JP3677080B2 - ベルト用抗張体およびこれを用いた伝動ベルト - Google Patents

ベルト用抗張体およびこれを用いた伝動ベルト Download PDF

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Description

【0001】
【発明の目的】
【0002】
【産業上の利用分野】
本発明は、歯付ベルト、Vベルト、平ベルト、変速ベルト等の伝動ベルトに使用されるベルト用抗張体、および該ベルト用抗張体を使用した伝動ベルトに関する。
【0003】
【従来の技術】
従来より、歯付ベルト等の伝動ベルトは、強度、靭性あるいは寸法安定性を向上させるため、ガラスコードにて強化することが広く行われている。
【0004】
たとえば、自動車のOHC(オーバーヘッドカム)駆動用のタイミングベルトでは、通常はECG150−3/13のガラスコードが抗張体として用いられている。これは、フィラメント径が9μmで、大きさが15.000ヤード/ポンドのストランドを3本集めて下撚りして子なわとし、この子なわを13本集めて上撚りしたものであり、上撚りと下撚りがかかっている。
【0005】
このようなガラスコードのガラス繊維には、ゴム配合組成物との接着を良くするために、通常はレゾルシン・ホルマリン・ゴムラテックス(以下RFLと略す)で処理されている(例えば、特公平3−42290号公報、特開平4−59640号公報、特開平4−50144号公報参照)。
【0006】
また、自動車用の伝動ベルトでは、近時、エンジンまわりの温度が高くなっていることを考慮し、ベルト用ゴムとして従来のクロロプレンゴムよりも耐熱性に優れる水素化ニトリルゴムが使用されるようになってきているが、この水素化ニトリルゴムは、ガラスコードとの接着性が他のゴムに比して小さい。このため、ガラスコードの上撚り糸にさらにゴム糊を塗布することによって上記水素化ニトリルゴムとの接着性を向上させる、という提案もなされている(特開平3−170534号公報参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このようなガラスコードを用いたベルトを、雨天のように水のかかる条件下ないしは湿度の高い条件下で使用すると、水分がRFLやゴム糊の劣化を引き起こして、ガラスコードとゴムとの接着力が低下する。このようなガラスコードの劣化の結果、ベルトの抗張力が低下し、またベルトの耐屈曲疲労性も悪くなる。
【0008】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、高温多湿下での使用においてもベルトの強力低下を引き起こさないベルト用抗張体およびこれを用いたベルトを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段及びその作用】
(請求項1に係る発明)
この発明は、ガラスコード製の伝動ベルト用抗張体であって、
ガラス繊維材であるガラスフィラメントを集束してなるストランドを複数本引き揃え、それをレゾルシン・ホルマリンの初期縮合物とラテックスとを主成分とする水溶液に浸漬して加熱した後に下撚りして、該水溶液への浸漬及び加熱により形成された第一被膜層で被覆された子なわとし、この子なわを複数本集めて上記下撚りと逆方向に上撚りしたガラスコードと、該ガラスコードの外表面を覆い該ガラスコードへの水の浸入を阻止する第二被膜層とを備え、
上記第二被膜層は、イソシアネート樹脂、ポリイソシアネートとポリオールとの縮合物、又は、ウレタン樹脂のプレポリマーを縮合させたもののみで形成され、その量が上記ガラス繊維材の全量100重量部に対して5重量部以下であることを特徴とする。
【0010】
上記第一被膜層はRFL層であり、該第一被膜層の外側に樹脂のみで形成された第二被膜層があるので、この第二被膜層によって外部から第一被膜層へ水が侵入することが阻止され、上記第一被膜層の劣化が抑制され、ひいてはガラスコードの劣化が抑制される。
【0011】
上記ガラス繊維コードに用いるガラス繊維としては、特に限定するものではないが、Eガラス、その他の高強度ガラスなど、一般にいう無アルカリガラス繊維が好ましい。
【0012】
上記第一被膜層を形成するためのラテックスとしては、特に限定するものではないが、スチレン−ブタジエン−ビニルピリジン三元共重合体、クロロスルフォン化ポリエチレン、ニトリルゴム、水素化ニトリルゴム、エピクロルヒドリン、SBR、クロロプレンゴム、塩素化ブタジエン、オレフィン−ビニルエステル共重合体及び天然ゴム等のラテックス又はそれらの混合体を用いることができる。
【0013】
(請求項に係る発明)
この発明は、上記請求項1に記載されているベルト用抗張体を有することを特徴とする伝動ベルトである。
【0014】
当該発明においては、請求項1の発明に係る抗張体の上述の如き作用効果が実際の伝動ベルトにおいて発揮される。
【0015】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、第二被膜層によって水がガラスコード内部に侵入することを防いで、第一被膜層であるRFL層を水によって劣化することから保護することができ、伝動ベルトに長期間にわたって所期の抗張力を付与することができる。
【0016】
請求項に係る発明によれば、上記請求項1に記載されているベルト用抗張体を用いているから、耐水性が高い、ひいては耐屈曲疲労性が高いベルトが得られる。
【0017】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に沿って詳細に説明する。
【0018】
(実施例1)
図1に示す本例のベルト用抗張体1において、2はガラスフィラメントを集束してなるストランド(ガラス繊維材)、3は該ストランド2の表面に形成された第一被膜層、4は複数本のストランド2によって形成されたガラスコード、5はガラスコード4の表面に形成された第二被膜層である。
【0019】
上記抗張体1の製法は以下の通りである。
【0020】
上記ストランド2は、直径9μmの無アルカリガラスフィラメント(Eガラス)を太さ15,000ヤード/ポンドに集束してなるフィラメント束である。このストランド3本を引き揃えたものに濃度20重量%のVp−SBR(ビニルピリジン−スチレン−ブタジエン)系RFLをコーティングし、240℃で1分の熱処理後、撚り回数2.0回/inchで下撚りして子なわとした。さらに、この子なわを11本集めて上記下撚りと逆方向に撚り数2.0回/inchで上撚りすることによって、上記RFLによる第一被膜層3を有するガラスコード4を得た。
【0021】
次に上記ガラスコード4をポリエチレンポリフェニルポリイソシアネート(住友バイエルウレタン社製 スミジュール44V20)の10%トルエン溶液に浸漬して該イソシアネート樹脂をコーティングした後、240℃で1分間の熱処理を加えることによって、該イソシアネート樹脂による第二被膜層5を有する抗張体1を得た。第二被膜層の量は1.0重量部であった(ガラス繊維の全量を100重量部としたときの値、以下同じ)。
【0022】
そうして、図2に示す上記抗張体1を有する歯付ベルト11を作成した。この歯付ベルト11のカバー帆布15としては、ベルト幅方向に延びる糸に6,6ナイロン糸を使用し、ベルト長手方向に延びる糸に工業用6,6ナイロンのウーリー加工を使用した。また、背ゴム12と歯ゴム14としては水素化ニトリルゴムを主原料とするゴム組成物を用いた。
【0023】
なお、上記歯付ベルト11は、上記各材料を用い通常の圧入法によって成形された、歯ピッチが8mmのSTS歯型であり、歯数113、ベルト幅19mmである。
【0024】
(実施例2)
図3に本例のベルト用抗張体21が示されている。この抗張体21は、実施例1の抗張体1の表面にさらに第三被膜層26が形成されてなるものである。すなわち、同図において、22はガラスフィラメントを集束してなるストランド、23は第一被膜層、24はガラスコード、25は第二被膜層であり、この第二被膜層25の外側にゴムを主成分とする第三被膜層26が形成されている。
【0025】
本例の抗張体21は、上記実施例1と同様に、RFLコーティング、240℃×1分の熱処理、下撚り、上撚り、樹脂コーティング、及び240℃×1分間の熱処理を行なった後、これを、クロロスルフォン化ポリエチレンを主成分としたゴム糊の20重量%溶液に浸漬し、150℃で1分の雰囲気下で乾燥することによって第三被膜層26を形成したものである。第二被膜層の量は1.0重量部であった。そして、得られた抗張体21を用いて実施例1と同様の構造の歯付ベルトを作成した。
【0026】
参考例1
実施例2における樹脂コーティング工程において、ポリエチレンポリフェニルポリイソシアネート溶液に代えて、ポリエステル樹脂(東洋紡社製 バイロン20S)の20重量%MEK(メチルエチルケトン)溶液を用い、これに続く熱処理を150℃×1分間とする他は実施例2と同様の条件及び方法でベルト用抗張体を作成し、これを用いて実施例1と同様の構造の歯付ベルトを作成した。第二被膜層の量は1.6重量部であった。
【0027】
参考例2
実施例2における樹脂コーティング工程において、ポリエチレンポリフェニルポリイソシアネート溶液に代えて、エポキシ樹脂(ナガセ化成工業社製 デナコールEX−521)の20重量%トルエン溶液を用いる他は実施例2と同様の条件及び方法でベルト用抗張体を作成し、これを用いて実施例1と同様の構造の歯付ベルトを作成した。第二被膜層の量は2.1重量部であった。
【0028】
(実施例
実施例2における樹脂コーティング工程において、ポリエチレンポリフェニルポリイソシアネート溶液に代えて、ポリエチレンポリフェニルポリイソシアネート(住友バイエルウレタン社製 スミジュール44V20)と、主鎖がメチレン基で両末端に水酸基を有するジオール(住友バイエルウレタン社製 SBUポリオール0705)とを、配合比が3:2となるように混合してなる、固形分10重量%トルエン溶液を用いる他は実施例2と同様の条件及び方法でベルト用抗張体を作成し、これを用いて実施例1と同様の構造の歯付ベルトを作成した。第二被膜層の量は1.2重量部であった。
【0029】
(実施例
実施例2における樹脂コーティング工程において、ポリエチレンポリフェニルポリイソシアネート溶液に代えて、ウレタン樹脂のプレポリマー(住友バイエルウレタン スミジュールE21−1)の10重量%トルエン溶液を用いる他は実施例2と同様の条件及び方法でベルト用抗張体を作成し、これを用いて実施例1と同様の構造の歯付ベルトを作成した。第二被膜層の量は1.3重量部であった。
【0030】
(実施例
実施例2における樹脂コーティング工程のポリエチレンポリフェニルポリイソシアネート溶液を濃度5重量%トルエン溶液としたことの他は実施例2と同様の条件及び方法でベルト用抗張体を作成し、これを用いて実施例1と同様の構造の歯付ベルトを作成した。第二被膜層の量は0.3重量部であった。
【0031】
(実施例
実施例2における樹脂コーティング工程のポリエチレンポリフェニルポリイソシアネート溶液を濃度20重量%トルエン溶液としたことの他は実施例2と同様の条件及び方法でベルト用抗張体を作成し、これを用いて実施例1と同様の構造の歯付ベルトを作成した。第二被膜層の量は4.7重量部であった。
【0032】
参考例3
実施例2における樹脂コーティング工程のポリエチレンポリフェニルポリイソシアネート溶液を濃度50重量%トルエン溶液としたことの他は実施例2と同様の条件及び方法でベルト用抗張体を作成し、これを用いて実施例1と同様の構造の歯付ベルトを作成した。第二被膜層の量は7.3重量部であった。
【0033】
参考例4
実施例2における樹脂コーティング工程のポリエチレンポリフェニルポリイソシアネート溶液を濃度80重量%トルエン溶液としたことの他は実施例2と同様の条件及び方法でベルト用抗張体を作成し、これを用いて実施例1と同様の構造の歯付ベルトを作成した。第二被膜層の量は10.3重量部であった。
【0034】
参考例5
実施例2におけるRFLによる第一被膜層に代えて、ゴム糊による第一被膜層を形成したことの他は実施例2と同様の条件及び方法でベルト用抗張体を作成し、これを用いて実施例1と同様の構造の歯付ベルトを作成した。第二被膜層の量は1.1重量部であった。上記ゴム糊としては水素化ニトリルゴム(H−NBR)を主成分とする固形分15%のMEK溶液を用いた。当該ゴム糊の配合組成は以下のとおりである。
【0035】
H−NBR(Zetpol 2020) 100
カーボンブラック 50
可塑剤 7.5
老化防止剤 2.5
加工助剤 3.0
ZnO 5.0
ステアリン酸 0.5
ジクミルパーオキサイド 4.0
共架橋剤 3.0
参考例6
実施例11における樹脂コーティング工程において、ポリエチレンポリフェニルポリイソシアネート溶液に代えて、ウレタン樹脂のプレポリマー(住友バイエルウレタン スミジュールE21−1)の10重量%トルエン溶液を用いる他は参考例5と同様の条件及び方法でベルト用抗張体を作成し、これを用いて実施例1と同様の構造の歯付ベルトを作成した。第二被膜層の量は1.2重量部であった。
【0036】
(比較例1)
第二被膜層を形成しないことの他は実施例1と同様の条件及び方法によってベルト用抗張体を作成した。つまり、上記RFL処理した上撚糸をそのままベルト用抗張体とした。そして、このベルト用抗張体を用いて実施例1と同様の構造の歯付ベルトを作成した。
【0037】
(比較例2)
第二被膜層を形成しないことの他は実施例2と同様の条件及び方法によってベルト用抗張体を作成した。つまり、上記RFL処理した上撚糸にクロロスルフォン化ポリエチレンを主成分とするゴム糊をコーティングしてこれをベルト用抗張体とした。そして、このベルト用抗張体を用いて実施例1と同様の構造の歯付ベルトを作成した。
【0038】
(比較例3)
第二被膜層を形成しないことの他は実施例11と同様の条件及び方法によってベルト用抗張体を作成した。つまり、上記H−NBRを主成分とするゴム糊によって処理した上撚糸にクロロスルフォン化ポリエチレンを主成分とするゴム糊をコーティングしてこれをベルト用抗張体とした。そして、このベルト用抗張体を用いて実施例1と同様の構造の歯付ベルトを作成した。
【0039】
(屈曲疲労試験)
上記実施例、参考例及び比較例の各ベルトについて屈曲疲労試験を行なった。すなわち、歯付ベルトAを図4に示すベルト屈曲試験機を構成する4つの大プーリ31と、相隣る大プーリ31間に配置された4つの小プーリ32(直径30mm)とに巻きかけ、ウエイト33にて上記歯付ベルトAに40kgfのテンションをかけた状態で、水34を一時間に1リットルの割合で歯付ベルトAの歯底に滴下させながら5500rpmで切断まで走行させ、切断に至るまでのベルトの屈曲回数を調べた。試験結果は表1に示されている。
【0040】
【表1】
Figure 0003677080
【0041】
同表から明らかなように、実施例1〜6及び参考例1〜6は、屈曲寿命において比較例1〜3よりも優れていた。
【0042】
実施例1、2の比較から、第二被膜層(樹脂層)の外側に第三被膜層(ゴム層)がある場合には、ベルトの耐水走行性が向上することがわかる。
【0043】
実施例2、参考例1及び2の結果から、第二被膜層としては熱硬化性樹脂が好ましく、さらにはイソシアネート樹脂とすればベルトの耐水走行性は一層向上することがわかる。
【0044】
実施例の結果から、第二被膜層ではイソシアネート成分にポリオール成分が入ることによりベルトの耐水屈曲性は向上することがわかる。
【0045】
実施例2、参考例4及び5の結果から、ガラス繊維の総量を100重量部とするときに、第二被膜層を5重量部以下とすることによりベルトの耐水走行性がさらに向上することがわかる。
【0046】
なお、上記実施例では、歯付ベルトに適用した例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、Vベルト、平ベルト、Vリブドベルトなど他の伝動ベルトや搬送ベルトであっても適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1のベルト用抗張体を一部断面にして示す斜視図
【図2】 歯付ベルトの縦断面図
【図3】 実施例2のベルト用抗張体を一部段面にして示す斜視図
【図4】 ベルト屈曲疲労試験機の概略構成図
【符号の説明】
1 ベルト用抗張体
2 ストランド(ガラス繊維材)
3 第一被膜層
4 ガラスコード
5 第二被膜層
11 歯付ベルト
12 背ゴム
14 歯ゴム
15 カバー帆布
21 ベルト用抗張体
22 ストランド
23 第一被膜層
24 ガラスコード
25 第二被膜層
26 第三被膜層
31 大プーリ
32 小プーリ
33 ウェイト
34 水
A 歯付ベルト

Claims (2)

  1. ガラスコード製の伝動ベルト用抗張体であって、
    ガラス繊維材であるガラスフィラメントを集束してなるストランドを複数本引き揃え、それをレゾルシン・ホルマリンの初期縮合物とラテックスとを主成分とする水溶液に浸漬して加熱した後に下撚りして、該水溶液への浸漬及び加熱により形成された第一被膜層で被覆された子なわとし、この子なわを複数本集めて上記下撚りと逆方向に上撚りしたガラスコードと、該ガラスコードの外表面を覆い該ガラスコードへの水の浸入を阻止する第二被膜層とを備え、
    上記第二被膜層は、イソシアネート樹脂、ポリイソシアネートとポリオールとの縮合物、又は、ウレタン樹脂のプレポリマーを縮合させたもののみで形成され、その量が上記ガラス繊維材の全量100重量部に対して5重量部以下であることを特徴とする伝動ベルト用抗張体。
  2. 請求項1に記載されている伝動ベルト用抗張体を有することを特徴とする伝動ベルト。
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