JP3676612B2 - 鉄筋地組用治具とその地組方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄筋地組の改良に関し、更に詳しくは、大型プラント工場の耐圧板やマットスラブ等の配筋に際し、鉄筋工事の省力化と効率化を図り、現場で頗る簡単に鉄筋の地組が行える有用な鉄筋地組方法とその地組用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、斯かる鉄筋の地組としては、例えば、図9に示すものが従来例として既に周知である。この従来の地組は、特に、清掃工場など大型プラント工場の耐圧板やマットスラブの配筋にあっては、太径(D25等)のモチアミ配筋となることが多く、この場合は、クレーン12で現場の地下底面13に大量の太径鉄筋14,14…を吊り下ろし、其処に作業員が入って太径鉄筋14,14…を一本一本づつ手作業で地組している(以下、単に手地組という)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の手地組にあっては、かなりのボリューム(750t)を配筋しなければならないため、手間暇がかかるなど作業効率が悪いといった問題を有するものであり、また、正確なピッチで二方向に配筋することが難しいことも相俟って、熟練を要するものである。
【0004】
また、この作業効率の悪い二方向手地組に代わって、所謂メッシュ筋等を使用する場合は、作業効率は良くなるものの、加工費の他に運搬費が加算でしまうため、かえってコスト高になってしまうといった問題を有するものであり、定尺の生材で簡単かつ効率良く配筋できる低コストの鉄筋地組方法が要望されている。
【0005】
本発明はこのような従来の問題点及び要望に鑑みてなされたもので、仮令、大型プラント工場の耐圧板やマットスラブ等の配筋であっても、鉄筋工事の省力化と効率化が図れ、現場で頗る簡単かつ正確に鉄筋の地組を行うことができる有用な鉄筋地組用治具とその地組方法を提供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の如き従来の問題点を解決し、所期の目的を達成するため本発明の要旨とする構成は、垂直方向に配給される複数の鉄筋を落とし溝を介して所定間隔に支持する対向配置の横定規アングルと、水平方向に配給される複数の鉄筋を落とし溝を介して所定間隔に保持する対向配置の縦定規アングルと、該縦定規アングル及び/又は横定規アングルを所定方向に傾斜せしめる勾配調整手段とを備えてなる鉄筋地組用治具において、前記縦定規アングル及び/又は横定規アングルは、使用する鉄筋の太さに応じて落とし溝の大きさを可変せしめる孔溝調整手段を兼備してなる鉄筋地組用治具に存する。
【0011】
また、本発明は、一方向に傾斜させた定規アングル上に下鉄筋を転がしながら同下鉄筋を一定間隔に並べる工程と、下鉄筋とは直交する方向に上鉄筋を転がしながら他方向の定規アングルに同上鉄筋を一定間隔に並べる工程と、交差する上下鉄筋を止着して単体にユニット化する工程と、ユニット化された上下鉄筋を地下底面等の所定位置に吊り込み、配筋する工程とを有する鉄筋地組方法において、前記鉄筋を一定間隔に並べる工程にあって、定規アングルには、使用する鉄筋の太さに応じて落とし溝の大きさを可変せしめる孔溝調整手段を兼備してなる鉄筋地組方法に存する。
【0012】
このように構成される本発明の鉄筋地組用治具は、垂直方向に配給される複数の鉄筋を落とし溝を介して所定間隔に支持する対向配置の横定規アングルと、水平方向に配給される複数の鉄筋を落とし溝を介して所定間隔に保持する対向配置の縦定規アングルと、該縦定規アングル及び/又は横定規アングルを所定方向に傾斜せしめる勾配調整手段とを備えてなる鉄筋地組用治具において、前記縦定規アングル及び/又は横定規アングルが、使用する鉄筋の太さに応じて落とし溝の大きさを可変せしめる孔溝調整手段を兼備してなることによって、定規アングルを取り換えることなく、径寸の異なる鉄筋に対応し得ることとなる。
【0018】
また、本発明は、一方向に傾斜させた定規アングル上に下鉄筋を転がしながら同下鉄筋を一定間隔に並べる工程と、下鉄筋とは直交する方向に上鉄筋を転がしながら他方向の定規アングルに同上鉄筋を一定間隔に並べる工程と、交差する上下鉄筋を止着して単体にユニット化する工程と、ユニット化された上下鉄筋を地下底面等の所定位置に吊り込み、配筋する工程とを有する鉄筋地組方法において、前記鉄筋を一定間隔に並べる工程にあって、定規アングルには、使用する鉄筋の太さに応じて落とし溝の大きさを可変せしめる孔溝調整手段を兼備してなることによって、定規アングルを取り換えることなく、径寸の異なる鉄筋に対応し得ることとなる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一例を図面を参照しながら説明する。図中Aは、本発明に係る鉄筋地組用治具であり、この鉄筋地組用治具Aは、垂直方向に配列される複数の下鉄筋T1 ,T1 …を一定間隔に支持する対向配置の横定規アングル1,1と、水平方向に配列される複数の上鉄筋T2 ,T2 …を一定間隔に保持する対向配置の縦定規アングル2,2と、縦定規アングル1,1及び横定規アングル2,2を所定方向に傾斜せしめる勾配調整手段3(図4参照)とを備えている。
【0020】
横定規アングル1,1は、図2(b)に示すように、四隅ゲタ4の上にH鋼5を介して突設されたL字状の枠材からなり、その長手方向上端に落とし溝1a,1a…が一定間隔に配置されている。
【0021】
この落とし溝1a,1a…は、図3に示すように、上端開口が横定規アングル1の長手方向上端縁1bに連通された矩形状の切欠溝からなり、下鉄筋T1 を同上端縁1bと略面一に許容できるように切り欠かれている。
【0022】
また、この落とし溝1a,1a…の切欠形状は、この矩形状に限定されるものではなく、三角形状(図6及び図7参照)等の適宜形状に形成しても良く、更には、下鉄筋T1 ,T1 …が入り込み易いように上流側にガイド斜面1a1 を連設させるのが好ましい(図8参照)。
【0023】
更に、この横定規アングル1,1の内側には、それぞれ単管パイプ等の杆材6が沿設されている。この杆材6は、使用される鉄筋が、仮令、周面に環状突起を有する、所謂、異形鉄筋(図示せず)の場合であっても、斯かる環状突起による凹凸に関係なく、一律に同アングル2の上端外縁と面一に整合するように支持するものである。
【0024】
また、この横定規アングル1,1の一遊端側には、鉄筋頭揃え7が架設されている(図1参照)。この鉄筋頭揃え7は、L字状を呈しており、同横定規アングル1,1間に跨るべくクレーンで大量に載置される下鉄筋T1 の一端側を当接させることにより、下鉄筋T1 の頭を均等に整列せしめるものである。
【0025】
一方、縦定規アングル2,2は、図2(a)に示すように、四隅ゲタ4の上にH鋼5とレベル調整体8を介して突設されたL字状の枠材からなり、その長手方向上端に、横定規アングル1と同様、落とし溝(図示せず)が一定間隔に配置されている。
【0026】
前記レベル調整体8は、下鉄筋T1 と上鉄筋T2 とのレベル差L(図2参照)を確保するものであり、両鉄筋T1 ,T2 重合して二方向に交差できるように、高さ調整をしている。
【0027】
更に、この縦定規アングル2にも、横定規アングル1と同様、前述の杆材6,6と、鉄筋頭揃え7が付設されており、上鉄筋T2 が異形鉄筋の場合であっても、アングル2の上端縁と面一に整合すべく落とし溝( 図示せず )に入り込み、かつ、長軸方向の頭揃えが均等にできるように工夫されている。
【0028】
他方、横定規アングル1の勾配調整手段3は、図4に示すように、横定規アングル1の長手方向一端側を回動自在に支持する連結機構3aと、同横定規アングル1の同方向他端側を昇降自在に吊持する昇降機構3bとから構成されている。
【0029】
この連結機構3aは、横定規アングル1の基点側を角度調整(揺動)自在に軸着若しくは枢着するものであり、何段階かに角度保持できるような溝を付けたり、角度表示を付けたりすることもできる。このようにすれば、鉄筋の移動状況により角度の大小、任意調整が簡単にできる。
【0030】
また、昇降機構3bは、鉄筋を吊持するのに使用する小型クレーン等の揚重機に兼用させるものであるが、必要に応じ、ジャッキJ(図6参照)、レバーブロック等を使用しても良い。
【0031】
因に、上鉄筋T2 を支持する縦定規アングル2,2にも、同じ勾配調整手段3が付設されており、横定規アングル1,1と同様、所定勾配に変位させることができるものである。
【0032】
また、この両定規アングル1、2には、使用する鉄筋の太さ(径)に応じて落とし溝1a,1aの大きさを可変せしめる孔溝調整手段9を兼備させるのが良い。この孔溝調整手段9としては、例えば、図4(b)に示すように、前記落とし溝1aの内側及び/又は外側に、前記落とし溝1a,1aとは異径の落とし溝9a,9a…を有するスライド体からなり、斯かるスライド体を左右・上下方向に摺動変位させることにより、径寸の異なる鉄筋や種々の配筋パターンに対応させることができるものである。
【0033】
因に、スライド体を用いるにあたっては、溝の形状を、図4(b)に示すように、45度の傾斜を有する三角溝にするのが好ましい。蓋し、鉄筋の断面が円形(丸)であるため、その径寸に応じて溝の深さと広さが同時に変えられるからである。また、ピッチ等の変更に関しては、定規アングル1、2のみを換えれば良いので、この場合も簡単に対応可能である。
【0034】
このように構成される本発明に係る地組用治具は、図5に示すように、横定規アングル1の長手方向一端側にクレーンワイヤーのフックを係止連結して吊り上げた後、その下に所定高さの突張(馬)10を介在せしめ(図5(a)参照)、然る後、同クレーンワイヤーで一定量の下鉄筋T1 ,T1 …の両端側を均等に吊持して横定規アングル1,1間に転がすだけで(図5(b)参照)、下鉄筋T1 ,T1 が、上流側から下流側に転がる過程で、順次、落とし溝1a,1a…内に収まり、一定間隔に配筋する。尚、鉄筋の状況によっては、溝に落ちるかどうかを確認するための人を配置しておくのが良い。
【0035】
次いで、前記クレーンワイヤーにより他方向の縦定規アングル2,2を吊り上げて斜めにし(図5(c)参照)、同様に突張(図示せず)を介在させた後、下鉄筋T1 ,T1 …と直交する方向に上鉄筋T2 ,T2 …を転がすだけで、同様に、上鉄筋T2 ,T2 …が、上流側より下流側に転がる過程で、順次、縦定規アングル2,2の落とし溝( 図示せず )内に入り込み、一定間隔に配筋できる(図5(d)参照)。
【0036】
次いで、斯かる上下両鉄筋T1 ,T2 …を互いに結束してユニット化した後、複数の玉掛けワイヤーを介して均等にクレーンで吊持し、現場の所定地下底面に移動・設置するだけで、効率良く、しかも、簡単に地組できるのである。
【0037】
次に、本発明に係る鉄筋地組方法の実施の一例を図面を参照しながら、更に詳しく説明する。尚、理解を容易にするため、前述した鉄筋地組用治具の実施例と同一部分は同一符号で示し、構成の異なる処のみを新たな番号を付して以下に説明する。
【0038】
まず、第1工程について説明する。一方向に傾斜させた横定規アングル1,1上に、下鉄筋T1 ,T1 …を転がしながら、同下鉄筋T1 ,T1 …を一定間隔に並べる。
【0039】
この横定規アングル1,1には、前述したように、長手方向上端に落とし溝1a,1a…が一定間隔に配置されており、斜めに角度付けされた横定規アングル1,1上に、所定量の下鉄筋T1 ,T1 …をクレーンで吊り下ろし(図5(b)参照)、上流側から転がり落ちるように接地するのが良い。
【0040】
その際、下鉄筋T1 ,T1 …は、前記鉄筋頭揃え7により均等に位置決めされ、上流側から下流側に転がる過程で、順次、落とし溝1a,1a…内に収まり、一定間隔に配筋されるのである。
【0041】
次に、第2工程について説明する。下鉄筋T1 ,T1 …とは直交する方向に上鉄筋T2 ,T2 …を転がしながら他方向の縦定規アングル2,2に同上鉄筋T2 ,T2 …を一定間隔に並べる。
【0042】
この縦定規アングル2,2は、横定規アングル1,1と直交する方向に所定間隔を介して配置されており、一端側のみをクレーンワイヤー、ジャッキ、馬等の昇降手段等で持ち上げた状態で、同様に、上鉄筋T2 ,T2 …を上流側から転がしながら同上鉄筋T2 ,T2 …を一定間隔に並べるのが良い。また、前記第1工程及び第2工程にあって、横定規アングル1,1及び縦定規アングル2,2には、例えば、使用する鉄筋の太さに応じて落とし溝1aの大きさを可変せしめる前述の三角溝 ( 図4b参照 ) からなる孔溝調整手段9を兼備しているため、仮令、径寸の異なる鉄筋であっても、各定規アングル1,2を取り換えることなく、その径寸に応じて溝の深さと広さが同時に変えられるのである。
【0043】
次に、第3工程について説明する。交差する二方向の鉄筋T1 ,T2 …を止着して単体にユニット化する。止着手段としては、常套の如く継手、金属線等を介して結束するものである。
【0044】
次に、第4工程について説明する。ユニット化された上下二方向の鉄筋T1 ,T2 …を吊持し、現場地下底面等の所定位置に吊り込み、配筋する。吊り込み手段としては、複数の玉掛けワイヤーを介して均等にクレーンワイヤーで吊持するのが良い。
【0045】
このように構成される本発明の鉄筋地組方法は、一度に(纏めて)大量の鉄筋を効率良く、しかも、正確なピッチに配筋できる他、横定規アングル1,1及び縦定規アングル2,2には、使用する鉄筋の太さに応じて落とし溝の大きさを可変せしめる孔溝調整手段9を兼備してあるため、仮令、径寸の異なる鉄筋であっても、各定規アングル1,2を取り換えることなく、その径寸に応じて溝の深さと広さを変えることができ、鉄筋工事の効率化、労務の単純化が図れるのである。
【0046】
尚、本発明に係る地組用治具及びその地組方法は、本実施例に限定されることなく、本発明の目的の範囲内で自由に設計変更し得るものであり、本発明はそれらの全てを包摂するものである。
【0047】
例えば、縦定規アングル1,1と横定規アングル2,2とを一体的に連設し、かつ、その中心に球面軸受機構(例えば、動圧型流体軸受)を介して中心位置で二方向に傾斜できるように定規アングルを支持しても良い。
【0048】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成され、垂直方向に配給される複数の鉄筋を落とし溝を介して所定間隔に支持する対向配置の横定規アングルと、水平方向に配給される複数の鉄筋を落とし溝を介して所定間隔に保持する対向配置の縦定規アングルと、該縦定規アングル及び/又は横定規アングルを所定方向に傾斜せしめる勾配調整手段とを備えてなる鉄筋地組用治具において、前記 縦定規アングル及び/又は横定規アングルが、使用する鉄筋の太さに応じて落とし溝の大きさを可変せしめる孔溝調整手段を兼備してなることによって、定規アングルを取り換えることなく、径寸の異なる鉄筋に対応できるといった効果を奏するものであり、従来の鉄筋地組用治具に比し、鉄筋工事の省力化と効率化が図れる。
【0053】
また、本発明方法により、一度に(纏めて)大量の鉄筋を効率良く、しかも、正確なピッチに配筋できるのみならず、定規アングルに、使用する鉄筋の太さに応じて落とし溝の大きさを可変せしめる孔溝調整手段を兼備したことによって、径寸の異なる鉄筋であっても、定規アングルを取り換えることなく、その径寸に応じて溝の深さと広さが変えられるため、従来の鉄筋地組用治具に比し、より鉄筋工事の効率化が図れるといった効果を奏する。
【0054】
このように本発明の鉄筋地組用治具及びその地組方法は、熟練を要することなく誰にでも簡単かつスピーディーに鉄筋の地組ができるため、鉄筋工事の省力化と効率化が図れ、また、構成が単純であるため、大量生産に適し価格も低廉なものとして需要者に供給できる等、本発明を実施することはその実益的価値が甚だ大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る地組用治具を示す平面図である。
【図2】図2(a)は縦定規アングルの縦断面図、図2(b)は横定規アングルの縦断面図である。
【図3】同横定規アングルの正面図である。
【図4】図4(a)は同横定規アングルの吊持状態を示す説明図、図4(b)は孔溝調整機構を示す説明図である。
【図5】本発明に係る鉄筋地組用治具及び地組方法の動作説明図である。
【図6】勾配調整手段に油圧ジャッキを使用した場合を示す説明図である。
【図7】落とし溝の第二実施例と鉄筋の入り込みを示す説明図である。
【図8】落とし溝の第三実施例と鉄筋の入り込みを示す説明図である。
【図9】従来の外壁取付方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1 横定規アングル
1a 落とし溝
1a1 ガイド斜面
1b 上端縁
2 縦定規アングル
3 勾配調整手段
3a 連結機構
3b 昇降機構
4 四隅ゲタ
5 H鋼
6 杆材
7 鉄筋頭揃え
8 レベル調整体
9 孔溝調整手段
9a 落とし溝
10 突張(馬)
T1 下鉄筋
T2 上鉄筋
Claims (2)
- 垂直方向に配給される複数の鉄筋を落とし溝を介して所定間隔に支持する対向配置の横定規アングルと、水平方向に配給される複数の鉄筋を落とし溝を介して所定間隔に保持する対向配置の縦定規アングルと、該縦定規アングル及び/又は横定規アングルを所定方向に傾斜せしめる勾配調整手段とを備えてなる鉄筋地組用治具において、
前記縦定規アングル及び/又は横定規アングルは、使用する鉄筋の太さに応じて落とし溝の大きさを可変せしめる孔溝調整手段を兼備してなることを特徴とする鉄筋地組用治具。 - 一方向に傾斜させた定規アングル上に下鉄筋を転がしながら同下鉄筋を一定間隔に並べる工程と、下鉄筋とは直交する方向に上鉄筋を転がしながら他方向の定規アングルに同上鉄筋を一定間隔に並べる工程と、交差する上下鉄筋を止着して単体にユニット化する工程と、ユニット化された上下鉄筋を地下底面等の所定位置に吊り込み、配筋する工程とを有する鉄筋地組方法において、前記鉄筋を一定間隔に並べる工程にあって、定規アングルには、使用する鉄筋の太さに応じて落とし溝の大きさを可変せしめる孔溝調整手段を兼備してなることを特徴とする鉄筋地組方法。
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