JP3677163B2 - ガラス洗浄用溶液の再生方法と再生装置、および珪酸塩ガラスの洗浄方法と洗浄装置 - Google Patents

ガラス洗浄用溶液の再生方法と再生装置、および珪酸塩ガラスの洗浄方法と洗浄装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、不純物が混入したフッ化水素酸を含むガラス洗浄用溶液の再生方法および再生装置、ならびに珪酸塩ガラス(シリケートガラス)の洗浄方法および洗浄装置に関する。特に本発明は、例えばブラウン管用パネルのように、高い清浄度を要求されるガラス表面を提供するための方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ブラックマトリクス層や蛍光体層が成膜されたブラウン管用ガラスパネルは、再利用する場合には、フッ化水素酸を含むガラス洗浄用溶液で洗浄される。フッ化水素酸は、ガラスパネルを構成する珪酸塩ガラスの骨格成分である二酸化珪素に作用し、ガラスを溶かし込む性質を備えている。このため、フッ化水素酸を含むガラス洗浄用溶液でガラスパネルを洗浄すると、ブラックマトリックス層等は、パネル表層のガラスとともにエッチングされて除去される。
【0003】
しかし、ガラスパネル上に形成される層には、フッ化水素酸に溶解しにくい物質(例えば、ブラックマトリクス層中のカーボン)が含まれている。このような物質は、微細な不純物となってガラス洗浄用溶液を汚染する。
【0004】
ガラス洗浄用溶液を使用し続けると、溶液中に浮遊する不純物が増加していく。不純物を放置すると、洗浄しようとするガラスの表面が傷つけられ、ブラウン管用ガラスパネルとして利用できなくなる。そこで、ガラス洗浄用溶液を繰り返し使用しようとすると、溶液中に浮遊する不純物を除去する必要が生じる。不純物を除去する方法としては、沈殿槽で沈降させる方法、フィルターにより濾過する方法が考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、沈澱槽で沈降させる方法は、粒子が大きい不純物であれば有効であるが、ガラス洗浄用溶液に浮遊している微細な不純物には適さない。また、フィルターにより濾過する方法は、フィルターの能力が高いものであればフィルターが早く詰まり過ぎ、フィルターの能力が低いものであれば不純物を除去できない。このように、従来は、不純物が混入したガラス洗浄用溶液から、効率的に不純物を除去できないという問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、上記問題を解決するべく、珪酸塩ガラスの洗浄や加工に利用され、不純物とフッ化水素酸とを含むガラス洗浄用溶液の効率的な再生方法および再生装置を提供することを目的とする。また、本発明は、再生した洗浄用溶液を用いた珪酸塩ガラスの洗浄方法および洗浄装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のガラス洗浄用溶液の再生方法は、付着物が存在する珪酸塩ガラスの表面を洗浄した後のフッ化水素酸を含むガラス洗浄用溶液に、フッ化物をフッ化水素酸とともに添加することにより、前記ガラス洗浄用溶液中のフルオロ珪酸と前記フッ化物とを反応させてフルオロ珪酸塩を析出させ、前記付着物から生じた前記ガラス洗浄用溶液に不溶の浮遊物を、前記フルオロ珪酸塩とともに除去することを特徴とする。
【0008】
このような再生方法によれば、フルオロ珪酸塩とともに処理できるから、ガラス洗浄用溶液中に浮遊する不純物を効率的に除去することができる。さらに、上記方法によれば、フルオロ珪酸塩の析出反応においてフッ化水素が生成し、このフッ化水素がガラス洗浄用溶液の洗浄能力の回復に寄与することになる。このように、上記再生方法によれば、ガラス洗浄用溶液を、工業的に適用できる手法により再生することができるために、ガラス洗浄用溶液の交換周期を長期化することも可能となる。
【0009】
上記再生方法においては、フッ化物をフッ化水素酸とともに添加する。洗浄能力の回復に有効だからである。
【0010】
上記再生方法においては、フッ化物が、フッ化リチウム、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化ルビジウム、フッ化セシウム、フッ化マグネシウム、フッ化ストロンチウム、フッ化バリウム、フッ化コバルト、フッ化マンガン、フッ化銅およびフッ化アンモニウムから選ばれる少なくとも1つの化合物を含むことが好ましい。これらのフッ化物を用いればフルオロ珪酸塩を効率的に生成させることができる。従って、不純物の除去も効率的に行うことができる。
【0011】
上記再生方法においては、ガラス洗浄用溶液においてはSiの濃度を測定し、前記Siの濃度に基づいて定めた量のフッ化物を添加することが好ましい。添加するフッ化物の量は、溶液中のSiがすべてフルオロ珪酸塩へと変化するために必要なフッ化物の量以上とすることが好ましい。
【0012】
上記再生方法においては、浮遊物をフルオロ珪酸塩とともに除去した後のガラス洗浄用溶液にフッ化水素酸を補充することが好ましい。上記再生方法により生成するフッ化水素は、フルオロ珪酸の生成に消費されたフッ化水素をすべて補充するものではない。しかし、上記のようにフッ化水素酸を補充すれば、ガラス洗浄用溶液の洗浄能力が向上し、ガラス洗浄用溶液の交換周期をさらに長期化することができる。
【0013】
さらに、上記目的を達成するために、本発明の珪酸塩ガラスの洗浄方法は、上記再生方法により再生したガラス洗浄用溶液を用いて、珪酸塩ガラスの表面を洗浄することを特徴とする。
【0014】
また、本発明の珪酸塩ガラスの別の洗浄方法は、上記再生方法により再生したガラス洗浄用溶液を再生する再生工程と、前記再生工程で得られるガラス洗浄用溶液を用いて珪酸塩ガラスの表面を洗浄する洗浄工程とを並行して実施し、前記洗浄工程において使用した前記ガラス洗浄用溶液をさらに前記再生工程において再生することにより、前記ガラス洗浄用溶液を再生しながら使用することを特徴とする。
【0015】
これらの洗浄方法によれば、従来よりもフッ化水素酸を含む産業廃棄物の量を削減することができる。また、洗浄用溶液中の不純物に起因するガラス製品の不良を低減することもできる。なお、洗浄する珪酸塩ガラスには、表面に付着物が存在するガラスが含まれていてもよい。
【0016】
上記洗浄方法においては、珪酸塩ガラスが、ブラウン管用パネルであることが好ましい。ブラウン管用パネルは、特に清浄な表面を有し、多量のフッ化水素酸を含むガラス洗浄用溶液を使用して洗浄されるために、上記洗浄方法適用の効果が顕著となる。
【0017】
また、この場合は、ブラウン管用パネルが、ブラックマトリクス層、蛍光体層およびメタルバック層から選ばれる少なくとも一つが表面に形成されたパネルを含むことが好ましい。
【0018】
上記目的を達成するために、本発明のガラス洗浄用溶液の再生装置は、付着物が存在する珪酸塩ガラスの表面を洗浄した後のフッ化水素酸を含むガラス洗浄用溶液にフッ化物をフッ化水素酸とともに添加する処理槽と、前記ガラス洗浄用溶液中のフルオロ珪酸と前記フッ化物とが反応して析出したフルオロ珪酸塩とともに、前記付着物から生じた前記ガラス洗浄用溶液に不溶の浮遊物を除去する沈殿物回収手段とを含むことを特徴とする。
【0019】
この再生装置によれば、フルオロ珪酸塩とともに処理できるから、ガラス洗浄用溶液中に浮遊する不純物を効率的に除去することができる。さらに、フルオロ珪酸塩の析出反応においてフッ化水素をガラス洗浄用溶液の洗浄能力の回復に利用することができる。また、ガラス洗浄用溶液の交換周期を長期化することも可能となる。
【0020】
上記再生装置においては、ガラス洗浄用溶液中のSiの濃度を測定するSi濃度測定装置を備えていることが好ましい。また、Si濃度測定装置により測定されたSiの濃度に応じて、添加するフッ化物の量を調整する添加量制御手段を備えていることが好ましい。フッ化物の量を最適化することができるからである。
【0021】
上記再生装置において、沈殿物回収手段は、固体と液体とを分離し得る固液分離機能を備えた装置であればよく、フィルタ等の濾過装置であってもよいが、処理槽、または処理槽の底部からガラス洗浄用溶液を受け入れる沈殿槽の底部に備えられた排出用コックを含むことが好ましい。効率的な分離が可能であり、再生装置の連続運転にも好適だからである。
【0022】
上記再生装置においては、浮遊物をフルオロ珪酸塩とともに除去した後のガラス洗浄用溶液にフッ化水素酸を補充する調整槽を備えたことが好ましい。この好ましい例によれば、ガラス洗浄用溶液の交換周期をさらに長期化することができる。また、特に限定するものではないが、上記調整槽は、上記沈殿槽の液面近傍からガラス洗浄用溶液を受け入れるように配置されていることが好ましい。
【0023】
上記目的を達成するために、本発明の珪酸塩ガラスの洗浄装置は、上記再生装置と、前記再生装置からガラス洗浄用溶液を供給され、このガラス洗浄用溶液により珪酸塩ガラスの表面を洗浄する洗浄槽とを含むことを特徴とする。
【0024】
また、本発明の別の珪酸塩ガラスの洗浄装置は、上記再生装置と、前記再生装置からガラス洗浄用溶液を供給され、このガラス洗浄用溶液により珪酸塩ガラスの表面を洗浄する洗浄槽とを含み、前記洗浄槽において使用した前記ガラス洗浄用溶液を前記再生装置においてさらに再生することにより、前記ガラス洗浄用溶液を再生しながら使用することを特徴とする。
【0025】
これらの洗浄装置によれば、従来よりもフッ化水素酸を含む産業廃棄物の量を削減することができる。また、洗浄用溶液中の不純物に起因するガラス製品の不良を低減することもできる。
【0026】
上記洗浄装置は、ブラウン管用パネル、特に、ブラックマトリクス層、蛍光体層およびメタルバック層から選ばれる少なくとも一つが表面に形成されたブラウン管用パネルの洗浄に適している。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0028】
図1は、本発明の珪酸塩ガラスの洗浄装置の一形態の概略を示す断面図である。この洗浄装置においては、ガラス洗浄用溶液の再生装置10とガラス洗浄槽11とにより、ガラス洗浄用溶液の循環経路が構成されている。
【0029】
再生装置10は、処理槽13と沈殿槽14と調整槽15とを含み、処理槽13および調整槽15には、それぞれ処理液タンク12およびフッ化水素酸タンク16が、ポンプ22、26を備えた配管を介して接続されている。
【0030】
処理槽13は、洗浄槽11から排出されてくるガラス洗浄液1と、処理液タンク12からポンプ22により注入される処理液2とを受け入れ、これらの液が混合されるようになっている。処理液タンク12には、後に例示するフッ化物を含む溶液が貯蔵されている。なお、処理槽13には、後述する調整槽に備えられているような攪拌装置を設置しても構わない。
【0031】
処理槽13の下方には、沈殿槽14が配置されている。処理液2が混合された洗浄液3は、処理槽13の底部から沈殿槽14へと排出される。処理液2を混入することにより洗浄液3から析出した沈殿物4は、洗浄液3に含まれる不純物を含有する。この沈殿物4は、液中を沈降して沈殿槽14の底部に蓄積される。沈殿槽14の底部には排出コック(ドレンコック)34が設置され、この排出コック34を通して沈殿物14は装置外へと排出できるようになっている。一方、沈殿物4が除去された後の洗浄液は、沈殿槽内の内壁により区切られた区画を、フィルタ24を通過しながら上方へと移動し、調整槽15へと流出する。溶液中に残存する固体は、フィルタ24により濾過される。
【0032】
なお、処理槽13内において十分に沈殿物を析出させることができる場合には、上記のように沈殿槽14を設けずに、排出コックを処理槽13の底部に設け、その排出コックから沈殿物を排出するようにしても構わない。
【0033】
調整槽15は、沈殿槽14と共通の液面を有するように上部において沈殿槽と導通している。このように、調整槽15には、沈殿槽14内において沈殿物が分離された洗浄液の上澄みが流れ込むようになっている。また、調整槽15にはフッ化水素酸タンク16が接続され、このフッ化水素酸タンク16からポンプ26により所定量のフッ化水素酸6が注入されるようになっている。さらに、調整槽15には、フッ化水素酸6が添加された洗浄液5を混合するための攪拌器25と、局所排気を行うための排気口35とが配置されている。
【0034】
調整槽15には、その底部に配置された排液口近くにモニタリングシステム30が備えられている。このモニタリングシステム30は、洗浄液中のフッ化水素酸の濃度を測定するHFモニタであるが、フッ化水素酸の液量を制御するためのコントローラも備えている。このコントローラは、フッ化水素酸の濃度、洗浄液の状態等に応じてポンプ26に動作信号を送信し、フッ化水素酸6の添加量を制御する。
【0035】
このように、この再生装置10においては、洗浄液中のフッ化水素酸の濃度を所定範囲内に制御できるような調整機構が含まれている。フッ化水素酸の調整槽の排液口は、循環ポンプ27を有する配管を介して洗浄槽11へと接続しており、再生されたガラス洗浄液は、調整槽15から洗浄槽11へと送り返される。
【0036】
このような再生装置10により再生された洗浄液は、洗浄槽11へと供給される。図1に示した洗浄槽11は、ブラウン管用パネルの洗浄槽である。この洗浄槽において、再生された洗浄液は、ノズル21によりブラウン管用パネル20の内側表面へと吐出され、この表面に存在する付着物およびこの付着物とともに溶出するガラス成分を含んだ状態で、再び処理槽13へと供給される。また、ブラウン管用パネルは、図示しない搬送装置により連続的に洗浄槽11に搬入され、また洗浄後には洗浄槽11から搬出されるように構成されている。なお、洗浄槽11には、調整槽15と同様、排気口31が配置されている。
【0037】
以上説明したように、上記洗浄装置においては、洗浄液が、洗浄槽と再生装置との間を循環しながらブラウン管用パネルを連続的に洗浄していく。
【0038】
図2は、本発明の珪酸塩ガラスの洗浄装置の別の形態の概略を示す断面図である。この洗浄装置は、処理槽13にSiモニタリングシステム36が設置されている点を除いては、図1に示した装置と同様である。
【0039】
図2に示した装置では、ガラス洗浄液3におけるSi濃度が、Siモニタリングシステム36により測定される。このシステムには、添加する処理液の量を調整するための添加量制御手段(コントローラ)も備えられている。コントローラは、測定して得たSiの量に応じて必要な処理液の量を算出し、この値に基づいてポンプ22に動作信号を送信して注入する処理液2の量を調整する。このように、処理槽13にSiモニタリングシステム36を設置すれば、ガラス洗浄液3中のSi量を監視し、かつフィードバックしながら、適切な量の処理液2を注入することができる。
【0040】
このように、効果を確認しながら処理液2を添加できるため、Siモニタリングシステム36は、処理槽13に設置することが好ましい。
【0041】
以下、ガラス洗浄方法およびガラス洗浄液の再生方法の一形態について説明する。
【0042】
洗浄されるガラスは、シリカ(SiO2)をガラス骨格成分として含む珪酸塩ガラス(シリケートガラス)である。珪酸塩ガラスの組成は、特に限定されず、例えばフロート法により製造され得る汎用の板ガラス組成、ブラウン管用パネルのガラス組成等、種々の組成を用いることができる。表1に、ブラウン管用ガラス組成の例を示す。このガラス組成は、K2Oを5重量%以上、BaOを10重量%以上含有する点を特徴の一つとしている。
【0043】
Figure 0003677163
【0044】
ブラウン管用パネルの表面の付着物に含まれるフッ化水素酸不溶物としては、具体的には、ブラックマトリクス層に含まれるカーボン、蛍光体層に含まれる蛍光体粒子、メタルバック層に含まれるアルミニウム等が挙げられる。
【0045】
一方、ガラス洗浄液としては、フッ化水素酸を含む水溶液が用いられる。洗浄液中の好ましいフッ化水素酸の濃度は、洗浄方法や洗浄の対象となるガラスに応じて決定すればよいが、例えば3〜20重量%程度である。
【0046】
ブラウン管用パネルは、洗浄槽11において、排気口31から局所排気を行いながら洗浄される。フッ化水素酸を含むガラス洗浄液は、ノズル21から上方に吐出され、略水平に保持されたブラウン管用パネル20の内側表面を洗い流す。洗浄液1は、ブラウン管用パネル20の表面の付着物を、パネル表面のガラスとともに洗い出す。ブラウン管用パネル20に付着していたフッ化水素酸不溶物は、微細な不純物となってガラス洗浄液1中に分散する。
【0047】
ガラス成分は、表1に例示したような含有比率を正確に反映した割合で溶出するのではなく、例えばアルカリ成分は含有率を上回って溶出することが多い。しかし、いずれにしても、ガラス成分中の半分以上を占めるSiO2は、主要な溶出成分として洗浄液中に存在することになる。SiO2は、以下の反応式に示すように、フッ化水素と反応し、フルオロ珪酸(ヘキサフルオロ珪酸)として上記洗浄液中に溶出する。
【0048】
SiO2+6HF→H2SiF6+2H2O (1)
【0049】
フルオロ珪酸や微細な不純物を含んだガラス洗浄液1は、処理槽13へと流出し、この処理槽において、処理液2と混合される。処理液2は、フッ化物を含む水溶液あるいはフッ化物を含むフッ化水素酸溶液として供給される。ここで、フッ化物としては、無機フッ化物、特にフッ化水素酸塩が好ましい。
【0050】
洗浄液1にフッ化物が添加されるとフッ化水素脱離反応が生じる。即ち、フッ化物は、シリカから生じた上記フルオロ珪酸と反応して、フルオロ珪酸塩とフッ化水素とを生成させる。例えば、フッ化物としてフッ化カリウムを用いた場合のフッ化水素の脱離は、以下の化学反応式により表すことができる。
【0051】
2SiF6+2KF→K2SiF6↓+2HF (2)
【0052】
処理液2が添加された洗浄液3は、上記反応式により例示されるようなフルオロ珪酸塩の生成反応を進行させる。析出したフルオロ珪酸塩は、洗浄液3中に分散して浮遊する不純物を巻き込みながら、処理槽13中を沈降し、処理槽の底部に接続する沈殿槽14へと排出される。沈殿槽14に排出された不純物とフルオロ珪酸塩とは、さらに沈殿槽14中を沈降し、沈殿物4となって槽の底部に堆積する。この沈殿物4は、沈殿槽の下端に配置された排出コック34から排出される。
【0053】
フルオロ珪酸塩のみが沈殿する場合、沈殿物4は白色となる。しかし、フルオロ珪酸とともに不純物が析出する場合は、沈殿物4は着色することがある。例えば不純物として黒色のカーボン粒子が存在する場合、沈殿物4は、フルオロ珪酸塩の白色とカーボンの黒色とが混色した灰色となる。この場合、フルオロ珪酸の析出前の洗浄液は、カーボン粒子のために黒色に着色しているが、沈殿物4と分離された後の洗浄液の上澄み液は、ほぼ無色透明になる。
【0054】
一方、洗浄液は、フィルタ24により濾過されながら沈殿槽内の区画を上方へと移送され、沈殿槽の液面近傍から調整槽15へと流出する。
【0055】
フッ化水素は、上記反応式(2)に示したように、その一部が再生される。しかし、併せて上記反応式(1)を参照すれば明らかなように、SiO2と反応して消費された全てのフッ化水素が再生されるわけではない。そこで、フルオロ珪酸塩と洗浄液3中に含まれる浮遊分散するガラス成分以外の不純物とが除去された洗浄液5には、調整槽15において、フッ化水素酸が補充される。フッ化水素酸の添加は、モニタ30により洗浄液中の濃度を測定しながら行われる。このようにして調整されるフッ化水素酸の好ましい濃度は、上記に例示したとおりである。
【0056】
モニタ30により、残存するフルオロ珪酸の濃度を同時に測定することも好ましい。この場合には、測定されたフルオロ珪酸の濃度に応じて、処理槽13へ供給するフッ化物の量をさらに微調整してもよい。
【0057】
このようにして、洗浄液3中に含まれる浮遊しながら分散している不純物が低減され、かつフッ化水素酸の濃度が調整されたガラス洗浄液は、循環ポンプ27により、再び洗浄槽11へと供給され、再びブラウン管用パネル20の洗浄に用いられる。
【0058】
以下、添加するフッ化物について検討する。フッ化物は、上記反応式(2)に示したように、フルオロ珪酸と反応してフルオロ珪酸塩とフッ化水素を生じさせるものであれば特に限定されないが、具体的には、フッ化リチウム(LiF)、フッ化ナトリウム(NaF)、フッ化カリウム(KF)、フッ化ルビジウム(RbF)、フッ化セシウム(CsF)、フッ化マグネシウム(MgF2)、フッ化ストロンチウム(SrF2)、フッ化バリウム(BaF2)、フッ化コバルト(CoF2)、フッ化マンガン(MnF2)、フッ化銅(CuF2)およびフッ化アンモニウム(NH4F)から選ばれる少なくとも1つの化合物が好適である。
【0059】
フッ化物は、生成するフルオロ珪酸塩を効率的に除去するためには、対応するフルオロ珪酸塩の水に対する溶解度が小さいことが好ましい。一方、フッ化物自体は、水に対する溶解度がある程度大きいものが好ましい。洗浄液に混合しやすいからである。このような観点からは、フッ化物としては、NaF、KF、RbF、CsFがさらに好ましい。これらアルカリ金属(R)を含むフッ化物(RF)の水に対する溶解度、およびこれらフッ化物に対応するフルオロ珪酸塩(R2SiF6)の水に対する溶解度を表2に示す。なお、溶解度は、ともに水温を25℃としたときの値である。
【0060】
Figure 0003677163
【0061】
上記反応式(2)に従ってガラス洗浄液中の全てのフルオロ珪酸を析出させるためには、理論上は、当該ガラス洗浄液に存在するフルオロ珪酸と同当量のフッ化物を添加することが必要とされる。そこで、実際に必要とされるフッ化物の量を確認するために、ブラウン管用パネルを洗浄した後の洗浄液に、種々の量のフッ化物(KF)を添加してガラス洗浄液の洗浄能力を調査した。
【0062】
まず、図1に示したと同様の洗浄槽に、洗浄するガラスとして表1に示した範囲の組成を有するブラウン管用パネルを配置し、ガラス洗浄液を循環させながら、順次洗浄槽へと搬送されてくるブラウン管用パネルを洗浄した。なお、このとき、循環工程においてKFは添加せず、フッ化水素酸濃度をモニタリングしながら同濃度が一定となるように洗浄液にフッ化水素酸を添加した。所定時間経過後、洗浄液の一部を採取し、この洗浄液中のSi濃度をICP発光分光分析により定量した。そして、洗浄液に、Si濃度に対するモル比が所定比率となるようにKFを添加した。その後、上記モル比を調整した各洗浄液30mlに、上記ブラウン管用パネルと同様の組成を有する、厚さ1mm、直径15mmのガラス片を浸漬し、室温下、スターラーで攪拌しながら10分間放置し、浸漬前後のガラス片の重量を測定した。各ガラス片の重量減少率を図3に示す。
【0063】
図3に示したように、Siに対するKFのモル比が増加するにつれてガラス片の重量減少率は増加した。この結果により、上記反応式(2)に示したように、KFの添加によりHFを発生する化学反応が進行したことが確認された。一方、Siに対するKFのモル比が2を超えると(換言すればKFの当量が洗浄液中のフルオロ珪酸の当量を超えると)、それ以上KFを添加しても、ガラスの重量減少率は微増するのみであった。この傾向も、上記反応式(2)より予想される結果と一致する。
【0064】
KFを過剰に添加するのは、余剰のカリウムイオンが生成するために好ましくない。従って、添加するフッ化物は、ガラス洗浄液中に存在するフルオロ珪酸の当量の1〜2倍(特に1〜1.5倍)当量に相当する量とすることが好ましい。
【0065】
次に、ガラス洗浄液中の不純物の沈殿量の時間的変化を測定した結果について説明する。
【0066】
上記と同様、まず、図1に示したと同様の洗浄槽に、洗浄するガラスとして表1に示した範囲の組成を有するブラウン管用パネルを配置し、ガラス洗浄液を循環させながら、順次洗浄槽へと搬送されてくるブラウン管用パネルを洗浄した。なお、このとき、循環工程においてKFは添加せず、フッ化水素酸濃度をモニタリングしながら同濃度が一定となるように洗浄液にフッ化水素酸を添加した。
【0067】
このとき、ブラウン管用パネルとしては、表面に、ブラックマトリクス層、蛍光体層およびメタルバック層が形成されたパネルを用いた。
【0068】
所定時間経過後、洗浄液の一部を採取してビーカーに入れ、沈殿物の量の時間的変化を測定した。結果を図4に示す。なお、図4における沈殿物の体積比は、洗浄液に対する沈殿物の体積比を、ビーカーの目盛りによって読みとって得た値である。
【0069】
図4において、曲線aは、採取した洗浄液にKFを添加せずそのまま放置した場合の結果を示す。この場合の沈殿物は、カーボンや蛍光体粒子等の不純物から構成されている。曲線bは、採取した洗浄液にKFを添加して放置した場合の結果を示す。この場合の沈殿物は、フルオロ珪酸塩と上記不純物から構成されている。曲線cは、採取した洗浄液を濾過して洗浄液中の不純物を除去してから、洗浄液にKFを添加して放置した場合の結果を示す。この場合の沈殿物は、フルオロ珪酸から構成されている。
【0070】
曲線a〜cを対比すると、フルオロ珪酸塩の析出により、溶液中に浮遊している不純物の沈降が促進されたことが確認できる。実際に溶液を観察していても、ただ静置して不純物を沈降させた場合には(曲線a)、10分経過後にもカーボン粒子などの浮遊が観察されたのに対し、KFを添加した場合には(曲線b)、同時間経過後には不純物がほとんど観察できなかった。
【0071】
なお、曲線bおよびcにおいて、沈殿時間4分経過後に、沈殿物の体積比が減少しているのは、沈殿物が次第に凝縮していくためである。
【0072】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明の再生方法によれば、珪酸塩ガラスの表面を洗浄した後のフッ化水素酸を含むガラス洗浄用溶液にフッ化物を添加することにより、ガラス中の二酸化珪素が溶出して生じたフルオロ珪酸を、フッ化物に含まれるカチオンと反応させてフルオロ珪酸塩として析出させ、このフルオロ珪酸塩とともに、浮遊する不純物を沈降させて除去することにより、多量のガラス洗浄用溶液を効率的に再生することができる。
【0073】
また、本発明の洗浄方法によれば、上記再生方法を利用してフッ化水素酸を含むガラス洗浄用溶液の交換周期を長期化することにより、産業廃棄物を低減することができる。さらに、本発明は、上記再生方法および上記洗浄方法を実施するための再生装置および洗浄装置を提供するものでもある。
【0074】
このように、本発明は、従来は困難であったフッ化水素酸を含むガラス洗浄用溶液に分散した微細な不純物の効率的な除去と産業廃棄物の削減とを可能とし、同時にガラスの洗浄不良を低減するものであって、ガラス製品製造の技術分野において、利用価値の極めて大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の洗浄装置の一形態の概略を示す図である。
【図2】 本発明の洗浄装置の別の一形態の概略を示す図である。
【図3】 ガラス洗浄用溶液中にSiに対する添加KFのモル比と、当該溶液中に浸漬させたガラス片の重量減少率との関係を示す図である。
【図4】 微細な不純物が分散したガラス洗浄用溶液における不純物の沈澱と時間との関係を、KFの添加の有無により比較した図である。
【符号の説明】
1、3、5 洗浄液
2 処理液
4 沈殿物(フルオロ珪酸塩と不純物との共沈物)
6 フッ化水素酸
10 再生装置
11 洗浄槽
12 処理液タンク
13 処理槽
14 沈殿槽
15 調整槽
16 フッ化水素酸タンク
20 ブラウン管用パネル
21 ノズル
22、26 ポンプ
24 フィルタ
27 循環ポンプ
30 モニタリングシステム
31、35 排気口
34 排出コック
36 Siモニタリングシステム

Claims (16)

  1. 付着物が存在する珪酸塩ガラスの表面を洗浄した後のフッ化水素酸を含むガラス洗浄用溶液に、フッ化物をフッ化水素酸とともに添加することにより、前記ガラス洗浄用溶液中のフルオロ珪酸と前記フッ化物とを反応させてフルオロ珪酸塩を析出させ、
    前記付着物から生じた前記ガラス洗浄用溶液に不溶の浮遊物を、前記フルオロ珪酸塩とともに除去することを特徴とするガラス洗浄用溶液の再生方法。
  2. フッ化物が、フッ化リチウム、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化ルビジウム、フッ化セシウム、フッ化マグネシウム、フッ化ストロンチウム、フッ化バリウム、フッ化コバルト、フッ化マンガン、フッ化銅およびフッ化アンモニウムから選ばれる少なくとも1つの化合物を含む請求項に記載のガラス洗浄用溶液の再生方法。
  3. ガラス洗浄用溶液におけるSiの濃度を測定し、前記Siの濃度に基づいて定めた量のフッ化物を添加する請求項1または2に記載のガラス洗浄溶液の再生方法。
  4. 浮遊物をフルオロ珪酸塩とともに除去した後のガラス洗浄用溶液に、フッ化水素酸を補充する請求項1〜のいずれかに記載のガラス洗浄用溶液の再生方法。
  5. 請求項1〜のいずれかに記載の方法により再生したガラス洗浄用溶液を用いて、珪酸塩ガラスの表面を洗浄することを特徴とする珪酸塩ガラスの洗浄方法。
  6. 請求項1〜のいずれかに記載の方法によりガラス洗浄用溶液を再生する再生工程と、前記再生工程で得られるガラス洗浄用溶液を用いて珪酸塩ガラスの表面を洗浄する洗浄工程とを並行して実施し、前記洗浄工程において使用した前記ガラス洗浄用溶液をさらに前記再生工程において再生することにより、前記ガラス洗浄用溶液を再生しながら使用することを特徴とする珪酸塩ガラスの洗浄方法。
  7. 珪酸塩ガラスが、ブラウン管用パネルである請求項5または6に記載の珪酸塩ガラスの洗浄方法。
  8. ブラウン管用パネルが、ブラックマトリクス層、蛍光体層およびメタルバック層から選ばれる少なくとも一つが表面に形成されたパネルを含む請求項に記載の珪酸塩ガラスの洗浄方法。
  9. 付着物が存在する珪酸塩ガラスの表面を洗浄した後のフッ化水素酸を含むガラス洗浄用溶液にフッ化物をフッ化水素酸とともに添加する処理槽と、
    前記ガラス洗浄用溶液中のフルオロ珪酸と前記フッ化物とが反応して析出したフルオロ珪酸塩とともに、前記付着物から生じた前記ガラス洗浄用溶液に不溶の浮遊物を除去する沈殿物回収手段とを含むことを特徴とするガラス洗浄用溶液の再生装置。
  10. ガラス洗浄用溶液中のSiの濃度を測定するSi濃度測定装置を備えた請求項に記載のガラス洗浄用溶液の再生装置。
  11. 沈殿物回収手段が、処理槽または前記処理槽の底部からガラス洗浄用溶液を受け入れる沈殿槽の底部に備えられた排出用コックを含む請求項9または10に記載のガラス洗浄用溶液の再生装置。
  12. 浮遊物をフルオロ珪酸塩とともに除去した後のガラス洗浄用溶液にフッ化水素酸を補充する調整槽を備えた請求項9〜11のいずれかに記載のガラス洗浄用溶液の再生装置。
  13. 請求項9〜12のいずれかに記載の再生装置と、前記再生装置からガラス洗浄用溶液を供給され、このガラス洗浄用溶液により珪酸塩ガラスの表面を洗浄する洗浄槽とを含むことを特徴とする珪酸塩ガラスの洗浄装置。
  14. 請求項9〜12のいずれかに記載の再生装置と、前記再生装置からガラス洗浄用溶液を供給され、このガラス洗浄用溶液により珪酸塩ガラスの表面を洗浄する洗浄槽とを含み、前記洗浄槽において使用した前記ガラス洗浄用溶液を前記再生装置においてさらに再生することにより、前記ガラス洗浄用溶液を再生しながら使用することを特徴とする珪酸塩ガラスの洗浄装置。
  15. 珪酸塩ガラスが、ブラウン管用パネルである請求項13または14に記載の珪酸塩ガラスの洗浄装置。
  16. ブラウン管用パネルが、ブラックマトリクス層、蛍光体層およびメタルバック層から選ばれる少なくとも一つが表面に形成されたパネルを含む請求項15に記載の珪酸塩ガラスの洗浄装置。
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