JP3675604B2 - 粒状物色彩選別機における原料供給装置 - Google Patents

粒状物色彩選別機における原料供給装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、穀粒、樹脂ペレット、コ−ヒ−豆、その他の粒状物の色彩選別機に係り、特に、粒状物色彩選別機における原料供給装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】
従来の粒状物色彩選別機は、原料を縦列状に整列させて流下させる傾斜流下樋と、該傾斜流下樋の下端から一定の流下軌跡を描いて流下する原料の周囲に設けられた、照明手段及び光学検出部を有する光学検出手段と、該光学検出手段の下方で前記流下軌跡に沿った位置に配設された噴射ノズル装置を有する選別手段とを有している。一定の流下軌跡を描いて流下する原料粒子は、光学検出手段によって光学検出され、その検出信号に応じて噴射ノズル装置が作動して不良品粒子(着色粒子、石又はガラス等)が選別(噴選)される。この種の粒状物色彩選別機は、噴選時に不良品粒子と共にその前後、または、重なり合った良品粒子をわずかながら噴き飛ばしてしまうことが避けられないものである。そこで、特開昭63−123482号公報によれば、不良品側粒子に混入する良品粒子の割合を減少させるため、振動フィ−ダ−からの原料粒子を略直立状に落下させる直立管を構成している。これによれば、落下する原料粒子は、該直立管内で重力加速度をつけながら粒間を大きくし、粒子密度を稀薄化する。したがって、不良品粒子とその前後の良品粒子間距離が大きいため、噴射ノズル装置による良品粒子の噴き飛ばしを減少させている。
【0003】
また、前述のように選別(一次選別)された良品粒子が含まれる不良品側粒子を、横送搬送機によって揚穀機に搬送し、該揚穀機によって揚穀して二次選別手段に供給し、該二次選別で選別された良品粒子を再度、前記横送搬送機とは別の横送搬送機によって同じく前記揚穀機とは別の揚穀機に搬送し、該揚穀機にて揚穀して一次選別手段に戻すという粒状物色彩選別装置がある(特開昭61−71878号公報参照)。この様な粒状物色彩選別機は、原料粒子からできるだけ不良品粒子のみを選別するため、良品粒子を含む一次選別された不良品側粒子から更に不良品粒子を二次選別するというものである。
【0004】
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前述のように、不良品側粒子に混入する良品粒子の割合を減少させるために重要なことは粒間を大きくすることで、その手段としては原料粒子が落下する速度を速くすることである。流量が同じであれば、速度が速くなるとそれだけ粒子密度が稀薄化するため、不良品粒子のみを噴選する精度が高くなる。
【0006】
しかしながら、前述の従来の粒状物色彩選別機では原料粒子が落下する速度に限界があるため、粒子密度の稀薄化もこの速度に合わせて限界となる。このように、従来、不良品粒子のみを選別する精度には限界があったため、この業界ではこの選別精度を向上させることが望まれていた。
【0007】
【0008】
【0009】
本発明は、上記課題にかんがみ、流下軌跡を流れる原料粒子を、従来よりも広い粒間にして、不良品粒子のみを確実に選別することを可能にする粒状物色彩選別機における原料供給装置を提供することを技術的課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記課題を解決するため、
被選別物である原料を供給する供給部と、該供給部により供給される原料を移送する移送手段と、該移送手段の終端部の周囲に照明手段及び光学検出部を備える光学検出手段と、該光学検出手段の信号により原料を良品粒子と不良品粒子とに選別する選別手段と、前記供給手段、光学検出手段及び選別手段に接続された制御手段とを有する粒状物色彩選別機において、
前記移送手段に、原料を整列させて滑走させる複数の流路を形成して各流路の終端部を前記光学検出手段に望ませた曲面部を形成するとともに、該曲面部の供給始端側には前記供給部からの原料を加速して供給するスロワーを接続したという技術的手段を講じた。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【発明の実施の形態】
【0017】
【実施例】
本発明の好適な実施例を図1〜図8に基づいて説明する。
【0018】
まず、実施例1を図1及び図2によって説明する。
【0019】
本発明の粒状物色彩選別機1には、原料を供給する原料供給部2、該供給手段2から供給される原料Gを移送する移送手段3、該原料Gを光学検出する光学検出手段4、不良品粒子を噴選する噴射ノズル5装置(選別手段)、良品粒子集穀筒6、不良品粒子集穀筒7、及び、原料供給部2と光学検出手段4と噴射ノズル5に接続された制御装置(図示せず)が構成されている。
【0020】
前記原料供給部2は、原料タンク2aと、原料Gを送穀する送穀部2cと、原料タンク2aと送穀部2cとの間に設けられたロ−タリ−バルブ2bとにより構成されている。前記送穀部2c内部には送穀スクリュ−2dが設けられており、また、該送穀スクリュ−2dの軸2eは、プ−リ−8a、ベルト9、プ−リ−8bを介してモ−タ−10に接続されている。
【0021】
前記送穀部2cには、前記制御装置に接続され、且つ、原料Gを前記移送手段3に加速的に供給する加速供給装置11が接続されている。該加速供給装置11には、両側端の円板11b、11cに板状のブレ−ド11a(複数枚)が固定されたスロワー12(ブレ−ド体)が設けてある。前記円板11cには中心部分に円形の穴11dが設けられ、また、前記送穀スクリュ−2dの軸2eは、前記穴11dを通って前記円板11bの中心部分に固定されている。よって、前記スロワー12は前記軸2eと一体的に固定されている。
【0022】
前記加速供給装置11には前記移送手段3が接続されており、該移送手段3は、断面が筒状で長手方向に向かって湾曲形状に形成されている。該移送手段3は、原料Gが滑走する滑走面3aを構成し、該滑走面3aは、原料を整列させる整列板3bを複数枚構成し、かつ、下方に向かって湾曲した形状(曲面部3c)に構成されている。
【0023】
前記スロワー12(加速供給装置11)は原料Gが割れない周速度で投げ出すように作動させる。スロワー12から放出された以降の前記移送手段3の湾曲形状(曲面部3c)については、原料Gが該移送手段3から放出される時に必要な速度(V)となるように湾曲形状の半径(R)が決定されている。また、周速度はスロワー12の半径(r)と回転数(rpm)により決まる。同じ周速度のとき、原料Gの放出(排出)される時の速度(V)は、湾曲形状の半径(R)値が小さくなる程遅くなる。前記移送手段3の湾曲形状については、原料Gが放出される時の速度(V)が必要な速度(R)となるように適宜決定すればよく、半径(R)の値を部分的に変えたり、部分的に直線形状にしたりしてもよい。
【0024】
次に、前記移送手段3の終端部には、光源4a、バックグランド4b及び受光素子4cを設けた光学検出手段4が配設されており、また、該光学検出手段4は原料Gを光学検出する。
【0025】
次に、前記移送手段3の終端部から放出された原料Gは、流下軌跡Aを描きながら流下し、該流下軌跡Aに沿って噴射ノズル装置5が配設されている。該流下軌跡Aに沿って、良品粒子が集穀される良品粒子集穀筒6が配設されている。また、前記噴射ノズル装置5の噴射方向には、噴選による不良品粒子が集穀される不良品粒子集穀筒7が配設されている。
【0026】
次に、実施例2を図3に基づいて説明する。実施例2の粒状物色彩選別機1は、一次選別された不良品粒子(良品粒子が混入されている)から良品粒子を再選別(二次選別)を行うものであり、一次選別を行う一次選別部13と二次選別を行う二次選別部14とから構成されている。前記一次選別部13は、原料供給部13a、加速供給装置13b、移送手段13c、光学検出手段13d、噴射ノズル装置13e(第一選別手段)、良品粒子集穀筒13f、不良品粒子集穀筒13g、及び制御装置(図示せず)を構成し、また、二次選別部14も同じく原料供給部14a、加速供給装置14b、移送手段14c、光学検出手段14d、噴射ノズル装置14e(第二選別手段)、不良品粒子集穀筒14f、良品粒子集穀筒14g、及び制御装置(図示せず)を構成している。
【0027】
前記原料供給部13aは前述の原料供給部2と同じく構成された上で、原料タンク130bには、前工程から被選別物である原料を供給する原料通路130aと、上方から降りてくる前記良品粒子集穀筒14gとが接続されている。また、前記原料供給部14aも原料供給手段2と同じく構成された上で、原料タンク140bは同じく上方から降りてくる前記不良品粒子集穀筒13gが接続されている。前記加速供給装置13bには移送手段13cが上方に向かって接続されており、該移送手段13cは、断面が筒状に形成され、接続部から長手方向に向かって略直線形状とし、終端部付近では下方に向かった湾曲形状(曲面部13n)に形成されている。また、該移送手段13cにおける原料Gの滑走面13h、13iのそれぞれには、原料Gの整列板13j、13kが設けられている。前記滑走面13hには、滑走してきた原料Gを、前記滑走面13iに向かわせる変更板13mが設けてある。同様に、前記二次選別部14の移送手段14cも前記一次選別部13の移送手段13cと同じ構成に成されている。実施例2では、前記原料供給タンク130bを前記噴射ノズル装置14e(二次選別手段)の下方(ほぼ真下)に配設させ、同じく前記原料供給タンク140bも前記噴射ノズル装置13e(一次選別手段)の下方(ほぼ真下)に配設させている。
【0028】
次に、実施例3について説明する。
【0029】
前記原料供給タンク130bと前記噴射ノズル装置14e、並びに、前記原料供給タンク140bと前記噴射ノズル装置13eの配置関係については、互いにほぼ上下の位置関係でなくてもよい。すなわち、不良品粒子集穀筒13g、良品粒子集穀筒14gを直に該原料タンク130b、140bに接続すればよい。例えば、図4に示すように(符号は図3と同様にして説明する)、噴射ノズル装置13e(一次選別手段)は原料タンク140bの上方(ほぼ真上)に配設されてはおらず、左上に配設され、また、不良品粒子集穀筒13gが直接原料タンク140bに向かって左上から傾斜しながら接続されている。また、同様に、二次選別部14についても、噴射ノズル装置14e(二次選別手段)は原料タンク130bの右上に配設され、また、良品粒子集穀筒14gは直接原料タンク130bに向かって右上から傾斜しながら接続されている。
【0030】
次に、実施例4を図5に基づいて説明する。該実施例4は、実施例1の変形例である(符号は、図1の符号を一部兼用して説明する)。特徴とする点は、加速供給手段11に断面を筒状にした移送手段3を接続し、該移送手段3の接続部付近に開口部15を設けた点と、該移送手段3の終端部手前に設けた光学検出用筒部16aに光学検出手段4を設けた点と、噴射ノズル装置5に対向した位置に集塵装置17を設けた点である。前記光学検出手段4は、バックグランド4b、透光板19a、光源となる発光ダイオ−ド(LED)18、及びCCDセンサ−19(受光素子)とから構成され、互いに対向して設けられている。
【0031】
次に、該光学検出手段4が設けられた光学検出用筒部16aの断面形状について説明すると、該光学検出用筒部16aは、前記移送手段3に形成された筒状16に連続して設けられ、透光板19a、19bと側板19d、19dにより構成されている。前記透光板19a、19bの形状を図6の(A)〜(D)により説明する。該透光板19bは平板状に形成され、また、透光板19aは、平板状((A)参照)、原料Gを整列させて滑走させる複数のチャンネル19cを形成し、該各チャンネル19cの断面形状を略コ字状((B)参照)、同じく各チャンネル19cの断面形状を略U字状((C)参照)、同じく各チャンネル19cの断面形状を略V字状((C)参照)とするいずれかの形状とする。また、前記透光板19aと透光板19bを一体的に接続し、前記各チャンネル19cを、筒状(図示せず)に形成してもよい。
【0032】
次に、実施例5を図7に基づいて説明する。
【0033】
前述の移送手段3、13c、14cは、断面を筒状として長手方向に伸びる構成とされているが、これに限ることはない。図7の(A)、(B)に示すように(符号は、図1の符号を一部兼用して説明する)、移送手段3は、滑走面3aと対向する面を開放させたり((A)参照)、開放する部分(面)にスライド式の開閉蓋20((B)参照)を設けるようにしてもよい。
【0034】
前述の加速供給装置11、13b、14bは、スロワーより構成された装置であったが、これに限定されるものではなく原料Gを機械的に跳ね上げる手段であれば何でもよい。また、エア−供給手段を設けて原料Gを加速させる構成にしてもよい。前記加速供給装置として前記エア−供給手段を用いた例を図8(実施例6)に示す(符号は、図1の符号を一部兼用して説明する)。実施例6の粒状物色彩選別機1は、移送手段3に加速供給手段として送風ファン21(圧縮エア−供給手段でもよい)を接続し、該移送手段には、原料タンク2aとロ−タリ−バルブ2bとにより構成された原料供給部2が接続されている。前記移送手段3には、原料Gが滑走する滑走面23a、23bと、原料Gを整列させる整列板3bとを構成し、該滑走面23aには滑走する原料Gを滑走面23aから滑走面23bに方向を変更する変更板22が設けられている。
【0035】
また、前述の整列板についても、設ける箇所については設計者が適宜選択できるものである。
【0036】
次に、上記実施例における作用について説明する。
【0037】
まず、実施例1の粒状物色彩選別機1の作用を図1及び図2に基づいて説明する。原料タンク2aに供給された原料Gは、ロ−タリ−バルブ2bによって供給量が調整されながら送穀部2に供給される。そして、該原料Gは、前記モ−タ−10の動力によって回動する送穀スクリュ−2dによって送穀され、スロワー12の円板11cの穴11dを通って前記加速供給装置11に供給される。前記スロワー12は前記送穀スクリュ−2dと一体に回転し、原料Gは、前記ブレ−ド11aによって跳ね上げられて前記移送手段3に加速的に送り込まれる。該スロワー12の回転数の変更は、前記モ−タ−10の回転数を変更させて行い、また、前記加速供給装置11への原料供給量は、前述の様にロ−タリ−バルブ2bの調整によって行われる。
【0038】
そして、前記移送手段3に送り込まれた原料粒子は、滑走面3aを前記整列板3bによって整列され、かつ、該滑走面3aの形状に案内されながら滑走する。また、原料粒子は、前記加速供給手段11によって従来の落下する速度よりも遥かに速い速度で加速的に跳ね上げられるため、従来よりも更に稀薄化状態で前記移送手段3に送り込まる。すなわち、原料粒子は、粒子と粒子が重なり合った状態である(X部参照)が、湾曲した前記滑走面3a(曲面部3c)を滑走して行くに連れて遠心力作用を受ながら重なり合いが無くなって一層状になると共に、粒間が広く(Y部参照)される。そして、原料粒子は、滑走面3aの終端部から従来よりも粒間を広くし、かつ、一層状で放出されるのである。放出された原料粒子は、流下軌跡Aに沿って流下して前記光学検出部4によって光学検出され、該光学検出値に応じて前記噴射ノズル装置5は不良品粒子G2を噴選する。該噴射ノズル装置5は、流下軌跡Aに沿って、従来よりも粒間を広くし、かつ、一層状の原料粒子を噴選するため、不良品粒子G2のみが確実に噴選される。そして、噴選された不良品粒子G2は不良品粒子集穀筒7に集穀され、また、良品粒子G1は良品粒子集穀筒6に集穀される。
【0039】
また、前記加速供給手段に送る原料の量を、前記ロ−タリ−バルブ2bの調整によって増加させても、スロワー12の回転数を上げることにより(周速度向上)、前記移送手段より放出される原料粒子は、前述のように従来よりも粒間を広くし、一層状で選別手段(噴射ノズル装置5)に送り込まれる。
【0040】
次に、実施例2の粒状物色彩選別機1の作用を図3に基づいて説明する。
【0041】
実施例2の粒状物色彩選別機1において、原料Gは、(前記一次選別部13の)原料タンク130bに原料通路130aを通って前工程から直接供給される。該原料タンク130bの原料Gは、前述の実施例1と同様にして加速供給装置13bに供給され、該加速供給装置13bから移送手段13cに従来の落下速度よりも遥かに速い速度で加速的に跳ね上げられて(揚穀作用)、従来よりも更に稀薄化状態で前記移送手段13cに送り込まる。そして、原料Gは、滑走面13h(変更板13mを含む)、滑走面13i(曲面部13n)に案内され、かつ、前記整列板13j、13kによって整列されながら滑走する。また、下方に湾曲された該滑走面13i(曲面部13n)を滑走する原料粒子は、遠心力作用によって、従来よりも粒間を広くし、かつ、一層状にされる。そして、前記滑走面13iの終端部から放出された原料粒子は、前記光学検出手段13dによって光学検出され、また、該光学検出値に応じて前記噴射ノズル装置13eによって不良品粒子G2(良品粒子G1を含む)が噴選(一次選別)される。このとき前記実施例1でも述べたように、原料粒子は流下軌跡Aを従来よりも粒間を広くし、かつ、一層状で流下するため、前記噴射ノズル装置13eは確実に不良品粒子G2だけを噴選することになる。噴選された不良品粒子G2は、前記不良品粒子集穀筒13gを通って、前記噴射ノズル装置13eの下方(ほぼ真下)にある(前記二次選別部14の)原料タンク140bに流下して供給される。また、良品粒子G1は良品粒子集穀筒13fに集穀される。
【0042】
そして、一次選別された不良品粒子G2は、前述の一次選別部13と同様な作用で、前記加速供給装置14b、前記移送手段14cを通って、該移送手段14cから放出される。そして、従来よりも粒間を広くし、かつ、一層状で放出された原料粒子は、前記光学検出手段14dによって光学検出され、該光学検出値に応じて前記噴射ノズル装置14eによって良品粒子G1だけが噴選(二次選別)される。該噴選された良品粒子G1は、前記良品粒子集穀筒14gを通って、前記噴射ノズル装置14cの下方(ほぼ真下)にある(前記一次選別部13の)原料タンク130bに流下して供給される。また、不良品粒子G2は不良品粒子集穀筒14fに集穀される。
【0043】
次に、実施例3の作用について図4に基づいて説明する。実施例3は前記実施例2の変形例である。前記噴射ノズル装置13eが噴選した不良品粒子G2は、(前記二次選別部14の)前記原料タンク140bに、左上方向から前記不良品粒子集穀筒13gを通って供給される。また、同じように、前記噴射ノズル装置14eが噴選した良品粒子G1は(一次選別部13)前記原料タンク130bに右上方向から前記良品粒子集穀筒14gを通って供給される。その他の作用については、前述の実施例3と同様であるため説明を省略する。
【0044】
次に、実施例4の作用について図5に基づいて説明する。実施例4は前記実施例1の変形例である。前記加速供給装置11は、原料Gを移送手段3に跳ね上げ供給すると共に、エア−も該移送手段3に供給する。該移送手段3に供給されたエア−は、一部が前記開口部15から排出され、残りが該移送手段3の筒部16を通って光学検出用筒部16aに送り込まれる。また、該移送手段3に跳ね上げ供給された原料粒子は、滑走面3a(曲面部3c)を滑走しながら前記光学検出用筒部16aに供給される。該光学検出用筒部16aの透光板19aには、前記原料粒子が滑走すると共に、エア−が当たるため、粉塵が押し流されて付着しない。また、光学検出用筒部16aの側板19d、19dと透光板19bにも、エア−が当たるため粉塵が押し流され付着されない。原料粒子は、前記光学検出用筒部16aで光学検出手段4により光学検出された後、従来よりも粒間を広くし、かつ、一層状で流下軌跡Aを流下し、前記噴射ノズル装置5によって不良品粒子G2のみが噴選される。そして、良品粒子は良品粒子集穀筒6に集穀される。前記移送手段3を通過して筒部16から排出されるエア−と粉塵は、前記集塵装置17に集塵される。
【0045】
本実施例4は、前記開口部15によって筒部16から原料粒子と共に放出されるエアー量を減らすことができるので、該噴射ノズル装置5の噴風は、該エアーに負けることなく粒子を噴選することができる。該開口部15の大きさ等は、設計者が適宜設定するとよい。
【0046】
次に、実施例5の作用について図7に基づいて説明する。前記加速供給装置11から送り込まれた前記移送手段3内のエア−を排出する他の手段としては、前記図7(A)、(B)に示す様にしてもよい。該図7(A)の手法は、エア−が滑走面3aの対面側の開放部より放出される。また、該図7(B)の手法は、前記滑走面3aの対向側に設けられた開閉蓋20を開閉調整し、放出するエア−量を調整するものである。
【0047】
次に、実施例6の作用について図8に基づいて説明する。前記ファン21は、移送手段3内にエア−を供給する。原料Gは、原料タンク2aからロ−タリ−バルブ2bを通って前記移送手段3内に送り込まれ、前記エア−の力によって滑走面23a、23bを滑走し、移送手段3から放出されて光学検出手段4によって光学検出される。
【0048】
【発明の効果】
本発明の粒状物色彩選別機における原料供給装置によれば、移送手段に、原料を整列させて滑走させる複数の流路を形成して各流路の終端部を前記光学検出手段に望ませた曲面部を形成するとともに、該曲面部の供給始端側には供給部からの原料を加速して供給するスロワーを接続したことにより、スロワーによって曲面部に加速的供給された原料は、曲面部の各流路に沿って整列して滑走する際に遠心作用を受けて重なり合いのない一層状態になり、かつ、原料粒子間隔を広くした状態(稀薄状態)となって曲面部の終端部から高速放出される。よって、選別手段に移送された原料は一層状態でかつ稀薄状態であるので、良品を巻き添えにすることなく不良品粒子のみ選別することができることになり選別精度が向上する。また、原料の流量(選別処理量)を増やしたいときにはスロワーの周速度を上げることにより、前述と同様に、選別手段に原料粒子を一層状態でかつ稀薄状態にして供給することができるので、選別精度が低下することがない。
【0049】
【0050】
【0051】
【0052】
【0053】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1を示す粒状物色彩選別機における原料供給装置の断面図
【図2】 本発明の実施例1のA−Aを示す断面図
【図3】 本発明の実施例2を示す粒状物色彩選別機における原料供給装置の断面図
【図4】 本発明の実施例3を示す粒状物色彩選別機における原料供給装置の断面図
【図5】 本発明の実施例4を示す粒状物色彩選別機における原料供給装置の断面図
【図6】 本発明の実施例4のB−Bを示す断面図
【図7】 本発明の実施例5を示す粒状物色彩選別機における原料供給装置の断面図
【図8】 本発明の実施例6を示す粒状物色彩選別機における原料供給装置の断面図
【符号の説明】
1 粒状物色彩選別機
2 原料供給部
2a 原料タンク
2b ロ−タリ−バルブ
2c 送穀部
2d 送穀スクリュ−
2e 軸
3 移送手段
3a 滑走面
3b 整列板
3c 曲面部
4 光学検出手段
4a 光源
4b バックグランド
4c 受光素子
5 噴射ノズル装置(選別手段)
6 良品粒子集穀筒
7 不良品粒子集穀筒
8a プ−リ−
8b プ−リ−
9 ベルト
10 モ−タ−
11 加速供給装置(加速供給手段)
11a ブレ−ド
11b 円板
11c 円板
12 スロワー(ブレ−ド体)
13 一次選別部
13a 原料供給部
13b 加速供給装置(加速供給手段)
13c 移送手段
13d 光学検出手段
13e 噴射ノズル装置(一選別手段)
13f 良品粒子集穀筒
13g 不良品粒子集穀筒
13h 滑走面
13i 滑走面
13j 整列板
13k 整列板
13m 変更板
13n 曲面部
14 二次選別部
14a 原料供給部
14b 加速供給装置(加速供給手段)
14c 移送手段
14d 光学検出手段
14e 噴射ノズル装置(二次選別手段)
14f 不良品粒子集穀筒
14g 良品粒子集穀筒
14n 曲面部
15 開口部
16 筒部
16a 光学検出用筒部
17 集塵装置
18 発光ダイオ−ド
19 CCDセンサ−
19a 透光板
19b 透光板
19c チャンネル
19d 側板
20 開閉蓋
21 ファン
22 変更板
23a 滑走面
23b 滑走面
130a 原料通路
130b 原料タンク
140b 原料タンク
A 流下軌跡
G 原料
G1 良品粒子
G2 不良品粒子

Claims (1)

  1. 被選別物である原料を供給する供給部と、該供給部により供給される原料を移送する移送手段と、該移送手段の終端部の周囲に照明手段及び光学検出部を備える光学検出手段と、該光学検出手段の信号により原料を良品粒子と不良品粒子とに選別する選別手段と、前記供給手段、光学検出手段及び選別手段に接続された制御手段とを有する粒状物色彩選別機において、
    前記移送手段に、原料を整列させて滑走させる複数の流路を形成して各流路の終端部を前記光学検出手段に望ませた曲面部を形成するとともに、該曲面部の供給始端側には前記供給部からの原料を加速して供給するスロワーを接続したことを特徴とする粒状物色彩選別機における原料供給装置。
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