JP3674836B2 - 端末アダプタおよび端末アダプタ管理システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電話機などのユーザ端末機器を通信網に接続する端末アダプタに関し、特に、固定接続機能、自動ダイヤル機能及びルーティング機能を有する端末アダプタに関する。また、本発明は、上記機能に関連して端末アダプタのメモリに格納される回線接続情報や料金テーブルの初期設定及び更新をサービスセンタから通信網を介して実施する端末アダプタ管理システムに関する。
【0002】
【関連する背景技術】
電話通信業者(以下、CCと称する)たとえばNTTが提供する公衆通信網に加えて、新たな電話通信事業者(以下、NCCと称する)により数多くの通信網(以下、特定の通信網またはNCC通信網と称する)が敷設され、各種ユーザの利用に供されている。また、デジタル通信網(例えばISDN網)へのユーザ端末機器(例えば電話機)の接続には、一般にDSU機能付きの端末アダプタが用いられる。
【0003】
NCC通信網を介して電話機を相手先電話機に回線接続する場合、ユーザは、NCCを特定する事業者識別番号[00XX](以下、NCC識別番号という)及び相手先電話番号を電話機から手動入力する。この手動入力に応じて端末アダプタから公衆通信網へNCC識別番号が送出され、端末アダプタが公衆通信網を介してNCC交換機に接続される。次に、端末アダプタから相手先電話番号が送出され、公衆通信網及びNCC通信網を介する端末アダプタと相手先端末機器との回線接続が開始される。
【0004】
端末アダプタには、相手先電話番号が手動入力された際にNCC識別番号を必要に応じて自動的に送出する自動ダイヤル機能を備えたものがあるが、複数のNCC通信網を自動ダイヤルで選択的に利用するには、現状では、これらのNCC通信網にそれぞれ適合する複数の端末アダプタを切換器を介して加入者線に接続しておき、NCC通信網を利用する際に必要に応じて切換器を切換操作して所要の端末アダプタを選択する必要がある。従って、多数のNCC通信網が提供されている状況下においても、これらのNCC通信網の選択的利用を個々のユーザが簡便に利用可能であるとは言えない。
【0005】
また、個々のユーザの要請に基づいてCC交換機に登録されたNCC識別番号をCC交換機が自動送出するいわゆる優先接続サービスが検討されているが、この様なサービスを実効あらしめるには、個々のユーザが多数のNCC通信網を簡便に選択利用可能なことが望ましい。
更に、電話機の一利用形態として常に一定の相手先電話番号を呼び出す固定接続(直通電話)があり、また、別の利用形態として利用料金が低廉な通信網を選択することもある。個々のユーザにとってこの様な各種サービスを簡便に利用できれば便宜である。
【0006】
本発明の目的は、固定接続機能(直通電話機能)、自動ダイヤル機能(付加情報送出機能)およびルーティング機能を備えて、種々の形態で個々のユーザ端末機器を簡便に利用可能とする端末アダプタを提供することにある。
【0007】
本発明の別の目的は、固定接続機能、自動ダイヤル機能及びルーティング機能に関連して端末アダプタのメモリに格納される回線接続情報や料金テーブルの初期設定及び更新をサービスセンタから通信網を介して実施可能とし、また、個々のユーザ間で異なることはもとより各ユーザの家族構成などの環境の変化によっても種々に変わり得るユーザ毎の通信網利用形態に適合する通信環境をきめ細かく且つ簡便に構築可能とする端末アダプタ管理システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明による端末アダプタは、メモリに予め記憶しておいた第1回線接続情報としての相手先電話番号をユーザ端末機器がオフフックされたときにメモリから読み出して加入者線に送出する第1機能と、ユーザ端末機器を介して相手先電話番号が入力されたときに相手先電話番号の送出に先だって、メモリに予め記憶しておいた第2回線接続情報をメモリから読み出して送出する第2機能と、相手先電話番号が入力されたときに、ユーザが利用契約した特定の通信事業者により提供される特定の通信網との回線接続に供され且つメモリに予め記憶しておいた第3回線接続情報を相手先電話番号の送出に先だってメモリから読み出して送出する第3機能とを選択的に実行する通信制御部を備えることを特徴とする。
【0009】
本発明の端末アダプタによれば、通信制御部が第1機能を実行するように端末アダプタをセットしておくと、ユーザ端末機器たとえば電話機がオフフックされる度に常に一定の相手先電話番号が呼び出される。即ち、固定接続機能が実現される。
第2機能が実行されるように端末アダプタをセットしておけば、通信網との回線接続に際して要求される発信者IDやパスワードなどの付加情報(第2回線接続情報)が自動送出され、ユーザによる付加情報入力が不要で便宜である。また、第2回線接続情報として本発明ではNCC識別番号をメモリに予め格納しておくので、手動入力された相手先電話番号がNCC通信網の利用を企図したものであれば、NCC識別番号が端末アダプタから自動送出される。すなわち、自動ダイヤル機能が奏される。また、端末アダプタが、請求項3に記載のように料金テーブルを有して通信時間帯や相手先の通信地域などに応じて通信費用が最も低廉になるNCC通信網を選択する最低料金経路選択機能を具備する場合、最低料金経路選択機能により第2回線接続情報としてNCC識別番号が決定され、最低料金で利用可能なNCC通信網に係るNCC識別番号が自動送出される。
【0010】
第3機能が実行されるように端末アダプタをセットしておけばNCC通信網の利用に際して必要な第3回線接続情報が自動送出される。この第3回線接続情報としてNCC交換機識別番号たとえば請求項2記載のようにNCC交換機電話番号を格納しておけば、ユーザ端末機器のオフフックに応じて第1番目のNCC交換機電話番号の自動送出が行われ、加入者線交換機による通常のルーティングによることなしにNCC交換機へのルーティングが行われ、NCC通信網との回線接続が試みられる。そして、回線接続が確立されるまで、必要に応じて第2番目以降のNCC交換機電話番号が順次送出される。また、最低料金経路選択機能との組合せにより、利用料金が低廉である順に回線接続を試みることもできる。
【0011】
NCC識別番号送出に応動する加入者線交換機により通常のルーティングを行う通信システムの場合、各NCCは、NCC網の運用開始に先だって政府機関からNCC識別番号の認可を受けると共にCCに対して非常に多数のCC交換機へのNCC識別番号の登録を依頼する必要があり、そのために莫大な費用と時間を要すし、また、NCC網の利用に際して、ユーザは、ユーザ端末機器をNCC網に接続するCCのサービスに対して高額な料金を支払うことになるが、上述のように端末アダプタからNCC交換機識別番号たとえばNCC交換機電話番号を自動送出する本発明によれば、加入者線交換機によるルーティングに依存することなく、端末アダプタ(ユーザ端末機器)とNCC交換機とが回線接続される。
【0012】
本発明の端末アダプタは種々に構成可能であり、その具体例は以下のとおりである。
端末アダプタの第2及び第3機能に関連して、ユーザ端末機器の自局市内局番を含む市外局番または事業者識別番号または公衆通信網を利用すべき電話番号を列挙したフォーンテーブルがメモリに格納され、また、手動入力された相手先電話番号またはその上位数桁がフォーンテーブルに列挙された電話番号または市外局番または事業者識別番号のいずれかに一致した場合、通信制御部は、市外局番または事業者識別番号を送出せずに前記相手先電話番号を送出する。この具体例によれば、たとえば公衆通信網を利用すべき相手先電話番号が入力されたときには、公衆通信網を介する回線接続が直ちに開始され、また、ユーザが利用契約していない電話通信事業者に係る事業者識別番号の送出は行われない。
【0013】
端末アダプタの第2機能に係る別の具体例では、複数の事業者識別番号を列挙したアディッションフォーンテーブルと、通信網の利用料金体系情報を利用条件および事業者名または事業者識別番号または交換機識別番号に対応づけて列挙した料金テーブルとがメモリに格納され、相手先電話番号の手動入力に応動する通信制御部により、交換機から発信音が返ってくるまで、例えば事業者識別番号が料金テーブルに基づいて決定された順序で順次送出され、発信音が返ってきたときには、手動入力された相手先電話番号が送出される。そして、アディッションフォーンテーブルに基づき最後に決定した事業者識別番号を送出したときに発信音が返ってこなければ、手動入力された相手先電話番号を送出する。この具体例によれば、利用料金が最も低い通信網を介する回線接続が試みられ、交換機から発信音が返ってこない場合には利用料金が次に低い通信網を介する回線接続を試みられる。そして、最後に決定された交換機識別番号の送出に対して発信音が返ってこない場合に公衆通信網を介する回線接続が開始される。
【0014】
端末アダプタの第3機能に係る別の具体例では、複数の交換機識別番号たとえば交換機電話番号を列挙したルーティングフォーンテーブルがメモリに格納され、相手先電話番号の手動入力に応動する通信制御部により、交換機から電話番号入力待機状態を表す発信音が返ってくるまで、ルーティングフォーンテーブルでの列挙順序で交換機電話番号が順次送出され、発信音が返ってきたときには前記手動入力された相手先電話番号が送出される。そして、ルーティングフォーンテーブルの最後に列挙された交換機電話番号を送出したときに発信音が返ってこなければ、相手先電話番号が送出される。この具体例では、ユーザの利用優先度が高い通信網との回線接続が試みられ、交換機から発信音が返ってこない場合には優先度が次に高い通信網との回線接続が試みられ、ルーティングフォーンテーブルに列挙された交換機電話番号の全てを順次送出しても発信音が返ってこないときには、公衆通信網を介する回線接続が開始される。ルーティングフォーンテーブルは、例えば、市外局番または国際電話に係る国番号や相手先支払い電話番号(フリーダイヤル番号)の各々と所要数の交換機識別番号とを対応づけたもので良い。この場合、市外電話、国際電話やフリーダイヤル電話に際して市外局番、国番号やフリーダイヤル番号の手動入力に応じて適宜の通信網を利用優先順に選択しつつ回線接続が試みられることになる。
【0015】
更に別の具体例に係る端末アダプタでは、料金データベースシステムやサービスセンタから利用料金体系情報の送出のためのアクセスがあったとき、通信制御部は、料金データベースシステムから送出される利用料金体系情報を前記メモリのダウンロード領域に格納し、更に、ダウンロードされた利用料金体系情報を料金テーブル形式へ変換し、この料金テーブル形式に変換された利用料金体系情報を用いて、前記複数の特定の電話通信事業者のそれぞれの通信網の利用料金体系情報を利用条件および事業者名または事業者識別番号に対応づけた料金テーブルを作成または更新する。この具体例によれば、ユーザが利用契約した複数の電話通信事業者のそれぞれの利用料金体系情報に基づいて、個々のユーザに固有の料金テーブルが作成または更新される。
【0016】
更に別の具体例による端末アダプタは、サービスセンタに設けられたサーバーからテーブルの初期設定または更新のためのアクセスがあったとき、通信網を介する前記サーバーによるメモリへのアクセスを許容する旨の応答信号を、通信制御部を介してアダプタ管理部から送出する。この具体例によれば、テーブルの初期設定または更新に際して、サービスセンタのサーバーがマスタとして機能すると共に端末アダプタがスレーブとして機能する。典型的には、サーバーのディスプレイ画面上に端末アダプタ内の少なくとも一つのテーブルまたはこれと等価なテーブルが表示される。そして、サービスセンタの職員によるサーバーの入力装置の手動操作によって、画面表示されたテーブル内の各種設定欄へのデータ入力が順次行われる。このとき、個々のデータが手動入力される度に、端末アダプタのメモリ内の少なくとも一つのテーブルの対応部分にデータが書き込まれ、これと同時に、同一のデータがサーバのメモリ内の等価なテーブルの同一部分に書き込まれる。すなわち、テーブルデータの書き込みに際して、端末アダプタとサーバーとでミラーリングが行われる。
【0018】
端末アダプタへのプログラムのロードに際しては、例えば、端末アダプタに接続したパーソナルコンピュータのフロッピィディスクドライブ、CD−ROMドライブやDVDドライブにこれに対応する媒体形式の記録媒体をセットし、この記録媒体内のプログラムをパーソナルコンピュータを介して端末アダプタのコンピュータのメモリ内にロードする。
【0019】
好ましくは、記録媒体のプログラムには、端末アダプタにおける回線接続情報や料金テーブルの初期設定・更新を行うための設定・更新プログラムが含まれている。この設定・更新プログラムを立ち上げると、端末アダプタに接続したパーソナルコンピュータの表示画面上に初期設定・更新画面が現れ、この画面上で回線接続情報や料金テーブルを初期設定・更新することにより個々のユーザの通信網利用形態やその変化に適合した通信環境が構築される。
【0020】
上述のロード作業や初期設定・更新作業は、ユーザ宅においてサービスセンタ職員などの業者によって実施可能であることはもとより、各ユーザ自身が行うこともできる。端末アダプタのコンピュータは、上記の初期設定・更新処理において参照すべき回線接続情報や料金情報を、記録媒体に格納したデータベースあるいは通信網を介して接続されたサービスセンタなどの業者のデータベースから検索する機能を有することが好ましい。
【0021】
ユーザ宅での作業に代えて、ロード作業及び初期設定・更新作業を通信網を介して端末アダプタに接続されるサービスセンタから行うことも可能である。この場合、記録媒体の設定・更新プログラムは、その立ち上げ後にサービスセンタを呼び出して初期設定・更新処理をサービスセンタに依頼する手順を実行するように作成される。また、通信網を介する作業実行者としてユーザの知人などをユーザが指定できるようにすることもできる。なお、第三者による不正な設定・更新処理を防止するプログラムルーチンを設定・更新プログラムに設けることが好ましい。
【0022】
ユーザ宅での或いは通信網を介する初期設定・更新処理の終了後、端末アダプタのコンピュータは、端末アダプタの通信制御部として機能し、換言すれば、初期設定または更新された回線接続情報に基づいて通信制御を行う回線接続エンジンとして機能する。
請求項4または5に記載の端末アダプタ管理システムは、通信網にそれぞれ接続された複数の端末アダプタと、通信網に接続されたサービスセンタとを備え、各端末アダプタは、請求項1、2または3の端末アダプタの場合と同様、第1ないし第3回線接続情報を読み出す第1ないし第3機能を選択的に実行し、サービスセンタは、各端末アダプタのメモリに格納された第1、第2及び第3回線接続情報や料金テーブルの初期設定及び更新を通信網を介して実施することを特徴とする。
【0023】
上記端末アダプタ管理システムを構成する多数の端末アダプタの各々は、請求項1、2または3の端末アダプタと同様、固定接続機能、自動ダイヤル機能及びルーティング機能を選択的に実行可能であり、個々のユーザの通信網利用形態に適合し便宜である。その一方で、特に多数のNCCと利用契約するユーザにあっては、端末アダプタのメモリに予め格納しておくべき第1ないし第3回線接続情報や料金テーブル情報が多岐にわたり、その初期設定や更新が煩雑であったり或いは適切に行えないおそれがある。この様な場合、一般には、個々のユーザは端末アダプタの製造業者や販売業者に問い合わせを行うが、これはユーザにとって煩雑であるばかりか、業者においてもその様な問い合わせに対するサポートを行うことは負担になる。本発明の端末アダプタ管理システムによれば、個々のユーザが所有する端末アダプタにおける回線接続情報や料金テーブルの初期設定や更新がサービスセンタから通信網を介して実施され、回線接続情報の設定・更新に伴うユーザ及び業者の双方の負担が軽減される。
【0024】
また、個々のユーザからサービスセンタに対して予め連絡したユーザ端末機器ひいては端末アダプタの利用形態に基づいて、サービスセンタが各端末アダプタにおける回線接続情報や料金テーブルを設定・更新するようにすれば、回線接続情報や料金テーブルの設定・更新が個々のユーザの承認の下で行われ、各端末アダプタに設定される回線接続情報や料金テーブルは個々のユーザの利用形態に適合するものとなり、しかも第三者による不正な設定や更新が防止される。更に、個々のユーザとサービスセンタ職員とが通信網を介して会話してユーザが望む端末アダプタ利用形態を確認しつつ、回線接続情報や料金テーブルの設定・更新を行うこともできる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態の端末アダプタ管理システムを説明する。
図1において、本実施形態の端末アダプタ管理システムの一部を構成する端末アダプタ10は、回線終端装置DSUの機能を有するもので、加入者線SLに接続可能に設けられている。加入者線SLは、加入者線交換機LSを介して、電話通信業者(以下、CCという)が提供する公衆通信網1たとえば総合デジタル通信網ISDNに接続される。加入者線交換機LSは、公衆通信網1が備える市外中継交換機TSおよび関門交換機IGSを介して、複数の新たな電話通信事業者(以下、NCCという)がそれぞれ提供する複数の通信網(以下、NCC通信網という)2A〜2Nの任意の一つに接続可能になっている。記号TLS及びPOIは中継交換機及び相互接続点を示す。図1には、本実施形態の説明に必要な通信網の一部分のみを示す。
【0026】
公衆通信網1には、多数の交換機を介して多数の加入者端末が接続され、これらの加入者端末は、本実施形態に係る多数の端末アダプタ(そのうちの一つを符号10Aで示す)を含む。これらの端末アダプタのセットアップに関連して、端末アダプタの製造業者あるいは販売業者は、公衆通信網1に接続されたサービスセンタ3を有している。符号3A、3B及び3Cは、回線終端装置、構内交換機、端末装置としてのコンピュータ(サーバー)をそれぞれ示す。サービスセンタ3は、端末アダプタ管理システムの主たる構成要素である。
【0027】
また、公衆通信網1やNCC通信網2A〜2Nに配備された主たる交換機には、公衆通信網やNCC網の利用料金体系情報をそれぞれ蓄積した料金データベースシステム(そのうちの一つを符号4で示す)が接続されている。
図2に例示するように、本実施形態の端末アダプタ10は、加入者線SLが接続される接続ポート11と、この接続ポート11に接続され回線終端装置(DSU)の機能を有するDSU部12と、このDSU部12に接続されデータ伝送における同期取りやデータ伝送速度変換を行う第1インターフェイス部13とを有している。第1インターフェイス部13は、セレクタスイッチ14およびコーデック15を介して、電話機20を接続可能な第1及び第2アナログポート21、22に接続されている。また、第1インターフェイス部13は、セレクタスイッチ14および第2インターフェイス部16を介して、デジタル端末を接続可能なデジタルポート23とパーソナルコンピュータを接続可能なシリアルポート24とに接続されている。
【0028】
また、端末アダプタ10は、第1、第2インターフェイス部13、16及びセレクタスイッチ14に接続された送受信制御部17を内蔵し、この送受信制御部17は、端末アダプタ10に接続された電話機20やデジタル端末と端末アダプタ10に通信網を介して接続される相手先端末機器(たとえば端末アダプタ10A)との間で行われる送受信を制御する。更に、端末アダプタ10は、セレクタスイッチ14に接続されたアダプタ管理部18を内蔵し、また、送受信制御部17及びアダプタ管理部18の双方からアクセス可能なメモリ19を内蔵している。送受信制御部17及びアダプタ管理部18の双方を一括して通信制御部と称することがあり、この通信制御部は典型的にはコンピュータによって構成される。このコンピュータは、メモリ19に格納されたプログラムを実行して、後述の固定接続機能、自動ダイヤル機能または優先接続機能を選択的に奏するようになっている。
【0029】
本実施形態の端末アダプタ10は、その第1及び第2アナログポート21、22に接続された電話機20の各々を、「ダイレクトフォーン」、「アディッションフォーン」、「ルーティングフォーン」の3つのモードから選択された一つのモードで使用可能とする機能を有している。このモード選択機能に関連して、メモリ19には各電話機20の選択済み動作モードを記憶する動作モードテーブル(図3)が設けられる。好ましくは、端末アダプタ10には、アダプタ管理部18に接続され且つユーザが手動操作可能な動作モード選択スイッチ(図示略)が設けられる。
【0030】
ダイレクトフォーンモードでは、第1または第2アナログポート21または22に接続された電話機20がオフフックされると、端末アダプタ10の送受信制御部17は、メモリ19内のダイレクトテーブル(図5)に予め設定された相手先電話番号(第1回線接続情報)を送出する。これにより、市内、市外、国外への通信或いは公衆通信網かNCC網を介する通信であるか等を問わずに、相手先電話機(より一般には端末機器)を呼び出し可能である。すなわち、このダイレクトフォーンモードによれば、常に一定の相手先電話機を呼び出す固定接続機能(第1機能)が奏される。この固定接続機能を奏するユーザ電話機は、例えば、介護センタ等への緊急連絡を行う老人介護用電話や、銀行のATMの近くに設置されATMが故障した際にATM利用者が銀行職員への問い合わせに利用される電話機や、インターネットプロバイダのアクセスポイントに接続される電話機として利用される。
【0031】
アディッションフォーンモードでは、電話機20のダイヤルボタンなどを介する電話番号の手動入力に応じて、端末アダプタ10の送受信制御部17は、これに内蔵のバッファメモリ(図示略)に手動入力された電話番号を格納し、次に、手動入力された電話番号の送出に先だって、メモリ19内のフォーンテーブル(図6)を参照しつつ、メモリ内のアディッションテーブル(図4)に予め設定された番号(第2回線接続情報)を必要に応じて送出する。これにより、市外や国外への或いはNCC網を介する通信に際しての電話番号入力に要する労力を軽減する。典型的には、アディッションフォーンモードによれば、NCC通信網の利用に際してNCC識別番号を相手先電話番号に先だって送出する自動ダイヤル機能(第2機能)が奏される。
【0032】
端末アダプタ10は、ユーザが利用契約した複数のNCCの通信網のうち、通信時間帯や相手先の通信地域などに応じて通信費用が最も低廉になるNCC通信網を自動選択する機能を有している。この最低料金経路(LCR)選択機能に関連して、メモリ19には、契約済みのNCC網の利用料金体系情報をユーザ固有の料金データベースとして格納するため料金テーブル(図9)が設けられている。この場合、最低料金経路選択機能により第2回線接続情報を決定し、最低料金で利用可能なNCC通信網に係るNCC識別番号を自動送出する。料金テーブルにおける項目区分やNCC識別番号設定可能数は図9のものに限定されない。
【0033】
そして、ルーティングフォーンモードでは、電話番号の手動入力に応じて、端末アダプタ10の送受信制御部17は、フォーンテーブルを参照しつつ、メモリ19内のルーティングテーブル(図7)に予め設定された複数の電話番号(第3回線接続情報)を予め決められた順序で、回線接続が許容されるまで、所定時間間隔で順次送出する。送受信制御部17から送出される電話番号は、典型的にはNCC交換機電話を含む。ルーティングフォーンモードによれば、加入者線交換機による通常のルーティングによらずにNCC交換機へのルーティングを行う優先接続機能(第3機能)が奏される。
【0034】
ルーティングテーブルは、例えば、合計5ページのテーブルからなり、1ページ当たり200件の検索番号が設定され、検索番号毎に最大10個のNCC交換機電話番号を登録できるように設けられている。検索番号は、例えば日本国内における市外局番や国際電話における国番号やフリーダイヤル番号である。
ダイレクトフォーンモード、アディッションフォーンモードまたはルーティングフォーンモードのいずれにおいても、NCC網を用いる場合には、端末アダプタ10は、メモリ19内の付加情報テーブル(図8)を参照して必要な付加情報を送出する。
【0035】
以下、端末アダプタ10による電話番号送出に利用される自局市内番号の取得について説明する。
ユーザは、端末アダプタ10の設置にあたり、端末アダプタ10を加入者線SLに接続すると共に端末アダプタ10の第1アナログポート21およびまたは第2アナログポート22に電話機20を接続する。設置直後にユーザが電話機20をオフフックすると、端末アダプタ10の送受信制御部17は、内蔵のスタートアッププログラム(図10)を立ち上げ、加入者線交換機LSから送出された自局電話番号から市内番号を検出し、図6のフォーンテーブルの電話番号リスト中の対応欄にチェックを入れる。
【0036】
詳しくは、図10のスタートアッププログラムにおいて、送受信制御部17(またはアダプタ管理部18)は、電話機をオフフックしたときに加入者線交換機LSから送出された自局電話番号(図11の場合、0473585886)を取得し(ステップS11)、次に、メモリ19内の全国市外局番テーブルを参照して同テーブルにリストアップされた市外局番の各々が自局電話番号と上位2桁が一致するか否かを順次判別し、一致するものを残す(ステップS12)。次に、複数の市外局番が残っているか否かを判別し(ステップS13)、この判別結果が肯定であれば、市外局番の第3桁目が自局電話番号と一致するか否かを順次判別し、一致するものを残す(ステップS14)。そして、複数の市外局番が残っているか否かを判別し(ステップS15)、この判別結果が肯定であれば、市外局番の第4桁目が自局電話番号と一致するか否かを順次判別し、一致するものを残す(ステップS16)。更に、複数の市外局番が残っているか否かを判別する(ステップS17)。この説明例では市外局番が4桁以下の桁数で構成されるので、ステップS17の判別結果が肯定であれば上位3桁の全てが自局電話番号と合致した市外局番を残す(ステップS18)。上記ステップS13、S15、S17またはS18のいずれかにおいて一つの市外局番が検出されるので、この様な一つの市外局番が自局市内局番として検出され、フォーンテーブル中の同一番号にチェックが入れられ(ステップS19)、本プログラムを終了する。図11の場合、市内局番047が自局市内局番として検出され、図6のフォーンテーブルにおいてこの番号にチェックが入れられる。
【0037】
端末アダプタ10の送受信制御部17は、端末アダプタ10がユーザ宅に設置されてから所定時間が経過した時点でサービスセンタ3を呼び出す自動発信通知機能を有し、端末アダプタ10に固有の機器管理情報たとえば製造番号とユーザ電話番号とをサービスセンタ3に通知するようになっている。サービスセンタ3は、端末アダプタ10から通知される情報に従って端末アダプタ10のユーザ登録を行う。
【0038】
以下、図17を参照して、本実施形態の端末アダプタ管理システムにおける端末アダプタ管理手順を説明する。
ユーザは、購入した端末アダプタ10をユーザ宅に設置する(ステップS101、S102)。すなわち、端末アダプタ10に電話機20を接続すると共に端末アダプタ10を加入者線SLに接続し、端末アダプタ10の電源をオンにする。これに応じて、アダプタ管理部18に内蔵のタイマ(図示略)が初期設定される。また、端末アダプタ10にモード選択スイッチが設けられている場合には、ユーザは、端末アダプタ10の第1及び第2アナログポート21、22に接続した電話機の各々を、ダイレクトフォーン、アディッションフォーン、ルーティングフォーンのいずれのモードで使用するのかをモード選択スイッチにより選択する。
【0039】
端末アダプタ10を設置してから例えば1時間が経過すると(ステップS103)、端末アダプタ10は、その自動発信通知機能によりサービスセンタ3を呼び出して端末アダプタの製造番号およびユーザ電話番号をサービスセンタ3に通知する(ステップS104)。この自動発信通知は、端末アダプタ10が使用に供されていないことを条件として行われ、また、フリーダイヤル回線を用いることでユーザへの通話料金負担が回避される。尚、フリーダイヤル回線を介するサービスセンタ3との回線接続が確立されなければ、所定の待ち時間を経てリダイヤルする等して自動発信通知が完了するまで、繰り返し実行される。
【0040】
サービスセンタ3は、端末アダプタ10の製造番号及びユーザ電話番号を取得すると(ステップS105)、ユーザ電話番号に従って、端末アダプタ10が接続されている加入者線SL5を管理する通信事業者の電話帳データベースにアクセスし(ステップS106)、電話帳データベースを検索してユーザ電話番号に対応する電話加入者の氏名、住所等のユーザ情報を取得する(ステップS107)。但し、通信事業者と電話加入者との契約によりユーザ情報が非公開であれば、電話帳データベースからユーザ情報は得られない。
【0041】
サービスセンタ3は、ユーザの所在が確認されたか否かを判別する(ステップS108)。電話帳データベースの検索によりユーザの住所・氏名が求められていれば、ユーザの所在が確認されたと判別し、この場合、端末アダプタの製造番号及びユーザ電話番号と共に、ユーザの氏名及び住所を含む加入者情報をサービスセンタ3のユーザ管理用装置たとえばホストコンピュータに登録し(ステップS109)、端末アダプタ10の管理サービスを実行する(ステップS110)。
【0042】
一方、ステップ8でユーザの所在を確認できなかった場合には、サービスセンタ3のオペレータは、端末アダプタ10から通知されたユーザ電話番号に従ってユーザ宅に電話する(ステップS111)。そして、電話に出たユーザに端末アダプタ10の保証を行う為に必要な手続きを行うとの事情を説明し、ユーザの同意を得てユーザから直接にその氏名と住所とからなる加入者情報を得る(ステップS112)。
【0043】
サービスセンタ3では、このようにして得た加入者情報を端末アダプタ製造番号及びユーザ電話番号と共にユーザ管理用の装置に登録し(ステップS109)、端末アダプタ管理サービスを行う(ステップS110)。
この端末アダプタ管理サービスは、ユーザによる端末アダプタ10の利用形態に適合する第1ないし第3回線接続情報を端末アダプタ10のメモリ19に初期設定したり更新するサービスを含み、個々のユーザからの通知に基づいて実施される。或いは、サービスセンタ3の職員がISDN網の音声チャネルを介してユーザと通話しながら、ISDN網のデータチャネルを介して端末アダプタ10に制御・設定コマンドを入力する。
【0044】
送受信制御部17は、被呼側装置として機能する際に交換機を介して相手先電話機から呼び出しがあったとき、ISDN網のDチャネルを介して伝送される相手先電話番号やこれと共に必要に応じて伝送される付加信号を検出可能に構成されている。送受信制御部17は、相手先電話番号及び付加信号に基づき、端末アダプタ10のメモリ19内の各種テーブルの初期設定や更新のためのサービスセンタ3からの呼び出しを判別すると、セレクタスイッチ14をアダプタ管理部18へ接続する。アダプタ管理部18は、サービスセンタ3によるメモリ19へのアクセスを許容する旨の応答信号を送受信制御部17を介してサービスセンタ3へ送出する。この結果、サービスセンタ3のサーバ3Cがマスタとして機能すると共に端末アダプタ10がスレーブとして機能することになり、サービスセンタ3は、後述のようにしてメモリ19内の各種テーブルを初期設定または更新する。
【0045】
ユーザは、以下の事項を郵便や電話連絡などによりサービスセンタ3へ通知する。
(i)端末アダプタ10に接続した電話機の各々の使用モードを、ダイレクトフォーン、アディッションフォーン、ルーティングフォーンのいずれに設定したか。或いはいずれのモードでの使用を望むのか。
(ii)ダイレクトフォーンの場合、相手先電話番号。ダイレクトフォーンモードは、電話機をオフフックするだけで例えば緊急連絡先をユーザが呼び出せるようにすることを企図して設けられ、相手先電話番号は、国際電話に係る国番号、市外局番、NCC識別番号およびNCC交換機電話番号のうちの一つ以上を必要に応じて含む。NCC識別番号やNCC交換機電話番号に関しては、ユーザに不明であれば、NCC名をサービスセンタ3に通知すれば良い。以下同様。
(iii)アディッションフォーンの場合、国際電話に係る国番号、市外局番、NCC識別番号(例えば日本国のKDDなどの国際電話通信事業者の識別番号)のうちの一つ以上。
(iv)ルーティングフォーンの場合、複数の交換機電話番号あるいは市外局番。
(v)各NCCの利用にあたって用いられる発信者ID及び又はパスワード。本実施形態では、ユーザの自局電話番号が複数の特定のNCCに共通の発信者IDとして用いられる。このユーザ電話番号は、電話機20がオフフックされたときに公衆通信網1の交換機(以下、CC交換機という)からNCC交換機に送出される。また、CC交換機からのユーザ電話番号の送出に代えて或いはこの送出と共に、端末アダプタ10のメモリ19の所定領域に記憶しておいたユーザ電話番号を、発信者ID送出要求に応じて送受信制御部17が読み出して送出するようにしても良い。
【0046】
上記の通知に基づいて、サービスセンタ3は、以下の手順で、リモートコントロールアクセスによる端末アダプタ10内の各種テーブルの初期設定または更新を行う。
(i)サービスセンタ3の職員は、端末アダプタメインテナンス用のコンピュータ(サーバー)3Cのいずれか一つの入力装置を操作して、好ましくはサービスセンタ3に固有の通信プロトコルに従い、通信網を介して端末アダプタ10を呼び出す。そして、サーバー3Cによる端末アダプタ10のメモリ19へのアクセスを許容する旨の応答信号がアダプタ管理部18から送出されると、サーバー3Cのディスプレイ画面上に応答信号の受信が表示される。そこで、サービスセンタ職員はサーバー3Cの入力装置を手動操作して下記の作業を行う。
(ii)端末アダプタ10の動作モードテーブル(図3)をコンピュータ3Cのディスプレイに表示し、ユーザからの通知に基づき、端末アダプタ10に接続された電話機20の各々の動作モードがダイレクトフォーン、アディッションフォーンあるいはルーティングフォーンのいずれで使用されるのかをディスプレイ表示された動作モードテーブル中の対応欄にチェックを入れる。
(iii)電話機20がダイレクトフォーンモードで使用される場合、職員はサーバー3Cを操作して、ディスプレイ表示されたダイレクトテーブル(図5)に、ユーザからの通知に基づき相手先電話番号を書き込む。
(iv)電話機20がアディッションフォーンモードで使用される場合、職員はサーバー3Cを操作して、ディスプレイ表示されたアディションテーブル(図4)およびフォーンテーブル(図6)に、ユーザから通知された国番号、市外局番あるいは通知されたNCC名に対応するNCC識別番号たとえばNCC交換機電話番号を書き込む。
(v)電話機20がルーティングフォーンモードで使用される場合、ルーティングフォーンテーブル(図7)をディスプレイに表示し、ユーザから通知された複数のNCC名に基づき複数のNCC交換機電話番号をルーティングフォーンテーブルに書き込む。
【0047】
NCC交換機電話番号の具体例は、例えば「0123456789」であり、NCC識別番号[00XX]とは異なる。NCC交換機番号は、フリーダイアルサービスや着信者課金サービスに対応するものでも良い。
(vi)ディスプレイ表示された付加情報テーブル(図8)に、ユーザの通知に基づきユーザが契約したNCCの識別番号のそれぞれに対応づけて発信者ID及び又はパスワードを書き込む。本実施形態では、ユーザ電話番号を付加情報(発信者ID)として用いるので、付加情報テーブルには複数のNCCに共通のユーザ電話番号が書き込まれる。
【0048】
端末アダプタ10からの応答信号を受信した時点以降、サービスセンタ3のサーバー3Cはマスタとして機能する一方、端末アダプタ10はスレーブとして機能する。好ましくは、サーバー3CはISDN網のBチャネルを介して端末アダプタ10に接続される。そして、上述のように、マスタであるサーバー3Cの入力装置の手動操作によって、画面表示されたテーブル内の各種設定欄へのデータ入力が順次行われる。個々のデータが入力される度に、スレーブである端末アダプタ10のメモリ19内のテーブルの対応部分にデータが書き込まれ、これと同時に、同一のデータがサーバ3Cのメモリ内の等価なテーブルの同一部分に書き込まれる。すなわち、端末アダプタ10及びサーバー3Cへのテーブルデータ書き込みでは、ミラーリングが行われる。
【0049】
サービスセンタ3は、料金データベースシステム4などの電話番号が変更された場合に新たな電話番号を端末アダプタ10にリモートで通知する機能を有し、この機能は、全国的に局番変更が行われた場合などに特に有用である。
以下、上述の自局市内番号取得およびテーブル初期設定を含むセットアップが完了した端末アダプタ10の動作を説明する。
【0050】
端末アダプタ10の第1または第2アナログポートに接続された電話機20がオフフックされると、端末アダプタ10の送受信制御部17は、図3の動作モードテーブルに基づき、この電話機の動作モードを判別する。
動作モードがダイレクトフォーンモードであると判別した場合、図12に示すように、送受信制御部17は、図5のダイレクトテーブルから相手先電話番号を読み出し、バッファメモリに一時保持する(ステップS21)。相手先電話番号にNCC交換機電話番号が付加されている場合、このNCC交換機電話番号が先ず送出される(ステップS22、S23)。この結果、NCC交換機電話番号に対応するNCC交換機と端末アダプタ10とを接続する通信経路が公衆通信網1において速やかに確立される。そして、このNCC交換機に対してCC交換機からユーザ電話番号が送出される。NCC交換機は、このユーザ電話番号を発信者ID(付加情報)として受信し、このユーザ電話番号に基づいてNCC網への電話機20の回線接続を許容すべきか否かを判定し、回線接続を許容する場合には、相手先電話番号の入力に待機していることを表す発信音を送出する。
【0051】
端末アダプタ10の送受信制御部17は、NCC交換機から発信音が返ってくると、バッファメモリに一時保持した相手先電話番号を送出し(ステップS24、S25)、ダイレクトフォーンモード判別時の電話番号送出を終了する。電話番号送出後の通信手順は通常の場合と同様であるので説明を省略する(以下の動作モードについても同様)。
【0052】
CC交換機から送出されたユーザ電話番号がNCC交換機に発信者IDとして登録されている多数のユーザ電話番号のいずれとも合致しなければ、NCC交換機により回線接続が拒絶され、NCC交換機から端末アダプタ10に不通音が返される。
なお、CC交換機及び端末アダプタ10の双方からユーザ電話番号を発信者IDとしてNCC交換機へ送出する場合、送出されたユーザ電話番号同士が合致せず、あるいは、両者が合致していてもユーザ電話番号がNCC交換機に登録されていなければ、回線接続が拒絶される。
【0053】
電話機20のオフフック時に電話機の動作モードがアディッションフォーンモードであると判別した場合、図13に示すように、端末アダプタ10の送受信制御部17は、電話機20のダイヤルボタン操作による相手先電話番号の入力の終了に待機し、電話番号が入力が完了すると(ステップS31)、電話番号の最上桁が0でないか、或いは、電話番号またはその上位数桁(たとえば4桁)が図6のフォーンテーブルにないか、若しくはフォーンテーブルでチェックされているか否かを判別する(ステップS32〜S34)。判別結果のいずれかが肯定であれば、電話機20から入力された相手先電話番号を送出する(ステップS36)。この場合、公衆通信網1を介して相手先電話機に回線接続される。アディッションテーブル内にNCC識別番号が設定される場合には、フォーンテーブル内の対応する番号がチェックされ、これによって、アディッションテーブル内で設定された番号に等しいNCC識別番号を含む相手先電話番号をユーザが手動入力した際に生じ得るNCC識別番号を二度送出するという不所望な動作を防止する。
【0054】
一方、ステップS32〜S34での判別結果がすべて否定であり、従って、電話番号の最上桁が0であるか、或いは、電話番号またはその上位数桁がフォーンテーブルにあると共にチェックされていない場合には、図4のアディッションテーブル内の番号が送出され、次に、電話機20から入力された電話番号が送出される(ステップS35)。すなわち、電話番号の先頭にアディッションテーブル内の番号を付加したものが送出される。典型的には、アディッションテーブル内の番号は市外局番やNCC識別番号を表す。
【0055】
なお、アディッションテーブルの番号がNCC交換機電話番号であれば、図12のダイレクトフォーンモードの場合と同様、このNCC交換機電話番号が先ず送出され、NCC交換機から発信音が返ってきたときに、相手先電話番号(電話機20から入力された電話番号)を送出する。
アディッションフォーンモードでは、相手先電話番号が手動入力されてから所定時間が経過するまでに相手先電話番号が送出され、これにより、電話番号を再度入力するべくユーザが無用に電話機20を手動操作を行うおそれをなくすようにする。
【0056】
上記の説明では、アディッションフォーンモードにおいて相手先電話番号の送出に先だって送出される番号たとえばNCC識別番号をアディッションテーブルに予め格納しておくものとしたが、好ましくは、この様な番号たとえばNCC識別番号は、後述の料金テーブルに基づく最低料金経路選択機能に従って決定される。
【0057】
この最低料金経路選択機能によるNCC識別番号の決定につき説明する前に、先ず、料金テーブルの作成ならびにこれに関連する端末アダプタ10の構成を説明する。
端末アダプタ10の送受信制御部18は、何れかのNCCやCCの料金データベースシステム4からの利用料金体系情報送信のための呼び出しを判別すると、セレクタスイッチ14をアダプタ管理部18へ接続するようになっている。また、サービスセンタ3は、多数のNCCやCCの利用料金体系情報を格納しておき、個々のユーザが利用契約しているNCCやCCの利用料金体系情報を各ユーザの端末アダプタに送信するサービスを実施可能であり、送受信制御部18はサービスセンタ3からの呼び出しに応動する。アダプタ管理部18は、サービスセンタ3や料金データベースシステム4から送信された利用料金体系情報に基づいて、後で詳述するように、図9の料金テーブルまたはその一部を新たに作成し或いは少なくとも一部を作成済みの料金テーブルを更新する。
【0058】
図16は、アダプタ管理部18による料金テーブルの作成・更新手順を示す。
図16において、アダプタ管理部18は、ユーザ宅での端末アダプタ10の設置時に、内蔵のタイマ(図示せず)を初期設定する(ステップS61)。このタイマによって計時される時間は、通信網選択の基準となる使用条件の一つである現在の日時の判定に用いられる。ユーザ宅に設置された端末アダプタ10のアダプタ管理部18は、サービスセンタ3や各NCCまたはCCの料金データベースシステム4から、その利用料金体系情報を端末アダプタ10へダウンロードするためのアクセスがあるか否かを送受信制御部17を介して常時監視している(ステップS62)。
【0059】
そして、サービスセンタ3や料金データベースシステム4からその様なアクセスがあった場合には、アダプタ管理部18は、サービスセンタ3からのアクセスであるか否かを呼び出し元の電話番号から判別し、また、アクセスしてきた料金データベースシステム4がCCあるいはユーザが利用契約したNCCに係るものであるか否かを、送受信制御部17が検出した料金データベースシステム4の電話番号やその事業者識別番号に基づいて判別する(ステップS63)。サービスセンタ3あるいは利用契約した通信事業者の料金データベースシステム4からのアクセスであれば、端末アダプタ10へのサービスセンタ3または料金データベースシステム4による利用料金体系情報のダウンロードを許可し、サービスセンタ3または料金データベースシステム4から送信されてくる利用料金体系情報をメモリ19のダウンロード領域に格納する(ステップS64)。好ましくは、サービスセンタ3や各NCCまたはCCの料金データベースシステム4からダウンロードされる利用料金体系情報を、事業者表示情報たとえばNCC識別番号と共にメモリ19のダウンロード領域に書き込む。この様な利用料金体系情報の書き込みに際して、同一NCCまたはCCの利用料金体系情報がメモリ19のダウンロード領域に既に登録されている場合には、登録済みの情報を新たにダウンロードされた情報に書き換える。尚、利用料金体系情報のダウンロードを許可する時間帯を、例えば電話の利用頻度の少ない深夜等に制限するような機能を備えるようにしても良い。
【0060】
次いで、アダプタ管理部18は、ダウンロードされた利用料金体系情報を図9に例示する料金テーブルの形式へ変換する(ステップS65)。更に、この料金テーブル形式に変換された利用料金体系情報を用いて、アダプタ管理部18は、複数の電話通信事業者のそれぞれの利用料金体系情報を利用条件および事業者名または事業者識別番号または交換機識別番号(例えば交換機電話番号)に対応づけた料金テーブルを作成または更新する(ステップS66)。
【0061】
この料金テーブルの作成・更新において、アダプタ管理部18は、ダウンロードされ料金テーブル形式に変換された或るNCCまたはCCに係る利用料金体系情報と、メモリ19内に格納された料金テーブル(図9)に設定されている他のNCCまたはCCに係る利用料金体系情報の各々と比較して、利用料金体系情報を統合整理する。すなわち、図9に料金テーブルとして例示するように、それぞれの通信網の利用料金が、通信網およびその利用条件(例えば曜日や時間帯などの時間的区分ならびに市内・市外・国際・インターネット等の通信種別)に対応づけられる。
【0062】
各NCCやCCに係る利用料金体系情報のダウンロードは、各NCCやCCがその利用料金を改正したり、新規なサービスを開始する等した場合、加入者に対してその利用を促すべく各NCCやCCの責任の下で自発的に行われる。そして、各NCC網2A〜2Nや公衆通信網1の利用に伴う課金処理を、メモリ19内の料金テーブルに登録された最新の利用料金体系情報に従って実施するという制約を課すようにすれば、各NCCやCCからの請求額についての無用なトラブルを避けることが可能となる。
【0063】
またNCCやCCにとっては、利用料金体系情報が端末アダプタ10にダウンロードされた時点からその加入者に対して新たなサービスを開始することになるので、新たなサービスによって営業上、優位な立場をとるべく、利用料金体系情報のダウンロードを遅滞なく行うことになる。
以下、料金テーブルに基づく最低料金経路選択機能によるアディションフォーンモードにおけるNCC識別番号の決定・送出手順について説明する。
【0064】
アディッションフォーンモードに係る電話番号送出処理を示す図13のステップS32〜S34での判別結果がすべて否定であると、端末アダプタ10の送受信制御部17は、電話機20から手動入力された相手先電話番号に含まれる市外局番や国番号ならびに現在時刻などに従って図9の料金テーブルに基づいて最低料金の通信網を選択し(図15のステップS35A)、このステップS35Aで選択した通信網に対応するNCC識別番号を決定する。図9の料金テーブルの場合、最低料金の通信網の選択およびNCC識別番号の決定が実質的には同時に行われる。そして、このNCC識別番号をアディッションテーブルに書き込むと共に加入者線に向けて送出し(ステップS35B)、交換機から入力待機待ちを表す発信音が返ってきたか否かを判別する(ステップS35C)。発信音があれば、制御フローは図13のステップS36へ進み、電話機20から入力された電話番号が送出される。すなわち、NCC交換機電話番号が先ず送出され、NCC交換機から発信音が返ってくれば相手先電話番号(電話機20から入力された電話番号)が送出される。
【0065】
ステップS35Cにおいて交換機からの発信音がないことを判別すると、料金テーブルに基づいて通信料金が次に低廉な通信網に対応するNCC識別番号の決定を試み(ステップS35D)、NCC識別番号が決定されたか否かを判別する(ステップS35E)。NCC識別番号が決定されればステップS35Bへ進み、このNCC識別番号を送出する。一方、NCC識別番号の決定がなされなければ図13のステップS36へ進み、相手先電話番号が送出される。この場合、公衆通信網を介して相手先電話機と回線接続されることになる。
【0066】
以上のようにして、アディッションフォーンモードでは、通信料金が低廉な順にNCC網との回線接続が試みられ、NCC網を介して相手先電話機に回線接続できない場合には公衆通信網を介する回線接続がなされる。
さて、電話機20のオフフック時に電話機の動作モードがルーティングフォーンモードであると判別した場合、端末アダプタ10の送受信制御部17は、図14に示すように、図13のステップS31〜S34に対応するステップS41〜S44を実施し、電話機20を介して入力された相手先電話番号の最上桁が0でないか、或いは、電話番号またはその上位数桁(たとえば4桁)が図6のフォーンテーブルにないか、若しくはフォーンテーブルでチェックされていれば、電話機20から入力された相手先電話番号を送出し(ステップS45)、本プログラムの実行を終了する。この場合、公衆通信網1を介して相手先電話機に回線接続される。
【0067】
一方、電話番号の最上桁が0であるか、或いは、電話番号またはその上位数桁がフォーンテーブルにあると共にチェックされていない場合には、本プログラムでの変数Nを値1にセットし(ステップS46)、相手先電話番号に含まれる市外局番や国番号である検索番号に従ってルーティングフォーンテーブルの所要のページを選択し、このページにおいて検索番号に対応する一群のNCC交換機電話番号のうちのN番目(ここでは1番目)の番号を送出し(ステップS47)、交換機から入力待機待ちを表す発信音が返ってきているか否かを判別する(ステップS48)。発信音があれば、送受信制御部17は、電話機20から入力された電話番号を送出する(ステップS45)。従って、ルーティングフォーンテーブル内の番号が市外局番であれば、ステップS47での市外局番の自動送出に続いて相手先電話番号が送出されることになる。しかし、ルーティングフォーンテーブル内の番号は典型的にはNCC交換機電話番号であるので、ステップS45では、図12のダイレクトフォーンモードの場合と同様、NCC交換機電話番号が先ず送出され、NCC交換機から発信音が返ってくれば相手先電話番号(電話機20から入力された電話番号)を送出する。
【0068】
ステップS48において交換機からの発信音がないことを判別すると、変数Nが値1だけインクリメントされて更新され、更新後の変数Nが、利用可能な通信網数の最大値10を上回るか否かが判定される(ステップS49、S50)。更新後の変数Nが値10以下であれば、ステップ47に戻って、ルーティングフォーンテーブル内の次の番号が送出され、その後、既に説明した処理が実施される。更新後の変数Nが値10を上回ると、入力された電話番号を送出し(ステップS45)、公衆通信網1を介する回線接続が開始される。
【0069】
なお、更新後の変数Nが値10を上回ったとの判定がなされたときにその様な判定が所定回数を上回らない間は変数Nを値1にリセットし、ルーティングフォーンテーブル内の番号を所定回数にわたって送出可能にしても良い。
上述のように、ルーティングフォーンモードでは、利用優先順にNCC交換機電話番号が順次送出され、いずれかのNCC交換機との回線接続が確立されると相手先電話番号がNCC交換機に発信され、NCC交換機の交換サービスによりNCC網を介して相手先電話機との通信回線が確立される。
【0070】
以下、相手先電話番号が市外局番[03]を含む場合にNCC網2Aを利用するべく、ルーティングテーブルにNCC網2Aの中継交換機TLSの電話番号が、市外局番[03]に係る第1番目のNCC交換機電話番号として登録されている場合を例にとって説明する。
この場合、電話機20から例えば相手先電話番号[03−5957−3001]が手動入力されると、端末アダプタ10の送受信制御部17は、相手先電話番号をバッファメモリに蓄積すると共にこの相手先電話番号に含まれる市外局番[03]を検索番号としてルーティングテーブルを検索し、次いで、ルーティングテーブルから読み出した第1番目のNCC交換機電話番号を発信する。この結果、NCC交換機TLSが呼び出される。すなわち、端末アダプタ10によるルーティングが行われる。そして、端末アダプタ10とNCC交換機TLSとが回線接続されると、NCC交換機TLSは、ダイアル待ち状態であることを表す発信音を端末アダプタ10へ返す。これに応じて、送受信制御部17がそのバッファメモリに蓄えておいた相手先電話番号[03−5957−3001]を発信すると、この相手先電話番号で特定される相手先電話機が呼び出される。
【0071】
以上のように、ルーティングフォーンモードでは、端末アダプタ10のルーティング機能による回線接続が行われる。
本発明は上述した実施形態や変形例に限定されるものではない。
たとえば、上記実施形態では、図4のアディッションフォーンテーブルや図5のダイレクトフォーンテーブルにおいて一つの電話機に関して一つの番号を設定する場合について説明したが、アディッションフォーンテーブルやダイレクトフォーンテーブルに所要数の番号を設定するようにしても良い。例えば、ダイレクトフォーンテーブルに複数の相手先電話番号を利用優先度が高い順に設定しておき、第1番目の相手先電話番号を送出したときに話中であるなどの理由で回線接続が行えないときに第2番目の相手先電話番号を送出する。この様な構成によれば、複数の連絡先の呼び出しを順次試みることができる。例えば、第1緊急連絡先の両親宅を呼び出せなければ第2緊急連絡先の兄弟宅を呼び出したり、また、或るタクシー会社を呼び出せなければ別のタクシー会社を呼び出せる。
【0072】
また、実施形態では、図8に示す付加情報テーブルにおいて、付加情報(発信者IDおよびパスワード)とNCC識別番号とを対応づけるようにしたが、付加情報とNCC名とを対応づけても良い。この場合、NCC名とNCC識別番号とを対応づけたテーブルをメモリ19に格納しておき、送受信制御部は、このテーブルを参照して、付加情報とNCC識別番号とを対応づける。
【0073】
図3ないし図9に示す各種テーブルでの設定項目やNCC識別番号設定欄の数は例示であって、必要に応じて種々に変更可能である。例えば、図9に示す料金テーブルでは、曜日などの時間的区分および市内などの通信種別を利用条件として料金テーブルを区分したが、その他の利用条件に従って料金テーブルを区分可能である。
【0074】
【発明の効果】
請求項1、2または3に記載の本発明による端末アダプタは、メモリに予め記憶しておいた第1回線接続情報としての相手先電話番号をユーザ端末機器がオフフックされたときに送出する第1機能と、相手先電話番号が入力されたときに相手先電話番号の送出に先だって第2回線接続情報を必要に応じて送出する第2機能と、相手先電話番号が入力されたときに、特定の通信網との回線接続に供される第3回線接続情報を必要に応じて送出する第3機能とを選択的に実行する通信制御部を備えるので、通信制御部が第1機能を実行するように端末アダプタをセットしておくと、ユーザ端末機器がオフフックされる度に常に一定の相手先電話番号を呼び出す固定接続機能を実現でき、また、第2機能が実行されるように端末アダプタをセットしておくと、手動入力された相手先電話番号がNCC通信網の利用を企図したものであれば第2回線接続情報としてのNCC識別番号を端末アダプタから自動送出する自動ダイヤル機能を実現でき、また、第3機能が実行されるように端末アダプタをセットしておくと、ユーザ端末機器のオフフックに応じて例えばNCC交換機電話番号を第3回線接続情報として送出して、加入者線交換機による通常のルーティングによることなしにNCC交換機へのルーティングを行うルーティング機能を実現できる。また、ルーティング機能に関連して、実施形態に記載のように、市外局番、国番号やフリーダイヤル番号と複数の交換機識別番号とを対応づけたルーティングテーブルを使用すると、単に市外局番などを含む相手先電話番号を手動入力することにより利用優先度の高い順に通信網を介する回線接続を試みることができる。そして、実施形態の変形例によれば、第1機能に関して複数の相手先電話機を必要に応じて順次呼び出すことができ、また、第2機能に関して複数の通信網を介する回線接続を必要に応じて順次試みることができる。
【0076】
端末アダプタのコンピュータにプログラムをロードする作業は、例えば、端末アダプタに接続したパーソナルコンピュータなどを介してユーザ宅において業者やユーザ自身が行うことができ、或いは通信網を介して業者や知人が実行することもできる。
請求項4及び5に記載の端末アダプタ管理システムは、通信網にそれぞれ接続された複数の端末アダプタと、通信網に接続されたサービスセンタとを備え、各端末アダプタは、第1ないし第3回線接続情報を読み出す第1ないし第3機能を選択的に実行し、サービスセンタは、各端末アダプタのメモリに格納された第1、第2及び第3回線接続情報や料金テーブルの初期設定及び更新を通信網を介して実施するので、個々のユーザは、端末アダプタにおける煩雑な回線接続情報や料金テーブルの設定・更新を行うことなしに、ユーザの通信網利用形態に応じて、端末アダプタの固定接続機能、自動ダイヤル機能またはルーティング機能を選択的に利用でき、特に多数のNCCと利用契約したユーザに便宜である。また、端末アダプタの製造業者や販売業者は、回線接続情報や料金テーブルの設定・更新に係る多数のユーザからの問い合わせに対処する負担から免れることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る端末アダプタを、この端末アダプタ、別の端末アダプタ、サービスセンタおよび料金データベースシステムが接続される通信網と共に示す概略図である。
【図2】図1に示した端末アダプタの内部構成を示す概略ブロック図である。
【図3】図2に示したメモリ内に格納される動作モードテーブルを示す図である。
【図4】メモリ内に格納されるアディッションフォーンテーブルを示す図である。
【図5】ダイレクトフォーンテーブルを示す図である。
【図6】フォーンテーブルを示す図である。
【図7】ルーティングフォーンテーブルを示す図である。
【図8】付加情報テーブルを示す図である。
【図9】料金テーブルを示す図である。
【図10】端末アダプタをユーザ宅に設置した際に端末アダプタの送受信制御部により自局市内局番検出のために実施されるスタートアッププログラムを示すフローチャートである。
【図11】図10のスタートアッププログラムによる自局市内局番検出の具体例を示す図である。
【図12】ダイレクトフォーンモードにおいて送受信制御部が実行する電話番号送出プログラムのフローチャートである。
【図13】アディッションフォーンモードでの電話番号送出プログラムのフローチャートである。
【図14】ルーティングモードでの電話番号送出プログラムのフローチャートである。
【図15】アディッションフォーンモードでの料金テーブルに基づく電話番号送出プログラムの一部を示すフローチャートである。
【図16】端末アダプタのアダプタ管理部の制御下で行われる利用料金体系情報のダウンロード処理を示すフローチャートである。
【図17】本発明に係る端末アダプタ管理システムにおける端末アダプタ管理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 公衆通信網
2A〜2N NCC通信網(特定の通信網)
3 サービスセンタ
3C サーバー
4 料金データベースシステム
10、10A 端末アダプタ
17 送受信制御部
18 アダプタ管理部
19 メモリ
20 電話機(ユーザ端末機器)
IGS 関門交換機
LS 加入者線交換機
TLS 中継交換機(特定の交換機)
TS 市外中継交換機
Claims (5)
- ユーザ端末機器が接続されると共に加入者線に接続される端末アダプタにおいて、
メモリに予め記憶しておいた第1回線接続情報としての相手先電話番号を前記ユーザ端末機器がオフフックされたときに前記メモリから読み出して前記加入者線に送出する第1機能と、前記ユーザ端末機器を介して相手先電話番号が入力されたときにこの相手先電話番号の送出に先だって、前記メモリに予め記憶しておいた第2回線接続情報を前記メモリから読み出して前記加入者線に送出する第2機能と、前記ユーザ端末機器を介して相手先電話番号が入力されたときに、ユーザが利用契約した特定の通信事業者により提供される特定の通信網との回線接続に供され且つ前記メモリに予め記憶しておいた第3回線接続情報を当該相手先電話番号の送出に先だって前記メモリから読み出して前記加入者線に送出する第3機能とを選択的に実行する通信制御部を備え、
前記第2機能は、前記ユーザ端末機器を介して入力された相手先電話番号に基づいて前記特定の通信網を利用すべきであると判別した場合に、その相手先電話番号の送出に先だって前記第2回線接続情報としての通信事業者識別番号を前記メモリから読み出すことを含み、
前記第3機能は、前記ユーザ端末機器を介して入力された相手先電話番号に基づいて前記特定の通信網を利用すべきであると判別した場合に、その相手先電話番号の送出に先だって、前記特定の通信網に設けられた交換機を表す交換機識別番号を前記メモリから前記第3回線接続情報として読み出すことを含む
ことを特徴とする端末アダプタ。 - 複数の特定の通信網との回線接続にそれぞれ供される複数の交換機電話番号が前記第3回線接続情報として前記メモリに予め格納され、
前記第3機能は、前記ユーザ端末機器を介して入力された相手先電話番号に基づいて前記複数の特定の通信網を利用可能であると判別した場合に、前記複数の特定の通信網にそれぞれ設けられた複数の交換機のいずれかとの回線接続が可能になるまで、前記複数の交換機にそれぞれ対応する交換機電話番号を前記複数の特定の通信網の利用優先順に従って前記メモリから順次読み出すことを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の端末アダプタ。 - 通信網利用料金と通信網利用条件および通信事業者表示情報とを対応づけてなる料金テーブルが前記メモリに予め格納され、
前記第2機能は、前記ユーザ端末機器を介して入力された相手先電話番号に基づいて前記特定の通信網を利用可能であると判別した場合に、前記料金テーブルに基づき利用優先度の高い通信網に対応する通信事業者識別番号を前記第2回線接続情報として決定し、この通信事業者識別番号を前記相手先電話番号の送出に先だって前記メモリから読み出すことを含む
ことを特徴とする請求項1または2に記載の端末アダプタ。 - 通信網にそれぞれ接続された複数の端末アダプタと、
通信網に接続されたサービスセンタとを備え、
前記複数の端末アダプタの各々は、請求項1または2に記載の端末アダプタからなり、
前記サービスセンタは、各前記端末アダプタの前記メモリに格納される前記第1、第2及び第3回線接続情報の初期設定及び更新を通信網を介して実施する
ことを特徴とする端末アダプタ管理システム。 - 前記複数の端末アダプタの各々は、請求項3に記載の端末アダプタからなり、
前記サービスセンタは、各前記端末アダプタの前記メモリに格納される前記料金テーブルの初期設定及び更新を前記通信網を介して実施する
ことを特徴とする、請求項4に記載の端末アダプタ管理システム。
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