベーキング)が行われる。これは、装置内壁に吸着した水の分子や油などの有機物汚染分子は室温に保ったまま排気することが難しく、十分な加熱脱ガス処理を行わなければならないことによる。前記ベーキングは、材料表面に吸着したり内部に吸蔵されているガス分子を、熱的に励起し気相中に放出される確率を増加させることにより、これらの分子の排気を容易にするための方法である。
前記帯状部材や成膜室を成す壁の温度制御のためにヒーターによる加熱に加え、該壁の空気や水による冷却をおこないより均一な温度制御を行なうことがある。例えば、プラズマCVD法によるp型の導電層としての堆積膜の連続形成の際、成膜室を成す壁の内部に設けられた流路に水を導入して該壁を冷却する場合、成膜後に真空装置を大気圧開放したときに該成膜室の壁面、配管に結露が発生しドーパントガスとして使用されるハロゲン化ホウ素(例えば、BF3,BCl3,BBr3など)と水が反応してHF,HCl,HBrなどの酸となり、真空装置の材料であるステンレスやアルミを侵すことがある。また、堆積膜の連続形成の際に帯状部材の温度は高く保つが、前記プラズマと成膜室の壁面温度は低くしたい時に、成膜室を成す壁の空気による冷却では十分な冷却効果が上がらず該壁の温度が制御できないといった問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、従来のプラズマCVD法による帯状部材(帯状基体)上への連続成膜方法における上述した課題を解決すべく鋭意研究した結果完成に至ったものである。
本発明は、プラズマCVD法による連続成膜において使用するそれぞれの真空装置への負荷を減らし、かつその正確な温度制御を行って光起電力素子を安定して大量生産することを可能ならしめることを目的とする。
該目的は、使用するそれぞれの真空容器内部の堆積膜を積層するための成膜室の壁内部または外側に熱の媒体を導入する経路を設け、熱の媒体を変えて導入することにより当該成膜室の壁の温度をより正確に制御することにより達成できる。
即ち、本発明は、以下に述べる光起電力素子の製造方法および製造装置を包含する。
本発明の光起電力素子の製造方法は、プラズマCVD法による成膜室をそれぞれ内部に有する複数の真空容器が連結されているそれぞれの真空容器内を帯状部材を連続的に通過させながら、それぞれの真空容器の前記成膜室内で異なる堆積膜を前記帯状部材の表面に形成することにより複数の異なる堆積膜を積層して光起電力素子を製造する方法であって、前記複数の真空容器内の前記成膜室の少なくとも1つの成膜室の壁の温度制御を、ヒーターによる加熱と気体又は液体による冷却により行い、該冷却は、該真空容器のベーキングおよび大気開放時には気体により行い、成膜時には液体により行うことを特徴とする。
【0005】
【実施態様例】
本発明を以下の実施態様例により説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1は、本発明の光起電力素子製造装置におけるp型層形成用容器の一例の模式的説明図である。図1において、成膜室101を成す壁の外側には熱の媒体の導入管102を配管し該成膜室の壁の外側に溶接することで密着性を上げて熱交換の効率を上げるようにしてある。熱の媒体の導入管102は不図示の熱の媒体の供給系に接続されバルブ106A,106B,107A,107Bを介して熱の媒体の切り替えが行える。
図2は、本発明の光起電力素子製造装置におけるp型層形成用容器の一例の模式的説明図である。図2において、真空容器201の内部には成膜室202が設けられ、電気的に接地された帯状基体203と放電電極204との間に不図示の高周波電源から所定の周波数(例えば、13.56MHz)の高周波電力を投入することにより、成膜室202内にプラズマを形成し、帯状基体203の下面(表面)に例えば、シリコン系非単結晶半導体膜を形成する。成膜室202には不図示の原料ガス供給系に接続された原料ガス導入管205および不図示の排気装置に接続された排気管206が設けられ、帯状基体203の移動方向と平行なガスの流れを形成する。真空容器201内の帯状基体203の上面(裏面)側には、真空容器201の開閉可能な蓋207に固定されてランプヒーター208,209が配設され、帯状基体203の裏面に面接触した熱電対210,211により温度をモニターしながら帯状基体203を裏面から所定の温度に加熱する。帯状基体203の温度はガスゲート212を通過する際に低下しているが、成膜室202の前に設けたランプヒーター208により放電室202に帯状基体が達するまでに成膜に適した所定の温度にまで加熱され、成膜室202の上に設けたランプヒーター209により堆積膜形成中に一定温度になるように温度維持がなされる。原料ガスの流入経路にはブロックヒーター213が設けられ、プラズマ分解前の原料ガスの予熱と成膜室の壁の加熱を行い、ガス吹き出し部付近での原料ガスの分解促進と成膜室202の内壁へのポリシラン粉の付着量の低減を図る。図3は、本発明の、光起電力素子を連続的に製造する方法を実施するに適した連続成膜装置の典型的一例の模式的説明図である。図3に示す本発明の連続成膜装置は、基本的には、帯状基体309の送り出し室301、高周波プラズマCVD法によるn型(またはp型)の半導体層成膜室302A、高周波プラズマCVD法によるi型半導体層成膜室303A、マイクロ波プラズマCVD法によるi型半導体層成膜室304A、高周波プラズマCVD法によるi型半導体層成膜室305A、高周波プラズマCVD法によるp型(またはn型)の半導体層成膜室306A、高周波プラズマCVD法によるn型(またはp型)の半導体層成膜室302B、高周波プラズマCVD法によるi型半導体層成膜室303B、マイクロ波プラズマCVD法によるi型半導体層成膜室304B、高周波プラズマCVD法によるi型半導体層成膜室305B、高周波プラズマCVD法によるp型(またはn型)の半導体層成膜室306B、高周波プラズマCVD法によるn型(またはp型)の半導体層成膜室302C、高周波プラズマCVD法による2つのi型半導体層成膜室304Cおよび304D、高周波プラズマCVD法によるp型(またはn型)の半導体層成膜室306C、帯状基体309の巻き取り室307から構成されている。各室間はそれぞれガスゲート308によって接続されている。該連続成膜装置においては、帯状基体309は、帯状基体の送り出し室301内のボビン310から送り出され、帯状基体の巻き取り室307内のボビン311に巻き取られるまでにガスゲートで接続された14個の成膜室を通過しながら移動させられ、その間に該帯状基体の表面にnip/nip/nipまたはpin/pin/pin構造の非単結晶半導体の積層膜が形成される。
【0006】
本発明の光起電力素子を連続的に製造する方法は、帯状部材(帯状基体)を、プラズマCVD法による成膜室をそれぞれ内部に有する複数の真空容器内を連続的に通過させ、それぞれの真空容器内の前記成膜室でプラズマを生起させて原料ガスを分解し前記帯状部材上に堆積膜を形成することにより複数の異なる堆積膜を該帯状部材上に連続的に形成して積層する方法において、前記真空容器内部の前記成膜室の壁内部または外側に熱の媒体を導入する経路を設け、該成膜室の壁面温度を、制御する範囲に応じて、熱の媒体を変えたり熱の媒体の温度を調整することにより制御することを特徴とする。
本発明によれば、成膜工程の温度を容易に制御することができ、成膜中は成膜室の壁面温度を低く保つことで成膜室の壁からの不純物ガスの放出を押さえ、プラズマは低温に保持し、帯状部材は高温保持という状況を同時に満たすことができる。
本発明においては、熱の媒体の流路は別々でも同一としても構わない。流路の途中に流量計を設置して熱の媒体の違いによってその流量を管理してもよい。流路の設定は、成膜室の壁の外側に配管して溶接して密着させても構わないし、壁内部に流路を設けても構わない。また、熱の媒体としては水、オイル、空気などの液体であっても、或いは気体であってもよい。媒体は、常温での導入でも、低温化してからの導入でも、或いは高温化してからの導入でも構わない。
【0007】
以下、本発明における、光起電力素子を連続的に製造するに際して、該光起電力素子を構成する半導体膜を連続的に形成積層する方法の一例を図3に示した連続成膜装置を用いて説明する。
【0008】
【帯状基体(帯状部材)投入工程】
帯状基体(帯状部材)を装置内に投入して所定の位置にセットする。即ち、帯状基体309の巻かれたボビン310を基体送り出し室301内の所定の位置にセットし、該帯状基体を送り出し、成膜室302A乃至306Cを通過させ、該帯状基体の先端を巻き取り室307内のボビン311に固定する。その後、巻き取り用のボビン311の軸を固定して停止しておき、送り出し用のボビン310に張力発生用のトルクを与え弛まずに張る。
【0009】
【予熱、ベーキング工程】
各成膜室の蓋を閉じ、装置内部をロータリーポンプ、メカニカルブースターポンプなどの真空ポンプにより排気する。各成膜室の内圧が1Pa以下になったら、H2,He,Ar,Ne,Kr,Xeなどのガスを各成膜室へ導入し、成膜室から帯状基体309の送り出し室301および巻き取り室307へのガスの流れを形成し、各室301乃至307内を数Paから数十Pa程度の圧力にする。各成膜室の圧力が安定したら、各成膜室を各成膜室内のランプヒーター、基体温度制御装置、成膜室温度制御装置、ブロックヒーターによって加熱し、各成膜室の内壁および帯状基体を100〜500℃に予熱、ベーキングする。その際各成膜室306A、306B、306Cの成膜室の壁外側の配管には常温の空気を流して該成膜室の壁、および帯状基体を100〜300℃に予熱、ベーキングする。
【0010】
【半導体層の形成工程】
各成膜室の予熱、ベーキングの後、帯状基体309を送り出し室301から成膜室302A乃至306Cを介して巻き取り室307に一定速度で連続的に移動させる。帯状基体309を移動させながら、各成膜室302A〜306Cのランプヒーター、基体温度制御装置、成膜室温度制御装置、ブロックヒーターによって、各成膜室の堆積膜形成空間における帯状基体の温度と各成膜室内壁面の温度を所定の温度に制御する。その際成膜室306A、306B、および306Cの各成膜室の壁外側の配管には常温の空気に変えて常温または加熱または冷却した水、オイルなどを流して成膜室306A、306B、および306Cの各成膜室の壁を冷却する。さらに帯状基体の温度が安定したところで各成膜室へのH2,He,Ar,Ne,Kr,Xeなどのガスの導入を止め、成膜室302A乃至306Cを、各成膜室に接続された真空ポンプによって排気し、原料ガス分離用のH2,He,Ar,Ne,Kr,Xeなどのガスを、ガスボンベからマスフローコントローラーを介して各ガスゲート308に導入する。ガスの流量が安定したら、マイクロ波プラズマCVD法によるi型半導体層成膜室304A、304Bの排気をロータリーポンプ、メカニカルブースターポンプなどの低真空ポンプから、ターボ分子ポンプ、油拡散ポンプなどの高真空ポンプに切り替える。
つぎに、成膜室302A乃至306Cの各成膜室に、半導体形成用の原料ガスをガスボンベからマスフローコントローラーを介して所定の流量で導入する。各成膜室の原料ガスの流量が安定したら、各成膜室の排気度合を排気管に設けた排気量調整バルブなどによって調整し、各成膜室を所定の圧力に設定する。原料ガスを導入した場合の各室の好ましい内圧は、マイクロ波プラズマCVD法による成膜室303Aおよび303Bでは0.1〜10Pa、その他の成膜室では、10〜1000Paである。各成膜室の圧力が安定したら、成膜室302A乃至306Cの各成膜室内にそれぞれマイクロ波電力、高周波電力、直流電力などの放電電力を投入する。放電電力の投入によって各成膜室内の原料ガスは解離、分解され、プラズマを形成する。以上のように帯状基体を一定速度で移動させながら成膜室302A乃至306Cの各成膜室内において同時にプラズマを形成することにより、連続的に移動する帯状基体上にはそれぞれの成膜室内で半導体層が形成され、nip/nip/nipまたはpin/pin/pin構造の半導体積層膜が連続的に形成される。この時、成膜室302A乃至306Cにおける各半導体層の形成条件は以下に述べる通りである。
【0011】
【成膜室302A、302Bおよび302Cにおける成膜条件】
成膜室302A、302Bおよび302Cにおいては、高周波プラズマCVD法によってn型(またはp型)のシリコン系非単結晶半導体層が形成される。これらの成膜室に導入される原料ガスとしては、少なくともSi原子を含有するガス状のまたは容易にガス化し得る化合物を使用する。そうしたSi原子を含有する化合物としてはSiH4,Si2H6,SiF4,SiFH3,SiF2H2,SiF3H,Si3H8,SiD4,SiHD3,Si2D2,SiH3D,Si2D3H3などが挙げられる。
これらの原料ガス中には形成される非単結晶半導体層の伝導型をn型(またはp型)に価電子制御するために周期律表第V族(または第III族)の原子を導入するための該V族原子(または該III族原子)を含有するガス状のまたは容易にガス化し得る化合物を混合する。V族原子導入用に有効に使用される化合物としては、具体的には、P原子導入用には、PH3,P2H4などの水素化リン、PH4I,PF3,PF5,PCl3,PCl5,PBr3,PBr5,PI3などのハロゲン化リンを挙げることができる。このほかにAsH3,AsF3,AsCl3,AsBr3,AsF5,SbF3,SbF5,SbCl3,SbCl5,BiH3,BiCl3,BiBr3なども使用できる。これらの中、特にPH3,PF3およびAsH3が適している。III族原子導入用に有効に使用される化合物としては、具体的には、B原子導入には、B2H6,B4H10,B5H9,B6H11,B6H12,B6H14などの水素化ホウ素、BF3,BCl3などのハロゲン化ホウ素を挙げることができる。このほかにAlCl3,GaCl3,InCl3なども使用できる。これらの中、特にB2H6およびBF3が適している。
成膜室302A、302Bおよび302Cに投入される放電電力は高周波プラズマを形成するためのものであり、少なくとも高周波電力を含む。これらの成膜室に投入される高周波電力は、該成膜室に導入される原料ガスの流量に応じて適宜決定されるが、プラズマ形成空間に対して0.001〜1W/cm3の範囲が好ましく、リップルなどの変動が少ない安定した連続発振波であることが望ましい。当該高周波電力の周波数としては、1M〜500MHzの範囲が好ましく、13.56MHzの工業用周波数が好適に用いられ、周波数の変動の少ないものであることが好ましい。該高周波電力とともに直流電力を投入してもよく、高周波放電電極や放電電極とは別に設けた電極に、電極側が正になる向きに10〜200Vの電圧をスパークなどの異常放電の起こらない範囲内で投入することが好ましい。このような高周波電力を成膜室に投入し、好ましくは同時に直流電力を投入し、成膜室内において原料ガスを解離、分解して、帯状基体上にn型(またはp型)のシリコン系非単結晶半導体層の形成を行う。
【0012】
【成膜室303A、305A、303B、305B、304Cおよび304Dにおける成膜条件】
成膜室303A、305A、303B、305B、304Cおよび304Dにおいては、高周波プラズマCVD法によってi型のシリコン系非単結晶半導体層が形成される。これらの成膜室に導入される原料ガスとしては、少なくともSi原子を含有するガス状のまたは容易にガス化し得る化合物を使用する。そうしたSi原子を含有する化合物としては、SiH4,Si2H6,SiF4,SiFH3,SiF2H2,SiF3H,Si3H8,SiD4,SiHD3,SiH2D2,SiH3D,Si2D3H3などが挙げられる。
成膜室303A、305A、303B、305B、304Cおよび304Dに投入される放電電力は前記原料ガスを解離、分解し高周波プラズマを形成するためのものであり、少なくとも高周波電力を含む。これらの成膜室に投入される高周波電力は、該成膜室に導入される原料ガスの流量に応じて適宜決定されるが、プラズマ形成空間に対して0.01〜1W/cm3の範囲が好ましく、リップルなどの変動が少ない安定した連続発振波であることが望ましい。該高周波電力の周波数としては、1M〜500MHzの範囲が好ましく、13.56MHzの工業用周波数が好適に用いられ、周波数の変動の少ないものであることが好ましい。該高周波電力とともに直流電力を投入してもよく、高周波放電電極や放電電極とは別に設けた電極に、電極側が正になる向きに10〜200Vの電圧をスパークなどの異常放電の起こらない範囲内で投入することが好ましい。このような高周波電力を成膜室に投入し、好ましくは同時に直流電力を投入し、成膜室内において原料ガスを解離、分解して、帯状基体上にi型のシリコン系非単結晶半導体層の形成を行う。
【0013】
【成膜室304Aおよび304Bにおける成膜条件】
成膜室304Aおよび304Bにおいてはマイクロ波プラズマCVD法によってi型のシリコン系非単結晶半導体層が形成される。これらの成膜室に導入される原料ガスとしては、少なくともSi原子を含有するガス状のまたは容易にガス化し得る化合物を使用する。そうしたSi原子を含有する化合物としては、SiH4,Si2H6,SiF4,SiFH3,SiF2H2,SiF3H,Si3H8,SiD4,SiHD3,SiH2D2,SiH3D,Si2D3H3などが挙げられる。また、これらの原料ガスには光学的バンドギャップを狭める目的でGe原子を含有するガス状のまたは容易にガス化し得る化合物を含んでいてもよい。そうしたGe原子を含有する化合物としては、GeH4,GeD4,GeF4,GeFH3,GeF2H2,GeF3H3,GeHD3,GeH2D2,GeH3Dなどが挙げられる。
成膜室304Aおよび304Bに投入される放電電力は、前記原料ガスを解離、分解しマイクロ波プラズマを形成するためのものであり、少なくともマイクロ波電力を含む。これらの成膜室に投入されるマイクロ波電力は、該成膜室に導入される原料ガスの流量に応じて適宜決定されるが、プラズマ形成空間に対して0.01〜1W/cm3の範囲が好ましく、リップルなどの変動が少ない安定した連続発振波であることが望ましい。該マイクロ波電力の周波数としては、500M〜10GHzの範囲が好ましく、2.45GHzの工業用周波数が好適に用いられ、周波数の変動の少ないものであることが好ましい。さらに、マイクロ波プラズマCVD法によるi型半導体層の成膜室304Aおよび304Bには、該マイクロ波電力とともに高周波電力あるいは直流電力を、マイクロ波プラズマ形成空間内にバイアス電極を設けて投入することが望ましい。高周波電力を投入する場合、その電力は0.02〜2W/cm3の範囲が好ましく、周波数としては、1M〜500MHzの範囲が好ましく、13.56MHzの工業用周波数が好適に用いられる。また、直流電力を投入する場合、バイアス電極側が正になる向きに10〜300Vの電圧をスパークなどの異常放電の起こらない範囲内で投入することが好ましい。このようなマイクロ波電力を成膜室に投入し、望ましくは同時に高周波あるいは直流電力を投入し、成膜室内において原料ガスを解離、分解して、帯状基体上にi型のシリコン系非単結晶半導体層の形成を行う。
【0014】
【成膜室306A、306Bおよび306Cにおける成膜条件】
成膜室306A、306Bおよび306Cにおいては高周波プラズマCVD法によってp型(またはn型)のシリコン系非単結晶半導体層が形成される。これらの成膜室に導入される原料ガスとしては、少なくともSi原子を含有するガス状のまたは容易にガス化し得る化合物を使用する。そうしたSi原子を含有する化合物としては、SiH4,Si2H6,SiF4,SiFH3,SiF2H2,SiF3H,Si3H8,SiD4,SiHD3,Si2D2,SiH3D,Si2D3H3などが挙げられる。これらの原料ガス中には、形成される非単結晶半導体層の伝導型をp型(またはn型)に価電子制御するために周期律表第III族(または第V族)の原子を導入するための該III族原子(または該V族原子)を含有するガス状のまたは容易にガス化し得る化合物を混合する。III族原子導入用に有効に使用される化合物としては、具体的には、B原子導入用には、B2H6,B4H10,B5H9,B6H11,B6H12,B6H14などの水素化ホウ素、BF3,BCl3などのハロゲン化ホウ素を挙げることができる。このほかに、AlCl3,GaCl3,InCl3なども使用できる。これらの中、特にB2H6およびBF3が適している。V族原子導入用に有効に使用される化合物としては、具体的には、P原子導入用には、PH3,P2H4などの水素化リン、PH4I,PF3,PF5,PCl3,PCl5,PBr3,PBr5,PI3などのハロゲン化リンを挙げることができる。このほかに、AsH3,AsF3,AsCl3,AsBr3,AsF5,SbF3,SbF5,SbCl3,SbCl5,BiH3,BiCl3,BiBr3なども使用できる。これらの中、特にPH3,PF3およびAsH3が適している。
成膜室306A、306Bおよび306Cに投入される放電電力は、前記原料ガスを解離、分解してグロー放電プラズマを形成するためのものであり、好ましくは5K〜500KHzの低周波電力である。投入電力はプラズマ形成空間の体積に対して0.01〜1W/cm3の範囲が好ましく、リップルなどの変動が少ない安定した連続発振波であることが望ましい。放電電力とともに直流電力を投入してもよく、放電電極や放電電極とは別に設けた電極に、電極側が正になる向きに10〜200Vの電圧をスパークなどの異常放電の起こらない範囲内で投入することが好ましい。このような放電電力を成膜室に投入し、好ましくは同時に直流電力を投入し、成膜室内において原料ガスを解離、分解して、帯状基体上にp型(またはn型)のシリコン系非単結晶半導体層の形成を行う。
帯状基体を連続的に移動させながら、成膜室302A乃至306Cの各成膜室内において同時に上述のような半導体層の形成を一定時間続け、帯状基体の所定の長さの表面に半導体積層膜を形成積層されている帯状基体を巻き取り室307内の巻き取りボビン311上に連続的に巻き取る。
【0015】
【帯状基体の取り出し工程】
帯状基体309の所定の長さの表面に半導体積層膜が形成積層されている帯状基体が巻き取り室307のボビン311に巻き取られたら、成膜室302A〜306Cへの放電電力の投入、原料ガスの供給および帯状基体の移動、加熱を停止し、各ガスゲートへのゲートガスの供給も停止する。成膜室306A、306B、306Cの成膜室の壁外側の配管には常温の水、オイルなどに変えて常温の空気を流して成膜室の壁の冷却を続ける。室301乃至307内を一度各室に接続された真空ポンプによって排気し、成膜室304Aおよび304Bの排気を高真空ポンプから低真空ポンプに切り替える。次に成膜室302A〜306C内および各成膜室に原料ガスを供給した原料ガス供給系をHe,Arなどの不活性ガスによって十分にパージする。各成膜室および各成膜室に原料ガスを供給した原料ガス供給系のパージが終了したら、室301乃至307の排気を停止し、室301乃至307内にHe,Arなどの不活性ガスを大気圧よりやや低い圧力に充填して、各室内および帯状基体を冷却する。各室内および帯状基体が室温近くまで冷却されたら、装置内部に乾燥N2,Ar,Heなどのガスを導入して装置を大気圧にし、ボビン310および311にかかっている駆動力、トルクを落とし、帯状基体の送り出し室301から巻き取り室307までの部分を残して巻き取り室307内で切り、帯状基体の巻き取り室307から帯状基体が巻かれたボビン311を取り出す。以上の一連の工程によって、本発明の成膜装置によって帯状基体上に連続的に半導体積層膜を形成することができる。
【0016】
【実施例】
以下に、本発明の実施例を示すが、本発明はこれらの実施例によって何ら限定されるものではない。
【0017】
【実施例1】
上述した、図3に示した成膜装置を用いての連続成膜手法により、光起電力素子を連続的に作製した。
その際、成膜室を内部に有する各真空容器を上述したようにして10時間以上の予熱・ベーキングを行ってから成膜を行った。図2に示すp型層形成用真空容器内の成膜室の壁外側に流路を設け、熱の媒体を通過させることが可能な構造とした。p型層形成用真空容器内の成膜室306A、306Bおよび306Cのベーキング時の設定温度は150℃とし、常温の空気を成膜室の壁外側の流路に流して温度制御をして真空容器内の脱ガスを行った。成膜開始前に1時間程度の事前放電を行い、その後、所望の条件に設定して半導体各層の成膜を行った。この時p型層形成用真空容器における基体温度が250℃に維持されるように、成膜室の壁外側の流路に常温の空気に替えて常温の水を5リットル/分の流量で流して温度制御を行った。高周波プラズマにより成膜室の壁は温められるが壁温度は45℃で温度制御を行った。その他の導電型層形成用真空容器では成膜室の壁の熱の媒体による温度制御は行わなかった。この手法でpin接合を積層した非単結晶半導体の光起電力素子を作製した。成膜終了後、大気開放前にp型層の成膜室の壁内部の流路の常温の水を常温の空気に変えてから真空容器を窒素リークし大気開放したので成膜室の壁に結露は確認されなかった。
【0018】
【比較例】
成膜時の基体温度を250℃にし、各p型層形成用真空容器内の成膜室の壁外側の流路に常温の空気を流すだけにとどめた以外は、実施例1と同様にしてpin接合を積層した非単結晶半導体の光起電力素子を作製した。この時、成膜室の壁温度は成膜時間に比例して上昇した。その結果、常温の空気を流したのみで成膜室の壁温度の制御を行って作製した光起電力素子の光電変換効率の平均値のバラツキは±6%だった。これとは別に、常温の水による成膜室の壁温度の制御により作製した光起電力素子の光電変換効率のバラツキは±3%であった。
【0019】
【発明の効果】
本発明によれば、ロール・ツー・ロール方式で、真空装置への負担も少なく光起電力素子用の半導体積層膜を大面積に特性のバラツキなく、高速かつ連続的に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の成膜装置における成膜室の壁外側に流路を設け、熱の媒体を通過させる構造の一例を示す模式図である。
【図2】本発明の成膜装置における高周波プラズマCVD法による成膜室の一例を示す模式的断面図である。
【図3】本発明のプラズマCVD法によるロール・ツー・ロール方式の連続成膜装置の一例を示す模式的断面図である。
【符号の説明】
101,202 成膜室
102 熱の媒体の導入管
103,201 真空容器
104,215,217 プラズマ漏れガード
105,215、217 開口調整板
106A,106B,107A,107B 熱の媒体の切り替えバルブ
203,309 帯状基体
204 放電電極
205 原料ガス導入管
206 排気管
207 蓋
208,209 ランプヒーター
210,211 熱電対
212,220,308 ガスゲート
213 ブロックヒーター
214,222 支持ローラー
216 放電室外部排気口
219 分離通路
218,221 ゲートガス導入管
223 リフレクター
301 帯状基体の送り出し室
302A,302B,302C 高周波プラズマCVD法によるn型(またはp型)の半導体層の成膜室
304A,304B マイクロ波プラズマCVD法によるi型半導体層の成膜室
303A,305A,303B,305B,304C,304D 高周波プラズマCVD法によるi型半導体層の成膜室
306A,306B,306C 高周波プラズマCVD法によるp型(またはn型)の半導体層の成膜室
307 帯状基体の巻き取り室
310 帯状基体の送り出しボビン
311 帯状基体の巻き取りボビン
Claims (1)
- プラズマCVD法による成膜室をそれぞれ内部に有する複数の真空容器が連結されているそれぞれの真空容器内を帯状部材を連続的に通過させながら、それぞれの真空容器の前記成膜室内で異なる堆積膜を前記帯状部材の表面に形成することにより複数の異なる堆積膜を積層して光起電力素子を製造する方法において、前記複数の真空容器内の前記成膜室の少なくとも1つの成膜室の壁の温度制御を、ヒーターによる加熱と気体又は液体による冷却により行い、該冷却は、該真空容器のベーキングおよび大気開放時には気体により行い、成膜時には液体により行うことを特徴とする光起電力素子の製造方法。
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