JP3675012B2 - 摺動式スイッチ接点 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スライド操作、プッシュ操作等により切換を行う摺動式スイッチ接点に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子機器の小形・高密度化に伴い、使用される電子部品も小形で高精度のものが要求されるようになり、信号切換用のスイッチにおいてもこのような条件を満たすものが求められている。
【0003】
従来の一般的な摺動式スイッチ接点を図4および図5により説明する。
同図において、1は成形樹脂製のスイッチ接点基板で、その上面には長さの異なる三つの固定接点2A,2B,2Cがインサート成形により固定され、各々の接点と連結した接続端子3A,3B,3Cが外方へ突出している。
【0004】
そして、上記各固定接点2A,2B,2Cの中心線上に弾接する弾性接点部4A,4B,4Cを備えた可動接点4がスイッチ接点基板1に対向して配され、図5に示すように、可動接点4が固定接点2A,2B,2Cの中心線に沿って左右方向に摺動することにより、弾性接点部4A,4B,4Cが各固定接点2A,2B,2C相互間(各接続端子3A,3B,3C相互間)を短絡し、スイッチ切り換えされる。
【0005】
すなわち、図5において、可動接点4が(a)の位置にある場合には固定接点2A,2B間(接続端子3A,3B間)が短絡され、可動接点4が(b)の位置にある場合には固定接点2B,2C間(接続端子3B,3C間)が短絡される。
【0006】
言いかえると、中央の接続端子3Bをコモン端子として両側の接続端子3A,3Cとの間でスイッチ切り換えされる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成の摺動式スイッチ接点では、固定接点2A,2B,2Cおよび可動接点4の弾性接点部4A,4B,4Cが三列に配列されているため巾の広い接点構成であると共に、可動接点4の三つの弾性接点部4A,4B,4Cは三つの弾性脚部で構成されているので、脚部の加工および加工後の変形防止管理が難しいという課題を有していた。
【0008】
本発明はこのような従来の課題を解決するものであり、巾の狭い構成でしかも可動接点の管理が容易な摺動式スイッチ接点を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の摺動式スイッチ接点は、固定接点を田の字形に配列された四つの接点で構成し、四つの接点のうち斜め方向の二つの接点を短絡してコモン接点とすると共に、可動接点の互いに導通した二つの弾性接点部を、左右または上下の隣接する固定接点に各々弾接させて田の字形の上下方向または左右方向に摺動させるようにしたものであり、摺動式スイッチ接点の巾を狭くできると共に、可動接点の弾性脚部の変形防止管理を容易にすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、同一平面上に田の字状に配列された四つの接点のうち、斜め方向の二つの接点を短絡してコモン接点とした固定接点と、互いに導通した二つの弾性接点部が上下または左右の隣接する固定接点に各々弾接し、田の字形の左右方向または上下方向に摺動する可動接点からなる摺動式スイッチ接点としたものであり、固定接点および可動接点の弾性接点部が二列に配列されているため、巾の狭い接点構成であると共に、可動接点の弾性接点部は二つの弾性脚部で構成されるので、脚部の加工および加工後の変形防止管理が容易であるという作用を有する。
【0011】
以下、本発明の一実施の形態について、図1および図2を用いて説明する。
図1は同実施の形態による摺動式スイッチ接点の斜視図であり、同図において、11は従来例と同様の成形樹脂製のスイッチ接点基板で、その上面には、田の字形に四つの固定接点12A,12B,12C,12Dがインサート成形により固定されており、このうち斜め方向に位置する二つの固定接点12B,12Cはその隣接する角部を短絡部14により一体的に接続して導通されてコモン接点を形成すると共に、上記固定接点12A,12B,12Dと連結した接続端子13A,13B,13Cが外方へ突出している。
【0012】
そして、上記固定接点12A,12Bの中心線上および固定接点12C,12Dの中心線上に弾接する弾性接点部15Aおよび15Bを備えた可動接点15がスイッチ接点基板11に対向して配され、図2に示すように、可動接点15が固定接点12A,12Bおよび12C,12Dの中心線に沿って左右方向に摺動することにより、各固定接点12A,12C間および固定接点12B,12D間を短絡してスイッチ切り換えを行う。
【0013】
すなわち、図2において、可動接点15が(a)の位置にある場合には固定接点12A,12C間(接続端子13A,13B間)が短絡され、可動接点15が(b)の位置にある場合には固定接点12B,12D間(接続端子13B,13C間)が短絡される。
【0014】
言いかえると、中央の接続端子13Bをコモン端子として両側の接続端子13A,13Cとの間でスイッチ切り換えされ、従来例と同様の動作をするものである。
【0015】
以上のように本発明によれば、固定接点12A,12B,12C,12Dおよび可動接点15の弾性接点部15A,15Bが二列の配列でよいため、摺動式スイッチ接点を狭い巾で構成することができると共に、可動接点15の弾性脚部の数が二つであるので、脚部の加工および加工後の変形防止管理が容易である。
【0016】
更に、この摺動式スイッチ接点の巾を狭くできるということは、図3に示すように、スイッチの回路がc,dの並列二回路で構成されるような構成の場合に、より大きな効果を発揮するものである。
【0017】
なお、以上の実施の形態の説明においては、成形樹脂製のスイッチ接点基板11上に固定接点12A,12B,12C,12Dをインサート成形により固定する場合を説明したが、これは、金属箔を貼り合わせた絶縁基板をエッチング加工して形成してもよいことは勿論である。
【0018】
【発明の効果】
以上のように本発明による摺動式スイッチ接点は構成されるため、巾の狭い構成でしかも可動接点の管理が容易なものとなり、貢献度の大きなものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による摺動式スイッチ接点の斜視図
【図2】同平面図
【図3】本発明の他の実施の形態による摺動式スイッチ接点の平面図
【図4】従来の摺動式スイッチ接点の斜視図
【図5】同平面図
【符号の説明】
11 スイッチ接点基板
12A,12B,12C,12D 固定接点
13A,13B,13C 接続端子
14 短絡部
15 可動接点
15A,15B 弾性接点部
Claims (1)
- 同一平面上に田の字状に配列された四つの接点のうち、斜め方向の二つの接点を短絡してコモン接点とした固定接点と、互いに導通した二つの弾性接点部が上下または左右の隣接する固定接点に各々弾接し、田の字形の左右方向または上下方向に摺動する可動接点からなる摺動式スイッチ接点。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33649295A JP3675012B2 (ja) | 1995-12-25 | 1995-12-25 | 摺動式スイッチ接点 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33649295A JP3675012B2 (ja) | 1995-12-25 | 1995-12-25 | 摺動式スイッチ接点 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09180564A JPH09180564A (ja) | 1997-07-11 |
JP3675012B2 true JP3675012B2 (ja) | 2005-07-27 |
Family
ID=18299697
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33649295A Expired - Fee Related JP3675012B2 (ja) | 1995-12-25 | 1995-12-25 | 摺動式スイッチ接点 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3675012B2 (ja) |
-
1995
- 1995-12-25 JP JP33649295A patent/JP3675012B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09180564A (ja) | 1997-07-11 |
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