JP3678731B2 - 階段教室、講演会場、研修室および聴講するための机 - Google Patents

階段教室、講演会場、研修室および聴講するための机 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、階段教室、講演会場、研修室およびこれらに設備するのに利用して有効な聴講するための机に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、階段教室や講演会場および研修室のように教授や講演者および研究発表者等が演壇で講話する形式の室(以下、研修室等という。)においては、聴講者のための机は聴講し易いように複数台が演壇を中心にした同心円で略扇形に設置されており、各机には複数の聴講席が長手方向に設定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
最近の情報技術の発展に伴って、研修室等における講演には個人が日常的に使用しているノート型パーソナルコンピュータ等の情報機材が使用される場合が多くなって来ている。
【0004】
しかしながら、従来の研修室等に設置される机には通信配線を接続するための接続口(モジュラジャック等)や電源配線を接続するための接続口(コンセント等)が配置されていないため、これらの情報機材を充分に活用することができないのが実情である。例えば、講演者がパーソナルコンピュータを利用して準備した講演資料はプロジェクタによってスクリーンに投影して聴講者に閲覧されるだけであり、各聴講者のノート型パーソナルコンピュータに表示させたりダウンロードさせたりすることはできない。
また、経済活動や研究活動の国際化に伴って、企業や大学等の研修室における講演会や研究発表会等には、国内ばかりでなく諸外国のビジネスマンや研究者が参加するようになって来ている。このような場合には、参加者が日常的に使用しているノート型パーソナルコンピュータを研修室に持ち込んで受講することが増加している。しかも、外国人はミネナルウォーターを持参して聴講することが、一般的である。一般的な机の使用方法としては、机の天板の中央奥にB5またはA4サイズのノート型パーソナルコンピュータを置き、その右手にペットボトルを置き、左側と右側にはB5またはA4サイズの書籍や資料を置き、中央手前(ノート型パーソナルコンピュータの手前)にはA4の見開きの資料や図書を置くような使い方をする。海外の研修生(身長が180cm、体重が80kgを想定している。)が受講する場合は、必ずミネラルウォータのペットボトルを机上に常設している。このため、国内の研修生にもミネラルウォータのペットボトルを机上に常設させている。このように天板の上にミネラルウォータのペットボトルが常設される机においても、ノート型パーソナルコンピュータで研修内容をまとめたり、発表原稿をチェックしたりして、研修を行ったりしている。
【0005】
本発明の目的は、国内ばかりでなく外国の様々なノート型パーソナルコンピュータを接続して充分に活用することができ、しかも、水をこぼした場合に接続口に浸水して短絡や漏電等が発生するのを未然に防止することができる研修室等および研修室等に好適な聴講するための机を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本願が開示する発明のうち代表的なものは、次の通りである。
1.蓋によって開閉自在な手挿入口が天板に開設されており、ノート型パーソナルコンピュータを接続する通信配線接続口および電気配線接続口が、前記手挿入口の下方空間を取り囲むように設置された接続口ボックスの側壁に設置されており、席が長手方向に複数設定された机を備えていることを特徴とする階段教室。2.前記机の前記天板の平面形状は長手方向が彎曲した円弧形の略長方形形状に形成されており、その曲率は演台の後方を中心とする円弧形を構成するように設定されていることを特徴とする前項1に記載の階段教室。
3.蓋によって開閉自在な手挿入口が天板に開設されており、ノート型パーソナルコンピュータを接続する通信配線接続口および電気配線接続口が、前記手挿入口の下方空間を取り囲むように設置された接続口ボックスの側壁に設置されており、席が長手方向に複数設定された机を複数備えており、
前記各机の前記天板の平面形状は長手方向が彎曲した円弧形の略長方形形状に形成されており、その曲率は演台の後方を中心とする円弧形を構成するように設定されている階段教室であって、
前記各机の前記通信配線接続口から前記ノート型パーソナルコンピュータを使用して講演者の提供する情報を入手可能なように構成されていることを特徴とする階段教室。
4.蓋によって開閉自在な手挿入口が天板に開設されており、ノート型パーソナルコンピュータを接続する通信配線接続口および電気配線接続口が、前記手挿入口の下方空間を取り囲むように設置された接続口ボックスの側壁に設置されており、席が長手方向に複数設定された机を複数備えている講演会場であって、 前記各机の前記通信配線接続口から前記ノート型パーソナルコンピュータを使用して講演者の提供する情報を入手可能なように構成されていることを特徴とする講演会場。
5.蓋によって開閉自在な手挿入口が天板に開設されており、ノート型パーソナルコンピュータを接続する通信配線接続口および電気配線接続口が、前記手挿入口の下方空間を取り囲むように設置された接続口ボックスの側壁に設置された机を複数備えている研修室であって、
前記各机の前記通信配線接続口から前記ノート型パーソナルコンピュータを使用して講演者の提供する情報を入手可能なように構成されていることを特徴とする研修室。
6.席が長手方向に複数設定されたノート型パーソナルコンピュータを載置する天板の前記各席に、蓋によって開閉自在な手挿入口がそれぞれ開設されているとともに、この天板の下面における前記手挿入口に対応する位置には接続口ボックスが設置されており、この接続口ボックスの側壁には前記ノート型パーソナルコンピュータを接続する通信配線接続口および電気配線接続口が接続線の差込み方向が水平方向になるように互いに垂直方向で通信配線接続口を上に、電気配線接続口を下に隣り合わせに設置されており、前記手挿入口の口径は前記接続線を持った手が挿入可能な寸法に設定されており、前記接続口ボックスの容積は前記接続線を持った手を収容可能な大きさに設定され、前記ノート型パーソナルコンピュータのACアダプタを収納するように構成されており、前記複数の席のうち片端の席には配線ボックスが設置され、この配線ボックスから配線ダクトが前記複数の席のうち他の席に延設されている机であって、
前記接続口ボックスにパンチング板が設置されており、前記蓋にはこの蓋の開閉時に手を掛け易い大きさで、この蓋が前記手挿入口を閉塞した状態で前記接続線を引き出し得る大きさに設定された引出し口部が開設されていることを特徴とする聴講するための机。
【0007】
前記した各手段によれば、席には通信配線接続口がそれぞれ設置されているため、着席者は日常的に使用しているノート型パーソナルコンピュータを通信配線接続口に接続することにより、例えば、講演者の提供する情報を表示させたり記録させたりすることができる。
【0008】
また、席には電気配線接続口が設置されているため、例えば、着席者はノート型パーソナルコンピュータのACアダプタを電気配線接続口に接続することにより、ノート型パーソナルコンピュータの電源の残量を気にせずに使用することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面に即して説明する。
【0010】
本実施の形態において、図8に示されているように、本発明に係る机は、階段教室や講演会場および研修室に設備するのに好適な机として構成されており、席が長手方向に複数設定されている机である。但し、便宜上、図1に示されているように、二つの席2、2が左右横並びに設定されている机を例にして説明する。すなわち、机1は席2の二つ分の長さを有する略長方形の平板形状に形成されて左脚3A、右脚3Bおよび中央脚3Cによって支持された天板5を備えており、二つの席2、2は天板5の下方空間を中央脚3Cによって仕切られることによりそれぞれ設定されている。天板5の下面における前端辺には幕板4が垂下されており、各席2の下方空間の前面は幕板4によって遮蔽されている。天板5の平面形状は長手方向が弯曲した円弧形の略長方形形状に形成されており、図8に示されているように、その曲率Rは研修室40の演台41の後方を中心とする円弧形を構成するように設定されている。
【0011】
図1に示されているように、机1において二つの席2、2は実質的に同一に構成されているので、構成は原則として一つの席2について代表的に説明する。
【0012】
図2および図3に示されているように、天板5の席2の左前隅には手挿入口6が略正方形に開設されており、手挿入口6にはこれを閉塞するための蓋7が上下方向に開閉自在に装着されている。蓋7は手挿入口6と等しい略正方形の平板形状に形成されており、前端辺が水平軸によって回動自在に軸支されることにより手挿入口6を開閉するように構成されている。また、蓋7は手挿入口6を閉塞した状態において、その上面が天板5の上面と一致するように構成されている。蓋7の後端辺の中央部には手掛け部を兼用する引出し口部8がコ字形状に切り欠かれており、引出し口部8の大きさは蓋7の開閉時に手を掛け易い大きさで、かつ、蓋7が手挿入口6を閉塞した状態において、電源コード等の電気配線や通信ケーブル等の通信配線を引き出し得る大きさに設定されている。図5に示されているように、蓋7の自由端にはゴムまたは樹脂によって形成されたクッション部材7aが貼着されており、このクッション部材7aが手挿入口6内の段差部6aの上面に当接することによって蓋7の閉鎖時の音の発生が防止されるようになっている。なお、クッション部材は手挿入口6の段差部6a側に配設してもよい。
【0013】
図2、図3および図4に示されているように、天板5の下面における手挿入口6の部位には直方体の箱形状の接続口ボックス9が手挿入口6の下方空間を取り囲むように設置されている。接続口ボックス9の幅(左右方向寸法)は手挿入口6の幅と略等しく設定され、奥行(前後方向寸法)は手挿入口6の奥行よりも大きく設定され、深さは後記する棚板の迄の間隔と略等しく設定されている。接続口ボックス9の後壁にはパンチング板10が建て込まれており、接続口ボックス9にはパンチング板10のパンチング孔によって多数個の通気口10aが開設された状態になっている。
【0014】
図5に詳しく示されているように、接続口ボックス9内の左側壁面には通信配線接続口としてのモジュラジャック11および電気配線接続口としてのコンセント12が二個ずつ設置されている。二つのモジュラジャック11、11は前後方向に水平に並べられており、各モジュラジャック11の差込み口は差込み方向が水平方向になるように配置されている。二つのコンセント12、12は両モジュラジャック11、11の下方において前後方向に水平に並べられており、各コンセント12の差込み口は差込み方向が水平方向になるように配置されている。すなわち、接続口ボックス7の側壁にはノート型パーソナルコンピュータ33の通信ケーブル35を接続するためのモジュラジャック11およびノート型パーソナルコンピュータ33のACアダプタ34を接続するためのコンセント12が差し込み方向が水平方向になるように互いに垂直方向でモジュラジャック11を上に、コンセント12を下に隣り合わせに設置されている。両コンセント12、12にはアース接続口13がそれぞれ設置されている。
【0015】
図6および図7に詳しく示されているように、接続口ボックス9の左脇には縦長で左右方向に薄い箱形状に形成された配線ボックス14が左脚3Aに添って垂直に形成されており、接続口ボックス9は配線ボックス14の右側壁の上部に接した状態になっている。配線ボックス14の高さは左脚3Aの高さと等しく設定され、奥行は左脚3Aよりも若干小さく設定され、幅は接続口ボックス9の幅よりも小さく設定されている。机1が据え付けられた床30の配線ボックス14に対向する部位には、挿通口15が配線ボックス14の内部空間に連通するように開設されている。床30の下方空間によって形成された配線ダクトに敷設された通信配線としてのケーブル31および電気配線としてのコード32は複数本ずつが、挿通口15を挿通されて配線ボックス14の内部に引き込まれている。配線ボックス14に引き込まれた各ケーブル31および各コード32は配線ボックス14の上部において、接続口ボックス9の各モジュラジャック11および各コンセント12にそれぞれ結線されている。
【0016】
配線ボックス14の右側壁の下部には点検口16が大きく開設されており、点検口16にはこれを閉塞するための蓋17が開閉自在に装着されている。蓋17は点検口16と等しい略正方形の平板形状に形成されており、前端辺が垂直軸によって回動自在に軸支されることにより点検口16を開閉するように構成されている。配線ボックス14の右側壁の点検口16の上側には導出口18が円形孔形状に開設されており、導出口18の大きさは複数本のケーブル31およびコード32を挿通し得るように設定されている。
【0017】
幕板4の後面の導出口18に対応する高さには略チャンネル型鋼形状に形成された配線ダクト19が水平に固定されており、配線ダクト19の左端開口は導出口18に対向されている。配線ダクト19の右端は他の席2を通過して右脚3Bまで延長されている。そして、挿通口15を挿通されて配線ボックス14の内部に引き込まれたケーブル31群およびコード32群のうち複数本のケーブル31およびコード32は、導出口18から配線ダクト19の上に導出され、配線ダクト19を這わされて隣の席2の接続口ボックス9の各モジュラジャック11および各コンセント12にそれぞれ結線されている。
【0018】
配線ダクト19の上側には平板形状に形成された棚板20が平行に配置されており、棚板20は幕板4や接続口ボックス9、中央脚3C、右脚3Bに固定されて水平に支持されている。棚板20の奥行は配線ダクト19の奥行の二倍程度に設定されており、配線ダクト19の上面開口は棚板20によって完全に被われた状態になっている。つまり、配線ダクト19に這わされたケーブル31およびコード32が配線ダクト19から外部に飛び出すことは棚板20によって防止されている。
【0019】
天板5の上面における前端辺部には名札立て溝21が前端辺に沿って略全長にわたって掘られており、名札立て溝21は着席者を表示するための名札22が下端部を溝内に嵌入されて立てられるようになっている。
【0020】
次に、前記構成に係る机の使用方法並びにその作用および効果を説明する。
【0021】
例えば、図8に示されているように、研修室40に机1が設置される場合には、二つ〜五つの席2が設定された複数規格の机1が用意され、研修室40の演台41の後方を中心とした同心円に配列される。なお、図8中、42は席2に設置された椅子である。
【0022】
研修室40の聴講者が机1の席2においてパーソナルコンピュータを使用したい場合には、図8および図1に想像線で示されているように、ノート型のパーソナルコンピュータ(以下、コンピュータという。)33が机1の天板5の上に置かれる。
【0023】
図7に示されているように、コンピュータ33の電源としてACアダプタを使用するに際しては、聴講者はコンピュータ33に接続したACアダプタ34を右手で持って蓋7を開いた手挿入口6に挿入し、ACアダプタ34のプラグ34aをコンセント12に差し込む。この際、コンセント12が接続口ボックス9の左側壁に設置されているため、ACアダプタ34はコンセント12に右手によって簡単に差し込むことができる。また、手挿入口6および接続口ボックス9は手が挿入可能な口径およびノート型パーソナルコンピュータ33のACアダプタ34を収納する容積を備えていることにより、世界中で使用されているノート型パーソナルコンピュータのACアダプタであっても収納することができるため、国内ばかりでなく外国の様々なノート型パーソナルコンピュータを接続して充分に活用させることができる。ACアダプタ34のコード34bは手挿入口6を閉じた蓋7の引出し口部8から引き出される。
【0024】
図7に示されているように、コンピュータ33のモデム等を使用するに際しては、聴講者はモデム等に接続した通信ケーブル35のモジュラ35aを右手で持って蓋7を開いた手挿入口6に挿入し、モジュラ35aをモジュラジャック11に差し込む。この際、モジュラジャック11が接続口ボックス9の左側壁に設置されているため、モジュラ35aはモジュラジャック12に右手によって簡単に差し込むことができる。通信ケーブル35は手挿入口6を閉じた蓋7の引出し口部8から引き出される。なお、モジュラジャック11がコンセント12の上に設置されているので、ノート型パーソナルコンピュータ33が充電済みの場合における通信ケーブル35のモジュラジャック11への差し込み操作をACアダプタ34に邪魔されずに容易に実施することができる。
【0025】
以上のようにしてACアダプタ34およびモジュラ35aがコンセント12およびモジュラジャック11に接続されると、聴講者はコンピュータ33を稼働することができるとともに、コンピュータ33によって講演者と交信することができる。例えば、聴講者はコンピュータ33のディスプレイに講演者が提供する資料を表示させ、かつ、記憶部に記憶することができる。また、聴講者は講演者のコンピュータ33に質問やアンケートの回答等を送信することができる。
【0026】
ちなみに、コンピュータ33の稼働によってACアダプタ34が発熱するが、接続口ボックス9のパンチング板10に通気口10aが開設されているため、ACアダプタ34の発熱は接続口ボックス9の内部から効果的に放熱させることができる。この際、天板5の蓋7に開設された引出し口部8が所謂煙突効果を発揮することにより、新鮮で低温の外気を接続口ボックス9の内部に通気口10aから吸い込むとともに、ACアダプタ34の熱を奪って温まった暖気を引出し口部8から排気して冷気を接続ボックス9の内部に常に流通させるために、ACアダプタ34を新鮮な冷気によって効果的に冷却することができる。また、コンセント12がモジュラジャック11の下に設置されていることにより、発熱するACアダプタ34は接続口ボックス9の底面に位置する状態になるために、放熱効果をより一層高めることができる。
【0027】
前記実施の形態によれば、次の効果が得られる。
【0028】
1) 机1にモジュラジャック11が設置されているため、着席者はコンピュータを使用して講演者の提供する情報を入手することができるとともに、講演者と交信することができる。なお、モジュラジャック11がコンセント12の上に設置されているので、ノート型パーソナルコンピュータが充電済みの場合における通信ケーブル35のモジュラジャック11への差し込み操作をACアダプタ34に邪魔されずに容易に実施することができる。
【0029】
2) 机1にコンセント12が設置されているため、着席者はコンピュータをその電源の残量を気にせずに使用することができる。しかも、手挿入口6および接続口ボックス9は手が挿入可能な口径およびノート型パーソナルコンピュー033のACアダプタ34を収納する容積を備えていることにより、世界中で使用されているノート型パーソナルコンピュータのACアダプタであっても収納することができるため、国内ばかりでなく外国の様々なノート型パーソナルコンピュータを接続して充分に活用させることができる。
【0030】
3) モジュラジャック11およびコンセント12は天板5の下側の接続口ボックス9に設置されているため、天板5の上を広く使用することができる。しかも、接続口ボックス9の側壁にはモジュラジャック11およびコンセント12が互いに垂直方向で隣り合わせにそれぞれ設置されていることにより、手挿入口6の口径(平面の面積)を最小限度に抑制することができるため、机の作業面積をより一層広く確保することができる。
【0031】
4) モジュラジャック11およびコンセント12に接続した通信ケーブル35およびACアダプタ34のコード34bは天板5上にその端部の引出し口部8から引き出されるため、通信ケーブル35およびコード34bの天板5上の長さを必要最小限度に短縮することができ、天板5の上を広く使用することができる。
【0032】
5) モジュラジャック11およびコンセント12の不使用時には手挿入口6は蓋7によって閉塞することができるため、コンピュータの不使用時には天板5の上は通常の机と同様に使用することができる。
【0033】
6) 配線ボックス14が机1の一端部に配置され、配線ボックス14から配線ダクト19が他の席に延設されているため、通信ケーブル31やコード32を机1の使用に悪影響を及ぼさずに複数の席2、2のモジュラジャック11やコンセント12へ整理整頓して合理的に配線することができる。
【0034】
7) 接続口ボックス9のパンチング板10に通気口10aが開設されているため、ACアダプタ34の発熱を接続口ボックス9の内部から効果的に放熱させることができる。この際、天板5の蓋7に開設された引出し口部8が所謂煙突効果を発揮することにより、新鮮で低温の外気を接続口ボックス9の内部に通気口10aから吸い込むとともに、ACアダプタ34の熱を奪って温まった暖気を引出し口部8から排気して冷気を接続ボックス9の内部に常に流通させるために、ACアダプタ34を新鮮な冷気によって効果的に冷却することができる。また、コンセント12がモジュラジャック11の下に設置されていることにより、発熱するACアダプタ34は接続口ボックス9の底面に位置する状態になるために、放熱効果をより一層高めることができる。
【0035】
8) モジュラジャック11およびコンセント12が接続口ボックス9の左側壁に設置されているため、モジュラ35aおよびACアダプタ34はモジュラジャック11およびコンセント12に右手によって簡単に差し込むことができる。
【0036】
9) モジュラジャック11およびコンセント12が接続口ボックス9の側壁に垂直方向に隣り合わせにそれぞれ設置されていることにより、万一、机の上に置いたミネナルウォーターをこぼした場合に接続口ボックス9に浸水しても、浸水がモジュラジャック11およびコンセント12にかかるのを防止することができるので、通信ケーブル31やコード32およびACアダプタ34が短絡したり漏電したりするのを未然に防止することができる。
【0037】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々に変更が可能であることはいうまでもない。
【0038】
例えば、通信配線接続口としてはモジュラジャックを設けるに限らず、イヤホンジャックやマイクロホンジャック等を設けてもよいし、それらを併設してもよい。
【0039】
配線ダクトは天板の下方に敷設された棚板の下面に沿って敷設するに限らず、天板の下面に沿って敷設してもよい。
【0040】
机に設定する席数は二つに限らず、一または三以上であってもよい。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、国内ばかりでなく外国の様々なノート型パーソナルコンピュータを接続して充分に活用することができ、しかも、水をこぼした場合に接続口に浸水して短絡や漏電等が発生するのを未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である机を背面上方から見た斜視図である。
【図2】一部省略平面図である。
【図3】側面断面図である。
【図4】一部省略背面図である。
【図5】接続口ボックスの部分を示しており、(a)は斜め上から見た斜視図、(b)は側面断面図である。
【図6】配線ボックス付近を示す斜め後方から見た斜視図である。
【図7】同じく背面断面図である。
【図8】机のレイアウトの一例を示す研修室の平面図である。
【符号の説明】
1…机、2…席、3A、3B、3C…脚、4…幕板、5…天板、6…手挿入口、7…蓋、8…引出し口部、9…接続口ボックス、10…パンチング板、10a…通気口、11…モジュラジャック(通信配線接続口)、12…コンセント(電気配線接続口)、13…アース接続口、14…配線ボックス、15…挿通口、16…点検口、17…蓋、18…導出口、19…配線ダクト、20…棚板、21…名札立て溝、22…名札、30…床、31…ケーブル(通信配線)、32…コード(電気配線)、33…ノート型パーソナルコンピュータ、34…ACアダプタ、34a…プラグ、34b…コード、35…通信ケーブル、35a…モジュラ、40…研修室、41…演台、42…椅子。

Claims (6)

  1. 蓋によって開閉自在な手挿入口が天板に開設されており、ノート型パーソナルコンピュータを接続する通信配線接続口および電気配線接続口が、前記手挿入口の下方空間を取り囲むように設置された接続口ボックスの側壁に設置されており、席が長手方向に複数設定された机を備えていることを特徴とする階段教室。
  2. 前記机の前記天板の平面形状は長手方向が彎曲した円弧形の略長方形形状に形成されており、その曲率は演台の後方を中心とする円弧形を構成するように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の階段教室。
  3. 蓋によって開閉自在な手挿入口が天板に開設されており、ノート型パーソナルコンピュータを接続する通信配線接続口および電気配線接続口が、前記手挿入口の下方空間を取り囲むように設置された接続口ボックスの側壁に設置されており、席が長手方向に複数設定された机を複数備えており、
    前記各机の前記天板の平面形状は長手方向が彎曲した円弧形の略長方形形状に形成されており、その曲率は演台の後方を中心とする円弧形を構成するように設定されている階段教室であって、
    前記各机の前記通信配線接続口から前記ノート型パーソナルコンピュータを使用して講演者の提供する情報を入手可能なように構成されていることを特徴とする階段教室。
  4. 蓋によって開閉自在な手挿入口が天板に開設されており、ノート型パーソナルコンピュータを接続する通信配線接続口および電気配線接続口が、前記手挿入口の下方空間を取り囲むように設置された接続口ボックスの側壁に設置されており、席が長手方向に複数設定された机を複数備えている講演会場であって、
    前記各机の前記通信配線接続口から前記ノート型パーソナルコンピュータを使用して講演者の提供する情報を入手可能なように構成されていることを特徴とする講演会場。
  5. 蓋によって開閉自在な手挿入口が天板に開設されており、ノート型パーソナルコンピュータを接続する通信配線接続口および電気配線接続口が、前記手挿入口の下方空間を取り囲むように設置された接続口ボックスの側壁に設置された机を複数備えている研修室であって、
    前記各机の前記通信配線接続口から前記ノート型パーソナルコンピュータを使用して講演者の提供する情報を入手可能なように構成されていることを特徴とする研修室。
  6. 席が長手方向に複数設定されたノート型パーソナルコンピュータを載置する天板の前記各席に、蓋によって開閉自在な手挿入口がそれぞれ開設されているとともに、この天板の下面における前記手挿入口に対応する位置には接続口ボックスが設置されており、この接続口ボックスの側壁には前記ノート型パーソナルコンピュータを接続する通信配線接続口および電気配線接続口が接続線の差込み方向が水平方向になるように互いに垂直方向で通信配線接続口を上に、電気配線接続口を下に隣り合わせに設置されており、前記手挿入口の口径は前記接続線を持った手が挿入可能な寸法に設定されており、前記接続口ボックスの容積は前記接続線を持った手を収容可能な大きさに設定され、前記ノート型パーソナルコンピュータのACアダプタを収納するように構成されており、前記複数の席のうち片端の席には配線ボックスが設置され、この配線ボックスから配線ダクトが前記複数の席のうち他の席に延設されている机であって、
    前記接続口ボックスにパンチング板が設置されており、前記蓋にはこの蓋の開閉時に手を掛け易い大きさで、この蓋が前記手挿入口を閉塞した状態で前記接続線を引き出し得る大きさに設定された引出し口部が開設されていることを特徴とする聴講するための机。
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